(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6270169
(24)【登録日】2018年1月12日
(45)【発行日】2018年1月31日
(54)【発明の名称】削岩機及び削岩機に関わる装置及び方法
(51)【国際特許分類】
B25D 9/04 20060101AFI20180122BHJP
【FI】
B25D9/04
【請求項の数】15
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-520115(P2015-520115)
(86)(22)【出願日】2013年5月30日
(65)【公表番号】特表2015-521960(P2015-521960A)
(43)【公表日】2015年8月3日
(86)【国際出願番号】SE2013050621
(87)【国際公開番号】WO2014003626
(87)【国際公開日】20140103
【審査請求日】2016年5月26日
(31)【優先権主張番号】1250726-5
(32)【優先日】2012年6月28日
(33)【優先権主張国】SE
(73)【特許権者】
【識別番号】398056193
【氏名又は名称】アトラス コプコ ロツク ドリルス アクチボラグ
(74)【代理人】
【識別番号】100064388
【弁理士】
【氏名又は名称】浜野 孝雄
(74)【代理人】
【識別番号】100194113
【弁理士】
【氏名又は名称】八木田 智
(72)【発明者】
【氏名】ジヨンソン,ペアー
【審査官】
宮部 菜苗
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許第04582145(US,A)
【文献】
特表平05−504103(JP,A)
【文献】
特開昭58−071082(JP,A)
【文献】
特開平10−220415(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/123028(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25D 1/00−17/32
E21B 1/00−1/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
削岩機のハウジング(2)内における衝撃ピストン(4)とシリンダ(3)との間を密封するピストン・シール・ユニット(6)を保護するための液圧式削岩機用の装置(1)であって、
前記シリンダ(3)における、前記ピストン・シール・ユニット(6)と作動空間との間にピストン・ガイド(5)が位置決めされている
液圧式削岩機用の装置(1)において、
前記ピストン・シール・ユニット(6)が、衝撃ピストン(4)とシリンダ(3)との間を密封する密封装置(10,11)を備えた密封ホルダ(6’)を備え、
前記密封ホルダ(6’)における、前記ピストン・ガイド(5)と前記密封装置(10,11)との間に、ある量の作動液を受け入れるように形成された内方に開いた環状周囲チャンバ(9)を設け、かつ、
作動液供給用の作動液供給流路(12、13)が前記環状周囲チャンバ(9)に接続されていること
を特徴とする装置。
【請求項2】
前記作動液供給流路(12、13)が、削岩機の液圧式衝撃減衰構成からの戻り流路及び/又は調整可能な一定流量源から始まるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記密封装置(10、11)が軸方向に沿って相互に距離を置いて設けられる複数のピストンシールから成る
を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記環状周囲チャンバ(9)が、少なくとも一つの補助流路(13)を介して補助チャンバ(14)に接続されている
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記作動液供給流路(12、13)が、前記補助チャンバ(14)を介して前記環状周囲チャンバ(9)に接続するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか一項に記載の装置を備えることを特徴とする液圧式削岩機。
【請求項7】
前記環状周囲チャンバ(9)と前記ピストン・ガイド(5)との間に漏れ排出管(34)が設けられている
ことを特徴とする請求項6に記載の液圧式削岩機。
【請求項8】
前記漏れ排出管(34)が収液空間(15)を介して収液槽(18)に接続されている
ことを特徴とする請求項7に記載の液圧式削岩機。
【請求項9】
前記環状周囲チャンバ(9)と前記漏れ排出管(34)との間に、衝撃ピストンと対向するようにスロット(16)を設けることを特徴とする請求項7又は8に記載の液圧式削岩機。
【請求項10】
圧力センサ(27)で感知された圧力変化に応じて前記作動液の供給を制御する処理装置(26)を備える
ことを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載の液圧式削岩機。
【請求項11】
削岩機のハウジング(2)内における衝撃ピストン(4)とシリンダ(3)との間を密封するピストン・シール・ユニット(6)を保護するための方法であって、
