特許第6281344号(P6281344)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6281344
(24)【登録日】2018年2月2日
(45)【発行日】2018年2月21日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/08 20060101AFI20180208BHJP
【FI】
   G03G15/08 347
【請求項の数】6
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-54309(P2014-54309)
(22)【出願日】2014年3月18日
(65)【公開番号】特開2015-176089(P2015-176089A)
(43)【公開日】2015年10月5日
【審査請求日】2017年3月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】船田 敦
【審査官】 中澤 俊彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開平7−301993(JP,A)
【文献】 特開平6−175494(JP,A)
【文献】 特開2012−47785(JP,A)
【文献】 特開平11−223990(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0181673(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現像剤が供給される供給口が形成されていて、現像剤を用いて像を現像する現像装置と、
前記現像装置が着脱され、前記現像装置が装着された状態で前記供給口に接続される排出口が形成されていて、前記排出口を介して前記現像装置に現像剤を供給する現像剤供給装置と、
前記供給口と前記排出口との間を封止する封止部材と、
前記封止部材に擦れが生じないように、前記現像剤供給装置に対する前記現像装置の着脱を案内する案内手段と、
を有し、
前記案内手段は、前記現像装置が前記現像剤供給装置に対して着脱される着脱方向と交わる方向であって前記現像剤供給装置から遠ざかる方向に前記現像装置を移動させる凸部を有し、
前記凸部は、前記現像装置及び前記現像剤供給装置の少なくともいずれか一方に形成されている画像形成装置。
【請求項2】
前記現像装置により現像される潜像を保持する像保持体をさらに有し、
前記現像装置は、現像剤を保持する現像剤保持体を有し、前記現像剤保持体が前記像保持体に接離するように移動可能であって、
前記案内手段は、前記現像剤保持体が前記像保持体に接触する位置に前記現像装置が配置されている場合及び前記現像剤保持体が前記像保持体から離間する位置に前記現像装置が配置されている場合のいずれであっても前記現像装置を案内する請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記凸部を複数有し、
複数の前記凸部は、
前記排出口に対して前記像保持体側と前記排出口に対して前記像保持体の逆側とにまたがって配置されていて、
前記排出口に対して前記像保持体側及び前記排出口に対して前記像保持体の逆側の少なくともいずれか一方の側には、少なくとも2つが配置されている
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記排出口に対して前記像保持体とは逆側に配置されている複数の前記凸部は、少なくとも前記現像剤保持体が前記像保持体から離間する位置に前記現像装置が配置されている場合に前記現像装置を案内する請求項記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記封止部材は、前記現像装置に装着されている請求項1乃至いずれか記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記現像剤供給装置は、前記現像装置が前記現像剤供給装置から取り外される動作に連係して、前記排出口を閉鎖する閉鎖手段をさらに有する請求項1乃至いずれか記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、像担持体上に形成された潜像を現像するための現像装置に対して現像剤を補給するための現像剤補給装置であって、補給用の現像剤を収容した現像剤カートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、該カートリッジ装着部に装着された現像剤カートリッジの摺動により、該現像剤カートリッジに設けられた現像剤補給口が、装着部位から該カートリッジ装着部に設けられた現像剤受入口と対向する補給部位に向けて変位するように、該現像剤カートリッジをガイドするカートリッジガイド手段と、該現像剤補給口もしくは該現像剤受入口の何れか一方の開口周縁部に配設され、該現像剤補給口が該現像剤受入口と対向する部位に臨んだ状態で、他方の開口周縁部に密着して該現像剤補給口と該現像剤受入口との開口周縁部の隙間を密閉する弾性体からなるシール部材と、を備えた現像剤補給装置において、上記現像剤カートリッジの摺動時における現像剤補給口の位置を、