特許第6285142号(P6285142)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6285142
(24)【登録日】2018年2月9日
(45)【発行日】2018年2月28日
(54)【発明の名称】電動マグネット美容マッサージ器
(51)【国際特許分類】
   A61H 23/02 20060101AFI20180215BHJP
   A61N 2/08 20060101ALI20180215BHJP
【FI】
   A61H23/02 332
   A61H23/02 386
   A61N2/08 C
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-215224(P2013-215224)
(22)【出願日】2013年10月16日
(65)【公開番号】特開2015-77204(P2015-77204A)
(43)【公開日】2015年4月23日
【審査請求日】2016年7月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】591135200
【氏名又は名称】八藤 眞
(73)【特許権者】
【識別番号】508328165
【氏名又は名称】谷 光正
(74)【代理人】
【識別番号】100107375
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 明広
(72)【発明者】
【氏名】八藤 眞
【審査官】 佐藤 智弥
(56)【参考文献】
【文献】 特開平7−299151(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3072200(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3152715(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3149082(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3139207(JP,U)
【文献】 英国特許出願公開第2384995(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
円筒状の筐体内に電動モータが配置された本体と、本体の端部から長手方向延長側へ向かって突出するように本体に装着されたヘッド部とによって構成され、
電動モータは、本体の筐体内に収容される電池から電力の供給を受けて回転し、回転軸に装着された偏心錘によって振動を発生させるように構成され、
ヘッド部の先端には、銀或いは銅をイオンの状態で含有するポリアミドによって外表面がコーティングされたネオジム磁石が固定され
本体の一方の端部に、筐体よりも直径が小さい円筒状の突出部が形成されるとともに、ヘッド部の基端部に、当該突出部を嵌合させることができる凹部が形成され、電動モータが、防振材を介して当該突出部内に保持されていることを特徴とする、顔或いは首専用の電動マグネット美容マッサージ器。
【請求項2】
ネオジム磁石に伝達される振動が、振動数140〜170Hz、振幅0.07〜0.09mmとなるように調整されていることを特徴とする、請求項1に記載の電動マグネット美容マッサージ器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顔及び首を対象とする美容マッサージ器に関し、特に、先端にネオジム磁石が装着され、磁力と振動と遠赤外線による相乗効果を期待できる電動マグネット美容マッサージ器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電動マッサージ器として、偏心錘を電動モータによって回転させて振動を発生させるタイプのものが各種開発され、市場に供給されている。また、磁気を利用して血流を促進するために、先端に磁石を取り付けた電動マッサージ器も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−51393号公報
【特許文献2】実用新案登録第3050641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の電動マッサージ器は、振動のみによるものの場合には、十分なマッサージ効果が期待できず、また、磁気を利用するものについても、強力な磁力によって大きな血流促進効果を期待できるようなものは存在していない。
【0005】
本発明は、上記のような従来技術における課題を解決しようとするものであって、強い磁力と、遠赤外線と、振動(バッティング)とによって、血流を促進するとともに肌を刺激することができ、更に、振動によって磁力線を変化させることにより、刺激とマッサージ効果を増幅させる効果(相乗効果)が期待できる電動マグネット美容マッサージ器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電動マグネット美容マッサージ器は、円筒状の筐体内に電動モータが配置された本体と、本体の端部から長手方向延長側へ向かって突出するように本体に装着されたヘッド部とによって構成され、電動モータが、本体の筐体内に収容される電池から電力の供給を受けて回転し、回転軸に装着された偏心錘によって振動を発生させるように構成され、ヘッド部の先端に、ポリアミドによって外表面がコーティングされたネオジム磁石が固定されていることを特徴としている。
