【0025】
多孔質基材は様々な材料を含むことができ、たとえば、ePTFE、布帛、シルク、ケブラー(Kevlar)(登録商標)ブランドの繊維、又は、当該技術分野において知られている他の材料を含むことができる。「多孔質基材」は相互に連結されていてよい開口部又は孔を有する基材として定義される。
図6A−Cには、多孔質基材の表面の拡大部分図が示されている。
図6Aにはフィブリル604により相互に連結されたノード602を有する多孔質基材600Aが示されている。開口部又は孔は606Aとして示されている。このタイプの多孔質基材はあらゆる膨張(expanded)ポリマーと同様であろう。同様に、
図6Bには開口部又は孔606Bを有する固体材料608を含む多孔質基材600Bが示されている。このタイプの多孔質基材はあらゆる生体適合性プラスチックと同様であろう。開口部又は孔は機械手段又はエッチング手段により形成されるであろう。プラスチックの他の開口部もしくは孔形成手段は当該技術分野において一般に知られている。
図6Cには開口部又は孔606Cを有する繊維又はフィラメント610を含む多孔質基材600Cが示されている。このタイプの多孔質基材はあらゆる織物布帛、又は、繊維の織物もしくは繊維から加工された多孔質基材と同様であろう。
【実施例】
【0028】
本発明の範囲を制限することを意図せず、下記の実施例はどのように本発明の様々な実施形態が作られ及び/又は使用されることができるかを例示する。
【0029】
例1
図1と同様のイントロデューサシースバルブアセンブリーを下記の部品及び組み立て法を用いて製造した。
部品は急速試作品製造用ステレオリトグラフィー(SLA)法を用いて製造した。Accura(登録商標)25プラスチックとして指定されるSLA材料を用いてProtoCam(Northampton, PA)により部品を製造した。この材料は、硬化時に、公表された引張強度、約38MPa、引張弾性率、約1590〜1660MPa、破断点伸び率、約13〜20%、及び、硬度、約80ショアDを有した。引張及び伸びデータは試験法ASTM D638を用いて得られた。このSLA法及びAccura(登録商標)25プラスチック材料を用いて5つの部品を製造した。それらの部品はねじ込みアダプター、フロントフィッティング、フィルポート付きスナップリング、及び、リアフィッティングを含んだ。
【0030】
イントロデューサシースバルブの組み立てに必要な他の材料は購入した物品であった。外径約14mm、内径約12mm及び幅約1mmの丸い断面形状のシリコーンOリングはMacMaster-Carr (Santa Fe Springs, CA)から入手した。FEPリングを製造しそして切断して、外径約12.7mm(0.475インチ)、内径約10.5mm(0.415インチ)及び厚さ約0.76mm(0.030インチ)を有するようにした。そのリングを製造するために用いたFEPシートはSaint-Gobain(Hoosick Falls, NY)から入手した。外側チューブは試作品設計用モールド製造ゴム、Silastic(登録商標)T−4ベース/硬化剤(Dow Corning (K.R. Anderson, Inc. Morgan Hill, CA)からオーダーした)を用いて製造した。その材料は、硬化時に、公表された引張強度、約970psi、引き裂き強度、約150ppi、硬度、約40ショアD、及び、破断点伸び率、約390%を有した。引き裂き強度データは試験法ISO34を用いて得た。このデバイスを製造するために用いたシースはFEP又押出高密度ポリエチレンのいずれかであり、外径が約7.52mm〜7.70mmの範囲でありそして内径が約6.71mm〜5.76mmの範囲であり、種々の供給者から得た。外径が約2.7mm(0.107インチ)であり、内径が約1.7mm(0.068インチ)であり、そして長さが約19.05cmであるポリビニルクロリド(PVC)チューブは社内在庫品から得られた。直径が約11.0mmでありそして長さが約304.8mmであるステンレススチールマンドレル(内側チューブを作るために使用される)は社内在庫品から供給した。標準ルアーフィッティングを有するポリカーボネート三方コック弁は社内在庫品から供給した。速硬性シアノアクリレート接着剤及び2液型ポリウレタン接着剤は社内在庫品から供給した。Sharpie(登録商標)ファインポイントパーマネントマーカーは社内在庫品から入手した。
【0031】
