【文献】
Samsung,Level of interworking between 3GPP and WLAN,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #81bis R2-131189,2013年 4月 5日,pages 1-3,[検索日 2017.04.24],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_81bis/Docs/R2-131189.zip
【文献】
CATT,Solution for Scenario 1&2 of Key Issue 2,3GPP TSG-SA WG2 Meeting #96 S2-130982,[online],2013年 4月 3日,pages 1-4,[検索日 2017.04.24],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_sa/WG2_Arch/TSGS2_96_San_Diego/Docs/S2-130982.zip
【文献】
Broadcom Corporation,Air-Interface Enhancement Proposals for WLAN/3GPP Radio Interworking,3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #81bis R2-131384,[online],2013年 4月 5日,pages 1-8,[検索日 2017.04.24],URL,http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_81bis/Docs/R2-131384.zip
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記オフロードルール情報は、RANとアクセスネットワーク発見及び選択機能エンティティANDSFとの間の情報の優先度、WLANとRANとの間の選択優先度、WLAN閾値使用方法、RAN閾値使用方法の中の少なくとも一つを含む請求項1に記載の方法。
前記WLAN測定レポート情報は、端末により測定されたWLANの信号品質、端末により測定されたWLANの信号強度、端末により測定されたWLANの負荷、端末により測定されたWAN指標の中の少なくとも一つを含む請求項1に記載の方法。
前記オフロード決定情報は、RANからWLANへのオフロードの実行を端末に指示する情報、WLANからRANへのオフロードの実行を端末に指示する情報、端末のRANでの業務の一部をWLANにオフロード、端末のRANでの業務の全部をWLANにオフロード、端末のWLANでの業務の一部をRANにオフロード、端末のWLANでの業務の全部をRANにオフロード、端末のRANでのベアラの一部をWLANにオフロード、端末のRANでのベアラの全部をWLANにオフロード、端末のWLANでのベアラの一部をRANにオフロード、端末のWLANでのベアラの全部をRANにオフロードの中の少なくとも一つを含む請求項1に記載の方法。
前記測定コンフィグレーション情報は、測定レポートのトリガーイベント情報、選択候補の測定WLAN識別情報、測定レポート報知周期情報、測定レポートのコンテンツ範囲情報の中の少なくとも一つを含む請求項1に記載の方法。
端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントが、X2インターフェースシグナル、S1インターフェースシグナル、Iurインターフェースシグナル、移動管理エンティティMMEにより転送する方式、サービング汎用パケット無線サービスサポートノードSGSNにより転送する方式、前記MMEと前記SGSNにより転送する方式、前記SGSNと前記MMEにより転送する方式の中の少なくとも一つの方式で、ソース側エレメントから送信されたソース側情報を受信し、及び/又は、
前記ターゲット側エレメントが、X2インターフェースシグナル、S1インターフェースシグナル、Iurインターフェースシグナル、移動管理エンティティMMEにより転送する方式、サービング汎用パケット無線サービスサポートノードSGSNにより転送する方式、前記SGSNと前記MMEにより転送する方式、前記MMEと前記SGSNにより転送する方式の中の少なくとも一つの方式で、前記ソース側エレメントにターゲット側情報を送信する請求項1に記載の方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、現在のInterworkingアーキテクチャには、例えば現在のInterworkingはUEユーザ機器(User Equipment、UEと略称)によってトリガーされ、3GPPネットワーク側がターゲットアクセスネットワークに対する制御権利を有せず、コアネットワーク側のエレメントのアクセスネットワーク発見支援機能(Access Network Discovery Support Function、ANDSFと略称)が一部のポリシー性ルールを付与するが、これらのルールは比較的に静的なものであり、3GPPネットワーク側がUEによるアクセスネットワークの選択に対する制御権利を失うと、UEにより選択されたアクセスネットワークはUEのQoS需要を満たすことができない可能性があって、又はUEが3GPPアクセスネットワークとWLANアクセスネットワークとの間で頻繁に切り替え、ユーザ体験に影響を与える共に、無用のネットワーク負担を増加させるなど問題が存在している。
【0006】
従って、現在、3GPPアクセスネットワークがUEによるネットワークの選択に参与し、UEの、3GPPアクセスネットワークとWLANとの間での切り替え又はオフロードを完全に制御するか又は一部制御する必要がある。
図2は関連技術のハンドオーバープロセスにおいて3GPPアクセスネットワークとWLANネットワークとの間のオフロード状況を示す図で、
図2に示すように、端末がCell 1とCell 2の二つの3GPPセルのカバー範囲内に位置し、同時に、Cell 1とCell 2のカバー範囲内には、事業者により配置された一つのWLANネットワークがあり、WLAN 1と称す。UEが現在、Cell 1からCell 2へハンドオーバーされており、同時に、UEがCell 1により提供された閾値又はポリシーに基づいて、一部又は全部の業務をWLANネットワークにオフロードしようとするが、Cell 2が前記3GPPアクセスネットワークとWLANとの間の切り替え又はオフロード機能を支援しない又はCell 2が支援するものの、Cell 1の閾値又はポリシーと異なる場合、UEが継続してCell 1により提供された閾値又はポリシーに従ってオフロード処理を行うと、Cell 2へのハンドオーバーに成功した後、UEが行ったオフロード処理がその役割を失う可能性があり、UEのエネルギーや、リソースが無駄になってしまう。Cell 2がWLANとの間の切り替え又はオフロード機能を支援しないが、Cell 1がそれを既知していないと、端末がCell 2にハンドオーバーされた後、既にWLANにオフロードされた業務がCell 2に戻ることができず、ユーザ体験に影響を与えることになる。
【0007】
現在、3GPPアクセスネットワークの基地局とWLANネットワークのアクセスポイント(AP:Access Point)が同一基地局に属することを支援する機器があり、この時、3GPPアクセスネットワークの基地局は同一基地局に属するWLANネットワークのリアルタイムな情報を把握でき、該情報は端末がWLANを走査する時間を短縮することができ、端末のエネルギー消費を節約でき、一方、WLANネットワークと同一基地局に属しない3GPPアクセスネットワークの場合、通常、O&M配置を介してカバー領域でのWLANネットワークの配置を把握できるが、O&Mの更新周期が長く、WLANネットワークのリアルタイムな情報を取得できなく、これにより、ネットワーク環境情報のインタラクションがないのでUEのエネルギーを浪費してしまう。
