(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第一フラップ及び前記第二フラップは、それぞれの基端部から自由端までの中間部位に、該基端部から該自由端に向かう方向に対して直交する方向に沿う一つ以上の谷折部及び/又は山折部を有することを特徴とする請求項1記載の収納箱。
【発明を実施するための形態】
【0020】
<第一実施形態>
以下、本発明が適用された収納箱を図面を参照して説明する。本発明が適用された収納箱に収納される容器は、
図1(A)に示すように、例えばミネラルウォータ等の流体を貯留する流体容器1であって、容量が可変しないハード容器であり、又は、容量が可変する容量可変ボトルである。ハード容器の場合、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料でブロー成形等によって成形されている。また、容量可変型の容器の場合、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド(ナイロン)等の合成樹脂材料でブロー成形や製袋加工等によって成形可能である。ハード容器、容量可変型の容器の何れの場合であっても、6リットルや12リットル等の大きな容量を有している。また、この流体容器1は、先端に口部となる注水口3が形成されたネック部2が設けられており、キャップ4で閉塞されている。このキャップ4は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂を成形してなり、内周面にアンダーカットのキャップ溝が形成され、ネック部2の先端外周面に形成されたアンダーカットのキャップ溝に圧入嵌合をされている。なお、キャップ4は、密封された状態から手を加えられたことが明確に分かるようにした周知のタンパエビデンス構造を有していても良い。
【0021】
このような流体容器1を収納する収納箱10は、
図1(A)及び(B)に示すように、段ボールや厚紙を折曲してなる六面体であり、ワンピースで構成される。即ち、収納箱10は、前面11a、一側面11b,背面11c,他側面11dとが折曲線12を介して一連に連結されている。更に、前面11a、一側面11b,背面11c,他側面11dには、収納箱10の底面を構成するための、底面外フラップ13a,13cと底面内フラップ13b,13dが折曲線12を介して連結されている。更に、収納箱10の天面を構成するための、天面外フラップ14a,14cと天面内フラップ14b,14dが折曲線12を介して連結されている。天面内フラップ14b,14dは、突き合わせフラップであり、
図2に示すように、その長さLは、前面11a及び背面11cの幅Wのほぼ1/2の長さに形成され、閉じられたとき、互いの先端が突き合わされるようになっている。更に、
図1(B)に示すように、背面11cには、継ぎしろ15が形成されている。更に、天面内フラップ14b,14dの先端側には、把手部16,16が形成されている。なお、収納箱10の全体構造としては、六面体に限定されるものではなく、また、ツーピース以上で構成されるものであっても良い。
【0022】
以上のような収納箱10は、通常の周知のダンボール箱の組立と同様、先ず、継ぎしろ15を一側面11bに接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合して環状とした後、底面内フラップ13b,13dを折曲線12に沿って内側に折り込み、次いで、底面外フラップ13a,13cを内側に折り込み先端を突き合わせ、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合し底面を構成する。ここで、収納箱10の天面が開いた状態で、満水の流体容器1は、ネック部2を上側にして内部に収納される。この後、天面内フラップ14b,14dを折曲線12に沿って内側に折り込み先端を突き合わせ、次いで、天面外フラップ14a,14cを内側に折り込んで、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合し天面を構成する。かくして、流体容器1は、収納箱10に収納され、出荷され搬送される。この状態において、把手部16,16が形成された天面内フラップ14b,14dは、天面外フラップ14a,14cに隠れるので、搬送時等の見栄えを良くすることが出来ると共に、搬送時等に把手部16,16が破損することを防止することが出来る。勿論、本発明では、把手部16,16が形成された天面内フラップ14b,14dが外側に位置しても良い。なお、把手部16,16は、加えて天面外フラップ14a,14cにも設けられていても良いし、天面外フラップ14a,14cのみに設けられていても良い。
【0023】
ウォータサーバを構成するサーバ本体の容器装着部には、流体容器1が、流体容器1を収納箱10から取り出した状態で、又は、収納箱10の天面を開いた状態で装着される。何れの装着方法であっても、ユーザは、収納箱10が配達された後、未開封の収納箱10をサーバ本体の容器装着部に装着するため、ウォータサーバまで運ぶ必要がある。この際、ユーザは、
図2に示すように、先ず、天面内フラップ14b,14dを折曲線12に沿って開き、天面内フラップ14b,14dを折曲線12に沿って開く。この状態で、ユーザは、天面内フラップ14b,14dに形成された把手部16,16に手を掛けて流体容器1が収納された収納箱10をウォータサーバまで移動することが出来る。
【0024】
即ち、
図3に示すように、把手部16,16の位置は、収納箱10の高さHに天面内フラップ14b,14dの長さLを加算したものとほぼ同じとなる。収納箱10を移動させる際には、天面内フラップ14b,14dの先端側の把手部16,16に手を掛ければ良いことから、容易にウォータサーバまで移動させることが出来る。即ち、天面内フラップ14b,14dが収納箱10の天面より上に引き出されることから、ユーザは、腰を屈める角度を小さくすることが出来、力の弱い者も容易に収納箱10を移動させることが出来る。即ち、把手部16,16が形成された天面内フラップ14b,14dは、それぞれの基端部から自由端までの長さLが、一側面11bと他側面11dの間の距離Wの半分又は半分以上若しくは半分を超える長さに設定されることで、ユーザの腰を屈める角度を小さくすることが出来る。把手部16,16が形成された天面内フラップ14b,14dの長さLは、一定の長さ以下であれば特に限定されるものではなく、長さLが前面11a及び背面11cの幅Wのほぼ1/2の長さより短くても良い。
【0025】
ところで、把手部16,16が形成されるフラップは、一定の長さ以下であれば、長いほど、ユーザが腰を屈める角度は少なく済む。そこで、
図4Aに示すように、天面内フラップ14b,14dの長さLは、前面11a及び背面11cの幅Wと同じ長さとしても良い。即ち、天面内フラップ14b,14dの基端部から自由端までの長さLが一側面11bと他側面11dの間の距離W程度に設定するようにしても良い。これにより、天面内フラップ14b,14dは、長くなり、ユーザが腰を屈める角度は少なくすることが出来る。
【0026】
ところで、
図4Bに示すように、側面11b,11dの幅を前面11a及び背面11cの幅より狭くしても良い。例えば、ウォータサーバを構成するサーバ本体の幅を狭くして小型化を図った場合には、ウォータサーバを構成するサーバ本体の容器装着部もこれに合わせて狭くなる。このような場合において、サーバ本体の容器装着部に流体容器1を収納箱ごと装着するときには、収納箱10の底面が長方形状を成すように形成するとよい。
図4Bのような収納箱10の場合、把手部16,16が形成された天面内フラップ14b,14dの長さLを天面の幅Wと同じにすることが出来、天面の長辺に合わせた天面内フラップ14b,14dの長さLを確保することが出来る。これにより、天面内フラップ14b,14dは、一層長くなり、ユーザが腰を屈める角度をより少なくすることが出来る。
【0027】
また、
図4Cに示すように、天面内フラップ14b,14dの基端部から自由端までの中間部位に、基端部から自由端に亘る方向に対して直交する谷折り又は山折りの折曲線17を形成するようにしても良い。この場合、それぞれの天面内フラップ14b,14dは二つ折りされて、折曲線17の部分が互いに突き合わされることになる。
【0028】
更に、天面内フラップ14b,14dの長さLは、幅Wより長くしても良い。即ち、
