【課題を解決するための手段】
【0002】
エレベータの入口ドアの反対側(奥側)の壁に、開口部を作り、エレベータの後ろの空間に作った通路から、スベリ台まで移動して、建物の下まで避難する建物。
【0003】
エレベータ(以下、EV)の入口ドアの反対側(奥側)の壁に、横にスライドさせて開ける、床から天井までの開口部(以下、開口部)を作り、EVの後ろの空間には、車イスや台車が通行する幅2m、高さ1.5mの通路(以下、通路)を、建物の上から下まで、積み重ね設置する。
【0004】
EV内の、開口部の前側の床に、車イスを載せ、自動や手動で上昇させる床(以下、昇降床)を設置し、通路と同じ高さまで、車イスを上昇させ、通路に避難させる。
【0005】
EV内の開口部の前側の床下に、床より下側の通路の、上の空間に、自動や手動で、張り出す床(以下、張り出し床)を設置し、張り出し床から、下側の通路に、スロープ用の板を架け渡し、車イスや人を避難させる。
【0006】
EV内の開口部側上部に、自動や手動で動く、クレーン設備を設置し、EV内上部に設置した梁が自動や手動で伸びて、通路の上や、入口ドアの1.5m外側まで、クレーン設備を移動させ、車イス、台車、人間を、運び出す。
【0007】
EVの後ろの通路の天井にも、自動や手動で動く、クレーン設備があり、EV内のクレーン設備と予備的に使用する。
【0008】
EV内には、台車を常備していて、台車の前後には、フックが付いていて、台車同士を接合したり、両端にフックの付いた帯を接合して、台車を前から引っ張り移動させる。
【0009】
台車は、スベリ台で降りる時、手動のブレーキ装置があり、台車の下には、コロがありコロで移動し、コロには、固定器具が付いていて、スベリ台を降りる時や、EVから通路に出る時、移動しやすくするため、中央部分が、左右に曲がる構造となっている。
【0010】
EV内から通路に移動するためのスロープ用の板、台車、バール、懐中電灯、両端にフックの付いた帯は、EV内と、各通路に常備する。
【0011】
各通路には、車イスや台車の、EVの上下移動空間への落下防止として、10cmの立ち上がり部分を作る。
【0012】
通路天井のクレーンは、EVが1台の時は、EVの前に設置し、EVが3台の時は、使用するEVの前まで、クレーンをスライドさせ使用する。
【0013】
EVから脱出した人は、各通路から、直接つながっている、スベリ台専用スペースに移動して、建物の下に、スベリ降り避難する。
【0014】
スベリ台専用スペースは、建物の上から下まで、らせん状の2本のトンネルがあり、建物の上と下で、つながっていて、トンネル内には、スベリ台を設置し、必要時、2本のトンネルを使って、建物の下まで、スベリ降りる。
【0015】
建物上部に設置している、かっ車を介して、2本のトンネル内で、数メートル毎に、フックの付いた帯が、ループ状に、建物の上から下まで、つながっていて、ループ状の帯は、自動や手動で動き、歩けない人を、建物の上階に移動させる必要が生じた時に、台車や人間を、両端にフックの付いた帯によってつなぎ、かっ車によって、上階に移動させる。
【0016】
ループ状の帯が、切れた時の予備として、同じ場所に、5cm長くした、ループ状の帯を設置して、帯が切れても、すぐに、予備が機能する状態にしておく。
【0017】
トンネルは、煙の侵入を防ぐため、出入り用の開閉部を作り、各開閉部近くに、通路やEVに使用されていると同じ台車を設置し、バール、懐中電燈、両端にフックの付いた帯を常備しておき、かっ車の近くには、予備のかっ車を常備し、かっ車やライトを機能させるための、発電設備、特電設備、送配電設備を設置する。
【0018】
スベリ台専用スペースが、煙や地震によって使えない時の、予備として、非常階段のスベリ台を使うため、高さ1.5mの各通路から、上階、又は下階の、通常のフロアまで、スロープで移動して、非常階段に向う。
【0019】
非常階段のスベリ台は、非常階段の中心部分と、非常階段の外側天井近くに、らせん状に設置していて、各階フロアから、天井近くのスベリ台に移動するため、各階フロアの非常階段の入口近くより、非常階段の出入りのスペースを確保した状態で、各階フロアから、天井近くのスベリ台まで、台車や人間を運ぶスロープを設置する。
【0020】
非常階段の中心近くに設置したスベリ台と、非常階段の外側天井近くに設置したスベリ台を、建物の上と下でつないで、ループ状にして、又、トンネル状に作り、必要時、2本のトンネルを使って、建物の下まで、スベリ降りる。
【0021】
建物上部に設置している、かっ車を介して、2本のトンネル内で、数メートル毎に、フックの付いた帯が、建物の上から下まで、ループ状に、つながっている状態で、ループ状の帯は、自動や手動で動き、歩けない人を、建物の上階に移動させる必要が生じた時に、台車や人間を、両端にフックの付いた帯によってつなぎ、かっ車によって、上階に移動させる。
【0022】
ループ状の帯が、切れた時の予備として、同じ場所に、5cm長くした、ループ状の帯を設置して、帯が切れても、すぐに、予備が機能する状態にしておく。
【0023】
トンネルは、煙の侵入を防ぐため、各階に、出入り用の開閉部を作り、各開閉部近くに、通路やEVに使用されていると同じ台車を設置し、バール、懐中電燈、両端にフックの付いた帯を常備しておき、かっ車の近くには、予備のかっ車を常備し、かっ車やライトを機能させるための、発電設備、蓄電設備、送配電設備を設置する。