(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
注射薬物がますます流行になったことに連れて、液体薬品の注射装置が患者と医療関係者に広く利用されている。プレフィルドシリンジは現段階では液体薬品の薬物注射装置として主に使われる形である。プレフィルドシリンジとその関連する製造や包装過程の実例は米国特許に記載されている。これらの米国特許はU.S. Pat. No.10 6189292; U.S. Pat. No. 7428807; U.S. Pat. No. 7431157とU.S. Pat. No.8196741を含む。従来のプレフィルドシリンジは、最初に手動でアンプルや水薬瓶から液体薬品を吸い取って、そして注射により液体薬品を送達するように設計されている。このような設計は以下の自動注射器のプレフィルドシリンジ型の液体形態の問題をもたらす。
【0003】
a.ピストンプッシュロッドが長すぎるため、自動注射器のような自動注射装置のサイズが大き過ぎる。小児科の患者にとっては、特に当てはまる。
b.最も広く使われているプレフィルドシリンジの形、注射針付きのプレフィルドシリンジの場合、液体製剤の充填と封止部材とするピストンプッシュロッドが注射器の同一側に設置され、薬物溶液を充填した後に望ましくない気泡が発生する。
c.薬物注射終了後の事件、例えば、注射器回収又は注射針保護ケースの伸び出しは、すべてピストンプッシュロッドの相対位置によって制御される。これは部品とアセンブリの公差により、注射の早期終了の問題を引き起こす。
d.ピストンプッシュロッドが初期位置に固定されなく、かつ大気圧、温度又は機械振動などの影響により注射筒ゾーンに沿って移動する可能性がある。このような運動は無菌密封構造が破壊されることになる。
e.即ちプラスチック製/ポリマー製注射器は、現在の設計に従って製造されると、製造技術の制約により、注射針側の注射器内径はいつもピストン側の注射器内径より少し小さくなる。一方、自動注射器において使わるピストンを駆動するスプリングは、注射器の針側に到達すると少しの機械力が発生する。以上の設計により、注射器の設計者は必要無しの強力なスプリングを使用することにより、保存又は注射操作過程において、部品の無効化を引き起こすことがある。
以上の原因から、ユーザは新規な設計に基づく注射装置が必要である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は模式的なものであり、はっきりするために簡略化を行い、しかも本発明を理解するために必要な部分だけを示して、他の細部を省略している。全部において、同一の参照記号は同一や相当する部分に使用される。
【0011】
【
図1】
図1は本発明の注射器アセンブリによる実施例の透視図。
【
図2】
図2は本発明の注射器アセンブリによる実施例の分解図。
【
図3】
図3は本発明の注射器アセンブリによる実施例の断面図。
【
図3A】
図3Aは本発明の注射器アセンブリによる実施例の断面図。
【
図3B】
図3Bは本発明の注射器アセンブリによる実施例の断面図。
【
図4】
図4は本発明の注射器アセンブリによる一連の実施例の活性化と薬物注射手順の断面図。
【
図5】
図5は本発明の注射器アセンブリによる実施例の容器本体サブアセンブリの薬剤充填プロセス。
【
図6】
図6は本発明の注射器アセンブリによる実施例の容器本体サブアセンブリの梱包形式。
【
図7】
図7は本発明の注射器アセンブリによる第1の代替実施例の透視図。
【
図8】
図8は本発明の注射器アセンブリによる第1の代替実施例における注射針アセンブリの梱包形式。
【
図9】
図9は本発明の注射器アセンブリによる第2の代替実施例の透視図。
【
図9A】
図9Aは本発明の注射器アセンブリによる第2の代替実施例の断面図。
【
図10】
図10は本発明の注射器アセンブリによる第3の代替実施例の組立図。
【
図10A】
図10Aは本発明の注射器アセンブリによる第3の代替実施例の詳細断面図。
【
図11】
図11は本発明の注射器アセンブリによる第3の代替実施例の分解図。
【
図12】
図12は本発明の注射器アセンブリによる第4の代替実施例の組立図。
【
図12A】
図12Aは本発明の注射器アセンブリによる第4の代替実施例の詳細断面図。
【
図13】
図13は本発明の注射器アセンブリによる第4の代替実施例の分解図。
【
図16】
図16は本発明の注射器アセンブリによる第5の代替実施例の透視図。
【
図17】
図17は本発明の注射器アセンブリによる第5の代替実施例の分解図。
【
図18】
図18は本発明の注射器アセンブリによる第5の代替実施例の詳細断面図。
