(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6278004
(24)【登録日】2018年1月26日
(45)【発行日】2018年2月14日
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
F21S 8/04 20060101AFI20180205BHJP
F21K 9/237 20160101ALI20180205BHJP
F21K 9/238 20160101ALI20180205BHJP
F21K 9/275 20160101ALI20180205BHJP
F21K 9/278 20160101ALI20180205BHJP
F21V 23/04 20060101ALI20180205BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20180205BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20180205BHJP
H01Q 1/22 20060101ALI20180205BHJP
H01Q 13/10 20060101ALI20180205BHJP
H01Q 9/42 20060101ALI20180205BHJP
H01L 33/00 20100101ALN20180205BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20180205BHJP
【FI】
F21S8/04 110
F21K9/237
F21K9/238
F21K9/275
F21K9/278
F21V23/04 500
F21V23/00 120
F21V23/00 150
F21V23/00 160
F21V19/00 150
F21V19/00 170
H01Q1/22 Z
H01Q13/10
H01Q9/42
!H01L33/00 L
F21Y115:10
【請求項の数】13
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-129469(P2015-129469)
(22)【出願日】2015年6月29日
(65)【公開番号】特開2017-16756(P2017-16756A)
(43)【公開日】2017年1月19日
【審査請求日】2016年3月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112210
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108431
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 加奈子
(74)【代理人】
【識別番号】100153176
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 重明
(74)【代理人】
【識別番号】100109612
【弁理士】
【氏名又は名称】倉谷 泰孝
(72)【発明者】
【氏名】小泉 吉秋
(72)【発明者】
【氏名】黒川 壮一郎
(72)【発明者】
【氏名】秋元 晋平
(72)【発明者】
【氏名】柳 崇
(72)【発明者】
【氏名】深沢 徹
(72)【発明者】
【氏名】大島 悠一
(72)【発明者】
【氏名】船山 信介
(72)【発明者】
【氏名】岩坪 幸喜
【審査官】
松本 泰典
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−033652(JP,A)
【文献】
国際公開第2014/173852(WO,A1)
【文献】
特開2013−134886(JP,A)
【文献】
特開2007−157334(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2014/0218913(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/04
F21K 9/237
F21K 9/238
F21K 9/275
F21K 9/278
F21V 19/00
F21V 23/00
F21V 23/04
H01Q 1/22
H01Q 9/42
H01Q 13/10
F21Y 115/10
H01L 33/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線信号により発光部の発光が制御される照明器具であって、
前記無線信号を送受信するアンテナを有する通信部と、
前記発光部と前記通信部に電力を供給する電源部と、
前記通信部と前記電源部とが配置され、前記アンテナの近傍にスリット状の貫通孔部を有する金属板と、
前記金属板に取り付けられ透光性材で形成された前記発光部を覆うカバーと、
を備え、
前記カバーは、前記貫通孔部を覆い塞ぐように当接する当接部を有する照明器具。
【請求項2】
前記当接部は、前記カバーの本体部部分よりも光の反射率の大きい高反射材料である前記請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
前記アンテナと前記貫通孔部との距離は、前記無線信号の波長の4分の1以下である請求項1または請求項2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記貫通孔部の長手方向は、前記アンテナの長手方向に略平行に位置している前記請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明器具。
【請求項5】
前記貫通孔部の長手方向の長さは、前記無線信号の波長の4分の1以上の長さである前記請求項1から請求項4のいずれかに記載の照明器具。
