【実施例】
【0049】
実施例1
NiCO
3粉末(98.7g、49重量%Ni)を水中で分散させることにより、フラスコで溶液を調製し、撹拌可能なスラリーを生成した。次に、H
3PO
4(水分率85%、174.9g)をスラリーに加え、次いでMoO
3(369.2g)を加えた。次に、スラリーを41.9重量%のMoO
3の透明な溶液になるまで92℃で加熱した。リンとモリブデンのモル比が0.58:1のこの溶液を溶液Aとした。
【0050】
11個の15mLのフラスコにそれぞれ8.8gの溶液Aを満たした。ポリエチレングリコール200をそれぞれのフラスコに量を変えて加えた。ポリエチレングリコール200の量は、下記の表1に示す。1つのフラスコにはポリエチレングリコール200を加えず、比較用とした。それぞれのフラスコに水を加え、最終的に9.27mLの溶液を得た。それぞれのフラスコを振盪し、1日経過後の沈殿物の量(フラスコ中の固形物の高さ、単位mm)を記録した。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、その後再び沈殿物の量を記録した。次に、フラスコを炉から取り除き、室温まで冷却した。翌日以降に再びそれぞれのフラスコの沈殿物の量を記録した。結果はまとめて表1に示した。試行1〜6は比較用である。
【表1】
【0051】
実施例2
NiCO
3粉末(73.0g、49重量%Ni)を水中で分散させることにより、フラスコで溶液を調製し、撹拌可能なスラリーを生成した。次に、H
3PO
4(水分率85%、31.43g)をスラリーに加え、次いでMoO
3(273.12g)を加えた。次に、スラリーを46.4重量%のMoO
3の透明な溶液になるまで92℃で加熱した。リンとモリブデンのモル比が0.14:1のこの溶液を溶液Bとした。本実施例の試行のすべてに明細書の記載通りにH
3PO
4をさらに加えた。
【0052】
8個の30mLのフラスコ(実験a〜h)にそれぞれ異なる量の溶液A又はBを満たした(以下表2参照)。一部のフラスコには、H
3PO
4(水分率85%)をさらに加え、その量は以下の表2に示す。追加のH
3PO
4をそれぞれの溶液に添加混合した。次に、0.22モルのポリエチレングリコール200(mol、Mo+Ni)をそれぞれのフラスコに加えた(量は表2参照)。ポリエチレングリコール200を溶液中で混合した後、それぞれのフラスコに水を加え、最終的に19.25mLの溶液を得た。それぞれのフラスコを再び振盪し、1日経過後の沈殿物の存在を記録した。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、その後再び沈殿物の存在を記録した。結果はまとめて表2に示す。試行a〜dは比較用である。
【表2】
【0053】
実施例3
0.44モルのポリエチレングリコール200(mol、Mo+Ni)を使用して、実施例2に記載の実験が繰り返された。これらの実験(i〜p)はまとめて以下の表3に示す。実験i〜lは比較用である。
【表3】
【0054】
表2及び表3の結果によれば、0.22モルのポリエチレングリコール200(mol
、Mo+Ni)を使用した場合、沈殿物の生成は、室温でモル比(P:Mo)が約0.21:1で開始する。60℃では、沈殿物の生成は、モル比(P:Mo)が約0.37:1で開始する。実施例3でポリエチレングリコール200の量を2倍にすると、室温での沈殿物の生成は、モル比(P:Mo)が約0.58:1で開始する。
【0055】
実施例4
NiCO
3粉末(40.26g、48.8重量%Ni)を水中で分散させることにより、フラスコで溶液を調製し、撹拌可能なスラリーを生成した。次に、約30%のH
3PO
4(水分率85%、総量71.1g)をスラリーに加え、次いでMoO
3(100%MoO
3、150g)を加えた。次に、スラリーを92℃で約30分間加熱し、その後残りのH
3PO
4を加えた。828g/LのMoO
3を含む透明な溶液(約5.75mol/L、MoO
3)が得られるまで加熱を継続した。溶液の量は、最終的に約181mLとなった。リンとモリブデンのモル比が0.6:1のこの溶液を溶液Cとした。
【0056】
6個の15mLのフラスコにそれぞれ12.0gの溶液Cを満たした。ポリエチレングリコール300をそれぞれのフラスコに量を変えて加えた。ポリエチレングリコール300の量は、以下の表4に示す。1つのフラスコにはポリエチレングリコール300を加えず、比較用とした。それぞれのフラスコに水を加え、最終的に10mLの溶液を得た。それぞれのフラスコを振盪し、1日経過後の沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、その後再び沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを炉から取り除き、室温まで冷却した。翌日以降に再びフラスコの沈殿物の存在を確認した。結果はまとめて表4に示す。試行1〜5は比較用である。
【表4】
【0057】
実施例5
