(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第4電極が前記第3電極に接続された部分は、前記第1電極から前記第2電極に向かう方向において、前記第3電極の中心部から前記第2電極の側にずれている請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1(a)は、第1実施形態に係る半導体装置の要部であって、
図1(b)のA−A’線における断面を表す模式的断面図であり、
図1(b)は、
図1(a)のB−B’線における切断面を上面視した模式的平面図である。
【0010】
第1実施形態に係る半導体装置1は、例えば、HEMTである。半導体装置1は、基板10と、半導体領域30と、第1電極50(以下、例えば、ソース電極50)と、第2電極51(以下、例えば、ドレイン電極51)と、第3電極52(以下、例えば、ゲート電極52)と、第4電極55(以下、例えば、ゲートフィールドプレート電極55)と、第1絶縁膜53(以下、例えば、ゲート絶縁膜53)と、を備える。
【0011】
基板10は、例えば、シリコン基板である。半導体領域30は、バッファ層31を介して、基板10の上に設けられている。バッファ層31は、窒化アルミニウム(AlN)含有層である。半導体領域30は、窒化物半導体である。半導体領域30は、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)含有層32と、窒化ガリウム(GaN)含有層33、窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)含有層34と、を有する。
【0012】
バッファ層31と、窒化アルミニウムガリウム含有層32と、は、HEMTのバッファ層として機能している。窒化ガリウム含有層33は、HEMTのキャリア走行層として機能している。窒化アルミニウムガリウム含有層34は、HEMTの障壁層として機能している。窒化アルミニウムガリウム含有層34は、ノンドープもしくはn形のAl
XGa
1−XN(0<X≦1)層である。窒化ガリウム含有層33内の窒化ガリウム含有層33と窒化アルミニウムガリウム含有層34の界面付近には二次元電子が発生する。
【0013】
ソース電極50は、半導体領域30の上に設けられている。ドレイン電極51は、半導体領域30の上に設けられている。ドレイン電極51は、ソース電極50に並んでいる。ドレイン電極51は、ソース電極50の材料と同じ材料を含んでいる。ソース電極50およびドレイン電極51は、窒化アルミニウムガリウム含有層34にオーミック接触をしている。
【0014】
ソース電極50およびドレイン電極51が設けられていない半導体領域30の上には、ゲート絶縁膜53が設けられている。ゲート絶縁膜53は、窒化珪素膜(SiN
x)、酸化珪素膜(SiO
x)、酸化アルミニウム(AlO
x)のいずれかを含む。
【0015】
ゲート電極52は、半導体領域30の上にゲート絶縁膜53を介して設けられている。ゲート絶縁膜53は、半導体領域30とゲート電極52との間に設けられている。ゲート電極52は、ソース電極50およびドレイン電極51の間に設けられている。ゲート電極52は、チタンおよび窒素を含む。例えば、ゲート電極52は、窒化チタン(TiN)を含む。
【0016】
ゲートフィールドプレート電極55は、ゲート電極52に接続されている。ゲートフィールドプレート電極55は、ソース電極50およびドレイン電極51の材料と同じ材料を含んでいる。つまり、ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55は、同じ材料を含んでいる。例えば、ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55は、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、および窒素(N)を含む。ゲートフィールドプレート電極55の端部55eは、ゲート電極52とドレイン電極51との間に位置している。
【0017】
このほか、半導体装置1は、ゲート絶縁膜53の上、およびゲート電極52の一部の上に、第2絶縁膜70(以下、例えば、層間絶縁膜70)を備えている。層間絶縁膜70は、窒化珪素膜(SiN
x)、酸化珪素膜(SiO
x)、酸化アルミニウム(AlO
x)のいずれかを含む。
【0018】
層間絶縁膜70の上、およびゲートフィールドプレート電極55の上には、層間絶縁膜71が設けられている。層間絶縁膜71は、窒化珪素膜(SiN
x)、酸化珪素膜(SiO
x)、酸化アルミニウム(AlO
x)のいずれかを含む。さらに、ソース電極50には、ソースフィールドプレート電極58が接続されている。ソースフィールドプレート電極58の端部58eは、ゲート電極52とドレイン電極51との間に位置している。ドレイン電極51には、コンタクト電極59が接続されている。層間絶縁膜71の上、ソースフィールドプレート電極58の上、およびコンタクト電極59の上には、保護膜72が設けられている。
【0019】
半導体装置1の製造方法について説明する。
