特許第6279815号(P6279815)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6279815
(24)【登録日】2018年1月26日
(45)【発行日】2018年2月14日
(54)【発明の名称】状態を通知する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20180205BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20180205BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20180205BHJP
【FI】
   H04M1/00 R
   G06F3/01 510
   G06F3/0482
【請求項の数】17
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-530392(P2017-530392)
(86)(22)【出願日】2015年12月17日
(65)【公表番号】特表2017-532921(P2017-532921A)
(43)【公表日】2017年11月2日
(86)【国際出願番号】CN2015097652
(87)【国際公開番号】WO2017016145
(87)【国際公開日】20170202
【審査請求日】2016年2月16日
(31)【優先権主張番号】201510447091.8
(32)【優先日】2015年7月27日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲シン▼
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ 大禹
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 超
【審査官】 石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−192297(JP,A)
【文献】 特開2009−153126(JP,A)
【文献】 特開2014−213071(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
3/048−3/0489
H04M 1/00
1/24−3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
状態を通知する方法であって、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得することと、
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知することと、
を含み、
前記の端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得することと、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出して前記ユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの第2の現在の状態情報を検出することと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報を比較することと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、前記第2の現在の状態情報を前記ユーザーの現在の状態情報とすることと、
を含むことを特徴とする状態を通知する方法。
【請求項2】
前記端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対する設定結果が存在するか否かを判断することと、
前記設定結果が存在する場合、前記設定結果に基づいて前記ユーザーの現在の状態情報
を取得することと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出することと、
前記カレンダーイベントに基づいて前記ユーザーの現在の状態情報を確定することと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記端末とバインドされたインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの現在の状態情報を取得することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知することは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することと、
前記事前設定の連絡先からの電話を受信した場合、前記呼出音を再生することと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することは、
前記ユーザーの現在の状態を含む音声情報を収集して、前記音声情報を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する事前設定の呼出音を検索して、前記事前設定の呼出音を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知することは、
前記現在の状態情報を前記事前設定の連絡先の端末に送信し、前記事前設定の連絡先の端末が前記現在の状態情報に基づいて前記ユーザーの現在の状態をマーキングすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
状態を通知する装置であって、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得する取得モジュールと、
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知する通知モジュールと、を含み、
前記取得モジュールは、
前記ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得する第3の取得サブモジュールと、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出して前記ユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの第2の現在の状態情報を検出する第2の検出サブモジュールと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報を比較する比較サブモジュールと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、前記第2の現在の状態情報を前記ユーザーの現在の状態情報とする第2の確定サブモジュールと、を含むことを特徴とする状態を通知する装置。
【請求項10】
前記取得モジュールは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対する設定結果が存在するか否かを判断する判断サブモジュールと、
