特許第6278306号(P6278306)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6278306アシスト型の位置ベースの無線スペクトル割り当て
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6278306
(24)【登録日】2018年1月26日
(45)【発行日】2018年2月14日
(54)【発明の名称】アシスト型の位置ベースの無線スペクトル割り当て
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/14 20090101AFI20180205BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20180205BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20180205BHJP
【FI】
   H04W16/14
   H04W64/00 120
   H04W64/00 171
   H04W72/04 132
【請求項の数】14
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2013-558113(P2013-558113)
(86)(22)【出願日】2012年3月13日
(65)【公表番号】特表2014-508483(P2014-508483A)
(43)【公表日】2014年4月3日
(86)【国際出願番号】US2012028918
(87)【国際公開番号】WO2012125631
(87)【国際公開日】20120920
【審査請求日】2015年2月12日
【審判番号】不服2016-15311(P2016-15311/J1)
【審判請求日】2016年10月12日
(31)【優先権主張番号】61/452,475
(32)【優先日】2011年3月14日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/418,934
(32)【優先日】2012年3月13日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502188642
【氏名又は名称】マーベル ワールド トレード リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ランバート、ポール エイ.
(72)【発明者】
【氏名】ビディチャンダニ、サミール
【合議体】
【審判長】 北岡 浩
【審判官】 松永 稔
【審判官】 川口 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−142249(JP,A)
【文献】 特開2009−281800(JP,A)
【文献】 特表2009−501455(JP,A)
【文献】 国際公開第2003/003773(WO,A1)
【文献】 特開2005−223436(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/003084(WO,A1)
【文献】 特表2012−532571(JP,A)
【文献】 特開2001−298780(JP,A)
【文献】 特開2004−125490(JP,A)
【文献】 特開2009−281800(JP,A)
【文献】 Jim Lansford(CSR)、”802.11 WNG Presentation on Location Awareness”、doc:IEEE 802.11−10・1239r02、[online]、2010.11.09アップロード、検索日平成29年9月25日、<URL:https://mentor.ieee.org/802.11/dcn/10/11−10−1239−02−Owng−location−awareness−discussion.ppt>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC H04W4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4, SA WG1-2, CT WG1
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
第1の送受信機と、
周波数割り当て情報で示される周波数帯域で無線通信を行う第2の送受信機と
を備え、
前記第1の送受信機は、
前記装置とは異なる第1のデバイスから、前記第1のデバイスの位置を含む第1のメッセージを受信する受信機と、
前記第1のデバイスの位置、および、前記第1のデバイスの位置に基づいた前記装置に対する前記周波数割り当て情報を求める要求を含む第2のメッセージを、スペクトル割り当てサーバにワイドエリアネットワークを介して前記装置から送信する送信機と
を有し、
前記受信機はさらに、前記装置に対する前記周波数割り当て情報を含む第3のメッセージを前記スペクトル割り当てサーバから受信し、
前記第2の送受信機はさらに、前記装置が移動した旨が示されたことに応じて、前記周波数割り当て情報によって示されている前記周波数帯域での無線通信を中止する装置。
【請求項2】