上記装着部位から補給部位までの間は、上記シール部材に対して過負荷を加えない第1位置に臨ませ、該補給部位に変位した後は、該シール部材に対向する側の開口周縁部が該シール部材に密着する第2位置に臨ませるように変化させることを特徴とする現像剤補給装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、現像剤を受け入れるための受入口、内部に収容した現像剤を排出口から排出する現像剤収容器と係合して該排出口と該受入口とを連通させる係合部、該排出口と該受入口との連通空間から現像剤を漏れ出させないように該連通空間と外部とをシールするシール部材、及び、該シール部材を該受入口の周りに固定するシール部材固定手段、を備え、該現像剤収容器からの現像剤が該受入口を介して補給される現像装置において、該現像剤収容器と該係合部との係合に伴って該シール部材と該現像剤収容器との摺接が開始される際に、該現像剤収容器と初めに接触し得る位置にあるシール部材エッジ部分を、該現像剤収容器と接触させないように該シール部材又は該シール部材固定手段を構成したことを特徴とする現像装置が記載されている。
【0004】
特許文献3には、内部に少なくなくともトナーを含む現像剤が収容され、該現像剤を外部へ供給する供給口を備えたカートリッジと、該カートリッジが装着され所定方向に回動されて正規の位置に装着された時に、前記カートリッジの供給口と対向するように受け口が開口された現像器とを備えた現像装置において、前記受け口と重なる開口を有し、前記カートリッジが前記現像器に装着されて所定方向に回動された時に、前記供給口の周囲に形成された隆起面と摺動するように該受け口の周辺に貼着された所定形状の現像剤漏れ防止用のシール部材を具備し、前記カートリッジの回動の方向と垂直な方向において、前記カートリッジの供給口の周囲に形成された隆起面の延伸方向と、前記シール部材の周囲の辺および該シール部材の開口形状の辺の少なくとも一つとが予定の角度傾くようにしたことを特徴とする現像装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−125359号公報
【特許文献2】特開2001−5286号公報
【特許文献3】特開平11−223990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、封止部材の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る本発明は、現像剤が供給される供給口が形成されていて、現像剤を用いて像を現像する現像装置と、前記現像装置が着脱され、前記現像装置が装着された状態で前記供給口に接続される排出口が形成されていて、前記排出口を介して前記現像装置に現像剤を供給する現像剤供給装置と、前記供給口と前記排出口との間を封止する封止部材と、前記封止部材に擦れが生じないように、前記現像剤供給装置に対する前記現像装置の着脱を案内する案内手段と、を有し、前記案内手段は、前記現像装置が前記現像剤供給装置に対して着脱される着脱方向と交わる方向であって前記現像剤供給装置から遠ざかる方向に前記現像装置を移動させる凸部を有し、前記凸部は、前記現像装置及び前記現像剤供給装置の少なくともいずれか一方に形成されている画像形成装置である。
【0008】
請求項2に係る本発明は、前記現像装置により現像される潜像を保持する像保持体をさらに有し、前記現像装置は、現像剤を保持する現像剤保持体を有し、前記現像剤保持体が前記像保持体に接離するように移動可能であって、前記案内手段は、前記現像剤保持体が前記像保持体に接触する位置に前記現像装置が配置されている場合及び前記現像剤保持体が前記像保持体から離間する位置に前記現像装置が配置されている場合のいずれであっても前記現像装置を案内する請求項1記載の画像形成装置である。
【0010】
請求項に係る本発明は、前記凸部を複数有し、複数の前記凸部は、前記排出口に対して前記像保持体側と前記排出口に対して前記像保持体の逆側とにまたがって配置されていて、前記排出口に対して前記像保持体側及び前記排出口に対して前記像保持体の逆側の少なくともいずれか一方の側には、少なくとも2つが配置されている請求項1又は2記載の画像形成装置
【0011】
請求項に係る本発明は、前記排出口に対して前記像保持体とは逆側に配置されている複数の前記凸部は、少なくとも前記現像剤保持体が前記像保持体から離間する位置に前記現像装置が配置されている場合に前記現像装置を案内する請求項記載の画像形成装置である。
【0012】
請求項に係る本発明は、前記封止部材は、前記現像装置に装着されている請求項1乃至いずれか記載の画像形成装置である。
【0013】
請求項に係る本発明は、前記現像剤供給装置は、前記現像装置が前記現像剤供給装置から取り外される動作に連係して、前記排出口を閉鎖する閉鎖手段をさらに有する請求項1乃至いずれか記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0014】
請求項1に係る本発明によれば、案内手段を有しない場合に比較して、封止部材の劣化を抑制することができ、簡単な機構で封止部材の劣化を抑制することができる。
【0015】
