(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、実施形態として、本発明に係る管理サーバを用いたサービス提供システムについて、図面を参照しつつ説明する。
<第1実施形態>
<1.サービス提供システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係るサービス提供システム100のブロック図である。このサービス提供システム100は、インターネットなどの通信網NETを介して、SNSを提供する管理サーバ3(管理装置の一例)と、利用者の端末装置2を備える。
【0032】
利用者の端末装置2は、通信網NETを介した通信が可能であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末などが該当する。本実施形態では、一例として、ゴルフをプレーする利用者が端末装置2を利用してスコア等をSNSに投稿し、そのスコア等の投稿を閲覧した他の利用者がそのスコア等の投稿に対するコメント等を投稿する例について説明する。そのため、前記ゴルフをプレーする利用者の端末装置2は携行可能なスマートフォン等の装置である。しかし、前記他の利用者の端末装置2は携行可能である必要はなく、パーソナルコンピュータ等であってもよい。
【0033】
管理サーバ3が提供するSNSは、利用者同士のコミュニケーションツール(すなわち、利用者の間で行われるメッセージ管理情報の授受、例えば、掲示板、メール、チャット等)を提供する。
【0034】
図1を参照して、管理サーバ3の機能を説明する。管理サーバ3は、受信部12と、投稿処理部13と、識別情報送信制御部としても機能する送信制御部14と、記憶部15とを備える。これらは、管理サーバ3がSNSサイトのソフトウェアを実行することにより発揮される機能ブロックである。
【0035】
受信部12は、ゴルフ等のイベントに関する報告メッセージの投稿要求と共に、投稿済みのメッセージに対する応答の送信要求を前記端末装置2から受信する。報告メッセージとは、例えばゴルフの場合には、所定のゴルフ場でゴルフのラウンドを開始する旨のメッセージ、あるいは、所定のホールでカップインした際のスコアについてのメッセージを含む。以下、単に「メッセージ」と称する場合もある。投稿要求とは、上述のような報告メッセージをSNSのページ上に投稿することを要求するものである。投稿済みのメッセージに対する応答とは、例えば、ゴルフのラウンドを開始する旨の投稿済みのメッセージを閲覧した他の利用者による当該メッセージに対するコメントや、いいねボタンの押下等をいう。送信要求とは、以上のような他の利用者によるコメントの内容や件数、あるいは、いいねボタンの押下の件数等を管理サーバ3から端末装置2に送信するように要求するものである。
【0036】
投稿処理部13は、上述のような投稿要求を受信した場合に、報告メッセージをSNSのページ上に投稿する処理、当該投稿に対する他の利用者からのコメントを受け付けてその内容をSNSサイトのページ上に投稿する処理、あるいは、当該投稿に対する他の利用者からのいいねボタンの押下があった場合には、その回数を積算してSNSのページ上に表示させる処理等の処理を行う。
【0037】
送信制御部14は、端末装置2からの送信要求に応じて、投稿済みのメッセージに対する応答を端末装置2に送信する。また、送信制御部14は、識別情報送信制御部としても機能し、報告メッセージの投稿要求があった場合に、当該報告メッセージに対して識別情報(以下、「投稿ID」と称する場合もある。)を付与し、その識別情報を端末装置2に送信する。したがって、端末装置2から送信要求が送信される際には、識別情報も一緒に送信され、送信制御部14は、識別情報に対応する投稿済みの報告メッセージに対する応答を端末装置2に送信する。
【0038】
記憶部15には、SNSの制御プログラム、利用者に関する情報、管理サーバ3を制御するプログラム等が記憶されている。
【0039】
図1を参照して、端末装置2の機能を説明する。端末装置2は、入力部21と、送信制御部22と、表示部23と、表示制御部24と、識別情報受信部及び応答受信部としても機能する受信部25と、作成部26とを備える。これらは、本実施形態の端末装置2が、ゴルフナビゲーションアプリケーションのソフトウェアを実行することにより発揮される機能ブロックである。
【0040】
ゴルフナビゲーションアプリケーションは、利用者の端末装置2の操作に応じて、アプリケーション配信サイト(図示せず)を介すなどしてダウンロードされ、端末装置2にインストールされるものであり、端末装置2上で実行されるアプリケーションである。
本実施形態のゴルフナビゲーションアプリケーションは、ゴルフコースのホール情報を端末装置2上に表示させたり、実際にゴルフを行いながらスコアを入力したり、あるいは、入力したスコアに関する情報をSNS等への投稿を可能にする等のサービスである。
ゴルフナビゲーションアプリケーションにおいては、SNSとの接続の設定が可能であり、SNSとの接続を行うように設定された場合には、端末装置2は管理サーバ3にアクセスして、SNSとのログイン処理を行う。ログイン処理が成功した場合には、所定のゴルフ場でゴルフのラウンドを開始する旨のメッセージ、あるいは、入力したスコアについてのメッセージを、SNSのページ上に投稿することができる。
【0041】
入力部21は、ゴルフ等のイベントに関する報告の入力を受け付け可能である。本実施形態では、ゴルフコースの選択、ホールの特定、ラウンド開始の入力、各ホールでの打数及びパット数の入力等、を行うことができる。作成部26は、入力部21により入力された報告に基づいて報告メッセージを作成する。送信制御部22は、作成部26により作成された報告メッセージの投稿要求と共に、投稿済みの報告メッセージに対する応答の送信要求を管理サーバ3に送信する。
【0042】
受信部25は、アプリケーション配信サイト(図示せず)を介すなどして、ゴルフナビゲーションアプリケーションのソフトウェア、及びゴルフ場情報等を受信する。また、本実施形態においは、受信部25は、識別情報受信部及び応答受信部としても機能する。上述したように、管理サーバ3の識別情報送信制御部として機能する送信制御部14から、報告メッセージの識別情報が送信されるため、識別情報受信部として機能する受信部25は、この識別情報を受信する。また、上述したように、管理サーバ3の送信制御部14から、投稿済みの報告メッセージ、及び投稿済みの報告メッセージに対する応答が送信されるため、応答受信部として機能する受信部25は、この投稿済みの報告メッセージと応答を受信する。
【0043】
表示部23は、受信部25によって受信したホール情報に基づいて、ゴルフコースの選択や、ホールを特定するための画面、あるいは、各ホールでの打数及びパット数を入力するための画面等を表示することができる。また、受信した投稿済みの報告メッセージ及びそれに対する応答を表示することができる。表示制御部24は、受信した投稿済みの報告メッセージ及びそれに対する応答を表示部23に表示させる。
【0044】
図2に管理サーバ3の構成を示す。この図に示すように、管理サーバ1は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30、CPU30の作業領域として機能するRAM(Random Access Memory)31、ブートプログラムなどを記憶したROM(Read Only Memory)32、各種のプログラムやデータを記憶するハードディスクドライブ(HDD)33、キーボードやマウスなどを含む入力部34、画像を表示するディスプレイ35、通信網NETを介して外部の装置と通信を行う通信インターフェース36、及びコンパクトディスクなどの情報記録媒体を読み取る読取装置37を備える。HDD33は、上述した記憶部15の一例である。
本実施形態において、CPU30は投稿処理部13として動作し得る。また、CPU30と通信インターフェース36は受信部12、及び送信制御部14として動作し得る。
【0045】
図3に端末装置2の構成を示す。端末装置2は、装置全体を制御するCPU40、CPU40の作業領域として機能するRAM41、ブートプログラムなどを記憶したROM42、各種のプログラムやデータを記憶する記憶装置43、テンキーなどを含む入力部44、画像を表示するディスプレイ45、及び通信網NETを介して外部の装置と通信を行う通信インターフェース46を備える。なお、入力部がタッチパネルである場合は、ディスプレイ45がタッチパネルである入力部44を兼ねることとなる。入力部44は単一のデバイスで構成しても、複数のデバイスを組み合わせて構成しても良い。
本実施形態において、CPU40は表示制御部24、及び作成部26として動作し得る。また、CPU40と通信インターフェース46は、送信制御部22、表示制御部24、及び受信部25として動作し得る。
【0046】
<2.サービス提供システムの動作>
本実施形態のサービス提供システム100では、ゴルフ利用者の端末装置2においてネイティブアプリケーションとしてのゴルフナビゲーションアプリケーションを予めインストールしておき、ゴルフナビゲーションアプリケーションを起動させることにより、ゴルフコースの選択、各ホールの情報、及び、1打目、2打目等の打数の入力画面等を表示させることができ、さらに、SNSとの接続を行う設定が行われている場合には、ホールアウトした際(後述のカップインボタンK13が押下された際)には、パーやバーディーなどのスコア名を含む情報をSNSに投稿することができる。
以下、本実施形態のゴルフナビゲーションアプリケーションにおけるSNSとの接続設定処理、コース選択処理、ラウンド開始入力処理、スコア入力処理等について説明する。
【0047】
<2−1:SNSとの接続設定処理>
端末装置2にインストールされているゴルフナビゲーションアプリケーションを起動した際には、端末装置2のディスプレイ45には、メインメニューページが表示される。
図4にメインメニューページP1の例を示す。メインメニューページP1は、ラウンド再開セルA1、ラウンド開始セルA2、コースチェックセルA3、ラウンド履歴セルA4、設定セルA5、課金・購入セルA6を備えている。
ラウンド再開セルA1が押下されると、端末装置2のCPU40は、ラウンドを中断した後に再開するホールの情報を端末装置2のディスプレイ45に表示させる。その結果、再びゴルフナビゲーションアプリケーションが利用可能となる。
ラウンド開始セルA2が押下されると、CPU40は、
図6に示す検索対象選択メニューページP3を端末装置2のディスプレイ45に表示させる。詳しくは後述する。
コースチェックセルA3が押下されると、CPU40は、ゴルフコース選択メニューページ等(図示せず)を表示させる。その後、利用者によりゴルフコースが選択されると、CPU40は、選択されたゴルフコースのホール情報を端末装置2のディスプレイ45に表示させる。その結果、コースのチェックが可能となる。
ラウンド履歴セルA4が押下されると、CPU40は、過去に利用したゴルフコースとその際のスコア等の履歴情報を端末装置2のディスプレイ45に表示させる。
設定セルA5が押下されると、CPU40は、利用者情報の設定とアプリケーション情報の設定とのいずれの設定を行うのかの選択画面(図示せず)を端末装置2のディスプレイ45に表示させる。利用者情報の設定が選択された場合には、CPU40は、利用者の名前、年齢、性別、及び、ハンディキャップ等の入力または編集、さらには、SNSとの接続の設定等の操作を受け付ける。また、アプリケーション情報の設定が選択された場合には、CPU40は、GPS測位間隔の設定、または、ハザード表示の設定等の操作を受け付ける。
課金・購入セルA6が押下されると、CPU40は、ゴルフナビゲーションアプリケーションで提供される有料サービスの利用等の設定の操作を受け付ける。
【0048】
設定セルA5が押下されて利用者情報の設定が選択され、さらにSNSとの接続の設定セル(図示せず)が押下されると、端末装置2のCPU40は、管理サーバ3に対してSNSのログイン画面要求を送信する。ログイン画面要求を受信した管理サーバ3のCPU30は、SNSのログイン画面情報を端末装置2に送信する。SNSのログイン画面情報を受信した端末装置2のCPU40は、ログイン画面情報に基づいてディスプレイ45に
図5に示すSNSのログイン画面P2を表示させる。
【0049】
ログイン画面P2は、
図5に示すように、ログインID入力欄B1と、パスワード入力欄B2と、送信ボタンB3と、キャンセルボタンB4とを備えている。ログインID入力欄B1にSNSのログインIDが入力されパスワード入力欄B2にパスワードが入力された状態で送信ボタンB3が押下されると、端末装置2のCPU40は、管理サーバ3に対してログインIDとパスワードを送信する。ログインIDとパスワードを受信した管理サーバ3のCPU30は、ログイン処理を行う。ログイン処理においては、HDD33に記憶されている利用者の登録情報に、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在するかどうかを確認する。受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が利用者の登録情報に存在した場合には、管理サーバ3のCPU30は端末装置2にアクセストークンを送信する。端末装置2のCPU40は、アクセストークンを記憶装置43に記憶させ、これ以降、SNSに対してメッセージを投稿する等の処理を行う場合には、アクセストークンを付して送信を行う。
【0050】
また、ログイン処理が成功した場合には、CPU40は、その旨のメッセージをディスプレイ45に表示させ、その後、
図4にメインメニューページP1を表示させる。ログイン処理が失敗した場合には、管理サーバ3から端末装置2へのアクセストークンの送信は行われず、端末装置2のCPU40は、ディスプレイ45に、ログインIDまたはパスワードが間違っている旨のメッセージを表示させ、ログインIDとパスワードの再入力を促す。
図5に示すキャンセルボタンが押下された場合には、CPU40は、
図4に示すメインメニューページP1を表示させる。
なお、本実施形態においては、ログイン処理の成功後に管理サーバ3から端末装置2にアクセストークンを送信する例について説明するが、本発明はこの例に限定されるものではなく、再度の手動でのログインを不要とする方法であれば、どのような方法を採用してもよい。
【0051】
<2−2:コース選択処理>
次に、
図4に示すラウンド開始セルA2が押下されると、CPU40は、検索対象選択メニューページP3を表示させる。