【0008】
従って、関連技術においてUEのネットワーク環境情報のインタラクションが存在しないので、UEが業務操作を行う時にエネルギー及びネットワークリソースを浪費してしまう。
【0009】
本発明は、少なくとも、関連技術においてUEのネットワーク環境情報のインタラクションがないので、UEが業務操作を行う時にUEのエネルギー及びネットワークリソースを浪費してしまう問題を解決できる情報インタラクション、オフロード処理方法、装置、基地局、無線ネットワークコントローラRNC及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によると、端末がハンドオーバー(handover)されるターゲット側エレメントが、ソース側エレメントから送信された無線ローカルエリアネットワークWLAN補助情報、オフロードルール情報、WLAN測定レポート情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作(interoperation)を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つのソース側情報を受信すること、及び/又は、前記ターゲット側エレメントが前記ソース側エレメントに、WLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報を送信すること、を含む情報インタラクション(interaction)処理方法を提供する。
【0011】
前記WLAN補助情報は、セルカバー範囲内のWLANリスト情報、無線アクセスネットワークRANがUEに提供可能な最大リソース割当、WLAN閾値情報、RAN閾値情報の中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0012】
前記オフロードルール情報は、RANとアクセスネットワーク発見及び選択機能エンティティANDSFとの間の情報の優先度、WLANとRANとの間の選択優先度、WLAN閾値使用方法、RAN閾値使用方法の中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0013】
前記WLAN測定レポート情報は、端末により測定されたWLANの信号品質、端末により測定されたWLANの信号強度、端末により測定されたWLANの負荷、端末により測定されたWAN指標の中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0014】
前記オフロード決定情報は、RANからWLANへのオフロードの実行を端末に指示する情報、WLANからRANへのオフロードの実行を端末に指示する情報、端末のRANでの業務の一部をWLANにオフロード、端末のRANでの業務の全部をWLANにオフロード、端末のWLANでの業務の一部をRANにオフロード、端末のWLANでの業務の全部をRANにオフロード、端末のRANでのベアラの一部をWLANにオフロード、端末のRANでのベアラの全部をWLANにオフロード、端末のWLANでのベアラの一部をRANにオフロード、端末のWLANでのベアラの全部をRANにオフロードの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0015】
前記測定コンフィグレーション(configuration)情報は、測定レポートのトリガーイベント情報、選択候補の測定WLAN識別(identification)情報、測定レポート報知周期情報、測定レポートのコンテンツ範囲情報の中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0016】
端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントが、X2インターフェースシグナル(signalling)、S1インターフェースシグナル、Iurインターフェースシグナル、移動管理エンティティMMEにより転送する方式、サービング汎用パケット無線サービスサポートノードSGSNにより転送する方式、前記MMEと前記SGSNにより転送する方式、前記SGSNと前記MMEにより転送する方式の中の少なくとも一つの方式で、ソース側エレメントから送信されたソース側情報を受信し、及び/又は、前記ターゲット側エレメントが、X2インターフェースシグナル、S1インターフェースシグナル、Iurインターフェースシグナル、移動管理エンティティMMEにより転送する方式、サービング汎用パケット無線サービスサポートノードSGSNにより転送する方式、前記SGSNと前記MMEにより転送する方式、前記MMEと前記SGSNにより転送する方式の中の少なくとも一つの方式で、前記ソース側エレメントにターゲット側情報を送信することが好ましい。
【0017】
本発明の他の一態様によると、端末が、ハンドオーバーされるターゲット側エレメントから送信されたWLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報を受信することと、前記端末が前記ターゲット側情報の中の少なくとも一つに基づいてオフロード処理を実行することと、を含むオフロード(offload)処理方法を提供する。
【0018】
前記端末が前記ターゲット側情報に基づいてオフロード処理を実行することは、前記WLAN補助情報と前記WLAN測定コンフィグレーション情報との中の少なくとも一つの前記ターゲット側情報に基づいてWLAN測定を行うことと、前記WLAN補助情報と前記WLAN測定コンフィグレーション情報の中の少なくとも一つの前記ターゲット側情報に基づいて測定レポートを報知することと、前記WLAN補助情報、前記負荷情報、前記オフロードルール情報の中の少なくとも一つの前記ターゲット側情報に基づいてオフロード決定を確定することと、確定された前記オフロード決定に基づいてオフロードすることの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0019】
本発明の他の一態様によると、端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントがソース側エレメントから送信された無線ローカルエリアネットワークWLAN補助情報、オフロードルール情報、WLAN測定レポート情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つのソース側情報を受信するように構成されている第1の受信モジュール、及び/又は、前記ターゲット側エレメントが前記ソース側エレメントに、WLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報を送信するように構成されている送信モジュール、を含む情報インタラクション処理装置を提供する。
【0020】
本発明の他の一態様によると、上記した情報インタラクション処理装置を含む基地局を提供する。
【0021】
本発明の他の一態様によると、上記した情報インタラクション処理装置を含む無線ネットワークコントローラRNCを提供する。
【0022】
本発明の他の一態様によると、端末が、ハンドオーバーされるターゲット側エレメントから送信されたWLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報を受信するように構成されている第2の受信モジュールと、前記端末が前記ターゲット側情報の中の少なくとも一つに基づいてオフロード処理を実行するように構成されている実行モジュールと、を含むオフロード処理装置を提供する。
