特許第6279105号(P6279105)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6279105
(24)【登録日】2018年1月26日
(45)【発行日】2018年2月14日
(54)【発明の名称】色彩調整方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 9/69 20060101AFI20180205BHJP
   G09G 3/36 20060101ALI20180205BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20180205BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20180205BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20180205BHJP
   G02F 1/1335 20060101ALI20180205BHJP
   G02F 1/13 20060101ALI20180205BHJP
【FI】
   H04N9/69
   G09G3/36
   G09G3/20 641Q
   G09G3/20 642J
   G09G3/20 650M
   G09G3/20 680H
   G09F9/00 307B
   G02F1/133 580
   G02F1/1335 500
   G02F1/13 101
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-568106(P2016-568106)
(86)(22)【出願日】2015年10月30日
(65)【公表番号】特表2017-511085(P2017-511085A)
(43)【公表日】2017年4月13日
(86)【国際出願番号】CN2015093413
(87)【国際公開番号】WO2016110148
(87)【国際公開日】20160714
【審査請求日】2016年2月22日
(31)【優先権主張番号】201510004915.4
(32)【優先日】2015年1月5日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201510017054.3
(32)【優先日】2015年1月13日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100100158
【弁理士】
【氏名又は名称】鮫島 睦
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】劉 安▲ゆぃ▼
(72)【発明者】
【氏名】紀 傳舜
(72)【発明者】
【氏名】李 国盛
【審査官】 大室 秀明
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/208254(WO,A1)
【文献】 国際公開第2014/203769(WO,A1)
【文献】 特開2010−130562(JP,A)
【文献】 国際公開第2014/002324(WO,A1)
【文献】 特開2008−083439(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/13
G02F 1/133
G02F 1/1335
G02F 1/13363
G02F 1/137−1/141
G09F 9/00
G09G 3/00−3/08
G09G 3/12
G09G 3/16−3/26
G09G 3/30
G09G 3/34−3/38
H04N 9/44−9/78
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素における現在の色域モードを取得するステップと、
予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するために、前記画素における現在の色域モードを前記予め設定された色域モードに変換するステップと、
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分に対して弱化制御を行うステップと、を備え
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するために、前記画素における前記現在の色域モードを前記予め設定された色域モードに変換する前記ステップは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するために、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分に対して非リニア補正を行うステップを含み、
前記予め設定された式は、
lBが第1設定値よりも大きければ、CsB=(1+a)・ClB1/x;および
lBが前記第1設定値以下であれば、CsB=b・ClB;を含み、
ここで、ClBは、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦ClB≦1であって;
sBは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦CsB≦1であって;
aは第1設定非リニア補正値であり、bは第2設定非リニア補正値であり;
xは、前記非リニア補正における第1ガンマ値であり、
