特許第6276198号(P6276198)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ インプランダータ オフタルミック プロドゥクツ ゲーエムベーハーの特許一覧

特許6276198インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法
<>
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000002
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000003
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000004
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000005
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000006
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000007
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000008
  • 特許6276198-インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6276198
(24)【登録日】2018年1月19日
(45)【発行日】2018年2月7日
(54)【発明の名称】インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/16 20060101AFI20180129BHJP
【FI】
   A61F2/16
【請求項の数】11
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-552584(P2014-552584)
(86)(22)【出願日】2013年1月10日
(65)【公表番号】特表2015-503981(P2015-503981A)
(43)【公表日】2015年2月5日
(86)【国際出願番号】EP2013050334
(87)【国際公開番号】WO2013107677
(87)【国際公開日】20130725
【審査請求日】2015年8月11日
(31)【優先権主張番号】102012200574.9
(32)【優先日】2012年1月17日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】513045149
【氏名又は名称】インプランダータ オフタルミック プロドゥクツ ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100085316
【弁理士】
【氏名又は名称】福島 三雄
(74)【代理人】
【識別番号】100140969
【弁理士】
【氏名又は名称】高崎 真行
(74)【代理人】
【識別番号】100171572
【弁理士】
【氏名又は名称】塩田 哲也
(72)【発明者】
【氏名】ショルテン、ディック
【審査官】 伊藤 孝佑
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2002/0052544(US,A1)
【文献】 独国特許出願公開第19858172(DE,A1)
【文献】 国際公開第2012/137067(WO,A2)
【文献】 米国特許第05005577(US,A)
【文献】 独国特許出願公開第19637692(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 2/16
A61B 3/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インプラントデバイスであって、
1つ又は複数の第1の締結手段(11〜13)を備えるセンサーモジュール(10)と、
1つ又は複数の第2の締結手段(21〜23)を備えるインプラントモジュール(20)と、
接続モジュール(30)であって、該接続モジュールによって、前記センサーモジュール(10)は、前記1つ又は複数の第1の締結手段(11〜13)を介して、かつ前記1つ又は複数の第2の締結手段(21〜23)を介して前記インプラントモジュール(20)に接続される、接続モジュールと、
折り畳み軸(A3)であって、該折り畳み軸に沿って該インプラントデバイスを折り畳むことができる、折り畳み軸と、
を備え、
前記インプラントモジュール(20)は眼内レンズとして形成される、インプラントデバイス。
【請求項2】
前記センサーモジュール(10)は、圧力センサーモジュールとして形成される、請求項1に記載のインプラントデバイス。
【請求項3】
前記センサーモジュール(10)の前記1つ又は複数の第1の締結手段(11〜13)は小穴として形成される、請求項1又は請求項2に記載のインプラントデバイス。
【請求項4】
前記インプラントモジュール(20)の前記1つ又は複数の第2の締結手段(21〜23)は小穴として形成される、請求項1又は請求項2に記載のインプラントデバイス。
【請求項5】
前記接続モジュール(30)は、ヒンジ部品として、又は可撓性若しくは折り畳み可能材料として形成される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインプラントデバイス。
【請求項6】