7個の15mLのフラスコにそれぞれ12.0gの溶液Cを満たした(実施例4に記載の方法で調製)。ポリエチレングリコール400をそれぞれのフラスコに量を変えて加えた。ポリエチレングリコール400の量は、以下の表5に示す。1つのフラスコにはポリエチレングリコール400を加えず、比較用とした。それぞれのフラスコに水を加え、最終的に10mLを得た。それぞれのフラスコを振盪し、1日後に沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、その後再び沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを炉から取り除き、室温まで冷却した。さらなる1日後に再びフラスコの沈殿物の存在を確認した。結果はまとめて表5に示す。試行1〜6は比較用である。
【表5】
【0058】
実施例6
5個の15mLのフラスコにそれぞれ12.0gの溶液Cを満たした(実施例4に記載の方法で調製)。ポリエチレングリコール300及びトリエチレングリコール(TEG)の50:50(重量基準)の混合物をそれぞれのフラスコに量を変えて加えた。混合物の量は、以下の表6に示す。1つのフラスコにはポリエチレングリコール300及びトリエチレングリコール(TEG)を加えず、比較用とした。それぞれのフラスコに水を加え、最終的に10mLを得た。それぞれのフラスコを振盪し、1日後に沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、その後再び沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを炉から取り除き、室温まで冷却した。さらなる1日後に再びフラスコの沈殿物の存在を確認した。結果はまとめて表6に示す。試行1〜3は比較用である。
【表6】
【0059】
実施例7
5個の15mLのフラスコにそれぞれ12.0gの溶液Cを満たした(実施例4に記載の方法で調製)。ポリエチレングリコール400及びトリエチレングリコール(TEG)の50:50(重量基準)の混合物をそれぞれのフラスコに量を変えて加えた。混合物の量は、以下の表7に示す。1つのフラスコにはポリエチレングリコール400及びトリエチレングリコール(TEG)を加えず、比較用とした。それぞれのフラスコに水を加え、最終的に10mLを得た。それぞれのフラスコを振盪し、1日後に沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、その後再び沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを炉から取り除き、室温まで冷却した。さらなる1日後に再びフラスコの沈殿物の存在を確認した。結果はまとめて表7に示す。試行1〜4は比較用である。
【表7】
【0060】
実施例8(比較例)
5個の15mLのフラスコにそれぞれ12.0gの溶液Cを満たした(実施例4に記載の方法で調製)。ポリエチレングリコール600をそれぞれのフラスコに量を変えて加えた。ポリエチレングリコール600の量は、以下の表8に示す。1つのフラスコにはポリエチレングリコール600を加えず、比較用とした。それぞれのフラスコに水を加え、最終的に10mLを得た。それぞれのフラスコを振盪し、1日後に沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、その後再び沈殿物の存在を確認した。次に、フラスコを炉から取り除き、室温まで冷却した。さらなる1日後に再びフラスコの沈殿物の存在を確認した。結果はまとめて表8に示す。
【表8】
【0061】
実施例9
NiCO
3粉末(NiCO
3中のNi49重量%、90.93g)に対して、撹拌可能な懸濁液を生成するのに必要な量だけの水を加えることにより、フラスコで溶液を調製した。次に、H
3PO
4(水分率85%、39.12g)を懸濁液に加え、次いで約40%のMoO
3(MoO
3の総量、340g)を加えた。次に、懸濁液がより撹拌可能になるまで懸濁液を92℃で加熱し、その後残りのMoO
3を段階的に加えた。92℃で約30分加熱後、透明な溶液が得られた。溶液の量は、最終的に約400mLとなった。得られた溶液の濃度は、850g/LのMoO
3(約5.90mol/L、Mo)、142g/LのNiO(約1.89mol/L、Ni)、及び60.2g/LのP
2O
5(約0.85mol/L、P)であった。リンとモリブデンのモル比が0.14:1のこの溶液を溶液Dとした。本実施例の試行のすべてに明細書の記載通りにH
3PO
4をさらに加えた。H
3PO
4を加えた後、すべての試行でリンとモリブデンのモル比は、0.55:1となった。
【0062】
6個の15mLのフラスコにそれぞれ3.04mLの溶液Dを満たした。溶液の組成は、水の添加によって変え、次いで溶液にクエン酸(50重量%溶液、1.319g/mL)を加え、その後H
3PO
4(85重量%、1.71g/mL)を加え、最後にポリエチレングリコール200(PEG200、100重量%、1.128g/mL)を溶液に加えた。それぞれのフラスコに水を加え、最終的に7mLを得た。加えられたH
3PO