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分に対して弱化制御を行う前記ステップは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分CsBが、前記第1設定値よりも大きければ、前記第1設定非リニア補正値aを略ゼロとし、前記式CsB=(1+a)・ClB1/xにしたがってCsBの再補正を行うステップを含む、色彩調整方法。
【請求項2】
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分を取得するために、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分のそれぞれに対して非リニア補正を行うステップをさらに含み、
前記予め設定された式は、
lRGが前記第1設定値よりも大きければ、CsRG=(1+a’)・ClRG1/y;および
lRGが前記第1設定値以下であれば、CsRG=b’・ClRG;を含み、
ここで、ClRGは、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦ClRG≦1であって;
sRGは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦CsRG≦1であって;
a’は第3設定非リニア補正値であり、b’は第4設定非リニア補正値であり;
yは、前記非リニア補正における第2ガンマ値であり、y<xである、請求項に記載の色彩調整方法。
【請求項3】
前記画素における3原色に対するマッピングパラメータを取得するステップと、
前記マッピングパラメータにしたがって、前記画素の前記3原色を新たな3原色にマッピングするステップと、
前記新たな3原色によって画像を画面に表示するステップと、を含む、請求項1または請求項2に記載の色彩調整方法。
【請求項4】
画素における現在の色域モードを取得する第1取得モジュールと、
予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するように、前記画素における前記現在の色域モードを前記予め設定された色域モードに変換する変換モジュールと、
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分に対して弱化制御を行う制御モジュールと、を備え
前記変換モジュールは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するように、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分に対して非リニア補正を行う第1補正サブモジュールを備え、
前記予め設定された式は、
lBが第1設定値よりも大きければ、CsB=(1+a)・ClB1/x;および
lBが前記第1設定値以下であれば、CsB=b・ClB;を含み、
ここで、ClBは、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦ClB≦1であって;
sBは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦CsB≦1であって;
aは第1設定非リニア補正値であり、bは第2設定非リニア補正値であり;
xは、前記非リニア補正における第1ガンマ値であり、
前記制御モジュールは、前記予め設定された色域モードにおいて前記画素の青色成分CsBが、前記第1設定値よりも大きければ、前記第1設定非リニア補正値aを略ゼロとすし、前記式CsB=(1+a)・ClB1/xにしたがってCsBの再補正を行う、色彩調整装置。
【請求項5】
前記変換モジュールは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分を取得するように、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分のそれぞれに対して非リニア補正を行う第2補正サブモジュールを備え、
前記予め設定された式は、
lRGが前記第1設定値よりも大きければ、CsRG=(1+a’)・ClRG1/y;および
lRGが前記第1設定値以下であれば、CsRG=b’・ClRG;を含み、
ここで、ClRGは、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦ClRG≦1であって;
sRGは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦CsRG≦1であって;
a’は第3設定非リニア補正値であり、b’は第4設定非リニア補正値であり;
yは、前記非リニア補正における第2ガンマ値であり、y<xである、請求項に記載の色彩調整装置。
【請求項6】
前記画素の3原色に対するマッピングパラメータを取得する第2取得モジュールと、
前記マッピングパラメータにしたがって、前記画素における現在の3原色を新たな3原色にマッピングするマッピングモジュールと、
前記新たな3原色によって画像を画面に表示する表示モジュールと、を備える、請求項4または請求項5に記載の色彩調整装置。
【請求項7】
コンピュータ上で実行された際に、請求項1からのいずれか1つに記載の色彩調整方法を前記コンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項8】
