(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。そして、本発明を説明するに当たって、関連する公知機能或いは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不明確にする恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。そして、後述する用語は本発明における機能を考慮して定義されたものであり、これはユーザ、オペレータの意図又は慣例などによって異なることがある。よって、その定義は本明細書全般にかかる内容に基づいてなされるべきである。
【0022】
以下、本発明は両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御方法及びその装置について説明する。
【0023】
図2A乃至
図2Bは、本発明による両面ディスプレーを使用する電子装置の例を示す図である。
【0024】
図2Aを参照すると、両面接着方式の電子装置200で第1ディスプレー210に第1方向212に第1画面が出力され、第2ディスプレー212に第2方向222に第2画面が出力される。
【0025】
この際、両面接着方式の電子装置200で第1画面210と第2画面220とに画像が同時に出力されて表示される。別の実装として、第1画面210が出力される際に第2画面220は非活性化されて出力されず、第2画面212が出力される際に第1画面210は非活性化されて出力されなくてもよい。
【0026】
図2Bを参照すると、両面ディスプレーは透明ディスプレーで具現化される。透明ディスプレーの場合、第1方向からスクリーンを見たとき、スクリーンの前面に特定画面が表示され、第2方向からスクリーンを見たときスクリーンの裏面に特定画面が透過されて反対方向に表示される。
【0027】
よって、透明ディスプレーの場合、互いに異なる画面が前面(第1方向の画面)と裏面(第2方向の画面)に同時に出力されない。
【0028】
以下、
図2A乃至
図2Bの両面ディスプレーを考慮したマルチタスキング方法について説明する。
【0029】
図3A(a)乃至
図3B(e)は、本発明の第1実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御画面を示す図である。
【0030】
図3A(a)を参照すると、前面ディスプレー300を介してメッセージ伝送アプリケーション302が実行される間にユーザによって左右方向に前面ディスプレー300と裏面ディスプレー310がひっくり返されると(304)、
図3A(b)のように裏面ディスプレー310に最近実行されたアプリケーションリスト312が表示される。
【0031】
別の実装として、ユーザによって上下方向に前面ディスプレー300と裏面ディスプレー310がひっくり返されると(304)、
図3A(b)のように裏面ディスプレー310に最近実行されたアプリケーションリスト312が表示されてもよい。
【0032】
また別の実装として、最近実行されたアプリケーションリストの代わりにバックグラウンドで実行中のアプリケーションリスト又は全体アプリケーションリストが表示されてもよい。次に、
図3A(c)のように、裏面ディスプレー310に表示されたアプリケーションリストから該当アプリケーション(例えば、カメラアプリケーション314)がユーザによってタッチされると、
図3B(d)のようにカメラアプリケーションが実行されて該当画面が裏面ディスプレー310に表示される。例えば、プレビュー(preview)画面316が表示される。その後、ユーザによって左右方向に裏面ディスプレー310と前面ディスプレー300が更にひっくり返されると(318)、
図3B(e)のように前面ディスプレー300に最近実行されたアプリケーションリスト320が表示される。別の実装として、最近実行されたアプリケーションリストの代わりにバックグラウンドで実行中のアプリケーションリスト又は全体アプリケーションリストが表示されてもよい。
【0033】
一方、前面ディスプレー300と裏面ディスプレー310とに画像が同時に出力されて表示されてもよく、別の実装として、前面ディスプレー300において画像が表示される際に裏面ディスプレー310は非活性化されて画像が表示されず、裏面ディスプレー310において画像が表示される際に前面ディスプレー300は非活性化されて画像が表示されなくてもよい。
【0034】
図4A(a)乃至
図4B(e)は、本発明の第2実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御画面を示す図である。
【0035】
図4A(a)を参照すると、前面ディスプレー400を介してメッセージ伝送アプリケーション402が実行される間にユーザによって左右方向に前面ディスプレー400と裏面ディスプレー410がひっくり返されると(404)、
図4A(b)のように裏面ディスプレー410に最近実行されたアプリケーションリスト412が表示される。
【0036】
別の実装として、ユーザによって上下方向に前面ディスプレー400と裏面ディスプレー410がひっくり返されると(404)、
図4A(b)のように裏面ディスプレー410に最近実行されたアプリケーションリスト412が表示されてもよい。
【0037】
別の実装として、最近実行されたアプリケーションリストの代わりにバックグラウンドで実行中のアプリケーションリスト又は全体アプリケーションリストが表示されてもよい。次に、
