特許第6281013号(P6281013)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6281013セット内のコンテンツ項目間のナビゲーション
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6281013
(24)【登録日】2018年1月26日
(45)【発行日】2018年2月14日
(54)【発明の名称】セット内のコンテンツ項目間のナビゲーション
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20180205BHJP
【FI】
   G06F13/00 540P
【請求項の数】20
【外国語出願】
【全頁数】24
(21)【出願番号】特願2017-111455(P2017-111455)
(22)【出願日】2017年6月6日
(62)【分割の表示】特願2015-521628(P2015-521628)の分割
【原出願日】2013年6月18日
(65)【公開番号】特開2017-194982(P2017-194982A)
(43)【公開日】2017年10月26日
【審査請求日】2017年6月13日
(31)【優先権主張番号】13/548,299
(32)【優先日】2012年7月13日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ハル・アール・ヴァリアン
【審査官】 佐々木 洋
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−132481(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/119899(WO,A2)
【文献】 国際公開第2011/087623(WO,A1)
【文献】 インターネット&LAN環境の強化テクニック,PC Japan 第11巻 第9号,日本,ソフトバンククリエイティブ株式会社,2006年 9月 1日,pp. 50-57
【文献】 櫻井 祐子 他,キーワード広告におけるゲーム理論・オークション理論,人工知能学会誌 第24巻 第4号,日本,人工知能学会,2009年 7月,pp. 472-480
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
リソースページとともに提示される第1コンテンツ項目とのユーザインタラクションに基づいて、前記第1コンテンツ項目がリンクする所与のランディングページの提示の要求を受信するステップと、
前記要求に応答して、1つ又は複数のプロセッサにより、前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページと、前記リソースページとは異なるインターフェース内の1つまたは複数の制御との両方の提示させるデータを提供するステップと、
前記所与のランディングページの滞留時間が滞留時間しきい値を超過していることを判定するステップと、
前記所与のランディングページの前記滞留時間が前記滞留時間しきい値を超過していることに応答して、前記第1コンテンツ項目の主題に基づいて、前記第1コンテンツ項目とは異なるランディングページにリンクする第2コンテンツ項目を識別するステップと、
前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページが前記異なるインターフェース内に提示されている間、前記1つまたは複数の制御とのユーザインタラクションを検出するステップと、
前記ユーザインタラクションの検出に応答して、1つ又は複数のプロセッサにより、前記第2コンテンツ項目の前記異なるランディングページが、ユーザが前記リソースページに戻ることなく、前記異なるインターフェース内の前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページを直接置き換えるデータを提供するステップと、
を具備することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1コンテンツ項目は、広告であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記リソースページは、検索結果を含み、前記第1及び第2コンテンツ項目は、前記検索結果の1つであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2コンテンツ項目は、前記リソースページ上に前記第2コンテンツ項目を提示する元の決定に関連するオークションから選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第2コンテンツ項目に関連した1つ又は複数の特徴に少なくとも部分的に基づいて前記第2コンテンツ項目を識別するステップ、
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数の制御は、前記リソースページに戻るようにナビゲートする必要なしに、他のコンテンツ項目に直接にナビゲート可能にすることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記要求の受信に応答して、コンテンツ項目のランディングページをプリロードするステップと、前記1つまたは複数の制御を介して、前記プリロードされたランディングページの1つにナビゲートする命令を受信するステップと、
前記プリロードされたランディングページの1つへの即時アクセスを提供するステップと、
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記所与のランディングページの前記滞留時間が前記滞留時間しきい値を超過したときに、インプレッションに対してコンテンツスポンサーに料金請求するステップ
をさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
方法であって、
リソースと共に提示されるコンテンツ項目とのユーザインタラクションを検出するステップと、
前記コンテンツ項目に関連するが、前記コンテンツ項目とは異なるランディングページにリンクする複数のコンテンツ項目を識別するステップであって、所与のランディングページがコンテンツ項目によりリンクされる、ステップと、
前記複数のコンテンツ項目の1つ又は複数の前記異なるランディングページをプリロードするステップと、
前記ユーザインタラクションの検出に応答して、前記プリロードされた異なるランディングページの内の1つ又は複数のプリロードされたものがなくても、前記コンテンツ項目の前記所与のランディングページが提示されるインターフェースの提示を引き起こすデータを提供するステップであって、前記提供されるデータは、ユーザが前記複数のコンテンツ項目の前記プリロードされた異なるランディングページの内の1つ又は複数の間を、前記リソースに戻るナビゲーションとは無関係に、ナビゲートできる1つまたは複数の制御の提示を引き起こす命令を含み、前記複数のコンテンツ項目の前記異なるランディングページの前記1つ又は複数の間の前記ナビゲーションは、前記所与のランディングページを、前記複数のコンテンツ項目の1つ又は複数のプリロードされた異なるランディングページの内の1つに直接置き換えることを含む、ステップと、
前記所与のランディングページの1つの滞留時間が滞留時間しきい値を超過していることを判定するステップと、
前記所与のランディングページの前記滞留時間が前記滞留時間しきい値を超過していることに応答して、前記所与のランディングページの主題に基づいて、付加的なコンテンツ項目を識別するステップと、
前記付加的なコンテンツ項目を複数のコンテンツ項目を含むサブセットに追加するステップと、
前記1つまたは複数の制御とのユーザインタラクションに応答して、前記複数のコンテンツ項目の前記1つ又は複数のプリロードされた異なるランディングページ、又は前記インターフェース内の前記付加的なコンテンツ項目のランディングページの内の1つを直接提供するステップと、
を具備することを特徴とする方法。
【請求項10】
前記コンテンツ項目は、広告であることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記リソースは、検索結果を含み、前記コンテンツ項目は、前記検索結果の内の1つであることを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記1つまたは複数の制御は、前記プリロードされた前記複数のコンテンツ項目の前記異なるランディングページの前記1つ又は複数のそれぞれに、前記リソースに戻るナビゲーションとは無関係なナビゲーションを可能にする
ことを特徴とする請求項に記載の方法。
【請求項13】
システムであって、
1つ又は複数のデータプロセッサと、
前記1つ又は複数のデータプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のデータプロセッサに、
リソースページとともに提示される第1コンテンツ項目とのユーザインタラクションに基づいて、前記第1コンテンツ項目がリンクする所与のランディングページの提示の要求を受信するステップと、
前記要求に応答して、前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページと、前記リソースページとは異なるインターフェース内の1つまたは複数の制御との両方を提示させるデータを提供するステップと、
前記所与のランディングページの滞留時間が滞留時間しきい値を超過していることを判定するステップと、
前記所与のランディングページの前記滞留時間が前記滞留時間しきい値を超過していることに応答して、前記第1コンテンツ項目の主題に基づいて、前記第1コンテンツ項目とは異なるランディングページにリンクしている第2コンテンツ項目を識別するステップと、
前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページが前記異なるインターフェース内に提示されている間、前記1つまたは複数の制御とのユーザインタラクションを検出するステップと、
前記ユーザインタラクションの検出に応答して、前記第2コンテンツ項目の前記異なるランディングページが、前記ユーザが前記リソースページに戻ることなく、前記異なるインターフェース内の前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページを直接置き換えるデータを提供するステップと、