図4Dに示すように、各天面内フラップ14b,14dは、前面11a及び背面11cの幅Wの二倍の長さLとなっており、長さ方向の中間部位に谷折り又は山折りの折曲線17が形成されている。直立したユーザが僅かに腰及び/又は膝等を曲げた体勢で手を垂下させた状態における踵から手までの距離に比べて過短である場合に、ユーザは、所定のタイミングで、折曲線17で折り畳まれている天面内フラップ14b,14dを展開して延ばして使用する。これにより、天面内フラップ14b,14dは、その長さLが前面11a及び背面11cの幅Wよりも長くなり、より一層ユーザが腰を屈める角度をより少なくすることが出来る。特に、
図4A〜Dは、天面内フラップ14b,14dを展開すると把手部16,16の位置が高くなるので、長身の者にとっても使い易いものとなる。なお、
図4Dの例において、天面内フラップ14b,14dの長さLは、前面11a及び背面11cの幅Wの二倍に限定されるものではなく、例えば、一倍から二倍の間でも良く、二倍以上であっても良い。二倍以上とするときには、折曲線17を複数本、互いに平行に形成すれば良い。
【0029】
<第二実施形態>
次に、本発明を適用した収納箱の第二実施形態を説明する。この収納箱20は、ワンピースで構成され、組み立てるにあたって、接着剤、粘着テープ、封緘材等を用いることなく組み立てることが出来るものである。
【0030】
この収納箱20は、
図5及び
図6に示すように、段ボールや厚紙を折曲してなる六面体であり、ワンピースで構成される。即ち、収納箱20は、収納部21を構成する前面22a,一側面22b,背面22c,他側面22d,底面22eを有し、更に、前面22aには、天面を構成する第一天面フラップ23aが連設され、一側面22bには、第二天面フラップ23bが連設され、他側面22dには、第三天面フラップ23cが連設され、背面22cには、第四天面フラップ23dが設けられている。
【0031】
また、前面22aには、第一折込片24aが設けられ、一側面22bには、第二折込片24bが設けられている。更に、一側面22bには、第三折込片24cが設けられ、背面22cには、第四折込片24dが設けられている。更に、背面22cには、第五折込片24eが設けられ、他側面22dには、第六折込片24fが設けられている。更に、他側面22dには、第七折込片24gが設けられ、前面22aには、第八折込片24hが設けられている。
【0032】
以上のような収納箱20を組み立てるには、
図6及び
図7に示すように、底面22eを下にして、底面22eの四辺の折曲線25に沿って前面22a,一側面22b,背面22c,他側面22dを内側に折り込む。この際、前面22a及び一側面22bの間の第一及び第二折込片24a,24bを折曲線26に沿って内側に折り込み、また、一側面22b及び背面22cの間の第三及び第四折込片24c,24dを折曲線26に沿って内側に折り込む。そして、第四折込片24dの第一係止片27aを第一折込片24aの第一係止口27bに係止する。また、背面22c及び他側面22dの間の第五及び第六折込片24e,24fを折曲線26に沿って内側に折り込み、また、他側面22d及び前面22aの間の第七及び第八折込片24g,24hを折曲線26に沿って内側に折り込む。そして、第八折込片24hの第二係止片28aを第五折込片24eの第二係止口28bに係止する。かくして、収納箱20は、天面が開放された収納部21が構成される。この収納部21には、
図8に示すように、満水の流体容器1がネック部2を上にして内部に収納される。
【0033】
天面を閉塞するには、
図8に示すように、先ず、前面22aに連設された第一天面フラップ23aが折曲線29に沿って収納部21の天面を閉塞するように折り込まれる。この際、第一天面フラップ23aには、流体容器1のネック部2が係合される第一ネック係合部31aが係合される。また、第一天面フラップ23aには、第一係合片32aと第二係合片32bが形成され、第一係合片32aと第二係合片32bは、折曲線33に沿って折曲され、側面22b,22dに沿うように差し込まれる(
図8中(1)参照)。
【0034】
次いで、第一天面フラップ23a上には、一側面22bに連設された第二天面フラップ23bが折曲線29に沿って収納部21上の第一天面フラップ23aに重畳するように折り込まれる(
図8中(2)参照)。第二天面フラップ23bは、把手部34aと第二ネック係合部31bとが連設されており、第二ネック係合部31bには、流体容器1のネック部2が係合される。次いで、第二天面フラップ23b上には、他側面22dに連設された第三天面フラップ23cが折曲線29に沿って収納部21上の第二天面フラップ23bに重畳するように折り込まれる(
図8中(3)参照)。第三天面フラップ23cは、把手部34bと第三ネック係合部31cとが連設されており、第三ネック係合部31cには、流体容器1のキャップ4が係合される。なお、第二天面フラップ23bと第三天面フラップ23cを折り曲げる順番は、第三天面フラップ23cを先に折り曲げるようにしても良い。
【0035】
最後に、第三天面フラップ23c上には、背面22cに連設された第四天面フラップ23dが折曲線29に沿って収納部21上の第三天面フラップ23cに重畳するように折り込まれる(
図8中(4)参照)。第四天面フラップ23dは、第四ネック係合部31dが設けられており、第四ネック係合部31dには、流体容器1のキャップ4が係合される。更に、第四天面フラップ23dの先端部には、第一ロック片35が設けられている。第一ロック片35は、折曲線37に沿って折曲され、前面22aと第一天面フラップ23aとの間の折曲線29に沿って形成された第一スリット35aに挿入される。また、前面22aと第一天面フラップ23aに折曲線29や第一スリット35aを跨いでC字状に打ち抜き形成された第二ロック片36は、第四天面フラップ23dと第一ロック片35との間の折曲線37に沿って形成された第二スリット36aに挿入される。かくして、収納部21の天井は、第一乃至第四フラップ23a〜23dによって閉塞される。
【0036】
流体容器1は、以上のような収納箱20に収納され、出荷され搬送される。この収納箱20は、収納部21の周囲が第一乃至第八折込片24a〜24hによって二重構造となっており、丈夫な構成となっている。従って、収納物である流体容器1を外部からの衝撃から保護することが出来、また、流体容器1は、底面22eとその周囲の前面22a,一側面22b,背面22c及び他側面22dによって下から包み込むように収納部21に収納されるので、仮に、流体容器1に衝撃等で亀裂が入ったとしても、漏水することを防止することが出来る。また、収納箱20の天面からは、第四ネック係合部31dから流体容器1のキャップ4が外部に臨まされており、ユーザは、内容物が収納されていることを認識することが出来、また、キャップ4の露出面に印刷された文字や柄を見て、収納物が何であるかを知ることが出来る。また、この収納箱20は、接着剤、粘着テープ、封緘材等を用いることなく、組み立てることが出来、接着剤等の削減を図ることが出来ると共に、廃棄の際に、封緘材等を分別することも不要となる。
【0037】
図9に示すように、収納部21内の流体容器1は、第一乃至第四フラップ23a〜23dの第一乃至第四ネック係合部31a〜31dに係合保持されることになり、収納部21内でがたつくことを防止することが出来る。なお、ネック係合部31a〜31dは、少なくとも、天面の一番下に位置する第一天面フラップ23aに設けられていれば、第二乃至第四天面フラップ23b〜23dに形成されていなくても良い。
【0038】
ウォータサーバを構成するサーバ本体の容器装着部には、流体容器1が、流体容器1を収納箱20から取り出した状態で、又は、収納箱20の天面を開いた状態で装着される。何れの装着方法であっても、ユーザは、収納箱20が配達された後であっても、未開封の収納箱20をサーバ本体の容器装着部に装着するため、ウォータサーバまで運ぶ必要がある。この際には、第二ロック片36を第二スリット36aから引き抜き、更に、第一ロック片35を第一スリット35aから引き抜いて、天面を開放する。この状態で、ユーザは、収納箱20の天面より上側に位置する第二天面フラップ23bと第三天面フラップ23cに形成された把手部34a,34bに手を掛けて流体容器1が収納された収納箱20をウォータサーバまで移動することが出来る。従って、ユーザは、腰を屈める角度を少なくすることが出来、長身の者や力の弱い者も容易に収納箱10を移動させることが出来るようになる。
