(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ベースフレームは、前記ベースフレームが前記LEDパッケージから熱を吸収するように構成されるように前記LEDパッケージと熱連通状態に接続されるように構成される、
請求項1に記載のソケットアセンブリ。
前記ベースフレームは、ねじ切りファスナが前記支持構造体に向かう方向に働くクランプ力を前記ベースフレームに印加するように前記ねじ切りファスナによって係合するように構成されるアンビルを備える、
請求項1に記載のソケットアセンブリ。
前記第1の電気コンタクトと前記第2の電気コンタクトが、各々、電力を前記LEDに提供するために選択的に使用されることができるように、前記第1の電気コンタクトは、正の電気接続と負の電気接続の両方を前記LED PCBに提供するように構成され、且つ、前記第2の電気コンタクトは、正の電気接続と負の電気接続の両方を前記LED PCBに提供するように構成される、
請求項11に記載のソケットアセンブリ。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1は、照明アセンブリ10の一例示的実施形態の斜視図である。照明アセンブリ10は、支持構造体12および支持構造体12に取り付けられるソケットアセンブリ14を含む。ソケットアセンブリ14は、発光ダイオード(LED)パッケージ16およびクランプ18を含む。以下で詳細に記載されるように、クランプ18は、LEDパッケージ16を支持構造体12に保持するために使用される。照明アセンブリ10は、照明エンジンの一部、照明器具、又は住居、商用、および/又は産業使用のために使用される他の照明システムであってもよい。照明アセンブリ10は、一般的な目的の照明のために使用されてもよいし、又は或いはカスタマイズされた用途および/又はエンドユースを有してもよい。
【0027】
支持構造体12は、ソケットアセンブリ14が、制限されるわけではないが、ベース、ヒートシンク等のような取り付けられることができる任意の構造体であってよい。例示的実施形態では、支持構造体12は、ヒートシンクである。支持構造体12は、ソケットアセンブリ14が取り付けられる取付け表面20を含む。任意ではあるが、取付け表面20の少なくとも一部は、略平坦である。支持構造体12は、後で記載されるように、ソケットアセンブリ14を支持構造体12に取り付けるための一つ以上の取付け機能部(例えば、
図1、
図3、および
図4に示される開口44、
図6に示される開口244とセグメント290、および
図7に示される凹部344)を含んでいてもよい。
【0028】
LEDパッケージ16は、LED24が取り付けられたLED印刷回路基板(PCB)22を含む。例示的実施形態では、単一のLED24がLED PCB22に取り付けられているが、任意の数のLED24がLED PCB22に取り付けられてもよい。LED PCB22は、それに取り付けられるLED24の数に依存してサイズを決めることができる。LED PCB22は、両側部26と28を含む。LED24は、LED PCB22の側部26に取り付けられる。LEDパッケージ16は、LED PCB22上に一つ以上の電力パッド30を含む。
【0029】
例示的実施形態では、LEDパッケージ16は、一般的には「チップオンボード(COB)LED」と呼ばれるものである。しかしながら、LEDパッケージ16は、制限されるわけではないが、LED PCBおよびLED PCBにはんだ付けされた一つ以上のLEDを含むLEDパッケージのような任意の他のタイプのLEDパッケージであってもよい。LED PCB22は、例示的実施形態では、矩形状を含む。しかしながら、LED PCB22は、加えて又はその代わりに、LED PCB22に取り付けられるLED24のタイプおよび/又は数に依存し得る任意の他の形状を含んでいてもよい。LED PCB22の基板23は、制限されるわけではないが、セラミック、ポリテトラフルオロエチレン、FR−4、FR−1、CEM−1、CEM−3、FR−2、FR−3、FR−5、FR−6、G−10、CEM−2、CEM−4、CEM5、絶縁金属基板(IMS)等のような任意の材料から製造することができる。
【0030】
図2は、ソケットアセンブリ14のクランプ18の一例示的実施形態の斜視図である。クランプ18は、ベース34とベース34から延出する一つ以上のスプリングフィンガー36を含む本体32を含む。以下で記載されるように、スプリングフィンガー36は、クランプ力をLED PCB22(
図1、
図3、および
図4)に印加してLEDパッケージ16を支持構造体12(
図1、
図3、および
図4)に対して保持するためにLEDパッケージ16(
図1、
図3、
図4、
図6、および
図7)と係合するように構成される。
【0031】
ベース34は、支持構造体12に取り付けられるように構成される。例示的実施形態では、ベース34は、支持構造体12の取付け表面20(
図1、
図3、および
図4)上に取り付けられるように構成される。ベース34は、両側部38と40を含む。ベース34は、側部38と40間に、具体的には、側部38から側部40に(逆もしかり)厚みTを延在する。例示的実施形態では、ベース34の側部40は、ベース34が支持構造体12に取り付けられると、支持構造体12の取付け表面20と係合する。
【0032】
クランプ18の本体32は、クランプ18を支持構造体12に取り付けるために使用される一つ以上の取付け部材42を含んでもよい。各取付け部材42は、以下で記載されるように、クランプ18を支持構造体12に取り付けるため支持構造体12の対応する取付け機能部(例えば、
図1、
図3、および
図4に示される開口44、
図6に示される開口244とセグメント290、および
図7に示される凹部344)と協働する。クランプ18は、任意の数の取付け部材42を含むことができ、取付け部材42の各々は、任意のタイプの取付け部材であってよい。例示的実施形態では、ベース34は、二つの取付け部材42を含み、これらの取付け部材42は、貫通するファスナ(例えば、
図1、
図3、および
図4に示されるファスナ46)を受容するように構成される開口である。しかしながら、取付け部材42の各々は、加えて又はその代わりに、制限されるわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、締りばめ部材、リベット、ポップリベット、ねじ切りファスナ等のような任意の他のタイプの取付け部材であってもよい。他のタイプの取付け部材の例は、それぞれ、
図6と
図7に示される取付け部材242と342に関して、以下で記載される。
【0033】
ベース34は、任意ではあるが、中心軸52を有するリング構造体を含む。具体的には、ベース34のリング構造体は、中心軸52周りに延在し、且つベース34は、中心軸52に沿って厚みTを延在する。ベース34のリング構造体は、LED PCB22の周囲の周りに少なくとも部分的に延在するように構成される。本明細書で使用されるように、「リング構造体」は、中心軸の周りに少なくとも部分的に延在し(例えば、連続していてもよいし又は連続していなくてもよい)且つ湾曲セグメントを含む構造体を意味する。
図2に見られるように、例示的実施形態では、ベース34のリング構造体は、中心軸52周りに完全に延在する連続構造体である。或いは、ベース34のリング構造体は、ベース34のリング構造体が中心軸52周りに部分的にのみ延在するように連続構造体ではない。ベース34のリング構造体の例示的実施形態は、湾曲セグメントと直線セグメントを含む。或いは、ベース34のリング構造体は、単一の湾曲セグメントである。ベース34の他の可能なリング構造体の例は、制限されるわけではないが、円形状、楕円形状、長円形状等を含む。ベース34は、リング構造体を有することに限定されず、むしろ、加えて又はその代わりに、本明細書で記載されるおよび/又は示されるようにクランプ18が機能できる任意の他の形状を含むことができる。ベース34の他の形状の例は、制限されるわけではないが、矩形状、正方形状、四辺形状、二つ以上の側部を有する形状等を含む。ベース34のサイズおよび/又は形状、およびクランプ18の他の部品は、LEDパッケージ16の一つ以上の部品のサイズおよび/又は形状に依存し得る。
【0034】
上で概略的に説明されたように、クランプ18の本体32は、スプリングフィンガー36を含む。二つが示されているが、クランプ本体32は、任意の数のスプリングフィンガー36を含むことができる。各スプリングフィンガー36は、支持構造体12に向かう方向へLED PCB22に働くクランプ力をLED PCB22に印加するためにLED PCB22と係合するように構成される。具体的には、各スプリングフィンガー36は、ベース34のリング構造体から中心軸52に対して半径方向内方へ延出する。各スプリングフィンガー36は、ベース34から端部54への長さを延出し、且つ、スプリングフィンガー36がLED PCB22と係合するように構成されるインターフェース56を含む。例示的実施形態では、各スプリングフィンガー36の端部54は、対応するインターフェース56を含むが、各インターフェース56は、対応するスプリングフィンガー36の長さに沿って任意の他の位置に代わりに延出してもよい。
【0035】
スプリングフィンガー36は、LED PCB22の側部26(
図1、
図3、および
図4)と係合する弾性的に偏向可能なスプリングである。具体的には、クランプ18がLEDパッケージ16を支持構造体12に保持するために使用される場合、スプリングフィンガー36のインターフェース56は、LED PCB22の側部26と係合し、且つそれによって支持構造体12から離れる方向に偏向される。偏向された位置では、スプリングフィンガー36は、支持構造体12に向かう方向に働くクランプ力をLED PCB22の側部26に及ぼす。クランプ18が所定のクランプ力、又はその範囲をLEDパッケージ16に提供するように、スプリングフィンガー36の様々なパラメータを選択することができる。スプリングフィンガー36のそのようなパラメータは、制限されるわけではないが、スプリングフィンガー36の数、スプリングフィンガー36の各々のジオメトリー(例えば、形状)、スプリングフィンガー36の各々の寸法(例えば、長さ、幅、厚み等)、ベース34に沿うスプリングフィンガー36の各々の位置、スプリングフィンガー36の各々のベース34に対する向き、スプリングフィンガー36の各々の材料等を含む。LEDパッケージ16の不具合防止を促進する所定のクランプ力、又はその範囲を提供するように、スプリングフィンガー36の様々なパラメータを選択することができる。
