(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6284990
(24)【登録日】2018年2月9日
(45)【発行日】2018年2月28日
(54)【発明の名称】プラスチック製の卵包装容器
(51)【国際特許分類】
B65D 85/32 20060101AFI20180215BHJP
B65D 77/28 20060101ALI20180215BHJP
B65B 61/20 20060101ALI20180215BHJP
【FI】
B65D85/32 JBRL
B65D77/28
B65B61/20
【請求項の数】6
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2016-166537(P2016-166537)
(22)【出願日】2016年8月29日
【審査請求日】2016年12月22日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 (1)発明の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための証明書(1) (2)発明の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための証明書(2) (3)発明の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための証明書(3) (4)発明の新規性喪失の例外規定の適用を受けるための証明書(4)
(73)【特許権者】
【識別番号】390030281
【氏名又は名称】株式会社栗原製作所
(74)【代理人】
【識別番号】230115336
【弁護士】
【氏名又は名称】山下 綾
(74)【代理人】
【識別番号】100071548
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 賢二
(72)【発明者】
【氏名】栗原 照次郎
【審査官】
佐藤 正宗
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−094762(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3035098(JP,U)
【文献】
特開2007−069912(JP,A)
【文献】
特表2005−522387(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3180214(JP,U)
【文献】
特開2014−159303(JP,A)
【文献】
仏国特許出願公開第02686575(FR,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 85/32
B65D 1/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
透視可能なプラスチックシート材から互いに同じ大きさのほぼ長方形な平面輪郭形状に成形された容器本体(A)と蓋体(B)とを、その隣り合う長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士の相互間に介在する一定帯幅(W)の半折り用開閉ヒンジ(2)によって、残る自由端側の長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士並びに平行な短辺縁取りフランジ(1x)(21x)同士が合掌状態に施蓋することとなる開閉自在に枢支連続させ、
上記容器本体(A)にはその蓋体(B)との合掌平面(P−P)から下方へ一定深さ(d1)だけ陥没して、卵(E)の約下半部を抱持する卵収納凹所(G)の複数を、縦横直交する関係状態の仕切り格子壁(4y)(4x)により格子状態に区成する一方、
上記蓋体(B)はその容器本体(A)との合掌平面(P−P)から上方へ一定高さ(H)だけ隆起した断面等脚台形として、そのフラットな天井面(22)と傾斜周側壁面(23)により上記卵(E)の約上半部を全体的に被覆するように定めたプラスチック製の卵包装容器において、
上記容器本体(A)の仕切り格子壁(4x)が開閉ヒンジ(2)側の長辺縁取りフランジ(1y)と直角に交叉する部分からラベル受け止め支柱(7)を、その蓋体(B)との合掌平面(P−P)から上記蓋体(B)の天井面(22)までは到達しない一定高さ(h2)だけ上方へ隆起させると共に、
その各ラベル受け止め支柱(7)が開閉ヒンジ(2)側に臨む壁面を、施蓋状態における蓋体(B)の傾斜周側壁面(23)とほぼ平行することとなるフラットな傾斜壁面(7a)に造形して、
長辺(42)とその少なくとも一端部に連続する短辺(41)とが断面ほぼへ字形に折れ曲がるラベル(L)の短辺(41)を、そのラベル受け止め支柱(7)の傾斜壁面(7a)と蓋体(B)の傾斜周側壁面(23)により挟み付けるように定めたことを特徴とするプラスチック製の卵包装容器。
