特許第6283749号(P6283749)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6283749
(24)【登録日】2018年2月2日
(45)【発行日】2018年2月21日
(54)【発明の名称】機器接続を促す方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/00 20060101AFI20180208BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20180208BHJP
   H04Q 9/00 20060101ALI20180208BHJP
【FI】
   H04M1/00 U
   H04M11/00 301
   H04Q9/00 361
【請求項の数】16
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2016-555891(P2016-555891)
(86)(22)【出願日】2015年1月30日
(65)【公表番号】特表2017-505081(P2017-505081A)
(43)【公表日】2017年2月9日
(86)【国際出願番号】CN2015072035
(87)【国際公開番号】WO2016065760
(87)【国際公開日】20160506
【審査請求日】2015年9月14日
(31)【優先権主張番号】201410593971.1
(32)【優先日】2014年10月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100100158
【弁理士】
【氏名又は名称】鮫島 睦
(74)【代理人】
【識別番号】100068526
【弁理士】
【氏名又は名称】田村 恭生
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(72)【発明者】
【氏名】傳 強
(72)【発明者】
【氏名】高 自光
(72)【発明者】
【氏名】王 陽
【審査官】 石井 則之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−192675(JP,A)
【文献】 特開2007−243726(JP,A)
【文献】 特開2014−179670(JP,A)
【文献】 特開2007−266772(JP,A)
【文献】 特開2009−182812(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0104091(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
3/048−3/0489
H03J 9/00−9/06
H04M 1/00
1/24−3/00
3/16−3/20
3/38−3/58
7/00−7/16
11/00−11/10
99/00
H04Q 9/00−9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器接続を促す装置が接続対象とする接続機器への接続指令を受信した後、前記接続対象とする接続機器の接続プロパティを取得するステップと、
前記接続対象とする接続機器の前記接続プロパティにしたがって、前記接続プロパティに合致した促す情報を表示するステップと、を含み、
前記接続プロパティは、前記接続対象とする接続機器の指示光である物理的プロパティを含み、
前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、
機器接続を促すページにジャンプするステップと、
前記機器接続を促すページにおいて、前記接続プロパティに合致した前記促す情報として、前記接続対象とする接続機器の前記指示光の確認を促す情報前記装置に表示するステップと、を含む、機器接続を促す方法。
【請求項2】
前記接続対象とする接続機器への前記接続指令を受信するステップは、
接続対象とする接続機器のアイコンが選択されたことを検出するステップ、または、
前記接続対象とする接続機器のアイコンが位置する列または行が選択されたことを検出するステップ、または、
メニュー操作により前記接続対象とする機器が選択されたことを検出するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記接続対象とする接続機器の前記接続プロパティを取得するステップは、
前記接続対象とする接続機器の識別情報を取得して、前記識別情報と前記接続プロパティとの間の予め保持された対応関係にしたがって、前記接続対象とする接続機器の前記接続プロパティを取得するステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、
テキスト促す情報と、前記テキスト促す情報に対応する画像情報とを表示するステップを含む、請求項1から3のいずれか1つに記載の方法。
【請求項5】
