特許第6283622号(P6283622)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6283622振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6283622
(24)【登録日】2018年2月2日
(45)【発行日】2018年2月21日
(54)【発明の名称】振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20180208BHJP
   A63F 13/24 20140101ALI20180208BHJP
   A63F 13/285 20140101ALI20180208BHJP
   G05G 5/03 20080401ALI20180208BHJP
   G05G 25/00 20060101ALI20180208BHJP
【FI】
   G06F3/01 560
   A63F13/24
   A63F13/285
   G05G5/03 B
   G05G25/00 C
【請求項の数】24
【外国語出願】
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2015-87121(P2015-87121)
(22)【出願日】2015年4月21日
(62)【分割の表示】特願2009-544090(P2009-544090)の分割
【原出願日】2007年12月27日
(65)【公開番号】特開2015-212940(P2015-212940A)
(43)【公開日】2015年11月26日
【審査請求日】2015年5月20日
【審判番号】不服2016-18542(P2016-18542/J1)
【審判請求日】2016年12月9日
(31)【優先権主張番号】60/877,333
(32)【優先日】2006年12月27日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500390995
【氏名又は名称】イマージョン コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】IMMERSION CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】レビン、 マイケル ディ.
【合議体】
【審判長】 新川 圭二
【審判官】 稲葉 和生
【審判官】 松田 岳士
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−29914(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/020304(WO,A2)
【文献】 特開2004−171157(JP,A)
【文献】 特開2004−259544(JP,A)
【文献】 特開2003−84901(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01,3/041,3/048
G05G5/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転ノブへのユーザ入力に関連する情報を含む第1の入力信号を受信する工程と、
タッチ感知式パッドへのユーザ入力に関連する情報を含む第2の入力信号を受信する工程と、
前記第1の入力信号及び第2の入力信号の1つ又は両方に部分的に基づいて仮想移動止めを決定する工程であって、前記仮想移動止めは、前記タッチ感知式パッド及び回転ノブにより制御されるシステムに関連づけられる工程と、
前記仮想移動止めに関連する振動触感信号を、前記仮想移動止めを出力するように構成されたアクチュエータに対して出力する工程と、
を有し、
前記システムが第1のシステムを有するときは、前記仮想移動止めは第1の仮想移動止めのテーマを有し、前記システムが第2のシステムを有するときは、前記仮想移動止めは第2の仮想移動止めのテーマを有し、前記第1の仮想移動止めのテーマは前記第2の仮想移動止めのテーマと異なり、
前記第1の仮想移動止めのテーマ及び前記第2の仮想移動止めのテーマは、前記システムがそれ以上操作されないことをシミュレートするハードストップ仮想移動止め、メニューシステムの最大又は再小閾値への接近をシミュレートする丘仮想移動止め、前記メニューシステムのカテゴリの種類に応じて異なる仮想移動止めを適用する合成仮想移動止め、前記回転ノブのホームポジションからの距離が遠くなるにつれ、その強度を増加することを示すスプリング仮想移動止め、前記回転ノブが閾値に達するまで生成され、それを越えると振動触感の力は、前記回転ノブの操作に反応して生成されない安定した仮想移動止め、並びに周期的に継続するサイン波、矩形波及び/又は三角波を含む周期的な仮想移動止めの中から選択される2つ以上の仮想移動止めの異なる組み合わせである、方法。
【請求項2】
請求項1の方法であって、
さらに、前記システムに関連するシステム信号を決定する工程を含み、
前記システム信号は、少なくとも部分的に前記第1及び第2の入力信号に基づき、
前記システム信号を決定する工程及び振動触感信号を出力する工程は実質的に同時に発生する方法。
【請求項3】
請求項1の方法であって、前記仮想移動止めを決定する工程は、さらに、少なくとも部分的に前記システムの状態に基づいて仮想移動止めを決定する方法。
【請求項4】
請求項1の方法であって、前記仮想移動止めは複数の仮想移動止めを有する方法。
【請求項5】
請求項1の方法であって、前記タッチ感知式パッドはタッチパッドを含む方法。
【請求項6】
請求項1の方法であって、前記タッチ感知式パッドはタッチスクリーンを有する方法。
【請求項7】
請求項6の方法であって、前記タッチスクリーンは、仮想回転ノブ又は仮想フェーダーの画像を有する方法。
【請求項8】
請求項6の方法であって、前記第1及び第2の入力信号に少なくとも部分的に基づいて、タッチスクリーンの画像を修正する方法。
【請求項9】
符号化されたプログラムコードを格納したコンピュータ読取可能媒体であって、前記プログラムコードは、
回転ノブに対するユーザ入力に関連した情報を含む第1の入力信号を受信するプログラムコードと、
タッチ感知式パッドに対するユーザ入力に関連する情報を含む第2の入力信号を受信するプログラムコードと、
前記第1及び第2の入力信号の1つ又は両方に部分的に基づいて仮想移動止めを決定するためのプログラムコードであって、前記仮想移動止めは、前記タッチ感知式パッド及び回転ノブに制御されるシステムに関連づけられるプログラムコードと、
前記仮想移動止めを出力するように構成されたアクチュエータに、前記仮想移動止めに関連する振動触感信号を出力するプログラムコードと
を含み、
前記システムが第1のシステムを有するときは、前記仮想移動止めは第1の仮想移動止めのテーマを有し、前記システムが第2のシステムを有するときは、前記仮想移動止めは第2の仮想移動止めのテーマを有し、前記第1の仮想移動止めのテーマは前記第2の仮想移動止めのテーマと異なり、
前記第1の仮想移動止めのテーマ及び前記第2の仮想移動止めのテーマは、前記システムがそれ以上操作されないことをシミュレートするハードストップ仮想移動止め、メニューシステムの最大又は再小閾値への接近をシミュレートする丘仮想移動止め、前記メニューシステムのカテゴリの種類に応じて異なる仮想移動止めを適用する合成仮想移動止め、前記回転ノブのホームポジションからの距離が遠くなるにつれ、その強度を増加することを示すスプリング仮想移動止め、前記回転ノブが閾値に達するまで生成され、それを越えると振動触感の力は、前記回転ノブの操作に反応して生成されない安定した仮想移動止め、並びに周期的に継続するサイン波、矩形波及び/又は三角波を含む周期的な仮想移動止めの中から選択される2つ以上の仮想移動止めの異なる組み合わせである、コンピュータ読取可能媒体。
【請求項10】
請求項9のコンピュータ読取可能媒体であって、
さらに、前記システムに関連するシステム信号を決定するためのプログラムコードを含み、
前記システム信号は、前記第1及び第2の入力信号に少なくとも部分的に基づいており、
前記システム信号を決定することと振動触感信号を出力することとは実質的に同時に発生する媒体。
【請求項11】