【請求項2】
透視可能なプラスチックシート材から互いに同じ大きさのほぼ長方形な平面輪郭形状に成形された容器本体(A)と蓋体(B)とを、その隣り合う長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士の相互間に介在する一定帯幅(W)の半折り用開閉ヒンジ(2)によって、残る自由端側の長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士並びに平行な短辺縁取りフランジ(1x)(21x)同士が合掌状態に施蓋することとなる開閉自在に枢支連続させ、
上記容器本体(A)にはその蓋体(B)との合掌平面(P−P)から下方へ一定深さ(d1)だけ陥没して、卵(E)の約下半部を抱持する卵収納凹所(G)の複数を、縦横直交する関係状態の仕切り格子壁(4y)(4x)により格子状態に区成する一方、
上記蓋体(B)はその容器本体(A)との合掌平面(P−P)から上方へ一定高さ(H)だけ隆起した断面等脚台形として、そのフラットな天井面(22)と傾斜周側壁面(23)により上記卵(E)の約上半部を全体的に被覆するように定めたプラスチック製の卵包装容器において、
上記容器本体(A)における仕切り格子壁(4y)(4x)の縦横直交部分から中間仕切り柱(6)を、その蓋体(B)との合掌平面(P−P)から上記蓋体(B)の天井面(22)までは到達しない一定高さ(h1)だけ上方へ隆起させると共に、
同じく容器本体(A)の仕切り格子壁(4y)(4x)が開閉ヒンジ(2)側の長辺縁取りフランジ(1y)と直角に交叉する部分からラベル受け止め支柱(7)を、その蓋体(B)との合掌平面(P−P)からやはり上記蓋体(B)の天井面(22)までは到達しない一定高さ(h2)だけ上方へ隆起させ、
しかも、その各ラベル受け止め支柱(7)が開閉ヒンジ(2)側に臨む壁面を、施蓋状態における蓋体(B)の傾斜周側壁面(23)とほぼ平行することとなるフラットな傾斜壁面(7a)に造形して、
長辺(42)とその少なくとも一端部に連続する短辺(41)とが断面ほぼへ字形に折れ曲がるラベル(L)の短辺(41)を、そのラベル受け止め支柱(7)の傾斜壁面(7a)と蓋体(B)の傾斜周側壁面(23)により挟み付けるように定めたことを特徴とするプラスチック製の卵包装容器。
【請求項3】
ラベル受け止め支柱(7)が容器本体(A)と蓋体(B)との合掌平面(P−P)から隆起する一定高さ(h2)を、その高くとも同じ合掌平面(P−P)から蓋体(B)が隆起する一定高さ(H)の約半分に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載のプラスチック製の卵包装容器。
【請求項4】
ラベル受け止め支柱(7)を平面から見て、開閉ヒンジ(2)側に臨むフラットな傾斜壁面(7a)が底辺となり、上方へ行く程徐々に細くなるほぼ二等辺三角形又は等脚台形に造形したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のプラスチック製の卵包装容器。
【請求項5】
中間仕切り柱(6)が容器本体(A)と蓋体(B)との合掌平面(P−P)から隆起する一定高さ(h1)を、その高くとも同じ合掌平面(P−P)から蓋体(B)が隆起する一定高さ(H)の約半分に設定したことを特徴とする請求項2記載のプラスチック製の卵包装容器。
【請求項6】
中間仕切り柱(6)を上方へ行く程徐々に細くなる截頭円錐形又は截頭正多角錐形に造形したことを特徴とする請求項2又は5記載のプラスチック製の卵包装容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプラスチック製の卵包装容
器に関する。
【背景技術】
【0002】
本発明に最も近似する公知発明として、特許文献1、2に記載の「卵収容容器およびラベル封入方法」が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第5621141号公報
【特許文献2】特開2014−159303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1、2に開示の公知発明は実質的に同一であるため、今特許文献1を代表例に挙げて言えば、この特許請求の範囲・請求項1には「前記ラベルを支持する支持部を備える」と記載されているが、その支持部の図解はなく、卵収容容器の一体どこに、どのような形態の支持部が具備されているのか、その具体的な構成が不明である。
【0005】
そこで、特許文献1の段落〔0041〕と〔0055〕に、「卵収容容器(1)は、収容された卵(E)の間に、ラベル(5)(105)を支持する支持部を備えていてもよい。支持部は、その上端を卵の上端よりも上方に位置され、第1の平面(51)(151)を支持してもよい。」とある記載に基いて言えば、その支持部は収容された卵同士の相互間に介在しつつ、卵の上端よりも背高く立設されている構成のため、消費者にとって卵を取り出し難い問題がある。
