(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のような従来技術では、メッセージに添付されたファイルを適切に管理することが難しかった。たとえば、グループのメンバーが共同して書面を作成するため、上記システムを用いる場合、メッセージに作成中のファイルを添付することになる。したがって、メッセージのやり取りの進行とともに、更新されたファイルが添付されていく。この場合、ユーザにとって、いずれのメッセージに添付されたファイルが最新のものであるかの判断が難しい。
【0006】
一方、更新がある毎にファイルを記録して、バージョンを管理することのできるファイル記録システムも用いられている。しかしながら、このようなファイル記録システムと、上記のメッセージシステムとを連携させたシステムは提案されていなかった。
【0007】
この発明は、上記のような問題点を解決して、ファイル記録システムをメッセージシステムに適切に連携させたコミュニケーション装置を提供することを目的とする
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)(2)この発明に係るコミュニケーション装置は、複数人でメッセージを交換しつつ、ファイルを管理するためのコミュニケーション装置であって、ファイル更新時に、更新前のバージョンのファイルを削除せず、更新後のファイルを新たなバージョンとして、記録部に記録するファイル更新手段と、ファイル更新時に、ユーザから入力されたメッセージを、当該更新後のバージョンのファイルと関連づけて、記録部に記録するメッセージ記録手段と、記録部に記録されたメッセージを読み出し、関連づけられたバージョンのファイルを添付しまたはリンク付けて表示するよう制御するメッセージ表示手段とを備えている。
【0009】
したがって、ファイルのバージョン管理を行いつつ、これに関連するメッセージのやり取りを記録することができる。
【0010】
(3)この発明に係るコミュニケーション装置は、メッセージが、テーマ毎にまとめられており、ファイル更新時に、当該テーマのまとめメッセージにファイルが関連づけられている場合には、更新後のバージョンのファイルに関連づけを変更することを特徴としている。
【0011】
(4)この発明に係るコミュニケーション装置は、メッセージ表示手段が、更新後のバージョンのファイルと関連づけが行われないメッセージに対し、対応するバージョンのファイルを補足的に関連づけて表示するよう制御することを特徴としている。
【0012】
したがって、ユーザが明示的にメッセージに対する関連づけを行わなかった場合であっても、関連するファイルを示すことができる。
【0013】
(5)この発明に係るコミュニケーション装置は、メッセージ表示手段が、補足的に関連づけられたファイルは、本来の関連づけられたファイルと区別可能なように表示することを特徴としている。
【0014】
したがって、本来的に関連付けられたファイルと補足的に関連づけられたファイルとの区別が容易である。
【0015】
(6)(7)この発明に係るコミュニケーション装置は、メッセージを対象として検索を行い、検索されたメッセージに関連づけられたファイルを検索結果とする検索手段をさらに備えることを特徴としている。
【0016】
したがって、メッセージを対象として検索条件を指定することで、ファイルを抽出することができる。
【0017】
(8)(9)この発明に係るコミュニケーション装置は、ファイルを対象として検索を行い、検索されたファイルに関連づけられたメッセージを検索結果とする検索手段をさらに備えることを特徴としている。
【0018】
したがって、ファイルを対象として検索条件を指定することで、メッセージを抽出することができる。
【0019】
(10)(11)この発明に係るコミュニケーション装置は、複数人でメッセージを交換しつつ、ファイルを管理するためのコミュニケーション装置であって、ファイルを記録部に記録するファイル記録手段と、メッセージにファイルを関連づけて記録部に記録するメッセージ記録手段と、メッセージを対象として検索を行い、検索されたメッセージに関連づけられたファイルを検索結果とする検索手段とを備えている。
【0020】
したがって、メッセージを対象として検索条件を指定することで、ファイルを抽出することができる。
【0021】
(12)(13)この発明に係るコミュニケーション装置は、複数人でメッセージを交換しつつ、ファイルを管理するためのコミュニケーション装置であって、ファイルを記録部に記録するファイル記録手段と、メッセージにファイルを関連づけて記録部に記録するメッセージ記録手段と、ファイルを対象として検索を行い、検索されたファイルに関連づけられたメッセージを検索結果とする検索手段とを備えている。
【0022】
