【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための請求項
1の発明
は、被取付け面に固定される固定部と、当該固定部に片持ち状となって一体に設けられて、前記被取付け面との間で、外面に凹凸が連続する波付管を保持する保持部とを備えた波付管保持具であって、
前記保持部の内周面には、前記波付管の凹部に入り込んで軸方向の移動を規制する規制凸部が周方向に設けられ、
前記波付管の保持状態において、前記波付管の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記固定部には、前記挿通空間に連通する挿通孔部が形成され、
前記規制凸部及び前記挿通孔部は、当該波付管の軸方向に沿って同一の位置にそれぞれ形成され、
前記挿通孔部から前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
【0011】
請求項
1の発明によれば、挿通孔部から挿通空間に挿通された結束線材を波付管の一部(取付け面と対向する部分)に巻き付けて、当該結束線材を保持具の保持部の外側の部分で結束すると、波付管は、当該保持部に括り付けられる。よって、ビス類による被取付け面に対する保持具の固定部の固定が不十分なために、或いは製造誤差のために、保持具の保持力が小さい場合であっても、必要な保持力を確保できると共に、保持部の先端と被取付け面との間から波付管が抜け出る恐れがなくなる。また、挿通空間に挿通された結束線材が波付管の凹部に入り込んでいる場合には、当該波付管の軸方向へのずれを防止できる。更に、製造誤差により、保持具の保持部と波付管との間に隙間が生じている場合には、当該隙間が解消されて、保持具の保持部に対して波付管をしっかりと保持できる。
以下、上記した事項を、「請求項1の発明の基本作用効果」と称する。
また、保持具により波付管を保持した状態で、保持部の内周面に周方向に沿って形成された規制凸部が、波付管の凹部に入り込むために、当該波付管の軸方向のずれが確実に防止される。
更に、前記規制凸部及び前記挿通孔部は、当該波付管の軸方向に沿って同一の位置にそれぞれ形成されているため、規制凸部及び結束線材は、波付管の同一の凹部に入り込んだ状態で、波付管は、保持具の保持部に結束線材により結束されて括り付けられるため、波付管の軸方向へのずれを一層確実に防止できる。
【0012】
請求項
2の発明は、
被取付け面との間で外面に凹凸を有する波付管を保持する保持部と、当該保持部の両端部に一体に設けられて、前記被取付け面に固定される一対の固定部とを備えた波付管保持具であって、
前記保持部の内周面には、前記波付管の凹部に入り込んで軸方向の移動を規制する規制凸部が周方向に設けられ、
前記波付管の保持状態において、当該波付管の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記一対の固定部における波付管の周方向に沿った両端部には、前記挿通空間に連通する一対の挿通孔部がそれぞれ形成され、
前記規制凸部及び前記挿通孔部は、当該波付管の軸方向に沿って同一の位置にそれぞれ形成され、
前記一対の挿通孔部、及び前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
【0013】
請求項
2の発明によれば、一対の挿通孔部及び挿通空間に挿通された結束線材は、波付管における被取付け面と対向する部分に巻き付けられて、保持具の保持部の外側において結束されることで、波付管は保持部に括り付けられる。よって、被取付け面に対する保持具の固定が不十分な場合、或いは製造誤差により、波付管と保持部との間に隙間が発生している場合であっても、当該隙間をなくして、結束線材により波付管を保持部に括り付けることで、当該波付管を保持具の保持部にしっかりと保持できる。また、結束線材が波付管の凹部に入り込むと、当該波付管の軸方向のずれも併せて防止できる。
以下、上記した事項を、「請求項2の発明の基本作用効果」と称する。
また、保持部の内周面に規制凸部を設けた作用効果、及び当該規制凸部及び前記挿通孔部が、当該波付管の軸方向に沿って同一の位置にそれぞれ形成されていることにより生ずる作用効果は、請求項1の発明における当該各構成から生ずる上記した作用効果と同一である。
【0014】
請求項
3の発明は、
被取付け面に固定される固定部と、当該固定部に片持ち状となって一体に設けられて、前記被取付け面との間で、外面に凹凸が連続する波付管を保持する保持部とを備えた波付管保持具であって、
前記保持部の内周面には、前記波付管の凹部に入り込んで軸方向の移動を規制する規制凸部が周方向に設けられ、
前記波付管の保持状態において、前記波付管の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記固定部には、前記挿通空間に連通する挿通孔部が形成され、
