【文献】
ASUSTeK,PHICH resource allocation in LTE-A,3GPP TSG-RAN WG1#59b R1-100081,2010年 1月18日,2.Discussion
【文献】
CATT,Consideration on Different TDD Configuration,3GPP TSG-RAN WG2#74 R2-112816,2011年 5月 9日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
一般的に、移動通信システムはユーザの活動性を保障すると共に音声サービスを提供するために開発された。しかし、移動通信システムは次第に音声のみならずデータサービスまで領域を確張している。現在、移動通信システムは高速のデータサービスを提供することができる程度まで発展した。しかし、現在サービスが提供されている移動通信システムではリソースの不足現象が起こっている。またユーザはより高速のサービスを要求する。従って、より発展した移動通信システムが要求されている。
【0003】
LTE-A(Long Term Evolution−Advanced)は、このような要求に応じて開発中の次世代移動通信システムのうちの1つである。3GPP(The 3rd GenerationPartnershipProject)ではLTE-Aに対する規格作業を進行しつつある。LTE-Aは最大1Gbps程度の送信速度を有する高速パケットに基づく通信を具現する技術である。このために様々な方案が論議されている。例えば、ネットワークの構造を多重化して幾つかの基地局が特定地域に重複されて位置する方案が論議されている。また、1つの基地局がサポートする周波数帯域の数を増加させる方法が論議されている。
【0004】
直交周波数分割多重(OFDM;Orthogonal Frequency Division multiplexing)送信方式は、マルチキャリア(Multi−carrier)を用いてデータを送信する方式である。OFDM送信方式は直列に入力されるシンボル(Symbol)列を並列化し、これらそれぞれを複数のマルチキャリア、即ち、複数のサブキャリアチャンネル(Sub−carrier Channel)で変調して送信するマルチキャリア変調(Multi Carrier Modulation)方式の一種である。ここで複数のマルチキャリアは相互直交関係を有する。
【0005】
このようなマルチキャリア変調方式を適用するシステムは、1950年代後半の軍用高周波ラジオに初めて適用された。マルチキャリア変調方式は複数の直交するサブキャリアを重ねるOFDM方式は、1970年代から発展し始めたが、マルチキャリアの間の直交変調の具現が難解な問題であるので、マルチキャリア変調方式の実際システムの適用には限界があった。しかし、1971年Weinsteinなどは前記OFDM方式を使用する変復調が、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)を利用して効率的に処理ができることを発表した。これをきっかけでOFDM方式に対する技術開発が急速に発展した。また、ガードインターバル(guard interval)を使用して、ガードインターバルにサイクリックプレフィックス(CyclicPrefix、CP)シンボルを挿入する方式が知られながら多重経路及び遅延拡散(delay spread)に対するシステムの否定的影響をより減少させることができた。
【0006】
このような技術的発展に応じてOFDM方式技術は、デジタルオーディオ放送(Digital Audio Broadcasting、DAB)とデジタルビデオ放送(Digital Video Broadcasting、DVB)、無線近距離通信網(Wireless Local Area Network、WLAN)、及び無線非同期送信モード(Wireless Asynchronous Transfer Mode、WATM)などのデジタル送信技術に広範囲に適用されている。即ち、OFDM方式はハードウェア的な複雑度(complexity)によって広く使用されることができなかったが近年、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform、FFT)と逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)を含む各種デジタル信号処理技術が発展することによって広く使用されている。
【0007】
OFDM方式は、従来の周波数分割多重(Frequency Division Multiplexing、FDM)方式と類似である。ただ、OFDM方式によると、複数のトーンの間の直交性(orthogonality)を維持して送信することによって高速データ送信時の最適の送信効率が獲得される。また、OFDM方式は、周波数使用効率が良く、かつ多重経路フェージング(multi−path fading)に強い特性があり、OFDM方式に応じて高速データ送信時の最適の送信効率を獲得されることができる。
【0008】
OFDM方式の他の長所は以下の通りである。 OFDM方式は周波数スペクトラムを重畳して使用するので周波数使用が効率的である。 OFDM方式は周波数選択的フェージング(frequency selective fading)に強く、多重経路フェージングに強く、ガードインターバルを利用してシンボルの間の干渉(Inter Symbol Interference、ISI)影響を減らすことができ、ハードウェア的に等化器(equalizer)構造を簡単に設計することが可能であり、インパルス(impulse)性雑音に強いという長所を有し、通信システム構造に積極活用されつつある。
【0009】
無線通信において高速、ハイクオリティーのデータサービスを阻害する要因は、おおよそチャンネル環境である。無線通信でチャンネル環境に影響を及ぶ要因は以下の通りである。チャンネル環境は白色ガウス性雑音(AWGN:additive white Gaussian noise)、フェージング(fading)現象によって発生される受信信号の電力変化、陰影(shadowing)、端末機の移動及び頻繁な速度変化によるドップラー(Doppler)効果、他のユーザ及び多重経路(multi−path)信号による干渉などによって影響を受ける。無線通信のチャンネル環境はこのような要因によってよく変わる。従って、無線通信で高速、ハイクオリティーのデータサービスをサポートするためには前記のようなチャンネル環境の阻害要因を効果的に解消するのが必要である。
