特許第6284743号(P6284743)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ニシハツ産業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6284743-乾海苔反転搬送装置 図000002
  • 特許6284743-乾海苔反転搬送装置 図000003
  • 特許6284743-乾海苔反転搬送装置 図000004
  • 特許6284743-乾海苔反転搬送装置 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6284743
(24)【登録日】2018年2月9日
(45)【発行日】2018年2月28日
(54)【発明の名称】乾海苔反転搬送装置
(51)【国際特許分類】
   A23L 17/60 20160101AFI20180215BHJP
【FI】
   A23L17/60 103F
   A23L17/60 103H
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-224454(P2013-224454)
(22)【出願日】2013年10月29日
(65)【公開番号】特開2015-84688(P2015-84688A)
(43)【公開日】2015年5月7日
【審査請求日】2016年9月30日
(73)【特許権者】
【識別番号】593146268
【氏名又は名称】ニシハツ産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001601
【氏名又は名称】特許業務法人英和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 金男
(72)【発明者】
【氏名】吉丸 郁朗
【審査官】 藤井 美穂
(56)【参考文献】
【文献】 特開昭61−173769(JP,A)
【文献】 特開2004−329121(JP,A)
【文献】 特開2005−239425(JP,A)
【文献】 特開昭55−134683(JP,A)
【文献】 特開2003−170402(JP,A)
【文献】 特開2009−263021(JP,A)
【文献】 特開昭51−001686(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L 17/60
B65G 47/00 − 47/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の搬出コンベアと、該第1の搬出コンベアより下側に配置され前記第1の搬出コンベアと立体的に交差する第1の搬送コンベアと、前記第1の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第1の搬送コンベアの上に載せる第1の乾海苔反転装置と、
第2の搬出コンベアと、該第2の搬出コンベアより上側に配置され前記第2の搬出コンベアと立体的に交差する第2の搬送コンベアと、前記第2の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第2の搬送コンベアの上に載せる第2の乾海苔反転装置を備え、
前記第2の搬送コンベアは、前記第1の搬送コンベアに対して前記第2の搬出コンベアの下流側に同じ高さで平行に近接して配置されるとともに前記第1の搬送コンベアよりも短く、
前記第2の搬出コンベアは、前記第1の搬送コンベアの下方を通過して立体的に交差し、
前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアに、前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアにより送られてくる乾海苔を一緒に通して検査し、不良品を検査装置の一側部に排出する検査装置を配置する乾海苔反転搬送装置。
【請求項2】
第1の搬出コンベアと、該第1の搬出コンベアより上側に配置され前記第1の搬出コンベアと立体的に交差する第1の搬送コンベアと、前記第1の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第1の搬送コンベアの上に載せる第1の乾海苔反転装置と、
第2の搬出コンベアと、該第2の搬出コンベアより下側に配置され前記第2の搬出コンベアと立体的に交差する第2の搬送コンベアと、前記第2の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第2の搬送コンベアの上に載せる第2の乾海苔反転装置を備え、
前記第2の搬送コンベアは、前記第1の搬送コンベアに対して前記第2の搬出コンベアの下流側に同じ高さで平行に近接して配置されるとともに前記第1の搬送コンベアよりも短く、
前記第2の搬出コンベアは、前記第1の搬送コンベアの上方を通過して立体的に交差し、
