(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態に係る技術的解決手段をさらに明瞭化し且つ理解し易くするために、まず典型的なインクカートリッジとイメージング装置本体との接続構造について説明する。当業者が理解するように、本発明の実施形態は、インクカートリッジに適用されるが、下記インクカートリッジの構造に限られるものではない。また、通常のインクカートリッジの位置検出方法について簡単に説明する。
【0013】
図1aは、本発明の実施形態に適用されるインクカートリッジの構成概略図である。
図1bは、
図1aに示されるインクカートリッジがイメージング装置本体に取り付けられている構成概略図である。当該インクカートリッジ及びイメージング装置本体によって構成されたイメージング装置について、インクジェットプリンタを例として説明する。
図1cは、
図1bにおける局所構造の拡大概略図である。
【0014】
図1aに示すように、インクカートリッジ10は、プラスチックによって製作されたケースとカバーとを備えている。ケースとカバーとは、熱溶接や摩擦圧接等の方式によって一体化され、内部にはキャビティが形成されている。インクカートリッジ10のキャビティは、仕切り板106を介して負圧キャビティ103とインクキャビティ105とに分割されている。負圧キャビティ103とインクキャビティ105との間は、仕切り板106の下方の連通孔107を介して相互連通されている。インクキャビティ105には、プリンタに供給されるインクが収容されている。負圧キャビティ103には、インクカートリッジ10の内部の負圧を制御するための多孔質体等の負圧発生部材が配置されている。多孔質体は、海綿状体104が好ましい。当業者が理解するように、上記負圧発生部材は、他のインクの流動又は空気の流動を制御する弁体なであってもよく、インクカートリッジの具体的な使用特徴に基づいて選択することができる。また、インクカートリッジ内部のキャビティは、具体的な需要に応じて設けてもよく、上記分離構造に限られるものではない。
【0015】
図1a及び
図1bに示すように、インクカートリッジ10は、インクジェットプリンタ20に脱着可能に取り付けられている。インクカートリッジ10には、後側壁の支点を中心として回転可能な支持部材108が設けられている。支持部材108は、樹脂材料から製造され、インクカートリッジ10の筐体と一体成形されている。また、インクカートリッジ10の前側壁及び後側壁には、それぞれ第1嵌合部109及び第2嵌合部108aがさらに形成されている。第1嵌合部109及び第2嵌合部108aがそれぞれインクジェットプリンタ20のロック構造202a、202bと協働することによって、インクカートリッジ10がインクジェットプリンタ20に強固に取り付けられる。第2嵌合部108aと支持部材108とは一体的な構造である。
【0016】
また、
図1aに示すように、インクカートリッジ10の底表面には、プリンタにインクを供給するためのインク吐出口101が設けられている。
図1bに示すように、インクカートリッジ10がインクジェットプリンタ20に取り付けられているとき、インクカートリッジ10は、インクジェットプリンタ20の印刷ヘッド205と接続されている。また、インクカートリッジ10の負圧キャビティ103の上方には、インクカートリッジ10の内部と外部との大気を連通する吸気孔102が設けられている。また、図に示すように
、インクキャビティ105の底部には、インクカートリッジ10のインク残量を検知するためのプリズム110が設けられている。これは、本分野の常用技術であるため、ここでは説明を省略する。
【0017】
本実施形態のインクジェットプリンタ20は、複数のインクカートリッジ10の他、さらに、インクカートリッジ10を収納するインクジェットプリンタ20に設けられて用紙の記録方向に沿って往復移動するキャリッジと、キャリッジに固定されて複数のインクカートリッジ10を収納するカートリッジ装着部202と、複数のインクカートリッジ10にそれぞれ対応する複数の装置の電気接点203と、光線を受信可能な光受信機204と、複数の装置の電気接点203と一つの回線を介して接続された回路(図示略)と、光受信機204からの受信結果に基づいてインクカートリッジ10が正確な位置に装着されているか否かについて判断する制御回路(図示略)とを含む。複数の設備の電気接点203が一つの回線を介して接続されており、複数のインクカートリッジ10が全てインクジェットプリンタ20に取り付けられた後、複数のインクカートリッジ10がバス接続の状態になることは、明らかである。
【0018】
また、
図1a及び
図2bに示すように、インクカートリッジ10の底壁と後側壁とが交わる角箇所にはチップ30が設けられている。