【0039】
ところで、収納箱20は、次のような構成によっても、ワンピースで構成し、接着剤、粘着テープ、封緘材等を用いることなく組み立てることが出来る。
図10及び
図11に示すように、この収納箱40は、前面22a,一側面22b,背面22c,他側面22d,底面22eを有し、更に、前面22aには、天面を構成する第一天面フラップ23aが連設され、一側面22bには、第二天面フラップ23bが連設され、他側面22dには、第三天面フラップ23cが連設され、背面22cには、第四天面フラップ23dが連設されている。
【0040】
また、前面22aには、第一折込片41aが連設され、一側面22bには、第二折込片41bが連設されている。更に、一側面22bには、第三折込片41cが設けられ、背面22cには、第四折込片41dが設けられている。更に、背面22cには、第五折込片41eが設けられ、他側面22dには、第六折込片41fが設けられている。更に、他側面22dには、第七折込片41gが設けられ、前面22aには、第八折込片41hが設けられている。
【0041】
以上のような収納箱40を組み立てるには、底面22eを下にして、底面22eの四辺の折曲線25に沿って前面22a,一側面22b,背面22c,他側面22dを内側に折り込む。この際、前面22a及び一側面22bの間の第一及び第二折込片41a,41bを折曲線42に沿って内側に折り込み、また、一側面22b及び背面22cの間の第三及び第四折込片41c,41dを折曲線42に沿って内側に折り込む。そして、第一折込片41aの第一係止溝43aを第四折込片41dの第一係止溝43bに係止する。また、背面22c及び他側面22dの間の第五及び第六折込片41e,41fを折曲線42に沿って内側に折り込み、また、他側面22d及び前面22aの間の第七及び第八折込片41g,41hを折曲線42に沿って内側に折り込む。そして、第八折込片41hの第二係止溝44aを第五折込片41eの第二係止溝44bに係止する。かくして、収納箱40は、天面が開放された収納部が構成される。この収納部には、満水の流体容器1がネック部2を上にして内部に収納される。
【0042】
天面を閉塞するには、
図11に示すように、側面22b,22dに連設された第二及び第三天面フラップ23b,23cが折曲線44に沿って収納部の天面を閉塞するように折り込まれ、更に、折込片45a,45bが折曲線46に沿ってほぼ90°折曲され、更に、舌片47a,47bが折曲線48に沿ってほぼ90°折曲される。第二及び第三天面フラップ23b,23c、折込片45a,45b及び舌片47a,47bには、第一及び第二ネック係合部49a,49bが設けられており、第一及び第二ネック係合部49a,49bは、折込片45a,45bと舌片47a,47bとを折り曲げることで、折込片45a,45bの幅分の深さを有する貫通孔となる。所定の深さを有する貫通孔となった第一及び第二ネック係合部49a,49bには、流体容器1がネック部2が係合される。また、第二及び第三天面フラップ23b,23cには、第一係合片50aと第二係合片50bが形成され、第一係合片50aと第二係合片50bは、折曲線51に沿って折曲され、側面22b,22dに沿うように差し込まれる。
【0043】
最後に、第二及び第三天面フラップ23b,23c上には、背面22cに連設された第四天面フラップ23dが折曲線44に沿って第二及び第三天面フラップ23b,23cに重畳するように折り込まれる。第四天面フラップ23dは、キャップ4やネック部2が係合すると共にユーザの手が掛けられる把手部49cが設けられており、折曲線44側のコーナ部が第一及び第二ネック係合部49a,49bと重なるネック係合部となり、先端側が把手部となるように構成されている。また、第一天面フラップ23aは、キャップ4やネック部2が係合すると共にユーザの手が掛けられる把手部49dが設けられており、折曲線44側のコーナ部が第一及び第二ネック係合部49a,49bと重なるネック係合部となり、先端側が把手部となるように構成されている。
【0044】
更に、第四天面フラップ23dの先端部には、第一ロック片35が設けられている。第一ロック片35は、折曲線37に沿って折曲され、前面22aと第一天面フラップ23aとの間の折曲線44に沿って形成された第一スリット35aに挿入される。また、前面22aと第一天面フラップ23aに折曲線44や第一スリット35aを跨いでC字状に打ち抜き形成された第二ロック片36は、第四天面フラップ23dと第一ロック片35との間の折曲線37に沿って形成された第二スリット36aに挿入される。かくして、収納箱40の天面は、収納部21の天井は、第一乃至第四フラップ23a〜23dによって閉塞される。
【0045】
流体容器1は、以上のような収納箱40に収納され、出荷され搬送される。この収納箱40は、収納部の周囲が第一乃至第八折込片41a〜41hによって二重構造となっており、丈夫な構成となっている。従って、収納物である流体容器1を外部からの衝撃から保護することが出来、また、流体容器1は、底面22eとその周囲の前面22a,一側面22b,背面22c及び他側面22dによって下から包み込むように収納されるので、仮に、流体容器1に衝撃等で亀裂が入ったとしても、漏水することを防止することが出来る。また、収納箱40の天面からは、把手部49cから流体容器1のキャップ4が外部に臨まされており、ユーザは、内容物が収納されていることを認識することが出来、また、キャップ4の露出面に印刷された文字や柄を見て、収納物が何であるかを知ることが出来る。また、この収納箱40は、接着剤、粘着テープ、封緘材等を用いることなく、組み立てることが出来、接着剤等の削減を図ることが出来ると共に、廃棄の際に、封緘材等を分別することも不要となる。
【0046】
ウォータサーバを構成するサーバ本体の容器装着部には、流体容器1が、流体容器1を収納箱40から取り出した状態で、又は、収納箱40の天面を開いた状態で装着される。何れの装着方法であっても、ユーザは、収納箱40が配達された後であっても、未開封の収納箱40をサーバ本体の容器装着部に装着するため、ウォータサーバまで運ぶ必要がある。この際には、第二ロック片36を第二スリット36aから引き抜き、更に、第一ロック片35を第一スリット35aから引き抜く。この状態で、ユーザは、収納箱40の天面より上側に位置する第一天面フラップ23aと第四天面フラップ23dに形成された把手部49c,49dの直線部に手を掛けて流体容器1が収納された収納箱40をウォータサーバまで移動することが出来る。従って、ユーザは、腰を屈める角度を少なくすることが出来、長身の者や力の弱い者も容易に収納箱40を移動させることが出来るようになる。
【0047】
なお、第二実施形態で説明した収納箱20,40において、第一乃至第八折込片24a〜24h,41a〜41fの形状や連結方法は、以上の例に限定されるものではない。
【0048】
また、本発明では、把手部が相対するフラップに形成されている収納箱であればその他の収納箱の構成は特に限定されるものではない。例えば、以上の例では、収納箱10,20,40に、流体容器1をネック部2を上向きにして収納する場合を説明したが、本発明では、
図12に示すように、流体容器1を、ネック部2を下向きにして収納するようにしても良い。
【0049】
具体的に、このような流体容器1を収納する収納箱60は、
図12に示すように、流体容器1を下向きに収納し、底面にネック部2を外部に臨ませる開口部65を有する収納部61と、ネック部2を外部に臨ませる開口部65を閉塞する閉塞部71とを有する。収納部61と閉塞部71とは、一体であっても別体であっても良いが、ここでは、先ず別体の例を説明する。
【0050】
収納部61は、段ボールや厚紙を折曲してなる六面体であり、ワンピースで構成される。即ち、収納部61は、
図13に示すように、前面61a,一側面61b,背面61c,他側面61dとが折曲線62に沿って一連に連結されている。更に、他側面61dには、更に、折曲線62に沿って継ぎしろ64が形成されている。また、前面61a,一側面61b,背面61c,他側面61dには、天面を構成するための、フラップ63a,63b,63c,63dが折曲線62に沿って連結されている。相対するフラップ、即ちフラップ63a,63cには、把手部70,70が形成されている。なお、把手部70,70は、相対するフラップ63b,63dに形成しても良いし、全てのフラップ63a,63b,63c,63dに設けるようにしても良い。
【0051】
