特許第6282252号(P6282252)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6282252リスト型のユーザインタフェースで付加情報を提供する方法とシステム、および記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6282252
(24)【登録日】2018年2月2日
(45)【発行日】2018年2月21日
(54)【発明の名称】リスト型のユーザインタフェースで付加情報を提供する方法とシステム、および記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0484 20130101AFI20180208BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20180208BHJP
   G09B 19/06 20060101ALI20180208BHJP
   G09B 5/02 20060101ALI20180208BHJP
【FI】
   G06F3/0484 120
   G06F3/0482
   G09B19/06
   G09B5/02
【請求項の数】18
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-201115(P2015-201115)
(22)【出願日】2015年10月9日
(65)【公開番号】特開2016-115336(P2016-115336A)
(43)【公開日】2016年6月23日
【審査請求日】2015年10月9日
(31)【優先権主張番号】10-2014-0179525
(32)【優先日】2014年12月12日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】505205812
【氏名又は名称】ネイバー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】NAVER Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】特許業務法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】申 幸 ▲徹▼
(72)【発明者】
【氏名】鄭 眞 兒
(72)【発明者】
【氏名】洪 台 和
(72)【発明者】
【氏名】李 京 恩
(72)【発明者】
【氏名】金 星 ▲榕▼
【審査官】 菊池 智紀
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2008/0307343(US,A1)
【文献】 特開2007−241382(JP,A)
【文献】 国際公開第2010/058753(WO,A1)
【文献】 特開2009−009381(JP,A)
【文献】 特開2006−331443(JP,A)
【文献】 特開2012−104137(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/094330(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0037714(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/00−3/0489,17/30
G09B 1/00−9/56,17/00−19/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実現される情報提供方法であって、
情報リストを表示し、
前記情報リストで該当のリストに含まれた項目が選択されたときに、選択された項目に関する付加情報を含む情報表示ウィンドウを表示すること
を含み、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
連続で選択される項目間の連動表示形態により、新たな選択以前に選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを閉じて、最新の選択項目が表示されている領域を含む第2領域に情報表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、情報提供方法。
【請求項2】
前記情報リストは、単語帳に格納された単語リストであり、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記単語リストから選択された単語の意味を含む意味表示ウィンドウを表示し、連続する単語の選択により、新たな選択以前に選択単語が表示されている領域を含む第1領域に表示されている意味表示ウィンドウを閉じて、最新の選択単語が表示されている領域を含む第2領域に意味表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項3】
前記情報リストを表示することは、
前記単語リストの場合は、各単語の綴字を含む基本情報が表示されるが、単語の意味は表示されない基本状態で表示すること
を特徴とする、請求項2に記載の情報提供方法。
【請求項4】
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから項目が選択された時点で、前記新たな選択以前に選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを閉じると同時に、前記最新の選択項目が表示されている領域を含む第2領域に情報表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項5】
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから項目が選択された時点で、前記最新の選択項目が表示されている領域を含む第2領域に情報表示ウィンドウを表示するが、前記新たな選択以前に選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを所定の時間に渡って前記最新の選択項目の情報表示ウィンドウと共に表示してから閉じること
を特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項6】
前記所定の時間は、前記新たな選択以前に表示されている選択項目と前記最新の選択項目の選択時間の間隔によって決められること
を特徴とする、請求項5に記載の情報提供方法。