を行う動作を実行するようにさせる、コンピュータ格納装置上に格納された命令と、
を具備することを特徴とするシステム。
【請求項14】
前記第1コンテンツ項目は、広告であることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記リソースページは、検索結果を含み、前記第1コンテンツ項目は、前記検索結果の内の1つであることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
前記1つ又は複数のデータプロセッサに動作を実行させる前記命令は、
前記第2コンテンツ項目に関連する1つ又は複数の特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記第2コンテンツ項目を識別するステップ
をさらに具備することを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項17】
前記命令は、前記1つ又は複数のデータプロセッサにより実行される時、前記1つ又は複数のデータプロセッサに、
前記要求に応答して、コンテンツ項目のランディングページをプリロードするステップと、
前記1つまたは複数の制御を介して、前記プリロードされたランディングページの1つをナビゲートするための命令を受信するステップと、
前記プリロードされたランディングページの1つへの即時アクセスを提供するステップと、
を具備する動作をさらに実行させることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項18】
1つ又は複数のメモリデバイスに符号化されたコンピュータプログラムであって、1つ又は複数のデータ処理装置により実行されると、1つ又は複数のデータ処理装置に、
リソースページとともに提示される第1コンテンツ項目とのユーザインタラクションに基づいて、前記第1コンテンツ項目がリンクする所与のランディングページの提示の要求を受信するステップと、
前記要求に応答して、前記第1コンテンツ項目の前記ランディングページと、前記リソースページとは異なるインターフェース内の1つまたは複数の制御との両方を提示させるデータを提供するステップと、
前記所与のランディングページの滞留時間が滞留時間しきい値を超過していることを判定するステップと、
前記所与のランディングページの前記滞留時間が前記滞留時間しきい値を超過していることに応答して、前記第1コンテンツ項目の主題に基づいて、前記第1コンテンツ項目とは異なるランディングページにリンクしている第2コンテンツ項目を識別するステップと、
前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページが前記異なるインターフェース内に提示されている間、前記1つまたは複数の制御とのユーザインタラクションを検出するステップと、
前記ユーザインタラクションの検出に応答して、前記第2コンテンツ項目の前記異なるランディングページが、前記ユーザが前記リソースページに戻ることなく、前記異なるインターフェース内の前記第1コンテンツ項目の前記所与のランディングページを直接置き換えるデータを提供するステップと、
を行う動作を実行させる命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項19】
前記第1コンテンツ項目は、広告であることを特徴とする請求項18に記載のコンピュータプログラム。
【請求項20】
前記リソースページは、検索結果を含み、前記第1コンテンツ項目は、前記検索結果のうちの1つであることを特徴とする請求項18に記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている、2012年7月13日に出願した、「NAVIGATING AMONG CONTENT ITEMS IN A SET」という表題の米国特許出願第13/548,299号の優先権を主張するものである。
【0002】
本出願は、一般に、情報提示に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットは、幅広いリソースに対するアクセスを提供する。たとえば、ビデオファイルおよび/またはオーディオファイル、特定の主題または特定のニュース記事に関するウェブページ、ならびに他のコンテンツにインターネットを通じてアクセス可能である。ウェブページなど、多くのリソースは、多くの場合、互いに関連し、かつユーザによるさらなるアクセス用に個々に選択され得るコンテンツ項目(たとえば、広告、検索結果など)のセットまたはリストを含む。たとえば、いくつかのウェブページは、コンテンツ項目が提示されるウェブページのコンテンツに関連するコンテンツ項目のセットまたはリストを含む。そのセットから特定の項目をユーザが選択することで、一般に、たとえば、選択された項目に関連する製品またはサービスに関する追加情報を含むリソースがユーザに提示される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一般に、本明細書に記載される主題の一態様は、リソースページに関連して提示されるコンテンツ項目の選択を受信するステップであって、コンテンツ項目が結果ページを参照する、受信するステップと、結果ページに関連するが、結果ページとは異なる、複数のコンテンツ項目を判断するステップと、複数のコンテンツ項目のうちの1個または複数をプリロードするステップと、ユーザが、リソースページに初めにナビゲートして戻る必要なしに、複数のコンテンツ項目間をナビゲートするのを可能にするための1つまたは複数の制御とともに、結果ページをインターフェース内に提供するステップと、その制御を使用して、結果ページから、プリロードされたコンテンツ項目のうちの選択された1個のコンテンツ項目にナビゲートするとすぐ、プリロードされたコンテンツ項目の高速表示を可能にするために、結果ページとともに、プリロードされたコンテンツ項目を提供するステップとを含む方法で実装され得る。本態様の他の実施形態は、これら方法の動作を実行するように構成された、コンピュータ記憶デバイス上に符号化された、対応するシステム、装置、およびコンピュータプログラムを含む。
【0005】
これらの実施形態および他の実施形態は、各々、オプションで、以下の特徴のうちの1つまたは複数を含む。コンテンツ項目は広告であり得る。リソースページは検索結果を含むことが可能であり、コンテンツ項目は検索結果であり得る。コンテンツ項目は、リソースページ上に提示された他のコンテンツから選択され得る。コンテンツ項目は、リソースページ上にコンテンツ項目を提示するための元の決定に関連するオークションから選択され得る。他の手段によって、これらのコンテンツ項目をユーザが潜在的な関心を持つものであろうと判断することができる。たとえば、画像の関連で、コンテンツ項目は、選択された画像と視覚的に類似する画像であり得る。
【0006】
この方法は、選択されたコンテンツ項目に関連する1つまたは複数の特性に少なくとも部分的に基づいて、コンテンツ項目の少なくとも一部を選択するステップを含むことも可能である。この方法は、レンダリングデバイスに関連するスクリーン領域の実質的に全部分を占有するユーザインターフェース内にその選択を提供するステップ、および、加えて、またはその代わりに、ユーザインターフェース内に同時に提示するために、その選択と、コンテンツ項目のうちの少なくとも1個の他のコンテンツ項目とを提供するステップを含むことも可能である。
【0007】
制御は、リソースページにナビゲートして戻る必要なしに、複数のコンテンツ項目のうちの他のコンテンツ項目に直接ナビゲートすることを可能にし得る。この方法は、複数のコンテンツ項目のうちの1個のコンテンツ項目にナビゲートするために1つまたは複数の制御によって命令を受信するステップと、その1個のコンテンツ項目に対する即時アクセスを提供するステップとを含み得る。コンテンツ項目をプリロードするステップは、コンテンツ項目に関連する画像を作成するステップを含み得る。その1個のコンテンツ項目に対する即時アクセスを提供するステップは、制御によって、その1個のコンテンツ項目にナビゲートする指示を受信した後、その1個のコンテンツ項目に関連する画像をロードすることを含み得る。
【0008】
この方法は、プリロードされたコンテンツ項目のうちの1個のコンテンツ項目のインプレッション(impression)が滞留時間しきい値をいつ超えるかを判断するステップと、滞留時間しきい値を超えたとき、そのインプレッションに関してコンテンツスポンサーに料金請求するステップとを含むことも可能である。
【0009】
本明細書で説明される主題の特定の実装形態を実装することにより、以下の利点のいずれかを実現しない、あるいは、それらのうちの1つまたは複数を実現することも可能である。ユーザが、そのセット内の他のコンテンツ項目にアクセスするためにリソースページに戻る必要なしに、リソースページ上に提示されたコンテンツ項目のセット内のコンテンツ項目(または、それぞれのコンテンツ項目に関連するウェブページ)間をナビゲートするのを可能にする制御をユーザインターフェースに提供することができる。リソースページに戻る必要なしに、コンテンツ項目間をナビゲートできることは、コンテンツ項目を提示するために使用されるユーザデバイスおよびコンテンツ項目にアクセスを提供するシステムの通信帯域幅要件と、ユーザデバイスおよびシステムの処理負担とを削減する。
【0010】
さらに、コンテンツ項目のセットはプリフェッチおよび/またはプリロードされ得るため、ユーザインターフェースを使用して、セット内のコンテンツ項目(または、それらのそれぞれのランディングページ)間をナビゲートすることによって、それぞれのランディングページとリソースページとの間で反復的にナビゲートすること、および/またはユーザデバイス上にロードするためのランディングページを待つことに関連するレイテンシならびに遅延を削減することができる。ユーザは上述のロードおよび反復ナビゲーションの苛立ちを経験しないため、これはユーザの経験をやはり拡張する。
【0011】
本明細書で説明される主題の1つまたは複数の実装形態の詳細は、添付の図面および下の説明に記載される。本主題の他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および請求項から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】ある例示的なリストナビゲーションシステムのブロック図である。