請求項2に係る本発明によれば、現像装置の位置が変化した状態で現像剤供給装置に着脱される場合であっても、案内手段を有しない場合に比較して封止部材の劣化を抑制することができる。
【0017】
請求項に係る本発明によれば、排出口に対する像保持体側と排出口に対する像保持体とは逆側とに凸部が1つずつ配置されている場合に比較して、現像剤供給装置に対して現像装置がずれて着脱された場合でも、現像装置が少なくとも2つの凸部で案内される可能性を増やすことができる。
【0018】
請求項に係る本発明によれば、現像剤供給装置に対して現像装置がずれて着脱された場合でも、現像装置が少なくとも2つの凸部で案内される可能性を増やすことができる
【0019】
請求項に係る本発明によれば、現像剤供給装置に封止部材が装着してある場合と比較して、封止部材の修理や交換を行いやすくすることができる。
【0020】
請求項に係る本発明によれば、現像装置を取り外した際に、現像剤供給装置から現像剤が漏れ出すことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す第図である。
図2図1に示す画像形成装置が有する画像形成部を示す図である。
図3図1に示す画像形成装置が有する現像装置の移動を説明し、図3(a)は現像装置が有する現像剤保持体が潜像保持体に接触している状態を示す図であり、図3(b)は現像装置が有する現像剤保持体が潜像保持体から離間している状態を示す図である。
図4図1に示す画像形成装置が有する現像剤供給装置を示す図である。
図5図1に示す画像形成装置が有する現像剤収納容器、現像装置及び現像剤供給装置を示し、図4におけるA−A方向から見た画像形成装置の構成を模式的に示す図である。
図6図1に示す画像形成装置の現像剤供給装置が有している供給口を閉鎖する閉鎖機構を示す図である。
図7図6に示す閉鎖機構の動作を説明する図である。
図8図1に示す画像形成装置が有する案内手段を示す第1の図であり、図5における矢印B−B方向から現像剤供給装置の一部を示した図である。
図9図8に示す案内手段の動作を説明し、図9(a)は供給口と排出口とが接続される直前の状態を示す図であり、図9(b)は供給口と排出口とが接続されている状態を示す図である。
図10】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する案内手段の構成と動作とを示し、図10(a)は供給口と排出口とが接続される直前の状態を示す図であり、図10(b)は供給口と排出口とが接続されている状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。図1に示すように、画像形成装置10は画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12には、記録媒体として用いられている用紙を排出する排出口14が形成されている。また、画像形成装置本体12の上側の面は、画像が形成された用紙が排出される排出部16として用いられている。
【0023】
また、画像形成装置本体12内には、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kを有し、用紙に現像剤像を形成する像形成部100と、像形成部100に用紙を供給する給紙装置400が配置されている。また、画像形成装置本体12には、イエロー現像剤収納容器300Y、マゼンタ現像剤収納容器300M、シアン現像剤収納容器300C及び黒現像剤収納容器300Kが、画像形成装置本体12に対してそれぞれに着脱することができるように装着されている。
【0024】
また、画像形成装置本体12内には、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kにそれぞれ現像剤を供給する現像剤供給装置600Y、現像剤供給装置600M、現像剤供給装置600C、現像剤供給装置600Kが配置されている。尚、図1においては、図示の便宜上、現像剤供給装置600Y、現像剤供給装置600M、現像剤供給装置600C、現像剤供給装置600Kの一部分だけが図示されている。
【0025】
イエロー現像剤収納容器300Y、マゼンタ現像剤収納容器300M、シアン現像剤収納容器300C及び黒現像剤収納容器300Kには、イエローの現像剤、マゼンタの現像剤、シアンの現像剤、黒の現像剤がそれぞれに収納されていている。また、イエロー現像剤収納容器300Y、マゼンタ現像剤収納容器300M、シアン現像剤収納容器300C、黒現像剤収納容器300Kは、現像剤供給装置600Y、現像剤供給装置600M、現像剤供給装置600C、現像剤供給装置600Kに対してそれぞれ着脱することができるようになっている。
【0026】
像形成部100は、イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C及び黒画像形成部110Kと転写装置160を有する。イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C及び黒画像形成部110Kは、それぞれが感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C、感光体ドラム112Kを有する。感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C、感光体ドラム112Kは、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kによってそれぞれ現像される潜像を保持する潜像保持体として用いられている。
