特許第6286143号(P6286143)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社ニコン・トリンブルの特許一覧

<>
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000002
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000003
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000004
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000005
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000006
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000007
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000008
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000009
  • 特許6286143-測量用ピンポールの台座 図000010
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6286143
(24)【登録日】2018年2月9日
(45)【発行日】2018年2月28日
(54)【発明の名称】測量用ピンポールの台座
(51)【国際特許分類】
   G01C 15/00 20060101AFI20180215BHJP
   G01C 15/06 20060101ALI20180215BHJP
【FI】
   G01C15/00 105R
   G01C15/06 T
【請求項の数】3
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-134821(P2013-134821)
(22)【出願日】2013年6月27日
(65)【公開番号】特開2015-10869(P2015-10869A)
(43)【公開日】2015年1月19日
【審査請求日】2016年5月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】303047872
【氏名又は名称】株式会社ニコン・トリンブル
(74)【代理人】
【識別番号】110001520
【氏名又は名称】特許業務法人日誠国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】井上 広隆
(72)【発明者】
【氏名】米増 司
【審査官】 眞岩 久恵
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3032293(JP,U)
【文献】 実開昭59−144512(JP,U)
【文献】 米国特許第04527339(US,A)
【文献】 登録実用新案第3124367(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01C 1/00− 1/14
G01C 5/00−15/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
測量器から照射される測距光を前記測量器に反射する光学部品と、鉛直方向軸を検出する水準器とを備えた測量用のピンポールの下端部に取付けられ、前記ピンポールを測定面に立設する台座であって、
前記測定面に面接触する底面を有する台座本体と、前記台座本体に対して揺動自在に設けられ、前記ピンポールの下端部を保持する保持部とを備え、
前記台座本体は、前記底面を有する平板状の透明部材と、前記透明部材の外周部に取付けられ、前記透明部材の外周部に沿って延在する枠体と、前記透明部材の上方に位置するとともに、前記枠体の一方の外周部から前記透明部材の中心部を挟んで前記枠体の他方の外周部に延在し、前記保持部を揺動自在に支持するアーム部材とを含んで構成されることを特徴とする測量用ピンポールの台座。
【請求項2】
前記透明部材に、前記透明部材の中心部を基準とする同心円目盛が形成されることを特徴とする請求項1に記載の測量用ピンポールの台座。
【請求項3】
前記アーム部材は、前記保持部が前記透明部材に対して揺動しないように前記透明部材に固定する固定状態と、前記透明部材に対して前記保持部を揺動させる揺動状態との間で状態を切換える切換部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測量用ピンポールの台座。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、測量用ピンポールの台座に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な測量の場合は、既知の位置を基準点にしてこの基準点に測量器を設置したり、測定対象となる測定点にピンポールを立てた後、測量器からピンポールに設けられた反射プリズムとの距離を測量するようになっている。
【0003】