図6に検索対象選択メニューページP3の一例を示す。検索対象選択メニューページP3は、戻るボタンC1、地域検索セルC2、GPS検索セルC3、マイコース検索セルC4を備えている。
戻るボタンC1が押下されると、CPU40は、
図4に示すメインメニューページP1に表示を戻すようになっている。
地域検索セルC2が押下されると、CPU40は、
図7に示す地域検索メニューページP4を表示させる。詳しくは後述する。
GPS検索セルC3が押下されると、CPU40は、端末装置2に装備されているGPS機能を利用して、端末装置2の所在地点から所定範囲内に登録されているゴルフコースを示すページ(図示せず)を表示させる。このページに表示されるゴルフコースのアイコン等が押下されると、CPU40は、そのゴルフコースが選択されたものとして、その選択を受け付ける。
マイコース検索セルC4が押下されると、CPU40は、過去に利用したゴルフコースの一覧ページ(図示せず)を表示させる。一覧ページに表示されるいずれかのゴルフコースのセルが押下されると、CPU40は、そのゴルフコースが選択されたものとして、その選択を受け付ける。
【0052】
図7に地域検索メニューページP4の一例を示す。
図6に示す地域検索セルC2が押下されると、CPU40は、地域検索メニューページP4を表示させる。地域検索メニューページP4は、戻るボタンD1、地域名を表示する地域名表示セルD2〜D7を備えている。
戻るボタンD1が押下されると、CPU40は、
図6に示す検索対象選択メニューページP3に表示を戻すようになっている。
地域名表示セルD2〜D7のいずれかが押下されると、CPU40は、
図8に示す都道府県選択メニューページP5を表示させる。
【0053】
図8に都道府県選択メニューページP5の一例を示す。
図8の例は、
図7の地域検索メニューページP4において、「関東」の地域名表示セルD3が押下された場合に表示される都道府県選択メニューページP5を示している。都道府県選択メニューページP5は、戻るボタンE1、都道府県名表示セルE2〜E8を備えている。なお、都道府県名表示セルの表示数は、該当する都道府県の数に応じて変動する。
戻るボタンE1が押下されると、CPU40は、
図7に示す地域検索メニューページP4に表示を戻すようになっている。
都道府県名表示セルE2〜E8のいずれかが押下されると、CPU40は、
図9に示す50音順選択メニューページP6を表示される。
【0054】
図9に50音順選択メニューページP6の一例を示す。
図9の例は、
図8の都道府県選択メニューページP5において、「東京都」の都道府県名表示セルE2が押下された場合に表示される50音順選択メニューページP6を示している。50音順選択メニューページP6は、戻るボタンG1、50音順表示セルG2〜G11を備えている。
戻るボタンG1が押下されると、CPU40は、
図8に示す都道府県選択メニューページP5に表示を戻すようになっている。
50音順表示セルG2〜G11のいずれかが押下されると、CPU40は、
図10に示すゴルフコース選択メニューページP7を表示させる。
【0055】
図10にゴルフコース選択メニューページP7の一例を示す。
図10の例は、
図9の50音順選択メニューページP6において、「ア行」の50音順表示セルG2が押下された場合に表示されるゴルフコース選択メニューページP7を示している。ゴルフコース選択メニューページP7は、戻るボタンH1、ゴルフコース表示セルH2〜H4を備えている。なお、ゴルフコース表示セルの表示数は、該当するゴルフコースの数に応じて変動する。
戻るボタンH1が押下されると、CPU40は、
図9に示す50音順選択メニューページP6に表示を戻すようになっている。
ゴルフコース表示セルH2〜H4のいずれかが押下されると、CPU40は、
図13に示すラウンド設定メニューページP8を表示させる。
【0056】
ここで、
図11A及び
図11Bを用いて、ゴルフコース選択の際の特定方法について説明する。
図11Aは都道府県マスタテーブルTBL15aを示す一例であり、
図11Bはゴルフ場マスタテーブルTBL15bを示す一例である。これらのマスタテーブルは、端末装置2にゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際に、アプリケーションデータとして端末装置2の記憶装置43に記憶される。
図11Aにおいて、フィールドF1は地域IDのフィールド、フィールドF2は地域名のフィールド、フィールドF3は都道府県IDのフィールド、フィールドF4は都道府県名のフィールドである。
また、
図11Bにおいて、フィールドF5は都道府県IDのフィールド、フィールドF6はゴルフコースIDのフィールド、フィールドF7はゴルフコース名のフィールドである。また、フィールドF8は50音のフィールド、フィールドF9はゴルフコースの住所のフィールドである。
【0057】
図7に示す地域検索メニューページP4における地域名表示セルD2〜D7には、それぞれ地域IDが関連付けられており、地域名表示セルD2〜D7のいずれかが選択されると、端末装置2のCPU40は、当該選択された地域名表示セルD2〜D7に対応する地域IDに基づいて、都道府県マスタテーブルTBL15aを参照する。そして、前記地域IDに基づいて、当該地域IDと関連付けて記録されている都道府県のレコードを特定する。端末装置2のCPU40は、当該特定した都道府県リストを含む表示用情報に基づいて、
図8に示すように都道府県選択メニューページP5をディスプレイ45に表示させる。
【0058】
都道府県選択メニューページP5における都道府県名表示セルE2〜E8には、それぞれ都道府県IDが関連付けられており、都道府県名表示セルE2〜E8のいずれか選択されると、端末装置2のCPU40は、当該選択された都道府県名表示セルE2〜E8に対応する都道府県IDに基づいて、ゴルフ場マスタテーブルTBL15bを参照する。そして、前記都道府県IDに基づいて、当該都道府県IDと関連付けて記録されているゴルフコースのレコードを特定する。端末装置2のCPU40は、当該特定したゴルフコースをリスト化し、
図9に示す50音順選択メニューページP6をディスプレイ45に表示させる。
図9に示す50音順選択メニューページP6において、50音順表示セルG2〜G11のいずれかが選択されると、端末装置2のCPU40は、前記ゴルフコースリストの中から該当するゴルフコースを抽出し、
図10に示すようなゴルフコース選択メニューページP7をディスプレイ45に表示させる。
【0059】
<2−3:ラウンド開始入力処理>
図10のゴルフコース選択メニューページP7に表示されるゴルフコース表示セルH2〜H4のいずれかが選択され、ゴルフコースの選択が行われると、端末装置2のCPU40は、選択されたゴルフコース表示セルに関連付けられたゴルフコースIDに基づいて、
図12に示すホール情報テーブルTBL13を参照する。そして、ゴルフコースIDに基づいて、当該ゴルフコースIDと関連付けて記録されているホール情報のレコードを特定する。
図12はホール情報テーブルTBL13の一例を示す図である。ホール情報テーブルTBL13を構成するホール情報は、端末装置2にゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際に、アプリケーションデータとして端末装置2の記憶装置43に記憶される。なお、該当するホール情報が記憶装置43に記憶されていない場合には、ホール情報を配信するサーバ(図示せず)に送信を要求するようにしてもよい。
図12において、フィールドF10はゴルフコースIDのフィールド、フィールドF11はホール番号のフィールド、フィールドF12はパー数のフィールド、フィールドF13はヤーデージのフィールド、フィールドF14は左グリーンIDのフィールド、フィールドF15は右グリーンIDのフィールド、フィールドF16はハザードIDのフィールドである。更に、図示は省略するが、ティーグラウンドの位置情報もホール情報に含まれている。
【0060】
図示を省略するが、記憶装置43には、左グリーンID及び右グリーンIDのそれぞれに対応したグリーン情報テーブルも記憶されており、グリーン情報テーブルには、各コースの各ホールにおける左グリーンと右グリーンの情報が記録されている。このグリーン情報テーブルを構成するグリーン情報についても、端末装置2にゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際に、アプリケーションデータとして端末装置2の記憶装置43に記憶される。具体的には、グリーン手前の位置情報、ピンの位置情報、グリーン奥の位置情報等が左グリーンと右グリーンのそれぞれのグリーンの情報として記録されている。また、図示を省略するが、記憶装置43には、ハザードIDに対応したハザード情報テーブルも記憶されている。ハザード情報テーブルには、各コースの各ホールにおけるハザードの名称、種類、位置情報、画面上の表示位置、アイコン情報等が記録されている。このハザード情報テーブルを構成するハザード情報についても、端末装置2にゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際に、アプリケーションデータとして端末装置2の記憶装置43に記憶される。
【0061】
端末装置2のCPU40は、特定したレコードに含まれる左グリーンID及び右グリーンIDに基づいて、当該左グリーンID及び右グリーンIDと関連付けて記録されているグリーン情報のレコードを特定する。さらには、ハザードIDに基づいて、当該ハザードIDと関連付けて記録されているハザード情報のレコードを特定する。
【0062】
端末装置2のCPU40は、このようにして特定したホール番号、パー数、及び、ヤーデージ等の情報と、グリーン情報と、ハザード情報を含むホール情報を、必要に応じてディスプレイ45に表示させる。
【0063】
また、
図10のゴルフコース選択メニューページP7において、ゴルフコース表示セルH2〜H4のいずれかが選択されると、CPU40は、以上のようなホール情報の特定を行うだけでなく、
図13に示すラウンド設定メニューページP8を表示させる。ラウンド設定メニューページP8は、コース名表示領域J1、ラウンド日入力領域J2、スタート時間入力領域J3、天候入力領域J4、風入力領域J5、ティーグラウンド選択領域J6、前半コース選択領域J7、後半コース選択領域J8、同伴プレーヤー入力領域J9、及び、決定ボタンJ10を備えている。
【0064】
CPU40は、コース名表示領域J1には、ゴルフコース表示セルH2〜H4を押下することによって選択されたゴルフコースの名称を表示させる。
CPU40は、ラウンド日入力領域J2には「年」、「月」、「日」に分けてプルダウンメニュー欄を表示させ、プルダウンメニューから「年」、「月」、「日」が選択されることにより、ラウンド日の入力を受け付け可能となっている。
CPU40は、スタート時間入力領域J3には「時」、「分」に分けてプルダウンメニュー欄を表示させ、プルダウンメニューから「時」、「分」が選択されることにより、スタート時間の入力を受け付け可能となっている。
CPU40は、天候入力領域J4及び風入力領域J5にもプルダウンメニュー欄を表示させ、プルダウンメニューから天候と風の強さ等が選択されることにより、天候と風についての情報の入力を受け付け可能となっている。
【0065】
CPU40は、ティーグラウンド選択領域J6にはプルダウンメニュー欄を表示させ、プルダウンメニューからレギュラーティー、レディースティー等が選択されると、選択されたティーを表示させる。
CPU40は、前半コース選択領域J7と後半コース選択領域J8には、プルダウンメニュー欄を表示させ、プルダウンメニューからアウトまたはインのいずれかが選択されると、この選択に応じてアウトまたはインのいずれかを表示させ。
CPU40は、同伴プレーヤー入力領域J9には、同伴プレーヤーの名前の入力欄を表示させ、同伴プレーヤーの名前が直接テキスト入力により入力される、入力された名前を表示させる。
【0066】
以上に説明した各領域における各情報の入力及び選択等を行った後に、決定ボタンJ10が押下されると、端末装置2のCPU40は、ラウンド開始の入力が行われたと判断し、ラウンドが開始されたことを示す投稿用のメッセージを作成し、このメッセージをアクセストークンとともに管理サーバ3に送信する。
【0067】
端末装置2のCPU40は、後述する文例マスタテーブルを参照して、ラウンド開始時の文例を読み取る。そして、
図11Bのゴルフ場マスタテーブルTBL15bからゴルフコースIDに対応するゴルフコース名を抽出し、さらに利用者の名前を用いて、例えば、「[山田洋子]さんが[コナミカントリークラブ房総コース]でラウンドスタートしました。」のようなメッセージを作成する。報告文作成処理の詳細については後述する。
【0068】
ラウンドが開始されたことを示す投稿用のメッセージ並びにアクセストークンを受信した管理サーバ3のCPU30は、端末装置2から受信したアクセストークンに基づいて、利用者情報テーブル(図示せず)を参照し、利用者のSNSにおける識別情報を特定して、前記投稿用のメッセージをSNSにおける利用者のマイページ、あるいは、タイムライン等に投稿する処理を行う。
【0069】
また、以上に説明した各領域における各情報の入力及び選択等を行った後に、決定ボタンJ10が押下されると、前記メッセージ及びアクセストークンを管理サーバ3へ送信するとともに、端末装置2のCPU40は、
図14に示すような距離表示ページP9をディスプレイ45に表示させる。
【0070】
<2−4:打数入力処理>
図14に示す距離表示ページP9は、ホール番号表示領域K1、パー数表示領域K2、メニューボタンK3、SNS接続ボタンK4、スコアカードボタンK5、ページボタンK6、グリーン奥距離表示領域K7、グリーンセンター距離表示領域K8、グリーン手前距離表示領域K9、グリーン設定ボタンK10、打数ボタンK12、カップインボタンK13、ホール選択ボタンK14を備えている。
【0071】
CPU40は、ホール番号表示領域K1には、ホール番号をアウトとインに分けて表示させる。CPU40は、ラウンド開始時においては、アウトまたはインの1番目のホールを表示させ、カップインボタンK13が押下されるごとに次のホールのホール番号を表示させる。また、CPU40は、ホール選択ボタンK14が押下された場合にも表示を切り替える。
CPU40は、パー数表示領域K2には、ホール番号表示領域K1に示めされているホールのパー数を表示させる。このパー数のデータは、ダウンロードしたホール情報に含まれているものであり、ホール情報テーブルTBL13のパー数のフィールドに記録されていたデータである。
【0072】