【0027】
イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C及び黒画像形成部110Kは、それぞれが、イエローの現像剤を用いてイエローの現像剤像を形成し、マゼンタの現像剤を用いてマゼンタの現像剤像を形成し、シアンの現像剤像を用いてシアンの現像剤像を形成し、黒の現像剤を用いて黒の現像剤像を形成する。イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C、及び黒画像形成部110Kの詳細は後述する。
【0028】
転写装置160は、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C、感光体ドラム112Kから現像剤像が転写される転写部材162を有する。転写部材162は、帯状であり無端状であって、支持ロール170、支持ロール172、支持ロール174及び支持ロール176に図1に矢印で示す方向に回転することができるように掛け渡されている。支持ロール170、支持ロール172、支持ロール174及び支持ロール176の少なくとも1つは、転写部材162に駆動を伝達する駆動ロールとして用いられている。
【0029】
また、転写装置160は、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C、感光体ドラム112Kのそれぞれに形成された現像剤像を転写部材162にそれぞれ転写する1次転写装置180Y、1次転写装置180M、1次転写装置180C、1次転写装置180Kを有する。また、転写装置160は、転写部材162に転写された現像剤像を用紙に対してさらに転写する2次転写装置182を有する。
【0030】
また、転写装置160は、転写部材162を清掃する清掃装置186を有する。清掃装置186は、転写部材162の表面に残留した現像剤等を、例えば掻き落とすようにして清掃する。
【0031】
また、画像形成装置本体12内には、2次転写装置182によって用紙に転写された現像剤像を用紙に定着する記録媒体に定着する定着装置50が配置されている。定着装置50は、熱源を備えた加熱ロール52と、加熱ロール52に対して用紙を押し付けて用紙を加圧する加圧ロール54とを有し、熱と圧力とによって現像剤像を用紙に対して定着する。
【0032】
給紙装置400は、用紙を積層した状態で用紙を収納する収納容器402を有する。また、給紙装置400は、収納容器402に収納された最上位の用紙を抽出し、抽出した用紙を像形成部100へ向けて送り出すように搬送する搬送ロール404を有する。
【0033】
また、画像形成装置本体12内には、用紙の搬送に用いられる用紙搬送路420が形成されている。用紙搬送路420は、給紙装置400から供給された用紙を像形成部100に搬送し、画像が形成された用紙を画像形成装置本体12外に排出するために用いられる。また、画像形成装置本体12内には、用紙搬送路420に沿って、用紙が搬送される方向における上流側から順に、先述の搬送ロール404と、搬送ロール430と、レジストロール432と、先述の支持ロール176及び先述の2次転写装置182と、先述の定着装置50と、排出ロール434とが配置されている。
【0034】
搬送ロール430は、レジストロール432へと用紙を搬送する。レジストロール432は、給紙装置400側から搬送されてきた用紙の先端部を一時的に停止させ、転写部材162に現像剤像が転写されるタイミングと合致するように2次転写装置182と転写部材162との間の位置に向けて用紙を送り出す。排出ロール434は、定着装置50によって現像剤像の定着がなされた用紙を排出部16に排出する。
【0035】
図2には、イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C、黒画像形成部110Kが示されている。イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C、黒画像形成部110Kは、用いる現像剤の色と形成する現像剤像の色とが異なるものの構成が同一であるため、以下、画像形成部110と総称して説明する。
【0036】
図2に示されているように、画像形成部110は、先述の感光体ドラム112を有し、帯電装置116と、潜像形成装置118と、先述の現像装置200と、清掃装置120とをさらに有する。帯電装置116は、感光体ドラム112を帯電する帯電部として用いられていて感光体ドラム112表面を均一に帯電する。潜像形成装置118としては、例えばLEDアレイを用いることができる。潜像形成装置118は、帯電装置116によって均一に帯電された感光体ドラム112の表面に光を照射することによって、感光体ドラム112の表面に潜像を形成する。清掃装置120は、例えば掻き落とすようにして、感光体ドラム112の表面に残留した現像剤像等を除去し、感光体ドラム112を清掃する。
【0037】