【0010】
OFDM方式で変調信号は、時間と周波数から構成された2次元リソース(resource)に位置する。時間軸上のリソースは互いに異なるOFDMシンボルに区別され、これらは互いに直交する。周波数軸上のリソースは互いに異なるトーン(tone)に区別されてこれらも互いに直交する。即ち、OFDM方式では時間軸上で特定OFDMシンボルを指定して周波数軸上で特定トーンを指定すると1つの最小単位リソースを指すことができる。このように最小単位リソースをリソース要素(Resource Element;RE)と称する。互いに異なるREは、周波数選択的チャンネル(frequency selective channel)を経ても互いに直交する特性がある。従って、互いに異なるREに送信された信号は相互干渉を起こせず受信側に受信されることができる。
【0011】
物理チャンネルは、1つ以上の符号化されたビット列を変調した変調シンボルを送信する物理階層のチャンネルである。直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)システムでは送信機は送信する情報系列の用途や受信機によって複数の物理チャンネルを構成して送信する。1つの物理チャンネルをどんなREに配置して送信するのかを送信機と受信機が予め約束すべきである。その規則を写像又はマッピング(mapping)と言う。
【0012】
LTEシステム及びその拡張であるLTE-Aシステムは、前述されたOFDMシステムがダウンリンクに適用された代表的なシステムである。LTEシステム及びLTE−AシステムのアップリンクではSC−FDMA(Single Carrier−Frequency Division Multiple Access)が適用される。
【0013】
一方、LTE TDD(Time Division Duplexing)システムで端末のデータ送信に対する基地局の応答チャンネルの送信はアップリンク送信時点に決定されて一部ダウンリンクサブフレームにだけ送信される。一方、LTE−A TDDシステムでは基地局トラフィックに適応的に対応したりマルチキャリアをサポートするために全てのサブフレームで応答チャンネル送信が必要である。既存端末の互換性問題で既存に応答チャンネルに存在しないサブフレームには既存と同一構造の応答チャンネルを送信することができない。従って、既存端末に互換性を提供して応答チャンネルの性能を保障して、また制御チャンネルの受信を保障する新しい応答チャンネル送信方法が必要である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。実施形態を説明するにあたり、本発明が属する技術分野によく知られており、本発明と直接的に関連がない記述内容に対しては説明を省略する。これは不必要な説明を省略することによって本発明の要旨をより明確に伝達するためである。
【0021】
同じ理由で添付図面において一部構成要素は誇張されたり省略されたり概略的に図示する。また、各構成要素の大きさは実際大きさを全面的に反映するものではない。各図面で同一又は対応する構成要素には同一参照番号を付す。
【0022】
以下、本発明の実施形態によって応答チャンネル送信方法及び装置を説明するための図面を参考して本発明に対して説明する。
【0023】
以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。このとき、図面において同一構成要素には可能な限り同一符号が付されている事に留意されたい。また、本発明の要旨を不明瞭にする公知機能及び構成に関する説明は省略する。
【0024】
また、後述する本明細書及び特許請求の範囲に使用された用語や単語は、通常であるか、或いは辞典的な意味に限定して解釈されてはいけなく、発明者は、その自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念に適切に定義することができるという原則に基づいて本発明の技術的思想に付合する意味と概念として解釈されるべきである。
【0025】
以下、本明細書ではLTEシステムとLTE−Advancedシステムの例を挙げて記述するが、本発明は基地局スケジューリングが適用されるその他の無線通信システムに別の加減無しに適用可能である。
【0026】
図1は、本発明が適用されるLTE(Long Term Evolution)システムにおけるサブフレームの制御チャンネル構造を示した図面である。
【0027】
図1のサブフレームはLTE−Aシステムでも互換性のためにサポートされる。
【0028】
図1を参照して説明すれば、全体ダウンリンク送信帯域幅は複数個のリソースブロック(Resource Block、以下、「RB」)からなる。各RB(101、102)は周波数軸に配列された12個の周波数トン(tone)と時間軸に配列された14個のOFDMシンボル、或いは12個のOFDM シンボルから構成されている。周波数トンとOFDM シンボルはリソース割り当ての基本単位である。1つのサブフレームは1msecの長さを有し、0.5msecの2つのスロット(105、106)から構成される。
【0029】
基準信号(Reference Signal、以下、「RS」)112は、端末機がチャンネル推定ができるように端末機へ送信する基地局と約束された信号である。LTEシステムで利用されるRSは、共通基準信号(Common RS、以下、「CRS」)と専用基準信号(Dedicate RS、以下、「DRS」)に分類することができる。CRS112はそれぞれアンテナが2個である基地局は、2つのポート0及び1から、アンテナが4個である基地局は4個のポート0、1、2及び3から送信されるRSを意味する。基地局が多重アンテナ(Multi−antenna)を使用すると、アンテナポート数が複数である。周波数軸上でRSが配置されるRBの絶対的位置はセル別に相違するように設定されるがRSの間の相対的な間隔は一定するように維持される。即ち、同一アンテナポートのRSは6個のRB間隔を維持する。RSの絶対的位置がセル別に相違するように設定される理由はRSのセルの間の衝突を避けるためである。RSの個数はアンテナポートごとに差がある。
