(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
従来のセキュリティバッグは、パスワードを入力する方式であって、その内部空間に重要な秘密文書を入れた後、ロック装置を作動させてロックするものである。
【0003】
その後、目的地に到着した後ロック装置にパスワードを入力して秘密文書を提供する。
【0004】
しかしながら、上記の方法は、セキュリティ性が脆弱であるため、パスワードが分かったり、あるいはパスワードが分からなくても、当該セキュリティバッグを破損させれば誰でも簡単に内部に保管されている文書を確保することができる。
【0005】
したがって、セキュリティバッグのセキュリティ性を強化させると共に、ユーザーがセキュリティバッグを紛失したり、盗難にあった時に直ぐに対応できる技術が要望されている。
【0006】
一方、ブルートゥースは、狭い範囲内で低コストで携帯用PC及び携帯電話をはじめとする移動可能なデバイスを無線で接続して音声とデータの送受信を可能にする技術を言う。
【0007】
例えば、ブルートゥース技術が携帯電話やノートパソコンで具現されると、現在は携帯電話とノートパソコンを接続するために使用するケーブルを用いなくても良いので煩雑でなく、ケーブルを用いずにデバイスの使用が可能なだけでなく、従来のデータ網と周辺デバイス間のインタフェース、そして固定されたネットワークの下部構造から遠く離れたデバイス間に特別なグループを形成させる普遍的な橋渡しの役割を提供する。
【0008】
また、ノイズの多いラジオ周波数環境下で作動するように設計されているので、ブルートゥースは、速い認識と周波数ホッピング方式を用いることにより、他の信号との干渉を避け、同じ周波数帯で作動する他のシステムに比べ速くて短いパケットを用いて安定的にデータを送受信できるように構成されている。
【0009】
したがって、本発明によって、上述した従来技術の問題点とブルートゥース技術を利用してセキュリティバッグをユーザーがいつでもどこでも制御できる技術を提供することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、携帯電話とペアリングを通じたコントロール方式を提供して遠隔でセキュリティバッグの警報音や開閉などを制御することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、管理者と一定距離離れると携帯電話に警報信号を発生させ、バッグにバッグの警報音や強制開放時に高圧電流を発生させてセキュリティ文書の盗難を防止することにある。
【0012】
本発明の又他の目的は、事故発生時に、あらかじめ定められた管理番号に事故の事実、時間、場所などを自動的に提供して迅速な対応ができるようにすることにある。
【0013】
本発明の又他の目的は、携帯電話の信号によってのみセキュリティバッグが開くようにして破損や強制開放が困難になるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明が解決しようとする課題を達成するために、
本発明の一実施例に係る携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットは、
携帯電話から送出されるロック信号を取得するとバッグをロック(LOCK)し、アンロック信号を取得するとバッグをアンロック(UNLOCK)する電子開閉部120と、
携帯電話とブルートゥース通信によってデータを送受信するブルートゥース通信部130と、
バッグに電源を供給する電源部140と、
バッグの識別符号を格納しているメモリ部150と、
携帯電話から転送されるパスワードを確認するためのパスワード確認部160と、
バッグが携帯電話から離隔されるとアラームを発生させるアラーム部170と、
電源の充電状態を確認するための充電状態確認部180と、
携帯電話でバッグの識別符号を要請すると、メモリ部からこれを抽出する識別符号抽出部190と、
前記それぞれの部間の信号の流れを制御する中央制御部197とを含んで構成される電子セキュリティバッグ100及び、
前記電子セキュリティバッグの開閉を制御するための携帯電話200を含んで構成されることにより、本発明の課題を解決することができる。
【0015】