したがって、ファイルを対象として検索条件を指定することで、メッセージを抽出することができる。
【0023】
(14)この発明に係るコミュニケーション装置は、サーバ装置として構築されている。
【0024】
したがって、サーバ・クライアントシステムとして運用することができる。
【0025】
「ファイル更新手段」は、実施形態においては、ステップS16がこれに対応する。
【0026】
「メッセージ記録手段」は、実施形態においては、ステップS18がこれに対応する。
【0027】
「メッセージ表示手段」は、実施形態においては、ステップS20〜S23がこれに対応する。
【0028】
「ファイル記録手段」は、実施形態においては、ステップS16がこれに対応する。
【0029】
「検索手段」は、実施形態においては、ステップS83、S84やステップS86、S87がこれに対応する。
【0030】
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
1.第1の実施形態
1.1全体構成
図1に、この発明の一実施形態によるコミュニケーション装置の全体構成を示す。この実施形態では、コミュニケーション装置をサーバ装置Sとして実施している。
【0033】
端末装置Tがファイルの編集を終えると、これを受けて、ファイル更新手段2は、記録部8に記録されているファイルを更新する。この際、更新前のファイルF1は削除せずに、更新後のファイルF2を新たに追加する。
【0034】
メッセージ記録手段4は、上記のファイル更新時に、端末装置Tにおいて入力されたメッセージM2を受信し、記録部8に記録する。この際、メッセージ記録手段4は、更新後のファイルF2に関連づけてメッセージM2を記録する。
【0035】
メッセージ表示手段6は、メッセージM2の表示要求を受けると、メッセージM2と、これに関連づけられたファイルF2を併せて、端末装置Tにおいて表示するようデータを送信する。
【0036】
1.2ハードウエア構成
図2に、システム全体のハードウエア構成を示す。端末装置T1、T2・・・Tnとサーバ装置Sは、インターネットなどのナットワークを介して通信可能となっている。
【0037】
サーバ装置SのCPU32には、メモリ34、ハードディスク36、DVD−ROMドライブ38、通信回路42が接続されている。ハードディスク36には、オペレーティングシステム44、コミュニケーション・プログラム46が記録されている。コミュニケーション・プログラム46は、オペレーティングシステム44と協働してその機能を発揮するものである。これらプログラムは、DVD−ROM40に記録されていたものを、DVD−ROMドライブ38を介して、ハードディスク36にインストールしたものである。ハードディスク36には、さらに、メッセージM1、M2・・・、ファイルF1、F2・・・が記録される。
【0038】
1.3コミュニケーション・プログラムの処理
図3に、端末装置T1の端末プログラムと、サーバ装置Sのコミュニケーション・プログラム46の、フローチャートを示す。
【0039】
あるテーマについて、複数のユーザと情報を共有しながら作業を進めたいと考えるユーザは、その端末装置T1から記事の登録を行う。そのフローチャートを、
図3に示す。
【0040】
まず、端末装置T1のCPU(以下端末装置と省略することがある)は、ユーザが入力した記事のタイトルと初期メッセージを、サーバ装置Sに送信する(ステップS1)。サーバ装置SのCPU32(以下サーバ装置Sと省略することがある)は、これを受信し、ハードディスク36に記録する(ステップS11)。ここで、記事のタイトルは、これからやり取りを行おうとしている掲示板(スレッド)のテーマを示すものである。
【0041】
たとえば、記事のタイトルとして、「設計書のレビュー指摘について」が入力され、初期メッセージとして「設計書のレビュー指摘一覧を・・・」が入力されたとする。この場合、サーバ装置Sのハードディスク36には、
図5に示すような記事タイトル、メッセージデータが記録されることになる。なお、メッセージID、登録者、登録日時も併せて記録する。登録者は、ログイン時のユーザIDなどから取得することができる。なお、初期メッセージは、この記事全体をまとめている「まとめメッセージ」である。
【0042】
ユーザが、この記事全体に関わるファイルを選択して添付すると、端末装置T1は、当該添付ファイルをサーバ装置Sに送信する(ステップS3)。サーバ装置Sは、この添付ファイルをハードディスク36に記録する(ステップS12)。続いて、サーバ装置Sは、この添付ファイルと、初期メッセージとを関連づけるリレーションデータを生成して記録する(ステップS13)。
【0043】
たとえば、ユーザが、「レビュー報告書.xls」と「設計書.doc」を添付した場合、