メニューボタンK3が押下されると、「メインメニューへ戻る」、「指定のホールへ移動する」、及び、「ラウンドを終了する」のいずれかを選択する画面(図示せず)が表示される。「メインメニューへ戻る」が押下された場合には、
図4に示すメインメニューページP1が表示される。「指定のホールへ移動する」が押下された場合には、ホールを指定する画面(図示せず)が表示され、その画面においてホールを指定することができる。ホールが指定されると、そのホールの距離表示ページP9が表示される。
【0073】
CPU40は、SNS接続ボタンK4が押下されると、
図5に示すログイン画面P2を表示させる。その結果、上述したようにSNSへのログインが可能となる。SNSへのログイン処理が成功すると、ホールアウトした際のスコアを、メッセージとしてSNSに投稿することが可能となる。つまり、本実施形態では、メインメニューページP1の設定セルA5が押下されて利用者情報の設定が選択され、さらにSNSとの接続の設定セルが押下されることによっても、CPU40は
図5に示すログイン画面P2を表示させるので、SNSへのログインが可能である。しかし、距離表示ページP9のSNS接続ボタンK4が押下された場合にもSNSへのログインが可能である。
【0074】
CPU40は、スコアカードボタンK5が押下されると、
図15に示すスコアカードページP10を表示させる。スコアカードページP10の詳細については後述する。
CPU40は、ページボタンK6が押下されると、距離表示ページP9の下部のハザード画面(図示せず)を表示させる。このハザード画面は、ダウンロードしたハザード情報に基づいて作成されるものであり、ハザード情報は、ホール情報テーブルTBL13のハザードIDフィールドに記録されていたハザードIDを参照することによりハザード情報テーブルから読み取られた情報である。
【0075】
CPU40は、グリーン奥距離表示領域K7には、初期状態ではティーグラウンドからグリーン奥までの距離を表示させ、グリーンセンター距離表示領域K8にはティーグラウンドからグリーンセンターまでの距離を表示させ、グリーン手前距離表示領域K9にはティーグラウンドからグリーン手前までの距離を表示させる。これらの距離の情報は、ダウンロードしたグリーン情報に基づいて作成されるものであり、グリーン情報は、ホール情報テーブルTBL13の左グリーンIDフィールド及び右グリーンIDフィールドに記録されていた左グリーンID及び右グリーンIDを参照することによりグリーン情報テーブルから読み取られた情報である。ここで、ティーグラウンドの位置情報については前述のとおりホール情報に予め含まれており、ティーグラウンドが複数設けられているホールについては複数のティーグラウンドの位置情報がホール情報に含まれている。また、グリーン奥、グリーンセンター、グリーン手前の位置情報については、前述のとおりグリーン情報に含まれている。そして初期状態においては、CPU40は、
図13に示すラウンド設定メニューページP8のティーグラウンド選択領域J6により選択されたティーグラウンドの位置情報と、グリーン奥、グリーンセンター、グリーン手前の各位置情報との距離を算出し、グリーン奥距離表示領域K7、グリーンセンター距離表示領域K8、グリーン手前距離表示領域K9のそれぞれに、算出した距離を表示させる。
【0076】
グリーン設定ボタンK10は、そのラウンドにおいて使用されるグリーンが左グリーンか右グリーンかを設定するボタンである。
図14に示す例では、左グリーンが設定されている状態を示している。左グリーンが設定された場合には、CPU40は、左グリーンIDを参照することによりグリーン情報テーブルから読み取られたグリーン情報に基づいてグリーン奥距離表示領域K7、グリーンセンター距離表示領域K8、及び、グリーン手前距離表示領域K9における距離表示が行わせる。右グリーンが設定された場合には、CPU40は、右グリーンIDを参照することによりグリーン情報テーブルから読み取られたグリーン情報に基づいてグリーン奥距離表示領域K7、グリーンセンター距離表示領域K8、及び、グリーン手前距離表示領域K9における距離表示を行わせる。
【0077】
打数ボタンK12は、ボールを打つ際に押下されるボタンである。まず、ティーショットを打つ場合には、
図14に示すように「1打目登録」と表示されており、この「1打目登録」と表示された打数ボタンK12が押下されると、CPU40は、打数ボタンK12の表示を「2打目登録」に切り替える。そして、2打目を打つ際に、「2打目登録」と表示された打数ボタンK12が押下されると、CPU40は、打数ボタンK12の表示を「3打目登録」に切り替える。以下、同様にして、カップインするまで打数ボタンK12が押下されると、CPU40は、打数ボタンK12の表示を切り替える。また、打数ボタンK12が押下されると、端末装置2のCPU40は、1打目からの打数を積算するようになっている。なお、本実施形態ではショットを行う場合も、パットを行う場合も打数ボタンK12を押下させるようになっている。
【0078】
カップインボタンK13は、カップインした際に押下される。カップインボタンK13が押下されると、端末装置2のCPU40は、カップインボタンK13が押下された時点での上記積算された打数を、1打目からの合計の打数として特定し、後述するスコア算出処理を行う。
ホール選択ボタンK14は、「前のホール」と表示されたボタンと、「次のホール」と表示されたボタンを備えている。「前のホール」と表示されたホール選択ボタンK14が押下されると、CPU40は、現在よりも一つ前のホールの距離表示ページP9を表示させる。「次のホール」と表示されたホール選択ボタンK14が押下されると、CPU40は、現在よりも一つ後のホールの距離表示ページP9を表示させる。
【0079】
<2−4−1:スコアカードページ>
次に、スコアカードボタンK5が押下された場合に表示されるスコアカードページP10について説明する。
図15にスコアカードページP10の一例を示す。スコアカードページP10は、ホール番号表示領域L1、パー数表示領域L2、メニューボタンL3、距離表示ページボタンL4、SNS接続ボタンL5、ページ下部ボタンL6、前後半ホール選択ボタンL7、メンバー選択ボタンL8、スコア表示領域L9、コース計表示領域L10、編集ボタンL11、ページ上部ボタンL12を備えている。
【0080】
CPU40は、ホール番号表示領域L1には、
図14の距離表示ページP9におけるホール番号と同じホール番号を表示させる。CPU40は、パー数表示領域L2にも、
図14の距離表示ページP9におけるパー数と同じパー数を表示させる。
CPU40は、メニューボタンL3が押下されると、
図14の距離表示ページP9の場合と同様に、「メインメニューへ戻る」、「指定のホールへ移動する」、及び、「ラウンドを終了する」のいずれかを選択する画面(図示せず)を表示させる。CPU40は、「メインメニューへ戻る」が押下された場合には、
図4に示すメインメニューページP1を表示させる。CPU40は、「指定のホールへ移動する」が押下された場合には、ホールを指定する画面(図示せず)を表示させる。その結果、その画面においてホールを指定することができる。CPU40は、ホールが指定されると、そのホールのスコアカードページP10を表示させる。
【0081】
CPU40は、距離表示ページボタンL4が押下されると、表示を
図14に示す距離表示ページP9に戻すようになっている。
CPU40は、SNS接続ボタンL5が押下されると、距離表示ページP9のSNS接続ボタンK4が押下された場合と同様に、
図5に示すログイン画面P2を表示させる。その結果、SNSへのログインが可能となり、ホールアウトした際のスコアを、メッセージとしてSNSに投稿することが可能となる。本実施形態では、CPU40は、メインメニューページP1の設定セルA5が押下されて利用者情報の設定が選択され、さらにSNSとの接続の設定セルが押下された場合、距離表示ページP9のSNS接続ボタンK4が押下された場合、そして、スコアカードページP10のSNS接続ボタンL5が押下した場合のいずれの場合にもSNSへのログインを可能とする。
【0082】
CPU40は、ページ下部ボタンL6が押下されると、画面をスクロールさせ、後述するスコア表示領域L9の下部の部分を表示させることができる。
前後半ホール選択ボタンL7は、前半ホールのスコアを表示させるか、あるいは、後半ホールのスコアを表示させるかを選択する際に使用される。
図15に示す例は前半ホールが選択されている状態を示している。
【0083】
メンバー選択ボタンL8は、スコア表示領域L9にスコアを表示させるメンバーを選択する際に使用される。
図15に示す例では、「山田」という名前のメンバーが選択されており、CPU40は、スコア表示領域L9には、「山田」という名前のメンバーのスコアを表示させている。「全員」と表示されたメンバー選択ボタンL8が押下されると、CPU40は、スコア表示領域L9には各メンバーのスコアを表示させることになる。なお、本実施形態では、CPU40は、当該端末装置2でゴルフナビゲーションアプリケーションを利用している本人の名前を、メンバー選択ボタンL8の「全員」の右のセルに表示させる。そしてCPU40は、同伴プレーヤーについては、ラウンド設定メニューページP8(
図13)の同伴プレーヤー入力領域J9の上から入力された順に、上記本人の右のセルから表示させる。また、CPU40は、本人の名前は、本実施形態ではメインメニューページP1の設定セルA5が押下され、利用者情報の設定を行うセルが押下されることで表示される表示画面(図示せず)において入力される名前の情報を用いる。
【0084】
CPU40は、スコア表示領域L9には、各ホールのヤーデージ、パー数、スコア、パット数、パーオン、OB、フェアウェイキープ、池IN、バンカーINについての情報を表示させる。CPU40は、ヤーデージとパー数については、ダウンロードしたホール情報に基づいたデータを表示させる。CPU40は、スコアの欄には、
図14の距離表示ページP9の打数ボタンK12により入力されたカップインまでの打数(ストローク数)を表示させる。ただし、CPU40は、このカップインまでの打数が、後述する編集ボタンL11が押下されて表示されるスコア編集ページP11における、マイナスボタンM9またはプラスボタンM11により編集された場合は、その編集後の打数を表示させる。
CPU40は、パット数については、後述する編集ボタンL11が押下され、
図16に示すスコア編集ページにおいてゴルフ利用者によって入力されたパット数を表示させる。CPU40は、パーオン、OB、フェアウェイキープ、池IN、バンカーINについても、
図16に示すスコア編集ページにおいてゴルフ利用者によって各チェックボックスが押下されることによってスコア表示領域L9の該当箇所に丸印を表示させるようになっている。これらのパーオン、OB、フェアウェイキープ、池IN、バンカーINについては、本人が後で閲覧したときに容易に把握できるように、即ち、自身のスコアログのために入力するものである。
なお、
図15に示す例では、スコア表示領域L9には1ホールから5ホールまでのスコアしか表示されていないが、実際には選択された前半ホールまたは後半ホールの全てのホールのスコアが表示されるようになっている。
【0085】
CPU40は、コース計表示領域L10には、ヤーデージ、パー数、スコア、及び、パット数のそれぞれを合計して表示させるようになっている。
CPU40は、編集ボタンL11が押下されると、
図16に示すスコア編集ページP11を表示させるようになっている。
CPU40は、ページ上部ボタンL12が押下されると、画面をスクロールさせ、スコアカードページP10上部の部分を表示させることができる。
【0086】
<2−4−2:スコア編集ページ>
次に、編集ボタンL11が押下された場合に表示されるスコア編集ページP11について説明する。
図16にスコア編集ページP11の一例を示す。スコア編集ページP11は、戻るボタンM1、ホール番号表示領域M2、パー数表示領域M3、ヤーデージ表示領域M4、メンバー選択ボタンM5、名前変更ボタンM6、スコア編集領域M7、パット数入力領域M8、パーオンチェックボックスM15、フェアウェイキープチェックボックスM16、バンカーINチェックボックスM17、OBチェックボックスM18、池INチェックボックスM19、決定ボタンM20を備えている。
【0087】
CPU40は、戻るボタンM1が押下されると、
図15に示すスコアカードページP10に表示を戻すようになっている。
CPU40は、ホール番号表示領域M2には、
図15のスコアカードページP10におけるホール番号と同じホール番号を表示させる。CPU40は、パー数表示領域M3にも、
図15のスコアカードページP10におけるパー数と同じパー数を表示させる。CPU40は、ヤーデージ表示領域M4には、当該ホールのヤーデージを表示させる。
【0088】
メンバー選択ボタンM5は、スコア編集領域M7とパット数入力領域M8にスコアとパット数を表示させるメンバーを選択する際に使用される。
図16に示す例では、「山田」という名前のメンバーが選択されており、CPU40は、スコア編集領域M7とパット数入力領域M8には、「山田」という名前のメンバーのスコアとパット数を表示させている。「全員」と表示されたメンバー選択ボタンM5が押下されると、CPU40は、スコア編集領域M7とパット数入力領域M8には、各メンバーのスコアとパット数とを表示させることになる。なお、スコア編集領域M7に表示されるスコアは、上述の打数ボタンK12の押下回数または、スコア編集ページP11におけるマイナスボタンM9またはプラスボタンM11により編集された数である。そして上述の通り、本実施形態ではショット時とパット時の両方において打数ボタンK12を押下するものであるため、カップインした場合に特定される当該ホールの打数(スコア)は、ストローク数(ショット数とパット数の合計)である。但し、打数ボタンK12はショット時のみ押下させるものとすれば、スコア編集領域M7に表示されるスコアはショット数となる。
名前変更ボタンM6が押下されると、CPU40は、
図15に示すスコアカードページP10及び
図16に示すスコア編集ページP11において表示されるメンバーの表示名の変更が可能なように入力画面を表示させる。
【0089】
スコア編集領域M7は、マイナスボタンM9、スコア数表示領域M10、プラスボタンM11を備えている。同様に、パット数入力領域M8は、マイナスボタンM12、パット数表示領域M13、プラスボタンM14を備えている。
CPU40は、スコア編集領域M7においては、マイナスボタンM9またはプラスボタンM11が押下されると、スコアの表示を変更させる。具体的には、CPU40は、マイナスボタンM9が押下されると、スコアを−1するように表示させ、プラスボタンM11が押下されると、スコアを+1するように表示させる。CPU40は、編集したスコア数を、スコア数表示領域M10に表示させる。なお、距離表示ページP9の打数ボタンK12(