なお、前記バッグは、バッグが定められた携帯電話から離隔されてブルートゥースペアリング通信が途絶するとき、高圧電流をバッグの表面と取っ手に発生させるための高圧電流発生部110をさらに含むことができる。
【発明の効果】
【0016】
上述の構成と作用を有する本発明に係る携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットは、携帯電話とペアリングを通じたコントロール方式を提供して、遠隔でセキュリティバッグの警報音や開閉などを制御することができ、重要な情報資産を安全に管理することができる効果を提供する。
【0017】
なお、管理者と一定距離離れると携帯電話に警報信号を発生させ、バッグにバッグの警報音や強制開放時に高圧電流を発生させてセキュリティ文書の盗難を防止することができる効果を提供する。
【0018】
なお、事故発生時にあらかじめ定められた管理番号に事故の事実、時間、場所などを自動的に提供して、迅速な対応ができるようにする効果を提供する。
【0019】
なお、携帯電話の信号によってのみセキュリティバッグが開くようにして破損や強制開放が困難になるようにする効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0021】
前記の課題を達成するための本発明の一実施例に係る携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットは、
携帯電話から送出されるロック信号を取得するとバッグをロック(LOCK)し、アンロック信号を取得するとバッグをアンロック(UNLOCK)する電子開閉部120と、
携帯電話とブルートゥース通信によってデータを送受信するブルートゥース通信部130と、
バッグに電源を供給する電源部140と、
バッグの識別符号を格納しているメモリ部150と、
携帯電話から転送されるパスワードを確認するためのパスワード確認部160と、
バッグが携帯電話から離隔されるとアラームを発生させるアラーム部170と、
電源の充電状態を確認するための充電状態確認部180と、
携帯電話でバッグの識別符号を要請するとメモリ部からこれを抽出する識別符号抽出部190と、
前記それぞれの部間の信号の流れを制御する中央制御部197とを含んで構成される電子セキュリティバッグ100及び、
前記電子セキュリティバッグの開閉を制御するための携帯電話200を含んで構成されることを特徴とする。
【0022】
この時、前記電子セキュリティバッグ100は、
バッグが定められた携帯電話から離隔されてブルートゥースペアリング通信が途絶するとき、高圧電流をバッグの表面と取っ手に発生させるための高圧電流発生部110と、
バッグ内に保管される文書のタグ情報をリーディングするためのタグ情報リーディング部191と、
前記のリーディングされた文書のタグ情報をメモリ部に格納させるタグ情報処理部192とをさらに含んで構成され、
前記メモリ部には、バッグ内に保管される文書リストに関する情報をさらに含んで格納することを特徴とする。
【0023】
この時、前記携帯電話200は、
通信途絶時に格納した管理番号に事故バッグの識別符号、位置情報及び時間情報を送出することを特徴とする。
【0024】
この時、前記携帯電話200は、
電子セキュリティバッグにロック信号あるいはアンロック信号を提供するためのバッグ開閉信号提供部210と、
通信途絶時にセキュリティモードに切替させてアラームを発生させるセキュリティモード切替部220と、
電子セキュリティバッグに高圧電流発生信号を提供するための高圧電流発生信号提供部230を含んで構成されることを特徴とする。
【0025】
この時、前記携帯電話200は、
通信距離を設定するための通信距離設定部240と、
電気ショックコマンド時に自動的に通信距離を最大距離に変更して電子セキュリティバッグに信号を発信させるための最大距離変更部250をさらにを含んで構成されることを特徴とする。
【0026】
この時、前記電子セキュリティバッグ100は、
携帯電話のロック信号及びアンロック信号によってのみロックしたり開けることができることを特徴とする。
【0027】
この時、前記高圧電流発生部110は、
バッグの内部にも形成されて携帯電話によるアンロック信号以外の異常オープン時に高圧電流を発生させることを特徴とする。
【0028】
この時、前記電源部140は、