現像装置200は、現像装置本体202を有し、現像装置本体202には、現像装置本体202の長手方向に延びるように貫通孔212が形成されている。また、現像装置200は、画像形成装置本体12に対して前後方向(図2における紙面の手前側方向と奥側方向)に着脱することができるようになっている。より具体的には、画像形成装置本体12側に設けられている支持軸20を貫通孔212に挿入するようにして、画像形成装置本体12に対して現像装置200が装着され、貫通孔212から支持軸20を抜き取るようにして画像形成装置本体12から現像装置200が取り外される。
【0038】
現像装置本体202には、支持軸20を中心として、現像装置本体202を反時計回り方向に回転するように付勢する第1の付勢部材230と第2の付勢部材232とが取り付けられている。第1の付勢部材230及び第2の付勢部材232として、例えばコイルスプリング等の弾性体がそれぞれに用いられている。第1の付勢部材230は、一端部が現像装置本体202の下側の壁面に装着されていて、現像装置本体202の下側の面を押し上げる。また、第2付勢部材232は、一端部が現像装置本体202右側の壁面に装着されていて、現像装置本体202を左側に向けて押圧する。
【0039】
また、現像装置本体202内には、現像ロール220と、搬送部材222と、搬送部材224とが配置されている。現像ロール220は、現像剤を保持する現像剤保持体として用いられていて、表面に保持した現像剤を感光体ドラム112へと供給する。搬送部材222と、搬送部材224とは、回転することによって、現像装置本体202内の現像剤を撹拌しつつ搬送する。
【0040】
図3には、現像装置200の移動が説明されていて、図3(a)には、現像ロール220が感光体ドラム112に図示しないスペーサを介して接触している状態が示され、図3(b)には現像ロール220が感光体ドラム112から離間している状態が示されている。図3に示されているように、現像装置本体202には、例えば前側の壁面に、操作部材214が現像装置本体202に対して回転することができるように取り付けられている。そして、操作者が図3に矢印で示すように操作部材214を回転させるように操作することで、現像装置200の図3(a)に示す位置と図3(b)に示す位置との間での移動が実現される。
【0041】
現像装置200は、感光体ドラム112に形成された潜像を現像する際には、図3(a)に示されている現像ロール220が感光体ドラム112にスペーサを介して接触した状態とされる一方、現像装置200を画像形成装置本体12に対して着脱する際には、図3(b)に示す感光体ドラム112と現像ロール220とが離間した状態とされる。感光体ドラム112と現像ロール220とが離間した状態で画像形成装置本体12に対する現像装置200の着脱がなされるため、感光体ドラム112と現像ロール220との摩耗が生じにくく、感光体ドラム112と現像ロール220とが劣化しにくい。尚、図示の便宜上、図3(a)においては、操作部材214を想像線で示している。
【0042】
図4には、現像剤供給装置600Y、現像剤供給装置600M、現像剤供給装置600C、現像剤供給装置600Kが示されている。現像剤供給装置600Y、現像剤供給装置600M、現像剤供給装置600C、現像剤供給装置600Kは、供給する現像剤の色が異なるものの構成が同一であるため、以下、現像剤供給装置600と総称して説明する。また、先述の現像剤収納容器300Y、現像剤収納容器300M、現像剤収納容器300C、現像剤収納容器300Kは、収納する現像剤の色が異なるものの構成が同一であるため、以下、現像剤収納容器300と総称して説明する。
【0043】
先述の現像装置200は、画像形成装置本体12に対して着脱することができた。これに対して現像剤供給装置600は、画像形成装置本体12に固定されている。また、現像剤供給装置600は、案内部材610を有する。案内部材610は、現像剤供給装置600に対する現像剤収納容器300の着脱を案内するための部材であり、案内部材610で案内するようにして現像剤収納容器を前側に引き出すことで現像剤供給装置600から現像剤収納容器300が取り外される。また、案内部材610で案内するようにして現像剤収納容器300を後側に押しこむことで現像剤供給装置600に対して現像剤収納容器300が装着される。
【0044】
また、現像剤供給装置600は、現像剤収納容器300から排出された現像剤を現像装置200へと搬送するための現像剤搬送路620を形成するための搬送路形成部材622を有する。現像剤供給装置600の詳細は後述する。
【0045】
図5には、現像剤収納容器300、現像装置200及び現像剤供給装置600が示されている。図5に示されているように、現像剤収納容器300は、容器本体302を有し、容器本体302の下側の壁面に現像剤収納容器300内から現像剤収納容器300外へと現像剤を排出するために排出口304が形成されている。また、現像剤収納容器300には、現像剤供給装置600に対して現像剤収納容器300を装着することと連動して排出口304を開いた状態とするとともに、現像剤供給装置600から現像剤収納容器300を引き出すことに連動して排出口304を閉じた状態とする開閉機構(不図示)が設けられている。
【0046】