図4A(c)のように、裏面ディスプレー410に表示されたアプリケーションリストから該当アプリケーション(例えば、カメラアプリケーション414)がユーザによってタッチされると、
図4B(d)のようにカメラアプリケーションが実行されて該当画面が裏面ディスプレー410に表示される。例えば、プレビュー(preview)画面416が表示される。その後、ユーザによって左右方向に裏面ディスプレー410と前面ディスプレー400が更にひっくり返されると(418)、
図4B(e)のように前面ディスプレー400に以前に実行されていたメッセージ伝送アプリケーション402が表示される。
【0038】
一方、前面ディスプレー400と裏面ディスプレー410とに画像が同時に出力されて表示されてもよく、別の実装として前面ディスプレー400において画像が表示される際に裏面ディスプレー410は非活性化されて画像が表示されず、裏面ディスプレー410において画像が表示される際に前面ディスプレー400は非活性化されて画像が表示されなくてもよい。
【0039】
図5(a)乃至
図5(b)は、本発明の第3実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御画面を示す図である。
【0040】
図5(a)を参照すると、前面ディスプレー500を介してカメラアプリケーションが実行される間にユーザによって上下方向に前面ディスプレー500と裏面ディスプレー520がひっくり返されると(510)、
図5(b)のように裏面ディスプレー520にカメラアプリケーションと関連するギャラリーアプリケーションが実行されて表示される。ギャラリーアプリケーションは撮影されたイメージを管理しユーザに表示する役割を果たす。
【0041】
別の実装として、ユーザによって左右方向に前面ディスプレー500と裏面ディスプレー520がひっくり返されると(510)、
図5(b)のように裏面ディスプレー520にカメラアプリケーションと関連するギャラリーアプリケーションが実行されて表示されてもよい。
【0042】
一方、前面ディスプレー500と裏面ディスプレー520とに画像が同時に出力されて表示されてもよく、別の実装として前面ディスプレー500に画像が表示される際に裏面ディスプレー520は非活性化されて画像が表示されず、裏面ディスプレー520に画像が表示される際に前面ディスプレー500は非活性化されて画像が表示されなくてもよい。
【0043】
図6(a)乃至
図6(b)は、本発明の第4実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御画面を示す図である。
【0044】
図6(a)を参照すると、前面ディスプレー600を介してメッセージ伝送アプリケーションが実行される間にユーザによって左右方向に又は上下方向に前面ディスプレー600と裏面ディスプレー610がひっくり返されると(620)、
図6(b)のように裏面ディスプレー610にバックグラウンドで実行中のアプリケーション(例えば、電話をかけるアプリケーション)が表示される。バックグラウンドで実行中のアプリケーションが一つである場合、アプリケーションリストを表示せずにすぐに実行中のアプリケーションを表示する。一方、バックグラウンドで実行中のアプリケーションが一つ以上である場合、
図3A(b)のように実行中のアプリケーションリストを表示する。
【0045】
一方、前面ディスプレー600と裏面ディスプレー610とに画像が同時に出力されて表示されてもよく、別の実装として前面ディスプレー600において画像が表示される際に裏面ディスプレー610は非活性化されて画像が表示されず、裏面ディスプレー610において画像が表示される際に前面ディスプレー500は非活性化されて画像が表示されなくてもよい。
【0046】
図3A(a)乃至
図6B(b)は、上下方向又は左右方向によって最近実行されたアプリケーションリスト、バックグラウンドで実行中のアプリケーションリスト又は全体アプリケーションリストが表示される。別の実装として、電子装置のスクリーンを反転させる方向に応じて多数のアプリケーションリストを表示してもよい。例えば、右側回転を介して前面ディスプレーと裏面ディスプレーが反転される際には最近実行されていたアプリケーションリストを表示し、左側回転を介して前面ディスプレーと裏面ディスプレーが反転される際にはバックグラウンドで実行中のアプリケーションリストを表示し、上側回転を介して前面ディスプレーと裏面ディスプレーが反転される際には全体アプリケーションリストを表示する。
【0047】
また、別の実装として、電子装置のスクリーンを反転させる方向に応じて該当アプリケーションを選択するか実行して表示してもよい。例えば、右側回転を介して前面ディスプレーと裏面ディスプレーが反転される際には第1アプリケーションを反転された前面ディスプレーを介して表示し、左側回転を介して前面ディスプレーと裏面ディスプレーが反転される際には第2アプリケーションを反転された前面ディスプレーを介して表示し、上側回転を介して前面ディスプレーと裏面ディスプレーが反転される際には第3アプリケーションを反転された前面ディスプレーを介して表示し、下側回転を介して前面ディスプレーと裏面ディスプレーが反転される際には第4アプリケーションを反転された前面ディスプレーを介して表示し、ここで、反転された前面ディスプレーは電子装置が回転される際にユーザが見ることができるディスプレーを意味し、第1乃至第4アプリケーションは最近実行されたアプリケーションであるが、バックグラウンドで実行中のアプリケーションであるか実行されていないアプリケーションであってもよい。
