(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
抵抗変化型ランダムアクセスメモリ(resistive random-access memory: RRAM(登録商標))は、不揮発性メモリの一種である。抵抗変化型ランダムアクセスメモリは、より大きな記憶能力とより高いアクセス速度を有するため、メモリの製造者は抵抗変化型ランダムアクセスメモリの開発に大きな関心を持ってきた。
【0003】
図1は、抵抗変化型ランダムアクセスメモリの構造を概略的に示している。
図1に示すように、抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100は、頂部電極102と、絶縁層104と、底部電極106とを含む。抵抗変化型ランダムアクセスメモリは、その製造後は初期状態にある。
【0004】
抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100の作動前には、フォーミング動作が行われ、頂部電極102と底部電極106とに第1の電圧差(例えば+3V)が印加される。例えば、頂部電極102には+3Vの電圧が与えられ、底部電極106には接地電圧が与えられる。フォーミング動作が行われている間に、絶縁層104の酸素空孔のクラスタが伝導フィラメント108を形成する。加えて、伝導フィラメント108は、頂部電極102及び底部電極106と接続される。伝導フィラメント108の形成後、フォーミング動作が完了する。その一方で、頂部電極102と底部電極106との間の領域は低い抵抗値を持つ(即ち、セット状態にある)。結果として、抵抗型ランダムアクセスメモリ100を正常に作動させることができる。
【0005】
さらに、セット状態からリセット状態(即ち、高い抵抗値)に切り替えるために、リセット動作が行われてもよい。リセット動作が行われている間は、第2の電圧差(例えば−3V)が頂部電極102と底部電極106とに印加される。例えば、頂部電極102には−3Vの電圧が与えられ、底部電極106には接地電圧が与えられる。リセット動作の完了後、絶縁層104内の伝導フィラメント108はレドックス工程で処理される。結果として、伝導フィラメント108は、もはや頂部電極102と底部電極106との間でつながっていない。その一方で、頂部電極102と底部電極106との間の領域は高い抵抗値を有している(即ち、リセット状態にある)。
【0006】
抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100がリセット状態にある場合は、抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100は、セット動作によってセット状態に切り替えられてよい。セット動作が行われている間は、第3の電圧差(例えば+3V)が頂部電極102と底部電極106とに印加される。例えば、頂部電極102には+3Vの電圧が与えられ、底部電極106には接地電圧が与えられる。セット動作が完了した後は、頂部電極102と底部電極106の間の領域は低い電圧値を有する(即ち、セット状態にある)。
【0007】
結果として、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100は、セット動作を通じてセット状態に、又はリセット動作を通じてリセット状態に、選択的にプログラムすることが可能である。言い換えれば、セット状態とリセット状態は、抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100の2つの記憶状態である。
【0008】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)が頂部電極102と底部電極106とに印加される。結果として、抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100によって生じる読み出し電流の大きさによって、抵抗変化型ランダムアクセスメモリ100の記憶状態(即ち、セット状態又はリセット状態)を把握することができる。
【0009】
図2は、従来型の抵抗変化型ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイを図示する概略回路図である。
図2に示すように、抵抗変化型ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイ200は複数のメモリセルを含む。複数のメモリセルはワード線WL0〜WL3、ビット線BL0〜BL3及びソース線SL0〜SL3と接続される。
【0010】
メモリセル210を例として取り上げる。メモリセル210は、選択トランジスタMと抵抗器Rとを含む。選択トランジスタMの選択端子はワード線WL0と接続されている。選択トランジスタMの第1の端子はビット線BL0と接続されている。抵抗器Rは、ソース線SL0と選択トランジスタMの第2の端子との間に接続されている。抵抗器Rは、
図1に図示の抵抗型ランダムアクセスメモリ100の構造を有している。
【0011】
一般に、メモリセルアレイ200は制御回路(不図示)と接続されている。制御回路は、選択メモリセルを決定するために、ワード線WL0〜WL3のうちの1つを作動させることができる。さらに制御回路は選択メモリセルに対し、フォーミング動作、プログラム動作又は読み出し動作を行ってもよい。