請求項9のコンピュータ読取可能媒体であって、前記仮想移動止めを決定することはさらに、前記システムの状態に少なくとも部分的に基づいて仮想移動止めを決定することを含む媒体。
【請求項12】
請求項9のコンピュータ読取可能媒体であって、前記仮想移動止めは、複数の仮想移動止めを含む媒体。
【請求項13】
請求項9のコンピュータ読取可能媒体であって、前記タッチ感知式パッドは、タッチパッドを含む媒体。
【請求項14】
請求項9のコンピュータ読取可能媒体であって、前記タッチ感知式パッドはタッチスクリーンを有する媒体。
【請求項15】
請求項14のコンピュータ読取可能媒体であって、前記タッチスクリーンは、仮想的回転ノブあるいは仮想的フェーダーの画像を含む媒体。
【請求項16】
請求項14のコンピュータ読取可能媒体であって、さらに、前記ユーザ入力に部分的に基づいてタッチスクリーンの画像を修正するプログラムコードを含む媒体。
【請求項17】
ユーザ入力を検出し、このユーザ入力に結びついた情報を含む第1の入力信号を伝送するように構成された回転ノブと、
ユーザ入力を検出し、このユーザ入力に結びついた情報を含む第2の入力信号を伝送するように構成されたタッチ感知式パッドと、
振動触感信号を受信し仮想移動止めを出力するように構成されたアクチュエータと、
前記回転ノブ及びタッチ感知式パッド及びアクチュエータと結合されたプロセッサであって、前記プロセッサは、
前記第1及び第2の入力信号を受信する動作と、
前記第1及び第2の入力信号の1つ又は両方に部分的に基づいて仮想的移動止めを決定する動作であって、前記仮想移動止めは、前記タッチ感知式パッド及び回転ノブに制御されるシステムに関連づけられている動作と、
前記仮想的移動止めに関連する振動触感信号を出力する動作とを実行するように構成され、
前記タッチ感知式パッド及び回転ノブに制御されるシステムが、第1のシステムを有するときは、前記仮想移動止めは第1の仮想移動止めのテーマを有し、前記タッチ感知式パッド及び回転ノブに制御されるシステムが、第2のシステムを有するときは、前記仮想移動止めは第2の仮想移動止めのテーマを有し、前記第1の仮想移動止めのテーマは前記第2の仮想移動止めのテーマと異なり、
前記第1の仮想移動止めのテーマ及び前記第2の仮想移動止めのテーマは、前記システムがそれ以上操作されないことをシミュレートするハードストップ仮想移動止め、メニューシステムの最大又は再小閾値への接近をシミュレートする丘仮想移動止め、前記メニューシステムのカテゴリの種類に応じて異なる仮想移動止めを適用する合成仮想移動止め、前記回転ノブのホームポジションからの距離が遠くなるにつれ、その強度を増加することを示すスプリング仮想移動止め、前記回転ノブが閾値に達するまで生成され、それを越えると振動触感の力は、前記回転ノブの操作に反応して生成されない安定した仮想移動止め、周期的に継続するサイン波、並びに矩形波及び/又は三角波を含む周期的な仮想移動止めの中から選択される2つ以上の仮想移動止めの異なる組み合わせである、システム。
【請求項18】
請求項17のシステムであって、
前記プロセッサはさらに、前記タッチ感知式パッド及び回転ノブに制御されるシステムに関連するシステム信号を決定するように構成され、
前記システム信号は、前記第1及び第2の入力信号に少なくとも部分的に基づいており、且つ前記システム信号を決定することと振動触感信号を決定することは実質的に同時に行われるシステム。
【請求項19】
請求項17のシステムであって、仮想移動止めを決定することはさらに、前記タッチ感知式パッド及び回転ノブに制御されるシステムの状態に少なくとも部分的に基づいて仮想的移動止めを決定することを含むシステム。
【請求項20】
請求項17のシステムであって、前記仮想的移動止めは、複数の仮想的移動止めを含むシステム。
【請求項21】
請求項17のシステムであって、前記タッチ感知式パッドはタッチパッドを含むシステム。
【請求項22】
請求項17のシステムであって、前記タッチ感知式パッドはタッチスクリーンを含むシステム。
【請求項23】
請求項22のシステムであって、前記タッチスクリーンは、仮想的回転ノブ又は仮想的フェーダーの画像を含むシステム。
【請求項24】
請求項22のシステムであって、前記プロセッサは、さらに、前記ユーザ入力に少なくとも部分的に基づいてタッチスクリーン上のイメージ画像を修正するように構成されているシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の記載)
本願は、2006年12月27日に出願された「振動触感フィードバックを用いた仮想移動止め機構」という名称の米国仮特許出願番号60/877,333の優先権を主張するものであり、その全ての記載は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、振動触感フィードバックに関し、より詳しくは振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を提供するための方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
従来の機械的なデバイス制御器は、スイッチ、つまみ、水準器、スライダ、フェーダなどを含む。過去において、そのような制御器は、本来、性質上、例えば、ラジオやオーディオアンプのような装置への電気入力信号を制御するためのポテンショメータに連結されたシャフトを調整するつまみ、自動車のファン制御器又はヒータ/エアコンディショニング制御器に連結されたシャフトを調整するつまみ、又は自動車の通気孔の開閉を制御するためのレバーなどの機械的なものであった。
【0004】
多くの従来の機械的な機能が電子に取って代わられたが、電子制御の操作はユーザにとってより直観的ではなくなった。例えば、クリック−ストップ又は「移動止め」、又はさもなければ、機械的抵抗感なしでは、従来の機械的制御装置用の電気的代用品から、従来の機械的制御装置と類似した操作の感覚を得ること、或いはそのような装置を効果的及び効率的に操作するのは難しい。機械的な移動止めのような、移動止めは、歯車又はシャフトの回転の抵抗をあてはめることができる。移動止めは、回転を離散的な増分に分割するために用いられたり、ある方向の回転を阻止するために用いられる。例えば、機械的な移動止めは鋸状の歯車及び小さな引力又は弾性作動のレバーから構成される。
【発明の概要】
【0005】
この明細書中に開示されている、本発明の具現化例は、振動触感フィードバックを用いた仮想移動止め機構を形成するための方法及び装置を提供する。
【0006】
本発明の一具現化例は、入力デバイスの操作に関連する情報を備える入力信号を受信するステップ及び入力デバイスへの仮想的な移動止めを含む振動触感効果をアクチュエータに生成させるように形成される振動触感信号を発生するステップとを備える。他の具現化例にあって、コンピュータ読み出し可能な媒体(例えば、ランダムアクセスメモリまたはコンピュータディスクのような)はそのような方法を実行するためのコードを備える。
【0007】
本発明の他の具点化例は、入力デバイス及び前記入力デバイスと通信をし、さらに前記入力デバイスの操作に関連する情報を含む入力信号を受信するために構成されるプロセッサを備える装置である。前記プロセッサは、さらに前記入力デバイスの少なくともある程度の操作に基づいた移動止め信号を発生するように構成される。前記装置は、さらに前記入力デバイスに連結されるアクチュエータを備える。前記アクチュエータは、前記プロセッサと通信し、さらに少なくともある程度の移動止め信号に基づいた仮想移動止めを備える振動触感効果を入力デバイスに供給するように構成される。
【0008】
本発明の具現化例のさらなる詳細は以下に記載される。
【0009】
発明のこれら及び他の特徴、局面、及び有利な点は、添付の図面を参照しながら以下の発明の詳細な説明を読むことによってより理解される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を提供するための第1のシステムを示すブロック図である。
図2】本発明の一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を提供するための第2のシステムを示すブロック図である。