【0030】
アンテナポート0及び1の場合、1つのRBとサブフレームで総8個のRSが存在するがアンテナポート2及び3の場合、1つのRBとサブフレームで総4個のRSが存在する。共通基準信号を全ての端末が受信することができるように移動通信システムが設計されなければならない。従って、共通基準信号はダウンリンク全体帯域にかけて全てのRBに同様に適用される。
【0031】
一方、LTEの制御チャンネル(control Channel)信号は、幾つかの物理チャンネルから構成されてサブフレームの時間軸上で先頭に位置する。
図1で参照番号107は制御チャンネル信号が位置することができる領域を示したものである。制御チャンネル信号はサブフレームの先頭に位置したL個のOFDMシンボルにかけて送信されることができる。Lは1、2、又は3の値を有することができる。
図1はLが3である場合を示した図面である。必要な制御チャンネルの量が少なくとも1つのOFDMシンボルで制御チャンネル信号の送信が十分な場合には先頭の1 OFDMシンボルだけが制御チャンネル信号送信に使用される(L=1)。この場合、残り13個のOFDMシンボルはデータチャンネル信号送信に使用される。Lの値は制御チャンネル受信動作で割り当て制御チャンネルリソースのデマッピングのための基本情報として使用される。受信機がLの値を受信することができない場合、制御チャンネルを復旧することができない。制御チャンネル信号をサブフレームの先頭に位置させる理由は端末機が先に制御チャンネル信号を受信して自分に送信されるデータチャンネル信号を送信するか否かを認知してデータチャンネル受信作動を実行するのかを判断するためである。従って、自分に送信されるデータチャンネル信号がなければデータチャンネル信号を受信する必要がなく、従って、データチャンネル信号受信作動で消耗する電力を節約することができる。また、先頭に位置した制御チャンネルをデータチャンネルに比べて早い時点に受信することによってスケジューリング遅延を減らすことができる。
【0032】
制御チャンネルは、物理制御フォーマット指示チャンネル(PCFICH;Physical Control Format Indicator Channel)108、物理ハイブリッドARQ指示チャンネル(PHICH;Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)、物理ダウンリンク制御チャンネル(PDCCH;Physical Downlink Control Channel)の3種類に分類することができる。PCFICH108はL値を指示してPDCCHの全体リソースを指示するチャンネルである。PCFICH108は最も先頭のシンボルに位置する。PCFICH108は全体帯域にかけて4個のREが4回繰り返されて送信される。PCFICH108はセルインデックスによって定まれた固定位置から送信され、端末は連結されたセルインデックスだけあればPCFICH108を受信することができる。
【0033】
受信機はPCFICH108だけでなくPHICHのリソース位置が分かる場合、PDCCHを復調できる。従って、物理放送チャンネル(PBCH;Physical Broadcast Channel)を通じてPHICH期間(duration)とPHICHリソース(resource)の2つの値がPCFICH受信以前に送信される。これによって受信機が応答チャンネルの位置を分かる。PHICHは一般的な場合、PHICH8個が1つのPHICHグループ(group)を構成する。1つのPHICHグループは総 3回繰り返されて全体帯域にダイバーシティー送信される。PHICH期間(duration)とPHICHリソース(resource)値が決定されるとPHICH期間(duration)はPHICHの時間軸での位置を指示してPHICHリソース(resource)(N
g ∈ {1/6、1/2、1、2})はリソース量を指示する。指示されたPHICHリソース量を利用して実際PHICHグループの個数を導出する方法は以下の数式1による。
【0035】
ここで、
【数2】
は、ダウンリンクに使用されるRBの総個数を意味する。
【0036】
PCFICHがPHICHのチャンネルを割り当てて位置を指示するためにはREG(RE Group)を利用する。REGはRSを含んで用いることができる周波数上で連続された4個のREから構成される。RSが存在する場合には引用符号108及び109のように1つのREGが総6個のREから構成される。しかし、実際使用することができるRE観点で見ればREGは総4個の使用可能なREから構成される。REGリソースを割り当てるために1つのPhysical Resource Block(PRB)101は引用符号103のようにREGインデックスを有する。引用符号107が指示するように3個のOFDMシンボルが制御チャンネルに使用される場合、REGインデックスは時間軸を優先してインデクシングされる。REGは時間順でインデックスが割り当てる。引用符号110が示したように
図1のPRB103の左側に該当する周波数のREG(0、1、2番)が先ずインデクシングされる。さらに、同じ周波数では早い時刻のREGらが先ずインデクシングされる。次いで次の周波数帯域のREG(3番)がインデクシングされ、以後4、5、6番REGがインデクシングされる。また、1つのPRBのREGインデクシングが全て完了した後、次のPRBのREGインデクシングが実行される。
【0037】
PDCCH107は共通制御チャンネルと専用制御チャンネルを送信するための物理チャンネルである。PDCCH107はデータチャンネル割り当て情報、システム情報送信のための割り当て情報、或いは電力制御情報などを送信する物理チャンネルである。受信する端末機のチャンネル状態に応じてチャンネル符号化率を異なるように設定するようにPDCCH107が設定されることができる。PDCCHは変調方式でQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)を固定的に使用するのでチャンネル符号化率を変更しようとすれば1つのPDCCHが使用するリソースの量を変更しなければならない。チャンネル状態が良好な端末機には高いチャンネル符号化率を適用してPDCCHが使用するリソースの量を減らす。一方に、チャンネル状態が悪い端末機には使用するPDCCHが使用するリソースの量を増やしても高いチャンネル符号化率を適用してPDCCH受信が可能にする。個別PDCCHが消耗するリソースの量は制御チャンネル要素(Control Channel Element、以下、「CCE」)という単位で決定される。また、CCEは複数個のREG(resource element group)(110)から構成される。PDCCHのREGはダイバーシティー保障とセル間の干渉を分散するためにインターリーバーを経る。以後にPCFICHとPHICHに使用したREGを除いては残りREGにPDCCHが割り当てられて全体ダウンリンク帯域にかけて制御チャンネルリソースに配置される。