前記画像情報は、前記接続対象とする接続機器の現在の状況に合致している、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、
設定を続けるためのオプションを表示するステップを含む、請求項1から5のいずれか1つに記載の方法。
【請求項7】
前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、
前記接続対象とする接続機器の現在の状況を取得して表示するステップと、
前記接続対象とする接続機器の現在の状況が異常状態である場合に、前記異常状態を処理するように促すことを表示するステップと、をさらに含む、請求項1から6のいずれか1つに記載の方法。
【請求項8】
接続対象とする接続機器への接続指令を受信した後、前記接続対象とする接続機器の接続プロパティを取得するプロパティ取得モジュールと、
前記接続対象とする接続機器の前記接続プロパティにしたがって、前記接続プロパティに合致した促す情報を表示する表示モジュールと、備え、
前記接続プロパティは、前記接続対象とする接続機器の指示光である物理的プロパティを含み、
前記表示モジュールは、機器接続を促すページにジャンプした後、前記機器接続を促すページにおいて、前記接続プロパティに合致した前記促す情報として、前記接続対象とする接続機器の前記指示光の確認を促す情報前記表示モジュールに表示する、ように構成される、機器接続を促す装置。
【請求項9】
検出モジュールをさらに備え、
前記検出モジュールは、
接続対象とする接続機器のアイコンが選択されたことを検出する、または、
前記接続対象とする接続機器の前記アイコンが位置する列または行が選択されたことを検出する、または、
メニュー操作により前記接続対象とする機器が選択されたことを検出する、ように構成される、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記プロパティ取得モジュールは、前記接続対象とする接続機器の識別情報を取得して、前記識別情報と前記接続プロパティとの間の予め保持された対応関係にしたがって、前記接続対象とする接続機器の前記接続プロパティを取得する、ように構成される、請求項8または9に記載の装置。
【請求項11】
前記表示モジュールは、テキスト促す情報と、前記テキスト促す情報に対応する画像情報とを表示する、ように構成される、請求項9から10のいずれか1つに記載の装置。
【請求項12】
前記表示モジュールは、前記接続対象とする接続機器の現在の状況に合致した前記画像情報を表示する、ように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記表示モジュールは、設定を続けるためのオプションを表示する、ように構成される、請求項8から12のいずれか1つに記載の装置。
【請求項14】
前記表示モジュールは、
前記接続対象とする接続機器の現在の状況を取得して表示し、
前記接続対象とする接続機器の現在の状況が異常状態である場合に、前記異常状態を処理するように促すことを表示する、ように構成される、請求項8から13のいずれか1つに記載の装置。
【請求項15】
コンピュータ上にて走らせることで、請求項1から7のいずれか1つに記載の機器接続を促す方法をコンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項16】
請求項15に記載のコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年10月29日に中華人民共和国国家知識産権局に出願された中国特許出願:出願番号201410593971.1に基づいて優先権を主張するものであり、その中国特許出願の全内容が参照により本願明細書に援用される。
【0002】
本開示は、通信技術の分野に関し、より具体的には、機器接続を促す方法および機器接続を促す装置に関する。
【背景技術】
【0003】
スマートホームは、総合的な配線技術、ネットワーク通信技術、スマートホームシステムの設計プロジェクトにおけるセキュリティー技術、音楽・映像技術を用いて、家庭生活に関する設備を総合し、家庭生活および日常生活に関する設備の効率的なマネジメントシステムを構築し、家庭生活におけるセキュリティー、便利さ、快適性、芸術性を向上させ、環境に優しい生活環境を実現するような家を基にする。通常の家と比べると、従来の生活機能は別として、スマートホームは、建物、ネットワーク通信、およびマネジメントが統合され、効率的、快適、安全、便利、そして環境に優しい生活環境を有する。さらに、スマートホームは、情報のための全方位の相互機能を提供する。
【0004】
関連する技術において、各々のスマートデバイスは、使用される前に、製品仕様書に示されているような手順にしたがって、配置され、接続され、設定されなければならない。しかしながら、製品仕様書を読みながら、設定を行うことは煩わしく、また、製品仕様書を失えば、製品の使用に不便を来す。
【発明の概要】
【0005】
関連技術における問題の少なくとも1つを解決するために、本開示の実施の形態の第1態様によれば、