図3】本発明の一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を提供するための第1の装置の外観図である。
図4】本発明の一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を提供するための第2の装置の外観図である。
図5】振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構のための第1の方法を示すフロー図である。
図6】振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構のための第2の方法を示すフロー図である。
図7】振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構のための第3の方法を示すフロー図である。
図8】振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構のための第4の方法を示すフロー図である。
図9A】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
図9B】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
図9C】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
図9D】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
図9E】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
図9F】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
図9G】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
図9H】本発明の様々な具現化例における仮想移動止めプロファイルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明に係る具現化例は、振動触感フィードバックによる仮想移動止めのための方法及びシステムを提供する。一つの実施例となる具現化例にあっては、回転式つまみ入力デバイスが回転される。センサは前記回転式つまみの回転を検出し、さらに入力信号をプロセッサに送信する。前記入力信号は、前記回転式つまみがどれほど回転されたのかというような、前記回転式つまみの前記回転に関する情報を含む。前記プロセッサは、少なくともある程度の入力信号に基づいてオーディオシステムを操作するかどうかを決定する。前記プロセッサは、前記回転式つまみを振動するためのアクチュエータを起動するように構成される信号を発生するかどうかを決定する。
【0012】
この具体例は、読み手を検討された全般的な主題へと導くために与えられる。本発明は、この具体例に限定されるものではない。以下、振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構の方法及びシステムの具体例が説明される。
【0013】
(付加機能付き触覚フィードバックの実例的なデバイス)
振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を提供するために構成されたデバイスの一つの実施形態にあって、携帯型ミュージックプレイヤがスピーカを介して音楽を再生するように構成され、さらにアクチュエータによるタッチパッド上の仮想移動止め機構を作り出す。そのような一つの具現化例にあって、携帯型ミュージックプレイヤはユーザの接触に基づいてプロセッサに入力信号を生成するように形成されるタッチパッドを備える。前記プロセッサは、前記入力信号を解析し、前記オーディオシステムを操作するか否かを決定し、さらに振動触感効果を発生すべきかどうかを決定する。プロセッサが振動触感効果を発生すべきと決定すると、プロセッサは信号を発生する。その信号は、前記アクチュエータに振動触感効果を仮想移動止めの形態にて前記タッチパッドに生成するために形成される。
【0014】
そのような実施の形態は、振動触感フィードバックによる機械的な移動止めをシミュレートするために有利に利用される。そのようなシミュレートされる機械的な移動止め、又は仮想移動止めは、ユーザに役立つフィードバックを提供する。例えば、仮想移動止めは、サウンドシステムのボリュームの変更が成功したことを示す。他の具体例としては、仮想移動止め機構がないことが、室温調整器が作動していないことを示したり、室温調整器が動作の最も高い閾値に達したことを示す。
【0015】
これらさらなる具体例は、本明細書にて説明される全般的な主題を読み手に紹介するために与えられる。本発明は、これらの具体例に制限されるものではない。以下のセクションは、振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を提供するためのシステム及び方法の様々な具現化例を説明する。
【0016】
(振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構の第1のシステムの具体例)
ここで、同じ番号がいくつかの図面にわたって同じ要素を示す図面を参照すると、図1は本発明の一具現化例の振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を設ける第1のシステムを示すブロック図である。この具現化例には、入力デバイス102、センサ104、プロセッサ106、アクチュエータ108、及び操作されるシステム110を備えるシステムが示されている。
【0017】
(入力デバイス及びセンサ)
本発明のいくつかのシステムは、入力デバイス102及びセンサ104を備えている。図1に示される入力デバイス102は、入力デバイス102が操作されたときに入力信号をプロセッサに供給するように構成されている。他のいくつかの具現化例にあって、センサ104は、センサ104が入力デバイス102の操作を検出すると、入力信号を発生することができる。
【0018】
入力デバイス102は、例えば、機械的入力デバイスである。機械的入力デバイスのいくつかの具体例は、エンコーダに連結される回転式つまみを備える。入力デバイス102のいくつかのエンコーダは、光学的エンコーダ又はポテンショメータである。他のいくつかの具現化例にあって、入力デバイス102は、非機械的入力デバイスであってもよい。たとえば、入力デバイス102は、例えばタッチパッドやタッチスクリーンのような接触式デバイスであってもよい。
【0019】
入力デバイス102は、センサ104と相互通信する。前記センサは、入力デバイス102の動きを検出する。センサ104は、回転式つまみの動きを検出するように、又は例えば位置、加速度、トルク、回転比或いは回転時間のような、入力デバイス102の操作の他のいくつかの局面を検出するように構成される。
【0020】
図1に示されるセンサ104は、スイッチ、抵抗センサ、容量センサ、赤外線センサ、或いは光学センサのような接触型センサを備える。代替的に、センサ104は、フィールド効果センサ又は近接センサのような非接触型センサを備え、さらに表面又は補助表面センサでもよい。
【0021】
(プロセッサ)
図1に示されるシステムは、プロセッサ106を備える。プロセッサ106は、入力デバイス102又はセンサ104からのいくつかの入力信号を受信し、かつアクチュエータ108へのいくつかの信号を生成するように構成される。前記信号は、アクチュエータ108に振動触感効果の生成を引き起こさせるように形成される。さらに、プロセッサは、操作されるシステム110に供給されるいくつかの信号を発生する。
【0022】
一具現化例にあって、専用のプロセッサ106はいくつかの入力信号を受信し、さらにいくつかの信号を生成する。図1に示されているのは一つのプロセッサであるが、前記システムは、複数のプロセッサを備えてもよい。前記プロセッサ106は、様々なタスクを実行するように構成される。例えば、プロセッサ106は、特定システム用の携帯電話プロセッサ上で実行される付加的なプログラムコードを備える。
【0023】