【0006】
また、卵の上端よも背高く立設された支持部では、その卵収容容器の物理的な強度の向上に役立たず、積み重なり状態が悪化するので、梱包・運送コストが高価となるほか、自動包装ライン上の洗卵選別機を通過できないことも起り得るのである。
【0007】
更に、特許文献1の段落〔0041〕と〔0055〕には、「また、前記支持部は、ラベル(5)(105)の第2の平面(52)(152)又は第3の平面(153)を支持するように形成されていてもよい。」と記載されてもいるが、この記載程度では支持部の位置や形態、その他の具体的な構成が未だ不明である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題の改良を目的としており、その目的を達成するために、請求項1ではプラスチック製の卵包装容器の構成として、透視可能なプラスチックシート材から互いに同じ大きさのほぼ長方形な平面輪郭形状に成形された容器本体と蓋体とを、その隣り合う長辺縁取りフランジ同士の相互間に介在する一定帯幅の半折り用開閉ヒンジによって、残る自由端側の長辺縁取りフランジ同士並びに平行な短辺縁取りフランジ同士が合掌状態に施蓋することとなる開閉自在に枢支連続させ、
【0009】
上記容器本体にはその蓋体との合掌平面から下方へ一定深さだけ陥没して、卵の約下半部を抱持する卵収納凹所の複数を、縦横直交する関係状態の仕切り格子壁により格子状態に区成する一方、
【0010】
上記蓋体はその容器本体との合掌平面から上方へ一定高さだけ隆起した断面等脚台形として、そのフラットな天井面と傾斜周側壁面により上記卵の約上半部を全体的に被覆するように定めたプラスチック製の卵包装容器において、
【0011】
上記容器本体の仕切り格子壁が開閉ヒンジ側の長辺縁取りフランジと直角に交叉する部分からラベル受け止め支柱を、その蓋体との合掌平面から上記蓋体の天井面までは到達しない一定高さだけ上方へ隆起させると共に、
【0012】
その各ラベル受け止め支柱が開閉ヒンジ側に臨む壁面を、施蓋状態における蓋体の傾斜周側壁面とほぼ平行することとなるフラットな傾斜壁面に造形して、
【0013】
長辺とその少なくとも一端部に連続する短辺とが断面ほぼへ字形に折れ曲がるラベルの短辺を、そのラベル受け止め支柱の傾斜壁面と蓋体の傾斜周側壁面により挟み付けるように定めたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項2では透視可能なプラスチックシート材から互いに同じ大きさのほぼ長方形な平面輪郭形状に成形された容器本体と蓋体とを、その隣り合う長辺縁取りフランジ同士の相互間に介在する一定帯幅の半折り用開閉ヒンジによって、残る自由端側の長辺縁取りフランジ同士並びに平行な短辺縁取りフランジ同士が合掌状態に施蓋することとなる開閉自在に枢支連続させ、
【0015】
上記容器本体にはその蓋体との合掌平面から下方へ一定深さだけ陥没して、卵の約下半部を抱持する卵収納凹所の複数を、縦横直交する関係状態の仕切り格子壁により格子状態に区成する一方、
【0016】
上記蓋体はその容器本体との合掌平面から上方へ一定高さだけ隆起した断面等脚台形として、そのフラットな天井面と傾斜周側壁面により上記卵の約上半部を全体的に被覆するように定めたプラスチック製の卵包装容器において、
【0017】
上記容器本体における仕切り格子壁の縦横直交部分から中間仕切り柱を、その蓋体との合掌平面から上記蓋体の天井面までは到達しない一定高さだけ上方へ隆起させると共に、
【0018】
同じく容器本体の仕切り格子壁が開閉ヒンジ側の長辺縁取りフランジと直角に交叉する部分からラベル受け止め支柱を、その蓋体との合掌平面からやはり上記蓋体の天井面までは到達しない一定高さだけ上方へ隆起させ、
【0019】
しかも、その各ラベル受け止め支柱が開閉ヒンジ側に臨む壁面を、施蓋状態における蓋体の傾斜周側壁面とほぼ平行することとなるフラットな傾斜壁面に造形して、
【0020】
長辺とその少なくとも一端部に連続する短辺とが断面ほぼへ字形に折れ曲がるラベルの短辺を、そのラベル受け止め支柱の傾斜壁面と蓋体の傾斜周側壁面により挟み付けるように定めたことを特徴とする。
【0021】
請求項3ではラベル受け止め支柱が容器本体と蓋体との合掌平面から隆起する一定高さを、その高くとも同じ合掌平面から蓋体が隆起する一定高さの約半分に設定したことを特徴とする。
【0022】
請求項4ではラベル受け止め支柱を平面から見て、開閉ヒンジ側に臨むフラットな傾斜壁面が底辺となり、上方へ行く程徐々に細くなるほぼ二等辺三角形又は等脚台形に造形したことを特徴とする。
【0023】
請求項5では中間仕切り柱が容器本体と蓋体との合掌平面から隆起する一定高さを、その高くとも同じ合掌平面から蓋体が隆起する一定高さの約半分に設定したことを特徴とする。
【0024】
更に、請求項6では中間仕切り柱を上方へ行く程徐々に細くなる截頭円錐形又は截頭正多角錐形に造形したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