その後、上記の部品を用いてイントロデューサシースバルブを組み立てた。シースアセンブリーでは、ねじ込みアダプターの非ねじ込み末端は、2液型ポリウレタン接着剤を用いてシースの近位末端に接着した。その後、ねじ込みアダプターのねじ込み末端にある溝にシリコーンOリングを配置した。
【0032】
外側チューブアセンブリーでは、フィルポート付きスナップリングの周囲において、Silastic(登録商標)T−4を用いて砂時計形状のシリコーンチューブ(外側チューブ)をインサート成形した。製造者の指示通りにSilastic(登録商標)T−4をミックスし、当該技術分野において一般に知られているとおりに脱気し、そしてフィルポート付きスナップリングを収納している特別仕様の2パートモールド中に注ぎ、そして硬化した。硬化時間は約75℃で最低で約1時間であった。インサート成形を、当該技術分野において一般に知られているとおりに社内で行った。その後、外側チューブアセンブリーをモールドから取り出し、そしてばりを除去した。最終の外側チューブの寸法はチューブ壁厚が約2.7mmであり、最大外径が約17.8mmであり、最小外径(砂時計形状の最も小さい部分)が約12.75mmであり、そして長さが約22.5mmであった。
【0033】
その後、内側チューブアセンブリーを薄い多孔質ePTFE膜を用いて作った。薄い多孔質ePTFE膜は米国特許出願第2007/0012624A1明細書又は米国特許出願公開第2008/0053892A1明細書のとおりに作った。薄い多孔質膜を、5周完全巻きでステンレススチールマンドレル上にロールし、その後、切断した。同ロールの上に、米国特許第7,049,380号明細書の教示にしたがって製造した薄い膜を2周完全回巻きでロールし、その後、切断した。薄い多孔質ePTFE膜をさらに5周完全巻きでロールし、その後、切断した。構造物の最終の厚さは約30ミクロンであった。その後、Sharpie(登録商標)ファインポイントパーマネントマーカーの上で、FEPリングを手で延ばし、マーカーから取り外し、そして巻かれたチューブ構造物上に、約32.5mmの内側リングどうしの間隔で配置した。その後、アセンブリーを、約320℃で約14分間、ESPEC実験室炉(モデル番号STPH−201)中に入れた。その後、アセンブリーを炉から取り出し、そして室温まで冷却させた。その後、アセンブリーをマンドレルから剥がし、セグメントに切断し、1セグメントあたりに2つのFEPリングを含むようにした。
【0034】
内側チューブアセンブリーを、その後、外側チューブアセンブリーを通して挿入し、それにより、外側チューブアセンブリーの各末端からFEPリングが延在するようにした。フィルポート付きスナップリング上のFEPリングをフロントフィッティングの突出直径上に適合させた。スナップリングの内面にシアノアクリレート接着剤を塗布した。フロントフィッティング及び外側チューブアセンブリーを手でスナップ留めした。残った方のFEPリングをリアフィッティングの突出直径上に適合させた。フィルポート付きスナップリングの内面にシアノアクリレート接着剤を塗布し、そしてリアフィッティング及びフィルポート付きスナップリングを手でスナップ留めした。
【0035】
その後、バルブアセンブリーをシースアセンブリー上にねじ止めした。PVCチューブをフィルポートにシアノアクリレート接着剤を用いて接着し、そして三方コック弁をチューブの末端に取り付けた。外側チューブと内側チューブとの間の加圧可能な空間は、水で満たしたシリンジを用いて試験する前に、コック弁をとおして所望の圧力に加圧した。
【0036】
このイントロデューサシースバルブの例は外側チューブと内側チューブとの間の空間を加圧し、その後、プラグ又は閉塞性物質を用いてフィルポートを塞ぐことで、予備充填形態で提供されうる。
【0037】
例2
図8と同様のイントロデューサシースバルブアセンブリーを下記の部品及び組み立て法を用いて製造した。
Accura(登録商標)25プラスチックとして指定されるSLA材料を用いてProtoCam(Northampton, PA)により部品を製造した。この材料は、硬化時に、公表された引張強度、約38MPa、引張弾性率、約1590〜1660MPa、破断点伸び率、約13〜20%、及び、硬度、約80ショアDを有した。引張及び伸びデータは試験法ASTM D638を用いて得られた。このSLA法及びAccura(登録商標)25プラスチック材料を用いて3つの部品を製造した。それらの部品は2つのスナップリング及びリアフィッティングを含んだ。
【0038】
