(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記管理サーバは、前記商品情報に前記商品を購入予定又は購入済みである旨の情報を対応付けて格納し、前記購入者端末からの要求に応じて該格納した情報を送信することを特徴とする請求項2記載のコーディネート情報提供システム。
前記管理サーバは、前記購入済みの商品のリストに掲載された商品の販売を許可する旨の情報を前記購入者端末から受信すると、該販売が許可された商品の販売用のページを作成し、該作成したページをネットワークを介してアクセス可能な状態にすることを特徴とする請求項2記載のコーディネート情報提供システム。
前記管理サーバは、商品の製造元又は販売元のWebページを巡回して前記商品情報を抽出して格納することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のコーディネート情報提供システム。
前記管理サーバは、前記購入者がECサイトにおいて商品を購入したときに前記購入者端末から該購入した商品の商品コードを受信すると、該受信した商品コードに対応付けられた前記店舗固有の情報を前記格納済みのものから抽出し、該抽出した店舗固有の情報の店舗の口座に対して前記ECサイトにおける商品の購入金額の一部を支払うよう決済処理を行うことを特徴とする請求項6記載のコーディネート情報提供システム。
【発明を実施するための形態】
【0024】
<第1の実施の形態>
(第1の実施の形態の概要)
本発明の第1の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムでは、商品の購入者は、購入者端末を用いて、例えば、実店舗においてこれから購入しようとしている商品に付されているタグ等の商品コード記録媒体に印刷されているバーコード等を読み取ると、その商品の詳細な情報を管理サーバから取得し、画面上で確認できるように構成されている。
【0025】
(第1の実施の形態の構成)
(1)コーディネート情報提供システムの全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムの構成を示す図である。
図に示すように、コーディネート情報提供システムは、商品を購入又は購入予定である購入者により操作される購入者端末10と、商品の情報並びに購入者及び情報提供者の情報を管理するとともに、購入者端末10へ商品の情報を提供する管理サーバ20と、商品のコーディネート情報を管理サーバ20へ提供する情報提供者により操作される情報提供者端末30と、上記管理サーバ20を管理する情報管理事業者が操作する管理事業者端末40と、これら各端末及びサーバ10,20,30,40を通信可能に接続するネットワーク100とを有して構成される。
【0026】
本発明の第1の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムは、上記のように構成されるので、商品の購入者は、購入者端末10を用いて、例えば、実店舗においてこれから購入しようとしている商品に付されているタグ等の商品コード記録媒体Mに記録されているコード情報を読み取ると、その商品の詳細な情報(以下、商品情報という)をネットワーク100を介して管理サーバ20から取得し、画面上で確認することができる。
さらに、購入者は、購入者端末10を操作して、その商品を使用したコーディネート例を示す情報(以下、コーディネート情報という)もネットワーク100を介して管理サーバ20から取得することができる。
一方、情報提供者は、情報提供者端末30を操作して、上記コーディネート情報を管理サーバ20へアップロードして登録することが可能である。
このように、本実施の形態では、購入者は、実店舗で実際に手にとって購入を検討している商品について、その商品個々の詳細な商品情報とともに、その商品と他の商品との組み合わせ例(コーディネート情報)をその場又はその後他の場所で確認できるので、購入者は、自身がその商品を身につけるイメージをしやすく、実際に自身に合った商品を適切に購入することができ、例えば自身が既に所有している衣服に合わないような商品を無駄に購入する機会を極力減らすことが可能となる。
【0027】
なお、本実施の形態では、説明の便宜上、コーディネート情報を提供するのが情報提供者、そのコーディネート情報を参考に商品を購入するのが購入者というように両者を区別しているが、1人のユーザがコーディネート情報の提供及びそれを参考にした商品の購入の両方を行うこともある。すなわち、1人のユーザが購入者及び情報提供者のどちらでもある場合がある。
以下、単に「ユーザ」と記述したときには、「購入者」と「情報提供者」の双方を含むものとし、「ユーザの端末」と記述したときには「購入者端末10」と「情報提供者端末30」の双方を含むものとする。
【0028】
(2)購入者端末10の構成
以下、コーディネート情報提供システムの各構成要素についてそれぞれ詳細に説明する。
購入者端末10は、商品を購入又は購入予定である購入者により操作される情報処理装置であって、例えば、スマートフォン、携帯電話機、PDA、PHS等の携帯端末やPC等である。
購入者は、購入者端末10を操作して、商品情報やその商品の組み合わせの一例を示すコーディネート情報を管理サーバ20から取得する。
【0029】
図2は、本発明の第1の実施の形態における購入者端末10の構成を示す図である。
図に示すように、購入者端末10は、CPU等から構成され購入者端末10全体の動作を制御する制御部11と、入力した情報やネットワーク100を介して受信した情報等を格納する情報格納部12と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部13と、ディスプレイ等から構成され情報を画面表示する表示部14と、キー等から構成され情報の入力等を行う操作部15と、カメラ等からなり商品コード記録媒体Mからバーコード等のコード情報を読み取る情報読取部16とを有して構成される。
【0030】
上記商品コード記録媒体Mは、例えば、店舗等において販売される商品に付されるタグであってもよいし、店舗においてその商品に対応して置かれた物品(パネル、ポスター、台座等)であってもよい。この場合、これらタグやその他物品等には、コード情報として、バーコード、2次元バーコード、文字、図形等が印刷等の方法で記録されている。
購入者端末10の情報読取部16は、光学スキャナ機能を用いて、これらコード情報を読み取る。また、情報読取部16は、商品全体又は一部の形状自体を読み取り、その形状に基づいて商品コードを認識するようにしてもよい。
また、商品コード記録媒体Mは、近距離無線通信が可能な電子タグ等の情報記録媒体であってもよい。この場合、電子タグにはコード情報として商品コードが書き込まれており、情報読取部16は、近距離無線通信機能を用いて、その商品コードを商品コード記録媒体Mから読み取る。
【0031】
(3)管理サーバ20の構成
管理サーバ20は、上記商品情報及びコーディネート情報、さらには各ユーザ(購入者、情報提供者)の個人情報(以下、ユーザ情報という)の管理を行う情報管理事業者により管理されるサーバ装置である。
管理サーバ20は、上記ユーザ情報、商品情報及びコーディネート情報に基づいて上記ユーザ及び商品等に関するWebページを作成してインターネット上に公開する。
それら各Webページの詳細および具体例については、図面を用いながら後述する。
【0032】
また、管理サーバ20は、上記作成したWebページ等を介して情報提供者端末30から提供されるコーディネート情報を蓄積し、このコーディネート情報を予め格納している商品情報及び個人情報と関連付けてデータベースで管理し、同じく上記作成したWebページ等を介する購入者端末10からの要求に応じて、商品情報、コーディネート情報及び個人情報の送信を行う。
【0033】
図3は、本発明の第1の実施の形態における管理サーバ20の構成を示す図である。
図に示すように、管理サーバ20は、CPU等から構成され管理サーバ20全体の動作を制御する制御部21と、ユーザ情報、商品情報及びコーディネート情報のデータベースを格納する情報格納部22と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部23とを有して構成される。
【0034】
図に示すように、情報格納部22は、ユーザ情報を管理するユーザデータベース(DB)221と、商品情報を管理する商品データベース(DB)222と、コーディネート情報を管理するコーディネートデータベース(DB)223と、ユーザ間で販売される商品の情報を管理する商品販売データベース(DB)224とを格納している。
また、図示されていないが、情報格納部22は、各ユーザ、商品及びコーディネート例の画像や上記Webページその他各種情報についても格納している。
【0035】
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザDB221が管理するデータ構成の一例を示す図である。
ユーザDB221は、商品を購入する又は購入予定である購入者と、コーディネート情報を提供する情報提供者との個人情報であるユーザ情報を管理するデータベースである。
図に示すように、ユーザDB221は、各ユーザ(購入者及び情報提供者)を識別する固有のユーザIDに対応付けて、各種個人情報を管理する。
管理サーバ20は、これら個人情報の一部を含む、インターネット上で閲覧可能なマイページという各ユーザごとのWebページを公開する。
図に示すように、その管理する個人情報としては、例えば、上記マイページで公開されるユーザのアカウント名、氏名、性別、身長、メールアドレス、住所、電話番号及び所属(勤務先の店舗・ブランド等)といった一般的な個人情報の他、本システム特有の個人情報も含まれる。
その本システム特有の個人情報には、例えば、各ユーザが購入を検討している商品の商品コード(WANT)、各ユーザが実際に購入した商品の商品コード(HAVE)、及び各ユーザのお気に入りのコーディネート例のコーディネートID(お気に入り)が含まれる。
また、情報格納部22には、上記ユーザIDに対応付けて各ユーザの画像情報(サムネイル画像も含む)が格納されている。このユーザの画像情報はユーザアイコンとして使用される。
【0036】
図5は、本発明の第1の実施の形態における商品DB222が管理するデータ構成の一例を示す図である。
商品DB222は、各商品を識別する固有の商品コードに対応付けて、購入者が購入する又は購入予定である商品である商品の情報である商品情報を管理するデータベースである。
図に示すように、その管理する商品情報としては、例えば、その商品を提供するブランド名、商品名、その商品のカテゴリ、その商品の色、価格、サイズ、その商品の詳細説明が含まれる。
また、情報格納部22には、上記商品コードに対応付けて各商品の画像情報(サムネイル画像も含む)が商品情報として格納されている。
【0037】
上記商品情報は、例えば、PC等である管理事業者端末40により入力及び送信され、商品DB222に登録される。
その他、管理サーバ20(制御部21)が、いわゆるクローラとして機能し、商品情報が掲載されているWebサイトを巡回し、その巡回したWebサイトから商品情報を取得して商品DB222に登録するように構成することもできる。
この場合、管理サーバ20は、予め設定されたURL及びそのURLにリンクされているWebサイト(例えば、商品を販売元・製造元のブランド会社や店舗のWebサイト(ECサイトを含む))を定期的に巡回し、新しく作成されたWebページや更新されたWebページを取得し、これら取得したWebページを情報格納部22に格納する。
そして、管理サーバ20は、その格納したWebページを解析して、商品情報を構成する各項目(テキスト情報、画像等)を抽出して商品DB222等に登録する。
また、情報管理事業者は、予め上記ブランド会社や店舗側と連絡をとり、商品コード(テキスト、バーコード・2次元コード等の画像)を自社又は自店舗のWebページに掲載しておくようにすることが好ましい。
【0038】
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるコーディネートDB223が管理するデータ構成の一例を示す図である。
コーディネートDB223は、各コーディネート例(コーディネート情報)を識別する固有のコーディネートIDに対応付けて、情報提供者が提供するコーディネート例を示すコーディネート情報を管理するデータベースである。
図に示すように、その管理するコーディネート情報としては、例えば、そのコーディネート情報の状態(Web上での公開の有無)、そのコーディネート例に使用された商品の商品コード、そのコーディネート例を説明する本文(テキスト情報)等が含まれる。