【0038】
制御チャンネルのREG単位で、Lによって定まれたサブフレームの総REGに対してインターリビングが実行する。制御チャンネルのインターリーバーの出力はセルの間に同一のインターリーバーを使用するから発生するセル間の干渉(inter−cell interference)を防止するように設定される。また、制御チャンネルのインターリーバーの出力は同時に1つ、或いは複数個のシンボルにかけて割り当てられた制御チャンネルのREGが周波数軸から遠く離れてダイバーシティー利得を得ることができるように設定される。また制御チャンネルのインターリーバーの出力は同一のチャンネルを構成するREGが各チャンネル別にシンボルの間に均等に分配することを保障する。
【0039】
図2は、制御チャンネルのリソース構成方法を示した図面である。
【0040】
図2を参考すれば、LTEの制御チャンネルを論理領域に図示すれば201のように1つの領域で表すことができる。この領域の最小単位は202、203、204のようにREGから構成される。この領域がPDCCHに割り当てられる以前に先ずPCFICHとPHICHに使用されるREG(203、204)がこの領域に割り当てられる。PCFICHとPHICHが使用した後、残りREGのうちで連続された9個のREGを集めて1つのCCEを構成し、これはPDCCHの割り当ての基本単位となる。従って、CCEを構成するREGの個数は9の倍数からなる。制御チャンネル領域は共通制御チャンネル領域(Common Control Channel Region)と専用制御チャンネル領域(Dedicate Control Channel Region)に区分される。共通制御チャンネル領域は、全て端末が常に制御チャンネル復調を試みなければならない領域である。専用制御チャンネル領域は各端末別に復調をしなければならない領域である。専用制御チャンネル領域に対しては各端末自分に該当する領域だけ復調を試みる。共通制御チャンネルはCCEインデックス0から15を有する総16個のCCEを有している。残りCCEは専用制御チャンネル領域に使用される。LTEシステムで制御チャンネルは特定の符号化率(code rate)を有せずアグリゲーションレベル(aggregation level、以下、同一)とは単位を利用してリソース対比情報量を決定する。アグリゲーションレベルはCCEの数字を指示する。
【0041】
共通制御チャンネルの場合には、4と8のアグリゲーションレベルを有することができる。専用制御チャンネルの場合には、1、2、4と8のアグリゲーションレベルを有することができる。アグリゲーションレベルの単位はCCEである。共通制御チャンネル領域でアグリゲーションレベルによってブラインド復調位置個数が異なる。共通制御チャンネル領域のアグリゲーションレベル4に対して総4個の位置でブラインド復調が可能である。共通専用制御チャンネル領域のアグリゲーションレベル8に対して総2個の位置でブラインド復調が可能である。従って、基地局は前記総6個のブラインド復調が可能な位置に共通制御チャンネルを送信することができる。端末専用制御チャンネルの場合にもアグリゲーションレベルによって互いに異なる復調位置個数を有する。アグリゲーションレベル1と2の場合はそれぞれ総6種復調位置が可能であり、level4と8の場合にはそれぞれ総2種復調位置が可能である。各アグリゲーションレベル別に実際復調を実行する CCEは互いに同一であってもよく、同一しなくてもよい。これを整理すれば表1の通りである。表1はLTEシステムで制御チャンネル探索領域の構成を表す。
【0043】
図3は、LTEとLTE-AシステムでTDDで周波数帯域が構成された場合、サブフレーム別にPHICH送信有無を示したものである。
【0044】
図3を参照して説明すれば、LTE TDDシステムは総7個の構成を有してそれぞれの構成は互いに異なるダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームを有する。アップリンクサブフレームの個数に応じてアップリンク送信プロセスに加わらない一部サブフレームが存在する。再説すれば端末が任意のアップリンクサブフレームでデータを送信してこれに対する応答チャンネルをダウンリンクから送信すべきであるが、もしアップリンクサブフレームの個数がダウンリンクサブフレームより少ない場合、一部ダウンリンクサブフレームは応答チャンネルを送信する必要がない。FDD(Frequency Division Duplexing)の場合には毎サブフレームにアップリンクサブフレームが他の帯域に存在するから毎サブフレームに応答チャンネルのリソースが必要であるがTDDの場合にはこのようなことが必要がない。従って、Rel.8段階のLTEシステムではTDD構成によってそれぞれのダウンリンクサブフレーム別に使用可能な応答チャンネルリソース量を定義した。
【0045】
以下の表2はTDDにおけるPHICHグループ(group)リソース量を表す。
【0047】
従って、数式1で求められたPHICHリソース量に表2の値を掛けて全体リソース量が計算される。例えば、TDD構成2(302)の場合、全体ラジオフレーム301からサブフレーム303に相応する値を表2で検索すれば0(m’=0)である。サブフレーム304に相応する値を表2で検索すれば1(m’=0)である。従って、サブフレーム304にはPHICHリソースが定義されるが制御チャンネル領域303にはPHICHリソースが定義されない。従って、 Rel.10以前のLTE端末の場合にはサブフレーム304領域ではPCFICH、PHICH、PDCCHを受信するがサブフレーム303領域ではPCFICH、PDCCHだけ受信する。しかし、LTE−Aシステムでは互いに異なるTDDサブフレーム間に多重キャリア送信が許容され、さらにLTE−Aシステムでは1つのキャリアで1つのTDD構成を使用するのではなくデータのトラフィック量に応じて複数個のTDD構成を同時に使用することができる。