【0036】
クランプ18の本体32は、LED PCB22と係合してクランプ本体32に対してLEDパッケージ16を位置決めするように構成される一つ以上の位置決め部材58を含んでもよい。例えば、位置決め部材58は、クランプ18の本体32の凹部即ち開口64内でLED PCB22を中心に配することができる。クランプ18は、任意の数の位置決め部材58を含むことができ、位置決め部材58の各々は、任意のタイプの位置決め部材でよい。例示的実施形態では、位置決め部材58は、ベース34のリング構造体から中心軸52に対して半径方向内方へ延出する延出部である。各位置決め部材58は、ベース34から端部60の長さを延出する。位置決め部材58は、位置決め部材58がLED PCB22と係合するように構成されるインターフェース62を含む。クランプ本体32の凹部64は、インターフェース62同士の間に画定される。凹部64は、中にLEDパッケージ16を受容するように構成される。例示的実施形態では、各位置決め部材58の端部60は、インターフェース62を含むが、各インターフェース62は、代わりに、対応する位置決め部材58の長さに沿って任意の他の位置に延出してもよい。延出部に加えて又はそれの代わりに、一つ以上の他のタイプの位置決め部材58が設けられてもよい。幾つかの実施形態では、位置決め部材58は、クランプ本体32に対するLEDパッケージ16の回転を防止する回転防止機能部を提供する。
【0037】
クランプ18は、ハウジング(例えば、
図4および
図5に示されるハウジング168)と共に又はそれ無しで使用されることができる。換言すれば、ソケットアセンブリ14は、クランプ18に加えて、ハウジングを有していてもよいし又は有していなくてもよい。ソケットアセンブリ14の例示的実施形態では、ソケットアセンブリ14は、クランプ18がハウジングと共に使用されないようにハウジング(例えば、ハウジング168)を含まない。クランプ18がハウジング(例えば、ハウジング168)と共に使用されるか否かで、クランプ18の本体32は、任意ではあるが、クランプ18の本体32をハウジングに機械的に接続する一つ以上の保持部材66を含む。クランプ18は、任意の数の保持部材66を含むことができ、保持部材66の各々は、任意のタイプの保持部材でよい。例示的実施形態では、保持部材66は、ベース34からベース34の側部38に対して外方へ延出する締りばめタブである。四つ示されているが、クランプ18の本体32は、任意の数の保持部材66を含むことができる。さらに、保持部材66の各々は、加えて又は代わりに、制限されるわけはないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、他のタイプの締りばめ部材、開口等のような任意の他のタイプの保持部材であってもよい。幾つかの実施形態では、保持部材66に加えて又はその代わりに、取付け部材の一つ以上がクランプ18の本体32をハウジングに機械的に接続するために使用されてもよい。
【0038】
幾つかの実施形態では、スプリングフィンガー36は、ベース34とスプリングフィンガー36がクランプ18の単一体を区画するようにベース34から延出する。幾つかの実施形態では、取付け部材42、位置決め部材58および/又は保持部材66は、ベース34と単一体を区画する。ベース34とスプリングフィンガー36によって区画された単一体は、クランプ18の本体32の略全体を構成してもよいし、又はベース34とスプリングフィンガー36によって区画される単一体がクランプ本体32の一部のみを構成してもよい。例えば、ベース34とスプリングフィンガー36によって区画される単一体は、取付け部材42(それがある場合)、位置決め部材58(それがある場合)、および保持部材66(それがある場合)は、また、ベース34で単一体を区画する場合、クランプ18の本体32の略全体を構成することができる。取付け部材42(それがある場合)、位置決め部材58(それがある場合)、保持部材66(それがある場合)およびスプリングフィンガー36が、ベース34で単一体を画定するような実施形態では、クランプ18の本体32は、一片の本体である。さらに、例えば、ベース34とスプリングフィンガー36によって区画された単一体は、取付け部材42(それがある場合)、位置決め部材58(それがある場合)、および/又は保持部材66(それがある場合)がベース34で単一体を区画しない場合、クランプ18の本体32の一部のみを構成することができる。
【0039】
本明細書で使用されるように、二つ以上のアイテム(部品)は、それらのアイテムが単一の連続する構造体として形成される場合、「単一体」を区画する。幾つかの実施形態では、二つ以上のアイテムは、それらのアイテムが、それらのアイテムの少なくとも一つおよび/又はそれらのアイテムを一緒に接合するファスナを損傷(例えば、制限されるわけではないが、突き刺す、破壊する、溶融する等)することなく分離されることができない場合、単一の連続する構造体として形成されると考えられる。単一の連続する構造体として形成されるアイテムの一例は、一体的に形成される(一枚の材料又は一巻きの材料の同じ打ち抜きから形成される)二つのアイテムである。単一の連続する構造体として形成されるアイテムの他の一例は、二つのアイテムであって、これらのアイテムが少なくとも一つおよび/又はそれらのアイテムを一緒に接合する機械的ファスナを損傷することなく分離されることができないようにこれらのアイテムを一緒に接合する機械的なファスナ(例えば、接着剤、溶接、はんだ付け接合等)を使用してのこれらのアイテムの両方の形成の後に、機械的に一緒に接合される二つのアイテムである。単一の連続する構造体として形成されないアイテムの一例は、二つのアイテムであって、これらのアイテムは、これらのアイテムおよび機械的ファスナを損傷することなく分離されることができるようにこれらのアイテムを一緒に接合する機械的ファスナ(例えば、ねじ切りファスナ、クリップ、クランプ等)を使用してのこれらのアイテムの両方の形成の後に、機械的に一緒に接合される、二つのアイテムである。
【0040】
クランプ18の本体32は、制限されるわけではないが、切断プロセスを使用する、鋳造プロセスを使用する、成形プロセスを使用する、形成プロセスを使用する等のような任意の方法、プロセス、構造、手段等を使用して製造することができる。切断プロセスは、制限されるわけではないが、ウォータ切断、打ち抜き、レーザ切断、パンチング、のこ、ドリルビット、かんな、および/又は他の固体切断ツールを使用する切断等を含む。形成プロセスは、制限されるわけではないが、引き抜き、湾曲等を含む。クランプ18の本体32が切断プロセスを使用して製造される場合、本体32は、一巻きの材料から、ブランクの材料から、略平らな一枚の材料から、略平らな材料から、一本の材料等から切断されることができる。幾つかの実施形態では、クランプ18の本体32は、材料から切断され、次いで、本体32の仕上げ形状を含むように形成される、切断および形成本体である。さらに、幾つかの実施形態では、スプリングフィンガー36、取付け部材42、位置決め部材58および/又は保持部材66は、ベース34と一体的に形成される。
【0041】
クランプ18の本体32は、クランプ18が本明細書で記載されるおよび/又は示されるように機能できる任意の材料(単数又は複数)から製造することができる。幾つかの実施形態では、クランプ18の本体32は、金属(例えば、本体32の様々な部品の一つ以上は、金属および/又は金属と同様な特性を示す材料を含む)である。ベース部材34、取付け部材42、位置決め部材58、保持部材66および/又はスプリングフィンガー36のようなクランプ本体32の様々な部品は、互いに同じおよび/又は互いに異なる材料から製造することができる。幾つかの実施形態では、クランプ18の本体32は、比較的に良好な熱導体である材料を含み、それによって、クランプ本体32が、LEDパッケージ16からの熱を支持構造体12に伝達することを促進する。
【0042】
図3は、照明アセンブリ10の断面を示す斜視図である。ここで、
図1と
図3を参照すると、クランプ18がLEDパッケージ16を支持構造体12に保持するように支持構造体12に取り付けられたクランプ18が示されている。具体的には、クランプ18のベース34は、クランプ18の取付け部材42を使用して支持構造体12に取り付けられる。ファスナ46は、取り付け部材42の開口を通り支持構造体12内の開口44内に受容されるねじ切りファスナである。例示的実施形態では、支持構造体12の開口44は、ねじが切られ、それによって、ファスナ46が支持構造体12にねじ接続する。加えて又は代わりに、ナット(図示せず)がファスナ46を開口44内に固定するために使用される。クランプ18が支持構造体12に取り付けられると、ベース34は、支持構造体12と係合する。具体的には、ベース34の側部40は、支持構造体12の取付け表面20と係合する。
【0043】
LEDパッケージ16は、位置決め部材58のインターフェース62がLED PCB22と係合するようにクランプ18の凹部64内に受容される。クランプ18のスプリングフィンガー36は、LED PCB22がスプリングフィンガー36と支持構造体12との間にクランプされるようにLED PCB22と係合される。具体的には、スプリングフィンガー36のインターフェース56は、スプリングフィンガー36が支持構造体12から離れる方向に偏向されるようにLED PCB22の側部26と係合されるが、その例は、矢印A(
図1には示されていない)によって表される。
図1および
図3において示される偏向位置において、スプリングフィンガー36は、支持構造体12に向かう方向に働くクランプ力をLED PCB22の側部26に及ぼすが、その例は、矢印B(
図1には示されていない)よって表される。このように、クランプ18は、LEDパッケージ16を支持構造体12に保持する。クランプ力、又はその範囲は、LEDパッケージ16の不具合防止を促進するように選択することができる。例えば、クランプ力、又はその範囲は、LED PCB22が壊れる(例えば、ひび割れ、破壊等)ことを防止すること促進するのに十分に低く選択することができる。さらに、例えば、クランプ力、又はその範囲は、LEDパッケージ16が振動することを防止するようにクランプ18と支持構造体12との間にLEDパッケージ16を確実に固定することを促進するために十分に高く選択することができる。