図2(a)〜
図5(b)は、第1実施形態に係る半導体装置の製造過程を表し、
図1(b)のA−A’線における断面に対応した模式的断面図である。
【0020】
図2(a)に表すように、シリコン基板等の基板10の上にバッファ層31をエピタキシャル成長させる。続いて、基板10の上にバッファ層31を介して、窒化アルミニウムガリウム含有層32、窒化ガリウム含有層33、および窒化アルミニウムガリウム含有層34の順にエピタキシャル成長させる。これにより、基板10の上にバッファ層31を介して半導体領域30が形成される。この後、半導体領域30の上にゲート絶縁膜53を形成する。
【0021】
次に、
図2(b)に表すように、半導体領域30の上にゲート絶縁膜53を介してゲート電極52を選択的に形成する。ゲート電極52の成膜は、スパッタリングターゲット材を用いたスパッタリング法に依る。従って、ゲート電極52は、一般的な蒸着法で形成する被膜よりも緻密な被膜になっている。また、ゲート電極52の選択的形成は、フォトリソグラフィおよびエッチングによってなされる。
【0022】
ここで、ゲート電極52は、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、および窒素(N)の少なくともいずれかを含む膜である。例えば、ゲート電極52は、窒化チタン(TiN)を含む。
【0023】
次に、
図3(a)に表すように、ゲート絶縁膜53の上、およびゲート電極52の上に、層間絶縁膜70を形成する。
【0024】
次に、
図3(b)に表すように、層間絶縁膜70の上に、開口90hgを有するマスク層90を形成する。開口90hgは、例えば、ゲート電極52の上側に位置している。続いて、開口90hgにより露出された層間絶縁膜70を、例えば、RIE(Reactive Ion Etching)法によりエッチングする。これにより、層間絶縁膜70には、第1開口70hg(以下、開口70hg)が形成される。ゲート電極52は、開口70hgを経由して、層間絶縁膜70から露出している。この後、マスク層90は除去される。
【0025】
次に、
図4(a)に表すように、層間絶縁膜70の上に、開口91hsと開口91hdとを有するマスク層91を形成する。開口91hsは、ソース電極50と窒化アルミニウムガリウム含有層34との接合部の上に位置している。開口91hdは、ドレイン電極51と窒化アルミニウムガリウム含有層34との接合部の上に位置している。
【0026】
続いて、開口91hs、91hdにより露出された層間絶縁膜70を、例えば、RIE法によりエッチングする。さらに、開口91hs、91hdの下のゲート絶縁膜53を、RIE法によりエッチングする。これにより、ゲート絶縁膜53および層間絶縁膜70には、半導体領域30を露出させる第2開口(以下、例えば、開口70hs)および第3開口(以下、例えば、開口70hd)が形成される。開口70hgは、開口70hsと開口70hdとによって挟まれている。この後、マスク層91は除去される。
【0027】
なお、開口70hgは、開口70hsから開口70hdに向かう方向において、ゲート電極52の中心部に位置しているが、ゲート電極52の中心部から開口hdの側にずらしてもよい。ずらした場合の構造については後述する。
【0028】
次に、
図4(b)に表すように、開口70hgの中、開口70hsの中、開口70hdの中、および層間絶縁膜70の上にスパッタリング法により電極層56を形成する。電極層56は、例えば、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、金(Au)の少なくともいずれかを含む層である。
【0029】
電極層56を形成後、電極層56と半導体領域30とに加熱処理(例えば、500℃〜550℃)を施す。この加熱処理により、電極層56と窒化アルミニウムガリウム含有層34とのオーミック接触が確実になる。
【0030】
次に、
図5(a)に表すように、電極層56の上に、複数の開口92hを有するマスク層92を形成する。
【0031】
次に、
図5(b)に表すように、開口92hにより露出された電極層56を、例えば、RIE法によりエッチングする。
【0032】
これにより、電極層56が分離されて、開口70hsを経由して半導体領域30に接続されたソース電極50と、開口hdを経由して半導体領域30に接続されたドレイン電極51と、開口hgを経由してゲート電極52に接続されたゲートフィールドプレート電極55と、が形成される。この後、マスク層92は、除去される。
【0033】
ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55は、電極層56から形成されたものであり、ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55は、同じ材料を含んでいる。
【0034】
この後、
図1(a)に表すように、層間絶縁膜71、ソースフィールドプレート電極58、コンタクト電極59、および保護膜72を形成する。
【0035】