また、図に示すように、各コーディネートIDには、当該IDのコーディネート情報を提供したユーザIDが対応付けられており、コーディネートDB223では、各コーディネート情報がどの情報提供者から提供されたかが管理されている。
また、図に示すように、コーディネートDB223には、そのコーディネート例に対する評価(「いいね」、「コメント」、「お気に入り」)の履歴が各コーディネートIDに対応付けて管理されている。
この評価履歴は、例えば、評価したユーザのユーザIDと、評価時期とから構成される。
さらに、情報格納部22には、上記コーディネートIDに対応付けて各コーディネート例の画像情報が格納されている。
【0039】
なお、商品販売DB224については後ほど詳述する。
【0040】
(4)情報提供者端末30の構成
情報提供者端末30は、商品のコーディネート情報を提供する情報提供者により操作される情報処理装置であって、例えば、スマートフォン、携帯電話機、PDA、PHS等の携帯端末やPC等である。
情報提供者は、情報提供者端末30を操作して、コーディネート例を撮影したりテキスト情報を入力したり等してコーディネート情報を入力し、ネットワーク100を介して管理サーバ20へアップロードする。
【0041】
図7は、本発明の第1の実施の形態における情報提供者端末30の構成を示す図である。
図に示すように、情報提供者端末30は、購入者端末10とほぼ同様の構成であり、CPU等から構成され情報提供者端末30全体の動作を制御する制御部31と、入力した情報やネットワーク100を介して受信した情報等を格納する情報格納部32と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部33と、ディスプレイ等から構成され情報を画面表示する表示部34と、キー等から構成され情報の入力等を行う操作部35と、商品の識別情報(バーコード等)を読み取る情報読取部36と、カメラ等を備えコーディネート例の画像等を撮影する撮影部37とを有して構成される。
【0042】
(5)管理事業者端末40の構成
管理事業者端末40は、管理サーバ20を管理する情報管理事業者により操作される情報処理装置であって、例えば、PCやその他携帯端末である。
情報管理事業者は、管理サーバ20の情報管理又はメンテナンス等を目的として、管理事業者端末40を操作して、管理サーバ20へ情報の入力を行ったり、管理サーバ20で管理されている情報を確認したりする。
【0043】
図8は、本発明の第1の実施の形態における管理事業者端末40の構成を示す図である。
図に示すように、管理事業者端末40は、購入者端末10とほぼ同様の構成であり、CPU等から構成され管理事業者端末40全体の動作を制御する制御部41と、入力した情報やネットワーク100を介して受信した情報等を格納する情報格納部42と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部43と、ディスプレイ等から構成され情報を画面表示する表示部44と、キー等から構成され情報の入力等を行う操作部45とを有して構成される。
【0044】
<動作>
(1)ユーザ情報の登録動作
まず、購入者及び情報提供者は、それぞれ自身の端末10,30を用いて、自身の個人情報であるユーザ情報を管理サーバ20へ送信して登録する。
なお、購入者及び情報提供者は、そのユーザ情報の登録に先んじて、本実施の形態におけるコーディネート情報提供システムが提供するサービスを利用するために、アプリ(ソフトウェア)を自身の端末10,30にインストール(実装)させている。
そのインストール方法は、一般のソフトウェアと同様に、CD−ROM等の記録媒体からしたり、ダウンロードしたり等することにより行われる。
図9は、本発明の第1の実施の形態におけるユーザ情報の登録動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、図に沿って、購入者が登録する場合を例にしてユーザ情報の登録動作について説明を進める。
【0045】
まず、購入者は、購入者端末10の操作部15を操作して、自身のユーザ情報を入力する(ステップS101)。
ここで、入力するユーザ情報は、例えば、アカウント名、氏名、性別、身長、メールアドレス、住所、電話番号等である。
【0046】
購入者端末10は、上記入力したユーザ情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS102)。
【0047】
管理サーバ20は、そのユーザ情報を購入者端末10から受信すると、その購入者に対して固有のユーザIDを発行し(ステップS103)、その発行したユーザIDに対応付けて、購入者端末10から受信した個人情報をユーザ情報として、ユーザDB221に登録する(ステップS104)。
【0048】
次に、管理サーバ20は、上記登録したユーザ情報に基づいて、その購入者専用のマイページを作成し(ステップS105)、その作成したマイページをWeb公開可能に情報格納部22に格納する(ステップS106)。
以上でユーザ情報の登録動作が終了する。
ここで作成されたマイページは、ユーザ個々のWebページであり、ユーザ名等のプロフィール情報、関心のある商品、提案したコーディネート例等が表示されている。そのページ構成の詳細については後ほど説明する。
【0049】
以上、購入者がユーザ情報を登録するときの動作を例に説明したが、情報提供者も同様のステップで登録することができる。このとき、情報提供者は、情報提供者端末30を用いて、ユーザ情報を管理サーバ20へ送信して登録する。
【0050】
(2)コーディネート情報の提供動作
上記のようにしてユーザ情報の登録を完了した情報提供者は、情報提供者端末30を用いて、コーディネート情報を入力し管理サーバ20へアップロードすることが可能となる。
なお、情報提供者端末30には、コーディネート情報を提供するためのアプリ(ソフトウェア)が事前に実装されている。
図10,11は、本発明の第1の実施の形態におけるコーディネート情報の提供動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、図に沿って、コーディネート情報の提供動作について説明を進める。
【0051】
まず、情報提供者は、情報提供者端末30を用いて、上記コーディネート情報の提供アプリを起動し、メニュー画面を表示部34上に表示させる(ステップS201)。
【0052】
図12は、そのメニュー画面の一例を示す図である。
このメニュー画面は、当該情報提供者端末30に実装されるアプリで表示されるものと、後述の購入者端末10に実装される商品情報やコーディネート情報等の取得アプリ(ソフトウェア)で表示されるものとで共通であるとしてよい。
図に示すように、メニュー画面上には、ユーザ名101とともに、各種ボタン102〜108が表示されている。
ここで、これらボタン102〜108の機能について説明すると、マイページボタン102を押下又は選択すると、画面表示が当該端末10,30のユーザのマイページ画面へ移行する。
検索ボタン103を押下又は選択すると、画面表示が商品の検索画面へ移行する。
バーコードスキャンボタン104を押下又は選択すると、商品に付されている商品コード記録媒体Mに記録されているコード情報(商品コード)を読み取る。
情報提供者端末30においてカメラボタン105を押下又は選択すると、撮影部36がコーディネート例等を撮影する。
情報提供者端末30においてコーディネート情報管理ボタン106を押下又は選択すると、画面表示がコーディネート例(コーディネート情報)の編集画面へ移行する。コーディネート情報の編集画面とは、後ほど図面を用いて詳述するが、情報提供者が提供するコーディネート情報の入力、編集及び管理を行うための画面である。
購入者端末10においてコーディネート情報お気に入りボタン107を押下又は選択すると、画面表示がお気に入りコーディネート情報画面へ移行する。お気に入りコーディネート情報画面とは、後ほど図面を用いて詳述するが、購入者が自身が気に入ったり興味を持ったりしたコーディネート情報を保存及び管理するための画面である。
ランキングボタン108を押下又は選択すると、画面表示が情報提供者のランキング画面へ移行する。ランキング画面とは、後ほど図面を用いて詳述するが、お気に入りのコーディネート情報として購入者に支持された数の上位の情報提供者のランキングを表す画面である。
【0053】
図12に示すメニュー画面において、情報提供者が操作部35を用いてカメラボタン105を選択すると(ステップS202)、撮影部36のカメラが起動する(ステップS203)。情報提供者は、その情報提供者端末30のカメラ機能を用いて、商品を着用等した人物をコーディネート例として撮影する(ステップS204)。
情報提供者端末30は、その撮影したコーディネート例の画像を情報格納部32に一旦格納する(ステップS205)。
【0054】
次に、情報提供者は、操作部35を用いて、メニュー画面(
図11)においてコーディネート情報管理ボタン106を選択すると、表示部34はコーディネート情報管理画面を表示する(ステップS206)。
【0055】
図13は、そのコーディネート情報管理画面の一例を示す図である。
図に示すように、コーディネート情報管理画面には、
コーディネート情報を新規登録するためのコーディネート情報の新規登録ボタン121と、
各状態(Web上に公開済みであるか、まだ未公開であるか等)のコーディネート情報を画面表示させるためのコーディネート情報の状態ボタン122と、その状態ボタン122により選択された状態のコーディネート情報のサムネイル画像一覧であるサムネイル画像123とが表示されている。
【0056】
このコーディネート情報管理画面において、情報提供者は、操作部35を用いて、上記新規登録ボタン126を選択すると、表示部34はコーディネート情報の編集画面を表示する(ステップS207)。
【0057】
図14は、そのコーディネート情報の編集画面の一例を示す図である。
図に示すように、コーディネート情報の編集画面には、コーディネート例の画像の保存先を入力する画像入力欄131と、その画像入力欄131に入力された保存先のコーディネート例の画像を管理サーバ20へアップロードするアップロードボタン132とが表示されている。
情報提供者は、操作部35を用いて、画像入力欄131に撮影したコーディネート例の画像の保存先を入力し(ステップS208)、アップロードボタン132を押下すると、情報提供者端末30は、その保存先に保存されているコーディネート例の画像を情報提供者のユーザIDを対応付けて管理サーバ20へ送信する(ステップS209)。
【0058】
管理サーバ20は、そのコーディネート例の画像情報を情報提供者のユーザIDとともに情報提供者端末30から受信すると、その受信した画像情報に対して固有のコーディネートIDを発行し(ステップS210)、この発行したコーディネートIDに上記受信したユーザIDを対応付けて情報格納部22のコーディネートDB223にコーディネート情報として登録する(ステップS211)。
また、管理サーバ20は、受信したコーディネート例の画像をコーディネート画像として上記発行したコーディネートIDに対応付けて情報格納部22に格納するとともに、このコーディネート画像に基づいて作成したサムネイル画像も同様にコーディネートIDに対応付けて格納する(ステップS212)。
ここで、新規登録されたコーディネート情報は、まだWeb上で未公開なので、「下書き」の状態で登録されている。
【0059】
その後、情報提供者は、操作部35を用いて、再度上記コーディネート情報管理画面を表示させ(ステップS213)、そのコーディネート情報管理画面において状態ボタン122のうち「下書き」を選択すると、状態が「下書き」であるコーディネート情報の取得要求を管理サーバ20へ送信する(ステップS214)。
管理サーバ20は、その情報の取得要求を情報提供者端末30から受信すると、状態が「下書き」であるコーディネート情報のサムネイル画像を情報格納部22から抽出して情報提供者端末30へ送信する(ステップS215)。
情報提供者端末30は、そのサムネイル画像を管理サーバ20から受信すると、上記コーディネート情報管理画面において、上記新規登録したコーディネート情報を含むWeb未公開のコーディネート情報のサムネイル画像123が表示される(ステップS216)。
【0060】
情報提供者は、操作部35を用いて、表示されているサムネイル画像123のうち上記新規登録したコーディネート情報に該当するものを選択すると、情報提供者端末30はその新規登録したコーディネート情報の取得要求を管理サーバ20へ送信する(ステップS217)。
管理サーバ20は、その新規登録したコーディネート情報の取得要求を情報提供者端末30から受信すると、該当するコーディネート情報を情報格納部22から抽出して情報提供者端末30へ送信する(ステップS218)。
【0061】
情報提供者端末30は、上記コーディネート情報を管理サーバ20から受信すると、そのコーディネート情報の編集画面を表示部34において表示する(ステップS219)。