請求項に記載のコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2015年1月13日に中華人民共和国国家知識産権局に出願された中国特許出願:出願番号201510017054.3、および2015年1月5日に中華人民共和国国家知識産権局に出願された中国特許出願:出願番号201510004915.4に基づいて優先権を主張するものであり、その中国特許出願の全内容が参照により本願明細書に援用される。
【0002】
本開示は、光技術に関し、より具体的には、色彩調整方法、色彩調整装置、および液晶ディスプレイに関する。
【背景技術】
【0003】
液晶ディスプレイは、2枚の平行板の間に液晶材料を充填し、電圧をかけることによって液晶材料中の分子の並び方を変えることによって画像を表示する。これによって、シェーディングと伝送とが行われ、様々な色調でアレンジされた画像を表示できる。スクリーンの光源は、LED(発光ダイオード)チューブから発せられた白色光である。白色光は、様々な波長を有する可視光線により構成される。可視光線(人の眼の共通機能によるものであり、380−780nm)は、電子波で満たされた空間内で人の眼によって感知することができるほんのわずかの電磁スペクトルである。長時間液晶ディスプレイを見続けていると、人の眼には疲れやダメージが生じ、特に青色光または紫外線によって生じやすい。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、色彩調整方法、色彩調整装置、および液晶ディスプレイを提供する。
【0005】
本開示の第1態様によれば、
画素における現在の色域モードを取得するステップと、
予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するために、前記画素における現在の色域モードを前記予め設定された色域モードに変換するステップと、
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分に対して弱化制御を行うステップと、を備える、色彩調整方法を提供する。
【0006】
また、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するために、前記画素における前記現在の色域モードを前記予め設定された色域モードに変換する前記ステップは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するために、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分に対して非リニア補正を行うステップを含み、
前記予め設定された式は、
lBが第1設定値よりも大きければ、CsB=(1+a)・ClB1/x;および
lBが前記第1設定値以下であれば、CsB=b・ClB;を含み、
ここで、ClBは、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦ClB≦1であって;
sBは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦CsB≦1であって;
aは第1設定非リニア補正値であり、bは第2設定非リニア補正値であり;
xは、前記非リニア補正における第1ガンマ値である、としてもよい。
【0007】
また、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分に対して弱化制御を行う前記ステップは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分CsBが、前記第1設定値よりも大きければ、前記第1設定非リニア補正値aを略ゼロとするステップを含んでもよい。
【0008】
また、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分を取得するために、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分のそれぞれに対して非リニア補正を行うステップをさらに含み、
前記予め設定された式は、
lRGが前記第1設定値よりも大きければ、CsRG=(1+a’)・ClRG1/y;および
lRGが前記第1設定値以下であれば、CsRG=b’・ClRG;を含み、
ここで、ClRGは、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦ClRG≦1であって;
sRGは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦CsRG≦1であって;
a’は第3設定非リニア補正値であり、b’は第4設定非リニア補正値であり;
yは、前記非リニア補正における第2ガンマ値であり、y<xである、としてもよい。
【0009】
また、前記画素における3原色に対するマッピングパラメータを取得するステップと、
前記マッピングパラメータにしたがって、前記画素の前記3原色を新たな3原色にマッピングするステップと、
前記新たな3原色によって画像を画面に表示するステップと、を含んでもよい。
【0010】
本開示の第2態様によれば、
画素における現在の色域モードを取得する第1取得モジュールと、
予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するように、前記画素における前記現在の色域モードを前記予め設定された色域モードに変換する変換モジュールと、
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分に対して弱化制御を行う制御モジュールと、を備える、色彩調整装置を提供する。
【0011】
