特許第6268210号(P6268210)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6268210
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】エルボガード
(51)【国際特許分類】
   A63B 71/14 20060101AFI20180115BHJP
   A41D 13/08 20060101ALI20180115BHJP
【FI】
   A63B71/14 F
   A41D13/08
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-63082(P2016-63082)
(22)【出願日】2016年3月28日
(65)【公開番号】特開2017-176199(P2017-176199A)
(43)【公開日】2017年10月5日
【審査請求日】2016年10月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】390040165
【氏名又は名称】株式会社二子商事
(74)【代理人】
【識別番号】100080746
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 武嗣
(72)【発明者】
【氏名】西本 充晶
【審査官】 吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−047171(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3187849(JP,U)
【文献】 米国特許第06205583(US,B1)
【文献】 韓国公開特許第10−2012−0006318(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 71/14
A41D 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
裏面(3B)に面状ファスナーの雌部(9)が全面にわたって形成されて上腕に取付けられる上方部材(3)と、裏面(4B)に面状ファスナーの雌部(9)が全面にわたって形成されて肘に取付けられる肘部材(4)と、上記上方部材(3)及び上記肘部材(4)の上記各雌部(9)(9)に着脱自在な面状ファスナーの雄部(8)を一面(11)に有し上記上方部材(3)と上記肘部材(4)を連結分離可能に連結する連結片(1)とを、備えたことを特徴とするエルボガード。
【請求項2】
裏面(4B)に面状ファスナーの雌部(9)が全面にわたって形成されてに取付けられる部材(4)と、裏面(5B)に面状ファスナーの雌部(9)が全面にわたって形成されて前腕に取付けられる下方部材(5)と、上記部材(4)及び上記下方部材(5)の上記各雌部(9)(9)に着脱自在な面状ファスナーの雄部(8)を一面(12)に有し上記部材(4)と上記下方部材(5)を連結分離可能に連結する連結片(2)とを、備えたことを特徴とするエルボガード。
【請求項3】
裏面(3B)に面状ファスナーの雌部(9)が全面にわたって形成されて上腕に取付けられる上方部材(3)と、裏面(4B)に面状ファスナーの雌部(9)が全面にわたって形成されて肘に取付けられる肘部材(4)と、裏面(5B)に面状ファスナーの雌部(9)が全面にわたって形成されて前腕に取付けられる下方部材(5)とを、備え、
上記上方部材(3)及び上記部材(4)の上記各雌部(9)(9)に着脱自在な面状ファスナーの雄部(8)を一面(11)に有し上記上方部材(3)と上記部材(4)を連結分離可能に連結する第1連結片(1)と、上記肘部材(4)の上記雌部(9)と上記下方部材(5)の上記雌部(9)に着脱自在な面状ファスナーの雄部(8)を一面(12)に有し上記肘部材(4)と上記下方部材(5)を連結分離可能に連結する第2連結片(2)とを、備えたことを特徴とするエルボガード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、球技用のエルボガードに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、野球やソフトボール等の球技に於て、投球されたボールが打者の腕に直接当たらないようにしてケガを防止するエルボガードが使用されている(特許文献1参照)。
