【文献】
ちむすけ Team schedule, [online],[2014年2月3日検索],2013年,URL,http://chimusuke.com/
【文献】
石坂 勇三,パソコン活用講座 しっかりわかる ウィンドウズ7 6,日経PCビギナーズ 第2巻 第10号,日本,日経BP社,2011年 9月15日,第2巻,第82-83頁
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示装置の表示画面へ前記タイル画面を表示する第1閲覧モードと、複数個のブリック画面を表示する第2閲覧モードとを、相互に切り替え可能であることを特徴とする請求項1又請求項2に記載の情報共有システム。
前記表示画面に表示した前記タイル画面のスクロールは、前記タイル画面毎に停止させて表示するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報共有システム。
少なくとも、情報共有サーバと、該情報共有サーバに接続されてスケジュールデータを保存する情報共有サーバ用データベースと携帯端末機とからなる情報共有システムにおける情報共有方法であって、
前記携帯端末機は、演算制御部、表示装置、入力装置、記憶装置、通信装置を備え、
前記演算制御部は、前記通信装置と通信ネットワークを介して前記情報共有サーバに接続された前記情報共有サーバ用データベースから複数日及び複数人数分の前記スケジュールデータを前記記憶装置に取得し、この取得された該スケジュールデータをタイル画面で前記表示装置の表示画面に表示し、
前記表示画面に表示された前記タイル画面は、前記入力装置の操作によって横方向及び縦方向にスクロールさせて表示されること
を特徴とする情報共有方法。
少なくとも、情報共有サーバと、該情報共有サーバに接続されてスケジュールデータを保存する情報共有サーバ用データベースと携帯端末機とからなる情報共有システムにおける情報共有プログラムであって、
前記携帯端末機は、演算制御部、表示装置、入力装置、記憶装置、通信装置を備え、
前記携帯端末機の前記演算制御部であるコンピュータに、前記通信装置と通信ネットワークを介して前記情報共有サーバに接続された前記情報共有サーバ用データベースから複数日及び複数人数分の前記スケジュールデータを前記記憶装置に取得する機能と、この取得された該スケジュールデータをタイル画面で前記表示装置の表示画面に表示する機能と、
前記表示画面に表示された前記タイル画面を、前記入力装置の操作によって横方向及び縦方向にスクロールさせて表示する機能とを、実行させること
を特徴とする情報共有プログラム。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、各グループの責任者が共通のスケジュールを書き込み、グループのメンバーのみがスケジュールを確認することが可能な発明が記載されている。特許文献2はスケジュールの記入者が、記入時にスケジュールに関するメンバーを選択し、スケジュール登録する旨が記載されている。
【0007】
これらのスケジュールは、時間、場所等の確定した予定を登録して、グループに登録したメンバーに知らせる情報として使用される。このスケジュールに他の使用者がなにかしらコメントをしたい場合の方法としては、電子メールやメモ書き等の連絡手段を使用する必要がある。また、登録したメンバー以外は閲覧に制限があるという不便さがある。
【0008】
また、特許文献1の
図2及び特許文献2の
図5に記載のように、これらのスケジュールは、記入時に時間(期間)、場所、コメント等のデータを入力して保存する必要がある。このように、備忘録的に使用されている従来のスケジュールは入力型式が決められており、過去情報・現在情報のように、確定している予定を入力するには適しているが、一部が未確定な若しくは不確定な未来情報などの予定に対しては使用しにくい。また、メンバーが異なる言語を使用している場合、内容の理解に齟齬を生じる場合がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、絵図からなるステッカを使用して個別のスケジュールを簡単に作成するとともに、アクセスを許可した特定多数の者に近未来のスケジュールを公開することで情報の共有化を行い、そのスケジュールに対する特定多数の者からの反応によって、柔軟にスケジュールを変更、確定をすることができる、SNSシステムを使用したスケジュールを提供する情報共有システム、情報共有方法、及び情報共有プログラムに関する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る情報共有システムによれば、少なくとも、情報共有サーバと、該情報共有サーバに接続されてスケジュールデータを保存する情報共有サーバ用データベースと、携帯端末機とからなり、前記携帯端末機は、演算制御部、表示装置、入力装置、記憶装置、通信装置を備え、
前記演算制御部は、前記通信装置と通信ネットワークを介して前記情報共有サーバに接続された前記情報共有サーバ用データベースから複数日及び複数人数分の前記スケジュールデータを
前記記憶装置に取得し、この取得された該スケジュールデータをタイル画面で前記表示装置の表示画面に表示し、前記表示画面に表示された前記タイル画面を前記入力装置の操作によって横方向及び縦方向にスクロールさせて表示させることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る情報共有システムによれば、前記タイル画面は、一人1日分の前記スケジュールデータを前記表示画面全域に表示させることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る情報共有システムによれば、前記スケジュールデータは、1枚のタイル画面上に表示可能な1又は複数の個別スケジュールデータを有し、前記個別スケジュールデータは、1又は複数のステッカから構成されることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る情報共有システムによれば、前記ステッカは、複数個の前記ステッカが目的別に分類されて収納されていることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る情報共有システムによれば、前記表示装置の表示画面へ前記タイル画面を表示する第1閲覧モードと、複数個のブリック画面を表示する第2閲覧モードとを、相互に切り替え可能であることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る情報共有システムによれば、前記表示画面に表示した前記タイル画面のスクロールは、前記タイル画面毎に停止させて表示するものであることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る情報共有システムによれば、前記情報共有サーバ用データベースから取得された複数日の前記スケジュールデータは、7日分の前記スケジュールデータであることを特徴とする。