図2a及び
図2bは、
図1aにおけるインクカートリッジのチップ30の構成概略図である。チップ30は、インクカートリッジ側の電気接点302、発光ユニット303、記憶ユニット、インクカートリッジ制御ユニット304等各種の要素を搭載するために用いられる回路基板301を含む。インクカートリッジ制御ユニット304は、制御器であってもよい。記憶ユニットは、制御器に統合されてもよく、単独に設けられてもよい。
【0019】
複数のインクカートリッジ側の電気接点302は、回路基板301に形成され、設備の電気接点203と対応するように接続されている。これにより、インクジェットプリンタ20とインクカートリッジ10との間に電気的接続を確立して情報の交換を実行することができる。即ち、インクカートリッジ側の電気接点302は、プリンタが発信した信号を受信するインタフェースユニットに相当する。具体的には、複数のインクカートリッジ側の電気接点302は、プリンタ側からの電圧をチップ30に付与する電源接点、インクジェットプリンタ20とデータ入力/出力を行うデータ接点等を含む。
図1cに示すように、発光ユニット303は、光受信機204に向けて発光する。以下の実施形態において、発光ユニット303は、LEDランプであることが好ましい。また、発光ユニット303は、回路基板301に配置されなくてもよく、インクカートリッジの所在位置を表現し且つインクカートリッジ制御ユニット304の発光制御信号を受信することができれば、インクカートリッジの筐体に配置されてもよい。記憶ユニットは、回路基板301に配置されており、例えばインク量、インクカートリッジの種類、インクの色、インクカートリッジの製造日付等のインクカートリッジ10に関する各種の情報を記憶する。記憶ユニットの記憶情報には、インクカートリッジの識別情報が含まれる。記憶ユニットとしては、必要に応じてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の各種のメモリを選択することができる。
図2bに示すように、インクカートリッジ制御ユニット304は、本実施形態において、制御器であって、主に複数のインクカートリッジ側の電気接点302を介して入力されたプリンタの発光制御コマンドに基づいて、発光ユニット303に対して制御を行うために用いられる。
【0020】
当業者が理解するように、発光ユニット303は、白熱電球又は他の光線を発する要素であってもよい。発光ユニット303を構成するLEDランプは、異なる設計のニーズに応じて、例えば可視光又は非可視光のような異なる波長の光線を発することができる。本実施形態において、ユーザにお知らせ効果を発揮するために、発光ユニット303を構成
するLEDランプは、可視光を発することが好ましい。
【0021】
また、インクカートリッジ10には、ラベル(図示略)が貼り付けられている。ラベルには、インクカートリッジの型番及び色のマークが表示されている。インクジェットプリンタ20のインクカートリッジ装着部202における各インクカートリッジの収納室には、対応する色のラベルが貼り付けられている。このように、ユーザが取り付ける際に、インクカートリッジのラベルに表示されている色の表記と、インクジェットプリンタ20のカートリッジ装着部202の色ラベルとを対照すれば、適切なインクカートリッジを正確な位置に取り付けることができる。
【0022】
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタを例として、以下典型的なインクカートリッジの位置検出手段について説明する。
【0023】
インクジェットプリンタが正常に印刷することを保証し、インクカートリッジが誤った位置に取り付けられることで生じた印刷のばらつきを防止するために、通常、インクカートリッジがプリンタに装着された後に、インクカートリッジがインクジェットプリンタの適切な位置に正確に取り付けられているか否かについて検出する必要がある。
図3a及び
図3bは、本発明の実施形態に適用されるインクカートリッジの位置検出の原理概略図である。
図3aに示すように、仮にインクジェットプリンタには、4つのインクカートリッジが設けられていることとし、明白に区別するために、色の表記を使用してインクカートリッジを区別し、黒色のインクカートリッジはBK、黄色のインクカートリッジはY、インジゴ色のインクカートリッジはC、マゼンタ色のインクカートリッジはMと表記する。各インクカートリッジはそれぞれ対応するインクカートリッジの装着位置に取り付けられる。