【0044】
例示的実施形態では、および
図3に最も良く示されるように、LED PCB22の側部28は、LEDパッケージ16がクランプ18によって支持構造体12に保持されるときに支持構造体12の取付け表面20と係合される。加えて、又は代わりに、LEDパッケージ16がクランプ18によって支持構造体12に保持されるときに、LED PCB22の側部28は、LED PCB22と支持構造体12との間に延在する中間部材(例えば、熱伝導材料、図示せず)と係合できる。LED PCB22と支持構造体12および/又は中間部材との間の係合は、熱がLEDパッケージ16から離れるように熱の伝達を促進し得る。
【0045】
上記のように、ソケットアセンブリ14の例示的実施形態では、クランプ18は、ハウジングと共に使用されない。LEDパッケージ16の電力パッド30(
図3では見えない)は、対応する電線(図示せず)にはんだ付けされる又は電気的に接続されるように構成される。電線は、LED24の動作を駆動するためにLEDパッケージ16に電力を供給する。
【0046】
図4は、照明アセンブリ110の他の一例示的実施形態の斜視図である。
図4は、クランプ18がハウジング168と共に使用される他の一例示的実施形態を示している。照明アセンブリ110は、支持構造体12と支持構造体12に取り付けられるソケットアセンブリ114を含む。ソケットアセンブリ114は、LEDパッケージ16、クランプ18、およびハウジング168を含む。クランプ18は、LEDパッケージ16を支持構造体12に保持するために使用される。照明アセンブリ110は、照明エンジンの一部、照明器具、又は住居、商用、および/又は産業使用のために使用される他の照明システムであってもよい。照明アセンブリ110は、一般的な目的の照明のために使用されてもよいし、又は或いはカスタマイズされた用途および/又はエンドユースを有してもよい。
【0047】
図5は、照明アセンブリ110のソケットアセンブリ114の例示的実施形態の斜視図である。ここで、
図4および
図5を参照すると、ソケットアセンブリ114は、支持構造体12(
図5に不図示)に取り付けられるように構成される。具体的には、クランプ18とハウジング168の両方は、支持構造体12に取り付けられるように構成される。
【0048】
ソケットアセンブリ114のハウジング168は、中にLEDパッケージ16(
図5に不図示)を受容する凹部即ち開口164を含む。例示的実施形態では、ハウジング168は、LEDパッケージ16を受容する凹部164を区画するように協働する二つ以上の離散的ハウジングセグメント168aと168bを含む。具体的には、凹部164は、ハウジングセグメント168aと168bとの間に区画される。幾つかの代替の実施形態では、ハウジング168は、二つ以上の個別ハウジングセグメント168aと168bの代わりに、単一の連続するハウジングセグメントを含む。例えば、ハウジングセグメント168aと168bは、単一の単一体として製造されてもよい。さらに、二つが示されているが、ハウジング168は、二つ以上の任意の数の個別ハウジングセグメントを含んでいてもよい。任意のハウジングセグメントを含むハウジング168のサイズおよび/又は形状は、LEDパッケージ16の一つ以上の部品のサイズおよび/又は形状に依存し得る。
【0049】
例示的実施形態では、ハウジングセグメント168aと168bは、互いに係合しない。或いは、ハウジングセグメント168aおよび/又は168bは、互いに係合する。任意ではあるが、ハウジングセグメント168aと168bは、実質的に同一および/又は反対の両性質である。例えば、ハウジングセグメント168aと168bは、任意ではあるが、同じモールドの一つ以上を使用して製造される。任意ではあるが、ハウジングセグメント168aと168bは、LEDパッケージ16が凹部164内に受容されると、LED PCB22(
図5に不図示)の一つ以上の縁部表面170(
図5に不図示)と係合する。
【0050】
ハウジングセグメント168aと168bの各々は、ハウジングセグメント168aと168bが、沿って支持構造体12に取り付けられるように構成される取付け側部172を含む。例示的実施形態では、ハウジングセグメント168aと168bは、各々、L形状を含む。しかしながら、ハウジングセグメント168aと168bは、加えて又は代わりに、LEDパッケージ16の一つ以上の部品の形状に依存し得る任意の他の形状(単数又は複数)を含んでもよい。
【0051】
ハウジングセグメント168aと168bは、LED PCB22の対応する電力パッド30(
図5に不図示)と係合するように構成される電力コンタクト174を保持する。電力コンタクト174は、ハウジングセグメント168aと168bから凹部164内で外方へ延出するフィンガー176を含む。フィンガー176は、電力コンタクト174がLED PCB22の対応する電力パッド30と係合するように構成される相手インターフェース178を含む。各電力コンタクト174は、任意の数のフィンガー176を含んでよく、ハウジングセグメント168aと168bの各々が任意の数の電力コンタクト174を保持できる。
【0052】
ハウジングセグメント168aと168bの各々は、中に電線181を受容する一つ以上の電線スロット180を含む。電線181が電線スロット180内に受容されると、電線181の導電体183は、電線181と電力コンタクト174との間に電気接続を確立するために電力コンタクト174と係合する。電線181は、LED24の動作を駆動するためにLEDパッケージ16に電力を供給する。ハウジングセグメント168aと168bの各々は、任意の数の電線スロット180を含むことができる。
【0053】
例示的実施形態では、各電力コンタクト174は、ポークインコンタクト(図示せず)を含み、電線の剥かれた端部が電力コンタクト174中に突き刺されることで電線と電力コンタクト174との間で電気接続を確立する。しかしながら、加えて又は代わりに、任意の他のタイプの機械的接続が、各電力コンタクト174と電線との間の電気接続を確立するために使用されてもよい。例えば、電力コンタクト174は、電線の導電体に電気的に接続するために電線の絶縁を貫通する絶縁変位コンタクト(IDC、図示せず)を含んでもよい。さらに、および例えば、電力コンタクト174は、電線の導電体に圧着される、溶接される、および/又は他に、電気的に接続されることができる。
【0054】
ハウジングセグメント168aと168bは、ハウジング168を支持構造体12に取り付けるためおよび/又はハウジング168を隣接するソケットアセンブリ(図示せず)に機械的に接続するために一つ以上の取付け部材182を含んでもよい。例示的実施形態では、取付け部材182は、貫通するファスナ(例えば、
図5には示されていないファスナ46)を受容するように構成される開口である。しかしながら、各取付け部材182は、加えて又は代わりに、制限されるわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、締りばめ部材等のような任意の他のタイプの取付け部材でもよい。ハウジングセグメント168aと168bの各々は、任意の数の取付け部材182を含んでもよく、ハウジング168は、全体として、任意の数の取付け部材182を含んでもよい。
【0055】
ハウジング168は、クランプ18の本体32をハウジング168に機械的に接続するための一つ以上の保持機能部184を含んでもよい。具体的には、ハウジングの保持機能部184は、クランプ18とハウジング168を機械的に相互接続するためにクランプ18の保持部材66と協働する。例示的実施形態では、ハウジングセグメント168aと168bの各々は、保持機能部184の一つ以上を含む。しかしながら、ハウジングセグメント168aと168bの各々は、任意の数の保持機能部184を含んでもよい。ハウジング168は、全体として、任意の数の保持機能部184を含むことができる。
【0056】
保持機能部184の各々は、任意のタイプの保持機能部でよい。例示的実施形態では、保持機能部184は、締りばめで保持部材66のタブを受容するように構成される開口である。しかしながら、保持機能部184の各々は、加えて又は代わりに、制限されるわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、締りばめ部材等のような任意の他のタイプの保持機能部であってもよい。幾つかの実施形態では、保持機能部184に加えて又はそれの代わりに、取付け部材182の一つ以上がクランプ本体をハウジング168に機械的に相互接続するために使用されてもよい。
【0057】
ここで、
図4のみを参照すると、支持構造体12に取り付けられたソケットアセンブリ114が示されている。具体的には、クランプ18とハウジング168の両方は、支持構造体12に取り付けられる。例示的実施形態では、支持構造体12の取付け機能部(例えば、開口44)は、クランプ18とハウジング168の両方に共通する。従って、例示的実施形態では、ファスナ46は、ハウジング168とクランプ18の両方を支持構造体12に取り付けるために使用される。具体的には、クランプ18の取付け部材42は、ファスナ46が取付け部材42の開口と取付け部材182の開口を貫通して延出するようにハウジング168の取付け部材182と整列される。或いは、支持構造体12の取付け機能部は、クランプ18とハウジング168に共通ではない。例えば、幾つかの代替の実施形態では、クランプ18の取付け部材42は、クランプ18とハウジング168が支持構造体12に別々に取り付けられようにハウジング168の取付け部材182と整列していない。
【0058】
クランプ18は、任意ではあるが、ハウジング168に機械的に接続される。具体的には、クランプ18の保持部材66は、クランプ18とハウジング168を機械的に相互接続するためにハウジング168の保持機能部184と協働する。例示的実施形態では、保持部材66のタブは、クランプ18をハウジング168に機械的に相互接続するために、締りばめで保持機能部184の開口内に受容される。他の構成が、加えて又は代わりに、クランプ18とハウジング168に機械的に相互接続するために、設けられてもよい。