【0017】
本発明に係る情報共有システムによれば、前記スケジュールデータに入力するコメントは、他の使用者の個別スケジュールデータに入力してブリック画面に入力済であることを示す表示手段を有することを特徴とする。
【0018】
本発明に係る情報共有方法によれば、少なくとも、情報共有サーバと、該情報共有サーバに接続されてスケジュールデータを保存する情報共有サーバ用データベースと携帯端末機とからなる情報共有システムにおける情報共有方法であって、前記携帯端末機は、演算制御部、表示装置、入力装置、記憶装置、通信装置を備え、
前記演算制御部は、前記通信装置と通信ネットワークを介して前記情報共有サーバに接続された前記情報共有サーバ用データベースから複数日及び複数人数分の前記スケジュールデータを
前記記憶装置に取得し、この取得された該スケジュールデータをタイル画面で前記表示装置の表示画面に表示し、前記表示画面に表示された前記タイル画面は、前記入力装置の操作によって横方向及び縦方向にスクロールさせて表示されることを特徴とする。
【0019】
本発明に係る情報共有プログラムによれば、少なくとも、情報共有サーバと、該情報共有サーバに接続されてスケジュールデータを保存する情報共有サーバ用データベースと携帯端末機とからなる情報共有システムにおける情報共有プログラムであって、
前記携帯端末機は、演算制御部、表示装置、入力装置、記憶装置、通信装置を備え、前記携帯端末機の
前記演算制御部であるコンピュータに、前記通信装置と通信ネットワークを介して前記情報共有サーバに接続された前記情報共有サーバ用データベースから複数日及び複数人数分の前記スケジュールデータを
前記記憶装置に取得する機能と、この取得された該スケジュールデータをタイル画面で前記表示装置の表示画面に表示する機能と、前記表示画面に表示された前記タイル画面を、前記入力装置の操作によって横方向及び縦方向にスクロールさせて表示する機能とを、実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、使用者は1〜複数個のステッカを選択することで、簡単にスケジュールを作成することができる。ステッカは、目的別に纏めて複数用意してあるので、使用者は自己の目的に合うステッカを選択すればよい。
【0021】
また、ステッカにより個別のスケジュールを作成するので、文字情報に頼らないスケジュールを作成することができる。また、ステッカの図柄により内容を簡単に把握できるので、言語を越えて、スケジュールを閲覧した他の使用者(友人)と意志疎通ができる。
【0022】
本発明によれば、1画面サイズのスケジュールは使用日から近未来の7日間のみを作成、公開することができるので、短い未来に対する予定が立てやすく、短期間に対する入力なので、気軽に入力することができる。
【0023】
また、スケジュールはステッカを使用することで、確定していない曖昧な近未来の予定を入れることができる。そのスケジュールを、アクセスを許可した特定多数の者にスケジュールを公開することで、他の使用者(友人)から、そのスケジュールに対してコメントを得ることができる。また、得たコメントを参考に、容易にスケジュールの変更、確定をすることができる。
【0024】
また、1日のスケジュールが1画面中に表示されるので、一見して容易にスケジュールを把握しやすい。また、ステッカは、1画面中の任意の位置に配置することができる。
【0025】
また、使用者の1画面のスケジュール画面表示中に、横方向にスクロールをすると、使用者の別日付のスケジュール画面が表示され、縦方向にスクロールをすると、その日付の他の使用者(友人)のスケジュールが表示されるので、容易に他の使用者(友人)のスケジュールを閲覧することができる。
【0026】
また、横方向、縦方向の何れのスクロールも、次のスケジュール画面が画面中央部で自動停止する。スクロール中にスケジュール画面と次のスケジュール画面の途中で停止することが無いため、スクロール中にストレスを感じることが無くなる。
【0027】
また、他のSNSの情報を参照して情報共有サーバの初期設定を行うので、導入が容易である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら、詳細に説明する。
[システム構成]
図1に示すように、本発明の情報共有システム1は、使用者が、電話機能及びインターネット機能を存する携帯端末機10を使用して、通信ネットワーク3に接続されている情報共有サーバ7にアクセスし、情報共有サーバ用データベース8に保有されている各使用者の情報を携帯端末機10にダウンロード及び操作することで、使用者のスケジュールデータを閲覧することを許可された他の使用者(以下、「友人」と称する)のスケジュール情報を、閲覧し、コメント等をすることができる。
【0030】
また、初期設定時には、アプリケーションソフトウェアダウンロードサーバ4から、本発明に係るアプリケーションソフトウェア9(以下、アプリ9と称する)をダウンロード及びインストールを行い、さらに、SNS(social networking service:ソーシャル ネットワーキング サービス)サーバ5にアクセスして、SNSサーバ用データベース6から、必要な情報を取得し、その情報を情報共有サーバ用データベース8に登録する処理が行われる。
【0031】
図2に示すように、携帯端末機10は、演算制御部13、表示装置14、入力装置15、記憶装置18、及び通信装置19を有している。携帯端末機10は、アプリ9が動作可能であれば、タブレット型端末機、ノートパソコン、デスクトップパソコン、携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等の機器を問わない。また、OS(Operation system)についても、携帯端末機用のiOS(登録商標)、Android(登録商標)や、Mac OS(登録商標)、MS−Windows(登録商標)等のパソコン用等のOSでも良い。また、入力装置もマウス、タブレット、タッチパネル等の使用者が操作し端末機に入力できるもので有ればよい。本実施例では、小型で可搬型のタッチパネル入力形式を有する携帯端末機を例として説明する。
【0032】