特許文献1記載のエルボガードは、肘部に装着される肘部材と、肘部材に面状ファスナーによって着脱自在の第1保護部(上方部材)・第2保護部(下方部材)とを、備え、使用者の好みに応じて、第1保護部(上方部材)又は第2保護部(下方部材)、あるいは、その両方を取外して使用することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−47171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
図12(a)に示すように、肘部材40を単独で使用者の腕Aに装着するには問題が生じないが、使用者によっては、図12(b)と(c)に示すように、第1保護部41と第2保護部42を単独で使用するケースもあった。第1保護部41及び第2保護部42には、肘部材取付用の舌片44が一体に縫着されており、肘部材40に取付けずに使用すると、第1保護部の下端縁または第2保護部の上端縁から突出した舌片44がだらしなく垂れ下がって見栄えが悪く、また、垂れ下がった舌片44が邪魔になったり、さらには、プレー中の使用者の精神集中を阻害するという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、使用者の好みに合わせて多様な使用形態を選択でき、その何れの使用形態でもプレーの邪魔にならないエルボガードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るエルボガードは、裏面に面状ファスナーの雌部が全面にわたって形成されて上腕に取付けられる上方部材と、裏面に面状ファスナーの雌部が全面にわたって形成されて肘に取付けられる肘部材と、上記上方部材及び上記肘部材の上記各雌部に着脱自在な面状ファスナーの雄部を一面に有し上記上方部材と上記肘部材を連結分離可能に連結する連結片とを、備えたものである。
また、裏面に面状ファスナーの雌部が全面にわたって形成されて肘に取付けられる肘部材と、裏面に面状ファスナーの雌部が全面にわたって形成されて前腕に取付けられる下方部材と、上記肘部材及び上記下方部材の上記各雌部に着脱自在な面状ファスナーの雄部を一面に有し上記肘部材と上記下方部材を連結分離可能に連結する連結片とを、備えたものである。
【0007】
また、裏面に面状ファスナーの雌部が全面にわたって形成されて上腕に取付けられる上方部材と、裏面に面状ファスナーの雌部が全面にわたって形成されて肘に取付けられる肘部材と、裏面に面状ファスナーの雌部が全面にわたって形成されて前腕に取付けられる下方部材とを、備え、上記上方部材及び上記肘部材の上記各雌部に着脱自在な面状ファスナーの雄部を一面に有し上記上方部材と上記肘部材を連結分離可能に連結する第1連結片と、上記肘部材の上記雌部と上記下方部材の上記雌部に着脱自在な面状ファスナーの雄部を一面に有し上記肘部材と上記下方部材を連結分離可能に連結する第2連結片とを、備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明のエルボガードによれば、使用者の好みに応じて多様な使用形態を選択できる。連結片を取外して上方部材又は肘部材(下方部材)を単独で使用することができる。上方部材又は肘部材(下方部材)を単独で使用する際、邪魔にならないように連結片を取外すことができ、上方部材と肘部材(下方部材)を連結して使用する際には、連結片を面状ファスナーにて取着して容易かつ迅速に連結状態とすることができる。製造メーカーや販売店にとっては、商品の数、あるいは、部品点数を少なくでき、在庫管理がし易く、かつ、流通も容易であり、コストを低減できる。使用者の好みやプレースタイルに合わせて、上方部材と肘部材(と下方部材)の取着位置を自在に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施の一形態を示した正面図である。
図2】本発明の実施の一形態を示した背面図である。
図3】連結状態を示した側面図である。
図4】連結状態の断面側面図である。
図5】本発明の他の実施形態を示した正面図である。
図6】本発明の他の実施形態を示した背面図である。
図7】連結状態を示した側面図である。
図8】連結状態の断面側面図である。
図9】本発明の別の実施形態を示した側面図である。
