特許第6275511号(P6275511)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6275511
(24)【登録日】2018年1月19日
(45)【発行日】2018年2月7日
(54)【発明の名称】段積み用ベース
(51)【国際特許分類】
   F24C 15/08 20060101AFI20180129BHJP
【FI】
   F24C15/08 D
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-41918(P2014-41918)
(22)【出願日】2014年3月4日
(65)【公開番号】特開2015-169338(P2015-169338A)
(43)【公開日】2015年9月28日
【審査請求日】2017年2月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100064724
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷 照一
(74)【代理人】
【識別番号】100155099
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 裕輔
(72)【発明者】
【氏名】藤田 晃央
(72)【発明者】
【氏名】平野 明彦
【審査官】 土屋 正志
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭59−189221(JP,A)
【文献】 特表2001−517184(JP,A)
【文献】 特開2000−318735(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24C 15/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
食材を加熱調理する調理庫を内蔵したハウジングの底壁下面の四隅部に脚部を立設させた加熱調理器を上下に多段状に積み重ねて設置するのに用いられ、下段の加熱調理器のハウジングの上面に取り付けた段積み用ベースであり、
前記加熱調理器は前記ハウジングの底壁下面の中央部に補強用の脚部を着脱可能に螺合させて取り付ける取付部を有し、
前記段積み用ベースは前記下段の加熱調理器のハウジングの上面の前部及び後部にて上段の加熱調理器の脚部が設けられた前後位置にて左右方向に延びる前後一対の梁部材と、前記前後一対の梁部材の上面に設けられたベース板とを備え、
前記ベース板の上面には前記上段の加熱調理器のハウジングの底壁中央部の取付部と対向する位置に前記上段の加熱調理器の取付部に連結させるブラケットを設け、前記ブラケットをボルトによって前記上段の加熱調理器の取付部に固定したことを特徴とする段積み用ベース。
【請求項2】
請求項1に記載の段積み用ベースにおいて、
前記加熱調理器は前記ハウジングの一側に前記調理庫を寄せて配置し、他側を機械室としたものであって、前記ハウジングの底壁には前記機械室を配置した部分に吸気口を設けたものであり、前記ベース板の上面には前記上段の加熱調理器の調理庫側と機械室側とを仕切る仕切板を設けたことを特徴とする段積み用ベース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理器を上下に多段状に積み重ねて設置するのに用いられ、下段の加熱調理器のハウジングの上面に取り付ける段積み用ベースに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には食材を食材を加熱調理する加熱調理器が開示されている。このような加熱調理器は食材を加熱調理する調理庫を内蔵したハウジングの底壁下面の四隅部に脚部が設けられており、ハウジングの底壁を厨房等の設置場所でのカウンタ等の設置面から少し離間させ、ハウジングの底壁に形成した吸気口からハウジング内に外気を導入可能としつつ、高温となった調理庫の熱が設置場所の設置面に直接伝わらないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−071638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の加熱調理器を厨房等の設置場所に設置するときに、できるだけ省スペースとするために、加熱調理器を上下に多段状に積み重ねて設置することがある。上述したように、加熱調理器はハウジングの底壁下面の四隅部に脚部を設けているので、上段に設置した加熱調理器の荷重は四隅部の脚部から下段に設置した加熱調理器のハウジングの天板の四隅部で受けることになっていた。この場合には、下段に設置した加熱調理器のハウジングの天板が撓み、ハウジングの天板が破損するおそれがあった。