また、第1実施形態では、スパッタリング法によりゲート電極52を形成している。従って、高融点金属(例えば、チタン(Ti)、タングステン(W)、モリブデン(Mo))、または高融点金属の窒化物をゲート電極52の材料にすることができる。
【0036】
例えば、高融点金属を真空蒸着法で成膜すると、高融点金属の融点が高いことから、その蒸着速度が遅くなる。
【0037】
このため、真空蒸着法を採択した場合、一般的には高融点金属はゲート電極52の材料として用いられない。真空蒸着法を採択した場合、例えば、高融点金属に代わり、アルミニウム(Al)、金(Au)、白金(Pt)等をゲート電極52の材料にしている。
【0038】
しかし、アルミニウム(Al)、金(Au)、白金(Pt)等をゲート電極52の材料にすると、アルミニウム(Al)、金(Au)、白金(Pt)等が製造過程中の熱履歴によって、ゲート絶縁膜53中に拡散する可能性がある。これにより、ゲート絶縁膜53の絶縁性が劣化する場合がある。
【0039】
これに対し、第1実施形態では、高融点金属または高融点金属の窒化物をゲート電極52の材料としている。従って、製造過程中の熱履歴によって、ゲート絶縁膜53中に金属成分が拡散し難く、ゲート絶縁膜53の絶縁性劣化が抑制される。
【0040】
また、第1実施形態では、ソース電極50およびドレイン電極51と同時に、ゲートフィールドプレート電極55を形成する。つまり、ゲートフィールドプレート電極55を、ソース電極50およびドレイン電極51を形成した後に形成するのではなく、ソース電極50およびドレイン電極51と同時に形成する。これにより、製造工程が減り、製造歩留まりが向上する。さらに、低コストで半導体装置1を形成することができる。
【0041】
(第2実施形態)
図6(a)〜
図6(b)は、第2実施形態に係る半導体装置の製造過程を表し、
図1(b)のA−A’線における断面に対応した模式的断面図である。
【0042】
層間絶縁膜70の上に形成する電極層56は、単層とは限らない。例えば、
図6(a)に表すように、電極層56は、チタン(Ti)膜56a、アルミニウム(Al)膜56b、チタン(Ti)膜56c、および窒化チタン(TiN)膜56dの順に積層された積層膜であってもよい。電極層56のそれぞれの膜は、スパッタリング法により形成される。この積層膜を形成後、電極層56と半導体領域30とに加熱処理(例えば、500℃〜550℃)を施す。この加熱処理により、電極層56と窒化アルミニウムガリウム含有層34とのオーミック接触が確実になる。
【0043】
第2実施形態では、第1実施形態と同じ効果を奏する。さらに、上述した加熱処理により、電極層56と半導体領域30との界面で、一例として、以下のような化学反応が進行する。
【0044】
例えば、チタン膜56aは、窒化アルミニウムガリウム含有層34の表面の自然酸化膜を除くゲッタリング膜として機能する。また、アルミニウム膜56bは、自然酸化膜が除かれた窒化アルミニウムガリウム含有層34と反応する。これにより、電極層56と半導体領域30との界面おいて、n型オーミックコンタクトが確実に形成されている。
【0045】
ここで、加熱処理中、窒化チタン膜56dは、チタン膜56a、アルミニウム膜56b、およびチタン膜56cの酸化劣化を防ぐキャップ膜として機能する。従って、加熱処理後、電極層56の表面形態は、凹凸が少なく平坦になる。
【0046】
また、加熱処理後、窒化チタン膜56dの下では、チタン膜56a、アルミニウム膜56b、およびチタン膜56cのそれぞれが相互拡散して、チタン、アルミニウム、および窒素を含む層56eが形成されている。この状態を、
図6(b)に表している。
【0047】
層56eは、チタンとアルミニウムとが合金になったチタンアルミニウムを含む。第2実施形態では、合金化された層56eを含む電極層56をRIEにより分離して、ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55を形成する。
【0048】
仮に、窒化チタン膜56dの下の3層を合金化せずに、電極層56をRIEにより分離すると、RIE中にアルミニウム膜56bが優先的に溶解する可能性がある。この現象を、参考例として、
図7(a)〜
図7(c)に表す。
【0049】
図7(a)〜
図7(c)は、参考例に係る半導体装置の製造過程を表し、電極層がゲートフィールドプレート電極と、ドレイン電極とに分離される過程を表す模式的断面図である。
【0050】
図7(a)に表すように、層間絶縁膜70の上に、チタン(Ti)膜56a、アルミニウム(Al)膜56b、チタン(Ti)膜56c、および窒化チタン(TiN)膜56dの順に積層された電極層56を形成する。
【0051】
この後、参考例では、電極層56を加熱せず、電極層56をRIEにより分離して、ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55を形成する。この状態を、
図7(b)に示す。
図7(b)に表すように、アルミニウム膜56bがエッチング側面に溶け出す可能性がある。これは、アルミニウムの融点がチタンの融点に比べて低いためである。
【0052】
この後、
