(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記連結アセンブリは、前記アンカと複数の前記マウントバーの複数の開口部のうちの1つの開口部との間に配置された第1の減衰部材を有する、請求項1に記載のマウント。
前記連結アセンブリは、前記マウントバーの開口部、前記第1の減衰部材を通り、およびネジ止めを前記アンカの水平方向を向いた内側ネジ状キャビティにネジ止めされることにより、前記マウントバーを前記アンカに固定するボルトを更に有する、請求項2に記載のマウント。
前記連結アセンブリは、スペーサを更に有し、前記スペーサの1つの側の周囲に開口部を有する第1の鉛直方向の延長部と、前記スペーサと反対側の周囲に内側ネジ状キャビティを有する第2の鉛直方向の延長部とを含む、請求項2から5のいずれか1つに記載のマウント。
前記連結アセンブリは、前記スペーサの第1の鉛直方向の延長部の開口部を通り、前記アンカの水平方向を向いた内側ネジ状キャビティにネジ止めすることにより、前記スペーサを前記アンカに固定する第1のボルトを更に有する、請求項6に記載のマウント。
前記連結アセンブリは、前記マウントバーの開口部および前記第1の減衰部材を通り、前記スペーサの第2の鉛直方向の延長部の内側ネジ状キャビティにネジ止めすることにより、前記スペーサを前記マウントバーに固定する第2のボルトを更に有する、請求項7に記載のマウント。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本明細書に提示される複数の実施形態は、ドラムシェルの共鳴を妨げず、演奏中にドラム全体で、ドラムマウントハードウェアをドラムの複数の音生成要素およびエネルギー移動から隔離するするべく減衰を更に提供する様々な改良型ドラムマウントを記載する。ドラムマウントによりドラムシェルの共鳴を妨げないことにより、ドラムは、より豊かでより完全な音を生成する。また、ドラムマウントハードウェアを音を生成するドラムヘッドおよびシェルから隔離することにより、ドラムマウントからの所望でない音または歪みが除去または最小化される。
【0028】
ドラムマウントの複数の実施形態は、本明細書において提唱されるステージ間の隔離および振動減衰を得るべく、異なる複数の構造的機能を活用する。第1に、複数の実施形態は、複数の減衰部材を、いくつかの実施形態の改良型ドラムマウントをドラムに連結するように用いられるマウント・ドラム連結アセンブリハードウェアに、そしていくつかの実施形態の改良型ドラムマウントをドラムスタンドもしくはドラムラックの支持アームに連結するように用いられるマウント・スタンド連結アセンブリハードウェアに直接に一体化する。第2に、複数の実施形態は、エネルギーがドラムからドラムマウントへと、およびドラムマウントからドラムスタンドもしくはドラムラックへと移動され得る接点の表面積を低減させる、専用エンドキャップを導入する。第3に、複数の実施形態は、従来製造されていた1つのドラムマウントを、内側マウントプレートおよび外側マウントバーで構成される2つの別個のものに分割する。複数の専用エンドキャップおよび減衰部材は、マウントプレートとマウントバーとの間に挟まれ、エネルギーがドラムからドラムマウントへと移動され得る接点を低減させる。
【0029】
改良型ドラムマウントの様々な実施形態は、従来のドラム構造体の既存のラグおよびラグホルダと連結し、またはこれらと共に動作する。いくつかの他の複数の実施形態は、ドラムヘッドをドラムシェルに連結する複数の特殊な構造枠体と連結し、またはこれらと動作する。米国特許第8,884,144号および同第8,629,340号に説明されるアルティマウント枠体は、いくつかのそのような枠体の例である。従って、米国特許第8,884,144号および同第8,629,340号の開示は、アルティマウント枠体の様々なコンポーネントが参照されるとき、参照により本明細書に組み込まれる。
【0030】
図1は、いくつかの実施形態による、複数の締め付けラグおよびラグホルダを用いて既存の従来のドラムに連結する改良型ドラムマウントの上面図を提示する。改良型ドラムマウントは、内側マウントプレート110、外側マウントバー120、および4つのマウント・ドラム連結アセンブリ130を含む。
【0031】
いくつかの実施形態において、内側マウントプレート110および外側マウントバー120の半径は、ドラムシェルまたは張力リングの径方向の内周と丁度一致する。これにより、横力がシェル共鳴の損失、ならびにシェルのひずみ、歪みまたは更にドラムシェルの破裂を引き起こし得る場合、改良型ドラムマウントがドラムをドラムスタンドに連結するときにドラムシェル上に加えられる横力を除去する。
【0032】
図1において、外側マウントバー120は、ドラムシェルの外周に180度に渡って延びる。60〜120度で、外側マウントバー120は、段差が形成される。このオフセット部分は、内側マウントプレート110のサイズと一致する。内側マウントプレート110は、マウント・ドラム連結アセンブリ130を用いてオフセット部分内の外側マウントバー120に連結され、マウント・ドラム連結アセンブリ130は、改良型ドラムマウントの全体をドラムに更に連結する。内側マウントプレート110は、1または複数の開口のある鉛直方向の延長部(