【0012】
例えば、ワード線WL0が作動し、メモリセル210が選択メモリセルとして決定されると、制御回路はメモリセル210においてフォーミング動作を行ってもよい。つまり、第1の電圧差(例えば+3V)をソース線SL0とビット線BL0に印加することで、抵抗器Rはセット状態になる。
【0013】
さらに、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル210に対してリセット動作を行ってもよい。つまり、第2の電圧差(例えば−3V)をソース線SL0とビット線BL0に印加することで、抵抗器Rはリセット状態になる。
【0014】
これに代えて、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル210に対してセット動作を行ってもよい。つまり、第3の電圧差(例えば+3V)をソース線SL0とビット線BL0に印加することで、抵抗器Rはセット状態になる。
【0015】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、制御回路は読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)をソース線SL0とビット線BL0に供給する。結果として、ビット線BL0を流れる読み出し電流の大きさにより、制御回路はメモリセル210の記憶状態(即ち、セット状態又はリセット状態)を把握することができる。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図3Aは、本発明の第1の実施形態に係る抵抗変化型ランダムアクセスメモリのメモリセルの構造を示す概略回路図である。
図3Aに示すように、メモリセル310は選択トランジスタmと、第1の抵抗器r1と、第2の抵抗器r2とを含む。選択トランジスタmはゲート端子gと、第1のソース/ドレイン端子ds1と、第2のソース/ドレイン端子ds2とを含む。ゲート端子gは選択端子selと接続されている。第1の抵抗器r1は第1の制御端子c1と第2のソース/ドレイン端子ds2との間と接続されている。第2の抵抗器r2は第2の制御端子c2と第2のソース/ドレイン端子ds2との間に接続されている。第1のソース/ドレイン端子ds1は第3の制御端子c3と接続されている。本実施形態においては、第1の抵抗器r1と第2の抵抗器r2は、抵抗変化型ランダムアクセスメモリの構造を有している。
【0027】
さらに、複数のメモリセル310は、3種類のメモリセルアレイとしてつなげることができる。これらのメモリセルアレイの詳細な構造は、以下で示される。
【0028】
図3Bは、
図3Aのメモリセルを備えた第1の例示的なメモリセルアレイを示す概略回路図である。
図3Bに示すように、メモリセルアレイ320のメモリセルは4×4のアレイに配置されている。さらに、メモリセルアレイ320は、ワード線WL0〜WL3、ビット線BL0〜BL3、第1のソース線ペア(SL0a、SL0b)、第2のソース線ペア(SL1a、SL1b)、第3のソース線ペア(SL2a、SL2b)、及び第4のソース線ペア(SL3a、SL3b)と接続される。
【0029】
メモリセル310aを例として取り上げる。メモリセル310aの選択端子はワード線WL0と接続されている。メモリセル310aの第3の制御端子はビット線BL0と接続されている。メモリセル310aの第1の制御端子と第2の制御端子はそれぞれ第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bと接続されている。他のメモリセル及び対応する線の間の接続関係は、メモリセル310a及び対応する線の間の接続関係に類似しており、ここでは重複して記載することはしない。
【0030】
メモリセルアレイ320は制御回路(不図示)と接続されている。制御回路は、選択メモリセルを決定するために、ワード線WL0〜WL3のうちの1つを作動させることができる。さらに、制御回路は選択メモリセルに対し、フォーミング動作、プログラム動作又は読み出し動作を行うことができる。
【0031】
例えば、ワード線WL0が作動し、セル310aが選択メモリセルと決定されたときは、制御回路はメモリセル310aに対してフォーミング動作を行ってもよい。例えば、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することによって、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態になる。
【0032】
本発明の実施形態によると、第1のバイアス電圧は、ソース線ペアに同時に供給されても、第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給されてもよい。例えば、接地電圧がビット線BL0に供給されている間に、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を、第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0033】