【請求項6】
前記発光部は、LEDと該LEDが実装された基板とで構成され、
前記貫通孔部は、前記基板と重ならない位置に開口している請求項1から請求項5のいずれかに記載の照明器具。
【請求項7】
前記貫通孔部は、前記金属板の中心よりも外側周辺に近い位置に開口している請求項1から請求項6のいずれかに記載の照明器具。
【請求項8】
前記電源部と前記通信部を接続するケーブルと、を備え、
前記ケーブルの長さは、前記無線信号の波長の2分の1以下である請求項1から請求項7のいずれかに記載の照明器具。
【請求項9】
前記金属板は、前記通信部を覆う箱体の一部である請求項1から請求項7のいずれかに記載の照明器具。
【請求項10】
前記電源部は、前記通信部を覆う前記箱体の中に配置されている請求項9に記載の照明器具。
【請求項11】
前記通信部と前記金属板は、電気的に絶縁されている請求項1から請求項9のいずれかに記載の照明器具。
【請求項12】
前記貫通孔部は、照明器具が設置された時に無線リモコンが操作される方向の面に開口している請求項1から請求項10のいずれかに記載の照明器具。
【請求項13】
前記貫通孔部は、照明器具が設置された時に床側の面に開口している請求項1から請求項10のいずれかに記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、無線通信機能を有する照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の照明器具では、電源部などの回路部品等は、筐体に覆われた状態で光源部の裏側に配置されている。
【0003】
一方、照明器具を無線制御する場合、通信状態を良好に保つために様々な方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−80007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、埋込型の照明器具を無線制御する場合、無線制御に用いられるアンテナは、美的観点またはアンテナの保護の観点から筐体に覆われることが望ましいが、一般に回路部品を覆う筐体は金属製であり、このような場合、アンテナの送信性能または受信性能の確保が課題となる。
【0006】
本発明は、アンテナを有する無線通信部が金属製の筐体等に覆われていても、無線通信の送信性能または受信性能を確保することができる照明器具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る照明器具は、無線通信により発光部の発光が制御される照明器具において、無線信号により発光部の発光が制御される照明器具であって、前記無線信号を送受信するアンテナを有する通信部と、
前記発光部と前記通信部に電力を供給する電源部と、前記通信部
と前記電源部とが配置され
、前記アンテナの近傍にスリット状の貫通孔部を有する金属板と、
前記金属板に取り付けられ透光性材で形成された前記発光部を覆うカバーと、を備え、
前記カバーは、前記貫通孔部を覆い塞ぐように当接する当接部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係る照明器具によれば、無線信号を送受信するアンテナの近傍の金属板にスリット状の貫通孔部を有するので、無線信号の電波は金属板に遮られることなく良好に無線通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施形態1に係る照明器具の外観の一例を示す斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態1に係る照明器具の長手方向の断面図である。
【
図3】本発明の実施形態1に係る無線モジュール基板の配置図である。
【
図4】本発明の実施形態1に係る照明器具の上方から見た平面図である。
【
図5】貫通孔部の長辺の長さと放射効率の測定結果を示す表である。
【
図6】本発明の実施形態1に係る照明器具の下方から見た貫通孔部の図である。
【
図7】本発明の実施形態1に係る照明器具にカバーが付いた場合の短手方向の断面図である。
【
図8】本発明の実施形態2に係る照明器具の外観の一例を示す斜視図である。
【
図9】本発明の実施形態2に係る電源ユニットの内部を上方から見た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係る照明器具の一例を示す斜視図である。この照明器具1は、天井に設置される照明器具の例であり、金属板の基台2の上面に電源部3が配置され、基台2の下面に発光部であるLED基板4が配置され、発光部を制御するための無線信号を受信するための無線通信部5が基台2の上面に配置されている。
【0011】
なお、電源部3と無線通信部5は、図示しない電源線および図示しない制御信号線で接続されている。ここで、この電源線および制御通信線のケーブルの長さは、該ケーブルが無線通信部5の通信する無線信号の電波で共振してしまうことを防ぐため、通信する無線信号の電波の波長の2分の1以下であることが望ましい。
【0012】
また、電源部3および無線通信部5は、金属板の基台2とは電気的に絶縁されて配置されている。なお、電源部3は、金属材料で覆われていてもよいし、覆われてなくてもよい。
【0013】
図2は、照明器具1の長手方向の断面図である。基台2の上面に電源部3および無線通信部5が配置され、下面にLED基板4が配置されている。光源であるLED素子6は、LED基板4に下面に配置されている。なお、LED基板4と電源部3とは、図示しない配線により接続されている。
【0014】