【0048】
本発明の多様な実施形態において、右側方向、左側方向、上側方向、そして下側方向に限らずに4つの方向より少ないか多い方向に区分して該当アプリケーションとマッピングさせてもよい。
【0049】
図7は、本発明の第1実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御フローチャートを示す図である。
【0050】
図7を参照すると、電子装置はステップ700において第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させるか、第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第1ジェスチャーを検出する。即ち、
図3A(a)のように電子装置はユーザによって左右方向に前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出する。
【0051】
次に、電子装置は、ステップ702において第1ジェスチャーが検出される際、
図3A(b)のように第2方向が第1方向に反転された第2スクリーンに第1アプリケーションリストを表示する。第1アプリケーションリストは、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを示すマルチタスキングリスト、以前に実行されていたアプリケーションを示すヒストリリスト、全体アプリケーションリストのうちの一つである。
【0052】
次に、電子装置は、ステップ704において第1アプリケーションリストのうち第2アプリケーションを選択するためのタッチを感知し、ステップ706においてタッチされた第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する。
【0053】
次に、電子装置は、ステップ708において第2アプリケーションを実行中の第2スクリーンの第1方向を第2方向に反転させ、第1スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第2ジェスチャーを検出する。
【0054】
次に、電子装置は、ステップ710において第2ジェスチャーが検出される際、第2方向が第1方向に再反転された第1スクリーンに第2アプリケーションリストを表示する。第2アプリケーションリストは、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを示すマルチタスキングリスト、以前に実行されていたアプリケーションを示すヒストリリスト、全体アプリケーションリストのうちの一つである。
【0055】
以上で、第1実施形態の手順を終了する。
【0056】
図8は、本発明の第2実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御フローチャートを示す図である。
【0057】
図8を参照すると、電子装置は、ステップ800において第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させ、第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第1ジェスチャーを検出する。即ち、
図4A(a)のように、電子装置は、ユーザによって左右方向に前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出する。
【0058】
次に、電子装置は、ステップ802において第1ジェスチャーが検出される際、
図4A(b)のように第2方向が第1方向に反転された第2スクリーンに第1アプリケーションリストを表示する。第1アプリケーションリストは、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを示すマルチタスキングリスト、以前に実行されていたアプリケーションを示すヒストリリスト、全体アプリケーションリストのうちの一つである。
【0059】
好ましくは、もし第1アプリケーションリストがヒストリリストである場合、実行中の第1アプリケーションは第1アプリケーションリストに含まれない。
【0060】
次に、電子装置は、ステップ804において第1アプリケーションリストのうち第2アプリケーションを選択するためのタッチを感知し、ステップ806においてタッチされた第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する。
【0061】
次に、電子装置は、ステップ808において第2アプリケーションを実行中の第2スクリーンの第1方向を第2方向に反転させ、第1スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第2ジェスチャーを検出する。
【0062】
次に、電子装置は、ステップ810において第2ジェスチャーが検出される際、以前に実行されていたアプリケーションを第1方向の第1スクリーンに表示する。
【0063】
以上で、第2実施形態の手順を終了する。
【0064】
図9は、本発明の第3実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御フローチャートを示す図である。
【0065】
