【実施例】
【0013】
図1〜5を参照すると、本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置は、ジャケット1と、吸水パッド2と、組立ベース3及びジャケット固定座4を含み、前記ジャケット1の周縁には清掃部15が設けられ、前記ジャケット1の周縁に近接する位置には中心へ延びる複数
の開合ユニットからなる開合部11が設けられ、かつ前記複数の開合
ユニットから伸びる端末が貫設部13
に形成され、前記
開合部11と前記ジャケット1の間に収容部12が形成され、前記複数の開合
ユニットのいずれには少なくとも一つのスルーホール14が設けられる。
【0014】
前記吸水パッド2に交換又は清掃できる吸水性材料が使用され、前記吸水パッド2及び前記組立ベース3は、前記複数の開合
ユニットに隣接するスリットから前記収容部12内に差し込み、かつ前記吸水パッド2は前記ジャケット1と前記組立ベース3の間に位置する。
【0015】
前記組立ベース3は、定位座31と、定位ユニット32と、接続ユニット33と、底座34と、支持ユニット35と、定位バネ36及び支持バネ37を含み、前記定位座31の中心には接合部311があり、前記定位座31において接合部311の外縁には位置と数量が前記複数のスルーホール14に対応する複数の嵌合部312が環状に設けられている。前記接合部311は、接合部311内部にあるスペース3111と、複数の係止溝3112と、開口3113と、取付孔3114及び複数の嵌合溝3115を含み、前記複数の係止溝3112は前記接合孔311周縁を貫通し、前記開口3113及び前記取付孔3114のそれぞれは前記接合部311の上面及び下面を貫通し、前記複数の嵌合溝3115は前記開口3113が接合部311内部スペース3111に位置する周縁に配設する。
【0016】
定位ユニット32は、アウターリング321及び接合孔322を含み、前記アウターリング321は前記定位ユニット32の周縁に環状に設けられ、かつ前記アウターリング321の上表面には嵌合溝3115と嵌め合う嵌合凸部3211が設けられ、前記接合孔322は矩形孔であり、前記接合孔322は、前記定位ユニット32の中央から前記定位ユニット32の上面及び下面を貫通する。
【0017】
前記接続ユニット33は、互いに接続する定位部331及び当接部332を含み、前記定位部331の形状は前記接合孔322と同じく矩形であり、前記定位部331の上面には係合孔333があり、且前記係合孔333の内壁には少なくとも一つの定位溝3331を有している。前記底座34は、定位リンゴ341及び複数の係止ユニット342を含み、前記定位リンゴ341は底座34の中心の上方に設けられ、前記複数の係止ユニット342は、前記底座34の周縁の上方に環状に設けられる。
【0018】
前記支持ユニット35は、前記底座34及び前記接続ユニット33の間に設けられ、前記支持ユニット35の底部には定位凸点351が設けられている。前記支持バネ36は前記支持ユニット35及び前記底座34の間に設けられ、前記支持バネ36の一端は、前記定位リンゴ341の内部に収容され、前記支持バネ36が定位リンゴ341に対する他端は、前記定位凸点351の外縁に嵌め込み、前記定位バネ37の一端は前記定位リンゴ341の外縁に嵌込、前記定位バネ37が定位リンゴ341に対する他端は前記アウターリング321の下面に当接する。
【0019】
このうち、前記定位ユニット32は、前記取付孔3114から前記接合部311内部のスペース3111に貫設し、更に前記アウターリング321によって前記開口3113の下面周縁に当接すると共に、前記アウターリング321上の嵌合凸部3211と前記定位座31の嵌合溝3115とを互いに嵌め合わせ、また、接続ユニット33を前記取付孔3114から接合部311の内部に挿し入れ、前記当接部332によって前記定位ユニット32の接合孔322周縁に当接し、前記接続ユニット33の定位部331は前記接合部311の開口3113及び前記定位ユニット32の接合孔322から差し出し、そして、前記支持ユニット35を前記接合部311の取付孔3114から接合部311のスペース3111の内部に挿し入れて前記支持ユニット35の定位凸点351を取付孔3114の方向に向けさせ、更に、支持バネ36を取付孔3114から接合部311のスペース3111の内部に挿し入れて支持バネ36の一端を前記支持ユニット35の定位凸点351の外縁に嵌め込み、また、定位バネ37を前記取付孔3114から接合部311の内部に挿し入れて定位バネ37の一端を前記アウターリング321の嵌合凸部3211が設けられる下面に当接させる。底座34の定位リンゴ341を前記支持バネ36が定位凸点351に嵌め込まれる他端外縁に嵌め込み、前記定位バネ37が前記アウターリング321に当接する他端は、前記定位リンゴ341の外縁に嵌め込まれている。そして、底座34を接合部311のスペース3111の内部へ押し込み、前記底座34上面周縁にある係止ユニット342を前記スペース3111に挿し入れて前記接合部311周縁を貫通する係止溝3112と互いに係り合わせて接続し、これにより、前記底座34と前記定位座31とを組み合わせて接合部311の取付孔3114を閉める。これによって、前記定位座31のスペース3111内部において、定位ユニット32と、接続ユニット33と、支持ユニット35と、支持バネ36及び定位バネ37を組み合わせる。
【0020】
前記ジャケット固定座4の中心には定位孔41があり、前記ジャケット固定座4の周縁には位置と数量が前記複数の嵌合部312に対応する嵌込部42が環状に設けられ、かつ前記複数の嵌込部42の上表面には、複数の滑り止めユニット421が設けられる。