前記設定結果が存在する場合、前記設定結果に基づいて前記ユーザーの現在の状態情報を取得する第1の取得サブモジュールと、
を含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項11】
前記取得モジュールは、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出する第1の検出サブモジュールと、
前記カレンダーイベントに基づいて前記ユーザーの現在の状態情報を確定する第1の確定サブモジュールと、
を含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項12】
前記取得モジュールは、
前記端末とバインドされたインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの現在の状態情報を取得する第2の取得サブモジュールを含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項13】
前記通知モジュールは
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成する生成サブモジュールと、
前記事前設定の連絡先からの電話を受信した場合、前記呼出音を再生する再生サブモジュールと、
を含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項14】
前記生成サブモジュールは、前記ユーザーの現在の状態を含む音声情報を収集し、前記音声情報を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記生成サブモジュールは、前記ユーザーの現在の状態情報に対応する事前設定の呼出音を検索し、前記事前設定の呼出音を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記通知モジュールは、
前記現在の状態情報を前記事前設定の連絡先の端末に送信し、前記事前設定の連絡先の端末が前記現在の状態情報に基づいて前記ユーザーの現在の状態をマーキングする送信サブモジュールを含むことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項17】
状態を通知する装置であって、
プロセッサと、プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得し、前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知するように構成され
前記の端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得することと、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出して前記ユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの第2の現在の状態情報を検出することと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報を比較することと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、前記第2の現在の状態情報を前記ユーザーの現在の状態情報とすることと、を含むことを特徴とする状態を通知する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信の技術分野に関し、特に状態を通知する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ユーザーは、会議中、授業中、睡眠中などの場合、電話に応答できないか或いはショートメッセージに返信しにくいため、連絡先に自分の現在の状態を通知することができず、コミュニケーションが取りにくい。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施例は、状態を通知する方法及び装置を提供する。上記の技術的解決手段は以下のとおりである。
【0004】
本発明の実施例の第1の態様によれば、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得することと、
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知することと、を含む状態を通知する方法を提供する。
【0005】
前記端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対する設定結果が存在するか否かを判断することと、
前記設定結果が存在する場合、前記設定結果に基づいて前記ユーザーの現在の状態情報を取得することと、を含み得る。
【0006】
前記端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出することと、
前記カレンダーイベントに基づいて前記ユーザーの現在の状態情報を確定することと、を含み得る。
【0007】
前記端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記端末とバインドされたインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの現在の状態情報を取得することを含み得る。
【0008】
前記端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
前記ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得することと、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出して前記ユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの第2の現在の状態情報を検出することと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報を比較することと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、前記第2の現在の状態情報を前記ユーザーの現在の状態情報とすることとを含み得る。
【0009】
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知することは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することと、
前記事前設定の連絡先からの電話を受信した場合、前記呼出音を再生することと、を含み得る。
【0010】
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することは、