【請求項7】
前記情報リストは、複数のカードが整列されて構成され、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから選択された項目のカード上に、前記選択された項目の情報表示ウィンドウをポップアップ(pop−up)で表示すること
を特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項8】
前記情報リストは、複数のカードが整列されて構成され、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから選択されたカードで画面転換を利用して前記選択された項目の情報表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項9】
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから他の項目が選択されるまで、前記選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウの表示を維持すること
を特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項10】
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウが表示された後、所定の時間内に前記情報リストから他の項目が選択されなければ、前記選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを閉じること
を特徴とする、請求項1に記載の情報提供方法。
【請求項11】
コンピュータシステムが情報を提供するように制御する命令(instruction)を含むコンピュータプログラムであって、
前記命令は、
情報リストを表示し、
前記情報リストで該当のリストに含まれた項目が選択されたときに、選択された項目に関する付加情報を含む情報表示ウィンドウを表示すること
を含む方法によって前記コンピュータシステムを制御し、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
連続で選択される項目間の連動表示形態により、新たな選択以前に選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを閉じて、最新の選択項目が表示されている領域を含む第2領域に情報表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、コンピュータプログラム。
【請求項12】
少なくとも1つのプログラムが読み出されたメモリ、および
少なくとも1つのプロセッサ
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記プログラムの制御にしたがい、
情報リストを表示し、
前記情報リストで該当のリストに含まれた項目が選択されたときに、選択された項目に関する付加情報を含む情報表示ウィンドウを表示すること
を処理し、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
連続で選択される項目間の連動表示形態により、新たな選択以前に選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを閉じて、最新の選択項目が表示されている領域を含む第2領域に情報表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、情報提供システム。
【請求項13】
前記情報リストは、単語帳に格納された単語リストであり、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記単語リストから選択された単語の意味を含む意味表示ウィンドウを表示し、連続する単語の選択により、新たな選択以前に選択単語が表示されている領域を含む第1領域に表示されている意味表示ウィンドウを閉じて、最新の選択単語が表示されている領域を含む第2領域に意味表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、請求項12に記載の情報提供システム。
【請求項14】
前記情報リストを表示することは、
前記単語リストの場合、各単語の綴字を含む基本情報が表示されるが、単語の意味は表示されない基本状態で表示すること
を特徴とする、請求項13に記載の情報提供システム。
【請求項15】
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから項目が選択された時点で、前記新たな選択以前に選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを閉じると同時に、前記最新の選択項目が表示されている領域を含む第2領域に情報表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、請求項12に記載の情報提供システム。
【請求項16】
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから項目が選択された時点で、前記最新の選択項目が表示されている領域を含む第2領域に情報表示ウィンドウを表示するが、前記新たな選択以前に選択項目が表示されている領域を含む第1領域に表示されている情報表示ウィンドウを所定の時間に渡って前記最新の選択項目の情報表示ウィンドウと共に表示してから閉じること
を特徴とする、請求項12に記載の情報提供システム。
【請求項17】
前記所定の時間は、前記新たな選択以前に表示されている選択項目と前記最新の選択項目の選択時間の間隔によって決められること
を特徴とする、請求項16に記載の情報提供システム。
【請求項18】
前記情報リストは、複数のカードが整列されて構成され、
前記情報表示ウィンドウを表示することは、
前記情報リストから選択された項目のカード上に、前記選択された項目の情報表示ウィンドウをポップアップ(pop−up)で表示するか、または前記情報リストから選択されたカードで画面転換を利用して前記選択された項目の情報表示ウィンドウを表示すること
を特徴とする、請求項12に記載の情報提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、リスト形態のユーザインタフェースを提供することができる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