また、底面側には、開口部65が設けられると共に、下向きに収納する流体容器1のネック部2の周囲を支持する容器支持部66〜69が設けられている。各容器支持部66〜69は、台形状の底面66a〜69aと、内側面66b〜69bと、ネック部2の周囲を支持する支持面66c〜69cと、外側面66d〜69dと、先端部66e〜69eとが折曲線62を介して設けられている。底面66a〜69aを除く、内側面66b〜69b、支持面66c〜69c、外側面66d〜69d、及び、先端部66e〜69eは、底面66a〜69aより幅狭に形成され、ネック部2を係合保持する開口部65を形成するようにしている。なお、先端部66e〜69eの形状は、三角形状の他に、矩形形状であっても良い。
【0052】
以上のような収納部61を組み立てるには、
図12及び
図13に示すように、先ず、継ぎしろ64を前面61aに接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合して環状とした後、フラップ63a,63b,63c,63dを折曲線62に沿って内側に折り込み、次いで、相対するフラップを突き合わせた後、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合し天面を構成する。流体容器1を収納するには、天面を組み立てた後、この天面を底面のようにして、開放側から流体容器1を、容器の底面が収納部61の天面に支持されるように収納する。
【0053】
この後、前面61a,一側面61b,背面61c,他側面61dに対して、底面66a〜69aを折曲線62に沿ってほぼ90°内側に折り返し、更に、底面66a〜69aに対して内側面66b〜69bを折曲線62に沿ってほぼ90°内側に折り返し、更に、内側面66b〜69bに対して支持面66c〜69cを折曲線62に沿ってほぼ90°内側に折り返し、更に、支持面66c〜69cに対して外側面66d〜69dを折曲線62に沿ってほぼ90°内側に折り返し、更に、外側面66d〜69dに対して先端部66e〜69eを折曲線62に沿ってほぼ90°内側に折り返す。これにより、開口部65の周囲に箱状の容器支持部66〜69が構成される。収納部61には、開口部65に、流体容器1のネック部2が係合され、更に、ネック部2の周囲が容器支持部66〜69に支持されることになる。勿論、容器支持部66〜69を組み立ててから流体容器1を収納し、この後、フラップ63a,63b,63c,63dを折曲線62に沿って内側に折り込み、次いで、相対するフラップを突き合わせた後、接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合し天面を構成するようにしても良い。
【0054】
開口部65の深さは、ネック部2の先端が収納箱11の内側に位置するような寸法であっても良いが、ここでは、サーバ本体の容器装着部の底面に設けられたサーバコネクタに容易に接続出来るように、ネック部2の先端が外側に突出する寸法となっている。ネック部2の先端が露出する開口部65は、収納部61の底面側に配設される閉塞部71に閉塞されることになる。なお、ネック部2の先端が開口部65より突出しないときには、開口部65をフィルム等のシート材で閉塞するようにし、これを閉塞部としても良い。
【0055】
収納部61を閉塞する閉塞部71は、
図14(A)及び(B)に示すように、矩形の段ボールや厚紙を折曲してなり、矩形状の底面72aと、底面72aの両側に折曲線73に沿って設けられる外側面72b,72cと、側面72b,72cの両側に折曲線73に沿って設けられる天面72d,72eと、天面72d,72eの両側に折曲線73に沿って設けられる内側面72f,72gと、内側面72f,72gの両側に折曲線73に沿って設けられる先端部72h,72iとを有している。
【0056】
このような閉塞部71は、底面72aに対して折曲線73に沿ってほぼ垂直に外側面72b,72cをほぼ90°内側に折り込み、次いで、外側面72b,72cに対して折曲線73に沿ってほぼ90°天面72d,72eを折り込み、更に、天面72d,72eに対して折曲線73に沿ってほぼ90°内側面72f,72gを内側に折り込み、最後に、先端部72h,72iを内側面72f,72gに対してほぼ90°外側に折り込み、先端部72h,72iを底面72a上で突き当てる。先端部72h,72iは、底面72a上で突き当てられることで、閉塞部71の収納部61を支持する天面には、前面及び背面の幅方向中央領域において凹溝が構成される。この凹溝は、収納部61の底面の開口部65から外部に臨まされたネック部2が係合される係合支持部74となる。即ち、この閉塞部71の天面全体は、収納部61の底面と同じ形状及び同じ大きさに形成され、収納部61が積み上げられたとき、係合支持部74の両側が支持面74a,74aとなって収納部61を支持することになる。勿論、閉塞部71の天面全体は、収納部61を安定支持出来るのであれば、若干、収納部61の底面と形状や大きさが異なっていても良い。
【0057】
また、閉塞部71は、折り返された先端部72h,72iが底面72a上で突き合わされることで、支持面74a,74aに収納部61の荷重が加わったときにも、一方の先端部72hが他方の先端部72iの側にずれ込むことが無くなり、また、先端部72iが先端部72hの方にずれ込むことを防止することが出来る。これにより、外側面72b,72cや内側面72f,72gは、底面72aに対して垂直な状態が維持され、大きな荷重も支持面74a,74aで支持出来るようになる。
【0058】
係合支持部74を構成する凹溝の幅方向両側には、支持面74a,74aを含む断面矩形状の筒状部が設けられ、前面と背面の開口部が足掛部75,75となる。足掛部75,75には、収納部61から閉塞部71を取り外すときに、ユーザのつま先が足掛部75,75の何れかに挿入され、底面72aを踏み付けることで、収納部61は、持ち上げたときに一緒に閉塞部71が持ち上がってしまうことを防止することが出来、閉塞部71から容易に取り外すことが出来る。収納部61は、把手部70,70に手を掛けることで容易に持ち上げることが出来る。
【0059】
閉塞部71が取り外されると、収納部61の底面の開口部65からは、下向きに収納された流体容器1のネック部2が外部に臨むように構成される。ウォータサーバのサーバ本体の下側に設けられた容器装着部には、底面にサーバコネクタが設けられている。従って、ユーザは、流体容器1を上下反転させる作業をすることなく、そのまま容器装着部に装着することが出来る。そして、例えば、満水の流体容器1の重さを利用して、サーバコネクタと自動的に接続することが出来る。
【0060】
このような収納箱60では、移動させる際に、把手部70,70に手を掛ければ良いことから、容易にウォータサーバまで移動させることが出来る。即ち、把手部70,70が形成されたフラップ63a,63c又は63b,63dが収納箱60の天面より上に引き出されることから、ユーザは、腰を屈める角度を少なくすることが出来、長身の者や力の弱い者も容易に収納箱60を移動させることが出来るようになる。また、把手部70,70を持って収納箱60から引き上げることで、閉塞部71を収納箱60から容易に分離させることが出来る。
【0061】
なお、係合支持部74となる溝の幅Wをキャップ4の直径Rとほぼ同じにして、キャップ4やネック部2を係合支持部74に係合させて、ネック部2と係合支持部74との係合力で閉塞部71を収納部61に一体化しても良いが、更に、次のようにしても良い。即ち、閉塞部71の天面全体が収納部61の底面と同じ形状及び同じ大きさの場合には、収納部61の側面と閉塞部71の外側面とが連続し面一となることから、粘着テープ、封緘材等を用いて閉塞部71上に収納部61を連結するようにしても良い。また、収納部61と閉塞部71とが一連のとき、収納部61と閉塞部71との境界部にミシン目等を設けて、ミシン目から収納部61と閉塞部71とが分離されるようにしても良い。
【0062】
なお、以上、収納部61と閉塞部71とが別体の場合を説明したが、収納部61と閉塞部71は、ワンピースで構成するようにしても良い。
【0063】
<第三実施形態>
また、
図15〜
図18に示すように、本発明の第三実施形態となる収納箱100は、流体容器1を下向きに収納し得、流体容器1を下向きにした際の底面にネック部2を外部に臨ませる開口部105を有する収納部101と、ネック部2を外部に臨ませる開口部105を閉塞する閉塞部となるキャップ121とを有する。
【0064】
収納部101は、