前記ユーザーの現在の状態を含む音声情報を収集して、前記音声情報を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを含み得る。
【0011】
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する事前設定の呼出音を検索して、前記事前設定の呼出音を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを含み得る。
【0012】
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知することは、
前記現在の状態情報を前記事前設定の連絡先の端末に送信し、前記事前設定の連絡先の端末が前記現在の状態情報に基づいて前記ユーザーの現在の状態をマーキングすることを含み得る。
【0013】
本開示の実施例の第2の態様によれば、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得する取得モジュールと、
前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知する通知モジュールと、を含む状態を通知する装置を提供する。
【0014】
前記取得モジュールは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対する設定結果が存在するか否かを判断する判断サブモジュールと、
前記設定結果が存在する場合、前記設定結果に基づいて前記ユーザーの現在の状態情報を取得する第1の取得サブモジュールと、を含み得る。
【0015】
前記取得モジュールは、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出する第1の検出サブモジュールと、
前記カレンダーイベントに基づいて前記ユーザーの現在の状態情報を確定する第1の確定サブモジュールと、を含み得る。
【0016】
前記取得モジュールは、
前記端末とバインドされたインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの現在の状態情報を取得する第2の取得サブモジュールを含み得る。
【0017】
前記取得モジュールは、
前記ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得する第3の取得サブモジュールと、
前記ユーザーのカレンダーイベントを検出して前記ユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされた前記ユーザーの第2の現在の状態情報を検出する第2の検出サブモジュールと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報を比較する比較サブモジュールと、
前記第2の現在の状態情報と前記第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、前記第2の現在の状態情報を前記ユーザーの現在の状態情報とする第2の確定サブモジュールと、を含み得る。
【0018】
前記通知モジュールは、
前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成する生成サブモジュールと、
前記事前設定の連絡先からの電話を受信した場合、前記呼出音を再生する再生サブモジュールと、を含み得る。
【0019】
前記生成サブモジュールは、前記ユーザーの現在の状態を含む音声情報を収集して、前記音声情報を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることができる。
【0020】
前記生成サブモジュールは、前記ユーザーの現在の状態情報に対応する事前設定の呼出音を検索して、前記事前設定の呼出音を前記ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることができる。
【0021】
前記通知モジュールは、
前記現在の状態情報を前記事前設定の連絡先の端末に送信し、前記事前設定の連絡先の端末が前記現在の状態情報に基づいて前記ユーザーの現在の状態をマーキングする送信サブモジュールを含み得る。
【0022】
本開示の実施例の第3の態様によれば、
プロセッサと、プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するメモリと、を含み、
前記プロセッサは、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得し、前記現在の状態情報を前記ユーザーの事前設定の連絡先に通知するように構成される状態を通知する装置を提供する。
【発明の効果】
【0023】
本開示の実施例により提供される技術的解決手段は以下のような有益な効果を含むことができる。
【0024】
上記の技術的解決手段において、端末のユーザーの現在の状態は電話に応答しにくいか又はショートメッセージに返信しにくい状態である可能性があるため、ユーザーの現在の状態情報を事前設定の連絡先に通知することにより、事前設定の連絡先にユーザーが電話に応答できなかったこと又はショートメッセージに返信できなかったことの原因を理解させるか、又は事前設定の連絡先に該ユーザーと連絡する前に該ユーザーの状態を知らせることができ、よって該ユーザーの現在の状態に基づいて該ユーザーと連絡するか否かを選択することができる。このようにして、ユーザー同士のコミュニケーションをさらに円滑し、通信の効率を向上させ、ユーザーエクスペリエンスもさらに向上させる。
【0025】
また、端末はユーザーの状態を設定する機能を提供し、ユーザーは該機能を通じて手動で自分の現在の状態を設定することができる。端末によりユーザーが現在の状態を設定する操作をしていると確定した場合、設定結果に基づいてユーザーの現在の状態情報を取得する。ユーザーは自分の現在の状態を設定することで、ユーザーが電話に応答しにくい場合又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0026】
また、さらに、ユーザーのカレンダーイベントに基づいてユーザーの現在の状態を確定することができ、ユーザーが自ら自分の状態を設定する必要なく、さらに柔軟、便利、迅速、正確にユーザーの状態を取得することができ、ユーザーが電話に応答しにくい場合又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0027】
また、インテリジェントウェアラブル機器によってユーザーの現在の状態をリアルタイムで検出することにより、ユーザーの状態をより正確に取得することができ、ユーザーが電話に応答しにくい場合又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0028】
また、取得された異なるユーザーの現在の状態情報をスクリーニングすることにより、取得されたユーザーの現在の状態を、さらに正確に、さらにユーザーの実際の状態に合致させ、ユーザーが電話に応答しにくい場合又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0029】