前記センサーモジュール(10)及び前記インプラントモジュール(20)はまた、前記接続モジュール(30)を介して、1つ又は複数の糸(F1〜F4)によって柔軟に接続される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインプラントデバイス。
【請求項7】
前記1つ又は複数の糸(F1〜F4)は、該1つ又は複数の糸(F1〜F4)を結び付けることによって、接着することによって、又は締め付けることによって固定される、請求項6に記載のインプラントデバイス。
【請求項8】
前記1つ又は複数の糸(F1〜F4)は外科用糸である、請求項6又は請求項7に記載のインプラントデバイス。
【請求項9】
請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載のインプラントデバイスであって、該インプラントデバイス(5)は注入装置又は注入装置セット内で用いるために設けられ、該インプラントデバイス(5)は前記注入装置又は注入装置セットによって埋め込まれることを意図している、請求項1〜8のいずれか一項に記載のインプラントデバイス。
【請求項10】
センサーモジュールであって、
接続モジュール(30)を固定するように設計される1つ又は複数の第1の締結手段(11〜13)と、
少なくとも1つの折り畳み軸(A1、A2)であって、該折り畳み軸に沿って前記センサーモジュールを折り畳むことができる、少なくとも1つの折り畳み軸と、
を備え、
前記接続モジュールによって、前記センサーモジュール(10)は、1つ又は複数の第1の締結手段(11〜13)を介して、かつインプラントモジュール(20)の1つ又は複数の第2の締結手段(21〜23)を介して前記インプラントモジュール(20)に接続され、
前記センサーモジュールは、薬物を自動的に分注するためのアクチュエータデバイスも備える、センサーモジュール。
【請求項11】
請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載のインプラントデバイス(5)及び/又は請求項10に記載のセンサーモジュール(10)を備える、使い捨て注入装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インプラントデバイス、センサーモジュール、使い捨て注入装置及びインプラントデバイスを製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
緑内障は視神経の最も頻繁に起こる障害の1つであり、神経線維が絶えず減少していくことを特徴とするものであり、その結果として暗点が生じるおそれがあり、極端な場合には失明につながるおそれがある。最も重大な危険因子は過度に高い眼圧であると考えられる。
【0003】
最適に治療するために、疾患の進行及び眼圧のような危険因子を正確に監視する必要がある。眼圧は、眼の内壁にかかっている物理的圧力を意味する。眼圧は、角膜の表面を絶えず滑らかに湾曲させ、眼の角膜、水晶体及び網膜の間の距離を一定に保ち、網膜上の光受容器を均等に整列させる。さらに、眼圧は、眼球の安定した球状を維持する。医療行為には、眼圧を確定するために適切な測定装置を使用する。
【0004】
眼圧が一定の期間にわたって一定の限界値を超える場合には、神経線維内の細胞内輸送が損なわれ、それによって神経線維が死滅するおそれがある。
【0005】
とりわけ、眼圧は極めて大きく変化する場合があるので、正確な診断を行うために、眼圧を頻繁に測定する必要がある。最も直接的な測定は、眼内で直接行われる測定である。理想的にはインプラントを回避することを目標としているが、毎年、極めて多くの眼内レンズが埋め込まれている。2007年だけでも、ドイツでは600,000個が埋め込まれた。
【0006】
特許文献1は、眼内の物理的変数、より詳細には、眼圧を測定するためのデバイスを記述しており、そのデバイスは、眼内レンズに組み込まれた圧力センサーを備える遠隔測定システムを含む。その文献において記述されているデバイスを製造するとき、圧力センサーを封入すると同時に、シリコーン成形プロセスにおいて眼内レンズを形成する。このプロセスでは、そのような眼内レンズを埋め込むために、一般に3mmより大きく眼を切開する必要がある。さらに、このプロセスによれば、シリコーン形成プロセスにおいて他の材料を使用できないため、レンズ材料としてシリコーンしか使用することができない。圧力センサーモジュールと眼内レンズとの間を機械的に固く接続することにより、圧力センサーモジュールが変形する可能性があり、それにより、眼内レンズの光学的な結像を歪ませる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】国際公開第2001 021 063号
【発明の概要】
【0008】
一の態様によれば、本発明は、インプラントデバイスであって、
1つ又は複数の第1の締結手段を備えるセンサーモジュールと、
1つ又は複数の第2の締結手段を備えるインプラントモジュールと、
接続モジュールであって、該接続モジュールによって、前記センサーモジュールは、前記1つ又は複数の第1の締結手段を介して、かつ前記1つ又は複数の第2の締結手段を介して前記インプラントモジュールに接続される、接続モジュールと、
折り畳み軸であって、該折り畳み軸に沿って該インプラントデバイスを折り畳むことができる、折り畳み軸と、
を備え、
前記インプラントモジュールは眼内レンズとして形成される、インプラントデバイスを提供する。
【0009】
更なる態様によれば、本発明は、センサーモジュールであって、