プロセッサ106は、いくつかの入力信号を受信するように構成される。いくらかの具現化例にあって、プロセッサ106は、入力デバイス102からのいくつかの入力信号を受信する。他のいくつかの具現化例にあっては、プロセッサ106は、センサ104からのいくつかの入力信号を受信する。図1に示される具現化例にあって、入力デバイス102、センサ104及びプロセッサ106は、直接有線デジタル結合を介して相互通信する。例えば、入力デバイス102、センサ104及びプロセッサ106は、ユニバーサルシリアルバス(USB)のような通信バスを介して相互通信する。他のいくつかの具現化例にあって、入力デバイス102、センサ104及びプロセッサ106の間の通信は、アナログ信号を介する、及び/又は無線である。例えば、センサ104は、プロセッサ106と通信するために、ブルーツゥース、無線USB又はワイファイ(Wi-Fi)を用いることができる。
【0024】
プロセッサ106は、一つ以上の信号を生成することもできる。例えば、プロセッサは、有効な入力信号を受信すると、信号を発生する。図1に示される具現化例にあって、入力デバイス102が操作されると、プロセッサ106は同時に又は操作後ただちに、信号を生成する。一具現化例にあって、プロセッサ106は、プロセッサ上のアプリケーションとして走るソフトウェアコードを処理し、さらに仮想移動止めを引き起こすように形成されるいくつかの信号を生成するためにソフトウェアコードのコンテキストにて入力信号を用いる。
【0025】
プロセッサ106は、移動止め信号のような信号をアクチュエータ108に発生する。移動止め信号は、入力デバイス102上の仮想移動止めの形態にて振動触感効果を生成するためにアクチュエータ108を駆動するように構成される。
【0026】
プロセッサ106は、特定の信号をアクチュエータ108に発生する。一具現化例にあって、前記信号は前記アクチュエータ108に特定のパラメータを伴って発生される。例えば、プロセッサは、アクチュエータ108に関する、アクチュエータの共振周波数、のようなパラメータを分析し、さらに少なくともある程度のパラメータに基づく信号を発生する。アクチュエータ108の他のいくつかのパラメータは、例えばさらに制限されることなく、アクチュエータの共振周波数、アクチュエータの最大ピークツウピーク振幅又は大きさ、又は最小アクチュエータ応答時間を含む。
【0027】
プロセッサ106は、メモリ(図1には示さず)に格納された移動止めプロファイルにアクセスすることによって信号を発生する。一具現化例にあって、プロセッサ106は、少なくともある程度の入力信号に基づいた特定の移動止めプロファイルにアクセスする。ある具現化例にあって、プロセッサ106は、複数のシミューレイトされる機械的な移動止めのどれを発生するのかを決定する。例えば、プロセッサ106は、入力信号を分析し、ハードストップが適切であることを決定する。さらに、プロセッサ106は、その後、メモリ内のハードストップ仮想移動止めプロファイルをアクセスし、そのハードストップ仮想移動止めプロファイルに基づいて移動止め信号を生成する。
【0028】
プロセッサ106は、操作される又は制御されるシステム110と通信する。いくつかの具現化例にあっては、プロセッサ106はシステム信号を生成するように形成される。前記システム信号は、操作されるシステム110に供給される。
【0029】
前記システム信号は、入力デバイスの少なくともある程度の操作に基づく。例えば、回転式つまみ形状の入力デバイス102は、ある連続した回転で回転される。プロセッサ106は、入力デバイス102の完全な回転を示す入力信号を受信し、システムのレベルを最大化すること又は最小化することによりシステム110を操作するためのシステム信号を生成する。
【0030】
図示されるデバイスは一つのプロセッサ106を備えるが、他のいくつかのデバイスは二つ以上のプロセッサを備える。プロセッサ106は、本発明の一つ以上の具現化例に組み込まれる他のいくつかのプロセッサと同様に、前記プロセッサ(図1には示されない)に結合されるランダムアクセスメモリ(RAM)のようなコンピュータ読み出し可能な媒体を備える。前記プロセッサは、振動触感又は他の触感効果を生成するための一つ以上のコンピュータプログラムを実行するようなメモリに格納されたコンピュータ実行可能プログラム命令を実行する。そのようなプロセッサは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)、及びステートマシンを備える。そのようなプロセッサは、PLDs、プログラマブルインタラプトコントローラ(PICs)、プログラマブルロジックデバイス(PLDs)、プログラマブルリードオンリイメモリ(PROMs)、電気的プログラマブルリードオンリイメモリ(EPROMs or EEPROMs)、又は他の類似デバイスのようなプログラマブル電気的デバイスをさらに備える。
【0031】
そのようなプロセッサは、コンピュータ読み取り可能な媒体を備えるか、或いは接続している。コンピュータ読み取り可能な媒体は、プロセッサによって実行されると、プロセッサによって取り出され、又は補助されるようなここに説明されるいくつかのステップをプロセッサに行わせる命令を格納している。コンピュータ読み取り可能な媒体の具体例は、制限されるものではないが、電気、光学、磁気又は他の記録媒体或いはプロセッサにコンピュータ読み取り可能な命令を提供するのを可能とする情報伝送デバイスである。他のいくつかの媒体の具体例は、制限されるものではないが、フレキシブルディスク、CD−ROM,磁気ディスク、メモリチップ、ROM,RAM,ASIC,コンピュータに適するように設定されたプロセッサ、全ての光学媒体、全ての磁気テープ又はあの磁気媒体、或いはコンピュータのプロセッサが読みだすことのできるいかなる他の媒体である。コンピュータ読み取り可能媒体の様々な他の形状は、ルータ、私的な又は公的なネットワーク、又は他の伝送デバイス又はチャンネルのように命令をコンピュータに送信或いは搬送する。説明されるプロセッサ、及びプロセッシングは、一つ以上の構成であり、さらに一つ以上の構成に分散されてもよい。プロセッサは、この明細書に説明される一つ以上の方法(又は方法の部分部分)を実行するためのコードを備える。前記命令は、例えば、アセンブリコード、C,C+,C++,ビジュアルベーシック、ジャバ、ペイソン、及びジャバスクリプトを含むいかなる適切なコンピュータ言語からの命令をも含む。
【0032】
(アクチュエータ)
図1に示されるシステムは、さらに一つ以上のアクチュエータ108を備える。各アクチェータ108は、プロセッサ106からの信号を受信するように構成され、さらに振動触感効果を仮想移動止めの形でユーザに提供する。アクチュエータ108は、振動触感フィードバックを提供するために入力デバイス102を振動する。
【0033】
アクチュエータ108は、プロセッサ106から受信した信号に基づいて振動触感フィードバックを提供する。例えば、アクチュエータ108は、プロセッサ106から移動止め信号を受信したのち振動を発生するように構成される。アクチュエータ108は、入力デバイスが操作されると概ね同時に入力デバイス102を振動できる。
【0034】
アクチュエータ108は、振動触感フィードバックにより機械的なフィードバックをシミュレートするように構成される。特に、いくつかの具現化例にあって、アクチュエータ108は、機械的移動止めのための従来の手段の必要性を不要として移動止めの知覚(すなわち、仮想移動止め)を提供するように構成される。例えば、アクチュエータ108は、スプリング、ブレーキまたはカムのような触感フィードバックが従来から提供されるさまざまな機械的部品に代わって用いられる。いくつかの具現化例にあっては、振動触感フィードバックは機械的クリックに代わるクリック効果を備える。他の具現化例にあっては、振動触感フィードバックは、クリック効果を備えずに、例えばスプリング効果又はバリア効果のような他の効果を備える。
【0035】
アクチュエータ108は、いろいろな異なる特徴の振動触感フィードバックを生成するように構成される。例えば、アクチュエータは、異なる周波数、振幅、又は波長にて振動触感フィードバックを生成するように構成される。第1の具現化例にあって、仮想移動止めは、単一のパルスによって生成されるシミュレートされるクリックを含む。第2の具現化例にあって、仮想移動止めは、ダブルのパルスによって生成されるクリック及びリリース効果を備える。図9は、様々な仮想移動止めプロファイルを示す。
