(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明による前述の特徴及び利点とその他の特徴及び利点は、添付図面と併せて読まれる後述の例示的な実施例の詳細な説明からより明白になり得る。詳細な説明および図面は、本発明の単なる1つの事例であって、添付された請求項によって定められる本発明の範囲およびそれらと均等の範囲を限定するものではない。
【0013】
本発明は、様々な実施例に関連して説明するが、さらなる変更が可能であると理解すべきである。本件出願は、本件出願に開示されていないが本発明に関連する技術分野で公知の事項や通常に行われる事項を含めて、本発明の原理に基づくあらゆる変形例、用途、適用を含むことを意図している。
【0014】
さらに、本発明は、カテーテルシステムと関連付けて説明される。カテーテルガイドチップは、限定的ではないが、例えば、血管の閉塞、血管形成、ステントデリバリ、粥腫切除、ドラッグデリバリ、イメージング、その他の同様のものを含む、血管介入物を含む様々な異なる治療上または診断上の指示(indications)のために、カテーテルとともに使用される。その発明の実施例が都合の良い使用を見つけたカテーテルシステムの適用は、例えば、大腿動脈、上腕動脈、鎖骨下動脈または何らかのその他の適当な血管のような何らかのアクセス部位を利用するものである。さらに、その発明の実施例が都合の良い使用を見つけた適用は、また、動脈同様に静脈を含む。
【0015】
後述の説明において、“近位の(proximal)”または“近位に(proximally)”の用語は、本発明のシステムが配置されるまたは配置されようとする体部位から離れた方向に向けられたカテーテル装置の部分または構成を意味する。反対に、“遠位の(distal)”または“遠位に(distally)”の用語は、本発明のシステムが配置されるまたは配置されようとする体部位に向けられたカテーテル装置の部分または構成を意味する。このようにして、例えば、近位のハブがカテーテルシステムの近位端に配置されるのに対して、以下に説明するカテーテルガイドチップは、カテーテルシステムの遠位端に配置される。
【0016】
図1は、血管内の治療手術を実施するためのカテーテルシステム100の模式的な図である。カテーテルシステム100は、血管内装置102と、カテーテル部材104と、近位ハブ106と、カテーテルガイドチップ108とを有する。血管内装置102は、望ましい血管内の治療手術を実施するための任意のメカニズム、構成物、システムまたはサブシステムであってもよい。血管内装置102の例は、限定的ではないが、血管閉塞装置(例えば、閉塞バルーン)、血管形成装置、ステントデリバリシステム、粥腫切除システム、ドラッグデリバリシステム、イメージングシステム、閉栓濾過システム等を含む。
【0017】
カテーテル部材104は、患者の血管系、すなわち、患者の血管内に延伸し、血管内装置102を目標部位に配置するために血管内装置102に設けられる任意の適当なワイヤ、チューブ状構造体または棒状構造体であってもよい。カテーテル部材104は、適当な金属合金(例えば、ニチノール)もしくはステンレススティールのような生体適合性金属または生体適合性ポリマーから構成されてもよい。カテーテルの金属は、概して、治療手術によって、また、どのぐらいの期間カテーテルが患者の血管内に留置されるかによって決められる。カテーテル部材104は、例えば、バルーンに充填する液体を輸送し、血栓溶解剤のような薬剤もしくは他の治療上の物質を運搬し、または、センサと信号するために使用される一または複数の管腔を含んでいてもよい。
【0018】
近位ハブ106は、カテーテルシステム100の近位端と血管内におけるカテーテルの部分との間で信号伝達するための任意の適当な装置であってもよい。近位ハブ106は、カテーテル内の管腔との間で流体をやりとりするために、例えば、ルアーロックのようなポートまたはフィッティングを含んでいてもよい。いくつかの例において、近位ハブ106は、また、患者の血管におけるカテーテルシステム100の位置範囲を決定するために、(標識のような)近位の終点またはメカニズムを提供する。
【0019】