接続機器への接続指令を受信した後、前記接続機器の接続プロパティを取得するステップと、
前記接続機器の前記接続プロパティにしたがって、前記接続プロパティに合致した促す情報を表示するステップと、を含む、機器接続を促す方法を提供する。
【0006】
1つの実施の形態において、
前記接続機器への前記接続指令を受信するステップは、
接続される機器のアイコンが選択されたことを検出するステップ、または、
接続される前記機器のアイコンが位置する列または行が選択されたことを検出するステップ、または、
メニュー操作により接続される前記機器が選択されたことを検出するステップ、を含む。
【0007】
1つの実施の形態において、前記接続機器の前記接続プロパティを取得するステップは、
前記接続機器の識別情報を取得して、前記識別情報と前記接続プロパティとの間の予め保持された対応関係にしたがって、前記接続機器の前記接続プロパティを取得するステップ、を含む。
【0008】
1つの実施の形態において、前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、
機器接続を促すページにジャンプするステップと、
前記機器接続を促すページにおいて、前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップと、を含む。
【0009】
1つの実施の形態において、前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、
テキスト促す情報と、前記テキスト促す情報に対応する画像情報とを表示するステップ、を含む。
【0010】
1つの実施の形態において、前記画像情報は、前記接続機器の現在の状況に合致している。
【0011】
1つの実施の形態において、前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、設定を続けるためのオプションを表示するステップ、を含む。
【0012】
1つの実施の形態において、前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示するステップは、
前記接続機器の現在の状況を取得して表示するステップと、
前記接続機器の現在の状況が異常状態である場合に、前記異常状態を処理するように促すことを表示するステップと、をさらに含む。
【0013】
本開示の実施の形態の第2態様によれば、
接続機器への接続指令を受信した後、前記接続機器の接続プロパティを取得するプロパティ取得モジュールと、
前記接続機器の前記接続プロパティにしたがって、前記接続プロパティに合致した促す情報を表示する表示モジュールと、備える、機器接続を促す装置を提供する。
【0014】
1つの実施の形態において、検出モジュールをさらに備え、
前記検出モジュールは、接続される機器のアイコンが選択されたことを検出する、または、接続される前記機器の前記アイコンが位置する列または行が選択されたことを検出する、または、メニュー操作により接続される前記機器が選択されたことを検出する、ように構成される。
【0015】
1つの実施の形態において、前記プロパティ取得モジュールは、前記接続機器の識別情報を取得して、前記識別情報と前記接続プロパティとの間の予め保持された対応関係にしたがって、前記接続機器の前記接続プロパティを取得する、ように構成される。
【0016】
1つの実施の形態において、前記表示モジュールは、機器接続を促すページにジャンプした後、前記機器接続を促すページにおいて、前記接続プロパティに合致した前記促す情報を表示する、ように構成される。
【0017】
1つの実施の形態において、前記表示モジュールは、テキスト促す情報と、前記テキスト促す情報に対応する画像情報とを表示する、ように構成される。
【0018】
1つの実施の形態において、前記表示モジュールは、前記接続機器の現在の状況に合致した前記画像情報を表示する、ように構成される。
【0019】
1つの実施の形態において、前記表示モジュールは、設定を続けるためのオプションを表示する、ように構成される。
【0020】
1つの実施の形態において、前記表示モジュールは、前記接続機器の現在の状況を取得して表示し、前記接続機器の現在の状況が異常状態である場合に、前記異常状態を処理するように促すことを表示する、ように構成される。
【0021】
本開示の実施の形態の第3態様によれば、
プロセッサと、
前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するように構成されたメモリと、を備え、
前記プロセッサは、
機器の接続指令を受信した後、接続機器の接続プロパティを取得し、
前記接続機器の前記接続プロパティにしたがって、前記接続プロパティに合致した促す情報を表示する、ように構成されている、機器接続を促す装置を提供する。
【0022】
本開示の態様によれば、接続機器の接続プロパティに対応した内容を表示することができ、製品仕様書と製品設定との間の切り替え操作をなくして、簡単な操作とすることができる方法を提供する。これにより、直感で理解することができ、促す情報の提供に便利となる。