【0062】
図15は、そのコーディネート情報の編集画面の一例を示す図である。
図に示すように、コーディネート情報の編集画面には、上述した画像入力欄131及びアップロードボタン132の他、上記コーディネートIDに対応付けて管理サーバ20に格納されたコーディネート画像133と、そのコーディネート画像で着用等されている商品を入力するための商品情報入力ボタン134と、当該コーディネート情報の編集中のテキスト情報である編集詳細情報135と、当該コーディネート情報がWeb公開済みか否かを示す状態情報136とが表示されている。
【0063】
図に示すように、コーディネート例の画像が管理サーバ20に登録されると、コーディネート情報の編集画面上にその画像133が表示されるようになる。
次に、情報提供者は、操作部35を用いて、コーディネート情報に関するテキスト情報を編集詳細情報135として入力する(ステップS220)。
ここで入力される編集詳細情報135は、例えば、そのコーディネート情報の内容を説明する本文、コーディネート対象又は画像中のモデルの性別、身長、サイズ等である。
【0064】
次に、情報提供者は、操作部35を用いて、当該コーディネート情報に使用された商品の情報を入力する。
具体的には、情報提供者は、操作部35を用いて、商品情報入力ボタン134を選択すると、表示部34は商品検索画面を表示する(ステップS221)。
図16は、その商品検索画面の一例を示す図である。
図に示すように、商品検索画面には、商品の検索条件を入力するための検索条件欄141と、その検索条件欄141で入力した条件で検索した結果を示す検索結果142と、その検索結果142に示された1以上の商品からコーディネート例に使用した商品を選択するための商品情報選択欄143とが表示されている。
上記検索条件欄141には、例えば、図に示すように、商品コード、商品名、性別(男性、女性、子供)、販売価格、タイプ、ブランドの品番、価格タイプ(セール品かどうか)等の検索条件を入力して検索することができる。
【0065】
情報提供者は、操作部35を用いて、上記商品検索画面において検索条件欄141に検索条件を入力し(ステップS222)、その入力した検索条件の情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS223)。
管理サーバ20は、その検索条件の情報を情報提供者端末30から受信すると、商品DB222を参照して当該検索条件に合致した商品情報を抽出し(ステップS224)、抽出した商品情報を情報提供者端末30へ送信する(ステップS225)。
【0066】
情報提供者端末30は、上記商品情報を管理サーバ20から受信すると、
図15に示すように、その受信した商品情報を上記検索結果142として商品検索画面上に表示する(ステップS226)。
ここで、情報提供者は、操作部35を用いて、商品検索画面上の検索結果142に表示される1以上の商品のうち、今回コーディネート例に使用した商品の商品情報選択欄143にチェックを入れる等して選択すると(ステップS227)、その選択した商品の商品コードを管理サーバ20へ送信する(ステップS228)。
管理サーバ20は、その商品コードを情報提供者端末30から受信すると、その商品コードに対応した商品情報を商品DB222等から抽出し(ステップS229)、その抽出した商品情報を該当するコーディネート情報に対応付けてコーディネートDB223に登録する(ステップS230)。
【0067】
このように、情報提供者がコーディネート例に使用された商品の選択するごとに、管理サーバ20はコーディネート情報に商品情報を対応付けて登録する。
図17は、商品選択後のコーディネート情報の編集画面の一例を示す図である。
図に示すように、コーディネート情報の編集画面には、商品検索画面において選択された商品を示す選択商品情報137が表示されている。
【0068】
上記の商品選択を繰り返して最後の商品の選択が完了した後にそのコーディネート情報をアップロードして、コーディネート情報の提供動作が終了する。
このとき、状態情報136は「下書き」から「公開」に更新される。
【0069】
以上のように、情報提供者は、情報提供者端末30を用いて、コーディネート例に使用した商品の情報を検索し、その検索した商品情報をコーディネート例の画像等に対して対応付けて管理サーバ20に登録するので、情報提供者は、非常に簡単な操作で自身のおすすめのコーディネート例を購入者等へ提供することが可能となる。
【0070】
以上説明した実施の形態では、検索条件欄141にキーワード等の入力を行って商品情報を取得していたが、その他の方法で商品情報を取得するようにしてもよい。
例えば、情報提供者端末30の情報読取部36を用いて、商品に付されているタグに印刷されているバーコード等を読み取ることにより、コーディネート情報に対応付けする商品情報を取得するようにしてもよい。
【0071】
(3)商品情報及びコーディネート情報の取得動作
上記のようにしてコーディネート情報が管理サーバ20に登録されると、購入者は、購入者端末10を用いて、購入予定又は購入済みの商品の商品情報に加えて、その商品を使用したコーディネート情報の取得も可能となる。
図18,19は、本発明の第1の実施の形態における商品情報及びコーディネート情報の取得動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、図に沿って、購入者が商品情報及びコーディネート情報を取得する際の動作について説明を進める。
【0072】
まず、購入者は、商品が並べられている店舗を訪れ、購入者端末10を用いて、
図11に示すメニュー画面のバーコードスキャンボタン104を選択すると、表示部14は、読取画面を表示する(ステップS301)。
図20は、その読取画面の一例を示す図である。
図に示すように、購入者は、購入者端末10の情報読取部16を用いて、自身が購入を予定している商品に対応する商品コード記録媒体Mに記録されているコード情報(バーコード、2次元バーコード、テキスト)を用いて読み取る(ステップS302)。
購入者端末10は、その読み取ったコード情報を商品コードに変換し、その変換した商品コードを管理サーバ20へ送信する(ステップS303)。
【0073】
管理サーバ20は、その商品コードを購入者端末10から受信すると、情報格納部22の商品DB222を参照し、その受信した商品コードの商品情報を抽出するとともに(ステップS304)、商品DB222及びコーディネートDB223等を参照してその商品を使用したコーディネート例のサムネイル画像を抽出する(ステップS305)。
さらに、管理サーバ20は、ユーザDB221及び商品DB222等を参照して、上記受信した商品コードの商品の購入を検討しているユーザ(WANT)と、既に購入済みのユーザ(BUY)とを抽出し(ステップS306)、この抽出したユーザの情報と上記抽出した商品情報及びサムネイル画像を用いて商品の画面情報を作成する(ステップS307)。
そして、管理サーバ20は、その作成した商品の画面情報を購入者端末10へ送信する(ステップS308)。
【0074】
購入者端末10は、その商品の画面情報を管理サーバ20から受信すると、その受信した商品の画面情報を表示部14上に表示する(ステップS309)。
図21は、その商品の画面情報の表示画面の一例を示す図である。
図に示すように、商品の画面情報上には、商品の画像151と、例えば商品の名称、販売店舗又はブランド、価格等のテキスト情報152と、商品の詳細な情報である商品説明情報153と、その画面に表示されている商品を購入するときに押下するBUYボタン154と、その画面に表示されている商品の購入を検討しているときに押下するWANTボタン155と、その画面に表示されている商品を既に持っているときに押下するHAVEボタン156と、その画面に表示されている商品を使用したコーディネート例のサムネイル画像157と、その画面に表示されている商品の購入を検討している他のユーザ(購入者)のサムネイル画像158と、その画面に表示されている商品を既に持っている他のユーザ(購入者)のサムネイル画像159とが表示されている。
【0075】
購入者は、例えば、その商品の画面情報上の商品説明情報153やコーディネート例のサムネイル画像157を参照することにより、商品購入の際の参考することができる。
さらに、購入者は、操作部15を用いて、コーディネート例のサムネイル画像157の1つを押下すると、購入者端末10は、その押下したサムネイル画像157が示すコーディネート情報の取得要求とともに対応するコーディネートIDを管理サーバ20へ送信する(ステップS310)。
管理サーバ20は、そのコーディネート情報の取得要求とともに、そのコーディネートIDを受信すると、各DB221〜223を参照し、そのコーディネートIDに該当するコーディネート情報、そのコーディネート情報を提供する情報提供者のユーザ情報及びそのコーディネート情報のコーディネート例に使用された商品の商品情報を情報格納部22から抽出する(ステップS311)。
次に、管理サーバ20は、その抽出したコーディネート情報に対してユーザ情報等を付加して購入者端末10へ送信する(ステップS312)。
購入者端末10は、管理サーバ20から受信すると、そのユーザ情報等が付加されたコーディネート情報を表示する(ステップS313)。
【0076】
図22は、その購入者端末10に表示されるコーディネート情報の一例である。
図に示すように、コーディネート情報には、コーディネート例の画像171と、そのコーディネート例を提供した情報提供者のユーザアイコン172と、さらに詳細な内容のコーディネート詳細情報に移行する際に押下される詳細情報ボタン173と、そのコーディネート例を高評価したユーザ数を示すいいねカウンタ174と、そのコーディネート例に寄せられたコメント数を示すコメントカウンタ175と、そのコーディネート例を高評価しかつ何度も容易に閲覧可能なようにフォルダに格納したユーザ数を示すお気に入りカウンタ176と、そのコーディネート例を高評価する際に押下されるいいねボタン177と、そのコーディネート例にコメントを寄せる際に押下されるコメントボタン178と、そのコーディネート例を高評価しかつ何度も容易に閲覧可能なようにフォルダに格納する際に押下されるお気に入りボタン179と、そのコーディネート例に使用された商品のサムネイル画像180と、そのコーディネート例を提供した情報提供者がその他に提供しているコーディネート情報で紹介しているコーディネート例のサムネイル画像181とが表示される。
【0077】
購入者は、上記
図22に示されるようなコーディネート情報(コーディネート例)を閲覧することにより、自身が既に持っている他の商品又は購入を検討している他の商品との組み合わせをイメージしやすくなり、現在店舗で販売されている商品の購入の検討材料とすることができる。
購入者は、さらに詳細なコーディネート情報(コーディネート詳細情報)の閲覧を希望する場合には、購入者端末10の操作部15を用いて詳細情報ボタン173を押下する(ステップS314/Yes)。
すると(ステップS314/Yes)、購入者端末10は、コーディネート詳細情報の取得要求を該当するコーディネートIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS315)。
管理サーバ20は、その取得要求等を受信すると、各DB221〜223を参照し、該当するコーディネート情報及びこれに対応付けられた商品情報を情報格納部22から抽出し(ステップS316)、これら抽出した情報に基づいてコーディネート詳細情報を作成し(ステップS317)、その作成したコーディネート詳細情報を購入者端末10へ送信する(ステップS318)。
【0078】
購入者端末10は、そのコーディネート詳細情報を管理サーバ20から受信すると、表示部14上に表示する(ステップS319)。
図23は、その表示されるコーディネート詳細情報の一例である。
図に示すように、コーディネート詳細情報には、コーディネート例の画像191と、例えば説明本文、その画像141のコーディネート例の人物の身長・性別、情報提供者のアカウント名・所属等を示すコーディネート例のテキスト情報192と、その画像141のコーディネート例に使用されている商品の情報(商品情報)193と、その商品情報143の詳細情報を表示させるための商品詳細表示ボタン194と、当該コーディネート例に対して評価コメントを入力するためのコメント入力ボタン195とが表示されている。
購入者は、
図23に示すようなコーディネート詳細情報を参照することにより、コーディネートや商品購入の参考にすることができ、自分に合った商品を購入することができるようになる。
【0079】