図9を参照すると、電子装置は、ステップ900において第1方向を介して、即ち、第1スクリーンを介して第1アプリケーションを実行する。
【0066】
次に、電子装置は、ステップ902において第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させ、第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させるジェスチャーを検出する。即ち、
図5(a)のように電子装置はユーザによって上下方向に(又は左右方向に)前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出する。
【0067】
次に、電子装置はステップ904においてジェスチャーが検出される際、第1アプリケーションと関連する第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する。
【0068】
以上で、第3実施形態の手順を終了する。
【0069】
図10は、本発明の第4実施形態による両面ディスプレーを使用する電子装置のマルチタスキング制御フローチャートを示す図である。
【0070】
図10を参照すると、電子装置は、ステップ1000において第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させ、第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させるジェスチャーを検出する。即ち、
図6(a)のように電子装置はユーザによって上下方向に(又は左右方向に)前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出する。
【0071】
次に、電子装置は、ステップ1002においてジェスチャーが検出される際、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数を確認する。
【0072】
次に、電子装置はステップ1004においてバックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数が一つである場合、ステップ1006に進み、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを第1方向の第2スクリーンに表示する。
【0073】
一方、電子装置は、ステップ1004においてバックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数が一つではない場合、該当モードを実行する。例えば、電子装置は、該当モードで第2方向が第1方向に反転された第2スクリーンにアプリケーションリストを表示し、アプリケーションリストのうち一つのアプリケーションを選択するためのタッチを検出し、タッチされたアプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する。
【0074】
次に、第4実施形態の手順を終了する。
【0075】
図11は、本発明の実施形態による電子装置の構成図である。
【0076】
電子装置は、携帯用電子装置(portable electronic device)であってもよく、携帯用端末機(mobile terminal)、モバイルパッド(mobile pad)、メディアプレーヤー(media player)、タブレットコンピュータ(tablet computer)、ハンドヘルドコンピュータ(handheld computer)又はPDA(Personal Digital Assistant)のような装置であってもよい。また、このような装置のうち2つ以上の機能を結合した装置を含む任意の携帯用電子装置であってもよい。
【0077】
図11を参照すると、電子装置は、制御機1100、スピーカ/マイクロフォン1110、カメラ1120、GPS受信機1130、RF処理機1140、センサモジュール1150、2つのスクリーン1160,1161、スクリーン制御機1165、拡張メモリ1170を含んで構成される。
【0078】
制御機1100は、インタフェース1101、一つ以上のプロセッサ1102,1103、そして内部メモリ1104を含む。場合によっては、制御機1100全体をプロセッサと称することもある。インタフェース1101、アプリケーションプロセッサ1102、通信プロセッサ1103、内部メモリ1104は別途の構成要素であってもよく、一つ以上の集積化された回路に集積化されてもよい。
【0079】
アプリケーションプロセッサ1102は、様々なソフトウェアプログラムを実行して電子装置のための多様な機能を行い、通信プロセッサ1103は、音声通信及びデータ通信のための処理及び制御を行う。また、このような通常的な機能に加え、プロセッサ1102,1103は、拡張メモリ1170又は内部メモリ1104に記憶されている特定のソフトウェアモジュール(命令セット)を実行してそのモジュールに対応する特定の様々な機能を行う役割もする。即ち、プロセッサ1102,1103は、拡張メモリ1170又は内部メモリ1104に記憶されているソフトウェアモジュールと連動して本発明の両面ディスプレーを利用する電子装置におけるマルチタスキング制御方法(
図7乃至
図10)を行う。
【0080】
詳しくは、アプリケーションプロセッサ1102は、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーン1165の第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーン1161の第2方向を第1方向に反転させる第1ジェスチャーを検出し、即ち、