また、前記変換モジュールは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するように、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分に対して非リニア補正を行う第1補正サブモジュールを備え、
前記予め設定された式は、
lBが第1設定値よりも大きければ、CsB=(1+a)・ClB1/x;および
lBが前記第1設定値以下であれば、CsB=b・ClB;を含み、
ここで、ClBは、前記現在の色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦ClB≦1であって;
sBは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分であり、0≦CsB≦1であって;
aは第1設定非リニア補正値であり、bは第2設定非リニア補正値であり;
xは、前記非リニア補正における第1ガンマ値である、としてもよい。
【0012】
また、前記制御モジュールは、前記予め設定された色域モードにおいて前記画素の青色成分CsBが、前記第1設定値よりも大きければ、前記第1設定非リニア補正値aを略ゼロとする、ようにしてもよい。
【0013】
また、前記変換モジュールは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分を取得するように、予め設定された式にしたがって、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分および緑色成分のそれぞれに対して非リニア補正を行う第2補正サブモジュールを備え、
前記予め設定された式は、
lRGが前記第1設定値よりも大きければ、CsRG=(1+a’)・ClRG1/y;および
lRGが前記第1設定値以下であれば、CsRG=b’・ClRG;を含み、
ここで、ClRGは、前記現在の色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦ClRG≦1であって;
sRGは、前記予め設定された色域モードにおける前記画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦CsRG≦1であって;
a’は第3設定非リニア補正値であり、b’は第4設定非リニア補正値であり;
yは、前記非リニア補正における第2ガンマ値であり、y<xである、としてもよい。
【0014】
また、前記画素の3原色に対するマッピングパラメータを取得する第2取得モジュールと、
前記マッピングパラメータにしたがって、前記画素における現在の3原色を新たな3原色にマッピングするマッピングモジュールと、
前記新たな3原色によって画像を画面に表示する表示モジュールと、を備える、ようにしてもよい。
【0015】
本開示の第3態様によれば、
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行可能な指令を記憶するメモリと、を備え、
前記プロセッサは、
画素における現在の色域モードを取得するステップと、
予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分を取得するように、前記画素における前記現在の色域モードを前記予め設定された色域モードに変換するステップと、
前記予め設定された色域モードにおける前記画素の青色成分に対して弱化制御を行うステップと、を実行する、色彩調整装置を提供する。
【0016】
本開示の第4態様によれば、
背面光源上に配置された下偏光板と、
前記下偏光板上に配置され、紫外線を取り除くまたは画素の青色成分を取り除くように構成され、あるいは、紫外線および画素の青色成分を取り除くように構成された光学フィルタと、
前記光学フィルタ上に配置された液晶層と、
前記液晶層上に配置された上偏光板と、を備える、液晶ディスプレイを提供する。
【0017】
また、前記光学フィルタと前記下偏光板とが統合されている、ようにしてもよい。
【0018】
本開示の技術的解決手段によれば、以下のような有利な効果を奏する。カラーマネジメントプロセスにおいて青色成分の制御が別に行われるため、青色成分の弱化を実現でき、画面ユーザの視力を保護できる。液晶ディスプレイに光学フィルタを追加することにより、追加的な電力消費およびさらなる構成を伴うことなく、紫外線および/または青色光を取り除くことができる。
【0019】
上述した一般的な記述と以降の詳細な記載とは例示的なものであって、説明のためだけのものであり、これらの記載は本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
添付の図面は、本明細書に取り込まれて本明細書の一部を構成し、記載とともに本開示に一致する態様を示し、本開示の原理を説明するのに役立つものである。
図1】例示的な実施の形態にかかる液晶ディスプレイの模式図
図2】例示的な実施の形態にかかる色彩調整方法を示すフローチャート
図3】例示的な実施の形態にかかるガンマ補正曲線を示すグラフ
図4】別の例示的な実施の形態にかかる色彩調整方法を示すフローチャート
図5】例示的な実施の形態にかかる色彩調整装置のブロック図
図6】例示的な実施の形態にかかる変換モジュールのブロック図
図7】別の例示的な実施の形態にかかる変換モジュールのブロック図
図8】別の例示的な実施の形態にかかる色彩調整装置のブロック図