図5に示すようなファイルデータが記録される。各ファイルには、ファイルIDが付される。また、前記初期メッセージのメッセージID・メッセージ番号と、ファイルID・バージョン番号とを対応付けたリレーションデータを生成し、記録する。
図5に示すように、初期メッセージ(ID=MESSAGE00000001、番号0)とレビュー報告書.xls(ID=FILE00000001、Ver.1)が関連づけられている。また、初期メッセージ(ID=MESSAGE00000001、番号0)と設計書.doc(ID=FILE00000002、Ver.1)が関連づけられている。なお、メッセージIDは、異なる記事のメッセージと区別するためのIDである。
【0044】
以上のようにして、記事の登録が行われる。この状態にて、いずれかの端末装置T1、T2・・・Tnから、この記事を閲覧すると、
図4に示すような画面が表示されることになる。記事のタイトルエリア100、初期メッセージエリア102、ファイルのリンク表示エリア104が設けられている。リンク表示エリア104には、ファイルデータ中の各ファイルについて、最新のバージョンのものをリンクとして表示するようにしている。ここでは、最初のバージョンしか存在しないので、これがリンクとして示されることになる。
【0045】
次に、この記事について、端末装置T2からファイルを読み出して編集し、メッセージを登録する処理を説明する。そのフローチャートを
図6に示す。まず、ユーザの操作に応じて、端末装置T2は、サーバ装置Sに対して、ファイルを要求する(ステップS5)。ここでは、レビュー報告書.xlsに対する要求がなされたものとする。
【0046】
サーバ装置Sは、これを受けて、ハードディスク36からレビュー報告書.xlsを読み出して、端末装置T2に送信する(ステップS15)。ユーザは、端末装置T2において、このレビュー報告書.xlsを編集する(ステップS6)。編集が終了した旨を受けると、端末装置T2は、ファイルの更新要求をサーバ装置Sに送信する(ステップS7)。
【0047】
サーバ装置Sは、ファイルの更新処理を行う(ステップS16)。まず、更新後のレビュー報告書.xlsをver.2として記録する。したがって、ハードディスク36には、レビュー報告書.xlsとして、最初のver.1と更新後のver.2が記録されることになる。なお、
図7に示すように、バージョンが変わっても同じファイルであるので、ファイルIDは変えずに記録するようにしている。
【0048】
次に、サーバ装置Sは、メッセージの登録を促す画面を送信する(ステップS17)。これを受けて、端末装置T2のユーザは、上記のレビュー報告書.xlsの更新に関するメッセージを入力する。端末装置T2は入力されたメッセージを、サーバ装置Sに送信する(ステップS8)。
【0049】
サーバ装置Sは、受信メッセージをメッセージデータとして記録するとともに、当該メッセージと更新されたレビュー報告書.xls(ver.2)を関連づけるリレーションデータを記録する(ステップS18)。以上のようにして、サーバ装置Sには
図7に示すようなデータが記録されることになる。
【0050】
次に、以上のようにして登録された記事、メッセージを、ユーザが閲覧する場合について説明する。
図8に、そのフローチャートを示す。
【0051】
ユーザからの指令を受けると、端末装置T2は、サーバ装置Sに対して閲覧要求を送信する(ステップS9)。サーバ装置Sは、閲覧要求を受けて、表示データを作成するための処理を行う。まず、
図7のデータ中から、記事タイトルを取得する(ステップS19)。次に、サーバ装置Sは、初期メッセージを取得する(ステップS20)。初期メッセージは、メッセージ番号が「0」であるので、これにより特定することができる。
【0052】
続いて、最新ファイル情報をファイルデータから取得する(ステップS21)。たとえば、
図7においては、レビュー報告書.xls(ID=FILE00000001)は、Ver.2が最新であり、設計書.doc(ID=FILE00000002)は、Ver.1が最新であることが分かる。したがって、サーバ装置Sは、レビュー報告書.xlsのVer.2、設計書.docのVer.1に対するリンク情報を取得する。
【0053】
以上により、
図9に示す表示画面のうち、記事タイトルエリア100、初期メッセージエリア102、ファイルリクエリア104に表示すべきデータを得ることができる。なお、ファイルリンクエリア100において、レビュー報告書.xlsについてはVre.2に対するリンクが、設計書.docについてはVer.1に対するリンクがはられている。
【0054】
