(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6284850
(24)【登録日】2018年2月9日
(45)【発行日】2018年2月28日
(54)【発明の名称】アモルファス鉄心の製造方法
(51)【国際特許分類】
H01F 41/02 20060101AFI20180215BHJP
H01F 27/24 20060101ALI20180215BHJP
H01F 27/25 20060101ALI20180215BHJP
H01F 27/26 20060101ALI20180215BHJP
【FI】
H01F41/02 C
H01F27/24 C
H01F27/24 U
H01F27/26 C
H01F27/26 S
【請求項の数】11
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2014-169532(P2014-169532)
(22)【出願日】2014年8月22日
(65)【公開番号】特開2016-46381(P2016-46381A)
(43)【公開日】2016年4月4日
【審査請求日】2017年1月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】502129933
【氏名又は名称】株式会社日立産機システム
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 辰則
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 博之
(72)【発明者】
【氏名】多田 周二
【審査官】
小池 秀介
(56)【参考文献】
【文献】
特公昭34−009515(JP,B1)
【文献】
特開2010−212482(JP,A)
【文献】
特開平09−171936(JP,A)
【文献】
特開2001−060522(JP,A)
【文献】
実開昭63−015023(JP,U)
【文献】
特開2001−076951(JP,A)
【文献】
特開2003−133141(JP,A)
【文献】
特開平02−266504(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F27/24−27/26
30/00−38/12
38/16
41/00−41/04
41/08
41/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アモルファス磁性合金の薄帯を積層したアモルファス鉄心の製造方法であって、
内芯金の外周側に、端部が開放された、アモルファス磁性合金の薄帯を複数枚配置して、逆U字状の鉄心を作成するステップと、
前記逆U字状の鉄心を作業台上に配置し、前記鉄心に第1の枠体を嵌め込み、前記鉄心の開放された端部以外の、両側部および底部を第1の枠体によって覆うステップと、
前記開放された鉄心の端部を折りたたんで順次鉄心を閉じるステップと、
前記第1の枠体に第2の枠体を嵌め込んで、前記鉄心の端部を第2の枠体によって覆うステップと、
前記鉄心を焼鈍するステップと、
を備えるアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項2】
請求項1に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記第1の枠体が、コ字形状の側版であることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記第2の枠体が、コ字形状のクランプ治具であることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項4】
請求項1に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記逆U字状の鉄心を作成するステップに続いて、
前記内芯金と前記鉄心の外周側に配置した板状部材とで前記鉄心を挟み、前記内芯金と前記板状部材とをボルトで連結するステップを備えることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項5】
請求項4に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記鉄心の両側部および底部を前記第1の枠体によって覆うステップに続いて、
前記鉄心の外周側に配置した前記板状部材と前記ボルトとを外すステップを備えることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項6】
請求項1に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記鉄心の端部を第2の枠体によって覆うステップに続いて、
前記第1の枠体と内芯金とをボルトで連結し、また前記第2の枠体と内芯金をボルトで連結するステップを備えることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項7】