初期の移動通信端末機には、単に通話の機能のみが備えられていたが、現在の移動通信端末機は、単なる通話の機能を越え、MP3や無線インターネットのような多様なマルチメディア機能を兼ね備えている。さらに、このような移動通信端末機のマルチメディア機能を利用することができる多くの付加サービス(例えば、モバイルゲームや無線インターネットなど)が提供されている。
【0003】
移動通信端末機の大部分は、無線インターネットブラウザ(例えば、WAPブラウザやMEブラウザなど)を利用して無線インターネットサービスを実行することができ、無線インターネットプラットフォーム(例えば、GVM、BREW、Java(登録商標)など)を利用していつでもどこでも多様な情報を検索できるようになった。
【0004】
このような趨勢により、英会話辞書の機能を移動通信端末機に付加して便宜性の向上を図ろうとする方法が、特許文献1に提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】韓国公開特許第10−1999−0034308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
情報リストから選択された項目の付加情報を提供することができる方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【0007】
単語暗記学習方法によって単語帳リストで選択的に単語の意味を表示する方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【0008】
単語帳リストから単語が連続で選択されたときに、自動で新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウを閉じて新たに選択された単語の意味を表示する方法とシステム、および記録媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
コンピュータによって実現される情報提供方法であって、情報リストを表示し、前記情報リストで該当のリストに含まれた項目が選択されたときに、選択された項目に関する付加情報を含む情報表示ウィンドウを表示することを含み、前記情報表示ウィンドウを表示することは、連続で選択された項目間の連動表示形態により、新たな選択以前に表示されている選択項目の情報表示ウィンドウを閉じて最新の選択項目の情報表示ウィンドウを表示することを特徴とする情報提供方法を提供する。
【0010】
コンピュータシステムが情報を提供するように制御する命令(instruction)を含むコンピュータで読み取り可能な媒体であって、前記命令は、情報リストを表示し、前記情報リストで該当のリストに含まれた項目が選択されたときに、選択された項目に関する付加情報を含む情報表示ウィンドウを表示することを含む方法によって前記コンピュータシステムを制御し、前記情報表示ウィンドウを表示することは、連続で選択された項目間の連動表示形態により、新たな選択以前に表示されている選択項目の情報表示ウィンドウを閉じて最新の選択項目の情報表示ウィンドウを表示することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な格納媒体を提供する。
【0011】
コンピュータシステムが単語の意味を提供するように制御する命令(instruction)を含むコンピュータで読み取り可能な媒体であって、前記命令は、単語帳に格納された単語リストを表示し、前記単語リストから単語が選択されたときに、選択された単語の意味を含む意味表示ウィンドウを表示することを含む方法によって前記コンピュータシステムを制御し、前記意味表示ウィンドウを表示することは、連続で選択された単語間の連動表示形態により、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウを閉じて最新の選択単語の意味表示ウィンドウを表示することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な格納媒体を提供する。
【0012】
少なくとも1つのプログラムが読み出されたメモリ、および少なくとも1つのプロセッサを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記プログラムの制御にしたがい、情報リストを表示し、前記情報リストで該当のリストに含まれた項目が選択されたときに、選択された項目に関する付加情報を含む情報表示ウィンドウを表示することを処理し、前記情報表示ウィンドウを表示することは、連続で選択された項目間の連動表示形態により、新たな選択以前に表示されている選択項目の情報表示ウィンドウを閉じて最新の選択項目の情報表示ウィンドウを表示することを特徴とする情報提供システムを提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施形態よると、情報リストから選択された項目の付加情報を提供するサービスにおいて、連続で選択される項目間の連動により、さらに容易に情報を確認できるインタフェースを提供することができる。
【0014】
本発明の実施形態によると、単語帳の単語リストで単語の意味を連続して確認できるようにすることにより、単語を効率的に暗記することができる学習方法を提供することができる。
【0015】
本発明の実施形態によると、単語リストから単語が連続で選択されたときに、自動で新たな選択以前に表示されていた選択単語の意味表示ウィンドウを閉じて新たに選択された単語の意味を表示することにより、単語帳の利用の便宜を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態において、ユーザ端末と情報提供システム間の概略図である。
図2】本発明の一実施形態において、情報提供システムの内部構成を示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態において、情報提供方法の具体的な過程を示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態において、単語帳の初期実行画面を例示的に示した図である。
図5】本発明の一実施形態において、意味表示ウィンドウの表示方法を例示的に示した図である。
図6】本発明の一実施形態において、意味表示ウィンドウの表示方法を例示的に示した図である。