前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアに、前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアにより送られてくる乾海苔を一緒に通して検査し、不良品を検査装置の一側部に排出する検査装置を配置する乾海苔反転搬送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、シート状の乾海苔を製造する海苔製造装置において、乾海苔を反転して搬送する乾海苔反転搬送装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、海苔製造ラインでは、特許文献1(特公平3−39939号公報)に記載されるように、生海苔と水を混合して所定の大きさ及び重量に抄き、海苔乾燥装置で乾燥し、乾燥した乾海苔を搬出コンベアによって1枚ずつ搬出し、搬出された乾海苔を乾海苔反転装置によって表裏反転した後、搬出コンベアと直交する搬送コンベアで乾海苔処理ラインの検査工程、折畳工程、結束工程へと送っている。
【0003】
また、近年は海苔乾燥装置から2基の搬出コンベアにより乾海苔が搬出されることが多いが、搬出された乾海苔は、特許文献2(特開2004−329121号公報)及び図4のように別々のラインで乾海苔反転装置21、22によって表裏反転され、それぞれ搬出コンベア11、12と直交する搬送コンベア31、32で乾海苔処理ライン10の検査装置4、不揃い排出装置5、折畳装置6、結束装置7、集積装置8へと送られるようになっている。
そのため、乾海苔処理ライン設置のために広い面積を要するという問題、検査装置4から不良品として排出された乾海苔や、結束装置8に集積された乾海苔の束が、それぞれ離れた場所に位置することになって、作業性が悪いといった問題があった。
【0004】
なお、搬出コンベア11、12により送られてくる乾海苔Sの表裏を反転するとともに、搬出コンベア11、12と直交する搬送コンベア31、32の上に載せる乾海苔反転装置21、22としては、特許文献1に記載されている、上側に搬出コンベア下側に搬送コンベアがあるタイプと、特許文献3(実公昭59−3742号公報)に記載されている、下側に搬出コンベア上側に搬送コンベアがあるタイプのものが利用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特公平3−39939号公報
【特許文献2】特開2004−329121号公報
【特許文献3】実公昭59−3742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、乾海苔処理ライン設置に必要な面積を縮小するために、2つの搬送コンベアを近接して配置できるようにすること、及び近接した2つの搬送コンベアの上に乾海苔を反転して載せるための乾海苔反転装置を、これまで利用され使い慣れたものとすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る発明の乾海苔反転搬送装置は、第1の搬出コンベアと、該第1の搬出コンベアより下側に配置され前記第1の搬出コンベアと立体的に交差する第1の搬送コンベアと、前記第1の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第1の搬送コンベアの上に載せる第1の乾海苔反転装置と、第2の搬出コンベアと、該第2の搬出コンベアより上側に配置され前記第2の搬出コンベアと立体的に交差する第2の搬送コンベアと、前記第2の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第2の搬送コンベアの上に載せる第2の乾海苔反転装置を備え、前記第2の搬送コンベアは、前記第1の搬送コンベアに対して前記第2の搬出コンベアの下流側に同じ高さで平行に近接して配置されるとともに前記第1の搬送コンベアよりも短く、前記第2の搬出コンベアは、前記第1の搬送コンベアの下方を通過して立体的に交差し、前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアに、前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアにより送られてくる乾海苔を一緒に通して検査し、不良品を検査装置の一側部に排出する検査装置を配置することを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明の乾海苔反転搬送装置は、第1の搬出コンベアと、該第1の搬出コンベアより上側に配置され前記第1の搬出コンベアと立体的に交差する第1の搬送コンベアと、前記第1の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第1の搬送コンベアの上に載せる第1の乾海苔反転装置と、第2の搬出コンベアと、該第2の搬出コンベアより下側に配置され前記第2の搬出コンベアと立体的に交差する第2の搬送コンベアと、前記第2の搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し前記第2の搬送コンベアの上に載せる第2の乾海苔反転装置を備え、前記第2の搬送コンベアは、前記第1の搬送コンベアに対して前記第2の搬出コンベアの下流側に同じ高さで平行に近接して配置されるとともに前記第1の搬送コンベアよりも短く、前記第2の搬出コンベアは、前記第1の搬送コンベアの上方を通過して立体的に交差し、前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアに、前記第1の搬送コンベアと前記第2の搬送コンベアにより送られてくる乾海苔を一緒に通して検査し、不良品を検査装置の一側部に排出する検査装置を配置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ほぼ同じ高さに配置された2つの搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し、同じ高さで平行に近接して配置されている2つの搬送コンベアの上に載せることができるので、乾海苔処理ライン設置に必要な面積を縮小することができる。