図10】本発明のエルボガードの使用状態を示す斜視図であって、(a)は上方部材のみ装着した状態の斜視図であり、(b)は肘部材のみ装着した状態の斜視図であり、(c)は下方部材のみ装着した状態の斜視図であり、(d)は上方部材と肘部材を装着した状態の斜視図であり、(e)は上方部材と下方部材を装着した状態の斜視図であり、(f)は肘部材と下方部材を装着した状態の斜視図であり、(g)は上方部材と肘部材と下方部材を装着した状態の斜視図である。
図11】上方部材と肘部材の取着位置を説明する簡略図であって、(a)上方部材と肘部材の取着位置の一例を示す簡略図であり、(b)は他の例を示す簡略図であり、(c)は別の例を示す簡略図である。
図12】従来のエルボガードの使用状態を示す斜視図であって、(a)は肘部材のみ装着した状態の斜視図であり、(b)は第1保護部のみ装着した状態の斜視図であり、(c)は第2保護部のみ装着した状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1図4に示すように、本発明のエルボガードは、上方部材3と、肘部材4と、連結片1とを、備え、上方部材3の裏面3B、及び、肘部材4の裏面4Bに、面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成され、かつ、連結片1は、一面11に、各雌部9,9に着脱自在な面状ファスナーの雄部8を有し、連結片1によって、上方部材3と肘部材4を連結・分離可能として構成されている。即ち、連結片1が一部品として独立して存在し、上方部材3・肘部材4と分離自在である。
【0011】
上方部材3は、硬質樹脂から成る弯曲板を内有する保護部13と、保護部13の裏面側に配設される緩衝用パッド部14とを、積層状に有している。
上方部材3は、保護部13と緩衝用パッド部14が一体に縫着されており、側方へ引き出せるように装着用ベルト30が付設されている。保護部13は、例えば、硬質樹脂製弯曲板と、ポリエチレン系発泡樹脂又はポリウレタン系発泡樹脂と、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る表皮とを、積層して、外周縁の全周にわたって縁巻部13aが縫製されている。なお、硬質樹脂製の弯曲板のみをもって保護部13を形成しても良い。
緩衝用パッド部14は、肌対応面(裏面)に面状ファスナーの雌部9を全面にわたって有する裏地と、ポリエチレン系発泡樹脂又はポリウレタン系発泡樹脂から成る発泡体と、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る表皮とを、積層して、外周縁の全周にわたって縁巻部14aが縫製されている。
なお、図4では、保護部13及び緩衝用パッド部14の積層構造を省略して図示している。
【0012】
肘部材4は、硬質樹脂から成る碗型板を内有するカップ部15と、カップ部15の裏面側に配設される緩衝用パッド部16とを、積層状に有している。
肘部材4は、カップ部15と緩衝用パッド部16が一体に縫着されて、自由状態で、肘の弯曲に沿った殻形状に形成され、側方へ引き出せるように装着用ベルト31が付設されている。カップ部15は、例えば、硬質樹脂製碗型板と、ポリエチレン系発泡樹脂又はポリウレタン系発泡樹脂と、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る表皮とを、積層して、外周縁の全周にわたって縁巻部15aが縫製されている。なお、硬質樹脂製の碗型板のみをもってカップ部15を形成しても良い。
緩衝用パッド部16は、肌対応面に面状ファスナーの雌部9を全面にわたって有する裏地と、ポリエチレン系発泡樹脂又はポリウレタン系発泡樹脂から成る発泡体と、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る表皮とを、積層して、外周縁の全周にわたって縁巻部16aが縫製されている。
なお、図4では、カップ部15及び緩衝用パッド部16の積層構造を省略して図示している。
【0013】