図7】本発明の一実施形態において、意味表示ウィンドウの表示方法を例示的に示した図である。
図8】本発明の一実施形態において、連続する単語選択による意味表示ウィンドウの表示方法を例示的に示した図である。
図9】本発明の一実施形態において、連続する単語選択による意味表示ウィンドウの表示方法を例示的に示した図である。
図10】本発明の一実施形態において、選択単語の辞書エントリーページを例示的に示した図である。
図11】本発明の一実施形態において、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
本実施形態はリスト形態のUI(user interface)に関し、より詳細には、情報リストから選択された項目の付加情報を提供する方法とシステム、および記録媒体に関する。
【0019】
本実施形態は、情報リストを提供し、情報リストに含まれる各項目に関する付加情報を別の情報表示ウィンドウで提供するすべてのインタフェース環境に幅広く適用することができる。
【0020】
以下では、リスト型UIの代表的な例として単語リストを提供し、単語リストから選択された単語の意味を提供する単語帳を実施形態として具体的に説明する。ここで、単語リストの場合、付加情報は、単語と関連した情報を意味し、一例として、単語の意味が付加情報に該当する。
【0021】
本明細書において単語帳サービスとは、単語暗記学習などを目的として単語とその意味を提供するためのものであり、辞書上の単語、熟語、例文などを格納して閲覧、編集、印刷などを行うことができるサービスを意味する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態において、ユーザ端末と情報提供システム間の概略図である。図1には、情報提供システム100およびユーザ端末101が示されている。図1において矢印は、情報提供システム100とユーザ端末101間において、無線ネットワークやデータバスなどを利用してデータを送受信することを意味する。
【0023】
ユーザ端末101とは、スマートフォン(smart phone)、タブレット(tablet)、ウェアラブルコンピュータ(wearable computer)などのモバイルデバイスであって、情報提供システム100と関連するウェブ/モバイルサイトへの接続、またはサービス専用アプリケーション(以下、「単語帳アプリ」と称する)のインストールおよび実行が可能なすべての端末装置を意味する。このとき、ユーザ端末101は、ウェブ/モバイルサイトへの接続または単語帳アプリの制御下に、サービス画面の構成、データ入力、データの送受信、データの格納のようなサービス全般の動作を行うことができる。
【0024】
情報提供システム100は、ユーザ端末を対象として単語帳サービスを提供するサービスプラットフォームの役割をする。このとき、情報提供システム100は、ユーザ端末101上にアプリケーション形態で実現されてもよいが、これに限定されることはなく、クライアント−サーバ環境で単語帳サービスを提供するサービスプラットフォームに含まれる形態で実現されてもよい。
【0025】
本実施形態において、単語帳アプリは、基本的に、格納された単語リストを提供する機能と、単語リストから選択された単語の意味を提供する機能などを含む。このような単語帳アプリは、独立的に動作するプログラム形態で実現されてもよく、あるいは特定のアプリケーション(例えば、辞書アプリや翻訳アプリなど)のイン−アプリ(in−app)形態で構成され、前記特定のアプリケーション上で動作するように実現されてもよい。
【0026】
以下では、単語帳アプリを利用したサービス環境について具体的に説明しているが、これに限定されることはなく、本発明が適用された単語帳サービスは、ウェブ/モバイルサイトに接続して、ウェブアプリケーションなどによっても実現可能である。
【0027】
図2は、本発明の一実施形態において、情報提供システムの内部構成を示したブロック図であり、図3は、本発明の一実施形態において、情報提供方法を示したフローチャートである。
【0028】
図2に示すように、本実施形態に係る情報提供システム200は、プロセッサ210、バス220、ネットワークインタフェース230、メモリ240、およびデータベース250を備えてもよい。メモリ240は、オペレーティングシステム241およびサービス提供ルーチン242を備えてもよい。プロセッサ210は、実行部211および提供部212を備えてもよい。他の実施形態において情報提供システム200は、図2に示す構成要素よりもさらに多くの構成要素を含むか、一部の構成要素が省略されることもある。
【0029】
メモリ240は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、およびディスクドライブのような永久大容量記憶装置(permanent mass storage device)を含んでもよい。また、メモリ240には、オペレーティングシステム241とサービス提供ルーチン242のためのプログラムコードが格納されてもよい。このようなソフトウェア構成要素は、ドライブメカニズム(drive mechanism)(図示せず)を利用してメモリ240とは別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体から読み出してもよい。このような別途のコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、フロッピドライブ、ディスク、テープ、DVD/CD−ROMドライブ、メモリカードなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体(図示せず)を含んでもよい。他の実施形態においてソフトウェア構成要素は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体ではないネットワークインタフェース230を利用してメモリ240に読み出してもよい。
【0030】
バス220は、情報提供システム200の構成要素間の通信およびデータの送受信を可能にする。バス220は、高速シリアルバス(high−speed serial bus)、並列バス(parallel bus)、SAN(Storage Area Network)、および/または他の適切な通信技術を利用して構成されてもよい。
【0031】
ネットワークインタフェース230は、情報提供システム200をコンピュータネットワークに連結するためのコンピュータハードウェア構成要素であってもよい。ネットワークインタフェース230は、情報提供システム200を無線または有線を介してコンピュータネットワークに連結させてもよい。
