【文献】
伊藤 寛明,アソシエーションルールを用いた推薦システムにおける精度と意外性の向上,情報処理学会 研究報告 数理モデル化と問題解決(MPS) 2014−MPS−100 [online],日本,情報処理学会,2014年 9月18日,p.1-6
【文献】
中野 広基,CRMデータを活用した属性選択による有益顧客層と購買可能性の高い併買商品の抽出法 ,日本経営システム学会誌 第31巻 第2号,日本,日本経営システム学会,2014年11月15日,第31巻,第2号,p.123-131
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記推薦スコア算出部は、前記複数の品目の各々の単価又は利益率と、1会計にお ける顧客1人あたりの注文数とに基づいて、前記推薦スコアを算出する、請求項1に記載の情報管理装置。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
本実施形態では、飲食店における料理の注文に関する情報を管理する場合を例に説明するが、これに限る趣旨ではない。本実施形態に係る情報管理システムは、持ち帰り料理の販売店や、料理の出前を行う店においても適用することが可能である。また、料理の注文に関する情報の管理に限らず、他の情報の管理にも適用可能である。
【0015】
(1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る情報管理システム1の概略構成を示す図である。
情報管理システム1は、飲食店における料理の注文と売上に関する情報を管理する、所謂POS(Point of Sales)レジシステム又はPOSレジシステムと同様のシステムであり、
図1に示すように、情報管理サーバ10と、顧客からの料理の注文を受け付ける注文受付端末20と、飲食を終えた顧客の会計を行うレジ端末30とを備える。これらの情報管理サーバ10と、注文受付端末20と、レジ端末30とは、通信ネットワークNを介して接続される。
【0016】
ここで、
図1においては、注文受付端末20及びレジ端末30を1台ずつ図示しているが、注文受付端末20及びレジ端末30を複数台ずつ設けてもよい。この場合において、1つの店舗に注文受付端末20及びレジ端末30を複数台ずつ設置してもよいし、同じ系列の飲食店チェーンの複数の店舗に注文受付端末20及びレジ端末30を1台ずつ又は複数台ずつ設置してもよい。
【0017】
通信ネットワークNは、情報管理サーバ10、注文受付端末20、及びレジ端末30の間で相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
【0018】
図2は、本実施形態に係る情報管理装置である情報管理サーバ10の主要構成を示すブロック図である。情報管理サーバ10は、例えば、演算処理能力の高いコンピュータによって構成され、所定のプログラムを実行することにより、注文受付端末20及びレジ端末30と連携して料理の注文及び売上に関する情報を管理するサーバ機能を実現する。
図2に示すように、情報管理サーバ10は、通信インタフェース11と、記憶部12と、プロセッサ13とを備える。
【0019】
通信インタフェース11は、情報管理サーバ10を通信ネットワークNに接続し、通信ネットワークN上の他の端末と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース11は、例えば、ISDNモデム、ADSLモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。
【0020】
記憶部12は、例えば、ディスクドライブ又は半導体メモリ(ROM、RAMなど)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からなる物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。記憶部12は、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして構築してもよい。記憶部12は、オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラムを含む各種プログラム及びこれらのプログラムの実行中に使用される各種データを格納する。具体的には、記憶部12は、プロセッサ13に実行させる情報管理プログラム121と、このプログラムの実行中に使用される登録メニューデータベース122、売上履歴データベース123、及びレコメンドメニューデータベース124とを記憶している。