連結片1は、略長方形状に形成され、表て面11に面状ファスナーの雄部8を有している。図1図4では、連結片1は、表て面11の上下中間部を除く上下領域に面状ファスナーの雄部8が形成され、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る表皮と、ポリエチレン系発泡樹脂又はポリウレタン系発泡樹脂から成る発泡体と、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る裏地とを、積層して、外周縁の全周にわたって縁巻部1aが縫製されている。なお、図4に於て、連結片1の積層構造を省略して図示している。
【0014】
次に、図5図8に示すように、上方部材3と、下方部材5と、連結片2とを、備え、上方部材3の裏面3B、及び、下方部材5の裏面5Bに、面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成され、かつ、連結片2は、一面12に、各雌部9,9に着脱自在な面状ファスナーの雄部8を有し、連結片2によって、上方部材3と下方部材5を連結・分離可能として構成されている。即ち、連結片2が一部品として独立して存在し、上方部材3・下方部材5と分離自在である。
なお、上方部材3は、上述の実施形態と同様の構成であり、かつ、連結片2は、上述の連結片1と同様の構成である為、詳しい説明を省略する。
【0015】
下方部材5は、硬質樹脂から成る弯曲板を内有する保護部17と、保護部17の裏面側に配設される緩衝用パッド部18とを、積層状に有している。
下方部材5は、保護部17と緩衝用パッド部18が一体に縫着されており、側方へ引き出せるように装着用ベルト32が付設されている。保護部17は、例えば、硬質樹脂製弯曲板と、ポリエチレン系発泡樹脂又はポリウレタン系発泡樹脂と、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る表皮とを、積層して、外周縁の全周にわたって縁巻部17aが縫製されている。なお、硬質樹脂製の弯曲板のみをもって保護部17を形成しても良い。
緩衝用パッド部18は、肌対応面に面状ファスナーの雌部9を全面にわたって有する裏地と、ポリエチレン系発泡樹脂又はポリウレタン系発泡樹脂から成る発泡体と、ナイロン系又はポリエステル系合成樹脂あるいは合成皮革から成る表皮とを、積層して、外周縁の全周にわたって縁巻部18aが縫製されている。
なお、図8では、上方部材3、及び、連結片2、下方部材5の保護部17及び緩衝用パッド部18の積層構造を省略して図示している。
【0016】
次に、図9に示すように、上方部材3と、肘部材4と、下方部材5と、第1連結片1・第2連結片2とを、備え、上方部材3の裏面3B、及び、肘部材4の裏面4B、下方部材5の裏面5Bに、面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成され、かつ、第1連結片1・第2連結片2の各面11,12に、雌部9,9に着脱自在な面状ファスナーの雄部8を有している。第1連結片1によって、上方部材3と肘部材4を連結・分離可能とし、かつ、第2連結片2によって、上方部材3又は肘部材4と下方部材5を連結・分離可能として構成されている。第1連結片1・第2連結片2は、各々が一部品として独立して存在し、上方部材3・肘部材4・下方部材5と分離自在である。
なお、上方部材3・肘部材4・下方部材5は、上述の実施形態と同様の構成であり、かつ、第1連結片1・第2連結片2は、上述の連結片1・連結片2と同様の構成である為、詳しい説明を省略する。
【0017】
上述した本発明のエルボガードの使用方法(作用)について説明する。
図10(a)〜(c)に示すように、本発明のエルボガードは、上方部材3でも、肘部材4でも、あるいは、下方部材5でも、連結片1・連結片2を取り外して、単独で装着して使用することができる。この際、上方部材3・肘部材4・下方部材5から上下に突出するもの(連結片1・連結片2)が無く、外観上の美観が良く、かつ、邪魔になることもない。上方部材3と肘部材4と下方部材5には、各々に装着ベルト30,31,32が付設されており、独立して使用者の腕Aに装着可能である。
【0018】
図10(d)のように、上方部材3と肘部材4を連結片1にて連結して使用する。この際、上方部材3の裏面3Bと肘部材4の裏面4Bに形成された面状ファスナーの雌部9,9に、連結片1の一面11に形成された面状ファスナーの雄部8を取着し、連結片1を介して上方部材3と肘部材4を連結する。図10(e)では、上方部材3と下方部材5を連結片2にて連結して使用する。この際、上方部材3の裏面3Bと下方部材5の裏面5Bの面状ファスナーの雌部9,9に、連結片2の一面12の面状ファスナーの雄部8を取着し、連結片2を介して上方部材3と下方部材5を連結する。また、図10(f)に示すように、肘部材4と下方部材5を連結片2にて連結して使用する。この際、肘部材4の裏面4Bと下方部材5の裏面5Bの面状ファスナーの雌部9,9に、連結片2の一面12の面状ファスナーの雄部8を取着し、連結片2を介して肘部材4と下方部材5を連結する。