図2の参照マーカ260を参照されたい)を有し、1または複数の開口に対して、いくつかの実施形態のマウント・スタンド連結アセンブリを用いて、ドラムスタンドもしくはドラムラックからの支持アームが連結され得る。マウント・スタンド連結アセンブリの詳細は、
図18〜20を参照して提供される。
【0033】
図2は、ドラムをドラムスタンドに連結する、いくつかの実施形態における改良型ドラムマウントを図示する。まず、改良型ドラムマウントは、以下に更に説明されるマウント・ドラム連結アセンブリ130を用いて、ドラムシェル周囲のラグホルダ240に連結される。次に、マウント・スタンド連結アセンブリを用いて、改良型ドラムマウントは、ドラムスタンドもしくはドラムラックの支持アームに連結され、ドラムは装着される。
【0034】
この図面において、内側マウントプレート110および外側マウントバー120の各々は、複数のドラムシェルラグホルダ240に装着されると、ドラムシェルとの直接の接点を得る。しかし、内側マウントプレート110のみがスタンド250と直接接触する。この特定の構成は、内側マウントプレート110がドラムシェルと共有する直接の接点の合計数を低減させる結果として、内側マウントプレート110によりスタンド250に伝達され得る振動エネルギーの量を最小化する。ドラムシェルから外側マウントバー120に伝達される振動エネルギーは、内側マウントプレート110が外側マウントバー120に連結するオフセット部分で隔離または減衰される。
【0035】
マウント・ドラム連結アセンブリ130は、減衰および隔離コンポーネントにより、改良型ドラムマウントをドラムシェルもしくはドラム張力リングに連結して、演奏中にドラムヘッド、ドラムフープおよびドラムシェル全体におけるエネルギー移動から内側マウントプレート110および外側マウントバー120を遮蔽する。再度
図1を参照すると、180度離間した2つのマウント・ドラム連結アセンブリ130は、従来のラムシェルまたは張力リングに取り付けられる複数のラグホルダに、外側マウントバー120を直接に連結する。他の2つのマウント・ドラム連結アセンブリ130は、外側マウントバー120のオフセット部分とマウント・ドラム連結アセンブリ130との間に内側マウントプレート110を配置することにより、従来のドラムシェルまたは張力リングに取り付けられた複数のラグホルダに、外側マウントバー120のオフセット部分を間接的に連結する。
【0036】
複数のマウント・ドラム連結アセンブリ130は、ドラムシェルの内周におけるラグホルダ位置と合わせられる複数の開口のあるフープ、ならびにドラムフープの内周における複数のラグ押出部を有する。
図1および改良型ドラムマウントの好ましい複数の実施形態において、複数のマウント・ドラム連結アセンブリおよび連結アセンブリフープは、外側マウントバー120の周囲の60度の段差で配置されている。これにより、複数のマウント・ドラム連結アセンブリを複数のラグホルダの位置に合わせられるのみならず、180度の角度スパンでドラムを吊るし、ドラムの重心を分割することも可能にする。ドラムの重心を均等に分割することにより、複数のラグホルダおよび実際のドラムに及ぼされる装着力の多くは取り除かれ、いくつかの実施形態の改良型ドラムマウントを用いてドラムスタンドもしくはドラムラックに取り付けられた支持ブラケットアームにより吊るされると、ドラム全体の鉛直方向の重量は、均等に分散される。60度のオフセットが基準であるが、いくつかの他の実施形態において、複数のマウント・ドラム連結アセンブリの各々の配置の離間が60度よりも大きいか、またはこれ未満になり得ることが明らかなはずである。
【0037】
図3は、複数の締め付けラグを用いた
図1の強化マウントバーの従来のドラムへの連結、および従来のドラムシェルの表面付近におけるラグホルダ位置を図示する。示されるように、改良型ドラムマウント連結アセンブリの複数のフープは、ドラムフープ周囲の複数のラグ開口とドラムシェル周囲の複数のラグホルダとの間に配置されている。改良型ドラムマウントは、複数のラグがドラムフープにおける複数のラグ開口を通されるときにドラムに連結され、複数の連結アセンブリフープを通して挿入され、次いで複数のラグホルダに差し込まれた内側ネジ状スイベルナットにネジ止めされる。
【0038】
図4は、
図1の強化マウントバーが異なるドラムフープおよび異なるラグホルダ構造体と共にどのように用いられ得るかを図示する。
図4において、強化マウントバーは、従来のドラムシェルに直接に取り付けられたラグホルダに連結するのではなく、鉛直方向に延在する複数のブラケット410、および鉛直方向に延在する複数のブラケット410に取り付けられた複数のラグホルダを有する張力リングに連結するものとして示されている。これは、ドラムシェルの共鳴を解放する1つの構造枠体を例示する。見られるように、改良型ドラムマウントは、複数のマウント・ドラム連結アセンブリをマウントバーおよびマウントプレートに水平方向に取り付け、張力リング周囲の複数のラグホルダ位置上で複数の連結アセンブリのフープを合わせ、ドラムヘッドを含む上方ドラムフープにおける開口に、複数の締め付けラグを通すことにより、ドラムフープに連結され、連結アセンブリフープは、外側マウントバーもしくは内側マウントプレートのうちの1つと水平方向に連結されて、ドラムシェルの頂部に配置された張力リング周囲のラグホルダ内へ入り、複数の張力ロッドは、ドラムシェルの頂部端または底部端のいずれかにおける複数の張力リングの間でドラムシェルに固定するように用いられる。