さらに、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル310aに対してリセット動作を行ってもよい。つまり、第2のバイアス電圧(例えば−3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がリセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第2のバイアス電圧(例えば−3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がリセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がリセット状態になる。
【0034】
これに代えて、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル310aに対してセット動作を行ってもよい。つまり、第3のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに印加し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第3のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0035】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)が第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに供給され、接地電圧がビット線BL0に供給される。結果として、第1の抵抗器r1はビット線BL0に対し第1の読み出し電流を生じさせ、第2の抵抗器r2はビット線BL0に対し第2の読み出し電流を生じさせる。結果として、重なりあった読み出し電流がビット線BL0に与えられる。重なりあった読み出し電流の大きさは第1の読み出し電流と第2の読み出し電流との和に等しい。重なりあった読み出し電流の大きさによって、制御回路はメモリセル310aの記憶状態(即ち、セット状態又はリセット状態)を把握することができる。
【0036】
明らかなことであるが、メモリセル310aの第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態にある場合には、メモリセル310aはビット線BL0に対して2つの読み出し電流を発する。つまり、重なりあった読み出し電流の大きさは大きくなる。重なりあった読み出し電流の大きくなった大きさにより、制御回路はメモリセル310aの記憶状態をより正確に判定できる。
【0037】
図3Cは、
図3Aのメモリセルを備えた第2の例示的なメモリセルアレイを示す概略回路図である。
図3Cに示すように、メモリセルアレイ330のメモリセルは4×4のアレイに配置されている。さらに、メモリセルアレイ330は、ワード線WL0〜WL3、ビット線BL0〜BL3、第1のソース線ペア(SL0a、SL0b)、第2のソース線ペア(SL1a、SL1b)、第3のソース線ペア(SL2a、SL2b)、及び第4のソース線ペア(SL3a、SL3b)と接続される。
【0038】
図3Bのメモリセルアレイ320と比較すると、メモリセルアレイ330の隣接する2つのソース線ペアは全て、共有されるソース線を有している。つまり、全ての隣接する2つのソース線ペアには、3本のソース線があるのみである。結果として、メモリセルアレイのレイアウト領域は効果的に減少する。
【0039】
メモリセル310b及びメモリセル310cを例として取り上げる。
図3Cに示すように、第1のソース線ペアは2本のソース線SL0a及びソース線SL0bを含み、第2のソース線ペアは2本のソース線SL1a及びソース線SL1bを含み、第3のソース線ペアは2本のソース線SL2a及びソース線SL2bを含み、第4のソース線ペアは2本のソース線SL3a及びソース線SL3bを含んでいる。第1のソース線ペアのソース線SL0bと第2のソース線ペアのソース線SL1bは互いにつながっており、この共有されるソース線は「SL0b/SL1b」と記される。つまり、ソース線SL0b/SL1bは、ソース線SL0b及びソース線SL1bの両方を示す。同様に、ソース線SL2b/SL3bは、ソース線SL2b及びソース線SL3bの両方を示す。
【0040】
メモリセル310bの選択端子はワード線WL0と接続されている。メモリセル310bの第3の制御端子はビット線BL0と接続されている。メモリセル310bの第1の制御端子はソース線SL0aと接続されている。メモリセル310bの第2の制御端子はソース線SL0b/SL1bと接続されている。メモリセル310cの選択端子はワード線WL1と接続されている。メモリセル310cの第3の制御端子はビット線BL0と接続されている。メモリセル310cの第1の制御端子はソース線SL1aと接続されている。メモリセル310cの第2の制御端子はソース線SL0b/SL1bと接続されている。
【0041】
メモリセルアレイ330は制御回路(不図示)と接続されている。制御回路は、選択メモリセルを決定するために、ワード線WL0〜WL3のうちの1つを作動させることができる。さらに制御回路は選択メモリセルに対し、フォーミング動作、プログラム動作又は読み出し動作を行うことができる。
【0042】