前記波付管は、非連続の環状をした凹部及び凸部が軸方向に沿って交互に形成されたものであって、前記規制凸部及び前記挿通孔部は、当該波付管の軸方向に沿って異なる位置にそれぞれ形成され、
前記挿通孔部から前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
【0015】
請求項
3の発明によれば、
上記した「請求項1の発明の基本作用効果」及び規制凸部に基づく作用効果に加えて、規制凸部、及び挿通孔部から挿通空間に向けて挿通された結束線材は、波付管の異なる凹部に入り込むことで、当該規制凸部の中心角を大きくすることができて、当該波付管が軸方向にずれるのを確実に防止できる。
【0016】
請求項
4の発明は、
被取付け面との間で外面に凹凸を有する波付管を保持する保持部と、当該保持部の両端部に一体に設けられて、前記被取付け面に固定される一対の固定部とを備えた波付管保持具であって、
前記保持部の内周面には、前記波付管の凹部に入り込んで軸方向の移動を規制する規制凸部が周方向に設けられ、
前記波付管の保持状態において、当該波付管の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記一対の固定部における波付管の周方向に沿った両端部には、前記挿通空間に連通する一対の挿通孔部がそれぞれ形成され、
前記波付管は、非連続の環状をした凹部及び凸部が軸方向に沿って交互に形成されたものであって、前記規制凸部及び前記挿通孔部は、当該波付管の軸方向に沿って異なる位置にそれぞれ形成され、
前記一対の挿通孔部、及び前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
【0017】
請求項
4の発明によれば、
上記した「請求項2の発明の基本作用効果」に加えて、規制凸部に基づく作用効果、並びに当該規制凸部及び前記挿通孔部は、当該波付管の軸方向に沿って異なる位置にそれぞれ形成されていることに基づく上記した作用効果が生ずる。
【0018】
請求項
5の発明は、請求項
1ないし
4のいずれかの発明において、前記挿通孔部は、保持部により波付管を保持した状態で、当該波付管の連続する少なくとも2つの凹部を臨ませ得る幅を有していることを特徴としている。
【0019】
請求項
5の発明によれば、被取付け固定された保持具により波付管が保持された状態において、保持具の挿通孔部から挿通空間に向けて挿通された結束線材は、波付管の連続する2以上の凹部に対して挿通可能な構造となるので、前記挿通空間に対する結束線材の挿通の自由度が高まって、当該挿通作業が容易となり、ひいては、保持部に対する波付管の結束の作業が容易となる。
【0020】
請求項
6の発明は、
被取付け面に固定される固定部と、当該固定部に片持ち状となって一体に設けられて、前記被取付け面との間で、外面に凹凸が連続する波付管を保持する保持部とを備えた波付管保持具であって、
前記波付管の保持状態において、前記波付管の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記固定部には、前記挿通空間に連通する挿通孔部が形成され、
前記挿通孔部は、保持部により波付管を保持した状態で、当該波付管の連続する少なくとも2つの凹部を臨ませ得る幅を有し、
前記挿通孔部から前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
請求項6の発明からは、「請求項1の発明の基本作用効果」と、請求項5の発明の作用効果とが生ずる。
【0021】
請求項7の発明は、
被取付け面との間で外面に凹凸を有する波付管を保持する保持部と、当該保持部の両端部に一体に設けられて、前記被取付け面に固定される一対の固定部とを備えた波付管保持具であって、
前記波付管の保持状態において、当該波付管の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記一対の固定部における波付管の周方向に沿った両端部には、前記挿通空間に連通する一対の挿通孔部がそれぞれ形成され、
前記挿通孔部は、保持部により波付管を保持した状態で、当該波付管の連続する少なくとも2つの凹部を臨ませ得る幅を有し、
前記一対の挿通孔部、及び前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
請求項7の発明からは、「請求項2の発明の基本作用効果」と、請求項5の発明の作用効果とが生ずる。
【0022】
請求項8の発明は、請求項
1ないし7のいずれかの発明において、前記保持部における波付管の軸方向に沿った両端部には、それぞれ外方に向けて補強リブが形成され、前記挿通孔部は、いずれかの補強リブに近接して形成されることで、当該補強リブは、当該挿通孔部に挿通された結束線材を前記保持部の外面に配置する際のガイド面として機能していることを特徴としている。
【0023】