【0023】
前記実行モジュールは、前記WLAN補助情報と前記WLAN測定コンフィグレーション情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいてWLAN測定を行うように構成されている測定ユニットと、前記WLAN補助情報と前記WLAN測定コンフィグレーション情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいて測定レポートを報知するように構成されている報知ユニットと、前記WLAN補助情報、前記負荷情報、前記オフロードルール情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいてオフロード決定を確定するように構成されている確定ユニットと、確定された前記オフロード決定に基づいてオフロードするように構成されているオフロードユニットの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0024】
本発明の他の一態様によると、上記したいずれかのオフロード処理装置を含む端末を提供する。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントがソース側エレメントから送信された無線ローカルエリアネットワークWLAN補助情報、オフロードルール情報、WLAN測定レポート情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つのソース側情報を受信すること、及び/又は、前記ターゲット側エレメントが前記ソース側エレメントに、WLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報を送信することによって、関連技術においてUEのネットワーク環境情報のインタラクションがないので、UEが業務操作を行う時にUEエネルギー及びネットワークリソースを浪費してしまう問題を解決し、さらにUEエネルギー及びネットワークリソースを節約する効果を実現する。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照しつつ実施例を結合して本発明を詳しく説明する。ここで、衝突しない限り、本願の実施例及び実施例中の特徴を互いに組み合わせることができる。
【0028】
本実施例において情報インタラクション処理方法を提供し、
図3は本発明の実施例に係る情報インタラクション処理方法を示すフローチャートで、
図3に示すように、そのプロセスは、
端末UEがハンドオーバーされるターゲット側エレメントがソース側エレメントから送信された、ソース側情報である無線ローカルエリアネットワークWLAN補助情報、オフロードルール情報、WLAN測定レポート情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つを受信すること(ステップS302)、及び/又は、
該ターゲット側エレメントが上記ソース側エレメントへ、ターゲット側情報であるWLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つを送信すること(ステップS304)を含む。
【0029】
上記ステップによると、ソース側がターゲット側へUEソース側ネットワーク環境情報(即ち、ソース側情報)を送信し、ターゲット側がソース側へターゲット側ネットワーク環境情報(即ち、ターゲット側情報)を送信することで、UEネットワーク環境情報のインタラクションを実現し、UEによる無用な操作を回避し、関連技術においてUEのネットワーク環境情報のインタラクションがないのでUEが業務操作を行う際にUEエネルギー及びネットワークリソースを浪費してしまう問題を解決し、UEエネルギー及びネットワークリソースを節約し、ユーザ体験を向上させる効果を実現できる。
【0030】
ここで、上記WLAN補助情報は、セルのカバー範囲内のWLANリスト情報、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RANと略称)がUEに提供可能な最大リソース割当、WLAN閾値情報、RAN閾値情報の中の少なくとも一つを含むことができる。上記オフロードルール情報は、RANとアクセスネットワーク発見及び選択機能エンティティANDSFとの間の情報の優先度、WLANとRANとの間の選択優先度、WLAN閾値使用方法、RAN閾値使用方法の中の少なくとも一つを含むことができる。上記WLAN測定レポート情報は、端末が測定したWLANの信号品質、端末が測定したWLANの信号強度、端末が測定したWLANの負荷、端末が測定した広域ネットワーク(Wide Area Network、WANと略称)指標の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0031】
上記オフロード決定情報は、RANからWLANへのオフロードの実行を端末に指示する情報、WLANからRANへのオフロードの実行を端末に指示する情報、端末のRANでの業務の一部をWLANにオフロード、端末のRANでの業務の全部をWLANにオフロード、端末のWLANでの業務の一部をRANにオフロード、端末のWLANでの業務の全部をRANにオフロード、端末のRANでのベアラの一部をWLANにオフロード、端末のRANでのベアラの全部をWLANにオフロード、端末のWLANでのベアラの一部をRANにオフロード、端末のWLANでのベアラの全部をRANにオフロードの中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0032】
測定コンフィグレーション(configuration)情報は、測定レポートのトリガーイベント情報、選択候補の測定WLAN識別情報、測定レポート報知周期情報、測定レポートのコンテンツ範囲情報の中の少なくとも一つを含むことが好ましい。
【0033】
好ましくは、端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントは、X2インターフェースシグナル、S1インターフェースシグナル、Iurインターフェースシグナル、移動管理エンティティMMEが転送する方式、サービング汎用パケット無線サービスサポートノードSGSNが転送する方式、MMEとSGSNが転送する方式、SGSNとMMEが転送する方式の中の少なくとも一つによって、ソース側エレメントからのソース側情報を受信する、及び/又は、ターゲット側エレメントは、X2インターフェースシグナル、S1インターフェースシグナル、Iurインターフェースシグナル、移動管理エンティティMMEが転送する方式、サービング汎用パケット無線サービスサポートノードSGSNが転送する方式、SGSNとMMEが転送する方式、MMEとSGSNが転送する方式の中の少なくとも一つによって、ソース側エレメントにターゲット側情報を送信する。
【0034】
本実施例においてさらにオフロード処理方法を提供し、
図4は本発明の実施例に係るオフロード処理方法を示すフローチャートで、
図4に示すように、該プロセスは、
端末が、端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントから送信された、ターゲット側情報であるWLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報の中の少なくとも一つを受信すること(ステップS402)と、
端末が上記ターゲット側情報の中の少なくとも一つに基づいてオフロード処理を実行すること(ステップS404)と、を含む。
【0035】