演算制御部13は、CPU等からなり、記憶装置18等の各種装置と信号を送受信し、携帯端末機10の動作を制御する機能、具体的には、アプリ9の処理、通信処理等を実行する。
【0033】
表示装置14は、液晶ディスプレイ等でなり、携帯端末機10の動作状況やアプリ9を表示するための機器であり、使用者側の表面には、入力装置15のタッチパネル15aが設置されている。
【0034】
入力装置15は、タッチパネル15aと、操作ボタン15bとを有する。
タッチパネル15aは、表示装置14の表面に設置され、使用者は、表示装置14のディスプレイに表示されたアプリのアイコン及びボタン操作や、文字入力等の入力操作を、画面に直接指やスタイラスペンでタッチし、入力を行う。タッチパネルを使用することで、直感的で素早い操作を行うことができる。タッチパネルは、主に静電容量方式と抵抗膜方式等があるが、本発明では、何れの方式を用いてもよい。
操作ボタン15bは、アプリ9を実行中に押下することで、他のアプリやメニュー画面に切り替える機能を有する。また、操作ボタン15bにその他の機能を持たせてもよい。
【0035】
記憶装置18は、揮発性メモリ(Random Access Memory:RAM)、不揮発性メモリ(nonvolatile memory)、及びハードディスク(hard disk)等を有している。携帯端末機10の動作中の一時記憶保存にはRAMを使用し、携帯端末機10の初期設定等の消去しないデータは、ハードディスクや不揮発性メモリに保存される。また、アプリ9は、記憶装置18の不揮発性メモリ又はハードディスクにインストール及び保存されており、プログラム実行時にRAMに展開され、演算制御部13がアプリ9の実行をする。
【0036】
通信装置19は、携帯端末機10が通信ネットワーク3に接続して通信を行う機器である。携帯端末機10と通信ネットワーク3間の通信方式は、携帯電話のデータ通信であるW−CDMA、CDMA2000等の方式によるもの、又は、無線方式であるBluetooth(登録商標)、Wi−Fi(wireless fidelity:登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)等によるもの、あるいは、有線方式である、イーサネット(登録商標)による同軸、光ケーブル等によるもの等、何れの接続方式でも良く、通信ネットワーク3と携帯端末機10の相互間でデータの送受信が行える構成であればよい。
【0037】
次に、上述した初期設定によってアプリ9のダウンロードが完了した状態で、携帯端末機10上でアプリ9の実行時に、表示装置14に表示される画面について
図3及び
図4を参照して説明する。
【0038】
[第1閲覧モード]
アプリ9が使用者によって起動されると、
図4に示すように、表示装置14である表示画面21には、アプリ9の実行中の動作画面が表示される。
図4(a)は、アプリ9の第1閲覧モード51(基本画面)を示しており、タイル画面23、日付表示欄25、スクロールバー26、入力ボタン29、コメントボタン28、閲覧モード切替ボタン27、メインメニュー40等を有している。
【0039】
タイル画面23は、一枚のタイル状の画面を構成し、1又は複数の個別スケジュールデータ30aからなるスケジュールデータ30を表示する。
図3に示すように、タイル画面23の縦方向、横方向共に大きさは固定サイズであり、変更することができない。従って、使用者が1日分のタイル画面23に書き込みができる個別スケジュールデータ30aはタイル画面23の範囲内であるから、4〜5件程度である。
【0040】
日付表示欄25は、表示画面の上端部に位置し、本実施形態である使用日の日時から計算して、7日先までの日付(
図3に示すD1〜D7)と曜日をタグ形式で並べて表示する。従って使用日以前の日、及び7日目以降の日の、期間外のデータは表示しなくなる。例えば、
図4(a)では、11日木曜日(THU)のタイル画面23を表示しているが、
図4(c)では、12日金曜日(FRI)のタイル画面を表示している。日付表示欄25を7日間表示とすることは、7日間(一週間)サイクルは、天気予報やテレビ番組表等で一般的に使用されている期間であるために、使用者にとってはなじみ深く、スケジュールも把握しやすい期間となっている。
なお、日付表示欄25に表示する日付は、例えば3日間や10日間など他の期間に適宜設定したものでもよく、本実施形態では7日間に限定したものを用いている。
【0041】
[スケジュールデータスクロール方法]
以下、
図3を用いて、スケジュールデータ30に係るタイル画面23の配列と、画面のスクロール方法について説明する。
図3は、スケジュールデータ30を表示する、タイル画面23の配列を模式的に示す図である。縦軸は人物別にT1(使用者を示している)、T2・・・Tnと採番され、横軸は7日分の日付別にD1、D2・・・D7が採番されている。
図4(b)に示すように、1日分の個別スケジュールデータ30aが無い日、若しくは初回起動時等の画面であり、
図4(b)にように、タイル画面23にステッカ31が何もない状態で表示される。そして、1日分のスケジュールデータ30は、1又は複数の個別スケジュールデータ30aから構成される(
図4(a)等参照)。
【0042】
図4(a)は使用者のスケジュールデータ30のT1D1を示し、
図4(c)はT1D2を示し、
図4(d)は最上位にある友人の第1日目のスケジュールデータ30であるT2D1を示している。
【0043】
まず、
図4に示すホーム画面(
図3に示すT1D1に位置する)から、使用者の翌日のスケジュールを閲覧する場合、タッチパネル15aを操作し左方向にスクロールさせる(スワイプ)。表示画面21に表示されるデータは、スワイプ方向とは逆の、概念上右方向に位置するタイル画面(T1D2)に遷移する。
また、使用日乃至7日目以外の期間外のスケジュールデータ30は表示対象外とし、使用日以前の方向、及び7日目以降の方向にスワイプしても、スクロール動作を行わない。
【0044】
タッチパネル15aを操作しタイル画面23をスワイプする場合、横方向及び縦方向への画面スクロールをすることができるが、斜め方向への画面スクロールを規制する処理を行っている。例えば、タイル画面のT2D3では、右方向T2D4、左方向T2D2、上方向T1D3及び、下方向T3D3へのスクロールは許可されるが、T1D2、T1D4、T3D2、及びT3D4へのスクロールを規制している。斜め方向へのスクロールを規制することで、使用者にとって、横スクロール時には対象人物ごとのスケジュールデータ30を意識して確認することができ、また、縦スクロール時には日付毎のスケジュールデータ30を意識して確認することができる。