図2A】セット内のコンテンツ項目間をナビゲートするための、ある例示的なプロセスの流れ図である。
図2B】コンテンツ項目間をナビゲートするためのユーザインターフェースとともに、初期リソースおよびウェブページのスクリーンショットを示す図である。
図2C】コンテンツ項目間をナビゲートするためのユーザインターフェースとともに、初期リソースおよびウェブページのスクリーンショットを示す図である。
図2D】コンテンツ項目間をナビゲートするためのユーザインターフェースとともに、初期リソースおよびウェブページのスクリーンショットを示す図である。
図3】プログラマブル処理システムのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
様々な図面内の類似の参照番号および名称は類似の要素を示す。
【0014】
この説明は、一般に、コンテンツ項目のセットまたはリストを当初提示したリソースページに戻らずに、コンテンツ項目のセットあるいはリストからコンテンツ項目(または、コンテンツ項目に関連するウェブページもしくは他のリソース)間のユーザナビゲーションを円滑にすることに関する。より詳細には、ユーザが、そのセット内の他のコンテンツ項目にアクセスするためにリソースページに戻る必要なしに、リソースページ上で提示されたコンテンツ項目のセット内のコンテンツ項目(あるいは、コンテンツ項目に関連するか、またはコンテンツ項目に関係するウェブページもしくは他のリソース)間をナビゲートするのを可能にする制御をユーザインターフェースに提供する。たとえば、発行者のウェブページ(たとえば、リソースページ)上でユーザに提示されるコンテンツ項目(たとえば、広告)のセットの関連で、そのセットからの第1のコンテンツ項目のユーザ選択時に、その選択と、そのセット内の他の項目にナビゲートするための1つまたは制御とを含むユーザインターフェースがユーザのユーザデバイス上に提供される。
【0015】
ユーザは、ユーザインターフェース制御を使用して、発行者のウェブページに初めに戻る必要なしに、セット内の要素(たとえば、様々なランディングページ)にナビゲートすること、またはそれらの要素間をナビゲートすることができる。したがって、ユーザインターフェース制御は、ユーザが発行者のウェブページに初めに戻って発行者のウェブページから第2のコンテンツ項目を選択することを必要とせずに、ユーザが、第1のコンテンツ項目に関するランディングページから、たとえば、そのセット内の第2のコンテンツ項目に関するランディングページに直接ナビゲートするのを可能にする。類似の様式で、ユーザインターフェース制御は、ユーザが、アクセスするために発行者のウェブページに戻り、次いで、そのセットから他のコンテンツ項目を選択する必要なしに、第2のコンテンツ項目のランディングページからそのセット内の他のコンテンツ項目に関するランディングページに(たとえば、第3のコンテンツ項目に関するランディングページに、または、第1のコンテンツ項目に関するランディングページに戻って)直接ナビゲートするのを可能にする。したがって、ユーザインターフェース制御は、ユーザが、それぞれのランディングページとリソースページとの間を往復して反復的にナビゲートせずに、そのセット内の他のコンテンツ項目にアクセスするのを可能にする。
【0016】
限定されたディスプレイスクリーン空間を有する一部のユーザデバイス(たとえば、スマートフォンおよびタブレット)の場合、リスト内またはセット内のコンテンツ項目のすべてが一度に表示されない場合がある。そのようなユーザデバイスの場合、ユーザは、ユーザインターフェース制御を用いて、その限定されたスクリーンサイズを考慮して、ユーザデバイス上に当初表示されないコンテンツ項目(たとえば、「スクロールしなければ見ることができない(below the fold)」コンテンツ項目)を含めて、そのセット内の他のコンテンツ項目にアクセスするために、リソースページに戻る必要および/またはリソースページの全域にわたってスクロールする必要なしに、そのセット内のコンテンツ項目(または、コンテンツ項目に関連する結果ページ)間をナビゲートすること、またはそのコンテンツ項目にアクセスすることができる。下で説明するように、ユーザインターフェース制御を使用して、多くの異なるタイプのリスト内またはセット内のコンテンツ項目間、たとえば、ほんのいくつかの例を挙げれば、広告セット内の広告間、検索結果(たとえば、製品検索結果、航空便検索結果、書籍検索結果など)セット内の検索結果間、および画像セット内の画像間をナビゲートすることができる。
【0017】
図1は、ある例示的なリストナビゲーションシステム130のブロック図である。リストナビゲーションシステム130は、たとえば、セットのソースに戻らずにそのセット内のコンテンツ項目間のナビゲーションを可能にするために、制御を有するユーザインターフェースを(たとえば、ユーザデバイスに対して)提供させることができる。ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネット、またはそれらの組合せなど、コンピュータネットワーク102は、ウェブサイト104と、ユーザデバイス106と、検索システム110と、コンテンツ管理システム120と、リストナビゲーションシステム130とを接続する。環境100は、何千ものウェブサイト104およびユーザデバイス106を含み得る。
【0018】
ウェブサイト104は、ドメイン名に関連し、かつ1つまたは複数のサーバによってホストされた1つまたは複数のリソース105を含む。ある例示的なウェブサイト104は、テキストと、画像と、マルチメディアコンテンツと、スクリプトなどのプログラミング要素とを含み得るハイパーテキストマークアップ言語(HTML)でフォーマットされたウェブページの収集物である。各ウェブサイト104は、ウェブサイト104上に提示されたコンテンツを制御、管理、および/または所有するエンティティであるコンテンツ発行者によって維持され/コンテンツ発行者に関連する。
【0019】
リソース105は、ネットワーク102上で発行者/サーバによって提供されることが可能であり、かつリソースアドレスに関する何らかのデータである。リソース105は、HTMLページと、ワードプロセッシング文書と、ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)文書と、画像と、ビデオと、およびフィードソースとを含む。リソース105は、語、句、写真などのコンテンツを含むことが可能であり、(メタ情報およびハイパーリンクなど)埋め込み情報ならびに/または(スクリプトなど)埋め込み命令を含み得る。
【0020】
ユーザデバイス106は、ユーザの制御下にあり、かつネットワーク102上でリソースを要求および/または受信することが可能な電子デバイスである。例示的なユーザデバイス106は、パーソナルコンピュータと、電話およびタブレットなどのモバイル通信デバイスと、ネットワーク102上でデータを送信および/または受信することができる他のデバイスとを含む。ユーザデバイス106は、一般に、ネットワーク102上でデータを送受信することを円滑にするための、ウェブブラウザなどのユーザアプリケーションを含み得る。ウェブブラウザは、ユーザが、ワールドワイドウェブ上またはローカルエリアネットワーク上のウェブページ上に位置特定されたテキスト、画像、ビデオ、音楽、および他の情報を表示して、それらと相互作用することを可能にし得る。
【0021】
これらのリソース105の検索を円滑にするために、検索システム110をネットワーク102内に含めることが可能である。検索システム110は、たとえば、ウェブサイト104をクロールして、ウェブサイト104から利用可能なリソース105に索引付けすることによって、リソース105を識別することができる。リソース105の索引付けされ、オプションで、キャッシュされた複製を索引112内に記憶することが可能である。
【0022】
ユーザデバイス106は、検索クエリを検索システム110に提出することができる。検索クエリは、検索クエリを含む検索要求、および、オプションで、その要求を提出したユーザデバイス106を識別する一意識別子の形で提出され得る。一意識別子は、ユーザデバイス106において記憶されたクッキーからのデータ、もしくは、検索クエリの提出をもたらすユーザが検索システム110にアカウントを維持する場合、ユーザアカウント識別子、または、ユーザデバイス106、もしくはユーザデバイス106を使用するユーザを識別する何らかの他の識別子であり得る。
【0023】
検索要求に応答して、検索システム110は、たとえば、索引112を使用して、検索クエリに関連するリソース105を識別することができる。検索システム110は、リソース105を検索結果の形で識別して、それらの検索結果を検索結果ページの形でユーザデバイス106に返す。検索結果は、特定の検索クエリを満たすリソース105を識別し、かつリソース105に関するリソースロケータを含む、リソース105を識別する検索システム110によって生成されたデータである。ある例示的な検索結果は、ウェブページタイトルと、ウェブページから抽出されたテキストのスニペットと、ウェブページのURLとを含み得る。
【0024】
情報検索(「IR」)スコアなど、検索結果によって識別されたリソース105に関するスコア、および、オプションで、他のリソースに関する各リソース105の別個のランキングに基づいて、検索結果をランク付けすることができる。検索結果をそれらのスコアに従って順序付けて、セット内の順序に従って、ユーザデバイス106に提供することができる。
【0025】
ユーザデバイス106は、検索結果ページを受信して、ユーザに提示するためにそのページをレンダリングする。ユーザがユーザデバイス106において検索結果を選択することに応答して、ユーザデバイス106は、選択された検索結果内に含まれたリソースロケータによって識別されたリソース105を要求する。そこからリソース105が利用可能なウェブサイト104をホストするサーバは、ユーザデバイス106からリソース105に関する要求を受信して、リソース105を要求側のユーザデバイス106に提供する。下でさらに詳細に説明するように、ソースウェブサイトに戻らずに、リソースの当初提示されたセット内の他のリソースに直接ナビゲートするのを可能にするユーザインターフェース内にリソース情報を提示することができる。