【0059】
図4に見られるように、LEDパッケージ16は、クランプ18とハウジング168の凹部64と164内にそれぞれ受容される。ハウジング168によって保持される電力コンタクト174は、LED PCB22の対応する電力パッド30と係合される。クランプ18は、LEDパッケージ16を支持構造体12に保持する。クランプ18が
図4に示されるように、支持構造体12に取り付けられると、ベース34は、支持構造体12と係合することができる。具体的には、ベース34の側部40は、支持構造体12の取付け表面20と係合されることができる。
【0060】
クランプ18のスプリングフィンガー36は、LED PCB22がスプリングフィンガー36と支持構造体12との間でクランプされるようにLEDパッケージ16と係合される。
図4に示される偏向位置では、スプリングフィンガー36は、支持構造体12に向かう方向に働くクランプ力をLED PCB22の側部26に及ぼし、その例は、矢印Bで表される。このように、クランプ18は、LEDパッケージ16を支持構造体12に保持する。クランプ力、又はその範囲は、LEDパッケージ16の不具合防止を促進するように選択することができる。例えば、クランプ力、又はその範囲は、LED PCB22が壊れる(例えば、ひび割れ、破壊等)ことを防止するのを促進するのに十分に低く選択することができる。さらに、例えば、クランプ力、又はその範囲は、LEDパッケージ16が振動することを防止するのを促進するようにクランプ18と支持構造体12との間にLEDパッケージ16を確実に固定することを促進するために十分に高く選択することができる。
【0061】
クランプ18は、ハウジング168から独立してLED PCB22を支持構造体12にクランプする。例えば、ハウジング168は、支持構造体12に向かう方向に働くクランプ力をLEDパッケージ16に印加できない。幾つかの実施形態では、ハウジング168は、LEDパッケージ16に全く力を及ぼさない、又はハウジング168によってLEDパッケージ16に影響を及ぼす力(単数又は複数)のみが、矢印Bの方向に対して略垂直な方向におよび/又は支持構造体12から離れる方向にLEDパッケージ16に働く。このように、幾つかの実施形態では、クランプ18は、ハウジング168から独立してLEDパッケージ16を支持構造体12にクランプすることができる。クランプ18が、ハウジング168から独立してLEDパッケージ16を支持構造体12にクランプする実施形態では、ハウジング168と支持構造体12との間の取付け配置は、ハウジング168に支持構造体12に向かう方向に働くクランプ力をLEDパッケージ16へ印加させない。従って、クランプ18が、ハウジング168から独立してLED PCB22を支持構造体12にクランプする実施形態では、クランプ18は、支持構造体12に取り付けられるべきハウジング168から独立してスプリングフィンガー36と支持構造体12との間にLED PCB22をクランプすると考えられることができる。
【0062】
例示的実施形態では、LED PCB22の側部28は、LEDパッケージ16がクランプ18によって支持構造体12に保持されるときに、支持構造体12の取付け表面20と係合される。加えて又はその代わりに、LEDパッケージ16がクランプ18によって支持構造体に保持される場合、LED PCB22の側部28は、LED PCB22と支持構造体12との間に延在する中間部材(例えば、熱導電体、図示せず)と係合できる。LED PCB22と支持構造体12および/又は中間部材との間の係合によって、熱がLEDパッケージ16から離れるように熱の伝達が促進されることができる。
【0063】
図6は、照明アセンブリ210の他の一例示的実施形態の断面を示す斜視図である。
図6は、クランプ218を支持構造体212の他の一例示的実施形態に取り付けるための取付け部材242の他の一例示的実施形態を含むクランプ218の他の一例示的実施形態を示す。照明アセンブリ210は、支持構造体212と支持構造体212に取り付けられるソケットアセンブリ214を含む。ソケットアセンブリ214は、LEDパッケージ16とクランプ218を含む。照明アセンブリ210は、照明エンジンの一部、照明器具、又は住居、商用、および/又は産業使用のために使用される他の照明システムであってもよい。照明アセンブリ210は、一般的な目的の照明のために使用されてもよいし、又は或いはカスタマイズされた用途および/又はエンドユースを有してもよい。クランプ218は、ハウジング(例えば、
図4および
図5に示されるハウジング168)と共に或いはそれ無しで使用されることができる。
【0064】
支持構造体212は、取付け表面220とその反対側部288を含む。支持構造体212は、例示的実施形態では、開口244を含む一つ以上の取付け機能部を含む。開口244は、支持構造体212を貫通して延在している。支持構造体212の取付け機能部は、また、開口244に隣接して延出する側部288のセグメント290を含む。支持構造体212は、任意の数の取付け機能部を含んでもよい。
【0065】
クランプ218は、クランプ218を支持構造体212に取り付けるために使用される取付け部材242の一つ以上を有する本体232を含む。例示的実施形態では、取付け部材242は、支持構造体212の取付け機能部とスナップフィット接続で協働するように構成されるスプリング292を含む。具体的には、スプリング292が支持構造体212の開口244を通して受容されると、取付け部材242のスプリング292の端部294は、支持構造体212との係合を介して半径方向内方に(クランプ本体232の中心軸252に対して)偏向されるように構成される。スプリング292の端部294が支持構造体212の側部288を通過すると、スプリング292の端部294は、支持構造体288のセグメント290上を半径方向外方に(中心軸252に対して)スナップ動作する。スプリング292の端部294とセグメント290との間の係合は、クランプ18を支持構造体212に保持する。クランプ218は、任意の数の取付け部材242を含んでよい。
【0066】
図7は、照明アセンブリ310の他の一例示的実施形態の断面を示す斜視図である。
図7は、クランプ318を支持構造体312の一例示的実施形態に取り付けるための取付け部材342の他の一例示的実施形態を含むクランプ318の他の一例示的実施形態を示す。照明アセンブリ310は、支持構造体312と支持構造体312に取り付けられるソケットアセンブリ314を含む。ソケットアセンブリ314は、LEDパッケージ16とクランプ318を含む。照明アセンブリ310は、照明エンジンの一部、照明器具、又は住居、商用、および/又は産業使用のために使用される他の照明システムであってもよい。照明アセンブリ310は、一般的な目的の照明のために使用されてもよいし、又は或いはカスタマイズされた用途および/又はエンドユースを有してもよい。クランプ318は、ハウジング(例えば、
図4および
図5に示されるハウジング168)と共に或いはそれ無しで使用されることができる。
【0067】
支持構造体312は、例示的実施形態では、取付け表面320と凹部344を含む一つ以上の取付け機能部を含む。凹部344は、支持構造体312の取付け表面320内に延在する。支持構造体312は、任意の数の取付け機能部を含んでよい。
【0068】
クランプ318は、ベース334と取付け部材342の一つ以上を有する本体332を含む。取付け部材342は、クランプ318を支持構造体312に取り付けるために使用される。例示的実施形態では、取付け部材342は、ベース334から半径方向外方(クランプ318の中心軸352に対して)に延出するタブ392を含む。タブ392は、締りばめ接続で支持構造体312の取付け機能部と協働するように構成される。具体的には、クランプ本体332が支持構造体312の凹部344に受容されると、タブ392の端部394は、クランプ318を支持構造体312に保持するために締りばめで凹部344の壁396と係合する。クランプ318は、任意の数の取付け部材342を含んでよい。
【0069】
図8は、照明アセンブリ410の他の一例示的実施形態の断面を示す分解された斜視図である。照明アセンブリ410は、支持構造体412と支持構造体412に取り付けられるソケットアセンブリ414を含む。ソケットアセンブリ414は、発光ダイオード(LED)パッケージ416、金属ベースフレーム418、絶縁体フレーム419、電気コンタクト部材421、およびカバー425を含む。照明アセンブリ410は、照明エンジンの一部、照明器具、又は住居、商用、および/又は産業使用のために使用される他の照明システムであってもよい。照明アセンブリ410は、一般的な目的の照明のために使用されてもよいし、又は或いはカスタマイズされた用途および/又はエンドユースを有してもよい。
【0070】
支持構造体412は、制限されるわけではないが、ベース、ヒートシンク、熱交換器等のような、ソケットアセンブリ414が取り付けられることができる任意の構造体であってよい。例示的実施形態では、支持構造体412は、ヒートシンクである。支持構造体412は、ソケットアセンブリ414が取り付けられる取付け表面420を含む。任意ではあるが、取付け表面420の少なくとも一部は、略平らである。支持構造体412は、ソケットアセンブリ414を支持構造体412に取り付けるための一つ以上の取付け機能部(例えば、開口444、
図6に示される開口244とセグメント290と実質的に同様な開口(図示せず)とセグメント(図示せず)、および
図7に示される凹部344と実質的に同様な凹部(図示せず))を含んでよい。
【0071】
LEDパッケージ416は、LED424が取り付けられたLED PCB422を含む。例示的実施形態では、単一のLED424が、LED PCB422に取り付けられているが、任意の数のLED424がLED PCB422に取り付けられてよい。LED PCB422は、それに取り付けられたLED424の数に依存して適切にサイズを決めることができる。LED PCB422は、両側部426と428を含む。LED424は、LED PCB422の側部426に取り付けられる。LEDパッケージ416は、LED PCB422上に一つ以上の電力パッド430を含む。各電力パッド430は、本明細書では、LED PCB422の「電力コンタクト」と呼ばれることができる。
【0072】