【
図18A】
図18Aは本発明の注射器アセンブリによる第5の代替実施例の詳細断面図。
【
図18B】
図18Bは本発明の注射器アセンブリによる第5の代替実施例の詳細断面図。
【
図19】
図19は本発明の注射器アセンブリによる第6の代替実施例の組立図。
【
図20】
図20は本発明の注射器アセンブリによる第6の代替実施例の分解図。
【
図21】
図21は本発明の注射器アセンブリによる第6の代替実施例の断面図。
【
図22】
図22は本発明の注射器アセンブリによる第6の代替実施例の断面図。
【
図23】
図23は本発明の注射器アセンブリによる第7の代替実施例の透視図。
【
図24】
図24は本発明の注射器アセンブリによる第7の代替実施例の分解図。
【
図25】
図25は本発明の注射器アセンブリによる第7の代替実施例の断面図。
【
図26】
図26は本発明の注射器アセンブリによる第7の代替実施例の断面図。
【
図27】
図27は本発明の注射器アセンブリによる第7の代替実施例の注射
針アセンブリの分解図。
【
図28】
図28は本発明の注射器アセンブリによる第7の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図29】
図29は本発明の注射器アセンブリによる第7の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図30】
図30は本発明の注射器アセンブリによる第8の代替実施例の組立図。
【
図31】
図31は本発明の注射器アセンブリによる第8の代替実施例の分解図。
【
図32】
図32は本発明の注射器アセンブリによる第8の代替実施例の断面図。
【
図33】
図33は本発明の注射器アセンブリによる第8の代替実施例の断面図。
【
図34】
図34は本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の組立図。
【
図35】
図35は本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の分解図。
【
図36】
図36は本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図36A】
図36Aは本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図37】
図37は本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図37A】
図37Aは本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図38】
図38は本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図38A】
図38Aは本発明の注射器アセンブリによる第9の代替実施例の注射
針アセンブリの断面図。
【
図39】
図39は本発明の注射器アセンブリによる第10の代替実施例の組立図。
【
図40】
図40は本発明の注射器アセンブリによる第10の代替実施例の分解図。
【
図41】
図41は本発明の注射器アセンブリによる第10の代替実施例の注射
針アセンブリのメカニズム図。
【
図42】
図42は本発明の注射器アセンブリによる第10の代替実施例の注射
針アセンブリのメカニズム図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下の詳細な説明を通じて、本発明を全面的に理解することができる。図面は例示説明の方法であり、本発明の制約条件ではない。
【0013】
本発明で提案する装置と方法は、いかなる適切な治療剤又は物質を患者の体内に注入することに用いられる、例えば薬物など。最初に、定義を簡便するために、用語「遠位端」の意味は注射部品に接近する端部を表し、用語「近位端」は装置主体の長手方向軸線に沿って、「遠位端」の反対側を表す。用語「上」、「下」、「右」及び「左」は図面の方向を表す。用語「内部へ」と「外部へ」はそれぞれに内向きと外向き方向を表す。
【0014】
図1から
図4は、本発明の注射器アセンブリ10の実施例による構造と機能メカニズムである。注射器アセンブリ10の実施例において、容器本体105はガラス製又はプラスチック製であってもよい。ピストン104は容器本体の近位端に固定され、かつ使用前にラッチロック機構に抑制される。ラッチロック機構がピストン104とコネクタ102の間に形成される。プッシュキャップ101が自動注射を活性化するために用いられる。プッシュキャップ101がプッシュキャップ101のガイドキー101aとコネクタ102上に設置された軌道102aを通じてコネクタ102に接続される。この係合は装置が使用前の偶発的な活性化を防止することできる。使用中において、プッシュキャップ101を作動位置に回転して、プッシュキャップ101が装置の遠位端向きに押させるように設置する。