【0039】
図5は、いくつかの実施形態による、改良型ドラムマウントのマウント・ドラム連結アセンブリの分解図を提示する。連結アセンブリは、アンカブラケット510、第1の減衰部材520、内側エンドキャップ530、第2の減衰部材540、内側ボルト550、外側エンドキャップ560、第3の減衰部材570および外側ボルト580を含む。
図5のマウント・ドラム連結アセンブリは、外側マウントバー120のオフセット部分を内側マウントプレート110、およびラグホルダにネジ止めされる締め付けラグに連結する。外側マウントバー120および内側マウントプレート110に対する複数の連結アセンブリ要素の配置は、
図6に提示されている。
図7は、いくつかの実施形態による、完成したマウント・ドラム連結アセンブリを図示する。
【0040】
アンカブラケット510は、鉛直方向に向けられたフープと、中央に内側ネジ状キャビティを有する横方向の表面を有する。締め付けラグがアンカブラケット510をラグホルダに固定するべく用いられ得るように、フープは、ラグホルダ開口部と合わせられる。具体的には、ドラムフープのラグ開口は、ラグホルダの内側ネジ状スイベルナット開口部の頂部に配置され、締め付けラグがドラムフープにおけるラグ開口を通され、アンカブラケット510のフープを通して更に挿入され、次にラグホルダに差し込まれた内側ネジ状スイベルナットへとネジ止めされるときに、定位置保持される。
【0041】
第1の減衰部材520は、アンカブラケット510の横方向の表面に隣接するように配置され、締め付けラグおよびラグホルダに連結される連結アセンブリにより、ドラムフープまたはドラムシェルから通過する任意のエネルギーに対する第1のレベルの振動減衰および吸収を、ラグホルダに差し込まれたスイベルナットへとネジ止めされる締め付けラグおよび連結アセンブリに提供する。複数の内側エンドキャップ530のうちの1つの背面は、内側エンドキャップの複数の突出部を有する第1の減衰部材520に対して配置され、内側エンドキャップは、内側マウントプレート110に接触する。いくつかの実施形態において、内側エンドキャップの複数の突出部は、内側マウントプレート110へとプレスされた複数の窪みに嵌合する。複数の突出部は、第2のレベルの減衰を提供する。複数の突出部は、マウント・ドラム連結アセンブリが内側マウントプレート110と共有する表面積の接触量を最小化する。今度は、これにより、マウント・ドラム連結アセンブリから内側マウントプレート110へと移動する振動エネルギーの量を最小化する。従って、ドラムヘッドまたはドラムシェルからラグホルダへと、かつ第1の減衰部材520を通り過ぎて移動するエネルギーは、複数の内側エンドキャップ530の各々が内側マウントプレート110と共有する接点が少なくなることにより更に減衰される。
【0042】
第2の減衰部材540は、複数の内側エンドキャップ530のうち第2のものの背面に隣接する。第2の減衰部材540は、内側マウントプレート110と外側マウントバー120のオフセット部分との間に配置されている。第2の減衰部材540は、ドラムヘッドもしくはドラムシェルから内側マウントプレート110へと移動する任意のエネルギーに対する第3のレベルの減衰および吸収を提供する。
【0043】
内側ボルト550は、一方の端部に外側のネジを、他方の端部に、アンカブラケット510の横方向の表面に類似する内側ネジ状の中央キャビティを収容する拡大頂部を備える。内側ボルト550は、アンカブラケット510、第1の減衰部材520、複数の内側エンドキャップ530および第2の減衰部材540を合わせて保持および連結する。内側ボルト550は、第2の減衰部材540、複数の内側エンドキャップ530、内側マウントプレート110および第1の減衰部材520の各々の周囲における複数の中央開口部を通る外側ネジ状端部により、これを行う。内側ボルト550の外側ネジ状端部は、アンカブラケット510の横方向の表面の内側ネジ状キャビティへとネジ止めされ、アンカブラケット510の横方向の表面と内側ボルト550の拡大頂部との間に第1の減衰部材520、内側エンドキャップ530、内側マウントプレート110および第2の減衰部材540の位置を固定し、更にこれらを圧縮する。内側ボルト550の拡大頂部の他の側は、外側マウントバー120のオフセット部分に隣接するように配置されている。具体的には、オフセット部分周囲の開口部は、内側ボルト550の内側ネジ状キャビティと合わせられる。
【0044】
外側エンドキャップ560は、外側マウントバー120に隣接する複数の突出部を有する外側マウントバー120のオフセット部分の外側に配置されている。いくつかの実施形態において、外側マウントバー120は、外側エンドキャップ560の突出部が嵌合する複数の窪みを収容する。第3の減衰部材570は、外側エンドキャップ560の平坦な側に隣接する。ここで再び、追加の減衰が外側エンドキャップ560の複数の突出部および第3の減衰部材570により提供され、外側マウントバー120に移動するエネルギーを低減または除去する。
【0045】