カテーテルガイドチップ108は、カテーテル部材104の遠位端から遠位先端に向かって遠位側に延伸する。カテーテルガイドチップ108はカテーテル部材104から延伸し、先端部分まで遠位に拡大する。先端部分は、カテーテル部材104の長軸に直角な少なくとも一つの軸に沿ってカテーテルの外径よりも大きな非圧縮状態での形状を有する。カテーテルガイドチップ108は、展開中はシースに挿入するために変形可能で、圧縮力がかかっていないときは非圧縮時の形状にその形状を回復させるような弾力性がある。
【0020】
カテーテルガイドチップ108は、カテーテル部材104の延長部分であってもよく、カテーテル部材104と同様の材料で構成されていてもよい。代わりに、カテーテルガイドチップ104は、しっかりとカテーテル部材104の遠位端に取り付けられた構成物であってもよい。カテーテルガイドチップ108は、非圧縮状態で、血管の曲がりくねった経路にカテーテルを案内するのに都合のよい形状と大きさを有する。カテーテルガイドチップ108はまた、展開時に血管への損傷を防ぐために、組織を傷つけない形状を有する。
【0021】
図2A〜2Gは、例示的なカテーテルガイドチップ200を複数の視点から見た図である。カテーテルガイドチップ200は、結合ポイント203でカテーテル部材204から延伸する先端部分202を有する。
図2Bの断面A−Aにおける断面図である
図2Cに図示するように、カテーテル部材204は、外径T1(厚み)を有し、先端部分202は、実質的に等しい外径で結合ポイント203から延伸する。先端部分202は、移行部分208へ延伸する。移行部分208では、先端部分202が、中実または管状の一般にまたは実質的に円筒状の断面から、巻回部分(コイル部)210における平らな中実または管状の断面に移行し始める。巻回部分210では、先端部分202は、カテーテル部材204の縦軸に直角なA軸に沿ったカテーテルの外径T1より大きい外径T2の非圧縮状態の形状を有する。非圧縮状態での先端部分202のサイズT2は、カテーテル部材204が血管に挿入されているときに先端部分202がより小さな血管に入るのを防ぐために十分に大きい。
【0022】
カテーテル部材204は、
図2BのB−B断面図におけるカテーテル部材204の断面図である
図2Cおよび
図2Eに示すように、カテーテル管腔222を含んでもよい。カテーテル部材204は、また、管腔222との間で流体が行き来するように流体接続されたカテーテル開口220を含んでもよい。カテーテル開口220は、血管にカテーテル部材204を通して薬剤または血栓溶解剤を送るために使用されてもよい。カテーテル開口220は、カテーテルシステムの特定の用途に応じて、センサや任意の他の機能のために使用されてもよい。先端部分202は、
図2BのE−E断面の先端部分の断面図である
図2Cおよび
図2Fの232に図示されるように、中実であってもよい。代わりに、先端部分202は、中空の管または管状部材であってもよい。先端部分202は、結合ポイント203でカテーテル部材204の管腔222にはめ込まれる狭い部分230を含んでもよい。先端部分202は、カテーテル部材204に先端部分202をオーバーモールド成形することによって、または、先端部分202とカテーテル部材とが任意の方法によって230で熱的に結合されるように、カテーテル部材204に取り付けられてもよい。いくつかの実装例において、先端部分202とカテーテル部材204との連結は、それらの結合部位(たとえば、結合点203の領域)に加えられる高周波エネルギによって、行われる。任意の他の適当な方法または装置が、先端部分202とカテーテル204との間の結合のために使用される。例えば、他の技術としては、レーザー溶接、超音波溶接、熱風ノズル若しくはホットジョウボンダが含まれる。熱的に接続するために、スプリットダイボンダを使用してもよい。他の実装例では、先端部分202とカテーテル部材204との間の結合を確保するために、接着材が使用されてもよい。
【0023】