前記送信機はさらに、前記第1のデバイスの位置を求める要求を含む第4のメッセージを無線送信する請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1のデバイスは、
スマートフォンと、
アクセスポイントと、
コンピュータと
から成る群から選択される
請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記第1のメッセージは、正当性が証明されており、
前記装置はさらに、正当性が証明されている前記第1のメッセージに基づいて前記第1のメッセージの認証を行う認証回路を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記第1のメッセージは暗号化されており、
前記装置はさらに、前記第1のメッセージを復号化する暗号回路を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記受信機はさらに、複数のデバイスから無線信号を受信して、
前記装置はさらに、前記無線信号の受信信号強度を測定する信号強度回路を備え、
前記受信機はさらに、前記無線信号の受信信号強度に応じて、前記第1のデバイスを選択する請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記第1のデバイスは、地理位置情報取得機能を持ち、
前記装置は、地理位置情報取得機能を持たない請求項2からのいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記受信機は、前記第1のメッセージを、前記第1のデバイスからワイヤレスローカルエリアネットワークを介して受信する請求項1からのいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
コンピュータに、
第1のデバイスで、前記第1のデバイスの第1の送受信機が受信した第1のメッセージから第2のデバイスの位置を取得する手順と、
前記第2のデバイスの位置の情報、および、前記第2のデバイスの位置に基づいた前記第1のデバイスに対する周波数割り当て情報を求める要求を含む第2のメッセージを、スペクトル割り当てサーバにワイドエリアネットワークを介して前記第1の送受信機から送信させる手順と、
前記スペクトル割り当てサーバから前記第1の送受信機が受信する第3のメッセージから前記第1のデバイスに対する前記周波数割り当て情報を取得する手順と、
前記周波数割り当て情報が示す周波数帯域で別のデバイスとの無線通信を行うように前記第1のデバイスの第2の送受信機を設定する手順と
を実行させるためのプログラムであって、
前記第1のデバイスは、地理位置情報取得機能を持たず、
前記第2のデバイスは、地理位置情報取得機能を持ち、
前記コンピュータにさらに、前記コンピュータが移動した旨が示されたことに応じて、前記周波数割り当て情報によって示されている前記周波数帯域での前記第2の送受信機による無線通信を中止する手順を実行させるためのプログラム。
【請求項10】
前記コンピュータにさらに、前記第1のデバイスの位置を求める要求を含む第4のメッセージを前記第1のデバイスの前記第1の送受信機から送信させる手順を実行させるための請求項に記載のプログラム。
【請求項11】
前記第1のメッセージは、正当性が証明されており、
前記コンピュータにさらに、正当性が証明されている前記第1のメッセージに基づいて前記第1のメッセージを認証する手順を実行させるための請求項または10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記第1のメッセージは、暗号化されており、
前記コンピュータにさらに、
前記第1のメッセージを復号化する手順を実行させるための
請求項から11のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項13】
前記コンピュータにさらに、複数のデバイスから、前記複数のデバイスが送信した無線信号の受信信号強度に応じて、一の前記デバイスを選択する手順を実行させるための請求項から12のいずれか一項に記載のプログラム。
【請求項14】
装置であって、
第1の送受信機と、
周波数割り当て情報で示される周波数帯域で無線通信を行う第2の送受信機と
を備え、
前記第1の送受信機は、
第1のデバイスから、前記第1のデバイスの位置を含む第1のメッセージを受信する受信機と、
前記第1のデバイスの位置、および、前記第1のデバイスの位置に基づいた前記装置に対する前記周波数割り当て情報を求める要求を含む第2のメッセージを、スペクトル割り当てサーバにワイドエリアネットワークを介して送信する送信機と
を有し、
前記受信機はさらに、前記装置に対する前記周波数割り当て情報を含む第3のメッセージを前記スペクトル割り当てサーバから受信し、
前記第1のデバイスは、地理位置情報取得機能を持ち、
前記装置は、地理位置情報取得機能を持たず、
前記第2の送受信機はさらに、前記装置が移動した旨が示されたことに応じて、前記周波数割り当て情報によって示されている前記周波数帯域での無線通信を中止する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
<関連出願>