図3は、本発明の実施形態1に係る照明器具1で使用する無線通信部5である無線モジュール基板の配置図である。無線通信部5は、無線モジュール基板7、無線信号を送受信するアンテナ8、無線処理を行う回路をシールドしたシールドケース9、電源部3と電源線および制御信号線を接続するためのコネクタ10を有する。
【0015】
アンテナ8は、基板にパターンで生成されたパターンアンテナや、チップアンテナを用いている。
【0016】
図4は、本発明の実施形態1に係る照明器具1を天井に設置した場合に上方から見た平面図である。無線通信部5は、アンテナ8が配置されている面が下方となるように設置されており、無線通信部5のアンテナ8が重なる基台2には、スリット状の貫通孔部11が設けられている。
【0017】
貫通孔部11は、アンテナ8の長手方向にほぼ平行に細長く開口しており、貫通孔部11が長方形の場合、長辺の長さは、無線通信部が通信する無線信号の電波の波長の4分の1以上の長さで、開口している。例えば、無線信号の電波の周波数が920MHzの場合には、約82mmの長さで貫通孔部11を設けてある。
【0018】
図5は、3種類の無線信号の電波の周波数(922.4MHz、925.6MHz、928.0MHz)において、貫通孔部が長方形で長辺の長さを変化させた場合に無線信号の電波の放射効率を測定した結果を示した表である。
【0019】
周波数が922.4MHzの場合、貫通孔が無い(0cm)場合では放射効率が−13.1dBであるのに対し、5cmで−6.2dBと放射効率が良くなり、無線信号の電波の波長の4分の1の長さに近い7.5cm以上で−1.3dB以上と大きく放射効率が良くなっていることが示されている。他の周波数においても同様である。
したがって、貫通孔部11の長さは、5cm以上であればよく、好ましくは、7.5cm以上(電波の波長の4分の1以上)であると良い。
【0020】
なお、本実施形態では、貫通孔部11は、長方形である例を示したが、長方形でなくてもよく、角に丸みを付けた形状や、長方形の短辺が円弧状などでも良く、貫通孔部11が細長い貫通孔であればよい。
【0021】
貫通孔部11は、LED基板4にプリントされている図示しないグランド線と重なると無線信号の電波は大きく減衰する。したがって、無線信号の電波が大きく減衰しないように、LED基板4にプリントされている図示しないグランド線と重ならない位置に開口している。
【0022】
図6に照明器具1を天井に設置した場合の下方から見た貫通孔部11を拡大した図を示す。無線モジュール基板7は、配置されたアンテナ8が貫通孔部11にほぼ平行に重なるように設置されているため、貫通孔部11からアンテナ8が覗いている。
【0023】
なお、アンテナ8の中心から貫通孔部11の中心までの距離は、貫通孔部11で無線信号の電波が放射されるが、無線信号の電波は距離が遠いほど減衰量が大きくなるため、無線信号の電波の波長の4分の1以下の距離が望ましい。
【0024】
次に、本発明の実施形態1に係る照明器具の動作について説明する。
【0025】
天井に設置されている照明器具1の下方から無線リモコンにより操作すると、照明器具1を制御するための無線信号が無線リモコンから送信される。
【0026】
無線信号の電波は、金属板の基台2で遮られるが、スリット状に開口した貫通孔部11から電波放射され、アンテナ8に到達し、アンテナ8は無線リモコンからの無線信号を受信する。
【0027】
アンテナ8により無線信号を受信した無線通信部5は、無線信号を処理することにより、照明器具1を制御すための制御信号を取り出し、制御信号線に接続された電源部3へ送る。
【0028】
電源部3は、受けた制御信号により、光源であるLED素子6を点灯や消灯、調光したりする。
【0029】
以上のように、金属板の基台2に重なる無線通信部5のアンテナ8の部分にスリット状の貫通孔部11を設けた照明器具によれば、無線リモコンから送信された無線信号の電波は、貫通孔部11で電波放射されてアンテナ8に到達するので、アンテナ8は無線リモコンからの無線信号を良好に受信することができる。
【0030】
さらに、貫通孔部11は、アンテナ8とほぼ平行に位置し、長さが無線信号の電波の波長の4分の1以上としているので、アンテナ効果により貫通孔部11に沿って細長く電波放射されて良好にアンテナ8に到達するので、アンテナ8は無線リモコンからの無線信号をより良好に受信することができる。
【0031】
図7は、照明器具にカバー12が付いた場合の短手方向の断面図を示している。カバー12は、ポリカーボネートやアクリルなどの透明または光拡散材を含んだ透光性樹脂で一体成形されている。
【0032】
カバー12は、爪部12aを有し、爪部12aを弾性変形させ広げて、基台2の側面板2aに係合させる。また、カバー12は、基台当接部12bを有し、基台2のLED基板4が設置される面に基台当接部12bは当接して、カバー12は、基台2に固定される。
【0033】
このとき、基台当接部12bを有するカバー12が取り付けられた場合の貫通孔部11は、基台当接部12bの上方に位置するように設けられている。例えば、基台2の短手方向の中心よりも短辺の長さの4分の1以下で基台2の長辺に近い位置に貫通孔部11が設けられている。
【0034】
基台当接部12bを、カバー12の本体部よりも反射率の大きい高反射材料にすることにより、このように、貫通孔部11をカバー12の基台当接部12bの上方に位置するように設けることによって、発光部で発行した光が貫通孔部11から上部へ漏れないようにすることができる。
【0035】
また、無線通信を使用しない照明施工において、無線通信部5を配置しない場合でも、貫通孔部11が基台当接部12bにより塞がれるので、カバー12内へ埃や虫などの侵入を防ぐことができる。
【0036】
なお、ここでは照明器具が長方形の場合を示したが、長方形に限らなくてもよく、円形の場合は、円の中心よりも円周に近い位置に貫通孔部11が設けられれば良い。
【0037】
実施形態2.
