【実施例】
【0037】
以下の例証的な実施例は、非限定的であることが意図される。
(例1)
ゼオライトの合成
【0038】
前述のElomariに対する2003年4月8日発行の米国特許第6,544,495号の実施例2に記載の通りに、ホウ素SSZ−57を作製した。その後、2%エアブリードした窒素フロー下の薄床(thin bed)中で、その材料を焼成した。温度傾斜プログラムは、1℃/分で120℃までとした。焼成は、その温度で2時間保持した後、前と同様な温度傾斜で540℃まで上昇させ、その温度で5時間保持した。この後に続く酸性アルミニウム処理においてイオン交換が行われるので、この段階ではイオン交換は必要ない。
【0039】
焼成したホウ素SSZ−57を、水性の硝酸アルミニウム溶液中95℃で、時間の長さを変えて加熱することにより、いくつかのバッチのAl−SSZ−57LPを調製した。一例では、1.0グラムのゼオライトを、0.25グラムの硝酸アルミニウム九水和物及び10ミリリットルの水にさらし、密閉瓶中で4日間加熱を行った。大細孔領域中にほんのわずかな活性な酸性触媒中心を有する材料を作成するのが望ましい場合は、短時間で反応を実行することにより、Alの少ない(したがって、SAR値がより高い)SSZ−57LPを生成することができる。
【0040】
構造体の一部ではない任意の硝酸アルミニウムを除去するため、サンプルを、0.01規定のHCl50mlで2回最初に洗浄し、仕上げる。次にそのサンプルを水で洗浄し、乾燥させた。その生成物のNMR分析結果は、アルミニウムがその格子中に配置されていることを確認するために、再度焼成することは必要がないことを示した。
【0041】
Al−SSZ−57LPゼオライト生成物を、粉末XRDにより分析した。上記の一例について得られたXRDパターンを
図1に示す。下記の表3に、焼成したモレキュラーシーブ生成物の粉末XRD線を示す。
【表3】
【0042】
前述のElomariに対する2003年4月8日発行の米国特許第6,544,495号の実施例5に記載の通りに、Al−SSZ−57を合成した。その材料を、上記の通りに焼成し、その後、米国特許第6,544,495号の実施例9に記載の通りの方法を用いて、H+型へと転化させた。
【0043】
Al−ZSM−11は、比率(SiO
2:Al
2O
3:SDA:NaOH:H
2O=1:0.03:0.20:0.10:30)の材料を加熱することにより作製し、160℃で6日間加熱した(SDAは、O.Terasakiらの文献(Chemstry of Materials vol8(1996年)463−468頁)に開示されている)。その材料を、上記の通りに焼成し、その後、米国特許第6,544,495号の実施例9に記載の通りの方法を用いて、H+型へと転化させた。
(例2)
拘束指数(Constraint Index)決定
【0044】
H
+型の各ゼオライトを3kpsiでペレット化し、粉砕し、20−40メッシュに造粒した。造粒した材料のうちの0.6gを試料とし、これを空気中540℃で4時間焼成し、乾燥を確実にするためにデシケーターで冷却した。その後、0.5gを、3/8インチのステンレス鋼管中に詰め、そのモレキュラーシーブ床の両側にアランダムを詰めた。リンドバーグ炉を用いてその反応管を加熱した。ヘリウムを10cc/分及び大気圧で反応管中に導入した。反応器を約316℃に加熱し、n−ヘキサン及び3−メチルペンタンの50/50フィードを8μl/分の速度で反応器中に導入した。フィードはブラウンリーポンプで送入した。10分のフィード導入後にGC(ガスクロマトグラフ)への直接採取を始めた。拘束指数(CI)値を、当該技術分野において既知である方法を用いてGCから計算した。
【0045】
拘束指数の結果を表4に示す。また、分解反応からのiso−C
4/normal−C
4生成物の、比較生成物の選択性も表4に示す。高いiso−C
4/normal−C