上記ステップによって、端末はターゲット側のネットワーク環境情報(即ち、ターゲット側情報)を受信することができ、関連技術において、ネットワーク環境情報のインタラクションを行わず、オフロード処理を行う際に、ハンドオーバーされるターゲット側のネットワーク環境を評価できないので、オフロード処理が不合理であるか又は正確なハンドオーバーを行うことができない問題が存在することに対し、端末は取得したターゲット側情報に基づいて、ネットワーク環境情報のインタラクションを有効に実現し、関連技術においてUEのネットワーク環境情報のインタラクションがないため、UEが業務操作を行う時にUEエネルギー及びネットワークリソースを浪費してしまう問題を解決し、UEエネルギー及びネットワークリソースを節約し、ユーザ体験を向上させる効果を実現できる。
【0036】
端末が上記ターゲット側情報に基づいてオフロード処理を実行することは、さまざまな内容を含むことが好ましく、例えば、WLAN補助情報とWLAN測定コンフィグレーション情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいてWLAN測定を行うことと、WLAN補助情報とWLAN測定コンフィグレーション情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいて測定レポートを報知することと、WLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいてオフロード決定を確定することと、確定されたオフロード決定に基づいてオフロードすることの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0037】
本実施例においてさらに情報インタラクション処理装置及びオフロード処理装置を提供し、該装置は上述した実施例及び好適な実施形態を実現するためのものであり、既に説明した部分の説明は省略する。以下の説明で使用される用語「モジュール」は所定の機能を実現することのできるソフトウェア及び/又はハードウェアの組み合わせである。以下の実施例で説明する装置をソフトウェアで実現することが好ましいが、ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実現することも可能であり、考えられている。
【0038】
図5は本発明の実施例に係る情報インタラクション処理装置の構成を示すブロック図で、
図5に示すように、該装置は第1の受信モジュール52及び/又は送信モジュール54を含み、以下、該装置を説明する。
【0039】
第1の受信モジュール52は、端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントがソース側エレメントから送信された無線ローカルエリアネットワークWLAN補助情報、オフロードルール情報、WLAN測定レポート情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報の中の少なくとも一つのソース側情報を受信するように構成され、
送信モジュール54は、ターゲット側エレメントがソース側エレメントへ、WLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのターゲット側情報を送信するように構成されている。
【0040】
図6は本発明の実施例に係る基地局の構成を示すブロック図で、
図6に示すように、該基地局60は上記情報インタラクション処理装置62を含む。
【0041】
図7は本発明の実施例に係る無線ネットワーク制御RNCの構成を示すブロック図で、
図7に示すように、該無線ネットワークコントローラRNC70は上記情報インタラクション処理装置62を含む。
【0042】
図8は本発明の実施例に係るオフロード処理装置の構成を示すブロック図で、
図8に示すように、該装置は第2の受信モジュール82と、実行モジュール84とを含み、以下、該装置を説明する。
【0043】
第2の受信モジュール82は、端末が、端末がハンドオーバーされるターゲット側エレメントから送信されたWLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報を受信するように構成され、
実行モジュール84は、上記第2の受信モジュール82に接続され、端末がターゲット側情報の中の少なくとも一つに基づいてオフロード処理を実行するように構成されている。
【0044】
図9は本発明の実施例に係るオフロード処理装置における実行モジュール84の好適な構成を示すブロック図で、
図9に示すように、該実行モジュール84は、測定ユニット92、報知ユニット94、確定ユニット96、オフロードユニット98の中の少なくとも一つを含み、以下、該実行モジュール84を説明する。
【0045】
測定ユニット92は、WLAN補助情報とWLAN測定コンフィグレーション情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいてWLAN測定を実行するように構成され、報知ユニット94は、WLAN補助情報とWLAN測定コンフィグレーション情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいて測定レポートを報知するように構成され、確定ユニット96は、WLAN補助情報、負荷情報、オフロードルール情報の中の少なくとも一つのターゲット側情報に基づいてオフロード決定を確定するように構成され、オフロードユニット98は、確定されたオフロード決定に基づいてオフロードするように構成されている。
【0046】
本実施例においてさらに端末を提供し、
図10は本発明の実施例に係る端末の構成を示すブロック図で、
図10に示すように、該端末100は上述したいずれかのオフロード処理装置102を含む。
【0047】
関連技術のハンドオーバープロセスにおいて、3GPPアクセスネットワークとWLANネットワークとの間でオフロードすることでリソースを浪費する恐れがあることに対し、本実施例においてハンドオーバー処理方法を提供し、該ハンドオーバー処理方法は、ソース基地局又はソースRNC(例えば、上記ソース側)がハンドオーバー用意プロセスで、WLAN補助情報、オフロードルール、端末により報知されたWLANに関する測定レポート、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのソースセル情報をターゲット基地局又はターゲットRNC(ターゲット側)に送信することと、ターゲット基地局又はターゲットRNCがソース基地局又はソースRNCに、ターゲットセルのWLAN補助情報、ターゲット側の負荷情報、オフロードルール、測定コンフィグレーション(measurement configuration)、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つの情報を応答することと、を含む。
【0048】
ここで、上記WLAN補助情報は、セルカバー範囲内のWLANリスト、RAN側がUEに提供可能な最大リソース割当、WLAN閾値、RAN閾値の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0049】
上記オフロードルールは、RAN側とANDSFとの間の情報の優先度、WLANとRANの選択優先度、ネットワーク側により定められたWLAN閾値使用方法、ネットワーク側により定められたRAN閾値使用方法の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0050】
上記端末により報知されたWLANに関する測定レポートは、端末により測定されたWLANの信号品質及び/又は信号強度、端末により測定されたWLANの負荷、端末により測定されたWAN指標の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0051】