図2A〜2Gにおけるカテーテルガイドチップ200の先端部分202の形状は非圧縮状態での形状である。先端部分202は、遠位側に延伸する中実部材または管状部材として形成されており、移行部分208で、平坦な中実断面または管状断面となっている。平坦な断面は、カテーテル部材204の長軸に直交する軸Aで径方向に伸びて巻回部分210を形成している。巻回部分210は、カテーテル部材204が巻回部分210へ平坦化し始める移行部分208において、または、移行部分208の向こう側に先端部分202の最遠位ポイント206が配置されるように、輪状に曲がっていてもよい。これにより、最遠位ポイント206が先端部分202の巻き部(巻いている部分)に多少なりとも確実に入ることになる。先端部分202の最遠位ポイント206が少なくとも移行ポイント208まで延伸しなければ、先端部分202の最遠位ポイント206がカテーテルの抜取りの間に血管壁面の何か(ステント、プラーク、切開、または、他装置等)に引っかかる可能性がある。例えば、カテーテルシステムが血管内にステントを適用するために展開する実装例において、先端部分202は、ステントの配置より遠位になるであろう。ステントが血管内に配置された後の抜取りの間に、先端部分202は、ステントを通り越して移動するであろう。先端部分202が単純な釣り針(hook)状で、最遠位ポイント206が移行ポイント208に向かう経路部分に到達しただけの場合、カテーテルの抜き取り中、先端部分202の最遠位ポイント206がステントを通過するときにそれに引っ掛かる危険性がある。
【0024】
図2A〜2Gおよび特に
図2Gに示される例において、巻回部分210は、中実または管状の平坦化された断面を有する。
図2Gは、先端部分202が中実の部材である場合のD−D断面における巻回部分210の模式断面図である。展開中に、巻回部分210は、血管に挿入されたシースへの挿入のために真っ直ぐにされる。巻回部分210がシースを越えて血管に移動すると、巻回部分210はその巻き形状を回復する。平坦化された中実または管状の巻回部分210の断面によりその巻き形状を回復する。これにより、最遠位ポイント206が実質上、巻回部分210に整列し、一方または他方に歪むことはない。
【0025】
図2A〜2Gを参照しながら説明される先端部分202の実装例において、先端部分202は、弾力性がある射出成型のプラスチック素材から構成されてもよい。この場合、先端部分202は、カテーテル部材204の長軸に沿って先端部分202が延伸して圧縮または変形できる。また、弾性により、もはや圧縮力や変形力が作用していないときは、先端部分はその形状を回復する。例えば、先端部分202は、熱可塑性のポリウレタンまたは重合体若しくは共重合体のポリエーテルブロックアミドのような、PEBAX(商標名)であるエンジニアリング熱可塑性エラストマのような、弾力性のある熱可塑性エラストマのプラスチック素材から構成されてもよい。先端部分202はまた、該先端部分を延ばすことにより圧縮または形状を変えて該先端部分202をカテーテル部材204の長軸に沿って真っ直ぐにすることができる柔軟な金属材料(例えば、成形ニチノール金属)で作ってもよい。先端部分202が圧縮されていないとき、先端部分202はその非圧縮状態の形状に戻っている。望まれれば、金属の先端部分202は、被覆プラスチック素材でコートまたはカバーしてもよい。この場合、圧縮力が解放された状態で、先端部分202は、圧縮性と弾性を維持するか、または、圧縮性と弾性が向上される。
【0026】
カテーテルシステム100(および様々な実施形態の対応する部分)の先端部分108(および様々な実施形態の対応する部分)は、非常に柔らかく組織を傷つけることがないチップを有し、チップが血管内を進行する際に該血管に穴をあけたり破ったりすることがないようにしてある。カテーテルシャフトは、一般に、押出し性を提供し、座屈を防止するために、硬くする必要がある。したがって、カテーテルシステムの先端部分は、比較的硬いシャフト部分から非常に軟らかいチップへ移行する。その移行は、一ステップでまたは一連のステップ全体で起こり得る。限定的ではないが、一例として、本発明のカテーテルシステム200の一実施形態(および様々な実施形態の対応部分)は、PEBAXポリマー(商標名)からなるカテーテル部材204を有する。カテーテル部材204は、72デュロメータ硬さを有し、中央管腔222を通る同軸のニチノールの小径管(hypotube)を有する。このカテーテル部材は、良好な押出し性を有するほどに硬く、また、大動脈閉塞に耐える。ニチノール小径管は、任意の膨張可能な部材(例えば、カテーテルシステムによって搬送されるバルーン等)の末端で終了する。カテーテル部材は、なお、72D硬さのPEBAXポリマー(商標名)である。カテーテル先端部分202は、より柔軟で、40Dのような、かなり低い硬さを有するが、チップを非外傷性にするためにPEBAXポリマー(商標名)から構成されてもよい。あるカテーテルシステムでは、通常はカテーテルの他の部分の設計に応じて、カテーテル部材204の高いデュロメータ硬さから先端部分204の低いデュロメータに亘って、段階的に(例えば72D,60D,55D,40D,35D,その他)に変化する。
