特許第6286476号(P6286476)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6286476顧客を軸としたアクセス履歴解析システム、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法、および、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6286476
(24)【登録日】2018年2月9日
(45)【発行日】2018年2月28日
(54)【発明の名称】顧客を軸としたアクセス履歴解析システム、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法、および、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20180215BHJP
【FI】
   G06Q30/02 382
【請求項の数】8
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2016-94841(P2016-94841)
(22)【出願日】2016年5月10日
(65)【公開番号】特開2017-204091(P2017-204091A)
(43)【公開日】2017年11月16日
【審査請求日】2016年5月27日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 掲載年月日 平成28年2月18日 掲載アドレス http://www.lockon.co.jp/release/5325/ 掲載年月日 平成28年2月29日 掲載アドレス http://www.lockon.co.jp/release/5339/ 掲載年月日 平成28年5月9日 掲載アドレス http://www.lockon.co.jp/release/5442/
(73)【特許権者】
【識別番号】504307744
【氏名又は名称】株式会社ロックオン
(74)【代理人】
【識別番号】110000682
【氏名又は名称】特許業務法人ワンディーIPパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】福田 博一
(72)【発明者】
【氏名】宇野 計蔵
(72)【発明者】
【氏名】畑 晋平
(72)【発明者】
【氏名】内田 肇
(72)【発明者】
【氏名】川村 敦
(72)【発明者】
【氏名】若林 利秋
(72)【発明者】
【氏名】中山 みなみ
【審査官】 池田 聡史
(56)【参考文献】
【文献】 特開平10−207838(JP,A)
【文献】 特開2002−92284(JP,A)
【文献】 特開2011−159264(JP,A)
【文献】 特開2003−016345(JP,A)
【文献】 特開2010−186368(JP,A)
【文献】 特開2012−053523(JP,A)
【文献】 Internet Direct Marketing System:広告企画から集客・広告配信,分析,販売企画までWeb広告サイクルをトータル・サポート〈住商情報システム株式会社/エンゲージテクノロジーズジャパン株式会社〉,日経マルチメディア,日本,日経BP社,1998年12月15日,第42号,p. 115
【文献】 山浦直宏ほか,“ウェブとアプリのユーザー行動を可視化 Googleアナリティクス基礎講座”,Mac People,日本,株式会社KADOKAWA,2014年 6月28日,第20巻, 第8号,pp. 109〜123
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客を軸としたアクセス履歴解析システムであって、
インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理部と、
前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理部と、
を備え
前記顧客を軸としたアクセス履歴解析システムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、
前記アクセス履歴データ処理部は、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された第1経路であって、複数の前記施策が時系列に沿って順番に指定された第1経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第1経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム。
【請求項2】
請求項1に記載の顧客を軸としたアクセス履歴解析システムであって、
前記アクセス履歴データ処理部は、前記解析者が前記操作部を操作することで前記解析者によって設定された第2経路であって、複数の前記施策の一部を経由し、且つ複数の前記施策の一部を経由していないことが時系列に沿って前記操作部で指定された順番に並ぶ第2経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第2経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第2経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム。
【請求項3】
請求項2に記載の顧客を軸としたアクセス履歴解析システムであって、
前記アクセス履歴データ処理部は、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴についての前記施策の効果と、前記第2経路をたどった前記アクセス履歴についての前記施策の効果とを、前記解析者が操作する端末の表示部に一括して表示させるように前記施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム。
【請求項4】
顧客を軸としたアクセス履歴解析方法であって、
インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、
前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、
を含み、
前記顧客を軸としたアクセス履歴解析方法は、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、
前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された第1経路であって、複数の前記施策が時系列に沿って順番に指定された第1経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第1経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法。
【請求項5】
顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムであって、
コンピュータに、
インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、
前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、
を実行させ
前記顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、
前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された第1経路であって、複数の前記施策が時系列に沿って順番に指定された第1経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第1経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラム。
【請求項6】
顧客を軸としたアクセス履歴解析システムであって、
インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理部と、
前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理部と、
を備え、
前記顧客を軸としたアクセス履歴解析システムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、
前記アクセス履歴データ処理部は、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された、所定の前記施策を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴と、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴と、を含むデータを集計することで、前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴における前記成約に至った割合、および、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴における前記成約に至った割合を示す施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム。
【請求項7】
顧客を軸としたアクセス履歴解析方法であって、
インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、
前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、
を含み、
前記顧客を軸としたアクセス履歴解析方法は、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、
前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された、所定の前記施策を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴と、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴と、を含むデータを集計することで、前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴における前記成約に至った割合、および、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴における前記成約に至った割合を示す施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法。
【請求項8】
顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムであって、
コンピュータに、
インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、
前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、
を実行させ、
前記顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、