外側ボルト580は、第3の減衰部材570、外側エンドキャップ560および外側マウントバー120を合わせて保持して残余の連結アセンブリに連結する。外側ボルト580は、一方の端部に外側のネジを、他方の端部に拡大頂部を含む。外側ボルト580の外側ネジ状端部は、第3の減衰部材570、内側エンドキャップ560および外側マウントバー120の各々の複数の中央開口部を通る。外側ボルト580の外側ネジ状端部は、内側ボルト550の拡大頂部周囲の内側ネジ状キャビティにネジ止めされ、これにより第3の減衰部材570、外側エンドキャップ560および外側マウントバーの位置を内側ボルト550の拡大頂部に対して固定および圧縮する。内側ボルト550は、残余のアセンブリもラグホルダに連結する。
図8は、アンカブラケット510にネジ止めされる内側ボルト550を図示し、
図9は、いくつかの実施形態による、内側ボルト550への外側ボルト580によるネジ止めを図示する。
【0046】
より単純なマウント・ドラム連結アセンブリは、間に内側マウントプレート110を有しないラグホルダに、外側マウントバー120の非オフセット部分を直接連結する場合に用いられる。いくつかのそのような実施形態において、より単純なマウント・ドラム連結アセンブリは、外側エンドキャップ560および第3の減衰部材570を省略する。
【0047】
これまで、
図1〜9は、締め付けラグおよび従来のラグホルダを用いていくつかの実施形態の改良型ドラムマウントを連結することを図示してきた。しかし、改良型ドラムマウントは、従来のドラム設計を逸脱する他のドラム構造と共に用いるように適合され得る。いくつかの実施形態の改良型ドラムマウントが用いられ得るいくつかの異なる構造体は、米国特許第8,884,144号および同第8,629,340号に記載された複数のアルティマウント構造枠体を含む。上記のように、米国特許第8,884,144号および同第8,629,340号の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0048】
複数のアルティマウント枠体は、ドラムヘッドからドラムシェルへと移動するエネルギーから、アルティマウント枠体を隔離する様々なエネルギー減衰コンポーネントを用いて頂部および底部ドラムフープに連結される複数のアンカを含む。複数の張力ロッドは、ドラムシェルの完全な高さに及び、頂部および底部フープに取り付けられた複数のアンカに連結する。複数の張力ロッドは、頂部および底部フープにより、間にあるドラムシェルに及ぼされる圧縮量を設定し、より重要なことには、ドラムシェルの共鳴を妨げることなく複数のドラムフープをドラムシェルに確実に連結するべく用いられ得る。
【0049】
図10は、いくつかの実施形態による、改良型ドラムマウントの複数のアルティマウントアンカへの連結を図示する。
図11は、いくつかの実施形態による、改良型ドラムマウントを複数のアルティマウントアンカに連結するときに用いられる、マウント・ドラム連結アセンブリを図示する分解図を提供する。マウント・ドラム連結アセンブリは、中間減衰部材1110、中間エンドキャップ1120、外側エンドキャップ1130、外側減衰部材1140および外側ボルト1150を含み、内側エンドキャップ1160、内側減衰部材1170、内側ボルト1180およびアンカ1190を備えるアルティマウント連結アセンブリを補完する。
【0050】
アルティマウント連結アセンブリの簡単な概要は参照のために、またいくつかの実施形態の改良型ドラムマウントおよびその連結アセンブリが、どのようにアルティマウント枠体の様々なエネルギー隔離および減衰機能を補完するかをより良く図示するべく、提供されている。アルティマウントの突起した複数の内側エンドキャップ1160は、アルティマウント張力リングのある側の周囲の横方向開口部の両側に配置される。複数の内側減衰部材1170は、内側エンドキャップ1160上の複数の突起部の平坦な背面の周囲に配置されている。集合的に、内側減衰部材1170と共に内側エンドキャップ1160の複数の突起部と、張力リングの内面および外面の周囲の複数の相補的窪みとの間で行われる低減された表面接触は、第1のレベルの振動減衰を提供し、アルティマウント枠体へのエネルギー移動を軽減する。内側ボルト1180は、一方の端部に拡大頂部を、他方の端部に外側のネジを有し、内側減衰部材1170、内側エンドキャップ1160および張力リングをアルティマウントアンカ1190に連結するように用いられる。この構成において、アルティマウントアンカ1190は、張力リングの外部に沿って固定されている。しかし、代替的な複数の構成において、アルティマウントアンカ1190は、張力リングの内部に沿って固定され得る。更に、アルティマウント連結コンポーネントおよび連結の詳細は、特許第8,884,144号および同第8,629,340号に提供されている。
【0051】
図11のマウント・ドラム連結アセンブリは、いくつかの実施形態の改良型ドラムマウントをアルティマウントアンカ1190に連結するように用いられる。これを行うべく、中間減衰部材1110は、アンカ1190と中間エンドキャップ1120の平坦な背面との間に配置されている。中間エンドキャップ1120の複数の突起は、外側マウントバーの内面の周囲の複数の相補的窪みで嵌合する。中間減衰部材1110と中間エンドキャップ1120の複数の突起とにより提供される、外側マウントバーとの表面接触が低減することで、外側マウントバーからアルティマウントアンカへと、または張力リングからアルティマウントアンカへと移動したエネルギーに対する第2のレベルの減衰が提供される。これらの中間コンポーネント1110および1120は、改良型ドラムマウントまたはアルティマウント枠体のいずれかにより、エネルギーの更なる伝播を軽減する。