例えば、ワード線WL0が作動し、メモリセル310bが選択メモリセルとして決定されると、制御回路はメモリセル310bに対しフォーミング動作を行ってもよい。例えば、第1のバイアス電圧(例えば+3V)をソース線SL0a及びソース線SL0b(若しくはSL0b/SL1b)に供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方はセット状態になる。
【0043】
本発明の実施形態によると、第1のバイアス電圧は、ソース線ペアに同時に供給されても、第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0b/SL1bに逐次供給されてもよい。例えば、接地電圧がビット線BL0に供給されている間に、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0b/SL1bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0044】
さらに、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル310bに対してリセット動作を行ってもよい。つまり、第2のバイアス電圧(例えば−3V)をソース線SL0a及びソース線SL0b(若しくはSL0b/SL1b)に供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がリセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第2のバイアス電圧(例えば−3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0b/SL1bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がリセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がリセット状態になる。
【0045】
これに代えて、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル310bに対してセット動作を行ってもよい。つまり、第3のバイアス電圧(例えば+3V)をソース線SL0a及びソース線SL0b(若しくはSL0b/SL1b)に印加し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第3のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0b/SL1bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0046】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)がソース線SL0a及びソース線SL0b(若しくはSL0b/SL1b)に供給され、接地電圧がビット線BL0に供給される。結果として、第1の抵抗器r1はビット線BL0に対し第1の読み出し電流を生じさせ、第2の抵抗器r2はビット線BL0に対し第2の読み出し電流を生じさせる。結果として、重なりあった読み出し電流がビット線BL0に与えられる。重なりあった読み出し電流の大きさは第1の読み出し電流と第2の読み出し電流との和に等しい。重なりあった読み出し電流の大きさによって、制御回路はメモリセル310bの記憶状態(即ち、セット状態又はリセット状態)を把握することができる。
【0047】
同様に、ワード線WL1が作動し、メモリセル310cが選択メモリセルとして決定されると、制御回路はメモリセル310cに対しフォーミング動作を行ってもよい。例えば、第1のバイアス電圧(例えば+3V)をソース線SL1a及びソース線SL1b(若しくはSL0b/SL1b)に供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を第2のソース線ペアのソース線SL1a及びソース線SL0b/SL1bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0048】
さらに、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル310cに対してリセット動作を行ってもよい。つまり、第2のバイアス電圧(例えば−3V)をソース線SL1a及びソース線SL1b(若しくはSL0b/SL1b)に供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がリセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第2のバイアス電圧(例えば−3V)を第2のソース線ペアのソース線SL1a及びソース線SL0b/SL1bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がリセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がリセット状態になる。
【0049】