本発明は、加熱調理器を上下に多段状に積み重ねて設置しても、下段の加熱調理器のハウジングの天板が破損しないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するため、食材を加熱調理する調理庫を内蔵したハウジングの底壁下面の四隅部に脚部を立設させた加熱調理器を上下に多段状に積み重ねて設置するのに用いられ、下段の加熱調理器のハウジングの上面に取り付けた段積み用ベースであり、加熱調理器はハウジングの底壁下面の中央部に補強用の脚部を着脱可能に螺合させて取り付ける取付部を有し、段積み用ベースは下段の加熱調理器のハウジングの上面の前部及び後部にて上段の加熱調理器の脚部が設けられた前後位置にて左右方向に延びる前後一対の梁部材と、前後一対の梁部材の上面に設けられたベース板とを備え、ベース板の上面には上段の加熱調理器のハウジングの底壁中央部の取付部と対向する位置に上段の加熱調理器の取付部に連結させるブラケットを設け、ブラケットをボルトによって上段の加熱調理器の取付部に固定したことを特徴とする段積み用ベースを提供するものである。
【0006】
上記のように構成した段積み用ベースにおいては、下段の加熱調理器のハウジングの上面の前部及び後部にて上段の加熱調理器の脚部が設けられた前後位置にて左右方向に延びる前後一対の梁部材と、前後一対の梁部材の上面に設けられたベース板とを備えたので、上段の加熱調理器の荷重は各脚部から前後の梁部材で受けて、梁部材から下段の加熱調理器のハウジングの上面の前部及び後部で広く受けることができ、下段の加熱調理器のハウジングは上面の四隅部に局部的に荷重が加えられないようになって、ハウジングの上面が撓んで破損するのを防ぐことができた。また、下段の加熱調理器の熱は前後の梁部材の間とベース板との間の空間によって断熱されることになり、下段の加熱調理器の熱が上段の加熱調理器に伝わるのを抑制することも可能となった。さらに、ベース板にブラケットを用いて上段の加熱調理器を取り付けることが可能となり、上段と下段の加熱調理器を連結することが可能となった。
【0008】
上記のように構成した段積み用ベースにおいては、加熱調理器はハウジングの一側に調理庫を寄せて配置し、他側を機械室としたものであって、ハウジングの底壁には機械室を配置した部分に吸気口を設けたものであり、ベース板の上面には上段の加熱調理器の調理庫側と機械室側とを仕切る仕切板を設けるのが好ましく、このようにしたときには、下段の加熱調理器の調理庫の熱がベース板の上側にて調理庫側から機械室側に流入しにくなり、上段の加熱調理器の機械室12の部品が下段の加熱調理器の調理庫の熱によって高温となるのを防ぐことができた。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明による段積み用ベースの一実施形態を示す概略図であり、加熱調理器を上下に2段に積み重ねるときの概略図である。
図2】加熱調理器を扉を開放した状態で斜め下方から見た斜視図である。
図3】加熱調理器の前部の縦方向断面図である。
図4】ドレンパンの斜視図(a)、背面図(b)及びA−A断面図(c)である。
図5】仕切板を示す図である。
図6】段積み用ベースの斜視図(a)、底面図(b)及びB−B断面図(c)である。
図7】上段の加熱調理器を段積み用ベースに乗載した斜視図である。
図8】ブラケットと仕切板を示す斜視図である。
図9】フロントカバーを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明による段積み用ベースの一実施形態を図面を参照して説明する。図1に示したように、段積み用ベース30は、加熱調理器10(下段を10L,上段を10Uと記す)を上下に多段状に積み重ねて設置するのに用いられ、下段の加熱調理器10Lのハウジング11の上面に取り付けられ、下段の加熱調理器10Lのハウジング11を補強するためのものである。
【0011】
段積み用ベース30によって多段状に積み重ねて設置する加熱調理器10は、図2及び図3に示したように、ハウジング11内に調理庫20を右側(一側)に寄せて配置し、ハウジング11内の残る左側部(他側)を機械室12としている。ハウジング11の前面開口11aにはこれを塞ぐ扉13が開閉自在に取り付けられている。ハウジング11には前面開口11aの周縁の下部に調理庫20の前面開口及び扉13から垂れ落ちる水を受けるドレンパン14が取り付けられている。
【0012】
図4に示したように、ドレンパン14は樹脂材を成形したものであり、扉13の左右の幅と実質的に同じ長さをした平面形状が略長方形をした受皿部14aを有している。ドレンパン14の後面には金属製の補強板14bが取り付けられている。補強板14bはドレンパン14の後面に当接する垂直部14b1と垂直部14b1から前方に折り曲げられた水平部14b2とからなり、側方から見た形状がL形をしている。補強板14bの垂直部14b1はドレンパン14が調理庫20の熱によって反るのを防ぐ機能を有している。また、補強板14bの水平部14b2は受皿部14aの下側に設けた排水ホース14cが下方に離脱するのを防ぐ機能を有している。
【0013】