従来の測量用のピンポールとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られており、図7のように示される。図7において、測量用のピンポール1は、反射プリズム2と、気泡と液体が封入された水準器3とを備えたプリズム装置4が設けられており、このプリズム装置4は、ピンポール1の軸線方向に移動自在となっている。ピンポール1の下端部には石突5が形成されており、この石突5は、測定面である地面の測定点に差し込まれる。
【0004】
そして、測定点に差し込まれたピンポール1の反射プリズム2に測量器から出射した測距光を照射させ、反射プリズム2から反射された測距光を測量器に入射させて、測定装置によって測定点の三次元位置を求めるようにしている。
ところで、石突5を測定点に差し込むような構造のピンポール1にあっては、舗装されていない柔らかい地面(例えば、土等)の場合にピンポール1が地面に刺さって沈んでしまい、測定面の高さを正確に計測することができない。
【0005】
このような不具合が発生しないようにするために、例えば、図8に示す台座6を用いることが考えられる。図8において、台座6は、ピンポール1の下部が差し込まれる中空筒状部7と、中空筒状部7の下端部に設けられ、地面Eに面接触する円盤状の底板部8とを備えている。
この台座6にピンポール1を差し込んで、台座6を介してピンポール1を地面Eに立設するようにすれば、柔らかい地面にピンポール1を設置した場合であっても、ピンポール1が地面Eに沈むことを防止して、地面Eの高さを正確に測量することができ、測定点の測量精度が悪化することを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−272230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような従来の測量用ピンポールの台座6にあっては、中空筒状部7および底板部8が一体化されている構造となっているため、図9に示すように、傾斜した地面Eに台座6を載置した場合には、水準器で鉛直方向軸を検出することができずに、ピンポール1の軸線9aが鉛直方向軸9bに対して傾いてしまう。このため、地面E上の測定点10と測定点10に対して正確に位置決めされた反射プリズム2の反射面とが、ピンポール1が傾斜した距離Lだけ水平方向にずれてしまい、測定点10を正確に測量することができないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様としては、測量用ピンポールの台座は、測量器から照射される測距光を前記測量器に反射する光学部品と、鉛直方向軸を検出する水準器とを備えた測量用のピンポールの下端部に取付けられ、前記ピンポールを測定面に立設する台座であって、前記測定面に面接触する底面を有する台座本体と、前記台座本体に対して揺動自在に設けられ、前記ピンポールの下端部を保持する保持部とを備え、前記台座本体は、前記底面を有する平板状の透明部材と、前記透明部材の外周部に取付けられ、前記透明部材の外周部に沿って延在する枠体と、前記透明部材の上方に位置するとともに、前記枠体の一方の外周部から前記透明部材の中心部を挟んで前記枠体の他方の外周部に延在し、前記保持部を揺動自在に支持するアーム部材とを含んで構成されることを特徴とする
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1図1は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、ピンポールの外観図である。
図2図2は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、台座の外観図である。
図3図3は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、保持部およびアーム部を取り外した状態の台座の上面図である。
図4図4は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、保持部およびアーム部を取り外した状態の台座の下面図である。
図5図5は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、水平な地面に設置された台座およびピンポールの外観図である。
図6図6は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、傾斜した地面に設置された台座およびピンポールの外観図である。
図7図7は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、従来のピンポールの外観図である。
図8図8は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、従来の台座の外観図である。
図9図9は、本発明の測量用ピンポールの台座の一実施形態を示す図であり、傾斜した地面に設置された従来の台座およびピンポールの外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る測量用ピンポールの台座の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1図5は、本発明に係る一実施形態の測量用ピンポールの台座を示す図である。
まず、構成を説明する。図1において、ピンポール11は、光学部品としての反射プリズム12と水準器13とを備えている。反射プリズム12は、プリズムホルダ14に取付けられており、図示しない測量器としてのトータルステーションから照射されるレーザビーム等の測距光をトータルステーションに反射するようになっている。トータルステーションは、この反射プリズム12から反射された測距光に基づいて測定点の3次元位置(x、y、z座標位置)を特定できるように構成されている。なお、測量器としてトータルステーションを例にしているが、測量器は、トータルステーションに限定されるものではない。また、光学部品として反射プリズム12を例にしているが、光学部品は、反射プリズム12に限定されるものではない。