本開示は、米国特許出願第13/418,934号(出願日:2012年3月13日)に基づく優先権を主張し、米国仮特許出願第61/452,475号(出願日:2011年3月14日、発明の名称:「無線位置割り当て(Wireless Location Assignment)」)による恩恵を主張する。上記の特許文献の開示内容は全て、参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、以下に記載する米国特許出願に関する。
【0003】
米国仮特許出願第61/444,590号(出願日:2011年2月18日、発明の名称:「動的チャネル割り当て(Dynamic Channel Allocation)」)
【0004】
米国仮特許出願第61/451,310号(出願日:2011年3月10日、発明の名称:「動的チャネル割り当て(Dynamic Channel Allocation)」)
【0005】
米国仮特許出願第61/440,814号(出願日:2011年2月8日、発明の名称:「IEEE802.11af」)
【0006】
米国仮特許出願第61/443,185号(出願日:2011年2月15日、発明の名称:「IEEE802.11af」)
【0007】
米国特許出願第13/369,102号(出願日:2011年2月8日、発明の名称:「WLANチャネル割り当て」)
【0008】
上述の特許出願はいずれの内容もすべて、参照により本願に組み込まれる。
【0009】
本開示は、概して無線通信に関する。本開示は、具体的には、無線通信用の位置ベースのスペクトラム割り当てに関する。
【背景技術】
【0010】
無線スペクトルの割り当ては従来、固定されていた。例えば、政府機関が特定の周波数帯域を特定の都市において特定のTVチャネルに割り当て、他者がこの帯域をその都市で使うことを禁止していた。この固定割り当ては通常、別の割り当てが行われるまで続く。
【0011】
現在、一時的位置ベースの割り当てを利用することで、無線通信用の無線スペクトルが幾つか利用可能となっている。つまり、このスペクトルは、要求元の無線デバイスの位置に基づき、要求に応じて割り当てられる。この種類のスペクトルは、「ホワイトスペース」と呼ばれることが多い。例えば、アナログTV放送からデジタルTV放送への切り替えによって利用可能となったブロードキャストTVチャネルは、「TVホワイトスペース」と呼ばれることが多い。TVホワイトスペースは、提供する帯域幅は、Wi−Fiよりもはるかに大きく、「スマート家電」、および、ホワイトスペースチャネルを介して通信するその他のスマートデバイスをサポートするものと期待されている。例えば、ユーザは、ホワイトスペースチャネルを利用して、TVセット、湯沸かし器等の機器をリモートに監視および制御するとしてよい。
【0012】
図1は、従来のホワイトスペース割り当てプロセスを説明するための図である。図1を参照すると、無線デバイス102は、GPS信号104を用いて自身の位置を決定した後、例えば、インターネット等のワイドエリアネットワーク(WAN)110を介して、スペクトル割り当てサーバ108に対してホワイトスペース割り当て要求106を送信する。要求106は、無線デバイス102の位置を含む。112において、サーバ108は、スペクトル割り当てデータベース114を確認して、無線デバイス102の位置に基づいて、利用可能周波数帯域(本明細書では、「チャネル」とも呼ぶ)を取得する。116において、サーバ108は、無線デバイス102にホワイトスペースチャネルを割り当てる。無線デバイス102は、118において、割り当てたホワイトスペースチャネルを介して、無線通信を行うことができる。
【0013】
図1の従来の位置ベースの無線スペクトル割り当てによると、無線デバイス102は自身の位置を決定する必要がある。テレビホワイトスペースに関するFCC規制では、Mode IIデバイスはこのために、GPS受信機等の地理位置情報取得機能を持つことを義務付けている。しかし、ホワイトスペースを利用し得るデバイス全てが、このような地理位置情報取得機能を持っているわけではない。GPS受信機を、携帯型でないコスト重視の消費者向けデバイスに組み込むのはコストが高くなり過ぎる場合がある。例えば、テレビセットは、据え置き型であり、通常はGPS機能を持たない。GPS受信機をテレビセットに追加すると、ホワイトスペースを利用できるようになるという効果を得るだけだとすれば、コストが高くなり過ぎる。また、テレビセット等の室内デバイスは、GPS衛星から遮断されているので、テレビセットは自身の位置を取得することができない。
【0014】
または、FCC規制では、据え置き型デバイスは、「プロフェッショナルによって設置する」よう求めている。免許を持った設置業者が無線デバイス102の位置を設定する。しかし、この方法はコストが非常に高く、無線デバイスは部屋の移動ですら無理な程、移動が禁止される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0015】
概して、一の側面によると、ある実施形態は、第1の送受信機と、周波数割り当て情報で示される周波数帯域で無線通信を行う第2の送受信機とを備え、第1の送受信機は、第1のデバイスから、第1のデバイスの位置を含む第1のメッセージを受信する受信機と、第1のデバイスの位置、および、第1のデバイスの位置に基づいた周波数割り当て情報を求める要求を含む第2のメッセージを送信する送信機とを有し、受信機はさらに、前記周波数割り当て情報を含む第3のメッセージを受信する装置を特徴とする。