図2に示したように、ハウジング11の底壁下面の四隅部には脚部15が設けられており、ハウジング11の底壁は脚部15によって設置場所のカウンタ等の設置面から少し離間するように設置される。また、ハウジング11の底壁下面には中央部に補強用の脚部15Rを取り付けるための取付部11bが設けられており、補強用の脚部15Rは先端の雄ねじを取付部11bに着脱可能に螺合させて取り付けられる。また、ハウジング11の底壁には機械室12を配置した部分に吸気口11cが設けられており、この吸気口11cはエアフィルタ16により通風可能に覆われている。
【0014】
図3に示したように、調理庫20は食材を収容して加熱調理するものであり、調理庫20の外周は硬質の断熱材により覆われている。調理庫20は、左側部を除く部分を食材を収容する収容室21とし、残る左側部よりなる部分を収容室21に熱風を送出する加熱室22としている。調理庫20内の左右方向の中央部より左側には収容室21と加熱室22とを仕切る仕切板23と、収容室21の左右両側部にホテルパン等のトレイTを上下に多段状に収容する支持フレーム24が設けられている。
【0015】
図3に示したように、仕切板23は調理庫20の天井壁、底壁、前壁及び後壁との間に熱風が通過する通風間隔を形成した状態で調理庫20内に取り付けられている。図5に示したように、仕切板23の中央部分には収容室21内の空気を加熱室22に送る多数の孔よりなる吸気口23aが形成されており、各吸気口23aは正方形状をして上下方向の一部を除いた略円形に配置されている。すなわち、仕切板23には略円形の上端部及び上下方向の中間部及び下部の各一部に帯板状の非吸気部分23bを残すように多数の吸気口23aが形成されている。非吸気部分23bは収容室21に上下に多段状に収容される各トレイTの食材にできるだけ均等に熱風が送られるように、収容室21から加熱室22に吸引される空気を調整するものである。仕切板23に帯板状の非吸気部分23bを設けたことにより、上下に多段状に収容される各トレイT内の食材の焼きむらを低減させることができるだけでなく、吸気口23aを略円形に配置した(非吸気部分23bを廃した)ときと比べて仕切板23の強度を高くすることができた。また、仕切板23に帯板状の非吸気部分23bを設けるようにして多数の吸気口23aを形成したことで、加熱調理時に仕切板23が熱膨張するとき、加熱調理後に仕切板23が熱収縮するときに音を立てて反り返るのを防ぐことができた。
【0016】
図3に示したように、調理庫20(加熱室22)の左側壁には調理庫20内を加熱するヒータ25と、調理庫20内の空気を循環させる送風ファン26とが設けられている。また、ハウジング11内の機械室12には、蒸気発生装置27と外気導入管28と制御装置29とが設けられている。蒸気発生装置27は調理庫20内に蒸気を供給するものである。外気導入管28は調理庫20内に外気を導入するものであり、外気導入管28の導入端部28aはハウジング11の上面の左側部から上方に突出して設けられ、外気導入管28の導出端部28bは調理庫20の左側壁上部にて送風ファン26の後側に接続されている。また、外気導入管28には内部の通路を開閉する開閉弁28cが介装されており、開閉弁28cの開放と上述した送風ファン26の作動とによって、外気導入管28から調理庫20内に外気が導入される。制御装置29はヒータ25、送風ファン26、蒸気発生装置27及び開閉弁28cの作動を制御して調理プログラムを実行するものである。
【0017】
図1に示したように、段積み用ベース30は、下段の加熱調理器10Lのハウジング11の上面を補強するものであり、下段の加熱調理器10Lのハウジングの上面に着脱可能に取り付けられる。図6及び図7に示したように、段積み用ベース30は、下段の加熱調理器10Lのハウジング11の上面の前部及び後部に設けられた梁部材31と、梁部材の上面に設けられたベース板32とを備えている。前後の各梁部材31は上段の加熱調理器10Uの脚部15が設けられた前後位置にて左右方向に延びている。前後の各梁部材31は長手方向と直交する方向の断面形状が下側が開いた略コ字形をし、前側の梁部材31の両下端が後側に折り曲げられ、後側の梁部材31の両下端が前側に折り曲げられている。
【0018】
図6に示したように、ベース板32は前後の梁部材31の上面を覆い、周縁部が下側に折り曲げられた浅い箱形をしている。ベース板32は下段の加熱調理器10Lのハウジング11の上面から梁部材31の高さ分だけ離間しており、ベース板32の下側には下段の加熱調理器10のハウジング11との間に断熱のための空間が形成されている。ベース板32の左側部の前後方向の中間部と後部とには、切欠き部32a,32bが形成されている。中間部の切欠き部32aは下段の加熱調理器10Lの外気導入管28の導入端部28aが突出した位置に形成されており、この切欠き部32aにはカバー33が設けられている。カバー33は下段の加熱調理器10Lのハウジング11の左側部から少し左側に突出しており、カバー33と下段の加熱調理器10Lのハウジング11との間から外気導入管28の導入端部28aに外気を導入可能としている。また、後部の切欠き部32bは調理庫20から導出された排気管を外側に導くためのものである。