ブルートゥース通信部に電源を供給するための第1電源部141と、
電子開閉部に電源を供給するための第2電源部142とを含んで構成されることを特徴とする。
【0029】
この時、前記電子セキュリティバッグ100は、
電源部の充電状態を確認して充電不足時に携帯電話に警報を発生させるための電源警報発生部195をさらに含んで構成されることを特徴とする。
【0030】
以下、本発明による携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットの実施例により詳細に説明する。
【0031】
すなわち、運搬者の携帯電話と常にブルートゥース通信が行われ、ブルートゥース通信が途絶すると(ペアリングが解除されると)アラーム音を発生させ、セキュリティバッグの電源から印加された高圧電流がバッグ全体または一部に流れてバッグを持っている人に電気ショックを加えることができる、携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットに関するものである。
【0032】
図1は、本発明の一実施例に係る携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットの全体構成図である。
【0033】
図1に示すように、本発明の電子セキュリティバッグセットは、高圧電流を発生させ、携帯電話と通信する電子セキュリティバッグと電子セキュリティバッグを制御するための携帯電話とで構成される。
【0034】
特徴的なことは、電子セキュリティバッグはパスワードを設定した後ロックされるので、定められた携帯電話によりパスワードを解除しなければ開けることができないことにある。
【0035】
これは、管理者以外は誰も電子セキュリティバッグを取得したとしても開けることができない強力なセキュリティ手段になるのである。
【0036】
なお、スマートフォンやペアリングを通じたコントロールを適用して遠隔でバッグの警報音や開閉などのすべての機能を制御することにより、重要な情報資産を安全に管理することができ、管理者と設定された距離、例えば3〜5メートル以上離れると、携帯電話に警報信号を発生させ、バッグの警報音や強制開放時にバッグに高圧電流を発生させるようになる。
【0037】
そして、事故発生時、あらかじめ定められた管理番号に事故の事実、時間、場所などが自動的に転送されて迅速な対応が可能になる。
【0038】
図2は、本発明の一実施例に係る携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットの電子セキュリティバッグのブロック図である。
【0039】
図2に示すように、電子セキュリティバッグ100は、
バッグが定められた携帯電話から離隔されてブルートゥースペアリング通信が途絶すると、高圧電流をバッグの表面と取っ手に発生させるための高圧電流発生部110と、
携帯電話から送出されるロック信号を取得するとバッグをロック(LOCK)し、アンロック信号を取得するとバッグをアンロック(UNLOCK)する電子開閉部120と、
携帯電話とブルートゥース通信によってデータを送受信するブルートゥース通信部130と、
バッグに電源を供給する電源部140と、
バッグの識別符号を格納しているメモリ部150と、
携帯電話から転送されるパスワードを確認するためのパスワード確認部160と、 バッグが携帯電話から離隔されるとアラームを発生させるアラーム部170と、
電源の充電状態を確認するための充電状態確認部180と、
携帯電話でバッグの識別符号を要請すると、メモリ部からこれを抽出する識別符号抽出部190と、
前記それぞれの部間の信号の流れを制御する中央制御部197とを含んで構成される。
【0040】
前記高圧電流発生部110は、バッグが定められた携帯電話から離隔されてブルートゥースペアリング通信が途絶したとき、高圧電流をバッグの表面と取っ手に発生させるためのものである。
【0041】
例えば、76,000Vをバッグに流してバッグに接近する者に電気ショックを与える。
【0042】
前記電子開閉部120は、携帯電話から送出されるロック信号を取得するとバッグをロック(LOCK)し、アンロック信号を取得するとバッグをアンロック(UNLOCK)するものである。
【0043】
例えば、ソレノイドバルブを構成すると電子的にロックしたり、開けることができる。