前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された、所定の前記施策を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴と、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴と、を含むデータを集計することで、前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴における前記成約に至った割合、および、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴における前記成約に至った割合を示す施策効果データを作成することを特徴とする、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット広告、検索エンジンおよびインターネットサイト内コンテンツなどにおける施策の効果を測定するための、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法、および、アクセス履歴解析プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット利用の増大に伴い、企業は、インターネット上で商品の販売および宣伝などを行う機会が増えている。そして、売上向上などの目的を達成するため、自社のWebサイトを訪問した利用者が商品の購入に至った割合(成約率)、および、Webサイト上でのキャンペーンによる販促効果など、インターネットを用いることにより得られる効果を、企業がより詳細に知ることが求められている。なぜなら、企業は、どのような施策から効果を得られるかを知ることで、よりよい施策を実行するためのフィードバックを行うことができるからである。
【0003】
インターネット上での施策の効果を測定するための方法として、企業は、自社のインターネットサイト(自社サイト)を訪問した利用者に登録作業を依頼し、この登録作業に協力した訪問者について自社サイト内でのアクセス履歴を解析していた(たとえば、非特許文献1参照)。上記の登録作業は、利用者の氏名、住所、生年月日、および、メールアドレスなど、利用者を特定するためのデータを登録する作業である。このように、登録作業が済んだ利用者については、登録されたデータから当該利用者を特定することができる。よって、この登録されたデータで特定される利用者について、自社サイト内でのアクセス履歴を、企業が分析できる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】HOME、[online]、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社、[平成28年5月6日検索]、インターネット<URL:http://www.visionalist.com/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、利用者を特定するデータが自社サイトで登録されていない場合、すなわち、未登録利用者の場合、自社サイトでは、当該未登録利用者の個人特定ができない。このため、当該未登録利用者に対する施策の効果測定ができなかった。また、未登録利用者については、個人特定ができないため、アクセス履歴の解析もできず、未登録利用者がどのような経路で自社サイトに流入したかの経路を分析できなかった。
【0006】
未登録利用者は、未だ自社サイトの顧客になっていないけれども、将来的に自社サイトの顧客になる可能性のある、潜在顧客である。このような潜在顧客に対する効果的な施策を知ることができれば、自社サイトにおける成約率の向上、ひいては、売上の向上に繋がる。
【0007】
上記事情に鑑みることにより、本発明の目的の一つは、端末の利用者を特定するための登録作業が利用者によって行われていない場合でも、当該利用者に対する施策の効果を測定することができる、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法、および、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムを提供することである。
【0008】
また、本発明の他の目的の一つは、利用者を特定するための登録作業が端末の利用者によって行われていない場合でも、当該利用者が施策に接触した経路を分析することのできる、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法、および、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる顧客を軸としたアクセス履歴解析システムは、インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理部と、前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理部と、を備え、前記顧客を軸としたアクセス履歴解析システムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、前記アクセス履歴データ処理部は、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された第1経路であって、複数の前記施策が時系列に沿って順番に指定された第1経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第1経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成する。
【0010】
この構成によると、端末の利用者がどのような者であるかを示す個人情報をアクセス履歴解析システムが保持していない場合であっても、利用者毎アクセス履歴データを用いることで、上記利用者固有のアクセス履歴を、アクセス履歴解析システムが取得できる。これにより、端末の利用者によって個人情報登録行為が行われずとも、当該利用者について、基準Webサイトおよび関連アクセス対象へのアクセス履歴を解析することができる。これにより、既に基準Webサイトの顧客である顕在客に加え、将来的に基準Webサイトの運営者の顧客となる可能性のある潜在客について、基準サイトに関する施策(インターネット広告、検索エンジンの検索結果利用、基準サイトに関連するサイト内コンテンツなど)への接触履歴を解析することが可能となる。以上の次第で、端末の利用者を特定するための登録作業が利用者によって行われていない場合でも、当該利用者に対する施策の効果を測定することができる。また、利用者を特定するための登録作業が端末の利用者によって行われていない場合でも、当該利用者が施策に接触した経路を分析することができる。
【0011】
(2)前記アクセス履歴データ処理部は、前記解析者が前記操作部を操作することで前記解析者によって設定された第2経路であって、複数の前記施策の一部を経由し、且つ複数の前記施策の一部を経由していないことが時系列に沿って前記操作部で指定された順番に並ぶ第2経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第2経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第2経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成する場合がある。
【0013】
(3)前記アクセス履歴データ処理部は、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴についての前記施策の効果と、前記第2経路をたどった前記アクセス履歴についての前記施策の効果とを、前記解析者が操作する端末の表示部に一括して表示させるように前記施策効果データを作成する場合がある。
【0021】
)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる顧客を軸としたアクセス履歴解析方法は、インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、を含み、前記顧客を軸としたアクセス履歴解析方法は、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された第1経路であって、複数の前記施策が時系列に沿って順番に指定された第1経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第1経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成する。
【0022】
この構成によると、端末の利用者がどのような者であるかを示す個人情報が事前に把握されていない場合であっても、利用者毎アクセス履歴データを用いることで、上記利用者固有のアクセス履歴を取得できる。これにより、端末の利用者によって個人情報登録行為が行われずとも、当該利用者について、基準Webサイトおよび関連アクセス対象へのアクセス履歴を解析することができる。これにより、既に基準Webサイトの顧客である顕在客に加え、将来的に基準Webサイトの運営者の顧客となる可能性のある潜在客について、基準サイトに関する施策(インターネット広告、検索エンジンの検索結果利用、基準サイトに関連するサイト内コンテンツなど)への接触履歴を解析することが可能となる。以上の次第で、端末の利用者を特定するための登録作業が利用者によって行われていない場合でも、当該利用者に対する施策の効果を測定することができる。また、利用者を特定するための登録作業が端末の利用者によって行われていない場合でも、当該利用者が施策に接触した経路を分析することができる。
【0023】
)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムは、コンピュータに、インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、を実行させ、前記顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された第1経路であって、複数の前記施策が時系列に沿って順番に指定された第1経路を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記第1経路をたどった前記アクセス履歴を含むデータを集計することで、前記第1経路をたどった前記アクセス履歴について、前記施策の効果を示す施策効果データを作成する。
【0024】
この構成によると、端末の利用者がどのような者であるかを示す個人情報が事前に把握されていない場合であっても、利用者毎アクセス履歴データを用いることで、上記端末利用者固有のアクセス履歴を取得できる。これにより、端末の利用者によって個人情報登録行為が行われずとも、当該利用者について、基準Webサイトおよび関連アクセス対象へのアクセス履歴を解析することができる。これにより、既に基準Webサイトの顧客である顕在客に加え、将来的に基準Webサイトの運営者の顧客となる可能性のある潜在客について、基準サイトに関する施策(インターネット広告、検索エンジンの検索結果利用、基準サイトに関連するサイト内コンテンツなど)への接触履歴を解析することが可能となる。以上の次第で、端末の利用者を特定するための登録作業が利用者によって行われていない場合でも、当該利用者に対する施策の効果を測定することができる。また、利用者を特定するための登録作業が端末の利用者によって行われていない場合でも、当該利用者が施策に接触した経路を分析することができる。