図14参照)が押下されていない状態でスコア編集ページP11が参照された場合には、CPU40は、スコア編集領域M7の初期値として0(ゼロ)を表示させる。
CPU40は、パット数入力領域M8のパット数表示領域M13には当初は0(ゼロ)を表示させている。本実施形態では、パット数については自動的に記録されるのではなく、ゴルフ利用者がパット数入力領域M8においてパット数の入力を行う必要がある。プラスボタンM14が押下されると、CPU40は、パット数を+1するように表示させ、マイナスボタンM12が押下されると、パット数を−1するように表示させる。
図16に示す例では、アウトの9番ホールにおいて、スコアが6、そのうちパット数が2であることを示している。
【0090】
本実施形態では、パーオン、フェアウェイキープ、バンカーIN、OB、池INについても、自動的に記録されないので、それぞれの状況が生じた場合には、ゴルフ利用者が、パーオンチェックボックスM15、フェアウェイキープチェックボックスM16、バンカーINチェックボックスM17、OBチェックボックスM18、池INチェックボックスM19のそれぞれが押下されると、CPU40は、
図15に示すスコアカードページP10のスコア表示領域L9に丸印で表示させることになる。
【0091】
上述した変更、編集、入力、あるいは、チェックボックスの押下等が行われた後に、決定ボタンM20が押下されると、CPU40は、変更、編集、入力等の内容を記録し、
図15に示すスコアカードページP10においてその内容が反映されるように表示させる。
【0092】
ゴルフ利用者は、端末装置2のディスプレイ45に距離表示ページP9を表示させ、1打ごとに打数ボタンK12を押下し、カップインした際にはカップインボタンK13を押下する。また、必要に応じて、スコア編集ページP11において、スコアの編集、パット数の入力等行う。このような操作が行われると、端末装置2のCPU40は、当該ホールにおけるカップインボタンK13が押下された時点での打数を特定し、当該ホールにおける打数を記録する打数入力処理を行う。記録した各ホールの打数は、
図15に示すスコアカードページP10や
図16に示すスコア編集ページP11においても確認可能となっている。
【0093】
<2−5:応答確認処理>
SNSにログインした状態で、
図13に示す決定ボタンJ10が押下された場合には、CPU40は、ラウンド開始を示すメッセージをSNSに投稿する処理を行い、
図14に示すカップインボタンK13が押下された場合には、スコアを示すメッセージをSNSに投稿する処理を行う。そして、これらの投稿を他の利用者、つまり、SNS上において友達になっている利用者が閲覧した場合には、いいねボタンを押下したり、前記投稿に対するコメントを投稿することができる。
しかし、これらのいいねボタンの押下、あるいは、コメントの投稿等の応答があったことを、その度に端末装置2上で通知してしまうと、ゴルフのプレー中における集中力が乱されてしまう。
そこで、本実施形態では、
図14に示すカップインボタンK13が押下された際に、端末装置2のCPU40は、スコアを示すメッセージの投稿要求を管理サーバ3に送信すると共に、今までに投稿した投稿済みのメッセージに対して、SNS上の友達からの応答があったかどうかを確認する応答確認処理を行うようにした。以下、
図17を参照して本実施形態における応答確認処理について説明する。
なお、
図17においては、
図4に示すメインメニューページP1の設定セルA5を押下して利用者情報の設定を選択し、さらにSNSとの接続の設定セルを押下することによってSNSにログインする例について説明する。
【0094】
まず、メインメニューページP1の設定セルA5が押下されて利用者情報の設定が選択され、さらにSNSとの接続の設定セルが押下された場合には、端末装置2のCPU40は設定セルの押下を受け付け(S100)、ログインページの送信要求を管理サーバ3に送信する。ログインページの送信要求を受信した管理サーバ3のCPU30は、ログインページの表示情報を端末装置2に送信する。ログインページの表示情報を受信した端末装置2のCPU40は、
図5に示すログイン画面P2をディスプレイ45に表示させる。
【0095】
ログインID入力欄B1にログインIDが入力され、パスワード入力欄B2にパスワードが入力されて、送信ボタンB3が押下された場合には、CPU40はこの押下を受け付け(S101)、ログインID及びパスワードと共にログイン要求を管理サーバ3に送信する。ログインID及びパスワードとログイン要求を受信した管理サーバ3のCPU30は、ログインID及びパスワードに基づいて、ログイン処理を行う(S200)。
【0096】
ログイン処理においては、管理サーバ3のCPU30は、HDD33に記憶されている利用者の登録情報に、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在するかどうかを確認する。受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が利用者の登録情報に存在した場合には、管理サーバ3のCPU30は端末装置2にアクセストークンを送信する。
図17ではログインに成功した場合のみを記載している。なお、図示を省略するが、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在しなかった場合、即ちログインに失敗した場合は、CPU30は、その旨及び再度のログインIDとパスワードの入力を促す画面の情報を端末装置2に送信する。
【0097】
次に、端末装置2においてコースが選択され、
図13に示すラウンド設定メニューページP8において、ラウンド日、スタート時間、天候、風、同伴プレーヤー等の名前が入力され、決定ボタンJ10が押下された場合には、CPU40はこの押下を受け付け、ラウンド開始を示すメッセージを作成する(S102)。
【0098】
端末装置2の記憶装置43には、
図18に示す文例マスタテーブルTBL15cが記憶されている。文例マスタテーブルTBL15cは、端末装置2にゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際に、アプリケーションデータとして端末装置2の記憶装置43に記憶される。
文例マスタテーブルTBL15cは、文例IDと文例とを備えており、決定ボタンJ10が押下された場合には、端末装置2のCPU40は、文例ID「Y00」の文例と文例ID「Y01」の文例を参照する。なお、後述するスコアを示すメッセージを作成する場合には、スコアに応じた文例IDの文例を参照する。
【0099】
文例ID「Y00」の文例は、例えば、「現在、[コース名]にいます。[前半コース]、[スタート時間]スタートです。[ティーグラウンド]でのラウンドです。天気は[天候]です。風は[風]です。」という文例が記憶されている。CPU40は、文例中の[コース名]として、
図13に示すラウンド設定メニューページP8のコース名表示領域J1に表示させたコース名を参照する。CPU40は、文例中の[前半コース]として、前半コース選択領域J7で指定されたアウトまたはインを参照する。CPU40は、文例中の[スタート時間]として、スタート時間入力領域J3で指定されたたスタート時間を参照する。CPU40は、文例中の[ティーグラウンド]として、ティーグラウンド選択領域J6で指定されたティーグラウンドの情報を参照する。CPU40は、文例中の[天候]は天候入力領域J4で指定された天候を、また、文例中の[風]として、風入力領域J5で指定された風の情報を参照する。
【0100】
文例ID「Y01」の文例は、例えば、「[name]さんは、[同伴者名1]さん、[同伴者名2]さん、[同伴者名3]さんと一緒にラウンドしています。」という文例が記憶されている。CPU40は、文例中の[name]として、端末装置2の利用者の名前を参照する。CPU40は、[同伴者名1]、[同伴者名2]、[同伴者名3]として、
図13に示す同伴プレーヤー入力領域J9に入力された同伴者の名前を参照する。
【0101】
例えば、CPU40は、「現在、○○カントリークラブにいます。○○コース、○○:○○スタートです。レギュラーティーでのラウンドです。天気は晴れです。風は弱風です。」というメッセージを作成する。また、CPU40は、同伴者については、「山田洋子さんは、田中さん、鈴木さん、佐藤さんと一緒にラウンドしています。」というメッセージを作成する。
【0102】
そして、CPU40は、以上のようにして作成したメッセージと共に、このメッセージで投稿して良いかどうかを確認する画面を端末装置2のディスプレイ45に表示させる。利用者が投稿の許可を選択すると、端末装置2のCPU40は、上述のように作成したメッセージ及びアクセストークンと共に、メッセージの投稿要求を管理サーバ3に送信する。
【0103】
メッセージ及びアクセストークンと共に、メッセージの投稿要求を受信した管理サーバ3のCPU30は、アクセストークンに含まれている利用者のSNS上の識別情報を特定し、SNSにおける利用者のマイページ等にメッセージを投稿する(S201)。
図19にメッセージの表示例を示す。
【0104】
図19は、SNSにおけるマイページP12の一例を示す。マイページP12には、近況を報告したり、写真等を投稿したりすることができる。
図19においては、投稿欄n1に上述のように作成したメッセージが表示される。メッセージには、文例ID「Y00」の文例に基づいて作成したメッセージと、文例ID「Y01」の文例に基づいて作成したメッセージとが含まれる。
【0105】
管理サーバ3のCPU30は、以上のようにメッセージを投稿する(S201)と共に、投稿したメッセージに対して当該メッセージを一意に識別する投稿IDを付し、特定した利用者の識別情報UID及び投稿ID並びにメッセージとを関連付けて投稿IDテーブルに記憶する。そして、管理サーバ3のCPU30は、投稿したメッセージと共に投稿IDを端末装置2に送信する。
【0106】
投稿が行われたメッセージと投稿IDを受信した端末装置2のCPU40は、投稿IDを記憶装置43に記憶させ(S103)、受信したメッセージをディスプレイ45に表示させる(S104)。
図20は、ゴルフナビゲーションアプリケーションのSNS連動ページP13におけるメッセージの表示例を示す。
図20に示すように、SNS連動ページP13のメッセージ表示欄Q1には、SNSのマイページP12に表示された態様と同じ態様で、メッセージが表示される。
【0107】
また、
図19に示すSNSのマイページP12の投稿欄n1は、「いいね!・コメントする・シェア」の表示欄n2を備えており、表示欄n2に表示された「いいね!」、「コメントする」、「シェア」のいずれかの文字を押下することにより、「いいね」を投稿し、または、コメントを投稿し、あるいは、シェアすることができる。
【0108】
図17に示す例では、端末装置2を利用している利用者本人のSNS友達である利用者Aが
図19に示すマイページP12の投稿欄n1に投稿されたメッセージを閲覧し、表示欄n2に表示された「コメントする」を押下してコメントを投稿したとする。当該利用者Aの端末装置2のCPU40は、このコメントの投稿を受け付ける(S300)。この場合、利用者Aは、利用者Aの端末装置2を用いてSNSにログインしていることになる。なお、利用者Aの端末装置2は、必ずしも携行可能なスマートフォン等の端末装置である必要はなく、部屋等に設置されたパーソナルコンピュータ等であってもよい。また、利用者Aの端末装置2には、必ずしもゴルフナビゲーションアプリケーションはインストールされていなくてもよく、SNSが利用可能となっていればよい。
【0109】
利用者Aの端末装置2のCPU40は、コメントの投稿要求を管理サーバ3に送信する。この投稿要求を受信した管理サーバ3のCPU30は、利用者本人のマイページP12へコメントを投稿する。即ち、利用者Aから投稿されたコメントを、端末装置2を利用している利用者本人が投稿したメッセージと関連付ける。そして、利用者Aから投稿されたコメントに対して投稿IDを付す処理を行う(S202)。
図21は、マイページP12の投稿欄n3に利用者Aのコメントが投稿された例を示している。
【0110】
最初のメッセージに対して投稿されたコメントにも、
図21に示すように「いいね!・コメントする」の表示欄n4が備えられており、表示欄n4に表示された「いいね!」または「コメントする」の文字を押下することにより、「いいね」を投稿し、または、コメントを投稿することができる。
【0111】
図17に示す例では、利用者Bが
図21に示すマイページP12の投稿欄n3に投稿されたコメントを閲覧し、表示欄n4に表示された「コメントする」を押下してコメントを投稿したとする。利用者Bの端末装置2のCPU40は、この投稿を受け付ける(S301)。この場合、利用者Bは、利用者Bの端末装置2を用いてSNSにログインしていることになる。なお、利用者Bの端末装置2は、必ずしも携行可能なスマートフォン等の端末装置である必要はなく、部屋等に設置されたパーソナルコンピュータ等であってもよい。また、利用者Bの端末装置2には、必ずしもゴルフナビゲーションアプリケーションはインストールされていなくてもよく、SNSが利用可能となっていればよい。
【0112】
利用者Bの端末装置2のCPU40は、コメントの投稿要求を管理サーバ3に送信する。この投稿要求を受信した管理サーバ3のCPU30は、マイページP12へコメントを投稿する。即ち、利用者Bから投稿されたコメントを、利用者本人が投稿したメッセージと関連付けられている利用者Aの投稿コメントと関連付ける。そして、利用者Bから投稿されたコメントに対して投稿IDを付す処理を行う(S203)。
図22は、マイページP12の投稿欄n5に利用者Bのコメントが投稿された例を示している。
【0113】
また、コメントに対して投稿されたコメント、例えば利用者Aが上述のように投稿したコメントに対して利用者Bが投稿したコメントにも、
図22に示すように「いいね!」の表示欄n6が備えられており、表示欄n6に表示された「いいね!」の文字を押下することにより、「いいね」を投稿することができる。当該コメントに対して「いいね!」の投稿が行われた場合には、
図23に示すように、「いいね!」の投稿が行われた回数を示す表示が表示欄n8において行われることになる。
【0114】
