【実施例】
【0042】
式Iの化合物の調製
スキーム2.
【化7】
【0043】
Bの調製
【化8】
エタノール(170mL)中のA(19.5g、68.7mmol)および炭酸グアニジン(19.5g、41.23mmol)の懸濁液を、120℃で16時間加熱した。溶媒を減圧下で除去し、アセトニトリル中で再構成し(reconstitute)、ここで、粗生成物が沈殿し、それをろ過によって単離した。固体を、さらに精製せずに、次の工程にそのまま使用した。
1H NMR(300MHz、DMSO−d
6)δ ppm 2.35〜2.46(m,2H)、2.57〜2.65(m,2H)、3.04(s,2H)、3.60(s,2H)、6.28(br.s.,2H)、7.27(dt,J=8.7、4.5Hz、1H)、7.31〜7.36(m,4H)、10.74(br.s.,1H)
MS m/z:257[M+H
+]
【0044】
Cの調製
【化9】
オキシ塩化ホスホリル(POCl
3)(90mL)中のB(8.2g、32mmol)の溶液を、100℃で16時間加熱した。冷ました後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を、酢酸エチル(150mL)に溶解させ、飽和NaHCO
3水溶液(3×100mL)で洗浄した。有機層を組み合わせて、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、固体をろ過によって除去し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。固体を、さらに精製せずに、次の工程に使用した。
MS m/z:275[M+H
+]
【0045】
Dの調製
【化10】
ジオキサン(25mL)およびn−ブチルアミン(1.5mL、15.2mmol)中のC(2.78g、10.12mmol)の溶液を、120℃で16時間加熱した。室温に冷ました後、溶媒を減圧下で除去し、ジクロロメタンからジクロロメタン中5%のメタノールの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。
1H NMR(300MHz、クロロホルム−d)δ ppm 0.90〜1.01(m,3H)、1.28〜1.46(m,2H)、1.49〜1.64(m,2H)、2.70〜2.81(m,4H)、3.21(s,2H)、3.44(td,J=7.1、5.7Hz、2H)、3.74(s,2H)、4.47(br.s.,1H)、5.21〜5.46(m,2H)、7.30〜7.40(m,5H)
MS m/z:312[M+H
+]
【0046】
Eの調製
【化11】
THF(60mL)中のD(3g、9.63mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル(12.6g、57.8mmol)および4−N,N−ジメチルアミノピリジン(0.118g、0.1mmol)の溶液を、4時間にわたって80℃まで加熱した。反応物を室温に冷まし、溶媒を減圧下で除去した。ヘプタンから酢酸エチルの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。
MS m/z:612[M+H
+]
【0047】
Fの調製
【化12】
E(0.711g、1.16mmol)エタノール(6mL)の溶液に、0.2w/w当量のPd/C(10%、湿潤)(71mg)を加えた。フラスコを密閉し;大気を真空によって除去した。フラスコに、水素ガスで満たしたバルーンを取り付けた。混合物を、室温で16時間撹拌する。混合物を充填セライト上でろ過し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。ジクロロメタンからジクロロメタン中5%のメタノールの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。
1H NMR(300MHz、クロロホルム−d)δ ppm 0.90(t,J=7.4Hz、3H)、1.19〜1.36(m,2H)、1.41〜1.50(m,27H)、1.51〜1.58(m,2H)、1.64(s,2H)、2.91〜3.02(m,2H)、3.26(t,J=6.1Hz、2H)、3.71〜3.82(m,2H)、3.86(s,1H)
MS m/z:523[M+H
+]
【0048】
化合物1の調製
【化13】
ジクロロメタン(2mL)中の、F(100mg、0.191mmol)と、DMAP(2mg、0.0.19mmol)と、Et
3N(0.081mL、0.576mmol)との混合物に、0℃でシクロブタンカルボニルクロリド(25mg、0.21mmol)を加えた。混合物を室温に達するまで放置し、16時間撹拌した。HCl(1N、1mL)を加え、反応物をさらに30分間撹拌し、次に、NaHCO
3(飽和水溶液、10mL)を加えた。混合物を、酢酸エチル(3×10mL)で抽出し、組み合わされた有機層をMgSO
4上で乾燥させ、固体をろ過によって除去し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。ヘプタンから酢酸エチルの勾配を用いたシリカカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。最良の画分を合わせ、溶媒を、減圧下で除去したところ、化合物1が得られた。
MS m/z:304[M+H
+]
【0049】
実施例
式(I)(式中、AがNCOR
2である)の化合物を、スキーム3にしたがって調製した。
スキーム3.