(6)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる顧客を軸としたアクセス履歴解析システムは、インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理部と、前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理部と、を備え、前記顧客を軸としたアクセス履歴解析システムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、前記アクセス履歴データ処理部は、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された、所定の前記施策を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴と、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴と、を含むデータを集計することで、前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴における前記成約に至った割合、および、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴における前記成約に至った割合を示す施策効果データを作成することを特徴とする。
(7)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる顧客を軸としたアクセス履歴解析方法は、インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、を含み、前記顧客を軸としたアクセス履歴解析方法は、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された、所定の前記施策を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴と、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴と、を含むデータを集計することで、前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴における前記成約に至った割合、および、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴における前記成約に至った割合を示す施策効果データを作成することを特徴とする。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムは、コンピュータに、インターネットに接続可能な複数の端末の利用者毎に付与され前記利用者を特定するIDデータと、前記利用者毎の前記インターネット上の所定の基準Webサイトへのアクセス履歴および前記基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部に記憶させるアクセス処理ステップと、前記IDデータで特定される前記利用者毎に、前記IDデータで紐付けられた前記利用者の各前記アクセス履歴を時系列に並べた内容を示す利用者毎アクセス履歴データを生成する、アクセス履歴データ処理ステップと、を実行させ、前記顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムは、前記IDデータで特定される前記利用者に対して前記基準Webサイトが所定の目的を達成したことを意味する成約を得るために前記インターネット上で施された所定の施策の効果を測定するように構成され、前記アクセス履歴データ処理ステップは、前記基準Webサイトを解析する解析者が所定の操作部を操作することで前記解析者によって設定された、所定の前記施策を特定する指令信号が発せられたとき、前記記憶部に記憶された複数の前記アクセス履歴のうち前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴と、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴と、を含むデータを集計することで、前記所定の施策を経由した前記アクセス履歴における前記成約に至った割合、および、前記所定の施策を経由しなかった前記アクセス履歴における前記成約に至った割合を示す施策効果データを作成する。
【発明の効果】
【0025】
本発明によると、端末の利用者を特定するための登録作業が利用者によって行われていない場合でも、当該利用者に対する施策の効果を測定することができる。また、利用者を特定するための登録作業が端末の利用者によって行われていない場合でも、当該利用者が施策に接触した経路を分析することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態にかかる顧客を軸としたアクセス履歴解析システムの構成、および、当該顧客を軸としたアクセス履歴解析システムに関連する構成を模式的に示すブロック図である。
図2】記憶部で記憶されるデータとしてのアクセス履歴データが示す内容の一例を示す図である。
図3】利用者毎アクセス履歴データで示されるデータの内容を説明するための図である。
図4】解析者用端末の表示部の表示画面における表示の一例を示しており、特定の解析対象端末の利用者のアクセス履歴を示している。
図5】解析者用端末の表示部の表示画面における表示の一例を示しており、施策接触経路別に、施策の効果を測定するため表示が行われている状態を示している。
図6】アクセス履歴解析システムにおける動作の一例を説明するためのフローチャートであり、アクセス履歴解析システムにおいて、解析対象端末の利用者のアクセス履歴データおよび当該アクセス履歴に関連する関連データを蓄積するための動作の一例を示している。
図7】アクセス履歴解析システムにおける動作の一例を説明するためのフローチャートであり、解析者用端末からの要求に基づいて、アクセス履歴解析システムから解析者用端末へ、利用者毎アクセス履歴データを出力する場合の動作の一例を示している。
図8】アクセス履歴解析システムにおける動作の一例を説明するためのフローチャートであり、解析者用端末からの要求に基づいて、アクセス履歴解析システムから解析者用端末へ、施策効果データを出力する場合の動作の一例を示している。
図9】アクセス履歴解析システムを実現するための、ハードウェアの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法、および、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムとして広く適用することができる。
【0028】
図1は、本発明の一実施形態にかかる顧客を軸としたアクセス履歴解析システム1の構成、および、当該アクセス履歴解析システム1に関連する構成を模式的に示すブロック図である。
【0029】
図1を参照して、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム1(以下、アクセス履歴解析システムと略す場合がある。)は、インターネット7上で設置された特定のWebサイトである基準サイトに関して、解析対象端末2の利用者Uがアクセス(接触)した履歴を解析可能であり、且つ、上記基準サイト(基準サイトサーバ3)に関連する関連アクセス対象8に関して、解析対象端末2の利用者Uがアクセスした履歴を解析可能に構成されている。そして、アクセス履歴解析システム1は、複数の解析対象端末2について、解析対象端末2の利用者U毎に、基準サイト(基準サイトサーバ3)へのアクセス履歴、および、上記関連アクセス対象8へのアクセス履歴を可視化するように構成されている。
【0030】
アクセス履歴解析システム1は、解析対象端末2、Webサーバである基準サイトサーバ3、解析者用端末4、検索サイトサーバ5、および、一般サイトサーバ6に接続されている。
【0031】
まず、解析対象端末2について説明する。
【0032】
解析対象端末2は、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット、および、携帯電話など、インターネットへの接続機能を有する端末である。本実施形態では、PC、スマートフォン、タブレット、および、携帯電話に対して、本実施形態では、アクセス履歴解析システム1が行う処理に特段の差はない。よって、以下では、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット、および、携帯電話などの上記端末について、包括して解析対象端末2という。1つの解析対象端末2は、複数の利用者U(たとえば、利用者Ua,Ub)によって利用されてもよいし、一人の利用者U(たとえば、利用者Ua)によって利用されてもよい。
【0033】
なお、本実施形態では、複数の利用者Ua,Ub,…を総括していう場合は、単に利用者Uといい、個別の利用者をいう場合には、利用者Ua,Ubなどと表示する。各解析対象端末2は、利用者U一人毎に異なるログインIDでログインされた状態で利用されるように構成されている。よって、1つの解析対象端末2であっても、複数の利用者Uによって利用される場合、アクセス履歴解析システム1は、利用者Uの数と同じ数の解析対象端末2が存在しているのと同様の処理を行う。
【0034】
解析対象端末2は、表示部201と、操作部202と、インターネット処理部203と、記憶部204と、通信部205と、を有している。
【0035】
表示部201は、たとえば、液晶パネルなどの画像表示部を含んでおり、種々の表示を行うことが可能に構成されている。表示部201は、操作部202の操作結果に応じた表示を行うように構成されている。解析対象端末2でインターネットが閲覧されている場合、表示部201には、所定の表示が行われる。このような表示として、解析対象端末2に配信されたインターネット広告の広告画面、検索エンジンの検索結果画面、特定のインターネットサイト内のコンテンツなどを例示することができる。なお、これらの表示例は、一例に過ぎず、インターネットを閲覧することで表示される表示であれば、限定されない。
【0036】
操作部202は、解析対象端末2の利用者Uである解析対象者によって操作される部分である。操作部202が操作されることで、操作内容に応じた指令信号が、インターネット処理部203に付与される。1つの解析対象端末2が複数の利用者Uによって利用される場合、利用者Uは、操作部202を操作することで、当該利用者U固有のログインIDで解析対象端末2にログインする。これにより、同一の解析対象端末2であっても、ログインIDが異なる場合、インターネット7上(アクセス履歴解析システム1、基準サーバ3、検索サイトサーバ5、一般サイトサーバ6など)では、互いに別の解析対象端末2として認識される。
【0037】