【0026】
コンテンツ管理システム120は、リソース105を有するコンテンツ項目の提供を円滑にする。具体的には、コンテンツ管理システム120は、コンテンツスポンサー(たとえば、広告主)がたとえば、コンテンツを特定のユーザに提供するためのユーザの特性を考慮に入れる規則を定義するのを可能にする。例示的な規則は、その範囲内で、コンテンツスポンサーが、たとえば、検索クエリまたはウェブページコンテンツのいずれかの中に存在するキーワードに入札を提供するキーワード規則を含む。これらの結果に従って、ユーザに提示するために、(たとえば、結果として、オークションに応答してスロットが与えられている入札を有する)キーワードに関連するコンテンツ項目を選択することができる。
【0027】
ウェブサイト104のリソース105など、多くの異なるリソースに関するコンテンツ項目を検索結果ページリソース上に提供することができる。たとえば、ウェブサイト104からのリソース105は、ユーザデバイス106にコンテンツ管理システム120から1つまたは複数のコンテンツ項目を要求させる命令を含むことが可能である。この要求は、発行者識別子、および、オプションで、リソース105のコンテンツに関するキーワード識別子を含む。コンテンツ管理システム120は、次に、関連するコンテンツ項目を特定のユーザデバイス106に提供する。
【0028】
コンテンツ管理システム120は、キャンペーンデータ122とパフォーマンスデータ124とを記憶するデータストレージシステムを含む。キャンペーンデータ122は、コンテンツ項目(たとえば、クリエイティブ(creative))、規則、およびコンテンツスポンサーに関する予算情報を記憶する。パフォーマンスデータ124は、サービス提供されるコンテンツ項目のパフォーマンスを示すデータを記憶する。そのようなパフォーマンスデータは、たとえば、コンテンツ項目に関するクリックスルーレート(click through rates)と、インプレッションの数と、それぞれのコンテンツ項目に関するコンバージョン(conversions)の数とを含み得る。他のパフォーマンス基準を記憶することも可能である。
【0029】
キャンペーンデータ122およびパフォーマンスデータ124は、オークションまたは別の選択プロセスに対する入力パラメータとして使用され得る。いくつかの実装形態では、コンテンツ管理システム120は、各要求に応答して、その要求に応答して提供されたコンテンツ項目を選択するためにオークションを実行する。コンテンツ項目は、いくつかの実装形態では、入札と、パフォーマンスデータ124内で指定された1つまたは複数のパラメータとに基づく値に比例するスコアに従ってランク付けされる。一般に、オークションの結果として生じる最高ランクのコンテンツ項目を選択して、要求側ユーザデバイス106に提供することが可能である。
【0030】
いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、ユーザデバイス106のユーザが、ユーザインターフェース制御の使用によって、そのセット内の他のコンテンツ項目にアクセスするためにリソースページに戻る必要なしに、リソースページ上に提示されたコンテンツ項目のセット内のコンテンツ項目間をナビゲートするのを可能にするためのユーザインターフェース制御をユーザデバイス106に提供することができる。たとえば、コンテンツ項目のセットは、検索結果ページ上に提示された広告であってもよく、また、セットからの広告の選択時に、その広告に関連するランディングページとともに、ユーザインターフェース制御が提示される。次いで、ユーザインターフェース制御を使用して、検索結果ページに初めに戻る必要なしに、そのセット内の他の広告に関するランディングページに直接的にナビゲートすることが可能である。
【0031】
図2A図2Dを参照して、リストナビゲーションシステム130の動作が下で説明される。図2Aは、セット内のコンテンツ項目間をナビゲートするための制御をユーザインターフェースに提供するための、ある例示的なプロセスの流れ図を示す。図2B図2Dは、セット内のコンテンツ項目間をナビゲートするためのユーザインターフェースとともに、初期リソースおよびウェブページのスクリーンショットの例を示す。
【0032】
図2Aを参照すると、コンテンツに関する要求をユーザデバイスから受信する(202)。この要求は、たとえば、コンテンツ管理システム120によって受信された、モバイルユーザデイバス106からの、モバイルユーザデバイス106によってアクセスされているウェブページ内に広告を表示するための要求であり得る。別の例として、この要求は、ユーザがモバイルユーザデバイス106を介して検索クエリを提出することによってもたらされた検索結果に関する、検索システム110によって受信された要求であり得る。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、コンテンツ管理システム120および検索システム110とデータ通信する、またはコンテンツ管理システム120および/もしくは検索システム110の(たとえば、これらに欠かせない)一部である。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、要求を受信する、あるいは、要求にアクセスすることができる。他のタイプの要求(たとえば、画像に関する要求)も受信され得る。便宜上、下の説明では、リストナビゲーションシステム130、コンテンツ管理システム120、および検索システム110は統合システムとして説明される。しかし、そのような構成は必要とされず、いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、コンテンツ管理システム120および/または検索システム110とは別個であり、これらとは異なる。
【0033】
要求を満たす、複数のコンテンツ項目を識別する(204)。いくつかの実装形態では、コンテンツ管理システム120は、要求を満たすコンテンツ項目を識別する。たとえば、要求が、ユーザデバイス106によってレンダリングされている検索結果ウェブページ上に広告を掲載することを要求するユーザデバイス106からである場合、コンテンツ管理システム120は、その要求内に含まれるか、またはその要求に関係し、かつ検索クエリに関係するキーワード、および他の関連データ(「検索キーワード」)を使用して、その要求を満たすための検索キーワードに応答する広告を識別することができる。検索キーワードに応答する広告は、たとえば、受信した要求に関連する用語に一致するか、または、それとも、関係する(たとえば、意味的に関係する)広告キーワード(たとえば、その広告のコンテンツスポンサーによって指示されたキーワード)を有する広告である。
【0034】
別の例として、その要求が提出された検索クエリに関する検索結果を有する検索結果ページを要求するユーザデバイス106からである場合、リスト検索システム110は、索引112を使用して、その検索クエリに関連するウェブページを識別して、識別されたウェブページを参照する検索結果を検索結果ページ内でユーザデバイス106に返すことができる。
【0035】
受信した要求に応答して、ユーザデバイス上でリソース(「初期リソース」)を提示することに関連して表示のために複数のコンテンツ項目のサブセットを提供する(206)。いくつかの実装形態では、コンテンツ管理システム120または検索システム110のうちの1つは、(たとえば、プロセス204から)識別されたコンテンツ項目のサブセットをそのコンテンツ要求を提出するユーザデバイス106に提供することができる。たとえば、上で説明したように、要求は検索結果要求であり得るとともに、初期リソースは、たとえば、その検索結果に関するそれぞれのIRスコアによって判断された、要求を満たす、最も関連する検索結果(たとえば、コンテンツ項目のサブセット)を含む検索結果ページであり得る。コンテンツ項目のサブセットは、最高IRスコアまたは関連性の他のインジケータを有する、すべての識別された検索結果からの検索結果のセットであり得る。たとえば、(たとえば、プロセス204から)50個の検索結果を識別することが可能であり、要求側のユーザデバイス106に提供された検索結果のサブセットは、50個のセットからの10個の最も関連する検索結果であり得る。別の例として、要求は広告に関する要求であり得るとともに、初期リソース105は、その要求を満たす2個の最高ランクの広告(たとえば、コンテンツ項目のサブセット)が提示のために提供されるウェブページであり得る。
【0036】
ユーザデバイス106(たとえば、モバイルユーザデバイス)上に提示された、コンテンツ項目222のサブセットを有する、ある例示的な初期リソース220を2Bに示す。初期リソース220は、検索クエリ「ハワイ行き航空便」に関する検索結果ページ220であり、(たとえば、プロセス202から)受信した要求に応答して提供される2個の広告222(たとえば、コンテンツ項目のサブセット)を含む。これら2個の広告222のうちの1つ目は、「お得なハワイ休暇」に関する広告222-Aであり、www.examplehawaiivacations1.comのランディングページを有する。もう1つの広告は、「ハワイ行き格安航空便」に関する広告222-Bであり、www.examplehawaiivacations2.comのランディングページを有する。検索結果ページ220は、提出された検索クエリ(「ハワイ行き航空便」)に応答する検索結果224も含む。
【0037】
ユーザデバイス上でコンテンツ項目のサブセットを提示した後、サブセットからコンテンツ項目の選択を受信する(208)。この選択は、サブセットから選択されたコンテンツ項目に関連するランディングページのユニフォームリソースロケータを示すことができる。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130がこの選択を受信する。たとえば、コンテンツ項目のサブセットがウェブページ(たとえば、初期リソース)とともに提示される広告のセットである場合、ユーザは、ユーザデバイス106を使用して、そのセットから特定の広告を選択させることができる。次に、ユーザデバイス106は、選択された広告の表示をリストナビゲーションサーバ130に提供することができる。この例では、選択されたコンテンツ項目に関連するランディングページのユニフォームリソースロケータは、広告の広告主、またはその広告内で販売促進される製品またはサービスに関するランディングページであり得る。