【0052】
外側エンドキャップ1130の複数の突起部は、外側マウントバーの外面に隣接し、マウント・ドラム連結アセンブリと外側マウントバーとの間の表面接触を低減させることにより、再び減衰を提供する。外側減衰部材1140は、外側エンドキャップ1130の平坦な背面側に対して配置されている。外側エンドキャップ1130および外側減衰部材1140は共に、第3のレベルの減衰を提供し、外側マウントバーに移動する張力リングからのエネルギーを軽減する。外側ボルト1150は、一方の端部に拡大頂部を、他方の端部に複数の外側のネジを含む。ネジ状端部は、アルティマウントアンカ1190の別の内側ネジ状キャビティにネジ止めする前に外側減衰部材1140の複数の中央開口部、外側エンドキャップ1130、外側マウントバー開口部、中間エンドキャップ1120の中央開口部、および中間減衰部材1110を通される。アルティマウント連結アセンブリの内側ボルト1180は、張力リングおよび複数の内側減衰コンポーネントをアルティマウントアンカ1190に固定するように用いられるが、外側ボルト1150は、外側マウントバー、外側減衰コンポーネント1130および1140、ならびに中間減衰コンポーネント1110および1120を、アルティマウントアンカ1190に固定するように用いられる。
図12は、いくつかの実施形態による、改良型ドラムマウントの外側マウントバーをアルティマウントアンカに連結する、完成したマウント・ドラム連結アセンブリの異なる例示を提供する。
【0053】
アルティマウント枠体が従来の複数のラグホルダ押出部を有するドラムフープに適用され得ることに留意されたい。そのような場合に、改良型ドラムマウントは、
図11のマウント・ドラム連結アセンブリを用いて複数のアルティマウントアンカ、および
図5のマウント・ドラム連結アセンブリを用いて複数のラグホルダ押出部の双方に連結するように適合され得る。
図13は、改良型ドラムマウントの内側マウントプレートを用いてアルティマウント張力リングに連結し、張力リングの内周で複数のラグホルダ押出部に連結する改良型ドラムマウントの外側マウントバーを図示する。
【0054】
いくつかの実施形態において、改良型ドラムマウントの外側マウントバーおよび内側マウントプレートは、ドラムフープ外部の周囲の複数の既存のラグホルダ押出部と合わせられて、これを用いる他の複数の枠体に連結するように適合され得る。
図14は、いくつかの実施形態による、改良型ドラムマウントの1つのそのような適合例を図示する。この図面において、マウント・ドラム連結アセンブリは、ラグホルダ位置に配置された金属スペーサを含むように変更される。このマウント・ドラム連結アセンブリは、ドラムフープの周囲のラグホルダ位置と一致するように複数のアルティマウントアンカが合わせられるときに用いられ得る。
【0055】
図15は、複数のアルティマウントアンカがラグホルダの位置と一致するように合わせられるときにアルティマウント枠体と共に用いられる、改良型ドラムマウントのマウント・ドラム連結アセンブリの分解図を提供する。マウント・ドラム連結アセンブリは、複数の内側エンドキャップ1510、複数の減衰部材1515、金属スペーサ1520、内側ボルト1530、中間減衰部材1540、中間エンドキャップ1550、外側エンドキャップ1560、外側減衰部材1570および外側ボルト1580を含む。
【0056】
図15において、アルティマウントアンカは、ドラムシェル内に延在する鉛直方向の張力ロッドにより張力リングの内部において、反対側の張力リングの内部に固定された第2のアルティマウントアンカに固定される。複数の内側エンドキャップ1510および減衰部材1515は、張力リングの両側に配置されている。改良型ドラムマウント連結アセンブリの金属スペーサ1520は、張力リングの外部の周囲で内側減衰部材に隣接する。複数の内側エンドキャップ1510および減衰部材1515は、張力リングから、一方の側のアルティマウントアンカへの、また他方の側の外側マウントバー(もしくは内側マウントプレート)へのエネルギー移動を軽減する。
【0057】
図16は、金属スペーサ1520の底面図を提供し、金属スペーサ1520がどのようにアルティマウント連結アセンブリに連結されるかを更に図示する。金属スペーサ1520は、中央の水平方向の非ネジ状開口部、およびいずれかの端部からの鉛直方向の延長部を有する。これらは、張力リングの外部の方を向く水平方向の非ネジ状開口部、および外側マウントバーの内側ファセットの方を向く内側ネジ状キャビティからなる。内側ボルト1530は、張力リングの外部ファセットの方を向く金属スペーサ1520の水平方向の非ネジ状開口部、およびその間に張力リングを有する内側エンドキャップ1510および減衰部材1515の中央開口部を通過する。内側ボルト1530の拡大頂部は、水平方向開口部を有する内側を向く鉛直方向の延長部に対して支持され、内側ボルト1530は、水平方向開口部を通る。内側ボルト1530の外側ネジ状端部は、内側ネジ状アルティマウントアンカにネジ止めされ、これにより、張力リングの内側にアルティマウントアンカを固定する。
【0058】