また、搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し、搬送コンベアの上に載せる乾海苔反転装置は、従来利用され使い慣れている上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプのものを2つ用いるか、又は同じく従来利用され使い慣れている下側に搬出コンベア、上側に搬送コンベアがあるタイプのものを2つ用いるので、装置の取り扱い、保守及び点検をスムーズに行うことができる。
【0012】
本発明によれば、異なる高さに配置された2つの搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し、同じ高さで平行に近接して配置されている2つの搬送コンベアの上に載せることができる。
そのため、2つの搬出コンベアの高さが異なる場合に、途中で同じ高さに合わせなくても同じ高さの2つの搬送コンベアに乾海苔を送り込むことができるとともに、乾海苔処理ラインを設置するための面積を縮小することができる。
また、搬出コンベアにより送られてくる乾海苔を表裏反転し、搬送コンベアの上に載せる乾海苔反転装置は、従来利用され使い慣れている上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプのものと、同じく従来利用され使い慣れている下側に搬出コンベア、上側に搬送コンベアがあるタイプのものを組み合わせて用いるので、装置の取り扱い、保守及び点検をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の乾海苔反転搬送装置及び乾海苔処理ラインの平面図。
図2】実施例の乾海苔反転搬送装置における乾海苔反転装置の平面図(上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプ)。
図3】変形例の乾海苔反転搬送装置における乾海苔反転装置の断面図(下側に搬出コンベア、上側に搬送コンベアがあるタイプ)。
図4】従来の海苔製造装置全体の平面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明する。
【実施例】
【0015】
本発明の乾海苔反転搬送装置及び乾海苔処理ラインの平面図を図1に、また、従来の海苔製造装置全体の平面図を図4に示す。
海苔製造装置は、抄き部、脱水部、乾燥室(図示せず)、図4に示す簀2、簀ホルダー3及び簀2から海苔を剥ぎ取る2箇所の剥ぎ部(図示せず)を有する前処理装置1と、2箇所の剥ぎ部で剥ぎ取られ、搬出コンベア11、12で1枚ずつ送られてくる乾海苔Sを、反転し、検査し、折り畳み、結束する後処理装置9で構成されている。
なお、図1には前処理装置が示されていないが、従来の海苔製造装置と同様の前処理装置が搬出コンベア11、12の上流側にある。
【0016】
後処理装置9は、前処理装置1の2箇所から搬出コンベア11、12により1枚ずつ送られてくる乾海苔Sを反転して、それぞれ同じ高さで平行に近接して配置される搬送コンベア31、32の上に載せる乾海苔反転搬送装置21、22と、搬送コンベア31、32により送られてくる乾海苔Sを検査し、折り畳み、結束する乾海苔処理ライン10で構成されている。
【0017】
このうち、乾海苔反転搬送装置は、2つの搬出コンベア11、12と、搬出コンベア11より下側に配置され搬出コンベア11と立体的に交差する搬送コンベア31と、搬出コンベア12より下側に配置され搬出コンベア12と立体的に交差する搬送コンベア32と、搬出コンベア11により1枚ずつ送られてくる乾海苔Sを表裏反転し、搬送コンベア31の上に載せる乾海苔反転装置21と、搬出コンベア12により1枚ずつ送られてくる乾海苔Sを表裏反転し、搬送コンベア32の上に載せる乾海苔反転装置22を備えている。
そして、搬送コンベア32は、搬送コンベア31に対して搬出コンベア12の下流側に同じ高さで平行に近接して配置されるとともに搬送コンベア31よりも短く、搬送コンベア31だけが搬送コンベア32より左側に延出している。
また、搬出コンベア12は、搬送コンベア31の上方を通過して立体的に交差しており、乾海苔Sを搬送コンベア32の近傍に配置されている乾海苔反転装置22へ送り込むことができるようになっている。
【0018】
乾海苔反転装置21は、図2に示すように、搬出コンベア11の先端部に、乾海苔を挟んで送る2つの送出挟持ローラ23、24と水平板25を設け、搬出コンベア11の移送方向(矢印方向)と45度に斜交する水平軸を回転軸とする大径回転ロール26を設けるとともに、大径回転ロール26の上面に小径押えロール27を設けて乾海苔の入口を形成している。
また、大径回転ロール26の背面には乾海苔Sの案内誘導回動ベルト28を接し、大径回転ロール26とその下部前方に設けた小径テンションロールとの間に掛回した回動ベルト(図示せず)との間に乾海苔Sの出口を形成しており、大径回転ロール26の周囲を転回して出口から送り出された乾海苔Sは、搬送コンベア31の上に載り、乾海苔処理ライン10へと搬送される。