【化14】
【0050】
Hの調製
【化15】
エタノール(5mL)中のG(0.5g、1.76mmol)および炭酸グアニジン(190mg、1.06mmol)の懸濁液を、16時間にわたって加熱還流させた。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物がアセトニトリル中に沈殿し、それをろ過によって単離した。固体を、さらに精製せずに、次の工程にそのまま使用した。
MS m/z:257[M+H
+]
【0051】
Iの調製
【化16】
オキシ塩化ホスホリル(POCl
3)(65mL)中のH(6g、23.4mmol)の溶液を、100℃で3時間加熱した。冷ました後、溶媒を減圧下で除去し、残渣を、酢酸エチル(150mL)に溶解させ、飽和NaHCO
3水溶液(3×100mL)で洗浄した。有機層を組み合わせて、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、固体をろ過によって除去し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。5%のメタノール中のジクロロメタンの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、粗固体を精製した。
MS m/z:275[M+H
+]
【0052】
Jの調製
【化17】
DMA(25mL)およびn−ブチルアミン(1.5mL、15.2mmol)中のI(2.78g、10.12mmol)の溶液を、120℃で16時間加熱した。室温に冷ました後、溶媒を減圧下で除去し、ジクロロメタンからジクロロメタン中3%のメタノールの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。
1H NMR(300MHz、クロロホルム−d)δ ppm 0.76〜0.87(m,3H)、1.16〜1.35(m,2H)、1.38〜1.71(m,2H)、2.00(quin,J=6.9Hz、2H)、2.64(td,J=7.4、2.4Hz、2H)、3.46(dd,J=11.4、2.6Hz、1H)、3.52(dd,J=5.1、2.2Hz、1H)、3.72(s,2H)、3.84(td,J=6.3、1.8Hz、1H)、4.06(d,J=2.7Hz、1H)、4.48(br.s.,2H)、4.89(d,J=8.7Hz、1H)、6.72〜6.80(m,2H)、7.02(d,J=8.7Hz、2H)、7.25(s,1H)
MS m/z:312[M+H
+]
【0053】
Kの調製
【化18】
THF(50mL)中のJ(3g、9.63mmol)、二炭酸ジ−tert−ブチル(12.6g、57.8mmol)および4−N,N−ジメチルアミノピリジン(0.118g、0.1mmol)の溶液を、4時間にわたって80℃まで加熱した。反応物を室温に冷まし、溶媒を減圧下で除去した。ヘプタンから酢酸エチルの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。
MS m/z:612[M+H
+]
【0054】
Lの調製
【化19】
K(0.711g.1.16mmol)エタノール(6mL)の溶液に、0.2w/w当量のPd/C(10%、湿潤)(0.071g)を加え、水素(バルーン)の雰囲気下で16時間撹拌した。混合物を充填セライト上でろ過し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。ヘプタンから酢酸エチルの勾配を用いたシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。
MS m/z:523[M+H
+]
【0055】
化合物2の調製
【化20】
L(100mg、0.191mmol)の溶液に、ジクロロメタン(3mL)中のEt
3N(58mg、0.58mmol)塩化ベンゾイル(30mg、0.211mmol)、およびDMAP(2mg、0.019mmol)を加え、次に、室温で16時間撹拌した。これに、NaHCO
3(飽和水溶液、10mL)を加え、混合物を、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせて、MgSO
4上で乾燥させ、固体をろ過によって除去し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。ジクロロメタンからジクロロメタン中5%のメタノールの勾配を用いたシリカカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。精製されたboc保護された生成物を、イソプロパノール中のHClの添加によって脱保護した。
【0056】
化合物3の調製
【化21】
DMF(3mL)中のL(90mg、0.173mmol)の溶液に、DIPEA(33mg、0.26mmol)、HBTU(72mg、0.19mmol)および1−メチル−2−ピロールカルボン酸(23mg、0.18mmol)を加え、室温で16時間撹拌した。これに、NaHCO
3(飽和水溶液、10mL)を加え、混合物を、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせて、乾燥させ(MgSO
4)、固体をろ過によって除去し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。ジクロロメタンからジクロロメタン中3%のメタノールの勾配を用いたシリカカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。精製されたboc保護された生成物を、イソプロパノール中のHClの添加によって脱保護した。
【0057】
化合物4の調製
【化22】
ジクロロメタン(2mL)中のL(110mg、0.2mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(60mg、0.6mmol)、DMAP(6mg、0.05mmol)およびシクロプロパンカルボニルクロリド(24mg、0.23mmol)を加え、混合物を室温で16時間撹拌した。これに、NaHCO