【0016】
概して、一の側面によると、ある実施形態は、コンピュータで実行可能な命令を具現化しているコンピュータ可読媒体を特徴とする。当該命令は、デバイスの第1の送受信機が受信した第1のメッセージからデバイスの位置を取得する手順と、デバイスの位置の情報、および、デバイスの位置に基づいた周波数割り当て情報を求める要求を含む第2のメッセージを、第1の送受信機から送信させる手順と、第1の送受信機が受信する第3のメッセージから周波数割り当て情報を取得する手順と、周波数割り当て情報が示す周波数帯域で無線通信を行うように第2の送受信機を設定する手順とを当該コンピュータに実行させるための命令である。
【0017】
概して、一の側面によると、ある実施形態は、コンピュータで実行可能な命令を具現化しているコンピュータ可読媒体を特徴とする。当該命令は、コンピュータの位置を決定する手順と、コンピュータの位置の情報を含む第1のメッセージを送受信機から無線送信させる手順とを当該コンピュータに実行させるための命令であり、第1のメッセージを送受信機から無線送信させる手順は、コンピュータの位置を求める要求を含む第2のメッセージを送受信機が受信することに応じて、第1のメッセージを送受信機から無線送信させる手順を有する。
【0018】
1以上の実施形態の詳細な内容は、添付図面および以下の説明で説明している。その他の特徴は、説明および図面を参照することで、そして請求項から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本明細書で用いる参照番号の最大桁は、当該参照番号が最初に登場する図面の番号を示している。
図1】従来のホワイトスペース割り当てプロセスを説明するための図である。
図2】ホワイトスペースデバイスがデジタルテレビセットでありアシスタントデバイスがスマートフォンである実施形態を示す図である。
図3】一実施形態に係るDTV204の詳細な内容を示す図である。
図4】一実施形態に係るスマートフォン202の詳細な内容を説明する図である。
図5】一実施形態に係る、図2から図4に図示した実施形態の処理500を示す図である。
図6】アシスタントデバイスがワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)606内のアクセスポイント602である実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本開示の実施形態は、地理位置情報取得機能を持たない無線デバイスについて、アシスト型の位置ベースの無線スペクトル割り当てを提供する。説明の便宜上、このスペクトルは本明細書において「ホワイトスペース」と呼び、ホワイトスペース内でチャネル割り当てを取得して、割り当てられたホワイトスペースチャネルを介して通信を実行する無線デバイスは、「ホワイトスペースデバイス」と呼ぶ。しかし、開示した実施形態は、無線デバイスの位置に基づいて割り当てられた無線スペクトルであればどのような無線スペクトルにも適用される。
【0021】
本明細書で用いる場合、「サーバ」という用語は概して、電子デバイスまたは電子機構を意味し、「メッセージ」、「要求」、「応答」等の用語は概して、デジタルメッセージを表す電子信号を意味する。本明細書で用いる場合、「機構」という用語は、ハードウェア、ソフトウェアまたはこれらの任意の組み合わせを意味する。これらの用語は、以下の説明を簡単にするために用いられている。本明細書で説明するサーバおよび機構は、任意の標準的な汎用コンピュータで実現することができるか、または、特化したデバイスとして実現することもできる。さらに、一部の実施形態はクライアント−サーバ方式に基づいて説明しているが、他の実施形態では、ピア・ツー・ピア方式等、他の方式を利用する。
【0022】
開示した実施形態では、地理位置情報取得機能を持つ1以上の「アシスタント」デバイスが、ホワイトスペースデバイスに対して位置情報を供給する。そして、ホワイトスペースデバイスは、この位置情報を用いてホワイトスペースチャネル割り当てを取得する。ホワイトスペースデバイスにホワイトスペースチャネルが割り当てられると、ホワイトスペースデバイスは当該チャネルを介して無線通信を実行できるようになる。
【0023】
図2は、ホワイトスペースデバイスがデジタルテレビセットでありアシスタントデバイスがスマートフォンである実施形態を示す図である。説明している実施形態では図2の構成要素はある構成を持つものとして図示されているが、他の実施形態では他の構成を持つとしてもよい。例えば、図2の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせで実現されるとしてよい。
【0024】
図2を参照すると、デジタルテレビセット(DTV)204は地理位置情報取得機能を持たないが、ホワイトスペースチャネルを介して、他の近隣のホワイトスペースデバイス270と無線通信を実行する機能は持つ。スマートフォン202は、例えば、GPS信号104を利用する地理位置情報取得機能を持つ。スマートフォン202は、例えば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)206を用いて、自身の位置をDTV204に通信するとしてよい。DTV204は、位置を取得すると、FCC Mode IIデバイスとして機能することができる。つまり、DTV204は、図1を参照しつつ上述した方法のように従来の方法に応じて、ワイドエリアネットワーク(WAN)110を介して、スペクトル割り当てサーバ108およびスペクトル割り当てデータベース114から、ホワイトスペースチャネル割り当てを取得することができる。