【0019】
また、水準器13は、液体および気泡が封入された気泡管15を有し、気泡の位置によって鉛直方向軸を検出するようになっている。
すなわち、水準器13は、ピンポール11の軸線が鉛直方向軸と一致している状態において、気泡管15内に封入された気泡が任意の位置に位置するように構成されている。したがって、作業者は、気泡管内に封入された気泡が任意の位置に位置したときに、ピンポール11の軸線が鉛直方向軸と一致しているものと判断することができる。
【0020】
ピンポール11の下端部には図2に示す台座16が取付けられており、この台座16は、ピンポール11を測定面である地面Eに設置するようになっている(図5参照)。
台座16は、アクリル樹脂等の透明な平板状の透明部材17と、透明部材17の上部に設けられ、金属から構成されるリング状の枠体18と、枠体18に取付けられたアーム部材19とを備えている。
【0021】
透明部材17は、円盤状に形成されており、透明部材17の底面は、平面に形成されて地面Eに面接触するようになっている。図3図4において、枠体18は、透明部材17の外周部の上面に複数のボルト20によって固定されており、透明部材17の外周部、すなわち、透明部材17の周方向に沿って延在している。なお、図4は、台座16を下面から見た図であり、透明部材17を通して枠体18が見えている。なお、透明部材17は、円盤状に限定される必要はなく、角形であってもよい。この場合は、枠体18の形状もリング状ではなく、透明部材17の形状に合わせればよい。
アーム部材19は、透明部材17の上方に位置するとともに、枠体18の外周部18aから透明部材17の中心部Oを挟んで枠体18の外周部18bに延在している。アーム部材19は、2本のアーム部19A、19Bを備えており、アーム部19A、19Bの基端部19aは、連結片19Cによって連結されている。また、アーム部19A、19Bは、枠体18の外周部18aに取付けられたブラケット22にボルト23を介して回動自在に取付けられており、アーム部材19の基端部19aは、枠体18に対して回動する。
【0022】
アーム部19A、19Bの先端部は、連結片19Dによって連結されており、この連結片19Dは、枠体18の外周部18bに立設されたネジ24に螺合している。このネジ24には蝶ナット25が螺合しており、蝶ナット25をネジ24の軸線方向に沿って上下方向に回転させることにより、連結片19Dがネジ24の軸線方向に沿って上下動するようになっている。
したがって、アーム部材19の先端部19bは、基端部19aを支点にして枠体18に近接および離隔自在となっている。ここで、本実施形態の台座16は、透明部材17、枠体18およびアーム部材19が台座本体を構成している。
【0023】
アーム部材19の延在方向中央部には開口26aを有するリング部材26が設けられており、このリング部材26は、アーム部19A、19Bを連結するようにアーム部19A、19Bの下面に設けられている。リング部材26と透明部材17の中心部Oとの間には球状部28が設けられており、この球状部28の上部にはリング部材26の開口26aから上方に突出するスタッド部29が一体的に設けられている。
【0024】
このスタッド部29の上端にはネジ29aが形成されており、図5に示すように、ネジ29aにピンポール11の下端部の凹部11aの内周面に形成されたネジが螺合することにより、スタッド部29にピンポール11が連結される。
【0025】
また、球状部28は、リング部材26と透明部材17の中心部Oとの間で転動するようになっており、スタッド部29は、球状部28の転動に伴って透明部材17の中心部Oを中心に揺動する。ここで、本実施形態の台座16は、球状部28およびスタッド部29を有するボールスタッド27が保持部を構成している。
【0026】
また、蝶ナット25をネジ24に沿って下方に移動させて蝶ナット25の締め付けを強くすると、アーム部材19の先端部19bが枠体18に近接するようにアーム部材19が回動するため、リング部材26が球状部28を透明部材17に押し付ける。このため、球状部28の転動が規制されてスタッド部29を揺動方向に操作するために大きな操作力が必要になり、スタッド部29が揺動しないようにスタッド部29を透明部材17およびアーム部材19に固定することができる。したがって、ピンボール11が自重によって傾くことを防止することができる。
【0027】
また、蝶ナット25をネジ24に沿って上方に移動させて蝶ナット25の締め付けを弱くすると、アーム部材19の先端部19bが枠体18から離隔するようにアーム部材19が回動するため、リング部材26が球状部28を透明部材17に押し付ける力が小さくなる。このため、小さい力で球状部28を転動させることができ、スタッド部29を揺動方向に操作するための操作力を小さくすることができる。
【0028】
すなわち、本実施形態の台座16は、ボールスタッド27が透明部材17およびアーム部材19に対して揺動しないように、ボールスタッド27を透明部材17およびアーム部材19に固定する固定状態と、透明部材17およびアーム部材19に対してボールスタッド27を揺動させる揺動状態との間で状態を切換えることができるものである。なお、本実施形態のアーム部材19に設けられたネジ24、蝶ナット25およびリング部材26は、切換部を構成している。