以上のように、ラウンドを開始したことを示すメッセージを端末装置2から送信し、管理サーバ3によってSNSのマイページ等に投稿させた場合には、SNSの利用者からのコメントの投稿、あるいは、いいね!の押下等の応答が行われる場合があるが、このような応答をラウンド中の利用者の端末装置2において表示させてしまうと、ラウンド中の集中力に影響を与えてしまう。そこで、本実施形態では、以上のような応答の有無についての確認は各ホールでカップインボタンK13の押下を行った後に行うようにしている。
【0115】
ラウンド中においては、利用者は、上述したようにショットを行う度に距離表示ページP9の打数ボタンK12を押下し、カップインした際にはカップインボタンK13を押下する。
カップインボタンK13の押下を検知した端末装置2のCPU40は、スコアに関するメッセージの作成処理を行う(S105)。カップインボタンK13の押下までに押下された打数ボタンK12の回数、つまり、打数(スコア)が1と判断された場合(=ホールインワンと判断された場合)、打数(スコア)がダブルパーと判断された場合、及び、打数(スコア)がトリプルパーと判断された場合には、端末装置2のCPU40は、
図24Aに示す名称マスタテーブルTBL15dを参照して、文例IDの特定処理を行う。なお、
図24Aに示す名称マスタテーブルTBL15dは、端末装置2にゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際に、アプリケーションデータとして端末装置2の記憶装置43に記憶される。
図24Aに示す例では、CPU40は、打数(スコア)を1と判断した場合には文例IDをY09に、打数(スコア)をダブルパーと判断した場合には文例IDをY10に、受信した打数(スコア)をトリプルパーと判断された場合には文例IDをY11に特定する。
【0116】
また、上記ホールインワン、ダブルパー、トリプルパーのいずれにも該当しなかった場合で、打数(スコア)とパー数との差分値が−3〜+3の場合には、端末装置2のCPU40は、
図24Bに示す名称マスタテーブルTBL15dを参照して、文例IDの特定処理を行う。なお、
図24Bに示す名称マスタテーブルTBL15eは、端末装置2にゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際に、アプリケーションデータとして端末装置2の記憶装置43に記憶される。
図24Bに示す例では、CPU40は、差分値が+3の場合には文例IDをY02に、差分値が+2の場合には文例IDをY03に、差分値が+1の場合には文例IDをY04に、差分値が0の場合には文例IDをY05に、差分値が−1の場合には文例IDをY06に、差分値が−2の場合には文例IDをY07に、差分値が−3の場合には文例IDをY08に特定する。
【0117】
以上のように、CPU40は、文例IDを特定した後は、
図18に示す文例マスタテーブルTBL15cから文例IDに対応する文例を抽出し、括弧書きで記載されたパラメータである[name]、[コース名]、[ホール番号]に、利用者の名前、コースIDに対応するコース名、ホール番号を挿入し、メッセージを作成する。
【0118】
例えば、CPU40は、差分値が0の場合には文例IDをY05に特定するので、文例マスタテーブルTBL15cから抽出する文例は、「ナイスパー![name]さんが[コース名][ホール番号]番ホールでパーを取りました!」となる。そして例えば、端末装置2の利用者の名前が「山田洋子」、コースIDに対応するコース名が「コナミカントリークラブ房総コース」、ホール番号が「6」番ホールだった場合には、CPU40は、「ナイスパー! [山田洋子]さんが[コナミカントリークラブ房総コース][6]番ホールでパーを取りました!」というメッセージを作成する。
【0119】
次に、端末装置2のCPU40は、以上のように作成したメッセージのSNSにおける投稿要求と、ステップS103で記憶しておいた投稿IDと共に当該投稿IDに対応するメッセージの更新要求と、アクセストークンとを管理サーバ3に送信する。この更新要求が、既に投稿済みのメッセージに対する応答の確認要求となる。
【0120】
投稿要求とアクセストークンを受信した管理サーバ3のCPU30は、アクセストークンに含まれる識別情報を特定し、SNSにおける利用者のマイページ等にメッセージを投稿する(S204)。
図25にメッセージの表示例を示す。
図25に示すように、SNSのマイページP12の投稿欄n9には、「ナイスパー! 山田洋子さんがコナミカントリークラブ房総コース、6番ホールでパーを取りました!」というメッセージが表示される。管理サーバ3のCPU30は、このようにメッセージの投稿を行うと共に、このメッセージに投稿IDを付与する。
【0121】
次に、管理サーバ3のCPU30は、端末装置2から受信した更新要求に対する処理を行う。上述したように、投稿したメッセージに対して、当該メッセージを一意に識別可能な投稿IDを付与し、利用者の識別情報UID及びメッセージと共に、投稿IDテーブルに記憶する。
また、管理サーバ3のCPU30は、前記投稿したメッセージに対して、他の利用者からのコメントが投稿された場合には、そのコメントに対しても投稿IDを付し、当該他の利用者の識別情報UID及び投稿ID並びにコメントとを関連付けて投稿IDテーブルに記憶する。さらに、他の利用者によっていいね!が押下された場合にも投稿IDを付し、当該他の利用者の識別情報UID及び投稿IDを関連付けて投稿IDテーブルに記憶する。
【0122】
管理サーバ3のCPU30は、端末装置2から投稿IDと共に更新要求を受信すると、当該投稿IDに関連付けられた投稿IDテーブル内のレコードを全て抽出し、端末装置2に送信する。ここで、投稿IDテーブルにおいて、各レコードが投稿IDとどのように関連付けられているかを
図26を参照して説明する。
【0123】
図26は、管理サーバ3のHDD33に記憶される投稿IDテーブルTBL17の一例である。投稿IDテーブルTBL17は、識別情報UIDのフィールドF20と、投稿IDのフィールドF21と、コメントテキストのフィールドF22とを備えている。
図26に示す投稿IDテーブルTBL17においては、
図17に示すステップS201で投稿された最初のメッセージ、ステップS202で投稿された当該最初のメッセージに対するコメント、ステップS203で投稿された当該コメントに対するコメント、及び、
図17では図示を省略しているが、ステップS203で投稿されたコメントに対して、いいね!が投稿された場合のそれぞれの投稿IDと投稿されたメッセージまたはコメントが記憶された例を示している。
【0124】
図26に示す例では、ゴルフナビゲーションアプリケーションを利用している利用者の識別情報UIDが「U0001」とされており、この利用者がゴルフナビゲーションアプリケーションを利用してSNSに投稿を要求した「現在、○○カントリークラブにいます。○○コース、○○:○○スタートです。レギュラーティーでのラウンドです。天気は晴れです。風は微風です。」というラウンド開始を示すメッセージがテキストとしてフィールドF22に記憶される。また、このメッセージには「10001」というファーストレベルの投稿IDが付与されて記憶される。
【0125】
投稿ID「10001」のメッセージに対して、識別情報UIDが「U0002」の利用者から「がんばれ!私もこれからラウンドしてきます!」というコメントが投稿された場合には、このコメントがフィールドF22に記憶され、このコメントに対しては、ファーストレベルの投稿IDである「10001」に関連付けられて「2001」というセカンドレベルの投稿IDが付与されて記憶される。つまり、このコメントに付与された投稿IDは、全体として、「10001_2001」という投稿IDになる。したがって、例えば投稿ID「10001」のメッセージに対して、別の利用者によってコメントが投稿された場合には、そのコメントには「10001_2002」等の投稿IDが付与されることになる。
【0126】
投稿ID「10001_2001」のコメントに対して、識別情報UIDが「U0003」の利用者から「高橋さんもがんばれ!」というコメントが投稿された場合には、このコメントがフィールドF22に記憶され、このコメントに対しては、セカンドレベルの投稿IDに関連付けられて「301」というサードレベルの投稿IDが付与されて記憶される。つまり、このコメントに付与された投稿IDは、全体として、「10001_2001_301」という投稿IDになる。したがって、例えば投稿ID「10001_2001」のメッセージに対して、別の利用者によってコメントが投稿された場合には、そのコメントには「10001_2001_302」等の投稿IDが付与されることになる。
【0127】
投稿ID「10001_2001_301」のコメントに対して、識別情報UIDが「U0004」の利用者から、いいね!が投稿された場合には、フィールドF22にはnullが記憶され、いいね!の投稿には「likes」の文字が付与される。つまり、このいいの!の投稿の投稿IDは、全体として、「10001_2001_301_likes」となる。したがって、例えば投稿ID「10001」のメッセージに対して、いいね!が投稿された場合には、その投稿の投稿IDは「10001_likes」となる。また、投稿ID「10001_2001」のメッセージに対して、いいね!が投稿された場合には、その投稿の投稿IDは「10001_2001_likes」となる。
【0128】
以上のように、投稿ID「10001」のメッセージに関連するコメントの投稿やいいね!の投稿は、ファーストレベルの投稿IDに必ず「10001」を含んでいる。そこで、管理サーバ3のCPU30は、更新要求と共に受信した投稿IDをファーストレベルの投稿IDとして含むレコードを投稿IDテーブルTBL17から抽出し、抽出したレコードを端末装置2に送信する。
【0129】
説明を
図17に戻す。端末装置2からスコアに関するメッセージの投稿要求と、投稿ID及び更新要求を受信した管理サーバ3のCPU30は、スコアに関するメッセージをマイページ等に投稿すると共に、当該メッセージに投稿IDを付与する投稿処理を行う(S204)。また、CPU30は、受信した投稿IDをファーストレベル投稿IDとして備えるレコードを投稿IDテーブルTBL17から抽出する更新処理を行う(S205)。そして、管理サーバ3のCPU30は、スコアに関するメッセージの投稿IDと投稿したスコアに関するメッセージを端末装置2に送信すると共に、更新処理により抽出したレコードを端末装置2に送信する。
【0130】
スコアに関するメッセージの投稿IDを受信した端末装置2のCPU40は、この投稿IDを記憶装置43に記憶させる。そして、端末装置2のCPU40は、投稿されたスコアに関するメッセージと共に、更新処理により抽出されたレコードに基づいて、ラウンド開始を示すメッセージの表示の更新処理を行う(S107)。
【0131】
具体的には、端末装置2のCPU40は、受信した各レコードの投稿IDに応じて、最初の投稿なのか、あるいは、それに対するコメントなのか等を解析する。そして、CPU40は、表示画面を生成し、ディスプレイ45に表示させる。
したがって、ステップS201にて投稿されたラウンド開始を示すメッセージが投稿されてから、カップインが行われた時までに、当該ラウンド開始を示すメッセージに対してコメント等が投稿されていた場合には、当該コメント等が投稿された旨が表示されることになる。
【0132】
図27に端末装置2における表示例を示す。
図27に示すように、メッセージ表示欄Q7にスコアに関するメッセージが表示されると共に、メッセージ表示欄Q1に表示されたメッセージに関連したコメント件数表示欄Q2に、コメントの件数が表示される。したがって、利用者は、カップインが行われてから、次のホールに向かうまでの間に、投稿されたコメントを確認することができる。具体的には、コメントの件数を示すアイコンをクリックすると、
図28に示すようにメッセージ表示欄Q3が展開され、メッセージ表示欄Q3にコメントが表示される。なお、このメッセージ表示欄Q3に対するコメントがある場合には、メッセージ表示欄Q3内にもコメント件数表示欄Q8にアイコンによってコメント件数が表示される。そして、このアイコンが押下されると、
図28に示すように、メッセージ表示欄Q3に表示されたコメントに対するコメントが、メッセージ表示欄Q4に表示されることになる。さらに、メッセージ表示欄Q4に表示されたコメントに、いいね!が投稿された場合には、メッセージ表示欄Q4内のいいね件数表示欄Q9にアイコンによっていいねの件数が表示される。
【0133】
メッセージ表示欄Q3に表示されたコメントに対しては、メッセージ書込欄Q5にメッセージを書き込み、送信ボタンQ6を押下することにより、管理サーバ3に対して投稿要求が送信され、SNSのマイページ等において、書き込んだメッセージが投稿されることになる。
【0134】
以下、同様にして、カップインボタンK13が押下されると、端末装置2のCPU40はこの押下を受け付けてメッセージを作成し(S108)、スコアに関するメッセージの投稿要求を管理サーバ3に送信し、また、投稿済みのメッセージの投稿IDと更新要求を管理サーバ3に送信する。そして、管理サーバ3からは、新たに投稿したメッセージの投稿IDと、投稿済みのメッセージの応答確認が可能なレコードとが送信されることになる。なお、更新要求を送信する際には、それまでの全ての投稿済みのメッセージの投稿IDと共に更新要求が送信される。したがって、全ての投稿済みのメッセージへの応答確認を行うことができる。
【0135】
本実施形態によれば、カップインボタンK13が押下された場合にのみ、投稿要求を送信したメッセージへの応答の確認できるので、プレー中の集中力を乱されることなく、確実にメッセージへの応答を確認し、必要であればその応答に対する返信を行うことができる。
【0136】
なお、本実施形態においては、端末装置2で作成したメッセージの投稿要求を管理サーバ3に送信した後、管理サーバ3から送信される当該投稿したメッセージの内容を端末装置2において受信し、受信したメッセージを端末装置2において表示する例について説明した。しかし、当該メッセージの作成は端末装置2側で行っているので、作成したメッセージの投稿要求を管理サーバ3に送信するとともに、当該メッセージについては端末装置2において記憶しておき、端末装置2において当該投稿したメッセージを表示するための操作を受け付けた場合、その記憶しておいたメッセージを端末装置2において表示させるようにしてもよい。
【0137】
<第2実施形態>
次に、