4、ポリエチレングリコール200、及びクエン酸の量は、表9に示す。それぞれのフラスコを振盪し、1日後に沈殿物の存在を確認したが、すべてのフラスコには沈殿物が認められた。次に、フラスコを60℃の炉に1日中置き、炉から取り除き、室温まで冷却した。さらなる1日後に再びフラスコの沈殿物の存在を確認し、沈殿物の量(フラスコ中の固形物の高さ、mm)を記録した。結果はまとめて表9に示す。試行1〜4は比較用である。
【表9】
【0063】
本明細書又は特許請求の範囲に記載される化学名又は化学式で表された成分は、単数形、複数形にかかわらず、化学名又は化学型で表される別の物質(例えば、他の成分又は溶媒など)と接触する以前から存在するものとして特定される。得られた混合物又は溶液でどのような化学変化、変質、及び/又は反応が起こるかは、たとえ起こったとしても、そのような変化、変質、及び/又は反応は、本発明の開示により要求された条件下で、特定の成分が一緒に組み合わされた当然の結果であるので、重要なことではない。したがって、成分は、望ましい操作の実行又は望ましい組成物の生成に関連して一緒に組み合わされるべき構成要素として特定される。
【0064】
本発明は、ここで列挙される材料及び/又は手順から構成され、又は本質的に構成される。
【0065】
本明細書で使用される、本発明の組成物の構成要素又は本発明の方法で採用される構成要素の量を修飾する「約」という語は、例えば、現実世界における濃縮物の生成又は溶液の使用のために使用される標準的な測定及び液体の処理方法の手順、これらの手順における不注意によるミス、組成物の生成又は方法の遂行などのために使用する構成要素の製造過程、産地、又は純度の差などによって発生し得る数量の変動を指す。「約」という語はまた、特定の初期の混合物から生成される組成物について異なる平衡条件のために変動する量を包含する。「約」という語による修正の有無にかかわらず、当該数量と同等量が特許請求の範囲に含まれる。
【0066】
明確に示されている場合を除き、「a」「an」という冠詞は、本明細書で使用される場合、その冠詞が表す一つの要素に対する記述又は要求を制限することを意図するものではなく、また制限すると解釈すべきではない。むしろ「a」「an」という冠詞は、本明細書で使用される場合、本文に明確に示されている場合を除き、かかる要素について1つ以上の状態を包含することを意図している。
【0067】
本発明は、実施において相当な変動の余地を受け入れることができる。したがって、前記の記述は、上記の具体的な例示に対して、本発明を制限することを意図するものではなく、また制限すると解釈すべきではない。
【0068】
本発明は、さらに下記の事項に関する。
1.A)水媒体中に
i)少なくとも1つのリン化合物
ii)少なくとも1つの第6族金属化合物
iii)少なくとも1つの第8族金属化合物、及び
iv)a)テトラエチレングリコール、
b)約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコール、
c)テトラエチレングリコール及び約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコールの混合物、又は
d)(1)テトラエチレングリコール及び/又は約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコール、及び(2)1又はそれ以上のモノエチレングリコール、ジエチレングリコール、及びトリエチレングリコールの混合物である添加剤を一緒に投入して、
添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、0.30:1より大きく、リンの第6族金属に対する原子比率が、少なくとも約0.33:1である、
初期溶液を生成すること、
B)前記初期溶液を任意に約40℃より高い温度で加熱し、加熱溶液を生成すること、ならびに
C)前記加熱溶液を任意に冷却し、冷却溶液を生成することを含む、
溶液組成物を生成する方法。
2.前記リンの第6族金属に対する原子比率が少なくとも約0.33:1〜約0.8:1であり、及び/又は前記第6族金属化合物及び第8族金属化合物が、その第6族金属及び第8族金属の原子比率が少なくとも約1.5:1となるような量である、事項1に記載の方法。
3.前記リンの第6族金属に対する原子比率が約0.38:1〜約0.7:1であり、及び/又は前記第6族金属化合物及び第8族金属化合物が、その第6族金属及び第8族金属の原子比率が少なくとも約1.5:1〜約6:1となるような量である、事項1及び2のいずれかに記載の方法。
4.前記リン化合物が水溶性で酸性リン化合物である事項1から3のいずれかに記載の方法。
5.前記リン化合物がオルトリン酸である事項1から4のいずれかに記載の方法。
6.前記第8族金属化合物が炭酸塩、水酸化物、又はヒドロキシ炭酸塩である事項1から5のいずれかに記載の方法。
7.前記第8族金属化合物が炭酸塩、水酸化物、又はヒドロキシ炭酸塩であり、及び/又は前記第6族金属化合物が酸化物又はオキソ酸である事項1から5のいずれかに記載の方法。
8.添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、少なくとも約0.31:1である事項1から7のいずれかに記載の方法。