図3A(a)のようにユーザによって左右方向に前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、第1ジェスチャーが検出される際、
図3A(b)のように第2方向が第1方向に反転された第2スクリーン1161に第1アプリケーションリストを表示し、第1アプリケーションリストのうち第2アプリケーションを選択するためのタッチを感知し、タッチされた第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示し、第2アプリケーションを実行中の第2スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第1スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第2ジェスチャーを検出し、第2ジェスチャーが検出される際、第2方向が第1方向に再反転された第1スクリーンに第2アプリケーションリストを表示する。第1及び第2アプリケーションリストは、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを示すマルチタスキングリスト、以前に実行されていたアプリケーションを示すヒストリリスト、全体アプリケーションリストのうちの一つである。
【0081】
別の実装として、アプリケーションプロセッサ1102は、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第1ジェスチャーを検出し、即ち、
図4A(a)のようにユーザによって左右方向に前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、第1ジェスチャーが検出される際、
図4A(b)のように第2方向が第1方向に反転された第2スクリーンに第1アプリケーションリストを表示し、第1アプリケーションリストのうち第2アプリケーションを選択するためのタッチを感知し、タッチされた第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示し、第2アプリケーションを実行中の第2スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第1スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第2ジェスチャーを検出し、第2ジェスチャーが検出される際、以前に実行されていた第1アプリケーションを第1方向の第1スクリーンに表示する。
【0082】
また、別の実装として、アプリケーションプロセッサ1102は、第1方向を介して、即ち、第1スクリーンを介して第1アプリケーションを実行し、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させるジェスチャーを検出し、
図5(a)のように、電子装置は、ユーザによって上下方向に(又は左右方向に)前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、ジェスチャーが検出される際、第1アプリケーションと関連する第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する。
【0083】
更に別の実装として、アプリケーションプロセッサ1102は、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させるジェスチャーを検出し、即ち、
図6(a)のように、電子装置は、ユーザによって上下方向に(又は左右方向に)前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、ジェスチャーが検出される際、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数を確認し、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数が一つである場合、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを第1方向の第2スクリーンに表示する。一方、アプリケーションプロセッサ1102は、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数が一つではない場合、該当モードを実行する。例えば、アプリケーションプロセッサ1102は、該当モードで第2方向が第1方向に反転された第2スクリーンにアプリケーションリストを表示し、アプリケーションリストのうち一つのアプリケーションを選択するためのタッチを検出し、タッチされたアプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する。
【0084】
インタフェース1101は、電子装置のスクリーン制御機1165及び拡張メモリ1170と接続する。
【0085】
センサモジュール1150は、インタフェース1101に接続されて様々な機能を実行することができる。例えば、6軸センサがインタフェース1101に接続されて、各々の電子装置の動作を感知したり、光検出センサがインタフェース1101に接続されて、外部からの光を感知したりすることができる。例えば、センサモジュール1150は、6軸センサを利用して第1スクリーン1160と第2スクリーン1161の方向を検出する。