イントロデューサシースバルブの組み立てに必要な他の材料は購入した物品であった。フロントフィッティングは試作品設計用ウレタンプラスチック、Smooth-Cast (登録商標)300(Protocam (Northampton, PA)からオーダーした)を用いて社内で製造した。この材料は、硬化時に、公表された引張強度、約3000psi、及び、硬度、約70ショアDを有した。外径約14mm、内径約12mm及び幅約1mmの丸い断面形状のシリコーンOリングはMacMaster-Carr (Santa Fe Springs, CA)から入手した。FEPリングを社内で製造しそして切断して、外径約12.7mm(0.475インチ)、内径約10.5mm(0.415インチ)及び厚さ約0.76mm(0.03インチ)を有するようにした。そのリングを製造するために用いたFEPシートはSaint-Gobain(Hoosick Falls, NY)から入手した。外側チューブは試作品設計用モールド製造ゴム、Silastic(登録商標)T−4ベース/硬化剤(Dow Corning (K.R. Anderson, Inc. Morgan Hill, CA)からオーダーした)を用いて社内で製造した。その材料は、硬化時に、公表された引張強度、約970psi、引き裂き強度、約150ppi、硬度、約40ショアD、及び、破断点伸び率、約390%を有した。引き裂き強度データは試験法ISO34を用いて得た。このデバイスを製造するために用いたシースは押出高密度ポリエチレンであり、外径が約7.52mm〜7.70mmの範囲でありそして内径が約6.71mm〜5.76mmの範囲であり、社内在庫品から入手した。直径が約11.0mmでありそして長さが約304.8mmであるステンレススチールマンドレル(内側チューブを作るために使用される)は社内在庫品から供給した。速硬性シアノアクリレート接着剤及び2液型ポリウレタン接着剤は社内在庫品から供給した。Sharpie(登録商標)ファインポイントパーマネントマーカーは社内在庫品から入手した。
【0039】
その後、上記の部品を用いてイントロデューサシースバルブを組み立てた。シースアセンブリーを製造するために、ポリエチレンシースは最近位末端にカフを形成するようにRF(高周波)加工した。カフは約0.94mmの厚さであり、外径が8.59mmであった。フロントフィッティングはSmooth-Cast (登録商標)300ウレタンを用いて、シース上のカフの上にインサート成形した。Smooth-Cast (登録商標)300は製造者の指示通りに混合し、特別仕様の2パートモールド中に注いだ。インサート成形を当該技術分野において知られているようにして社内で行った。その後、アセンブリーをモールドから取り出し、そしてバリを除去した。
【0040】
外側チューブアセンブリーでは、Silastic(登録商標)T−4シリコーンを用いて砂時計形状のシリコーンチューブ(外側チューブ)を成形した。製造者の指示通りにSilastic(登録商標)T−4をミックスし、当該技術分野において一般に知られているとおりに脱気し、そして特別仕様の2パートモールド中に注ぎ、そして硬化した。硬化時間は約75℃で最低で約1時間であった。インサート成形を、当該技術分野において一般に知られているとおりに社内で行った。その後、外側チューブをモールドから取り出し、そしてばりを除去した。最終の外側チューブの寸法はチューブ壁厚が約2.7mmであり、最大外径が約17.8mmであり、最小外径(砂時計形状の最も小さい部分)が約12.75mmであり、そして長さが約22.5mmであった。スナップリングをシリコーンチューブの末端にスナップ留めした。シリコーンチューブ縁を持ち上げ、そしてシアノアクリレート接着剤をシリコーンチューブの縁とスナップリングの間に塗布した。その後、製造者の指示通りに、接着剤が完全に硬化するまでアセンブリーを室温に置いた。
【0041】
内側チューブアセンブリーは例1に記載した方法により製造した。
【0042】
内側チューブアセンブリーを、その後、外側チューブアセンブリーを通して挿入し、それにより、外側チューブアセンブリーの各末端からFEPリングが延在するようにした。シースアセンブリー上のフロントフィッティングの突出直径にシアノアクリレート接着剤を塗布し、そしてフロントフィッティングの突出直径上にFEPリングを適合させた。シアノアクリレート接着剤を外側チューブアセンブリー上のスナップリングの内面に塗布した。フロントフィッティング及び外側チューブアセンブリーを手でスナップ留めした。シアノアクリレート接着剤をリアリフティングの突出直径の基部に塗布した。残った方のFEPリングをリアフィッティングの突出直径上に適合させた。