4の比は、大細孔選択性を示している。
【表4】
【0046】
示した通り、これらの結果は、酸性の硝酸アルミニウム溶液で処理されたSSZ−57の挙動が、低い拘束指数と高いiso/normal比のC
4生成物の価値を与えるという点で、その大細孔と密接に関連することを実証している。いかなる理論にも束縛されることを望むものではないが、直接合成によって作製したAl−SSZ−57は、その構造全体に分布するアルミニウムを有し、10−MR細孔及び12−MR細孔の両方の領域が、あたかも大細孔(large pores foul)としてのZSM−11の一部のように見える拘束指数に寄与するものであると考えられる。
(例3)
一元機能酸性ゼオライト上での1,3−ジエチルベンゼンの異性化及び不均化
【0047】
Al−ZSM−11と同様に、H
+型のAl−SSZ−57、Al−SSZ−57LP及びB−SSZ−57(上記の例1に記載した手順と同様の手順を用いて、焼成したB−SSZ−57と酢酸アンモニウムのイオン交換によって調製した)上での1,3−ジエチルベンゼンの気相異性化及び不均化を、流通式固定床反応器内において大気圧で実施して、10環細孔に対する12環細孔内に位置する活性サイトの、反応活性及び選択性に対する寄与を評価した。実験手順は、1,3−ジイソプロピルベンゼンの反応について記載したものと同様である(C.Y.Chen,S.I.Zones,A.W.Burton,S.A.Elomari及びS.Svelleらによる文献(Studies in Surface Science and Catalysis,
172(2007年)329−332頁,Proceedings of the Tokyo Conference on Advanced Catalytic Science and Technology(2006年))中の「Characterization of large and extra−large pore zeolites via isomerization and disproportionation of 1,3−diisopropylbenzene as a catalytic test reaction」を参照)。
【0048】
本例で試験したH
+型のゼオライトは、特に断りがなければ、例1で上述した通りに調製した。各触媒の実験に先立って、触媒(20−40メッシュ)を、20℃から400℃で3時間、150mL/分のN
2フロー中でその場で脱水した後、400℃で5時間保持した。その後、望ましくない分解又は副反応を最小限にしながら、1,3−ジエチルベンゼンの初期転化率が〜20%になるような温度として150℃を選択し、反応器を150℃の反応温度に冷却した。この初期のフィード転化率は、0.2mmol/hのフィード速度及び150mL/分のキャリアガス(N
2)速度を維持しながら、触媒量を0.11から1.75gに調整することにより、達成された。それゆえに、修正された滞留時間W
cat/F
13DEBは、460g・h/molと7565g・h/molの間で変化した(ここで、W
catは、400℃での脱水触媒のグラム重量を表し、F
13DEBは、単位mol/hのフィード速度を表す。)。触媒から生成物流への生成物の物質移動を向上し、望ましくない分解又は副反応を最小限にするために、反応中、150mL/分の高いN
2フロー速度が必要であった。
【0049】
酸触媒反応には典型的な、本研究で検討した1,3−ジエチルベンゼンの反応は、触媒の不活性化をいくつか伴っていた。それゆえに、本明細書において報告した全ての結果は、目標初期フィード転化率20%に到達するために用いられたW
cat/F
13DEBに応じて、稼働時間の初期反応時間の0.5−1.3時間で取得した。反応生成物は、60m長のZebron ZB−Waxキャピラリーカラムを備えたオンラインGCで、35分ごとに分析した。
【0050】
