【実施例】
【0016】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0017】
本実施例は、屋根材や屋根下地材に止着する止着用脚板部1に、雪止めアングル2を取付可能なアングル装着溝3を有するアングル取付部4が立設状態に設けられている。
【0018】
具体的には、本実施例の止着用脚板部1は、
図1,
図2に示すように、前後方向(屋根勾配方向)に長さを有する細帯状の金属板で構成され、その後端側に屋根下地材に打ち付ける釘を挿通するための釘孔8が複数(図面は三箇所)貫通形成されている。
【0019】
本実施例のアングル取付部4は、
図1,
図2,
図4に示すように、前記止着用脚板部1と別部品であって、止着用脚板部1の1/3程度の前後長さを有する側面視略方形状の金属板(縦板)で構成されている。
【0020】
また、このアングル取付部4は、下部寄りに水平前後方向に長さを有するアングル装着溝3が切欠形成されて、このアングル装着溝3に雪止めアングル2の下側水平部16を嵌合しつつこの下側水平部16をアングル装着溝3の下側溝縁に載置装着可能な構成とされている。
【0021】
また、このアングル取付部4は、前記アングル装着溝3より上側部分の前後長が、下側部分の前後長より短く形成されて、この上側部分の後側の外端部が、アングル装着溝3に装着した雪止めアングル2の上側垂直部17が近接配設する垂直辺部9に構成されている(
図4参照)。
【0022】
また、このアングル取付部4のアングル装着溝3より下側部分の後端部は、
図1,
図2,
図4に示すように、アングル装着溝3の下側溝縁より上方へ突出する形状に形成されて、この後端の上方突出部が、アングル装着溝3に嵌合装着した雪止めアングル2の連設角部の外方(後方)に位置してこの雪止めアングル2の外れ止めとなる外れ止め突起11に構成されている。
【0023】
このアングル取付部4の、前記止着用脚板部1への取付構造は、
図2に示すように、アングル取付部4の下部前後に取付用凸部14が突設される一方、この取付用凸部14を嵌合可能な嵌合孔部15が止着用脚板部1の前側の前後二箇所に貫通形成され、この取付用凸部14を嵌合孔部15に嵌合挿入した上で、例えばこの嵌合部分同士を溶接することにより、アングル取付部4が止着用脚板部1に立設状態に止着されている。
【0024】
本実施例は、前記アングル取付部4に、前記アングル装着溝3に装着した前記雪止めアングル2に圧接してこの雪止めアングル2をアングル装着溝3より外れ止め保持する圧接体5が設けられている。
【0025】
具体的には、本実施例の圧接体5は、断面コ字状の取付部6と前記雪止めアングル2に圧接する圧接片部7とが連設する形状に形成されている。
【0026】
更に詳しくは、
図2,
図3に示すように、アングル取付部4より薄厚な弾性を具備する金属製薄板材を使用し、例えばプレス加工によりこの薄板材の一側部分(図面上側部分)の両端部が一方向に向けて(アングル取付部4の前方へ向けて)略直角に折曲されて、この折曲対向両端板部間に前記アングル取付部4の板厚寸法と同等の対向間隔を有する前記断面コ字状の取付部6が形成されると共に、この板材の他側部分(図面下側部分)が、取付部6の折曲対向両端板部と同方向に傾斜突出する形状に折曲形成されて、この傾斜板部が前記圧接片部7に構成されている。即ち、本実施例は、一枚の板材から取付部6と圧接片部7を具備する圧接体5が一体折曲形成されている。
【0027】
この圧接体5の、前記アングル取付部4への取付構造は、取付部6の対向両端板部に、止着具12(図面はリベット12を採用)を挿通可能な挿通孔13が貫通形成される一方、この挿通孔13と連通させてリベット12を挿通可能な止着孔10が、前記アングル取付部4の垂直辺部9付近の中ほどよりやや下方位置にこのアングル取付部4を左右方向に貫通するようにして形成されている。そして、前記取付部6を、前記アングル取付部4の前記アングル装着溝3付近の外端部たる前記垂直辺部9に外側(後方)から被嵌してこの垂直辺部9を両側から抱き込むように配設すると共に、前記止着孔10と前記挿通孔13とを連通させ、この連通する止着孔10と挿通孔13を利用してリベット13止めすることにより、アングル取付部4に圧接体5を取付けした構造としている。
【0028】
また、この際、この圧接体5の前記圧接片部7が前記アングル装着溝3内に配設されて、この圧接片部7の突出先端(下端)がアングル装着溝3の下側溝縁に近接若しくは当接するように、圧接体5の形状及び止着孔10,挿通孔13の形成位置(圧接体5の止着位置)等が設定構成されている。
【0029】
従って、アングル装着溝3内に、圧接片部7の弾性に抗して圧接片部7を撓み変形させながら雪止めアングル2の下側水平部16を挿入して装着すると、この圧接片部7が下側水平部16の上面に圧接し、この圧接片部7の圧接作用と前記外れ止め突起11の外れ止め作用とにより、雪止めアングル2がアングル取付部4(アングル装着溝3)に強固に装着されるように構成されている(
図4参照)。
【0030】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。