【0048】
表2を参照して、TDD構成1と2を利用して多重TDDキャリア送信をする場合を仮定する。1番サブフレームの場合にはTDD構成2にはPHICHがないがTDD構成1にはPHICHリソースが1つあることを確認することができる。該サブフレームインデックスからキャリアの間スケジューリングを適用して1つのキャリアでTDD構成1と TDD構成2のPHICHを共に送信しなければならない場合であればTDD構成1ではPHICH送信が可能であるがTDD構成2ではPHICH送信が不可能である。この場合、基地局は結局スケジューリングに制約を受けるようになり、効果的な多重キャリア送信が不可能である。併せて端末が結局TDD構成1から常に制御チャンネルを受信する場合PHICHを受信することができるので端末が1つのキャリアに集中される現象が発生する。
【0049】
一方、このような問題を解決するために表2を修正して0に記述されたサブフレームに対してリソースを追加に割り当てることを仮定することができる。このような場合に既存の端末は当該変更を認知できずに新しいPHICHが存在しないという仮定下に制御チャンネルを受信する。従って、PHICHとPDCCHのリソース割り当てが別になるから2つのチャンネルが衝突する。この場合、既存の端末はPDCCH受信性能が低下されて新しい端末の場合にはPHICHとPDCCHの同時受信が不可能になる。
【0050】
衝突が発生せず、かつ送信が可能なのが最も好ましいが、全ての端末にこのような条件を保障しにくい。従って、以下では新しいPHICHを送信する時、PDCCHとの衝突を最小化するようにPHICHリソースを構成する方法を提案する。
【0051】
図4は、本発明の一実施形態によるPHICHリソース割り当て方法を示したものである。
【0052】
図4を参照すれば、
図4は既存のPHICHがないダウンリンクサブフレームの制御チャンネル領域である。制御チャンネル領域は既存リソース割り当て単位であるREG401の集合から構成される。9個のREGが集まって1つのPDCCH既存割り当て単位であるCCE402から構成される。
図4でREG401はPCFICHに使用されたREGを除いたREGである。全体REGは第1領域404と第2領域403に区分される。第1領域404はCCE402から構成されたREGを含む領域である。第2領域403はCCEに含まないREGを含む領域である。第1領域404の場合、9個のREGがCCEから構成される。従って、全体REGの個数が9の倍数ではない場合、制御チャンネル領域で何のチャンネルも使用することができないREG403が発生する。この領域が第2領域403である。実際に、全体REGの個数は使用可能した帯域幅のPRB個数と現在構成されたRSの個数、さらにPCFICHで指示したL値によって毎ダウンリンクサブフレームごとに動的に変更される。現在LTE−Aシステムで可能な組合は以下の通りである。PRB個数は6、15、25、50、110個のうちのいずれか1つになることができる。RS portの個数は1個、2個、或いは4個になることができる。
【0053】
PCFICHが指示するL値はPRBが6の場合には2、3、4のうちのいずれか1つであり、残り場合には1、2、3のうちのいずれか1つである。この時、CCEを構成して残ったREGの個数を1つのPHICH groupの占めるリソースが12個である RE単位で分ければ表3の通りである。
【0055】
表3から1と表記した項目は1個のPHICHグループ(group)が使用可能であるということを意味する。0と表記した項目はREGはあるが総3個のREGになられずPHICHグループ(group)が構成されることができない場合である。表3を見れば大部分の場合、REGインデックスの最後の部分に他の制御チャンネルが使用することができない領域があることを確認することができる。従って、使用されないREG領域403に新しいPHICHを送信する場合、他の端末のPDCCH受信に全然影響を与えず新しい端末もPHICHとPDCCH衝突を防止することができる。また、第1領域404の場合、CCEは1、2、4、8のCCE単位でPDCCHが送信される。従って、もし第1領域のCCEの個数が8の倍数ではない場合、PDCCHのCCEも最も最後のインデックスの部分がほとんど使用されることができなくなる。表4、5、6はCCE2、4、8の場合端末のPDCCHの検索領域に含まれないCCEの個数を表したものである。1つのCCEが9個のREGから構成されて1つのCCEを通じて3個のPHICHグループ(group)が送信されることができる。
【0059】
従って、
図4で第2領域403と第1領域404の最後の部分はPDCCH送信が全然ないとかほとんどない領域である。従って、この領域を通じて新しいPHICHを送信する場合、端末の性能や影響を最小化することができる。本実施形態で提案するPHICHグループ(group)割り当て方法は、第2領域を優先してREGインデックス逆順に3個のREGを縛って1つのPHICHグループ(group)から構成し、PHICHグループ(group)を追加する方法である。従って、PHICHグループ0(405)が第2領域403を基準でREGインデックスが最も高い部分で開始してリソースが割り当てられる。次いでPHICHグループ(group)1(406)がREGインデックスが低い方向に割り当てられる。提案する方法は既存の端末の制御チャンネル受信影響を最小化しながら新しい端末のPHICH受信ができるようにする方法で他の制御チャンネルが使用されない、或いはほとんど使用されないリソースを活用する方案である。表2で既存のPHICHリソースがないサブフレームでPHICHリソースグループの量は表2で0と指示された領域に新しいm’値を定義して使用することができる。サブフレーム別に互いに異なるm’値を有することもでき、全て同一値を有することもできる。表2で0と指示された領域のために端末に記録された値をm’ 値として使用することもでき、上位でシグナリングにm’値を指示することもできる。一般的な場合にm’は1が使用される。既存の端末と新しい端末が1つのキャリアに共にある場合、実際PHICHリソースグループが全部必要ではないからm’値は1より小さな値で構成が可能であり、これは第2領域で使用しない領域と第1領域であんまり使用されない領域で制限してPHICHグループを割り当てることができるようにするためである。
