特許第6275708号(P6275708)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6275708熱交換器、とくに自動車のエンジンの給気冷却器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6275708
(24)【登録日】2018年1月19日
(45)【発行日】2018年2月7日
(54)【発明の名称】熱交換器、とくに自動車のエンジンの給気冷却器
(51)【国際特許分類】
   F02B 29/04 20060101AFI20180129BHJP
   F28D 7/16 20060101ALI20180129BHJP
   F28F 9/02 20060101ALI20180129BHJP
【FI】
   F02B29/04 A
   F28D7/16 B
   F28F9/02 B
   F28F9/02 Z
【請求項の数】10
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-519064(P2015-519064)
(86)(22)【出願日】2013年6月25日
(65)【公表番号】特表2015-526627(P2015-526627A)
(43)【公表日】2015年9月10日
(86)【国際出願番号】EP2013063326
(87)【国際公開番号】WO2014001366
(87)【国際公開日】20140103
【審査請求日】2015年2月25日
【審判番号】不服2016-17470(P2016-17470/J1)
【審判請求日】2016年11月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】505113632
【氏名又は名称】ヴァレオ システム テルミク
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100082991
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 泰和
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100127465
【弁理士】
【氏名又は名称】堀田 幸裕
(72)【発明者】
【氏名】ニコラス、バレ
(72)【発明者】
【氏名】ヨアン、ノーダン
【合議体】
【審判長】 金澤 俊郎
【審判官】 八木 誠
【審判官】 佐々木 芳枝
(56)【参考文献】
【文献】 実開平3−128274(JP,U)
【文献】 実開昭63−109886(JP,U)
【文献】 実開昭61−181965(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02B29/00-29/08
F28D1/053, 7/16
F28F9/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱交換器であって、
熱交換バンドル(3)が設けられたハウジング(11)と、
前記熱交換バンドル内を循環する冷却液のコレクタ(13)と、
前記熱交換器ハウジングおよび前記冷却液コレクタの側壁部を形成するコレクタプレート(15)と、
を備え、
前記コレクタプレート(15)には、前記バンドルの冷却液流路と連通するオリフィス(27)が設けられ、
前記コレクタプレート(15)は、前記冷却液コレクタ(13)に固定された平坦な接続部分(33a、35a)を有し、
前記平坦な接続部分(33a、35a)は、少なくとも1つのオリフィス(27)の周縁部に隣接しており、
前記コレクタプレート(15)は、前記接続部分(33a、35a)に隣接して配置されるとともにハウジング壁を形成するプレート(17、19)に接触する平坦なエッジ部分(33b、35b)を有し、
前記コレクタプレートの前記平坦なエッジ部分(33b、35b)は、前記接続部分(33a、35a)に対して直角で折り曲げられている
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項2】
前記コレクタプレート(15)は、前記オリフィス(27)に適合された中央部分を有し、当該中央部分は、平坦である
ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記コレクタ(13)は、前記コレクタプレートの前記接続部分(33a、35a)に固定されるように配置された平坦なエッジ(45)を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記コレクタの前記平坦なエッジ(45)は、コレクタ壁から生じており、
前記平坦なエッジ(45)は、当該平坦なエッジが前記コレクタプレートの前記接続部分(33a、35a)に対して平坦に置かれることを許容するように外側に向かって折り曲げられている
ことを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記バンドル(3)は、平面視において前記コレクタプレートの前記オリフィス(27)を取り囲む平坦な端部エッジ(29)を有するプレート(5)を有する