【0027】
加えて、72Dの硬さを有するPEBAX(商標名)ポリマーからなる管状部材としてのカテーテル部材204から、40Dの硬さを有するPEBAX(商標名)ポリマーからなる中実の先端部分202に移行することが有益である。もしも、先端部分が、中実なものではなくチューブであったら、それが40Dの硬さを有するPEBAX(商標名)ポリマーで構成されていたとしても、それが潰れ、捩じれ、とても脆いなどのため、同様に機能しないであろう。しかしながら、本願の説明を考慮して、先端部分の硬さは、先端部分の構造、形状(管状であるか中実であるか)等に基づいて、非外傷性チップになるように調整できる。
【0028】
イントロデューサーシースによる患者の血管系への挿入に備えて、先端部分202は、イントロデューサーシースのバルブに容易に挿入できるように圧縮された状態で真っ直ぐにされる。イントロデューサーシースは、一般に、大腿動脈のような血管へアクセスするために使用され、しばしば失血を最小化するための止血バルブを有する。イントロデューサーシースのバルブを通してカテーテルチップを容易に挿入するために、先端部分202を圧縮状態へと真っ直ぐにする剥ぎ取りシース挿入器具を使用してもよい。剥ぎ取りシースは、カテーテルを挿入シースに挿入することを補助した後はカテーテルから剥ぎ取られて該カテーテルから分離される。先端部分202がイントロデューサーシースを抜けると、
図2Aに示すように、それは自動的に非圧縮状態または変形のない状態にその形状が再形成される。先端部分202の形状はガイドとして使用され、カテーテルは血管を通る所望の経路を確実に辿ることになる。
【0029】
図2A〜2Gに図示される例において、カテーテルガイドチップ200の先端部分202は、カテーテル部材204の遠位端に取り付けられている。他の実装例において、カテーテルガイドチップ200は、カテーテル部材204の延長部分として形成されてもよい。
図2A〜2Gに図示される例における先端部分202はまた、中実のコアを有する。他の実装例における先端部分202は、望まれるなら、さらなる柔軟性を提供する内腔または中空のコアを含んでもよい。
図2A〜2Gの例におけるカテーテルガイドチップ200の先端部分202は、また、巻き状の部材または巻回された部材として形成される。しかしながら、他の実装例における先端部分は、カテーテル部材の外径より大きく、かつ、より小さな血管ではなく、大動脈のようなより大きい血管に入るのに十分なサイズに拡大する任意の適当な形状を有していてもよい。
【0030】
図3A〜3Cは、他の例のカテーテルガイドチップ300の異なる図である。カテーテルガイドチップ300は、カテーテル部材(図不掲載)から延伸する先端部分302を含む。先端部分302は、カテーテル結合部分303に沿って、先端部分302が球根状部分306を形成するサイズに拡大する移行部分304に延伸する。先端部分302の球根状部分306は、カテーテル部材の長軸に直交する軸Aに沿って、非変形状態で全体が所定外径の形状を有する。この外径はカテーテル部材の外形よりも大きい。先端部分302は、球根状部分306から遠位に遠位管状延長308まで延伸する。
図3Cに示すように、先端部分302のカテーテル結合部分303は、また先端部分の内部空間312を含む球根状部分306に向かって長軸方向に延伸する内部空間310を有する。内部空間310と先端部分内部空間312は、カテーテル結合部分303と先端部分302とに柔軟性および弾力性を持たせるので、カテーテルガイドチップ300は変形しやすく、圧縮力がかかっていないときにその球根状の形状を回復する。先端部分302の柔軟性および弾力性は、先端部分302が構成されている材料の性質と、先端部分302の外表面と先端部分内部空間312の内表面との間の寸法とに依存している。
【0031】
図4A〜4Cは、他の例のカテーテルガイドチップ400の異なる図である。カテーテルガイドチップ400は、カテーテル部材(図不掲載)からカテーテル結合部分408に沿って延伸する先端部分402を含む。先端部分402は、