【0015】
図3と
図3Aに示すように、注射器アセンブリ10の実施例はピストン104がロックされた状態にあり、付勢スプリング103の弾力に抵抗し,スプリング104上の機構104aとコネクタ102の機構102cによって変形可能なラッチロック機構を形成する。コネクタ102と容器本体105はスナップフィットを介して接続される。
図3Bに示すように,弾性シールリング106は容器本体105と針キャップ107間の無菌状態を維持するために用いられる。しかし、 容器本体105と針キャップ107は接着剤又は超音波溶着により接合されている場合、弾性シールリング106を使わなくてもよい。注射針108は接着剤又はインサート成形を介して針キャップ107の上にカシメされる。針
密封キャップ109が注射針108を密封するために用いられる。
図4は、使用中の注射器アセンブリ10の活性化と薬物注射手順である。活性化される時、プッシュキャップ101が遠位端向きに押し出され、プッシュキャップ101上の外向きテーパ作動面101bはコネクタ102上の係合面102bに作用して、102cを外部へ延伸するように押す。
そして、ピストンプッシュロッド104とコネクタ102が形成した変形可能なラッチロック機構が解除され、付勢スプリング103がピストン104を注射装置の遠位端へ移動するように駆動させる。従って、容器本体105における液体薬物110が患者の体内に注入される。従来のプレフィルドシリンジに基づく自動注射器に比べて、注射器アセンブリによる実施例10のピストンが固定され、全体の大きさも著しく小さい。
【0016】
図5は注射器アセンブリ10の実施例の薬剤充填プロセスである。ここでは、充填プロセスは容器本体105の遠位端に発生する。液体薬剤110が充填針12を通じて容器本体サブアセンブリ11に充填される。容器本体サブアセンブリ11はコネクタ102、スプリング103、ピストン104と容器本体105によって構成される。針アセンブリはシールリング106、針キャップ107、注射針108と針
密封キャップ109によって構成される。充填プロセスの終了後に、針アセンブリと容器本体サブアセンブリ11を組み合わせる。これで、充填後の気泡が著しく減少させ、更に消去される。
【0017】
図6,6Aと6Bは容器本体サブアセンブリ11の包装形式である。容器本体サブアセンブリ11の包装形式は従来の標準プレフィルドシリンジのパッケージの巣形ホルダーの包装形式と互換性を持つ。これにより本発明の注射器は既存のプレフィルドシリンジの組立と包装プロセスで加工できることを表す。
図6において、容器本体サブアセンブリ11の巣形溝13に用いられるものは複数の相隔たる孔131を有するプレートであり、各孔は機構131aと機構131bが容器本体サブアセンブリ11を固定するために用いられる。図の実施例において、孔131と機構131aと機構131bは一連の行と列に従って平均的に分布している。プレフィルドシリンジに比べて機構131a、機構131bの方が先進的である。
図6Aと
図6Bにおいて、巣形ホルダーの各孔131、機構131aが容器本体サブアセンブリ11を支持し,機構131bは容器本体サブアセンブリが孔131の中の回転、上下移動などを防止するために用いられる。この巣形ホルダーの設計もすでに存在した標準プレフィルドシリンジに用いられることもできる。
【0018】
充填包装注射器と他の医療容器本体は、すでに米国特許No. 6189292, No.7428807, No.7431157, No.8196741に開示されているから、ここでは説明を省略する。
【0019】
本発明において、他の注射器アセンブリの実施例は、
図6、
図6Aと
図6Bに類似する充填、包装技術を利用することできる。
【0020】
図7は本発明による第1の代替注射器アセンブリ20である。この実施例において,ユーザに適用する
針アセンブリ21が導入される。ユーザに適用する
針アセンブリ21は、シールリング106、針キャップ107、注射針108(
図7では図示せず)と改善した針
密封キャップ209によって構成される。改善した針
密封キャップ209にフィンガーグリップ機構209aがあり、ユーザが針
密封キャップを外すことを便利にさせる。
図8は、
針アセンブリ21を包装するために用いられる巣形ホルダー23である。