【0032】
データベース250は、単語帳アプリによって構成されるものであって、辞書上で選定または選択された単語の基本辞書情報を格納および維持する役割をする。データベース250は、オフラインのローカル環境で単語帳機能を提供するために利用されてもよい。一例として、基本辞書情報は、各単語別に綴字と発音記号、発音の音声データ、さらに少なくとも一部の意味を含んでもよい。例えば、少なくとも一部の意味は、単語がもつ辞書上の多様な意味のうち20字以内の主要な意味に限定したものとする。上述したデータベース250は、辞書機能に適用される辞書DB(dictionary database)に含まれたり、辞書DBを活用して構築が可能である。図2では、単語帳提供システム200の内部にデータベース250を構築したものを示しているが、別の他のシステム上に構築された外部データベースを利用することも可能である。ここで、外部データベースとは、ローカル環境内で単語帳提供システム200と連動が可能な他の機能(例えば、辞典機能や音声認識機能など)に含まれたデータベースは勿論、インターネット上に構築されたデータベースを包含したものを意味する。
【0033】
プロセッサ210は、基本的な算術、ロジック、および情報提供システム200の入出力を演算することにより、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成されてもよい。命令は、メモリ240またはネットワークインタフェース230により、そしてバス220を介してプロセッサ210に提供されてもよい。プロセッサ210は、実行部211および提供部212のためのプログラムコードを実行するように構成されてもよい。このようなプログラムコードは、メモリ240のような記憶装置に格納されてもよい。
【0034】
実行部211および提供部212は、図3の段階301〜305を実行するために構成されてもよい。
【0035】
段階301で、実行部211は、格納された単語リストを表示することによって単語帳アプリを実行してもよい。このとき、実行部211は、単語帳に格納された単語の全体または一部をリスト化して表示してもよい。格納された単語の一部をリスト化する場合には、一定の数の単語をランダムに抽出したり、あるいは一定の基準(例えば、格納した時間や暗記の済・未済など)にしたがって抽出した後、抽出した単語のカードをリストで構成してもよい。単語リストは複数の単語カードで構成されてもよく、各単語カードには綴字を含む最小情報が含まれてもよい。最小情報は、単語についての最低限の基本情報を意味する。特に、最小情報には単語の意味が含まれず、単語の綴字、単語の発音記号、単語の発音を音声で出力するためのUI(user interface)などのような基本情報だけが含まれてもよい。言い換えれば、実行部211は、複数の単語カードで構成された単語リストを表示するが、各単語の基本情報だけを表示し、意味は表示されない基本状態で表示してもよい。
【0036】
段階302〜303で、提供部212は、単語リストから単語が初めて選択された場合、別のウィンドウ(以下、「意味表示ウィンドウ」と称する)を利用して選択単語の意味を提供してもよい。単語の選択は、タッチセンサは勿論、近接センサなどの多様な入力手段を利用して認識することが可能である。一例として、提供部212は、単語が選択されたとき、ポップアップ(pop−up)形態により、選択単語の単語カード上に意味表示ウィンドウをオーバーラップさせて表示してもよい。このとき、意味表示ウィンドウは、選択単語以外の他の単語カードに表示された情報が隠れない範囲内で多様なデザインで構成されてもよい。また、提供部212は、選択単語以外の他の単語カードをオーバーラップするように意味表示ウィンドウを表示する場合、背景が透けて見えるように意味表示ウィンドウを透明にしてもよい。他の例として、提供部212は、単語が選択されたとき、画面分割によって分割された一領域に意味表示ウィンドウを配置することによって選択単語の意味を表示してもよい。例えば、単語が選択される以前の単語リストが表示されている領域を単語が選択された時点に2つの領域に分け、単語リストと意味表示ウィンドウを同時に表示してもよい。このとき、画面分割は、画面を縦、横、対角線などで分割するように多様な画面分割をしてもよく、表示する情報量などを考慮して分割の比率を決めてもよい。提供部212は、画面分割方式によって意味表示ウィンドウを表示する場合に、強調(highlight)、ボールド(bold)、文字の色、陰影などを利用することにより、単語リストから選択された単語を他の単語と区分して表示してもよい。さらに他の例として、提供部212は、単語が選択されたときに画面転換を利用することにより、選択単語のカードから意味表示ウィンドウに転換して選択単語の意味を表示してもよい。このとき、画面転換とは、単語リストから選択された単語に対する意味表示ウィンドウを提供するために、選択単語のカードから意味表示ウィンドウに転換することをいい、画面転換するときに適用することができるすべてのアニメーション効果を適用してもよい。
【0037】
上述したように、提供部212は、基本状態の単語リストから特定の単語が選択されたときに、多様な方式によって意味表示ウィンドウを提供することができ、意味表示ウィンドウを利用して選択単語の意味を表示することができる。このとき、提供部212は、単語リストから他の単語が新たに選択されるまで、以前の選択単語に関する意味表示ウィンドウの表示を維持してもよい。ただし、提供部212は、ユーザが意味表示ウィンドウの取り消しボタンを入力したり、意味表示ウィンドウを閉じることができる意味表示ウィンドウ内の任意の位置を選択したりした場合などには、意味表示ウィンドウを閉じて基本状態に復帰させて単語リストを表示してもよい。他の例として、提供部212は、選択単語に関する意味表示ウィンドウを表示した後、他の単語が新たに選択されない状態が所定の時間に渡って維持された場合には、所定の時間が経過した時点で意味表示ウィンドウを自動で閉じて基本状態に復帰させてもよい。このとき、所定の時間は、単語帳の環境設定によってユーザが設定してもよい。
【0038】