【0060】
図5は、提案する第1実施形態のリソース割り当て方法を示したものである。
【0061】
図5を参照すれば第2領域の逆順にPHICHグループ(group)を割り当てる場合 、REGにPHICHグループ(group)を割り当てる2つの方法が可能である。また1つのPHICHグループ(group)内でPHICH REをマッピングする2つの方法が可能である。
図4のようにPHICHグループ(group)を割り当てる場合、PHICHリソース割り当て方法は1つのPHICHグループ(group)を構成する3個の REGが第1領域で1つのCCEのうちに含まれるように割り当てる方法と、3個のREGが第1領域で1つのCCEのうちに含まれるかどうかを考慮せず割り当てる方法2つが可能である。第1領域502の最後のREGを基準でPHICHグループ(group)505を割り当てる場合を説明する。第1領域502に割り当てられるPHICHグループ(group)を構成する3個のREGは1つのCCE内に含まれてPHICHグループ(group)が2つのCCEにかけて割り当てられる場合のリソース浪費を防止することができる。一方、第2領域501でPHICHグループ503右側にあるREGが残る短所がある。次に第2領域501のREGインデックスが最も高いことを基準でPHICHグループ(group)を割り当てる場合を説明する。この場合、第2領域501のREGは共に使用することができるが前記説明したように第1領域502でのPHICHグループ(group)が幾つかのCCEにかけて割り当てられる。1つのグループ内でPHICHを割り当てる場合もREGインデックスが低いインデックスから割り当てる方式506及びPHICHグループ(group)インデクシングのようにREGインデックスが高いインデックスから割り当てる方式507のうちのいずれか1つ以上が利用されることができる。
【0062】
図6は、提案する新しいPHICHリソース割り当ての第2実施形態を示したものである。
【0063】
図6を参照すれば、第1領域は共通制御チャンネルが送信される1−1領域605と端末専用制御チャンネルが送信される1−2領域603を含む。1−2領域603のREGのうちで使用するRSの個数、PRBの個数、PCFICHの関係せず常にREGリソースインデックスを維持することができる1−1領域605の次のREGがPHICHリソース割り当てに利用される。提案する方法はPHICH送信が既存の端末の制御チャンネルの受信に影響を与える問題は解決することができない。しかし、新しい端末が常に一定のインデックス位置のリソースをPHICHのために使用することができる。また、第1 実施形態のようにREGの個数がサブフレームごとに続き変わるから実行しなければならない計算を減少させることができる。PCFICHを除いたREGが集まってREG601を構成する。REG601が9個集まってCCE604を構成する。1−1領域605は初めて16個のCCE605から構成され1−2領域603は1−1領域605以後から第2領域602以前までのCCEから構成される。本実施形態によれば、インデックス 16のCCE606から順にPHICHグループを割り当てばCCEインデックス 16にPHICHグループ(group)0(607)、1、2が順にマッピングされる。
【0064】
図7は、本発明の第3実施形態によるPHICH送信方法を示したものである。
【0065】
図7の実施形態によれば、端末の専用制御チャンネルが送信される1−2領域702を通じてPHICHが送信される。各端末に送信されるPDCCHのリソースの一部を活用してPHICHを送信する方式が開示される。新しい端末にCCE8個(707又は708)を利用してPDCCHを送信する場合を仮定する。この場合、実際ではCCE7個でPDCCHを送信して残り1個のCCEはPHICH送信709に使用することができる。
【0066】
こんなに自分のリソースの一部を使用する場合、既存の端末のPDCCHに影響を与えず、かつ共に自分のリソースを使用したので追加的なリソース活用無しにPHICHの送信が可能である。また、端末の専用制御チャンネル送信領域705はPDCCH受信で予め計算されるから追加的なPHICHリソース領域や割り当てシグナリング無しもPHICH送信が可能であるという長所がある。PHICHの位置は使用したCCEの個数に応じて変わることができる。PHICHが送信されるのに1つのCCEが使用される。従って、実際PDCCHに使用可能なCCEが1、2、4、8個であり、PDCCHがPHICHと共に送信される場合、PDCCHの送信のために1、3又は7個のCCEだけ利用することができる。従って、既存のCCEの大きさが1で検索領域のCCEインデックスがnであり、任意のn番目CCEでPDCCHが検出された場合、端末はn+1番目CCEでPHICHを受信する。既存のCCE大きさが2であり、検索領域のCCEインデックスがmであり、任意のm番目CCEでPDCCHが検出された場合、端末はm+1番目CCEでPHICHを受信する。既存のCCE大きさが4であり、検索領域のCCEインデックスがkであり、任意のk、k+1、k+2番目CCEでPDCCHが検出された場合、端末は k+3でPHICHを受信する。既存のCCE大きさが8であり、検索領域のCCEインデックスがpであり任意のp、p+1、p+2、p+3、p+4、p+5、p+6番目CCEでPDCCHが検出された場合、端末はp+7番目CCEでPHICHを受信する。
【0067】
本発明の第3実施形態によれば、新しい端末のPDCCHの性能が一部減少することができる。しかし、リソースを減少させながら減る性能は基地局が送信電力を調節することによって補完が可能である。また、提案する第3実施形態によれば既存の制御チャンネルとの衝突を常に避けることができる長所がある。本実施形態は送信されるPHICHグループ(group)が端末の専用制御チャンネル検索領域と関数関係を有する方法を利用する。前記例示されたCCE以外に検索領域以内の他のCCEにもPHICHが割り当てられることができる。また、互いに異なる端末の検索領域が重複する場合、端末の間に1つのPHICHグループ(group)を多重化して使用することもできる。