針アセンブリ21は巣形ホルダー23のポケット
231に包装されることができる。
針アセンブリの巣形ホルダー23は現存のプレフィルド注射器のゴム製ピストン巣形ホルダーの包装形式に類似する。
【0021】
図9と9Aは本発明による第2の代替注射器アセンブリ30である。この実施例において,ユーザに適用する
針アセンブリ31が導入される。ユーザに適用する
針アセンブリ31は、シールリング106、針キャップ307、注射針108,改善した針
密封キャップ309から針
密封キャッププラー310により構成される。針
密封キャッププラー310はより広い翼状の機構を301a有し、ユーザが針
密封キャップを容易に外せる。
【0022】
図10、10Aと11は本発明による第3の代替注射器アセンブリ40である。この実施例において,容器本体405はプラスチック材料で製造してもよい。設計特徴によりプラスチック部品に射出成型されてもよく、注射器アセンブリ10におけるコネクタ102上の設計は容器本体405に整合される。
図10は注射器アセンブリ40近位端の細部設計である。容器本体405の近位端の機構405aと405bは、自動注射の解除可能なラッチロック機構を制御するために用いられる。容器本体405上の機構405cはプッシュキャップ101とキーガイド/限定軌道を係合するように形成することに用いられる。
【0023】
図12、12Aと13は本発明による第4の代替注射器アセンブリ50である。この実施例において,容器本体505はプラスチック材料で製造してもよい。プッシュキャップ501の外筒径は容器本体505の外径より小さい。そのために、本実施例は
図6,6Aと6Bに記述の巣形ホルダー包装形式との互換性が高い。プッシュキャップ501がプッシュキャップ501のガイドキー501aと容器本体505上の限定軌道505cを通じて容器本体505に係合される。
図12Aは注射器アセンブリ50近位端の細部設計である。活性化される、プッシュキャップ501が注射器アセンブリの遠位端向きに押され、プッシュキャップ501上の遠位端向き面取り作動面501bとピストン504上の面取り係合面504aと係合すると同時にピストン504上の拘束機構504bを左向きに押し曲げ、容器本体505上の機構505aから離れさせる。そして、ピストンプッシュロッド504と容器本体505が形成したラッチロック機構が解除され、付勢スプリング103がピストン504を注射装置の遠位端向き移動するように駆動させる。
【0024】
図14と14Aはピストン504である。ここでは、ピストン504は剛性コア504aと一つ以上の弾性シールリング504bによって構成される。
図15と15Aはピストン504の代替設計,ピストン5041である。ピストン5041は剛性コア5041aと剛性コア5041aを取り巻く弾性シールリング5041bによって構成される。弾性部品5041bは標準の注射器ゴム製ピストンであってもよい。ピストン504の材料構成はピストン104に適用してもよい。
【0025】
図16〜18Bは本発明による第5の代替注射器アセンブリ60である。この実施例において,注射器アセンブリ50と同様に、プッシュキャップ501、ピストン504と容器本体505が使用される。
図18の断面図において、好ましくは、容器本体の近位端505eの内径は容器本体の遠位端の内径505fより小さい。この設計は2つの有利な点がある。1) ピストン504が容器本体の遠位端505f向きに移動する時、ピストン504と容器本体505の間の干渉量が少なくなってから、ピストン504と容器本体505の間の摩擦力もだんだん小さくなる。このために、強力なスプリング103の使用を避けられる。2) 部品が射出成型の生産において金型から容易に取り外せるので、容器本体内部のテーパ設計は射出成型プロセスをより簡単にする。
図18Aと18Bは第5の代替注射器アセンブリ60のための針アセンブリの細部である。針アセンブリはシールリング106、針キャップ107、注射針108と圧縮可能な針
密封キャップサブアセンブリ609によって構成される。圧縮可能な針
密封キャップサブアセンブリ609は圧縮可能な部品609a、固い針
密封キャップフレーム609bと弾性針
密封キャップ609cによって構成される。
注射する過程において、注射器アセンブリ60が患者皮膚の注射部位に押し付けられる。
圧縮可能な部品609aが引き込まれる。注射針108が弾性針
密封キャップ609cを貫通し、皮膚に刺して薬物を注射する。この設計により、ユーザが注射する前に針
密封キャップを外すステップを省略することができる。
【0026】
図19〜22は本発明による第6の代替注射器アセンブリ70である。