図7(c)に表すように、ゲートフィールドプレート電極55の上、ゲート絶縁膜53の上、ドレイン電極51の上に、層間絶縁膜71を形成すると、アルミニウム膜56bが溶け出した部分付近の層間絶縁膜71の被覆性が悪くなる。これにより、アルミニウム膜56bが溶け出した部分付近において、層間絶縁膜71の空隙71sが形成される場合がある。このような空隙71sに製造過程中に薬液等が入り込むと、層間絶縁膜71のほか、ゲートフィールドプレート電極55、ドレイン電極51、またはゲート絶縁膜53等が劣化する可能性がある。
【0053】
これに対し、第2実施形態では、窒化チタン膜56dの下の3層を合金化して、アルミニウム膜56bがエッチング側面に溶け出す現象を回避している。これにより、空隙71sが発生し難くなっている。
【0054】
また、第2実施形態では、電極層56の材料として、高価な金(Au)等を用いていない。これにより、さらなる半導体装置の低コスト化が実現する。
【0055】
(第3実施形態)
図8(a)〜
図8(b)は、第3実施形態に係る半導体装置の製造過程を表し、
図1(b)のA−A’線における断面に対応した模式的断面図である。
【0056】
例えば、
図8(a)に表すように、ゲート絶縁膜53の上、およびゲート電極52の上に層間絶縁膜70を形成した後に、層間絶縁膜70の上に、バリア膜80を形成する。バリア膜80は、例えば、窒化チタン(TiN)を含む。
【0057】
続けて、第1実施形態のように製造過程を進行させて、半導体領域30に接続されたソース電極50およびドレイン電極51と、ゲート電極52に接続されたゲートフィールドプレート電極55と、形成する。
【0058】
これにより、
図8(b)に表すように、層間絶縁膜70の一部の上にバリア膜80が設けられた構造が形成される。この構造では、層間絶縁膜70の一部の上に、バリア膜80を介して、ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55のそれぞれの一部が設けられている。
【0059】
このような構造であれば、第1〜第2実施形態の効果に加えて、ソース電極50、ドレイン電極51、およびゲートフィールドプレート電極55からの層間絶縁膜70への金属拡散がさらに抑制される。
【0060】
(第4実施形態)
図9は、第4実施形態に係る半導体装置の要部を表す模式的断面図である。
【0061】
ゲートフィールドプレート電極55がゲート電極52に接続された部分Aは、ソース電極50からドレイン電極51に向かう方向において、ゲート電極52の中心部からドレイン電極51の側にずれている。
【0062】
このような構造であれば、第1〜第3実施形態に比べて、ソース電極50とゲートフィールドプレート電極55との間の距離dが拡がる。従って、ソース電極50とゲートフィールドプレート電極55との間に設ける層間絶縁膜71の段差被覆性がさらに向上する。
【0063】
なお、本明細書において「窒化物半導体」とは、総括的に、B
xIn
yAl
zGa
1−x−y−zN(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1,x+y+z≦1)なる化学式において組成比x、y及びzをそれぞれの範囲内で変化させた全ての組成の半導体を含むものとする。またさらに、上記化学式において、N(窒素)以外のV族元素もさらに含むもの、導電形などの各種の物性を制御するために添加される各種の元素をさらに含むもの、及び、意図せずに含まれる各種の元素をさらに含むものも、「窒化物半導体」に含まれるものとする。
【0064】
上記の実施形態では、「部位Aは部位Bの上に設けられている」と表現された場合の「の上に」とは、部位Aが部位Bに接触して、部位Aが部位Bの上に設けられている場合の他に、部位Aが部位Bに接触せず、部位Aが部位Bの上方に設けられている場合との意味で用いられる場合がある。また、「部位Aは部位Bの上に設けられている」は、部位Aと部位Bとを反転させて部位Aが部位Bの下に位置した場合や、部位Aと部位Bとが横に並んだ場合にも適用される場合がある。これは、実施形態に係る半導体装置を回転しても、回転前後において半導体装置の構造は変わらないからである。
【0065】
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明した。しかし、実施形態はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、実施形態の特徴を備えている限り、実施形態の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
【0066】
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて複合させることができ、これらを組み合わせたものも実施形態の特徴を含む限り実施形態の範囲に包含される。その他、実施形態の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても実施形態の範囲に属するものと了解される。
【0067】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。