【0036】
アクチュエータ108は、機械的なフィードバックとは対照的に、振動触感フィードバックを生成するように構成されるので、アクチュエータ108は仮想フィードバックを、タッチ感度のパッド、すなわちタッチパッド又はタッチスクリーンのような非機械的な入力デバイス102に提供する。
【0037】
アクチュエータ108は、様々なタイプの振動触感フィードバックを発生するように構成される。例えば、アクチュエータ108は、異なる仮想移動止めを生成するように構成される。振動触感フィードバックは、様々な方向に生成される。例えば、アクチュエータ108は、入力デバイスの動作に直交して入力デバイスを振動する。
【0038】
アクチュエータ108は、偏心回転重量(eccentric rotating mass;ERM)アクチェエータ、マルチファンクショナル(MFT)アクチュエータ、線形重量アクチュエータ、電磁アクチュエータ、モータ、ボイスコイル、空気圧又は水圧アクチュエータ、電子作動ポリマ、又は他の適切なアクチュエータを含む様々な異なるタイプの力を生成するデバイスのいずれかである。一具現化例にあって、アクチュエータ108は、同一又は異なるデザインの複数のアクチュエータを備える。例えば、一具現化例にあって、二つのアクチュエータが利用される。第1のアクチュエータは、高い振動周波数(例えば、400Hzよりも高い)を有する、振動触感を提供するように、又は他の触感効果を提供するように構成されるが、第2のアクチュエータは、低い振動周波数(例えば、400Hzよりも低い)を有する振動触感を提供するように、又は他の触感効果を提供するように構成される。
【0039】
本発明のいくつかの具現化例は、機械的なフィードバックに対抗して、振動触感フィードバックを生成するためのアクチュエータ108を用いているので、他のデバイスよりもより小さなアクチュエータが使用される。例えば、アクチュエータ108は、直径が10mmで、厚さ3.5mmの円形アクチュエータを備える。
【0040】
デバイスは、複数のアクチュエータを備えるので、アクチュエータ108の数はデバイスのサイズ及び重量に基づいている。例えば、アクチュエータ108は、システムの重力の100グラム毎に設けられる。一例では、300グラムのシステムは、3つのアクチュエータを備える。他の例では、300グラムの携帯電話は、単一ではあるがよりパワフルなアクチュエータを備える。
【0041】
一具現化例にあって、アクチュエータの数は、振動されるシステムの表面がなにかに基づく。例えば、携帯情報端末(PDA)が400グラムであり、ディスプレイのみ振動するとき、特に、ディスプレイがサスペンションシステムによって他のデバイスから孤立しているのであればシステムは一つのみのアクチュエータ108を備える。あるいは、もし振動触感フィードバックがPDA全体に提供されるのであれば、システムは二つ以上のアクチュエータを備える。
【0042】
複数のアクチュエータのそれぞれのアクチュエータ108は、入力デバイス102に振動触感フィードバックを生成するように形成される。一具現化例にあって、複数のアクチュエータのそれぞれによって生成される前記振動触感フィードバックは同期される。
【0043】
アクチュエータ108はタッチスクリーン(図1には示されない)のようなタッチ感知のディスプレイに取り付けられる。一具現化例にあって、アクチュエータ108は前記ディスプレイの真下に取り付けられるかあるいは前記ディスプレイの端部、又は前記ディスプレイの左右に取り付けられる。アクチュエータ108がディスプレイに取り付けられる具現化例にあって、ディスプレイは発泡体ガスケットのような特定の規格で生産された材料に浮遊されて取り付けられる。発泡体ガスケットにディスプレイを取り付けるのは、ディスプレイが単独で、或いはデバイス全体と異なる強度で振動するのを確実にする。
【0044】
一具現化例では、二つのアクチュエータがディスプレイの両側に取り付けられる。一具現化例では、両方のアクチュエータは同じ方向に面し、さらに同じ相である。一具現化例では、二つの側部取り付けアクチュエータがスクリーンを横方向に振動させる。側部取り付けアクチュエータは、スクリーンがその剛性の方向にて動かされるので、スクリーンにわたって同一の力を作り出す。
【0045】
一具現化例では、二つのアクチュエータは、ディスプレイの背後に取り付けられる。一具現化例では、ディスプレイの背後に取り付けられた両方のアクチュエータは、同一方向を向き、ディスプレイを繰り返し振動する。
【0046】
(操作されるシステム)
図1に示されるシステムは、操作されるシステム110を含む。操作されるシステム110の一つ以上は、プロセッサ106からのシステム信号をそれぞれ受信する。操作されるシステム110は、制限されるものではないが、ステレオシステム、ビデオシステム、クライメートシステム(例えば空気コンディショニング及び/又はヒーティング)、ナビゲーションシステム、自動推進システム、無線通信デバイス、セキュリティシステム、テレビジョン、ビデオゲームシステム、洗濯機又は乾燥機或いはオーブンなどのような電気的又は電気機械的制御が可能なシステムを含む。
【0047】
一具現化例にあって、操作されるシステム110は、照明システムのような単一のシステムを備える。他の具現化例にあって、操作されるシステムは、一つ以上の要素を含む複合システムを含む。例えば、操作されるシステム110は、ヒーティング及びクーリングシステムである。
【0048】
(振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構の第2のシステムの具体例)
図2は本発明の一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止め機構を設ける第2のシステムを示すブロック図である。この図示されている具現化例は、回転式エンコーダ202、センサ204、プロセッサ206、及び線形共振アクチュエータ208を備える。このシステムは、さらに、ビジュアルシステム210a、オーディオシステム210b、クライメートシステム210c、ディスプレイ212、スピーカ214及びメモリ216を備える。ビジュアルシステム210aの具体例は、ビデオゲームシステムである。オーディオシステム210bの具体例は、ステレオシステムである。クライメートシステム210cの具体例は、空気コンディショニング及びヒーティングシステムである。
【0049】
図2に示されるように、入力デバイスは回転式エンコーダ202でもよい。センサ204は、回転式エンコーダ202及びプロセッサ206と相互に通信する。回転式エンコーダ202が操作されるとき、センサ204は操作に関する入力信号を生成し、その入力信号をプロセッサ206に送信する。
【0050】
プロセッサ206が入力信号をいったん受け取ると、プロセッサ206は仮想信号及び/又はシステム信号を生成するのか否かを決定する。例えば、入力信号がつまみの5度角以上の移動回転を示すと、プロセッサ206はシステム信号及び仮想信号を生成する。
【0051】
プロセッサ206は、線形共振アクチュエータ208と相互通信する。プロセッサ206は、回転式エンコーダ206の操作に関する情報を含む入力信号を受信し、さらに回転式エンコーダ202に振動触感効果を生成するために線形共振アクチュエータ208を駆動するように形成される信号を生成する。振動触感効果は、模擬的な機械的移動止めを含む。
【0052】
図2に示されるように、プロセッサ206は、ビデオシステム210a、ステレオシステム210b、及びクライメートシステム210cという3つのシステムと相互通信する。プロセッサはディスプレイ212及びスピーカ214とも相互通信する。プロセッサは、ディスプレイ212の変化、スピーカ214を介しての再生音、及び回転式エンコーダ202の振動触感フィードバックと同期する。
【0053】
他のいくつかの具現化例にあって、入力デバイスは、タッチパッドのような異なるデバイスを含む。タッチパッド(図示せず)はセンサ204と通信する。センサ204はタッチパッド上の動きを検出するように構成される。
【0054】