請求項8の発明によれは、結束線材により保持部に対して波付管を結束する際に、保持部に設けられた補強リブを結束線材のガイド面として利用できるので、保持部の外面に対する結束線材の配置が容易になると共に、補強リブにより結束線材が保持部から外れなくなって、保持部に対する波付管の結束の作業が容易となる。
【0024】
請求項9の発明は、請求項
1ないし8のいずれかの発明において、前記保持部には、当該保持部における軸方向に沿って挿通孔部と同一の位置に、結束線材を引っ掛けて、
当該結束線材が前記波付管の軸方向へずれるのを防止する引掛け部が形成されていることを特徴としている。
【0025】
請求項9の発明によれば、保持部に形成された引掛け部に結束線材が引っ掛かるために、挿通孔部と反対の部分においても、結束線材が
前記波付管の軸方向へずれなくなるので、結束線材による保持部に対する波付管の結束が容易となる。
【0026】
請求項10の発明は、請求項
1ないし9のいずれかの発明において、前記結束
線材は、塑性変形により自身の形状が維持される金属製線材から成り、当該結束
線材を、前記挿通孔部から被取付け面に対して傾斜させて挿通することで、前記波付管の外周面に沿うようにして押し込まれて、前記保持部の先端部と被取付け面との間から立ち上がって、先端部が被取付け面から離れる側にわん曲させられるように、前記挿通孔部は被取付け面から離れた位置に設けられていることを特徴としている。
【0027】
請求項10の発明によれば、塑性変形により自身の形状が維持される金属製線材により結束線材が形成されているので、被取付け面から離れた位置に設けられた挿通孔部から前記結束線材を挿通すると、波付管の外周面に沿うように押し込まれて、保持部の先端部と被取付け面との間から立ち上がって、先端部が被取付け面から離れる側にわん曲させられるために、結束線材による波付管の結束が容易となる。
【0028】
請求項11の発明
は、被取付け面に固定される固定部と、当該固定部に一体に設けられて、配線・配管材を弾性保持可能な一対の保持片から成る保持部とを備えた配線・配管材保持具であって、
前記配線・配管材の弾性保持状態において、前記保持部の内周面と前記配線・配管材の外周面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記一対の保持片の一方又は前記固定部には、前記挿通空間に連通する挿通孔部が形成され、
前記挿通孔部を通して前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記配線・配管材を一対の保持片の一方に括り付ける構成であることを特徴としている。
【0029】
請求項11の発明は、配線・配管材を弾性保持可能な一対の保持片から成る保持部を備えた保持具において、一対の保持片に弾性保持された配線・配管材を結束線材により一方の保持片に対して結束する構造であって、一対の保持片による弾性保持のみでは、配線・配管材の保持力が不足する場合において、結束線材による結束により、一方の保持片に対する配線・配管材の保持を確実にできると共に、一対の保持片の間からの配線・配管材の抜け出しを確実に防止できる。
【0030】
請求項12の発明
は、被取付け面に固定される固定部と、当該固定部に一体に設けられて、配線・配管材を弾性保持可能な一対の保持片から成る保持部とを備えた配線・配管材保持具であって、
前記配線・配管材の弾性保持状態において、前記保持部の内周面と前記配線・配管材の外周面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記一対の保持片又は前記固定部には、前記挿通空間に連通する挿通孔部がそれぞれ形成され、
前記各挿通孔部を通して前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記配線・配管材を一対の保持片の双方に括り付ける構成であることを特徴としている。
請求項12の発明は、配線・配管材を弾性保持可能な一対の保持片から成る保持部を備えた保持具において、一対の保持片の双方に対して配線・配管材を結束線材により結束して括り付ける点において、請求項11の発明と異なる。
【0031】
請求項13の発明は、配線・配管材を
周方向に沿って取り囲んで保持すると共に、当該周方向の両端部の間に配線・配管材の挿入開口が形成された保持部と、当該挿入開口を閉じた状態におい
て、被取付け面に固定させるべく、前記保持部の周方向の少なくとも一端部に形成された固定部とを備えた配線・配管材保持具であって、
前記配線・配管材の保持状態において、当該配線・配管材の外周面と前記保持部の内周面との間には、結束線材が挿通される挿通空間が形成され、
前記保持部又は固定部には、前記挿通空間に対して外部から前記結束線材を挿通して引き出すための第1及び第2の各挿通孔部が、前記挿通空間と連通して形成され、
前記第1及び第2の各挿通孔部を通して前記挿通空間に挿通して引き出された前記結束線材の結束により、前記配線・配管材を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