【0038】
別の例として、コンテンツ項目のサブセットが検索結果ページ(たとえば、初期リソース)とともに提示される検索結果のセットである場合、ユーザは、ユーザデバイス106を使用して、そのセットからの特定の検索結果を選択させることができる。次に、ユーザデバイス106は、選択された検索結果の表示をリストナビゲーションサーバ130に提供することができる。この例では、選択されたコンテンツ項目に関連するランディングページのユニフォームリソースロケータは、選択された検索結果(たとえば、プロセス206から提出された検索クエリに関連するとして識別されたリソース105のうちの1つ)のランディングページであり得る。
【0039】
選択された項目(たとえば、ランディングページ)に関係するが、選択された項目とは異なるコンテンツ項目を判断する(210)。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、選択を受信することに応答して、選択されたコンテンツ項目、または選択された項目に関連するランディングページ(「関係するコンテンツ項目」)に関係するが、それとは異なるコンテンツ項目(たとえば、広告、検索結果、広告または検索結果に関するランディングページ)を判断する。たとえば、リストナビゲーションシステム130は、サブセットからの他のコンテンツ(たとえば、プロセス208で選択されなかったサブセットからのコンテンツ項目)が関係するコンテンツ項目であると判断することができる。この例では、サブセット内のコンテンツ項目が広告である場合、リストナビゲーションシステム130は、サブセット内の選択されていない広告に関するランディングページのうちの1つまたは複数が関係するコンテンツ項目であると判断することができる。したがって、(たとえば、プロセス208で)サブセットが広告A〜Hを含み、広告Aが選択された場合、広告B〜Hに関するランディングページのうちの1つまたは複数が関係するコンテンツ項目であると判断することができる。
【0040】
この例を続けると、サブセット内のコンテンツ項目が検索結果である場合、リストナビゲーションシステム130は、選択されていない検索結果によって参照されたランディングページ/ウェブページのうちの1つまたは複数が関係するコンテンツ項目であると判断することができる。(たとえば、プロセス208で)サブセットがウェブページA〜Hをそれぞれ参照する検索結果A〜Hを含み、検索結果Hが選択された場合、検索結果A〜Gに関するウェブページA〜Gのうちの1つまたは複数が関係するコンテンツ項目であると判断することができる。
【0041】
いくつかの実装形態では、関係するコンテンツ項目は、サブセット内の選択されていないコンテンツ項目、またはそのランディングページに加えて、またはその代わりに(たとえば、選択されていないコンテンツ項目とは異なる)コンテンツ項目を含み得る。たとえば、関係するコンテンツ項目は、選択されたコンテンツ項目の類似の上下/主題範疇内にあるか、あるいは、選択されたコンテンツ項目に関係する(たとえば、意味的に関係する)コンテンツ項目、(たとえば、コンテンツ項目の主題と、興味もしくは人口統計学的情報など、ユーザのユーザプロファイルからのデータとの比較に基づいて)ユーザに関連すると判断されたコンテンツ項目、(たとえば、ユーザのオンラインブラウジングパターンから)ユーザによって閲覧されたウェブページの主題およびユーザによって選択された広告に関連するコンテンツ項目、またはそれらの組合せであり得る。いくつかの実装形態では、そのような情報の収集および使用をオプトイン/オプトアウトするための機会がユーザに提供される。
【0042】
コンテンツ項目のうちの1個または複数をプリロードすることができる(212)。いくつかの実装形態では、サブセット内のコンテンツ項目に関するランディングページは、リストナビゲーションシステム130によってプリロードまたはプリフェッチされる(たとえば、ランディングページ、またはコンテンツ項目は、より一般的には、ランディングページ/コンテンツ項目を提示するための要求または命令に先立って、要求および受信される)。たとえば、(たとえば、プロセス206による)サブセットの選択および提供の間に、またはそれに時間的に近接して、リストナビゲーションシステム130は、関連する発行者/サーバからサブセット内のコンテンツ項目のすべてまたは一部に関するランディングページに(たとえば、キャッシュされたデータストアから)アクセスすること、またはそれらのランディングページを要求することができる(かつ、新しいコンテンツ項目がサブセットに追加されるとき、このプロセスを繰り返すことができる)。次に、下で説明するように、リストナビゲーションシステム130は、ユーザデバイス106において局所的に記憶するために、選択されたコンテンツ項目に関するランディングページとともに、プリフェッチされたランディングページをユーザデバイス106に提供することができる。このようにして、インターフェース250を使用して、サブセット内のコンテンツ項目間をナビゲートするとすぐ、(たとえば、制御252および254とのユーザの相互作用に応答して、ユーザデバイス106が、ページ単位ベースで、提示されることになる次のランディングページを要求および受信するのと比較して)削減されたレイテンシで、様々なランディングページがユーザデバイス106によって提示され得る。
【0043】
いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、(たとえば、プロセス206で、サブセット内のコンテンツを識別することに応答して、またはインターフェース250をユーザデバイス106に提供するのに先立って)サブセット内のすべてのまたは事前に判断された数(たとえば、複数の)コンテンツ項目に関する関連ランディングページをフェッチ(たとえば、要求および受信)して、それらをデータストア内に記憶する。下で説明するように、インターフェース250を介して、ユーザが別のランディングページを提示することを要求するために制御252および254と相互作用したという命令を受信するとすぐに、リストナビゲーションシステム130は、データストアから関連するランディングページに(それが先にフェッチされたとき、対応する発行者/サーバからそれを初めに要求する必要なしに)アクセスして、それをユーザデバイス106に(たとえば、ユーザデバイス106において記憶するために、関連するランディングページのすべてを提供することと比較して)速やかに提供することができる。新しいコンテンツ項目または異なるコンテンツ項目がサブセットに追加され、ユーザに提示することを要求されると、リストナビゲーションシステム130は、このプロセスを繰り返すことができる。いくつかの実装形態では、1個だけの項目、具体的には、リスト内またはサブセット内の次の項目がプリフェッチされる。
【0044】
ユーザが、リソースに初めにナビゲートして戻る必要なしに、コンテンツ項目間をナビゲートするのを可能にするための1つまたは複数の制御とともに、(プロセス208からの選択されたコンテンツ項目、または選択されたコンテンツ項目に関連する他のリソース105の)ランディングページをインターフェース内に提供することができる(214)。いくつかの実装形態では、ユーザが、コンテンツ項目にアクセスするために初期リソースに戻る必要なしに、関係するコンテンツ項目(たとえば、プリロードされたコンテンツ項目)と選択されたコンテンツ項目(たとえば、選択されたコンテンツ項目に関するランディングページ)の間をナビゲートするのを可能にする制御を含むインターフェースとともに、選択されたコンテンツ項目(たとえば、広告、検索結果)に関するランディングページが要求側のユーザデバイス106に提供される。たとえば、リストナビゲーションシステム130がそのランディングページをホストする発行者/サーバからそのランディングページを要求するようにユーザデバイスに命令する命令をユーザデバイス106に送信することによって、ランディングページをユーザデバイス106に提供することができる。別の例として、リストナビゲーションシステム130は、関連する発行者/サーバからランディングページを要求し(または、キャッシュされたデータストアからランディングページにアクセスし)、次いで、ユーザに提示されるインターフェース内に制御とともに埋め込まれたそのランディングページをユーザデバイス106に送信することによって、ランディングページをユーザデバイス106に提供することができる。
【0045】
いくつかの実装形態では、ランディングページおよびインターフェースがユーザデバイス106のディスプレイスクリーン領域のすべて、または、実質的にすべてを占有するように、選択されたコンテンツ項目のランディングページがインターフェース内に提供されるか、またはランディングページは、提示されたランディングページだけである(たとえば、1つのランディングページだけが一度に提示され、他のランディングページの何の部分も提示されない)。たとえば、ディスプレイスクリーン領域の実質的にすべてを占有することは、別のランディングページのコンテンツまたは主題が容易に識別可能であるように、別のランディングページの提示を妨げる、ディスプレイスクリーン領域の部分を占有することを意味し得る。いくつかの実装形態では、インターフェースとともに複数のランディングページ(または、ランディングページの部分)を同時に提示することが可能である。そのようなインターフェースとともに、例示的なランディングページを図2Cおよび図2Dに示す。
【0046】
図2Cを参照すると、ランディングページ230は、ユーザデバイス106上のインターフェース250とともに、またはその中に提示される。ランディングページ230は、広告222-Aに関するランディングページである。ランディングページ230は、たとえば、検索結果ページ220からの広告222-Aのユーザ選択に応答して、インターフェース250とともに提示される。
【0047】