【0045】
このような十時方向のスクロールは、斜め方向にスクロールする場合に比べて、使用者が現在どのデータを閲覧しているか、位置情報の把握を容易にすることができる。
【0046】
また、タイル画面23のスクロールは、タイル画面23の1画面単位でスクロールを行い、スクロールしたタイル画面23の上下左右の端部が表示画面21にぴたりと停止するような表示処理を行う。つまり、画面スクロール中に、スクロール中の画面の途中で停止することがない。例えば、タイル画面23のT1D1とT1D2の途中や、T1D1とT2D1の途中でスクロールが停止し、両画面の境界線が表示画面21に表示中のまま停止するようなことは生じない。このように画面スクロールを処理することで、使用者はスワイプを1度するだけで次画面に遷移するので、操作性の向上を図ることができ、また、スクロール中の画面が途中でとぎれて表示されることによるストレスを感じることを低減することができる。
【0047】
日付が変わると、新しい7日分のスケジュールデータ30へ更新する。今までのD1を削除し、D2を新しいD1に繰り上げる。順次前日データを繰り上げ、新しいD1乃至D6とする。そして、新しいD7のスケジュールデータ30を情報共有サーバ7から取得してこれを記憶装置18に記憶し、新しいD1乃至D7とする。
【0048】
[個別スケジュールの構成]
図4(b)は、インストール後の初回起動時や、新しい日付が設定された場合の、タイル画面上にはスケジュールデータ30(個別スケジュールデータ30a)が何も入力されていない空データの状態である。本実施形態では、
図4(a)、(c)のように、1又は複数のステッカ31を組み合わせて、一件の個別スケジュールデータ30aを作成することができる。
【0049】
Whatステッカ31a、Whenステッカ31b、Whoステッカ31c及びHowステッカ31dは、それぞれのステッカを横一列に組み合わせて、一件のスケジュールを表現する。例えば、
図4(a)に示す個別スケジュールデータ30aでは、Whatステッカ31aは『ミーティング』、Whenステッカ31bは『1:00』、Whoステッカ
31cは『John』氏及びHowステッカ31dは『ため息』で構成されている。よって、このスケジュールは、「使用者『Taro』は11日木曜日の『1時00分』、『John』と『ミーティング』をする予定。しかし、気が重くて『ため息』をつく気分である。」を意味する。また、
図4(c)に示す個別スケジュールデータ30a1は「使用者『Taro』は12日金曜日の『12時00分』、『Hanako』と『昼食』をする予定で、『うれしい』気分である。」を意味する。2件目の個別スケジュールデータ30a2は「使用者は12日金曜日に『Ichiro』と『読書』をする予定」を意味する。Whenステッカ31bが入力されていないので、時間は未定である。
【0050】
このように、使用者のスケジュールを個別スケジュールデータ30aは「何を(Whatステッカ)」「何時(Whenステッカ)」「誰と(Whoステッカ)」「どのような(Howステッカ)」の4つのステッカで視覚的、直感的に表示することができる。よって、使用者の使用言語に関わらず、スケジュールの内容を容易に理解することができる。
【0051】
[ステッカ処理]
本実施形態では、ステッカは用途、目的別に、Whatステッカ31a、Whenステッカ31b、Whoステッカ31c、Howステッカ31dの4種類を準備している。ステッカ31は、スケジュールを第三者に伝達するために必要な情報を選出したものである。本実施形態では4種類を準備したが、他にもスケジュールの伝達に必要な情報を選出して適宜種類を増やすようにしてもよい。また、それぞれのステッカ31は各ステッカウィンドウ37(
図5(a)等参照)に分類され、それぞれが様々な用途に対応すべく、複数個のステッカ31が準備保管されており、使用者は、自己の用途に合ったステッカを選択することができる。
【0052】
図4(a)に示す入力ボタン29を押下すると、
図5(a)乃至(d)に示すように、表示中のタイル画面23の情報の入力、更新のための画面に遷移し、入力選択メニュー33、ステッカメニュー35及びステッカウィンドウ37が表示される。
【0053】
Whatステッカ31aは、
図5(a)に示すように、「ミーティング」「外出」等の行動を示す絵図からなる。ステッカメニュー35からWhatステッカ表示ボタン35aを押下すると、Whatステッカウィンドウ37aが表示され、アプリ9に登録されている複数のWhatステッカ31aが表示される。
【0054】
Whenステッカ31bは、
図5(b)に示す様に、時計の絵図からなる。ステッカメニュー35から、Whenステッカ表示ボタン35bを押下すると、Whenステッカウィンドウ37bが表示され、アプリ9に登録されている複数のWhenステッカ31bが表示される。
【0055】
Whoステッカ31cは、友人の顔写真及び氏名等の絵図からなる。ステッカメニュー35から、Whoステッカ表示ボタン35cを押下すると、Whoステッカウィンドウ37cが表示され、SNSサーバ5から取得し、記憶装置18に一時的に記憶されている複数のWhoステッカ31cが表示される(
図5(c)参照)。
【0056】
Howステッカ31dは、感情や気持ちを表現する絵図からなる。ステッカメニュー35から、Howステッカ表示ボタン35dを押下すると、Howステッカウィンドウ37dが表示され、アプリ9に登録されている複数のHowステッカ31dが表示される(
図5(d)参照)。
【0057】
これらのステッカ31は、各ステッカウィンドウ37a乃至37dを表示中に、タイル画面23に貼付けして使用したいステッカ31を、タッチ、タップするか、又は各ステッカウィンドウからタイル画面23にドラッグすることで、タイル画面23に貼付ける。
【0058】
また、個別スケジュールデータ30aは、各目的別のステッカ31を一個ずつ貼付ける例を示したが、同じ目的別のステッカ31を複数貼付けるようにしてもよい。例えば、複数のWhoステッカ31cを貼ったり、Whenステッカ31bを複数貼って、開始時刻と終了時刻を表現する等ができる。また、
図4(c)の個別スケジュールデータ30a2に示すように、各目的別のステッカ31を、4個以下で使用してもよい。
【0059】
また、ステッカ31の貼付け位置は、1件の個別スケジュール30aを構成するステッカが横一列(
図4(a)等参照)に並んでいれば、タイル画面23内の任意の場所で良く、貼付け後も使用者がドラッグして任意の位置に変更することができる。使用者は1枚のタイル画面23内でステッカ31の配置を自由に変更して、使用感や視認性の向上や、各個人の創意工夫したステッカ配置のアレンジを楽しむことができる。