【0019】
さらに、図10(g)に示すように、上方部材3と肘部材4と下方部材5を第1連結片1・第2連結片2にて順次連結して使用することもできる。上方部材3の裏面3Bと肘部材4の裏面4Bに形成された面状ファスナーの雌部9,9に、連結片1の一面11に形成された面状ファスナーの雄部8を取着し、上方部材3と肘部材4を連結し、かつ、肘部材4の裏面4Bと下方部材5の裏面5Bに形成された面状ファスナーの雌部9,9に、連結片2の一面12に形成された面状ファスナーの雄部8を取着し、肘部材4と下方部材5を連結する。
つまり、上方部材3と肘部材4と連結片1の組合わせによって、図10(a),(b),(d)に示す3パターンの使用形態を選択できる。また、上方部材3と下方部材5と連結片2の組合わせによって、図10(a),(c),(e)に示す3パターンの使用形態を選択できる。また、上方部材3と肘部材4と下方部材5、及び、第1連結片1・第2連結片2の組合わせによれば、図10(a)〜(g)に示す7パターンの使用形態を選択でき、使用者の好みに合わせて様々な使い方ができる。即ち、使用者は、上方部材3・肘部材4・下方部材5、及び、第1連結片1・第2連結片2を自由に組み合わせて、自分の好みやプレースタイルに合わせた使用形態を選択し、複数種類を用意する必要は無い。
また、製造メーカーや販売店にとっては、商品のラインアップを減らし、少ない共通部品で済む為、製造コストを低減でき、かつ、在庫管理も容易となる。
【0020】
上述の構成によって、図11に示すように、肘部材4と上方部材3の取着位置を左右方向に調整可能となる。図11(a)では、肘部材4と上方部材3の左右方向中心線が同一直線上に一致するように配設され、図11(b)では、肘部材4に対し上方部材3が左側に偏在し、図11(c)では、肘部材4に対し上方部材3が右側に偏在している。
例えば、図10(d)に示す使用状態で、肘部に装着された肘部材4を基準として、上方部材3の取着位置を左右方向にずらして使用することができる。使用者のバッティングスタンスやバットの構え方によって、ボールが当たり易い場所が違ってくる為、使用者のバッティングスタイルに対応して肘部材4と上方部材3の取着位置を調整可能としている。一般的に、腕の前面にボールが当たることが多く、上方部材3が腕の前面を保護するようにずらして装着する。スイッチヒッターは、右打席に入る時は左腕にエルボガードを装着し、左打席に入る時は右腕にエルボガードを装着し、その都度、腕の前面を保護するように上方部材3の取着位置を左右に調整する。即ち、本発明のエルボガードは、右打席用・左打席用を兼用でき、右打ち、左打ち、あるいは、スイッチヒッターの全てに対応でき、かつ、製造メーカーや販売店にとっては、商品の数を減らし、部品を少なくできる利点がある。
【0021】
連結片1は、面状ファスナーによって、上方部材3の裏面3Bと肘部材4の裏面4Bのどこにでも自由に取着できる為、連結片1の取着位置や角度を自在に変更することができる。肘部材4と上方部材3を左右にずらして装着した際、連結片1がはみ出たり、面状ファスナーの雄部8・雌部9,9の取着面積が極端に小さくなったりという問題が生じにくく、取着位置の調整の自由度が高い。
なお、もちろん肘部材4と上方部材3を接近・離間させる取着位置の調整も可能であり、肘部材4と下方部材5の位置関係、及び、上方部材3と下方部材5の位置関係に於ても同様に位置調整が可能である。
【0022】
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、連結片1は、その一面11のほぼ全域にわたって面状ファスナーの雄部8を有するも良く、また、伸縮自在の弾性帯状片の一面に面状ファスナーの雄部8を有するものとしても良い。
【0023】