表5に、150℃での、上記の4つのゼオライト上での1,3ジエチルベンゼンの反応からの触媒実験の結果を示す。それらの触媒性能を以下に要約する。
(1)B−SSZ−57を使用した場合、1,3−ジエチルベンゼンの転化率は、150℃で、わずかに〜0.3mol%であり、修正された滞留時間W
cat/F
13DEBは7565g・h/molと長かった。反応温度が200℃及び250℃にそれぞれ上昇すると、転化率は1.2mol%及び3.4mol%にわずかに上がった(200℃及び250℃のデータは表5に示さず)。1,4−ジエチルベンゼン(14DEB)が実質的に唯一の生成物であった。1,2−ジエチルベンゼン(12DEB)、トリエチルベンゼン(TEBs)及びエチルベンゼン(EB)等の他の生成物は無視できるほど少なかった。B−SSZ−57の10環細孔及び12環細孔の両方に存在するボロンサイトは、十分に活性ではなく、150℃で、1,3−ジエチルベンゼンの異性化及び不均化を触媒しないように見える。
(2)Al−SSZ−57LPを、150℃で試験した場合、修正された滞留時間W
cat/F
13DEBは同じく7565g・h/molであり1,3−ジエチルベンゼンの転化率は、21.2mol%であった。この触媒活性は、12環細孔内に選択的に配置されたアルミニウムサイトに起因する。なぜなら、この試料では、ボロンサイトは10環細孔内にしか存在せず、上記のB−SSZ−57で示した通り、この試験反応では触媒的に不活性だからである。本試験で生成した生成物は、エチルベンゼンと同様に、1,4−ジエチルベンゼン及び1,2−ジエチルベンゼン、並びに1,2,4−トリエチルベンゼン及び1,3,5−トリエチルベンゼンであった。1,2−ジエチルベンゼンに対する1,4−ジエチルベンゼンの比が比較的低く(12.7)、かつトリエチルベンゼンに対するジエチルベンゼンの比が比較的低い(20.8)ことから、12環チャネルが、よりかさ高い生成物である1,2−ジエチルベンゼン及びトリエチルベンゼンを生成するための広い空間を提供していることが示唆される。
(3)例1の直接合成によって調製したAl−SSZ−57試料の場合、12環及び10環の両方の中にある触媒的に活性なアルミニウムサイトが反映して、20.9mol%の初期1,3−ジエチルベンゼン転化率が得られ、修正された滞留時間W
cat/F
13DEBは比較的低く970g・h/molが得られた。Al−SSZ−57LPと比較すると、1,2−ジエチルベンゼンに対する1,4−ジエチルベンゼンの比はより高く(20.9)、かつトリエチルベンゼンに対するジエチルベンゼンの比はより高い(107.4)。この結果から、空間がより少ない10環チャネルが、このケースでは反応選択性により寄与し、よりかさ高くない生成物(すなわち、1,4−ジエチルベンゼンvs.1,2−ジエチルベンゼン、及びジエチルベンゼンvs.トリエチルベンゼン)の生成を促進していることが示唆される。
(4)Al−ZSM−11を基準試料として調べた。Al−SSZ−57と比較すると、10環細孔しか含有しないAl−ZSM−11は、かさ高くない生成物の生成に圧倒的に有利である。その結果、Al−ZSM−11は、1,2−ジエチルベンゼンに対する1,4−ジエチルベンゼンの比が最も高く(41.2)、かつトリエチルベンゼンに対するジエチルベンゼンの比が最も高い(246.1)。
(5)1,2,3−トリエチルベンゼンの生成は検出されず、それはおそらくその生成が熱力学的に望ましくないのが主な理由であろう。これらの実験では、エチレン及びベンゼンは検出されず、このことから、本例で適用した条件下では、1,3−ジエチルベンゼン及びその生成物中でエチル基の脱アルキル化が起こらないことが明らかとなった。また、それは、エチルベンゼン自体で、又はエチルベンゼンと他の重い芳香族化合物との間で、二次的な不均化が生じないことを意味する。不均化がジエチルベンゼンの間でのみ起こる場合は、理論的には、トリエチルベンゼンに対するエチルベンゼンのモル比は、1.0に等しくならなければならない。トリエチルベンゼンに対するエチルベンゼンの比が高い(1.9−3.2)ことから、おそらくジエチルベンゼンとトリエチルベンゼンが互いに不均化して、エチルベンゼンやいくつかの重い芳香族化合物を生成し、その後者は触媒に吸着して生成物流中に検出されなかったことが示唆される。