【0044】
なお、前記ブルートゥース通信部130は、携帯電話とブルートゥース通信によってデータを送受信するための機能を行う。
【0045】
前記メモリ部150には、バッグの識別符号を格納していて、携帯電話と通信する場合に携帯電話でバッグの識別符号を確認することができる。
【0046】
前記パスワード確認部160は、携帯電話から転送されるパスワードを確認するためのものである。
【0047】
すなわち、パスワードを携帯電話で設定すると、当該パスワードを中央制御部で取得してメモリ部に格納させることになる。
【0048】
その後、携帯電話から転送されるパスワードを取得すると、メモリ部に格納されたパスワードと一致するかどうかをパスワード確認部で判断して一致するとロックを解除できる。
【0049】
前記アラーム部170は、バッグが携帯電話から離隔されるとアラームを発生させる。
【0050】
すなわち、通信が途絶すると、中央制御部ではこれを感知してアラーム部に作動信号を送出し、アラーム部はこれを取得するとアラームを発生させる。
【0051】
なお、前記充電状態確認部180では、電源の充電状態を確認する。
【0052】
これは、もし、充電されていない状態になると、電子セキュリティバッグセットの機能を行うことができないので、常に充電状態を確認して携帯電話に通知しなければならないためである。
【0053】
なお、前記識別符号抽出部190は、携帯電話でバッグの識別符号を要請するとメモリ部からこれを抽出する。
【0054】
一方、電子セキュリティバッグ100は、
バッグ内に保管される文書のタグ情報をリーディングするためのタグ情報リーディング部191と、
前記のリーディングされた文書のタグ情報をメモリ部に格納させるタグ情報処理部192をさらに含んで構成され、
前記メモリ部には、バッグ内に保管される文書リストに関する情報をさらに含んで格納する。
【0055】
すなわち、秘密セキュリティ文書をバッグに保管するが、秘密セキュリティ文書には、RFIDタグが挿入されてコピー防止機能をするようになる。
【0056】
この時、前記電子セキュリティバッグセットのタグ情報リーディング部191を構成して当該タグ情報をメモリ部に格納することになる。
【0057】
前記メモリ部に格納されたタグ情報は、携帯電話に転送されて携帯電話で随時確認できるようになる。
【0058】
したがって、セキュリティ文書がバッグ内に安全に保管されているかどうかを運搬者が開けなくても分かるので、持ち運び途中でバッグ内に保管物が安全に保管されているかどうかを確認するためにバッグを開けて確認する必要がなくなる。
【0059】
前記構成の核心は、バッグ内の保管物が安全に保管されているかどうかが分かるということと、バッグ内のメモリ部にバッグの中身に対するリストがあるので、これによって運搬者がリストを確認することも可能であり、受信者にもリストを伝達することができるということである。
【0060】
一方、前記高圧電流発生部110は、バッグの内部にも形成して携帯電話によるアンロック信号以外の異常オープン時に高圧電流を発生させることになる。
【0061】
すなわち、バッグの外部だけでなく、バッグの内部にも構成するのである。
【0062】
バッグの外部の場合は、盗難発生時に高圧電流が1回自動的に発生し、ユーザーの携帯電話を利用して手動操作も可能である。
【0063】
前記バッグの内部の場合は、非正常的にバッグがオープンされると、オープン後バッグの内部資料への接近時に電気ショックを発生させる。
【0064】
一方、前記電源部140は、
ブルートゥース通信部に電源を供給するための第1電源部141と、
電子開閉部に電源を供給するための第2電源部142とを含んで構成される。
【0065】
すなわち、バッテリの放電時にバッグのロックを防止し、盗難や紛失時に通信部の強制終了を防止するためのものである。
【0066】
なお、通信部の電源はバッグの内部でのみ交換し、電子開閉部はバッグの外部で電池の交換が可能なように構成することになる。
【0067】
一方、本発明のアラームの発生はペアリングの分離時に自動的に警報されるが、必要に応じてFIND MEの機能時にアラームが発生するように構成することもできる。
【0068】
一方、付加的な状況によって、前記電子セキュリティバッグ100は、