3(飽和水溶液、50mL)を加え、混合物を、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。有機層を組み合わせて、乾燥させ(MgSO
4)、固体をろ過によって除去し、ろ液の溶媒を減圧下で除去した。ヘプタンから酢酸エチルの勾配を用いたシリカカラムクロマトグラフィーによって、粗生成物を精製した。精製されたboc保護された生成物を、イソプロパノール中のHClの添加によって脱保護した。
【0058】
表1:式(I)の化合物
生成物を、上述した方法のうちの1つによって調製した。表I Aは、A=NCOR
2である化合物を表し、表I Bは、B=NCOR
4である化合物を表し、表I Cは、それぞれ両方の位置異性体化合物を含む。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】
【表5】
【0064】
【表6】
【0065】
【表7】
【0066】
【表8】
【0067】
【表9】
【0068】
【表10】
【0069】
【表11】
【0070】
【表12】
【0071】
【表13】
【0072】
【表14】
【0073】
【表15】
【0074】
分析方法
全ての化合物を、LC−MSによって特性評価した。以下のLC−MS方法を使用した:
【0075】
全ての分析を、デガッサを備えたバイナリポンプ、オートサンプラ、サーモスタットカラムコンパートメントおよびダイオードアレイ検出器からなるAgilent 1100シリーズの液体クロマトグラフィー(LC)システムに連結されたAgilent 1100シリーズのLC/MSD四重極を用いて行った。質量分析計(MS)を、正イオンモードでの大気圧エレクトロスプレーイオン化(API−ES)源を用いて操作した。キャピラリ電圧を3000Vに設定し、フラグメンタ電圧を70Vに設定し、四重極温度を100℃に維持した。乾燥ガス流量および温度値はそれぞれ、12.0L/分および350℃であった。35psigの圧力で、窒素を噴霧器ガスとして使用した。データ収集を、Agilent Chemstationソフトウェアを用いて行った。
【0076】
2.6mL/分の流量で、35℃でYMC pack ODS−AQ C18カラム(50mmの長さ×4.6mmの内径;3μmの粒子)において分析を行った。勾配溶離を、95%(水+0.1%のギ酸)/5%のアセトニトリルから5%(水+0.1%のギ酸)/95%のアセトニトリルへと4.80分間で行い、次に、最終的な移動相組成物を、さらに1.00分間保持した。標準的な注入量は2μLであった。収集範囲を、UV−PDA検出器では190〜400nmおよびMS検出器では100〜1400m/zに設定した。
【0077】
300MHzのUltrashield磁石を備えたBRUKER Avance III Spectrometerを用いて行われるNMR分析。
【0078】
生物学的アッセイの説明
TLR7およびTLR8活性の評価
化合物がヒトTLR7および/またはTLR8を活性化する能力を、TLR7またはTLR8発現ベクターおよびNFκB−lucレポーター構築物で一過的にトランスフェクトされたHEK293細胞を用いた細胞レポーターアッセイで評価した。一例として、TLR発現構築物は、それぞれの野生型配列またはTLRの2番目のロイシンリッチリピートの欠失を含む変異配列を発現する。このような変異TLRタンパク質は、アゴニスト活性化の影響をより受けやすいことが既に示されている(米国特許第7498409号明細書)。
【0079】
簡潔に述べると、HEK293細胞を、培養培地(10%のFCSおよび2mMのグルタミンが補充されたDMEM)中で成長させた。10cmの皿における細胞のトランスフェクションのために、細胞をトリプシン−EDTAで剥がし、CMV−TLR7またはTLR8プラスミド(750ng)と、NFκB−lucプラスミド(375ng)と、トランスフェクション試薬との混合物でトランスフェクトし、加湿した5%のCO2雰囲気中37℃で、一晩インキュベートした。次に、トランスフェクトされた細胞をトリプシン−EDTAで剥がし、PBS中で洗浄し、1.67×10
5個の細胞/mLの密度で培地に再懸濁させた。次に、30マイクロリットルの細胞を、4%のDMSO中の10μLの化合物が既に存在する、384ウェルプレートにおける各ウェル中に計量分配した。37℃、5%のCO2で6時間のインキュベーションの後、15μlのSteady Lite Plus基質(Perkin Elmer)を各ウェルに加えることによって、ルシフェラーゼ活性を測定し、ViewLux ultraHTSマイクロプレートイメージャー(Perkin Elmer)において読み取りを行った。4通りに行った測定から用量反応曲線を作成した。アッセイの標準偏差より少なくとも2倍高い効果を誘発する濃度として定義される最低有効濃度(LEC)値を、各化合物について求めた。
【0080】
384ウェルプレートにおいて、CMV−TLR7構築物のみ(1.67×10
5個の細胞/mL)でトランスフェクトされた、ウェル当たり30μLの細胞とともに同様の希釈系列の化合物を用いて、化合物の毒性を、並行して決定した。ウェル当たり15μLのATP lite(Perkin Elmer)を加え、ViewLux ultraHTSマイクロプレートイメージャー(Perkin Elmer)において読み取ることによって、37℃、5%のCO2で6時間のインキュベーションの後の細胞生存率を測定した。データをCC50として報告した。
【0081】
式(I)の化合物の生物学的活性。全ての化合物は、上述したHEK 293 TOXアッセイにおいて、24uMを超えるCC50を示した。
【0082】
表2.式(I)の化合物の生物学的活性
表II Aは、A=NCOR
2である化合物を表す一方、表II Bは、B=NCOR