【0021】
登録メニューデータベース122は、飲食店において提供される料理の品目に関する情報(登録メニュー情報)を格納する。登録メニュー情報は、例えば、各品目の識別情報、名称、カテゴリ(前菜、ご飯もの等)、単価、利益率等の情報を含む。
【0022】
売上履歴データベース123は、後述するレジ端末30から送信される売上データに基づき、売り上げられた品目の識別情報及び数量を含む売上履歴データを、1会計ごとに、客単価、利益、及び利益率等の経理データ、売上日、曜日、時間帯、及び天気等の背景データ、並びに、顧客の人数、性別、年齢層、及びグループ構成(家族、友人同士など)等の顧客の属性データと関連付けて格納する。
【0023】
レコメンドメニューデータベース124は、顧客が注文した品目に対し、併せて注文することを推薦する品目(レコメンドメニュー)のリストを格納する。
図3は、レコメンドメニューリストを例示する模式図である。
図3に示すように、レコメンドメニューリストは、顧客が注文した品目(注文品目)と、推薦する品目(推薦品目1、2)との組み合わせを、優先順位に沿ってリスト化したものである。
図3においては、1つの注文品目に対して2つの推薦品目を提示しているが、推薦品目の提示数は設定により変更することができる。レコメンドメニューリストにおける推薦スコアの和については後述する。
【0024】
プロセッサ13は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット(CPUなど)及び各種レジスタから構成され、記憶部12に格納されている各種プログラムを実行することで情報管理サーバ10の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。また、プロセッサ13は、情報管理プログラム121を実行することにより、注文受付端末20及びレジ端末30と連携して料理の注文及び売上に関する情報管理機能を実現する。
【0025】
詳細には、プロセッサ13は、設定情報取得部131と、推薦スコア算出部132と、分析値算出部133と、レコメンドメニュー作成部134とを有する。
【0026】
設定情報取得部131は、レコメンドメニューリストを作成する際に用いられる各種設定情報を取得する。設定情報の内容については後述する。
【0027】
推薦スコア算出部132は、飲食店において提供される料理の品目の各々について、強く推薦すべき度合いを表す推薦スコアを算出する。推薦スコアの要素や演算式は、飲食店に応じて適宜設定することができる。好ましくは、単価や利益率が高く、且つ、推薦した場合に顧客が受け入れやすい品目や他の品目の注文を妨げにくい品目の推薦スコアが高くなるように設定するとよい。推薦スコアの要素や演算式は固定としてもよいし、季節、曜日、クリスマスや忘年会などのイベント等に応じて適宜変更してもよい。
【0028】
分析値算出部133は、飲食店において提供される料理の品目のうち、任意の2つの品目の間における関連性の強さを表す分析値を算出する。算出される分析値として、アソシエーション分析における支持度及びリフトの値を採用してもよい。ここで、アソシエーション分析とは、商店や飲食店などにおいて1回の取引(トランザクション)で購入(注文)される商品間の関連性を分析する手法のことである。アソシエーション分析においては、POSデータなどの取引データを蓄積し、1回の取引の中に表れる品目の組み合わせを抽出して、頻出する組み合わせや組み合わせの規則性を導き出す。支持度とは、全ての取引のうち、特定の品目又は品目の組み合わせを含む取引の数ないし比率を表すパラメータである。例えば、品目X及びYの支持度は、1回の取引の中に品目X及びYを含む取引の数を、全ての取引の総数で割ることにより算出することができる。リフトは、品目Xが購入される条件で品目Yが購入される確率と類似する概念であり、例えば、品目X及びYの支持度を、品目Xの支持度及び品目Yの支持度で割ることにより算出することができる。
【0029】
レコメンドメニュー作成部134は、上記設定情報、推薦スコア、並びに支持度及びリフトに基づいて、レコメンドメニューリストを作成する(
図3参照)。
【0030】