また、購入者は、購入者端末10の操作部15を用いて、コーディネート情報の商品のサムネイル画像180又はコーディネート詳細情報の商品詳細表示ボタン194に示される1以上の商品のうちの1つを選択すると、購入者端末10は、その選択された商品情報の取得要求とともにその商品コードを管理サーバ20へ送信する(ステップS320)。
管理サーバ20は、その取得要求等を受信すると、受信した商品コードに対応した商品情報を情報格納部22から抽出して(ステップS321)、その抽出した商品情報を購入者端末10へ送信する(ステップS322)。
購入者端末10は、その商品情報を受信すると、表示部14上に表示する(ステップS323)。
ここで、表示される商品情報は、上述した
図21に示したようなものである。
このように、購入者は、店舗で販売されている商品のみならず、その商品に組み合わせて着用する商品についても詳細な情報を取得することができる。例えば、店舗で販売されているTシャツの情報を取得できるだけでなく、そのTシャツに合わせた帽子の情報等も取得することができる。
以上で、商品情報及びコーディネート情報の取得動作が完了する。
【0080】
以上説明したように、購入者は、購入者端末10を用いて、実際に店舗で販売されている商品に付されている商品コードを読み取ることにより、その商品の詳細な情報を取得するだけでなく、その商品が使用されたコーディネート例及びそのコーディネート例に使用されている他の商品の情報も容易に取得することができるので、購入者による適切な商品購入を支援することが可能となる。
【0081】
なお、以上説明した実施の形態では、購入者は、購入者端末10を用いて、実際に店舗で販売されている商品に付されている商品コードを読み取ることにより、商品情報及びコーディネート情報を取得していたが、その他の方法により取得することもできる。
例えば、購入者は、操作部15を用いて、上述のようにメニュー画面(
図12)から商品検索画面(
図16)を表示し、その商品検索画面から商品を特定し、特定した商品から商品情報及びコーディネート情報を取得することもできる。
【0082】
(4)他のコーディネート情報の取得動作
上述の通り、購入者は、購入者端末10を用いて、店舗で販売されている商品の商品情報及びその商品が使用されているコーディネート例が示されているコーディネート情報を閲覧することにより、商品購入の参考にすることができる。
購入者は、その閲覧したコーディネート例を気に入った場合、そのコーディネート例を提供の情報提供者が提供する他のコーディネート例も閲覧することができる。
図24は、その他のコーディネート情報の取得動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、その他のコーディネート情報の取得動作について説明する。
【0083】
まず、上述の方法で
図22に示すようなコーディネート情報を表示する(ステップS401)。
このコーディネート情報には、そのコーディネート情報を提供した情報提供者による1以上の他のコーディネート例のサムネイル画像181が表示されている。
購入者は、購入者端末10の操作部15を用いて、その1以上の他のコーディネート例のサムネイル画像181のうちの1つを選択すると、購入者端末10は、その選択したサムネイル画像181に対応するコーディネート情報の取得要求とともにそのコーディネート情報のコーディネートIDを管理サーバ20へ送信する(ステップS402)。
【0084】
管理サーバ20は、その取得要求等を受信すると、各DB221〜223を参照し、受信したコーディネートIDに該当するコーディネート情報、そのコーディネート情報を提供する情報提供者のユーザ情報及びそのコーディネート情報のコーディネート例に使用された商品の商品情報を情報格納部22から抽出する(ステップS403)。
次に、管理サーバ20は、その抽出したコーディネート情報に対してユーザ情報及び商品情報等を付加して購入者端末10へ送信する(ステップS404)。
購入者端末10は、管理サーバ20から受信すると、そのユーザ情報等が付加されたコーディネート情報を表示する(ステップS405)。
ここで、表示されるコーディネート情報は、上述の
図22に示した例と同様のものである。
このように、購入者は、店舗で販売されている商品に関連したコーディネート情報のみならず、自身が気に入ったコーディネート例を提供する情報提供者の他のコーディネート例も閲覧することができ、商品購入の参考にすることができる。
【0085】
(5)コーディネート例に対する評価動作
上述のように、コーディネート情報(
図22)には、「いいね」、「コメント」、「お気に入り」といったコーディネート例に対する評価が表されている。
以下、その図に沿って、情報提供者が提供したコーディネート例に対して、ユーザが評価を行う際のコーディネート情報提供システムによる動作について説明する。
【0086】
(5.1)「いいね」の評価動作
上述の通り、本実施の形態では、コーディネート例を評価する際、「いいね」、「コメント」、「お気に入り」の3種類の方法で評価を行う。
このうち、まず、「いいね」の評価を行う際の動作について説明する。
図25は、情報提供者が提供したコーディネート例に対して「いいね」の評価を行う際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、「いいね」の評価を行う際の説明を進める。
【0087】
まず、上述の方法で
図22に示すようなコーディネート情報を表示する(ステップS501)。
購入者は、そのコーディネート情報を閲覧して、そのコーディネート例を高評価する場合は、購入者端末10の操作部15を用いて、いいねボタン177を押下する(ステップS502/Yes)。
いいねボタン177が押下されると(ステップS502/Yes)、購入者端末10は、いいねボタン177が押下された旨の情報をそのコーディネート情報のコーディネートID及び購入者のユーザIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS503)。
【0088】
管理サーバ20は、それら情報を購入者端末10から受信すると、コーディネートDB223における「いいね」の評価履歴を参照して、当該コーディネートIDのコーディネート例に対して当該ユーザIDの購入者が過去に「いいね」の評価を行っているか否かを判断する(ステップS504)。
コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「いいね」の評価履歴において、上記いいねボタン177を押下した購入者のユーザIDが記録されていた場合(ステップS504/Yes)、すなわち、当該購入者が過去にそのコーディネート例に対して既に「いいね」の評価をしていたと判断された場合には、管理サーバ20は、そのまま動作を終了する。
【0089】
一方、コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「いいね」の評価履歴において、上記購入者のユーザIDが記録されていない場合(ステップS504/No)、すなわち、当該購入者が過去にそのコーディネート例に対して「いいね」の評価をしていないと判断された場合には、管理サーバ20は、コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「いいね」の評価履歴に当該購入者のユーザIDを現在の日時の情報とともに対応付けて書き込む(ステップS505)。
そして、管理サーバ20は、コーディネートDB223において、当該コーディネートIDの「いいね」の評価履歴に書き込まれた履歴の数からその評価回数を計数し(ステップS506)、その「いいね」の評価回数の情報を購入者端末10へ送信する(ステップS507)。
【0090】
購入者端末10は、上記「いいね」の評価回数の情報を管理サーバ20から受信すると、コーディネート情報上のいいねカウンタ174の数を1増加させて表示する(ステップS508)。
このように、コーディネート情報において、いいねカウンタ174に「いいね」の評価をした回数が表されているので、購入者は、何人のユーザがそのコーディネート例に対して高評価したかを確認でき、どのようなコーディネート例が現在流行しているのかを一目で容易に把握することができる。
【0091】
(5.2)「コメント」の評価動作
次に、「コメント」の評価を行う際の動作について説明する。
図26は、情報提供者が提供したコーディネート例に対して「コメント」の評価を行う際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、「コメント」の評価を行う際の説明を進める。
【0092】
まず、上述の方法で
図22に示すようなコーディネート情報を表示する(ステップS521)。
購入者は、そのコーディネート情報を閲覧して、そのコーディネート例に対してコメントを入力する場合は、購入者端末10の操作部15を用いて、コメントボタン178を押下する(ステップS522/Yes)。
コメントボタン178が押下されると(ステップS522/Yes)、購入者端末10は、コメント入力欄(図示せず)を表示する(ステップS523)。
購入者は、操作部175を用いてコメント入力欄にコーディネート例に対する評価コメントを入力する(ステップS524)。
次に、購入者端末10は、その入力された評価コメントをそのコーディネート情報のコーディネートID及び購入者のユーザIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS525)。
【0093】
管理サーバ20は、それら情報を購入者端末10から受信すると、コーディネートDB223における「コメント」の評価履歴を参照して、当該コーディネートIDのコーディネート例に対して当該ユーザIDの購入者が過去に「コメント」の評価を行っているか否かを判断する(ステップS526)。
コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「コメント」の評価履歴において、上記コメントボタン177を押下した購入者のユーザIDが記録されていた場合(ステップS526/Yes)、すなわち、当該購入者が過去にそのコーディネート例に対して既に「コメント」の評価をしていたと判断された場合には、管理サーバ20は、そのまま動作を終了する。
【0094】
一方、コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「コメント」の評価履歴において、上記購入者のユーザIDが記録されていない場合(ステップS526/No)、すなわち、当該購入者が過去にそのコーディネート例に対して「コメント」の評価をしていないと判断された場合には、管理サーバ20は、コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「コメント」の評価履歴に当該購入者のユーザIDを現在の日時の情報とともに対応付けて書き込む(ステップS527)。
【0095】
また、管理サーバ20は、コーディネートDB223にその評価コメントの内容を、コメントをした購入者のユーザIDに対応付けて書き込む(ステップS528)。
そして、管理サーバ20は、コーディネートDB223において、当該コーディネートIDの「コメント」の評価履歴に書き込まれた履歴の数からその評価回数を計数し(ステップS529)、その「コメント」の評価回数の情報を購入者端末10へ送信する(ステップS530)。
【0096】
購入者端末10は、上記「コメント」の評価回数の情報を管理サーバ20から受信すると、コーディネート情報上のコメントカウンタ174の数を1増加させて表示する(ステップS531)。
【0097】
また、購入者は、操作部175を用いて、コメントカウンタ175を押下すると(ステップS532/Yes)、購入者端末10は、評価コメントの取得要求を該当するコーディネートIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS533)。
【0098】
管理サーバ20は、その評価コメントの取得要求等を購入者端末10から受信すると、コーディネートDB223から当該受信したコーディネートIDの評価コメントを抽出し、購入者端末10へ送信する(ステップS534)。
【0099】
購入者端末10は、上記評価コメントを管理サーバ20から受信すると、その受信した評価コメントを表示部14上に表示する(ステップS535)。
その表示部14上には、そのコーディネート例に対して過去にされた評価コメントとともに、上記の当該購入者が入力した評価コメントも表示される。
【0100】
このように、コーディネート情報において、コメントカウンタ175に「コメント」の評価をした回数が表されているとともに、その評価コメントの内容も確認できるので、購入者は、そのコーディネート例に対してユーザの関心がどれくらい高いか、及び具体的にどのような評価をしているかを容易に把握でき、自身の商品購入及びコーディネートの際に参考にすることができる。