4である化合物を表し、表II Cは、それぞれ両方の位置異性体化合物を含む。
【0083】
【表16】
【0084】
【表17】
【0085】
【表18】
【0086】
【表19】
【0087】
【表20】
【0088】
【表21】
【0089】
【表22】
本願は以下の発明に関するものである。
(1) 式(I)
【化23】
(式中、
Aが、任意の立体化学配置におけるCH2、NCOR2、CHR3およびCR3R3からなる群から選択され、
Bが、任意の立体化学配置におけるCH2、NCOR4、CHR3およびCR3R3からなる群から選択され、
ただし、AがNCOR2である場合、BはNCOR4ではなく、AおよびBの両方が、CH2、CHR3またはCR3R3から選択されるわけではなく、
Xが、任意の立体化学配置におけるCH2またはCHR5から選択され、
R1が、以下のもの:C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アミノ、ニトリル、アルコキシ、アルコキシ−(C1〜4)アルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、カルバメートまたはスルホンのうちの1つまたは複数で任意に置換されるC1〜8アルキルから選択され、
R2が、置換または非置換のC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され、これらのそれぞれが、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、C1〜6アルキル、ジ−(C1〜6)アルキルアミノ、C1〜6アルキルアミノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、複素環、アリール、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはニトリルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で任意に置換され、 R3が、水素、置換または非置換のC1〜6アルキル、アルコキシ、アルコキシ−(C1〜4)アルキル、C3〜7シクロアルキル、C4〜7複素環、芳香族、二環式複素環、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルから選択され、これらのそれぞれが、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、C1〜6アルキル、ジ−(C1〜6)アルキルアミノ、C1〜6アルキルアミノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、複素環、アリール、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはニトリルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で任意に置換され、
R4が、置換または非置換のC1〜7アルキル、アルコキシ、アルコキシ−(C1〜4)アルキル、アリールまたはC3〜7シクロアルキルから選択され、これらのそれぞれが、複素環、ニトリル、ヘテロアリールアルキルまたはヘテロアリールで任意に置換され、 R5が、芳香族、二環式複素環、アリール、ヘテロアリールから選択され、これらのそれぞれが、ハロゲン、ヒドロキシル、アミノ、C1〜6アルキル、ジ−(C1〜6)アルキルアミノ、C1〜6アルキルアミノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル、カルボン酸、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、複素環、アリール、アルケニル、アルキニル、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたはニトリルから独立して選択される1つまたは複数の置換基で任意に置換される)
の化合物またはその薬学的に許容できる塩、互変異性体、溶媒和物もしくは多形体。
(2) R1がブチルであり、A、B、およびXが上に規定されるとおりである、上記(1)に記載の式(I)の化合物。
(3) R1が、ヒドロキシルで置換されるC4〜8アルキルであり、A、B、およびXが上に規定されるとおりである、上記(1)に記載の式(I)の化合物。
(4) ヒドロキシルで置換されるC4〜8アルキルであるR1が、以下のもの
【化24】
のうちの1つである、上記(3)に記載の式(I)の化合物。
(5) XがCH2であり、AおよびBが上に規定されるとおりである、上記(1)に記載の式(I)の化合物。
(6) XがCH2であり、AがCH2であり、Bが上に規定されるとおりである、上記(1)に記載の式(I)の化合物。
(7) R2が、C1〜3アルキル、ヒドロキシル、アルコキシ、ニトリル、複素環、カルボン酸エステル、またはカルボン酸アミドでさらに置換され得る以下の例:
【化25】
のうちの1つである、上記(1)に記載の式(I)の化合物。
(8) 1つまたは複数の薬学的に許容できる賦形剤、希釈剤または担体とともに、上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩、互変異性体、溶媒和物もしくは多形体を含む医薬組成物。
(9) 薬剤として使用するための、上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩、互変異性体、溶媒和物もしくは多形体、または上記(8)に記載の医薬組成物。
(10) TLR7および/またはTLR8の調節が関与する疾患の治療に使用するための、上記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその薬学的に許容できる塩、互変異性体、溶媒和物もしくは多形体、または上記(8)に記載の医薬組成物。