段階304〜305で、提供部212は、意味表示ウィンドウが表示された状態で他の単語が新たに選択された場合には、新たな選択以前に表示されている選択単語に関する意味表示ウィンドウを自動で閉じ、新たに選択された最新の選択単語の意味表示ウィンドウを提供して単語の意味を表示してもよい。言い換えれば、単語リストから連続で単語が選択された場合には、新たな選択以前に表示されていた単語の意味表示ウィンドウをユーザが直接に閉じなくても、他の単語を選択することにより、新たな選択以前に表示されていた意味表示ウィンドウが自動で閉じ、新たに選択された単語である最新の選択単語の意味表示ウィンドウが開くようになる。一例として、提供部212は、意味表示ウィンドウが表示された状態で他の単語が新たに選択された時点で、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウを閉じると同時に、最新の選択単語の意味表示ウィンドウを提供してもよい。単語リストから連続的に単語が選択される場合、連続的に選択された単語間の連動表示形態で意味表示ウィンドウを提供することができ、この時、連動表示形態は、新たな選択以前に表示されていた単語の意味表示ウィンドウを閉じて、最新の選択単語の意味表示ウィンドウを続いて表示する方式を意味する。他の例として、提供部212は、連続で単語が選択されたときに、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウと最新の選択単語の意味表示ウィンドウが共に表示される重畳時間を適用することにより、最新の選択単語の意味表示ウィンドウが提供された後にも、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウを所定の時間にわたって維持してから閉じてもよい。このとき、新たな単語が選択された後に新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウが維持される重畳時間は、連続で選択された単語間の選択時間の間隔によって決められてもよく、例えば、単語選択時間の間隔が長いほど重畳時間を短く設定し、単語選択時間の間隔が短いほど重畳時間を長く設定してもよい。
【0039】
本実施形態において提供部212は、データベース250に格納された基本辞書情報を利用してオフラインのローカル環境で単語帳サービスを提供してもよい。このとき、提供部212は、意味表示ウィンドウに表示された単語や意味などが選択されたり、意味表示ウィンドウ内の任意の位置が選択されたりした場合などには、辞書DB上の全体辞書情報を提供するエントリーページ(entry page)に移動してもよい。全体辞書情報には、品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞など)、同じ単語の別の意味すべて、活用型単語、関連単語/熟語、類義語/反対語、関連例文、例文の翻訳文、翻訳文に関するコメントなどが含まれてもよい。活用型単語は、語形変化を持つ単語を意味し、例えば、名詞の場合、単数/複数、動詞の場合、現在形/過去形、形容詞の場合、比較級/最上級など単語の様々な活用形態を意味する。エントリーページを提供するための辞書DBがインターネット上の外部データベースとして存在する場合には、提供部212は、ユーザ端末がネットワークに接続しているかをチェックした後、ネットワーク接続が可能な状態であるときには、選択単語に対するエントリーページを提供してもよい。この反面、提供部212は、ユーザ端末がネットワークへの接続が不可能な状態で、意味表示ウィンドウに表示された単語や意味などが選択されたり、意味表示ウィンドウ内の任意の位置が選択されたりした場合、またはエントリーページでページバック(page back)(alt+左矢印)を実行した場合には、単語帳の基本状態に復帰して単語リストを表示してもよい。
【0040】
図4は、単語帳の初期実行画面を例示的に示した図である。
【0041】
図4に示すように、単語帳アプリが実行されると、単語帳に格納された単語リスト410が、単語の意味は表示されず、最小情報だけが表示される基本状態で表示されてもよい。このとき、単語リスト410は、個別の単語カードがリストとして整列されて表示されてもよく、単語カードそれぞれには、単語の綴字401と発音記号402、さらに発音リスニングボタン403が表示されてもよい。これにより、ユーザは、基本状態で提供される単語帳の初期実行画面を活用して個別の単語の綴字や発音記号、および音声発音を確認することができ、特に、基本状態では表示されない個別の単語の意味を考えながら単語の暗記学習することができる。
【0042】
図5図7は、意味表示ウィンドウの表示方法を例示的に示した図である。
【0043】
表示方法の一例としては、図5に示すように、単語帳リストから特定の単語カード510が選択されると、意味表示ウィンドウ520がポップアップされ、選択単語カード510上にオーバーラップ形態で表示されてもよい。
【0044】
表示方法の他の例としては、図6に示すように、単語帳リストから特定の単語カード610が選択されると、選択以前の領域(A)が2つの領域(a−1、a−2)に分割された後、片方の領域(a−1)上には単語リストが表示され、もう片方の領域(a−2)上には意味表示ウィンドウ620が表示されてもよい。さらに、意味表示ウィンドウ620が表示されている間、単語リストには、選択単語カード610を陰影処理することによって他の単語と区分して表示されてもよい。
【0045】
表示方法のさらに他の例としては、図7に示すように、単語帳リストから特定の単語カード710が選択されると、選択された単語カード710で画面転換して意味表示ウィンドウ720が表示されてもよい。例えば、点線矢印の方向に沿って選択された単語カード710が左側に消え、意味表示ウィンドウ720が右側から現れるアニメーション効果が適用されることによって意味表示ウィンドウ720が表示されてもよい。
【0046】
したがって、単語帳の初期実行画面では単語の意味が見えなかったが、単語を選択したときには意味表示ウィンドウによって単語の意味が見えるようになるため、個別の単語選択によって意味を確認できるようになる。
【0047】
図8図9は、連続する単語選択による意味表示ウィンドウの表示方法を例示的に示した図である。
【0048】
図8に示すように、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウ820が表示された状態から連続で他の単語カード830が選択されると、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウ820は自動で閉じ、最新の選択単語の意味表示ウィンドウ840が開くようになる。
【0049】