図19Aに示すように、段ボールや厚紙を折曲してなる六面体であり、ワンピースで構成される。即ち、収納箱100は、前面101a,一側面101b,背面101c,他側面101dとが折曲線102を介して一連に連結されている。更に、前面101a,一側面101b,背面101c,他側面101dには、収納箱100の底面を構成するための、底面外フラップ103a,103cと底面内フラップ103b,103dが折曲線102を介して連結されている。底面内フラップ103b,103dは、一側面101b,101dに形成され、突き合わせフラップとなっている。また、底面外フラップ103a,103cは、前面101a、背面101cに形成され、底面外フラップ103aが底面のほぼ全体を覆う大きさとなっている。
【0065】
また、前面101a,一側面101b,背面101c,他側面101dには、天面101eを構成するための、天面外フラップ104a,104cと天面内フラップ104b,104dが折曲線102を介して連結されている。天面内フラップ104b,104dは、一側面101b,101dに形成され、突き合わせフラップとなっている。また、天面外フラップ104a,104cは、前面101a,背面101cに形成され、それぞれが天面のほぼ全体を覆う大きさとなっている。
【0066】
更に、一側面101bには、継ぎしろ106が形成されている。
【0067】
先ず、底面101fから説明すると、
図17及び
図19Aに示すように、底面内フラップ103b,103dは、収納部101の底面101fの長さL1の1/2の長さを有しており、その先端部の幅方向ほぼ中央には、底面の開口部105を構成するための半円状の内側半開口105a,105aが形成され、また、底面外フラップ103aには、外側開口105bが形成されている。
図18に示すように、底面内フラップ103b,103dと底面外フラップ103aとが折り畳まれ重なったとき、突き合わされ円形となった内側半開口105a,105aと外側開口105bとは一致し、貫通した開口部105を構成し、流体容器1のネック部2やキャップ4が係合し得るようにする。また、底面内フラップ103b,103dの先端部には、
図19Aに示すように、内側半開口105a,105aの両側に、互いに係合する第一底面側凹凸部108a,108bが形成されている。第一底面側凹凸部108a,108bは、底面内フラップ103b,103dが畳まれ先端部が突き合わされたとき、互いに係合することで、収納部101の第一底面側凹凸部108a,108bが延在する前面101aから背面101cに亘る方向(
図17中矢印D1方向)の変形を防止する。
【0068】
また、外側開口105bが形成された底面外フラップ103aは、
図17及び
図19Aに示すように、底面101fのほぼ全体を覆う大きさとなっており、底面外フラップ103cは、相対的に、底面外フラップ103aより短いものとなっている。底面外フラップ103a,103cの先端部にも、互いに係合する第二底面側凹凸部109a,109bが形成されている。第二底面側凹凸部109a,109bは、底面外フラップ103a,103cが畳まれ先端部が突き合わされたとき、互いに係合することで、収納部101の第二底面側凹凸部109a,109bが延在する他側面101dに亘る方向(
図17中矢印D2方向)の変形を防止する。
【0069】
次に、天面101eを説明すると、
図15、
図16及び
図19Aに示すように、天面内フラップ104b,104dは、収納部101の天面の長さL1の1/2の長さを有している。また、天面内フラップ104b,104dの先端部には、互いに係合する天面側凹凸部111,111が形成されている。天面側凹凸部111,111は、天面内フラップ104b,104dが畳まれ先端部が突き合わされたとき、互いに係合することで、収納部101の天面側凹凸部111,111が延在する前面101aから背面101cに亘る方向(
図17中矢印D1方向)の変形を防止する。
【0070】
また、天面外フラップ104a,104cは、
図16及び
図19Aに示すように、それぞれが天面101eのほぼ全体を覆う大きさとなっている。天面外フラップ104a,104cには、把手部107,107が形成されている。把手部107,107は、U字状の切り込み107a,107aを形成し、切り込み107a,107aによって構成された舌片107b,107bを指先等で内側に押し込むことによって把手部が形成される構成となっている。
【0071】
図20及び
図21に示すように、背面101cに形成された天面外フラップ104aには、天面101eを開封する開封機構112が設けられている。開封機構112は、
図19A及び
図21に示すように、天面101eを開閉する開閉部112aと、天面外フラップ104aの先端側に形成され相対する天面外フラップ104cに固定される固定部112bと、開閉部112aに形成される係合部112cと、固定部112bに形成され係合部112cと係合する被係合部112dと、開閉部112aと固定部112bとの間を連結する離断部112eとを有する。
【0072】
開閉部112aは、天面外フラップ104aの先端部の固定部112bを除く部分となり、固定部112bは、天面外フラップ104aの先端部の両端を除く部分に矩形状に形成されている。この固定部112bは、両辺に切り込み112fを形成し、開閉部112aと分離することによって構成され、接着剤等の固定手段によって、天面外フラップ104cの基端側に固定される。従って、天面外フラップ104aの先端部には、固定部112bが形成された分、U字状の凹部112gが形成されることになる。開閉部112aの切り込み112fによって形成された両辺は、係合部112c,112cとなり、相対する固定部112bの被係合部112d,112dと係合する。ここでは、係合部112cと被係合部112dは、傾斜辺となっており、一方が凸部、他方が凹部となるように切り込み112fを入れることによって形成される。固定部112bと固定部112bによって開閉部112の先端部に設けられた凹部112gの底部との間には、ミシン目やハーフカットによって離断部112eが形成されている。離断部112eの一端部には、切除開始時にユーザが指を挿入する挿入口112hが形成されている。離断部112eは、長尺をなし、例えば収納箱100の材料の撓み特性を利用して、
図20に示すように、撓ませながらミシン目やハーフカットに沿って引っ張られることで開閉部121aと固定部121bとを離断することが出来る。これにより、開閉部112aと固定部112bとを分離し、開閉部112aを開閉出来る。
【0073】
即ち、この収納箱100は、タンパエビデンス構造を有することになり、ユーザの手元に届いたとき、切除部112eを切除することで開封することが出来る。ユーザは、離断部112dを切除することで、
図16に示すように、天面外フラップ104a,104cと天面内フラップ104b,104dを折曲線102に沿って開くことが出来る。そして、ユーザは、天面外フラップ104a,104cの把手部107,107を持って収納箱100を運ぶことが出来る。また、この収納箱100は、ウォータサーバの装着部にそのまま装着することが出来る。この際、天面内フラップ104b,104dを折曲線102に沿って閉じ、次いで、天面外フラップ104a,104cを閉じる。この際、開封機構112の係合部112cと被係合部112dとを係合させることで、離断部112dが無い状態であっても、天面外フラップ104aを天面101eを閉じた状態に維持することが出来る。
【0074】
なお、開封機構112は、
図22(A)〜(D)等のように構成することも出来る。
図22(A)では、上述のように、固定部112bと凹部112gの形状が台形状をなし、斜線の脚の部分に構成された凹凸で係合部112cと被係合部112dを形成するようにしている。また、
図22(B)に示すように、開封機構112は、係合部112cと被係合部112dの部分を、C字状又は逆C字状に形成することによって、凹凸を構成しても良い。更に、
図22(C)に示すように、係合部112cと被係合部112dの部分を、ジグザグ状にして凹凸を形成するようにしても良い。更に、
図22(D)の開封機構112では、外側に位置する天面外フラップ104aの離断部112dにより切除された後の凸部が係合部112cとなる。また、固定部112bは、天面外フラップ104aの内側に位置する天面外フラップ104cと一体的となり、固定部112bと一体的な天面外フラップ104cに、天面外フラップ104aの離断部112dが切除されて形成された凸部状の係合部112cが挿入される被係合部112dとなるスリットが形成されている。