【0023】
上述した一般的な記述と以降の詳細な記載とは例示的なものであって、説明のためだけのものであり、クレームしているように、これらの記載は開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0024】
添付の図面は、本明細書に取り込まれて本明細書の一部を構成し、記載とともに本開示に一致する態様を示し、本開示の原理を説明するのに役立つものである。
図1】例示的な実施の形態にかかる機器接続を促す方法のフローチャート
図2a】例示的な実施の形態にかかる機器リストを示す模式図
図2b】例示的な実施の形態にかかる機器リストを示す模式図
図3a】例示的な実施の形態にかかる異なる機器における機器接続の指令ページを示す模式図
図3b】例示的な実施の形態にかかる異なる機器における機器接続の指令ページを示す模式図
図4】例示的な実施の形態にかかるジャンプされる設定ページを示す模式図
図5】例示的な実施の形態にかかる機器接続を促す方法のフローチャート
図6】例示的な実施の形態にかかる機器接続を促す装置のブロック図
図7】例示的な実施の形態にかかる別の機器接続を促す装置のブロック図
図8】例示的な実施の形態にかかる別の機器接続を促す装置のブロック図
【発明を実施するための形態】
【0025】
例示的な実施の形態について、添付図面に示される例を参照して詳細に説明する。以下の記述における添付図面の参照において、特に断りのない限り、異なる図面中の同じ参照番号は、同じまたは類似の構成要素を示している。例示的な実施の形態についての記載された実施の態様は、本開示の全ての実施の態様を示すものではない。クレームに記載された本開示に関係する態様の方法および装置を単に例示するものに過ぎない。
【0026】
現在、スマートホームは、家庭や様々なシーンにて広く使われている。ユーザが機器を設定する際に、製品仕様書を見つけて、対応するアプリケーション・プログラム(APP)に関する機器仕様を読みながら機器を設定することが求められる。その結果、複雑な操作が必要となる。
【0027】
例示的な実施の形態にかかる機器接続を促す方法のフローチャートを図1に示す。図1に示すように、この方法は、端末に適したものであり、以下のステップを含む。
【0028】
ステップS101において、機器への接続指令を受け取った後、接続機器の接続プロパティを取得する。
【0029】
ステップS102において、接続機器の接続プロパティにしたがって、接続プロパティに合致する促す情報を表示する。
【0030】
接続される機器の1または複数の識別情報(例えば、アイコンや名称など)をページ中の機器リストに表示する。識別情報は、接続される機器が何であるかを示すようなものである。例えば、図2aおよび図2bに示すように、接続される機器がスマートソケットおよびスマートカメラであれば、2つの機器のアイコンおよび名称がリストに表示され、機器への接続をユーザに促す。機器の識別情報はリストに表示される場合に限られず、同じ効果があるような他の表示方法、マッツ、ナインパッチ、またはページスクロールなどであってもよい。
【0031】
実施の形態において、機器への接続指令の受信は、次のステップを含む。すなわち、接続される機器のアイコンの選択の検出、接続される機器のアイコンが位置している列または行の選択の検出、または、メニュー操作による接続される機器の選択の検出、を含む。例えば、接続される機器がそのアイコンで表示されて、機器のアイコンをクリックしたことが検出されると、機器への接続指令を受信したと判断する。アイコンが位置する列または行において、アイコンが小さなスペースを占めて、接続される機器のアイコンが位置する列または行が選択されたことが検出されると、アイコンがクリックされなくても、機器への接続指令を受信したと判断する。また、メニュー操作によって、接続される機器が選択されてもよい。上述したクリック操作は例示であり、スライド操作やプッシュ操作などの他の選択方法が用いられてもよい。
【0032】
実施の形態において、接続機器の接続プロパティの取得は、次のステップを含む。すなわち、接続機器の識別情報の取得、および、識別情報と接続プロパティとの間における予め保持された対応関係にしたがっての接続機器の接続プロパティの取得、を含む。例えば、識別情報と接続プロパティとの間における対応関係はローカル側で予め保持されていてもよく、サーバ側またはルータ側で予め保持されていてもよい。識別情報と接続プロパティとの間における対応関係が、サーバ側またはルータ側で予め保持されている場合、端末がサーバ側またはルータ側に対応関係の取得を要求して、サーバ側またはルータ側より送られた識別情報と接続プロパティとの間における対応関係を受け取ってもよい。
【0033】
接続プロパティは、1または複数の指示光、オン/オフ・キー、表示画面、冷却フィン、などのような機器の物理的プロパティを含んでもよい。接続プロパティは、1または複数のブルートゥース機能、赤外線機能、WiFi機能などのような機器の機能的プロパティを含んでもよい。