【0025】
図3は、一実施形態に係るDTV204の詳細な内容を示す図である。説明した実施形態では図3の構成要素はある構成を持つものとして図示されているが、他の実施形態では他の構成を持つとしてもよい。例えば、図3の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせで実現され得る。
【0026】
DTV204は、送受信機306、動き検出部308、認証回路310、暗号回路312、および、信号強度回路316を備える。認証回路310および暗号回路312は、別箇の回路として実現することもできるし、または、1以上のプロセッサとして実現することも可能である。信号強度回路316は、送受信機306の一部として実現され得る。DTV204はさらに、他の回路およびモジュール318、例えば、デジタルテレビ受信機、ディスプレイ、スピーカ、リモートコントロールインターフェース、プロセッサ等を備える。
【0027】
送受信機306は、インターネットプロトコル通信等の無線ネットワーク通信および/または有線ネットワーク通信をサポートするネットワーク送受信機320と、ホワイトスペースチャネルを介した無線通信をサポートするホワイトスペース送受信機322とを有する。ネットワーク送受信機320は、ネットワーク送信機324およびネットワーク受信機326を含む。ホワイトスペース送受信機322は、ホワイトスペース送信機330およびホワイトスペース受信機332を含む。送受信機320および322は、まとめて実現することもできるし、別箇に実現することもできるし、または、1以上の回路を共有しつつ実現することもできる。
【0028】
図4は、一実施形態に係るスマートフォン202の詳細な内容を説明する図である。説明した実施形態では図4の構成要素はある構成を持つものとして図示されているが、他の実施形態では他の構成を持つとしてもよい。例えば、図4の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせで実現され得る。
【0029】
スマートフォン202は、受信したGPS信号438に基づく地理位置情報取得機能を持つGPS受信機440を備える。スマートフォン202はさらに、無線ネットワーク通信用のWi−Fi送受信機442を備える。Wi−Fi送受信機442は、Wi−Fi送信機444およびWi−Fi受信機446を有する。スマートフォン202はさらに、加速度計448、証明回路450、および、暗号回路452を備える。証明回路450および暗号回路452は、別箇の回路として実現することもできるし、または、1以上のプロセッサとして実現することもできる。スマートフォン202はさらに、無線電話網を介して通信を行う無線電話送受信機、ディスプレイ、スピーカ、制御インターフェース、プロセッサ等、他の回路およびモジュール454を備える。
【0030】
図5は、一実施形態に係る、図2から図4に図示した実施形態の処理500を示す図である。説明した実施形態では処理500の構成要素はある構成を持つものとして図示されているが、他の実施形態では他の構成を持つとしてもよい。例えば、さまざまな実施形態では、処理500の構成要素の一部または全ては、順序を変えて、同時に、等の方法で実行することができる。また、処理500の一部の構成要素は実行されない場合があり、直前の構成要素の直後に実施されない場合がある。
【0031】
一般的に、処理500は、502においてスマートフォン202が自身の位置を取得することから開始される。図2の実施形態では、スマートフォン202は、スマートフォン202が受信したGPS信号104に基づき、スマートフォン202の位置を決定するGPS受信機440を備える。GPS位置決め方式を利用するためには、信号104が遮断されたり、または、減衰が過剰になったりすることは避けなければならない。これは、一般的に、位置の決定は、DTV204が設けられている建物の外部で行う必要があることを意味する。建物が小さい場合は、スマートフォン202の位置とDTV204の位置との差異は、ホワイトスペースチャネル割り当てを取得する目的のためには重要でないとしてよい。しかし、他の場合には、例えば、DTV204が大きな建物の内部の奥に位置している場合には、位置の差異を考慮しなければならない場合もある。このような場合、スマートフォン202は、スマートフォン202の事前に決定した位置と、DTV204の位置との間の距離および方向を測定するべく、加速度計448等を備えるとしてよい。この情報から、スマートフォン202はDTV204の位置を良好に推定することができる。
【0032】
スマートフォン202はこの後、位置情報をDTV204に供給する。図5の実施形態では、このプロセスは、DTV204からの要求によって開始される。しかし、他の方法を利用することもできる。一部の実施形態によると、スマートフォン202は、位置情報をDTV204に供給するアプリケーションを実行する。例えば、当該アプリケーションはDTV204の製造者によって供給され得る。