前記シリンダ(3)における前記ピストン・シール・ユニット(6)と作動空間との間にピストン・ガイド(5)が位置決めされている方法において、
前記ピストン・シール・ユニット(6)を、衝撃ピストン(4)とシリンダ(3)との間を密封する密封装置(10,11)を備えた密封ホルダ(6’)で構成し、
前記密封ホルダ(6’)における、前記ピストン・ガイド(5)と前記密封装置(10,11)との間に、ある量の作動液を受け入れるように形成された内方に開いた環状周囲チャンバ(9)を設け、かつ、
作動液供給用の作動液供給流路(12、13)を前記環状周囲チャンバ(9)に接続して、作動液を前記環状周囲チャンバ(9)に供給すること
を特徴とする方法。
【請求項12】
前記作動液供給流を、補助チャンバ(14)を介して前記環状周囲チャンバ(9)に流す
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記作動液供給流を、削岩機の液圧式衝撃減衰構成からの戻り流路及び/又は調整可能な一定流量源から始まるように構成した
ことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記作動液の供給を、前記環状周囲チャンバ(9)又は前記補助チャンバ(14)で発生した圧力変化に応じて制御する
ことを特徴とする請求項11〜13の何れか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記環状周囲チャンバ(9)又は前記補助チャンバ(14)で発生した圧力変化の増大に応じて前記作動液の供給を増大させる
ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、削岩機のハウジング内のシリンダと衝撃ピストンとの間を密封するピストン・シール・ユニットを保護するための液圧式削岩機用装置に関するものである。本発明はまた、該装置を備える削岩機及び方法にも関する。
【背景技術】
【0002】
ピストン・シリンダ型の液圧式削岩機では、ある動作状況の間、衝撃ピストンはその往復動作を実行すると、シリンダの作業空間における衝撃ピストンの高速動作によって、作動液にキャビテーションが起こるようなそのような大きさの圧力波動が発生する。
【0003】
作動液におけるキャビテーションの気泡がピストン・シールに達する場合には、気泡が崩れる際に損傷を被る危険があり、漏出問題を引き起こして密封の作動寿命を短くしてしまうことになる。
【0004】
従来公知の液圧式削岩機では、衝撃ピストンのピストン・ガイドとピストン・シールとの間の領域は一般的に削岩機の排出システムに接続されている。このため、ピストン・ガイドとピストンとの間に現れる作動液は排出され、結果として作動液の圧力を低下させることになり、このことが密封にかかる負荷の低減につながることになる。
【0005】
完全に満足できるものではないが、このような構成がキャビテーションによる密封への損傷を減少させることが観察されてきた。
【0006】
衝撃減衰装置におけるチャンバと密封に隣接する領域との間に延びる油路を備えた装置を設けた削岩機は、国際公開WO2011/123028号から従来公知である。油路を通るキャビテーション気泡の動きを防止するために、油路は一連の制限部及び油量を包含する。前記文献は、このような装置を削岩機の衝撃ピストンに対して使用され得ることを示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、液圧式削岩機のピストン・シールを保護するため従来公知の装置をさらに発展させること、及び発生するキャビテーションがピストン・シールにもたらす問題点を少なくとも軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、作動液のボリュームを受けるために形成される包囲リング型の内方に開いたチャンバをビストン・ガイドとピストン・シールとの間に設け、また作動液供給用の作動液供給流路を前記チャンバに接続している前記装置によって達成される。
【発明の効果】
【0009】
内方に開いたチャンバに液体の流れを供給するこの方法によって、前記液体の流れは、好ましくは、全体的に連続して及び/又は一定であり、圧力変化を和らげること、及び特にピストン・シール・ユニットに隣接する作動液がキャビテーション気泡を含まないことが効果的な仕方で保証される。すなわち、液体の流れによって、過剰の作動液が長い時間の間絶えず存在し、圧力変動は液体の弾性を介して平滑化することができ、また、この領域で影響を受けていない作動液のアクセスはの不十分であるためにキャビテーション気泡が伝搬していくことは回避することができことを保証する。
【0010】
前記作動液供給流路は、削岩機の液圧式衝撃減衰装置からの戻り流路から始まるように構成するのが好ましい、なぜなら、そうすることによって、適切な大きさの作動液の流れ、すなわち、削岩機で既にアクセス可能であって且つ既にその主要な目的のために使用されてきた作動液の流れがもたらされる。従って、この戻り流れの使用は、効率のいかなる低下ともならず、朋削岩機からのさらなる出力を取り出すことにならない。代わりに、流れの源は調整可能な一定流量源であり、ある一定の動力消費をもたらすが、流れを制御する大きな可能性をもたらす。
【0011】