これに代えて、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル310cに対してセット動作を行ってもよい。つまり、第3のバイアス電圧(例えば+3V)をソース線SL1a及びソース線SL1b(若しくはSL0b/SL1b)に印加し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第3のバイアス電圧(例えば+3V)を第2のソース線ペアのソース線SL1a及びソース線SL0b/SL1bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0050】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)がソース線SL1a及びソース線SL1b(若しくはSL0b/SL1b)に供給され、接地電圧がビット線BL0に供給される。結果として、第1の抵抗器r1はビット線BL0に対し第1の読み出し電流を生じさせ、第2の抵抗器r2はビット線BL0に対し第2の読み出し電流を生じさせる。結果として、重なりあった読み出し電流がビット線BL0に与えられる。重なりあった読み出し電流の大きさは第1の読み出し電流と第2の読み出し電流との和に等しい。重なりあった読み出し電流の大きさによって、制御回路はメモリセル310cの記憶状態(即ち、セット状態又はリセット状態)を把握することができる。
【0051】
明らかなことであるが、メモリセル310a、310b又は310cの第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態にある場合にはビット線BL0に対して2つの読み出し電流が発せられる。つまり、重なりあった読み出し電流の大きさは大きくなる。重なりあった読み出し電流の大きくなった大きさにより、制御回路はメモリセルの記憶状態をより正確に判定できる。
【0052】
図3Bのメモリセルアレイ320及び
図3Cのメモリセルアレイ330においては、各メモリセルの第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2は、プログラムサイクルの際に同一の記憶状態へとプログラムされる。例えば、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態にあるか、或いは第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がリセット状態にある。さらに、メモリセルの記憶状態は、重なりあった読み出し電流の大きさにより把握される。
【0053】
図3Dは、
図3Aのメモリセルを備えた第3の例示的なメモリセルアレイを示す概略回路図である。
図3Dに示すように、メモリセルアレイ340のメモリセルは4×4のアレイに配置されている。さらに、メモリセルアレイ340は、ワード線WL0〜WL3、第1のビット線ペア(BL0a、BL0b)、第2のビット線ペア(BL1a、BL1b)、第3のビット線ペア(BL2a、BL2b)、第4のビット線ペア(BL3a、BL3b)、及びソース線SL0〜SL1と接続される。
【0054】
メモリセル310dを例として取り上げる。メモリセル310dの選択端子はワード線WL0と接続されている。メモリセル310dの第3の制御端子はソース線SL0と接続されている。メモリセル310dの第1の制御端子と第2の制御端子はそれぞれ第1のビット線ペアのビット線BL0a及びビット線BL0bと接続されている。他のメモリセル及び対応する線の間の接続関係は、メモリセル310d及び対応する線の間の接続関係に類似しており、ここでは重複して記載することはしない。
【0055】
本実施形態では、メモリセル310dは差動メモリセル(differential memory cell)である。結果として、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2は、プログラムサイクルの際に異なる記憶状態を有するようプログラムされる。例えば、プログラム動作によって、第1の抵抗器r1がセット状態にあり、第2の抵抗器r2がリセット状態にある場合には、メモリセル310dは第1の記憶状態を有する。一方で、プログラム動作によって、第1の抵抗器r1がリセット状態にあり、第2の抵抗器r2がセット状態にある場合には、メモリセル310dは第2の記憶状態を有する。
【0056】
メモリセルアレイ340は制御回路(不図示)と接続されている。制御回路は、選択メモリセルを決定するために、ワード線WL0〜WL3のうちの1つを作動させることができる。さらに制御回路は選択メモリセルに対し、フォーミング動作、プログラム動作又は読み出し動作を行うことができる。
【0057】
例えば、ワード線WL0が作動し、メモリセル310dが選択メモリセルとして決定されると、制御回路はメモリセル310dに対しフォーミング動作を行ってもよい。例えば、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のビット線ペアのビット線BL0a及びビット線BL0bに供給し、接地電圧をソース線SL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方はセット状態になる。
【0058】
本発明の実施形態によると、第1のバイアス電圧は、ビット線ペアに同時に供給されても、第1のビット線ペアのビット線BL0a及びビット線BL0bに逐次供給されてもよい。例えば、接地電圧がソース線SL0に供給されている間に、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のビット線ペアのビット線BL0a及びビット線BL0bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0059】