上記オフロード決定は、RANからWLANへのオフロードの実行をUEに指示する情報、WLANからRANへのオフロードの実行をUEに指示する情報、UEのRANでの業務又はベアラの一部又は全部をWLANにオフロード、UEのWLANでの業務又はベアラの一部又は全部をRANにオフロードの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0052】
上記測定コンフィグレーションは、測定レポートのトリガーイベント、選択候補の測定WLAN識別子、測定レポート報知周期、測定レポートのコンテンツ範囲の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0053】
ソース基地局又はソースRNCはターゲット側の応答を受信した後、ターゲット側の応答コンテンツを端末に送信することが好ましい。
【0054】
端末は、ターゲット側のWLAN補助情報及び/又はWLAN測定コンフィグレーションに基づいて、WLAN測定及び測定レポートの報知を行うことが好ましい。
【0055】
端末は、ターゲット側のWLAN補助情報及び/又は負荷情報及び/又はオフロードルールに基づいて、オフロード決定を確定することが好ましい。
【0056】
端末は、ターゲット側のオフロード決定に基づいてオフロードを行うことが好ましい。
【0057】
なお、ソース側がソース側情報をターゲット側へ送信する方式はさまざまであって、同様に、ターゲット側がターゲット側情報をソース側へ送信する方式もさまざまで、以下、好適な方式を説明する。
【0058】
例えば、ソース基地局は、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式の中の少なくとも一つによって、ソース側のWLAN補助情報、オフロードルール、端末により報知されたWLANに関する測定レポート、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのソース側情報をターゲット基地局に送信することができる。
【0059】
同様に、ターゲット基地局も、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式の中の少なくとも一つによって、ターゲット側のWLAN補助情報、ターゲット側の負荷情報、オフロードルール、測定コンフィグレーション、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのターゲット側情報をソース基地局へ応答することができる。
【0060】
そして、例えば、ソースRNCは、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式で、ソース側のWLAN補助情報、オフロードルール、端末により報知されたWLANに関する測定レポート、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのソース側情報をターゲットRNCに送信することができる。
【0061】
同様に、ターゲットRNCも、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式で、WLAN補助情報、ターゲット側の負荷情報、オフロードルール、測定コンフィグレーション、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのターゲット側情報をソースRNCに応答することができる。
【0062】
また、例えば、ソース基地局は、MMEとSGSNにより転送する方式で、WLAN補助情報、オフロードルール、端末により報知されたWLANに関する測定レポート、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのソース側情報をターゲットRNCに送信することができる。
【0063】
同様に、ターゲットRNCも、SGSNとMMEにより転送する方式で、WLAN補助情報、ターゲット側の負荷情報、オフロードルール、測定コンフィグレーション、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのターゲット側情報をソース基地局へ応答することができる。
【0064】
さらに、例えば、ソースRNCは、SGSNとMMEにより転送する方式で、WLAN補助情報、オフロードルール、端末により報知されたWLANに関する測定レポート、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのソースセル情報をターゲット基地局に送信することができる。
【0065】
同様に、ターゲット基地局も、MMEとSGSNにより転送する方式で、WLAN補助情報、ターゲット側の負荷情報、オフロードルール、測定コンフィグレーション、オフロード決定、WLANとの相互動作を支援する能力指示の中の少なくとも一つのターゲット側情報をソースRNCへ応答することができる。
【0066】
以下、図面を結合して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0067】
図11は本発明の好適な実施形態1に係るフローチャートで、
図11に示すように、該プロセスは以下のステップを含む:
UEがソース側に測定レポートを送信する(S1102)。
【0068】
関連技術において、RAN側は、サービングセル及び隣接セルとUEとの間のリンク品質をモニタリングするために、UEに測定を配置し、隣接セルの方がサービングセルよりUEへのサービスの提供に適することがモニタリングされると、ソース側はUEにハンドオーバーを配置する。測定レポートは、RAN側がUEにハンドオーバーを行うか否かを判定する際の重要な依拠である。
【0069】
ここで、上記測定レポートは、イベントによりトリガーされる測定レポートであってもよいし、周期的にトリガーされる測定レポートであってもよく、また、3GPPシステムの既存のネットワークにサポートされる測定レポートである。
【0070】
ソース側が、ターゲット側にWLAN補助情報を送信する(S1104)。
【0071】
RAN側が進化型ユニバーサル陸上無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network、EUTRANと略称)である場合、ソース側及び/又はターゲット側とは進化型基地局eNBを指し、RAN側がユニバーサル移動通信システム無線アクセスネットワーク(Universal Mobile Telecommunication System Radio Access Network、UTRANと略称)である場合、ソース側及び/又はターゲット側とは無線ネットワークコントローラ(Radio Network Controller、RNCと略称)を指す。
【0072】
ソース側がUEから送信された測定レポートを受信し、UEがこの時ハンドオーバーされるべきであると判定した場合、ソース側はUEに適するターゲットセルを探し、ターゲット側にハンドオーバー要求メッセージ(Handover Request)又は再位置決め要求メッセージ(Relocation Request)を送信し、ソース側はハンドオーバー要求メッセージ又は再位置決め要求メッセージにソースセルのWLAN補助情報を含ませることができる。
【0073】
該WLAN補助情報は、セルカバー範囲内のWLANリスト、RAN側がUEに提供可能な最大リソース割当、WLAN閾値、RAN閾値の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0074】