図9】例示的な実施の形態にかかる色彩調整のためのデバイスのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下の記載および図面を参照すれば、本開示における実施の形態の態様および他の態様が明らかになる。これらの記載および図面において、本開示の実施の形態におけるいくつかの具体的なアプローチが提供されている。これらにより、本開示の実施の形態の原理を実行するいくつかの方法が示される。しかしながら、本開示の実施の形態は、それらによって限定されるものではない。代わりに、本開示の実施の形態は、特許請求の範囲に記載される本開示の精神および範囲内のすべての変形、修正および等価物を含むものである。
【0022】
青色光の波長は可視波長に属し、RGB色域における青色成分のチャンネルである。この波長の光の制御を行うことによって、視覚的体験に影響を及ぼすであろう。紫外線は不可視光線に属し、取り除いたとしても、表示効果には影響を与えないであろう。本開示においては、紫外線の強度および青色光の強度を減少させるように液晶ディスプレイの構造が改良され、これにより視力を保護するものである。
【0023】
液晶ディスプレイの典型的な構造において、最下層が背面光源であり、2つの偏光層の間に液晶層が位置している。0から90度の曲げ効果が得られるように、液晶分子は電圧により制御されて、これにより、様々な光透過率を実現している。
【0024】
紫外線は表示効果に影響しないため、紫外線光学フィルタを直接構造設計に追加して、紫外線を取り除くようにしてもよい。
【0025】
図1は、例示的な実施の形態にかかる液晶ディスプレイの模式図である。図1に示すように、液晶ディスプレイ10は、下偏光板12、液晶層13、および上偏光板14を背面光源11上に備える。液晶層13は下偏光板12と上偏光板14との間に位置している。液晶ディスプレイ10は、液晶層13と下偏光板12との間に位置する光学フィルタ15をさらに備える。
【0026】
光学フィルタ15は、紫外線を取り除く、または画素の青色成分を取り除くように構成されている。あるいは、光学フィルタ15は、紫外線および画素の青色成分を取り除くように構成されている。
【0027】
本開示において、紫外線および/または画素の青色成分は、光学フィルタを用いることにより弱めることができる。したがって、物理的実現によって追加的な電力消費を避けることができる。
【0028】
あるいは、光学フィルタ15と下偏光板14が統合されてもよい。新たな層を追加すると、液晶ディスプレイの厚みが増す。しかしながら、製造工程を改善することにより、偏光機能と紫外線除去機能とを1つの偏光層にて実現できる。
【0029】
本開示においては、色変換によっても画素の青色成分を減少させてもよい。青色光の制御を行うことによって視覚的体験に影響を及ぼすため、ソフトウェアを用いた制御はあらゆるモバイルデバイスに対してより適している。
【0030】
図2は、例示的な実施の形態にかかる色彩調整方法のフローチャートである。図2に示すように、色彩制御方法は、以下のステップを含む端末にて使用される。
【0031】
ステップS21において、現在の画素の色域モードを取得する。
【0032】
ステップS22において、現在の画素の色域モードを予め設定された色域モードに変換して、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分を得る。
【0033】
ステップS23において、予め設定された色域モードにて画素の青色成分に対して弱化制御を行う。
【0034】
例えば、画像レンダリング工程においては、画素の色域モードをリニアRGB色域モードからsRGB(標準色、赤、緑、青)色域モードに変換することが必要である。これにより、リニアRGB色域モードにおいて各色チャンネルに対して非リニア(ガンマ)補正を行うことができ、補正された青色成分に対して弱化制御を行うことができる。
【0035】
本実施の形態においては、上述した色彩調整方法によって青色光を弱めることができ、画面ユーザの視力を保護することができる。加えて、状況に応じてユーザにより画面の色彩を調整する機能を開始または停止するようにしてもよい。これにより、柔軟かつ便利なユーザ体験を得ることができる。
【0036】
あるいは、ステップS22は以下のステップを含んでもよい。
予め設定された色域モードにおける画素の青色成分を得るために、予め設定された式にしたがって現在の色域モードにおける画素の青色成分に対して非リニア補正を行うステップであって、予め設定された式は、
lBが第1設定値よりも大きければ、CsB=(1+a)・ClB1/x;および
lBが第1設定値以下であれば、CsB=b・ClB;を含む。
ここで、ClBは、現在の色域モードにおける画素の青色成分であり、0≦ClB≦1であって;
sBは、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分であり、0≦CsB≦1であって;
aは第1設定非リニア補正値であり、bは第2設定非リニア補正値であり;
xは、非リニア補正における第1ガンマ値である。
【0037】
例えば、リニアRGB色域モードにおける青色成分の範囲は[0,1]である。リニアRGB色域モードにおいて画素の青色成分に対してガンマ2.2補正(すなわち、x=2.2)が行われる。
lB≦0.00304であれば、CsB=12.92・ClB;および
lB>0.00304であれば、CsB=(1+0.055)・ClB1/2.2
ここで、ガンマ2.2補正後のCsBの範囲は「0,1」である。
【0038】
あるいは、ステップS23は以下ステップを含んでもよい。
予め設定された色域モードにおける画素の青色成分CsBが、第1設定値よりも大きければ、第1設定非リニア補正値aを略ゼロとする。