【0034】
実施の形態において、接続プロパティに合致する促す情報の表示は、次のステップを含む。すなわち、機器接続を促すページにジャンプして、機器接続を促すページにおいて接続プロパティに合致する促す情報が表示されるというステップを含む。例えば、接続プロパティに合致する促す情報を表示する必要がある場合に、促す情報を現在のページに直接表示してもよい。あるいは、機器接続を促すページにジャンプして、機器接続を促すページにおいて接続プロパティに合致する促す情報を表示してもよい。例えば、図2のスマートソケットが選択されると、図3aに示す機器接続を促すページにジャンプする。図2のスマートカメラが選択されると、図3bに示す機器接続を促すページにジャンプする。
【0035】
実施の形態において、接続プロパティに合致する促す情報の表示は、次のステップを含む。すなわち、テキスト促す情報と、このテキスト促す情報に対応する画像情報とを表示するステップを含む。例えば、図3aに示すように、促す情報には、「パワーオンして、イエロー光が点滅するか確認してください」というようなテキスト情報だけでなく、テキスト情報に対応する画像情報として、どれが接続機器かを示すような画像情報も含まれる。また、画像情報は、静止画像でもよく、動画像であってもよい。例えば、画像情報は、接続機器の現在の状態に対応している。具体的には、図3aに示すように、画像において、指示光を表す位置が光点滅効果を有してもよい。光点滅効果は、予め設定された一定の点滅効果であってもよく、接続機器の現在の状況に基づくものであってもよい。例えば、接続機器の現在の状況が指示光の点滅状態であり、促す情報の画像の中の指示光が点滅する。接続機器の現在の状況は、機器が通常状態であることを示すアニメーション効果および音響効果のような他の表示効果に対応して設定されてもよい。
【0036】
さらに、促す情報は、設定を続けるためのオプションを含んでもよい。例えば、図3bに示すように、接続機器の状態が促す情報と一致すると、「確認」オプションを選択することにより次のステップに進み、図4に示すような設定ページにジャンプする。
【0037】
実施の形態において、促す情報が接続プロパティと一致したことが表示された後、接続機器の現在の状況が、表示するために取得されてもよい。例えば、促す情報が「イエロー光の点滅が、接続成功を示すブルー光の点滅に変化する」ことであれば、「接続成功」の後、促す情報における画像情報が変化する。すなわち、イエロー光の点滅がブルー光の点滅に変化する。「接続成功」の場合、促す情報におけるテキスト情報も変化する。
【0038】
実施の形態において、接続機器の現在の状況が異常状態である場合、異常状態を処理するように促すことが表示される。例えば、接続機器がクラッシュしている場合、通常接続を行うことができず、促す情報は「機器を再起動させてください」とのプロンプトとしてもよい。
【0039】
本開示の実施の形態によって提供される技術解決策では、接続機器の接続プロパティに対応した内容を表示することができ、製品仕様書と製品設定との間の切り替え操作をなくして、簡単な操作とすることができる方法を提供する。これにより、直感で理解することができ、促す情報の提供に便利となる。
【0040】
例示的な実施の形態にかかる機器接続を促す方法のフローチャートを図5に示す。図5に示すように、この方法は、端末に適したものであり、以下のステップを含む。
【0041】
ステップS501において、ログインされているアカウントが検出され、その後、機器リストを表示するページに移行する。
【0042】
ステップS502において、機器への接続指令を受け取った後、接続機器の接続プロパティを取得する。接続機器の識別情報を入手し、識別情報と接続プロパティとの間における予め保持された対応関係にしたがって、接続機器の接続プロパティを取得する。接続プロパティは、1または複数の指示光、オン/オフ・キー、表示画面、冷却フィン、などのような機器の物理的プロパティを含んでもよい。接続プロパティは、1または複数のブルートゥース機能、赤外線機能、WiFi機能などのような機器の機能的プロパティを含んでもよい。
【0043】
ステップS503において、機器接続を促すページにジャンプして、機器接続を促すページにおいて接続プロパティに合致する促す情報が表示される。促す情報を現在のページに直接表示してもよい。
【0044】
ステップS504において、接続プロパティに合致する促す情報が表示されて、接続機器の現在の状況が、表示するために取得される。接続機器の現在の状況が通常状態であれば、ステップS505が実行され、接続機器の現在の状況が異常状態であれば、ステップS506が実行される。例えば、促す情報には、「パワーオンして、イエロー光が点滅しているか確認してください」というようなテキスト情報を含み、接続機器の指示光の現在の状況が取得される。
【0045】