再び
図15を参照すると、中間減衰部材1540および中間エンドキャップ1550は、金属スペーサ1520の鉛直方向の開口部がラグホルダのネジ状開口部上で直接に合わせられるように、金属スペーサ1520の外側を向く鉛直方向の延長部と、外側マウントバーの内面の周囲の複数の相補的窪みとの間に配置される。異なる複数の実施形態は、対応するラグホルダのネジ状開口部上の金属スペーサの鉛直方向の開口部の配置を確実にするべく、異なる複数の長さの金属スペーサを提供し得る。金属スペーサ1520の中央の水平方向の非ネジ状開口部を通る締め付けラグは、合わせられたラグホルダのネジ状開口部にネジ止めされる。
図14に示されるように、締め付けラグは、マウント・ドラム連結アセンブリをラグホルダに連結し、次に張力リングは、締め付けラグおよびラグホルダを用いて固定される。
【0059】
次に、外側減衰部材1570および外側エンドキャップ1560は、外側マウントバーの外面に配置された複数の相補的窪みに連結するように配置される。次に、外側ボルト1580は、金属スペーサ1520の外側を向く鉛直方向の延長部の周囲の内側ネジ状キャビティにネジ止めする前に、外側減衰部材1570、外側エンドキャップ1560、外側マウントバー、中間エンドキャップ1550、中間減衰部材1540の各々の中央開口部を通る。
図17は、いくつかの実施形態による、金属スペーサを有する完成した改良型ドラムマウント連結アセンブリの2つの例示を提供する。
【0060】
これまで、改良型ドラムマウントの減衰および隔離要素は、改良型ドラムマウントをドラムに連結するときに用いられるマウント・ドラム連結アセンブリに関して提示されてきた。これらの実施形態において、減衰および隔離要素は、演奏中にドラムから改良型ドラムマウントへと移動する振動エネルギー量を低減および制限する。
【0061】
いくつかの実施形態は、マウント・スタンド連結アセンブリにおける追加の減衰および隔離要素を含む。マウント・スタンド連結アセンブリは、改良型ドラムマウントをドラムスタンドもしくはドラムラックに連結する。より具体的には、マウント・スタンド連結アセンブリは、改良型ドラムマウントの内側マウントのプレート鉛直方向延長部を、一体化された複数の減衰要素を有するドラムスタンドもしくはドラムラックの支持アームに連結し、改良型ドラムマウントからドラムスタンドもしくはドラムラックの支持アームへのエネルギー移動を遮蔽する。
【0062】
これらの実施形態は、振動エネルギーがドラムスタンドまたはドラムラックに移動するのを制限し、または防止する、追加の緩衝を提供する。具体的には、マウント・ドラム減衰および隔離要素を通って改良型ドラムマウントに移動する任意のエネルギーは、ドラムスタンドまたはドラムラックの支持アームに移動する前に、マウント・スタンド連結アセンブリに一体化された減衰および隔離要素の第2の層も通らなければならない。組み合わされた減衰および隔離は、ドラムからドラムスタンドまたはドラムラックへのエネルギー移動の可能性を効果的に取り除きし、これにより、ドラム演奏中に所望でないラトリング、ノイズまたは動きを低減させる。
【0063】
図18は、いくつかの実施形態による、マウント・スタンド連結アセンブリ、ならびにその一体化された減衰および隔離要素を提示する分解図を提供する。
図19は、いくつかの実施形態のマウント・スタンドアセンブリ要素の異なる斜視図を提供する。
【0064】
マウント・スタンドアセンブリは、一式のボルト1810、複数のワッシャ1820、複数の減衰部材1830、複数の被挟持エンドキャップ1840、スペーサ1850、o型被挟持リング1860、o型リング減衰部材1870、一対のネジ1895、ウィングナット1897、および前面プレート1880および背面プレート1890を有するマウントブラケットを含む。
【0065】
複数のボルト1810、複数のワッシャ1820、複数の減衰部材1830、複数の被挟持エンドキャップ1840、スペーサ1850、o型被挟持リング1860、o型リング減衰部材1870および前面プレート1880は、内側マウントプレート鉛直方向延長部に連結する。複数の被挟持エンドキャップ1840の突起部は、内側マウントのプレート鉛直方向延長部の内側ファセット上の各開口に配置された複数の窪んだガイドに載っている。一式のボルト1810は、内側マウントのプレート鉛直方向延長部のホールパターンを通り、前面プレート1880の周囲の相補的な一式の内側ネジ状穿孔にネジ止めすることにより、複数のワッシャ1820、複数の減衰部材1830、内側マウントプレート鉛直方向延長部の内面の周囲の被挟持エンドキャップ1840、スペーサ1850、o型被挟持リング1860、o型リング減衰部材1870、および内側マウントプレートの外面の付近の前面プレート1880を固定する。異なる複数の実施形態は、広範な用途のために、内側マウントのプレートの鉛直方向延長部の周囲に異なるホールパターンまたは複数のホールパターンを提供する。
【0066】
上記と同様に、被挟持エンドキャップ1840およびo型被挟持リング1860は、マウント・スタンドアセンブリが改良型ドラムマウントの内側マウントプレートと共有する接点の表面積を最小化する。低減された接点の表面積の量は、内側マウントプレートからマウント・スタンドアセンブリ、支持ブラケットアーム、そして最終的にドラムスタンド自体へと移動するエネルギー量を最小化するときに、第1のレベルのエネルギー減衰および隔離を提供する。