インターネット処理部203は、操作部202が操作されることで与えられた指令信号に基づいて、指令信号の内容に応じた処理を行う。インターネット処理部203は、たとえば、上記指令信号を、インターネット7を介して、指定されたインターネットサイトのWebサーバへ出力する。また、インターネット処理部203は、たとえば、上記指令信号で示されたインターネットサイトのWebサーバにアクセスし、要求されたデータを当該Webサーバから取得するとともに、取得したデータで特定される内容を、表示部201に表示させる。また、インターネット処理部203は、解析対象端末2の外部からインターネット7を介して与えられるデータを記憶部204に記憶可能に構成されている。インターネット処理部203は、ログインID毎(利用者U毎)に、独立した処理を行う。すなわち、ログインIDが複数存在する場合において当該インターネット処理部203が行う処理は、ログインID毎に独立している。よって、インターネット処理部203が送受信するcookieデータなどのデータは、ログインID毎に独立している。
【0038】
記憶部204に記憶されるデータとして、当該解析対象端末2がアクセスしたWebサーバから与えられたcookie(クッキー)データなど、インターネットアクセスに関連するデータを例示することができる。記憶部204に記憶されるデータは、ログインID毎に互いに独立して存在している。
【0039】
上述した、インターネット処理部203とインターネット7との通信は、通信部205を介して行われる。
【0040】
上記の構成を有する解析対象端末2は、多数存在しており、各解析対象端末2が上記の構成を有している。そして、各解析対象端末2は、ログインID毎に、インターネット7を介して、アクセス履歴解析システム1、および、基準サイトサーバ3などに接続可能である。
【0041】
次に、基準サイトサーバ3について説明する。
【0042】
基準サイトサーバ3は、基準となるインターネットサイトである基準サイトを構築しているWebサーバである。基準サイトは、たとえば、企業などの運営者が運営するWebサイトであり、種々のコンテンツ、すなわち、種々のWebページを解析対象端末2に表示するように構成されている。また、基準サイトでは、当該基準サイトの運営者が提供する商品またはサービス(以下、「商品など」という。)の購入など、所定の契約を行うための契約ページが構築されている。
【0043】
解析対象端末2は、この契約ページを表示部201で表示するとともに、表示部201での表示内容に沿って操作部202が契約成立のための操作をされることで、上記の契約を成立することができる。この契約が成立することを、本実施形態では、「成約」という。
【0044】
なお、本実施形態では、基準サイトにおいて商品などの購入契約が成立することを、成約という。しかしながら、これに限らない。たとえば、基準サイトにおいて所定の作業が行われたことなど、所定の目的が達成されたことを、「成約」として扱ってもよい。
【0045】
基準サイトサーバ3は、成約処理部302を含む主処理部301と、記憶部303と、通信部304と、を含んでいる。
【0046】
通信部304は、インターフェイス部であり、インターネット7を通して他のサーバと通信するように構成されている。
【0047】
主処理部301は、解析対象端末2などの端末から与えられた指令信号に応じたデータを当該解析対象端末2に送信するように構成されている。また、主処理部301は、基準サイトを訪問した解析対象端末2がどのようなページを閲覧したかを示すアクセス履歴データと、当該解析対象端末2が成約に至ったか否か(成約情報)などを示す、アクセス履歴に関連する関連データとを、アクセス履歴解析システム1へ出力するように構成されている。この関連データには、解析対象端末2に付与されたIDデータも含まれている。
【0048】
成約処理部302は、上述した、成約に関する処理を行うように構成されている。一例として、成約処理部302は、解析対象端末2から送信された契約要求データに基づいて、所定の契約を締結する処理を行う。成約処理部302は、たとえば、商品などの購入要求データを解析対象端末2などの端末から与えられることで、この要求を受容れる旨のデータを解析対象端末2に出力する。そして、成約処理部302は、成約した商品などの内容、数量、および、価格などの情報を含む成約情報を特定するデータ(成約データ)を、上記関連データに含ませた上で、関連データを記憶部303およびアクセス履歴解析システム1へ出力する。
【0049】
記憶部303は、関連データを記憶する。すなわち、記憶部303は、基準サイト上で成約に至った解析対象端末2(ログインID毎の解析対象端末2)について、関連データを記憶するように構成されている。なお、記憶部303は、基準サイトを訪問したけれども成約に至らなかった解析対象端末2について、関連データを記憶してもよい。
【0050】
通常、上記の基準サイトの運営者が、アクセス履歴解析システム1の利用者である。なお、アクセス履歴解析システム1の利用者は、基準サイトの運営者でなくてもよいけれども、本実施形態では、上記の基準サイトの運営者が、アクセス履歴解析システム1の利用者である場合を例に説明する。
【0051】
アクセス履歴解析システム1の利用者は、解析者用端末4を用いて、アクセス履歴解析システム1での解析結果を利用する。解析者用端末4は、たとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット、および、携帯電話など、インターネットへの接続機能を有する端末である。本実施形態では、PC、スマートフォン、タブレット、および、携帯電話について、アクセス履歴解析システム1が行う処理に特段の差はない。よって、以下では、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン、タブレット、および、携帯電話などの上記端末について、包括して解析者用端末4という。
【0052】
解析者用端末4は、表示部401と、操作部402と、解析指示部404を含むインターネット処理部403と、記憶部405と、通信部406と、を有している。
【0053】
通信部406は、インターフェイス部であり、インターネット7を通して他のサーバと通信するように構成されている。
【0054】
表示部401は、たとえば、液晶パネルなどの画像表示部を含んでおり、種々の表示を行うことが可能に構成されている。表示部401は、操作部402の操作結果に応じた表示を行うように構成されている。解析者用端末4でインターネットサイトが閲覧されている場合、表示部401には、所定の表示が行われる。このような表示として、アクセス履歴解析システム1との通信によって得られる結果を示す表示を例示できる。すなわち、表示部401には、アクセス履歴解析システム1の解析結果が表示されるように構成されている。この解析結果の表示の一例については、後述する。なお、解析者用端末4は、インターネット7ではなく、電話回線などの専用回線を用いてアクセス履歴解析システム1に接続されていてもよい。
【0055】
操作部402は、解析者用端末4の利用者である解析者によって操作される部分である。操作部402が操作されることで、操作内容に応じた指令信号が、インターネット処理部403に付与される。
【0056】
インターネット処理部403は、操作部402が操作されることで、与えられた指令信号に基づいて、指令信号の内容に応じた処理を行う。インターネット処理部403は、たとえば、上記指令信号を、指令されたインターネットサイトのWebサーバへ出力する。また、インターネット処理部403は、たとえば、上記指令信号で示されたインターネットサイトのWebサーバにアクセスし、要求されたデータを当該Webサーバから取得するとともに、取得したデータで特定される内容を、表示部401に表示させる。
【0057】
インターネット処理部403は、アクセス履歴解析システム1と通信することで、所定の利用者毎アクセス履歴データを受信可能である。また、インターネット処理部403は、所定の施策効果データを受信可能である。これら利用者毎アクセス履歴データ、および、施策効果データについては、後述する。また、インターネット処理部403は、解析者用端末4の外部からインターネット7を介して与えられるデータを記憶部405に記憶可能に構成されている。
【0058】
インターネット処理部403の解析指示部404は、アクセス履歴解析システム1に、要求する解析内容を指示するために設けられている。解析指示部404は、操作部402が操作されることに基づいて、アクセス履歴解析システム1へ解析内容を指定する要求信号を出力する。その結果、アクセス履歴解析システム1から、利用者毎アクセス履歴データおよび施策効果データが、同時にまたは個別にインターネット処理部403へ与えられる。解析指示部404からアクセス履歴解析システム1へ出力される要求信号の詳細については、後述する。記憶部405は、アクセス履歴解析システム1などから与えられたデータを記憶する。
【0059】
検索サイトサーバ5は、たとえば、グーグル(登録商標)、ヤフー(登録商標)など、インターネット検索サイトを構築するWebサーバであり、インターネット7に接続されている。本実施形態では、検索サイトサーバ5として、「SAGASU」という検索サイトサーバが用いられる例を説明する。
【0060】
一般サイトサーバ6とは、本実施形態では、アクセス履歴解析システム1(サーバ)、基準サイトサーバ3、および、検索サイトサーバ5以外のWebサーバをいい、インターネット7に接続されている。一般サイトサーバ6として、ブログなどが記載されているwebサイトを提供するWebサーバ、SNS(Social Networking Service)サイトを提供するSNSサイトサーバなどを例示できる。
【0061】
次に、アクセス履歴解析システム1について説明する。
【0062】
アクセス履歴解析システム1は、たとえば、1または複数のコンピュータを用いて形成された、1または複数のサーバを用いて形成されている。本実施形態では、アクセス履歴解析システム1は、解析者用端末4を含んでいない形態を例に説明するけれども、この通りでなくてもよい。たとえば、アクセス履歴解析システム1は、解析者用端末4を含んでいてもよい。
【0063】
アクセス履歴解析システム1は、IDデータ付与部101と、配信部102と、アクセス処理部103と、アクセス履歴データ処理部(以下、単に履歴データ処理部ともいう)104と、記憶部105と、通信部106と、を有している。
【0064】
通信部106は、インターフェイス部であり、インターネット7を通して他のサーバなどと通信するように構成されている。
【0065】
IDデータ付与部101は、前述した、インターネットへの接続機能を有する端末としての解析対象端末2に、当該解析対象端末2を特定するIDデータを付与するために設けられている。IDデータ付与部101は、複数の解析対象端末2の利用者U毎(ログインID毎)に、固有のIDを付与するように構成されている。このIDは、解析対象端末2の利用者個人を特定するIDではなく、単に、個々の利用者U毎に解析対象端末2(ログインID毎の解析対象端末2)を識別するためのIDである。このようなIDとして、たとえば、aaa,aa1,aa2,…,bbb,bb1,bb2,…,ccc,cc1,cc2,…などの、アルファベットおよびアラビア数字の少なくとも一方を含む、利用者特定文字列を例示することができる。
【0066】