【0101】
(5.3)「お気に入り」の評価動作
次に、「お気に入り」の評価を行う際の動作について説明する。
この「お気に入り」の評価を行ったコーディネート情報は、上記マイページからワンクリックで容易に閲覧することができるようになる。従って、何度も閲覧するコーディネート情報については、その「お気に入り」の評価を行うことで購入者はコーディネート情報の管理が容易になる。
図27は、情報提供者が提供したコーディネート例に対して「お気に入り」の評価を行う際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、「お気に入り」の評価を行う際の説明を進める。
【0102】
まず、上述の方法で
図22に示すようなコーディネート情報を表示する(ステップS541)。
購入者は、そのコーディネート情報を閲覧し、そのコーディネート情報をマイページの「お気に入り」での管理を希望する場合は、購入者端末10の操作部15を用いて、お気に入りボタン179を押下する(ステップS542/Yes)。
お気に入りボタン179が押下されると(ステップS542/Yes)、購入者端末10は、お気に入りボタン179が押下された旨の情報をそのコーディネート情報のコーディネートID及び購入者のユーザIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS543)。
【0103】
管理サーバ20は、それら情報を購入者端末10から受信すると、コーディネートDB223における「お気に入り」の評価履歴を参照して、当該コーディネートIDのコーディネート例に対して当該ユーザIDの購入者が過去に「お気に入り」の評価を行っているか否かを判断する(ステップS544)。
コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「お気に入り」の評価履歴において、上記お気に入りボタン177を押下した購入者のユーザIDが記録されていた場合(ステップS544/Yes)、すなわち、当該購入者が過去にそのコーディネート例に対して既に「お気に入り」の評価をしていたと判断された場合には、管理サーバ20は、そのまま動作を終了する。
【0104】
一方、コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「お気に入り」の評価履歴において、上記購入者のユーザIDが記録されていない場合(ステップS544/No)、すなわち、当該購入者が過去にそのコーディネート例に対して「お気に入り」の評価をしていないと判断された場合には、管理サーバ20は、コーディネートDB223における当該コーディネートIDの「お気に入り」の評価履歴に当該購入者のユーザIDを現在の日時の情報とともに対応付けて書き込む(ステップS545)。
【0105】
また、管理サーバ20は、ユーザDB221の該当ユーザにおける「お気に入り」に当該コーディネートIDを書き込む(ステップS546)。
このように、購入者のユーザIDと「お気に入り」に指定したコーディネートIDとを対応付けて各DB221,223で管理することにより、購入者は、マイページから容易にお気に入りのコーディネート情報を取得することが可能となる。
【0106】
そして、管理サーバ20は、コーディネートDB223において、当該コーディネートIDの「お気に入り」の評価履歴に書き込まれた履歴の数からその評価回数を計数し(ステップS546)、その「お気に入り」の評価回数の情報を購入者端末10へ送信する(ステップS547)。
【0107】
購入者端末10は、上記「お気に入り」の評価回数の情報を管理サーバ20から受信すると、コーディネート情報上のお気に入りカウンタ174の数を1増加させて表示する(ステップS548)。
【0108】
このように、コーディネート情報において、お気に入りカウンタ176に「お気に入り」の評価をした回数が表されているので、購入者は、何人のユーザがそのコーディネート例に対して高評価したかを確認でき、どのようなコーディネート例が現在流行しているのかを一目で容易に把握することができる。
【0109】
次に、そのお気に入りで管理されたコーディネート情報の閲覧動作について説明する。
図28は、そのお気に入りで管理されたコーディネート情報の閲覧動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
【0110】
まず、購入者は、上述のように、購入者端末10の操作部15を用いて、表示部14上にメニュー画面(
図12)を表示させる(ステップS551)。
次に、購入者は、操作部15を用いて、そのメニュー画面上のマイページボタン102を押下すると(ステップS552/Yes)、購入者端末10は、当該購入者自身のマイページの取得要求とともに、その購入者のユーザIDを管理サーバ20へ送信する(ステップS553)。
【0111】
管理サーバ20は、そのマイページの取得要求及びユーザIDを購入者端末10から受信すると、該当するユーザIDのマイページを情報格納部22から抽出し、その抽出したマイページを購入者端末10へ送信する(ステップS554)。
【0112】
購入者端末10は、そのマイページを管理サーバ20から受信すると、その受信したマイページを表示部14上に表示する(ステップS555)。
図29は、そのマイページの一例を示す図である。このマイページは、購入者・情報提供者共通のものである。
図に示すように、マイページには、ユーザのアイコン201と、ユーザのアカウント名、身長、サイズ、紹介文等のプロフィール202と、当該ユーザが支持しているユーザ数を表示するフォロー数203と、当該ユーザを支持しているユーザ数を表示するフォロワー数204と、当該ユーザを支持する際に押下されるフォローボタン205と、当該ユーザ(情報提供者)が提供したコーディネート情報の数を示すコーディネート一覧カウンタ208と、そのコーディネート情報の一覧を表示させる際に押下されるコーディネート一覧ボタン209と、当該ユーザが購入予定の商品の数を示すWANTカウンタ210と、その購入予定の商品の一覧を表示させる際に押下されるWANTリストボタン211と、当該ユーザが実際に購入した商品の数を示すHAVEカウンタ212と、その購入済みの商品の一覧を表示させる際に押下されるHAVEリストボタン213と、上記のように「お気に入り」の評価を行ったコーディネート情報の数を示すお気に入りカウンタ214と、その「お気に入り」の評価を行ったコーディネート情報の一覧を表示させる際に押下されるお気に入りボタン215とが表示されている。
【0113】
上記のように表示されたマイページにおいて、購入者は、操作部15を用いて、お気に入りボタン215を押下すると(ステップS556/Yes)、購入者端末10は、その購入者自身が上記のように「お気に入り」の評価を行ったコーディネート情報の一覧の取得要求をその購入者のユーザIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS557)。
【0114】
管理サーバ20は、その取得要求等を購入者端末10から受信すると、ユーザDB221及びコーディネートDB223を参照し、「お気に入り」の評価を行ったとして受信したユーザIDに対応付けられているコーディネートIDのコーディネート情報を情報格納部22から抽出し(ステップS558)、その抽出したコーディネート情報に基づいてコーディネート情報の一覧画面情報を作成し(ステップS559)、その作成したコーディネート情報の一覧画面情報を購入者端末10へ送信する(ステップS560)。
【0115】
購入者端末10は、そのコーディネート情報の一覧画面情報を受信すると、その受信した一覧画面情報を表示部14上に表示する(ステップS561)。
図30は、そのコーディネート情報の一覧画面情報の一例を示す図である。
図に示すように、コーディネート情報の一覧画面情報には、その購入者が「お気に入り」の評価を行ったコーディネート情報のコーディネート例のサムネイル画像231が表示されている。
購入者は、操作部15を用いて、そのコーディネート情報の一覧画面情報上の1以上のサムネイル画像221から1つを選択すると(ステップS562/Yes)、購入者端末10は、その選択したコーディネート情報の取得要求をそのコーディネート情報のコーディネートIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS563)。
【0116】
管理サーバ20は、その取得要求等を受信すると、該当するコーディネート情報を情報格納部22から抽出し、その抽出したコーディネート情報を購入者端末10へ送信する(ステップS564)。
【0117】
購入者端末10は、そのコーディネート情報を管理サーバ20から受信すると、表示部14上に表示する(ステップS565)。
ここで表示されるコーディネート情報は、
図22に示すものと同様である。
【0118】
このように、購入者は、マイページから「お気に入り」の評価を行ったコーディネート情報を表示させることができるので、何度も閲覧するコーディネート情報については容易に参照し、商品購入の参考にすることが可能となる。
【0119】
(5.4)評価動作のまとめ
以上、「いいね」、「コメント」、「お気に入り」の各評価動作の説明において、購入者が購入者端末10を用いて評価する例について説明したが、情報提供者が情報提供者端末30を用いて評価するようにしてもよい。
【0120】
(6)商品に対する評価動作
(6.1)購入予定又は購入済の商品の登録動作
上述のように、購入者は、商品情報やコーディネート情報を参照して、商品購入の参考にする。
購入者は、商品購入を検討した結果、購入を予定している場合、又は既に購入した商品については、その商品を管理サーバ20のユーザDB221に登録することができる。
ユーザDB221に商品を登録しておくことで、その商品及びその商品を使用したコーディネート例をマイページから簡単に確認することができるようになる。
図31は、購入予定又は購入済の商品を管理サーバ20のユーザDB221に登録する際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
【0121】
まず、購入者は、上述のように、購入者端末10の操作部15を用いて、商品の画面情報(
図21)を表示させる(ステップS601)。
ここで、商品の画面情報を表示させる方法としては、例えば、上述のように、店舗において、購入者端末10を用いて商品コードを読み取って表示させたり、コーディネート情報又はコーディネート詳細情報からサムネイル画像等を選択することにより表示させたりする方法がある。
【0122】
次に、購入者は、操作部15を用いて、その商品の画面情報(
図21)に示されている商品を購入予定である場合は商品の画面情報上のWANTボタン155を、既にその商品を購入済の場合はHAVEボタン156を押下する(ステップS602/Yes)。
すると(ステップS602/Yes)、購入者端末10は、その画面情報に示されている商品の商品コードとともに、購入者のユーザIDと、WANTボタン155又はHAVEボタン156が押下されたことを示す情報とを管理サーバ20へ送信する(ステップS603)。
【0123】
管理サーバ20は、それら情報を購入者端末10から受信すると、押下されたボタンの種類に応じて、ユーザDB221における受信したユーザIDのWANT又はHAVEの欄に、受信した商品コードを書き込む(ステップS604)。
以上のようにして、購入者が購入予定の商品又は購入済の商品がユーザDB221で管理されるようになる。
【0124】
(6.2)購入予定又は購入済の商品の確認動作
上記のようにして登録された購入予定又は購入済の商品は、次のようにして確認することができる。
図32は、購入予定又は購入済の商品を確認する際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
【0125】
まず、購入者は、上述のように、購入者端末10の操作部15を用いて、マイページ(
図29)を表示させる(ステップS621)。
次に、購入者は、操作部15を用いて、購入予定の商品のリスト(購入予定商品リスト)を閲覧する場合にはマイページ(
図29)に示されているWANTリストボタン211を、購入済みの商品のリスト(購入済み商品リスト)を閲覧する場合にはマイページ(
図29)に示されているHAVEリストボタン213を押下する(ステップS622/Yes)。
すると(ステップS622/Yes)、購入者端末10は、その購入者のユーザIDと、WANTリストボタン211又はHAVEリストボタン213が押下されたことを示す情報とを管理サーバ20へ送信する(ステップS623)。
【0126】