【0021】
以下は、実施例によって本願自動清掃機の清掃クロス組立装置の組立手順を説明する。
本実施例において、前記ジャケット1の周縁に近接する位置には、三つの開合
ユニットが中心へ延びており、このうち、前記第一開合
ユニット(unit)111の被覆面積は、ジャケット1の表面積の1/2であり、前記第二開合
ユニット(unit)112及び第三開合
ユニット(unit)113のそれぞれの被覆面積は、ジャケット1の表面積の1/4であり、かつ、前記第一開合
ユニット111、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113と前記ジャケット1の間には収容部12が形成され、また、前記第一開合
ユニット111、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113のいずれにはスルーホール14が設けられ、前記組立ベース3の接合部311の周縁には前記複数のスルーホール14の位置に対応する三つの嵌合部312が環状に設けられ、前記ジャケット固定座4の周縁には、前記複数の嵌合部312に対応する三つの嵌込部42が環状に設けられる。
【0022】
図6〜8を参照すると、ジャケット1と吸水パッド2を本実施例の自動清掃機の清掃クロス組立装置に取り付けようとするときに、第一開合
ユニット111、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113が隣接するスリットからジャケット1を開けて、吸水パッド2の一側の外縁を第一開合
ユニット111とジャケット1の間に挿し入れ、そして第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113を開けて、第一開合
ユニット111とジャケット1の間に挿し入れていない吸水パッド2の一部を第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113の下方に詰め込み、そして第二開合部112及び第三開合
ユニット113を閉め、これにより、前記吸水パッド2を収容部12の内部に収容する。
【0023】
図9〜11を参照すると、本実施例の自動清掃機の清掃クロス組立装置を組み立てようとする時に、組立ベース3の一側の外縁を前記吸水パッド2が入れられるジャケット1の第一開合
ユニット111と第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113が隣接するスリットから、収容部12の内部に挿し入れ、組立ベース3上における三つの嵌合部312の一つを前記第一開合
ユニット111のスルーホール14から挿し出し、そして第二開合
ユニット112及び第三開合部113を開けて、第一開合
ユニット111とジャケット1の間に挿し入れていない組立ベース3の一部の外縁を詰め込んで、組立ベース3を第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113に被覆させ、これにより、前記組立ベース3を前記収容部12の内部に収容し、前記組立ベース3の定位部331を第一開合
ユニット111、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113の間にある貫設部13から挿し出し、更に、前記組立ベース3において接合部1の周縁に環状に設けられる三つの嵌合部312は、第一開合
ユニット111、第二開合
ユニット112及び第三開合部113のスルーホール14の位置に対応し、かつ前記組立ベース3における一つの嵌合部312は先に前記第一開合
ユニット111のスルーホール14から挿し出すので、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113が組立ベース3を被覆する時に、前記組立ベース3における他の二つ嵌合部312のそれぞれは、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113のスルーホール14から挿し出している。
【0024】
図12〜15を参照すると、ジャケット固定座4を本実施例の自動清掃機の清掃クロス組立装置に取り付けようとする時に、ジャケット固定座4を上方から定位孔41によって前記定位部331の周縁に嵌込、ジャケット固定座4の下面を前記第一開合
ユニット111、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113の表面と接し、そして前記ジャケット固定座4を回して前記ジャケット固定座4周縁の三つの嵌込部42をそれぞれ第一開合
ユニット111、第二開合
ユニット112及び第三開合
ユニット113のスルーホール14から挿し出す嵌合部312に挿し込んで嵌め合わせ、最後に前記定位部331の係合孔333を自動清掃機5の底部に嵌込、係合孔333内壁における定位溝3331によって、ジャケット固定座4と自動清掃機5とを定位する。上記より、本実施例に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置の組立が完成する。
【0025】
本発明自動清掃機の清掃クロス組立装置は、前記複数の嵌込部42表面に設置される複数の滑り止めユニット421で前記複数の嵌合部312の下面と接することによって摩擦力を向上させる。これにより、前記複数の嵌込部42が簡単に前記複数の嵌合部312から外れることが避けられ、かつ前記嵌込部42が嵌合部312に嵌め込む方向を自動清掃機が回転する方向と違うように設定することによって、本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置において、自動清掃機が回転する時に遠心力で組立ベース3とジャケット固定座4とを分離させることが避けられる。