【0067】
複数の減衰部材1830およびo型リング減衰部材1870は、エンドキャップ1840およびo型被挟持リング1860へと移動される任意の振動エネルギーを減衰することにより、第2のレベルのエネルギー減衰および隔離を提供する。減衰部材1830および1870は、1または複数の振動エネルギー吸収材料で構成されている。本明細書に説明される減衰部材830および1870、ならびに他の複数の減衰部材は、イソブチレンイソプレン、エチレンプロピレンジエン単量体、およびポリアクリル等の天然もしくは合成ゴム、またはシリコン等の他の複数の材料から製造され得る。
【0068】
前面プレート1880は、溝を含み、支持アームの一方の側に相補的溝取り付け部品を有する相補的背面プレート1890と、ドラムスタンドまたはドラムラックの支持アームの他方の側で嵌合する。これらの図面において、前面プレート1880および背面プレート1890は、トング・溝のように鉛直方向に延在するタムブラケットアーム上で嵌合し、鉛直方向に向けられタムブラケットアームは、前面プレート1880および背面プレート1890の内部に形成された鉛直方向の溝で上方および下方に摺動する。
図18〜20に示された前面プレート1880および背面プレート1890の筐体およびマウントハードウェアの形状は、従来技術の既存の複数のブラケット筐体が製造される、複数のブラケット筐体の多く形状を模倣して製造され得ることに留意されたい。これにより、本明細書において列挙される前面プレート1880および背面プレート1890、ならびにマウントハードウェアが、水平方向に延在する複数のブラケットアームおよび他の複数の構成を含む、様々なドラムスタンドもしくはドラムラックと広範な互換性を有することを可能にする。
【0069】
一式のネジ1895は、背面プレート1890を前面プレート1880にネジ止めする。複数のネジ1895は、背面プレート1890の周囲の複数の開口部を通り、前面プレート1880の外面の周囲の複数の内側ネジ状穿孔にネジ止めする。
図18〜20に示された複数のネジ1895およびボルト1810は、従来技術の様々なマウント・スタンド連結の向きを模倣して製造され得ることに留意されたい。これにより、改良型ドラムマウントを様々なブラケットアーム、ドラムスタンドまたはドラムラックに連結するマウント・スタンドアセンブリ要素の広範な互換性を可能にする。
【0070】
ウィングナット1897は、マウント・スタンドアセンブリの位置をタムブラケットアーム上に固定するべく、更に提供される。ウィングナット1897の複数の外側のネジは、ウィングナット1897の先端部が鉛直方向の溝の内部におけるタムブラケットアームの外側表面と接触するように、背面プレート1880の中央に配置された内側のネジにネジ止めされる。これらの間の接触により、ドラムスタンドまたはドラムラックに取り付けられたタムブラケットアームに連結されるときに、ドラムの鉛直方向、水平方向または回転移動を更に防止する。
【0071】
図20は、いくつかの実施形態による、完成したマウント・スタンドアセンブリの2つの図を提供する。示されるように、前面プレート1880および背面プレート1890は、支持アームの周囲の位置に固定するウィングナット1897でタムブラケットアームを囲繞する。他の複数のコンポーネントは、内側マウントプレート鉛直方向延長部を、上記の減衰および隔離の複数の層を有する支持アームに連結する。
[項目1]
ドラムを支持ブラケット、スタンドまたはラックのいずれかに装着するためのドラムマウントであって、
複数の開口部およびオフセット部分を有する湾曲した外側マウントバーと、
前記湾曲した外側マウントバーの前記オフセット部分内に取り付けられる湾曲した内側マウントプレートと、
前記内側マウントプレートのドラムフープへの隔離および減衰された連結を提供し、前記外側マウントバーの前記オフセット部分の前記内側マウントプレートへの隔離および減衰された連結を更に提供する複数の連結アセンブリとを備え、前記内側マウントプレートは、複数の開口部を有する、ドラムマウント。
[項目2]
前記複数の連結アセンブリの各連結アセンブリは、ドラム演奏中に、前記ドラムフープから前記内側マウントプレートへと移動するエネルギー量を低減させる内側セットと、前記ドラムフープから前記内側マウントプレートに移動して、更に前記外側マウントバーに移動するエネルギー量を低減させる外側セットとを有する、項目1に記載のドラムマウント。
[項目3]
前記複数の連結アセンブリの各連結アセンブリは、鉛直方向を向いた開口部を有するフープおよび水平方向にネジ状の開口部を有する横方向の表面を含むアンカを有し、
前記鉛直方向を向いた開口部は、ドラムラグホルダ上で合わせられ、前記フープが間に配置された状態でラグが前記ラグホルダにネジ止めされると、前記アンカを前記ドラムに固定する、項目1または2に記載のドラムマウント。
[項目4]
前記複数の連結アセンブリの各連結アセンブリは、中央開口部を含む内側減衰部材および中間減衰部材を更に有し、
前記内側減衰部材は、前記アンカの横方向の表面と前記内側マウントプレートとの間に配置され、
前記中間減衰部材は、前記内側マウントプレートと前記外側マウントバーとの間に配置され、