プログラムサイクルの際にメモリセル310dをプログラムして第1の記憶状態とするために、制御回路は第1の抵抗器r1に対してセット動作を行い、第2の抵抗器r2に対してリセット動作を行ってもよい。つまり、第3のバイアス電圧(例えば+3V)が第1のビット線ペアのビット線BL0aに供給され、第2のバイアス電圧(例えば−3V)が第1のビット線ペアのビット線BL0bに供給され、そして接地電圧がソース線SL0に供給される。結果として、第1の抵抗器r1がセット状態になり、第2の抵抗器r2がリセット状態になる。或いは、接地電圧がソース線SL0に供給されている間に、第1の抵抗器r1をセット状態にするために最初に第3のバイアス電圧(例えば+3V)がビット線BL0aに供給され、次に第2の抵抗器r2をリセット状態にするために第2のバイアス電圧(例えば−3V)がビット線BL0bに供給される。
【0060】
これに代えて、プログラムサイクルの際にメモリセル310dをプログラムして第2の記憶状態とするために、制御回路は第1の抵抗器r1に対してリセット動作を行い、第2の抵抗器r2に対してセット動作を行ってもよい。つまり、第2のバイアス電圧(例えば−3V)が第1のビット線ペアのビット線BL0aに供給され、第3のバイアス電圧(例えば+3V)が第1のビット線ペアのビット線BL0bに供給され、そして接地電圧がソース線SL0に供給される。結果として、第1の抵抗器r1がリセット状態になり、第2の抵抗器r2がセット状態になる。或いは、接地電圧がソース線SL0に供給されている間に、第1の抵抗器r1をリセット状態にするために最初に第2のバイアス電圧(例えば−3V)がビット線BL0aに供給され、次に第2の抵抗器r2をセット状態にするために第3のバイアス電圧(例えば+3V)がビット線BL0bに供給される。
【0061】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)がソース線SL0に供給され、接地電圧が第1のビット線ペアのビット線BL0a及びビット線BL0bに供給される。結果として、第1の抵抗器r1はビット線BL0aに対し第1の読み出し電流を生じさせ、第2の抵抗器r2はビット線BL0bに対し第2の読み出し電流を生じさせる。第1の読み出し電流と第2の読み出し電流とを比較することで、制御回路はメモリセル310dの記憶状態を把握する。例えば、第1の読み出し電流が第2の読み出し電流よりも大きければ、記憶セル310dは第1の記憶状態を有している。一方で、第1の読み出し電流が第2の読み出し電流よりも低ければ、記憶セル310dは第2の記憶状態を有している。
【0062】
図3Dのメモリセルアレイ340においては、プログラムサイクルの際に、各メモリセルの第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2は、異なる記憶状態を有するようにプログラムされる。読み出しサイクルの際に、第1の読み出し電流と第2の読み出し電流との比較結果によって、メモリセルの記憶状態が把握される。
【0063】
図4Aは、本発明の第2の実施形態に係る抵抗変化型ランダムアクセスメモリのメモリセルの構造を示す概略回路図である。
図4Aに示すように、メモリセル410は第1の選択トランジスタm1と、第2の選択トランジスタm2と、第1の抵抗器r1と、第2の抵抗器r2とを含む。第1の選択トランジスタm1のゲート端子と、第2の選択トランジスタm2のゲート端子とは、選択端子selと接続されている。第1の選択トランジスタm1の第1のソース/ドレイン端子と、第2の選択トランジスタm2の第1のソース/ドレイン端子とは互いに接続され、そして第3の端子c3と接続される。第1の選択トランジスタm1の第2のソース/ドレイン端子と、第2の選択トランジスタm2の第2のソース/ドレイン端子とは互いに接続される。第1の抵抗器r1は第1の制御端子c1と第1の選択トランジスタm1(及び第2の選択トランジスタm2)の第2のソース/ドレイン端子との間に接続されている。第2の抵抗器r2は第2の制御端子c2と第1の選択トランジスタm1(及び第2の選択トランジスタm2)の第2のソース/ドレイン端子との間に接続されている。本実施形態においては、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2は、抵抗変化型ランダムアクセスメモリの構造を有している。
【0064】
さらに、複数のメモリセル410は、数種類のメモリセルアレイとしてつなげることができる。これらのメモリセルアレイの詳細な構造は以下で説明される。
【0065】
図4Bは、
図4Aのメモリセルを備えた第1の例示的なメモリセルアレイを示す概略回路図である。
図4Bに示すように、メモリセルアレイ420のメモリセルは3×3のアレイに配置されている。さらに、メモリセルアレイ420は、ワード線WL0〜WL2、ビット線BL0〜BL2、及びソース線SL0〜SL02と接続される。
【0066】
メモリセル410aを例として取り上げる。メモリセル410aの選択端子はワード線WL0と接続されている。メモリセル410aの第3の制御端子はビット線BL0と接続されている。メモリセル410aの第1の制御端子と第2の制御端子の両方はソース線SL0と接続されている。他のメモリセル及び対応する線の間の接続関係は、メモリセル410a及び対応する線の間の接続関係に類似しており、ここでは重複して記載することはしない。