【0007】
尚、この電動マグネット美容マッサージ器においては、携帯に便利なように、ヘッド部周りに装着できるように構成された円筒状のキャップを付帯していることが好ましい。また、ポリアミドによるコーティングの層厚は、0.3〜0.5mmに設定されていることが好ましく、更に、ヘッド部の先端に固定するネオジム磁石として、ポリアミドによって外表面を層厚0.3〜0.5mmでコーティングした状態において、磁束密度が1900G以上となるものを使用することが好ましい。また、ネオジム磁石に伝達される振動が、振動数140〜170Hz、振幅0.07〜0.09mmとなるように調整されていることが好ましい。
【0008】
更に、本体の一方の端部に、筐体よりも直径が小さい円筒状の突出部が形成されるとともに、ヘッド部の基端部に、当該突出部を嵌合させることができる凹部が形成され、電動モータが、防振材を介して当該突出部内に保持されていることが好ましい。
【0009】
また、この電動マグネット美容マッサージ器を用いて美容マッサージを行う場合には、対象部分に美容液を予め塗っておき、その上から、美容マッサージを行うことが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る電動マグネット美容マッサージ器は、強い磁力と、遠赤外線と、振動(バッティング)とによって、血流を促進するとともに肌を刺激することができ、更に、振動によって磁力線を変化させることにより、刺激とマッサージ効果を増幅させる効果(相乗効果)が期待でき、マッサージを行った部位において、シワ、くすみ、たるみを効果的に改善することができる。また、シワ、くすみ、たるみの改善に効果がある美容液と併用した場合、美容液の浸透性を向上させ、改善効果を増大させることができる。
【0011】
また、本発明に係る電動マグネット美容マッサージ器は、小型、軽量、スリムで、バッグに入れて持ち運びが自在である(携帯性、便利性が高い)という効果も期待することができる。更に、振動数及び振幅が適正範囲に調整されているため、目の周りを対象とする場合であっても、安全に使用することができ、また、良好な使用感が得られる。
【0012】
また、使用されるネオジム磁石がポリアミドによってコーティングされているため、錆の発生を回避することができ、更に、コーティング層に銀イオン(或いは銅イオン)を含有させた場合には、その抗菌作用により、衛生的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明に係る電動マグネット美容マッサージ器1の平面図である。
図2図2は、図1に示した本体2及びヘッド部3の側面図である。
図3図3は、図1に示した本体2の部分拡大断面図及びヘッド部の部分拡大図である。
図4図4は、本発明の実施例に係るマッサージ器の本体2における振動の波形を示すグラフである。
図5図5は、本発明の実施例に係るマッサージ器のヘッド部3のネオジム磁石8における振動の波形を示すグラフである。
図6図6は、比較例に係るマッサージ器の本体における振動の波形を示すグラフである。
図7図7は、比較例に係るマッサージ器のヘッド部のネオジム磁石における振動の波形を示すグラフである。
図8図8は、本発明の実施例及び比較例の使用感の比較試験の説明図である。
図9図9は、本発明の実施例及び比較例の美容効果の検証試験(被験者1)の結果を示す写真である。
図10図10は、本発明の実施例及び比較例の美容効果の検証試験(被験者2)の結果を示す写真である。
図11図11は、本発明の実施例及び比較例の美容効果の検証試験(被験者3)の結果を示す写真である。
図12図12は、本発明の実施例及び比較例の美容効果の検証試験(被験者4)の結果を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る電動マグネット美容マッサージ器1(以下、単に「マッサージ器1」と称する)は、図1及び図2に示すように、本体2、ヘッド部3、及び、キャップ4によって構成され、一般的な電動歯ブラシと同程度の大きさに形成されている。
【0015】
本体2は、円筒状の筐体5、及び、筐体5内に配置された電動モータ6によって構成され、筐体5内には、電池7を収納するスペースが形成されている。本体2の一方の端部には、図3に示すように、筐体5よりも直径が小さい円筒状の突出部11が形成されており、電動モータ6は、この突出部11内において、回転軸9が突出部11の先端側へ向かって延在する向きで固定されている。そして、回転軸9の先端には、偏心錘10が固定されており、電池7から供給される電力によって電動モータ6の回転軸9、及び、その先端に装着された偏心錘10が回転することにより振動が発生するようになっている。尚、電動モータ6の周りには、適度な柔軟性を有する円筒状の防振材13が装着されており、電動モータ6は、突出部11内において、防振材13を介して保持されている。