【0039】
例えば、ユーザが眼の保護モードを開始したとき、青色チャンネルに対して特別な工程が行われ、第1設定非リニア補正値aを略ゼロ(a≒0)とすることにより、青色成分が弱められる。これにより、青色光の弱化効果が実現される。
【0040】
あるいは、色彩調整方法はさらに以下のステップを含んでもよい。
予め設定された色域モードにおける画素の赤色成分および緑色成分を得るために、予め設定された式にしたがって、現在の色域モードにおける画素の赤色成分および緑色成分のそれぞれに対して非リニア補正を行うステップであって、予め設定された式は、
lRGが第1設定値よりも大きければ、CsRG=(1+a’)・ClRG1/y;および
lRGが第1設定値以下であれば、CsRG=b’・ClRG;を含む。
ここで、ClRGは、現在の色域モードにおける画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦ClRG≦1であって;
sRGは、予め設定された色域モードにおける画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦CsRG≦1であって;
a’は第3設定非リニア補正値であり、b’は第4設定非リニア補正値であり;
yは、非リニア補正における第2ガンマ値であり、y<xである。
【0041】
例えば、赤色成分および緑色成分に対してのみ、ガンマ2.2補正が行われてもよい。青色成分に対してガンマ2.4補正またはガンマ2.6補正が別々に行われる。
【0042】
図3に示すように、ガンマ補正曲線によれば、代替的に、赤色成分、緑色成分、および青色成分に対して、異なるガンマ補正をそれぞれ行うことによって、青色光の弱化を実現してもよい。
【0043】
上述した方法においては、Bカラーチャンネルの弱化によって青色光を減少させることを実現している。加えて、3原色であるR、G、およびBを異なる比率にすることで画素の色が形成される。そのため、新たな3原色を用いることにより、すなわち、3原色R、G、およびBを、新たな3原色であるC(シアン)、M(マジェンタ)、およびY(イエロー)の座標系にマッピングさせることにより、色の混合が実現される。これにより、青色光により眼に対するダメージを抑制することができる。
【0044】
図4は、別の例示的な実施の形態にかかる色彩調整方法のフローチャートである。図4に示すように、色彩調整方法は、代替的に、以下のステップを含む。
【0045】
ステップS41において、画素の3原色のマッピングパラメータを取得する。
【0046】
ステップS42において、マッピングパラメータにしたがって、画素の3原色が新たな3原色にマッピングされる。
【0047】
ステップS43において、新たな3原色によって画像が画面に表示される。
【0048】
例えば、画素の3原色は、次の式(数1)にしたがってマッピングされてもよい。
【数1】
【0049】
代替的な方法においては、画素の3原色に対して制御を行うことで、青色光を減少させる。
【0050】
図5は、例示的な実施の形態にかかる色彩調整装置のブロック図である。図5に示すように、色彩調整装置は、第1取得モジュール51と、変換モジュール52と、制御モジュール53とを備える。
【0051】
第1取得モジュール51は、画素における現在の色域モードを取得するように構成されている。
【0052】
変換モジュール52は、画素の現在の色域モードを予め設定された色域モードに変換して、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分を得るように構成されている。
【0053】
制御モジュール53は、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分に対する弱化制御を行うように構成されている。
【0054】
図6は、例示的な実施の形態にかかる変換モジュールのブロック図である。図6に示すように、変換モジュール52は、代替的に、第1補正サブモジュール61を備える。
【0055】
第1補正サブモジュール61は、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分を得るために、予め設定された式にしたがって現在の色域モードにおける画素の青色成分に対して非リニア補正を行うように構成され、予め設定された式は、
lBが第1設定値よりも大きければ、CsB=(1+a)・ClB1/x;および
lBが第1設定値以下であれば、CsB=b・ClB;を含む。
ここで、ClBは、現在の色域モードにおける画素の青色成分であり、0≦ClB≦1であって;
sBは、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分であり、0≦CsB≦1であって;
aは第1設定非リニア補正値であり、bは第2設定非リニア補正値であり;
xは、非リニア補正における第1ガンマ値である。
【0056】
あるいは、制御モジュール53は、予め設定された色域モードにおいて画素の青色成分CsBが、第1設定値よりも大きければ、第1設定非リニア補正値aを略ゼロとするように構成される。
【0057】
図7は、別の例示的な実施の形態にかかる変換モジュールのブロック図である。図7に示すように、変換モジュール52は、代替的に、第2補正サブモジュール62を備える。
【0058】
第2補正サブモジュール62は、予め設定された色域モードにおける画素の赤色成分および緑色成分を得るために、予め設定された式にしたがって、現在の色域モードにおける画素の赤色成分および緑色成分のそれぞれに対して非リニア補正を行うように構成され、予め設定された式は、