図3aに示すように、各自の正確な位置は、それぞれ位置A、位置B、位置C及び位置Dである。インクジェットプリンタには、光受信機が設けられている。光受信機の位置は固定的である。キャリッジを移動させることでインクカートリッジの位置を移動させ、それによって、インクカートリッジの発光ユニットとプリンタの光受信機との間の相対位置が変更される。
【0024】
位置検出は、主に検出待ちのインクカートリッジの正
対検出と、隣接するインクカートリッジの隣
接検出と二つの部分に対する検出である。イメージング装置における各インクカートリッジを検出待
ちカートリッジとして検出する必要がある。正
対検出とは、プリンタが、
複数のインクカートリッジのうち光受信機の位置と正対する検出待ちのインクカートリッジ
(検出待ちカートリッジ)の発光ユニットを駆動して発光させ、光受信機が受信した光量がデフォルト値より多いか否かについて検出する過程である。一方、隣
接検出とは、検出待
ちカートリッジ
を光受信機と相対する位置に維持させ、プリンタが、
複数のインクカートリッジのうち検出待
ちカートリッジに隣接するいずれかのインクカートリッジ
(隣接カートリッジ)の発光ユニットを発光させ、光受信機がそのときに受信した光量が正
対検出の際に受信した光量より少ないか否かについて検出する過程である。
図3aに示すように、検出待ちのインクカートリッジYが光受信機と正対する位置に位置するように、インクカートリッジYを移動させ、検出待ちのインクカートリッジYの発光ユニットの発光を制御する。光受信機は、光線を受信し、第1光量S1を取得し、第1光量が予め設定された閾値より大きいか否かについて判断する。第1光量が予め設定された閾値より大きい場合は、当該検出待
ちカートリッジの正
対検出が正確である。第1光量が予め設定された閾値より大きくない場合は、検出待
ちカートリッジの正対位置検出が不正確である。
図3bに示すように、検出待ちのインクカートリッジYの位置を保持し、検出待ちのインクカートリッジYと隣接するインクカートリッジBKの発光ユニットの発光を制御する。光受信機は、光線を受信し、第2光量S
2を取得し、第1光量が第2光量より大きいか否かについて判断する。第1光量が第2光量より大きい場合は、当該検出待ちのインクカートリッジYの隣
接検出が正確である。上記二つの検出がクリアできれば、当該インクカー
トリッジの位置は正確であることがみなされる。上記の説明において、検出待
ちカートリッジとは、正
対検出を行われようとするインクカートリッジであり、隣
接カートリッジとは、上記の検出待
ちカートリッジと隣接するいずれかのインクカートリッジである。
【0025】
また、下記表1を参照しつつ、イメージング装置本体の発光制御コマンドの構成について説明する。
【0027】
表1に示すように、イメージング装置本体が発信した発光制御コマンドは、主にインクカートリッジの識別情報と光線制御情報と二つの部分から構成されている。インクカートリッジの識別情報は、異なるインクカートリッジを区別するためのコードである。本実施形態では、「インクカートリッジの色の情報」をインクカートリッジの識別情報とする。しかし、インクカートリッジを区別する役割を果たすことができる限り、他の情報をインクカートリッジの識別情報として選択してもよい。一方、光線制御情報は、発光ユニットに対してスイッチ制御を行うためのコードであって、つまり点灯/消灯(ON/OFF)の動作である。表1に示すように、100はON動作を示し、つまり発光ユニットを発光させる。000はOFF動作を示し、つまり発光ユニットを消灯させる。二つの動作を区別する役割を果たすことができれば、他のコードを採用してそれを表示してもよい。又は、光線制御情報は、発光制御コマンドが光点灯コマンド/光消灯コマンドであることを区別するための情報である。各インクカートリッジの識別情報と各光線制御情報のコードとが二つずつ組み合わさることによって、一つの異なる色のインクカートリッジの発光ユニットに発光/消灯を行う制御信号を組み合わせることができる。例えば、000100は、BKインクカートリッジの発光ユニットを発光させることを示し、100000は、Cインクカートリッジの発光ユニットを消灯させることを示す。
【0028】
<実施形態1>
図4は、本発明のインクカートリッジの発光制御方法に係る実施形態のフロー概略図である。当該方法は、インクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットによって実行し、
図4に示すように、インクカートリッジ制御ユニットがイメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信し且つ識別するステップ401と、インクカートリッジ制御ユニットが識別した発光制御コマンドと予め設定された発光制御コマンドに対応する制御情報とに基づいて、インクカートリッジの発光ユニットに対して発光制御を行うステップ402とを含む。