センサ204は、入力信号を直接プロセッサ206に送信する。具体例にあって、センサ204は、回転式エンコーダが2度よりも回転されると、入力信号をプロセッサ206に送る。
【0055】
プロセッサ206は制御される一つ又は複数のシステムと通信する。プロセッサ206は、メニュー構造のグラフィカル表示を示すようにディスプレイ212を駆動する。プロセッサ206は、振動触感フィードバックを、ディスプレイ212の変更又はステレオシステム210b上の再生音のような他のイベントに同期させる。一具現化例にあって、メニューシステムのナビゲーションがディスプレイ212に示されるとき、入力デバイスはメニュー上の各アイテムが横切られるときに振動する。
【0056】
プロセッサ206は、生成する固有の移動止め信号を決定するように構成される。移動止め信号は、アクティブに操作されるシステムに少なくともある程度基づいている。例えば、ビデオシステム210aが操作されると、プロセッサ206は、例えばクリック効果のような、一つのタイプの移動止め信号を生成する。そのほか、ステレオシステム210bが操作されると、プロセッサ206は、ハードストップ仮想移動止めのような第2のタイプの移動止め信号を生成する。
【0057】
図2に示されるように、プロセッサ206は、メモリ216を備える。メモリ216は、高速キャッシュメモリであり、仮想移動止めプロファイルのような振動触感フィードバック効果を記憶するように構成される。一具現化例にあって、プロセッサはどのようなタイプの振動触感効果を発生させるのかを決定した後に、メモリ216に記憶されている一つの効果プロファイルにアクセスできる。
【0058】
仮想移動止めのような振動触感効果の初期設定ライブラリがメモリ216に格納されている。たとえば、プロセッサはメモリ216内に図9に示される各仮想移動止めプロファイルを格納している。このプロファイルは、コンピュータコードの形をとっている。一具現化例にあって、プロセッサは前もってメモリ216に格納されていたものだけではなく、様々なタイプの振動触感効果をプログラムする。例えば、システムの各ユーザは、メモリ216に格納する個々の振動触感効果を制作するかもしれない。第2の具現化例にあって、プロセッサ106は、制作者によってプログラムされた振動触感効果のみを格納する。一具現化例にあって、アクチュエータの特徴がメモリ216に格納される。例えば、システムのアクチュエータの周波数応答がメモリ216に格納される。
【0059】
(振動触感フィードバックによる仮想移動止め)
図3は、本発明の一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止めを提供する第1のデバイスの説明図である。本発明の様々な具現化例が機械的なフィードバックのないデバイスに用いられる。他のいくつかの具現化例にあって、本発明は機械的なフィードバックを補助するために用いられる。
【0060】
図3のデバイスは、本体302、グラフィカルユーザインターフェースディスプレイ304、及び環状タッチパッド306を持つ携帯型ミュージックプレーヤである。図3に示されるタッチパッド306は環状であるが、他の具現化例にあって、タッチパッド306は線形、長方形、又は他の形状でもよい。図3に示されるように、入力デバイス306は、ディスプレイ304と互いに通信している。一例では、入力デバイス306は、ディスプレイ304上に示されるメニューシステムを案内するために構成される。他の具現化例にあって、入力デバイス306はディスプレイ304とは相互通信しない。
【0061】
図3に示された具現化例は、携帯型ミュージックプレーヤであるが、他の具現化例はパーソナルディジタルアシスタント(PDA),携帯型ビデオプレーヤ、携帯型ゲームシステム、又は携帯型ナビゲーションデバイスのような他のデバイスでもよい。他のいくつかの例は、テレビジョン、オーブン、又は照明システムのような他の電気的デバイス又は装置を含む。
【0062】
ユーザは環状タッチパッド306を起動することにより携帯ミュージックプレーヤと対話するように操作することができる。例えば、ユーザは、指で環状タッチパッド306を時計周り或いは反時計周りにドラッグすることで、グラフィカルユーザインターフェース304上に表示されるメニューを選択する。
【0063】
アクチュエータ(図3には示さず)は、タッチパッドに結合されている。ユーザが環状タッチパッド306を操作すると、仮想移動止めとしての振動触感フィードバックはアクチュエータがタッチパッドを振動するときユーザに提供される。振動触感フィードバックは、メニューの選択、レベルのコントロール(ボリューム、低音、高音、バランスなどのような)、及びリストのナビゲーションなどを手伝う。
【0064】
振動触感フィードバックは、プログラムに組めるし、さらに可変であるので、同一の入力デバイス上の異なるタイプの振動触感フィードバックの提供は、付加拡張機能付きインターフェースを提供することになる。振動触感フィードバックは、メニューの選択、レベルのコントロール(ボリューム、バス、高音、バランス、等)、及びリストのナビゲーションを援助する。
【0065】
振動触感フィードバックは、入力の有効性に基づいている。一具体例にあって、振動触感フィードバックはコントロールが有効で、許容範囲内のときのように、有効な入力が受信されるときに、提供される。制御される機能が最大又は最小であるか又は近づいたとき、振動触感フィードバックは動かなくなり、行われたコントロールはシステムの有効範囲外であるという情報を提供する。同様に、システムがアクティブでないか、パワーオンとされてないと、振動触感フィードバックの欠如がユーザにシステムノンアクティブ又はパワーオフを知らせる。
【0066】
振動触感フィードバックの周波数及び強度は、付加機能付きインターフェースを提供するために変動される。一具現化例にあって、振動触感フィードバックのタイプは、ユーザによって選択されるコンテンツに少なくともある程度基づいている。
【0067】
一具現化例にあって、振動触感フィードバックの周波数及び強度は、ユーザにコントロールの様々なレベルを知らせる。より強い仮想移動止めは、より小さな決定を示す弱い仮想移動止めに比較してより大きな決定を示す。振動触感フィードバックの高低強度は、リストの分割を示す(すなわち、文字による言葉の区切り、又は10の倍数毎の数)。振動触感フィードバックの高低強度は、ある範囲内の一つ以上のポイントも示す、例えば、中心位置は平衡なコントロールであることを示す。振動触感周波数は、タッチアクティブ面を横切る又はリストの要素番号を横切るユーザの指のナビゲーション速度を示す。
【0068】
一具現化例にあって、入力デバイスによって操作される各システムは、振動触感フィードバックのタイプ又はプロファイルに関係する。例えば、アクチュエータは、オーディオシステムが入力デバイスによってコントロールされるとき、一定の強度で入力デバイスを振動し、さらに気温システムがコントロールされるときには断続的な強度で振動する。
【0069】
一具現化例にあって、振動触感効果の組み合わせは、振動触感テーマとして関連づけられる。振動触感テーマは個々の機能又はシステムに対応する。ひとつのテーマは、変更されるシステム又は到達されるしきい値用の模擬的な機械フィードバックを示すために複数の単一のクリック及び複数のダブルクリックの組み合わせを備える。他のテーマは、コントラスト、ハードストップ仮想移動止め効果を伴う低強度振動の組み合わせを備える。第1のテーマは、クライメートシステムのような一つのシステムに割り当てられるが、第2のテーマは、ステレオシステムのような第2のシステムに割り当てられる。
【0070】
図4は、本発明の一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止めを提供するための第2のデバイスの説明図である。図4のデバイスは、機械的なデバイス、具体的には回転式つまみ400を備える。図4に示される具現化例は、回転式つまみ400を備えるが、他のいくつかの具現化例は他の入力デバイスを備えてもよい。いくつかの他の具現化例にあって、入力デバイスは線形又は回転式エンコーダ、ポテンショメータ、又はフェーダを備える。あるいは、他のいくつかの具現化例は、タッチ感知式パッド又はタッチ感知式スクリーンのような非機械的入力デバイスを備える。