【表5】
(例4)
二元機能ゼオライト触媒上でのn−ヘキサンの水素化異性化
【0051】
上記の通り調製したH+型のゼオライトを、室温で12時間、水性(NH
3)
4Pd(NO
3)
2溶液とイオン交換し、0.27wt%のPdを担持した。得られた触媒を、その後、空気中350℃で焼成した。Pd含有ゼオライトを、次いでペレット化し、粉砕し、篩にかけた。20−40メッシュ(0.35−0.71mm)の粒子を、触媒実験に使用した。
【0052】
反応を、流通式固定床反応器において純粋なn−ヘキサンをフィードとして用い、204℃から366℃(400−690°F)の範囲の温度、1480kPa(200psig)の圧力、1h
−1のLHSV(液空間速度)及び炭化水素に対するH
2のモル比を6:1として、行った。各触媒試験の反応に先立って、触媒を、水素中350℃及び1480kPaで3時間、その場で還元した。その後、反応器の温度を204℃に下げて、触媒実験を開始した。その後、温度を5.6℃(10°F)ずつ漸増して366℃まで上昇させることにより、反応を連続的に行った。反応生成物を、60m長のHP−1キャピラリーカラムを備えたオンラインGCで分析した。各GC分析には20分時間をとり、全てのC
1−C
6アルカンを十分に分離した。生成物中のシクロアルカン及びベンゼンの量は、無視できるほど少なかった。その他の詳細は、我々の先の刊行物に記載されている(C.Y.Chen,X.Ouyang,S.I.Zones,S.A.Banach,S.A.Elomari,T.M.Davis及びA.F.Ojoらによる文献(Journal Microporous and Mesoporous Materials,164(2012年)71−81頁中の「Characterization of shape selective properties of zeolites via hydroisomerization of n−hexane」を参照)。
【0053】
n−ヘキサンの水素化異性化を用いて、一連のPd/SSZ−57触媒及びPd/Al−ZSM−11を評価した。ジ分岐異性体(2,2−ジメチルブタン及び2,3−ジメチルブタン)に対するモノ分岐異性体(2−メチルペンタン及び3−メチルペンタン)の収量比、及び2,2−ジメチルブタンに対する2,3−ジメチルブタンの収量比は、これらのゼオライトの様々なチャネル系の形状選択的特性を特徴付けるためのツールを提供する。n−ヘキサンの転化率は、反応温度の上昇とともに増加する。低温では、水素化異性化が唯一の反応である。反応温度が上昇すると、水素化分解反応が始まり、その収率及び選択性が上がる。競合分解反応が発生すると、温度が上昇するにつれて、水素化異性化生成物の収率及び選択性が最初増加し、最大に進んだ後、減少する。水素化異性化は、最初、n−ヘキサンからモノ分岐異性体(2−メチルペンタン及び3−メチルペンタン)へと進行する。反応温度が上昇するにつれて、2−メチルペンタン及び3−メチルペンタンは、さらに2,2−ジメチルブタン及び2,3−ジメチルブタンへと異性化され、熱力学的平衡へと向かう。表6は、最大異性体収量で、n−ヘキサンの分岐異性体の分布を比較した表である。本例において試験した、触媒上での本反応からの触媒実験の結果を以下に要約する。