図3A〜3Cにおけるカテーテルガイドチップ300の先端部分302の形状と類似する球根形状404を有する。先端部分402は、球根形状404から遠位に向かって遠位の中実または管状の延長部分まで延伸する。カテーテル結合部分408は、カテーテル結合部分408を通して延伸するカテーテル内部空間410を有する先端部分402の球根形状404に向かって、および、球根形状404を通して延伸してもよい。カテーテル結合部分408は、
図2A〜2Gを参照して上記で説明したカテーテル部材の遠位端に結合する先端部分402の中実または管状の部分であってもよい。代わりに、カテーテル結合部分408と先端部分402とは、カテーテル部材の延長部分であってもよい。
【0032】
先端部分402の球根形状404は、球根形状404の内部空間に空間充填物412を含んでもよい。空間充填物412は、泡状物質、多孔性のプラスチックまたは任意の他の適当な圧縮性の材料から構成されてもよく、球根形状404に一体的に形成され、または、球根形状の内部に別に挿入され、若しくは、取り付けられてもよい。実施例において、球根形状404の内部空間は単純に空気であってもよい。
【0033】
図5A〜5Cは、他の例のカテーテルガイドチップ500の異なる図である。カテーテルガイドチップ500は、先端部分502のカテーテル結合部分508から延伸する先端部分502を含む。カテーテル結合部分508は、
図2A〜2Gを参照して説明されるカテーテル部材(図不掲載)に取り付けてもよい。先端部分502は球根形状504を有する。球根形状504は、先端部分502が
図3A〜3Cまたは
図4A〜4Cの管状延長308または406のように球根形状504から遠位側に延伸する管状延長を備えていないという点を除いて、カテーテルガイドチップ400の先端部分402の形状に類似している。カテーテル結合部分508は、先端部分702の球根形状504をカテーテル結合部分508に結合する移行部分506に延伸する。カテーテル結合部分508は、カテーテル結合部分508の長さにわたって延伸するカテーテル内部空間510を有する。移行部分506は、カテーテル結合部分508の外径より大きな外径を有する部分であり、一直線のカテーテル結合部分508と球根形状504との間の移行部分に所定の硬さを与えている。球根形状504は、圧縮力がかかったときに先端部分502の球根形状504を変形させるために先端部分内部空間512を有する。先端部分内部空間512は、泡状物質または他の圧縮性素材が充填されていてもよい。
【0034】
図6A〜6Cは、他の例のカテーテルガイドチップ600の異なる図である。カテーテルガイドチップ600は、カテーテル部材(図不掲載)と結合するためにカテーテル結合部分608から延伸する先端部分602を含む。カテーテル結合部分608は移行部分606まで延伸する。移行部分606は、
図5A〜5Cにおけるカテーテルガイドチップ500の先端部分502の形状と同様な球根形状604まで拡大する。カテーテル結合部分608は、カテーテル結合部分608の長さにわたって延伸するカテーテル内部空間610を有する。移行部分606は、移行部分606の外径を拡大することなく、球根形状604へ拡大している。球根形状604は、
図6Cに示す例において、圧縮性素材612で満たされる内部空間を有する。他の例において、球根形状604の内部空間は空気で満たされる。
【0035】
図7A〜7Cは、カテーテルガイドチップ700の他の例における異なる図である。カテーテルガイドチップ700は、
図3A〜3Cにおけるカテーテルガイドチップ300と同様である。
図7A〜7Cにおけるカテーテルガイドチップ700は、球根形状704まで遠位側に延伸するカテーテル結合部分702を含む。カテーテル結合部分702は内部空間706を有し、球根形状704は、
図3A〜3Cにおけるカテーテルガイドチップ300と同様の先端部分内部空間708を有する。また、カテーテルガイドチップ700は、球根形状704から遠位に遠位管状延長712に向かって延伸する。位置合せピン(整列ピン)710は、カテーテル結合部分702の内部空間706に差し込まれており、先端部分内部空間708を通して遠位に遠位管状延長712内に延伸する。位置合せピン710は、それが球根形状704より硬い任意の適当な材料から構成されてもよい。位置合せピン710は、(カテーテル自体と同様に)カテーテル結合部分702と同軸上に遠位管状延長712を保持すると同時に、遠位管状延長712が径方向に圧縮する際に遠位側に延伸することを確実にする。位置合せピン710は、カテーテルガイドチップ700がそれ自体折り曲がることを防止する。
