(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6284509
(24)【登録日】2018年2月9日
(45)【発行日】2018年2月28日
(54)【発明の名称】手袋脱ぎ具
(51)【国際特許分類】
A41D 19/015 20060101AFI20180215BHJP
【FI】
A41D19/015 610Z
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-159037(P2015-159037)
(22)【出願日】2015年8月11日
【基礎とした実用新案登録】実用新案登録第3190608号
【原出願日】2014年2月27日
(65)【公開番号】特開2015-193975(P2015-193975A)
(43)【公開日】2015年11月5日
【審査請求日】2016年11月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】514051006
【氏名又は名称】石川 秀樹
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】特許業務法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】石川 秀樹
【審査官】
田中 尋
(56)【参考文献】
【文献】
特開2015−136419(JP,A)
【文献】
特開平10−000203(JP,A)
【文献】
特開2001−299558(JP,A)
【文献】
特開2008−029499(JP,A)
【文献】
特開2002−336271(JP,A)
【文献】
米国特許第06241134(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A41D 13/00−13/12,19/00−20/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定箇所に取り付けて使用される、手から手袋を脱がすための手袋脱ぎ具であって、
互いに接しながら並行に延び、離反させたときに互いに接する状態に戻ろうとする復元力を有する一対の脱離部材を備え、
前記一対の脱離部材の先端は、互いに離間する手袋脱ぎ具。
【請求項2】
本体部をさらに備え、
前記一対の脱離部材の基端は、前記本体部に取り付けられる請求項1に記載の手袋脱ぎ具。
【請求項3】
前記本体部は、所定箇所に固定するための固定手段を有する請求項2に記載の手袋脱ぎ
具。
【請求項4】
前記一対の脱離部材は、前記本体部の外周部から突出するように取り付けられ、
前記一対の脱離部材の先端は、前記脱離部材の一方の先端を前記本体部の内部に向かって湾曲させることにより互いに離間する請求項2又は3に記載の手袋脱ぎ具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手袋脱ぎ具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
病院等の医療従事者は、手術や検査等を行う際に、薄手のゴム手袋を使用している。ここで内視鏡医は、一方の手で内視鏡の操作部を操作しながら、他方の手で内視鏡の操作部の先端に取り付けられた挿入部を患者の体内に挿入して手術や検査等を行うが、手術や検査等の終了後、内視鏡の挿入部や、挿入部を保持していた側のゴム手袋は、汚物等が付着して汚れている。そのため、操作部から挿入部を取り外して内視鏡を片付ける際に、汚れているゴム手袋を着けたまま作業を行うと、操作部まで汚れてしまい、より片付け作業が面倒になる。よって、内視鏡の操作部を一方の手で保持したまま、他方の手のゴム手袋を脱ぐ必要があるが、この場合には看護師等の第三者に脱がせてもらうしかなく面倒であった。そこで、片手でゴム手袋が脱げる手袋脱ぎ具が提案されている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1の手袋脱ぎ具は、本体ボックスに手を挿入する手挿入口が設けられており、手挿入口の側部に板片をL字状に折り曲げた手袋離脱部材が設けられている。医療従事者は、手挿入口から手を入れ、手袋離脱部材にゴム手袋を引っ掛けて手を引き上げることにより、片手で簡単にゴム手袋を脱ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−336271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の手袋脱ぎ具では、手袋離脱部材により脱がされたゴム手袋は落下するため、特許文献1の手袋脱ぎ具は、手袋離脱部材の下方に、ゴム手袋を回収できる手袋回収ボックスが本体ボックスに一体に設けられた構成となっている。しかし、この構成では手袋脱ぎ具が大型化して邪魔になるという問題が生じていた。