接続モジュールを固定するように設計される1つ又は複数の第1の締結手段と、
少なくとも1つの折り畳み軸であって、前記折り畳み軸に沿ってセンサーモジュールを折り畳むことができる、少なくとも1つの折り畳み軸と、
を備え、
前記接続モジュールによって、前記センサーモジュールは、1つ又は複数の第1の締結手段を介して、かつインプラントモジュールの1つ又は複数の第2の締結手段を介して前記インプラントモジュールに接続され、前記センサーモジュールは、薬物を自動的に分注するためのアクチュエータデバイスも備える、センサーモジュールを提供する。
【0010】
更なる態様によれば、本発明は、請求項11に記載のインプラントデバイスを備える使い捨て注入装置を提供する。
【0011】
更なる態様によれば、本発明は、インプラントデバイスを製造する方法を提供する。
【発明の効果】
【0012】
本発明の1つの概念は、センサーモジュールと眼内レンズとの間の折り畳み可能な接続を提供することである。
【0013】
詳細には、センサーモジュールと眼内レンズとの間の接続を可撓性にすることを意図している。結果として、センサーモジュールのシフトが、眼内レンズにとって、それほど重要でなくなる。有利には、可撓性接続によって、眼内レンズとセンサーモジュールとを逐次的に埋め込むこともできるようになる。それゆえ、折り畳み可能センサーモジュールを用いるときに特に、眼内の切開長を短くする必要がある。さらに、非モノリシック(non-monolithic)の可撓性接続を用いるとき、アクリルガラス若しくはプレキシグラス (登録商標)と一般的に呼ばれる、ポリ(メチルメタクリレート)(PMMA)、又はヒドロゲル、すなわち、含水性であるが、不水溶性のポリマーであり、その分子が共有結合又はイオン結合によって化学的に結合されるか、若しくはポリマー鎖を絡ませることによって物理的に結合され、3次元網目構造を形成するポリマーのような、他のレンズ材料を用いることができる。
【0014】
最適な光学的結像のために、眼内レンズは、眼内の正確な位置に位置決めされ、固定されなければならない。その際、眼内レンズは、その上でセンサーモジュールを広げ、位置決めすることができるフレームとしての役割を果たすことができる。
【0015】
本発明の一実施例によれば、インプラントモジュールは眼内レンズとして形成される。
【0016】
本発明の更なる実施例によれば、インプラントモジュールはカプセルクランプリングとして形成される。
【0017】
本発明の更なる実施例によれば、センサーモジュールは、圧力センサーモジュールとして形成される。
【0018】
本発明の更なる実施例によれば、センサーモジュールの1つ又は複数の第1の締結手段は小穴として形成される。
【0019】
本発明の更なる実施例によれば、インプラントモジュールの1つ又は複数の第2の締結手段は小穴として形成される。
【0020】
本発明の更なる実施例によれば、インプラントデバイスは注入装置又は注入装置セット内で用いるために設けられ、インプラントデバイスは注入装置又は注入装置セットによって埋め込まれることを意図している。
【0021】
上記の構成及び発展形態は、適切な場合には、何らかのやり方で互いに組み合わせることができる。
【0022】
本発明の更なる可能な構成、発展形態及び実施態様は、これまでに説明されているか、又は実施形態を参照しながら後に説明される本発明の特徴の、明示されない組み合わせも含む。
【0023】
添付の図面は、本発明の実施形態を更に深く理解してもらうことを意図している。それらの図面は実施形態を示しており、本発明の原理及び概念を説明するために、その説明と併用される。
【0024】
他の実施形態、及び上記の利点の多くは図面に基づいて明らかになる。図示される要素は必ずしも縮尺どおりではない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施形態によるセンサーモジュールの概略図である。
図2】本発明の更なる実施形態による、操作開口部を通って案内される前のインプラントデバイスの概略図である。
図3】本発明の更なる実施形態による、操作開口部を通って案内された後のインプラントデバイスの概略図である。
図4】本発明の更なる実施形態によるインプラントデバイスの概略図である。
図5】本発明の更なる実施形態によるインプラントデバイスの概略図である。
図6】本発明の更なる実施形態によるインプラントデバイスの概略図である。
図7】本発明の更なる実施形態によるインプラントデバイスの概略図である。
図8】本発明の更なる実施形態による、インプラントデバイスを製造する方法の概略的な流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図面の複数の図において、別段の記述がない限り、類似の参照番号は、類似の、又は機能的に類似の要素、部品、構成要素又は方法ステップを表す。
【0027】
図1は、本発明の一実施形態によるセンサーモジュールの概略図である。
【0028】
センサーモジュール10は1つ又は複数の折り畳み軸A1、A2を含み、その軸に沿って、センサーモジュールを折り畳むことができる。例えば、折り畳み軸A1、A2はセンサーモジュール10の接線Tに対して平行である。
【0029】
センサーモジュール10は折り畳み可能キャリアSR上に一体に構成され、折り畳み可能キャリアSRに組み込まれるコイルSPを更に備え、コイルSPは、例えば、並置される複数のコイル巻線の形で平面内に平坦に形成される。
【0030】