【0029】
また、図3図4に示すように、透明部材17には同心円目盛30が形成されており、この同心円目盛30は、透明部材17の中心部Oを「零」とした場合に、中心部Oから放射方向外方に向かうに従って大きくなる数字が付されている。この同心円目盛30は、中心部Oから放射方向外周部に向かって、例えば、20(mm)、40(mm)、60(mm)と大きくなる数値が付される。
また、透明部材17には中心部Oを中心に互いに直交する十字線31が形成されている。この十字線31には目盛が付されており、十字線31の半径方向外周部に位置する透明部材17の外周部には4つの切欠き32が形成されている。
【0030】
次に、作用を説明する。
本実施形態のピンポール11を地面Eに立設する台座16が、平板状の透明部材17と、透明部材17の外周部に取付けられ、透明部材17の周方向に延在する枠体18と、透明部材17の上方に位置するとともに、枠体18の外周部18aから透明部材17の中心部Oを挟んで枠体18の外周部18bに延在し、ボールスタッド27を揺動自在に支持するアーム部材19とを備えている。
このため、測量時において、図5に示すようにピンポール11を地面Eの測定点(墨出し位置)Aに設置する際に、作業者は、透明部材17を通して地面E上の測定点Aを視認することができる。このため、ピンポール11を測定点Aの鉛直方向軸33の上方に容易に設置することができ、測量作業の作業性を向上させることができる。
【0031】
また、ピンポール11の設置時において、作業者は、透明部材17の底面を地面Eに面接触させることで、柔らかい地面E(例えば、土等)に台座16を載置した場合に、ピンポール11が地面Eに沈むことを防止して、地面Eの高さを正確に測量することができ、測定点Aの測量精度が悪化することを防止することができる。
【0032】
また、図6に示すように、作業者が傾斜した地面Eに台座16を載置した場合に、ボールスタッド27を透明部材17に対して揺動させ、水準器13が鉛直方向軸33とピンポール11の軸線とが一致したことを検出したときに、蝶ナット25を強く締め付けてリング部材26により球状部28を透明部材17に強く押し付けることで鉛直方向軸33上にピンポール11を固定する。この結果、地面Eが傾斜する場合であっても、地面Eの傾斜角に合わせてピンポール11を鉛直方向軸33に一致させることができ、測量精度が悪化することを防止することができる。
また、蝶ナット25の締め付け力を変えてリング部材26による球状部28の押し付け力を変えることにより、作業者の力、あるいは好みに応じた操作力でボールスタッド27を揺動することができ、ピンポール11の操作を容易に行うことができる。
【0033】
また、本実施形態の台座16の透明部材17には、透明部材17の中心部Oを基準とする同心円目盛30が形成されているので、ピンポール11の軸線が測定点Aから水平方向にずれている場合に、ピンポール11を操作する作業者は、測量器を操作する作業者の誘導に基づいて同心円目盛30を目視しながら、測定点Aからずれた位置から測定点Aまでピンポール11を水平方向に移動させることができる。
具体的には、ピンポール11の軸線である透明部材17の中心部Oが測定点Aから水平方向に20mmずれていた場合には、作業者は、同心円目盛30を目視して中心部Oを20mmだけずらすように台座16を水平方向に移動させれば、ピンポール11を測定点Aに容易に移動させることができる。この結果、測量作業の作業性をより効果的に向上させることができる。
【0034】
また、本実施形態の台座16は、蝶ナット25を操作してアーム部材19を回動させることで、球状部28を押し付けるためのリング部材26の押し付け力を可変させることで、ボールスタッド27が透明部材17に対して揺動しないように透明部材17に固定する固定状態と、透明部材17に対してボールスタッド27を揺動させる揺動状態との間で状態を切換えることができる。このため、リング部材26によってボールスタッド27を揺動状態にすることによって、ピンポール11の軸線を鉛直方向軸33と一致させるようにピンポール11を揺動させることができる。
【0035】
また、ピンポール11の軸線が鉛直方向軸33と一致したときにはリング部材26によってボールスタッド27を透明部材17に固定する固定状態にすることで、ピンポール11の姿勢が変化しないようにピンポール11を台座16に支持することができ、測量作業の作業性を向上させることができる。
【0036】
また、本実施形態の台座16は、十字線31の半径方向外周部に位置する透明部材17の外周部に4つの切欠き32が形成されているため、切欠き32をけがいて切欠き32の交点を測定点として地面Eに印を付けることができ、測量作業の作業性をより効果的に向上させることができる。
【0037】
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
【符号の説明】
【0038】
11…ピンポール、12…反射プリズム(光学部品)、13…水準器、16…台座、17…透明部材(台座本体)、18…枠体(台座本体)、18a…枠体の一方の外周部、18b…枠体の他方の外周部、19…アーム部材(台座本体)、24…ネジ(切換部)、25…蝶ナット(切換部)、26…リング部材(切換部)、27…ボールスタッド(保持部)、30…同心円目盛、33…鉛直方向軸
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9