特許第6268336号(P6268336)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6268336-電化製品 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6268336
(24)【登録日】2018年1月5日
(45)【発行日】2018年1月24日
(54)【発明の名称】電化製品
(51)【国際特許分類】
   G06F 9/445 20180101AFI20180115BHJP
【FI】
   G06F9/06 650Z
【請求項の数】3
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-51743(P2016-51743)
(22)【出願日】2016年3月16日
(65)【公開番号】特開2017-167772(P2017-167772A)
(43)【公開日】2017年9月21日
【審査請求日】2016年12月1日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】509265575
【氏名又は名称】松井 裕憲
(72)【発明者】
【氏名】松井 裕憲
【審査官】 杉浦 孝光
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−234991(JP,A)
【文献】 特開2006−302008(JP,A)
【文献】 特開2002−044552(JP,A)
【文献】 特開2003−216262(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 9/445
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、
情報を処理するための情報の処理手段と、
情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、
を具備し、
前記処理手段が、
前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、
実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基に制御を開始するステップと、
実行可能な制御情報が1つではない場合は、読み込んだ制御情報を基にした制御を自動で中止するステップと、
を実行できる、
ことを特徴とする、電化製品。
【請求項2】
記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、
情報を処理するための情報の処理手段と、
情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、
を具備し、
前記処理手段が、
前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、
実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基に制御を開始するステップと、
実行可能な制御情報が1つではない場合は、記憶媒体に記憶されている制御情報を削除するステップと、
を実行できる、
ことを特徴とする、電化製品。
【請求項3】
請求項1、請求項2、の少なくとも1つ記載の電化製品において、
磁力により接点のオンとオフを切り替える切換え手段を具備し、
記憶媒体から制御情報を読み込み、実行可能な制御情報が1つかどうかを確認するステップ、
を前記切換え手段に連動して実行できること、を特徴とする、電化製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に、電化製品に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、家電製品および電気制御可能な製品(以下両方を合わせて説明の便宜上電化製品とする)、は周知の制御方法によって制御されている。
(例えば非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4、参照)
【0003】
電化製品としては周知の物として、映像を表示するためのテレビ、映像を録画するための録画用デッキ、録画された映像を再生するための再生用デッキ、洗濯をするための
洗濯機、乾燥をするための乾燥機、洗濯および乾燥をするための洗濯乾燥機、加熱調理をするための電子レンジ、加熱調理をするためのオーブントースター、パソコン、カメラ、扇風機、ファンヒーター、オイルヒーター、空気清浄機、除湿機、マッサージ機、室温や湿度を調整するためのエアコン、道案内をするためのカーナビ、などがあり、上記以外にも周知の物が多くある。
(例えば非特許文献2、非特許文献3、非特許文献4、参照)
また、スマート家電といった、携帯端末を用いて操作可能な電化製品がある。
【0004】
制御情報(プログラム)を、記憶媒体(ICカード)に出力(書き戻す)することができるICカード対応の電化製品(家電)がある。
(例えば特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−302008号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】門田和雄著、「今日からモノ知りシリーズトコトンやさしい制御の 本」日刊工業新聞社出版、2011年7月28日発行、10‐156頁
【非特許文献2】佐藤銀平著、「化学のはたらきシリーズ第1巻「家電製品がわかる 1」-アインシュタインの冷蔵庫-」東京書籍株式会社出版、2008年1月30日、 12‐216頁
【非特許文献3】佐藤銀平著、「化学のはたらきシリーズ第2巻「家電製品がわかる 2」-相対性理論で正しく動くGPS-」東京書籍株式会社出版、2008年1月30 日、2‐217頁
【非特許文献4】安藤龍男発行、「家電製品エンジニア資格生活家電の基礎と製品技 術」日本放送出版協会発行、2001年5月30日、1‐437頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電化製品において、記憶媒体から、電化製品に所定の動作を行わせるための情報である制御情報、を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御できるようにし、かつ、記憶媒体に記憶されている制御情報の数(種類)に応じて、情報の処理の流れを変え、制御に用いる制御情報を可能な限り、機械上で、使用者が選択する必要をなくす、ことを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