【0086】
カメラ1120は、インタフェース1101を介してセンサモジュール1150と接続し、写真及びビデオクリップレコーディングのようなカメラ機能を実行する。
【0087】
RF処理機1140は、通信機能を実行する。例えば、通信プロセッサ1103の制御下で、RF信号を基底帯域信号に変換して通信プロセッサ1103に提供するか、通信プロセッサ1103からの基底帯域信号をRF信号に変換して送信する。ここで、通信プロセッサ1103は、多様な通信方式に基底帯域信号を処理する。例えば、通信方式は、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communication)通信方式、EGDE(Enhanced Data GSM(登録商標) Environment)通信方式、CDMA(Code Division Multiple Access)通信方式、W−CDMA(W−Code Division Multiple Access)通信方式、LTE(Long Term Evolution)通信方式、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)通信方式、Wi−Fi(Wireless Fidelity)通信方式、WiMax通信方式又は/及びBluetooth(登録商標)通信方式を含む。なお、通信方式は、以上に限られない。
【0088】
スピーカ/マイクロフォン1110は、音声認識、音声複製、デジタルレコーディング(recording)及び電話機能のようなオーディオストリームの入出力を担う。即ち、スピーカ/マイクロフォン1110は、音声信号を電気信号に変換するか電気信号を音声信号に変換する。図示していないが、脱着可能な(attachalbe and detachable)イヤホン(ear phone)、ヘッドフォン(head phone)又はヘッドセット(head set)が外部ポートを介して電子装置に接続されてもよい。
【0089】
スクリーン制御機1165は、第1及び第2スクリーン1160、1161に接続される。第1及び第2スクリーン1160、1161及びスクリーン制御機1165は、それぞれのスクリーン1160、1161との一つ以上の接点を決定するための容量性、抵抗性、赤外線及び表面音響波技術だけでなく、その他の近接センサ配列又はその他の要素を含む任意のマルチタッチ感知技術を利用して、第1及び第2スクリーン1160、1161への接触、タッチ動作又はそれらの中断を検出する。なお、第1及び第2スクリーン1160、1161及びスクリーン制御機1165は、上述した以外のユーザのジェスチャーを検出してもよい。
【0090】
スクリーン1160,1161は、電子装置とユーザとの間に入出力インタフェースを提供する。即ち、スクリーン1160,1161は、ユーザのタッチ入力を電子装置に伝達する。また、電子装置からの出力をユーザに示す媒体である。即ち、スクリーン1160,1161は、ユーザに視覚的な出力を示す。このような視覚的な出力(visual output)は、テキスト(text)、グラフィック(graphic)、ビデオ(video)とそれらの組み合わせの形で表示される。
【0091】
スクリーン1160,1161としては、多様なディスプレーが使用される。例えば、これに限らないが、LCD(Liquid Crystal Display device)、LED(Light Emitting Diode)、LPD(Light Emitting Polymer Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitting Diode)又はFLED(Flexible LED)などを使用してもよい。
【0092】
GPS受信機1130は、人工衛星から受けた信号を位置、速度、時間などの情報に変換する。例えば、衛星とGPS受信機間の距離は、光の速度に信号到達時間をかけると計算され、3つの衛星の正確な位置と距離を求めて公知の三角測量の原理で電子装置の位置が測定される。
【0093】
拡張メモリ1170又は内部メモリ1104は、一つ以上の磁気ディスク記憶装置のような高速ランダムアクセスメモリ及び/又は非揮発性メモリ、一つ以上の光記憶装置及び/又はフラッシュメモリ(例えば、NAND、NOR)を含む。
【0094】
拡張メモリ1170又は内部メモリ1104は、ソフトウェアを記憶する。ソフトウェア構成要素はオペレーティングシステム(operation system:OS)ソフトウェアモジュール、通信ソフトウェアモジュール、グラフィックソフトウェアモジュール、ユーザインタフェースソフトウェアモジュール及びMPEGモジュール、カメラソフトウェアモジュール、一つ以上のアプリケーションソフトウェアモジュールなどを含む。また、ソフトウェア構成要素であるモジュールは命令の集合で表現してもよいため、モジュールは命令セット(instruction set)と表現されてもよい。モジュールまた、プログラムと表現されることもある。
【0095】
OSソフトウェアは、一般的なシステム管理(system operation)を制御する様々なソフトウェア構成要素を含む。このような一般的なシステム管理の制御とは、例えば、メモリの管理及び制御、記憶ハードウェア(装置)の制御及び管理、電力制御及び管理などを意味する。このようなOSソフトウェアは、様々なハードウェア(装置)とソフトウェア構成要素(モジュール)との間の通信を円滑にする機能を行う。