続いて、個々のメッセージとファイルリンクを表示するためのデータを取得する(ステップS22)。サーバ装置Sは、次の番号のメッセージデータを取得する。ここでは、番号1のメッセージが取得されることになる。続いて、リレーションデータを参照し、当該メッセージに関連づけられたファイルがあるかどうかを判断する。なければ、メッセージのみを表示のためのデータとする。関連ファイルがあれば、当該ファイルへのリンクを生成して、メッセージとともに表示するように表示データを生成する。
【0055】
たとえば、
図7に示すデータの場合、番号1のメッセージに対して、レビュー設計書.xls(ID=FILE00000001)のVer.2が関連づけられている(リレーションデータの3行目参照)。したがって、
図9に示すように、メッセージエリア106に番号1のメッセージ、リンクエリア108にレビュー設計書.xlsのVer.2に対するリンクを表示するための表示データが生成される。
【0056】
生成された表示データは、端末装置T2に送信される。端末装置T2は、これを表示する(ステップS10)。これにより、
図9に示すような画面が表示されることになる。
【0057】
以上のようにして、各ユーザが情報を共有しつつ、作業を行っていくことができる。処理が進んだときにサーバ装置Sに記録されているデータの例を、
図10に示す。また、これに基づく表示画面を、
図11に示す。
【0058】
記事全体のリンク表示エリア104には、最新バージョンのファイルへのリンクが貼られることになる。また、各メッセージにおいては、そのメッセージを作成したときのバージョンへのリンクが貼られることになる。したがって、過去の経緯を参照する場合に、対応するバージョンのファイルを参照することが容易である。
【0059】
また、この実施形態では、
図11に示すように、メッセージを階層的に表示するようにしている。たとえば、メッセージ114は、メッセージ112の下位のメッセージとして表示されている。このような表示は、ユーザの入力に対応して、上位メッセージ番号を指定しておくことにより実現できる(
図10のメッセージデータの上位メッセージ番号欄を参照のこと)。
【0060】
1.4その他の実施形態
(1)上記実施形態では、ファイルを更新してからメッセージを入力するようにしている。しかし、メッセージを作成した後、予め更新したファイルや既に存在するバージョンのファイルに対する関連づけを行うようにしてもよい。
【0061】
(2)上記実施形態では、
図11に示すように、ユーザがメッセージに対するファイルの関連づけを行わなければ、メッセージのみを表示するようにしている。しかし、本来的にファイルの関連づけがないメッセージについて、コミュニケーション・プログラムの側で、そのメッセージ登録時点でのバージョンのファイルを補足的にリンクづけするようにしてもよい。
【0062】
たとえば、
図10に示すデータに基づいて、
図12に示すような表示を行うようにしてもよい。
図12において、ユーザが指定した参照ファイルは、背景色を付けて表されている。それ以外の参照ファイル(補足的に関連づけられたファイル)は、コミュニケーション・プログラムの側で自動的に付けたものである。各メッセージの登録時点に対応するバージョンのファイルが選択されて添付されている。
【0063】
なお、上記では、表示の際に、補足的な関連づけを行っているが、メッセージ記録の際に、ファイルを補足的に関連づけ、これを記録するようにしてもよい。この場合、本来的な関連づけであるか、補足的な関連づけであるかを区別して記録することが好ましい。
【0064】
(3)上記実施形態では、コミュニケーション装置をサーバ装置として構成したが、1台のPCによって構成してもよい。この場合、複数人が1台のPCを使用することになる。
【0065】
(4)上記各変形例は、その本質に反しない限り、第2の実施形態にも適用することができる。
【0066】
2.第2の実施形態
2.1全体構成
図13に、第2の実施形態によるコミュニケーション装置の全体構成を示す。ファイル記録手段50は、端末装置Tからの指令を受けて、ファイルF1、F2・・・を記録し、あるいは更新する。メッセージ記録手段52は、端末装置Tからの指令を受けて、ファイルに関連づけてメッセージM1、M2・・・を記録する。したがって、記録部8には、第1の実施形態にて説明したような、メッセージM1、M2・・・とファイルF1、F2・・・が記録されることになる。
【0067】
検索手段54は、端末装置Tからの要求に応じて、記録部8のメッセージを対象として検索を実行する。そして、検索されたメッセージに関連づけられているファイルを抽出し、検索結果として端末装置Tに返信する。
【0068】
このようにして、メッセージを対象として検索し、結果をファイルとして得ることができる。
【0069】
2.2ハードウエア構成
ハードウエア構成は、第1の実施形態と同様である。
【0070】
2.3コミュニケーション・プログラムの処理
図14、
図15に、検索処理のフローチャートを示す。なお、ここでは、第1の実施形態により、ハードディスク36に、メッセージとファイルが記録されているものとして説明を進める。