【0029】
具体的には、イメージング装置本体が発信した発光制御コマンドは、表1に示された形式であり、インクカートリッジ制御ユニットは、インクカートリッジのインタフェースユニットと接続されており、インタフェースユニットによってイメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信することができる。インクカートリッジ制御ユニットは、表1に示された発光制御コマンドの構成に基づいて、当該コマンドが光点灯コマンド(ON)で
あるか、或いは光消灯コマンド(OFF)であるかについて識別する。
【0030】
具体的には、実施形態1に記載の、予め設定された発光制御コマンドに対応する制御情報とは、インクカートリッジの発光ユニットを隣
接検出段階において発光させず、正
対検出段階において発光させるために対応する制御情報を指す。
【0031】
例えば、当該制御情報は下記のとおりであってよい。光点灯コマンドが識別された場合、点灯遅延タイマを開始して、タイマカウント値が予め設定された第1遅延閾値に達すると、発光ユニットを発光させる。光消灯コマンドが識別された場合、消灯遅延タイマを起動して、タイマカウント値が予め設定された時間帯に達すると、発光ユニットを消灯させる。第1遅延閾値は、第1時間帯より小さく且つ第2時間帯より大きい。予め設定された時間帯は、第3時間帯より小さい。第1時間帯は、
正対検出段階
の時間間隔である。第2時間帯は、
隣接検出段階の時間間隔である。第3時間帯は、
正対検出段階と隣接検出段階との間の時間間隔である。
【0032】
また、当該制御情報は下記のとおりであってもよい。光点灯コマンドが識別された場合、光点灯コマンドの出現回数が1であるときのみ、発光ユニットを発光させる。光消灯コマンドが識別された場合、発光ユニットの消灯を制御すると同時にタイマを起動する。観測されたタイマカウント値が予め設定された閾値に達したときに、タイマカウント期間内において、受信した最後の発光制御コマンドを実行する。予め設定された閾値は、第2時間帯と第3時間帯との和より大きく且つ第1時間帯と第3時間帯との和より小さい。
【0033】
具体的な実施において、インクカートリッジの発光ユニットを隣
接検出段階において発光させず、正
対検出段階において発光させることが可能な限り、他の形式の制御情報に基づいて、インクカートリッジの発光ユニットに対して発光制御を行ってもよい。この場合、隣
接カートリッジの発光量が検出待
ちカートリッジの発光量より少ないことが保障され、さらに、インクカートリッジの位置検出の誤報率が低減される。
【0034】
以下、いくつかの異なる制御情報に基づいて、インクカートリッジの発光ユニットに対して発光制御を行う代替方法について説明する。
【0035】
<実施形態2>
実施形態2において、インクカートリッジ制御ユニットは、光点灯コマンドと光消灯コマンドとを遅延させる方式を採用する。具体的には、
図5を参照して説明する。
図5は、本発明に係るインクカートリッジの発光制御方法の別の実施形態のフロー概略図である。当該方法は、以下のステップ501〜506を含む。
【0036】
ステップ501は、インクカートリッジ制御ユニットが、イメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信するステップである。
【0037】
ステップ502は、インクカートリッジ制御ユニットが、受信したコマンドが光点灯コマンド又は光消灯コマンドであることを識別するステップである。
【0038】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットは、表1の発光制御コマンドにおける光線制御情報に基づいて、当該コマンドが光点灯コマンド又は光消灯コマンドであることを識別する。
【0039】
インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光点灯コマンドであると識別した場合、ステップ503〜504を実行し続ける。インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光消灯コマンドであると識別した場合、ステップ505〜506を
実行し続ける。
【0040】
ステップ503は、インクカートリッジ制御ユニットが点灯遅延タイマを起動するステップである。
【0041】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光点灯コマンドであると識別した際に、発光ユニットの発光を即座に制御せず、逆に、発光ユニットの発光を遅延させる。そのため、点灯遅延タイマを起動する。