lRGが第1設定値よりも大きければ、CsRG=(1+a’)・ClRG1/y;および
lRGが第1設定値以下であれば、CsRG=b’・ClRG;を含む。
ここで、ClRGは、現在の色域モードにおける画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦ClRG≦1であって;
sRGは、予め設定された色域モードにおける画素の赤色成分または緑色成分であり、0≦CsRG≦1であって;
a’は第3設定非リニア補正値であり、b’は第4設定非リニア補正値であり;
yは、非リニア補正における第2ガンマ値であり、y<xである。



【0059】
図8は、別の例示的な実施の形態にかかる色彩調整装置のブロック図である。図8に示すように、色彩調整装置は、代替的に、第2取得モジュール81と、マッピングモジュール82と、表示モジュール83とを備えている。
【0060】
第2取得モジュール81は、画素の3原色に対するマッピングパラメータを取得するように構成されている。
【0061】
マッピングモジュール82は、マッピングパラメータにしたがって、画素における現在の3原色を新たな3原色にマッピングするように構成されている。
【0062】
表示モジュール83は、新たな3原色によって画像を画面に表示するように構成されている。
【0063】
上述の実施の形態における装置に関して、個々のモジュールの具体的な動作については、方法に関する実施の形態の中で詳細に説明を行ったため、ここでは詳述しない。
【0064】
本開示は、また、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な指令を記憶するメモリとを備える色彩調整装置を提供する。
【0065】
プロセッサは、画素における現在の色域モードを取得し、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分を取得するために、画素における現在の色域モードを予め設定された色域モードに変換し、予め設定された色域モードにおける画素の青色成分に対して弱化制御を行うように構成されている。
【0066】
図9は、例示的な実施の形態にかかる色彩調整を行うデバイスのブロック図である。例えば、デバイス1300は、モバイルフォン、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージデバイス、ゲーム機、タブレット、医療デバイス、エクソサイズ機器、携帯情報端末などであってもよい。
【0067】
図9に示すように、デバイス1300は、1または複数の構成部を備えており、処理部1302、メモリ1304、電源部1306、マルチメディア部1308、音声部1310、入出力(I/O)インターフェース1312、センサ部1314、および、通信部1316を備える。
【0068】
処理部1302は、主として、デバイス1300の全体的な動作、例えば、画面、電話、データ通信、カメラ動作、および記憶動作を制御する。処理部1302は、上述した方法において全てまたは一部のステップを行う指令を実行する1または複数のプロセッサ1320を含んでもよい。また、処理部1302は、処理部1302と他の構成部との間の相互作用を容易にするような1または複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理部1302は、マルチメディア部1308と処理部1302との間の相互作用を促させるマルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0069】
メモリ1304は、デバイス1300の動作を支援する様々な種類のデータを記憶する。そのようなデータの例としては、デバイス1300を動作させるアプリケーションや方法のための指令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、動画などが含まれる。メモリ1304は、あらゆる種類の揮発性もしくは不揮発性メモリ装置、または、それらの組み合わせを用いることによって構成されてもよい。例えば、スタティックRAM(SRAM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、消去可能PROM(EPROM)、プログラム可能型読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気もしくは光学ディスクであってもよい。
【0070】
電源部1306は、デバイス1300の様々な構成部へ電力を供給する。電源部1306は、パワーマネジメントシステム、1または複数の電源、および、デバイス1300の電源、パワーマネジメント、電力分配に関係するその他の構成要素を含んでもよい。
【0071】
マルチメディア部1308は、デバイス1300とユーザとの間の出力インターフェースを提供する画面を含む。いくつかの実施の形態では、画面は、液晶画面(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでもよい。画面がタッチパネルを含む場合には、画面はユーザからの入力信号を受け取るタッチ画面となる。タッチパネルは、タッチパネルにおけるタッチ、スワイプ、およびジェスチャーを感知する1または複数のタッチセンサを備える。タッチセンサは、タッチやスワイプ操作の境界を感知するたけでなく、タッチやスワイプ操作に関係した操作時間および圧力を感知してもよい。いくつかの実施の形態において、マルチメディア部1308は、フロントカメラおよび/またはリアカメラを備える。デバイス1300が、撮像モードや動画モードなどオペレーションモードにある場合に、フロントカメラおよびリアカメラは外部マルチメディアデータを受け取ってもよい。フロントカメラおよびリアカメラのそれぞれは、固定光学レンズシステムであってもよく、また、ピント機能および光学ズーム機能を有していてもよい。