【0071】
ユーザ操作にしたがって、端末装置T1は、サーバ装置Sに検索画面を要求する(ステップS51)。これを受けて、サーバ装置Sは、検索画面を送信する(ステップS81)。
【0072】
図16に、検索画面の例を示す。この実施形態では、メッセージ中の文言によるファイルの検索か、ファイル名やファイル内容の文言によるメッセージの検索を選択できるようになっている。たとえば、メッセージによるファイルの検索を行う場合には、ユーザはラジオボタン90をチェックし、検索キーワード入力ボックスK1、K2、K3に、キーワードを入力する。この実施形態では、各キーワードをアンド条件として検索するようにしているが、他の論理演算を用いてもよい。
【0073】
たとえば、「バグ」「修正」というキーワードが入力されて、検索ボタン96が送信されたとする。これにより、端末装置T1は、メッセージによるファイルの検索であること、「バグ」and「修正」で検索することなどの検索条件を、サーバ装置Sに送信する(ステップS52)。
【0074】
これを受けて、サーバ装置Sは、メッセージに対する検索であるかどうかを判断する(ステップS82)。ここでは、メッセージに対する検索であるから、ステップS83に進む。
【0075】
ステップS83において、サーバ装置Sは、ハードディスク36に記録されている全ての記事のメッセージM1、M2・・・のうち、「バグ」という言葉と、「修正」という言葉の双方が含まれているものを抽出する。続いて、サーバ装置Sは、リレーションデータを参照して、抽出したメッセージに関連付けられているファイル情報を取得する(ステップS84)。さらに、サーバ装置Sは、取得したファイル情報(ここではファイルへのリンク情報)を、端末装置T1に送信する(ステップS85)。
【0076】
端末装置T1では、
図17に示すように、ファイルのリンク一覧を検索結果として表示する(ステップS53)。なお、この実施形態では、取得したファイル情報のうち、ファイルIDが同じであっても、バージョンが異なるファイルは別のものとして一覧に表示するようにしている。しかし、関連づけられたファイルの内、最もバージョンが新しいもののみを一覧として表示するようにしてもよい。さらに、関連づけられたファイルについての最新バージョンのみ(最新バージョンが検索されたメッセージに関連づけられていなくとも)を一覧として表示するようにしてもよい。
【0077】
ユーザは、
図17の画面のリンクをクリックすることにより、サーバ装置Sから当該ファイルを取得することができる。
【0078】
図16において、ファイルによるメッセージの検索が選択された場合には、サーバ装置Sは、ステップS82から、ステップS86に進む。
【0079】
ステップS86において、サーバ装置Sは、ハードディスク36に記録されている全ての記事のファイルF1、F2・・・のうち、その内容(あるいはファイル名)に条件として入力されたキーワードを含むものを抽出する。続いて、サーバ装置Sは、リレーションデータを参照して、抽出したファイルに関連付けられているメッセージ情報を取得する(ステップS87)。さらに、サーバ装置Sは、取得したメッセージ情報(ここではメッセージへのリンク情報)を、端末装置T1に送信する(ステップS88)。
【0080】
端末装置T1では、検索結果としてメッセージ一覧(メッセージへのリンク)を表示する(ステップS53)。
【0081】
2.4その他の実施形態
(1)上記実施形態では、キーワードによる検索を行っているが、メッセージ、ファイルともに作成者、作成日時など、他の検索条件を用いるようにしてもよい。
【0082】
(2)上記実施形態では、全ての記事を対象として検索を行っているが、所定の範囲の記事に限定して検索を行うようにしてもよい。
【0083】
(3)上記実施形態では、メッセージによってファイルを検索している。この検索とともに、ファイルによるファイルの検索(通常のファイル検索)を実行するようにしてもよい。たとえば、「バグ」が含まれるメッセージに添付されているファイルと、内容に「バグ」が含まれるファイルとの論理和(論理積などでもよい)を検索結果としてもよい。この点は、ファイルによるメッセージの検索についても、同様に適用することができる。
【0084】
(4)上記実施形態では、本来的に関連づけられたファイル、メッセージを検索結果として表示するようにしている。しかし、これに加えて、補足的に関連付けられたファイル、メッセージを検索結果として表示するようにしてもよい。
【0085】
(5)上記実施形態では、第1の実施形態によって蓄積されたメッセージとファイルを対象として説明した。しかし、メッセージとファイルが関連づけられていれば、他の方法によって蓄積されたデータに対しても適用することができる。