課題を解決するための請求項1記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基に制御を開始するステップと、実行可能な制御情報が1つではない場合は、読み込んだ制御情報を基にした制御を中止するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0009】
課題を解決するための請求項2記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基にした、制御を開始できる状態で待機するステップと、実行可能な制御情報が1つではない場合は、読み込んだ制御情報を基にした制御を中止するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0010】
課題を解決するための請求項3記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、音を発するための発音手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基に制御を開始するステップと、実行可能な制御情報が1つではない場合は、前記発音手段を用いて警告音を発し、読み込んだ制御情報を基にした制御を中止するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0011】
課題を解決するための請求項4記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、音を発するための発音手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基にした、制御を開始できる状態で待機するステップと、実行可能な制御情報が1つではない場合は、前記発音手段を用いて警告音を発し、読み込んだ制御情報を基にした制御を中止するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0012】
課題を解決するための請求項5記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、情報を表示するための情報の表示手段と、電化製品を操作するための操作手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基に制御を開始するステップと、実行可能な制御情報が1つではない場合は、読み込んだ制御情報を、表示手段を用いて表示するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0013】
課題を解決するための請求項6記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、情報を表示するための情報の表示手段と、電化製品を操作するための操作手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基にした、制御を開始できる状態で待機するステップと、実行可能な制御情報が1つではない場合は、読み込んだ制御情報を、表示手段を用いて表示するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0014】
課題を解決するための請求項7記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基に制御を開始するステップと、実行可能な制御情報が1つではない場合は、記憶媒体に記憶されている制御情報を削除するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0015】
課題を解決するための請求項8記載の電化製品は、記憶媒体から制御情報を読み込み、読み込んだ制御情報を基に制御可能な電化製品であって、情報を処理するための情報の処理手段と、情報を記憶媒体から読み込むための情報の読込手段と、を具備し、前記処理手段が、前記読込手段を用いて記憶媒体から情報を読み込み、実行可能な制御情報がいくつあるかを確認するステップと、実行可能な制御情報が1つである場合は、読み込んだ制御情報を基にした、制御を開始できる状態で待機するステップと、
実行可能な制御情報が1つではない場合は、記憶媒体に記憶されている制御情報を削除するステップと、を実行できる、ことを特徴としている。
【0016】
課題を解決するための請求項9記載の電化製品は、請求項1および請求項2の少なくとも1つ記載の電化製品において、磁力により接点のオンとオフを切り替える切換え手段を具備し、記憶媒体から制御情報を読み込み、実行可能な制御情報が1つかどうかを確認するステップ、を前記切換え手段に連動して実行できること、を特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
上述したように、本発明の電化製品は、実行可能な制御情報が1つである場合は、制御情報を選択することなく、読み込んだ制御情報を基にした、電化製品の制御が可能であり、機械上で制御情報を使用者が選択する必要がない。
また、記憶媒体に記憶されている実行可能な制御情報が2つ以上ある場合においても、記憶媒体に記憶されている制御情報が1つである場合と異なった処理を行うことができるため、読み込んだ制御情報が2つ以上あることによる誤作動も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は制御情報の出力が可能な電化製品の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
読込み手段と、情報の処理手段と、情報の記憶手段と、から、記憶媒体に記憶されている制御情報を読込み実行可能なように構成し、電化製品に具備する。書込手段を加え、書込手段と読込手段は1つの物として構成し、書込手段/読込手段とすることがより望ましい。