管理サーバ20は、それら情報を購入者端末10から受信すると、押下されたボタンの種類に応じて、ユーザDB221において受信したユーザIDに対応付けられたWANT又はHAVEの欄から1以上の商品コードを抽出し(ステップS624)、これら抽出した商品コードに対応付けられた1以上の商品情報を商品DB222等から抽出する(ステップS625)。
次に、管理サーバ20は、上記抽出した1以上の商品情報に基づいて、購入予定商品リスト又は購入済み商品リストを作成する(ステップS626)。
そして、管理サーバ20は、その作成した購入予定商品リスト又は購入済み商品リストを購入者端末10へ送信する(ステップS627)。
【0127】
購入者端末10は、その購入予定商品リスト又は購入済み商品リストを受信すると、表示部14上に表示する(ステップS628)。
図33は、その表示部14に表示される購入予定商品リストの一例を示す図である。
購入予定商品リストには、ユーザDB221のWANT欄に書き込まれた商品コードの商品の一覧として、1以上の商品のサムネイル画像241が表示されている。
また、
図34は、購入済み商品リストの一例を示す図である。
購入済み商品リストには、ユーザDB221のHAVE欄に書き込まれた商品コードの商品の一覧として、1以上の商品のサムネイル画像242が表示されている。
図32,33の例では、どちらのリストにおいても、1以上の商品のサムネイル画像241,242が表示されているが、各リストはその他の形式で商品が表示されるようにしてもよく、例えば、商品名がテキストで表示されるようなリスト形式でもよい。
【0128】
購入者は、操作部15を用いて、表示部14上のリストに表示されている1以上の商品のサムネイル画像241,242から1つを選択すると(ステップS629/Yes)、購入者端末10は、その選択されたサムネイル画像231,232の商品コードとともに、その選択されたサムネイル画像241,242の商品の商品情報の取得要求を管理サーバ20へ送信する(ステップS630)。
【0129】
管理サーバ20は、その取得要求等を購入者端末10から受信すると、受信した商品コードの商品情報を情報格納部22から抽出して(ステップS631)、その抽出した商品情報に基づいて商品の画面情報を作成し(ステップS632)、その作成した商品の画面情報を購入者端末10へ送信する(ステップS633)。
【0130】
購入者端末10は、その商品の画面情報を管理サーバ20から受信すると、表示部14に表示する(ステップS634)。
ここで表示される商品の画面情報は、
図21に示すものと同様である。
【0131】
以上のように、購入者が購入予定の商品又は購入済の商品がユーザDB221で管理されるようになると、これら商品をマイページから簡単に確認することが可能となる。
【0132】
(7)商品購入動作
(7.1)ECサイトからの購入動作
上述のように、購入者は、商品情報やコーディネート情報を参照して、商品購入の参考にする。
その後、購入者は、購入を決めた商品をECサイトから購入することができる。
図35は、購入者が商品をECサイトから購入する際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って動作の説明を進める。
【0133】
まず、購入者は、操作部15を用いて、購入を決めた商品の画面情報(
図21)を表示させる(ステップS701)。
ここで、商品の画面情報を表示させる方法としては、上述のように、店舗において、購入者端末10を用いて商品コードを読み取って表示させたり、コーディネート情報、コーディネート詳細情報、又は購入予定商品リスト(
図33)から商品のサムネイル画像231等を選択することにより表示させたりする方法がある。
【0134】
商品の画面情報(
図21)を表示させるその他の方法としては、以下のような商品検索画面から表示させる方法がある。
購入者は、操作部15を用いてメニュー画面(
図12)の検索ボタン103を押下すると、購入者端末10は、商品検索画面を表示部14に表示する。
ここで表示される商品検索画面は上述の
図16に示したものと同様である。
購入者は、購入者端末10を用いて、上述のように、商品検索画面(
図16)の検索条件欄141に検索条件を入力して管理サーバ20から検索条件に合致した1以上の商品情報を取得し、その1以上の商品情報から1つを選択して商品の画面情報(
図21)を管理サーバ20から受信して表示部14に表示させる。
【0135】
上記のようにして商品の画面情報(
図21)を表示させた後、次に、購入者は、操作部15を用いて、この商品の画面情報上のBUYボタン154を押下すると(ステップS702/Yes)、購入者端末10は、商品購入の際に必要な情報である商品購入情報(パスワード、クレジット情報等)を入力するための入力画面の取得要求を管理サーバ20へ送信する(ステップS703)。
【0136】
管理サーバ20は、その取得要求を受信すると、その入力画面の情報を情報格納部22から抽出して購入者端末10へ送信する(ステップS704)。
【0137】
購入者端末10は、その入力画面の情報を管理サーバ20から受信すると、表示部14上に表示する(ステップS705)。
購入者は、操作部15を用いて、その入力画面上の入力欄に商品購入情報を入力し(ステップS706)、購入者端末10は、その入力した商品購入情報とともにその商品の商品コード及び購入者のユーザIDを管理サーバ20へ送信する(ステップS707)。
【0138】
管理サーバ20は、商品購入情報等を購入者端末10から受信すると、ユーザDB221において該当するユーザIDのBUY欄に今回購入する商品の商品コードを書き込む(ステップS708)。
【0139】
次に、管理サーバ20は、決済処理を行い(ステップS709)、商品の購入動作が完了する。
ここで、決済処理とは、通常のECサイトで行われる決済処理と同様であり、例えば、パスワード等による購入者のユーザ認証、クレジット会社のサーバと通信を行うことによる決済処理等が含まれる。
その後、購入者の下に購入した商品が配送される。
【0140】
このように、本実施の形態では、商品を店舗で購入しなかった場合でも、店舗で販売されている商品又は購入予定商品リストに登録した商品等をECサイトで好きな時期に容易に購入することが可能となる。
【0141】
(7.2)他のユーザからの購入動作
また、購入者は、本実施の形態におけるコーディネート情報提供システムを利用して、自身が購入した商品を他のユーザ(購入者又は情報提供者等)に販売することもできる。
以下、あらためて自身が所有する商品を販売する側の購入者を購入者Aとし、この購入者Aが使用する購入者端末10を購入者端末10Aとする。また、購入者Aから商品を購入する購入者を購入者Bとし、この購入者Bが使用する購入者端末10を購入者端末10Bとする。
【0142】
図36は、購入者Aが購入した商品を販売するために管理サーバ20に登録する際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
【0143】
まず、購入者Bは、購入者端末10Bを用いて、商品の画面情報(
図21)を表示する(ステップS721)。
ここで、商品の画面情報を表示させる方法としては、例えば、上述のように、店舗において、購入者端末10を用いて商品コードを読み取って表示させる方法、コーディネート情報又はコーディネート詳細情報からサムネイル画像等を選択することにより表示させる方法、メニュー画面(
図12)の検索ボタン103を押下して商品検索画面(
図16)に移行し商品検索を行う方法がある。
【0144】
次に、購入者Bは、購入者端末10Bの操作部15を用いて、その商品の画面情報(
図21)上の商品を既に持っている他のユーザ(購入者)のサムネイル画像159から、商品の購入を希望するユーザのサムネイル画像を選択する(ステップS722)。
すると、購入者端末10Bは、その選択したユーザのユーザIDと、表示されている商品の商品コードとを管理サーバ20へ送信する(ステップS723)。
なお、ここでは、購入者Bは購入者Aのサムネイル画像を選択したものとする。
【0145】
管理サーバ20は、上記ユーザID及び商品コードを購入者端末10Bから受信すると、そのユーザIDで特定される購入者Aの購入者端末10Aに対して、その商品コードの商品の購入が希望されている旨を通知する(ステップS724)。
ここで、通知方法としては、管理サーバ20は、購入者Aのマイページ上にその通知内容を表示させるようにしてもよいし、電子メールで通知するようにしてもよく、その方法は特に限定しない。
【0146】
購入者端末10Aは、上記通知を受信すると、表示部14に表示する(ステップS725)。
購入者Aは、その表示部14に表示された通知の内容を確認し、その通知において購入者Bにより購入が希望されている商品を販売するか否かを決めると、操作部15を用いて、上記通知に対して「該当商品の販売可又は不可」を示す情報を入力する(ステップS726)。
このとき、「販売可」である場合には(ステップS726/Yes)、購入者Aは、操作部15を用いて、その商品の販売に係る販売価格及び販売期間の情報も入力する(ステップS727)。
そして、購入者端末10Aは、上記入力した情報(販売価格・販売期間も含む)を購入者AのユーザID及び該当商品の商品コードを管理サーバ20へ送信する(ステップS728)。
【0147】
管理サーバ20は、それら情報を購入者端末10Aから受信すると、受信した情報を商品販売DB224に登録する(ステップS729)。
図37は、その商品販売DB224が管理するデータ構成の一例を示す図である。
図に示すように、商品販売DB224には、各ユーザごとに、購入済み商品リストに該当するものが管理されており、その購入済みの商品の商品コードが格納されている。
そして、各商品コードに対して、その商品が販売可能か否か(○か×か)が書き込まれるとともに、販売可能な商品(以下、販売商品という)に対しては特定するための販売コードが付与され、この販売コードに対して、販売価格及び販売期間の情報が対応付けられて格納される。
【0148】
管理サーバ20は、購入者端末10Aから「販売可」の情報を受信した場合には(ステップS730/Yes)、上記商品販売DB224に登録された情報及び商品DB222に登録されている商品情報等に基づいて、販売商品の商品販売用のページを作成し、作成した商品販売用のページを情報格納部22に格納する(ステップS731)。
そして、管理サーバ20は、購入者Bが購入を希望する商品が「販売可」となった旨の通知を購入者端末10Bへ送信する(ステップS732)。
一方、管理サーバ20は、購入者端末10Aから「販売不可」の情報を受信した場合には(ステップS730/No)、購入者Bが購入を希望する商品が「販売不可」となった旨の通知を購入者端末10Bへ送信する(ステップS732)。
【0149】
上述の通り、本実施の形態では、購入者Aは、購入者Bからの要望に応えて、自身が所有している商品を販売可に設定するが、自発的に所有する商品を販売可に設定することもできる。
例えば、購入者Aは、購入者端末10Aを用いて、上述の方法で購入済み商品リスト(
図34)を表示部14上に表示させ、その購入済み商品リストに掲載された1以上の商品のうち販売を希望するものを選択して、販売可、販売価格及び販売期間の設定を行う。
【0150】
以上のようにして、購入者Aの販売商品は、商品販売DB224に登録され、作成された商品販売用のページから購入可能となる。
図38は、上記のようにして商品販売DB224に登録された購入者Aの販売商品を購入者Bが購入する際の動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
【0151】
まず、購入者Bは、購入者端末10Bを用いて、管理サーバ20に管理されている商品販売用のECサイトにアクセスする。
そして、購入者Bは、購入者端末10Bを用いて、通常のECサイトのように検索条件を入力する等して購入を希望する販売商品を特定し、その販売商品の商品販売用のページの取得要求を販売コードとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS741)。
【0152】
管理サーバ20は、上記商品販売用のページの取得要求等を購入者端末10Bから受信すると、同様に受信した販売コードに該当するページを情報格納部22から抽出して購入者端末10へ送信する(ステップS742)。
【0153】
購入者端末10Bは、上記商品販売用のページを管理サーバ20から受信すると、表示部14に表示する(ステップS743)。
図39は、その商品販売用のページの一例を示す図である。
図には、商品をオークション形式で販売する例が示されており、商品の内容を示す情報201(ブランド、商品名、販売するユーザのアカウント名、現在の価格、最高額を入札したユーザのアカウント名)と、入札ボタン202と、入札額の入力欄203とが表示されている。
【0154】