図8は、本発明の実施形態2に係る照明器具の一例を示す斜視図である。この照明器具は、天井に埋め込まれて設置される照明器具の例である。
図において、実施形態1と同一または相当部分は同一符号を付してあり、詳細な説明は省略する。
【0038】
20はこの照明器具の本体で、下方に開口している箱体の形状をしている。21は非金属製の箱体の発光ユニットで、この中にLED基板等が配置され、下面は光源のLEDの光が透過するカバーとなっている。発光ユニット21は、本体20の開口部に下方から嵌め込まれて設置される。22は金属板の箱体の電源ユニットで、この中に電源部および無線通信部が配置されている。
【0039】
図9は、電源ユニット22の内部を上方から見た電源部と無線通信部の配置を示す平面図である。金属板で形成された箱体の電源ユニット22の底面に電源部3と無線通信部5が配置されている。
【0040】
無線通信部5は、アンテナ8が配置されている面が下方となるように設置されており、無線通信部5のアンテナ8が重なる電源ユニット22の底面には、スリット状の貫通孔部11が設けられている。電源ユニット22を下方から見た際の貫通孔部11とアンテナ8との位置関係は、
図6と同様である。
【0041】
照明を操作する無線リモコンは、床側に位置するため、貫通孔部11は、床側の面である下面に設けてある。
【0042】
本発明の実施形態2に係る照明器具の動作については、実施形態1と同様であるので、省略する。
【0043】
このように、本発明の実施形態2に係る照明器具1においても、無線リモコンから送信された無線信号の電波は、電源ユニット22の箱体の金属板に設けた貫通孔部11で電波放射されてアンテナ8に到達するので、アンテナ8は無線リモコンからの無線信号を良好に受信することができる。
【0044】
上記の実施形態2では、電源部3と無線通信部5が同一の金属板の箱体内に配置された構成としたが、電源部3と無線通信部5をそれぞれ別の金属板の箱体内に配置する構成でも良い。
【0045】
また、上記の実施形態1および2では、貫通孔部11は、貫通孔が1本の場合を示したが、複数の貫通孔であってもよい。貫通孔が複数ある場合、貫通孔の長手方向に平行に並んでいることが望ましい。貫通孔が複数あることによって、貫通孔にアンテナの位置を合わせる範囲が広くなり、無線通信部5の配置の際、位置決めが容易になる。
【0046】
また、上記の実施形態1および2では、照明器具1が天井に設置される場合について説明したが、壁や柱などに設置される照明器具であってもよい。
この場合、アンテナ8からおおよそ無線リモコンが操作される方向の金属板の面に貫通孔部11を設けることで、アンテナ8は良好に無線リモコンからの無線信号を受信することができる。
【0047】
なお、本発明は、これらの実施形態またはその変形例に限定されるものではない。本
発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施形態またはその変形
例に施したもの、あるいは異なる実施形態またはその変形例における構成要素を組み合
わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0048】
1 照明器具
2 基台
2a 側面板
3 電源部
4 LED基板
5 無線通信部
6 LED素子
7 無線モジュール基板
8 アンテナ
9 シールドケース
10 コネクタ
11 貫通孔部
12 カバー
12a 爪部
12b 基台当接部
20 本体
21 発光ユニット
22 電源ユニット