ステップS505において、促す情報における設定を続けるためのオプションにしたがって設定が続けられる。例えば、図3bに示すように、接続機器の状態が促す情報と一致すると、「確認」オプションを選択することにより次のステップに進み、図4に示すような設定ページにジャンプする。
【0046】
ステップS506において、異常状態であることが表示され、接続機器が通常状態に復帰すると、ステップS504に戻る。例えば、接続機器において異常状態が生じて、通常接続を行うことができない場合には、「電源ボタンを長押ししてください」、「電源を確実にオンしてください」のように促す情報が表示されてもよい。
【0047】
本開示の実施の形態によって提供される方法では、接続機器の接続プロパティに対応した内容を表示することができ、製品仕様書と製品設定との間の切り替え操作をなくして、簡単な操作とすることができる方法を提供する。これにより、直感で理解することができ、促す情報の提供に便利となる。
【0048】
本開示の実施の形態は、図6に示すように、
機器への接続指令を受信した後、接続機器の接続プロパティを取得するプロパティ取得モジュール601と、
接続機器の接続プロパティにしたがって、接続プロパティに合致した促す情報を表示する表示モジュール602と、を備える、機器接続を促す装置を提供する。
【0049】
1つの実施の形態において、装置は、接続される機器のアイコンが選択されたことを検出する、接続される機器のアイコンが位置する列または行が選択されたことを検出する、または、メニュー操作によって接続される機器が選択されたことを検出する、検出モジュール603をさらに備える。
【0050】
1つの実施の形態において、プロパティ取得モジュール601は、接続機器の識別情報を取得して、識別情報と接続プロパティとの間の予め保持されている対応関係にしたがって、接続機器の接続プロパティを取得する。
【0051】
1つの実施の形態において、表示モジュール602は、機器接続を促すページにジャンプした後、機器接続を促すページにおいて、接続プロパティに合致した促す情報を表示する。
【0052】
1つの実施に形態において、表示モジュール602は、テキスト促す情報と、テキスト促す情報に対応する画像情報とを表示する。
【0053】
1つの実施の形態において、表示モジュール602は、接続機器の現在の状況に合致した画像情報を表示するように、構成されている。
【0054】
1つの実施の形態において、表示モジュール602は、設定を続けるためのオプションを表示する。
【0055】
1つの実施の形態において、表示モジュール602は、接続機器の現在の状況を取得して表示し、接続機器の現在の状況が異常状態であれば、異常状態を処理するように促すことを表示する。
【0056】
本開示の実施の形態によって提供される技術解決策では、接続機器の接続プロパティに対応した内容を表示することができ、製品仕様書と製品設定との間の切り替え操作をなくして、簡単な操作とすることができる。これにより、直感で理解することができ、促す情報の提供に便利となる。
【0057】
上述の実施の形態にかかる装置に関して、個々のモジュールにおける具体的な促す動作は、接続機器促す方法に関する実施の形態において詳細に説明した通りであり、ここでは説明を省略する。
【0058】
プロセッサと、
プロセッサによって指令実行ファイルが記憶されるメモリと、を備え、
プロセッサは、
接続機器への接続指令を受信した後、接続機器の接続プロパティを取得し、
接続機器の接続プロパティにしたがって接続プロパティに合致した促す情報を表示する、接続機器促す装置を提供する。
【0059】
モバイル端末のプロセッサによって、記憶媒体内の指令が実行されると、モバイル端末において、接続機器促す方が実行されるような一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
接続機器への接続指令を受信した後、接続機器の接続プロパティを取得し、
接続機器の接続プロパティにしたがって接続プロパティに合致した促す情報を表示する、記憶媒体を提供する。
【0060】
1つの実施の形態において、接続機器への接続指令の受信は、
接続される機器のアイコンが選択されたことを検出すること、
接続される機器のアイコンが位置する列または行が選択されたことを検出すること、または、
メニュー操作により接続される機器が選択されたことを検出すること、を含む。
【0061】
1つの実施の形態において、接続機器の接続プロパティの取得は、
接続機器の識別情報を取得して、識別情報と接続プロパティとの間の予め保持された対応関係にしたがって、接続機器の接続プロパティを取得することを含む。
【0062】
1つの実施の形態において、接続プロパティに合致した促す情報の表示は、
機器接続を促すページにジャンプすること、および
機器接続を促すページにおいて、接続プロパティに合致する促す情報を表示すること、を含む。
【0063】
1つの実施の形態において、接続プロパティに合致する促す情報の表示は、
テキスト促す情報と、テキスト促す情報に対応する画像情報とを表示することを含む。
【0064】
1つの実施の形態において、画像情報は、接続機器の現在の状況に合致するものである。