ここで、情報管理サーバ10を構成するコンピュータは、必ずしも1台である必要はなく、通信ネットワークN上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。例えば、売上履歴データベース123及びレコメンドメニューデータベース124を別のコンピュータに設け、情報管理サーバ10と連携させてもよい。
【0031】
注文受付端末20及びレジ端末30は、通信ネットワークNを介して他の通信機器とデータの授受が可能であり、且つ、受信した情報に基づく画面表示が可能な表示部と、入力デバイスとを備えるあらゆる端末装置を利用することができる。具体的には、注文受付端末20及びレジ端末30として、専用の端末装置の他、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォン、携帯電話機、PDA等の汎用の端末装置にアプリケーションプログラムをインストールした機器を用いることができる。また、汎用の端末装置を用いる場合には、端末装置の動作モードを切り換えることにより、注文受付端末20とレジ端末30とを1台の端末装置で兼用してもよい。なお、一般的な飲食店においては、注文受付端末20として、タブレット端末やPDAのような携帯可能な機器を用いることが好ましい。
【0032】
注文受付端末20は、注文を受け付ける際に用いられる端末装置であり、メニュー等が表示される表示部と、注文を受けた品目を入力するための入力部(例えばタッチパネル)とを備える。
【0033】
図4は、注文受付端末20の表示部に表示される注文画面を例示する模式図である。
図4に示す注文画面A1は、卓番や顧客の人数等が表示される連絡欄a11と、注文可能な料理の品目が表示されるメニュー表示欄a12と、注文内容(品目及び数量等)が表示される注文内容表示欄a13と、顧客が注文した品目に応じた推薦品目が表示される推薦品目表示欄a14と、注文の受付を確定するための注文ボタンa15とを含む。メニュー表示欄a12に表示される品目は、登録メニューデータベース122(
図2参照)に予め登録されている品目である。
【0034】
注文受付端末20は、メニュー表示欄a12に表示された品目に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検知することにより、当該品目の注文を受け付ける。また、注文受付端末20は、注文を受け付けた品目を注文内容表示欄a13に表示すると共に、通信ネットワークNを介して当該品目の識別情報を情報管理サーバ10に送信し、レコメンドメニューデータベース124において当該品目と組み合わせられた推薦品目を受信して推薦品目表示欄a14に表示する。
【0035】
さらに、注文受付端末20は、注文ボタンa15に対する所定の操作(例えばタップ操作)を検知すると、注文内容表示欄a13に表示された品目の注文を確定し、これらの品目の識別情報及び数量を、注文データとして通信ネットワークNを介してレジ端末30に送信する。
【0036】
なお、当然ながら、注文受付端末20に表示される注文画面や注文された品目の入力方法は、
図4に例示するものに限定されない。例えば、顧客が注文した個々の品目に対応する推薦品目を推薦品目表示欄a14に表示する代わりに、
図3に例示するレコメンドメニューリストの一覧を注文受付端末20に表示することとしてもよい。
【0037】
レジ端末30は、飲食を終えた顧客が会計を行う際に用いられる端末装置である。レジ端末30は、注文受付端末20から送信された注文データに基づいて合計金額を算出するレジ機能に加え、1会計ごとに、注文された品目の識別情報及び数量を含む売上データを、顧客の人数、性別、年齢層、グループ構成等の顧客の属性データと関連付けて情報管理サーバ10に送信する。
【0038】
(2)実施形態の動作
図5は、本実施形態に係る情報管理装置である情報管理サーバ10の動作を示すフローチャートである。詳細には、
図3に示すレコメンドメニューリストを作成する動作を示している。
図6〜
図10は、レコメンドメニューリストの作成アルゴリズムを説明するためのものであって、推薦対象とする品目の組み合わせを例示する表である。
【0039】
レコメンドメニューリストの作成に先立ち、ユーザは、各種設定情報を、通信ネットワークNを介して、又は、情報管理サーバ10に対する直接操作により情報管理サーバ10に入力する。設定情報としては、推薦品目の組み合わせ候補とする品目、推薦品目の組み合わせ候補とする品目のアソシエーション分析における支持度の下限値i、レコメンドニューリストにおける登場回数j、推薦品目の提示数k、及び、レコメンドメニューリストにおける組み合わせの数mとがある。これらの設定情報は、ユーザが任意に設定することができる。