一方で、手袋回収ボックスを設けない場合には、脱いだゴム手袋が床に落ちてしまい、汚れたゴム手袋が床を汚して不衛生である上、汚れた床を清掃する必要があり、却って片付け作業に手間がかかるといった問題が生じていた。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、手袋を片手で簡単に脱げるとともに、脱いだ後の手袋を保持できることで、手術や検査等の邪魔にならず手術室や検査室等の衛生面の確保にも優れた手袋脱ぎ具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の手袋脱ぎ具は、所定箇所に取り付けて使用される、手から手袋を脱がすための手袋脱ぎ具であって、互いに接して延び、離反されたときに互いに接する状態に戻ろうとする復元力を有する一対の脱離部材を備え、前記一対の脱離部材の先端は、互いに離間する。
【0008】
本発明の手袋脱ぎ具は、一対の脱離部材の先端が互いに離間しているため、手袋を容易に一対の脱離部材間に挿し込むことができる。この一対の脱離部材は、手を引き上げる際に、互いに広がって手袋を一対の脱離部材間に進入させるが、このとき互いに接する状態に戻ろうとする復元力が働くため、一対の脱離部材間に進入した手袋は、一対の脱離部材によって挟持される。これにより、一対の脱離部材間に手袋を挿し込んで手を引き上げるだけで、片手で簡単に手袋が脱げる。また、脱いだ手袋は一対の脱離部材によって挟持されて床に落下しないため、床を不衛生にすることを防止することができる。その結果、手袋脱ぎ具の下に脱いだ手袋を回収するための回収ボックス等を置く必要がなくなり、手袋脱ぎ具を小型化することができる。
【0009】
なお、一対の脱離部材が互いに接するとは、隙間なく接する状態のみでなく、挟持する手袋の厚み以下の隙間を有するものも含むものである。つまり、一対の脱離部材間に手袋を挟持できれば、一対の脱離部材はわずかに離間してもよい。また、一対の脱離部材の先端が互いに離間するとは、一対の脱離部材が延びる方向と直交する方向に位置ずれする状態のみでなく、一対の脱離部材が延びる方向に位置ずれする状態、つまり、一対の脱離部材の長さが異なる状態も含むものである。この点は、本明細書を通じて同義である。
【0010】
上記手袋脱ぎ具は、本体部をさらに備え、前記一対の脱離部材の基端は、前記本体部に取り付けられることができる。上記構成によれば、本体部を所望の箇所に設置するだけで、簡単に手袋脱ぎ具を設けることができる。
【0011】
また、上記手袋脱ぎ具において、前記本体部は、所定箇所に固定するための固定手段を有することができる。上記構成によれば、接着剤や粘着剤のような本体部を固定するための手段を別途準備しなくても、固定手段を利用して簡単に本体部を所望の箇所に固定することができる。
【0012】
また、上記手袋脱ぎ具において、前記一対の脱離部材は、前記本体部の外周部から突出するように取り付けられ、前記一対の脱離部材の先端は、前記脱離部材の一方の先端を前記本体部の内部に向かって湾曲させることにより互いに離間することができる。上記構成によれば、一対の脱離部材の先端が本体部及び一対の脱離部材から外側方向へ突出しないため、一対の脱離部材の先端を離間させることにより一対の脱離部材の先端が邪魔になることを防止することができる。
【0013】
なお、本体部の外周部とは、本体部の側面と、本体部の上面及び下面の外周縁から所定距離内側の部分を含むものである。この点は、本明細書を通じて同義である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、手袋を片手で簡単に脱げるとともに、脱いだ後の手袋を保持できる。その結果、手術や検査等の邪魔にならず、且つ、手術室や検査室等の衛生面を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の手袋脱ぎ具の一実施形態を示す斜視図である。
【
図3】
図1の手袋脱ぎ具の使用状態の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る手袋脱ぎ具1の一実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0017】
図1及び
図2に示すように、本実施形態の手袋脱ぎ具1は、互いに接して延びる一対の脱離部材10,10と、脱離部材10の基端10bが取り付けられる本体部20とを備えている。
【0018】