【0060】
また、個別スケジュールデータ30aに貼付けたステッカ31は上記のステッカウィンドウ37を表示中であれば簡単に削除することができるので、使用者は何度でも個別スケジュールデータ30aのステッカ31を簡単に変更することができる。
【0061】
[ステッカ貼付処理]
ステッカ31a乃至31dの貼付処理について、
図6を参照して説明する。
まず、入力ボタン29を押下すると(
図6(a))、タイル画面23をコピーした、貼付作業用タイル画面23aが生成され、タイル画面23上に、使用者に閲覧されるように重畳して表示される(
図6(b))。
【0062】
次に、貼付作業用タイル画面23aに重畳して、確定実行ボタン(Done)32が表示画面21の上端から表示画面中心方向に向かって、順次移動出現する。また、入力選択メニュー33、ステッカメニュー35、及びステッカウィンドウ37が表示画面21の下端から表示画面中心方向に向かって、順次移動出現してくる(
図6(c))。各表示物の移動が停止すると、
図5(a)乃至
図5(d)に示すタイル画面23を使用者は見ているように錯覚するが、実際は、重畳された貼付作業用タイル画面23a、確定実行ボタン32、入力選択メニュー33、ステッカメニュー35、及びステッカウィンドウ37を見ていることになる。
【0063】
次に、使用者がステッカウィンドウ37からステッカ31を選択すると、選択されたステッカ31が貼付作業用タイル画面23aに貼付けられる(
図6(d))。
【0064】
そして、確定実行ボタン32を押下すると、確定実行ボタン32が表示画面中心方向から表示画面21の上端に向かって順次移動して消滅し、確定実行ボタン32、入力選択メニュー33、ステッカメニュー35、及びステッカウィンドウ37が表示画面中心方向から表示画面21の下端に向かって、順次移動して消滅する(
図6(e))。
【0065】
最後に、貼付作業用タイル画面23aに貼付けられたステッカ31がコピーされてタイル画面23に貼付けられ、貼付作業用タイル画面23aは廃棄される(
図6(f))。使用者は、最終的にステッカ31が貼付けられたタイル画面23を見ることになる。
【0066】
このように、ステッカ31を、ステッカウィンドウ37から貼付作業用タイル画面23aを経由してタイル画面23に貼付けることで、使用者は、あたかもステッカウィンドウ37からタイル画面23に直接ステッカ31を貼付けているような視覚的効果を得ることができる。この処理を行うことで、従来の処理のように、使用者は、閲覧中の画面から別の作業画面に移動して作業をするという表示処理から生じる、視覚的なストレスを解消することができる。
【0067】
[スケジュールデータの更新]
入力したタイル画面23上の更新された個別スケジュールデータ30aは、確定実行ボタン32を押下すると、携帯端末機10は、記憶装置18に保存された個別スケジュールデータ30aの更新及び、更新された個別スケジュールデータ30aを通信装置19から、通信ネットワーク3を介して情報共有サーバ7に送信する。
【0068】
このようにして、携帯端末機10で更新された個別スケジュールデータ30a(スケジュールデータ30)を即時に、情報共有サーバ用データベース8に保存されているスケジュールデータ30への更新、保管を行うことで、携帯端末機10の記憶装置18と情報共有サーバ用データベース8の同期を取り、友人の携帯端末機10が情報共有サーバ用データベース8にアクセスすることで、タイムラグが短く、使用者と友人で最新の更新された個別スケジュールデータ30aを閲覧することができる。
【0069】
[第2閲覧モード]
本実施形態は、閲覧モード切替ボタン27を押下することで、
図4(a)に示すタイル画面23を表示する第1閲覧モード51と、
図7に示すブリック画面24を表示する第2閲覧モード52を切り替える機能を有している。
【0070】
図7に示すように、ブリック画面24は、友人の氏名とWhoステッカ31cのみを、一画面に複数枚を縦に並べて表示する。ブリック画面24は、友人の氏名とWhoステッカ31cのみを一画面に複数枚分を縦に並べて表示するので、複数の友人の中から目的の友人を探すのに適している。
【0071】
ブリック画面24に表示される友人は、アプリ9をインストール後の第1回起動時に、SNSサーバ用データベース6に使用者の友人として登録されていた友人情報を、特定多数の人物情報として、情報共有サーバ用データベース8にコピーして使用する。その後、アプリ9を使用しながら使用者が友人の登録人数を行い増やしてゆく。本実施形態では、初期設定における最大登録人数の制限は無いが、使用者が初期設定を変更して、最大登録人数を適宜設定、変更することができるようにしても良い。
【0072】
第2閲覧モードのブリック画面24は、横の長さは表示画面21の端部から端部にわたり、縦方向の長さは、表示画面21の縦の長さを複数に分割する形状で表示される。
図7ではT1乃至T5の5件を表示する例を示すが、表示件数は表示画面21の範囲内で適宜変えることができるようにしても良い。T5以降のスケジュールデータ30が追加になった場合は、スクロールバー26もしくは、スワイプ操作で上下にスクロールさせることで表示することができる。
【0073】
また、ブリック画面24の表示順序は、最上位T1の位置に、使用者のスケジュールデータ30であるT1が表示され、以下、友人のスケジュールデータ30のT2乃至Tnが表示される。この友人のブリック画面24の順序は、入力装置15のタッチパネル15aを操作してドラッグ等で入れ替えることができる。例えば、T3を使用者T1の次位に移動し、「T1、T3、T
2、T
4、T5」の表示順序に変更して表示することができる。ブリック画面24の表示順序を変更すると、
図3に示すタイル画面23の表示順序も、連動して変更される。また、次回起動時は変更後の表示順序で表示するように、情報共有サーバ用データベース8に表示順序の情報を保存するようにしてもよい。
【0074】
スケジュールデータ30(個別スケジュールデータ30a)が登録されている場合は、第2閲覧モード52で表示しているブリック画面24上に、個別スケジュールデータ30aが存在することを示すマーク47aが表示される。個別スケジュールデータ30aの登録は、日付表示欄25で選択中の日付への登録でも、日付表示欄25に示す7日間のうちのいずれかの場合でもよい。また、使用者又は友人がコメントを記入した場合も、コメントが存在することを示すマーク47aが表示される。なお、スケジュールデータ30とコメントの場合で、マーク47aの形状を変えて表示する機能を追加し、使用者が一見してどちらのデータが存在するかを判別できるようにしてもよい。その他、表示方法は適宜可変して表示するようにしても良い。