例示的実施形態では、LEDパッケージ416は、COB LEDと一般的に呼ばれるものである。しかしながら、LEDパッケージ416は、制限されるわけではないが、LED PCBとLED PCBにはんだ付けされた一つ以上のLEDを含むLEDパッケージのような任意の他のタイプのLEDパッケージであってもよい。LED PCB422は、例示的実施形態では、矩形状を含む。しかしながら、LED PCB422は、加えて又は代わりに、LED PCB422に取り付けられるLEDのタイプおよび/又は数に依存し得る任意の他の形状を含んでもよい。LED PCB422の基板423は、制限するわけではないが、セラミック、ポリテトラフルオロエチレン、FR−4、FR−1、CEM−1、CEM−3、FR−2、FR−3、FR−5、FR−6、G−10、CEM−2、CEM−4、CEM−5、絶縁金属基板(IMS)等のような任意の材料から製造することができる。
【0073】
図9は、ソケットアセンブリ414のベースフレーム418の一例示的実施形態の斜視図である。ベースフレーム418は、ベース434とベース434から延出する一つ以上のスプリングフィンガー436を含む本体432を含む。以下で記載されるように、スプリングフィンガー436は、クランプ力をLED PCB422(
図8および
図17)に印加してLEDパッケージ416を支持構造体412(
図8、
図17、および
図18)に保持するためにLEDパッケージ416(
図8および
図17)と係合するように構成される。
【0074】
ベース434は、支持構造体412に取り付けられるように構成される。例示的実施形態では、ベース434は、支持構造体412の取付け表面420(
図8および
図17)に取り付けられるように構成される。ベース434は、両側部438と440を含む。ベース434は、側部438から側部440に(逆もしかり)厚みを延出する。例示的実施形態では、ベース434の側部440は、ベース434が支持構造体412に取り付けられると、支持構造体412の取付け表面420と係合する。
【0075】
ベースフレーム418の本体432は、ベースフレーム418を支持構造体412に取り付けるために使用される一つ以上の取付け部材442を含んでもよい。各取付け部材442は、以下で記載されるように、ベースフレーム418を支持構造体412に取り付けるために支持構造体412の対応する取付け機能部(例えば、
図8および
図17に示される開口444)と協働する。ベースフレーム418は、任意の数の取付け部材442を含んでよく、それらの各々は、任意のタイプの取付け部材でよい。例示的実施形態では、ベース434は、貫通するファスナ(例えば、
図8および
図18に示されるファスナ446)を受容するように構成される開口である二つの取付け部材442を含む。しかしながら、取付け部材442の各々は、加えて又はその代わりに、制限されるわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、締りばめ部材、リベット、ポップリベット、ねじ切りファスナ等のような任意の他のタイプの取付け部材であってもよい。
【0076】
ベースフレーム418の本体432は、ベース434から外方へ延出する一つ以上の任意のアンビル443を含む。具体的には、例示的実施形態では、各アンビル443は、ベース434からベース434の中心軸452に沿って端部445に外方へ延出する。以下で記載されるように、端部445は、各々ファスナ446がクランプ力をベースフレーム418に印加するように対応するファスナ446によって係合されるように構成される。二つが示されているが、ベースフレーム418は、任意の数のアンビル443を含んでもよい。
【0077】
ベース434は、任意ではあるが、中心軸452を有するリング構造体を含む。具体的には、ベース434のリング構造体は、中心軸452周りに延在し、ベース434は、中心軸452に沿って厚みを延出する。ベース434のリング構造体は、LED PCB422の周囲の周りに少なくとも部分的に延在する。例示的実施形態では、ベース434のリング構造体は、中心軸452周りに完全に延在する連続的構造体である。或いは、ベース434のリング構造体は、ベース434のリング構造体が中心軸452周りに部分的にのみ延在するように連続的構造体ではない。ベース434は、リング構造体を有することに制限されず、むしろ、加えて又はその代わりに、本明細書で記載されるおよび/又は示されるように、クランプ18が機能できる任意の他の形状を含んでもよい。ベース434の他の形状の例は、制限されるわけではないが、矩形状、正方形状、四辺形状、二つ以上の側部を有する形状等を含む。ベース434のサイズおよび/又は形状、および/又はベースフレーム418の他のコンポーネントは、LEDパッケージ416の一つ以上の部品のサイズおよび/又は形状に依存し得る。
【0078】
フレーム418の本体432は、スプリングフィンガー436を含む。二つが示されているが、本体432は、任意の数のスプリングフィンガー436を含むことができる。各スプリングフィンガー436は、支持構造体412に向かう方向にLED PCB422に働くクランプ力をLED PCB422に印加するようにLED PCB422と係合するように構成される。具体的には、各スプリングフィンガー436は、ベース434のリング構造体から中心軸452に対して半径方向外方に延出する。各スプリングフィンガー436は、ベース434から端部454に長さを延出し、スプリングフィンガー436がLED PCB422と係合するように構成されるインターフェース456を含む。例示的実施形態では、各スプリングフィンガー436の端部454は、対応するインターフェース456を含むが、各インターフェース456は、代わりに、対応するスプリングフィンガー436の長さに沿って任意の他の位置に延在してもよい。
【0079】
スプリングフィンガー436は、LED PCB422の側部426(
図8および
図17)と係合する弾性的に偏向可能なスプリングである。具体的には、ベースフレーム418がLEDパッケージ416を支持構造体412に保持するために使用される場合、スプリングフィンガー436のインターフェース456は、LED PCB422の側部426に係合し、それによって、支持構造体412から離れるように偏向される。変更された位置において、スプリングフィンガー436は、支持構造体412に向かう方向に働くクランプ力をLED PCB422の側部426に及ぼす。
【0080】
スプリングフィンガー436の様々なパラメータは、クランプ418が、所定のクランプ力、又はその範囲をLEDパッケージ416に提供する。スプリングフィンガー36のそのようなパラメータは、制限されるわけではないが、スプリングフィンガー436の数、スプリングフィンガー436の各々のジオメトリー(例えば、形状)、スプリングフィンガー436の各々の寸法(例えば、長さ、幅、厚み等)、ベース434に沿うスプリングフィンガー436の各々の位置、スプリングフィンガー436の各々のベース34に対する向き、スプリングフィンガー436の各々の材料等を含む。LEDパッケージ416の不具合防止を促進する所定のクランプ力、又はその範囲を提供するように、スプリングフィンガー436の様々なパラメータを選択することができる。
【0081】
ベースフレーム418は、カバー425(
図8および
図15〉と共に又はそれ無しで使用されることができる。ベースフレーム418の本体432は、本体432をカバー425に機械的に接続するように構成される一つ以上の保持部材466を含んでもよい。ベースフレーム418は、任意の数の保持部材466を含んでよく、保持部材466の各々は、任意のタイプの保持部材でよい。例示的実施形態では、保持部材466は、ベース434からベース434の側部438に対して外方へ延出する締りばめタブである。四つ示されているが、ベースフレーム418の本体432は、任意の数の保持部材466を含むことができる。さらに、保持部材466の各々は、加えて又はその代わりに、制限するわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、他のタイプの締りばめ部材、開口等のような任意の他のタイプの保持部材でもよい。幾つかの実施形態では、保持部材466に加えて又はそれらの代わりに、取付け部材442の一つ以上が、例示的実施形態に示されているように、ベースフレーム418の本体432をカバー425に機械的に接続するため使用されることができる。
【0082】
ベースフレーム418の本体432は、本体432を絶縁体フレーム419(
図8、
図13、および
図17)に機械的に接続するように構成される一つ以上の保持部材467を含んでもよい。ベースフレーム418は、任意の数の保持部材467を含んでよく、保持部材467の各々は、任意のタイプの保持部材でよい。例示的実施形態では、保持部材467は、中に絶縁体フレーム419のタブ469(
図8、
図13、および
図14)を受容するスナップフィット部材である。四つ示されているが、ベースフレーム418の本体432は、任意の数の保持部材467を含んでよい。さらに、保持部材467の各々は、加えて又はその代わりに、制限されるわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、締りばめ部材、他のタイプのスナップフィット部材、開口等のような任意の他のタイプの保持部材でもよい。幾つかの実施形態では、保持部材467に加えて又はそれらの代わりに、取付け部材442の一つ以上が、例示的実施形態に示されているように、ベースフレーム418の本体432を絶縁体フレーム419に機械的に接続するため使用されることができる。
【0083】