IDデータ付与部101は、IDデータを生成し、当該IDデータを解析対象端末2に付与するタイミングが到来した時点で、このIDデータを、解析対象端末2に付与する。このIDデータを付与された解析対象端末2を以下では、ID付与済端末2aという。一方、このIDデータが未だ付与されていない解析対象端末2のことを、以下では、ID未付与端末2bという。ID未付与端末2bは、上記のIDデータを付与されることで、ID付与済端末2aとなる。このように、解析対象端末2として、ID付与済端末2aとID未付与端末2bとが存在している。なお、前述したように、アクセス履歴解析システム1は、1つの解析対象端末2において、ログインID毎に、独立した解析対象端末2として取り扱う。このため、1つの解析対象端末2において、あるログインIDを有する利用者Uによる操作の結果、アクセス履歴解析システム1からIDデータを付与された場合、当該ログインIDでのログイン時には、解析対象端末2は、ID付与済端末2aとなる。一方、上記解析対象端末2において、上記ログインIDとは別のログインIDを有する利用者Uに関しては、アクセス履歴解析システム1と未だ通信されていない場合、当該別のログインIDでのログイン中の解析対象端末2は、ID未与済端末2bとなる。
【0067】
ID未付与端末2bは、アクセス履歴解析システム1のアクセス履歴データ処理部104で認識可能なIDデータが付与されていない端末である。
【0068】
IDデータ付与部101は、ID未付与端末2bが基準Webサイト(基準サイトサーバ3)または、後述する関連アクセス対象8へアクセスしたときに、IDデータをID未付与端末2bに付与するように構成されている。なお、本実施形態では、解析対象端末2(ID付与済端末2aまたはID未付与端末2b)がインターネット7へアクセスするということは、利用者Uがインターネット7へアクセスすることと同義であるとして説明する。
【0069】
ここで、IDデータ付与部101がID未付与端末2bにIDデータを付与するタイミングの一例を、より具体的に説明する。IDデータ付与部101がID未付与端末2bにIDデータを付与するタイミングとして、ID未付与端末2bが、基準サイトサーバ3または関連アクセス対象8へアクセスすることで所定の施策に接触したときを例示できる。以下、施策の一例(1−1)〜(1−4)を説明する。
【0070】
所定の施策として、(1−1)ID未付与端末2bが、基準サイトサーバ3にアクセスしたときを例示できる。基準サイトサーバ3にアクセスしたときとは、より具体的には、たとえば、ID未付与端末2bが基準サイトにおいて、コンテンツ(Webページ)を閲覧したときなど、ID未付与端末2bが基準サイトを訪問したときである。なお、解析対象端末2が基準サイトにアクセスしたとき、基準サイトのアクセス履歴、および、前述した関連データは、たとえば、解析対象端末2(IDデータが付与されることでID未付与端末2bからID付与済端末2aとなった解析対象端末2)から、アクセス履歴解析システム1のうちのアクセス処理部103に送信される。
【0071】
また、所定の施策として、(1−2)一般サイトサーバ6が提供するWebサイト(基準サイト外のWebサイト)において、基準Webサイトが販売する商品などを紹介するWebページに、ID未付与端末2bがアクセスしたときを例示できる。すなわち、ID未付与端末2bが一般サイトサーバ6に構築されたサイト内コンテンツにアクセスしたときを例示できる。そして、解析対象端末2が上記サイト内コンテンツにアクセスしたとき、当該アクセス履歴は、一般サイトサーバ6から与えられたデータで示される内容を表示した解析対象端末2からアクセス履歴解析システム1のアクセス処理部103に送信される。
【0072】
また、所定の施策の一例として、(1−3)ID未付与端末2bがアクセスした、一般サイトサーバ6が提供する一般的なWebサイト、または、検索サイトサーバ5が提供する検索サイトに基準サイトの宣伝を表示させることと、宣伝画面をクリックすること、の少なくとも一方を挙げることができる。すなわち、所定の施策として、検索サイトサーバ5または一般サイトサーバ6が提供するWebページを閲覧するID未付与端末2bに、基準サイトを宣伝するインターネット広告を表示することを例示できる。この場合のインターネット広告とは、ID未付与端末2bに表示されるウェブページに、基準サイトの広告をバナー広告またはテキスト広告などにより表示することをいう。なお、広告の表示形式は、バナー広告やテキスト広告に限定されない。解析対象端末2(ID付与済端末2aまたはID未付与端末2b)に上記のインターネット広告が表示されたとき、当該表示が行われたことを示すアクセス履歴データが、上記のサーバ5,6にアクセスしている解析対象端末2からアクセス履歴解析システム1のアクセス処理部103に送信される。
【0073】
また、所定の施策として、(1−4)ID未付与端末2bが、検索サイトサーバ5の提供する検索サイトで基準サイトを検索した場合に、検索結果として基準サイトが表示され、さらに、当該表示がクリック操作などで選択されることで、基準サイト(基準サイトサーバ3)にID未付与端末2bがアクセスすることを例示できる。なお、解析対象端末2(ID付与済端末2aまたはID未付与端末2b)が検索サイト経由で基準Webサイトにアクセスしたことを示すアクセス履歴データは、検索サイトサーバ5から与えられたデータで示される内容を表示した解析対象端末2または基準サイトサーバ3からアクセス履歴解析システム1のアクセス処理部103に送信される。
【0074】
なお、上述した、(1−1)〜(1−4)の施策は、何れも、基準サイトで成約を得るための施策である。本実施形態では、このような、基準サイトで成約を得るための施策を、単に「施策」と表現する場合がある。解析対象端末2のアクセス履歴データは、アクセス履歴解析システム1のアクセス処理部103に与えられればよく、解析対象端末2または基準サーバ3からアクセス履歴解析システム1へ送信される形態に限定されない。すなわち、解析対象端末2のアクセス履歴データの送信元は限定されない。
【0075】
これらのIDデータ付与タイミングのうち、上記(1−3)の広告配信時には、IDデータ付与部101と配信部102との協働により、ID未付与端末2bにIDデータが送信される。
【0076】
配信部102は、インターネット広告を配信するために設けられている。配信部102は、基準サイトを広告するための広告データを、解析対象端末2に向けて配信する。
【0077】
アクセス処理部103は、解析対象端末2が施策に接触したことを契機として与えられたcookieデータを用いて、解析対象端末2が、ID付与済端末2aとID未付与端末2bのどちらであるかを判定する。そして、アクセス処理部103は、IDデータ付与部101に、ID未付与端末2bと判定した解析対象端末2へIDデータを送信させる。これにより、ID未付与端末2bをID付与済端末2aにする。
【0078】
また、アクセス処理部103は、ID付与済端末2aが所定の施策に接触(アクセス)した際に、当該ID付与済端末2aのIDと、当該解析対象端末2が接触した施策を特定する情報(上記(1−1)〜(1−4)で例示される施策の種類、施策が設置されているWebページのアドレス、アクセス日時など)を、記憶部105に記憶させる。
【0079】
すなわち、アクセス処理部103は、インターネットに接続可能な複数の解析対象端末2の利用者U毎に付与され各利用者Uを特定するIDデータと、利用者Uからインターネット7の所定の基準Webサイト(基準サイトサーバ3)へのアクセス履歴および基準Webサイトに関連する所定の関連アクセス対象8へのアクセス履歴を特定するアクセス履歴データと、を記憶部105に記憶させる。なお、関連アクセス対象8のURLは、アクセス処理部103に事前に登録されていてもよいし、事前に登録されていなくてもよい。
【0080】
本実施形態では、上記関連アクセス対象8として、上記(1−2)のサイト内コンテンツを解析対象端末2に表示させている一般サイトサーバ6と、上記(1−3)のインターネット広告が表示されたWebページを解析対象端末2に表示させている一般サイトサーバ6および検索サイトサーバ5と、上記(1−4)の、基準サイトの検索結果表示画面を解析対象端末2に表示させている検索サイトサーバ5と、を例示することができる。なお、関連アクセス対象8は、基準サイト3で成約を得るための施策が施されたサーバなどのコンピュータであればよく、上記の具体例に限定されない。
【0081】
記憶部105は、ID付与済端末2aの利用者U毎(ログインID毎)のIDデータと、当該利用者UがID付与済端末2aを通じて接触した施策を特定するアクセス履歴データと、を紐付けて記憶している。なお、アクセス処理部103は、IDデータと、当該IDデータで特定されるID付与済端末2aのアクセス履歴とを紐付けて、記憶部105に記憶させる。記憶部105は、たとえば、データベースサーバなどによって構成されている。上記の構成により、アクセス履歴解析システム1は、アクセス履歴解析に必要なデータを、記憶部105に格納する。
【0082】
図2は、記憶部105で記憶されるデータとしてのアクセス履歴データが示す内容の一例を示す図である。図2を参照して、アクセス履歴データは、たとえば、(2−1)解析対象端末2の利用者U毎(ログインID毎)のIDと、(2−2)解析対象端末2が接触動作を行った日時と、(2−3)解析対象端末2の接触種別と、(2−4)アクセス先を特定するIDと、(2−5)上記アクセス先を特定するIDに紐付けられた名称と、(2−6)広告グループの種別と、(2−7)検索サイトの種別と、(2−8)アクセス先のURLと、を特定するデータが含まれている。
【0083】
上記(2−1)の解析対象端末2の利用者U毎のIDは、前述した通りであり、一例として、「aaa」のIDと、「bbb」のIDと、「ccc」のIDと、が例示されている。
【0084】
上記(2−3)の接触種別とは、前述した、(1−1)〜(1−4)で例示される施策、または、ID付与済端末2aが行った行動の種類をいう。図2では、一例として、検索サイトで基準サイトが検索されたこと(上記(1−4))を示す「SEARCH」の表示と、基準サイト内のWebページが閲覧されたこと(上記(1−1))を示す「PV」の表示と、インターネット広告の表示画面がクリックされたこと(上記(1−3))を示す「CLICK」の表示と、Webサイト(一般サイト)におけるコンテンツを訪問した(上記(1−2))ことを示す「CONTENTS」の表示と、ID付与済端末2aが基準Webサイトで成約を行ったことを示す「CV」の表示が挙げられている。
【0085】
上記(2−4)のアクセス先を特定するIDと、(2−5)のアクセス先を特定するIDに紐付けられた名称は、予め互いに紐付けされて登録されたデータである。このような登録作業は、解析者用端末4で行われる。なお、この登録作業は、アクセス履歴解析システム1、または、基準サイトサーバ3で行われてもよい。ID付与済端末2aがアクセスしたWebページに設定されているIDが、上記(2−4)におけるアクセス先を特定するIDである。
【0086】
上記(2−6)の広告グループの種別とは、予め登録された広告グループの何れかに該当するアクセス履歴について、そのグループを表示するものである。
【0087】
上記(2−7)の媒体/検索サイトの種別とは、ID付与済端末2aが検索サイト経由で基準Webサイトにアクセスしたとき、この検索サイトの種類を示すものである。
【0088】
上記(2−8)のアクセス先のURLは、ID付与済端末2aがアクセスしたURLを示している。
【0089】
履歴データ処理部104は、記憶部105に格納されたアクセス履歴データを用いて、複数の解析対象端末2それぞれについて、アクセス履歴を解析する。具体的には、履歴データ処理部104は、解析者用端末4の解析指示部404から与えられる要求信号に基づいて、アクセス履歴を解析する処理を行う。具体的には、履歴データ処理部104は、後で詳述するように、利用者毎アクセス履歴データと、施策効果データと、を生成する。