したがって、ユーザが新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウ820を閉じなくても、意味表示ウィンドウ820は、他の単語を新たに選択することによって自動で閉じ、新たに選択した単語の意味表示ウィンドウ840が見えるようにすることにより、連続して単語の意味を確認しながら暗記することができる。
【0050】
他の例として、図9を参照すると、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウ920が表示された状態から連続で他の単語カード930が選択されると、新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウ920と最新の選択単語の意味表示ウィンドウ940が一時的に共に見え、所定の時間が経過すると新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウ920が閉じるようになる。言い換えれば、新たに単語が選択された後に新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウ920が維持される重畳時間を適用することにより、連続で単語が選択されたときに、最新の選択単語の意味表示ウィンドウ940が提供された後でも、以前の選択単語の意味表示ウィンドウ920を所定の時間維持してから閉じることができる。
【0051】
図10は、選択単語の辞書エントリーページを例示的に示した図である。
【0052】
図10を参照すると、選択単語の意味表示ウィンドウ1020が表示された状態で意味表示ウィンドウ1020内の任意の位置が選択された場合には、この単語の全体辞書情報を提供するエントリーページ1000に移動してもよい。
【0053】
したがって、ユーザが意味表示ウィンドウ1020を利用して選択単語の意味を簡単に確認した後、追加情報の確認が必要となる場合には、意味表示ウィンドウ1020をタッチするとエントリーページ1000が提供されてもよく、エントリーページ1000によって辞書上の全体情報、例えば、品詞別の意味や関連例文などを確認することができる。
【0054】
図11は、本発明の一実施形態において、コンピュータシステムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。コンピュータシステム1100は、少なくとも1つのプロセッサ(processor)1110、メモリ(memory)1120、周辺装置インタフェース(peripheral interface)1130、入/出力サブシステム(I/O subsystem)1140、電力回路1150、および通信回路1160を少なくとも備えてもよい。このとき、コンピュータシステム1100は、ユーザ端末に該当してもよい。
【0055】
メモリ1120は、一例として、高速ランダムアクセスメモリ(high−speed random access memory)、磁気ディスク、エスラム(SRAM)、ディーラム(DRAM)、ロム(ROM)、フラッシュメモリ、または不揮発性メモリを含んでもよい。メモリ1120は、コンピュータシステム1100の動作に必要なソフトウェアモジュール、命令語の集合、またはその他にも多様なデータを含んでもよい。このとき、プロセッサ1110や周辺装置インタフェース1130などの他のコンポーネントからメモリ1120へのアクセスは、プロセッサ1110によって制御されてもよい。
【0056】
周辺装置インタフェース1130は、コンピュータシステム1100の入力および/または出力周辺装置をプロセッサ1110およびメモリ1120に結合させてもよい。プロセッサ1110は、メモリ1120に格納されたソフトウェアモジュールまたは命令語の集合を実行し、コンピュータシステム1100のための多様な機能を実行してデータを処理してもよい。
【0057】
入/出力サブシステム1140は、多様な入/出力周辺装置を周辺装置インタフェース1130に結合させてもよい。例えば、入/出力サブシステム1140は、モニタやキーボード、マウス、プリンタ、または必要によってはタッチスクリーンやセンサなどの周辺装置を周辺装置インタフェース1130に結合させるためのコントローラを含んでもよい。他の形態によると、入/出力周辺装置は、入/出力サブシステム1140を経ずに周辺装置インタフェース1130に結合されてもよい。
【0058】
電力回路1150は、端末機のコンポーネントの全部または一部に電力を供給してもよい。例えば、電力回路1150は、電力管理システム、バッテリや交流(AC)などのような1つ以上の電源、充電システム、停電検知回路(power failure detection circuit)、電力変換器やインバータ、電力状態表示器または電力生成、管理、分配のための任意の他のコンポーネントを含んでもよい。
【0059】
通信回路1160は、少なくとも1つの外部ポートを利用して他のコンピュータシステムと通信を可能にしてもよい。または、上述したように、必要によって通信回路1160はRF回路を備え、電磁気信号(electromagnetic signal)など知られたRF信号を送受信することにより、他のコンピュータシステムとの通信を可能にしてもよい。
【0060】
このような図11の実施形態は、コンピュータシステム1100の一例に過ぎず、コンピュータシステム1100は、図11に示された一部のコンポーネントが省略されたり、図11に示されていない追加のコンポーネントをさらに備えたり、2つ以上のコンポーネントを結合させる構成または配置を有してもよい。例えば、モバイル環境の通信端末のためのコンピュータシステムは、図11に示したコンポーネントの他にも、タッチスクリーンやセンサなどをさらに備えてもよく、通信回路1160に多様な通信方式(WiFi、3G、LTE、Bluetooth(登録商標)、NFC、Zigbee(登録商標)など)のRF通信のための回路が備えられてもよい。コンピュータシステム1100に備えられてもよいコンポーネントは、1つ以上の信号処理またはアプリケーションに特化した集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
【0061】
上述した情報提供方法は、図1図10を参照しながら説明した詳細内容を土台とし、より短縮された動作または追加される動作を含んでもよい。または、2つ以上の動作を組み合わせてもよく、動作の順序や位置が変更されてもよい。
【0062】