(1)ゼオライト構造全体にアルミニウムサイトを含有するPd/Al−SSZ−57を使用した場合、260℃及び1.0LHSVであって、76.3mol%の最大異性体収量で、ジ分岐異性体生成物に対するモノ分岐異性体生成物のモル比が13.1:86.9であり、一方、2,3−ジメチルブタンに対する2,2−ジメチルブタンのモル比は3.2:9.9である(表6参照)。後述するように、これらの選択性は、10環細孔及び12環細孔の両方に存在するアルミニウムサイトの触媒活性と関連することができる。
(2)Pd/Al−SSZ−57LPは、1.0LHSVで、75.1mol%の最大異性体収量を示すが、Pd/Al−SSZ−57の260℃に対して、かなり高い温度(327℃)を示す。この高い温度は、Al−SSZ−57LPの中に存在するアルミニウムサイトが、Al−SSZ−57に比べて少なくほとんど存在しないという事実を反映している。Pd/Al−SSZ−57と比較すると、Pd/Al−SSZ−57LPは、ジ分岐異性体生成物に対するモノ分岐異性体生成物のモル比が17.6:82.1であり、一方、2,3−ジメチルブタンに対する2,2−ジメチルブタンのモル比は8.0:9.6である。これらの結果は、12環細孔内に選択的に配置されたアルミニウムサイトに起因することができる。なぜなら、この試料では、ボロンサイトは10環細孔内にしか存在せず、Pd/B−SSZ−57を用いて後述するように、この試験反応では実質的には触媒的に不活性だからである。
(3)1.0LHSVにおいて、Pd/Al−SSZ−57LPは327℃で最大異性体収量に到達するが、一方、Pd/Al−SSZ−57は260℃で達する。典型的な1.0LHSVに対して、フィードのより長い滞留時間(すなわち、各0.5LHSV及び0.25LHSV)で、Pd/Al−SSZ−57LPを用い、2つの追加実験を行った。炭化水素に対するH
2の、同じモル比6:1を使用した。結果を表6に示す。フィードのLHSVが減少すると、最大異性体収量となる反応温度が低下した。0.5LHSV及び0.25LHSVの実験結果は両方とも、1.0LHSVで同じ触媒から得られる結果と同様な生成物選択性を示す。
(4)Pd/B−SSZ−57を、1.0LHSV及び230−366℃で試験した(データは表6に示さず)。Pd/Al−SSZ−57LP及びPd/Al−SSZ−57と比較した場合、それは基本的に不活性であった。例えば、300℃、327℃及び366℃でのn−ヘキサンの転化率は、それぞれ0.6mol%、2.8mol%及び8.8mol%にすぎなかった。対応する異性体収量は、0mol%、0.03mol%及び1.3mol%であり、あるとすれば2−メチルペンタン及び3−メチルペンタンが検出されたにすぎなかった。これらの結果は、Pd/Al−SSZ−57LPを用いて観察された触媒活性及び選択性が、12環細孔内に選択的に配置されたアルミニウムサイトと関連することを意味する。
(5)SSZ−57とZSM−11とは構造的に関連しているので、Pd/Al−ZSM−11を1.0LHSVで試験した。典型的な10環ゼオライトとして、ZSM−11は、271℃で、ジ分岐異性体生成物に対するモノ分岐異性体生成物のモル比が12.7:87.4と低く、2,3−ジメチルブタンに対する2,2−ジメチルブタンのモル比が2.2:10.5と低く、その最大異性体は63.5mol%である。これらの結果から、Al−SSZ−57LPは、12/10環ゼオライトの12環細孔中に特異的かつ選択的に作られた触媒サイトを有する触媒の例を提供することが示唆される。
【表6】
【0054】
示した通り、これらの結果は、酸性の硝酸アルミニウム溶液で処理されたSSZ−57の挙動が、低い拘束指数と高いiso/normal比のC
4生成物の価値を与えるという点で、その大細孔と密接に関連することを実証している。いかなる理論にも束縛されることを望むものではないが、直接合成によって作製したAl−SSZ−57は、その構造全体に分布するアルミニウムを有し、10−MR細孔及び12−MR細孔の両方の領域が、あたかも大細孔(large pores foul)としてのZSM−11の一部のように見える拘束指数に寄与するものであると考えられる。