【0042】
ステップ504は、インクカートリッジ制御ユニットが、点灯遅延タイマのタイマカウント値が予め設定された第1遅延閾値に達したことを観測した際に、発光ユニットの発光を制御するステップである。
【0043】
具体的には、実施形態2におけるインクカートリッジ制御ユニットが発光ユニットを制御して、発光を遅延させる遅延時間は、第1遅延閾値と称される。当該第1遅延閾値は、第1時間帯より小さく且つ第2時間帯より大きい。第1時間帯は、
正対検出段階の時間間隔であり、T1で表示する。第2時間帯は、
隣接検出段階の時間間隔であり、T2で表示する。実施形態2において、第1遅延閾値は、第2時間帯T2より大きく且つ第1時間帯T1より小さい。
【0044】
実施形態2において、第1遅延閾値が第2時間帯T2より大きく且つ第1時間帯T1より小さいという条件を満たすように設計する理由は、下記の考慮に基づいたものである。第1遅延閾値が第2時間帯T2より大きいため、隣
接検出を行う時間内において、発光ユニットが遅延によって発光しないことに
なる。同時に、第1遅延閾値が第1時間帯T1より小さいため、正
対検出の時間内において、一定の時間を遅延した後
に、少なくともT1−t1の発光時間(t1は第1遅延閾値を示す)が存在する。
これによって、正
対検出のときの光量が隣
接検出のときの光量より大きいことを必ず確保することができる。
【0045】
また、インクカートリッジが受信した光点灯コマンドに対して遅延設定した第1遅延閾値t1のみが発光ユニットの発光を制御する。遅延時間がt1に達していないのに光消灯コマンドを受信した場合、不発光の制御を行う。遅延時間がt1に達し、光消灯コマンドを受信していない場合、発光の制御を行う。
【0046】
ステップ505は、インクカートリッジ制御ユニットが消灯遅延タイマを起動するステップである。
【0047】
具体的には、実施形態2に記載の点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマを起動するのは、初回の起動であってもよく、既に起動されたタイマに対してリセットした後の再起動であってもよい。
【0048】
ステップ506は、インクカートリッジ制御ユニットが、観測した消灯遅延タイマのタイマカウント値が予め設定された時間帯に達した際に、発光ユニットの消灯を制御するステップである。
【0049】
具体的には、予め設定された時間帯は、第3時間帯より小さい。第3時間帯T3は、現在の光消灯コマンドと次の発信された光点灯コマンドとの間の時間間隔を示し、つまり正
対検出段階と隣
接検出段階との間の時間間隔でもある。
【0050】
実施形態2では、インクカートリッジが受信した光消灯コマンドに対して予め設定された時間帯を遅延する限り、発光ユニットの発光を停止させることができる。予め設定され
た時間帯が第3時間帯T3より小さいため、光消灯コマンドを受信し、発光ユニットが予め設定された時間帯の発光を維持した後に、次に発光ユニットの発光を停止させ、T3−予め設定された時間帯の発光停止の時間をも確保することができる。従って、隣
接検出段階において不発光を確保することができる。実施形態2における予め設定された時間帯は第2遅延閾値t2である。
【0051】
具体的には、予め設定された時間帯の選択は、光受信機の感度に関係し、光受信機の感度が高ければ高いほど、予め設定された時間帯がより小さい値を選択すべきである。逆に、光受信機の感度が低ければ低いほど、予め設定された時間帯がより大きい値を選択すればよい。しかし、どのように選択しても、予め設定された時間帯がT3より小さい(<T3)という条件を満たさなければならない。即ち、一定の時間を遅延した後に光線を消す際には、光受信機が発光ユニットの消灯を識別可能か否かは、光受信機が信号を受信する反応の速度に関係する。データの伝送が比較的速く、反応が比較的速い場合は、遅延時間を比較的短く設定する。データの転送が遅く、反応が遅い場合は、遅延時間を比較的長く設定することができる。
【0052】
インクカートリッジの発光制御方式は、複数の種類がある可能性がある。例えば、正
対検出及び隣
接検出を行う際に、対応するインクカートリッジに光点灯コマンド及び光消灯コマンドを逐次発信し、当該インクカートリッジの発光ユニットによる一定の時間の発光を制御する。各インクカートリッジは、光点灯コマンド及び光消灯コマンドが、正
対検出に用いられるか隣
接検出に用いられるかについて区別しない。又は、いずれかのインクカートリッジの正
対検出段階及び隣
接検出段階における発光制御コマンドに対して合併処理を行うことができる。発光制御の方式の種類によって、上記第1時間帯、第2時間帯及び第3時間帯の分割方式に相違がある。例えば、以下の2つの代替方式がある。