また、ブリック画面24で友人の閲覧モード切替ボタン27bを押下すると、ブリック画面24(第2閲覧モード52)は、その選択した友人のタイル画面23(第1閲覧モード51)の表示に切り替わる。
【0075】
[その他の操作]
図4(a)等に示す、スクロールバー26は、ドラッグ操作や、触ったりすることで、表示画面21を上下にスクロールさせる機能を有する。表示画面21の表示内容が複数画面にわたる表示情報が存在する場合は、表示画面21の下方向に表示情報が隠れて見えなくなっている。そこで、スクロールバー26を操作して、タイル画面を上下にスクロールさせることで、隠れてしまった情報を見ることができるようにする。
【0076】
図4(a)等に示す、コメントボタン28は押下することで、
図8(a)に示すように、コメント入力画面42に遷移し、コメント入力欄42a及びポストボタン(Post)42bを表示し、表示中のタイル画面23に対して、コメントを入力することができる状態に遷移する。コメントの入力は、使用者及び友人の何れにもすることができる。また、コメント入力欄42aを選択すると、
図8(b)に示すように、さらにソフトウェアキーボード42cが表示され、文字入力を容易にすることができる。入力したコメントは、
図8(a)及び
図8(b)の何れの画面でもポストボタン42bを押下することで、入力したコメントを確定、保存することができる。
【0077】
この機能により、使用者は友人によって入力されたコメントを確認することで、友人が使用者のどの個別スケジュールデータ30aについて関心を持っているかを知ることができる。例えば、コメントボタン28に近接して、友人によって入力されたコメントの集計数(スケジュールデータ30毎の集計、個別スケジュールデータ30a毎の集計、全体の集計等)を表示するようにしても良い。また、使用者は友人から寄せられたコメントを参考にして、柔軟に個別スケジュールデータ30aの変更(時間、場所等)し、最終的に個別スケジュールデータ30aを確定することができる。
【0078】
このように、アクセスを許可した特定多数の者(友人)に近未来(7日間)のスケジュールを公開することで情報の共有化を行い、そのスケジュールに対する友人からのコメントによる反応によって、柔軟にスケジュールを変更、確定することができる。
【0079】
また、使用者及び友人は、上述のように、気になった個別スケジュールデータ30aには、コメントをつけることができるが、その個別スケジュールデータ30aの実行日になったら、メッセージやメールで通知する機能(リコメンド)や、友人に閲覧を促すメッセージやメールで通知する機能(リマインド)を設けても良い。
【0080】
[メインメニュー]
メインメニュー40は、
図4(a)(b)等に示すように、本発明の各種機能を選択するボタンを表示する。ボタンを押下することで、その機能の能力を発揮する画面に遷移する。本発明ではメインメニュー40に登録されているボタンは、ホームボタン(Home)40a、カレンダーボタン(Calender)40b、アクティビティボタン(Activity)40c、及びフォローボタン(Friend)40dであるが、その他の機能ボタンを追加してもよいし、現在のボタンを削除するようにしてもよい。
【0081】
ホームボタン40aは、押下されると、アプリ9の何れかの画面で操作、閲覧中であっても、その画面を放棄し、
図4(a)に示す基本状態の画面(ホーム画面)に遷移する。
【0082】
カレンダーボタン40bは、押下されると
図9(a)に示すように、1ヶ月単位のカレンダー画面45aを表示する。カレンダー画面45aは、表示画面21のタッチパネル15a(
図4(a)参照)を左右にフリックすることで、過去又は未来の1ヶ月単位のカレンダーを表示する(図示せず)。また、日付表示欄25で表示される7日間(使用日〜7日)は、配色を変える等、目立つ表示形式にしても良い。例えば、
図9(a)では、日付表示欄25に表示される日付は、二重枠で示している。また、個別スケジュールデータ30a又は友人からのコメントが存在する場合は、該当する日付にカレンダー用マーク47を表示する。
【0083】
なお、カレンダー表示は、使用者自身のカレンダー画面45aを見ることができるが、友人のカレンダー画面45aは見ることはできない。本発明は、近未来のスケジュールを公開するので、使用者以外の他人のスケジュールデータを見ることができるのは、
図3に示すD1〜D7の期間内のスケジュールデータに制限している。
【0084】
なお、
図4(a)に示すように、日付表示欄25に表示される7日間以外の期間外のスケジュールデータ30のタイル画面23は、存在しないため表示されないが、使用者自身は、カレンダー表示画面から日付を指定すれば、7日間以外の個別スケジュールデータ30aを見ることができる。
【0085】
図9(b)に示すように、アクティビティボタン40cは、押下されると、第1アクティビティ画面45b1に遷移する。第1アクティビティ画面45b1は、使用者の個別スケジュールデータ30aに対して、何らかのアクションをとった友人のWhoステッカ31c及び氏名等の情報をタイル形式で表示する。例えば、使用者の何日の個別スケジュールデータ30aを、誰が閲覧したか、その閲覧した時間、友人が使用者に対してコメントを書いた場合の日時、友人への通知の依頼等を表示する。
【0086】
これによって、使用者は、第1アクティビティ画面45b1を閲覧することで、友人からの、コメント、連絡事項があることや、自分のどのような個別スケジュールデータ30aに対して関心を持っているかを知ることができる。使用者は、このようなコメントや関心に応じて、個別スケジュールデータ30aを修正する判断材料とすることができる。
【0087】
また、第1アクティビティ画面45b1から「Update」ボタンを押下することで、
図9(c)に示すように、第2アクティビティ画面45b2に遷移する。第2アクティビティ画面では、友人が自己の個別スケジュールデータ30aを更新した場合に、その更新された個別スケジュールデータ30aの情報を表示する。使用者は第2アクティビティ画面を閲覧することで、使用者の関心のある、友人の個別スケジュールデータ30aに更新があったことを知ることができる。
【0088】
図9(d)に示すように、フォローボタン40dは押下されると、フォロー画面45cに遷移する。フォロー画面45cは友人及び友人以外の使用者一覧をブリック画面24で表示し、友人の追加や削除等を行う。フォロー画面45cは友人の追加や削除をするためのボタン(図示せず)や、友人に登録するか否かの問い合わせを行うボタン(図示せず)を有している。友人の追加や削除等を行うと、