【0072】
音声部1310は、音声信号を出力および/または入力する。例えば、音声部1310は、デバイス1300が、電話モード、録音モード、および音声認識モードのようなオペレーションモードにある場合に、外部音声信号を受け取るマイク(MIC)を備える。受信した音声信号は、メモリ1304に記憶される、または、通信部1316を通じて伝送される。いくつかの実施の形態では、音声部1310は、音声信号を出力するスピーカをさらに備える。
【0073】
I/Oインターフェース1312は、処理部1302と周囲のインターフェースモジュールとの間のインターフェースとして、例えば、キーボード、クリックホイール、およびボタンなどとのインターフェースを提供する。ボタンとしては、限定されないが、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含んでもよい。
【0074】
センサ部1314は、デバイス1300の様々な態様の状態評価を提供するような1または複数のセンサを含む。例えば、センサ部1314は、デバイス1300のオープン/クローズド状態、デバイス1300の構成部、例えば、画面とキーボードの相対位置、デバイス1300自体またはデバイス1300の構成部の位置変化、デバイス1300へのユーザコンタクトの有無、デバイス1300の向きや加速度/減速度、およびデバイス1300の温度変化を検出してもよい。センサ部1314は、物理的接触無しで近くの対象物の存在を検出するような近接センサを含んでもよい。センサ部1314は、画像アプリケーションに用いられるCMOSやCCDなどの光センサを含んでもよい。いくつかの実施の形態では、センサ部1314は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサを含んでもよい。
【0075】
通信部1316は、デバイス1300と他の装置との間の有線または無線の通信を行う。デバイス1300は、例えば、WiFi、2G、もしくは3G、または、それらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。1つの例示的な実施の形態において、通信部1316は、放送チャンネルを通じて、外部放送マネジメントシステムから放送信号または放送関連情報を受信する。1つの例示的な実施の形態において、通信部1316は、近距離の通信に役立つ近距離無線通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線自動識別(RFID)技術、赤外線通信規格(IrDA)技術、超広域帯(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づくようなものであってもよい。
【0076】
例示的な実施の形態において、デバイス1300は、上述した方法を実行するための、特定用途向け集積回路(ASICs)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSPs)、デジタル・シグナル処理装置(DSPDs)、プログラム可能論理回路(PLDs)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGAs)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子構成要素によって構成されてもよい。
【0077】
例示的な実施の形態において、上述の方法を実行するために、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体、例えばメモリ1304は、デバイス1300のプロセッサ1320によって実行可能な指令を含む。例えば、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、磁気ディスク、光学データ記憶装置などであってもよい。
【0078】
一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、モバイル端末において上述の方法を実行するために、モバイル端末のプロセッサによって実行される指令を含んでもよい。
【0079】
当業者にとっては、本発明の他の実施形態は、ここで開示された本発明の明細書及び実施態様から明らかである。本願は、本発明の一般的原則に従い、かつ当該技術分野において知られ、又は慣行的に実施されている範囲内での本開示からの逸脱を含む、本発明の変形、使用、又は適用をカバーすることを意図している。明細書及び実施例は、例示的なもののみが考慮されているが、本発明の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示されることが意図されている。
【0080】
本発明は、上述され、かつ添付の図面に示された厳密な構成に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更が可能であることは明らかである。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9