【0096】
通信ソフトウェアモジュールは、RF処理機1140を介してコンピュータ、サーバー及び/又は携帯用端末機など他の電子装置との通信を可能にする。そして、通信ソフトウェアモジュールは該当通信方式に当たるプロトコルをサポートする。
【0097】
グラフィックソフトウェアモジュールは、スクリーン1160にグラフィックを提供し表示するための様々なソフトウェア構成要素を含む。グラフィック(graphics)という用語はテキスト(text)、ウェブページ(web page)、アイコン(icon)、デジタルイメージ(digital image)、ビデオ(video)、アニメーション(animation)などを含む意味である。
【0098】
ユーザインタフェースソフトウェアモジュールは、ユーザインタフェースに関する様々なソフトウェア構成要素を含む。ユーザインタフェースの状態がどのように変更されるのか又はユーザインタフェースの状態変更がどのような条件で行われるのかなどに対する内容を含む。
【0099】
カメラソフトウェアモジュールは、カメラ関連プロセス及び機能を可能にするカメラ関連ソフトウェア構成要素を含む。アプリケーションモジュールは、レンダリングエンジンを含むウェブブラウザ(browser)、電子メール(email)、インスタントメッセージ(instant message)、ワードプロセッシング(word processing)、キーボードエミュレーション(keyboard emulation)、アドレスブック(address book)、タッチリスト(touch list)、ウィジェット(widget)、デジタル著作権管理(DRM,Digital Right Management)、音声認識(voice recognition)、音声複製、位置決定機能(position determining function)、位置基盤サービス(location based service)などを含む。メモリ1170,1104は上述したモジュール以外にも追加的なモジュール(命令)を含む。又は、必要に応じて一部のモジュール(命令)を使用しなくてもよい。
【0100】
本発明について、アプリケーションモジュールは、マルチタスキング制御のための命令(
図10乃至
図11を参照)を含む。
【0101】
詳しくは、アプリケーションプモジュールは、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーン1165の第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーン1161の第2方向を第1方向に反転させる第1ジェスチャーを検出し、即ち、
図3A(a)のようにユーザによって左右方向に前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、第1ジェスチャーが検出される際、
図3A(b)のように第2方向が第1方向に反転された第2スクリーン1161に第1アプリケーションリストを表示し、第1アプリケーションリストのうち第2アプリケーションを選択するためのタッチを感知し、タッチされた第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示し、第2アプリケーションを実行中の第2スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第1スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第2ジェスチャーを検出し、第2ジェスチャーが検出される際、第2方向が第1方向に再反転された第1スクリーンに第2アプリケーションリストを表示する命令を含む。第1及び第2アプリケーションリストは、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを示すマルチタスキングリスト、以前に実行されていたアプリケーションを示すヒストリリスト、全体アプリケーションリストのうちの一つである。
【0102】
別の実装として、アプリケーションモジュールは、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第1ジェスチャーを検出し、即ち、
図4A(a)のようにユーザによって左右方向に前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、第1ジェスチャーが検出される際、
図4A(b)のように第2方向が第1方向に反転された第2スクリーンに第1アプリケーションリストを表示し、第1アプリケーションリストのうち第2アプリケーションを選択するためのタッチを感知し、タッチされた第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示し、第2アプリケーションを実行中の第2スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第1スクリーンの第2方向を第1方向に反転させる第2ジェスチャーを検出し、第2ジェスチャーが検出される際、以前に実行されていた第1アプリケーションを第1方向の第1スクリーンに表示する命令を含む。
【0103】