図21と
図22に示すように,注射する前に針
密封キャッププラー711を外すことにより、針
密封キャップ309が除去される。活性化されると、プッシュキャップ701が注射器アセンブリ70の遠位端向きに押され、プッシュキャップ701上の遠位端向きの面取り作動面701aとピストン504上の面取り係合面504aと係合すると同時にピストン504上の拘束機構504bを左向き押し曲げ、容器本体705上の機構705aから離れさせる。ピストンプッシュロッド504と容器本体505が形成したラッチロック機構が解除され、付勢スプリング103がピストン504を注射装置の遠位端向きに移動するように駆動させる。
注射する前に、容器本体705が拘束状態にある針キャップと一緒にあることを表す。注射針
108は接着剤又はインサート成形を介して針キャップ107の上にカシメされる。針
密封キャップ309が注射針108の密封に用いられる。針キャップ707上の機構707aとハウジング710上の機構710bにより形成する可変形のラッチロック機構で、針キャップ707が拘束され、駆動スプリング703の付勢弾力に抵抗する。プッシュキャップ701が遠位端向きに押されるとき、プッシュキャップ701上の遠位端向きのテーパ作動面701bと針キャップ707上の機構707a上の内向きテーパ係合面と係合する。接触面の係合を通じて、事前設定されたプッシュキャップ701の下向き運動が、針キャップ707上の機構707aを内向きに運動させる。キャップ707とハウジング710とで形成されたラッチロック機構が解除され、駆動スプリング703が針キャップ707と容器本体705及び注射針108を一緒に注射装置の遠位端向きに移動するように駆動させる。それで、注射針108が患者の体内に刺される。ハウジング710上の機構710aが針キャップ707の遠位端向きの過剰運動を阻止するために用いられる。同時にピストン504上の拘束機構504bを左向き曲げに押して、容器本体705上の機構705aを遠く離れる。この実施例において,プッシュキャップ701が注射器アセンブリ70の遠位端に押される時、プッシュキャップ701がピストン504と針キャップ707の解除を活性化する。
【0027】
図23〜29は本発明による第7の代替注射器アセンブリ80である。
図25に示すように,使用される前に容器本体805と針キャップ707、シールリング106と注射針108が一緒にハウジング810と底部キャップ812の間に拘束されている。ピストン504であって、ピストン504上の機構504bとハウジング811上の特徴811aによって解除可能なラッチロック機構を形成する。これらの設計特徴によりピストン504が使用される前に容器本体805の近位端に固定されることを確保している。注射器アセンブリ80が使用されるとき、ユーザはまず針
密封キャッププラー810と底部キャップ812との組合せ運動により針
密封キャップ309を外す。活性化されると、プッシュキャップ501が注射装器アセンブリ80の遠位端までに押される。事前設定されたプッシュキャップ501の下向き運動により、ピストン504とハウジング811が形成したラッチロック機構が解除される。
図26に示すように,スプリング103が解除されピストン504を注射器アセンブリ80の遠位端に移動するように駆動させる。容器本体805における液体薬物から生じた静水圧力の抵抗力が原因で、容器本体805と針キャップ807、シールリング106と注射針108も一緒に注射装置アセンブリ80の遠位端へ移動する。この実施例において,スプリング103の解除は2つの機能で働いている。一つの機能は容器本体805、針キャップ807と注射針108を押して、注射針が患者体内に刺すように移動させる。もう一つの機能は、ピストンを移動させて薬物を患者体内に注入させる。
図27〜29に示すように,注射器アセンブリ80のもう一つの設計特徴は、カム機構が導入され針
密封キャップ309を外すために用いられる。カム機構は針
密封キャッププラー810上のカム表面810bと底部キャップ812上の指型機構812bによって構成される。針
密封キャップ309を外す過程で、ユーザはまず底部キャップ812を捻る。底部キャップが回転する時、ガイドキーの機構812aもそれに連れて回転する。ガイドキーの機構812aはハウジング811上の軌道機構811aに沿って移動する。針
密封キャッププラー810の回転は針
密封キャッププラー810上の機構810aと針キャップ807上の機構807aの係合により制限されるので、底部キャップの回転がカム機構を通じて針キャッププラー810の長手方向上の移動をもたらす。針キャッププラー810の注射器アセンブリ80の遠位端の長手方向向きの移動は、針