インターフェース250は、関係するコンテンツ項目(たとえば、選択されたコンテンツ項目、もしくはそのランディングページ)へのナビゲート、またはそれらの間のナビゲートを円滑にするための制御252〜256を含み得る。いくつかの実装形態では、インターフェース250は、表示ユーザデバイス106のブラウザアプリケーションにインストールされた、もしくはそのブラウザアプリケーションとともに使用されるプラグインアプリケーションまたは他のアプリケーションによって実施され得る。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、(たとえば、ユーザデバイスのブラウザアプリケーション内に)インターフェース250を生成して、インターフェース250の機能および特徴を実施する命令(たとえば、スクリプト)の提供を実現するか、またはそれをもたらす。たとえば、ランディングページのHTML内の命令は、表示ユーザデバイス106にインターフェース250を実装させることができる。あるいは、ブラウザの一部、別のアプリケーションの一部、または選択されたコンテンツ項目を取り出すために使用されるサービスとして命令を含めることが可能である。
【0048】
いくつかの実装形態では、サブセット内のコンテンツ項目を順序付けることができる。たとえば、コンテンツ項目をそのランキングに関して順序付けることができる(たとえば、上で説明したように、サブセット内の検索結果または広告をランク付けすることができる)。インターフェース250は、現在表示されているランディングページに関して、サブセット内の次に順序付けられた関係するコンテンツ項目に関するランディングページ、サブセット内の前に順序付けられた関係するコンテンツ項目に関するランディングページ、および初期リソースに関連するページを、それぞれ、表示ユーザデバイス106に提示させる制御252、254、および256を含み得る。したがって、制御252〜256と相互作用することによって、ユーザは、初期リソースに初めに戻って、所望の関係するコンテンツ項目を選択する必要なしに、サブセット内の他の関係するコンテンツ項目に関するランディングページにナビゲートするか、またはそれらのランディングページを表示させることができる。たとえば、ユーザは、(たとえば、それは検索結果ページ/初期リソース220からのサブセット内の次に順序付けられた広告に関するランディングページであるため)ユーザデバイス106に、下で説明するように、広告222-Aに関するランディングページ230を広告222-Bに関するランディングページ240と置換させるために、制御252と相互作用するか、または制御252を選択することができる。
【0049】
制御252の選択に応答して、ユーザデバイス106は、広告222-Bに関するランディングページ240を提示する。ランディングページ230と同様に、インターフェース250に、ランディングページ240と、サブセット内の広告/コンテンツ項目に関する任意の他のランディングページとを提示することも可能である。ランディングページ240から、ユーザは、制御254と相互作用するか、または制御254を選択して、ユーザデバイス106にランディングページ230を再度提示させる(したがって、ランディングページ240を表示しない)ことができる。サブセット内に追加の広告(たとえば、広告222-Aおよび222-Bを選択したオークションからの他の広告)が存在する場合、ユーザは、上で説明したのと類似の形で、ユーザデバイス106にそのサブセット内の他の広告に関するランディングページを提示させるために、制御252および254と相互作用するか、またはそれらを選択することができる。このようにして、ユーザは、初期リソース(たとえば、検索結果ページ220)に初めに戻る必要なしに、サブセット内のコンテンツ項目間をナビゲートすることができる。
【0050】
上で説明したように、いくつかの実装形態では、(たとえば、プロセス210によって判断された)コンテンツ項目をプリロードすることが可能である。1つまたは複数の制御を使用して、ランディングページから、プリロードされたコンテンツ項目のうちの選択された1個のコンテンツ項目にナビゲートするとすぐに、プリロードされたコンテンツ項目の高速表示を可能にするために、ランディングページとともに、プリロードされたコンテンツ項目をユーザデバイスに提供することが可能である(216)。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、(たとえば、リストナビゲーションシステム130がそのようなランディングページを提供するのではなく)ユーザデバイス106にサブセット内のすべてのまたは複数の関係するコンテンツ項目に関するランディングページをプリフェッチさせる命令を(たとえば、インターフェース250とともに、またはコンテンツ項目のサブセットの提供とともに)ユーザデバイス106に提供することができる。プリフェッチされたランディングページが、リストナビゲーションシステム130もしくはユーザデバイス130において記憶されるか、またはリストナビゲーションシステム130もしくはユーザデバイス130によって要求されるかにかかわらず、そのようなプリフェッチは、たとえば、インターフェース250内の制御252および254を使用してナビゲートするとすぐに、サブセット内のコンテンツ項目に関するランディングページの高速および/または即時の表示を可能にする。
【0051】
リストナビゲーションシステム130は、いくつかの実装形態では、(たとえば、画像生成/圧縮アルゴリズムおよびツールによって)サブセット内のコンテンツ項目、またはコンテンツ項目に関するランディングページの画像(もしくは、他の表現)を作成あるいは取り出すことができる。そのような画像は、一般に、対応するランディングページデータファイルよりもより迅速にユーザデバイス106による提示のために提供および/またはロードされ得る。したがって、インターフェース250を介したナビゲーション、および画像の提示は、対応するランディングページ自体のナビゲーションおよび提示よりもより少ないレイテンシならびに/または処理遅延で実行され得る。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、ユーザがそのサブセット内の別の項目(たとえば、関係するコンテンツ項目)にナビゲートするため/別の項目の提示を要求するためにユーザインターフェース250と相互作用することに応答して、たとえば、要求時間プロセスで、ランディングページの関連画像を作成して、デバイス106に提供する。
【0052】
上で説明したように、いくつかの実装形態では、インターフェース250は制御256を含む。ユーザが制御256と相互作用すること/制御256を選択することに応答して、ユーザデバイス106は、どのランディングページ/コンテンツ項目が現在提示されているかにかかわらず、初期リソースに戻る/初期リソースを提示する。たとえば、ランディングページ240がユーザデバイス106によって現在提示されている場合、制御256の相互作用/選択は、ユーザデバイス106に検索結果ページ220を表示させることができる。対照的に、この例では、ブラウザアプリケーション内の「戻る」ボタンを選択することは、ユーザデバイス106に、検索結果ページ220ではなく、ランディングページ230(これが前に提示されたページであるので)を表示させることになる。検索結果ページ220(たとえば、初期リソース)を閲覧するためには、ユーザデバイス106をランディングページ230から「戻し」て、検索結果ページ220を提示するために、戻るボタンが再度選択されなければならないことになる。現在表示されているランディングページが初期リソースの提示から離れた複数の選択結果である場合、初期リソースを提示させるためには、制御25は一度選択されることができるのに対して、戻るボタンは初期リソースを提示させるために何度も選択されなければならないことになる。
【0053】
いくつかの実装形態では、インターフェース250は、サブセット内のコンテンツ項目の各々、またはサブセット内のコンテンツ項目の何らかの連続的なグループに対応する位置インジケータを有する位置状況要素(図示せず)を含み得る。現在提示されているランディングページを有するコンテンツ項目に対応する位置インジケータは、コンテンツ項目の順序付けられたセット内のコンテンツ項目の相対的な位置を示すために表記され(pronounced)(たとえば、強調表示され)得る。
【0054】
位置インジケータは、たとえば、ユーザ選択可能であってもよい。特定の位置インジケータの選択は、ユーザデバイス106に選択された位置インジケータに対応するコンテンツ項目のランディングページを表示させることができる。たとえば、サブセット内に第8に順序付けられたコンテンツ項目が存在する場合、位置状況要素は、8つの位置インジケータ、すなわち、各コンテンツ項目に関して1つの位置インジケータを有し得る。第1に順序付けられたコンテンツ項目(たとえば、選択されたコンテンツ項目)は、第1の位置インジケータ(たとえば、左端または最上位の位置インジケータ)に対応することができ、最後に順序付けられたコンテンツ項目は、第8の位置インジケータ(たとえば、右端または最下位の位置インジケータ)に対応することができる。たとえば、現在提示されているランディングページが第3に順序付けられたコンテンツ項目である場合、第3に順序付けられたコンテンツ項目に関するランディングページが現在提示されていることを示すために、左から3番目の位置インジケータを強調表示することができる。ユーザが第8に順序付けられたコンテンツ項目に関するランディングページが提示されることを望む場合、ユーザは、8番目の位置インジケータを選択することができる。このようにして、ユーザは、コンテンツ項目の順序付けられたセットを順番に進まずに、所望のランディングページを提示させることができる。
【0055】
いくつかの実装形態では、インターフェース250は他の制御を含み得る。たとえば、インターフェース250は、1つまたは複数の基準に基づいて、サブセット内のコンテンツ項目をソートおよび/または再順序付けする制御を含み得る。そのような基準は、たとえば、ほんのいくつかの例を挙げれば、価格で(たとえば、広告内に列挙されたテレビジョンに関する価格でソートする)、宛先で(たとえば、割引チケットに関する検索結果内の宛先航空線路の航空便でソートする)、製造会社で(たとえば、モバイルフォンに関するモバイルフォン検索結果を製造会社でソートする)、著者で(たとえば、特定のジャンルの書籍に関する検索結果内の書籍の著者でソートする)サブセット内のコンテンツ項目をソートする制御を含み得る。
【0056】