【0053】
1つの代替方式は、正
対検出及び隣
接検出の時間帯に対してペアの光点灯コマンド及び光消灯コマンドを単独に送信して制御を行い、発光制御の過程において、インクカートリッジが正対位置への移動を制御することである。実施形態2において、第1時間帯T1は、
正対検出
段階における光点灯コマンドと光消灯コマンドとの間の時間間隔である。第2時間帯T2は、
隣接検出
段階における光点灯コマンドと光消灯コマンドとの間の時間間隔である。第3時間帯T3は、正
対検出段階と隣
接検出段階との間の時間間隔であり、例えば、正
対検出段階(隣
接検出段階)の光消灯コマンドと隣
接検出段階(正
対検出段階)の光点灯コマンドとの間の時間間隔である。また、イメージング装置本体
から出力される正対検出及び隣
接検出に対する発光制御コマンド
は、互いに独立
している。そのため、
各インクカートリッジの正
対検出及び隣接検出の順番は、限定されない。
【0054】
もう1つの代替方式は、あるインクカートリッジが
、他のインクカートリッジの隣
接カートリッジとして
隣接検出において発光する必要があり、且つ、検出待
ちカートリッジとして
正対検出において発光する必要もあ
る。さらに、2回の発光制御が連続的である場合
は、1組の光点灯コマンド及び光消灯コマンドのみを発信し、当該インクカートリッジを終始発光させる
必要がある。即ち、正
対検出段階と隣
接検出段階との発光制御コマンドを併合する
必要がある。当該時間帯は、少なくとも第1時間帯T1と第2時間帯T2との和である。この場合、第1時間帯T1は、光点灯コマンドか
ら、光受信機が正
対検出によって検出した光量を受信するまでの時間帯を指す。第2時間帯T2は、光受信機が隣
接検出によって検出した光量を受信するときから光消灯コマンドまでの時間帯を指す。又は、第2時間帯のT2は、光点灯コマンドか
ら、光受信機が正
対検出によって検出した光量を受信する時までの時間帯を指す。第1時間帯T1は、光受信機が隣
接検出によって検出した光量を受信するときから光消灯コマンドまでの時間帯を指す。また、
正対検出と
隣接検出の発光制御コマン
ドを合併すれば、実施形態2の解決手段は、隣
接検出が
正対検出の後又は前に実行
される場合に適用される。
【0055】
実施形態2において、消灯遅延タイマは、第2遅延閾値に予め設定されている。つまり、予め設定された時間帯は、第2遅延閾値である。
【0056】
また、各インクカートリッジ制御ユニットにおいて設定され
る第1遅延閾値t1及び第2遅延閾値t2の具体的な値は、
当該カートリッジが検出待
ちカートリッジと
される際の第1時間帯、第2時間帯及び第3時間帯に基づいて設定されることが好ましい。さらに、1つのイメージング装置には、複数のインクカートリッジが搭載されるため、互いに異なるインクカートリッジにおいて、検出待
ちカートリッジと
される際
の第1時間帯は、互いに同一又は互いに異なる場合があり
、第2時間帯も、互いに同一又は互いに異なる場合があり
、第3時間帯も、互いに同一又は互いに異なる場合がある。互いに同一である場合は、各インクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された第1遅延閾値が、イメージング装置のうち最大の第2時間帯より大きく且つ最小の第1時間帯より小さいことが好ましい。一方、設定された第2遅延閾値は、最小の第3時間帯より小さいことが好ましい。互いに異なる場合は、各インクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された第1遅延閾値が上記の「第2時間帯より大きく、第1時間帯より小さい」という規定を満たし、第2遅延閾値が上記の「第3時間帯より小さい」という規定を満たせばよい。さらに、互いに異なるインクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された遅延閾値は、互いに同一であってもよく、互いに異なってもよい。
【0057】
実施形態2において、上記解決手段が採用された後、イメージング装置本体側の光受信機による検出結果は、T1時間帯において、依然として光線を受信可能であり、第1光量を有することによって、正
対検出が正しいと検出される。T2時間帯において、光線を受信することなく、光量がゼロであり、必然的に第1光量より小さいことによって、隣