図7に示すブリック画面24に表示される友人が増減する。
【0089】
[入力選択メニュー]
図10(a)に示すように、入力選択メニュー33において、テキスト入力ボタン(Text)33bを押下すると、テキスト入力画面38に遷移する。使用者はテキスト入力画面38に表示されたソフトウェアキーボードを使用して、タイル画面23のテキスト入力欄38aに文字入力をすることができる。また、使用者本人のみならず、友人のタイル画面23に対してもコメントを入力することができる。この場合、入力された友人には、コメント入力があった旨のマーク47a(
図7参照)が通知される。
【0090】
入力されたタイル画面23上のテキストの更新は、確定実行ボタン(Done)32を押下すると、携帯端末機10は更新された個別スケジュールデータ30aを通信装置19から通信ネットワーク3を介して情報共有サーバ7に送信する。
【0091】
図10(b)に示すように、入力選択メニュー33において、壁紙入力ボタン(Theme)33cを押下すると、壁紙変更画面39に遷移する。使用者は壁紙変更画面39に表示された画像を選択して、タイル画面23の背景に表示される模様として使用することができる。壁紙は、予めアプリ9に登録されている物のほか、使用者が携帯端末機10に取り込んだ写真を使用することができる。入力されたタイル画面23上の壁紙の更新は、確定実行ボタン32を押下する。前述したように、確定実行ボタン32を押下すると、携帯端末機10は更新された個別スケジュールデータ30a(
図4(a)(c)等参照)を通信装置19から、通信ネットワーク3を介して、情報共有サーバ7に送信する。
【0092】
[手段の説明]
次に、
図11及び
図12を参照して、本発明の処理の流れを説明する。
図11は、本発明に係る情報共有システムの基本的な処理の流れ、図
12は、本発明に係る情報共有システムの処理シーケンス図である。
【0093】
図11及び
図12に示すように、準備手段(ステップS1)は、携帯端末機10でアプリ9を初めて使用する際に、アプリ9をダウンロードし、インストールする手段である。
【0094】
アプリ9が携帯端末機10にインストールされていない場合は、使用者は携帯端末機10の入力装置15を操作して、演算制御部13から命令を発信し、通信装置19から通信ネットワーク3を介して、アプリケーションソフトウェアダウンロードサーバ4にアクセスする。そして、使用者は所定の操作を行い、アプリ9を、アプリケーションソフトウェアダウンロードサーバ4から通信ネットワーク3を介して、通信装置19を経由して携帯端末機10の記憶装置18内にダウンロードし保管する(ステップS21)。そして、ダウンロードされたアプリ9を記憶装置18内にインストールし、実行可能な状態に設定する。なお、すでにアプリ9が記憶装置18内にインストールされている場合は、準備手段の実行を省略する。
【0095】
次に、起動手段(ステップS2)は、携帯端末機10でアプリ9を起動すると、アプリ9は、既存のSNSサーバ5に接続するために、あらかじめ手続き済の認証依頼を演算制御部13から命令を発信し、通信装置19から通信ネットワーク3を介してSNSサーバ5へ送信する(ステップS22)。SNSサーバ5は、認証依頼が正常な場合は、認証許可を携帯端末機10に応答する(ステップS23)。次にSNSサーバ5は、SNSサーバ用データベース6に蓄積されている使用者に関する初期設定用データを携帯端末機10に送信する(ステップS24)。アプリ9は、アプリケーションソフトウェアダウンロードサーバ4から通信ネットワーク3を介して、通信装置19を経由して携帯端末機10の記憶装置18内に初期設定用データを保存する。初期設定用データは使用者の個人情報であり、例えば、基本情報(氏名、年齢)、顔写真、友人情報等である。
【0096】
次に、初期設定手段(ステップS3)に遷移する。初期設定手段は、携帯端末機10のアプリ9は、ステップS24で取得した初期設定用データを、記憶装置18内から読み出し、通信装置19から通信ネットワーク3を介して情報共有サーバ7に送信する(ステップS25)。情報共有サーバ7は、受信した初期設定用データを情報共有サーバ用データベース8に登録し、以後、使用者のスケジュールデータ30を構築する基礎情報とする。
【0097】
送信する初期設定用データは、起動が第1回目であり、情報共有サーバ用データベース8に携帯端末機10の設定データが存在しない場合は、情報共有サーバ7に使用者の基本情報が存在しないものとして、基本情報(氏名、年齢)、顔写真、友人情報等を送信する。また、第2回目以降の情報共有サーバ7へのアクセス時は、すでに基本情報が情報共有サーバ用データベース8に登録済みであるとして、基本情報を送信しないで、顔写真、友人情報等を送信する。
【0098】
次に情報共有サーバ7は、情報共有サーバ用データベース8から使用者のスケジュールデータ30(
図4(a)、(c)等に図示)を取得して、取得されたスケジュールデータ30を携帯端末機10に送付する(ステップS26)。携帯端末機10は受信したスケジュールデータ30を記憶装置18に保存する。
【0099】
次に、画面表示手段(ステップS4)として、演算制御部13は、記憶装置18に保存されたスケジュールデータ30を記憶装置18から呼び出し、表示装置14の表示画面21(
図4(a)等に図示)に表示する。
図3に示すように、起動後最初に取得するスケジュールデータ30は、5人分(T1乃至T5)×7日分(D1乃至D7)のタイル画面23が35枚分である。このように、表示装置14に表示することで、使用者がスケジュールデータ30を閲覧することができるようになる。また、
図4に示すように、起動直後の画面は、使用者の使用日のタイル画面23(
図3に示す、T1D1(ホーム画面))が表示される。
また、画面表示手段は、閲覧モード切替ボタン27を押下することで、タイル画面23の表示を、第1閲覧モード51と、ブリック画面24を縦方向に複数表示する第2閲覧モード52の表示を相互に切り替えることができる。
【0100】
次に、画面操作手段(ステップS5)として、演算制御部13は、表示画面21に表示されたスケジュールデータ30に係るタイル画面23の配列と、使用者が入力装置15のタッチパネル15aを操作したことを検出し、画面スクロールの表示制御を行う。
図3は、タイル画面23の配列を模式的に示す図である。縦軸は人物別にT1、T2・・・Tnと採番され、横軸は7日分の日付別にD1、D2・・・D7が採番されている。上述の画面のスクロール方法で説明したように、