【0033】
図5を再度参照すると、504において、スマートフォン202は、DTV204の位置を要求するDTV204からのメッセージを受信する。図2の実施形態によると、この要求は、Wi−Fiによって、DTV204のネットワーク送信機324から、スマートフォン202のWi−Fi受信機446に送信される。しかし、他の通信方法も利用できる。
【0034】
この要求に応じて、スマートフォン202は、510において、位置情報を含むメッセージをDTV204に送信する。説明した実施形態では、位置情報はスマートフォン202の緯度および経度を含む。しかし、位置情報は他の形式で用意することもでき、高度等の他のパラメータを含むとしてもよい。
【0035】
ホワイトスペースチャネル割り当てを取得する際に不正行為を防止するべく、当該メッセージは暗号化するとしてよい。このため、506において、スマートフォン202の証明回路450は、送信前に当該メッセージの正当性を証明する。つまり、証明回路450は、スマートフォン202またはスマートフォン202のユーザの識別情報の証拠を提供する。例えば、証明回路450はデジタル的にメッセージに署名する。しかし、他の証明方法を代わりに用いることもできる。別のセキュリティ対策として、スマートフォン202の暗号回路452は、508において、送信前にメッセージを暗号化する。さまざまな実施形態では、対称鍵暗号化、非対称鍵暗号化等を利用することができる。
【0036】
位置情報を含むメッセージは、510において、Wi−Fiによって、スマートフォン202のWi−Fi送信機444から、DTV204のネットワーク受信機326へと送信される。しかし、他の通信方法も利用することができる。DTV204の暗号回路312は、512において、メッセージを復号化する。DTV204の認証回路310は、514において、メッセージの正当性を認証する。例えば、認証回路310は、当該メッセージに署名するために用いられたデジタル署名の正当性を確認する。この時点において、DTV204は、スマートフォン202用の位置情報を持つ。
【0037】
場合によっては、DTV204は、510において、複数のデバイスから応答を受信する。例えば、複数のスマートフォン202がDTV204のWi−Fi範囲内にある場合、スマートフォン202のうち2以上が応答する場合がある。一部の実施形態によると、DTV204は、スマートフォン202のうち1つを選択して、最も正確な位置推定情報を取得する。このような一実施形態によると、DTV204は、最も強度の高い信号を選択するべく信号強度回路316を利用する。最も強度の高い信号は、最も近いスマートフォン202からの信号であるはずである。DTV204はこの後、選択された信号で供給される位置情報を得る。他の実施形態では、DTV204は、2つ以上のスマートフォン202からの位置情報を組み合わせて、DTV204の位置推定情報を取得する。
【0038】
DTV204はこの後、516において、周波数割り当て情報要求を、スペクトル割り当てサーバ108に送信する。当該要求は、スマートフォン202の位置を含む。具体的には、DTV204のネットワーク送信機324は、ネットワーク110を介してスペクトル割り当てサーバ108に当該要求を送信する。
【0039】
518において、スペクトル割り当てサーバ108は、スマートフォン202の位置に基づき、スペクトル割り当てデータベース114を検索することによって、ホワイトスペースチャネルを選択する。例えば、スペクトル割り当てデータベース114は、スマートフォン202の位置における現在の周波数割り当て情報を列挙し、スペクトル割り当てサーバ108が、当該位置について現在割り当てられていないチャネルを選択する。
【0040】
520において、スペクトル割り当てサーバ108は、メッセージをDTV204に送信する。DTV204のネットワーク受信機326は、メッセージを受信する。メッセージは、スペクトル割り当てサーバ108によってDTV204に割り当てられたホワイトスペースチャネルを示す。一部の実施形態によると、さらにセキュリティを高めるべく、DTV204とスペクトル割り当てサーバ108との間の通信は、正当性が証明/認証されており、および/または、暗号化されている。
【0041】
522において、DTV204は、ホワイトスペース送受信機322を、スペクトル割り当てサーバ108がDTV204に割り当てたホワイトスペースチャネルを利用するように設定する。524において、ホワイトスペース送受信機322は、スペクトル割り当てサーバ108によってDTV204に割り当てられたホワイトスペースチャネルを介して、無線ホワイトスペース信号118を利用して、他のホワイトスペースデバイス270と無線通信を行う。
【0042】