請求項1の上記構成によれば、長辺とその少なくとも一端部に連続する短辺とが断面ほぼへ字形に折れ曲がるラベルの短辺を、容器本体における卵収納凹所の仕切り格子壁とその開閉ヒンジ側の長辺縁取りフランジとの直角な交叉部分から上方へ隆起するラベル受け止め支柱の就中フラットな傾斜壁面と、断面等脚台形をなす蓋体の傾斜周側壁面により挟み付けるようになっており、従来のようにラベルを蓋体の上面へ貼り付けておらず、卵包装容器の内部へ封入しているだけであるため、その廃棄時の分別処理を簡単に行え、ラベルの表面のみならず、裏面にも卵料理のレシピやイベント情報、キャンペーンなどの各種情報を表示(印刷)することができるほか、そのラベルの交換も従来の貼り替えに代る蓋体への入れ替えとして、極めて便利良く行える効果がある。
【0026】
しかも、その場合上記ラベル受け止め支柱は冒頭に述べた公知発明の支持部のように、容器本体に収納された卵の上端(頂点)よりも背高く、蓋体の天井面に到達するまで立設されておらず、しかし容器本体と蓋体との合掌平面を越えて、蓋体の天井面までは到達しない一定高さだけ上方へ隆起されているため、卵の最大直径部分よりも上半部同士が、仕切り構造のない蓋体の内部において接触し、割れるおそれを予防することができ、更に消費者としても卵を容易・確実に取り出せるのであり、冒頭に挙げた諸問題がすべて解消されることになる。
【0027】
このような効果は、請求項2の構成でも達成することができるが、特に請求項2では上記ラベル受け止め支柱のみならず、中間仕切り柱も容器本体における仕切り格子壁の縦横直交部分から、やはり上記合掌平面を越えて蓋体の天井面までは到達しない一定高さとして上方へ隆起されているため、上記蓋体の内部における卵同士の接触をますます確実に予防することができ、併せて容器本体の保形強度を向上し得る効果がある。
【0028】
その場合、請求項3、5の構成を採用するならば、そのラベル受け止め支柱や中間仕切り柱の設定された高さにより、卵を取り出しやすくも、その隣り合う卵同士の接触(割れ)を防ぐことができ、最も合理的であると言える。
【0029】
また、請求項4、6の構成を採用するならば、そのラベル受け止め支柱や中間仕切り柱を容器本体における卵収納凹所の仕切り構造として、ますます有効に活用することができ、その容器本体の強度向上にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明の実施形態に係る10個入り卵包装容器の展開状態を示す平面図である。
【
図9】卵包装容器の容器本体に卵を収納し、蓋体にラベルを挿入した展開状態の側断面図である。
【
図10】
図9から蓋体を容器本体の施蓋方向へ回動させる中途過程の側断面図である。
【
図13】本発明の変形実施形態に係る6個入り卵包装容器の展開状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、図面に基いて本発明の実施形態を説明すると、その10個入り鶏卵包装容器を例示した図1〜5において、(A)(B)は容器本体と蓋体との向かい合う一対であり、ポリエチレンテレフタレートやポリスチレン、ポリプロピレン、その他の薄肉(例えば約0.33mmの厚み)な透視できる熱可塑性のプラスチックシート材から、互いに同じ大きさのほぼ長方形な平面輪郭形状として、且つ連続一体に真空成形されている。
【0032】
その真空成形金型(図示省略)への引き付け吸着によって、上記プラスチックシート材から賦形立体化された容器本体(A)と蓋体(B)との具体的構成を詳述すると、(1y)(1x)は容器本体(A)の平行な長辺縁取りフランジと同じく短辺縁取りフランジ、(21y)(21x)は蓋体(B)の平行な長辺縁取りフランジと同じく短辺縁取りフランジであり、その容器本体(A)と蓋体(B)との隣り合う一方の長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士が、一定な帯幅(W)(例えば約7.5mm)の半折り用開閉ヒンジ(2)を介して枢支連続されている。
【0033】
卵(E)の自動包装ラインにより、卵包装容器へ卵(E)を収納セットして、上記開閉ヒンジ(2)から半折り施蓋した時には、その容器本体(A)と蓋体(B)との長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士並びに短辺縁取りフランジ(1x)(21x)同士が、合掌状態に全面接触することとなる。(P−P)はその全体のフラットな合掌平面を示している。
【0034】
そして、上記開閉ヒンジ(2)と平行な自由端側の長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士のみが、図6、7、11のような帯状の粘着テープ(3)やヒートシールなどによって密着状態に封止され、卵(E)を購入した消費者が、その封止状態を解くことにより、卵(E)を取り出すことができる。但し、上記帯状の開閉ヒンジ(2)に平行な2列のミシン目(図示省略)を付与しておき、その両ミシン目の相互間を消費者が引き裂き開封するように定めても良い。