排出口304は、現像剤収納容器300が現像剤供給装置600に装着された状態において、排出口304が後述する供給口630の重力方向における上方に配置された状態となるように容器本体302に形成されている。
【0047】
現像装置200は、図5に矢印aで示す方向に移動して、画像形成装置本体12(図1を参照)に対して着脱される。そして、現像装置200は、画像形成装置本体12に装着された状態においては現像剤供給装置600に対して装着された状態となり、画像形成装置本体12から取り外された状態においては、現像剤供給装置600から取り外された状態となる。図5においては、画像形成装置本体12及び現像剤供給装置600に対する現像装置200の装着が完了する直前の状態が示されている。尚、現像装置200の現像剤供給装置600に対する着脱は、後述する案内機構800(図8図9を参照)によって案内される。
【0048】
また、現像装置200の現像装置本体202は、後側(図5における左側)に突出するように形成された突出部204を有する。そして、突出部204には、重力方向における上側の面に現像装置200内へと現像剤を供給するための供給口206が形成されている。供給口206は、現像装置200が現像剤供給装置600に対して装着された状態において、現像剤供給装置600が有する後述する排出口640に接続された状態となる。また、供給口206は、搬送部材222の重力方向における上方に位置するように形成されている。このため、供給口206を介して落下するようにして現像装置200内に供給されてきた現像剤は、搬送部材222の上に落下し、搬送部材222によって撹拌されるとともに搬送される。
【0049】
現像剤供給装置600は、先述のように案内部材610と、現像剤搬送路620を形成するための搬送路形成部材622とを有する。そして、現像剤供給装置600には、案内部材610と搬送路形成部材622と貫通するように供給口630が形成されている。供給口630は、重力方向における上向きに開口していて、供給口630と現像剤収納容器300に形成された排出口304とを通過するようにして、現像剤収納容器300内から現像剤供給装置600内へと現像剤が移動する。
【0050】
現像剤搬送路620は、現像剤を略水平に搬送する部分と、現像装置を落下させるように略鉛直搬送する部分とを有し、現像剤搬送路620内における現像剤を略水平に搬送する部分には、現像剤を搬送するための搬送部材650が配置されている。搬送部材650には、例えばギア列等で構成される駆動伝達機構652を介して駆動源として用いられているモータ654が連結されている。そして、搬送部材650は、モータ654からの駆動伝達を受けて回転し、羽根部656で押し出すようにして現像剤搬送路620内の現像剤を搬送する。
【0051】
また、現像剤供給装置600には、現像剤を現像剤供給装置600外に排出するために開口部であって、現像装置200が装着された状態において現像装置200に形成された供給口206に接続される排出口640が形成されている。排出口640は、重力方向における下側に向けて形成されている。
【0052】
また、現像剤供給装置600は、現像装置本体202の突出部204が挿入されるようにして、現像装置200が装着される装着部660を有している。また、排出口640近傍には、排出口640と現像装置200の供給口206との間を封止する封止部材900が装着されている。
【0053】
図6には、現像剤供給装置600が有する閉鎖機構670が示されている。閉鎖機構670は、現像装置200が現像剤供給装置600から取り外される動作に連係して、排出口640を閉鎖する閉鎖手段として用いられている。閉鎖機構670は、閉鎖部材672を有する。閉鎖部材672は、排出口640を開放する位置と排出口640閉鎖する位置との間で移動することができる部材である。また、閉鎖部材672は、略円筒形状である装着部660の外側の面の一部を覆うように装着部660に取り付けられた部材であり、図6に矢印bで示す方向と図6に矢印cで示す方向とに、装着部660の外側の面に対して移動することができるようになっている。図6に示す位置に配置された状態においては、閉鎖部材672は、排出口640を開放している。
【0054】
また、閉鎖機構670は、付勢部材674を有する。付勢部材674は、例えばコイルスプリング等の弾性部材から構成されていて、一端部が装着部660に装着されていて、他端部が閉鎖部材672に装着されている。そして、付勢部材674は、閉鎖部材672が排出口640を閉鎖する位置へと移動する方向である図6に示す矢印b方向へと閉鎖部材672を付勢している。
【0055】
図7には、閉鎖機構670の動作が説明されている。図7に示すように、現像装置本体202の突出部204には、閉鎖部材672に接触し、閉鎖部材672を押圧することで付勢部材674の付勢に抗して閉鎖部材672を移動させる押圧部208が形成されている。押圧部208は、現像装置200が現像剤供給装置600に対して着脱される方向に対して傾いた斜面として形成されている。
【0056】