幾つかの実施形態では、スプリングフィンガー436は、ベース434とスプリングフィンガー436がベースフレーム418の単一体を区画するようにベース434から延出する。幾つかの実施形態では、取付け部材442、保持部材466、および/又は保持部材467は、ベース434で単一体を区画する。ベース434とスプリングフィンガー436によって区画される単一体は、ベースフレーム418の本体432の略全体を構成してもよく又はベース434とスプリングフィンガー436によって区画される単一体は、本体432の一部のみを構成してもよい。例えば、ベース434とスプリングフィンガー436によって区画される単一体は、取付け部材442(もし含まれるならば)、保持部材466(もし含まれるならば)、および保持部材467(もし含まれるならば)もベース434で単一体を区画する場合、本体432の略全体を構成してもよい。取付け部材442(もし含まれるならば)、保持部材466(もし含まれるならば)、保持部材467(もし含まれるならば)、およびスプリングフィンガー436がベース434で単一体を区画するそのような実施形態では、本体432は、一片の本体である。さらに、例えば、ベース434とスプリングフィンガー436によって区画される単一体は、取付け部材442(もし含まれるならば)、保持部材466(もし含まれるならば)、および/又は保持部材467(もし含まれるならば)がベース434で単一体を区画しない場合、クランプ418の本体432の一部のみを構成してもよい。
【0084】
ベースフレーム418の本体432は、制限されるわけではないが、切断プロセスを使用する、鋳造プロセスを使用する、成形プロセスを使用する、形成プロセスを使用する等のような任意の方法、プロセス、構造、手段等を使用して製造することができる。本体432が切断プロセスを使用して製造される場合、本体432は、一巻きの材料から、ブランクの材料から、略平らな一枚の材料から、略平らな材料から、一本の材料から等から切断されることができる。幾つかの実施形態では、本体432は、材料から切断され、次いで本体432の仕上げ形状を含むように形成される、切断形成体である。さらに、幾つかの実施形態では、スプリングフィンガー436、取付け部材442、保持部材466、および/又は保持部材467は、ベース434と一体的に形成される。
【0085】
ベースフレーム418の本体432は、ベースフレーム418が本明細書で記載されるおよび/又は示されるように機能できる任意の材料(単数又は複数)から製造することができる。幾つかの実施形態では、本体432は、金属本体(例えば、本体432の一つ以上が金属および/又は金属と同様な性質を示す材料を含む)である。幾つかの実施形態では、ベースフレーム418の本体432の大部分は、一つ以上の金属で構成される(即ち、金属である)。幾つかの実施形態では、ベースフレーム418の本体432の略全体は、一つ以上の金属で構成される(即ち、金属である)。ベース434、取付け部材442、保持部材466、および/又はスプリングフィンガー436のような本体432の様々な部品は、互いに同じ材料および/又は互いに異なる材料から製造することができる。幾つかの実施形態では、本体432は、比較的に良好な熱伝導体(例えば、制限するわけではないが、銅、アルミニウム、黄銅等)である材料を含み、それによって、本体432は、LEDパッケージ416から支持構造体412に熱を伝導することを促進する。
【0086】
ベースフレーム418の本体432は、中にLEDパッケージ416を受容する凹部即ち開口464を含む。凹部464は、任意のサイズと任意の形状を有すればよい。凹部464は、任意ではあるが、例示的実施形態に示されているように、LEDパッケージ416LED PCB422とのサイズおよび/又は形状と相補的なサイズとされおよび/又は形状とされる。例示的実施形態では、絶縁体フレーム419は、凹部464内にLEDパッケージ416を保持するためにLED PCB422と物理的に接触状態に係合する一つ以上のLED取付け部材471(
図13)を含む。しかしながら、絶縁体フレーム419のLED取付け部材471に加えて又はその代わりに、ベースフレーム418は、凹部464内にLEDパッケージ416を保持するためにLED PCB422と物理的に接触状態に係合する一つ以上のLED取付け部材を含んでもよい。
【0087】
例えば、
図10は、ベースフレーム518の他の一例示的実施形態の一部の斜視図である。ベースフレーム518は、中にLEDパッケージ416(
図8および
図17)を受容するように構成される凹部即ち開口564を含む。ベースフレーム518は、凹部564内にLEDパッケージ416を保持するためにLED PCB422(
図8および
図17)と物理的に接触状態に係合するように構成される一つ以上のLED取付け部材571を含む。各LED取付け部材571は、任意のタイプの取付け部材でよい。例示的実施形態では、LED取付け部材571は、凹部464内に半径方向内方へ延出する弾性タブ573を含む。
図11は、LED671の他の一例示的実施形態を含むベースフレーム618の他の一例示的実施形態を示す。LED取付け部材671は、ベースフレーム618の凹部即ち開口664内に延出する弾性ロッキングラッチ673を含む。
【0088】
図12は、ソケットアセンブリ414の電気コンタクト部材421の斜視図である。電気コンタクト部材421は、ベース475、一つ以上のLEDコンタクト474、一つ以上の第1の電気コンタクト480、および一つ以上の第2の電気コンタクト482を含む。電気コンタクト部材421のベース475は、絶縁体フレーム419(
図8、
図13〜
図5、および
図17)によって保持されるように構成される。ベース475は、任意ではあるが、絶縁体フレーム419に対して電気コンタクト部材421を位置決めするために絶縁体フレーム419の対応する位置決めタブ483(
図13)を受容するように構成される位置決め開口481を含む。位置決め開口481は、任意ではあるが、電気コンタクト部材421を絶縁体フレーム419に保持することを促進するために締りばめ接続および/又ファスナップフィット接続で絶縁体フレーム421の位置決めタブ483を受容する。四つ示されているが、電気コンタクト部材421は、任意の数の位置決め開口481を含んでよい。
【0089】
LEDコンタクト474は、電気コンタクト部材421をLED PCB422に、従って、LED424(
図8および
図17)に電気的に接続するためにLED PCB422(
図8および
図17)の対応する電力パッド430(
図8および
図17)と係合するように構成される。LEDコンタクト474は、ベース475から半径方向内方へ延出するフィンガー476を含む。フィンガー476は、LEDコンタクト474がLED PCB422の対応する電力パッド430と係合するように構成される相手インターフェース478を含む。各LEDコンタクト474は、任意の数のフィンガー476を含んでよく、且つ電気コンタクト部材421は、任意の数のLEDコンタクト474を含んでよい。例示的実施形態では、電気コンタクト部材421は、電力をLED424に供給するために正と負の電気接続を提供する二つのLEDコンタクト474aと474bを含む。
【0090】
例示的実施形態では、電気コンタクト部材421は、共に電気的には接続されない、互いからの個別構造体である二つの副部材421aと421bを含む。換言すれば、副部材421aと421bは、互いから電気絶縁されている。副部材421aは、LEDコンタクト474aを含み、且つ、副部材421bは、LEDコンタクト474bを含む。このように、LEDコンタクト474aと474bは、互いから電気絶縁される。
【0091】
第1の電気コンタクト(単数又は複数)480と第2の電気コンタクト(単数又は複数)482は、異なる接続構造を有する相手コンタクトを通してLEDパッケージ416に電力を供給する(および/又は信号接続を提供する)ために選択的に使用される。具体的には、第1の電気コンタクト(単数又は複数)480は、ベース475から延出する。第1の電気コンタクト(単数又は複数)480は、任意の数の電気コンタクト480を含んでよい。例示的実施形態では、第1の電気コンタクト(単数又は複数)480は、電力をLED424に供給するために、それぞれ、正の電気接続と負の電気接続を提供する二つの第1の電気コンタクト480aと480bを含む。副部材421aは、第1の電気コンタクト480aを含み、且つ副部材421bは、第1の電気コンタクト480bを含む。このように、第1の電気コンタクト480aと480bは、互いから電気絶縁される。第1の電気コンタクト480aと480bの各々は、ぞれぞれの副部材421aと421bによって区画されるベース475の部分を通して、それぞれ、対応するLEDコンタクト474aと474bに電気的に接続される。
【0092】
第1の電気コンタクト480aと480bの各々は、対応する相手コンタクト(図示せず)、例えば、電源(図示せず)の(又は電気的に接続される)相手コンタクトと嵌合するように構成される。第1の電気コンタクト480aと480bの各々は、対応する第1の相手コンタクトと嵌合するための第1の接続構造体484が構成される。第1の接続構造体484は、第1の電気コンタクト480が対応する第1の相手コンタクトと電気的に接続状態に嵌合できる任意のタイプの接続構造体でよい。例えば、例示的実施形態では、第1の電気コンタクト480aと480bの第1の接続構造体484は、対応する第1の相手コンタクトのレセプタクル(図示せず)内に受容されるように構成される、それぞれ、ピン484aと484bを含む。
【0093】
各第2の電気コンタクト482は、第1の電気コンタクト480の第1の接続構造体484とは異なる第2の接続構造体486で構成される。具体的には、第2の電気コンタクト(単数又は複数)482は、ベース475から延在する。第2の電気コンタクト(単数又は複数)482は、任意の数の電気コンタクト482を含んでよい。例示的実施形態では、第2の電気コンタクト(単数又は複数)482は、電力をLED424に供給するために、それぞれ、正の電気接続と負の電気接続を提供する二つの第2の電気コンタクト482aと482bを含む。副部材421aは、第2の電気コンタクト482aを含み、且つ副部材421bは、第2の電気コンタクト482bを含み、それによって、第2の電気コンタクト482aと482bは、互いから電気絶縁される。第2の電気コンタクト482aと482bの各々は、それぞれの副部材421aと421bによって区画されるベース475の部分を通して、それぞれ、対応するLEDコンタクト474aと474bに電気的に接続される。
【0094】