購入者Bは、操作部15を用いて、現在の価格を上まわる金額を入力欄203に入力し、入札ボタン202を押下すると(ステップS744/Yes)、その入札額を示す情報と、販売コードと、購入者BのユーザIDとを管理サーバ20へ送信する(ステップS745)。
【0155】
管理サーバ20は、それら情報を購入者端末10Bから受信すると、該当する販売コードの商品販売用のページの「現在の価格」及び「最高入札額のユーザ」を更新し(ステップS746)、その更新した商品販売用のページを購入者端末10Bへ送信する(ステップS747)。
【0156】
購入者端末10Bは、その更新された商品販売用のページを受信すると、表示部14に表示する(ステップS748)。
そのまま販売期間内に、他のユーザの入札が無ければ(ステップS749/No)、購入者Bが落札者となり、管理サーバ20は、決済処理を行う(ステップS750)。
そして、管理サーバ20は、商品販売DB224において、今回落札された販売商品の販売コードに対応付けられている販売可能か否かの欄を「×(販売不可)」に書き替える(ステップS751)。
以上で販売商品の購入動作が完了する。
【0157】
このように、購入者Aは、以前購入した商品についてHAVEボタン156を押下して、購入済み商品リストに登録した後に、販売商品として商品販売DB224に登録することで、他のユーザに容易に販売することが可能となる。
【0158】
なお、以上説明した実施の形態では、商品の販売方法は、より高額の入力した購入金額が更新されていくオークション方式であったが、その他の販売方式であってもよい。
例えば、所定期間内に入力された購入希望価格のうち最も高額の価格を入力したユーザに対して販売する入札方式であってもよい。
また、管理サーバ20は、販売商品が商品販売DB224に登録されると、その販売商品の商品コードの商品の画面情報に上記販売商品の情報を表示するようにしてもよい。
図40は、その販売商品の情報が表示された商品の販売情報の一例を示す図である。
図の例では、その販売情報に示された商品について新品の他に販売商品がある場合は、「古着 ¥1,980〜」と最低価格が表示され、さらに「販売商品の数「5」が表示されている。
購入者Bは、販売商品の購入を希望する場合は、上記販売商品から1つを選択してBUYボタン154を押下することで、販売商品を購入することができる。
【0159】
また、以上説明した実施の形態では、購入者B側からの要求に応じて購入者Aが自身の所有している商品を「販売可」に設定していたが、購入者A側から自発的に設定することもできる。
この場合、例えば、購入者Aは、購入者端末10Aを用いて、上記購入済み商品リストを表示させ、そのリスト上で「販売可」に設定する商品を選択して、その商品コードを管理サーバ20へ送信させる。管理サーバ20は、その商品コードを受信すると、商品販売DB224に情報を書き込む又は更新する。
【0160】
(8)ランキング閲覧動作
上述のように、ユーザは、情報提供者の提案したコーディネート例に対して、「いいね」、「コメント」、「お気に入り」といった各評価をすることができる。
管理サーバ20は、各コーディネート例(コーディネート情報)について上記評価の回数を計数して、多いものを上位とするランキングを作成し、ユーザ(購入者、情報提供者)の端末10,30からの取得要求に応じてそのランキング情報を提供する。
図41は、そのランキング情報の提供動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って説明を進める。
【0161】
管理サーバ20は、例えば定期的にコーディネートDB223を参照し、各コーディネート情報(コーディネート例)に対してされた評価の回数を計数する(ステップS801)。
【0162】
次に、管理サーバ20は、計数した評価の数に基づいてコーディネート情報(コーディネート例)のランキングを作成する(ステップS802)。
このときのランキングの作成方法は特に限定しない。
例えば、「いいね」、「コメント」、「お気に入り」の3種類の評価の数を単純に合計してその合計数が多いものから順に上位としてランキングを作成してもよいし、各評価に重み付けをしてもよい。
また、管理サーバ20が評価された時期を履歴として情報格納部22に記録している場合には、所定期間内(例えば最近の3ヶ月間)の評価の合計数に基づいてランキングを作成するようにしてもよい。
【0163】
管理サーバ20は、上記作成したランキングに、ランキング上位のコーディネート情報のコーディネートID及びコーディネート例の画像等を付加してランキング情報を作成し、情報格納部22に格納する(ステップS803)。
【0164】
ランキング情報作成後、ユーザ(購入者、情報提供者)は、自身の端末10,30を用いて、メニュー画面(
図12)を表示し(ステップS804)、そのメニュー画面においてランキングボタン108を押下すると(ステップS805/Yes)、端末10,30は、上記ランキング情報の取得要求を管理サーバ20へ送信する(ステップS806)。
【0165】
管理サーバ20は、その取得要求に応じて、ランキング情報を情報格納部22から抽出し、端末10,30へ送信する(ステップS807)。
【0166】
端末10,30は、ランキング情報を管理サーバ20から受信すると、表示部14,34に表示する(ステップS808)。
図42は、そのユーザの端末10,30に表示されるランキング情報の一例を示す図である。
図の例では、ランキング情報には、コーディネート例の上位(1〜3位)のユーザアカウント名と説明文301と、そのコーディネート例の画像302が表示されている。
【0167】
さらに、ユーザは、端末10,30の操作部15,35を用いて、例えば、各順位のコーディネート例の画像302を押下すると(ステップS809/Yes)、端末10,30は、その押下されたランキングのコーディネート情報の取得要求をそのコーディネートIDとともに管理サーバ20へ送信する(ステップS810)。
【0168】
管理サーバ20は、その取得要求等をユーザの端末10,30から受信すると、ともに受信したコーディネートIDに基づいて、コーディネートDB223から該当するコーディネート情報を抽出して、ユーザの端末10,30へ送信する(ステップS811)。
ユーザの端末10,30は、そのコーディネート情報を管理サーバ20から受信すると、表示部14,34に表示する(ステップS812)。
ユーザは、この表示されたランキングの各順位のコーディネート例、例えば多くのユーザに支持されている高順位のコーディネート例を参照することにより、商品購入の際の参考にすることが可能となる。
なお、上述の実施形態では、管理サーバ20はコーディネート情報ごとに順位付けてランキングを作成していたが、各ユーザ(情報提供者)ごとに、所定期間内の上記評価の回数を計数して同様にランキング情報を作成し、提供するようにしてもよい。
【0169】
(第1の実施形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムによれば、管理サーバ20は、店舗で販売される商品の情報(商品情報)と、この商品を使用したコーディネート例の情報(コーディネート情報)とを対応付けて格納しているので、商品の購入者は、購入者端末10を用いて、店舗等においてコード情報を読み取って管理サーバ20へ送信することにより、その商品コードの商品情報のみならず、その商品が使用された1以上のコーディネート例の情報も容易に取得し閲覧することができ、自身の商品購入やコーディネートの参考にすることが可能となる。
【0170】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、情報提供者は、情報提供者端末30を用いて、自身の提案するコーディネート例を容易に管理サーバ20に登録し、購入者に提供することができる。
例えば、情報提供者が商品の製造元・販売元の会社の社員や商品を販売する店舗の店員である場合は、その会社や店舗は、自身が提供する商品のコーディネート例を積極的に購入者側へ伝えることができ、多大なる宣伝広告効果を期待することができる。
上記製造元・販売元の社員や店員等は、新商品が販売された際に、その新商品を使用したコーディネート例を管理サーバ20へアップロードし公開して情報発信を行うことにより、購入者側の購入意欲を効果的に刺激することが可能となる。
【0171】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理サーバ20は、同一の情報提供者が提供したコーディネート情報を対応付けて格納しているので、購入者は、購入者端末10を用いて取得したコーディネート情報のコーディネート例を気に入った場合、同一情報提供者のその他のコーディネート例も容易に取得し閲覧することが可能となる。
また、購入者は、購入者端末10を用いて、その他のコーディネート情報に対応付けられた商品情報も容易に取得し閲覧することが可能となる。
【0172】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理サーバ20は、ユーザの端末10,30から受信したコーディネート例に対する各種評価の履歴を管理し、その各種評価の回数等が表示されたコーディネート詳細情報をユーザの端末10,30からの要求に応じて送信するので、例えば、購入者はそのコーディネート例に対する評価を一目で把握でき、自身の商品購入やコーディネートの参考にすることが可能となる。
【0173】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理サーバ20は、上記各種評価の回数等に基づいて、コーディネート例又は情報提供者のランキング情報を作成するので、ユーザは、現在特に支持されているコーディネート例や情報提供者を一目で容易に把握することができる。
【0174】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理サーバ20は、購入者等が購入を予定している商品を購入予定商品リストで管理しており、購入者本人からの要求に応じて購入者端末10へそのリストを送信するので、購入者は、備忘録としてそのリストを有効活用することが可能となる。また、後日容易に購入したり、その商品を使用したコーディネート例を容易に調べたりすることができる。
【0175】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理サーバ20は、購入者等が購入済みの商品を購入済み商品リストで管理しており、購入者本人からの要求に応じて購入者端末10へそのリストを送信するので、購入者は、その商品を使用したコーディネート例を容易に調べたりすることができる。
【0176】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理サーバ20は、商品を所有しているユーザ及び購入を予定しているユーザが表示される商品の画面情報を作成し、購入者端末10へ送信するので、購入者は、どのユーザがその商品に興味を持っているのかを容易に把握できるとともに、その商品を所有しているユーザに対して商品購入を容易に申し込むことが可能となる。
【0177】
また、本発明の第1の実施の形態によれば、管理サーバ20は、商品の製造元・販売元のブランド会社や店舗のWebページを巡回して自動的に商品情報を抽出して商品DB222に登録するので、情報管理事業者や上記商品の販売元は商品情報を入力する手間を軽減することが可能となる。
【0178】
<第2の実施の形態>
(第2の実施の形態の概要)
本発明の第2の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムによれば、購入者が店舗で商品に付されたコード情報を読み取った際、どの店舗で読み取ったかを示す情報をデータベースに登録しておくことで、その商品が後にECサイトで当該購入者により購入されたとき、どの店舗がECサイトにおいて商品販売にどれくらい貢献したかを容易に把握できる。
以下、特記しない限り、本実施の形態の構成、動作及び効果等は、本発明の第1の実施の形態と同様であるとして説明を進める。
【0179】
(第2の実施の形態の構成)
(1)コーディネート情報提供システムの全体構成
図43は、本発明の第2の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムの構成を示す図である。
本実施の形態では、利用開始キーが記録された利用開始キー記録媒体M2が、第1の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムの構成に追加されている。
【0180】
利用開始キーとは、本実施の形態において、商品に付されたコード情報の読取を開始するとき、購入者が購入者端末10を用いてまず最初に読み取るコード情報であり、商品を販売する各店舗固有の情報である。