前記内側減衰部材は、ドラム演奏中に、前記ドラムフープから前記内側マウントプレートへと移動するエネルギー量を低減させ、
前記中間減衰部材は、ドラム演奏中に、前記外側マウントバーから前記内側マウントプレートに移動するエネルギー量を低減させる、項目3に記載のドラムマウント。
[項目5]
前記複数の連結アセンブリの各連結アセンブリは、一方の端部に内側ネジ状キャビティを有する拡大頂部を含み、反対側の端部に外側ネジを含む内側ボルトを更に有し、
前記内側ボルトの外側ネジは、前記アンカの水平方向にネジ状の開口部にネジ止めされ、前記拡大頂部と前記アンカとの間に、前記中間減衰部材、前記内側マウントプレートおよび前記内側減衰部材を固定する、項目4に記載のドラムマウント。
[項目6]
前記複数の連結アセンブリの各連結アセンブリは、複数の突出部を有する一対のエンドキャップを更に有し、
前記一対のエンドキャップは、前記複数の突出部が前記内側マウントプレートに隣接した状態で前記内側マウントプレートの両側に配置され、
前記一対のエンドキャップは、前記内側マウントプレートとの表面接触を低減させることにより、前記ドラムから前記内側マウントプレートへと移動するエネルギー量を低減させる、項目5に記載のドラムマウント。
[項目7]
前記複数の連結アセンブリの各連結アセンブリは、一方の端部に拡大頂部を含み、反対側の端部に前記外側ネジを含む外側ボルトを更に有し、
前記外側ボルトの前記外側ネジは、前記内側ボルトの内側ネジ状キャビティにネジ止めされ、前記外側マウントバーを前記内側マウントプレートに固定する、項目5に記載のドラムマウント。
[項目8]
前記外側ボルトの前記外側ネジは、前記内側ボルトの外側ネジの反対側にある、項目7に記載のドラムマウント。
[項目9]
前記複数の連結アセンブリの各連結アセンブリは、前記外側マウントバーと前記外側ボルトとの間に配置された外側減衰部材を更に有し、
前記外側減衰部材は、前記連結アセンブリから前記外側マウントバーへと移動するエネルギー量を低減させる、項目7または8に記載のドラムマウント。
[項目10]
前記外側マウントバーの前記複数の開口部は、60度離される、項目1〜9のいずれか1項に記載のドラムマウント。
[項目11]
音楽用ドラムのためのマウントであって、
複数の開口部を有するマウントバーと、
前記ドラムの頂部フープを前記ドラムの底部フープに連結するアンカと、
演奏中に、前記頂部フープまたは前記底部フープから前記アンカへと移動するエネルギーから前記マウントバーを隔離する複数の減衰部材を用いて、前記アンカを前記マウントバーに連結する連結アセンブリとを備え、
前記マウントバーは、前記ドラムを支持ブラケット、スタンドまたはラックのうちいずれかに装着し、
前記アンカは、水平方向を向いた内側ネジ状キャビティを有する、マウント。
[項目12]
前記連結アセンブリは、前記アンカと複数の前記マウントバーの複数の開口部のうちの1つの開口部との間に配置された第1の減衰部材を有する、項目11に記載のマウント。
[項目13]
前記連結アセンブリは、前記マウントバーの開口部、前記第1の減衰部材を通り、およびネジ止めを前記アンカの水平方向を向いた内側ネジ状キャビティにネジ止めされることにより、前記マウントバーを前記アンカに固定するボルトを更に有する、項目12に記載のマウント。
[項目14]
前記連結アセンブリは、前記マウントバーの前記第1の減衰部材とは別の側に配置された第2の減衰部材を更に有する、項目13に記載のマウント。
[項目15]
前記連結アセンブリは、第1のエンドキャップおよび第2のエンドキャップを更に有し、
前記第1のエンドキャップおよび前記第2のエンドキャップの各々は、1つの平坦な側面および複数の突出部を有する1つの側面を含み、
前記第1のエンドキャップは、前記第1のエンドキャップの複数の突出部が前記開口部の周囲の前記マウントバーに隣接した状態で前記第1の減衰部材と前記マウントバーとの間に配置され、
前記第2のエンドキャップは、前記第2のエンドキャップの複数の突出部が前記開口部の反対側の周囲の前記マウントバーに隣接した状態で前記第2の減衰部材と前記マウントバーとの間に配置される、項目14に記載のマウント。
[項目16]
前記連結アセンブリは、スペーサを更に有し、前記スペーサの1つの側の周囲に開口部を有する第1の鉛直方向の延長部と、前記スペーサと反対側の周囲に内側ネジ状キャビティを有する第2の鉛直方向の延長部とを含む、項目12に記載のマウント。
[項目17]
前記連結アセンブリは、前記スペーサの第1の鉛直方向の延長部の開口部を通り、前記アンカの水平方向を向いた内側ネジ状キャビティにネジ止めすることにより、前記スペーサを前記アンカに固定する第1のボルトを更に有する、項目16に記載のマウント。
[項目18]
前記連結アセンブリは、前記マウントバーの開口部および前記第1の減衰部材を通り、前記スペーサの第2の鉛直方向の延長部の内側ネジ状キャビティにネジ止めすることにより、前記スペーサを前記マウントバーに固定する第2のボルトを更に有する、項目17に記載のマウント。
[項目19]
前記スペーサは、前記第1の鉛直方向の延長部と第2の鉛直方向の延長部との間に鉛直方向を向いた開口部を更に含み、
前記鉛直方向を向いた開口部は、前記鉛直方向を向いた開口部にラグを通し、前記ラグをラグホルダにネジ止めすることにより、前記ラグホルダ上で合わせ、前記ラグホルダに連結する、項目18に記載のマウント。