図29を参照して第2実施形態について説明する。第1実施形態では、アプリケーション配信サイト(図示を省略)を介すなどして、ゴルフナビゲーションアプリケーションのソフトウェア、及びゴルフ場情報等のアプリケーションデータを端末装置2において受信し、端末装置2で作成したラウンド開始を示すメッセージやスコアに関するメッセージを、管理サーバ3によって提供されるSNSに投稿させる例について説明した。しかし、第2実施形態は、前記アプリケーション配信サイト経由でゴルフナビゲーションアプリケーションを提供する管理サーバ1が、ゴルフに関するSNSであるゴルフ情報アプリケーションを提供し、端末装置2で作成したラウンド開始を示すメッセージやスコアに関するメッセージを、前記ゴルフに関するSNSに投稿させる構成が第1実施形態と異なる。
【0138】
図29に示すように、第2実施形態のサービス提供システム100Bは、インターネットなどの通信網NETを介して、管理サーバ1(管理装置の他の例)と、利用者の端末装置2を備える。端末装置2の構成は第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0139】
管理サーバ1は、受信部12a、投稿処理部13a、識別情報送信制御部としても機能する送信制御部14a、及び記憶部15aを備えている。受信部12a、投稿処理部13a、識別情報送信制御部としても機能する送信制御部14a、及び記憶部15aは、第1実施形態で説明した管理サーバ3における受信部12、投稿処理部13、識別情報送信制御部としても機能する送信制御部14、及び記憶部15と同様の機能を備えている。但し、管理サーバ1の記憶部15aには、管理サーバ1が提供するゴルフ情報アプリケーションの利用者の登録情報が記憶されたゴルフ利用者情報テーブルTBL11、第1実施形態でも説明した投稿IDを記憶する投稿IDテーブルTBL17、及び、ゴルフナビゲーションアプリケーションのソフトウェア、及びゴルフ場情報等のアプリケーションデータを含むゴルフナビゲーションアプリケーション・ダウンロード(DL)データDT1が記憶されている。また、本実施形態の管理サーバ1は、
図2に示す管理サーバ3の構成と同様な構成を有している。
【0140】
アプリケーション配信サイト(図示を省略)は、端末装置2で使用可能な様々なアプリケーションを配信するサイトであり、利用者は、このアプリケーション配信サイトにおいて所望のアプリケーションを選択し、無料のアプリケーションであればアプリケーションのインストールのボタンを押下し、また、有料のアプリケーションであればアプリケーションの購入のボタンを押下する。その結果、各アプリケーションを提供するサーバから端末装置2へのアプリケーションのダウンロードが開始され、アプリケーションが端末装置2にインストールされる。
【0141】
第1実施形態でも説明したゴルフナビゲーションアプリケーションは、このようにしてアプリケーション配信サイトを介して管理サーバ1から端末装置2にダウンロードされ、また、インストールされるソフトウェアである。具体的には、利用者がアプリケーション配信サイトにおいてゴルフナビゲーションアプリケーションを選択し、インストールのボタンを押下すると、管理サーバ1は、ゴルフナビゲーションアプリケーション・ダウンロード(DL)データDT1を端末装置2に送信し、端末装置2のCPU40はゴルフナビゲーションアプリケーションのダウンロードデータを受信する。このようにして、管理サーバ1から端末装置2へゴルフナビゲーションアプリケーションのダウンロードが開始され、ゴルフナビゲーションアプリケーションが端末装置2にインストールされる。なお、この時、ゴルフ場情報等のアプリケーションデータについても一緒にダウンロードされる。
【0142】
また、管理サーバ1は、以上のようなゴルフナビゲーションアプリケーションとは別に、ゴルフに関するSNSであるゴルフ情報アプリケーションを提供する。このゴルフ情報アプリケーションは、上述のようなアプリケーション配信サイトを介して提供するようにしてもよいし、他のSNS上のソーシャルアプリケーションの一種として提供するようにしてもよい。
管理サーバ1が提供するゴルフ情報アプリケーションは、ゴルフに興味がある利用者同士でアプリケーション上の友達を増やしたり、利用者同士でメッセージやコメントのやり取りをしたり、ゴルフに行ってきたことの報告を行ったり、あるいは、ゴルフに誘ったりといった利用者同士のコミュニケーションを行うためのサービスである。
つまり、ゴルフナビゲーションアプリケーションは、携行可能な端末装置2にインストールして、ゴルフのラウンドを行いながら使用するアプリケーションである。また、ゴルフ情報アプリケーションは、必ずしも端末装置2にインストールする必要はなく、固定的に配置されたパーソナルコンピュータ等であっても、通信網NETを介して通信可能な端末装置であれば、ブラウザ等を使用して利用することができるアプリケーションである。
【0143】
本実施形態では、ゴルフナビゲーションアプリケーションとゴルフ情報アプリケーションとの連動設定が可能となっており、第1実施形態と同様に、メインメニューページP1において設定セルA5が押下され、SNSとの接続の設定が選択された場合、あるいは、距離表示ページP9でSNS接続ボタンK4が押下され、もしくは、スコアカードページP10でSNS接続ボタンL5が押下された場合に、端末装置2のCPU40は、
図5に示すようなゴルフ情報アプリケーションのログイン画面P2をディスプレイ45に表示させる。
【0144】
ログイン画面P2において、ゴルフ情報アプリケーションのログインIDとパスワードが入力され、送信ボタンB3が押下されると、端末装置2のCPU40は、管理サーバ1に対してログインIDとパスワードを送信する。ログインIDとパスワードを受信した管理サーバ1のCPU30は、ログイン処理を行う。ログイン処理においては、CPU30は、HDD33に記憶されているゴルフ情報アプリケーションの利用者の登録情報に、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在するかどうかを確認する。受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が利用者の登録情報に存在した場合には、管理サーバ1のCPU30は端末装置2にアクセストークンを送信する。端末装置2のCPU40は、アクセストークンを記憶装置43に記憶させ、これ以降、SNSに対してメッセージを投稿する等の処理を行う場合には、アクセストークンを付して送信を行う。このように、ゴルフ情報アプリケーションに対するログイン処理も、第1実施形態で説明したSNSに対するログイン処理と同様に行われることになる。
【0145】
以上のようなログイン処理だけでなく、他の処理についても、
図17のフローチャートに示した処理と同様の処理が行われる。但し、
図17に「管理サーバ3」の処理として示したステップS200〜S205の処理が管理サーバ1によって行われることになる。したがって、管理サーバ1により提供されるゴルフ情報アプリケーションのマイページ等においてラウンド開始を示すメッセージ等が投稿された場合にも、他の利用者、つまり、ゴルフ情報アプリケーション上の友達がこの投稿されたメッセージ等を閲覧可能であり、このメッセージ等に対してコメントを投稿したり、いいねを投稿したりすることが可能になっている。
【0146】
そして、このようなコメントやいいね等の前記メッセージ等に対する応答の確認は、第1実施形態と同様に、一つのホールにおけるプレーが終了し、カップインボタンが押下された後に行われることになる(
図17において、S105、S204、S205、S106、S107)。
したがって、本実施形態においても、プレー中の集中力を乱されることなく、確実にメッセージへの応答を確認し、必要であればその応答に対する返信を行うことができる。
【0147】
<第3実施形態>
次に、
図30乃至
図32を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態のサービス提供システム100Cは、
図30に示すように、第1実施形態で説明したSNSを提供する外部管理サーバ3a(「外部管理装置」の一例)と、第2実施形態で説明したゴルフ情報アプリケーションを提供する管理サーバ1(「管理装置」の一例)と、端末装置2とを備えている。端末装置2にインストールされたゴルフナビゲーションアプリケーションにより、ラウンド開始を示すメッセージや、スコアに関するメッセージを送信すると、管理サーバ1によって提供されるゴルフ情報アプリケーションのマイページ等に投稿される点は第2実施形態と同様であるが、本実施形態では、その投稿内容が外部管理サーバ3aによって提供されるSNS上のマイページ等にも投稿される点が第2実施形態とは異なっている。
【0148】
外部管理サーバ3aは、第1実施形態で説明したSNSを提供するという点では、第1実施形態の管理サーバ3に代わるものであるが、端末装置2からの投稿要求を受信する受信部、この投稿要求に応じてメッセージ等を投稿処理する投稿処理部、及び、メッセージ等に対する応答や投稿IDを端末装置2に送信する識別情報送信制御部としても機能する送信制御部は、本実施形態の外部管理サーバ3aには備えられていない。これらの機能部は、第2実施形態と同様に管理サーバ1に備えられている。外部管理サーバ3aには、SNSの利用者の識別情報等を記憶するSNS利用者情報テーブルTBL31と、SNSの利用者間の友達関係が記憶された友達情報テーブルTBL32を備えている。
【0149】
また、本実施形態において管理サーバ1によって提供されるゴルフ情報アプリケーションは、外部管理サーバ3aによって提供されるSNS上のソーシャルアプリケーションの一種として提供される。したがって、ゴルフ情報アプリケーションにログインするためには、外部管理サーバ3aによって提供されるSNSにログインすることが必要になる。
【0150】
したがって、ゴルフナビゲーションアプリケーションがインストールされた端末装置2の利用者本人、及び、その他の端末装置2を使用する当該本人の友達である利用者は、管理サーバ1によって提供されるゴルフ情報アプリケーションの利用者でもあり、かつ、外部管理サーバ3aによって提供されるSNSの利用者である。但し、本実施形態においては、前記利用者の友達である利用者は、管理サーバ1によって提供されるゴルフ情報アプリケーションにログインしてゴルフ情報アプリケーション上のマイページ等において、前記本人によるラウンド開始を示すメッセージやスコアに関するメッセージの投稿を閲覧し、コメントやいいねの投稿を行うものとして説明を行う。
【0151】
また、管理サーバ1の機能は、第2実施形態で説明した管理サーバ1の機能とほぼ同様であるが、本実施形態においては、送信制御部14aは、ゴルフ情報アプリケーションにおいて投稿処理を行ったメッセージの投稿要求を、外部管理サーバ3aに送信する機能を有する点で、第2実施形態の管理サーバ1とは異なっている。また、本実施形態の管理サーバ1は、
図2に示す管理サーバ3の構成と同様な構成を有している。
【0152】
以下、
図31及び
図32のフローチャートを参照して、本実施形態のサービス提供システム100Cの動作について説明する。
まず、ゴルフナビゲーションアプリケーションを使用する利用者本人の端末装置2において、メインメニューページP1の設定セルA5が押下されて利用者情報の設定が選択され、さらにSNSとの接続の設定セルが押下された場合には、端末装置2のCPU40はこの押下を受け付け(S100)、ログインページの送信要求を外部管理サーバ3aに送信する。ログインページの送信要求を受信した外部管理サーバ3aのCPUは、ログインページの表示情報を端末装置2に送信し、ログインページの表示情報を受信した端末装置2のCPU40は、
図5に示すログイン画面P2をディスプレイ45に表示させる。
【0153】
ログインID入力欄B1にログインIDが入力され、パスワード入力欄B2にパスワードが入力されて、送信ボタンB3が押下された場合には、CPU40はこの押下を受け付け(S101)、ログインID及びパスワードと共にログイン要求を外部管理サーバ3aに送信する。ログインID及びパスワードとログイン要求を受信した外部管理サーバ3aのCPUは、ログインID及びパスワードに基づいて、ログイン処理を行う(S400)。
【0154】
ログイン処理においては、外部管理サーバ3aのCPUは、HDD33に記憶されているゴルフ利用者情報テーブルTBL11に、受信したログインIDとパスワードの組と一致する組が存在するかどうかを確認する。受信したログインIDとパスワードの組と一致する組がゴルフ利用者情報テーブルTBL11に存在した場合には、外部管理サーバ3aのCPUは端末装置2にアクセストークンを送信する。
また、外部管理サーバ3aのCPUは、管理サーバ1に対してもアクセストークンを送信する。したがって、管理サーバ1は、このアクセストークンを使用して、メッセージの投稿要求を外部管理サーバ3aに送信することが可能となっている。
【0155】
次に、端末装置2においてコースが選択され、
図13に示すラウンド設定メニューページP8において、ラウンド日、スタート時間、天候、風、同伴プレーヤー等の名前が入力され、決定ボタンJ10が押下された場合には、CPU40はこの押下を受け付け、ラウンド開始を示すメッセージを作成する(S102)。メッセージの文例作成の処理については第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0156】
そして、CPU40は、作成されたメッセージと共に、このメッセージで投稿して良いかどうかを確認する画面を端末装置2のディスプレイ45に表示させる。利用者本人が投稿の許可を選択すると、端末装置2のCPU40は、上述のように作成したメッセージ及びアクセストークンと共に、メッセージの投稿要求を管理サーバ1に送信する。
【0157】
メッセージ及びアクセストークンと共に、メッセージの投稿要求を受信した管理サーバ1のCPU30は、アクセストークンに含まれている利用者本人のゴルフ情報アプリケーション上の識別情報を特定し、ゴルフ情報アプリケーションにおける利用者のマイページ等にメッセージを投稿する(S500)。
【0158】
管理サーバ1のCPU30は、以上のようにメッセージを投稿する(S500)と共に、投稿したメッセージに対して当該メッセージを一意に識別する投稿IDを付し、特定した利用者の識別情報UID及び投稿ID並びにメッセージとを関連付けて投稿IDテーブルに記憶させる。そして、管理サーバ1のCPU30は、投稿したメッセージと共に投稿IDを端末装置2に送信する。
【0159】
さらに、管理サーバ1のCPU30は、投稿したメッセージと前記アクセストークンとを外部管理サーバ3aに送信し、ゴルフ情報アプリケーションに投稿したメッセージをSNSにおいても投稿するように投稿要求を送信する。