【0032】
請求項13の発明は、配線・配管材を周方向に沿って取り囲んで保持する保持部と、当該保持部の周方向の両端部を重ね合せて形成された1つの固定部とを備えた配線・配管材保持具において、当該保持部又は固定部に、挿通空間に対して外部から結束線材を挿通して引き出すための第1及び第2の各挿通孔部が形成されることで、第1挿通孔部、挿通空間、第2挿通孔部の順序で挿通された結束線材によって、配線・配管材を保持部の一部に結束させて括り付けることで、保持部に対する配線・配管材の保持が確実となる。
【0033】
請求項14の発明は、請求項11ないし13のいずれかの発明において、前記保持部は、波付管を保持可能であって、前記挿通空間は、当該波付管の凹部で形成されることを特徴としている。
請求項14の発明によれば、保持対象の配線・配管材が波付管である場合には、結束線材の挿通空間は、波付管の凹部で形成することが可能となって、保持具の側を特別な構成にする必要がなくなる。
【0034】
請求項15の発明は、請求項11の発明において、前記挿通空間は、一対の保持片の一方の内周面に、当該一方の保持片の自由端から挿通孔部の間に形成された凹溝で構成されることを特徴としている。
請求項15の発明によれば、前記凹溝の存在により、一方の保持片に対して外周面が平滑な平滑管を結束線材により結束して括り付けられる。
【0035】
請求項16の発明は、被取付け面に固定される固定部と、当該固定部に片持ち状となって一体に設けられて、前記被取付け面との間で、外面に凹凸が連続する波付管を保持する保持部とを備えた波付管保持具であって、
前記保持部の内周面には、前記波付管の凹部に入り込んで軸方向の移動を規制する規制凸部が周方向に設けられ、
前記保持部又は前記固定部には、前記規制凸部により前記波付管の軸方向の移動が規制された保持状態において、当該波付管の前記凹部の外周面と前記被取付け面との間に形成された挿通空間に連通する挿通孔部が形成され、
前記挿通孔部から前記挿通空間に挿通
された結束線材の結束により、前記波付管を前記保持部に括り付ける構成であることを特徴としている。
【0036】
請求項16の発明によれば、波付管の内周面に設けられた規制凸部が、当該波付管の凹部に入り込んで軸方向の移動を規制しているのに加えて、前記挿通孔部から挿通された結束線材は、当該波付管の前記凹部の外周面と前記被取付け面との間に形成されて、前記挿通孔部に連通する挿通空間に挿入されるため、当該波付管が被取付け面に対して多少浮上した場合でも、前記結束線材は、前記波付管の凹部に挿通された状態を維持できて、当該凹部から結束線材が抜け出ることがないため、波付管保持具の保持部に対する波付管の括り付けを確実に行える。
【0037】
請求項17の発明は、被取付け面に固定される固定部と、当該固定部に片持ち状となって一体に設けられて、前記被取付け面との間で、外面に凹凸が連続する波付管を保持する保持部とを備えた波付管保持具を用いた波付管の保持構造であって、
前記波付管の保持状態において、当該波付管は、前記被取付け面に当接され、
前記波付管
の凹部の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記固定部に形成されて、前記挿通空間に連通する挿通孔部から前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管は、前記保持部に括り付けられることを特徴としている。
【0038】
請求項17の発明によれば、被取付け面に対して波付管は、浮上することなく当接していて、当該波付管の前記凹部の外周面と前記被取付け面との間に形成される挿通空間は、前記保持部又は前記固定部に形成されて挿通孔部と連通していて、結束線材は、当該挿通孔部及び前記挿通空間に挿通されて、波付管保持具の保持部に波付管が結束される。このように、波付管は、被取付け面から浮上することなく、当該被取付け面に当接しているため、結束線材は、波付管の凹部に必ず挿通される構造となって、波付管保持具の保持部に対する波付管の括り付けを確実に行える。
【0039】
請求項18の発明は、被取付け面との間で外面に凹凸を有する波付管を保持する保持部と、当該保持部の両端部に一体に設けられて、前記被取付け面に固定される一対の固定部とを備えた波付管保持具を用いた波付管のの保持構造であって、
前記波付管の保持状態において、当該波付管は、前記被取付け面に当接され、
前記波付管
の凹部の外周面と前記被取付け面との間には、結束線材を挿通するための挿通空間が形成されて、前記保持部又は前記一対の固定部に形成されて、前記挿通空間に連通する挿通孔部から前記挿通空間に挿通された前記結束線材の結束により、前記波付管は、前記保持部に括り付けられることを特徴としている。
請求項18の発明によれば、一対の固定部を備えた波付管保持具において、請求項17の発明の上記した作用効果と同一の作用効果が奏される。