【0090】
このように、アクセス履歴解析システム1の履歴データ処理部104は、利用者毎アクセス履歴データを生成する。これにより、解析対象端末2の利用者U毎に、施策をどのように辿ったかを解析できる。また、アクセス履歴解析システム1は、解析者用端末4で設定された施策接触経路を辿った解析対象端末2の利用者Uについて、より詳細な効果を解析することができる。すなわち、顧客(利用者U)を軸とした広告効果測定が可能となる。以下、履歴データ処理部104が行う処理について、より具体的に説明する。
【0091】
履歴データ処理部104が生成する利用者毎アクセス履歴データは、IDデータで特定されるID付与済端末2a毎に、IDデータで紐付けられた利用者Uのアクセス履歴を時系列に並べた内容を示すデータである。このアクセス履歴は、上述したように、基準サイトサーバ3および関連アクセス対象8へのアクセス履歴である。利用者毎アクセス履歴データで示される内容の一例が、図3に示されている。
【0092】
図3は、利用者毎アクセス履歴データで示されるデータの内容を説明するための図である。図1図3を参照して、利用者毎アクセス履歴データは、図2で示す、記憶部105に記憶されたアクセス履歴データから、解析者用端末4で設定された利用者ID(図3ではaaa)を有するID付与済端末2aについてのアクセス履歴データを抽出したものである。
【0093】
解析者用端末4の操作部402において解析者が所定の操作を行うことにより、履歴データ処理部104は、特定のIDを付与された、解析対象端末2の利用者U(たとえば、解析対象端末2を利用する利用者Uaに付与されたID番号aaa。以下、特定の解析対象端末2の利用者Uaという)のアクセス履歴データを解析者用端末4で表示させることを指令する指令信号を与えられる。この指令信号を与えられた履歴データ処理部104は、特定の解析対象端末2の利用者Uaの履歴データ、すなわち、利用者毎アクセス履歴データを解析者用端末4へ与える。
【0094】
この際、履歴データ処理部104は、特定の解析対象端末2の利用者Uaのアクセス履歴データに加えて、当該特定の解析対象端末2の利用者Uaの接触履歴に関する概要を示す概要データを生成し、解析者用端末4へ送信する。この概要データは、特定の解析対象端末2の利用者Uaの利用者毎アクセス履歴データ、および、基準サイトサーバ3から与えられた関連データから取得されるデータである。
【0095】
図4は、解析者用端末4の表示部401の表示画面における表示の一例を示しており、特定の解析対象端末2の利用者Uaのアクセス履歴を示している。図4は、特定の解析対象端末2の利用者Uaの利用者毎アクセス履歴データで特定される内容と、上記概要データで特定される内容と、が表示部401に表示されている状態を示している。
【0096】
図1および図4を参照して、表示部401は、履歴データ処理部104から解析者用端末4へ与えられた利用者毎アクセス履歴データ、概要データ、および、関連データで示される内容を、当該表示部401の表示画面に表示する。この表示画面では、接触履歴表示領域41と、概要表示領域42と、が表示されている。
【0097】
接触履歴表示領域41では、特定の解析対象端末2の利用者Uaが基準サイトサーバ3または関連アクセス対象8にアクセスした履歴が、時系列に表示されている。この接触履歴表示領域41で表示される内容は、特定の解析対象端末2の利用者Uaの利用者毎アクセス履歴データで特定される内容であり、図3に示した内容と同じである。より具体的には、接触履歴表示領域41には、上記(2−2)〜(2−8)で説明した内容が、時系列に沿って並べられた状態で、接触履歴表示領域41に表示される。
【0098】
一方、概要表示領域42に表示される内容は、たとえば、(3−1)初回接触情報と、(3−2)接触履歴期間と、(3−3)広告表示回数と、(3−4)コンテンツ閲覧数と、(3−5)広告クリック回数と、(3−6)自然検索流入数と、(3−7)PV数と、(3−8)CV数と、(3−9)売上総額である。
【0099】
上記(3−1)の初回接触情報は、特定の解析対象端末2の利用者Uaが所定の施策に最初に接触した種別、および、接触日時を示す情報である。図4では、一例として、解析対象端末2の利用者Uaが検索サイト「SAGASU」で検索ワード「EC CUBE」を検索し、その検索結果ページをクリックすることで、初回の接触が行われたことを示している。
【0100】
上記(3−2)の接触履歴期間は、解析対象となる接触履歴の期間である。
【0101】
上記(3−3)の広告表示回数は、インターネット広告が特定の解析対象端末2の表示部201に表示された回数を示しており、利用者毎アクセス履歴データにおける、種別「VIEW」が記録された回数である。
【0102】
上記(3−4)のコンテンツ閲覧数とは、特定の解析対象端末2の利用者Uaについて、前述の「CONTENTS」が記録された回数である。
【0103】
上記(3−5)の広告クリック回数は、特定の解析対象端末2の利用者Uaについて、前述の「CLICK」が記録された回数である。
【0104】
上記(3−6)の自然検索流入数は、特定の解析対象端末2の利用者Uaについて、前述の「SEARCH」が記録された回数である。
【0105】
上記(3−7)のPV数は、特定の解析対象端末2の利用者Uaについて、前述の「PV」が記録された回数である。
【0106】
上記(3−8)のCV数は、特定の解析対象端末2の利用者Uaについて、前述の「CV」が記録された回数である。
【0107】
上記(3−9)の売上総額は、基準サーバから与えられた関連データにおいて、特定の解析対象端末2の利用者Uaについて示された売上の総額である。
【0108】
上記のように、解析者用端末4の表示部401には、特定の解析対象端末2の利用者Uaについて、基準サイトサーバ3または関連アクセス対象8への接触履歴を示す概要データで示される内容と、利用者毎アクセス履歴データで示される内容と、が表示される。
【0109】
次に、解析者用端末4で表示される、施策接触経路別効果解析について説明する。
【0110】
前述したように、履歴データ処理部104は、ID付与済端末2aの利用者U毎に、アクセス履歴データを取得できる。そこで、履歴データ処理部104は、利用者毎アクセス履歴データを用いて、複数のID付与済端末2aの利用者Uに対して施策がどのように効果をあげているのかという効果の測定を、施策接触経路毎可能に構成されている。
【0111】
図5は、解析者用端末4の表示部401の表示画面における表示の一例を示しており、施策接触経路別に、施策の効果を測定するため表示が行われている状態を示している。
【0112】
図1および図5を参照して、解析者用端末4の操作部402を解析者が操作することによって、履歴データ処理部104は、複数のID付与済端末2aの利用者Uに対する施策で得られた効果を測定するための表示を表示部401に行わせる指令信号を与えられる。この指令信号を与えられた履歴データ処理部104は、施策効果データを、生成するとともに解析者用端末4へ出力する。
【0113】
なお、施策効果データは、複数のID付与済端末2aの利用者Uについて、記憶部105で記憶されたアクセス履歴データを用いて、複数のID付与済端末2aの利用者Uのうち所定の施策に応じた内容(度合、割合)を示すデータを含んでいる。
【0114】
なお、履歴データ処理部104は、各ID付与済端末2aの各利用者Uについて、利用者毎アクセス履歴データで特定される利用者Uのアクセス履歴の経路を検出可能に構成されている。これにより、履歴データ処理部104は、この経路毎に、所定の施策に応じた内容(度合、割合)を集計したデータを施策効果データとして生成する。
【0115】
表示部401は、履歴データ処理部104から解析者用端末4へ与えられた、施策効果データで示される内容を、当該表示部401の表示画面に表示する。この表示画面では、図5に示すように、施策接触経路別の効果が表示されている。より具体的には、解析者用端末4の表示部401に、施策指定領域43と、施策別効果表示領域44と、概要表示領域45と、が表示されている。
【0116】
施策指定領域43は、解析者用端末4の操作部402が操作されることで指定される、施策の種別を表示する領域となっている。施策指定領域43の表示内容を示すデータは、操作部402が操作されることで生成された指令信号に基づいて、解析者用端末4から履歴データ処理部104に与えられる。
【0117】
図5に示すように、施策指定領域43では、一例として、複数種類(図5では、2種類)の経路ライン50,60が表示(設定)されている。経路ライン50に複数(図5では、5つ)の施策指定タブ51〜55が設置されている。同様に、経路ライン60に複数(施策指定タブ51〜55と同じ数)の施策指定タブ61〜65が設置されている。
【0118】
各施策指定タブ51〜55,61〜65は、操作部402の操作によって、表示内容を設定する。各施策指定タブ51〜55,61〜65で表示された施策の種別(前述の(1−1)〜(1−4))を操作部402の操作によって変更可能に構成されている。また、施策指定タブ51〜55,61〜65は、それぞれ、表示部401の表示画面の左側から右側にむけて、時系列に沿って配置されている。そして、施策指定タブ51〜55,61〜65のそれぞれに表示される施策種別が操作部402によって選択されることで、当該施策指定タブ51〜55,61〜65で選択された施策を順番にたどったID付与済端末2aについて、施策の効果を示す指標が、施策別効果表示領域44と、概要表示領域45と、に表示される。
【0119】
たとえば、経路ライン50において、施策指定タブ51は、「施策経由なし」の表示がされている。これは、まず、最初の段階で特定の施策が指定されていないことを示している。また、経路ライン50において、施策指定タブ52は、「サイト内ページ閲覧」が表示されている。これは、2番目の段階で、基準サイト内のWebページを閲覧したID付与済端末2a(利用者ID)が指定されていることを示している。また、経路ライン50において、施策指定タブ53は、「広告(クリック)」が表示されている。これは、3番目の段階で、インターネット広告をクリックしたID付与済端末2a(利用者ID)が指定されていることを示している。また、施策指定タブ54,55について、「施策を経由しない」が表示されている。これは、4番目および5番目の段階で、特定の施策が指定されていないことを示している。
【0120】
経路ライン60では、施策指定タブ61〜65において、少なくとも1つ、経路ライン50の対応する施策指定タブ51〜55とは異なる種別が選択される。図5に示す例では、経路ライン60の施策指定タブ63が、「施策経由なし」に設定されている。これ以外の施策指定タブ61,62,64,65について、経路ライン50,60は、同じ種別が設定されている。
【0121】
なお、本実施形態では、経路ライン50,60のうち順番が互いに同じ施策指定タブ61,62,64,65について、同じ施策が設定されている場合、タブが一まとまりに表示されている。
【0122】
上記の結果、経路ライン50では、サイト内ページ閲覧の後に広告クリックを行ったID付与済端末2aの利用者Uが指定されていることとなる。また、経路ライン60では、サイト内ページ閲覧の後に、広告クリックを行わなかったID付与済端末2aの利用者Uが指定されていることとなる。
【0123】