【0020】
また、電化製品に操作手段がない場合は操作手段を具備することがより望ましい。
【0021】
読込手段は、情報を、記憶媒体から読み込むための物である。読込手段は周知の物があり、最適な物を用いればよく、詳細な説明を省略するが、例えば、周知の物としてICカードリーダ、メモリカードリーダ、USBメモリリーダ、ディスクドライブ、MO、などがある。読込手段の種類により読み込み可能な状態が異なるが、説明の便宜上、読込手段による情報の読み込みが可能な状態にすることを、以下、読込手段にセットする、とする。
【0022】
読込手段にセットする、の例としては、読込手段が非接触型の読込手段の場合は読込位置に記憶媒体を持っていき読み込みを待つ、読込手段が接触型の読込手段の場合は記憶媒体を読込手段に接続し読み込みを待つ、ようにすればよい。
【0023】
情報の処理手段は、電化製品の制御に関する情報の処理を行うための物である。情報の処理手段は周知の物があり、最適な物を用いればよく、詳細な説明を省略するが、例えば、周知のものとしてCPU(制御/演算装置)、MPU(制御/演算装置)などがある。
【0024】
情報の記憶手段は、情報を記憶するための物である。情報の記憶手段は周知の物があり、最適な物を用いればよく、詳細な説明を省略するが、例えば、周知の物としてメモリ、記憶装置、主記憶装置、補助記憶装置、ハードディスク、などがある。
【0025】
記憶媒体は、電化製品の記憶手段とは別に制御情報を記憶するための物である。記憶媒体は周知の物があり、最適な物を用いればよく、詳細な説明を省略するが、例えば、周知の物としてICカード、メモリカード、USBメモリ、光ディスク、MO、などがある。
【0026】
書込手段は、電化製品を制御するための情報としての制御情報を、記憶媒体に書込む(保存する、記憶する)ための物である。書き込み手段は周知の物があり、最適な物を用いればよく、詳細な説明を省略するが、例えば、周知の物としてICカードライタ、メモリカードライタ、USBメモリライタ、ディスクドライブ、MO,などがある。書込手段の種類により書込み可能な状態が異なるが、説明の便宜上、書込手段による情報の書き込みが可能な状態にすることを、以下、書込手段にセットする、とする。
【0027】
書込手段にセットする、の例としては、書込手段が非接触型の書込手段の場合は書込み位置に記憶媒体を持っていき書込みを待つ、書込手段が接触型の書込手段の場合は記憶媒体を書込手段に接続し書込みを待つ、ようにすればよい。
【0028】
操作手段は、電化製品の操作を行うための物である。操作手段は周知の物があり、電化製品に応じて最適な物を用いればよく、詳細な説明を省略するが、例えば、周知の物として、スイッチ、リモートコントローラー、タッチパネル、キーボードなどがある。
操作手段を用いて操作を行い所定の制御および情報の処理を実行する方法は周知であり、本発明の特徴とする部分では無く省略するが、操作に応じて所定の制御および情報の処理が行われるのであれば形状や構成を限定する物ではない。このときの制御および情報の処理などは、情報の処理手段が制御および処理し、制御および処理のためのプログラムは予め記憶手段に記憶しておく。
【0029】
制御情報は、電化製品を制御するためのプログラムや、電化製品を制御するためのプログラムを選択するためのキー情報や、など制御情報を読み込んだ電化製品が、所定の動作を行うことができる物であればよい。
【0030】
制御情報をプログラムとする場合は、プログラムに識別子を含めるようにし、実行可能なプログラムの識別子の一覧を予め電化製品の記憶手段に記憶しておき、読み込んだ制御情報(プログラム)が実行可能か判断できるようにすることが望ましい。
【0031】
制御情報をキー情報とする場合は、キー情報を読み込んだ際どのプログラムを実行するか、を予め記憶手段に記憶しておき、読み込んだキー情報に応じたプログラムを実行できるようにする。また、キー情報に電化製品の種類や型番を特定するための情報を含むようにし、より細かにプログラムとの対応関係を設定しても良い。キー情報は識別子のような情報で良い。例えば、キー情報をA12対応するプログラムがプログラム12、キー情報をA89対応するプログラムがプログラム89、のようにキー情報毎に対応するプログラムを予め設定しておく。
【0032】
電化製品をプログラムの実行によって制御する、方法、手段、は本発明の特徴とする部分ではなく周知であり詳細な説明は省略するが、電化製品の種類に応じて最適なものを用いればよい。
【0033】
処理の流れの一例を以下に説明する。
1) 使用者は、記憶媒体を読込手段にセットする。
2) 電化製品の情報の処理手段は、読込手段を用いて記憶媒体から制御情報を読込む。
3) 電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報のうち実行可能な制御情報がいくつあるかを確認する。
4) 確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基に電化製品の制御を行う処理を実行する。
5) 確認の結果1つではなかった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基にした制御を中止する。
【0034】
処理の流れの一例の4)を、4)確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基にした制御を開始できる状態で待機する。
とし、操作手段による制御開始の操作が行われるのを待ち、操作が行われた後に読み込んだ制御情報を基に制御が行われるようにしても良い。
【0035】
実行可能な制御情報が1つであるという確認(判断)は、記憶媒体に記憶されている制御情報が1つのみである場合だけではなく、仮に制御情報が複数記憶されていたとしても、実行可能な制御情報が1つ(種類)のみであった場合なども該当するようにすることが望ましい。
例えば、互換関係にある機種の制御情報が記憶されている場合や、関係の無い機種の制御情報が記憶されている場合などでも電化製品が実行可能な制御情報が1つであれば、1つであるという判断ができるようにする。
実行可能な制御情報かの判断には、例えば、電化製品が実行可能な制御情報かを判別するための識別子を制御情報に含めるようにし判断(識別)すればよい。