接検出が正しいとも判明することができる。上記内容から分かるように、本発明に係る実施形態の技術的解決手段は、イメージング装置の特定された位置検出の要求を満たすことができるだけでなく、インクカートリッジ発光ユニットの製造誤差による誤判率の欠陥を克服することもできる。さらに、イメージング装置本体は既に販売され使用中である可能性があるが、当該解決手段を採用することによって、大量の既存のイメージング装置本体を変更する必要がなく、消耗品のインクカートリッジのみに対して改善すればよいため、普及し且つ実現し易い。
【0058】
実施形態2に係るインクカートリッジの発光制御方法について、さらに明確に紹介するために、以下、
図6a及び
図6bに基づいて上述した制御方法について説明する。
【0059】
実施形態2において、4つの異なる色のインク且つ同じ外形を有するインクカートリッジ(例えば、BKインクカートリッジ、Cインクカートリッジ、Mインクカートリッジ、Yインクカートリッジ)が、プリンタ(イメージング装置)に搭載される。各インクカートリッジには、LEDランプ(発光ユニット)が設けられている。イメージング装置本体におけるインクカートリッジの位置検出プロセスに対する観察及び測定を介して、位置検出プロセスにおいて複数のインクカートリッジの移動及び検出順序は、以下に示されるように取得できる。
【0060】
図6aは、本発明に係るインクカートリッジの発光制御方法の別の実施形態におけるインクカートリッジの整列概略図であり、4つのインクカートリッジがキャリッジ201の駆動によって移動する。インクカートリッジの運動順序を合わせて分かるように、CインクカートリッジがBKインクカートリッジに隣接するインクカートリッジとしての隣
接検出、及び、Cインクカートリッジ自身が検出待ちのインクカートリッジとしての正
対検出の2つの段階は連続的であるため、実施形態2において、隣
接検出と正
対検出と
が併合され、一回の光点灯コマンド(C ON)と一回の光消灯コマンド(C OFF)とのみを含む。具体的には、各インクカートリッジに対して正
対検出及び隣
接検出を行う際に、プリンタから出力された各発光制御コマンドの間の時間間隔及び当該検出信号によって行われた検出タイプを、表2に示す。表2中、時間間隔Δtは、前のコマンドと次のコマンドとの間の時間間隔を示す。例えばBK ON とBK OFFとの時間間隔は、800msである。検出タイプにおいて、Nは隣
接検出を示し、Pは正
対検出を示し、N+Pは隣
接検出と正
対検出との合弁(例えば、Cインクカートリッジの箇所)を含むことを示す。
【0062】
説明を容易にするため、以下、プリンタ(イメージング装置)が発信した点灯制御コマンドを直接的に“色ID+発光制御情報”で示す。例えば、コマンドBK ONは、黒色のインクカートリッジの発光ユニットを発光させることを示し、コマンドBK OFFは、黒色のインクカートリッジの発光ユニットを消灯させることを示す。
【0063】
表2に示されたΔt、検出タイプ及び上述したインクカートリッジの検出順序から分かるように、
正対検出を行う際の、LEDランプの点灯を制御するコマンドとLEDランプの消灯を制御するコマンドとの間の時間間隔は、比較的大きく、すべて300msより大きい。一方、隣
接検出を行う際の、光点灯コマンドと光消灯コマンドとの間の時間間隔は、比較的小さく、基本的にすべて100msより小さく、各光消灯コマンドと次の光点灯コマンドとの間の時間間隔は、互いに異なり、基本的に7ms以上である。そのため、実施形態2において、第1遅延閾値を200msに設定し、第2遅延閾値を3msに設定することが好ましい。これにより、複数のインクカートリッジ
についての上記検出を行うプロセスにおいて、正
対検出が順調に行うことを確保可能と同時に、隣
接検出の実行を避けることができる。従って、LEDランプ(発光ユニット)の輝度がやや弱くても、機能が正常なインクカートリッジが正常に使用されることが保障される。
【0064】
図6bは、本発明に係るインクカートリッジの発光制御方法のもう1つの実施形態におけるBKインクカートリッジの位置検出の概略図である。
図6bに示すように、プリンタ
がBK ONコマンドを発信すると、4つのインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットのすべては、当該コマンドを検出した際に点灯遅延タイマを起動する。点灯遅延のタイマカウント値が第1遅延閾値に達するまで、4つのインクカートリッジのカートリッジ制御ユニットは、それぞれ対応するLEDランプの発光を制御する。発光ユニットが一定時間発光を維持した後、プリンタがBK OFFのコマンドを発信すると、4つのインクカートリッジのカートリッジ制御ユニットのすべては、当該コマンドを検出したときに、消灯遅延タイマを起動する。このとき、4つのインクカートリッジのLEDランプは、まだ発光状態を維持し、消灯遅延タイマのタイマカウント値が第2遅延閾値に達するまで、4つのインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットは、それぞれ対応するLEDランプを消灯させる。このとき、BKインクカートリッジの正