【0068】
図8は、本発明の一実施形態によるPHICH送信過程のフローチャートである。
【0069】
図8を参考すれば、段階801で基地局は既存端末に透明(transparent)な新しいPHICHリソース量を決定してリソースを構成する。新しいPHICHリソース量は既存PHICHのリソース量を再使用することもでき、既存PHICHリソース量に比例するように割り当てることもできる。段階802で基地局は端末のデータチャンネルであるPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)に対するスケジューリングを実行してこれを端末専用制御チャンネルを利用して端末に指示する。段階803で基地局は段階802におけるPUSCHスケジューリングによって端末のPUSCH送信を受信する。段階804で基地局は受信したPUSCHに対する応答信号送信を準備する。段階805で基地局は現在サブフレームに既存のPHICHリソースがあるのか把握する。既存のPHICHリソースがある場合、過程は段階806へ進行して既存のPHICHリソースに端末に対する応答チャンネルを割り当てて送信する。もし、段階805で現在サブフレームに既存のPHICHリソースがない場合、段階807のように本発明の実施形態のいずれか1つ以上によって新しいPHICHリソース領域にPHICHを送信して送信を完了する。
【0070】
図9は、本発明の一実施形態による端末の受信過程を示したフローチャートである。
【0071】
図9を参考すれば、段階901で端末は既存のPHICHリソースと新しい透明(transparent)のPHICHリソース構成を認知する。既存のPHICHリソース構成は既存システムと同様にPBCH(Physical Broadcast Channel )を通じて受信して新しいPHICHリソース構成は既存のリソース構成を活用して構成してもよい。段階902で端末は基地局からアップリンクデータ送信のためのスケジューリング情報を制御チャンネルを通じて受信する。段階903で端末は段階902から受信された制御情報を利用してPUSCH送信を実行する。段階904で端末は送信したPUSCHデータチャンネルに対する応答信号の受信を準備する。段階905で端末は現在応答チャンネルを受信するサブフレームに既存のPHICHリソースがあるのか判断する。既存PHICHリソースがある場合、過程は段階906へ進行して既存のPHICHリソースで自分の応答チャンネルを受信する。一方、段階905で既存のPHICHリソースがない場合には過程は段階907へ進行して本発明で提案した基準によって新しい領域でPHICHを受信して受信過程を完了する。
【0072】
図10は、本発明の実施形態による基地局の送信装置を示したブロック図である。
【0073】
図10を参考すれば、本発明の実施形態による基地局の送信装置はサブフレームによって既存のPHICHチャンネル及び/又は新しいPHICHチャンネルを送信することができる。PDCCHジェネレーター1001は制御チャンネルを発生する。PHICHジェネレーター1002は応答チャンネルを発生する。また、PCFICHジェネレーター1003は信号を発生するPDCCHマッパー1004、PHICHマッパー1009、及びPCFICHマッパー1011はそれぞれのチャンネルのリソースを割り当てる。PDCCHマッパー1004は端末の制御チャンネル領域にPDCCHを割り当てる。PCFICHマッパー1011はセル固有の位置にPCFICHを割り当てる。コントローラー1010は、現在サブフレームに既存のPHICHリソース領域があるのか判断する。現在サブフレームに既存のPHICHリソースがある場合にはセレクター1009は既存領域にPHICHをマッピングするようにPHICHマッパー1008を制御する。現在サブフレームに既存のPHICHリソースがない場合にはセレクター1009は、本実施形態によって新しいPHICHリソース領域にPHICHをマッピングするようにPHICHマッパー1008を制御する。制御チャンネルが全てマッピングされた後にはマルチプレクサー1006は利用して他のチャンネルを多重化する。送信機1007は多重化されたサブフレームを送信する。
【0074】
図11は、本発明の実施形態による端末機の受信装置を示したブロック図である。
【0075】
図11を参考すれば、本発明の実施形態による端末の受信装置は既存のPHICH領域と新しいPHICH領域を全て受信することができる。受信プロセッサ1101は利用してサブフレームを受信する。CRS受信機1102はCRSを受信する。チャンネル推定機1103は、受信サブフレームのチャンネルを推定して推定されたチャンネルは他のチャンネルを受信するのに利用される。PCFICH受信機1104はPCFICHを受信する。PCFICH復調器1105は受信したPCFICHを復調して制御チャンネルの量を決定するL値を導出する。PCFICH復調器1105はこれを通じて全体REGの個数とインデックスを導出することができる。コントローラー1108は利用して当該サブフレームに既存のPHICHがある場合にはPHICH受信機1104を通じて既存の位置でPHICHを受信してすべてのPHICHリソース領域を除いたREGを制御チャンネルデマルチプレクサー1109に伝達する。PDCCH受信機1110は自分の制御チャンネルを受信する。PDCCH復調器1111は制御チャンネル情報を受信する。現在サブフレームが既存のPHICHがなく新しいPHICHがある場合にはコントローラー1108はPHICH受信機1104を利用して新しいPHICH領域でPHICHを受信してPHICH復調器1107を利用して応答チャンネルを受信する。このとき、デマルチプレクサー1109は新しいPHICHチャンネルの送信有無と関係せず受信して制御チャンネル復調を実行する。
【0076】
一方、本発明の実施形態による端末の受信装置は通信部(図示せず)をさらに含むことができる。
【0077】
通信部は前記第2制御チャンネルを受信するための制御情報を上位シグナリングを通じて基地局から受信する。
【0078】