図22(D)の例においても、離断部112dが切除された後に、凸部状の係合部112cをスリット状の被係合部112dに挿入することで、離断部112dが無い状態であっても、天面外フラップ104aを天面101eを閉じた状態に維持することが出来る。
【0075】
上述した収納部101の底面に設けられた開口部105は、
図19B及び
図23に示すように、キャップ121によって閉塞されている。このキャップ121は、キャップ止め片122に係止されている。このキャップ止め片122は、収納部101の底面101fから背面101cに亘る内面に延在されるように長尺に形成され、先端部がキャップ121に係合されている。このキャップ止め片122は、先端部がU字状に形成され、キャップ121が係合される係合凹部123となっている。このキャップ止め片122は、底面101fから背面101cに亘って沿うように配置されるものであるので、収納部101の底面101fと背面101cとが成すコーナ部近傍では、ほぼ90°のコーナ部に倣って折曲するように、長手方向に対して直交する互いに平行な折り目線124が形成されている。キャップ止め片122の基端部は、収納部101の天面101eより露出し、露出する部分に、把手部125が形成されている。キャップ止め片122は、ユーザが把手部125を持って引き抜くことで、係合凹部123がキャップ121と係合した状態を解除することが出来る。
図18に示すように、把手部125が形成されたキャップ止め片122の基端部は、天面101eにおいて、天面外フラップ104cと天面内フラップ104b,104dとの間に延在され、天面外フラップ104a,104cが開かれたときに露出し、収納部101の内部から引き出すことが出来る。
【0076】
開口部105を閉塞するキャップ121は、
図24(A)〜(C)及び
図25(A),(B)に示すように、開口部105に嵌合する横断面が円形の嵌合部131と、底面外フラップ103aの開口部105の周辺の外面に当接する外フランジ132と、嵌合部131の外周部に形成されキャップ止め片122の係合凹部123が係合する係合溝133と、係合溝133と連続しキャップ止め片122の係合凹部123の周辺の内面に係合する内フランジ134と、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の内面に係合する中フランジ135と、キャップ121の裏面に形成されネック部2の先端部を支持するネック支持部136とを有する。
【0077】
ここで、嵌合部131は、その直径D1が開口部105を構成する外側開口105bの直径とほぼ同じ径であり、外側開口105bと嵌合する。外フランジ132は、嵌合部131が収納部101の内部に入り込むことを防止するため、嵌合部131の直径D1より大きい直径D2を有し、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する。底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の内面は、中フランジ135と係合する。中フランジ135は、係合凹部123の挿入側とは反対側に形成されており、底面外フラップ103aの開口部105の周辺の内面と係合する。即ち、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺は、外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝に係合される。
【0078】
係合溝133は、嵌合部131より小径に形成され、キャップ止め片122の係合凹部123が係合する。キャップ止め片122の係合凹部123は、嵌合部131と係合溝133の底面との成す段差部137と内フランジ134との間で上下方向が規制される。内フランジ134は、係合凹部123の挿入側に形成されている。
【0079】
底面内フラップ103b,103dを突き合わせ構成される円形の内側開口105a,105aの直径D3は、外側開口105bより大径に形成されており、更に、内フランジ134の先端と中フランジ135の先端とを合わせた直径D4より大径に形成されている。従って、底面内フラップ103b,103dの内側開口105a,105aは、内フランジ134や中フランジ135とは係合しない。キャップ121は、嵌合部131が外側開口105bに嵌合し、キャップ止め片122の係合凹部123が係合溝133に係合し嵌合部131と係合溝133の底面との成す段差部137と内フランジ134との間で上下方向が規制されることで、開口部105を閉塞した状態が保持される。
【0080】
キャップ121の裏面に形成されたネック支持部136は、逆さ向きの流体容器1のネック部2の先端部が当接され、運搬時等に直接ネック部の先端部が地面等に接することを防止し、衛生状態を維持する。
【0081】
図26に示すように、キャップ121は、収納箱100が展開された状態で取り付けられる。
図25(A)に示すように、キャップ121を開口部105に装着するには、底面外フラップ103aの外面側から外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝を挿入端として、外側開口105bに挿入し(
図25(A)中矢印A方向)、次いで、外側開口105bの開口端に突き当てられた部分を回動支点として
図25(A)中矢印B方向に回動し、キャップ121の嵌合部131を外側開口105bに嵌合する。この後、
図26に示すように、キャップ止め片122は、収納箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a,前面101a,天面外フラップ104aの内面に重ね合わされる。そして、キャップ121の係合溝133にキャップ止め片122の係合凹部123が係合される。収納箱100が組み立てられた後において、キャップ止め片122が引き抜かれると、係合凹部123がキャップ121の係合溝133から外れることで、キャップ121が開口部105から外れる。キャップ121には、収納物である流体容器1のネック部2によって流体容器1の重さが加わっている。従って、収納箱100が持ち上げられたときには、最初、収納箱100のみが持ち上がり、流体容器1の重さでキャップ121が開口部105から外れる。その後、収納物の流体容器1は、ネック部2の周囲が収納箱100の底面101fに支持され、収納箱100によって持ち上げられる。
【0082】
なお、キャップ121は、
図27(A)及び(B)に示すような構成のものであっても良い。このキャップ141は、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する外フランジ142と、外フランジ142の内面に環状に立設された複数の立ち上がり片143と、各立ち上がり片143の先端部に外側に向かって突設された内フランジと144と、立ち上がり片143の間に形成された位置決め凸部145と、環状に立設された複数の立ち上がり片143の内側にあってネック部2の先端部を支持するネック支持部146とを有する。
【0083】
外フランジ142は、その直径D2がキャップ141が全体が収納部101の内部に入り込むことを防止するため、開口部105を構成する外側開口105bの直径D1より大きい直径を有し、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する。外フランジ142の内面に立設された複数の立ち上がり片143は、環状を構成し、その環状部の直径D5は、外側開口105bの直径D1より小径に形成され、立ち上がり片143によって構成された環状部が外側開口105bに挿入可能になっている。立ち上がり片143の先端部は、外側に向かって内フランジ144が形成されている。外フランジ142上には、外側開口105bに立ち上がり片143が挿入されると、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面が当接する。更に、底面外フラップ103aの上は、キャップ止め片122が延在され、係合凹部123が環状に立設された立ち上がり片143の外周部に係合される。即ち、底面外フラップ103aの外側開口105bの開口端と立ち上がり片143の係合凹部123は、外フランジ142と内フランジ144との間の係合溝148に係合されることになる。なお、外フランジ142には、各立ち上がり片143の外側の根本に内フランジ144を成形するための抜き孔147が形成されている。