現像剤供給装置600に対して現像装置200を装着するにあたり、図7に示されている位置から現像装置200を図7に示す矢印e方向へと押し込むと、押圧部208によって閉鎖部材672が押圧されて、閉鎖部材672は付勢部材674の付勢に抗して、図7及び図6に示す矢印c方向へと移動して、排出口640を開放する。一方、現像剤供給装置600から現像装置200を取り外すにあたり、図7に示されている位置から現像装置200を図7に示されている矢印f方向に移動させると、押圧部208が閉鎖部材672から離間して、閉鎖部材672には付勢部材674に付勢されることによって、排出口640を閉鎖する位置へと移動する。
【0057】
図8は、図5における矢印B−B方向から現像剤供給装置600の装着部660近傍を示す図であり、案内機構800を示す図である。そして、図8の奥行き方向が、現像装置200の現像剤供給装置600に対する着脱方向になる(図5における矢印aを参照)。案内機構800は、現像装置200が現像剤供給装置600に対して着脱するにあたり封止部材900に擦れが生じないように、現像剤供給装置600に対する現像装置200の着脱を案内する案内手段として用いられている。
【0058】
案内機構800は、装着部660の内側の面に内側に向けて、閉鎖部材672の移動に伴って排出口640が広がる方向に並んで形成された第1の凸部810と、第2の凸部820と、第3の凸部830との複数の凸部を有する。第1の凸部810は排出口640の図8における左側に、すなわち排出口640に対して感光体ドラム112(例えば図3を参照)側に配置されている。また、第2の凸部820と第3の凸部830とは排出口640に対して感光体ドラム112とは逆側に配置されている。
【0059】
このように、案内機構800が有する複数の凸部は、排出口640に対して感光体ドラム112側と排出口640に対して感光体ドラム112の逆側とにまたがって配置されている。また、案内機構800においては、排出口640に対して感光体ドラム112側及び排出口640に対して感光体ドラム112の逆側の少なくともいずれか一方の側には、凸部が少なくとも2つが配置されている状態となることが望ましい。
【0060】
また、第2の凸部820と第3の凸部830とは、上下方向において互いに異なる位置に配置されている。すなわち、第2の凸部820と第3の凸部830とは、上下方向にずれて配置されている。第1の凸部810、第2の凸部820及び第3の凸部830は、装着部660へ現像装置本体202の突出部204(図5を参照)が挿入される際と、装着部660から現像装置本体202の突出部204が引き出される際とに、突出部204の外側の面に接触することで現像装置200の着脱を案内する。
【0061】
先述のように、現像装置200は、図3(a)の位置と図3(b)の位置と間を、支持軸20を中心として回転するように移動する。そして、この移動の方向は図3図8)における左右方向の成分を持つため、現像ロール220が左に向かうほど感光体ドラム112に接近し、右に向かうほど離間する。現像ロール220が感光体ドラム112に接触する位置に現像装置が位置している場合(図3(a)を参照)には、第1の凸部810と第2の凸部820とが突出部204の外側の面に接触して現像装置200を案内する。
【0062】
一方、現像ロール220が感光体ドラム112に接触しない位置に現像装置が位置している場合(図3(b)を参照)には、第2の凸部820と第3の凸部830とが突出部204の外側の面に接触して現像装置200を案内する。このように、案内機構800は、現像ロール220が感光体ドラム112に接触する位置に現像装置200が配置されている場合及び現像ロール220が感光体ドラム112から離間する位置に現像装置200が配置されている場合のいずれであっても現像装置200を案内する。
【0063】
特に、第2の凸部820と第3の凸部830とが、図8における排出口640に対する右側、すなわち現像ロール220が感光体ドラム112から離間する側に配置されており、現像ロール220が感光体ドラム112から離間する位置に現像装置200が配置された状態で現像装置200が現像剤供給装置600に着脱される場合でも、現像装置200は複数の案内機構で案内されて着脱されることになる。
【0064】
さらに、装着部660が円筒の一部をなすような形状であり、湾曲しているため、第2の凸部820と第3の凸部830とは、図8における左右方向において異なる位置に配置されているのみならず、図8における上下方向においても異なる位置に配置されている。すなわち、第2の凸部820と第2の凸部830とは、図8における左右方向においてのみならず上下方向にもずれて配置されている。そして、第2の凸部820と第3の凸部830とによって、現像装置200の着脱時における左右方向の位置決めのみならず、現像装置200の着脱時における上下方向の位置決めがなされる。
【0065】
本実施の形態のように、現像装置200が感光体ドラム112に対して接触する位置と、現像装置200が感光体ドラム112から離間する位置とをとるように構成されている場合でなくても、現像装置200が現像剤供給装置600に対して着脱される際に、現像装置200の位置が異なる(ずれる)場合が想定される。このような場合でも、現像装置の位置に応じて、あるときには第1の凸部810と第2の凸部820とが突出部204に接触し、あるときには第2の凸部820と第3の凸部830とが突出部204に接触し、現像装置200が案内される。