【0040】
推薦品目の組み合わせ候補とする品目は、顧客が注文した際に何等かの推薦を行う品目、及び、顧客が注文した品目に対して推薦する品目のことである。例えば、お通しのようにどの顧客にも提供する品目や、ドリンク類などは、組み合わせ候補とする品目から除外することが好ましい。
【0041】
支持度の下限値iは、他の品目と組み合わせて注文される傾向が低い品目を推薦品目の組み合わせ候補から外す趣旨で設定される。
【0042】
レコメンドニューリストにおける登場回数jは、レコメンドメニューリスト全体において1つの品目を注文品目又は推薦品目として提示する回数を表す。登場回数jを設定することにより、同じ品目のみが繰り返し推薦されるのを防ぐことができる。
図3においては、登場回数jを2回に設定している。これにより、レコメンドメニューリスト全体において、各品目が2回ずつ登場するようになる。例えば、「握り寿司盛り合わせ」は、セルc01、c02にのみ表示されている。
【0043】
推薦品目の提示数kは、1つの注文品目に対して組み合わせられる推薦品目の数を表す。
図3においては、推薦品目の提示数kを2つ(推薦品目1、推薦品目2)に設定している。
【0044】
レコメンドメニューリストにおける組み合わせの数mは、レコメンドメニューリストにおいて提示される注文品目及び推薦品目の組み合わせの数であり、
図3における行の数に相当する。
【0045】
まず、
図5に示すステップS101において、設定情報取得部131は、通信ネットワークNを介して又は直接操作により入力された設定情報を取得し、登録メニューデータベース122を検索することにより、推薦品目の組み合わせ候補とする品目を抽出する。これにより、例えば、上述したように、お通しなどの品目を組み合わせ候補から外すことができる。以下においては、説明を簡素化して理解を容易にするため、品目A、品目B、品目C、品目D、品目Eの5品目を組み合わせ候補とする場合を説明する。
【0046】
続くステップS102において、設定情報取得部131は、通信ネットワークNを介して又は直接操作により入力された設定情報を取得し、パラメータとして、支持度の下限値i、登場回数j、推薦品目の提示数k、および組み合わせの数mを設定する。
【0047】
続くステップS103において、推薦スコア算出部132は、ステップS101において抽出された各品目について、推薦スコアを算出する。推薦スコアの算出方法は特に限定されず、単価や利益率が高く、且つ、他の品目の注文を妨げにくい品目の推薦スコアが高くなるような算出方法であればよい。一例として、各品目の単価又は利益率を、当該品目を含む1会計の1人あたりの注文数の中央値で割った値が挙げられる。以下においては、理解を容易にするため、各品目の推薦スコアを、品目A:10点、品目B:8点、品目C:12点、品目D:3点、品目E:5点として算出されたものとする。
【0048】
続くステップS104において、分析値算出部133は、ステップS101において抽出された品目同士を組み合わせ、売上履歴データベース123に蓄積された情報に基づいて、各組み合わせの関連性の強さを表す分析値を算出する。算出される分析値としては、例えば、アソシエーション分析における支持度及びリフトの値を適用することができる。
【0049】
図6は、条件部に示された品目と結論部に示された品目の組み合わせに係るリフト値の一例を示す図である。すなわち、条件部に示された品目が注文されたときに、結論部に示された品目が一緒に注文される場合の確率に類似するパラメータを示している。
図6において、各品目A〜Eの後に示す括弧内の数値は、当該品目の推薦スコアである。なお、以下においては、理解を容易にするため、リフトの値として、整数値を仮に用いている。
【0050】
続くステップS105において、レコメンドメニュー作成部134は、組み合わせ対象の品目を推薦スコア順(降順)にソートする。
図7は、結論部における品目の推薦スコアが高い順に、各組み合わせをソートしたものである。
【0051】
続くステップS106において、レコメンドメニュー作成部134は、支持度が下限値i以下の組み合わせを除外する。例えば、下限値iが7に設定されており、品目Cと品目Dとの組み合わせの支持度が7、品目Dと品目Eとの組み合わせの支持度が5である場合、これらの組み合わせが除外される(