【0036】
図8A〜8Cは、他の例のカテーテルガイドチップ800の異なる図である。また、カテーテルガイドチップ800は、
図3A〜3Cのカテーテルガイドチップ300と同様である。
図8A〜8Cにおけるカテーテルガイドチップ800は、遠位側に球根形状804にまで延伸するカテーテル結合部分802を含む。カテーテル結合部分802は内部空間806を含み、球根形状804は、
図3A〜3Cのカテーテルガイドチップ300と同様の先端部分内部空間808を含む。また、カテーテルガイドチップ800は、球根形状804から遠位の中実または管状の延長812まで遠位側に延伸する。球根形状804は、カテーテル結合部分802の内部空間806から先端部分内部空間808内に延伸する球根形状フレーム810を含み、遠位側が中実または遠位管状の延長812に保持される。球根形状フレーム810は、それが球根形状804を頑丈にしながら圧縮性を維持するように、任意の適当な材料から構成されてもよい。球根形状フレーム810は、径方向に圧縮されると遠位の中実または管状の延長部812が遠位側に延伸し、その間、遠位の中実または管状の延長部812がカテーテル結合部分802と同軸に保持される、ことを確実にしている。また、球根形状フレームはカテーテルガイドチップ800の折り曲がりを防止する。
【0037】
図9A〜9Cは、他の例のカテーテルガイドチップ900の異なる図である。カテーテルガイドチップ900は、複数のガイド部材904を有する先端部分902を有する。複数のガイド部材904は、カテーテル結合部分908から延長する中実または管状の部分905から放射状に延伸する。中実または管状の部分905は、少なくとも一つのガイド部材904を越えて、遠位の中実または管状の端部906まで延伸する。
図9A〜9Cに図示される複数のガイド部材904は、中実または管状の部分905から放射状に伸びる平坦な部材である。そのために、展開中にカテーテルが患者の血管に挿入されているときに、先端部分902がより小さな血管に入り込むのを防止するため、先端部分902が、カテーテル結合部分908の外径T1より長い寸法T2に拡径する。ガイド部材904は、カテーテル結合部分908の長軸に直角な方向に平坦に伸びている。
図9A〜9Cにおける先端部分902は、射出成型されたプラスチックから構成されている。これにより、先端部分902はそこに圧縮力が作用すると変形するように圧縮可能である。同時に、先端部分902は弾力性があるため、圧縮力が取り除かれたときにその通常形状に戻る。
【0038】
図10A〜10Cは、他の例のカテーテルガイドチップ1000の異なる図である。カテーテルガイドチップ1000は、複数のガイド部材1004を有する先端部分1002を有する。複数のガイド部材1004は、カテーテル結合部分1008から遠位に延長する、中実または管状の部分1005から放射状に延伸する。管状部分1005は、少なくとも一つのガイド部材1004を越えて、中実または管状の先端1006まで遠位側に延伸する。
図10A〜10Cに示すような複数のガイド部材1004は、中実または管状の部分1005から曲線に沿って放射状に伸びる長軸方向に平坦な部材である。
図10A〜10Cのガイド部材1004は、
図10Bに示す湾曲部材のように放射状に延伸する。しかしながら、その他の実施形態において、ガイド部材1004は、また、直線に延伸する部材のように延伸してもよい。また、
図10A〜10Cの先端部分1002は、圧縮可能な射出成型プラスチックから構成されてもよい。
【0039】
図11A〜11Cは、他の例のカテーテルガイドチップ1100の異なる図である。カテーテルガイドチップ1100は、複数のガイド部材1104を有する先端部分1102を有する。複数のガイド部材1104は、カテーテル結合部分1112から遠位側に伸びる中実または管状の部分1105から放射状に延伸する。狭小な首部分1107は、カテーテル結合部分1112を中実または管状の部分1105に結合する。中実または管状の部分1105は、少なくとも一つのガイド部材1104を越えて、遠位側の中実または管状の先端1106まで延伸する。ガイド部材1104は、実質上、先端部分1102の管状部分1105から放射状に伸びる中実または管状のガイド部材である。