また、端末は、事前設定の連絡先からの着信がある場合、ユーザーの現在の状態に対応する呼出音を再生して、事前設定の連絡先が呼出音を聞いた後に該ユーザーの現在の状態を分かるようにし、ユーザーが電話に出られない原因を理解させることができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0030】
また、ユーザーは自分の現在の状態を自分で説明しながら録音し、録音により得られた音声情報をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とするか、又は現在の状態に対応するデフォルト状態の着信音を選択してユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることができる。このようにして、事前設定の連絡先は呼出音を聞いた後該ユーザーの現在の状態を知り、ユーザーが電話に出られない原因を理解することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0031】
また、端末は該ユーザーの現在の状態情報を事前設定の連絡先の端末に送信することができ、事前設定の連絡先の端末はアドレス帳における該ユーザーの位置に該ユーザーの現在の状態をマーキングして、事前設定の連絡先に該ユーザーと連絡する前に該ユーザーの状態を取得させることができ、よって該ユーザーの現在の状態に基づいて該ユーザーと連絡するか否かを選択することができる。このようにして、ユーザー同士のコミュニケーションをさらに円滑にし、通信の効率を向上させ、ユーザーエクスペリエンスもさらに向上させる。
【0032】
上記の一般的な説明と後の詳細な説明は例示的及び解釈的なものに過ぎず、本開示を限定するものではないことは、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
ここの図面は本明細書の一部であって、本発明の実施例を例示するものであり、明細書と共に本発明の原理を解釈するのに用いられる。
図1a図1aは、例示的な実施例により示された状態を通知する方法のフローチャートである。
図1b図1bは、他の例示的な実施例により示された状態を通知する方法のフローチャートである。
図2図2は、例示的な実施例により示された端末のユーザーの現在の状態情報を取得する方法のフローチャートである。
図3図3は、他の例示的な実施例により示された端末のユーザーの現在の状態情報を取得する方法のフローチャートである。
図4図4は、他の例示的な実施例により示された端末のユーザーの現在の状態情報を取得する方法のフローチャートである。
図5図5は、例示的な実施例により示された現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知する方法のフローチャートである。
図6図6は、例示的な実施例により示されたユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成する方法のフローチャートである。
図7図7は、他の例示的な実施例により示されたユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成する方法のフローチャートである。
図8図8は、例示的な実施例により示された事前設定の連絡先により該ユーザーの現在の状態をマーキングすることを示す図である。
図9図9は、例示的な実施例により示された状態を通知する装置のブロック図である。
図10図10は、例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。
図11図11は、他の例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。
図12図12は、他の例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。
図13図13は、他の例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。
図14図14は、例示的な実施例により示された通知モジュールのブロック図である。
図15図15は、他の例示的な実施例により示された通知モジュールのブロック図である。
図16図16は、例示的な実施例により示されたカメラ制御装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
ここで例示的な実施例について詳しく説明し、その例示は図面に示す通りである。下記の説明が図面に関わる場合、別途に表示されない限り、異なる図面における同じ数字は同じ又は類似する要素を表示する。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は本発明と一致する全ての実施形態を代表するものではない。逆に、それらは添付の特許請求の範囲に詳細に記載された本発明の一部の態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0035】
本発明の実施例により提供される技術的解決手段は、通信機能を有する端末に関し、端末はそのユーザーの現在の状態を事前設定の連絡先に通知して、該ユーザーの現在の状態、例えば会議中、授業中、睡眠中、運動中、飛行機搭乗中などの電話に応答しにくいか又はショートメッセージに返信しにくいなどの状態を相手に知らせることができ、連絡先も該ユーザーの状態に基づいて該ユーザーと連絡するか否かを確定することができる。このようにして、ユーザー同士のコミュニケーション効率を向上させ、ユーザーエクスペリエンスもさらに向上させる。
【0036】
該端末は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレット型デバイス、医療機器、運動器具、携帯情報端末などの通信機能を有する装置であることができる。
【0037】
図1aは例示的な実施例により示された状態を通知する方法のフローチャートである。図1aに示すように、端末に用いられる状態を通知する方法は、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得するステップS11aと、
現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知するステップS12aと、を含む。
【0038】
本実施例において、端末のユーザーの現在の状態は電話に応答しにくいか又はショートメッセージに返信しにくい状態である可能性があるため、ユーザーの現在の状態情報を事前設定の連絡先に通知することにより、事前設定の連絡先にユーザーが電話に出られなかったこと又はショートメッセージに返信できなかったことの原因を理解させ、又は事前設定の連絡先に該ユーザーと連絡する前に該ユーザーの状態を知らせることができ、よって該ユーザーの現在の状態に基づいて該ユーザーと連絡するか否かを選択することができる。このようにして、ユーザー同士のコミュニケーションをさらに円滑にし、通信の効率を向上させ、ユーザーエクスペリエンスもさらに向上させる。