ホワイトスペースチャネル割り当ては、スペクトル割り当て要求においてDTV204が提供する位置についてのみ、有効である。このため、DTV204がこの位置から移動すると、このホワイトスペースチャネルを介して通信することはできなくなる。この規制を強化するべく、図4の実施形態では、DTV204は、動き検出部308を備える。526において、動き検出部308は、DTV204が移動したことを示す。528において、動きを検出したことに応じて、ホワイトスペース受信機332およびホワイトスペース送信機330を含むホワイトスペース送受信機322は、割り当てられたホワイトスペースチャネルで行う無線通信を中止する。動き検出部308がDTV204は再度停止状態になったことを示すと、処理500は再度開始されて、DTV204について新しいホワイトスペースチャネル割り当てを取得する。DTV204はさらに、動きが検出されている期間の長さを考慮するとしてよい。例えば、人がDTV204にぶつかったり、または、DTV204を別の部屋へ移動させたりすると、この動きは長期間にわたって続くことはないので、ホワイトスペースチャネル割り当て処理500を再度トリガするべきではない。
【0043】
図2の実施形態では、アシスタントデバイスはスマートフォン202である。他の実施形態によると、他の種類のデバイスは、位置情報をホワイトスペースデバイスに供給するアシスタントデバイスとして動作する。図6は、アシスタントデバイスがワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)606内のアクセスポイント602である実施形態を示す。説明した実施形態では図6の構成要素はある構成を持つものとして図示されているが、他の実施形態では他の構成を持つとしてもよい。例えば、図6の構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせで実現され得る。
【0044】
アクセスポイントの602は、アクセスポイントの位置のリストを持つアクセスポイントデータベース614から自身の位置を取得することができる。このようなアクセスポイントデータベース614は、例えば、インターネットサービスプロバイダによって、編集されており現在利用されている。アクセスポイント602はこの後、位置情報を、DTV204等の近隣のホワイトスペースデバイスに供給することができる。アクセスポイント602に代えて、または、アクセスポイント602と共に、コンピュータ612がこの機能を実行することもできる。
【0045】
図2の実施形態では、ホワイトスペースデバイスはDTV204である。しかし、ホワイトスペースデバイスは、ホワイトスペース通信を実行可能な任意の種類のデバイスであってよいものと認められたい。このようなデバイスは、他の電子デバイス、家電製品、サーモスタット、自動車等を含むとしてよい。
【0046】
図2の実施形態では、スマートフォン202は、GPS信号を用いてその位置を決定する。しかし、アシスタントデバイスは、任意の方法を用いて、自身の位置を決定するとしてよい。例えば、他の衛星位置決めシステムが計画されている。このような衛星システムに代えて、または、このような衛星システムと共に、地上波送信機を利用することができる。
【0047】
本開示のさまざまな実施形態は、デジタル電子回路で、または、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、または、これらの組み合わせで実現され得る。本開示の実施形態は、プログラマブルプロセッサによって実行可能とするべく、コンピュータ可読格納デバイスで有形に具現化されているコンピュータプログラム製品で実現され得る。本明細書で説明した処理は、入力データに演算を実行して出力を生成することによって機能を実行するための複数の命令から成るプログラムを実行するプログラマブルプロセッサによって実行可能である。本開示の実施形態は、データ格納システムとの間でデータおよび命令を送受信するべく接続されている少なくとも1つのプログラマブルプロセッサと、少なくとも1つの入力デバイスと、少なくとも1つの出力デバイスとを備えるプログラマブルシステムで実行可能な1以上のコンピュータプログラムで実現され得る。各コンピュータプログラムは、高級プロシージャプログラミング言語またはオブジェクト指向型プログラミング言語で、または、所望されればアセンブリ言語または機械言語で、実現されるとしてよい。いずれの場合でも、言語はコンパイラ型言語またはインタプリタ型言語であってよい。適切なプロセッサは、一例として挙げると、汎用マイクロプロセッサおよび特定用途向けマイクロプロセッサの両方を含む。一般的には、プロセッサは、リードオンリーメモリおよび/またはランダムアクセスメモリから命令およびデータを受信する。一般的には、コンピュータは、データファイルを格納する1以上の大容量ストレージデバイスを含む。このようなデバイスは、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクおよび取り外し可能なディスク、光磁気ディスク、光ディスク、および、ソリッドステートディスクを含む。コンピュータプログラムの命令およびデータを有形に具現化するのに適した格納デバイスは、全ての形態の不揮発性メモリを含む。例を挙げると、EPROM、EEPROMおよびフラッシュメモリデバイス等の半導体メモリデバイス、内部ハードディスクおよび取り外し可能なディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスクおよびCD−ROMディスクがある。上記したものはいずれも、特定用途向け集積回路(ASIC)で補完されるとしてもよいし、または、ASICに組み込まれるとしてもよい。
【0048】