【0035】
その場合、図1、2から明白なように、上記容器本体(A)と蓋体(B)との長辺縁取りフランジ(1y)(21y)につき、その自由端側のそれは広幅(例えば約8.5mm)として、またこれと平行な開閉ヒンジ(2)側のそれは狭幅(例えば約1.5mm)として相違変化されているが、その開閉ヒンジ(2)側の狭幅に寸法化されていても、容器本体(A)と蓋体(B)との長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士は合掌状態に全面接触するため、後述の凹凸嵌合とも相俟って、施蓋時のほぼ円筒状に屈曲した開閉ヒンジ(2)の開口両端部から卵包装容器の内部へ、虫やその他の異物が侵入するおそれはなく、卵(E)の衛生状態に保たれることとなる。
【0036】
(4y)(4x)は容器本体(A)の両長辺縁取りフランジ(1y)と両短辺縁取りフランジ(1x)により囲まれた平面視のほぼ長方形な内部へ、図1〜3のような縦横直交する関係状態に配列設置された仕切り格子壁であって、これにより上記合掌平面(P−P)から一定深さ(d1)(例えば約37mm)だけ下向きに陥没する卵収納凹所(G)の複数(図例では合計10個)が、その隣り合う卵(E)同士の接触しない格子状態に仕切り細分されている。
【0037】
仕切り格子壁(4y)(4x)の頂面は図2、3のように、悉く上記合掌平面(P−P)から一定深さ(d2)(例えば約5mm)だけ陥没した高さ位置に延在しており、この高さ位置から更に深く陥没した卵収納凹所(G)の各個が、下方へ行く程徐々に丸細くなるほぼ截頭円錐形又は截頭正八角錐形を呈している。卵(E)の約下半部がその容器本体(A)の卵収納凹所(G)によって抱持されるようになっている。
【0038】
しかも、上記仕切り格子壁(4y)(4x)の中央部にはその頂面から一定深さ(d3)(例えば約7mm)だけ陥没する凹溝(5)が設けられており、これによって卵(E)を収納した施蓋状態の卵包装容器が手持ちされた時、その重量により長辺方向の両端部から下がるように撓み変形するおそれを防止するようになっている。
【0039】
その陥没した凹溝(5)を有する仕切り格子壁(4y)(4x)が、その撓み変形に対抗できる強度を発揮するようになっているのである。その仕切り格子壁(4y)(4x)の凹溝(5)は、ここに消費者が指先を挿入することにより、その卵収納凹所(G)に収納されている卵(E)の最大直径部分よりも下方を挟んで、卵(E)を滑り落とすおそれなく確実に摘まみ出せることにも役立つ。
【0040】
(6)は上記仕切り格子壁(4y)(4x)の縦横直交部分から、卵収納凹所(G)との逆な上向きに隆起された中間仕切り柱の複数(図例では合計4本)であり、これらも隣り合う卵(E)同士の接触を防ぐものとして、上記卵収納凹所(G)の立壁面と言わば連続して、その上方へ行く程徐々に丸細くなるほぼ截頭円錐形又は截頭正八角錐形を呈している。
【0041】
しかも、その中間仕切り柱(6)のフラットな頂面は図2、3のように、悉く上記合掌平面(P−P)から一定高さ(h1)(例えば約15mm)だけ上向きに隆起した位置にあって、施蓋時における蓋体(B)の内部においても、その隣り合う卵(E)同士が接触しないように仕切っている。
【0042】
つまり、卵(E)の約上半部を全体的に被覆する蓋体(B)は後述のように、フラットな天井面を備えた単純な断面等脚台形として、隣り合う卵(E)同士の仕切り構造を具備しないため、上記容器本体(A)側の合掌平面(P−P)よりも背高く隆起する中間仕切り柱(6)によって、その卵(E)の上半部同士が接触するおそれを予防しているのである。
【0043】
但し、その中間仕切り柱(6)の頂面は施蓋時における蓋体(B)の天井面まで到達せず、その上記合掌平面(P−P)からの一定高さ(h1)を、施蓋時の蓋体(B)が同じく合掌平面(P−P)から隆起する一定高さ(H)(例えば約29mm)の約半分に設定することが好ましい。
【0044】
更に、容器本体(A)の横方向に延在する仕切り格子壁(4x)と、開閉ヒンジ(2)側の長辺縁取りフランジ(1y)との直角に交叉する部分からは、図1、2、4に示すように、複数(図例では合計4本)のラベル受け止め支柱(7)が上向きに隆起されている。このラベル受け止め支柱(7)も上記中間仕切り柱(6)と同様に、隣り合う卵(E)同士の接触を防ぐものとして、上記卵収納凹所(G)の立壁面と連続して、その上方へ行く程徐々に細くなるが、その太さは上記中間仕切り柱(6)を言わば垂直割り2等分した程度である。
【0045】
その場合、上記合掌平面(P−P)からラベル受け止め支柱(7)の隆起する一定高さ(h2)は、上記中間仕切り柱(6)の一定高さ(h1)と同じ(先に例示した約15mm)であり、やはり卵(E)の上半部同士が接触するおそれを予防する。
【0046】