【0039】
図1bは他の例示的な実施例により示された状態を通知する方法のフローチャートである。図1bに示すように、状態を通知する方法は、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得するステップS11bと、
現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知するステップS12bと、を含む。
【0040】
そのうち、ステップS11bにおいて、端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、以下の態様により実現することができるが、これらに限定されるものではない。
【0041】
〔態様1〕
図2は例示的な実施例により示された端末のユーザーの現在の状態情報を取得する方法のフローチャートである。図2に示すように、ステップS11は、
ユーザーの現在の状態情報に対する設定結果が存在するか否かを判断するステップS21と、
設定結果が存在する場合、設定結果に基づいてユーザーの現在の状態情報を取得するステップS22と、を含む。
【0042】
また、端末はユーザーの状態を設定する機能を提供し、ユーザーは該機能を通じて手動で自分の現在の状態を設定することができる。端末によりユーザーが現在の状態を設定する操作をしていると確定した場合、設定結果に基づいてユーザーの現在の状態情報を取得する。ユーザーは自分の現在の状態を設定することで、ユーザーが電話に応答しにくい場合又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0043】
〔態様2〕
図3は他の例示的な実施例により示された端末のユーザーの現在の状態情報を取得する方法のフローチャートである。図3に示すように、ステップS11は、
ユーザーのカレンダーイベントを検出するステップS31と、
カレンダーイベントに基づいてユーザーの現在の状態情報を確定するステップS32と、を含む。
【0044】
例えば、ユーザーのカレンダーに基づき、該ユーザーが2015年7月23日9:00〜12:00に会議に出席することを知った場合、端末は該ユーザーの2015年7月23日9:00〜12:00の状態が会議中であることを確定することができる。または、ユーザーのカレンダーに基づき、ユーザーが2015年7月24日10:00〜12:40に飛行機に乗って北京からチョントゥー(成都)へ向かうことを知った場合、端末は該ユーザーの2015年7月24日10:00〜12:40の状態が飛行機搭乗中であることを確定することができる。
【0045】
さらに、ユーザーのカレンダーイベントに基づいてユーザーの現在の状態を確定することができ、ユーザーは自ら自分の状態を設定する必要なく、さらに柔軟、便利、迅速、正確にユーザーの状態を取得し、ユーザーが電話に応答しにくいか又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0046】
〔態様3〕
ステップS11は、
端末とバインドされたインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされたユーザーの現在の状態情報を取得することを含む。
【0047】
例えば、インテリジェントウェアラブル機器によりユーザーが現在睡眠中であることが認識された場合、端末は自動的にユーザーの現在の状態情報を睡眠中に修正する。また、インテリジェントウェアラブル機器によりユーザーが現在ランニング中であることが認識された場合、ユーザーの現在の状態情報をランニング中に修正する。
【0048】
また、インテリジェントウェアラブル機器によりユーザーの現在の状態をリアルタイムで検出することにより、ユーザーの状態をさらに正確に取得し、ユーザーが電話に応答しにくいか又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0049】
〔態様4〕
図4は他の例示的な実施例により示された端末のユーザーの現在の状態情報を取得する方法のフローチャートである。図4に示すように、ステップS11は、
ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得するステップS41と、
ユーザーのカレンダーイベントを検出してユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされたユーザーの第2の現在の状態情報を検出するステップS42と、
第2の現在の状態情報と第1の現在の状態情報を比較するステップS43と、
第2の現在の状態情報と第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、第2の現在の状態情報をユーザーの現在の状態情報とするステップS44とを含む。
【0050】
端末は、上記態様1〜態様3を介して、少なくとも二つの異なるユーザーの状態を取得することができ、従って、ユーザーのカレンダーイベントを優先的に採用して確定したユーザーの現在の状態又はインテリジェントウェアラブル機器により検出されたユーザーの現在の状態を設定することができる。例えば、ユーザーの設定状態が2015年7月23日9:00〜12:00に正常である場合、電話に出るか又はショートメッセージに返信することができるが、カレンダーイベントを通じてユーザーが2015年7月23日10:00〜12:40に飛行機に乗ってチョントゥーへ向かうことを見つけた場合、端末はユーザーの現在の状態情報を飛行機搭乗中に修正することができる。または、ユーザーにより設定された現在の状態は正常であるが、インテリジェントウェアラブル機器によりユーザーの現在の状態が運動中であることが検出された場合、端末は自動的にユーザーの現在の状態情報を運動中に修正することができる。
【0051】
また、取得された異なるユーザーの現在の状態情報をスクリーニングすることにより、取得されたユーザーの現在の状態をより正確に、ユーザーの実際状態により合致するようにし、ユーザーが電話に応答しにくいか又はショートメッセージに返信しにくい場合に事前設定の連絡先に適時に通知し、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0052】
なお、ユーザーは上記三つの態様により取得されたユーザーの現在の状態に対して優先順位を設定し、即ち、三つの態様によって取得されたユーザーの現在の状態が異なる場合、優先順位の態様によって取得されたユーザーの現在の状態を優先的に採用することもできる。例えば、優先的に態様3を採用してインテリジェントウェアラブル機器によりユーザーの現在の状態を検出し、次に態様2を採用してユーザーのカレンダーイベントによってユーザーの現在の状態を確定し、最後に態様1を採用してユーザーにより現在の状態を設定するように設定する。ステップS12bにおいて、現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知することは、以下の複数の実現態様を含み得るが、これらに限定されるものではない。