請求項1に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記鉄心の端部を第2の枠体によって覆うステップに続いて、
前記第1の枠体と前記第2の枠体とをバンドで外側から締め付けるステップを備えることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項8】
請求項1に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記第1の枠体および前記第2の枠体の少なくとも何れかが、U字形状の側板であることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項9】
請求項1に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記第1の枠体は、両側板の間隔が複数の寸法に調整可能であることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記第1の枠体は、底板と2枚の側版を備え、前記2枚の側版は、間隔の異なる底板の位置に取り付け可能であることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【請求項11】
請求項9に記載のアモルファス鉄心の製造方法において、
前記第1の枠体は、底板と2枚の側版を備え、前記2枚の側版は、ネジにより間隔が連続的に調整可能であることを特徴とするアモルファス鉄心の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器などに用いるアモルファス鉄心の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
低損失の鉄心材料としてアモルファス合金が用いられており、アモルファス合金の薄帯を積層したアモルファス鉄心を用いた変圧器が製品化されている。
【0003】
従来のアモルファス鉄心成形作業は、
図10に示すように鉄心1内周側に配置する内芯金3と、鉄心1外周部4面に配置する4枚の側板2,8を(1)〜(4)の順にボルト4でボルト締めする方法である。なお、アモルファス鉄心1は、例えば、アモルファス合金の薄帯を複数枚積層して単位積層体を作成し、この単位積層体を複数内芯金3に巻き付けて作成される。この場合、側板やボルト等の部品点数が多く、成形作業に時間がかかる。加えて、締付箇所が多くなるため一定の鉄心積厚値を確保するのは困難である。また、アモルファス鉄心は応力に敏感な性質があり過度な応力が加わると鉄心特性に悪影響を及ぼすため、鉄心成形時の締付力の管理方法が重要となっている。
【0004】
アモルファス鉄心の別の製造方法として、特許文献1には、「矩形のマンドレルMの両側にテーブルTを配置して積層台Tsを構成する。積層台Tsの上に鉄心の製作に必要な全ての薄帯を積み上げた後、テーブルによる支えを外し、薄帯を自重により垂れ下がらせて逆U字状の鉄心I’を形成する。次にこの鉄心にコの字状のフレームを取付けて鉄心I’の外側部を固定し、フレームと鉄心とを反転させた後、鉄心の開かれた辺を閉じる。」と記載されている(要約参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−223313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の鉄心成形方法は、側板による鉄心への締付が過度にならないように鉄心積厚値を確認しながら作業している。この場合、作業者による締付具合の差が発生し、常に安定した鉄心積厚値を確保することが困難である。締付不足の場合、鉄心組立作業時にラップ部が届かない可能性が、締付過ぎた場合には焼鈍時に鉄心が焼付き、特性に悪影響を及ぼす可能性がある。鉄心の特性でいえば、積厚占積率が1%変化すると鉄損が数%増加、皮相電力が10%以上増加する。積厚管理用治具を使用し鉄心を成形する方法もあるが、治具点数と作業工数が増加する。
【0007】
三相三脚鉄心では、
図11に示すように、内鉄心12の外側に外鉄心13が配置されるが、前述の通り安定した鉄心積厚値を確保することは困難なため、内鉄心12のサイズが設計値よりも膨らんだ場合に外鉄心13の鉄心長は内鉄心12の膨らみに対応できるよう、余裕代を設けた長さとしており、鉄心材料費が増加している。
【0008】
また、特許文献1には、鉄心にコの字状のフレームを取り付けて外側部を固定することが開示されているが、鉄心へフレームを取り付けるには鉄心をクレーン等で吊り上げた状態にする必要があり、また、鉄心のラップ作業を行うために鉄心を上下反転させる必要があり、作業性が低く、作業工数がかかる。
【0009】