【0067】
メモリセルアレイ420は制御回路(不図示)と接続されている。制御回路は、選択メモリセルを決定するために、ワード線WL0〜WL2のうちの1つを作動させることができる。さらに、制御回路は選択メモリセルに対し、フォーミング動作、プログラム動作又は読み出し動作を行うことができる。
【0068】
例えば、ワード線WL0が作動し、メモリセル410aが選択メモリセルとして決定されると、制御回路はメモリセル410aに対してフォーミング動作を行ってもよい。例えば、第1のバイアス電圧(例えば+3V)をソース線SL0に供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、抵抗器r1と抵抗器r2の両方はセット状態になる。
【0069】
さらに、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル410aに対してリセット動作を行ってもよい。つまり、第2のバイアス電圧(例えば−3V)をソース線SL0に供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、抵抗器r1と抵抗器r2の両方はリセット状態になる。これに代えて、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル410aに対してセット動作を行ってもよい。つまり、第3のバイアス電圧(例えば+3V)をソース線SL0に印加し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、抵抗器r1と抵抗器r2の両方はセット状態になる。
【0070】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)がソース線SL0に供給され、接地電圧がビット線BL0に供給される。結果として、第1の抵抗器r1はビット線BL0に対し第1の読み出し電流を生じさせ、第2の抵抗器r2はビット線BL0に対し第2の読み出し電流を生じさせる。結果として、重なりあった読み出し電流がビット線BL0に与えられる。重なりあった読み出し電流の大きさは第1の読み出し電流と第2の読み出し電流との和に等しい。重なりあった読み出し電流の大きさによって、制御回路はメモリセル410aの記憶状態(即ち、セット状態又はリセット状態)を把握することができる。
【0071】
明らかなことであるが、メモリセル410aの第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態にある場合には、メモリセル410aはビット線BL0に対して2つの読み出し電流を発する。つまり、重なりあった読み出し電流の大きさは大きくなる。重なりあった読み出し電流の大きくなった大きさにより、制御回路はメモリセル410aの記憶状態をより正確に判定できる。
【0072】
図4Cは、
図4Aのメモリセルを備えた第2の例示的なメモリセルアレイを示す概略回路図である。
図4Dは、
図4Aのメモリセルを備えた第3の例示的なメモリセルアレイを示す概略回路図である。
図4Bのメモリセルアレイと比較して、
図4C及び
図4Dのメモリセルアレイでは、ワード線WL0〜WL2と、ビット線BL0〜BL2と、ソース線SL0〜SL02との配置は異なっている。
【0073】
図4Cのメモリセルアレイ430を参照してほしい。メモリセル410bの選択端子はワード線WL0と接続されている。メモリセル410bの第3の制御端子はビット線BL0と接続されている。メモリセル410bの第1の制御端子と第2の制御端子の両方はソース線SL0と接続されている。他のメモリセル及び対応する線の間の接続関係は、メモリセル410b及び対応する線の間の接続関係に類似しており、ここでは重複して記載することはしない。
【0074】
図4Dのメモリセルアレイ440を参照してほしい。メモリセル410cの選択端子はワード線WL0と接続されている。メモリセル410cの第3の制御端子はビット線BL0と接続されている。メモリセル410cの第1の制御端子と第2の制御端子の両方はソース線SL0と接続されている。他のメモリセル及び対応する線の間の接続関係は、メモリセル410c及び対応する線の間の接続関係に類似しており、ここでは重複して記載することはしない。
【0075】
図4Eは、
図4Aのメモリセルを備えた第4の例示的なメモリセルアレイを示す概略回路図である。
図4Eに示すように、メモリセルアレイ450のメモリセルは3×3のアレイに配置されている。さらに、メモリセルアレイ450は、ワード線WL0〜WL2、ビット線BL0〜BL1、第1のソース線ペア(SL0a、SL0b)、第2のソース線ペア(SL1a、SL1b)、及び第3のソース線ペア(SL2a、SL2b)と接続される。
【0076】
メモリセル410dを例として取り上げる。メモリセル410dの選択端子はワード線WL0と接続されている。メモリセル410dの第3の制御端子はビット線BL0と接続されている。メモリセル410dの第1の制御端子は第1のソース線ペアのソース線SL0aと接続されている。メモリセル410dの第2の制御端子は第1のソース線ペアのソース線SL0bと接続されている。他のメモリセル及び対応する線の間の接続関係は、メモリセル410d及び対応する線の間の接続関係に類似しており、ここでは重複して記載することはしない。