脱離部材10はともに、棒状部材を曲げ加工することにより形成されており、棒状部材を略U字状に湾曲させた把持部分11と、棒状部材の両端部を把持部分11に対して直交するように屈曲させた取付部分12とにより構成されている。すなわち、脱離部材10はともに、側面視略L字状、且つ、正面視略U字状となるように形成されており、取付部分12が本体部20から水平に延びるように取り付けられ、把持部分11が本体部20から垂下している。脱離部材10を形成する棒状部材の径は、2mm〜5mm程度と細く、脱離部材10の把持部分11は、厚みの薄い扁平状になっている。これにより、手と手袋の間の隙間に一方の脱離部材10を挿入し易くなっている。脱離部材10の把持部分11の長さは、一対の脱離部材10,10が互いに撓んで、間に手袋を挿入可能な程度に広がることができる長さが好ましく、9〜15cm程度が好ましい。また、脱離部材10の幅は、手首から脱離部材10を挿し込める幅であれば、任意の幅とすることができるが、約1〜2cm程度と細い方が好ましい。これにより、手袋脱ぎ具1を小型化することができる。
【0019】
一対の脱離部材10,10の内の一方の脱離部材10は、先端10a、つまりはU字状の把持部分11の端部が、脱離部材10の基端10b側、つまりは取付部分12側に湾曲されている。これにより、2本の脱離部材10,10を重ねると、一対の脱離部材10,10は、先端10a,10a、つまりは把持部分11の端部が互いに離間するようになっている。この一対の脱離部材10,10は、互いに重ね合わされて先端10a,10aが互いに離間した状態で、先端10a,10aが略同一水平面に位置するように形成されていることが好ましい。
【0020】
一対の脱離部材10,10は、本体部20に互いに当接した状態で取り付けられている。そして、一対の脱離部材10,10は、荷重が掛かることによって互いに離反し、且つ、無荷重状態では互いに接する状態に戻る復元力を有しており、例えば、ステンレス等の人力で撓み変形可能な材料により形成されている。
【0021】
本体部20は、所望の箇所に安定して設置でき、一対の脱離部材10,10を取り付けることができれば、任意の形状を採用することができる。本体部20は、手で持てる程度に小型化することが好ましく、これにより、例えば手術室や検査室等において使用する際に、手術や検査等の邪魔になることを防止することができる。本実施形態では、本体部20は、直方体状に形成されている。この本体部20は、一側面が、脱離部材10が取り付けられることが可能な大きさであれば十分であり、上記一側面の幅は、脱離部材10の幅よりも少し長く形成されている。
【0022】
一対の脱離部材10,10の基端10b,10bは、本体部20の一側面に取り付けられている。このとき、一対の脱離部材10,10は、先端10aを湾曲させた一方の脱離部材10が内側(本体部20側)に、他方の脱離部材10が外側になるように取り付けられる。これにより、脱離部材10の先端10aが、本体部20の内部に向かって湾曲して本体部20の下方の領域内に維持されるため、脱離部材10の先端10aが本体部20及び脱離部材10の外側に突出することによって脱離部材10の先端10aが邪魔になることを防止することができる。
【0023】
また、本体部20には、固定手段21が設けられている。本実施形態では、固定部材21は、本体部20の脱離部材10が設けられない一側面に切られたネジ穴(図示せず)にねじ込まれるボルト21aによって形成されている。なお、固定手段21は、上記態様に限られず、既知の任意の手段を取り得る。一例として、手袋脱ぎ具1を取り付ける箇所と、本体部20にマジックテープ(登録商標)や磁石を取り付けておき、マジックテープ(登録商標)や磁石によって本体部20を固定できるようにしても良い。この場合は、マジックテープ(登録商標)や磁石が固定手段21となる。また、本体部20に両面テープを貼り付けておき、両面テープの所望の箇所に貼り付けることで本体部20を固定することもできる。この場合には、両面テープが固定手段21となる。さらには、本体部20に固定手段21を備えず、接着剤や粘着剤等を別途準備して所定箇所に本体部20を固定することもできる。また、本体部20にネジ止めや接着剤等によってクリップを取り付け、そのクリップで所定箇所を挟むことによって本体部20を固定することもできる。
【0024】
このような手袋脱ぎ具1は、次のようにして手から手袋を脱がすために使用される。すなわち、
図3に一例を示すように、例えば医療器具の載せる台Sの横板Ssに形成されている貫通孔(図示せず)を介してボルト21aを本体部20のネジ穴にねじ込むことで本体部20を台Sに固定し、これにより手袋脱ぎ具1を設置する。このとき、脱離部材10が台Sの前方から本体部20の下方側へ突出するように設置する。なお、本体部20は、台Sに形成されている貫通孔を利用して取り付ける以外に、台Sに板を取り付けて板と本体部20とをネジ止めする、本体部20に取り付けられた既知のクリップを使用して台Sの端部を挟み込む等、任意の箇所に任意の手段で固定することができる。
【0025】
このように予め手袋脱ぎ具1を設置しておき、手術や検査等の終了後、医療従事者は、一対の脱離部材10、10の先端10a,10a間に手袋を挿し込む。そのまま手を引き上げると、一対の脱離部材10,10は互いに広がって、外側の脱離部材10が手と手袋との間に進入するとともに、一対の脱離部材10,10間に手袋が進入する。このとき、一対の脱離部材10,10は互いに接する状態に戻ろうとする復元力を有しているため、一対の脱離部材10,10間に手袋が挟持され、手から手袋を脱がすことができる。このとき、手袋の手首部分が脱離部材10の先端10a近傍で挟持された状態で、手の平及び指を引き抜くこととなるので、手の平及び指を引き抜く過程で手袋が裏返って手から脱がすことができる。脱いだ後の手袋は、一対の脱離部材10,10によって挟持された状態となる。