しかも、上記中間仕切り柱(6)の垂直割り2等分した太さを有するラベル受け止め支柱(7)は、図1のように平面から見た時、開閉ヒンジ(2)側に臨むフラットな傾斜壁面(7a)が底辺となり、上方へ行く程徐々に細くなるほぼ二等辺三角形又は等脚台形に造形されている。その開閉ヒンジ(2)側に向かうフラットな傾斜壁面(7a)によって、後述するラベルの短辺を受け止め支持するようになっているのである。
【0047】
(8)はそのラベル受け止め支柱(7)のフラットな傾斜壁面(7a)と、開閉ヒンジ(2)側の狭幅な長辺縁取りフランジ(1y)との境界部に設けられた一定長さ(例えば約15mm)の嵌合凹溝であり、蓋体(B)側の後述する傾斜周側壁面の補強リブと嵌合することによって、その容器本体(A)と蓋体(B)との位置ズレや不正変形などを防止する。
【0048】
また、容器本体(A)の同じく横方向に延在する仕切り格子壁(4x)と、自由端側の長辺縁取りフランジ(1y)との直角に交叉する部分からは、図1、2に示すように、複数(図例では合計4個)の長辺仕切り凸壁(9)が上向きに隆起されている。この長辺仕切り凸壁(9)も隣り合う卵(E)同士の接触を防ぐものとして、上記卵収納凹所(G)の立壁面と言わば連続して、その上方へ行く程細くなるが、その上記合掌平面(P−P)から隆起する一定高さ(h3)は、上記中間仕切り柱(6)やラベル受け止め支柱(7)のそれよりも低く、例えば約5mmである。
【0049】
その場合、図1から明白なように、複数(図例では合計4個)ある上記長辺仕切り凸壁(9)のうち、その両端部に点在する2個の頂面には、平面視のコ字形嵌合凹溝(10)が設けられており、残りの中間部に点在する2個の頂面には、縦方向に延在する一定長さ(例えば約10mm)の嵌合凸条(11)が設けられている。
【0050】
上記長辺仕切り凸壁(9)の嵌合凹溝(10)は、これと対応位置する蓋体(B)側の後述する嵌合凸子と嵌合し、同じく長辺仕切り凸壁(9)の嵌合凸条(11)は、これと対応位置する蓋体(B)側の後述する嵌合凹溝と嵌合するようになっており、やはり容器本体(A)と蓋体(B)との位置ズレや不正変形などを防止する。
【0051】
(12)は容器本体(A)の両短辺縁取りフランジ(1x)に沿い延在する一定長さのレール形態として、両長辺縁取りフランジ(1y)とのほぼ直角な円弧コーナー部分に至るまで、上記合掌平面(P−P)から一定高さ(h4)(例えば約3mm)だけ上向きに隆起された一対の嵌合凸段面であり、蓋体(B)側の対応位置に形成された後述の嵌合凹段面と嵌合するようになっている。
【0052】
(13)は容器本体(A)の縦方向に延在する仕切り格子壁(4y)と、両短辺縁取りフランジ(1x)との直角に交叉する部分に設けられた一対の短辺仕切り壁であり、その上記合掌平面(P−P)との同一高さ位置にあるフラットな頂面が、蓋体(B)側の対応位置にある後述する短辺仕切り脚のフラットな頂面と面接触するようになっている。
【0053】
尚、(14)は同じく容器本体(A)の両短辺縁取りフランジ(1x)に賦形された粒子状の凹凸群であり、展開状態のもとに積み重ねられた卵包装容器の隣り合う同士が、帯電作用などにより密着一体化して、その自動機械力での1枚づつ吸い取り分離し難くなることを予防する。
【0054】
他方、卵包装容器の蓋体(B)は容器本体(A)の上記仕切り格子壁(4y)(4x)やこれにより仕切り細分された卵収納凹所(G)、中間仕切り柱(6)、ラベル受け止め支柱(7)などの仕切り構造を具備しておらず、その容器本体(A)との上記合掌平面(P−P)から一定高さ(H)だけ上向きに隆起した図6、7のような底辺がない単純な断面等脚台形として、そのフラットな天井面(22)と傾斜周側壁面(23)により卵(E)の約上半部を全体的に被覆するようになっている。
【0055】
その場合、蓋体(B)の天井面(22)は後述のラベルを透視しやすく、その印刷文字などを外部から読めるように、全体的なフラット面として、ここには4コーナー部分から一定高さだけ隆起する脱落防止用凸片(24)を除き、凹凸が一切付与されていない。その凸片(24)は積み重ね状態にある上段卵包装容器の滑り落ちを防止する。
【0056】
このようなフラットな天井面(22)に比して、蓋体(B)の傾斜周側壁面(23)はその変形などを防ぐ補強上、次のように賦形された構成を有する。
【0057】
つまり、(25)は蓋体(B)の両短辺縁取りフランジ(21x)に沿い延在する一定長さのレール形態として、両長辺縁取りフランジ(21y)とのほぼ直角な円弧コーナー部分に至るまで、上記容器本体(A)との合掌平面(P−P)から一定深さ(d4)(例えば約3mm)だけ陥没された一対の嵌合凹段面であり、卵包装容器の施蓋時に容器本体(A)側の上記嵌合凸段面(12)と嵌合することによって、その卵包装容器を密封状態に保つ。
【0058】
(26)は上記容器本体(A)側の短辺仕切り壁(13)と対応位置する短辺仕切り脚の一対であって、蓋体(B)の両短辺縁取りフランジ(21x)から隆起する傾斜周側壁面(23)の中間部を内向きに張り出し補強しており、卵包装容器の施蓋時に容器本体(A)側の上記短辺仕切り壁(13)と合掌状態に面接触する。