【0053】
〔態様A〕
図5は、例示的な実施例により示された現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知する方法のフローチャートである。図5に示すように、ステップS12は、
ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成するステップS51と、
事前設定の連絡先からの着信がある場合、呼出音を再生するステップS52と、を含む。
【0054】
端末は、事前設定の連絡先からの着信がある場合、ユーザーの現在の状態に対応する呼出音を再生し、事前設定の連絡先が呼出音を聞いた後に該ユーザーの現在の状態を知ることができるようにし、ユーザーが電話に出られなかった原因を理解させ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0055】
ステップS51において、ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することは、録音又は現在の状態に対応するデフォルト状態の着信音を選択することで実現することができる。
【0056】
図6は、例示的な実施例により示されたユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成する方法のフローチャートである。図6に示すように、ステップS51は、
ユーザーの現在の状態を含む音声情報を収集するステップS61と、
音声情報をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とするステップS62と、を含む。
【0057】
図7は、他の例示的な実施例により示されたユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成する方法のフローチャートである。図7に示すように、ステップS51は、
ユーザーの現在の状態情報に対応する事前設定の呼出音を検索するステップS71と、
事前設定の呼出音をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とするステップS72と、を含む。
【0058】
ユーザーは自分の現在の状態を自分で説明しながら録音し、録音により得られた音声情報をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とするか、又は現在の状態に対応するデフォルト状態の着信音を選択してユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることができる。このようにして、事前設定の連絡先は呼出音を聞いた後に該ユーザーの現在の状態を知り、ユーザーが電話に出られない原因を理解することができ、ユーザー同士の円滑な通信を保証し、ユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0059】
〔態様B〕
ステップS12は、現在の状態情報を事前設定の連絡先の端末に送信し、事前設定の連絡先の端末は現在の状態情報に基づいてユーザーの現在の状態をマーキングすることを含む。
【0060】
図8は、例示的な実施例により示された事前設定の連絡先が該ユーザーの現在の状態をマーキングすることを示す図である。図8に示すように、事前設定の連絡先のアドレス帳81において、各連絡先の現在の状態をマーキングすることができ、その現在の状態がノーマルであれば、標識しなくても良い。
【0061】
端末は、当該ユーザーの現在の状態情報を事前設定の連絡先の端末に送信することができ、事前設定の連絡先の端末はアドレス帳における該ユーザーの位置に該ユーザーの現在の状態をマーキングして、事前設定の連絡先に該ユーザーと連絡する前に該ユーザーの状態を知らせ、該ユーザーの現在の状態に基づいて該ユーザーと連絡するか否かを選択することができる。このようにして、ユーザー同士のコミュニケーションをさらに円滑にし、通信の効率を向上させ、ユーザーエクスペリエンスもさらに向上させる。
【0062】
ステップS11bとステップS12bの実現態様は上記の態様に限定されるものではない。本発明の技術的解決手段を実現するために、上記のステップS11bの複数種の実現態様とステップS12bの複数種の実現態様の間は任意に組み合わせることができる。
【0063】
以下は本発明に係る装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実施することができる。
【0064】
図9は、例示的な実施例により示された状態を通知する装置のブロック図である。該装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は両者の組み合わせによって電子装置の一部又は全部を実現することができる。図9に示すように、該状態を通知する装置は、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得するように構成された取得モジュール91と、
現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知するように構成された通知モジュール92と、を含む。
【0065】
図10は、例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。図10に示すように、取得モジュール91は、
ユーザーの現在の状態情報に対する設定結果が存在するか否かを判断するように構成された判断サブモジュール101と、
設定結果が存在する場合、設定結果に基づいてユーザーの現在の状態情報を取得するように構成される第1の取得サブモジュール102と、を含む。
【0066】
図11は、他の例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。図11に示すように、取得モジュール91は、
ユーザーのカレンダーイベントを検出するように構成された第1の検出サブモジュール111と、
カレンダーイベントに基づいてユーザーの現在の状態情報を確定するように構成された第1の確定サブモジュール112と、を含む。
【0067】
図12は、他の例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。図12に示すように、取得モジュール91は、
端末とバインドされたインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされたユーザーの現在の状態情報を取得するように構成された第2の取得サブモジュール121を含む。
【0068】
図13は、他の例示的な実施例により示された取得モジュールのブロック図である。図13に示すように、取得モジュール91は、
ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得するように構成された第3の取得サブモジュール131と、
ユーザーのカレンダーイベントを検出してユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされたユーザーの第2の現在の状態情報を検出するように構成された第2の検出サブモジュール132と、