ことを特徴とする請求項3または4に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記コレクタの前記平坦なエッジ(45)および前記バンドルの前記プレート(5)の少なくとも1つの前記平坦な端部エッジ(29)の1つは、前記接続部分(33a、35a)のいずれか一方の側に配置されている
ことを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記コレクタの前記平坦なエッジ(45)および前記平坦な端部エッジ(29)は、前記接続部分(33a、35a)に対して互いに逆側に位置する
ことを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
【請求項8】
前記コレクタプレートの前記平坦なエッジ部分(33b、35b)は、前記ハウジング壁の前記プレートの平坦なエッジ(47、49)と平坦に接触している
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の熱交換器。
【請求項9】
前記コレクタプレートの前記平坦なエッジ部分(33b、35b)は、前記コレクタプレート(15)の周縁部の折り曲げ部から生じている
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の熱交換器。
【請求項10】
前記コレクタ(13)は、前記接続部分(33a、35a)に隣接している前記周縁のレベルで配置された壁部を有している
ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器、とくに自動車のエンジンのための過給空気冷却器に関連する。
【背景技術】
【0002】
この分野では、過給空気冷却器と呼ばれる熱交換器が知られており、それらは、車両のエンジンに供給することを意図された過給空気と冷却液との間の熱の交換を許容する。それらは、過給空気および冷却液のための交互の循環流路をそれらの間に決定するプレートの積み重ねを有する熱交換バンドルを有している。
【0003】
各プレートは、複数の経路を有する回路において冷却液を案内する。これらのプレートは、一般に、2つの長辺と2つの短辺とを有する細長の長方形の形状を有しており、各プレートは、2つの突起を有し、第1の突起は、冷却液循環回路のための入口を有し、他の突起は、冷却液循環回路のための出口を有する。突起は、プレートの同じ短辺に沿って配置されている。それらは、冷却液が1つの循環流路から別の循環流路へと通過することを許容するように隣接するプレートの突起と接触するように意図されている。したがって、冷却液は、入口突起によりプレートの間に分配される。それは、次に、冷却液循環回路の経路に沿って、出口突起におけるプレートの出口へ流れる。
【0004】
各プレートは、したがって、前記経路のレベルにおける冷却液と過給空気との間の熱交換のための領域と、冷却液が各プレートに入ることおよび離れることを許容する入口/出口領域と、を有している。
【0005】
この構成の1つの欠点は、突起が配置された領域が機械的ストレスを集中させるという事実から生じ、それは、一緒にロウ付けされた要素の破損につながり得る。別の欠点は、プレートを通過する過給空気が2つの流体の間の熱交換領域を通過せず、冷却液と全くまたは実質的に全く熱を交換しないため、この領域が熱性能にとって非常に不利益であるという事実から生じる。
【0006】
この問題を解決するために、交換構成要素を改善すること、または、スクリーンを形成するとともに領域を通って冷却されるべき流体の通路を制限する追加の要素を加えること、が知られている。これは、しかしながら、交換器の構成要素および/または製造プロセスをより複雑にし、それは、追加のコストおよび適用可能な場合には交換器の重量の増加につながり得る。
【0007】
これらの困難を改善するために、出願人により、本願の出願日にはまだ公開されていない特許出願において、ハウジングの外側に冷却液コレクタを有する熱交換器を設けることが考えられた。この冷却液は、ハウジングのコレクタプレートを介してコレクタから交換器へと供給され、それを通ってバンドルの冷却液循環流路がコレクタに開口している。
【0008】
コレクタプレートは、流路を取り囲むカラー(collar)を有している。カラーは、ハウジングに関してバンドルプレートの機械的支持部を支援するが、それでもやはり、ハウジングの壁部およびコレクタに対するコレクタプレートの接続エッジを規定するために、コレクタプレート上に追加の空間を設けることを要求し、その空間は、寸法としてはわずかではない。
【発明の概要】
【0009】
本発明は、この欠点を改善することを目的とし、この目的のために、熱交換器、すなわち自動車のエンジンのための過給空気冷却器であって、熱交換バンドルが設けられたハウジングと、前記熱交換バンドル内を循環する冷却液のコレクタと、前記熱交換器ハウジングおよび前記冷却液コレクタの側壁部を形成するコレクタプレートと、を備え、前記コレクタプレートには、前記バンドルの前記冷却液循環パイプと連通するオリフィスと、前記オリフィスの周縁エッジと呼ばれるエッジに対向する前記冷却液コレクタに固定された平坦な接続部分と、が設けられ、前記平坦な接続部分は、前記周縁エッジの少なくとも1つに隣接していることを特徴とする熱交換器を提案する。