センサーモジュール10の電子回路は、例えば、可撓性ストリップ導体14、15、16、18と、更なる構成要素とを備えるスイッチング手段E1、E2に組み込まれる。前記電子回路は単一の電子回路キャリアR1に組み込むことができる。
【0031】
センサーモジュール10は、例えば、パリレン(登録商標)、又は別の不活性ポリマーコーティング剤で被覆される。
【0032】
図2は、本発明の更なる実施形態による、操作開口部OPを通って案内される前のインプラントデバイスの概略図である。
【0033】
インプラントデバイス5は、センサーモジュール10と、インプラントモジュール20とを備える。インプラントモジュール20は、1つ又は複数の第2の締結要素21、22、23を備える。
【0034】
例えば、締結要素21、22、23は、糸F1〜F4を取り付けるように形成される。有利には、締結要素21、22、23は、小穴として、又は生体適合性プラスチック材料若しくは金属で形成されたリングからなる別の締結要素として形成される。
【0035】
操作開口部OPを通って押し込まれた後に、糸F1〜F4によって、インプラントデバイス5を広げることができる。このようにして、糸F1〜F4を介して加えられる引張力によって、インプラントデバイス5を体内の最終位置において再び広げることができる。
【0036】
このために、インプラントモジュールは、例えば、ピンセットを用いて所定の位置に保持され、同時に、糸F1及び/又はF4に引張力が加えられる。
【0037】
インプラントモジュール20は、例えば、パリレン(登録商標)、又は別の不活性ポリマーコーティング材料で被覆される。
【0038】
インプラントモジュール20は、例えば、眼内レンズとして、又は眼に埋め込まれることになる別の人工レンズとして形成され、前記モジュールはレンズ25を備える。インプラントデバイス5のセンサーモジュール10のコイルSP及び関連キャリアSRは、この場合、インプラントモジュール20のレンズ25と同心円状に配置される。
【0039】
図3は、本発明の更なる実施形態による、操作開口部を通って案内された後のインプラントデバイスの概略図である。
【0040】
インプラントデバイス5は、センサーモジュール10と、インプラントモジュール20とを備える。センサーモジュール10は、1つ又は複数の第1の締結手段11、12、13を備えており、それらの手段は接続モジュール30を固定するように設計される。
【0041】
図4図7はそれぞれ、本発明の更なる実施形態による、インプラントデバイスの概略図である。
【0042】
図3において用いられる更なる参照番号は、図2に関連した図の説明において既に示されており、それゆえ、更に詳細には説明されない。
【0043】
図4は、可撓性接続モジュール30を備えるインプラントデバイス5を示す。図4に示される接続モジュール30は、例えば、可撓性又は折り畳み可能材料で形成される。可撓性接続モジュール30を使用することによって、インプラントデバイス5は折り畳み軸A3を有し、その軸に沿ってインプラントデバイス5を折り畳むことができる。
【0044】
図4において用いられる更なる参照番号は、図2に関連した図の説明において既に示されており、それゆえ、更に詳細には説明されない。
【0045】
図5に示される接続モジュール30は、例えば、可撓性ヒンジ部品として形成される。ヒンジ部品によって、インプラントデバイス5は折り畳み軸A3を有し、その軸に沿ってインプラントデバイス5を折り畳むことができる。
【0046】
図5において用いられる更なる参照番号は、図2に関連した図の説明において既に示されており、それゆえ、更に詳細には説明されない。
【0047】
図6に示されるインプラントデバイス5は接続モジュール30を備えており、接続モジュール30は、例えば、糸F1と、センサーモジュール10の第1の締結手段12と、インプラントモジュール20の第2の締結手段21とによって形成される。
【0048】
図6において用いられる更なる参照番号は、図2に関連した図の説明において既に示されており、それゆえ、更に詳細には説明されない。
【0049】
図7に示される接続モジュール30は、例えば、一方ではヒンジ部品30aによって、他方では糸F1と、センサーモジュール10の2つの第1の締結手段11、12及びインプラントモジュール20の2つの第2の締結手段21、22とによって形成される。
【0050】
図7において用いられる更なる参照番号は、図2に関連した図の説明において既に示されており、それゆえ、更に詳細には説明されない。
【0051】
図8は、本発明の更なる実施形態による、インプラントデバイスを製造する方法の流れ図を概略的に示す。
【0052】
インプラントデバイスを製造する方法は、以下の方法ステップを含む。
【0053】
第1の方法ステップとして、センサーモジュール10、インプラントモジュール20及び接続モジュール30が設けられる(S1)。
【0054】
第2の方法ステップとして、センサーモジュール10、インプラントモジュール20及び接続モジュール30が組み立てられ(S2)、インプラントデバイス5が形成され、糸F1〜F4が、例えば、小穴として形成される第1の締結手段11〜13を通して引っ張られるか、又はセンサーモジュール10の小穴及びインプラントモジュール20の小穴として形成される、第2の締結手段21〜23を通して引っ張られる。
【0055】
第3の方法ステップとして、組み立てられたインプラントデバイス5が、インプラントデバイス5を折り畳むためにインプラントデバイス5の折り畳み軸A3に沿って折り畳まれる(S3)。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8