図4に示すホーム画面(T1D1)から、使用者の翌日のスケジュールを閲覧する場合、タッチパネル15aで左方向にスクロールさせる(スワイプ)と、表示画面21に表示されるデータはスワイプ方向とは逆の概念上右方向に位置するタイル画面23(T1D2)に遷移する。また、斜め方向へのスクロールを規制している。
【0101】
スケジュールデータ確認手段(ステップS6)は、使用者及び友人が表示画面21に表示されたスケジュールデータ30(個別スケジュールデータ30a)を確認する処理及び、使用者がスケジュールデータ30(個別スケジュールデータ30a)を更新したり、友人からのコメントの確認、友人にコメントを書き込む場合の、データの処理を行う。
【0102】
まず、使用者及び友人はタイル画面23及びブリック画面24で表示された自己や他人の個別スケジュールデータ30aを確認したり、第1アクティビティ画面45b1で友人からのコメントを確認する。また、使用者のみカレンダー画面45aで、自己の過去及び未来のスケジュールを確認することができる。また、使用者は個別スケジュールデータ30aに寄せられたコメントを読んで、個別スケジュールデータ30aの変更、確認の参考とすることができる。
【0103】
図5(a)乃至(d)、
図10(a)及び
図10(b)に示すように、個別スケジュールデータ30aの入力、変更は、確定実行ボタン32を押下することにより個別スケジュールデータ30aの確定を行う。また、コメントの書き込みは、「Post」ボタンを押下することによって確定する(ステップS27)。
【0104】
スケジュールデータ更新手段(ステップS7)は、使用者がスケジュールデータ確認手段(ステップS6)で確定された個別スケジュールデータ30a又はコメントの内容を記憶装置18及び情報共有サーバ7の情報共有サーバ用データベース8に登録する処理である。
まず、演算制御部13は、記憶装置18に記憶している内容を、使用者がスケジュールデータ確認手段(ステップS6)で確定された個別スケジュールデータ30a又はコメントの内容で更新を行う。次に演算制御部13は、通信装置19から、通信ネットワーク3を介して、情報共有サーバ7に更新された個別スケジュールデータ30a(スケジュールデータ30)、コメントを送信する。情報共有サーバ7は受信した更新に係る個別スケジュールデータ30a、コメントを情報共有サーバ用データベース8に登録する。
【0105】
このようにして、携帯端末機10で更新された個別スケジュールデータ30a(スケジュールデータ30)を、コメントを即時に情報共有サーバへ送信し、情報共有サーバ用データベース8に保存されているスケジュールデータ30のコメントを更新、保管を行うことで、自己の携帯端末機10の記憶装置18の内容を最新とすると共に、友人へ新しい情報の公開を行うことができる。
【0106】
また、画面表示手段は(ステップS4)、使用者が、指でタイル画面を縦方向にスクロールさせている途中、例えば、画面T5D1を表示中に次に下方向にスクロールの指示がきた場合は、表示させる新たなタイル画面が記憶装置18に無い。そこで端末機1の中央演算処理機は、スケジュールデータ30の最終行であるT5D1乃至T5D7のいずれかの画面が表示された場合、次の5人分(T6乃至T10)×7日分(D1乃至D7)のタイル画面が35枚分のスケジュールデータ30の送信を情報共有サーバ7に要求する(ステップS28)。
【0107】
情報共有サーバ7は、送信用要求に応答して、
図3に示すように、情報共有サーバ用データベース8から次の5人分(T6乃至T10)×7日分(D1乃至D7)のスケジュールデータ30取得して、取得されたスケジュールデータ30を携帯端末機10に送付する(ステップS29)。携帯端末機10は、送信されたスケジュールデータ30を記憶装置18に保存する。
【0108】
以降、同様に、最後のTmD1乃至TmD7のスケジュールデータ30の何れか1を表示した場合、次の5人分(Tm+1乃至Tm+
5)×7日分(D1乃至D7)のタイル画面が35枚分のスケジュールデータ30を、情報共有サーバ7から取得する。
【0109】
また、追加画面を5人分×7日分の35枚分のスケジュールデータ30を取得する例を示したが、取得する人数分は5人分に限定されず、記憶装置18及び通信装置19と通信ネットワークの送受信状態を考慮した上で、適宜最適な人数分(例:10人分、20人分等)のスケジュールデータ30を取得することができるようにしてもよい。
【0110】
<第2実施形態>
なお、上記の情報共有システム1は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。また、上記の情報共有システム1により行なわれる情報共有方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せにより実現することができる。ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを記憶媒体等から読み込んで実行することを意味する。
【0111】
プログラムは、記録媒体に格納されコンピュータに供給することができる。記録媒体は、例えば、磁気記録媒体(フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ等)、光磁気記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM、BL−ROM等)、半導体メモリ(マスクROM、PROM、EPROM、フラッシュROM、RAM(random access memory)等)を含む。また、プログラムは、電気通信回線を介してコンピュータに供給することもできる。
【0112】
<追加機能>
上記第1実施形態では、
図3に示すように、友人を連続したスケジュールデータ(T1、T2、・・・Tn)としたが、グループ別にスケジュールデータを構成するようにしてもよい。例えば、家族別、職場別、サークル別、にタブ表示をするようにしても良い。
【0113】
また、友人の登録情報を知る手段として、プロフィール画面(Profile)60を設け、Whoステッカ31cの持主の氏名、自己紹介、及び個別スケジュールデータ30a等を表示する機能を設けるようにしても良い。プロフィール画面60への遷移は、
図4(a)等、
図7等に示すように、タイル画面23及びブリック画面24に貼付けられている顔写真であるWhoステッカ31cをタップをするようにすると、使用者に分かり易く、好適である。
【0114】
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。