【0010】
言い換えれば、接続部分に近いコレクタプレートのオリフィスのエッジは、カラーを有していない。したがって、コレクタは、オリフィスの非常に近くのコレクタプレートに取り付けられ得て、前述の熱交換装置に使用されるカラーを考慮する必要が無い。したがって、カラーを有するコレクタプレートを備える熱交換器のコレクタよりも小さいコレクタを設けることが可能である。
【0011】
前記コレクタプレートは、前記オリフィスに適合された中央部分を有し、当該中央部分は、平坦である。言い換えれば、どのオリフィスもカラーを有していない。
【0012】
オリフィスは、たとえば、1つの延伸方向における断面において細長であり、当該延伸方向に対して直角な方向においてコレクタプレートにわたって少なくとも1つの列に位置決めされている。接続部分は、少なくとも前記列の両端部へ延びている。
【0013】
前記コレクタは、前記コレクタプレートの前記接続部分に固定されるように配置された、好ましくは平坦な、周縁エッジを有する。
【0014】
前記コレクタは、前記接続部分に接触している前記周縁エッジに近接してまたはそこに配置された壁部を有し得る。近接は、ここでは、オリフィスの延伸方向に対して直角な方向において0〜2mmの距離を意味する。
【0015】
前記コレクタの前記平坦なエッジは、コレクタ壁から生じ得て、前記平坦なエッジは、有利には、当該平坦なエッジが前記コレクタプレートの前記接続部分に対して平坦に置かれることを許容するように外側に向かって折り曲げられている。
【0016】
有利には、前記バンドルは、平面視において前記コレクタプレートの前記オリフィスを取り囲む平坦なエッジを有するプレートを有する。
【0017】
前記コレクタの前記平坦なエッジおよび前記バンドルの前記プレートの少なくとも1つの前記平坦なエッジの1つは、前記接続部分の両側に配置され得る。好ましくは、それらは、前記接続部分に対して互いに逆側に位置する。
【0018】
前記バンドルの前記プレートの前記平坦なエッジは、有利には、外側に向かう前記バンドルプレートの壁部を折り曲げることから生じている。
【0019】
前記コレクタプレートは、また、前記接続部分に隣接して配置されるとともにハウジング壁を形成するプレートに接触する平坦なエッジ部分を有し得る。前記コレクタプレートの前記平坦なエッジ部分は、有利には、前記ハウジング壁の前記プレートの平坦なエッジと平坦に接触している。
【0020】
有利には、前記コレクタプレートの前記平坦なエッジ部分は、前記接続部分の折り曲げ部から生じているとともに、前記コレクタの前記平坦なエッジの一端に配置されている。
【0021】
前記コレクタプレートの前記平坦なエッジ部分は、有利には、前記接続部分に対して直角で折り曲げられている。
【0022】
前記接続部分は、したがって、前記冷却液コレクタに固定され、前記平坦なエッジ部分は、したがって、特にコンパクトな構造において、平面と平面との接触で、ハウジング壁のプレートに固定されている。
【0023】
連結部は、有利には、熱交換器を構成する構成要素のアルミニウムまたはアルミニウム合金材料からロウ付けにより形成されている。
【0024】
本発明の他の特徴および利点は、説明として与えられた例示の実施形態に従う説明を読むことから、および添付の図面を参照して、明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、本発明による熱交換器の一部を示す斜視図である。
図2図2は、コレクタおよびハウジングに対するコレクタプレートの接続を示す図1の交換器の部分的な断面図である。
図3図3は、コレクタおよびハウジングに対するコレクタプレートの別の接続を示す図1の交換器の部分的な斜視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下の説明では、同一の参照数字は、同一のまたは類似する要素を示すために用いられている。
【0027】
図1に示されるように、本発明は、第1流体、例えば冷却液L、および、第2流体、とくに冷却されるべき流体、たとえばガスA、の間の熱の交換を許容する熱交換器1に関する。それは、その内部において冷却されるべき流体が内燃機関、たとえば自動車のエンジンに供給することを意図された圧縮空気Aの流れであるという過給空気冷却器であり得る。この圧縮空気Aの流れは、冷却液L、とくに水とグリコールとの混合物により冷却される。
【0028】
交換器1は、ここでは冷却液Lおよび冷却されるべき流体Aのための交互の回路7、9をそれらの間に決定するプレート5の積み重ねを有する熱交換バンドル3を備えている。バンドル3は、ここでは、全体的に平行6面体形状を有し、同じ対の2つのプレート5が冷却液のための循環流路7をそれらの間に決定するように、対になって関連付けられたプレート5を有している。冷却されるべき流体Aの循環のための回路9は、2つの隣接するプレートの対に対向する2つのプレート5の間に設けられている。
【0029】