ユーザは、たとえば、関連する制御と相互作用することによって制御252〜256と相互作用して、(たとえば、タッチ制御を使用する「タッチング」によって、制御をアクティブ化するための音声コマンドによって、キーストローク、マウス移動、ユーザデバイスのスクリーン全域の指運動を介して制御をアクティブ化することによって、ユーザデバイスの相対的な空間位置もしくは配向を変更することまたは他のジェスチャ(たとえば、ユーザデバイス106を「揺さぶること」)によって、あるいはそれらの何らかの組合せによって)制御の機能を実行させる(制御を「アクティブ化させる」)ことができる。
【0057】
いくつかの実装形態では、サブセット内のコンテンツ項目に関するランディングページを各々提示した後、リストナビゲーションシステム130は、サブセット内のコンテンツ項目を変更(たとえば、置換、除去、新しいコンテンツ項目を追加、もしくはそれらの何らかの組合せ)を行うこと、および/またはコンテンツ項目を再順序付けすることができる。たとえば、リストナビゲーションシステム130は、(たとえば、滞留時間はランディングページの主題内の関心もしくは無関心のインジケータであり得るため)ユーザが現在提示されているランディングページ上に滞留した(あるいは、相互作用した)時間の長さに少なくとも一部基づいて、サブセット内のコンテンツ項目を変更および再順序付けすることができる。
【0058】
いくつかの実装形態では、ユーザが(たとえば、しきい値滞留時間を超える、またはユーザの平均滞留時間を超える)ある延長された期間にわたって特定のランディングページ上に滞留するとき、リストナビゲーションシステム130は、現在提示されているランディングページを有するコンテンツ項目の主題に関係するか、またはそれに類似する(あるいは、類似の業界内または類似のカスタマもしくは聴衆を有するコンテンツスポンサーからのコンテンツ項目など、関係する)主題を有する他のコンテンツ項目を識別することができる。リストナビゲーションシステム130は、たとえば、これらの新しく識別されたコンテンツ項目をサブセットに追加すること、および/または現在提示されているランディングページを有するコンテンツ項目に類似しない(たとえば、何らかの類似性測定しきい値範囲内でない)と判断された、サブセット内のコンテンツ項目を除去することができる。たとえば、サブセット内に3個のコンテンツ項目が存在し、リストナビゲーションシステム130が現在提示されているランディングページを有するコンテンツ項目に類似した12個の新しいコンテンツ項目を識別して、サブセット内の既存のコンテンツ項目が依然として関連すると判断した場合、リストナビゲーションシステム130は、それらの12個の新しいコンテンツ項目をサブセットに追加して、15個のコンテンツ項目のサブセットを作成することができる。リストナビゲーションシステム130は、次いで、たとえば、上で説明したように、15個のコンテンツ項目をランク付け/再順序付けすることができる。すべての15個のコンテンツ項目(または、そのランディングページ)は、次いで、インターフェース250を使用することによって、ナビゲートされ得る。
【0059】
いくつかの実装形態では、現在表示されているランディングページが、サブセット内の第1または最後に順序付けされたコンテンツ項目に関するランディングページである場合、適切な制御を無効にするか、または調整して(たとえば、グレイアウトして)、現在表示されているランディングページがサブセット内の第1または最後に順序付けされたコンテンツ項目に関するランディングページであることを示すことが可能である。
【0060】
いくつかの実装形態では、インターフェース250は、ユーザが制御256と相互作用して、ユーザのユーザデバイス106が現在何のウェブページ(たとえば、サブセット内のコンテンツ項目のうちの1個のコンテンツ項目に関するランディングページ以外のウェブページ)が提示されているかにかかわらず、初期リソースに戻ること、または初期リソースに直接ジャンプして戻ることを可能にするために、ユーザブラウジングセッション全体の間、提示された状態に留まる。いくつかの実装形態では、インターフェース250(もしくは、制御252〜256)は、指定された領域にわたってマウスを移動させた後、あるいは、インターフェース250(もしくは、制御252〜256)を提示する必要/所望を示した後など、ユーザアクティブ化時に提示される。
【0061】
インターフェース250の使用によるランディングページ/コンテンツ項目間のナビゲーションの関連で、インプレッションを様々な形で判断することが可能である。インプレッションは、たとえば、ある基準が満たされる場合に、サブセット内のコンテンツ項目(たとえば、広告)に関するランディングページがユーザデバイス106によって表示されるとき発生し得る。たとえば、基準は、ユーザがランディングページにナビゲートして、ユーザデバイス106がランディングページを提示することであり得る。ランディングページ上の滞留時間など、他の基準を使用することも可能である。たとえば、インプレッションは、最小滞留時間しきい値(たとえば、10秒)の間、そのコンテンツ項目に関するランディングページが(たとえば、インターフェース250を介して、またはインターフェース250とともに)表示された場合、サブセット内の特定のコンテンツ項目に関して発生すると(たとえば、リストナビゲーションシステム130によって)判断され得る。インプレッションの発生に応答して、リストナビゲーションシステム130は、そのインプレッションに関してコンテンツ項目のコンテンツスポンサーに(たとえば、0.40ドル)料金請求できる。いくつかの実装形態では、リストナビゲーションシステム130は、加えて、もしくはその代わりに、ユーザが(たとえば、ランディングページ上のリンクをクリックするか、またはランディングページから買い物をするなど)コンテンツスポンサーのコンテンツ項目/ランディングページと相互作用する場合、コンテンツスポンサーに料金請求することができる。
【0062】
いくつかの実装形態では、本明細書で説明されるプロセス(たとえば、プロセス200)は、ユーザデバイス106上にインターフェース250を提示するのを可能にする、1つまたは複数のプロセッサによって実装され得る。たとえば、リストナビゲーションサーバ130の特徴および機能は、インターフェース250(もしくは、ユーザデバイス106上の別のアプリケーション)内で実現可能であるか、または、それとも、サービスとして、ユーザデバイス106に配信可能である。
【0063】
本明細書で説明される主題および動作の実施形態は、デジタル電子回路の形で、または本明細書で開示される構造およびそれらの構造的な均等物を含めて、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアの形で、あるいはそれらの1つもしくは複数の組合せの形で実装され得る。本明細書で開示される主題の実施形態は、データ処理装置による実行のために、またはデータ処理装置の動作を制御するために、コンピュータ記憶媒体上で符号化された1つもしくは複数のコンピュータプログラム、すなわち、コンピュータプログラム命令の1つもしくは複数のモジュールとして実装され得る。その代わりに、または加えて、プログラム命令は、データ処理装置による実行のために、適切な受信機装置に送信する目的で情報を符号化するために生成された人工的に生成された伝搬信号上、たとえば、機械生成された電気信号上、光信号上、または電磁信号上で符号化され得る。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読記憶デバイス、コンピュータ可読記憶基盤、ランダムもしくはシリアルアクセスメモリアレイもしくはデバイス、あるいはそれらの1つもしくは複数の組合せであってよく、またはそれらの中に含まれてもよい。さらに、コンピュータ記憶媒体は伝搬信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人工的に生成された伝搬信号内に符号化されたコンピュータプログラム命令のソースまたは宛先であり得る。コンピュータ記憶媒体は、1つもしくは複数の別個の物理的な構成要素または媒体(たとえば、複数のCD、ディスク、もしくは他の記憶デバイス)であってもよく、あるはそれらの中に含まれてもよい。
【0064】
本明細書で説明される動作は、1つもしくは複数のコンピュータ可読記憶デバイス上に記憶された、または他のソースから受信されたデータに関してデータ処理装置によって実行される動作として実装され得る。
【0065】
「データ処理装置」という用語は、例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、システムオンチップ、もしくは多数のプログラマブルプロセッサ、コンピュータ、システムオンチップ、または前述の組合せを含めて、データを処理するためのすべての種類の装置、デバイス、および機械を包含する。装置は、専用論理回路、たとえば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)を含み得る。装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラム用の実行環境を生み出すコード、たとえば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、クロスプラットフォームランタイム環境(cross-platform runtime environment)、仮想マシン、またはそれらのうちの1つもしくは複数の組合せを構成するコードを含むことも可能である。装置および実行環境は、ウェブサービス、分散型コンピューティングインフラストラクチャ、およびグリッドコンピューティングインフラストラクチャなど、様々な異なるコンピューティングモデルインフラストラクチャを実現することができる。
【0066】