図7の行c11、c12参照)。
【0052】
続くステップS107において、レコメンドメニュー作成部134は、ステップS106において残った組み合わせを、結論部が同一の品目ごとにリフト順(降順)にソートし、結論部が同一の品目の組み合わせから、リフトの高い組み合わせを、登場回数に相当するj個ずつ選択する。例えば、登場回数jが2回に設定されている場合、
図8に示すように、結論部が品目Aである組み合わせ(行c21〜c24参照)のうち、リフトが12及び10である2つの組み合わせ(行c21、c22参照)が選択される。結論部が品目B〜Eである組み合わせからも、同様にして、リフトの高い2つの組み合わせが選択される。
図8においては、選択された組み合わせの行に網掛けを付している。
【0053】
続くステップS108において、レコメンドメニュー作成部134は、ステップS107において選択された組み合わせを、条件部が同一の品目ごとに、結論部における品目の推薦スコア順(降順)にソートし(
図9参照)、条件部が同一の品目の組み合わせから、結論部における品目の推薦スコアの高い組み合わせを、推薦品目の提示数に相当するk個ずつ選択する。例えば、
図9においては、条件部が品目Aである組み合わせから、結論部が品目B(推薦スコア8)及びE(推薦スコア5)である組み合わせが選択される。また、条件部が品目Bである組み合わせから、結論部が品目C(推薦スコア12)及びA(推薦スコア10)である組み合わせが選択される。また、条件部が品目Cである組み合わせから、結論部が品目A(推薦スコア10)及びB(推薦スコア8)である組み合わせが選択される。条件部が品目Dである組み合わせは、ステップS107までに全て除外される。条件部が品目Eである組み合わせからは、残る1つの組み合わせ(条件部が品目C)のみが選択される。
図9においては、選択された組み合わせの行に網掛けを付している。
【0054】
続くステップS109において、レコメンドメニュー作成部134は、ステップS108において選択された組み合わせに対し、条件部が同一の品目の組み合わせ同士の結論部における推薦スコアの和を算出し、結論部における推薦スコアの和の大きい順に、レコメンドメニューリストに提示する組み合わせの数に相当するm個の組み合わせを選択する。例えば、
図9に示すように、条件部が品目Aの組み合わせにおいては推薦スコアの和が13となり、条件部が品目Bの組み合わせにおいては推薦スコアの和が22となり、条件部が品目Cの組み合わせにおいては推薦スコアの和が18となり、条件部が品目Eの組み合わせにおいては推薦スコアの和が12となる。従って、この場合、
図10に示すように、条件部の品目がB、C、A、Eの順に、組み合わせが選択される。
【0055】
続くステップS110において、レコメンドメニュー作成部134は、ステップS109において選択された組み合わせをレコメンドメニューリストとして記憶する。この際、
図10に示すように、選択された組み合わせに対し、推薦スコアの和が大きい順に優先順位をつけ、各組み合わせの中では、条件部における品目を注文品目とし、結論部における品目のうち推薦スコアの高い方を推薦品目1とし、推薦スコアの低い方を推薦品目2とする。
【0056】
以上説明したように、本実施形態によれば、売上データを蓄積した売上履歴データに基づき、各品目の推薦スコアと、任意の2つの品目の間における関連性の強さを表す分析値(支持度及びリフト)とを算出し、これらの推薦スコア及び分析値を用いてレコメンドメニューリストを作成するので、顧客が好む品目の組み合わせと、単価や利益率などの数値データとが反映されたレコメンドメニューリストを作成することができる。従って、このようなレコメンドメニューリストを参照することにより、経験によらずどのような店員であっても、顧客満足に加え、経営的観点も考慮した品目を顧客に推薦することが可能となる。
【解決手段】情報管理装置は、料理等の複数の品目の売上履歴データを記憶する記憶部と、売上履歴データに基づき、複数の品目の各々について、推薦すべき度合いを表す推薦スコアを算出する推薦スコア算出部と、売上履歴データに基づき、複数の品目のうちの任意の2つの品目の間における関連性の強さを表す分析値を算出する分析値算出部と、複数の品目のうちの任意の第1の品目と、複数の品目のうち第1の品目とは異なる第2の品目であって、第1の品目が選択された場合に推薦する少なくとも1つの第2の品目との組み合わせのリストを、推薦スコア及び分析値に基づいて作成するリスト作成部とを備える。