【0071】
回転式つまみ400は、つまみを介して延びている軸周りに自由回転度にて回転するように構成されている。いくつかの具現化例にあって、回転式つまみは、回転軸に直交する平面内で或いは回転軸に沿って動くように構成される。回転式つまみ400は、取付面402に連結される。取付面は、コントロールパネル、ダッシュボード、カーコンソール、マウス、ジョイスティック、産業用機器、医療用機器、又はコンスーマ用電気機器上にある。
【0072】
ユーザはつまみを時計周り又は反時計周り方向に回転することで回転式つまみ400とやりとりする。一つ以上のアクチュエータ406は、回転式つまみ400に振動触感フィードバックを生成するために連結されている。つまみが回転されると、振動触感フィードバックが仮想移動止め形態で生成される。例えば、つまみが回転されると、ハードストップのような効果がつまみを振動することで生成される。
【0073】
回転式つまみ400は、センサ408に連結されている。センサ408は回転式つまみ400の動きを検出し、データをプロセッサ106に送信する。軸404は、アクチュエータ406及びセンサ408を回転式つまみ400に結合する。
【0074】
図4に示されるように、回転式つまみ400は全体的に円筒状物体である。仮想移動止めを提供するための他のいくつかのデバイスは、制限されるものではないが、円すい形状、球形状、楕円形状、立体形状などを含む様々なデザインを有する。回転式つまみ400は、その表面に、制限されるものではないが、バンプ、ライン、溝、握りの他のタイプ、又はデバイス表面から延びる部材などを含む一つ以上のテクスチャを有する。そのような形状及びテクスチャは、ユーザに容易につまみをつかませ、或いは接触させ、さらにつまみを回転させる。
【0075】
回転式つまみ400は、システムを操作するために構成される。例えば、回転式つまみ400は、ステレオ受信機に配置され、ステレオの音量を操作するために構成される。一具現化例にあって、回転式つまみ400は、車の気温システム、ナビゲーションシステム、及び/又は通信システムのような複数のシステムを操作する。例えば、ユーザは車両の気温システムを操作するためにつまみを第1の高さに引っ張ることができる。異なるシステムを操作するため、ユーザは、異なる高さにつまみを押し下げてもよい。他の具現化例にあって、ユーザは回転式つまみ400又は他の操作によって導かれるメニューシステムを通して操作されるシステムを選択する。
【0076】
(振動触感フィードバックによる仮想移動止めのための方法の具体例)
図5は、本発明に係る一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止めを提供するための第1の方法を示すフロー図である。ステップ502にて、入力デバイスの操作にすくなくともある程度基づいた入力信号を生成する。ステップ502にて、プロセッサ106は、入力デバイス102の操作に関連する情報を含む入力信号を受信する。ステップ504にて、プロセッサ106は、入力デバイス102に振動触感効果を作り出すためにアクチュエータを駆動するために形成される信号を生成する。振動触感効果は、模擬的な機械的移動止めを含む。
【0077】
プロセッサ106は、無線または有線接続を介して、デジタル信号又はアナログ信号のような信号を受信及び生成する。入力信号は、入力デバイス102の操作に関する情報を備える。例えば、前記情報は、前記入力デバイスの操作に関する前記情報は、例えば、入力デバイスの位置の変更に関する情報を含む、位置のデータである。他の例にあって、入力信号は、入力デバイスの位置の変更はもちろん入力デバイスの位置の変更の速度に関する情報も備える。さらに他の具体例として、入力信号は、回転式タッチパッドが接触される速度に加えて、回転式タッチパッドへの継続的なユーザの接触方向に関する情報を含む。
【0078】
ステップ504にて、信号はプロセッサにより生成される。前記信号は、入力デバイスへの振動触感効果を作り出すためにアクチュエータを駆動するように形成される。振動触感効果は、シミュレートされる機械的移動止めを備え、移動止め信号に少なくともある程度基づいている。前記信号は、アクチュエータによって生成される固有の仮想移動止めに関する情報を備える。
【0079】
前記信号は少なくともある程度入力信号に基づいている。例えば、入力信号が入力デバイスの素早い操作を示すのであれば、移動止め信号は高い周波数の振動触感効果を含む。前記信号は、少なくともある程度は操作されるシステムに基づいている。一具現化例にあって、システムがオフならば信号は生成されない。他の具現化例にあって、システムがオフでも、ハードストップを作り出すように形成された信号のみが生成される。
【0080】
一具現化例にあって、信号はシステムが最大又は最小の閾値に達したかに基づいている。例えば、ステレオシステムが最も高いボリュームレベルに達すると、信号はハードストップ仮想移動止めを作り出すように形成される。あるいは、制御されるシステムが閾値に達すると信号が生成されない。他の具体例にあって、ステレオシステムが最も高い又は最も低いボリュームレベルに達すると、クリック効果の仮想移動止めを作り出すために形成される信号が生成される。
【0081】
プロセッサ106によって生成される信号は、システム110の変更と同期する。例えば、移動止め信号は、ディスプレイ、オーディオレベル又は周波数、又は電気機械システムの操作の変更と同時に振動触感効果が引き起こされるように形成される。前記移動止め信号は、フィードバックの他のタイプと同期してもよい。例えば、移動止め信号に応答するアクチュエータによって生成される振動触感フィードバックは、音響式のクリック又はノイズによって付随して起こされる。
【0082】
図6は、本発明に係る一具現化例における振動触感フィードバックによる仮想移動止めを提供するための第2の方法を示すフロー図である。ステップ602にあって、センサ104は入力デバイス102の位置の変化を検出する。センサ104は、つまみ400の回転を検出できる。センサ104は、例えば、入力デバイスの位置の相対的変化、又は基準位置からの変化を検出できる。
【0083】
ステップ604にあって、センサ104は、移動止め信号を生成する。移動止め信号は入力デバイスへの振動触感効果を作り出すためにアクチュエータを駆動するように形成される。振動触感効果は、シミュレートされる機械的移動止めを備え、また振動触感効果は、移動止め信号に少なくともある程度基づいている。
【0084】
センサ104は、所定の閾値を越える変化のみを検出するように構成される。ひとつのセンサは、一度のインクリメントにおける回転式つまみの動きを検出するように構成される。他のセンサは、最も高い検出閾値を検出するように構成され、さらに5度以上の回転のみを検出するように構成される。検出閾値はユーザに意図されたデバイスの操作であるか否かの判定に対応するか、又は操作が偶然又は意図されないものであったかに対応する。
【0085】
一つ以上のセンサ104は、タッチパッド上の圧力又は動きを検出するように構成される。一具体例として、力の移動止め変化を検出するように形成される三つのセンサは、タッチパッドに結合される。力センサはユーザがタッチパッドの表面を横切って指をドラッグするときのようなタッチパッド上の入力を検出する。
【0086】
プロセッサ106は、移動止め信号を生成することができる。移動止め信号は、入力デバイスの操作又は位置変化に少なくともある程度基づいている。例えば、第1の移動止め信号は、入力デバイスの小さな位置変化に対応し、一方第2の移動止め信号は、入力デバイスの大きな位置変化に対応する。
【0087】
図7は、本発明に係る一具現化例の振動触感フィードバックによる仮想移動止めを提供するための第3の方法を示すフロー図である。ステップ702にて、センサ104は、入力デバイスの変化を検出する。センサ104は、回転式つまみ400からの入力、又はタッチパッド或いはタッチスクリーンを介した入力を検出できる。
【0088】
ステップ704にて、プロセッサ106は移動止め信号を生成するか否かを決定する。プロセッサ106は、操作されるシステム110の状態に少なくともある程度基づいて移動止め信号を生成するか否かを判定してもよい。例えば、プロセッサ106は、操作されるシステム110がスイッチオンされたときに移動止め信号を生成してもよい。他の具体例として、プロセッサ106は操作されるシステム110がスイッチオフされたときに移動止め信号の生成をやめてもよい。