ここで、セルカバー範囲内のWLANリストは、少なくともWLANの識別子を含み、WLANの周波数情報等を含むこともできる。
【0075】
RAN側がUEに提供可能な最大リソース割当とは、LTE/UMTSのRAN側がUEに提供可能な最大なリソース割当を指し、リソースブロック(RB)又は伝送レート等のパラメーターで表すことができる。
【0076】
該WLAN閾値はWLANの信号閾値又はWLANのload(負荷)閾値等であることができ、例えば、ANDSFからUEに送信されるオフロードルールには、WLAN信号がWLANの信号閾値より高い及び/又はWLANのloadがWLANのload閾値より低いと、RANの業務又はベアラをWLANにオフロードし、WLAN信号がWLANの信号閾値より低い及び/又はWLANのloadがWLANのload閾値より高いと、WLANの業務又はベアラをRANにオフロードすることが含まれ、RAN側は具体的な閾値を設定することができる。
【0077】
RAN閾値はRANの信号閾値及び/又はRANのload閾値等であることができ、例えば、ANDSFからUEに送信されるオフロードルールには、RANの信号がRANの信号閾値より低く及び/又はRANのloadがRANのload閾値より高く、且つWLANの信号がWLANの信号閾値より高いと、RANの業務又はベアラをWLANにオフロードすることが含まれ、RAN側は具体的な閾値を設定することができる。
【0078】
ソース側は、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式、MMEとSGSNにより転送する方式の中の少なくとも一つによって、ターゲット側にWLAN補助情報を送信することが好ましい。
【0079】
ターゲット側がソース側にWLAN補助情報及び/又は負荷情報を送信する(S1106)。
【0080】
ターゲット側はソース側から送信されたWLAN補助情報を受信し、ハンドオーバー要求確認メッセージ(Handover Request Acknowledge)又は再位置決め要求確認メッセージ(Relocation Request Acknowledge)を介して、ソース側にターゲットセルのWLAN補助情報及び/又は負荷情報を送信し、ターゲット側はソース側から送信されたWLAN補助情報を受信した後、ソース側が3GPPとWLANとの相互動作機能を支援することを把握でき、ターゲットセルのWLAN補助情報及び/又は負荷情報をソース側に送信し、ソース側がさらに多いターゲット側に関する情報を取得して適切なハンドオーバー決定を下すようにサポートする。
【0081】
ターゲット側は、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式、SGSNとMMEにより転送する方式の中の少なくいとも一つによって、ターゲット側にWLAN補助情報及び/又は負荷情報を送信することが好ましい。
【0082】
ソース側が、UEにターゲット側のWLAN補助情報及び/又は負荷情報を転送する(S1108)。
【0083】
ソース側は、ハンドオーバー命令メッセージにターゲット側のWLAN補助情報及び/又は負荷情報を含ませてUEに転送することができる。UEが一層合理的なオフロード決定を下すように、UEにターゲット側の情報を事前に提供する。
【0084】
UEが、ターゲット側の情報に基づいて、WLAN測定及び/又はオフロード決定を行う(S1110)。
【0085】
UEは、ターゲット側のWLAN補助情報及び/又は負荷情報を受信した後、ソース側のWLAN補助情報に基づくWLAN測定を停止し、ターゲット側のWLAN補助情報に基づいて測定を行うことができ、ターゲット側のWLAN補助情報及び/又は負荷情報に基づいてオフロード決定を下すことができる。UEがすぐにソース側との接続を中断するので、ターゲット側の情報がさらに合理的に使用される。
【0086】
図12は本発明の好適な実施形態2に係るフローチャートで、
図12に示すように、該プロセスは以下のステップを含む。
【0087】
(上記ステップS1102と同様)、UEがソース側に測定レポートを送信する(S1202)。
【0088】
ソース側がターゲット側にWLAN補助情報及び/又はオフロードルールを送信する(S1204)。
【0089】
ここで、WLAN補助情報は上述したものと同じであるので、ここでは説明を省略する。
【0090】
オフロードルールは、RAN側とANDSFとの間の情報の優先度、WLANとRANの選択優先度、ネットワーク側により定められたWLAN閾値使用方法、ネットワーク側により定められたRAN閾値使用方法の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0091】
コアネットワーク側のエレメントANDSFは、UEにアクセスネットワーク発見情報(Access Network Discovery Information)を提供することができ、ANDSFにより提供されるアクセスネットワーク発見情報はアクセスネットワークリストで、アクセスネットワークタイプと無線アクセスネットワーク識別子、及び例えば搬送波周波数のような情報や有効性条件などの他の具体的なアクセス技術情報を含む。UEが要求を送信すると、ANDSFはUEにより要求された全ての、アクセス技術タイプに関する利用可能なアクセスネットワークリストを提供することができる。ANDSFがUEに提供するアクセスネットワーク発見情報は例えばWLAN、WiMAX、例えばWLANのサービスセット識別子(Service Set Identifier、SSIDと略称)などの無線アクセスネットワーク識別子などのアクセス技術タイプを含み、例えば搬送波周波数のような情報などの他の具体的なアクセス技術情報も提供可能であり、さらに、有効性条件が設定され、提供される一つのアクセスネットワーク発見情報が対応する条件、例えば一つの位置(location)で有効であることが示される。システム間移動ポリシー(Inter−System Mobility Policy、ISMPと略称)ISMPは異なる無線アクセス技術の優先度と、同じ無線アクセス技術の異なる無線アクセスネットワーク間の優先度と、例えば一つの無線アクセス技術から他の無線アクセス技術への切り替えがどの時間期間で許可されない又はずっと許可されないという内容などの制限情報と、を含む。アクセスネットワーク発見情報は、無線アクセスネットワークの識別子や位置等のUEの付近にある無線アクセスネットワークの情報を含む。ISRPは、UEが同時に2種類の無線アクセス技術に接続可能である場合、どのインターネットプロトコルフロー(IP flow)又はPDN接続にどの種類の無線アクセス技術を用いれば最も理想的であるか、どのIP flow又はPDN接続にどの種類の無線アクセス技術が使用不可であるか等の内容を含む。システム間ルーティングポリシー(Inter−System Routing Policy、ISRPと略称)は、UEがIPルーティングによる複数の無線アクセスインターフェースの同時通過をサポートする場合、ANDSFはUEに1セットのISRPリストを提供することができ、UEはISRPに基づいて、特定のIPフロー又は特定のアクセスポイント(Access Point Name、APNと略称)についてどの時間範囲内でどのアクセス技術タイプ/アクセスネットワークが制限されるかを決定し、最も適切なアクセス技術タイプ/アクセスネットワーク又はAPNsを選択し、UEが一定の条件:一つの特定のAPN又は一つの特定のIPフロー又は特定のアプリケーションフィルダールールに合致した後、IPフローのルーティングを行う。
【0092】