【0016】
ヘッド部3は、本体2の一方の端部に対して装着されている。より具体的には、図3に示すように、ヘッド部3の基端部には、本体2の突出部11を嵌合させることができる凹部12が形成されており、本体2の突出部11を凹部12内に嵌合させることにより、ヘッド部3が本体2の延長方向側へ突出するように装着されている。
【0017】
ヘッド部3の先端にはネオジム磁石8が固定されている。このネオジム磁石8は、平面形状が楕円形で、一定の厚さ(本実施形態においては3mm)を有しており、外表面が、銀(或いは銅)をイオンの状態で含有するポリアミドによってコーティングされている。尚、コーティングの層厚は、0.4mm(±0.1mm)となっている。
【0018】
銀イオン(或いは銅イオン)を含むポリアミドによる、ネオジム磁石8の外表面のコーティングは、加熱したポリアミド樹脂にイオン化銀、イオン化銅等を組み合わせて配合して行う。これにより、抗菌樹脂によってコーティング層を形成することができ、より衛生的な状態を保つことができる。
【0019】
本実施形態においては、ネオジム磁石8として、ポリアミドによって外表面を層厚0.3〜0.5mmでコーティングした状態において、磁束密度が1900G以上となるもの(例えば、コーティング前の状態で2500G程度のもの)を使用している。
【0020】
キャップ4は、一方の端部が閉じられた円筒状に形成され、ヘッド部3周りに装着できるように構成されている。
【0021】
本実施形態のマッサージ器1は、顔及び首を対象とする顔・首専用の美容マッサージ器であり、本体2を片手で把持して使用する。具体的には、図示しないスイッチをONにすると、電動モータ6が回転し、回転軸に装着されている偏心錘によって振動が発生し、ヘッド部3を介して振動がネオジム磁石8に伝達される。
【0022】
そして、振動するネオジム磁石8を、マッサージ対象部分、例えば、目の周り、頬、口角、ほうれい線、顎下、首筋等に軽く当ててマッサージする。そうすると、ネオジム磁石8から発せられる強い磁力と、遠赤外線と、振動(バッティング)とによって血流が促進されるとともに、肌が刺激されることになり、更に、磁力は振動させることによって1〜1900Gの幅で磁力線が変化するため、刺激とマッサージ効果を増幅させる効果(相乗効果)が期待できる。その結果、マッサージを行った部位において、シワ、くすみ、たるみを改善することができる。
【0023】
また、シワ、くすみ、たるみの改善に効果がある美容液を予め対象部分に塗っておき、その上からネオジム磁石8を当ててマッサージを行うと、皮膚組織内への美容液の浸透性が向上し、シワ、くすみ、たるみの改善効果を増大させることができる。
【0024】
また、従来のマッサージ器は、構造が複雑で、大型で、価格も高価となりやすいという問題があったが、本実施形態のマッサージ器1は、小型、軽量、スリムで、バッグに入れて持ち運びが自在である(携帯性、便利性が高い)という効果も期待することができる。
【0025】
尚、本実施形態においては、ネオジム磁石8に伝達される振動(振動数及び振幅)が、肌に直接当てても痛みを感じない程度、及び、視神経を損傷しない程度、具体的には、振動数が140〜170Hz、振幅が0.07〜0.09mm程度となるように調整されている。振動数が大きすぎると、目の周りに使用した場合に視神経を損傷してしまう可能性があるが、170Hz以下であれば安全に使用できる。また、振動数を140〜170Hzとした場合において、振幅が0.11mmを越えると、肌に直接当てた場合に痛みを感じてしまうことが懸念されるが、0.09mm以下であれば、良好な使用感が得られる。
【0026】
また、ネオジム磁石8は錆びやすく、特に、美容液と併用した場合には、ネオジム磁石8に美容液が接触することになるため、錆の発生が心配されるが、本実施形態においては、ネオジム磁石8の外表面がポリアミドでコーティングされているため、錆の発生を好適に防止することができる。尚、ポリアミドは、人間の肌に触れても特に問題はなく、また、本実施形態においては、ポリアミドのコーティング層に銀イオン(或いは銅イオン)が含まれているため、その抗菌作用により、衛生的に、安全に使用することができる。
【実施例1】
【0027】
本発明の実施例として、図1図3に示したマッサージ器を用意し、動作時の振動を測定するとともに、比較例として、電動モータが、突出部ではなく、より電池側に近い位置(本体の筐体内における、突出部と電池の間の位置)に配置されたマッサージ器を用意し、その振動を測定した。その結果を図4図7に示す。
【0028】
図4は、本発明の実施例として用意したマッサージ器の本体2(電動モータ6が配置されている部位、図1及び図3参照)における振動の波形(測定結果)を示すグラフであり、図5は、同マッサージ器のヘッド部3のネオジム磁石8における振動の波形(測定結果)を示すグラフである。また、図6は、比較例として用意したマッサージ器の本体(電動モータが配置されている部位)における振動の波形(測定結果)を示すグラフであり、図7は、同マッサージ器のヘッド部のネオジム磁石における振動の波形(測定結果)を示すグラフである。