第2の電気コンタクト482aと482bは、対応する第2の相手コンタクト(図示せず)、例えば、電源(図示せず)の(又は電気的に接続される)相手コンタクトと嵌合するように構成される。第2の電気コンタクト482aと482bの各々は、対応する第2の相手コンタクトと嵌合するための第2の接続構造体486で構成される。第2の接続構造体486は、第1の接続構造体484とは異なり且つ第2の電気コンタクト482が対応する相手コンタクトと電気接続状態に嵌合できる任意のタイプの接続構造体であってよい。例えば、例示的実施形態では、第2の電気コンタクト482aと482bの各々の第2の接続構造体486は、ポークイン配置で対応する第2の相手コンタクトを受容するように構成される、それぞれ、ポークイン構造体486aと486bを含む。具体的には、第2の相手コンタクトを区画する電線(図示せず)の外皮剥離端部は、電線と第2の電気コンタクト482との間の電気接続を確立するためにポークイン構造体486に差し込まれる。
【0095】
図12に示されるように、第1の電気コンタクト(単数又は複数)480の第1の接続構造体484は、第2の電気コンタクト(単数又は複数)482の第2の接続構造体486とは異なっている。従って、第1の電気コンタクト(単数又は複数)480は、第1の接続構造体(例えば、上述のレセプタクル)を有する第1の相手コンタクトにLEDパッケージ416を電気的に接続するために使用されることができ、他方、第2の電気コンタクト(単数又は複数)482は、第1の相手コンタクトの第1の接続構造体とは異なる第2の接続構造体(例えば、上述の外皮剥離電線端部)を有する第2の相手コンタクトにLEDパッケージ416を電気的に接続するために使用されることができる。例えば、例示的実施形態では、第1の電気コンタクト(単数又は複数)480の第1の接続構造体484のピンは、レセプタクルによって区画される接続構造体を有する相手コンタクトと嵌合し、且つ第2の電気コンタクト(単数又は複数)482の第2の接続構造体486のポークイン構造体は、外皮剥離電線端部によって区画される接続構造体を有する相手コンタクトと嵌合する。第1の電気コンタクト(単数又は複数)480と第2の電気コンタクト(単数又は複数)482は、異なる接続構造を有する相手コンタクトを通してLEDパッケージ416に電力を供給する(および/又は信号接続を提供する)ために選択的に使用される。
【0096】
第1と第2の接続構造体484と486は、それぞれ、本明細書で示され且つ記載されるそれぞれのピン構造体とポークイン構造体に制限されない。むしろ、第1の接続構造体484の各々と各第2の接続構造体486は、任意のタイプの接続構造体を有する相手コンタクトと電気接続状態に嵌合するように構成される任意のタイプの接続構造体でよい。接続構造体484と486の他のタイプの例は、制限されるわけではないが、電線の絶縁を貫通して電線に電気的に接続する絶縁変位コンタクト、クリンプ接続構造体、溶接接続構造体、はんだ接続構造体、スプリングアーム、スプリングフィンガー、レセプタクル等を含む。
【0097】
図13は、絶縁体フレーム419の一例示的実施形態の斜視図である。例示的実施形態では、絶縁体フレーム419は、支持構造体412(
図8、
図17および
図18)に取り付けられるように構成される。絶縁体フレーム419は、両側部488と490を有する誘電体489を含む。絶縁体フレーム419の誘電体489は、側部488から側部490に(逆もしかり)厚みを延出する。絶縁体フレーム419の側部490は、支持構造体412の取付け表面420(
図8および
図17)に向かうように向く。絶縁体フレーム419は、本明細書では、「フレーム」と呼ばれることもある。
【0098】
絶縁体フレーム419は、絶縁体フレーム419を支持構造体412に取り付けるために使用される一つ以上の取付け部材492を含んでもよい。各取付け部材492は、絶縁体フレーム419を支持構造体412に取り付けるために支持構造体412の対応する取付け機能部(例えば、
図8および
図17に示される開口444)と協働する。絶縁体フレーム419は、任意の数の取付け部材492を含んでよく、取付け部材492の各々は、任意のタイプの取付け部材でよい。例示的実施形態では、絶縁体フレーム419は、
図8および
図18に示されるファスナ446を受容するように構成される開口である二つの取付け部材492を含む。しかしながら、取付け部材492の各々は、加えて又はその代わりに、制限されるわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、締りばめ部材、リベット、ポップリベット、ねじ切りファスナ等のような任意の他のタイプの取付け部材であってもよい。
【0099】
絶縁体フレーム419は、絶縁体フレーム419をベースフレーム418に機械的に接続するためにベースフレーム418(
図8、
図9、
図14、
図17、および
図18)のスナップフィット保持部材467(
図8、
図9、および
図14)と協働するタブ469の一つ以上を含んでもよい。
図14は、絶縁体フレーム419の側部490に沿ってベースフレーム418に機械的に接続される絶縁体フレーム419を示す斜視図である。タブ469に加えて又はその代わりに、絶縁体フレーム419は、絶縁体フレーム419をベースフレーム418に機械的に接続する一つ以上の異なるタイプの保持部材を含んでもよい。絶縁体フレーム419は、絶縁体フレーム419をベースフレーム418に機械的に接続する任意の数の保持部材を含んでもよく、保持部材の各々は、任意のタイプの保持部材でよい。
【0100】
図13を再び参照すると、絶縁体フレーム419は、任意ではあるが、LEDパッケージ416(
図8および
図17)をベースフレーム418の凹部464(
図8、
図9、および
図17)に対して位置決めするためにLED PCB422(
図8および
図17)と係合するように構成される一つ以上の位置決め部材458を含む。例えば、位置決め部材458は、凹部464内の中心にLED PCB422をおいてもよい。絶縁体フレーム419は、任意の数の位置決め部材458を含んでいてもよい。
【0101】
例示的実施形態では、絶縁体フレーム419は、LED PCB422と物理的に接触状態に係合し且つベースフレーム418の凹部464内にLEDパッケージ416を保持するため弾性的に偏向するスプリングアームであるLED取付け部材(単数又は複数)471を含む。四つ示されているが、絶縁体フレーム419は、任意の数のLED取付け部材471を含んでよい。スプリングアームに加えて又はその代わりに、各LED取付け部材471は、LED取付け部材471が凹部464内にLEDパッケージ416を保持することを促進することができる任意の他の構造体を含んでもよい(即ち、各LED取付け部材471は、任意のタイプの取付け部材であってよい)。
【0102】
絶縁体フレーム419は、電気コンタクト部材421を絶縁体フレーム419に位置決めするおよび/又は保持するために電気コンタクト部材421の位置決め開口481と協働する位置決めタブ483を含んでもよい。上述のように、位置決め開口481は、任意ではあるが、電気コンタクト部材421を絶縁体フレーム419に保持することを促進するために締りばめ接続および/又ファスナップフィット接続で位置決めタブ483を受容する。四つ示されているが、絶縁体フレーム419は、任意の数の位置決めタブ483を含んでよい。
【0103】
図15は、絶縁体フレーム419によって保持された電気コンタクト部材421を示す斜視図である。ベースフレーム418は、絶縁体フレーム419に機械的に接続されるように
図15にも示されている。電気コンタクト部材421の副部材421aと421bは、絶縁体フレーム419の様々な対応するスロット491内に受容される。絶縁体フレーム419の位置決めタブ483は、電気コンタクト部材421の副部材421aと421bの位置決め開口481内に受容される。任意ではあるが、および位置決め開口481と位置決めタブ483との間の任意の締り接続および/又ファスナップフィット接続に加えて又はその代わりに、スロット491は、電気コンタクト部材421を絶縁体フレーム419に保持することを促進するためにスナップフィットおよび/又は締りばめで電気コンタクト部材421を受容する。
【0104】
電気コンタクト部材421のそれぞれの第1の電気コンタクト480aと480bのポークイン構造体484aと484bは、第1の相手コンタクト(図示せず)との嵌合のために絶縁体フレーム419のそれぞれの第1の接続開口493aと493b内に露出される。
図15に見られるように、第1の電気コンタクト480aと480bは、第1の電気コンタクト480aと480bが互いから電気絶縁されるように絶縁体フレーム419によって保持される。電気コンタクト部材421のそれぞれの第2の電気コンタクト482aと482bのピン486aと486bは、第2の相手コンタクト(図示せず)と嵌合するために絶縁体フレーム419のそれぞれの第2の接続開口495aと495b内に露出される。第2の電気コンタクト482aと482bは、
図15に示されるように、第2の電気コンタクト482aと482bが互いに電気絶縁されるように絶縁体フレーム419によって保持される。
【0105】
図16は、カバー425の一例示的実施形態の斜視図である。カバー425は、側部494から反対側部496に厚みを延出する。カバー425の側部494は、支持構造体412(
図8、
図17、および
図18)の取付け表面420(
図8および
図17)に向かうように向く。
【0106】
カバー425は、カバー425を支持構造体412に取り付けるために使用される一つ以上の取付け部材498を含んでもよい。各取付け部材498は、カバー425を支持構造体412に取り付けるために支持構造体412の対応する取付け機能部(例えば、
図8および
図17に示される開口444)と協働する。カバー425は、任意の数の取付け部材498を含んでよく、取付け部材498の各々は、任意のタイプの取付け部材であってよい。例示的実施形態では、カバーは、
図8および
図18に示されるファスナ446を受容するように構成される開口である二つの取付け部材498含む。しかしながら、取付け部材498の各々は、加えて又はその代わりに、制限されるわけではないが、ポスト、ラッチ、スプリング、スナップフィット部材、締りばめ部材、リベット、ポップリベット、ねじ切りファスナ等のような任意の他のタイプの取付け部材であってもよい。任意ではあるが、カバー425は、ベースフレーム418のアンビル443(
図9および
図18)を受容する一つ以上の開口499を含む。
【0107】