しかし、ANDSFの情報が比較的に静的なもので、実際のRAN側の負荷状況及び無線リンク条件等が考慮されていないので、RAN側はさらに動的な情報を提供することができ、この時、UEが同時にRAN側とANDSFの情報を受信し、且つ両方が衝突すると、UEはどの情報を利用するべきかを判定することができない。従って、RAN側はRAN側とANDSFの間の情報の優先度を提供することができる。
【0093】
WLANとRANの選択優先度とは、UEがアクセスのためにWLAN又はRANを選択する場合の両方の優先度を指し、又はWLAN、EUTRAN、UTRANの間の優先度を指す。
【0094】
ネットワーク側により決められたWLAN閾値使用方法とは、WLAN補助情報にてRANがUEにWLAN閾値を提供し、UEに具体的に如何に使用するかを知らせることを指し、例えばWLAN信号がWLANの信号閾値よりも高い及び/又はWLANのloadがWLANのload閾値よりも低い場合、RANの業務又はベアラをWLANにオフロードすることができ、或いは、WLAN信号がWLANの信号閾値よりも低い及び/又はWLANのloadがWLANのload閾値よりも高い場合、WLANの業務又はベアラをRANにオフロードすることができることを知らせる。
【0095】
ネットワーク側により決めされたRAN閾値使用方法とは、WLAN補助情報にてRANがUEにRAN閾値を提供し、UEに具体的に如何に使用するかを知らせることを指し、例えば、RANの信号がRANの信号閾値よりも低く及び/又はRANのloadがRANのload閾値よりも高く、且つWLANの信号がWLANの信号閾値よりも高い場合、RANの業務又はベアラをWLANにオフロードすることができ、或いは、RANの信号がRANの信号閾値よりも高い及び/又はRANのloadがRANのload閾値よりも低い場合、WLANの業務又はベアラをRANにオフロードすることができることを知らせる。
【0096】
ソース側は、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式、MMEとSGSNにより転送する方式の中の少なくとも一つによって、ターゲット側にWLAN補助情報及び/又はオフロードポリシーを送信することが好ましい。
【0097】
ターゲット側がソース側にWLAN補助情報、オフロードルール、負荷情報の中の少なくとも一つを送信する(S1206)。
【0098】
ターゲット側は、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式、SGSNとMMEにより転送する方式の中の少なくとも一つによって、ターゲット側にWLAN補助情報及び/又はオフロードルール及び/又は負荷情報を送信することが好ましい。
【0099】
ソース側がUEにターゲット側のWLAN補助情報、オフロードルール、負荷情報の中の少なくとも一つを転送する(S1208)。
【0100】
ソース側はハンドオーバー命令メッセージにターゲット側のWLAN補助情報及び/又はオフロードルール及び/又は負荷情報を含ませてUEに転送することができる。UEがより合理的なオフロード決定を下すように、ターゲット側の情報をUEに事前に知らせる。
【0101】
UEが、ターゲット側の情報に基づいてWLAN測定及び/又はオフロード決定を行う(S1210)。
【0102】
UEは、ターゲット側のWLAN補助情報及び/又は負荷情報を受信した後、ソース側のWLAN補助情報に基づくWLAN測定を停止し、ターゲット側のWLAN補助情報に基づく測定を行うことができ、ターゲット側のWLAN補助情報及び/又はオフロードルール及び/又は負荷情報に基づいてオフロード決定を下すことができる。UEがすぐにソース側との接続を中断するので、ターゲット側の情報がより合理的に使用される。
【0103】
図13は本発明の好適な実施形態3に係るフローチャートで、
図13に示すように、該プロセスは以下のステップを含む:
UEがソース側に測定レポートを送信する(S1302)。
【0104】
該測定レポートは、3GPP測定の測定結果及びInter−RAT測定の測定結果を含むことができ、WLANに関する測定結果を含むこともでき、ここでは、該WLANに関する測定結果は周期性の測定結果であってもよいし、イベントによってトリガーされる測定結果であってもよい。RAN側は受信したWLANに関する測定結果に基づいて、例えばどのWLANを選択して、どの部分又は全部の業務又はベアラをオフロードするかのようなオフロード決定を下すことができる。
【0105】
現在のサービングセルの信号条件が悪くなり、ある閾値に達すると、UEはA3イベントによってトリガーされる測定レポート及びWLANに関する測定レポートを報知する可能性がある。ここで、WLANに関する測定レポートは少なくとも、WLANの信号強度及び信号品質や、WLANの負荷状況等を含む。
【0106】
ネットワーク側がUEに測定を配置する時に、UEにWLANに関する測定を配置した場合、UEはWLANに関する測定コンフィグレーションに基づいて測定結果の報知を行う必要がある。
【0107】
端末が報知するWLANに関する測定レポートは、端末により測定されたWLANの信号品質及び/又は信号強度、端末により測定されたWLANの負荷、端末により測定されたWAN指標の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0108】
ソース側がターゲット側にWLAN補助情報、WLAN関連測定レポート、オフロード決定の中の少なくとも一つを送信する(S1304)。
【0109】
ソース側はUEが報知した測定レポートを受信した後、UEに適するターゲットセルを探してハンドオーバーするとともに、UEが報知したWLANに関する測定レポートに基づいてオフロードを行う必要があるか否かを評価し、この時、ソースセルの信号条件が悪い又はソースセルの負荷が重いと、UEが直ちにターゲットセルにハンドオーバーされる可能性があるので、ソース側はUEが報知したWLANに関する測定結果をターゲット側に送信し、ターゲット側がオフロード決定を下すことができる。
【0110】
ソース側はハンドオーバー要求メッセージ又は再位置決め要求メッセージにWLAN補助情報及び/又はWLANに関する測定レポート及び/又はオフロード決定を含ませてターゲット側に送信することができる。
【0111】
上記オフロード決定は、RANからWLANへのオフロードの実行をUEに指示する情報、WLANからRANへのオフロードの実行をUEに指示する情報、UEのRANでの業務又はベアラの一部又は全部をWLANにオフロード、UEのWLANでの業務又はベアラの一部又は全部をRANにオフロードの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0112】
ソース側からターゲット側に送信されるオフロード決定は、ソース側に決定された、最終的にUEに実行されるべきオフロード決定であってもよいし、参照用としてターゲット側に提供される選択候補のオフロード決定であってもよい。つまり、最終的なオフロード決定はソース側で決定されてもよいし、ターゲット側で決定されてもよい。
【0113】
ソース側は、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式、MMEとSGSNにより転送する方式の中の少なくとも一つによって、WLAN補助情報、WLANに関する測定レポート、オフロード決定の中の少なくとも一つのソース側情報をターゲット側に送信することが好ましい。
【0114】
ターゲット側がソース側にWLAN補助情報、測定コンフィグレーション、オフロード決定の中の少なくとも一つを送信する(S1306)。
【0115】
上記測定コンフィグレーションは、測定レポートのトリガーイベント、選択候補の測定WLAN識別子、測定レポート報知周期、測定レポートのコンテンツ範囲の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0116】