(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても知られている)コンピュータプログラムは、コンパイラ型言語またはインタプリタ型言語、宣言型言語または手続き型言語を含めて、任意の形式のプログラミング言語で書き込み可能であり、独立形プログラムとして、もしくはコンピューティング環境で使用するのに適したモジュール、構成要素、サブルーチン、オブジェクト、または他のユニットとして、を含めて、任意の形式で展開され得る。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに対応し得るが、そうでなくてもよい。プログラムは、他のプログラムまたはデータ(たとえば、マークアップ言語文書内に記憶された、1つもしくは複数のスクリプト)を保持するファイルの一部内、当該プログラム専用の単一ファイル内、あるいは複数の協調ファイル(coordinate files)(たとえば、1つもしくは複数のモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を記憶するファイル)内に記憶され得る。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、あるいは、1つのサイトに配置された、もしくは複数のサイトに分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開され得る。
【0067】
本明細書で説明されるプロセスおよび論理の流れは、入力データに関して動作して、出力を生成することによって動作を実行するために、1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって実行され得る。コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサは、例として、汎用マイクロプロセッサと専用マイクロプロセッサの両方、および任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたは複数のプロセッサを含む。一般に、プロセッサは、命令およびデータを読出し専用メモリもしくはランダムアクセスメモリ、またはそれらの両方から受信することになる。コンピュータの本質的な要素は、命令に従って動作を実行するためのプロセッサ、ならびに命令およびデータを記憶するための1つまたは複数のメモリデバイスである。一般に、コンピュータは、データを記憶するための1つもしくは複数の大容量記憶デバイス、たとえば、磁気ディスク、光磁気ディスク、または光ディスクをやはり含むことになるか、あるいは、それらからデータを受信するか、もしくはそれらにデータを送信するか、またはそれら両方を行うように動作可能に結合される。しかし、コンピュータは、そのようなデバイスを有さなくてもよい。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するのに適したデバイスは、すべての形式の不揮発性メモリ、媒体、ならびに、例として、半導体メモリデバイス、たとえば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスと、磁気ディスク、たとえば、内部ハードディスクもしくはリムーバブルディスクと、光磁気ディスクと、CD ROMディスクおよびDVD-ROMディスクとを含むメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリを専用論理回路によって補完すること、または専用論理回路内に組み込むことが可能である。
【0068】
本明細書で説明される主題の実施形態は、たとえば、データサーバなど、バックエンド構成要素を含むか、または、ミドルウェア構成要素、たとえば、アプリケーションサーバを含むか、もしくは、フロントエンド構成要素、たとえば、それを介して、ユーザが本明細書で説明される主題の実装形態と相互作用することが可能なグラフィカルユーザインターフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ、あるいは、そのようなバックエンド構成要素、ミドルウェア構成要素、またはフロントエンド構成要素のうちの1つもしくは複数の何らかの組合せを含むコンピューティングシステムの形で実装され得る。システムの構成要素は、任意の形式の、もしくは任意の媒体のデジタルデータ通信、たとえば、通信ネットワークによって相互接続され得る。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)および広域ネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(たとえば、インターネット)、ならびにピアツーピアネットワーク(たとえば、アドホックピアツーピアネットワーク)を含む。
【0069】
コンピューティングシステムは、クライアントおよびサーバを含み得る。クライアントおよびサーバは、一般に、互いから遠隔であり、典型的には、通信ネットワークを介して相互作用する。クライアントとサーバとの関係は、それぞれのコンピュータ上で実行し、かつ互いに対してクライアント・サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生じる。いくつかの実施形態では、サーバは、(たとえば、クライアントデバイスと相互作用するユーザにデータを表示して、そのようなユーザからユーザ入力を受信するために)データ(たとえば、HTMLページ)をクライアントデバイスに送信する。クライアントデバイスにおいて生成されたデータ(たとえば、ユーザ相互作用の結果)は、サーバにおいてクライアントデバイスから受信され得る。
【0070】
1つのそのようなタイプのコンピュータの一例は、プログラマブル処理システム(システム)のブロック図を示す図3に示される。システム300は、本明細書で説明されるシステムおよび方法を実装するために利用され得る。システム300のアーキテクチャを使用して、たとえば、コンピュータクライアント、コンピュータサーバ、または何らかの他のコンピュータデバイスを実装することができる。
【0071】
システム300は、プロセッサ310と、メモリ320と、記憶デバイス330と、入出力デバイス340とを含む。構成要素310、320、330、および340の各々は、たとえば、システムバス350を使用して相互接続され得る。プロセッサ310は、システム300内で実行する命令を処理することができる。一実装形態では、プロセッサ310は、シングルスレッド(single-threaded)プロセッサである。別の実装形態では、プロセッサ310は、マルチスレッド(multi-threaded)プロセッサである。プロセッサ310は、メモリ320内または記憶デバイス330上に記憶された命令を処理することができる。
【0072】
メモリ320は、システム300内に情報を記憶する。一実装形態では、メモリ320は、コンピュータ可読媒体である。一実装形態では、メモリ320は揮発性メモリユニットである。別の実装形態では、メモリ320は不揮発性メモリユニットである。
【0073】
記憶デバイス330は、システム300に大容量記憶装置を提供することができる。一実装形態では、記憶デバイス330はコンピュータ可読媒体である。様々な異なる実装形態では、記憶デバイス330は、たとえば、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、または何らかの他の大容量記憶デバイスを含む。
【0074】
入出力デバイス340は、システム300に入出力動作を提供する。一実装形態では、入出力デバイス340は、ネットワークインターフェースデバイス、たとえば、Ethernet(登録商標)カード、シリアル通信デバイス、たとえば、RS-232ポート、および/またはワイヤレスインターフェースデバイス、たとえば、802.11カードのうちの1つもしくは複数を含み得る。別の実装形態では、入出力デバイスは、入力データを受信して、出力データを他の入出力デバイス、たとえば、キーボード、プリンタ、およびディスプレイデバイス360に送信するように構成されたドライバデバイスを含み得る。
【0075】
本明細書は多くの特定の実装詳細を含むが、これらは、任意の発明または特許請求され得るものの範囲の限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の発明の特定の実施形態に固有の特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態の関連で、本明細書で説明されたある種の特徴は、単一の実施形態に組み合わせて実装されることも可能である。逆に、単一の実施形態の関連で説明された様々な特徴を複数の実施形態で別々に実施すること、または何らかの適切なサブコンビネーションの形で実施することも可能である。さらに、特徴は、ある種の組合せの形で動作するとして上で説明される場合があり、当初、そのように特許請求される場合すらあるが、特許請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、その組合せから削除されてよく、特許請求される組合せはサブコンビネーションまたはサブコンビネーションの変形に関する場合がある。
【0076】
同様に、図面の中で動作は特定の順序で示されるが、これは、所望の結果を達成するために、そのような動作が示された特定の順序もしくは連続的な順序で実行されること、またはすべての例示された動作が実行されることを必要とすると理解されるべきではない。ある環境では、マルチタスキングおよび並列処理が有利な場合がある。さらに、上で説明した実施形態の様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施形態においてそのような分離を必要とすると理解されるべきではなく、説明されたプログラム構成要素およびシステムを、一般に、一緒に統合して、単一のソフトウェア製品にすること、または複数のソフトウェア製品に包装することが可能であることを理解されたい。
【0077】
以上、本主題の特定の実施形態が説明された。他の実施形態は以下の特許請求の範囲内である。場合によっては、請求項で列挙される動作を異なる順序で実行して、依然として所望の結果を達成することが可能である。加えて、添付の図面に示したプロセスは、所望の結果を達成するために、示した特定の順序、または連続的な順序を必要とするとは限らない。ある種の実装形態では、マルチタスキングおよび並列処理が有利な場合がある。
【符号の説明】
【0078】
102 コンピュータネットワーク、ネットワーク
104 ウェブサイト
105 リソース、初期リソース
106 ユーザデバイス
110 検索システム、リスト検索システム
112 索引
120 コンテンツ管理システム
122 キャンペーンデータ
124 パフォーマンスデータ
130 リストナビゲーションシステム
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3