第2の現在の状態情報と第1の現在の状態情報を比較するように構成された比較サブモジュール133と、
第2の現在の状態情報と第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、第2の現在の状態情報をユーザーの現在の状態情報とするように構成された第2の確定サブモジュール134と、を含む。
【0069】
図14は、例示的な実施例により示された通知モジュールのブロック図である。図14に示すように、通知モジュール92は、
ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成するように構成された生成サブモジュール141と、
事前設定の連絡先からの着信がある場合、呼出音を再生するように構成された再生サブモジュール142と、を含む。
【0070】
生成サブモジュール141は、ユーザーの現在の状態を含む音声情報を収集して、音声情報をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とするように構成される。
【0071】
生成サブモジュール141は、ユーザーの現在の状態情報に対応する事前設定の呼出音を検索して、事前設定の呼出音をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とするように構成される。
【0072】
図15は、他の例示的な実施例により示された通知モジュールのブロック図である。図15に示すように、通知モジュール92は、
現在の状態情報を事前設定の連絡先の端末に送信し、事前設定の連絡先の端末が現在の状態情報に基づいてユーザーの現在の状態をマーキングするように構成された送信サブモジュール151を含み得る。
【0073】
本発明の実施例の第3の態様によれば、
プロセッサと、プロセッサにより実行可能なコマンドを記憶するためのメモリと、を含み、
上記プロセッサは、端末のユーザーの現在の状態情報を取得し、現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知するように構成される。
【0074】
上記の実施例における装置について、各モジュールの操作を実行する具体的な態様は既に該方法に関わる実施例で詳しく説明されたため、ここでその詳細な説明を省略する。
【0075】
図16は、例示的な実施例により示されたカメラ制御装置のブロック図である。該装置は端末装置に適用される。例えば、装置1700は、ビデオカメラ、録音装置、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信装置、ゲームコンソール、タブレット型デバイス、医療機器、運動器具、携帯情報端末などであっても良い。
【0076】
装置1700は、処理部材1702、メモリ1704、電源部材1706、マルチメディア部材1708、音声部材1710、入力/出力(I/O)インタフェース1712、センサ部材1714、及び通信部材1716のうちの一つ又は複数のモジュールを含むことができる。
【0077】
処理部材1702は、一般的に装置1700全体的操作、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作及び記録操作に関する操作を制御する。処理部材1702は、上記の方法の全部又は一部のステップを完成するために、コマンドを実行する一つ又は複数のプロセッサ1720を含むことができる。さらに、処理部材1702は、その他のモジュールとのインタラクションを実行し易くするために、一つ又は複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理部材1702は、マルチメディア部材1708と処理部材1702とのインタラクションを実行し易くするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0078】
メモリ1704は、装置1700における操作をサポートするために、様々な種類のデータを記憶するように構成される。これらのデータの例示は、装置1700で操作される如何なるアプリケーション又は方法のコマンド、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ1704は、如何なる種類の揮発性又は不揮発性メモリ又はそれらの組合せ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又はコンパクトディスクにより実現できる。
【0079】
電源部材1706は、装置1700の様々なモジュールへ電力を供給する。電源部材1706は、電源管理システム、一つ又は複数の電源、及びその他の装置1700への電力を生成、管理及び供給する部材を含むことができる。
【0080】
マルチメディア部材1708は、前記装置1700とユーザーの間の一つの出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。一部の実施例において、スクリーンは液晶ディスプレー(LCD)とタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンは、スクリーンにタッチパネルが含まれる場合、ユーザーからの入力信号を受信するために、タッチスクリーンとされて実現できる。タッチパネルは、タッチ、スワイプ及びタッチパネルにおけるジェスチャーを感知するための一つ又は複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスワイプ動作の境界を感知するとともに、前記タッチ又はスワイプ動作に係る持続時間及び圧力を検出することができる。幾つかの実施例において、マルチメディア部材1708は、フロントカメラ及び/又はバックカメラを含む。装置1700が操作モードである場合、例えば、撮影モード又はビデオモードである場合、フロントカメラ及び/又はバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信できる。各フロントカメラ及びバックカメラは、固定された光学レンズシステムであってもよく、又は焦点距離と光学ズーム能力を有する。
【0081】
音声部材1710は、音声信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、音声部材1710は、マイクロホン(MIC)を含み、装置1700が操作モードである場合、例えば、呼び出しモード、記録モード及び音声認識モードである場合、マイクロホンは外部の音声信号を受信するように構成される。受信された音声信号は、さらにメモリ1704に記憶され、又は通信部材1716を介して送信される。幾つかの実施例において、音声部材1710は、さらに音声信号を出力するスピーカーを含む。
【0082】
I/Oインタフェース1712は、処理部材1702と周辺インターフェースモジュールとの間にインタフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン及びホールドボタンを含み得るが、これらに限定されるものではない。