この投稿要求を受信した外部管理サーバ3aのCPUは、アクセストークンに含まれている利用者本人のSNS上の識別情報を特定し、SNSにおける利用者のマイページ等にメッセージを投稿する(S401)。したがって、ラウンド開始を示すメッセージは、ゴルフ情報アプリケーションだけでなく、SNS上においても投稿されるので、ゴルフ情報アプリケーションの利用者にはなっていないSNSの利用者の閲覧に供されることになり、ゴルフ情報アプリケーションやゴルフナビゲーションアプリケーションに対して興味を抱かせることができる。
【0160】
次に、ゴルフ情報アプリケーションにおいて投稿が行われたメッセージと投稿IDを受信した端末装置2のCPU40は、投稿IDを記憶装置43に記憶させ(S103)、受信したメッセージをディスプレイ45に表示させる(S104)。
【0161】
図31に示す例では、利用者Aがゴルフ情報アプリケーションに投稿されたメッセージを閲覧し、コメントを投稿したとする。利用者Aの端末装置2のCPU40はこの投稿を受け付ける(S300)。この場合、利用者Aは、利用者Aの端末装置2を用いてゴルフ情報アプリケーションにログインしていることになる。なお、利用者Aの端末装置2は、必ずしも携行可能なスマートフォン等の端末装置である必要はなく、部屋等に設置されたパーソナルコンピュータ等であってもよい。また、利用者Aの端末装置2には、必ずしもゴルフナビゲーションアプリケーションはインストールされていなくてもよく、ゴルフ情報アプリケーション及びSNSが利用可能となっていればよい。
【0162】
利用者Aの端末装置2のCPU40は、コメントの投稿要求を管理サーバ1に送信する。この投稿要求を受信した管理サーバ1のCPU30は、ゴルフ情報アプリケーションのマイページへコメントを投稿し、コメントに対して投稿IDを付す処理を行う(S501)。なお、投稿IDの付与処理については第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0163】
また、管理サーバ1のCPU30は、投稿したコメントと前記アクセストークンとを外部管理サーバ3aに送信し、ゴルフ情報アプリケーションに投稿したコメントをSNSにおいても投稿するように投稿要求を送信する。
この投稿要求を受信した外部管理サーバ3aのCPUは、アクセストークンに含まれている利用者本人のSNS上の識別情報を特定し、SNSにおける利用者のマイページ等にコメントを投稿する(S402)。したがって、ラウンド開始を示すメッセージに対するコメントは、ゴルフ情報アプリケーションだけでなく、SNS上においても投稿されるので、ゴルフ情報アプリケーションの利用者にはなっていないSNSの利用者の閲覧に供されることになり、ゴルフ情報アプリケーションやゴルフナビゲーションアプリケーションに対して興味を抱かせることができる。
【0164】
また、
図31に示す例では、利用者Bがゴルフ情報アプリケーションのマイページの投稿欄に投稿されたコメントを閲覧し、このコメントに対してコメントを投稿したとする。利用者Bの端末装置2のCPU40はこの投稿を受け付ける(S301)。この場合、利用者Bは、利用者Bの端末装置2を用いてゴルフ情報アプリケーションにログインしていることになる。なお、利用者Bの端末装置2は、必ずしも携行可能なスマートフォン等の端末装置である必要はなく、部屋等に設置されたパーソナルコンピュータ等であってもよい。また、利用者Bの端末装置2には、必ずしもゴルフナビゲーションアプリケーションはインストールされていなくてもよく、ゴルフ情報アプリケーション及びSNSが利用可能となっていればよい。
【0165】
利用者Bの端末装置2のCPU40は、コメントの投稿要求を管理サーバ1に送信する。この投稿要求を受信した管理サーバ1のCPU30は、ゴルフ情報アプリケーションのマイページへコメントを投稿し、コメントに対して投稿IDを付す処理を行う(S502)。なお、投稿IDの付与処理については第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0166】
また、管理サーバ1のCPU30は、投稿したコメントに対するコメントと前記アクセストークンとを外部管理サーバ3aに送信し、ゴルフ情報アプリケーションに投稿したコメントに対するコメントをSNSにおいても投稿するように投稿要求を送信する。
この投稿要求を受信した外部管理サーバ3aのCPUは、アクセストークンに含まれている利用者本人のSNS上の識別情報を特定し、SNSにおける利用者のマイページ等にコメントに対するコメントを投稿する(S403)。したがって、コメントに対するコメントは、ゴルフ情報アプリケーションだけでなく、SNS上においても投稿されるので、ゴルフ情報アプリケーションの利用者にはなっていないSNSの利用者の閲覧に供されることになり、ゴルフ情報アプリケーションやゴルフナビゲーションアプリケーションに対して興味を抱かせることができる。
【0167】
ラウンド中においては、利用者本人は、第1実施形態と同様にショットを行う度に距離表示ページP9の打数ボタンK12を押下し、カップインした際にはカップインボタンK13を押下する。
カップインボタンK13の押下を検知した端末装置2のCPU40は、スコアに関するメッセージの作成処理を行う(S105)。メッセージの作成処理については第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0168】
次に、端末装置2のCPU40は、以上のように作成したメッセージのゴルフ情報アプリケーションにおける投稿要求と、ステップS103で記憶しておいた投稿IDと共に当該投稿IDに対応するメッセージの更新要求と、アクセストークンとを管理サーバ1に送信する。この更新要求が、既に投稿済みのメッセージに対する応答の確認要求となる。
【0169】
投稿要求とアクセストークンを受信した管理サーバ1のCPU30は、アクセストークンに含まれる識別情報を特定し、ゴルフ情報アプリケーションにおける利用者本人のマイページ等にメッセージを投稿する(S502)。また、管理サーバ1のCPU30は、このようにメッセージの投稿を行うと共に、このメッセージに投稿IDを付与する(S502)。
【0170】
次に、管理サーバ1のCPU30は、端末装置2から受信した更新要求に対する処理を行う。CPU30は、上述したように、投稿したメッセージに対して、当該メッセージを一意に識別可能な投稿IDを付与し、利用者の識別情報UID及びメッセージと共に、投稿IDテーブルに記憶させる。
また、管理サーバ1のCPU30は、前記投稿したメッセージに対して、他の利用者からのコメントが投稿された場合には、そのコメントに対しても投稿IDを付し、当該他の利用者の識別情報UID及び投稿ID並びにコメントとを関連付けて投稿IDテーブルに記憶させる。さらに、CPU30は、他の利用者によっていいね!が押下された場合にも投稿IDを付し、当該他の利用者の識別情報UID及び投稿IDとを関連付けて投稿IDテーブルに記憶させる。
【0171】
管理サーバ1のCPU30は、端末装置2から投稿IDと共に更新要求を受信すると、当該投稿IDに関連付けられた投稿IDテーブル内のレコードを全て抽出し、端末装置2に送信する。なお、投稿IDテーブルの詳細については第1実施形態と同様なので説明を省略する。
【0172】
スコアに関するメッセージの投稿IDを受信した端末装置2のCPU40は、この投稿IDを記憶装置43に記憶させる。そして、端末装置2のCPU40は、投稿されたスコアに関するメッセージと共に、更新処理により抽出されたレコードに基づいて、ラウンド開始を示すメッセージの表示の更新処理を行う(S107)。
【0173】
具体的には、端末装置2のCPU40は、受信した各レコードの投稿IDに応じて、最初の投稿なのか、あるいは、それに対するコメントなのか等を解析する。そして、CPU40は、表示画面を生成し、ディスプレイ45に表示させる。
したがって、ステップS201にて投稿されたラウンド開始を示すメッセージが投稿されてから、カップインが行われた時までに、当該ラウンド開始を示すメッセージに対してコメント等が投稿されていた場合には、当該コメント等が投稿された旨が表示されることになる。
【0174】
以下、同様にして、カップインボタンK13が押下されると、端末装置2のCPU40はこの押下を受け付け、メッセージを作成し(S108)、スコアに関するメッセージの投稿要求を管理サーバ1に送信し、また、投稿済みのメッセージの投稿IDと更新要求を管理サーバ1に送信する。そして、管理サーバ1のCPU30は、新たに投稿したメッセージの投稿IDと、投稿済みのメッセージの応答確認が可能なレコードとを送信することになる。なお、CPU40は、更新要求を送信する際には、それまでの全ての投稿済みのメッセージの投稿IDと共に更新要求を送信する。したがって、全ての投稿済みのメッセージへの応答確認を行うことができる。
【0175】
本実施形態によれば、カップインボタンK13が押下された場合にのみ、投稿要求を送信したメッセージへの応答の確認できるので、プレー中の集中力を乱されることなく、確実にメッセージへの応答を確認し、必要であればその応答に対する返信を行うことができる。
【0176】
さらに、ゴルフ情報アプリケーションにおいて投稿された利用者本人のメッセージ、それに対する他の利用者の応答の内容をSNS上にも投稿することができるので、ゴルフ情報アプリケーション及びゴルフナビゲーションアプリケーションの利用者になっていないSNSの利用者に興味を抱かせることが可能になる。
【0177】
なお、本実施形態においては、端末装置2で作成したメッセージの投稿要求を管理サーバ1に送信した後、管理サーバ1から送信される当該投稿したメッセージの内容を端末装置2において受信し、受信したメッセージを端末装置2において表示する例について説明した。しかし、当該メッセージの作成は端末装置2側で行っているので、作成したメッセージの投稿要求を管理サーバ1に送信するとともに、当該メッセージについては端末装置2において記憶しておき、端末装置2において当該投稿したメッセージを表示するための操作を受け付けた場合、その記憶しておいたメッセージを端末装置2において表示させるようにしてもよい。
【0178】
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述べる各種の変形が可能である。また、各変形例及び実施形態は、適宜、組み合わせてもよいことは勿論である。
【0179】
<変形例1>
上述した実施形態においては、ラウンド開始を示すメッセージの作成、あるいは、スコアに関するメッセージの作成を、端末装置2において行う例について説明したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、管理サーバ3または管理サーバ1においてメッセージの作成を行うようにしてもよい。
【0180】
図33は第1実施形態に対応するサービス提供システム100Dを示す。
図33に示すように、サービス提供システム100Dにおいては、端末装置2Aには作成部が備えられておらず、管理サーバ3Aに作成部11が備えられている。なお、端末装置2Aは、作成部を備えていない点を除いては第1実施形態の端末装置2と同様の構成である。また、管理サーバ3Aは、作成部11を備え、記憶部15に文例マスタテーブルTBL15c、名称マスタテーブルTBL15d、名称マスタテーブルTBL15eを記憶している点を除いては第1実施形態の管理サーバ3と同様の構成である。
【0181】
この変形例の場合には、
図36に示すように処理を行う。
図36は
図17に対応するフローチャートであり、
図17との共通箇所には同一の符号を付して説明を省略する。この変形例では、ラウンド設定メニューページP8において、ラウンド日、スタート時間、天候、風、同伴プレーヤー等の名前が入力され、決定ボタンJ10が押下された場合には、
図36に示すように、端末装置2AのCPU40はこの押下を受け付け(S120)、管理サーバ3Aにメッセージの投稿要求を送信する。CPU40は、メッセージの投稿要求を送信する際に、ラウンド開始を示すメッセージなのか、あるいは、スコアに関するメッセージなのかを示す情報と共に、スコア等の必要な情報を管理サーバ3Aに送信する。これらの情報を受信した管理サーバ3AのCPU30は、記憶部15に記憶させた文例マスタテーブルTBL15c、名称マスタテーブルTBL15d、名称マスタテーブルTBL15eと受信した必要な情報とを参照して、ラウンド開始を示すメッセージを作成し、投稿したメッセージに投稿IDを付与して、SNSに投稿する(S250)。CPU30は、SNSに投稿する前に、作成したメッセージを端末装置2Aに送信し、作成した内容で投稿してよいかどうかの確認を求めるようにしてもよい。
【0182】
さらに、ラウンド中においてカップインボタンK13が押下された場合には、
図36に示すように、端末装置2AのCPU40は、この入力を受け付け(S121)、SNSにおける投稿要求と、ステップS103で記憶しておいた投稿IDと共に当該投稿IDに対応するメッセージの更新要求と、アクセストークンとを管理サーバ3Aに送信する。また、CPU40は、メッセージの投稿要求を送信する際に、ラウンド開始を示すメッセージなのか、あるいは、スコアに関するメッセージなのかを示す情報と共に、スコア等の必要な情報を管理サーバ3Aに送信する。これらの情報を受信した管理サーバ3AのCPU30は、記憶部15に記憶させた文例マスタテーブルTBL15c、名称マスタテーブルTBL15d、名称マスタテーブルTBL15eと受信した必要な情報とを参照して、スコアに関するメッセージを作成し、当該メッセージに投稿IDを付与して、SNSに投稿する投稿処理を行う(S251)。CPU30は、SNSに投稿する前に、作成したメッセージを端末装置2Aに送信し、作成した内容で投稿してよいかどうかの確認を求めるようにしてもよい。また、CPU30は、受信した投稿IDをファーストレベル投稿IDとして備えるレコードを投稿IDテーブルTBL17から抽出する更新処理を行う(S205)。そして、管理サーバ3AのCPU30は、スコアに関するメッセージの投稿IDと投稿したスコアに関するメッセージを端末装置2Aに送信すると共に、更新処理により抽出したレコードを端末装置2Aに送信する。以下、同様にして、カップインボタンK13が押下されると、端末装置2AのCPU40はこの押下を受け付け(S122)、スコアに関するメッセージの投稿要求を管理サーバ3Aに送信する。管理サーバ3Aは、スコアに関するメッセージを作成し、投稿処理を行う。
【0183】
図34は第2実施形態に対応するサービス提供システム100Eを、また、
図35は第3実施形態に対応するサービス提供システム100Fを示す。