なお、この実施例においては、乾海苔反転装置22も乾海苔反転装置21と全く同じ構造のものである。
【0019】
乾海苔処理ライン10は、同じ高さで平行に近接して配置される2つの搬送コンベア31、32により、送られてくる乾海苔Sを一緒に1台又は複数台の検査装置40に通して、乾燥度合、異物の付着、穴の有無及び欠けの有無のうち少なくともいずれか1つについて検査を行い、乾燥が十分でないもの、異物の付着したもの、穴があいているもの、一部が欠けているものを不良品として、検査装置40の一側部に排出するようになっている。
検査装置40から出てきた乾海苔Sの良品は搬出コンベア31、32からW型カウンター50に送られる。
そして、搬出コンベア31から送られてきた乾海苔Sは、W型カウンター50からまっすぐに不揃い排出装置51に運ばれ、折曲げ機61で10枚ずつ折り曲げられた後に、それまでの搬送方向に対して直交する方向に配置された結束機71で10枚×10組が1束として束ねられ、海苔集積機81に束ねられた乾海苔が集積されるようになっている。
また、搬出コンベア32から送られてきた乾海苔Sは、W型カウンター50により搬送方向が90度変えられた上で不揃い排出装置52に運ばれ、折曲げ機62で10枚ずつ折り曲げられた後に、W型カウンターからの搬送方向に対して直交する方向に配置された結束機72で10枚×10組が1束として束ねられ、海苔集積機81に束ねられた乾海苔が集積されるようになっている。
【0020】
実施例の乾海苔反転搬送装置に関する変形例を列記する。
(1)実施例の乾海苔反転搬送装置の乾海苔反転装置21、22は、上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプのものであったが、下側に搬出コンベア、上側に搬送コンベアがあるタイプのものを用いても良い。
そうした場合、搬出コンベア12は、実施例とは逆に搬送コンベア31の下方を通過することとなる。
下側に搬出コンベア11、上側に搬送コンベア31がある乾海苔反転装置を図3によって簡単に説明すると、搬出コンベア11の先端部に、挿入端プーリ91と第1の小プーリ92を設け、その奥に下部の高さが搬出コンベア11の上面とほぼ同じ高さの大プーリ93を設ける。
また、大プーリ93の奥側には2つの変向プーリ94、95、前斜め上側には排出端プーリ96、前側には第2の小プーリ97を設ける。
そして、第1の小プーリ92、大プーリ93及び第2の小プーリ97の周囲に内側ベルト98を掛け回し、さらに、挿入端プーリ91、2つの変向プーリ94、95、排出端プーリ96及び大プーリ93の周囲に外側ベルト99を掛け回す。
すると、搬出コンベア11の先端部から送り込まれた乾海苔Sは、内側ベルト98と外側ベルト99に挟持されて大プーリ93の周囲を転回し、排出端プーリ96から送り出されて搬送コンベア31の上に載り、乾海苔処理ラインへと搬送される。
(2)実施例の乾海苔反転搬送装置の乾海苔反転装置21、22は、2つとも上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプのものであったが、乾海苔反転装置21を、上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプのもの、乾海苔反転装置22を、下側に搬出コンベア、上側に搬送コンベアがあるタイプのものとしても良い。
そうした場合、少なくとも搬出コンベア11の先端部は搬出コンベア12より高いところに配置される必要があり、搬出コンベア12は、搬送コンベア31の下方を通過することとなる。
(3)実施例の乾海苔反転搬送装置の乾海苔反転装置21、22は、2つとも上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプのものであったが、乾海苔反転装置21を、下側に搬出コンベア、上側に搬送コンベアがあるタイプのもの、乾海苔反転装置22を、上側に搬出コンベア、下側に搬送コンベアがあるタイプのものとしても良い。
そうした場合、少なくとも搬出コンベア11の先端部は搬出コンベア12より低いところに配置される必要があり、搬出コンベア12は、搬送コンベア31の上方を通過することとなる。
(4)実施例における乾海苔反転装置21、22は、図2のような構造のものであり、上記(1)に記載した変形例における乾海苔反転装置は、図3のような構造のものであったが、必ずしもこのような構造のものに限らず、上側又は下側から送り込まれた乾海苔を反転し、下側又は上側に送り出せるものであれば、どのような構造のものであっても良い。
【符号の説明】
【0021】
1 前処理装置 2 簀 3 簀ホルダー
4 検査装置 5 不揃い排出装置
6 折畳装置 7 結束装置 8 集積装置
9 後処理装置 10 乾海苔処理ライン
11、12 搬出コンベア 21、22 乾海苔反転装置
23、24 送出挟持ローラ 25 水平板
26 大径回転ロール 27 小径押えロール
28 案内誘導回動ベルト 31、32 搬送コンベア
40 検査装置 50 W型カウンター
51、52 不揃い排出装置 61、62 折曲げ機
71、72 結束機 81、82 海苔集積機
91 挿入端プーリ 92 第1の小プーリ
93 大プーリ 94、95変向プーリ
96 排出端プーリ 97 第2の小プーリ
98 内側ベルト 99 外側ベルト
S 乾海苔
図1
図2
図3
図4