本発明は、正確な鉄心積層値を確保することができ、作業性が高く、作業工数を低減できるアモルファス鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、本発明のアモルファス鉄心の製造方法の一例を挙げるならば、アモルファス磁性合金の薄帯を積層したアモルファス鉄心の製造方法であって、内芯金の外周側に、端部が開放された、アモルファス磁性合金の薄帯を複数枚配置して、逆U字状の鉄心を作成するステップと、前記逆U字状の鉄心を作業台上に配置し、前記鉄心に第1の枠体を嵌め込み、前記鉄心の開放された端部以外の、両側部および底部を第1の枠体によって覆うステップと、前記開放された鉄心の端部を折りたたんで順次鉄心を閉じるステップと、前記第1の枠体に第2の枠体を嵌め込んで、前記鉄心の端部を第2の枠体によって覆うステップと、前記鉄心を焼鈍するステップと、を備えるものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、作業者による鉄心積厚値のバラツキを防止することができ、鉄心コア部、ヨーク部とも常に正確な鉄心積厚値を確保することが可能であり、安定した鉄心特性値が得られる。また、鉄心成形に必要な治具点数および作業工数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】鉄心を切断機から取り出した状態の正面図である。
【
図2】本発明の実施例1の鉄心にコ字形状側板を取り付けた状態の正面図である。
【
図3】鉄心の端部を折りたたんで順次鉄心を閉じていく状態を示す正面図である。
【
図4】本発明の実施例1のコ字形状クランプ治具を取り付けた状態の正面図である。
【
図5】コ字形状クランプ治具と内芯金をボルトで連結した状態を示す正面図である。
【
図6】コ字形状側板とコ字形状クランプ治具をバンドで締め付けた側面図である。
【
図7】本発明の実施例2の鉄心にU字形状側板を取り付けた状態の正面図である。
【
図8】本発明の実施例3の鉄心に側板可変治具を取り付けた状態の正面図である。
【
図9】本発明の実施例3の側板可変治具の側板と底板の側面図である。
【
図10】従来技術の鉄心成形方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、実施例を説明するための各図において、同一の構成要素には同一の名称、符号を付して、その繰り返しの説明を省略する。
【実施例1】
【0014】
本発明の実施例1のアモルファス鉄心の製造方法について、
図1乃至
図6を用いて説明する。
図1は、鉄心を切断機から取り出した状態の図である。鉄心1は、例えばアモルファス合金の薄帯を複数枚積層して単位積層体を構成し、この単位積層体を内芯金3の周りに複数配置して構成されている。鉄心1は逆U字状になっており、一辺が開かれた状態となっている。その鉄心の内周側には内芯金3が取り付けられ、内芯金3と当板2はボルト4によって連結している。この連結を緩みが無いように行うことで鉄心の開きを防止し、締付部の鉄心積厚値を正確な値とすることができる。なお、
図1中の矢印はボルトの締付による力の向きを示している。
【0015】
図2は、作業台上において鉄心にコ字形状の側板を取り付けた状態の正面図である。図において、5はコ字形状側板であり、材質は強度や焼鈍を行う観点から鉄などの金属を用いる。矢印は、鉄心1がコ字形状側板5に押えられる力と、開口方向に押し出される力を示す。
【0016】
作業は、先ず、作業台15上に、
図1に示される鉄心を載置する。そして、鉄心1にコ字形状側板5を、大きい矢印で示す方向に嵌め込む。
【0017】
コ字形状側板5は、Y方向より手で押し込むだけで、容易に鉄心1に取り付けることが可能である。このコ字形状側板5と内芯金3により鉄心形状を正確に固定することができる。更に、このコ字形状側板5の寸法を任意の値とすることで、鉄心積厚値を容易に指定の値にすることが可能となる。特許文献1において鉄心へフレームを取り付けるには、鉄心をクレーン等で吊上げた状態にする必要があるが、本発明では作業台などの上に置いた状態の鉄心にコ字形状側板5を手で押し込むだけで取り付け可能である。そのため、汎用性が高く、作業性がよい。また、コ字形状側板5自体の質量もフレームに比べて軽量であるため、取り付け作業が容易となる。これは鉄心のサイズが大きくなる程効果が大きい。
【0018】
コ字形状側板5を鉄心1へ完全に取り付ける前に、当板2とボルト4を取り外す。そして、コ字形状側板5を完全に鉄心1へ取り付けた後、鉄心のラップ作業を行う。特許文献1ではフレームを取り付けた後ラップ作業を行うため、鉄心を上下反転させる必要があり、作業工数がかかるが、本発明の場合、鉄心を作業台等に置くなどして作業を行えば、上下反転する必要が無いため、作業性も高く、作業工数を低減できる。
【0019】
図3は、コ字形状側板5を取り付けた後、鉄心の端部を折りたたんで順次鉄心を閉じていく状態を示す正面図である。矢印で示すように、鉄心1を構成するアモルファス合金の薄帯の端部を順次折りたたんで、内側から外側に向かって順次鉄心を閉じていく。この作業も、作業台上で行うことができる。
【0020】
図4は、鉄心にコ字形状のクランプ治具を取り付けた状態の正面図である。鉄心の端部を折りたたみ、鉄心を閉じた状態において、コ字形状側板5の開口側にコ字形状クランプ治具6を嵌め込む。次に、