複数の実施形態を説明した。しかし、本開示の範囲から逸脱することなくさまざまな変形例が可能であるとしてよい。したがって、他の実施形態は以下に記載する請求項の範囲に含まれる。
[項目1]
第1の送受信機と、
周波数割り当て情報で示される周波数帯域で無線通信を行う第2の送受信機と
を備え、
前記第1の送受信機は、
第1のデバイスから、前記第1のデバイスの位置を含む第1のメッセージを受信する受信機と、
前記第1のデバイスの位置、および、前記第1のデバイスの位置に基づいた前記周波数割り当て情報を求める要求を含む第2のメッセージを送信する送信機と
を有し、
前記受信機はさらに、前記周波数割り当て情報を含む第3のメッセージを受信する装置。
[項目2]
前記送信機はさらに、前記第1のデバイスの位置を求める要求を含む第4のメッセージを無線送信する項目1に記載の装置。
[項目3]
項目1に記載の装置を備える第2のデバイス。
[項目4]
前記第2のデバイスは、
スマートフォンと、
アクセスポイントと、
コンピュータと
から成る群から選択される
項目3に記載の第2のデバイス。
[項目5]
前記第1のメッセージは、正当性が証明されており、
前記装置はさらに、正当性が証明されている前記第1のメッセージに基づいて前記第1のメッセージの認証を行う認証回路を備える項目1または2に記載の装置。
[項目6]
前記第1のメッセージは暗号化されており、
前記装置はさらに、前記第1のメッセージを復号化する暗号回路を備える項目1、2、または5に記載の装置。
[項目7]
動き検出部をさらに備え、
前記第2の送受信機はさらに、前記装置が移動した旨を前記動き検出部が示すことに応じて、前記周波数割り当て情報によって示されている前記周波数帯域での無線通信を中止する項目1、2、5および6に記載の装置。
[項目8]
前記受信機はさらに、複数のデバイスから無線信号を受信して、
前記装置はさらに、前記無線信号の受信信号強度を測定する信号強度回路を備え、
前記受信機はさらに、前記無線信号の受信信号強度に応じて、前記第1のデバイスを選択する項目1、2、5、6および7に記載の装置。
[項目9]
コンピュータに、
デバイスの第1の送受信機が受信した第1のメッセージから前記デバイスの位置を取得する手順と、
前記デバイスの位置の情報、および、前記デバイスの位置に基づいた周波数割り当て情報を求める要求を含む第2のメッセージを、前記第1の送受信機から送信させる手順と、
前記第1の送受信機が受信する第3のメッセージから前記周波数割り当て情報を取得する手順と、
前記周波数割り当て情報が示す周波数帯域で無線通信を行うように第2の送受信機を設定する手順と
を実行させるためのプログラム。
[項目10]
前記コンピュータにさらに、前記デバイスの位置を求める要求を含む第4のメッセージを前記第1の送受信機から送信させる手順を実行させるための項目9に記載のプログラム。
[項目11]
前記第1のメッセージは、正当性が証明されており、
前記コンピュータにさらに、正当性が証明されている前記第1のメッセージに基づいて前記第1のメッセージを認証する手順を実行させるための項目9または10に記載のプログラム。
[項目12]
前記第1のメッセージは、暗号化されており、
前記コンピュータにさらに、
前記第1のメッセージを復号化する手順を実行させるための
項目9から11のいずれか一項に記載のプログラム。
[項目13]
前記コンピュータにさらに、前記コンピュータが移動した旨を動き検出部が示すことに応じて、前記周波数割り当て情報によって示されている前記周波数帯域での前記第2の送受信機による無線通信を中止する手順を実行させるための項目9から12のいずれか一項に記載のプログラム。
[項目14]
前記コンピュータにさらに、複数のデバイスから、前記複数のデバイスが送信した無線信号の受信信号強度に応じて、一の前記デバイスを選択する手順を実行させるための項目9から13のいずれか一項に記載のプログラム。
[項目15]
コンピュータに、
前記コンピュータの位置を決定する手順と、
前記コンピュータの位置の情報を含む第1のメッセージを送受信機から無線送信させる手順と
を実行させ、
前記第1のメッセージを前記送受信機から無線送信させる手順は、前記コンピュータの位置を求める要求を含む第2のメッセージを前記送受信機が受信することに応じて、前記第1のメッセージを前記送受信機から無線送信させる手順を有するプログラム。
[項目16]
前記コンピュータにさらに、前記第1のメッセージを前記送受信機から無線送信させる手順の前に、前記第1のメッセージの正当性を証明する手順を実行させるための項目15に記載のプログラム。
[項目17]
前記コンピュータにさらに、前記第1のメッセージを前記送受信機から無線送信させる手順の前に、前記第1のメッセージを暗号化する手順を実行させるための項目15または16に記載のプログラム。
[項目18]
前記コンピュータの位置を決定する手順は、前記送受信機が受信したグローバルポジショニングシステム(GPS)信号に基づいて前記コンピュータの位置を決定する手順を有する項目15から17のいずれか一項に記載のプログラム。
[項目19]
前記コンピュータの位置を決定する手順は、加速度計が供給する信号、および、前記コンピュータの既に決定された位置に基づいて、前記コンピュータの位置を決定する手順を含む項目15から18のいずれか一項に記載のプログラム。
図1
図2
図3
図4
図5
図6