上記の施策指定領域43の各経路ライン50,60で表示された内容を特定するデータは、解析者用端末4から履歴データ処理部104へ与えられる。そして、履歴データ処理部104は、各経路ライン50,60で指定された条件に合致するデータを、記憶部105に記憶された全てのID付与済端末2aの利用者Uについてのアクセス履歴(アクセス履歴データまたは利用者毎アクセス履歴データ)から抽出する。また、履歴データ処理部104は、基準サイトサーバ3から与えられた関連データを参照し、ID付与済端末2aの利用者U毎の売上を示すデータを抽出する。
【0124】
履歴データ処理部104は、抽出した結果を特定するデータを、施策効果データとして、解析者用端末4へ出力する。これにより、解析者用端末4の表示画面には、図5に示すように、施策効果データで特定される内容が、施策別効果表示領域44と、概要表示領域45と、に表示される。
【0125】
施策別効果表示領域44には、経路ライン50,60の数と同じ数(本実施形態では、2つ)の施策別効果表示ライン71,72が表示されている。
【0126】
各施策別効果表示ライン71,72では、たとえば、(4−1)UU(ユニークユーザ)数、(4−2)PV数、(4−3)平均PV数、(4−4)フロー別CV(コンバージョン)数、(4−5)フロー別CVUU数、(4−6)フロー別CVR(コンバージョンレート)、(4−7)売上総額、および、(4−8)平均売上単価、が表示される。
【0127】
上記(4−1)のUU数は、たとえば1日を単位として、基準サイトへアクセスしたID付与済端末2aの利用者Uの数をいう。したがって、1つのログインIDでのID付与済端末2aから1日で複数回基準サイトにアクセスした場合でもUU数は1である。
【0128】
上記(4−2)のPV数は、基準サイトのWebページが閲覧された数をいう。
【0129】
上記(4−3)の平均PV数は、ID付与済端末2aの利用者U一人あたりのPV数をいう。
【0130】
上記(4−4)のフロー別CV(コンバージョン)数は、経路ライン50,60で選択された施策接触経路毎の成約数をいう。
【0131】
上記(4−5)のフロー別CVUU数は、一人の利用者Uに対して複数の成約が得られた場合でも、コンバージョン数は1であるとした場合の、経路ライン50,60で選択された施策接触経路毎の成約数をいう。
【0132】
上記(4−6)のフロー別CVR(コンバージョンレート)は、経路ライン50,60で選択された施策接触経路毎の成約率をいう。
【0133】
上記(4−7)の売上総額は、経路ライン50,60で選択された施策接触経路毎の売上総額をいう。
【0134】
上記(4−8)の平均売上単価は、経路ライン50,60で選択された施策接触経路毎における平均売上をいい、本実施形態では、上記(4−8)の平均売上単価は、上記(4−7)の施策接触経路毎の売上総額÷上記(4−5)のフロー別CVUUで算出される値を示している。
【0135】
上記(4−4)〜(4−8)は、施策効果データに含まれているデータであって、ID付与済端末2aの利用者Uと基準webサイトとの間における成約に関する数値、および、ID付与済端末2aの利用者Uについての基準Webサイトにおける売上に関する数値を示すデータである。なお、施策効果データにおいて、ID付与済端末2aの利用者Uと基準webサイトとの間における成約に関する数値、および、ID付与済端末2aの利用者Uについての基準Webサイトにおける売上に関する数値の何れかが省略されていてもよい。
【0136】
施策別効果表示領域44は、解析者用端末4を利用する解析者によって視認される。すなわち、図5に示す表示例の場合、解析者用端末4の解析者は、施策別効果表示ライン71,72を見ることで、広告(クリック)の有無による、効果の違いを測定できる。
【0137】
図5に示すように、施策としての広告クリックが行われた場合(以下、経由の場合ともいう。)、施策としての広告クリックが行われなかった場合(以下、非経由の場合ともいう。)と比べて、(4−1)のユニークユーザ数は1/200程度である。一方で、(4−6)の成約率(CVR)が3倍以上であることを、施策別効果表示ライン71,72を目視で確認できる。また、経由の場合と非経由の場合とで、上記(4−1)〜(4−8)の各項目について、解析者は、施策別効果表示ライン71,72を目視することで一目で比較できる。
【0138】
また、概要表示領域45には、施策別効果表示領域44で表示される結果のうち、一部が抜き出された態様で、施策別の効果が表示されている。すなわち、本実施形態では、施策効果データは、詳細結果を示すデータと、結果概要を示すデータと、を含んでいる。
【0139】
概要表示領域45では、施策別効果のうち、特に重要な項目について、表示する。図5では、一例として、概要表示領域45の左側には、上記(4−6)のフロー別CVRが、経由の場合と非経由の場合とについて、上下に並べて表示されている。概要表示領域45では、(4−6)のフロー別CVRは、数字と棒グラフとで表示されている。これにより、解析者用端末4のオペレータは、フロー別CVRを直感的に把握できる。
【0140】
また、概要表示領域45の右側には、(4−3)平均PV数、および、(4−8)平均売上単価が、経由の場合と非経由の場合とで分けて表示されている。これにより、(4−3)平均PV数、および、(4−8)平均売上単価について、施策経由の場合と施策非経由の場合とで、どの程度差があるのかをより把握しやすくされている。
【0141】
次に、アクセス履歴解析システム1における処理の流れを説明する。図6図8は、アクセス履歴解析システム1における動作の一例を説明するためのフローチャートである。より具体的には、図6は、アクセス履歴解析システム1において、解析対象端末2の利用者Uのアクセス履歴データおよび当該アクセス履歴に関連する関連データを蓄積するための動作の一例を示すフローチャートである。図7は、解析者用端末4からの要求に基づいて、アクセス履歴解析システム1から解析者用端末4へ、利用者毎アクセス履歴データを出力する場合の動作の一例を示すフローチャートである。図8は、解析者用端末4からの要求に基づいて、アクセス履歴解析システム1から解析者用端末4へ、施策効果データを出力する場合の動作の一例を示すフローチャートである。
【0142】
なお、以下では、フローチャートを参照しながら説明する場合、フローチャート以外の図も適宜参照しながら説明する。
【0143】
[解析対象端末2の利用者Uのアクセス履歴データおよび当該アクセス履歴に関連する関連データの蓄積]
図6を参照して、アクセス履歴解析システム1は、解析対象端末2から基準サイトサーバ3または関連アクセス対象8へのアクセスを示すデータが与えられていないときには(ステップS11でNO)、待機している。そして、解析対象端末2から基準サイトサーバ3または関連アクセス対象8へのアクセスが生じたことを示すアクセス履歴データが与えられた場合(ステップS11でYES)、アクセス処理部103は、解析対象端末2から与えられたcookieデータを検索し(ステップS12)、IDデータ付与部101で生成されたIDデータがこのcookieデータに含まれているか否かを判定する(ステップS13)。
【0144】
上記cookieデータに上記IDデータが含まれている場合、アクセス処理部103は、解析対象端末2がID付与済端末2aであると判定する(ステップS13でYES)。この場合、アクセス処理部103は、当該ID付与済端末2aの利用者UのIDデータ、アクセス履歴データ、および、関連データが存在する場合にはこの関連データを互いに紐付けて記憶部105に記憶する(ステップS14)。その後、アクセス処理部103は、上記ID付与済端末2aに、上記IDデータと同内容の端末特定文字列が含まれたIDデータを含む、有効期間が延長されたcookieデータを、付与する(ステップS15)。
【0145】
一方、ステップS13において、IDデータ付与部101で生成されたIDデータが、解析対象端末2からのcookieデータに含まれていない場合(ステップS13でNO)、アクセス処理部103は、新規に、一意の端末特定文字列を含むIDデータを設定する(ステップS16)。また、アクセス処理部103は、ID未付与端末2bの利用者UのIDデータ、アクセス履歴データ、および、関連データが存在する場合にはこの関連データを互いに紐付けて記憶部105に記憶する(ステップS17)。また、アクセス処理部103は、上記ID未付与端末2bに、新たに設定されたIDデータを含むcookieデータを付与する(ステップS18)。なお、ステップS16〜S18の順番は、上記の通りでもよいし、任意の順番に入れ替えられてもよい。
【0146】
上記の構成により、アクセス履歴解析システム1の記憶部105は、解析対象端末2のIDデータ、アクセス履歴データ、および、関連データを記憶する。
【0147】
[解析者用端末4からの要求に基づいて、アクセス履歴解析システム1から解析者用端末4へ、利用者毎アクセス履歴データを出力する場合]
図7を参照して、解析者用端末4のオペレータが表示部401を見ながら操作部402を操作することで、特定のIDを付与された解析対象端末2(ID付与済端末2a)の利用者Uaについて利用者毎アクセス履歴データを表示することを要求された場合、アクセス履歴解析システム1の履歴データ処理部104は、表示部401で指定された解析対象端末2の利用者UaのIDデータを、記憶部105から検出する(ステップS21)。
【0148】
次に、履歴データ処理部104は、記憶部105から、特定の解析対象端末2の利用者UaのIDデータに紐付けられたアクセス履歴データを、利用者毎アクセス履歴データとして取得(生成)する(ステップS22)。次に、履歴データ処理部104は、取得した利用者毎アクセス履歴データを、解析者用端末4へ出力する(ステップS23)。
【0149】
利用者毎アクセス履歴データを与えられた解析者用端末4は、利用者毎アクセス履歴データで特定される情報を、表示部401に表示する。すなわち、図4で例示される画面が表示される。
【0150】
[解析者用端末4からの要求に基づいて、アクセス履歴解析システム1から解析者用端末4へ、施策効果データを出力する場合]
図8を参照して、解析者用端末4のオペレータが表示部401を見ながら操作部402を操作することで、複数の経路ライン50,60の施策指定タブ51〜55,61〜66
を設定し、当該設定された施策接触効果を表示することを要求された場合、すなわち、施策効果データの表示を要求された場合、履歴データ処理部104は、表示部401で指定された施策接触パターンを示すデータを取得する(ステップS31)。
【0151】
次に、履歴データ処理部104は、記憶部105から、設定された施策接触パターンと一致する施策接触パターンを有する利用者毎アクセス履歴データ、および、当該アクセス履歴データに紐付けされた関連データを検出する(ステップS32)。そして、履歴データ処理部104は、取得した利用者毎アクセス履歴データ、および、関連データを集計することで、施策効果データを作成する(ステップS33)。
【0152】
履歴データ処理部104は、施策効果データを、解析者用端末4へ出力する(ステップS34)。
【0153】
施策効果データを与えられた解析者用端末4は、施策効果データで特定される情報を、表示部401に表示する。すなわち、図5で例示される画面が表示される。
【0154】
[各装置の具体的な構成]
次に、アクセス履歴解析システム1を実現するための具体的な構成を説明する。図9は、アクセス履歴解析システム1を実現するための、ハードウェアの構成を示すブロック図である。
【0155】
[アクセス履歴解析システム1の具体的な構成]