【0043】
外側チューブと内側チューブとの間の加圧可能な空間をグリセリンで加圧した。グリセリンで空間を加圧するために、バルブアセンブリーを社内製造した留め具に入れた。留め具はリアフィッティングを掴む移動可能なハウジングと、スナップリング及び外側チューブアセンブリーを掴む静止ハウジングとからなった。この留め具は、加圧の間にリアフィッティングとスナップリングとの間に約2.0mmの隙間を維持した。この留め具は、また、リアフィッティング及びスナップリングの周囲に密シールを形成するように設計された直径の2つのO−リングを内部に含むカフからなった。そのカフを、カフをとおして延びる開口部に適合させそしてチューブを開口部に連結させた。チューブをグリセリンで充填したシリンジに連結した。カフをリアフィッティング及びスナップリングの間の隙間の上に適合させ、そして加圧可能な空間を所望の圧力にまでグリセリンで充填した。空間が一旦満たされ、そして、カフがリアフィッティングとスナップリングとの間の隙間上に適合している間に、移動可能なハウジングをスナップリングに向けて押し、隙間を閉止した。イントロデューサシースバルブアセンブリーの外側から過剰のグリセリンを除去した。
【0044】
本明細書において、本発明の特定の実施形態を例示しそして記載してきたが、本発明はそのような例示及び記載に限定されるべきでない。特許請求の範囲に含まれる本発明の部分として、修正及び変更が取り込まれそして含まれることが明らかなはずである。
本発明の実施態様の一部を以下の項目[1]−[49]に記載する。
[1]
外側チューブ、
多孔質基材を含む内側チューブ、及び、
前記外側チューブの内面と前記内側チューブの外面との間に形成される加圧可能な空間を含む、イントロデューサシースバルブ。
[2]
前記多孔質基材はポリマーを含む、項目1記載のイントロデューサシースバルブ。
[3]
前記多孔質基材の少なくとも一部分を充填している少なくとも1種のポリマーをさらに含む、項目1記載のイントロデューサシースバルブ。
[4]
前記多孔質基材の少なくとも一部分を充填している少なくとも1種のポリマーをさらに含む、項目2記載のイントロデューサシースバルブ。
[5]
前記加圧可能な空間は前記内側チューブを押し潰すのに十分な圧力まで少なくとも1種の物質により加圧される、項目1記載のイントロデューサシースバルブ。
[6]
前記圧力は逆血流(back bleeding)を防止するために十分な圧力である、項目5記載のイントロデューサシースバルブ。
[7]
前記内側チューブをとおして少なくとも1つの介入デバイスを進行させることができる、項目5記載のイントロデューサシースバルブ。
[8]
前記内側チューブは潤滑性材料を含む、項目1記載のイントロデューサシースバルブ。
[9]
前記内側チューブはePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)、布帛、シルク及びケブラー(Kevlar)(登録商標)からなる群より選ばれる材料を含む、項目1記載のイントロデューサシースバルブ。
[10]
前記内側チューブはePTFEを含む、項目9記載のイントロデューサシースバルブ。
[11]
前記少なくとも1種の物質は空気、シリコーン、水、塩類溶液、低揮発性生体適合性液体、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、圧縮性フォーム、エラストマー球体及び架橋シリコーンゲルからなる群より選ばれる材料を含む、項目5記載のイントロデューサシースバルブ。
[12]
前記加圧可能な空間は前記外側チューブの第一の末端を前記内側チューブの第一の末端にシールしかつ前記外側チューブの第二の末端を前記内側チューブの第二の末端にシールすることで形成される、項目1記載のイントロデューサシースバルブ。
[13]
前記シールは以下のうちの少なくとも1つ:締まりばめ、接着、熱結合及びインサート成形により行われる、項目12記載のイントロデューサシースバルブ。
[14]
前記締まりばめは少なくとも1つのO−リングを用いて形成される、項目13記載のイントロデューサシースバルブ。
[15]
前記加圧可能な空間は外部源により得られる圧力を維持する、項目1記載のイントロデューサシースバルブ。
[16]