【0084】
立ち上がり片143の間に形成された位置決め凸部145は、外面が底面外フラップ103aの外側開口105bの開口端(内側面)に当接し、外側開口105bにおけるキャップ141の位置決めを行う。従って、位置決め凸部145の高さは、外フランジ142の厚さより低く形成されている。
【0085】
キャップ141の裏面に形成されたネック支持部146は、逆さ向きの流体容器1のネック部2の先端部が当接され、運搬時等に直接ネック部2の先端部が地面等に接することを防止し、衛生状態を維持する。
【0086】
このようなキャップ141においても、上述したキャップ121と同様、
図26に示すように、収納箱100が展開された状態で取り付けられる。具体的に、キャップ141を開口部105に装着するには、底面外フラップ103aの外面側から外フランジ142と内フランジ144とで構成される溝を挿入端として、外側開口105bに挿入し、外側開口105bの開口端と係合溝148を係合させて、更に、位置決め凸部145を当接させて、外側開口105bにおいてキャップ141を位置決めする。この後、
図26に示すように、キャップ止め片122は、収納箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a、前面101a,天面外フラップ104aの内面に重ね合わされる。そして、キャップ121の係合溝148にキャップ止め片122の係合凹部123が係合される。収納箱100が組み立てられた後において、キャップ止め片122が引き抜かれると、係合凹部123がキャップ121の係合溝148から外れることで、キャップ121が開口部105から外れるようになる。キャップ141には、収納物である流体容器1のネック部2によって流体容器1の重さが加わっている。従って、収納箱100が持ち上げられたときには、最初、収納箱100のみが持ち上がり、流体容器1の重さでキャップ141が開口部105から外れる。その後、収納物の流体容器1は、ネック部2の周囲が収納箱100の底面101fに支持され、収納箱100によって持ち上げられる。
【0087】
また、キャップ121は、
図28(A)〜(C)に示すように構成することも出来る。このキャップ151は、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の外面に当接する外フランジ152と、底面外フラップ103aの外側開口105bの周辺の内面に当接する内フランジ153と、外フランジ152と内フランジ153との間に形成される係合溝154とを有する。また、外フランジ152と内フランジ153との間には、外フランジ152側から内フランジ153側に上昇するテーパ部155が形成され、テーパ部155が形成された部分は、外フランジ152が形成されていない。このキャップ151は、収納部101の内側に位置する内フランジ153が底面外フラップ103aの外側開口105bからの収納部101の外側に抜け落ちることを防止する抜け止めとなる。また、大径の内フランジ153は、孔部156が形成され、外側開口105bからキャップ151から引き抜く紐157が取り付けられている。紐157は、キャップ止め片122に代わる部材であり、キャップ止め片122と同様、紐157は、収納箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a,前面101a,天面外フラップ104aの内面に延在される。また、キャップ151には、ネック部2の先端部を支持するネック支持部158が形成されている。ネック支持部158は、内フランジ153の中央部分に構成されている。ネック支持部158は、逆さ向きの流体容器1のネック部2の先端部が当接され、運搬時等に直接ネック部2の先端部が地面等に接することを防止し、衛生状態を維持する。
【0088】
このようなキャップ151においても、上述したキャップ121と同様、収納箱100が展開された状態で取り付けられる。具体的に、キャップ151を開口部105に装着するには、
図28(C)に示すように、底面外フラップ103aの内面側から係合溝154に底面外フラップ103aの外側開口105bの開口端を係合させてから、外側開口105bを閉塞するように配置される。収納箱100が組み立てられた後において、外側開口105bは、紐157が引っ張られると、テーパ部155で外側開口105bの開口端を乗り上げ開放される。従って、収納箱100が持ち上げられたときには、最初、収納箱100のみが持ち上がるが、この際、流体容器1の自重で開口部105からネック部2が垂出した状態を得ることが出来る。
【0089】
以上のような収納箱100の組立方法について説明する。ここでは、
図24に示したキャップ121を用いた場合を説明する。
図26に示すように、収納箱100が展開された状態において、底面外フラップ103aの外側開口105bには、
図25に示すように、キャップ121が外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝を挿入端として挿入され、外側開口105bの開口端を外フランジ132と中フランジ135とで構成される溝に係合させる。次いで、キャップ121の嵌合部131を外側開口105bに嵌合する。この後、
図26に示すように、キャップ止め片122は、収納箱100が展開された状態において、底面外フラップ103a,前面101a,天面外フラップ104aの内面に重ね合わされる。そして、キャップ121の係合溝133にキャップ止め片122の係合凹部123が係合される。
【0090】
キャップ121とキャップ止め片122が取り付けられると、先ず、
図26に示すように、一側面101bの継ぎしろ106と背面101cとが接着剤、粘着テープ、封緘材等で結合され環状とされた後、天面内フラップ104b,104dが閉じられ、天面側凹凸部111,111が係合される。次いで、キャップ止め片122の把手部125が形成された基端部は、天面内フラップ104b,104dに沿うように内側に折曲され、その上に天面外フラップ104cが閉じられ、更に、天面外フラップ104aが閉じられる。この際、
図21に示すように、開閉機構112の固定部112bは、接着剤等の固定手段によって、天面外フラップ104cの基端側に固定される。
【0091】
次いで、天面101e側を下にして、底面101f側から流体容器1が収納部101に収納される。即ち、流体容器1は、ネック部2を上側にして、収納部101に収納される。次いで、底面内フラップ103b,103dが閉じられ、第一底面側凹凸部108a,108bが係合される。次いで、底面外フラップ103a,103cが閉じられ、第二底面側凹凸部109a,109bが係合される。この後、粘着テープ、封緘材等で結合され、底面101fを構成する。このとき、
図26に示すように、係合凹部123がキャップ121と係合したキャップ止め片122は、収納部101の底面101fから背面101cに亘る内面に延在される。この際、キャップ止め片122は、平行な折り目線124が形成されているので、収納部101の底面101fと背面101cとが成すほぼ90°のコーナ部に倣って折曲することが出来る。
【0092】
即ち、この収納箱100は、天面101e側を下にして組立を開始し、底面101fが開放された状態で流体容器1の底面を挿入端として流体容器1が収納部102に収納される。従って、流体容器1を既存の装置を用いて収納部101に挿入することが出来る。そして、この収納箱100は、流体容器1が収納されて封がされると、天面101e側を下にして輸送される。すなわち、収納箱100は、キャップ121を上にして輸送され、輸送時の振動等によってキャップ121が破損することを防止することが出来る。
【0093】
また、組み立てられた収納箱100は、
図16、
図17、
図19A及び
図29に示すように、底面101f側において、第一底面側凹凸部108a,108bが互いに係合され、更に、第二底面側凹凸部109a,109bが互いに係合される。また、天面101eにおいても、天面側凹凸部111,111が互いに係合される。従って、この収納箱100は、輸送時において様々な方向から外力が加わったとしても、互いに直交する
図16及び