【0089】
ステップ706にて、プロセッサ106は移動止め信号を生成する。プロセッサ106は、デジタル信号がアクチュエータ108に送られたときに移動止め信号を生成することができる。
【0090】
ステップ708にて、プロセッサ106はシステム信号を生成する。システム信号は、オーディオシステム、ビデオシステム、クライメートシステム、又はメニューシステムのような制御されるシステムを操作するように形成される。例えば、システム信号は、ステレオシステムのボリュームを変更し、ヒータ又は空気コンディショナの出力を増加し、或は地図を拡大したりする。
【0091】
ステップ710にて、プロセッサが移動止め信号の非生成を決定すると、プロセッサは入力デバイス710の新しい位置変化を待つようにしてもよい。
【0092】
プロセッサ106は、移動止め信号とシステム信号を生成する。システム信号は、デジタル信号でも又はアナログ信号でもよい。プロセッサ106は、移動止め信号(706)及びシステム信号(708)を概ね同時に生成することができる。一具現化例にあって、制御されるシステムは、振動触感フィードバックが入力デバイス上に発生されたときと概ね同時に操作される。他のいくつかの具現化例にあって、システムが操作され、ユーザに機械的な移動止め感を提供するときに、ユーザは仮想移動止めを体験する。
【0093】
システム信号は入力信号に少なくともある程度基づいている。一具現化例にあって、入力信号は、入力デバイスが素早い動きを伴って操作されていることを示す。対応するシステム信号は、システムがある流行りのように制御されることを検出する。一具現化例にて、回転式つまみは素早く回転される。プロセッサは、システム信号をラジオ付きのステレオ信号に生成するかもしれない、システム信号はラジオ周波数を大きく増加する。
【0094】
図8は、振動触感フィードバックによる仮想移動止めの第4の方法を説明するためのフロー図である。ステップ802にて、つまみ又はタッチパッドのような入力デバイスが操作される。ユーザは、つまみを回すか、指で横切るようにタッチパッドをドラッグする。ユーザの入力に応答して、システムは操作される(804)。最後に、振動触感効果が入力デバイス806上に生成される。
【0095】
システムは、入力デバイスの操作に少なくともある程度基づいて制御される。例えば、つまみが右側にいっぱいに回されると、ステレオシステムのボリュームは2倍にされる。他の具体例にあって、環状タッチパッドが反時計周りに動かされるように接触されると、ディスプレイ上に示されるメニュー構成が案内される。
【0096】
振動触感効果(806)はシステムの操作(804)に同期される。ディスプレイ上に表示されるメニューをユーザが操作すると、振動触感効果は環状タッチパッド入力デバイス上に作り出される。
【0097】
(仮想移動止めの具体例)
図9A,9B,9C,9E,9F,9G及び9Hは、本発明に係る種々の具現化例における仮想移動止めプロファイルの8つの説明図である。図9A乃至9Hにあって、回転式つまみ202は、回転式つまみに対応して左側に表示される仮想移動止めプロファイルと共に右側に示されている。図9A乃至9Hに示される仮想移動止めプロファイルは、本発明の例示的な具現化例である。他の具現化例は、当業者により明らかである。いくつかの具現化例にあって、様々なタイプの具現化例が、振動触感効果の組み合わせを作り出すために、組み合わせられる。
【0098】
図9Aは、プログラム化された仮想移動止めプロファイルを描写している。仮想移動止めは、A,B,C,D,及びEで示されている。例えば、回転式つまみが各ポイントA乃至Eと通して回転されると、回転式つまみは、リアルな移動止め感を生成するために振動される。各仮想移動止めで入力デバイスに適用される振動触感の大きさ及び幅は、機械的な移動止めの大きさ及び幅にシミュレートされる。
【0099】
図9Bはハードストップ仮想移動止めプロファイルを描写している。ハードストップ、又は限界仮想移動止めは、機械的なハードストップ又は限界をシミュレートする。例えば、仮想ハードストップは、システムがそれ以上操作されないことを示す。図にて説明されているように、ユーザが回転式つまみをまわすとき、仮想移動止めはユーザによって選択されている各上昇ファンレベルを示す。ファンレベルが最大に達すると、プロセッサ106は、限界の移動止め指示を含む移動止め信号をアクチュエータ108に送る。
【0100】
図9Cは、丘(ヒル)仮想移動止めプロファイルを描写する。ヒル効果は、メニューシステムの終り、又はシステムの最大又は再小閾値への接近をシミュレートする。例えば、ユーザがメニューの最後のアイテムに近づくと、振動触感効果はしだいに上昇する。他の具体例として、ユーザがラップアラウンドメニューの終りに接近していくと、振動触感フィードバックの強度は、ユーザが低い強度の振動触感フィードバックによって同時に生じる初めのアイテムに達するまで増加する。
【0101】
図9Dは、合成仮想移動止めプロファイルを描写する。いくつかの具現化例にあって、振動触感フィードバックの大きさ及び/又は幅は、各ポイントで限界とされる。そのような具現化例にあって、合成効果は、限界又は移動止めのような二つ以上の効果を含む。合成効果は、システムの操作の特徴に対応する。例えば、メニューシステムとの接続にて用いられる合成効果は、メニューがサブカテゴリーないで横切られている間は、軽い振動触感フィードバックを発生しているが、メニューのより大きなカテゴリーが横切られるとより重い強度の振動触感フィードバックが発生される。一具現化例にあっては、ユーザが同じ文字のコンタクト名の始まりを横切るとヒル効果が用いられる。新しい文字に達すると、ハードストップ効果が新しい文字であることを示すために用いられる。
【0102】
図9Fは、スプリング仮想移動止めプロファイルを描写する。スプリング仮想移動止めは、入力デバイスの好ましい位置を示す。例えば、ユーザが回転式つまみを操作してホームポジションから離すと、スプリング効果仮想移動止めは、つまみのホームポジションからの距離が遠くなるにつれ、その強度を増加する。
【0103】
図9Eは、減衰する仮想移動止めプロファイルを描写する。減衰仮想移動止めにあって、振動触感の力は、入力デバイスの操作の速度に基づいて増加又は減少する。例えば、軽い振動触感効果は、回転式つまみの遅い回転と同時に起こるし、一方より重い振動触感効果は回転式つまみの早い回転と同時に起こる。
【0104】
図9Gは、安定した仮想移動止めプロファイルを描写する。安定した力の効果は、入力デバイスの位置又は操作の継続的な独立した力である。例えば、回転式つまみが回転されると、振動触感効果の力が安定して維持される。安定した仮想移動止めプロファイルは、入力デバイスの操作の部分の間、振動触感効果が安定した強度で発生されるように、さらにその後の全体で発生されないように、ゼロの力のプロファイルとの組み合わせにて用いられる。例えば、安定した振動触感の力は、回転式つまみが閾値に達するまで生成され、それを越えると振動触感の力は、回転式つまみの操作に反応して生成されない。他の具体例にあって、安定した振動触感の力は、ユーザがメニューシステムのうちの一つのアイテムを選択する間出力され、ユーザがメニューシステムの異なるアイテムを選択したときに発生されなくなる。
【0105】
図9Hは、周期的な仮想移動止めプロファイルを描写する。周期的な力の効果プロファイルは、サイン波と、矩形波、又は三角波プロファイルを備える。三角仮想移動止めの一具体例にあって、仮想移動止めの強度は線形に除々に増加又は減少する。周期的な仮想移動止めは、所定の時間にわたって継続する。
【0106】
(総括)
本発明の具現化例の前述した記述は、表示及び説明の目的のためにのみあらわしたものであり、本発明を、精細な開示の形態に、羅列的にあるいは制限することを意図したものではない。本発明の思想及び範囲から逸脱することなく、当業者は多くの改良と適用をなすのは明らかである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図9D
図9E
図9F
図9G
図9H