交換器は、また、その内部にバンドル3が配置されたハウジング11と、ハウジング11上に取り付けられた冷却液コレクタ13と、を備えている。ハウジングは、図1において左に位置するとともにコレクタプレートを形成する第1横壁部11を有している。それは、また、ここでは、図示されていない第2横壁部と、横壁部に一緒に接続された上壁部17および下壁部19と、を有している。ハウジング11は、バンドル3の流入面21から流出面23へ、バンドル5のプレートの間で冷却されるべき流体Aを案内する。
【0030】
交換器1は、したがって、第2流体の循環回路9に配置された第2の交換面25を有し得る。第2の交換面25は、プレート5の2つの隣接する対に属する2つの対向するプレート5の間を延びている。第2の交換面25は、ここでは、冷却されるべき流体Aのための循環回路9においてプレート5の間に位置決めされた混乱を起こさせる凹凸を有している。
【0031】
図2は、バンドルおよび冷却器の、より詳しくはそれらの上方接合部のレベルにおける、ハウジングの部分的な斜視断面図を示している。
【0032】
ハウジングまたはコレクタプレートの左側面15は、それを通って冷却液Lがコレクタ13からバンドルプレート5へとバンドルプレート5の開口31を介して循環するオリフィス27が穿孔されている。互いに対向して接続されたバンドル5の2つの上方プレートだけが、示されている。
【0033】
それらの端部において、これらのバンドルプレート5は、それを介してそれらがコレクタプレート15へと接続される端部折曲部29を有している。バンドルプレート5のこの端部折曲部29は、バンドルプレート5の開口31を取り囲む平坦なエッジとして形成されている。プレート5は、たとえば、深絞りにより形成されている。
【0034】
コレクタプレート15は、また、それぞれその頂部39、底部41および側部43に対応する、上方周縁エッジ33、下方周縁エッジ35および2つの側エッジ37を有している。
【0035】
上方周縁部のエッジ33および下方周縁部のエッジ35の各々は、それぞれプレート15の頂部および底部において、直角で折り曲げられている。これらの上方周縁エッジ33および下方周縁エッジ35は、各々、互いに隣接しているとともに直角である、平坦な接続部分および平坦なエッジ部分、それぞれ33a、33bおよび35a、35b、を画成している。これらの部分33a、33bおよび35a、35bは、平面と平面で結合された、コレクタの周縁部ならびにハウジングの上方プレート17および下方プレート19の対応する平坦なエッジ45、47、49を受けている。
【0036】
コレクタプレート15に対するコレクタの平坦なエッジ45の接続は、また、コレクタプレートの平坦な面の部分におけるコレクタプレート15(図1)の側部43にわたって延びている。
【0037】
コレクタプレート15は、したがって、天部において、第1に、コレクタの平坦なエッジ45の上にあるそのエッジ33aによりコレクタに接続され、第2に、ハウジングプレートの対応する平坦なエッジ47の上にある上方の折り曲げられたエッジ33bによりハウジングの上壁部のプレート17に接続されている。
【0038】
同様に、コレクタプレート15は、底部において、第1に、コレクタの平坦なエッジ45の上のそのエッジ35aによりコレクタに接続され、第2に、ハウジングプレートの対応する平坦なエッジ49の上にある下方の折り曲げられたエッジ35bによりハウジングの下方プレート19に接続されている。
【0039】
これらのエッジ33a、35aは、本発明の要点では、コレクタプレートの平坦な接続部分を形成し、その平坦な接続部分は、オリフィス27のいわゆる周縁エッジ、すなわちコレクタプレートのその結合部においてコレクタに対向して位置するエッジ、のいくつかと隣接している。前記接続部分は、前記周縁エッジと隣接しているため、それらはカラーを有しないことが理解される。
【0040】
図示された実施形態では、コレクタプレート15は、平坦であり、オリフィス27は、ここではカラーで縁どりされていない。
【0041】
オリフィス27には、コレクタプレートの厚みで形成された面取り部が設けられ得て、当該面取り部は、オリフィス27に、コレクタに向かって凹んだ形状を与える。
【0042】
接続部分は、ここでは、オリフィスの延伸方向においてオリフィス27の上方列と平行に延びている、ということに注意されるべきである。同様に、接続部分は、これらのオリフィスの延伸方向においてオリフィス27の下方列と平行に延びている。
【0043】
コレクタの平坦なエッジ35およびバンドルプレートの端部折曲部29は、互いに対向するプレート15の各辺から生じる。平坦なエッジ45は、また、部分33aおよび33bに対してある角度で、かつ同様に底部に、配置されている。
【0044】
天部および底部においてそれぞれ、コレクタの平坦なエッジ45の端部に形成されたエッジ33および35の直角の折曲部は、ハウジング上におけるコレクタのアセンブリを容易にするとともに、ロウ付けのための接触面を提供する。
【0045】
また、そこから平坦なエッジ45が生じているコレクタ壁部は、オリフィス27の周縁エッジに配置され得る。このコレクタ壁部は、前記オリフィス27を部分的にまたぎ得る。
【0046】
上に示唆されたように、前記部分は、熱交換器を構成する要素のアルミニウム系材料のロウ付けにより、密閉されたやり方で結合されている。
図1
図2
図3