電源部の充電状態を確認して充電不足時に携帯電話に警報を発生させるための電源警報発生部195をさらに含んで構成することができる。
【0069】
すなわち、充電が不足すると、電子セキュリティバッグセットが作動しないので、充電不足状態を携帯電話に知らせる。
【0070】
図3は、本発明の一実施例に係る携帯電話によって制御される電子セキュリティバッグセットの携帯電話のブロック図である。
【0071】
図3に示すように、前記携帯電話200は、
電子セキュリティバッグにロック信号あるいはアンロック信号を提供するためのバッグ開閉信号提供部210と、
通信途絶時にセキュリティモードに切替させてアラームを発生させるセキュリティモード切替部220と、
電子セキュリティバッグに高圧電流発生信号を提供するための高圧電流発生信号提供部230とを含んで構成される。
【0072】
すなわち、バッグ開閉信号提供部210は、電子セキュリティバッグにロック信号あるいはアンロック信号を提供するものである。
【0073】
ロック信号の提供時にバッグはロック状態になり、アンロック信号の提供時にバッグはオープン状態になる。
【0074】
前記携帯電話に電子セキュリティバッグセットを制御するためのアプリケーションが搭載され、そのアプリケーションには、ユーザーが操作することができるアイコンを構成する。
【0075】
前記セキュリティモード切替部220は、通信途絶時にセキュリティモードに切替させてアラームを発生させる。
【0076】
そうすると、ユーザーは、バッグが、自分が設定した距離から外れたことを直ぐに確認することができるようになる。
【0077】
前記高圧電流発生信号提供部230は、電子セキュリティバッグに高圧電流発生信号を提供する。
【0078】
すなわち、自動的に高圧電流を発生させることができるが、受動的にも発生させることができるので、これを構成するものである。
【0079】
一方、付加的な状況によって、前記携帯電話200は、
通信距離を設定するための通信距離設定部240と、
電気ショックコマンド時に自動的に通信距離を最大距離に変更して電子セキュリティバッグに信号を発信させるための最大距離変更部250とをさらに含んで構成することができる。
【0080】
すなわち、ユーザーは、通信距離設定部240によって通信距離を設定することができる。
【0081】
例えば、5メートルに設定すると、通信距離は5メートルになる。
【0082】
前記最大距離変更部250は、電気ショックコマンド時に自動的に通信距離を最大距離に変更して電子セキュリティバッグに信号を発送することになる。
【0083】
上記のような構成及び作動によって、携帯電話とペアリングを通じたコントロール方式を提供して遠隔でセキュリティバッグの警報音や開閉などを制御できるようにして、重要な情報資産を安全に管理することができる効果を提供する。
【0084】
なお、管理者と一定の距離離れると携帯電話に警報信号を発生させ、バッグにバッグの警報音や強制開放時に高圧電流を発生させてセキュリティ文書の盗難を防止することができる効果を提供する。
【0085】
なお、事故発生時に携帯電話のアプリケーションに格納された事故発生の事実を携帯電話の所有者だけでなく、他の人や警察などの所定の連絡先に自動的に連絡するようにし、この時、通信途絶時に携帯電話の位置確認機能などで格納された管理番号に事故バッグの識別符号、位置情報及び時間情報を送出することが可能であることはもちろんである。
【0086】
なお、前記バッグにバッグの位置を確認できるGPS部と移動通信やラジオ周波数を含んだ無線通信などが可能な通信部(図示せず)をさらに含んでペアリングされた携帯電話との距離が遠くなってブルートゥースを用いた連絡が不可能になっても、続いてあらかじめ設定された管理番号にバッグの識別符号、位置情報及び時間情報を送出できるようにするものである。もちろん、通常の位置追跡機を用いても上記の情報を送出することができるが、無線の場合は送出距離の限界が生じる場合があり、長距離通信や移動通信を利用できるようにすることが望ましい。
【0087】
以上のように本発明が属する技術分野の当業者は、本発明の技術的思想や必須的な特徴を変更せずに、他の具体的な形態で実施できることを理解できるだろう。
したがって、以上で述べた実施例は、すべての面で例示したものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。