アクセス履歴解析システム1は、CPU111と、メモリ112と、操作部113と、表示部114と、記憶部105と、インターフェイス部115と、を有している。
【0156】
CPU111は、中央演算装置であり、メモリ112または外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、アクセス履歴解析システム11の各部を制御する。CPU111は、上記のプログラムを実行することによって、前述のIDデータ付与部101と、配信部102と、アクセス処理部103と、履歴データ処理部104の機能を実現するとともに、前述したフローチャートにおける各ステップを実現する。
【0157】
メモリ112は、主記憶装置であり、CPU111が処理を行う際に参照されるデータを記憶する。メモリ112は、各種のRAM(Random Access Memory)、および、各種のROM(Read-Only Memory)の少なくとも1つによって実現される。なお、メモリ112は、インターフェイス部115を介して利用される、USB(登録商標)メモリ、メモリカード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの記憶媒体などによって実現されてもよい。
【0158】
メモリ112は、CPU111によって実行されるプログラム、CPU111によるプログラムの実行により生成されたデータ、操作部113から与えられたデータ、および、記憶部105から取得されたデータなどを記憶する。
【0159】
操作部113は、キーボードおよびマウスなどで例示される入力装置である。操作部113は、ユーザによって操作されることで生成された指令信号を、CPU111へ与える。
【0160】
表示部114は、液晶表示装置などの画像表示装置であり、CPU111からの信号に基づいて、文字や画像を出力する。表示部114は、ソフトウェアキーボードなどのボタンも表示することができる。
【0161】
なお、操作部113と表示部114とは、タッチパネルによって構成されていてもよい。タッチパネルは、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などのいずれのタイプであってもよい。
【0162】
記憶部105は、補助記憶装置である。記憶部105は、メモリ112と協働することで記憶部105の機能を実現してもよい。記憶部105として、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)などを例示することができる。
【0163】
インターフェイス部115は、通信部105として機能する。インターフェイス部115は、アクセス履歴解析システム1の外部と通信するために設けられている。インターフェイス部115が設けられていることで、CPU111は、メモリ112だけでなく、外部の記憶媒体に格納されているデータにアクセスすることもできる。たとえば、CPU111は、インターフェイス部115を介して外部の記憶媒体に格納されているデータを読み出して、当該データをメモリ112および記憶部105の少なくとも一方に格納できる。また、CPU111は、メモリ112および記憶部105の少なくとも一方から読み出したデータを、インターフェイス部115を介して外部に出力できる。
【0164】
インターフェイス部115は、通信回路、アンテナおよびコネクタなどを用いて構成されている。インターフェイス部115は、有線通信または無線通信によって他の装置(たとえば、解析対象端末2、基準サイトサーバ3、解析者用端末4、検索サイトサーバ5および、一般サイトサーバ6)との間でデータ通信する。
【0165】
[解析対象端末2の具体的な構成]
解析対象端末2は、CPU211と、メモリ212と、操作部202と、表示部201と、記憶部204と、インターフェイス部215と、を有している。
【0166】
なお、以下で説明する各装置2〜6の具体的構成は、アクセス履歴解析システム1の具体的構成と概ね同様であるため、同様の構成については説明を繰返さない。
【0167】
CPU211は、メモリ212または外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、解析対象端末2の各部を制御する。CPU211は、メモリ212または外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、前述のインターネット処理部203の機能を実現する。
【0168】
操作部202は、解析対象端末2の利用者Uである解析対象者によって操作される部分である。解析対象端末2がPCである場合、操作部202は、キーボードおよびマウスなどを含んでいる。解析対象端末2がスマートフォンまたはタブレットである場合、操作部202は、表示部201を含むタッチパネル装置を含んでいる。解析対象端末2が携帯電話である場合、操作部202は、プッシュボタンを含んでいる。操作部202が操作されることで、操作内容に応じた指令信号が、CPU211に付与される。
【0169】
[基準サイトサーバ3の具体的構成]
基準サイトサーバ3は、CPU311と、メモリ312と、操作部313と、表示部314と、記憶部303と、インターフェイス部315と、を有している。
【0170】
CPU311は、メモリ312または外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、基準サイトサーバ3の各部を制御する。CPU311は、メモリ312または外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、主処理部301の機能を実現する。
【0171】
[解析者用端末4の具体的構成]
解析者用端末4は、CPU411と、メモリ412と、操作部402と、表示部401と、記憶部405と、インターフェイス部415と、を有している。
【0172】
CPU411は、メモリ412または外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、解析者用端末4の各部を制御する。CPU411は、メモリ412または外部の記憶媒体に記憶されているプログラムを実行することによって、解析指示部404を含むインターネット処理部403の機能を実現する。
【0173】
なお、検索サイトサーバ5、および、一般サイトサーバ6の構成については、アクセス履歴解析システム1の構成と同様であるので、アクセス履歴解析システム1の構成に対応する符号を図面に付し、詳細な説明は省略する。
【0174】
以上説明したように、本実施形態によると、解析対象端末2の利用者Uがどのような者であるかを示す個人情報をアクセス履歴解析システム1が保持していない場合であっても、利用者毎アクセス履歴データを用いることで、ID付与済端末2aの利用者U固有のアクセス履歴を、アクセス履歴解析システム1が取得できる。これにより、解析対象端末2の利用者Uによって個人情報登録行為が行われずとも、当該利用者Uについて、基準サイトサーバ3および関連アクセス対象8へのアクセス履歴を解析することができる。これにより、既に基準Webサイトの顧客である顕在客に加え、将来的に基準Webサイトの運営者の顧客となる可能性のある潜在客について、基準サイトに関する施策(インターネット広告、検索エンジンの検索結果利用、基準サイトに関連するサイト内コンテンツなど)への接触履歴を解析することが可能となる。以上の次第で、解析対象端末2の利用者Uを特定するための登録作業が利用者Uによって行われていない場合でも、当該利用者Uに対する施策の効果を測定することができる。また、利用者Uを特定するための登録作業が解析対象端末2の利用者Uによって行われていない場合でも、当該利用者Uが施策に接触した経路を分析することができる。
【0175】
また、本実施形態によると、アクセス履歴解析システム1で認識可能なIDデータが付与されていないID未付与端末2bは、アクセス履歴データ処理部104での処理に必要なIDデータを記憶部105へ送信することができない。このようなID未付与端末2bに対して、IDデータ付与部101がIDデータを付与することで、アクセス履歴データ処理部104は、ID未付与端末2bであった解析対象端末2の利用者Uからのアクセス履歴を、IDデータに紐付けることができる。すなわち、ID未付与端末2bであった端末をID付与済端末2aにすることで、アクセス履歴解析システム1によるアクセス履歴の解析が可能となる。
【0176】
また、本実施形態によると、IDデータ付与部101は、ID未付与端末2bが基準サイトサーバ3または関連アクセス対象8へアクセスしたときにIDデータをID未付与端末2bに付与する。この構成によると、たとえば、ID未付与端末2bが基準サイトサーバ3または関連アクセス対象8へアクセスしたときに、このアクセス行為を契機として、ID未付与端末2bにIDデータを送信できる。
【0177】
また、本実施形態によると、履歴データ処理部104は、アクセス履歴データ(利用者毎アクセス履歴データ)を用いて、施策効果データを生成する。この構成によると、アクセス履歴解析システム1の利用者は、施策についての効果を、施策効果データを用いて測定することができる。これにより、アクセス履歴解析システム1の利用者は、施策の有効性など、施策の検証をより正確に行うことができる。
【0178】
より具体的には、本実施形態によると、履歴データ処理部104は、複数のID付与済端末2aの利用者Uのそれぞれについて、利用者毎アクセス履歴データで特定される利用者Uのアクセス履歴で特定される経路毎に、所定の施策に応じた内容を集計したデータを施策効果データとして生成する。この構成によると、アクセス履歴解析システム1の利用者は、ID付与済端末2aの利用者Uにおける施策接触経路別に、施策の効果を知ることができる。これにより、アクセス履歴解析システム1の利用者は、ID付与済端末2aの利用者Uへの訴求効果の高い施策の組み合わせを知ることができる。これにより、アクセス履歴解析システム1の利用者は、より効果の高い施策の組み合わせを容易に知ることができる。
【0179】
また、本実施形態によると、施策効果データは、成約に関する数値、および、売上に関する数値の少なくとも一方を示すデータを含んでいる。この構成によると、アクセス履歴解析システム1の利用者(すなわち、基準サイトの運営者)にとって特に関心の高い、成約情報、および売上情報を、ID付与済端末2aの利用者Uの施策接触経路に関連付けて、アクセス履歴解析システム1の利用者に提供できる。
【0180】
以上、本発明の実施形態について説明したけれども、本発明は上述の実施の形態に限られない。本発明は、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0181】
本発明は、顧客を軸としたアクセス履歴解析システム、顧客を軸としたアクセス履歴解析方法、および、顧客を軸としたアクセス履歴解析プログラムとして、広く適用することができる。
【符号の説明】
【0182】
1 顧客を軸としたアクセス履歴解析システム
2 解析対象端末(端末)
2b ID未付与端末
7 インターネット
8 関連アクセス対象
101 IDデータ付与部
103 アクセス処理部
104 アクセス履歴データ処理部
105 記憶部
U 利用者
図1
図2
図3
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図5
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図9