【0059】
また、(27)は蓋体(B)における開閉ヒンジ(2)側の狭幅な長辺縁取りフランジ(21y)から隆起する傾斜周側壁面(23)の上下方向に沿って列設された複数(図例では合計12本)の補強リブであり、その平行な3本づつが言わば1組として、図1、5のように、容器本体(A)側のラベル受け止め支柱(7)と対応する位置へ集中的に配設されている。
【0060】
しかも、その3本づつ1組をなす補強リブ(27)のうち、その中間に位置する1本の下端部が嵌合凸子(28)として、図12から明白なように、容器本体(A)側の上記ラベル受け止め支柱(7)と開閉ヒンジ(2)側の長辺縁取りフランジ(1y)との境界部に設けられている嵌合凹溝(8)と嵌合することにより、卵包装容器の安定・確固な施蓋状態を得られるようになっている。
【0061】
(29)は上記容器本体(A)側の長辺仕切り凸壁(9)と対応位置する長辺仕切り脚の複数(図例では合計4個)であって、蓋体(B)における自由端側の長辺縁取りフランジ(21y)から隆起する傾斜周側壁面(23)の補強リブを兼ねており、その複数(合計4個)ある長辺仕切り脚(29)のうち、その両端部に点在する2個の頂面に形成された嵌合凸子(30)が、施蓋時容器本体(A)側における長辺仕切り凸壁(9)の嵌合凹溝(10)と嵌合すると共に、残りの中間部に点在する2個の頂面に形成された嵌合凹溝(31)が、やはり施蓋時容器本体(A)側における長辺仕切り凸壁(9)の嵌合凸条(11)と嵌合することになる。
【0062】
尚、蓋体(B)の両短辺縁取りフランジ(21x)にも容器本体(A)側の両短辺縁取りフランジ(1x)と同じ粒子形態の凹凸群(32)が賦形されている。
【0063】
更に、(L)は上記卵包装容器に封入使用するラベルであって、好ましくは普通紙から成り、図8のように断面ほぼヘ字形に折り曲げられている。そのへ字形の短辺(41)が上記蓋体(B)における開閉ヒンジ(2)側の傾斜周側壁面(23)に対応位置すると共に、同じくへ字形の長辺(42)が蓋体(B)の天井面(22)に対応位置するようになっている。
【0064】
そして、そのラベル(L)の外部から目視されることになる表面又はその表面と裏面には、商品名や産地、賞味期限、採卵日、販売業者などの表示が印刷されている。その場合、ラベル(L)は従来技術のように蓋体(B)へ貼り付けられず、卵包装容器の内部へ封入されるだけであるため、その裏面にも例えば卵を使う料理のレシピや懸賞広告、イベント情報、キャンペーン、求人案内、その他の各種情報を印刷して、販促効果を得るためや消費者の便宜などに供することができる。
【0065】
本発明の実施形態に係るプラスチック製の卵包装容器は上記の構成を備えており、その容器に対するラベル(L)の封入は卵(E)の自動包装ライン(図示省略)を搬送中において、自動機械的に行うことができる。
【0066】
つまり、その卵包装容器に対するラベル(L)の封入方法を説明すると、展開状態にある空の卵包装容器を自動搬送中、先ずその容器本体(A)の卵収納凹所(G)へ上方から複数(図例では10個)の卵(E)を一挙同時に挿入セットする。その卵(E)の5個づつが2列に収納されることとなる。
【0067】
予じめ断面ほぼヘ字形に折り曲げられた状態のラベル(L)を、その後図9のように、その短辺(41)が上記展開状態の蓋体(B)における開閉ヒンジ(2)側の傾斜周側壁面(23)へ臨み、長辺(42)が蓋体(B)の天井面(22)へ接触することとなるように、その蓋体(B)の内部へ上方から裏向き状態(ラベルの印刷された表面が下向く状態)に挿入セットする。
【0068】
そして、上記の状態にある卵包装容器が搬送方向へ進行する間に、蓋体(B)が容器本体(A)との開閉ヒンジ(2)を支点として、図10のように容器本体(A)の施蓋方向へ回動されると、その蓋体(B)の内部にあるラベル(L)も一緒に追従するが、その過程においてラベル(L)の短辺(41)が水平状態を越えて廻し起されると、その短辺(41)は同図の鎖線で示す如く、容器本体(A)における開閉ヒンジ(2)側の狭幅な長辺縁取りフランジ(1y)上へ滑り落ちて、その容器本体(A)におけるラベル受け止め支柱(7)のフラットな傾斜壁面(7a)へもたれ掛かる状態(受け止められる状態)になる。
【0069】
更に、蓋体(B)の回動が続行されて、容器本体(A)を上方から施蓋する状態になると、上記ラベル(L)の長辺(42)は容器本体(A)側に収納されている卵(E)の全体へ、図11のように上方から覆いかぶさるように倒れ込むこととなり、その施蓋終了時点ではラベル(L)の短辺(41)が図11、12のように、蓋体(B)の傾斜周側壁面(23)と容器本体(A)におけるラベル受け止め支柱(7)の傾斜壁面(7a)との相互間に挟み付けられると共に、同じくラベル(L)の長辺(42)が蓋体(B)の天井面(22)と卵(E)の全体的な頂点との相互間に挟み付けられるのである。