また別の実装として、アプリケーションモジュールは、第1方向を介して、即ち、第1スクリーンを介して第1アプリケーションを実行し、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させるジェスチャーを検出し、
図5(a)のように電子装置はユーザによって上下方向に(又は左右方向に)前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、ジェスチャーが検出される際、第1アプリケーションに関する第2アプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する命令を含む。
【0104】
更に別の実装として、アプリケーションモジュールは、第1アプリケーションを実行中の第1スクリーンの第1方向を第2方向に反転させて第2スクリーンの第2方向を第1方向に反転させるジェスチャーを検出し、即ち、
図6(a)のように電子装置はユーザによって上下方向に(又は左右方向に)前面ディスプレーと裏面ディスプレーがひっくり返されることを検出し、ジェスチャーが検出される際、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数を確認し、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数が一つである場合、バックグラウンドで実行中のアプリケーションを第1方向の第2スクリーンに表示する命令を含む。一方、アプリケーションプロセッサ1102は、バックグラウンドで実行中のアプリケーションの個数が一つではない場合、該当モードを実行する。例えば、アプリケーションプロセッサ1102は、該当モードで第2方向が第1方向に反転された第2スクリーンにアプリケーションリストを表示し、アプリケーションリストのうち一つのアプリケーションを選択するためのタッチを検出し、タッチされたアプリケーションを実行して第1方向の第2スクリーンに表示する命令を更に含む。
【0105】
本発明の請求項及び/又は明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア又はハードウェアとソフトウェアを組み合わせた形態で実装される(implemented)。
【0106】
ソフトウェアとして実装される場合、一つ以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を記憶するコンピュータで判読可能な記憶媒体が提供される。コンピュータで判読可能な記憶媒体に記憶される一つ以上のプログラムは、電子装置(deivece)内の一つ以上のプロセッサによって実行可能に構成される(configured for execution)一つ以上のプログラムは、電子装置に本発明の請求項及び/又は明細書に記載された実施形態による方法を実行するようにする命令(instructions)を含む。
【0107】
このようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュ(flash)メモリを含む不揮発性(non−volatile)メモリ、ROM(Read Only Memory)、EEROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、磁気ディスク記憶装置(magnetic disc storage device)、CD−ROM(Compact Disc−ROM)、デジタル多目的ディスク(DVDs,Digital Veratile Discs)又は他の形の光学記憶装置、マグネチックカセット(magnetic cassette)に記憶される。又は、それらの一部或いは全部の組み合わせで構成されたメモリに記憶されてもよい。又は、それぞれの構成メモリは多数個含まれてもよい。
【0108】
また、プログラムはインターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(Local Area Network)、WLAN(Wide LAN)又はSAN(Storage Area Network)のような通信ネットワーク又はそれらの組み合わせで構成された通信ネットワークを介してアクセス(access)可能で着脱可能な(attachable)記憶装置(storage device)に記憶されてもよい。このような記憶装置は、外部ポートを介して電子装置に接続される。
【0109】
また、通信ネットワーク上の別途の記憶装置が携帯用電子装置に接続されてもよい。
【0110】
上述したように、両面ディスプレーを使用するマルチタスキング技術を提供することでユーザが両面ディスプレーを利用して2つ以上の作業を便利に行うことができる利点がある。
前記の本発明の実施例において、スクリーンは、例えば、タッチスクリーンでもよい。また、本発明の実施例においての両面ディスプレーは透明、あるいは、不透明のディスプレーであってもよい。
【0111】
また、簡単なジェスチャーを介してユーザが第1ディスプレーから第2ディスプレーに容易に画面を移動させてマルチタスキング作業を行うことができる。
一方、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲を逸脱しない範囲内で多様な変形が可能であることはもちろんである。よって、本発明の技術的範囲は説明された実施形態に限って決められてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって決められるべきである。