密封キャップ309の注射針108からの離脱をもたらす。針
密封キャップ309が注射器アセンブリ80の長手方向に沿い離脱される時、この設計を通じて、注射針108、針キャップ807、シールリング106と容器本体805への引っ張り力を加えることを避ける。針
密封キャップ309が注射針108から完全に離脱した後、底部キャップ812、針
密封キャッププラー810と針
密封キャップ309が同時にハウジング811上の軌道機構811aに沿って除去され、注射を開始させる。
【0028】
図30〜33は本発明による第8の代替注射器アセンブリ90である。この実施例において,注射針の引き込む設計が注射後に注射針を保護するための例として導入した。注射する前に、針
密封キャップ90
9が針キャップ90
7から除去される。
図32と
図33に示すように,注射終了時、ピストン904がスプリング103に容器本体505の遠位端に移動するように駆動させる。ピストン904上の遠位端向きテーパ型作動面904aが外向き針キャップ907上のロッキング・フィンガー907aを押し出す。それで、ある注射針の引き込むスプリング910が解除されると同時に、このスプリングが注射針ホルダー911と注射針908(一緒に結合する)を押し、ピストン904上にある保持キャビティ904bに入る。結果として、注射針は注射後に隠される。注射針ホルダー991の弾性体機構911aはシステムの無菌密封に用いられる。
【0029】
図34〜38Aは本発明による第9の代替注射器アセンブリ1000である。
図36〜38Aに示すように,薬物の注射終了後に、ピストン504が容器本体505の遠位端に移動して、針キャップ1007上のプレフォーム開口1007bを通じて、針キャップ1007上のある引き金フィンガーの機構1007aを注射器アセンブリ1000の遠位端向きに下へ押す。そして、引き金フィンガーの機構1007aが弾性金属製リング1010の可動端部1010aを解除する。弾性金属製リング1010が軸方向に沿って針キャップ1007の軸心へ移動すると同時に、弾性金属製リング1010と保護シース1012上のロッキング・フィンガー機構1012aの間に形成したラッチロック機構を解除する。ラッチロック機構が解除された後、シース駆動スプリング1011が保護シース1012を注射器アセンブリ1000の遠位端に移動するように駆動させる。保護シース1012は外向きへ張り出して、注射針1008を覆って注射後の刺し傷を減少させる。この実施例において、シールリング1006は針キャップ1007と容器本体505及びプレフォーマット開口機構1007bの間の隙間を密封するために使われる。
【0030】
図39〜42は注射器アセンブリ1000の代替装置1100である。
図41と
図42に示すように,この実施例が採用する別の弾性金属リング1110とプラスチック製阻止リング1113の組合せにより、弾性金属製リング1010を代替して、保護シース1012の移動を制御する。薬物の注射後に、ピストン504が容器本体505の遠位端に移動し、針キャップ1107上のある引き金フィンガー機構1107aを注射器アセンブリ1100の遠位端に向けて下へ押す。そして、引き金フィンガーの機構1107aが弾性金属製リング1010の可動端部1110aを解除する。弾性金属製リング1110が軸方向に沿って針キャップ1107の軸心へ移動し、プラスチック製阻止用リング1113を回転させる。プラスチック製阻止用リング1113が回転する時、プラスチック製阻止用リング1113上の開き部分1113bは、本来のプラスチック製阻止用リング1113上の阻止部分1113aに占められている位置に移動する。プラスチック製阻止用リング1113上の開き部分1113bが保護シース1012上のロッキング・フィンガー1012aの自由運動を許容する。それで、シース駆動スプリング1011が保護シース1012を注射装置アセンブリ1100の遠位端へ移動させる。
【0031】
注射器アセンブリ90、1000と1100にとって、注射終了時の事件は、注射針引き込みと注射針保護シースの張り出しを含み、ピストン504が容器本体505の末端の到着することにより誘発された。この方法で、注射過程終了時の事件が不成熟の情況に発生することを避けることができる。
【0032】
前記すべての実施例と設計理念の特徴は互いに変更、組み合わせでき、新しい設備の実施形態を生じることができる。当業者は、装置、方法及び/又はシステム、及び記述する実施例の各コンポネートへの修正(付加及び/又は削除)は、本発明の範囲と考えから逸脱しない限り、本発明にはこのような訂正といかなるすべての同等設計を含む。