【0181】
この利用開始キー記録媒体M2は、上述の通り、利用開始キーを記録したものであり、例えば、店舗に置かれた物品(パネル、ポスター、台座等)であってもよいし、店舗等において販売される商品に付されるタグやその他の物品であってもよい。
この場合、これら物品等には、利用開始キーとして、バーコード、2次元バーコード、文字、図形等が印刷等の方法で記録されている。
購入者端末10の情報読取部16は、光学スキャナ機能を用いて、これら利用開始キーを読み取る。
また、利用開始キー記録媒体M2は、近距離無線通信が可能な電子タグ等の情報記録媒体であってもよい。この場合、電子タグには利用開始キーが書き込まれており、情報読取部16は、近距離無線通信機能を用いて、その利用開始キーを利用開始キー記録媒体M2から読み取る。
なお、上記利用開始キーは、不正アクセスを防ぐため一定期間ごとに変更されることが好ましい。
【0182】
(2)管理サーバ20の構成
図44は、本発明の第2の実施の形態における管理サーバ20の構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における管理サーバ20の情報格納部22は、第1の実施の形態と比べて、さらに追加して、商品を販売する店舗に係る情報を管理する店舗データベース(DB)225と、購入者が店舗で商品のコード情報を読み取った履歴を管理するコード読取履歴(DB)226とを格納する。
【0183】
図45は、本発明の第2の実施の形態における店舗DB225が管理するデータ構成の一例を示す図である。
図に示すように、店舗DB225は、店舗固有の識別情報である店舗固有コードに対応付けて、その店舗名と、その店舗固有コードと1対1に対応付けられているコード情報である上記利用開始キーと、その店舗で取り扱っている商品のブランド(取扱いブランド)と、その店舗の住所情報(住所、緯度経度情報等)とを管理している。
【0184】
図46は、本発明の第2の実施の形態におけるコード読取履歴DB226が管理するデータ構成の一例を示す図である。
図に示すように、コード読取履歴DB226は、購入者のユーザIDに対応付けて、上記店舗固有の店舗固有コードと、当該店舗内で読み取った商品の商品コードと、その読取日時とを管理している。
【0185】
(第2の実施の形態の動作)
(1)コード情報の読取履歴の登録動作
図47は、本発明の第2の実施の形態におけるコード情報の読取履歴の登録動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、購入者が、商品が並べられている店舗を訪れ、第1の実施の形態と同様に、購入者端末10を用いて、商品に付されているコード情報を読み取り、その読み取った履歴を管理サーバ20に登録するときの動作について説明する。
なお、本図は、第1の実施の形態の説明の際に用いた
図18,19に対応するものである。
【0186】
まず、購入者は、商品が並べられている店舗を訪れ、購入者端末10を用いて、メニュー画面で図示しない所定のボタンを選択すると、表示部14は、利用開始キー読取画面を表示する(ステップS1001)。
そこで、購入者は、購入者端末10の情報読取部16を用いて、現在訪れている店舗に設置されている利用開始キー記録媒体M2に記録されている当該店舗の利用開始キー(バーコード、2次元バーコード、テキスト)を読み取る(ステップS1002)。
購入者端末10は、その読み取った利用開始キーを管理サーバ20へ送信する(ステップS1003)。
【0187】
管理サーバ20は、上記利用開始キーを購入者端末10から受信すると、店舗DB225を参照し、その受信した利用開始キーに対応付けられている店舗固有コードを抽出する(ステップS1004)。
また、このとき、管理サーバ20は、抽出成功又は失敗の結果を示す抽出結果情報を生成する。
抽出結果情報では、上記のように利用開始キーに対応付けられている店舗固有コードを抽出できれば成功とし、該当する利用開始キーが店舗DB225に登録されておらず、店舗固有コードを抽出することができなかった場合は失敗とする。
【0188】
次に、管理サーバ20は、上記抽出した店舗固有コード(失敗のときは無し)と、抽出結果情報を購入者端末10へ送信する(ステップS1005)。
【0189】
購入者端末10は、抽出結果情報等を管理サーバ20から受信すると、その抽出結果が成功か失敗かを判断する(ステップS1006)。
その抽出結果が失敗であり、購入者端末10が店舗固有コードを受信することができなかった場合は(ステップS1006/No)、表示部16は、エラー画面を表示し(ステップS1012)、動作を終了する。
【0190】
一方、抽出結果が成功であり、購入者端末10は、店舗固有コードを受信できた場合は(ステップS1006/Yes)、表示部14は、
図20に示すようなコード情報の読取画面を表示する(ステップS1007)。
購入者は、購入者端末10の情報読取部16を用いて、自身が購入を予定している商品に対応する商品コード記録媒体Mに記録されているコード情報(バーコード、2次元バーコード、テキスト)を用いて読み取る(ステップS1008)。
購入者端末10は、その読み取ったコード情報を商品コードに変換し、その変換した商品コードとともに、上記受信した店舗固有コードと、当該購入者のユーザIDを管理サーバ20へ送信する(ステップS1009)。
【0191】
管理サーバ20は、上記商品コード、店舗固有コード及び購入者のユーザIDを購入者端末10から受信すると、コード読取履歴DB226における当該ユーザIDに対応付けて、商品コード及び店舗固有コードを登録する(ステップS1010)。
また、このとき、管理サーバ20は、現在時刻を読取日時としてコード読取履歴DB226に登録する。
また、このとき、管理サーバ20は、店舗DB225及び商品DB222を参照して、その受信した商品コードの商品のブランドを、同じく受信した店舗固有コードの店舗が取り扱っているか否かを判断し、取り扱っていると判断した場合のみ、コード読取履歴DB226における当該ユーザIDに対応付けて、商品コード及び店舗固有コードを登録するようにしてもよい。
【0192】
次に、管理サーバ20は、情報格納部22の商品DB222を参照し、その受信した商品コードの商品情報を抽出するが(ステップS1011)、これ以降の処理は、第1の実施の形態におけるステップS304〜S323(
図18,19)と同様であるので、その説明を省略する。
【0193】
このように、本実施の形態では、購入者が購入者端末10を用いて、購入予定の商品の商品コードを管理サーバ20に登録する際、そのコード情報を読み取ったのはどの店舗においてであるかを示す店舗固有コードも対応付けて登録する。
【0194】
また、管理サーバ20は、コード読取履歴DB226を参照することにより、購入者がどのような順でどのような店舗を訪れたかを示すデータを容易に作成することができ、マーケティング等の目的において極めて有益である。
【0195】
(2)ECサイトからの購入動作
次に、上記のように、購入者が、店舗において読み取ったコード情報の商品を、その読み取ったWANTリストに登録などした後、ECサイトにおいて当該商品を購入するときの動作について説明する。
図48は、本発明の第2の実施の形態において、購入者が商品をECサイトから購入する際の動作の流れを示すフローチャートである。
以下、本図に沿って説明を進めるが、本図は、第1の実施の形態の説明の際に用いた
図35に対応するものである。
【0196】
決済処理に至るまでの処理は、第1の実施の形態におけるステップS701〜S708(
図35)と同様であるので、その説明を省略する。
管理サーバ20は、ECサイトにおいて、購入者による商品の購入が行われると、当該購入についてクレジットカード決済又は銀行口座決済等の処理を行い、その購入金額分、購入者の口座からECサイトの口座へ引き落とす等の処理を行う(ステップS1101)。
【0197】
次に、管理サーバ20は、コード読取履歴DB226を参照して、その購入された商品の商品コードに店舗固有コードが対応付けられているか否かを判断する(ステップS1102)。
管理サーバ20は、その商品コードに店舗固有コードが対応付けられていないと判断した場合(ステップS1102/No)、そのまま動作を終了する。
【0198】
一方、管理サーバ20は、コード読取履歴DB226において、購入商品の商品コードに店舗固有コードが対応付けられていると判断した場合(ステップS1102/Yes)、その店舗固有コードを抽出し、店舗DB225を参照して当該店舗に係る口座情報を抽出する等して、上記購入金額の一部をECサイトの口座から当該店舗の口座に振り込むようクレジット会社のサーバや金融機関サーバに決済に必要な情報(金額、口座、名目等)を送信する等して、クレジット決済処理又は銀行口座決済処理を行い(ステップS1103)、動作を終了する。
【0199】
このように、本実施の形態では、購入者が購入した商品について、過去に店舗においてコード情報を読み取ったことがあれば、管理サーバ20は、その購入金額の一部をECサイトの口座から当該店舗の口座へ振り込むよう決済処理を行う。
【0200】
(第2の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムによれば、購入者が購入者端末10を用いて商品の情報コードを読み取ったとき、どの店舗で読み取ったかをコード読取履歴DB226に記録するので、購入者がECサイトで商品を購入した際、当該商品を以前どの店舗でチェックしたかを容易に確認でき、どの店舗がECサイトでの販売にどのくらい貢献したかを容易に把握することが可能となる。
【0201】
また、その商品購入に結び付いたコード情報の読取を行った店舗には、当該商品の購入金額の一部を支払うことにより、接客のための人的資源を大量に確保することなく、効率的に収益を上げることが可能となる。
また、店舗側にもこのようなメリットがあるため、本実施の形態におけるコーディネート情報提供システムを用いたサービスに参画する店舗数の増加も見込める。
【0202】
また、管理サーバ20は、購入者端末10から商品コード及び店舗固有コードを受信したときに、当該商品が当該店舗で取り扱っているものか否かを確認するので、店舗がECサイトにおける商品販売にどれくらい貢献したかを正確に把握することが可能である。
【0203】
また、本実施の形態では、店舗固有の情報である利用開始キーが利用開始キー記録媒体M2に記録されていたが、記録媒体に直接店舗固有コードが記録され、購入者端末10は、読み取った店舗固有コードをそのまま管理サーバ20へ送信するようにしてもよい。
【0204】
<実施の形態のまとめ>
以上説明したように、本発明の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムによれば、管理サーバ20は、店舗で販売される商品の情報(商品情報)と、この商品を使用したコーディネート例の情報(コーディネート情報)とを対応付けて格納しているので、商品の購入者は、購入者端末10を用いて、店舗等においてコード情報を読み取って管理サーバ20へ送信することにより、その商品コードの商品情報のみならず、その商品が使用された1以上のコーディネート例の情報も容易に取得し閲覧することができ、自身の商品購入やコーディネートの参考にすることが可能となる。
【0205】
また、本発明の実施の形態におけるコーディネート情報提供システムによれば、購入者が購入者端末10を用いて商品の情報コードを読み取ったとき、どの店舗で読み取ったかをコード読取履歴DB226に記録するので、購入者がECサイトで商品を購入した際、当該商品を以前どの店舗でチェックしたかを容易に確認でき、どの店舗がECサイトでの販売にどのくらい貢献したかを容易に把握することが可能となる。
【0206】
上記の購入者端末10、管理サーバ20、情報提供者端末30又は管理事業者端末40は、主にCPUとメモリにロードされたプログラムによって実現される。ただし、それ以外の任意のハードウェアおよびソフトウェアの組合せによってこの装置またはサーバを構成することも可能であり、その設計自由度の高さは当業者には容易に理解されるところである。
また、上記の購入者端末10、管理サーバ20、情報提供者端末30及び管理事業者端末40をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
【0207】
なお、上記の実施例は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施例は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
例えば、以上説明した実施の形態では、商品を衣服や装飾品であるとして説明を進めたが、商品同士の組み合わせが有益な情報となり得る場合であれば、他の物品であってもよい。