以上のように、本発明に係るエルボガードは、裏面3Bに面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成された上方部材3と、裏面4Bに面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成された肘部材4と、上記上方部材3・上記肘部材4の上記各雌部9,9に着脱自在な面状ファスナーの雄部8を一面11に有し上記上方部材3と上記肘部材4を連結分離可能に連結する連結片1とを、備えたので、使用者の好みに応じて3パターンの使用形態を選択できる。連結片1を取外して上方部材3又は肘部材4を単独で使用することができる。上方部材3又は肘部材4を単独で使用する際、邪魔にならないように連結片1を取外すことができ、上方部材3と肘部材4を連結して使用する際には、連結片1を面状ファスナーにて取着して容易かつ迅速に連結状態とすることができる。製造メーカーや販売店にとっては、商品の数、あるいは、部品点数を少なくでき、在庫管理がし易く、かつ、流通も容易であり、コストを低減できる。使用者の好みやプレースタイルに合わせて、上方部材3と肘部材4の取着位置を自在に調整できる。
【0024】
また、裏面3Bに面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成された上方部材3と、裏面5Bに面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成された下方部材5と、上記上方部材3・上記下方部材5の上記各雌部9,9に着脱自在な面状ファスナーの雄部8を一面12に有し上記上方部材3と上記下方部材5を連結分離可能に連結する連結片2とを、備えたので、使用者の好みに応じて3パターンの使用形態を選択できる。連結片2を取外して上方部材3又は下方部材5を単独で使用することができる。上方部材3又は下方部材5を単独で使用する際、邪魔にならないように連結片2を取外すことができ、上方部材3と下方部材5を連結して使用する際には、連結片2を面状ファスナーにて取着して容易かつ迅速に連結状態とすることができる。製造メーカーや販売店にとっては、商品の数、あるいは、部品点数を少なくでき、在庫管理がし易く、かつ、流通も容易であり、コストを低減できる。使用者の好みやプレースタイルに合わせて、上方部材3と下方部材5の取着位置を自在に調整できる。
【0025】
また、裏面3Bに面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成された上方部材3と、裏面4Bに面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成された肘部材4と、裏面5Bに面状ファスナーの雌部9が全面にわたって形成された下方部材5とを、備え、上記上方部材3・上記肘部材4の上記各雌部9,9に着脱自在な面状ファスナーの雄部8を一面11に有し上記上方部材3と上記肘部材4を連結分離可能に連結する第1連結片1と、上記上方部材3又は上記肘部材4の上記雌部9と上記下方部材5の上記雌部9に着脱自在な面状ファスナーの雄部8を一面12に有し上記上方部材3又は上記肘部材4と上記下方部材5を連結分離可能に連結する第2連結片2とを、備えたので、使用者の好みに応じて7パターンの多様な使用形態を選択できる。第1連結片1・第2連結片2を取外して上方部材3又は肘部材4または下方部材5を単独で使用することができる。上方部材3又は肘部材4または下方部材5を単独で使用する際、邪魔にならないように第1連結片1・第2連結片2を取外すことができ、上方部材3と肘部材4を連結して使用する際には、第1連結片1を面状ファスナーにて取着して容易かつ迅速に連結状態とすることができ、かつ、上方部材3又は肘部材4と下方部材5を連結して使用する際には、第2連結片2を面状ファスナーにて取着して容易かつ迅速に連結状態とすることができる。製造メーカーや販売店にとっては、商品の数、あるいは、部品点数を少なくでき、在庫管理がし易く、かつ、流通も容易であり、コストを低減できる。使用者の好みやプレースタイルに合わせて、上方部材3と肘部材4と下方部材5の取着位置を自在に調整できる。
【符号の説明】
【0026】
1 連結片(第1連結片)
2 連結片(第2連結片)
3 上方部材
3B 裏面
4 肘部材
4B 裏面
5 下方部材
5B 裏面
8 面状ファスナーの雄部
9 面状ファスナーの雌部
11 一面
12 一面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12