前記圧力は以下の少なくとも1つ:指圧、板ばね及び充填済シリンジにより得られる、項目15記載のイントロデューサシース。
[17]
外側チューブ、
約0.0025mm〜約1mmの厚さの内側チューブ、及び、
前記外側チューブの内面と前記内側チューブの外面との間に形成される加圧可能な空間を含む、イントロデューサシースバルブ。
[18]
前記多孔質基材はポリマーを含む、項目17記載のイントロデューサシースバルブ。
[19]
前記多孔質基材の少なくとも一部分を充填している少なくとも1種のポリマーをさらに含む、項目17記載のイントロデューサシースバルブ。
[20]
前記多孔質基材の少なくとも一部分を充填している少なくとも1種のポリマーをさらに含む、項目18記載のイントロデューサシースバルブ。
[21]
前記加圧可能な空間は前記内側チューブを押し潰すのに十分な圧力まで少なくとも1種の物質により加圧される、項目17記載のイントロデューサシースバルブ。
[22]
前記圧力は逆血流(back bleeding)を防止するために十分な圧力である、項目21記載のイントロデューサシースバルブ。
[23]
前記内側チューブをとおして少なくとも1つの介入デバイスを進行させることができる、項目21記載のイントロデューサシースバルブ。
[24]
前記内側チューブは潤滑性材料を含む、項目17記載のイントロデューサシースバルブ。
[25]
前記内側チューブはePTFE、布帛、シルク及びケブラー(Kevlar)(登録商標)からなる群より選ばれる材料を含む、項目17記載のイントロデューサシースバルブ。
[26]
前記内側チューブはePTFEを含む、項目25記載のイントロデューサシースバルブ。
[27]
前記少なくとも1種の物質は空気、シリコーン、水、塩類溶液、低揮発性生体適合性液体、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、圧縮性フォーム及び架橋シリコーンゲルからなる群より選ばれる材料を含む、項目21記載のイントロデューサシースバルブ。
[28]
前記加圧可能な空間は前記外側チューブの第一の末端を前記内側チューブの第一の末端にシールしかつ前記外側チューブの第二の末端を前記内側チューブの第二の末端にシールすることで形成される、項目17記載のイントロデューサシースバルブ。
[29]
前記シールは以下のうちの少なくとも1つ:締まりばめ、接着、熱結合及びインサート成形により行われる、項目28記載のイントロデューサシースバルブ。
[30]
前記締まりばめは少なくとも1つのO−リングを用いて形成される、項目29記載のイントロデューサシースバルブ。
[31]
前記加圧可能な空間は外部源により得られる圧力を維持する、項目17記載のイントロデューサシースバルブ。
[32]
前記圧力は以下の少なくとも1つ:指圧、板ばね及び充填済シリンジにより得られる、項目31記載のイントロデューサシース。
[33]
外側チューブ、
ePTFEを含む内側チューブ、及び、
前記外側チューブの内面と前記内側チューブの外面との間に形成される加圧可能な空間を含む、イントロデューサシースバルブ。
[34]
前記多孔質基材はポリマーを含む、項目33記載のイントロデューサシースバルブ。
[35]
前記多孔質基材の少なくとも一部分を充填している少なくとも1種のポリマーをさらに含む、項目33記載のイントロデューサシースバルブ。
[36]
前記多孔質基材の少なくとも一部分を充填している少なくとも1種のポリマーをさらに含む、項目34記載のイントロデューサシースバルブ。
[37]
前記加圧可能な空間は前記内側チューブを押し潰すのに十分な圧力まで少なくとも1種の物質により加圧される、項目33記載のイントロデューサシースバルブ。
[38]
前記圧力は逆血流(back bleeding)を防止するために十分な圧力である、項目37記載のイントロデューサシースバルブ。
[39]
前記内側チューブをとおして少なくとも1つの介入デバイスを進行させることができる、項目37記載のイントロデューサシースバルブ。
[40]
前記少なくとも1種の物質は空気、シリコーン、水、塩類溶液、低揮発性生体適合性液体、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、圧縮性フォーム及び架橋シリコーンゲルからなる群より選ばれる材料を含む、項目37記載のイントロデューサシースバルブ。
[41]
前記加圧可能な空間は前記外側チューブの第一の末端を前記内側チューブの第一の末端にシールしかつ前記外側チューブの第二の末端を前記内側チューブの第二の末端にシールすることで形成される、項目33記載のイントロデューサシースバルブ。