【0065】
1つの実施の形態において、接続プロパティに合致する促す情報の表示は、設定を続けるためのオプションを表示することを、さらに含む。
【0066】
1つの実施の形態において、接続プロパティに合致する促す情報の表示は、前記接続機器の現在の状況を取得して表示するステップと、
前記接続機器の現在の状況が異常状態である場合に、前記異常状態を処理するように促すことを表示するステップと、をさらに含む。
【0067】
例示的な実施の形態にかかる機器接続を促す装置700のブロック図を図7に示す。この装置は、端末機器に適している。例えば、装置700は、携帯電話、テレビ、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ装置、ゲーム機、タブレット、医療装置、エクソサイズ機器、携帯情報端末などであってもよい。
【0068】
図7に示すように、装置700は、1または複数の構成要素を備えており、処理部702、メモリ704、電源部706、マルチメディア部708、音声部710、入出力(I/O)インターフェース712、センサ部714、および、通信部716を備える。
【0069】
処理部702は、主として、装置700の全体的な動作、例えば、画面、電話、データ通信、カメラ動作、および記憶動作を制御する。処理部702は、上述した方法において全てまたは一部のステップを行う指令を実行する1または複数のプロセッサ720を含んでもよい。また、処理部702は、処理部702と他の構成要素との間の相互作用を容易にするような1または複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理部702は、マルチメディア部708と処理部702との間の相互作用を促させるマルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0070】
メモリ704は、装置700の動作を支援する様々な種類のデータを記憶する。そのようなデータの例としては、装置700を動作させるアプリケーションや方法のための指令、接続データ、電話帳データ、メッセージ、画像、動画などが含まれる。メモリ704は、あらゆる種類の揮発性もしくは不揮発性メモリ装置、または、それらの組み合わせを用いることによって構成されてもよい。例えば、スタティックRAM(SRAM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、消去可能PROM(EPROM)、プログラム可能型読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気もしくは光学ディスクであってもよい。
【0071】
電源部706は、装置700の様々な構成要素へ電力を供給する。電源部706は、パワーマネジメントシステム、1または複数の電源、および、装置700の電源、パワーマネジメント、電力分配に関係するその外の構成要素を含んでもよい。
【0072】
マルチメディア部708は、装置700とユーザとの間の出力インターフェースを提供する画面を含む。いくつかの実施の形態では、画面は、液晶画面(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでもよい。画面がタッチパネルを含む場合には、画面はユーザからの入力信号を受け取るタッチ画面となる。タッチパネルは、タッチパネルにおけるタッチ、スワイプ、およびジェスチャーを感知する1または複数のタッチセンサを備える。タッチセンサは、タッチやスワイプ操作の境界を感知するたけでなく、タッチやスワイプ操作に関係した操作時間および圧力を感知してもよい。いくつかの実施の形態において、マルチメディア部708は、フロントカメラおよび/またはリアカメラを備える。装置700が、撮像モードや動画モードなどオペレーションモードにある場合に、フロントカメラおよびリアカメラは外部マルチメディアデータを受け取ってもよい。フロントカメラおよびリアカメラのそれぞれは、光学レンズシステムが固定されていてもよく、また、ピント機能および光学ズーム機能を有していてもよい。
【0073】
音声部710は、音声信号を出力および/または入力する。例えば、音声部710は、装置700が、電話モード、録音モード、および音声認識モードのようなオペレーションモードにある場合に、外部音声信号を受け取るマイク(MIC)を備える。受信した音声信号は、メモリ704に記憶される、または、通信部716を通じて伝送される。いくつかの実施の形態では、音声部710は、音声信号を出力するスピーカをさらに備える。
【0074】
I/Oインターフェース712は、処理部702と周囲のインターフェースモジュールとの間のインターフェースとして、例えば、キーボード、クリックホイール、およびボタンなどのインターフェースを提供する。ボタンとしては、限定されないが、ホームボタン、ボリュームボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含んでもよい。
【0075】