【0019】
図6に示したように、ベース板32には上段の加熱調理器10Uのハウジング11の底壁中央部にて補強用の脚部15Rが着脱可能に取り付けられる取付部11bと対向する位置に雌ねじを有した連結固定部34が設けられている。図8に示したように、この連結固定部34にはブラケット35が着脱可能に取り付けられる。ブラケット35は上段の加熱調理器10Uと下段の加熱調理器10Lとを連結するものであり、板金部材を後方から見た形状がコ字形となるように折り曲げたものである。ブラケット35の下側水平部35aがボルト36によってベース板32の連結固定部34に螺合して取り付けられ、ブラケット35の上側水平部35bがボルト37によって上段の加熱調理器10Uのハウジング11の底壁中央部の取付部11bに螺合して取り付けられる。
【0020】
図8に示したように、ベース板32の上面には仕切板38が着脱可能に立設している。仕切板38はベース板32の上側空間を加熱調理器10の調理庫20側と機械室12側とに仕切るためのものである。仕切板38によりベース板32の上部空間を調理庫20側と機械室12側とに仕切ったことで、下段の加熱調理器10Lの調理庫20内の熱がベース板32の上側にて調理庫20側から機械室12側に流入しにくくする機能を有している。また、図9に示したように、ベース板32の前部にはフロントパネル39を着脱可能に取り付けるようにしてもよい。フロントパネル39の前面にはガイド板39aが設けられており、ガイド板39aは下段の加熱調理器10Lの扉13を開放したときに、調理庫20内の高温の空気が上段の加熱調理器10Uの特に樹脂製のドレンパン14に流れるのを防ぐ機能を有している。
【0021】
上記のように構成した加熱調理器10を上下に多段状に積み重ねて設置するための段積み用ベース30は、下段の加熱調理器10Lのハウジング11の上面の前部及び後部にて上段の加熱調理器10Uの脚部が設けられた前後位置にて左右方向に延びる前後一対の梁部材31と、前後一対の梁部材31の上面に設けられたベース板32とを備えている。この段積み用ベース30を用いたことで、上段の加熱調理器10Uの荷重は各脚部15から前後の梁部材31で受けて、梁部材31から下段の加熱調理器10Lのハウジング11の上面の前部及び後部で広く受けることができ、下段の加熱調理器10Lのハウジング11の上面が撓んで破損するのを防ぐことができた。また、前後の梁部材31で上段の加熱調理器10Uの荷重を受けるようにしたので、ベース板32を厚肉とする必要がなく、段積み用ベース30が必要以上に重くなるのを防ぐことができた。また、下段の加熱調理器10Lの熱は前後の梁部材31の間とベース板32との間の空間によって断熱されることになり、下段の加熱調理器10Lの熱が上段の加熱調理器10Uに伝わるのを抑制することも可能となった。同様に、上段の加熱調理器10Uの熱が前後の梁部材31の間とベース板32との間の空間によって断熱されることになり、上段の加熱調理器10Uの熱が下段の加熱調理器10Lに伝わるのも抑制できた。なお、ベース板32の下側に断熱材を介装してもよく、このようにしたときには、さらに断熱効果を高めることが可能となる。
【0022】
また、段積み用ベース30のベース板32の上面には、上段の加熱調理器10Uのハウジング11の底壁中央部の補強用の脚部15Rの取付部11bと対向する位置に上段の加熱調理器10Uの取付部11bに連結させるブラケット35を設けた。これにより、ブラケット35をボルト37によって上段の加熱調理器10Uの取付部11bに固定することができ、上段と下段の加熱調理器10U,10Lを連結することが可能となった。
【0023】
また、段積み用ベース30のベース板32の上面には、上段の加熱調理器10Uの調理庫20側と機械室12側とを仕切る仕切板38を設けた。これにより、下段の加熱調理器10Lの調理庫20の熱がベース板32の上側にて調理庫20側から機械室12側に流入しにくなり、上段の加熱調理器10Uの機械室12内の部品が下段の加熱調理器10Lの調理庫20の熱によって高温となるのを防ぐことができた。
【0024】
上記の実施形態においては、加熱調理器10を上下に2段に積み重ねて設置したもので説明したが、本発明はこれに限られるものでなく、2段以上に積み重ねて設置したものであってもよい。
【0025】
また、上記の実施形態においては、加熱調理器10のハウジング11の底壁下面の四隅部に脚部15を設けたが、これに限られるものでなく、四隅部以外にも脚部を追加したものであってもよい。
【符号の説明】
【0026】
10…加熱調理器(10Uが上段の加熱調理器であり、10Lが下段の加熱調理器である8)、11…ハウジング、11b…取付部、11c…吸気口、12…機械室、15…脚部、20…調理庫、30…段積み用ベース、31…梁部材、32…ベース板、34…ブラケット、38…仕切板。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9