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータシステムによって実行されることができるプログラム命令(instruction)形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。
【0063】
本実施形態に係るプログラムは、PC基盤のプログラムまたはモバイル端末専用のアプリケーションで構成されてもよい。また、本発明の実施形態に係る方法は、単語帳アプリがユーザ端末機を制御して実行されてもよい。このようなアプリケーションは、ファイル配布システムが提供するファイルを利用してユーザ端末機にインストールされてもよい。一例として、ファイル配布システムは、ユーザ端末機の要請に応じて前記ファイルを送信するファイル送信部(図示せず)を備えてもよい。
【0064】
このように、本発明の実施形態によると、情報リストから選択された項目の付加情報を提供するにあたり、連続で選択された項目間の連動により、さらに容易に情報を確認できるインタフェースを提供することができる。さらに、本発明の実施形態によると、単語帳の単語リストで連続して単語の意味を確認できるようにすることにより、効率的に単語を暗記することができる学習方法を提供することができる。特に、本発明の実施形態によると、単語リストから連続で単語を選択したときに、自動で新たな選択以前に表示されている選択単語の意味表示ウィンドウを閉じて新たに選択された単語の意味を表示することにより、単語帳の利用の便宜を向上させることができる。
【0065】
上述した装置は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、および/またはハードウェア構成要素およびソフトウェア構成要素の組み合わせによって実現されてもよい。例えば、実施形態で説明された装置および構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサ、または命令(instruction)を実行して応答することができる異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータまたは特殊目的コンピュータを利用して実現されてもよい。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)およびオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行してもよい。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答し、データをアクセス、格納、操作、処理、および生成してもよい。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明したが、該当する技術分野において通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)および/または複数類型の処理要素を含んでもよいことを理解することができる。例えば、処理装置は、複数のプロセッサまたは1つのプロセッサおよび1つのコントローラを含んでもよい。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成(processing configuration)も可能である。
【0066】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム(computer program)、コード(code)、命令(instruction)、またはこれらのうちの1つ以上の組み合わせを含んでもよく、所望通りに動作するように処理装置を構成したり、独立的または結合的に(collectively)処理装置を命令したりしてもよい。ソフトウェアおよび/またはデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令またはデータを提供したりするために、ある類型の機械、構成要素(component)、物理的装置、仮想装置(virtual equipment)、コンピュータ記録媒体または装置、または送信される信号波(signal wave)に永久的または一時的に具体化(embody)されてもよい。ソフトウェアは、ネットワークによって連結したコンピュータシステム上に分散し、分散した方法によって格納されたり実行されたりしてもよい。ソフトウェアおよびデータは、1つ以上のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0067】
実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段によって実行が可能なプログラム命令形態で実現されてコンピュータで読み取り可能な媒体に記録されてもよい。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含んでもよい。前記媒体に記録されるプログラム命令は、実施形態のために特別に設計されて構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェア当業者にとって公知で使用可能なものであってもよい。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、および磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、実施形態の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして動作するように構成されてもよく、その逆も同じである。
【0068】
以上のように、実施形態を限定された実施形態と図面に基づいて説明したが、該当する技術分野において通常の知識を有する者であれば、上述した記載から多様な修正および変形が可能である。例えば、説明された技術が説明された方法とは異なる順序で実行されたり、および/または説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態で結合または組み合わされたり、他の構成要素または均等物によって対置されたり置換されたとしても、適切な結果を達成することができる。
【0069】
したがって、異なる実施形態であっても、特許請求の範囲と均等なものであれば、添付される特許請求の範囲に属する。
【符号の説明】
【0070】
200:情報提供システム
211:実行部
212:提供部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11