【0029】
図6及び図7に示すように、比較例では、本体においても、また、ネオジム磁石の部位においても、波形に乱れが生じることがわかった。比較例では、電動モータによって生じた振動が、ヘッド部の先端にうまく伝達されておらず、また、筐体の共鳴等のノイズによってヘッド部に伝達される振動のスピードや加速度にブレが生じたものと考えられる。これに対し本発明の実施例では、図4及び図5に示すように、本体2においても、また、ネオジム磁石8の部位においても、滑らかな波形となりった。これは、ヘッド部3の凹部12内に嵌合する突出部11内に電動モータ6が配置されていることにより(図3参照)、振動がヘッド部3に対して好適に伝達され、ノイズ等の混入が回避されたためと考えられる。
【0030】
また、本発明の実施例のマッサージ器と、比較例のマッサージ器とを、実際に肌に当ててマッサージを行い、使用感の比較試験を行った。尚、この比較試験は、被験者15名に対し、それぞれ図8に示すa〜gの7つの部位(目の周り4箇所、口の周り3箇所)を対象として実施した。その結果を次表に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
上記の通り、本発明の実施例のマッサージ器については、図8に示すa〜gのいずれの部位についても、「丁度良い」と回答した者が概ね90%を越えた。これに対し、比較例のマッサージ器については、a〜gのいずれの部位においても、被験者の全員が「響いて痛い」或いは「痛くてあてられない」と回答した。また、その他の感想として、本発明の実施例のマッサージ器については、「振動音が心地よい」、「マッサージ感が良い」、「手軽に使える」といった肯定的な意見が多く挙げられ、一方、比較例のマッサージ器については、「振動音がうるさく耳障り」、「振動が荒くて痛い」、「痛くてあてられない部分が多い」といった否定的な意見が多く挙げられた。
【0033】
本発明の実施例においては、図4及び図5に示すように、発生する振動及び伝達される振動がいずれも滑らかで、また、電動モータを保持する防振材の選択、本体の突出部からヘッド部に至る構造等によって、振動数が140〜170Hz、振幅が0.07〜0.09mm程度となるように適切に調整されているため、上記の通り、比較例と比べて肯定的な結果になったものと考えられる。
【実施例2】
【0034】
更に、年代及び性別が異なる被験者4名に対し、目の周りの部分を対象として、本発明の実施例のマッサージ器による美容効果を検証するための試験を行った。具体的には、まず最初に各被験者の目の周りの部分の状態を撮影し、次に、図8に示すa〜dの4箇所に美容液を塗り、本発明の実施例のマッサージ器を用いて各部位それぞれ20秒ずつ間マッサージを行い、その後の状態を撮影した。その結果(マッサージの前後に撮影した写真)を図9〜12に示す。
【0035】
被験者1(50代女性)においては、図9に示すように、マッサージ前は目の下、目尻に小じわが目立ち、肌理が粗く、肌に張りがない状態であったところ、マッサージ後においては、小じわは殆ど目立たなくなり、肌に張りが出て、滑らかな肌になった。また、被験者2(60代女性)においては、図10に示すように、マッサージ前は目の上下左右に小じわ、笑いじわ等が目立ち、肌に張りがなく、光沢もなく、肌理も粗い状態であったところ、マッサージ後においては、目の上下左右とも小じわは目立たなくなり、肌に張りが出て、肌理も細かくなった。
【0036】
被験者3(50代男性)においては、図11に示すように、マッサージ前は目の下(涙袋)の弛みが目立ち、目尻の小じわが深く、肌理が粗く、肌に張りがない状態であったところ、マッサージ後においては、涙袋に張りが出て、目尻の小じわが改善された。また、被験者4(60代男性)においては、図12に示すように、マッサージ前は涙袋に張りがなく、目尻に深く長いしわが目立ち、肌理が粗く、肌に張りがない状態であったところ、マッサージ後においては、涙袋の膨らみやしわが改善され、目尻のしわの皮溝が上がり、長かったしわが短くなり、肌理が改善され、肌の張りも改善された。
【0037】
このように、美容液を塗った部位に対して、本発明に係るマッサージ器を用いてマッサージを行うと、美容液の浸透性を向上させることができ、その結果、涙袋の膨らみ、張り、しわの改善、目の上下及び目尻のしわの改善、肌理、張り、滑らかさの改善に効果が期待できることが確認された。
【符号の説明】
【0038】
1:マッサージ器、
2:本体、
3:ヘッド部、
4:キャップ、
5:筐体、
6:電動モータ、
7:電池、
8:ネオジム磁石
9:回転軸、
10:偏心錘、
11:突出部、
12:凹部、
13:防振材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
図11
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