【0026】
以上のように、本実施形態によれば、手袋脱ぎ具1は、先端が互いに離間した一対の脱離部材10,10を備えているため、手袋を容易に一対の脱離部材10,10間に挿し込むことができる。この一対の脱離部材10,10は、荷重を掛けると互いに離反するため、手を引き上げる際に互いに広がって手袋を一対の脱離部材10,10間に進入させることができる。このとき、一対の脱離部材10,10は、無荷重状態となると互いに接する状態に戻ろうとする復元力を有しているため、この復元力によって、手袋は一対の脱離部材10,10間に挟持される。その結果、片手を脱離部材10の先端10aから基端10b側へ向かって動かすだけで、脱離部材10に手袋が引っ掛かって簡単に手から手袋を脱がすことができる。また、脱いだ手袋は、一対の脱離部材10,10によって挟持されて床に落下しないため、床を不衛生にすることを防止することができる。その結果、手袋脱ぎ具1の下に脱いだ手袋を回収するための回収ボックス等を置く必要がなくなり、手袋脱ぎ具1を小型化することができる。さらに、手袋は裏返って脱げて汚れた面が内側になるので、より衛生的であるとともに、手にガーゼ等を握っている場合には、ガーゼ等が手袋の内側に保持された状態で手袋を脱ぐことができるため、手袋ともにガーゼ等も処分できて片付けの手間を省くことができる。
【0027】
また、本実施形態では、手袋脱ぎ具1が本体部20を備えているため、本体部20を所望の箇所に設置するだけで、所望の箇所に簡単に手袋脱ぎ具1を設けることができる。さらに、本体部20が固定手段21を備えているため、接着剤や粘着剤等のような本体部20を固定するための手段を別途準備する必要がなく、本体部20の固定が容易になる。
【0028】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。
【0029】
例えば、上記実施形態では、脱離部材10は、把持部分11と取付部分12とから構成されているが、例えば把持部分11を直接本体部20に取り付けて、側面視略I字状とすることもできるし、その他任意の形状を取り得る。また、上記実施形態では、棒状部材を曲げることによって脱離部材10を形成したが、例えば平板をそのまま用いる、又は平板を側面視略L字状に屈曲させて用いる等、平板によって脱離部材10を形成しても良い。また、脱離部材10の寸法を必ずしも上記実施形態の寸法する必要はない。いずれにしても、片手で脱離部材10の一方を手と手袋との間に簡単に挿し込め、手を引き上げるだけで手袋が脱げる形状であれば良い。ただし、脱離部材10の先端10aは、手袋を脱ぐ際に手が引っ掛かっても手を傷つけないように、曲線又は曲面とすることが好ましい。
【0030】
また、上記実施形態では、一方の脱離部材10の先端10aを湾曲させることにより、一対の脱離部材10,10の先端10a,10aを互いに離間させたが、例えば、一対の脱離部材10,10の両方を互いに反対方向に湾曲させることによって、先端を離間させても良い。さらには、脱離部材10の把持部分11の長さを変えることにより、一対の脱離部材10,10の先端10a,10aを互いに離間させても良い。いずれにしても、手袋が一対の脱離部材10,10間に進入可能なように先端10a,10aが互いに離間していれば良い。
【0031】
また、上記実施形態では、脱離部材10を本体部20の側面に取り付けたが、例えば、本体部20の下面に取り付けることもできる。このとき、本体部20の外周部、つまりは本体部20の外周縁又は外周縁から所定距離内側部分に取り付けられることが好ましい。これにより、脱離部材10から突出する本体部20が少なくなり、本体部20の突出部分に引っ掛かって怪我をすることが防止される。また、本体部20は、直方体状である必要はなく、例えば断面略逆U字状とすることもできる。この場合には、脱離部材10は、U字の底部、つまりは本体部20の上面内側に溶接等を利用して取り付けることができる。
【0032】
また、上記実施形態では、手袋脱ぎ具1は本体部20を備えているが、例えば一対の脱離部材10を直接手術台や検査台、医療器具を置く台等の邪魔にならない場所に取り付けることもできる。この場合には本体部20が不要となり、より手袋脱ぎ具1が邪魔にならないようにすることができる。
【0033】
また、本発明の手袋脱ぎ具1は、医療用に限られず、一般家庭用から各種産業における作業用の手袋まで、種々の手袋にも用いることができる。
【符号の説明】
【0034】
1 手袋脱ぎ具
10 脱離部材
10a 脱離部材の先端
10b 脱離部材の基端
20 本体部
21 固定手段