【0070】
その結果、蓋体(B)の天井面(22)が全体的なフラット面をなしていることとも相俟って、卵(E)の消費者がラベル(L)の表面に印刷されている商品名や産地、賞味期限、その他の各種情報を、その蓋体(B)の外部から明確に目視・確認することができる。
【0071】
尚、容器本体(A)の卵収納凹所(G)へ卵(E)を収納した後に、蓋体(B)の内部へラベル(L)を挿入セットすると説明したが、容器本体(A)の施蓋される前であれば、逆に蓋体(B)の内部へ先にラベル(L)を挿入セットし、その後容器本体(A)へ卵(E)を挿入セットしてもさしつかえない。
【0072】
また、上記ラベル(L)の短辺(41)が蓋体(B)における傾斜周側壁面(23)の対応的な長さよりも短小寸法である場合には、ラベル(L)の長辺(41)が図10から図11のように蓋体(B)の天井面(22)と卵(E)の上端部(頂点)との相互間に挟まれた時点において、そのラベル(L)は自づと引き上げられ、その短辺(41)の下端部が容器本体(A)における開閉ヒンジ(2)側の長辺縁取りフランジ(1y)から浮上することになるが、そのラベル(L)の短辺(41)が蓋体(B)の傾斜周側壁面(23)と、容器本体(A)におけるラベル受け止め支柱(7)の就中フラットな傾斜壁面(7a)との相互間に、安定良く確固に挟み付けられることに変りはない。
【0073】
何れにしても、卵包装容器の施蓋状態にある容器本体(A)と蓋体(B)との合掌した自由端側の長辺縁取りフランジ(1y)(21y)同士を、最後に粘着テープ(3)やヒートシール、その他の適当な固定手段によって、自動機械的に封止するのである。
【0074】
図1〜12の上記実施形態では10個入りの卵包装容器と、その内部へ封入する断面ほぼへ字形のラベル(L)を説示したが、その卵包装容器としては図13〜16の変形実施形態に示すような6個入りやその他の複数個入りであっても、本発明を適用することができる。その変形実施形態に係る6個入り卵包装容器の構成は、図1〜12の上記実施形態と実質的に同一であるため、その図13〜16に図1〜12と同じ符号を記入するにとどめて、その構成の説明を省略する。
【0075】
更に、そのラベル(L)としても断面ほぼへ字形だけでなく蓋体(B)の断面形状と相似な断面等脚台形として、図17のような長辺(42)の両端部に一対の短辺(41)が連続する折り曲げ状態のラベル(L)を採用しても良い。
【0076】
その場合、ラベル(L)における長辺(42)の少なくとも一端部に連続する短辺(41)は、上記実施形態の図10、12から示唆されるように、その下端部が容器本体(A)における開閉ヒンジ(2)側の長辺縁取りフランジ(1y)に一旦載り、その容器本体(A)におけるラベル受け止め支柱(7)の就中フラットな傾斜壁面(7a)に受け止められた状態での安定良く回動作用するため、残る他端部に連続する短辺(41)を受け止めるラベル受け止め支柱(7)やそのフラットな傾斜壁面(7a)が、たとえ容器本体(A)における自由端側の長辺縁取りフランジ(1y)と仕切り格子壁(4x)との交叉する部分に設けられていなくても、そのラベル(L)の長辺(42)と両短辺(41)を図11、12と同じ安定な封入状態に挟み付け保持することができるのである。
【符号の説明】
【0077】
(1y)(21y)・長辺縁取りフランジ
(1x)(21x)・短辺縁取りフランジ
(2)・開閉ヒンジ
(3)・粘着テープ
(4y)(4x)・仕切り格子壁
(5)・凹溝
(6)・中間仕切り柱
(7)・ラベル受け止め支柱
(8)・嵌合凹溝
(9)・長辺仕切り凸壁
(10)・嵌合凹溝
(11)・嵌合凸条
(12)・嵌合凸段面
(13)・短辺仕切り壁
(14)(32)・凹凸群
(22)・天井面
(23)・傾斜周側壁面
(24)・凸片
(25)・嵌合凹段面
(26)・短辺仕切り脚
(27)・補強リブ
(28)・嵌合凸子
(29)・長辺仕切り脚
(30)・嵌合凸子
(31)・嵌合凹溝
(41)・短辺
(42)・長辺
(A)・容器本体
(B)・蓋体
(E)・卵
(G)・卵収納凹所
(L)・ラベル
(P−P)・合掌平面
(d1)(d2)(d3)(d4)・深さ
(H)(h1)(h2)(h3)(h4)・高さ
【要約】
【課題】 ラベルの貼り付け不要なプラスチック製の卵包装容器を提供する。
【解決手段】 容器本体(A)の仕切り格子壁(4x)が開閉ヒンジ(2)側の長辺縁取りフランジ(1y)と交叉する部分からラベル受け止め支柱(7)を、その蓋体(B)との合掌平面(P−P)から蓋体の天井面(22)までは到達しない一定高さ(h2)だけ隆起させると共に、その各ラベル受け止め支柱が開閉ヒンジ側に臨む壁面を、施蓋状態における蓋体の傾斜周側壁面(23)とほぼ平行なフラットの傾斜壁面(7a)に造形して、長辺(42)と短辺(41)とが断面ほぼへ字形に折れ曲がるラベル(L)の短辺を、上記ラベル受け止め支柱の傾斜壁面と蓋体の傾斜周側壁面により挟み付けるように定めた。
【選択図】
図7