【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、端末同士のブラウザ間でコネクションを確立させるコネクション確立サーバを用いた、メッセージ通知サーバのコネクション確立方法において、
メッセージ通知サーバは、
宛先ユーザの宛先アドレスを記憶したアドレステーブルと、
宛先ユーザを識別可能な識別URL(Uniform Resource Locator)を記憶
し、サイトとしてページ要求を受付可能な識別URL記憶部と
を有し、
メッセージ通知サーバが、送信元ユーザの送信元端末から識別URLに向けたページ要求を受信した際に、任意の接続URLを設定する第1のステップと、
メッセージ通知サーバが、送信元端末へ、接続URLへアクセスすべきリダイレクト応答を返信すると共に、接続URLを含むメッセージを、識別URLで識別された宛先ユーザの宛先アドレスへ送信する第2のステップと、
送信元端末がコネクション確立サーバの接続URLへアクセスすると共に、宛先ユーザの宛先端末もコネクション確立サーバの接続URLへアクセスすることによって、コネクションが確立される第3のステップと
を有することを特徴とする。
【0011】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
第3のステップについて、宛先端末は、メッセージに記述された接続URLに対する宛先ユーザの操作によって、ページ要求を送信するように発動されることも好ましい。
【0012】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
第1のステップについて、メッセージ通知サーバは、コネクション確立サーバに接続URLを予め登録することも好ましい。
【0013】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
アドレステーブルには、送信元ユーザの送信元アドレスを更に記憶し、
識別URLは、送信元ユーザ及び宛先ユーザを識別可能なものであり、
第1のステップについて、メッセージ通知サーバは、アドレステーブルに、識別URLで識別された送信元ユーザ及び宛先ユーザの両方のアドレスが登録されている場合にのみ、接続URLを設定することも好ましい。
【0014】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
アドレステーブルには、送信元アドレスに対応付けて、送信元ユーザの氏名又は名称が記憶されており、
第2のステップについて、メッセージ通知サーバは、メッセージに、送信元ユーザの氏名又は名称を記述し、
第3のステップについて、宛先端末は、当該宛先ユーザに対して、
送信元ユーザの氏名又は名称をディスプレイに明示した上で、接続URLに対するユーザ操作によって発動させるか、又は、
送信元ユーザの氏名又は名称をスピーカから発声した上で、接続URLへのアクセス許可をユーザからマイクへ返答させることによって発動させることも好ましい。
【0015】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
第3のステップについて、コネクション確立サーバは、送信元端末から接続URLに対してアクセスされた後、所定時間、宛先端末から接続URLに対するアクセスが無い場合、送信元端末からのアクセスを切断することも好ましい。
【0016】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
第3のステップによって、送信元端末のブラウザと、宛先端末のブラウザとの間で確立されるコネクションは、ビデオチャット又はボイスチャットに基づくものであることも好ましい。
【0017】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
コネクション確立サーバは、端末同士のブラウザ間でP2P(peer-to-peer)コネクションを確立させるAPI(Application Programming Interface)を提供するWebRTC(Web Real-Time Communication)サーバであることも好ましい。
【0018】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
識別URLは、宛先アドレスから所定記法によって作成された唯一のものであり、
送信元端末又はメッセージ通知サーバは、宛先アドレスに応じた識別URLを作成することも好ましい。
【0019】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
識別URLは、送信元アドレス及び宛先アドレスの両方から所定記法によって作成された唯一のものであり、
送信元端末又はメッセージ通知サーバは、送信元アドレス及び宛先アドレスに応じた識別URLを作成することも好ましい。
【0020】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
識別URLは、通知項目、電話番号、端末情報、ユーザ情報のいずれか又はそれらの組み合わせを更に識別可能であり、
第2のステップについて、メッセージ通知サーバは、宛先端末へ送信するメッセージに、識別URLで識別された通知項目、電話番号、端末情報、ユーザ情報のいずれか又はそれらの組み合わせを記述することも好ましい。
【0021】
本発明のコネクション確立方法における他の実施形態によれば、
宛先端末の宛先アドレスは、メールアドレス、電話番号又はアカウントであり、
メッセージは、
メールアドレスに基づく電子メール、
電話番号に基づくSMS(Short Message Service)のプッシュメッセージ、又は、
アカウントに基づくSNS(Social Networking Service)のメッセージ
であることも好ましい。
【0022】
本発明によれば、端末同士のブラウザ間でコネクションを確立させるコネクション確立サーバを用いたメッセージ通知サーバにおいて、
宛先ユーザの宛先アドレスを記憶したアドレステーブルと、
宛先ユーザを識別可能な識別URLを記憶
し、サイトとしてページ要求を受付可能な識別URL記憶手段と、
送信元ユーザの送信元端末から識別URLに向けたページ要求を受信した際に、任意の接続URLを設定する接続URL設定手段と、
送信元端末へ、接続URLへアクセスすべきリダイレクト応答を返信すると共に、接続URLを含むメッセージを、識別URLで識別された宛先ユーザの宛先アドレスへ送信するメッセージ通知手段と
を有し、
送信元端末がコネクション確立サーバの接続URLへアクセスすると共に、宛先ユーザの宛先端末もコネクション確立サーバの接続URLへアクセスすることによって、コネクションが確立されることを特徴とする。
【0023】
本発明のメッセージ通知サーバにおける他の実施形態によれば、
コネクション確立サーバの機能と一体的に構成されていることも好ましい。
【0024】
本発明によれば、端末同士のブラウザ間でコネクションを確立させるコネクション確立サーバを用いたメッセージ通知サーバに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
宛先ユーザの宛先アドレスを記憶したアドレステーブルと、
宛先ユーザを識別可能な識別URLを記憶
し、サイトとしてページ要求を受付可能な識別URL記憶手段と、
送信元ユーザの送信元端末から識別URLに向けたページ要求を受信した際に、任意の接続URLを設定する接続URL設定手段と、
送信元端末へ、接続URLへアクセスすべきリダイレクト応答を返信すると共に、接続URLを含むメッセージを、識別URLで識別された宛先ユーザの宛先アドレスへ送信するメッセージ通知手段と
してコンピュータを機能させ、
送信元端末がコネクション確立サーバの接続URLへアクセスすると共に、宛先ユーザの宛先端末もコネクション確立サーバの接続URLへアクセスすることによって、コネクションが確立されることを特徴とする。