ピストン・シール・ユニットが、前記チャンバを受ける密封ホルダによって支持されることは、生産の点で適しており合理的である。
【0012】
適切には、ピストン・シール・ユニットは、軸方向に沿って相互に距離を置いて設けられる二つの密封装置を設けている。
【0013】
好ましくは、前記チャンバは、少なくとも一つの接続流路を通って補助チャンバに隣接し、それによってアクセス可能な作動液の量の増加を確実にすることができる。好ましくは、前記作動液供給流路は、補助チャンバを通って前記チャンバに接続するように構成される。
【0014】
本発明の液圧式削岩機では、好ましくは、前記チャンバとピストン・ガイドとの間に漏れ排出管が設けられる。この漏れ排出管は中間空間を通って収液タンクに適切に接続される。
【0015】
有利には、前記チャンバと漏れ排出管との間に、衝撃ピストンに向かってスロットが設けられ、前記スロットは、可能な限り優れた効果をもたらすために幅が狭く軸方向の長さが短い。
【0016】
本発明の好ましい特徴においては、液圧式削岩機は、圧力センサで感知し圧力変動に応じて前記作動液供給を調整する処理装置及び調整手段を備えている。好ましくは、圧力センサは、前記チャンバにおける圧力変動或いは生じたときには前記補助チャンバにおける圧力変動を感知する。
【0017】
本発明はまた、衝撃ピストンと削岩機ハウジング内のシリンダとの間をシール(密封)するピストン・シール・ユニットを保護する方法にも関するものであリ、ピストン・シール・ユニットとシリンダの動作空間との間にピストン・ガイドが位置決めされる。作動液の容積を受けるためにピストン・ガイドとピストン・シール・ユニットとの間に設けられた包囲環状型の内方に開いたチャンバに作動液供給部から作動液が供給される。
【0018】
装置に関して、前記で示した対応する特徴及び利点は、本発明の方法に関しても有効である。
【0019】
感知した圧力変動に応じて作動液供給が制御される場合、典型的には、増大した圧力変動の記録に応じて前記作動液供給は増大される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
以下添付図面を参照して本発明を、実施形態について詳細に説明する。
【0021】
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1には、液圧式削岩機1を軸方向断面図を示し、ハウジング2内には、シリンダ3内部で前後に動くことのできる衝撃ピストン4が設けられている。衝撃ピストン4は、案内スリーブの形状のピストン・ガイド5によって、ハウジング2内で案内される。作動液が削岩機の下方部分にのびるのを阻止するために設けられているピストン・シール・ユニット6は、ピストン・シール10及び11の形状の、軸方向に分離した二つの密封装置を備えている。
【0023】
動作において、衝撃ピストン4は、削岩機の内部に受けられる軸アダプタ8に対して衝撃作用を行い、またそれ自体公知の方法で打撃反射を減衰させるため減衰ピストン7が軸アダプタ8に対して当接する。減衰ピストン7は、その供給のための減衰流量回路29を備えている。
【0024】
ピストン・シール・ユニット6には、環状チャンバ9が形成され、この環状チャンバ9は、衝撃ピストン4に対して内方に開いておりしかもピストン・シール10、11とピストン・ガイド5との間に設けられている。図示実施形態では、環状チャンバ9には、流路12及び補助流路(或いは複数の補助流路)13を含む供給流路を介して、減衰ユニットからの戻り流れの形状で、本質的に連続し且つ適切に一定である作動液の流れが供給される(
図2参照)。この流れは、流路12を通り、チャンバ9から短い距離に位置する補助チャンバ14を介してチャンバ9へ流れる。補助チャンバ14によって、環状チャンバ9の近くに余分の作動液量が供給され、これは、本発明の効果を高めるために重要である。
【0025】
全体を符号番号29で示された減衰流れ回路を通って、チャンバ9に作動液の流れを供給する変形例が示されており、減衰流れ回路29は、液圧式ポンプ30及び制御可能な絞り部材31を備えている。回路29を通って供給される作動液は、導管33を通って減衰装置に運ばれ、そこから前記に従って減衰装置から流路12を通り、チャンバ9へ導かれる。代わりに、流れは、液圧式ポンプ30及び絞り部材31(或いはその他の作動液源)から破線32で示されるように直接チャンバ9へ導くことができる。
【0026】
図2には、ピストン・シールにおける構成がより詳細に示されており、明らかにピストン・ガイド5とピストン・シール10、11との間には全体を符号番号34で示された漏れ排出管が設けられている。この漏れ排出管34には、ピストンに対し最も内側に、収液空間15と連通する放射状にのびる流路19を介し、次いで流路17を介して集められた作動液を収液タンク18に運ぶために、内方に開いた連続して伸びる周囲溝が設けられている。
【0027】
本発明による装置の動作では、衝撃ピストンの動きにより、所定の動作状況の間、大きな圧力変化が衝撃ピストン4とシリンダ3の壁との間の空間3’で発生することになる。従って空間3’は、シリンダ内部の動作空間となる。
【0028】