図34及び
図35に示すように、サービス提供システム100E及びサービス提供システム100Fにおいては、端末装置2Aには作成部が備えられておらず、管理サーバ1Aに作成部11aが備えられている。なお、端末装置2Aは、作成部を備えていない点を除いては第1実施形態の端末装置2と同様の構成である。また、管理サーバ1Aは、作成部11aを備え、記憶部15aに文例マスタテーブルTBL15c、名称マスタテーブルTBL15d、名称マスタテーブルTBL15e等の各種マスタテーブルを記憶している点を除いては第2実施形態及び第3実施形態の管理サーバ1と同様の構成である。
【0184】
図34に示す変形例の場合には、
図36に示す処理と同様の処理を行う。但し、
図34に示す変形例の場合には、
図36に示されている管理サーバ3Aは、管理サーバ1Aと読み替えるものとする。
図34に示す変形例では、ラウンド設定メニューページP8において、ラウンド日、スタート時間、天候、風、同伴プレーヤー等の名前が入力され、決定ボタンJ10が押下された場合には、
図36に示すように、端末装置2AのCPU40はこの押下を受け付け(S120)、管理サーバ1Aにメッセージの投稿要求を送信する。CPU40は、メッセージの投稿要求を送信する際に、ラウンド開始を示すメッセージなのか、あるいは、スコアに関するメッセージなのかを示す情報と共に、スコア等の必要な情報を管理サーバ1Aに送信する。これらの情報を受信した管理サーバ1AのCPU30は、記憶部15aに記憶させた文例マスタテーブルTBL15c、名称マスタテーブルTBL15d、名称マスタテーブルTBL15eと受信した必要な情報とを参照して、ラウンド開始を示すメッセージを作成し、投稿したメッセージに投稿IDを付与して、SNSに投稿する(S250)。CPU30は、SNSに投稿する前に、作成したメッセージを端末装置2Aに送信し、作成した内容で投稿してよいかどうかの確認を求めるようにしてもよい。
【0185】
さらに、ラウンド中においてカップインボタンK13が押下された場合には、
図36に示すように、端末装置2AのCPU40は、この入力を受け付け(S121)、SNSにおける投稿要求と、ステップS103で記憶しておいた投稿IDと共に当該投稿IDに対応するメッセージの更新要求と、アクセストークンとを管理サーバ1Aに送信する。また、CPU40は、メッセージの投稿要求を送信する際に、ラウンド開始を示すメッセージなのか、あるいは、スコアに関するメッセージなのかを示す情報と共に、スコア等の必要な情報を管理サーバ1Aに送信する。これらの情報を受信した管理サーバ1AのCPU30は、記憶部15aに記憶させた文例マスタテーブルTBL15c、名称マスタテーブルTBL15d、名称マスタテーブルTBL15eと受信した必要な情報とを参照して、スコアに関するメッセージを作成し、当該メッセージに投稿IDを付与して、SNSに投稿する投稿処理を行う(S251)。CPU30は、SNSに投稿する前に、作成したメッセージを端末装置2Aに送信し、作成した内容で投稿してよいかどうかの確認を求めるようにしてもよい。また、CPU30は、受信した投稿IDをファーストレベル投稿IDとして備えるレコードを投稿IDテーブルTBL17から抽出する更新処理を行う(S205)。そして、管理サーバ1AのCPU30は、スコアに関するメッセージの投稿IDと投稿したスコアに関するメッセージを端末装置2Aに送信すると共に、更新処理により抽出したレコードを端末装置2Aに送信する。以下、同様にして、カップインボタンK13が押下されると、端末装置2AのCPU40はこの押下を受け付け(S122)、スコアに関するメッセージの投稿要求を管理サーバ1Aに送信する。管理サーバ1Aは、スコアに関するメッセージを作成し、投稿処理を行う。
【0186】
図35に示す変形例の場合には、
図37及び
図38に示すように処理を行う。
図37及び
図38は
図31及び
図32に対応するフローチャートであり、
図31及び
図32との共通箇所には同一の符号を付して説明を省略する。この変形例では、ラウンド設定メニューページP8において、ラウンド日、スタート時間、天候、風、同伴プレーヤー等の名前が入力され、決定ボタンJ10が押下された場合には、
図37に示すように、端末装置2AのCPU40はこの押下を受け付け(S120)、管理サーバ1Aにアクセストークンと共に、メッセージの投稿要求を送信する。CPU40は、メッセージの投稿要求を送信する際に、ラウンド開始を示すメッセージなのか、あるいは、スコアに関するメッセージなのかを示す情報と共に、スコア等の必要な情報を管理サーバ1Aに送信する。これらの情報を受信した管理サーバ1AのCPU30は、記憶部15aに記憶させた文例マスタテーブルTBL15cと受信した必要な情報とを参照して、ラウンド開始を示すメッセージ、あるいは、スコアに関するメッセージ等を作成する(S520)。また、管理サーバ1AのCPU30は、アクセストークンに含まれている利用者本人のゴルフ情報アプリケーション上の識別情報を特定し、ゴルフ情報アプリケーションにおける利用者のマイページ等にメッセージを投稿する(S520)。管理サーバ1AのCPU30は、以上のようにメッセージを投稿すると共に、投稿したメッセージに対して当該メッセージを一意に識別する投稿IDを付し、特定した利用者の識別情報UID及び投稿ID並びにメッセージとを関連付けて投稿IDテーブルに記憶させる。そして、管理サーバ1AのCPU30は、投稿したメッセージと共に投稿IDを端末装置2に送信する。さらに、管理サーバ1AのCPU30は、投稿したメッセージと前記アクセストークンとを外部管理サーバ3aに送信し、ゴルフ情報アプリケーションに投稿したメッセージをSNSにおいても投稿するように投稿要求を送信する。これ以降の外部管理サーバ3aにおける処理は、
図31に示す処理と同様なので説明を省略する。なお、CPU30は、メッセージをゴルフ情報アプリケーションに投稿する前に、作成したメッセージを端末装置2Aに送信し、作成した内容で投稿してよいかどうかの確認を求めるようにしてもよい。
【0187】
さらに、ラウンド中においてカップインボタンK13が押下された場合には、
図38に示すように、端末装置2AのCPU40は、この入力を受け付け(S121)、メッセージの投稿要求と、ステップS103で記憶しておいた投稿IDと共に当該投稿IDに対応するメッセージの更新要求と、アクセストークンとを管理サーバ1Aに送信する。また、CPU40は、メッセージの投稿要求を送信する際に、ラウンド開始を示すメッセージなのか、あるいは、スコアに関するメッセージなのかを示す情報と共に、スコア等の必要な情報を管理サーバ1Aに送信する。これらの情報を受信した管理サーバ1AのCPU30は、記憶部15aに記憶させた文例マスタテーブルTBL15c、名称マスタテーブルTBL15d、名称マスタテーブルTBL15eと受信した必要な情報とを参照して、スコアに関するメッセージを作成し、当該メッセージに投稿IDを付与して、ゴルフ情報アプリケーションにおける利用者のマイページ等にメッセージを投稿する(S521)。CPU30は、メッセージを投稿する前に、作成したメッセージを端末装置2Aに送信し、作成した内容で投稿してよいかどうかの確認を求めるようにしてもよい。また、CPU30は、受信した投稿IDをファーストレベル投稿IDとして備えるレコードを投稿IDテーブルTBL17から抽出する更新処理を行う(S503)。そして、管理サーバ1AのCPU30は、スコアに関するメッセージの投稿IDと投稿したスコアに関するメッセージを端末装置2Aに送信すると共に、更新処理により抽出したレコードを端末装置2Aに送信する。以下、同様にして、カップインボタンK13が押下されると、端末装置2AのCPU40はこの押下を受け付け(S122)、スコアに関するメッセージの投稿要求を管理サーバ1Aに送信する。管理サーバ1Aは、スコアに関するメッセージを作成し、投稿処理を行う。
以上のように、投稿するメッセージの作成は、管理サーバ3Aまたは管理サーバ1Aで行うようにしてもよい。
【0188】
<変形例2>
上述した実施形態においては、ホール情報、グリーン情報、及びハザード情報は、ゴルフナビゲーションアプリケーションをインストールする際にアプリケーションデータとして記憶装置43に記憶される例について説明したが、ゴルフナビゲーションアプリケーションのインストール時にはホール情報、グリーン情報、及びハザード情報はダウンロードせず、必要に応じて随時ダウンロードするようにしてもよい。
【0189】
<変形例3>
上述した実施形態においては、ゴルフナビゲーションアプリケーションとゴルフ情報アプリケーションを別々のアプリケーションとして説明したが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、ゴルフナビゲーションアプリケーションは、ゴルフ情報アプリケーションで用いられるユーザインターフェースの一部と考えて、共通のサービスとして提供される場合であっても本発明は適用可能である。
【0190】
<変形例4>
上述した実施形態では、管理サーバ1が提供するサービスとして、ゴルフ情報の提供サービスを一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、管理サーバ1はどのようなサービスを提供するものであってもよい。例えば、利用者同士の共通のテーマに基づいて、アプリケーション上で特定の関係を構築するすべてのものに適用できる。共通のテーマは、ランニング、バドミントン等のスポーツ、将棋、ゲームなどの趣味的なものであってもよいし、ビジネスに関するものあってもよい。また、ホテルの予約などを含む旅行情報の提供、パーティ情報の提供、コンサート情報の提供、サービスや物品の販売を提供するものであってもよい。また、特定の関係は、友達関係に限定されない。例えば、上司と部下の関係であってもよいし、問屋と小売の関係であってもよいし、フォロワーと被フォロワーの関係であってもよい。要は、一定の規則に基づいて構築される関係であればどのようなものであってもよい。
【0191】
<変形例5>
また、上述した実施形態でゴルフナビゲーションアプリケーションとして説明したアプリケーションは、ゴルフに限定されるものではなく、例えばランニングやバドミントン等のスポーツに関するアプリケーションであっても良い。ランニングを例にとって説明すると、ランニング開始前に所定事項を入力することで、SNSに所定のメッセージを投稿可能とし、休憩中やランニング終了後などに利用者がSNSにメッセージを投稿することは、既に投稿済みのメッセージに対するSNS友達等からのコメントやいいねを受信する受信要求を伴うものとすることができる。このときの構成や処理は、上述の実施形態で説明した構成や方法を応用可能である。このように構成することにより、ランニング中などのコメントの閲覧が困難なときにはSNS友達等からのコメントやいいねを受信せず、利用者がメッセージを投稿できるときをコメント閲覧可能なときとしてコメントやいいねを受信することとなる。したがって、利用者は適切なタイミングでSNS友達等からのコメントやいいねを閲覧することができるようになる。
【0192】
<変形例6>
さらに、上述した実施形態でゴルフナビゲーションアプリケーションとして説明したアプリケーションは、ゴルフに限定されるものではなく、将棋や囲碁等の集中を要するゲームにおいても適用可能である。即ち、当該ゲームの利用者からSNSに適宜メッセージを投稿可能とし、メッセージの投稿と同時にSNS友達等からのコメントやいいねの受信要求を行う。このときの構成や処理は、上述の実施形態で説明した構成や方法を応用可能である。このように構成することにより、将棋や囲碁等の集中を要するゲームにおいて、ゲームに集中していてメッセージを投稿していないときにはSNS友達等からのコメントやいいねを受信せず、利用者がメッセージを投稿できるときをコメント閲覧可能なときとしてコメントやいいねを受信することとなる。したがって、利用者は集中を乱されることなく適切なタイミングでSNS友達等からのコメントを閲覧することができるようになる。
【0193】
さらに、上述した実施形態でゴルフナビゲーションアプリケーションとして説明したアプリケーションは、コンサートなどの音楽や演劇の上演、これらや映画の鑑賞などであってもよい。これらの場合でも、上述の実施形態で説明した構成や方法を応用可能である。
【0194】
<変形例7>
上述した各実施形態及び各変形例においては、管理サーバ3、管理サーバ3A、管理サーバ1または管理サーバ1A、あるいは、端末装置2または端末装置2Aに記憶部を設け、当該記憶部に各テーブルあるいは処理に必要なデータ等を記憶させる例について説明した。しかしながら、本発明はこのような例に限定されるものではなく、
図39乃至
図44に示すように、通信網NETを介して、管理サーバ3、管理サーバ3A、管理サーバ1または管理サーバ1A、あるいは、端末装置2または端末装置2Aと通信可能なストレージサーバ4を設け、当該ストレージサーバ4内に記憶部を備えるようにしてもよい。この場合には、管理サーバ3、管理サーバ3A、管理サーバ1または管理サーバ1A、あるいは、端末装置2または端末装置2AのCPUは、ストレージサーバ4にアクセスして、各テーブルのデータあるいは処理に必要なデータ等を取得し、必要に応じてデータをストレージサーバ4内の記憶部に記憶させるようにしてもよい。なお、
図39乃至
図41は、それぞれ
図1、
図29、
図30、
図33、
図34、及び
図35に対応する図である。
【0195】
<その他>
なお、本発明における機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することとしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。また、本発明における機能またはその一部を実現するためのプログラムを配信する配信サーバ及び当該配信サーバに備えられた記憶媒体、及び当該配信サーバの外部に存在し、当該プログラムを前記配信サーバにより配信するために記憶している記憶媒体も、本発明の範囲に含まれる。すなわち、例えばゴルフナビゲーションアプリケーションとして説明した機能またはその一部を実現するためのプログラムを配信するサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
【0196】
また、上述した機能の一部または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
【0197】
なお、本発明は上述の実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内での変更は本発明に含まれるものである。