図17中矢印D1及びD2方向の変形を防止することが出来る。なお、第一底面側凹凸部108a,108b、第二底面側凹凸部109a,109b、天面側凹凸部111,111は、互いに直交するD1方向及びD2方向に形成することが良いが、D1方向、D2方向の何れか一方に形成するようにしても良い。
【0094】
収納箱100は、ユーザの手元においては、天面101eを上にし底面101fを下にした状態で使用するまでの間保管することが好ましい。ユーザの家庭内やオフィス内で収納箱100を短い距離を移動する場合には、
図20及び
図21に示すように、天面101eが上にされ、収納部101の底面101fを下にする、即ち、収納物である流体容器1のネック部2を下向きの状態にする。そして、例えば、玄関から収納位置まで移動する場合や収納位置からウォータサーバの容器装着部に装着する作業を行う場合には、開封機構112の離断部112eをミシン目やハーフカットに沿って引っ張り、開閉部121aと固定部121bとを離断し、開閉部112aと固定部112bとを分離する。これにより、
図16及び
図29に示すように、開閉部112a、即ち天面外フラップ104aを開閉出来るようになる。そして、ユーザは、把手部107,107をもって収納箱100を短い距離移動することが出来る。そして、一時保管するときには、再度、開閉部112aを係合部112c,112cに係合させて天面101eを一時的に閉塞することが出来る。
【0095】
ユーザの手元に輸送された収納箱100に収納された流体容器1をウォータサーバの容器装着部に装着する際には、
図20及び
図21に示すように、先ず、開閉部112aが係合部112c,112cと係合した状態を解除し、天面101eを開く。次いで、収納箱100の底面101fのキャップ121を外すため、
図30〜
図32に示すように、キャップ止め片122は、ユーザが把手部125を持って引き抜くことで、係合凹部123がキャップ121と係合した状態を解除する。キャップ止め片122は、ウォータサーバに装着するとき、収納箱100から完全に引き抜かれる。
【0096】
収納箱100を開封する作業場所からウォータサーバの装着場所にユーザが移動するときには、
図33に示すように、天面外フラップ104a,104cの把手部107,107を持って流体容器1を収納箱100ごと持ち上げる。この際、
図34(A)に示すように、収納箱100が床にあるときには、キャップ121にネック部2から流体容器1の重さが加わった状態にあり、外側開口105bを閉塞した状態にある。ユーザによって収納箱100が持ち上げられると、最初、
図34(B)に示すように、収納箱100のみが持ち上がり、流体容器1の重さでキャップ121が開口部105から外れる。その後、
図34(C)に示すように、収納物の流体容器1は、ネック部2の周囲が収納箱100の底面101fに支持され、収納箱100によって持ち上げられる。収納箱100は、ウォータサーバ160の装着部161に装着する作業を行うとき、キャップ121が外れることから、底面101fの外側開口105bからネック部2及びキャップ4が突出した状態で移動される。
【0097】
収納箱100を短い距離移動させる際に、収納箱100は、天面内フラップ104a,104cの先端側の把手部107,107に手を掛ければ良いことから、容易にウォータサーバまで移動させることが出来る。即ち、天面内フラップ104a,104cが収納箱100の天面101eより上に引き出されることから、ユーザは、腰を屈める角度を小さくすることが出来、長身の者や力の弱い者も容易に収納箱100を移動させることが出来る。
【0098】
ここで、給液装置となるウォータサーバについて
図35を参照して説明すると、このウォータサーバ160は、上側に吐水部が設けられ、下側に、流体容器1を収納箱100ごと装着する装着部161が設けられている。装着部161は、サーバ本体から引き出される。この装着部161は、収納箱100内の流体容器1のネック部2と接続されるジョイント162aが設けられるジョイント保持部材162と、ジョイント保持部材162に対して上下する容器保持部材163とを備える。
【0099】
ジョイント保持部材162は、中央部にジョイント162aが固定され、ジョイント162aに対して流体容器1を着脱する際等に滴下した水等の流体の受け皿としても機能する。容器保持部材163は、流体容器1が収納箱100ごと装着される部材であり、収納箱100のネック部2が外側開口105bより突出した底面101fとほぼ同じ大きさの装着凹部164が設けられ、この装着凹部164の中央部にジョイント162a及びネック部2が挿通される挿通孔165が設けられている。この容器保持部材163は、ジョイント保持部材162に対して上下動し、コイルバネ等の付勢部材によって、ジョイント保持部材162に対して離間する方向に付勢されている。
【0100】
図35に示すように、流体容器1が未装着のとき、容器保持部材163は、ジョイント保持部材162から付勢部材によって離間、即ち上昇した状態にある。容器保持部材163の装着凹部164には、容器保持部材163が上昇した位置において、収納箱100のネック部2が外側開口105bより突出した底面101fが装着される。この際、収納箱100の底面101fは、装着凹部164の側壁によって挿入がガイドされ位置決めされる。そして、容器保持部材163は、収納箱100の重さによってジョイント保持部材163に近接する方向に降下する。容器保持部材163の降下に合わせて、収納箱100の底面101fより突出したネック部2の先端は、挿通孔165に更に進入し、ジョイント162aと接続される。これにより、ウォータサーバ160には、収納箱100に収納された流体容器1からに水等の流体が供給される。
【0101】
なお、収納箱100に収納する流体容器1は、ハード容器で、ネック部2を下向きに置いたとしても、ネック部2が自重で撓まない程度の強度を有するものであっても良いし、
図36に示すように、ソフト容器にして、自重でネック部2が窪むような可撓性を有するものにしても良い。ソフト容器にした場合には、逆さに置かれたとき、ネック部2が内側に凹むことで、相対的に、ネック部2の周辺が突出することになる。ネック部2の周囲の突出部5は、流体容器1が収納箱100内に逆さ向きに収納されたときに、底面101fと突出部5の先端面が近づくことで、流体容器1の収納箱100内で流体容器1を支持することが出来、収納箱100内の流体容器1の姿勢が一層安定する上、収納箱100の底面101fの中央への応力集中を分散することが出来る。
【0102】
更に、以上の収納箱100では、底面101fに形成された開口部105をキャップ121で閉塞するようにし、閉塞状態を、キャップ121をキャップ止め片122で保持するようにしたが、ここでは、底面101fに形成された開口部105をキャップ121を用いずに、キャップ止め片122に代わる閉塞片171のみで閉塞する場合を
図37を参照して説明する。
【0103】
この収納箱170に用いられる閉塞片171は、収納部101の底面101fから背面101cに亘る内面に延在されるように長尺に形成され、先端部174で底面101fの開口部105の外側開口105bを閉塞する。この閉塞片171は、底面101fから背面101cに亘って沿うように配置されるので、収納部101の底面101fと背面101cとが成すコーナ部近傍では、ほぼ90°のコーナ部に倣って折曲するように、長手方向に対して直交する折り目線172が形成されている。閉塞片171の基端部は、収納部101の天面101eより露出し、露出する部分に、把手部173が形成されている。閉塞片171は、ユーザが把手部173を持って引き抜くことで、開口部105を開放する。把手部173が形成された閉塞片171の基端部は、天面101eにおいて、天面外フラップ104cと天面内フラップ104b,104dとの間に延在され、天面外フラップ104a,104cが開かれたときに露出し、収納部101の内部から引き出すことが出来る。
【0104】
以上のような収納箱170は、開口部105を閉塞するのに、キャップ121を用いず、閉塞片171の先端部174を用いて閉塞するようにしたので、キャップ121を用いない分、部品点数の削減を図ることができ、製造工程の簡素化することが出来ると共に、製造コストの削減を実現することが出来る。
【0105】
なお、流体容器に貯留する流体としては、水、ミネラルウォータ等の他、に、ジュース、コーヒー、紅茶、スープ等の流体であっても良い。また、収納箱に収納する物としては、流体容器に限定されるものではない。