[42]
前記シールは以下のうちの少なくとも1つ:締まりばめ、接着、熱結合及びインサート成形により行われる、項目41記載のイントロデューサシースバルブ。
[43]
前記締まりばめは少なくとも1つのO−リングを用いて形成される、項目42記載のイントロデューサシースバルブ。
[44]
前記加圧可能な空間は外部源により得られる圧力を維持する、項目33記載のイントロデューサシースバルブ。
[45]
前記圧力は以下の少なくとも1つ:指圧、板ばね及び充填済シリンジにより得られる、項目44記載のイントロデューサシース。
[46]
(a)外側チューブを提供すること、
(b)前記外側チューブの1つの末端にスナップリングを取り付けそして前記外側チューブのもう一方の末端にフィルポート付きスナップリングを取り付けて、外側チューブアセンブリーを形成すること、
(c)内側チューブの各末端にリングを取り付けて、内側チューブアセンブリーを形成すること、
(d)前記外側チューブアセンブリーに前記内側チューブアセンブリーを通すこと、
(e)前記内側チューブアセンブリーをフロントフィッティングに取り付けること、
(f)前記外側チューブアセンブリーを前記フロントフィッティングの表面にスナップ留めすること、
(g)前記内側チューブアセンブリーをリアフィッティングに取り付けること、
(h) 前記外側チューブアセンブリー上の前記フィルポート付きスナップリング及び閉止した前記リアフィッティングをスナップ留めすること、
(i)使用前に前記フィルポートをとおして加圧可能な空間を充填すること、
を含む、
イントロデューサシースバルブの組み立て方法。
[47]
(a)外側チューブを提供すること、
(b)前記外側チューブの1つの末端にスナップリングを取り付けそして前記外側チューブのもう一方の末端にフィルポート付きスナップリングを取り付けて、外側チューブアセンブリーを形成すること、
(c)内側チューブをフロントフィッティングに取り付けること、
(d)前記外側チューブアセンブリーに前記内側チューブを通すこと、
(e)前記外側チューブアセンブリーを前記フロントフィッティングの表面にスナップ留めすること、
(f)前記内側チューブをリアフィッティングに取り付けること、
(g)前記外側チューブアセンブリー上の前記フィルポート付きスナップリング及び閉止した前記リアフィッティングをスナップ留めすること、
(i)使用前に前記フィルポートをとおして加圧可能な空間を充填すること、
を含む、
イントロデューサシースバルブの組み立て方法。
[48]
(a)外側チューブを提供すること、
(b)前記外側チューブの両方の末端にスナップリングを取り付けて、外側チューブアセンブリーを形成すること、
(c)内側チューブの各末端にリングを取り付けて、内側チューブアセンブリーを形成すること、
(d)前記外側チューブアセンブリーに前記内側チューブアセンブリーを通すこと、
(e)前記内側チューブアセンブリーをフロントフィッティングに取り付けること、
(f)前記外側チューブアセンブリーを前記フロントフィッティングの表面にスナップ留めすること、
(g)前記内側チューブアセンブリーをリアフィッティングに取り付けること、
(h)前記内側チューブと前記外側チューブアセンブリーとの間に形成される空間に物質を充填すること、
(i)前記外側チューブアセンブリー上のスナップリング及び閉止した前記リアフィッティングをスナップ留めすること、
(j)外側チューブハウジングユニットからすべての過剰な流体を除去すること、
を含む、
イントロデューサシースバルブの組み立て方法。
[49]
(a)外側チューブを提供すること、
(b)前記外側チューブの両方の末端にスナップリングを取り付けて、外側チューブアセンブリーを形成すること、
(c)内側チューブをねじ込みアダプターに取り付けること、
(d)前記外側チューブアセンブリーに前記内側チューブを通すこと、
(e)前記外側チューブアセンブリーを前記ねじ込みアダプターの表面にスナップ留めすること、
(f)前記内側チューブをリアフィッティングに取り付けること、
(g)前記内側チューブと前記外側チューブハウジングとの間に形成される空間に物質を充填すること、
(h)前記内側チューブ及び閉止した前記リアフィッティングをスナップ留めすること、
(i)外側チューブハウジングユニットからすべての過剰な流体を除去すること、
を含む、
イントロデューサシースバルブの組み立て方法。