【0066】
図9には、案内機構800に案内される現像装置200の動きが説明されていて、図9(a)には、供給口206と排出口640とが接続される直前の状態が示されていて、図9(b)は供給口206と排出口640とが接続されている状態が示されている。
【0067】
図9(a)に示されているように、現像装置200を現像剤供給装置600に対して装着するにあたり、案内機構800は、現像剤供給装置600に対して着脱する方向とは交わる方向であって現像剤供給装置600から遠ざかる方向に現像装置200を移動させている。より具体的には、第2の凸部820が、現像装置200を第1の付勢部材230(図2を参照)の付勢に抗して下側に押し下げて、現像装置200の移動の軌跡と封止部材900とが干渉しないようにしている。即ち、第2の凸部820は、図9(a)に示すように、封止部材900と現像装置200の移動の軌跡との間に、現像装置200の移動する方向と交わる方向の隙間tを形成させるように現像装置200の移動を案内している。
【0068】
これによる、現像装置200を装着するにあたり封止部材900対する現像装置200よる擦れが生じない。このため、封止部材900に現像装置が200が接触した状態で現像装置200が移動し、現像装置200を装着するあたり封止部材900に擦れが生じる場合と比較して、封止部材900の劣化が生じにくい。
【0069】
図9(b)に示すように現像装置200が現像剤供給装置600に対して装着されると、案内機構800の第2の凸部820は現像装置本体202の突出部204には接触しない状態となり、現像剤供給装置600に形成された排出口640と現像装置200に形成された供給口206との間の隙間が封止部材900によってシーリングされ封止される。
【0070】
図10には、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する案内機構800の構成と動作とが示されていて、図10(a)は現像剤供給装置600の排出口640と現像装置200の供給口206とが接続される直前の状態を示す図であり、図10(b)は排出口640と供給口206とが接続されている状態を示す図である。第2の実施形態に係る画像形成装置は、案内機構800の構成と関連する構成とが先述の第1の実施形態とは異なるものの、他の部分の構成は先述の第1の実施形態と同様である。このため、以下、案内機構800と案内機構800に関連する構成についてのみ説明をし、第1の実施形態との共通する他の部分の説明は省略する。
【0071】
先述の本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置においては、案内機構800が有する第1の凸部810、第2の凸部820及び第3の凸部830が現像剤供給装置600側に形成されていた。これに対して、この第2の実施形態に係る画像形成装置においてば、案内機構800が有する凸部840が現像装置本体202の突出部204に形成されている。また先述の本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10においては、封止部材900は、現像剤供給装置600に装着されていた。これに対して、この第2の実施形態においては、封止部材900は、現像装置本体202の突出部204に装着されている。
【0072】
図10(a)に示されているように、現像装置200を現像剤供給装置600に対して装着するにあたり、凸部840は、現像装置200を現像剤供給装置600に対して着脱する方向とは交わる方向に現像装置200を移動させている。そして、これにより封止部材900と現像剤供給装置600との間に現像装置200の移動する方向と交わる方向の隙間tを形成させるように現像装置200の移動を案内している。
【0073】
これにより、現像装置200を装着するにあたり封止部材900対する現像剤供給装置600による擦れが生じない。このため、封止部材900に現像剤供給装置600が接触した状態で現像装置200が移動し、現像装置200を装着するあたり封止部材900に擦れが生じる場合と比較して、封止部材900の劣化が生じにくい。
【0074】
図10(b)に示すように現像装置200が現像剤供給装置600に対して装着されると、の凸部840は現像剤供給装置600には接触しない状態となり、現像剤供給装置600に形成された排出口640と現像装置200に形成された供給口206との間の隙間が封止部材900によってシーリングされ封止される。
【産業上の利用可能性】
【0075】
以上で説明をしたように、本発明は、例えば複写機、ファクシミリ装置、プリンター等の画像形成装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0076】
10・・・画像形成装置
200 現像装置
206 供給口
220 現像ロール
600 現像剤供給装置
620 現像剤搬送路
630 供給口
660 装着部
670 閉鎖機構
672 閉鎖部材
800 案内機構
810 第1の凸部
820 第2の凸部
830 第3の凸部
840 凸部
900 封止部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10