【0026】
本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置を使用しようとするときに、組立ベース3の定位部331に設けられる係合孔333を介して、ロック、係止、枢着又は嵌込…等の方式で自動清掃機(図示しない)底部と結合し、自動清掃機の駆動をオンする時に、本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置を連動して回転させ、回転の力によって、ジャケット1周縁に環状に設けられる清掃部15でダストとゴミを自動清掃機の底部に連れ込んで集中し、また、自動清掃機の吸入口によって集中されるダスト或いはゴミを集塵ボックス中に吸い込む。これによって、掃除及び吸塵の目的を達成できる。かつ、本発明
の自動清掃機の清掃クロス組立装置は、水溜り又は水垢がある場合にも、吸水パッド2を利用して水を吸収して乾燥させ、水垢又は水溜りを除去する目的を達成できる。
【0027】
更に、本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置は、吸水パッド2が水いっぱい吸収した後に、自動清掃機を起動してモップの動作を実行させる。なお、定時定点で吸水を行うように自動清掃機を設定することによって、吸水パッド2の水分を補充できる。これにより、吸水パッド2における水が使い切られてモップ効果を低下される問題を心配しなくてもいい。したがって、本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置を使用すれば、掃除及びモップの機能を両方に実行でき、かつ自動清掃機の構造を変更しなくても、より高い効能で一機で両用する目的を達成できる。
【0028】
図2〜5と
図15を参照すると、本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置において、本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置と自動清掃機5とを組み合わせる時に、支持バネ37及び定位バネ36の弾力によって支持ユニット35及び定位ユニット32を底座34から引き張ることで支持ユニット35、定位ユニット32及び接続ユニット33が上方に付勢され、支持バネ37及び定位バネ36の弾力によって自動清掃機5の重量を支持し、これにより、自動清掃機5の重量が完全にジャケット1にかかることが避けられ、自動清掃機5が移動する時に発生されるジャケット1と地面産生との摩擦力を低減でき、更に自動清掃機5が移動するためのパワー出力を降下できる。また、本発明において、定位座31の嵌合溝3115及び定位ユニット33の嵌合凸部3331を互いに嵌め合わせる面の両方はいずれも斜面6であるので、自動清掃機5が本発明を連動して回転させる時に、ジャケット1が回転の過程にてロックされてしまうと、接続ユニット33が定位ユニット32を連れて回転することによって、嵌合凸部3331の斜面6と嵌合溝3115の斜面5をずれさせて下へ定位バネ36に付勢し、接続ユニット33が定位ユニット32を連動して回転させ続けることができる。これにより、ジャケット1がロックされることで自動清掃機5からの回転力出力に伴って自動清掃機5が本発明に接続する構造がトルクで破断してしまうことが避けられる。
【0029】
なお、本発明が自動清掃機5が回転する時に、凸凹な地面を移動する時に、定位座31が地面の角度によって高低差が生じ、この時、定位バネ36は力を受けて付勢されて定位ユニット32と定位座31の間に地面の角度に基づく角度が形成されて自動清掃機を不平な地面を通過させ、転覆又はロックの状況が避けられる。
【0030】
本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置は、従来の掃除ロボット及びモップロボットに使用される清掃クロス又は清掃ブラッシュと比べると、更に以下の利点を備える。
【0031】
1.本発明は、吸水パッドを設置することと、自動清掃機を定時定点で吸水させることによって、吸水パッドの水分を補充し、これにより、モップの動作が実行され、有効に従来技術にて使用者から加水しなければならない問題を解決できる。
【0032】
2.本発明は、吸水パッドを設置することによって、水溜り又は水垢がある場合にも、自動清掃機が吸水パッドで水を吸収して乾燥することができ、ダスト又はゴミが水で除去しにくい問題が避けられる。
【0033】
3.本発明は、吸水パッド及びジャケットを交換又は清掃する時に、ジャケット固定座を回して嵌込部を嵌合部から外されれば、容易に吸水パッド及びジャケットを取り外して交換又は清掃できる。
【0034】
4.本発明に係る自動清掃機の清掃クロス組立装置は、自動清掃機の構造を変更しなくても、掃除及びモップの機能を実行でき、一機で両用する目的を達成できる。
【0035】
以上詳細な説明は本発明の実行できる実施例について具体的な説明であるが、前記実施例は本発明の特許請求の範囲を限定するものではなく、本発明の技術趣旨から均等実施又は変更することは、いずれも本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【0036】
以上から、本願は技術的に創造性を有する上で、上記のように従来の伝統方法と装置が実現されない多種効果もあり、十分に特許法において定められる特許要件である新規性と進歩性に符合するので、法に基づいて出願する。