【0083】
センサ部材1714は、装置1700のために各方面の状態評価を提供する一つ又は複数のセンサを含む。例えば、センサ部材1714は、装置1700のオン/オフ状態、モジュールの相対的位置決めを検出でき、例えば、前記部材は装置1700のディスプレイ及びキーパッドであり、センサ部材1714は、さらに装置1700又は装置1700の一つの部材の位置変化、ユーザーと装置1700との接触の有無、装置1700の位置又は加速/減速及び装置1700の温度変化を検出することができる。センサ部材1714は、近接センサを含むことができ、如何なる物理的接触がない場合、近傍物体の存在を検出するように構成される。センサ部材1714は、例えば、CMOS又はCCDイメージセンサのような、イメージングアプリケーションに用いられる光学センサをさらに含むことができる。幾つかの実施例において、該センサ部材1714は、さらに加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ又は温度センサを含むことができる。
【0084】
通信部材1716は、装置1700とその他の装置との有線又は無線の通信を行い易くするように構成される。装置1700は、例えば、Wi−Fi、2G又は3G、又はそれらの組み合わせのような、通信標準に基づく無線ネットワークにアクセスできる。例示的な実施例において、通信部材1716は、放送チャネルを介して外部放送管理システムからの放送信号又は放送関連情報を受信する。例示的な実施例において、通信部材1716は、狭域通信を促進するために、さらに近距離無線通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールにおいて、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)及びその他の技術に基づいて実現できる。
【0085】
例示的な実施例において、装置1700は、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ又はその他の電子部品により実現でき、上記の方法を実行するのに用いられる。
【0086】
例示的な実施例において、さらに、コマンドを含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体、例えば、コマンドを含むメモリ1704を提供し、上記の方法を完成するために、上記のコマンドは装置1700のプロセッサ1720により実行できる。例えば、前記非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0087】
記憶媒体におけるコマンドが装置1700のプロセッサにより実行される場合、装置1700が上記の状態を通知する方法を実行するようにする非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、上記方法は、
端末のユーザーの現在の状態情報を取得することと、
現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知することと、を含む。
【0088】
端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
ユーザーの現在の状態情報に対する設定結果が存在するか否かを判断することと、
設定結果が存在する場合、設定結果に基づいてユーザーの現在の状態情報を取得することと、を含み得る。
【0089】
端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
ユーザーのカレンダーイベントを検出することと、
カレンダーイベントに基づいてユーザーの現在の状態情報を確定することと、を含み得る。
【0090】
端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
端末とバインドされたインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされたユーザーの現在の状態情報を取得することを含み得る。
【0091】
端末のユーザーの現在の状態情報を取得することは、
ユーザーにより設定された第1の現在の状態情報を取得することと、
ユーザーのカレンダーイベントを検出してユーザーの第2の現在の状態情報を確定するか、又はインテリジェントウェアラブル機器によりフィードバックされたユーザーの第2の現在の状態情報を検出することと、
第2の現在の状態情報と第1の現在の状態情報を比較することと、
第2の現在の状態情報と第1の現在の状態情報がマッチングしない場合、第2現在の状態情報をユーザーの現在の状態情報とすることとを含み得る。
【0092】
現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知することは、
ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することと、
事前設定の連絡先からの着信がある場合、呼出音を再生することと、を含み得る。
【0093】
ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することは、
ユーザーの現在の状態を含む音声情報を収集し、音声情報をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを含み得る。
【0094】
ユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音を生成することは、
ユーザーの現在の状態情報に対応する事前設定の呼出音を検索して、事前設定の呼出音をユーザーの現在の状態情報に対応する呼出音とすることを含み得る。
【0095】
現在の状態情報をユーザーの事前設定の連絡先に通知することは、
現在の状態情報を事前設定の連絡先の端末に送信し、事前設定の連絡先の端末が現在の状態情報に基づいてユーザーの現在の状態をマーキングすることを含み得る。
【0096】
当業者であれば、明細書を参照し、本願で開示される発明を実践することにより、本発明のその他の実施態様を容易に想到し得る。本願は、如何なる変形、用途又は適応的変化を含むことを旨とするものであり、これらの変形、用途又は適応的変化は本発明の一般的な原理に準じ、本発明で開示されていない当該技術分野における一般的な知識又は慣用の技術手段を含む。明細書と実施例は例示的なものに過ぎず、本発明の実際の範囲と精神は特許請求の範囲により与えられる。
【0097】
理解すべきことは、本発明は、上記のように説明されるものと図面に示された正確な構造に限定されず、その範囲を逸脱しない限りに様々な修正や変更を行うことができる。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。
図1a
図1b
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16