カバー425は、カバー425をベースフレーム418に機械的に接続するためにベースフレーム418の保持部材466と協働する保持部材500の一つ以上を含んでもよい。例示的実施形態では、保持部材500は、保持部材466の締りばめタブを受容する開口である。しかしながら、保持部材500の例示的実施形態の開口に加えて又はその代わりに、カバー425は、カバー425をベースフレーム418に機械的に接続する一つ以上の異なるタイプの保持部材500を含んでいてもよい。カバー425は、カバー425をベースフレーム418に機械的に接続するために任意の数の保持部材500を含んでもよく、保持部材500の各々は、任意のタイプの保持部材500でよい。
【0108】
カバー425は、LED424が露出されることができる開口502を含む。開口502は、任意のサイズと任意の形状を有してよい。例示的実施形態では、開口502は、円形状を有し且つLED424に対して相補的サイズを有する。カバー425は、開口502上に延在する一つ以上の光学機能部(例えば、レンズ、スクリーン、透明カバー等)を含んでもよい。LED424は、光学機能部を通して開口502によって露出されると考えられる。
【0109】
カバー425は、中に絶縁体フレーム419の位置決めタブ483(
図13)を受容する開口504を含む。カバー425は、電気コンタクト部材421の、それぞれ、第1の電気コンタクト480aと480bのポークイン構造体484aと484bを露出する第1の接続入口506を含む。カバー425は、電気コンタクト部材421のそれぞれの第2の電気コンタクト482aと482bのピン486aと486bを露出する第2の接続入口508を含む。
【0110】
図17は、照明アセンブリ410の平面図である。ここで
図8および
図17を参照すると、ベースフレーム418は、ベースフレーム418がLEDパッケージ416を支持構造体412に保持するように支持構造体412に取り付けられる。具体的には、ベースフレーム418のベース434は、取付け部材442を使用して支持構造体412に取り付けられる。ファスナ446(
図17には図示せず)は、取付け部材442を通過し且つ支持構造体412内で開口444内に受容されるねじ切りファスナである。例示的実施形態では、支持構造体412の開口444は、ねじが切られており、それによって、ファスナ446は、支持構造体412にねじ接続する。加えて又はその代わりに、ナット(図示せず)は、ファスナ446を開口444内に固定するために使用される。ベースフレーム418が支持構造体412に取り付けられると、ベース434は、支持構造体412と係合する。具体的には、ベース434の側部440は、支持構造体412の取付け表面420と係合する。或いは、ベース434の側部440は、ベースフレーム418と取付け表面420との間に延在する熱伝導材料(TIM,図示せず)と係合する。
【0111】
絶縁体フレーム419は、絶縁体フレーム419の誘電体489がベースフレーム418から電気コンタクト部材421を電気絶縁するように電気コンタクト部材421とベースフレーム418との間に延在する。
図17に見られるように、LEDコンタクト474は、電気コンタクト部材421をLED PCB422に、従って、LED424に電気的に接続するためにLED PCB422の対応する電力パッド430と電気的に接続状態に係合される。
【0112】
カバー425は、明瞭にするために、
図17から除去されている。しかしながら、
図8から明白であるように、カバー425は、LEDパッケージ416、ベースフレーム418、絶縁体フレーム419、および電気コンタクト部材421の上に延在している。
【0113】
LEDパッケージ416は、LED PCB422がスプリングフィンガー436と支持構造体412との間にクランプされるように、ベースフレーム418のスプリングフィンガー436がLEDパッケージ416と係合するようにベースフレーム418の凹部464内に受容される。具体的には、スプリングフィンガー436のインターフェース456は、スプリングフィンガー436が支持構造体412から離れる方向に偏向されるようにLED PCB422の側部426と係合され、その例は、
図8において矢印Aによって表される。
図17に示された偏向された位置で、スプリングフィンガー436は、支持構造体412に向かう方向に働くクランプ力をLED PCB422の側部426に及ぼし、その例は、
図8において矢印Bによって表される。このように、ベースフレーム418は、LEDパッケージ416を支持構造体412に保持する。クランプ力、又はその範囲は、LEDパッケージ416の不具合防止を促進するように選択することができる。例えば、クランプ力、又はその範囲は、LED PCB422が壊れる(例えば、ひび割れ、破壊等)ことを防止すること促進するのに十分に低く選択することができる。さらに、および例えば、クランプ力、又はその範囲は、LEDパッケージ416が振動することを防止するようにベースフレーム418と支持構造体412との間にLEDパッケージ416を確実に固定することを促進するために十分に高く選択することができる。さらに、例えば、クランプ力、又はその範囲は、LEDパッケージ416と支持構造体412との間(および/又はベースフレーム418とLEDパッケージ416との間および/又はベースフレーム418と支持構造体412との間)に十分な熱接続を維持することを促進して所定の温度未満に、例えば、LED424の期待された耐用年数にわたって、LEDパッケージ416の動作温度を維持するために十分に高く選択することができる。
【0114】
例示的実施形態では、LED PCB422の側部428は、LEDパッケージ416がベースフレーム418によって支持構造体412に保持されるときに、支持構造体412の取付け表面420と係合する。加えて又はその代わりに、LEDパッケージ416がベースフレーム418によって支持構造体412に保持されるときに、LED PCB422の側部428は、LED PCB422と支持構造体412との間に延在するTIMと係合することができる。LED PCB422と支持構造体412および/又は中間部材との間の係合は、熱がLEDパッケージ416から離れるような熱の伝達を促進することができる。さらに、ベースフレーム418は、熱がLEDパッケージ416から離れるように熱を伝達することを促進することができる。例えば、ベースフレーム418の本体434は、本体434がLEDパッケージ416から支持構造体412に熱を伝達するように構成されるようにLEDパッケージ416と熱連通状態に接続されることができる。
【0115】
図18は、照明アセンブリ410の断面を示す照明アセンブリ410の一部の斜視図である。
図18に示されるように、ベースフレーム418のアンビル443の端部445は、ファスナ446がクランプ力をベースフレーム418に印加するように対応するファスナ446と係合される。アンビル443とファスナ446との間の協働によって提供されるクランプ力は、LEDパッケージ416(
図8および
図17)と支持構造体412との間(および/又はベースフレーム418とLEDパッケージ416との間および/又はベースフレーム418と支持構造体412との間)に十分な熱接続を維持することを促進して所定の温度未満に、例えば、LED424の期待された耐用年数にわたって、LEDパッケージ416の動作温度を維持することを促進することができる。
【0116】
図19は、照明アセンブリ810の他の一例示的実施形態の分解された斜視図である。照明アセンブリ810は、支持構造体(図示せず)と支持構造体に取付けられるソケットアセンブリ814を含む。ソケットアセンブリ814は、LEDパッケージ(図示せず)、金属ベースフレーム818、絶縁体PCB819、電気コネクタ821、およびカバー825を含む。ベースフレーム818は、ベースフレーム418(
図8、
図9、
図14、
図17、および
図18)と実質的に同様であり、従って、本明細書ではさらに詳細には記載されない。
【0117】
絶縁体PCB819は、誘電体基板900と誘電体基板900上に配置される電気回路902を含む。電気コンタクト904は、電気回路902の電気コンタクト906をLEDパッケージの電力パッド(図示せず)に電気的に接続するために絶縁体PCBによって保持される。電気コネクタ821は、電気コネクタ821が電気回路902の電気コンタクト908に電気的に接続されるように絶縁体PCB819によって保持される。電気コネクタ821は、絶縁体PCB819を通して電力をLEDパッケージに供給するために相手コネクタ(図示せず)と嵌合されるように構成される。ソケットアセンブリ814は、電気回路902、電気コンタクト904、電気コンタクト906、および電気コンタクト908の各々の任意の数を含むことができる。
【0118】
本明細書で記載されたおよび/又は示された実施形態は、LEDパッケージが、不具合となることなく、支持構造体に保持されるソケットアセンブリを提供できる。
【0119】
上記記載は、例示的であり且つ制限的ではないことが理解されるべきである。例えば、上記実施形態(および/又はその態様)は、互いに組み合わせて使用されてもよい。加えて、多くの変形は、特定の状況および材料を本発明の範囲から離れることなく本発明の教示に適合するように行われてもよい。本明細書に記載される寸法、材料のタイプ、様々な部品の向き、および様々な部品の数と位置は、特定の実施形態を定義するように意図され、決して制限せず、且つ単に例示的な実施形態である。請求項の範囲と精神内での多くの他の実施形態と変更は、上記記載を検討すると当業者には明白である。従って、本発明の範囲は、添付の請求項を参照し、そのような請求項が権利を付与されるもの等価物の全範囲と共に決定されるべきである。添付の請求項において、用語「含む(including)」および「ここで(in which)」は、それぞれの用語「備える(含む)(cоmprising)」および「ここで(wherein)」の平易な英語の等価物として使用される。さらに、以下の請求項において、用語「第1の」、「第2の」、および「第3の」等は、ラベルとして単に使用され、それらのオブジェクト(対象物)に数値的要求事項を課すものではない。さらに、以下の請求項の制限は、means−plus−functiоnフォーマットでは書かれておらず、そのような請求項の制限がさらなる構造が無い機能のステートメントによって続かれるフレーズ「means fоr」を明示的に使用しない限り、35U.S.C.§112、第6パラグラフに基づいて解釈されるべきではない。