【0077】
メモリセルアレイ450は制御回路(不図示)と接続されている。制御回路は、選択メモリセルを決定するために、ワード線WL0〜WL2のうちの1つを作動させることができる。さらに制御回路は選択メモリセルに対し、フォーミング動作、プログラム動作又は読み出し動作を行うことができる。
【0078】
例えば、ワード線WL0が作動し、メモリセル410dが選択メモリセルと決定された場合、制御回路はメモリセル410dに対してフォーミング動作を行ってもよい。例えば、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することによって、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態になる。
【0079】
本発明の実施形態によると、第1のバイアス電圧は、ソース線ペアに同時に供給されても、第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給されてもよい。例えば、接地電圧がビット線BL0に供給されている間に、第1のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0080】
さらに、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル410dに対してリセット動作を行ってもよい。つまり、第2のバイアス電圧(例えば−3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに供給し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がリセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第2のバイアス電圧(例えば−3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がリセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がリセット状態になる。
【0081】
これに代えて、プログラムサイクルの際のプログラム動作に応じて、制御回路はメモリセル410dに対してセット動作を行ってもよい。つまり、第3のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに印加し、接地電圧をビット線BL0に供給することで、第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態になる。或いは、接地電圧をビット線BL0に供給している間に、第3のバイアス電圧(例えば+3V)を第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに逐次供給することで、まずは第1の抵抗器r1がセット状態になり、次に第2の抵抗器r2がセット状態になる。
【0082】
さらに、読み出しサイクルの際の読み出し動作に応じて、読み出し電圧(例えば0.1V〜0.5V)が第1のソース線ペアのソース線SL0a及びソース線SL0bに供給され、接地電圧がビット線BL0に供給される。結果として、第1の抵抗器r1はビット線BL0に対し第1の読み出し電流を生じさせ、第2の抵抗器r2はビット線BL0に対し第2の読み出し電流を生じさせる。結果として、重なりあった読み出し電流がビット線BL0に与えられる。重なりあった読み出し電流の大きさは第1の読み出し電流と第2の読み出し電流との和に等しい。重なりあった読み出し電流の大きさによって、制御回路はメモリセル410dの記憶状態(即ち、セット状態又はリセット状態)を把握することができる。
【0083】
明らかなことであるが、メモリセル410dの第1の抵抗器r1及び第2の抵抗器r2の両方がセット状態にある場合には、メモリセル410dはビット線BL0に対して2つの読み出し電流を発する。つまり、重なりあった読み出し電流の大きさは大きくなる。重なりあった読み出し電流の大きくなった大きさにより、制御回路はメモリセル410dの記憶状態をより正確に判定できる。
【0084】
上記の実施形態においては、フォーミング動作と、リセット動作と、セット動作と、読み出し動作とにおいて使用される、第1のバイアス電圧と、第2のバイアス電圧と、第3のバイアス電圧と、読み出し電圧との電圧値は、本明細書においては説明と記述のみを目的として与えられている。これらの電圧値は制限されてはいないことを記す。
【0085】
以上の記述により、本発明は抵抗型ランダムアクセスメモリのメモリセルアレイを提供する。メモリセルアレイは、少なくとも2つの抵抗型ランダムアクセスメモリと少なくとも1つのスイッチトランジスタとを含む。結果として、読み出しサイクルの際、メモリセルの記憶状態をより正確に判定できる。
【0086】
本発明は、現在最も実用的かつ好適な実施形態と考えられるものによって記述されているが、本発明は開示された実施形態に限定される必要はないと理解されるべきである。それとは逆に、添付の請求項の趣旨と範囲内に含まれる、種々の修正や類似の構成を包含することが意図されており、添付の請求項は、そのような修正と類似の構成全てを包含するように、最も広汎な解釈が与えられるべきである。