図5に示すように、コ字形状側板5と内芯金3とをボルト4で連結し、またコ字形状クランプ治具6と内芯金3をボルト4で連結し、コ字形状側板5の開口部が外側(矢印の方向)に開くことを防止する。そして、
図6に示すように、コ字形状側板5とコ字形状クランプ治具6をスチールバンド7で外側から締め付け、この二つを連結させることで鉄心のヨーク部及びコア部の積厚を指定の値にできる。特許文献1ではヨーク部の積厚を指定の値とすることができず、鉄心サイズが膨らむ可能性がある。そのため鉄心組立作業時にラップ部が届かないという恐れがある。この点からも、鉄心のヨーク部及びコア部の積厚を指定の値にできることは重要である。
【0021】
図1〜
図6中の(1)〜(6)は鉄心の締付順であり、ラップ部から遠い所から締付けることでラップ形状を良好にする。それにより、余長が不要となるため材料費を低減できる。
【0022】
コ字形状側板5とコ字形状クランプ治具6とで一体化された鉄心1は、その後、焼鈍炉に入れられて磁場焼鈍(アニール)される。磁場焼鈍後には、内芯金3およびコ字状側板5が取り外され、鉄心の接合部を開いて巻線を鉄心脚部に挿入し、再び鉄心を閉じてアモルファス鉄心を有する変圧器を製造する。
【0023】
本実施例によれば、アモルファス合金の薄帯を積層した鉄心に、コ字形状の側板を嵌め込み、コ字形状側板の開口部にコ字形状クランプ治具を嵌め込むことにより、作業者による鉄心積厚値のバラツキを防止することができ、常に正確な鉄心積厚値を確保することが可能であり、安定した鉄心特性値を得ることができる。特に、
図11に示される三相三脚鉄心では、内鉄心の形状を安定して成形することで、内鉄心の外側に配置する外鉄心の形状が安定し鉄心長の余裕代を小さくすることが可能となり、鉄心材料を削減できる。
【0024】
また、作業台などの上に鉄心を置いた状態で、コ字状側板の取り付けなどを行うことにより、作業性が良く、作業工数を減らすことができる。
【実施例2】
【0025】
本発明の実施例2について、
図7を用いて説明する。実施例2は、実施例1のコ字形状側版の形状を変形したものである。
図7は、鉄心1にU字形状の鉄心成形用の側板9を取り付けた正面図であり、大きい矢印は側版9を嵌め込む方向を、小さい矢印は力の加わる向きを示す。U字形状側板9の曲線部は鉄心のR部に沿うような形状とする。
【0026】
本実施例によれば、U字形状側板9を用いることにより、鉄心のR部と側板の曲線部が沿うため、鉄心R部の変形を防止することが可能である。これにより鉄心の特性を安定化させることができる。仮に、側板がU字形状でなく、矩形の場合には、鉄心のR部と治具との間にスペースが生じ、その部分に鉄心が垂れるポテンシャルが発生する。
【0027】
なお、U字形状側板の取り付け作業では、このU字形状側板9を完全に取り付ける前に、当板2とボルト4を取り外す。そして、完全にU字形状側板9を取り付けた後の工程は、実施例1のコ字形状側板を鉄心に取り付けた後の工程と同様である。
【実施例3】
【0028】
本発明の実施例3について、
図8、
図9を用いて説明する。実施例3は、実施例1のコ字形状側版において、側版の間隔を可変できるようにしたものである。
図8は鉄心に側板可変治具を取り付けた状態の正面図であり、
図9は側板可変治具の側板と底板の側面図である。また、大きい矢印は側板可変治具10を嵌め込む方向を、小さい矢印は力の加わる向きを示す。
【0029】
側板可変治具10は、2枚の側板10aと底板10bから形成される。側板可変治具の側板10aの突起部10aaを側板可変治具の底板10bに設けた切欠き10bbに挿入し、側板10aを治具連結個所10baで、底板連結用ボルト11を用いて連結する。鉄心1の寸法に応じて側板可変治具の底板10bに、複数カ所用意した連結箇所10baを使い分けることで、複数個のコ字形状側板の役割を一つの治具に集約することが可能となる。そのため、治具点数の低減によるコスト削減、治具保管スペースの削減が可能となる。図示はしていないが、コ字形状クランプ6の構造も、側板可変治具10と同様の構造にすることができる。この側板可変治具10を完全に取り付ける前に当板2とボルト4を取り外す。そして、完全に側板可変治具10を取り付けた後の工程は、実施例1のコ字形状側板を鉄心に取り付けた後の工程と同様である。
【0030】
なお、図では、突起部10aaを挿入する切り欠き10bbを複数個所用意し、選択した切り欠きに側版の突起部を挿入するようにしたが、側版10aをネジで移動可能とし、2つの側版10aの間隔を連続的に調整できるようにしても良い。
【0031】
本実施例よれば、コ字形状側版の側版の間隔を可変できるようにすることにより、寸法の異なる複数の鉄心に取り付けることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 鉄心
2 当板
3 内芯金
4 ボルト
5 コ字形状側板
6 コ字形状クランプ治具
7 スチールバンド
8 従来技術の側板
9 U字形状側板
10 側板可変治具
10a 側板可変治具の側板
10aa 治具連結用突起部
10b 側板可変治具の底板
10ba 治具連結箇所
10bb 底板切欠き部
11 側板、底板連結用ボルト
12 内鉄心
13 外鉄心
15 作業台