測定レポートのトリガーイベントは、WLANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも高いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、WLANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも高く、且つWLANの負荷がある閾値よりも低いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、WLANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも低いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、WLANの信号品質又は信号強度がある閾値もより低く、且つWLANの負荷がある閾値よりも高いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、WLANの負荷がある閾値よりも高いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、RANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも低く、且つWLANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも高いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、RANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも低く、WLANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも高く、且つWLANの負荷がある閾値よりも低いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、RANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも高く、且つWLANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも低いと、測定レポートの報知をトリガーすることと、RANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも高く、WLANの信号品質又は信号強度がある閾値よりも低く、且つWLANの負荷がある閾値よりも高いと、測定レポートの報知をトリガーすることの中の少なくとも一つを含むことができる。
【0117】
選択候補の測定WLAN識別子は、基本サービスセット識別子BSSID、サービスセット識別子SSID、同種拡張サービスセット識別子HESSID、ドメイン名リストDomain Name List、動作級Operating class、チャネル番号channel numberの中の少なくとも一つを含むことができる。或いは、選択候補の測定WLAN識別子はWLAN補助情報中のセルカバー範囲内のWLANリストによって確定されることもできる。
【0118】
測定レポート報知周期は、UEが周期的にWLANに関する測定レポートを報知する報知間隔であることができる。
【0119】
測定レポートのコンテンツ範囲は、WLANの信号強度、WLANの信号品質、WLANの負荷状況、WANアップリンク/ダウンリンクレート及び負荷状況の中の少なくとも一つを含むことができる。
【0120】
ターゲット側は、X2インターフェースシグナル、S1シグナル、MMEにより転送する方式、Iurインターフェースシグナル、SGSNにより転送する方式、SGSNとMMEにより転送する方式の中の少なくとも一つによって、WLAN補助情報、測定コンフィグレーション情報、オフロード決定の中の少なくとも一つのターゲット側情報をターゲット側に送信することが好ましい。
【0121】
ソース側がUEにターゲット側のWLAN補助情報、測定コンフィグレーション、オフロード決定の中の少なくとも一つを転送する(S1308)。
【0122】
ソース側は、ハンドオーバー命令メッセージに、ターゲット側のWLAN補助情報、測定コンフィグレーション、オフロード決定の中の少なくとも一つのターゲット側情報を含ませてUEに転送することができる。
【0123】
なお、ここでソース側からUEにオフロード決定を送信する場合、当該オフロード決定はソース側で下された可能性がある。
【0124】
UEがターゲット側の情報に基づいてWLAN測定と測定報知及び/又はオフロードを行う(S1310)。
【0125】
好適な実施形態4:
ソース側は、UEにより報知された測定レポートに基づいて複数の選択候補のターゲットセルを見つけ、これらの複数の選択候補のターゲットセルの基地局又はRNCにハンドオーバー要求メッセージ又は再位置決め要求メッセージを送信する際に、その中にWLANとの相互動作を支援する能力指示情報を含ませて、ソース側がWLANとの相互動作機能を支援することを示すことができ、又は、現在ハンドオーバーされようとする端末がWLANとの間でのオフロードを行っていることを示すこともできる。
【0126】
これらの複数の選択候補のターゲットセルの基地局又はRNCは、ソース側から送信されたハンドオーバー要求メッセージ又は再位置決め要求メッセージを受信した後、端末にサービスを提供可能である場合、ソース側にハンドオーバー要求確認メッセージ又は再位置決め要求確認メッセージをフィードバックする。受信されたメッセージにはWLANとの相互動作を支援する能力指示情報が含まれているので、選択候補のターゲットセルの基地局又はRNCもWLANとの相互動作機能を支援するのであれば、ソース側から送信された、WLANとの相互動作を支援する能力指示情報を識別することができる。この時、選択候補のターゲットセルの基地局又はRNCは、ハンドオーバー要求確認メッセージ又は再位置決め要求にWLANとの相互動作を支援する能力指示情報を含ませて、自体もWLANとの相互動作機能を支援することを示すことができる。
【0127】
ソース側は、複数の選択候補のターゲットセルの基地局又はRNCからフィードバックされたハンドオーバー要求確認メッセージ又は再位置決め要求確認メッセージを受信した後、WLANとの相互動作機能を支援する選択候補のターゲットセルを端末のターゲットセルとすることが好ましい。
【0128】
もちろん、当業者にとって、上記の本発明に係る各モジュール又は各ステップは汎用の演算装置によって実現することができ、単独の演算装置に集中させることができるし、或いは、複数の演算装置からなるネットワークに分布させることもでき、或いは、演算装置が実行可能なプログラムコードによって実現することで、それらを記憶装置に記憶させて演算装置によって実行することもでき、また、場合によって、ここで示した又は説明したステップを異なる順で実行することもでき、或いは、それらを夫々集積回路モジュールに作製し、或いはそのうちの複数のモジュール又はステップを単一の集積回路モジュールに作製して実現可能であることは明らかなことである。このように、本発明は如何なる特定のハードウェアとソフトウェアの組み合わせにも限定されない。
【0129】
以上は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明を限定するものではない。当業者であれば本発明にさまざまな修正や変形が可能である。本発明の精神や原則内での如何なる修正、置換、改良などは本発明の保護範囲内に含まれる。