圧力変化が十分に大きい場合には、キャビテーション気泡の形成につながり、キャビテーション気泡は、作動液の漏れを引き起こして、ピストン・ガイド5と衝撃ピストン4との間に形成されるスリットを通って外に漏れ出す傾向がある。作動液中のキャビテーション気泡が大量の場合には、従来の削岩機では、キャビテーション気泡が崩壊する間に、ピストン・シール10、11を損傷させるような少なくとも一部の気泡がピストン・シール10、11に通じるすべての流路を辿る危険がある。
【0029】
キャビテーション気泡の一部は、漏れ排出管34を介して排出されるが、前記で指摘したように完全に満足できるものではないが、このような構成によって密封への損傷の危険をなくすことが観察された。この従来の構成の問題点は、掘削機の収液空間15が、削岩機の他の構成要素から他の排水管に接続される場合に起こることが示されてきた。従って、これらの他の構成要素にキャビテーション気泡をもたらす望まざる圧力変化を、漏れ排出管34を介してピストン・ガイド5とピストン・シール10、11との間の領域に転送することができるが、ピストン・ガイド5及びピストン・シール10、11に損傷を与えることが観察されている。
【0030】
そこで、ピストン・ガイド5とピストン・シール・ユニットとの間で、ピストンに対して内方に開いている環状チャンバ9を確立することが、この洞察のすべての背景である。このチャンバ9は作動液量を受けるために形成され、作動液供給流路12、13はチャンバ9への作動液の供給のために設けられる。符号番号PSは、代わりの作動液源を示している。
【0031】
好ましくは、この作動液供給流路は、前記に従って、削岩機の減衰装置からの戻り流路から開始する。そのうえで、チャンバ9に供給される作動液はスロット16を介して漏れ排出管34を通って槽に導かれる。
【0032】
符号番号14は、チャンバ9の外部に放射状に位置決めされた環状の補助チャンバを示している。チャンバ9は、放射状に伸びる複数の補助流路13を介して補助チャンバ14と連通している。補助チャンバ14を設けることによって、ピストン・シールとピストン・ガイドとの間の領域に、圧力波動とそれによるキャビテーション損傷の危険の影響を減少させるのに有利な好ましい作動液量の増加をもたらす。
【0033】
図示実施形態では、ピストン・シール・ユニット6は密封ホルダ6’を形成する装置で支持されたピストン・シール10及び11による二重の密封部材によって形成され、密封ホルダ6’には前記環状チャンバ9が受けられている。
【0034】
本発明は、以下の特許請求の範囲内で変更することができる。従って、ピストン・シール・ユニット6は一つ以上のピストン・シールを包含することができる。チャンバ9と漏れ排出管34との間のスロット16の幅は、好ましくは、可能な限り狭く、またその軸方向の長さは可能な限り小さく保持される。スロット16の幅はピストン径の0.5〜1%であり、スロット16の長さはピストン径の1〜10%に設定されるのが好ましい。チャンバ9の容積は、好ましくは可能な限り大きくするべきであるが、0.5〜5.0cm
2の容積が標準機においては非常に優れた効果をもたらすことが観察されている。補助チャンバ14の容積は、チャンバ9の容積より大きく、好ましくは、少なくとも二倍の容積であるべきである。
【0035】
作動液供給流量は、削岩機の動作及び一般的な要件に適合させることができるように調整可能であることが好ましい。それによって、好ましくは流量は、本質的に連続して及び/または一定であって、例えば削岩機の衝撃周期を超えて波動しないことが観察されるべきである。他方、チャンバ9或いは補助チャンバ14における感知された圧力変化に応じて流量の大きさを制御できることが有利である。これらの状況で圧力変化を感知することは、寸法の小さなそれ自体公知の圧力センサによって達成することができる。
図2には、補助チャンバ14に位置決めされた圧力センサ27を例として示している。典型的には、流量は、検知された圧力変化の増加によってチャンバ9への作動液流量の増加をもたらすように制御されている。
【0036】
図3には、本発明による方法が概略的に示されている。
位置20は、本発明の方法によるシーケンスの開始を示す、
位置21は、削岩機の減衰ユニットからチャンバ9に例えば戻り導管などを介して作動液源からの作動液の供給を示す。
位置22は、チャンバ9又は補助チャンバ14における圧力変化を感知することを示す。
位置23は、信号ケーブル28を介して処理装置26に送られる圧力センサ27からの信号を評価することを示す。
位置24は、処理装置26での評価結果に応じてチャンバ9への作動液の流量を制御することを示す。
位置25は、シーケンスの終了を示す。
【0037】
本発明の方法によるシーケンスは、削岩機の優れた動作のために適切且つ必要な程度まで繰り返されることを理解すべきである。
【符号の説明】
【0038】
1 削岩機
2 ハウジング
3 シリンダ
3’ 空間
4 衝撃ピストン
5 ピストン・ガイド
6 ピストン・シール・ユニット
6’ 密封ホルダ
7 減衰ピストン
8 軸アダプタ
9 チャンバ
10;11 ピストン・シール
12 流路
13 補助流路
14 補助チャンバ
15 収液空間
17 流路
18 収液槽
19 流路
20;21;22;23;24;25 フロー図の位置
26 処理装置
27 圧力センサ
28 信号ケーブル
29 減衰流量回路
30 ポンプ
31 制約
32 破線
33 導管
34 漏れ排出管