9.添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、約0.31:1〜約0.6:1である事項1から8のいずれかに記載の方法。
10.添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、少なくとも約0.36:1である事項1から9のいずれかに記載の方法。
11.上記添加剤が、約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコール、又はトリエチレングリコール及びテトラエチレングリコール及び/又は約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコールの混合物である事項1から10のいずれかに記載の方法。
12.少なくとも1つの酸性基並びに水酸基及び酸性基から選ばれる少なくとも1つの官能基を有する有機酸が含まれる事項1から11のいずれかに記載の方法。
13.前記有機酸がクエン酸である事項1から12のいずれかに記載の方法。
14.前記第6族金属がモリブデン及び/又はタングステンであり、及び/又は前記第8族化合物がニッケル又はコバルトの化合物である事項1から13のいずれかに記載の方法。
15.前記第6族金属がモリブデンであり、及び/又は前記第8族化合物がコバルト化合物及び/又はニッケル化合物である事項1から13のいずれかに記載の方法。
16.第6族金属、第8族金属、リン、及び
a)テトラエチレングリコール、
b)約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコール、
c)テトラエチレングリコール及び約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコールの混合物、又は
d)(1)テトラエチレングリコール及び/又は約200〜約400の平均分子量を有するポリエチレングリコール、及び(2)1又はそれ以上のモノエチレングリコール、ジエチレングリコール、及びトリエチレングリコールの混合物である添加剤からなり、
添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、0.30:1より大きく、リンの第6族金属に対する原子比率が、少なくとも約0.33:1である、
事項1から15のいずれかに記載の方法で生成された組成物。
17.前記リンの第6族金属に対する原子比率が少なくとも約038:1〜約0.7:1である事項16に記載の組成物。
18.前記リンの第6族金属に対する原子比率が約0.33:1〜約0.8:1であり、及び/又は前記第6族金属化合物及び第8族金属化合物が、その第6族金属及び第8族金属の原子比率が約1.5:1〜約6:1となるような量である事項16に記載の組成物。19.添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、少なくとも約0.31:1である事項16から18のいずれかに記載の組成物。
20.添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、約0.31:1〜約0.6:1である事項16から19のいずれかに記載の組成物。
21.添加剤の第6族金属及び第8族金属の合計モル数に対するモル比が、少なくとも約0.36:1である事項16から20のいずれかに記載の組成物。
22.前記第6族金属がモリブデン及び/又はタングステンであり、及び/又は前記第8族金属がニッケル又はコバルトである事項16から21のいずれかに記載の組成物。
23.前記第6族金属がモリブデンであり、及び/又は前記第8族金属がコバルト及び/又はニッケルである事項16から21のいずれかに記載の組成物。
24.前記第6族金属がモリブデンであり、及び前記第8族金属がコバルト又はニッケルである事項16から21のいずれかに記載の組成物。
25.I)担体及び事項16から24のいずれかに記載の組成物を含む含浸溶液を一緒に投入して含浸担体を生成すること、
II)前記含浸担体を乾燥すること、ならびに
III)任意に前記含浸担体を焼成して触媒を生成することを含む方法。
26.I)が単独の含浸工程からなる事項25に記載の方法。
27.さらに触媒を硫化することを含む事項25から26のいずれかに記載の方法。
28.前記担体がシリカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、シリカ・アルミナが分散されたアルミナ、アルミナ被覆シリカ、又はシリカ被覆アルミナである事項25から27のいずれかに記載の方法。
29.少なくとも1つの酸性基並びに水酸基及び酸性基から選ばれる少なくとも1つの官能基を有する少なくとも1つの有機酸が含浸溶液中に存在する事項25から28のいずれかに記載の方法。
30.前記有機酸がクエン酸である事項29に記載の方法。
31.事項25から30のいずれかに記載の方法によって生成された触媒組成物。
32.前記第6族金属がモリブデンであり、前記モリブデンが三酸化モリブデンとして計算して約5〜約40重量%の量で存在する事項31に記載の組成物。
33.炭化水素原料及び事項31に記載の触媒を接触させ、水素処理、水素化脱窒素、及び/又は水素化脱硫を行う方法。