図11A〜11Cに示す例において、実質的な中実または管状のガイド部材は、患者の血管を通して移動する、より非外傷的な構造を提供する球状先端1110を有する。
【0040】
図12A〜12Cは、他の例のカテーテルガイドチップ1200の異なる図である。カテーテルガイドチップ1200は、複数のガイド部材1204を有する先端部分1202を有する。複数のガイド部材1204は、カテーテル結合部分1210から遠位側に伸びる中実または管状の部分1205から放射状に延伸する。中実または管状の部分1205は、少なくとも一つのガイド部材1204を越えて、遠位側の管状先端1208まで延伸する。
図12A〜12Cのガイド部材1204は、長軸方向に伸びるとともに、中実または管状の部分1205から外に向かって放射方向外側に向けて伸び、その後中実または管状の部分1205に戻って結合するように放射方向内側に向かって延伸する。
図12A〜12Cの複数のガイド部材1204は、実質的に、カテーテルの展開時に先端部分1202がより小さな血管に入り込むのを防止するサイズの球根形状フレームを形成する。
【0041】
図13A〜13Cは、他の例のカテーテルガイドチップ1300の異なる図である。カテーテルガイドチップ1300は、先端部分1302を含む。先端部分1302は、カテーテル結合部1310から遠位側に伸びる中実または管状の部分1305から径方向に伸びる、第1の複数のガイド部材1306と第2の複数のガイド部材1304を含む。第2の複数のガイド部材1304は、第1の複数のガイド部材1306の遠位側にある点で且つ中実または管状部1305の遠位端にある中実または管状の先端1308の近位側にある点で放射状に延伸する。第1の複数のガイド部材1306と第2の複数のガイド部材1304とは、カテーテル結合部分110の長軸に直角な平坦である。第1の複数のガイド部材1306は、第2の複数のガイド部材1304に対して角度をずらして中実または管状の部分1305から延伸する。
図13A〜13Cに示す例において、四つの第1のガイド部材1306は、互いに90°の角度をあけて延伸する。四つの第2のガイド部材1304は、互いに90°の角度をあけて且つ四つの第1のガイド部材1306に対して45°の角度をあけて延伸する。
【0042】
図14A〜14Cは、他の例のカテーテルガイドチップ1400の異なる図である。カテーテルガイドチップ1400は先端部分1402を有する。先端部分1402は、カテーテル結合部分1412から遠位側に伸びるカテーテル延長部1405から放射状に延伸する、第1の複数のガイド部材1406と第2の複数のガイド部材1404とを有する。第2の複数のガイド部材1404は、カテーテル延長1405の遠位端で、中実または管状の部分1405から放射状に延伸する。第1の複数のガイド部材1406は、第2の複数のガイド部材1404の近位側の点でカテーテル延長1405から延伸する。第1の複数のガイド部材1406と第2の複数のガイド部材1404とは、カテーテル部材1412の縦軸に直角な平坦である。第1の複数のガイド部材1406は、第2の複数のガイド部材1404に対して所定の角度をずらして、カテーテル延長から延伸する。
図14A〜14Cに示す例において、二つの第1のガイド部材1406は、互いに180°の角度をあけて延伸する。二つの第2のガイド部材1404は、互いに180°の角度をあけて、且つ、二つの第1のガイド部材1406に対して90°の角度をあけて延伸する。
【0043】
図15A〜15Cは、他の例のカテーテルガイドチップ1500の異なる図である。カテーテルガイドチップ1500は、カテーテル結合部分1508の遠位端1506における先端部分1502を含む。先端部分1502は、先端部分1502の最遠位ポイントでの遠位端1506から近位に延伸した半球形状1504である。半球形状1504は、先端部分1502がより簡単に圧縮可能であるように、好ましくは、中空の半球1510である。
【0044】
前述の実装の説明は、説明の目的のために提供されている。それは、あらゆる形態を含むものでなく、本発明を開示された形態に限定するものではない。本発明は、上述の発明を参照して改変及び変更してもよいし、それらの改変や変更は本発明を実施する際に行われ得る。請求の範囲とその均等物によって本発明の範囲が定められる。