センサ部714は、装置700の様々な態様の状態評価を提供するような1または複数のセンサを含む。例えば、センサ部714は、装置700のオープン/クローズド状態、装置700の構成要素、例えば、画面とキーボードの相対位置、装置700自体または装置700の構成要素の位置変化、装置700へのユーザコンタクトの有無、装置700の向きや加速度/減速度、および装置700の温度変化を検出してもよい。センサ部714、物理的接触無しで近くの対象物の存在を検出するような近接センサを含んでもよい。センサ部714は、画像アプリケーションに用いられるCMOSやCCDなどの光センサを含んでもよい。いくつかの実施の形態では、センサ部714は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサを含んでもよい。
【0076】
通信部716は、装置700と他の装置との間の有線または無線の通信を行う。装置700は、例えば、WiFi、2G、もしくは3G、または、それらの組み合わせのような通信規格に基づく無線ネットワークにアクセスすることができる。1つの例示的な実施の形態において、通信部716は、放送チャンネルを通じて、外部放送マネジメントシステムから放送信号または放送関連情報を受信する。1つの例示的な実施の形態において、通信部716は、近距離の通信に役立つ近距離無線通信(NFC)モジュールを含む。例えば、NFCモジュールは、無線自動識別(RFID)技術、赤外線通信規格(IrDA)技術、超広域帯(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づくようなものであってもよい。
【0077】
例示的な実施の形態において、装置700は、上述した方法を実行するための、特定用途向け集積回路(ASICs)、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSPs)、デジタル・シグナル処理装置(DSPDs)、プログラム可能論理回路(PLDs)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGAs)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子構成要素によって構成されてもよい。
【0078】
例示的な実施の形態において、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、上述の方法を実行するために、メモリ704に記憶され、装置700のプロセッサ720によって実行可能な指令を含む。例えば、一時的でないコンピュータ読み取り可能記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、磁気ディスク、光学データ記憶装置などであってもよい。
【0079】
例示的な実施の形態にかかる機器接続を促す装置1900のブロック図を図8に示す。例えば、装置1900はサーバとして提供される。図8に示すように、装置1900は、処理部1922を備え、さらに、1または複数のプロセッサと、処理部1922により実行可能なアプリケーションプログラムのような指令を保持するメモリ1932のようなメモリ資源とを備える。記憶媒体1930に記憶されたアプリケーションプログラムは、一連の指令に対応する1または複数のモジュールを含む。また、処理部1920は、上述の方法を実行するための一連の指令を実行する。
【0080】
装置1900は、電源マネジメントを実行する電源部1926と、インターネットへの装置1900のアクセスを行う無線ネットワークインターフェース1950と、入出力(I/O)インターフェース1958と、をさらに含んでもよい。装置1900は、Windows Server(商標)、Mac OS X(商標)、Unix(商標)、Linux(商標)、およびFreeBSD(商標)のようなメモリ1932に格納されたオペレーティングシステム1941に基づいてオペレートされてもよい。
【0081】
当業者にとっては、本開示の他の実施形態は、ここで開示された本発明の明細書及び実施態様から明らかである。本願は、本発明の一般的原則に従い、かつ当該技術分野において知られ、又は慣行的に実施されている範囲内での本開示からの逸脱を含む、本開示の変形、使用、又は適用をカバーすることを意図している。明細書及び実施例は、例示的なもののみが考慮されているが、本発明の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲によって示されることが意図されている。
【0082】
本開示は、上述され、かつ添付の図面に示された厳密な構成に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更が可能であることは明らかであ
る。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図されている。
図1
図2a
図2b
図3a
図3b
図4
図5
図6
図7
図8