コントローラー1108は、前記制御情報を利用して第2制御チャンネルリソースを決定し、全体制御チャンネルに対するリソースのうちで前記決定された第2制御チャンネルリソースによって第1制御チャンネルリソースを決定する。この場合、前記制御情報は第2制御チャンネルのための物理リソースブロック(Physical Resource Block、PRB)リソース情報、専用基準信号に使用されたポート(port)情報、スクラムブリングコードID情報、DCI(Downlink Control Information)フォーマット大きさ情報のうちの少なくとも1つを含むことができる。
【0079】
本発明の利点及び特徴、及びそれらを達成する方法は添付の図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるでしょう。しかし、本発明は以下で開示される実施形態に限定されるのではなく互いに異なる多様な形態に具現されることができ、ただ本の実施形態は本発明の開示を完全にし、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせる為に提供されるものであって、本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。明細書全体にかけて同一参照符号は同一構成要素を指称する。
【0080】
このとき、処理流れ図の図面の各ブロックと流れ図の図面の組合はコンピュータープログラムインストラクションによって実行される可能性があることを理解されたい。これらコンピュータープログラムインストラクションは汎用コンピューター、特殊用コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載されることができるので、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて実行される、そのインストラクションが流れ図ブロックで説明された機能を実行する手段を生成する。これらコンピュータープログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するためにコンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピューター利用可能又はコンピューター判読可能メモリーに保存されることも可能なので、そのコンピューター利用可能又はコンピューター判読可能メモリーに保存されたインストラクションは流れ図ブロックで説明された機能を実行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータープログラムインストラクションはコンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能なので、コンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上で一連の動作段階が実行されてコンピューターで実行されるプロセスを生成してコンピューター又はその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を実行するインストラクションは流れ図ブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0081】
また、各ブロックは特定された論理的機能を実行するための1つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメント又はコードの一部を表すことができる。また、幾つかの代替実行例ではブロックで言及された機能が手順を外れて発生することも可能であることを注目されたい。例えば、相次いで示している2つのブロックは実は実質的に同時に実行されることも可能であり、或いはそのブロックが時々該当する機能によって逆順に実行されることも可能である。
【0082】
この時、本実施形態で使用される「〜部」という用語はソフトウェア又はFPGA又は ASICのようなハードウェア構成要素を意味し、「〜部」はどんな役目を実行する。しかし、「〜部」はソフトウェア又はハードウェアに限定される意味ではない。「〜部」はアドレッシングすることができる保存媒体にあるように構成されることもでき、1つ又はその以上のプロセッサを再生させるように構成されてもよい。従って、一例として 「〜部」はソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、速成、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウエア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。構成要素と「〜部」のうちで提供される機能はより小さな数の構成要素及び「〜部」に結合されたり追加的な構成要素と「〜部」で更に分離することができる。だけでなく、構成要素及び「〜部」はデバイス又は保安マルチメディアカード内の1つ又はその以上のCPUを再生させるように具現されることもできる。
【0083】
本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更しなく他の具体的な形態で実施されることができるということを理解することができるでしょう。よって、上述した実施形態はすべての面で例示的なことで限定的ではないことで理解すべきである。本発明の範囲は前記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって表わし、特許請求の範囲の意味及び範囲、及びその均等概念から導出される全て変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれることに解釈されなければならない。
【0084】
一方、本明細書及び図面には本発明の好ましい実施形態に対して開示した。たとえ特定用語が使用されたが、これはただ本発明の記述内容を容易に説明して発明の理解を助けるための一般的な意味で使用されたことであって、本発明の範囲を限定するものではない。ここに開示された実施形態の以外にも本発明の技術的思想に基づいた他の変形形態が実施可能であるということは本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に自明なものである。