例えば制御情報に、識別子を含めるようにし、識別子Aを含む制御情報を電化製品が実行可能な制御情報とするのであれば、A12のみ制御情報が記憶媒体に記憶されている場合は1つであるという判断となり、A89のみ制御情報が記憶媒体に記憶されている場合は1つであるという判断となり、B12のみ制御情報が記憶媒体に記憶されている場合は1つではないという判断となり、A12、A89といった制御情報が記憶媒体に記憶されている場合は1つではないという判断となり、A12、B12といった制御情報が記憶媒体に記憶されている場合は1つであるという判断となり、制御情報が記憶媒体に何も記憶されていない場合は1つではないという判断となる、確認(判断)方法は一例であり、確認(判断)が可能であればよい。前記記載の確認(判断)方法以外の方法として、例えば、実行可能な識別子の一覧を予め電化製品の記憶手段に記憶しておき、制御情報に識別子を含めるようにし、読み込んだ制御情報が実行可能か判断できるようにし、実行可能な制御情報をカウント(数えるように)し、実行可能な制御情報が1つであるかどうかを確認(判断)すればよい。
【実施例1】
【0036】
発明を実施するための形態に記載の電化製品に、音を発生させるための発音手段を具備し、記憶媒体に記憶されている実行可能な制御情報がいくつあるか確認した結果、記憶媒体に記憶されている実行可能な制御情報が1つではなかった場合、警告音を発声できるようにする。
【0037】
処理の流れの一例を以下に説明する。
1) 使用者は、記憶媒体を読込手段にセットする。
2) 電化製品の情報の処理手段は、読込手段を用いて記憶媒体から制御情報を読込む。
3) 電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報のうち実行可能な制御情報がいくつあるかを確認する。
4) 確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基に電化製品の制御を行う。
5) 確認の結果1つではなかった場合は、電化製品の情報の処理手段は、発音手段を用いて警告音を発生させ、読み込んだ制御情報を基にした制御を中止する。
【0038】
処理の流れの一例の4)を、4)確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基にした制御を開始できる状態で待機する。
とし、操作手段による制御開始の操作が行われるのを待ち、操作が行われた後に読み込んだ制御情報を基に制御が行われるようにしても良い。
【実施例2】
【0039】
発明を実施するための形態に記載の電化製品に情報を表示するための表示手段を具備し、記憶媒体に記憶されている実行可能な制御情報がいくつあるか確認した結果、記憶媒体に記憶されている実行可能な制御情報が1つではなかった場合、読み込んだ制御情報を表示できるようにする。
【0040】
表示手段は、情報を表示するための物である。表示手段は周知の物があり電化製品に応じて最適な物を用いればよく、詳細な説明を省略するが、例えば周知のものとしてディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、3Dディスプレイ、タッチパネル、などがある。
【0041】
制御情報の出力の流れの一例を以下に説明する。
1) 使用者は、記憶媒体を読込手段にセットする。
2) 電化製品の情報の処理手段は、読込手段を用いて記憶媒体から制御情報を読込む。
3) 電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報のうち実行可能な制御情報がいくつあるかを確認する。
4) 確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基に電化製品の制御を行う。
5) 確認の結果1つではなかった場合は、電化製品の情報の処理手段は、表示手段を用いて読み込んだ制御情報を表示する。
【0042】
処理の流れの一例の4)を、4)確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基にした制御を開始できる状態で待機する。
とし、操作手段による制御開始の操作が行われるのを待ち、操作が行われた後に読み込んだ制御情報を基に制御が行われるようにしても良い。
【実施例3】
【0043】
発明を実施するための形態に記載の電化製品において、記憶媒体に記憶されている実行可能な制御情報がいくつあるか確認した結果、記憶媒体に記憶されている実行可能な制御情報が1つではなかった場合、記憶媒体に記憶されている制御情報を削除できるようにする。
【0044】
実施例3の処理の流れの一例を以下に説明する。
1) 使用者は、記憶媒体を読込手段にセットする。
2) 電化製品の情報の処理手段は、読込手段を用いて記憶媒体から制御情報を読込む。
3) 電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報のうち実行可能な制御情報がいくつあるかを確認する。
4) 確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基に電化製品の制御を行う。
5) 確認の結果1つではなかった場合は、電化製品の情報の処理手段は、書込み手段と読込手段を用いて記憶媒体に記憶されている制御情報の削除を行う。
【0045】
処理の流れの一例の4)を、4)確認の結果1つであった場合は、電化製品の情報の処理手段は、読み込んだ制御情報を基にした制御を開始できる状態で待機する。
とし、操作手段による制御開始の操作が行われるのを待ち、操作が行われた後に読み込んだ制御情報を基に制御が行われるようにしても良い。
【実施例4】
【0046】
発明を実施するための形態に記載の電化製品において、磁力により接点のオンとオフを切り替える、切換え手段としての磁力スイッチを具備し、読込手段を用いた制御情報の読み込みが、磁力スイッチと連動して行われるように構成し、記憶媒体に磁力スイッチを動作させるための磁石もしくは磁性体を具備し、記憶媒体を電化製品にセットするだけで、電化製品の電源入力がオンとなり、読込手段を用いた制御情報の読み込みが開始されるように構成する。
【符号の説明】
【0047】
1 電化製品本体
2 書込手段/読込手段




























図1