対検出段階は、既に完了している。このように類推すると、プリンタが逐次に表2に示された各制御コマンドを発信するときに、インクカートリッジは、それぞれ上記方法に基づいた処理を実行する。
【0065】
また、実施形態2において、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマは、第1遅延閾値又は第2遅延閾値に達する際に、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマを停止するか、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマをリセットする。インクカートリッジ制御ユニットによって、発光ユニットの発光又は消灯を制御する。点灯遅延タイマを停止する方式を採用する場合、インクカートリッジ制御ユニットが光点灯コマンド又は光消灯コマンドを再度受信するときには、まず点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマをリセットした後に、タイマカウントを
開始する。点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマが起動した後のタイマカウントをする過程において、インクカートリッジ制御ユニットがいずれかの発光制御コマンドを受信すると、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマを直ちに停止し、光点灯コマンド又は光消灯コマンドを再び受信した後に、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマをゼロ消去又は初期状態に戻し、タイマカウントを再
開するか、或いは、光点灯コマンド又は光消灯コマンドを再び受信した後、直ちに直接に
タイマを起動して改めてタイマカウントをするために、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマを直接にゼロ消去又は初期状態に戻す。
【0066】
<実施形態3>
実施形態3と実施形態2との相違は、実施形態3の予め設定された消灯遅延タイマは第2遅延閾値であり、当該予め設定された時間帯は、第2遅延閾値より小さく且つ第3時間帯より小さく、また、第2遅延閾値が第3時間帯より大きく且つ第1時間帯T1より小さく設定され、インクカートリッジ制御ユニットが、消灯遅延タイマがタイマカウントを開始し、予め設定された時間帯に達した後、自動的に発光ユニットの消灯を制御することである。
【0067】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光消灯コマンドであることを識別すると、消灯遅延タイマを起動する。インクカートリッジ制御ユニットは、消灯遅延タイマのタイマカウント値が予め設定された時間帯に達することを観測すると、自動的に発光ユニットの消灯を制御する。インクカートリッジ制御ユニットは、消灯遅延タイマのタイマカウント値が第2遅延閾値に達することを観測すると、発光ユニットの発光を停止させる。さらに、上記消灯遅延タイマカウントの過程において、インクカートリッジ制御ユニットは、当該カウントにおいて受信した発光制御コマンドを実行せず、消灯遅延タイマも停止又は初期状態に戻る必要がなく、タイマカウントを継続する。上記以外のステップは、実施形態2と同様であるため、説明を省略する。
【0068】
実施形態3におけるインクカートリッジの発光制御方法について、より理解し易いように、以下、
図7に基づいて、BKインクカートリッジを例として上記制御方法について説明する。
【0069】
図7は、本発明に係るインクカートリッジの発光制御方法の実施形態におけるBKインクカートリッジの位置検出の概略図である。
図7に示すように、プリンタがBK ONコマンドを発信すると、4つのインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットのすべては、点灯遅延タイマを起動する。点灯遅延のタイマカウント値が第1遅延閾値に達するまで、4つのインクカートリッジのカートリッジ制御ユニットは、それぞれ対応するLEDランプの発光を制御する。発光ユニットが一定時間の発光を維持した後、プリンタがBK OFFのコマンドを発信すると、4つのインクカートリッジのカートリッジ制御ユニットのすべては、消灯遅延タイマを起動する。このとき、4つのインクカートリッジのLEDランプは、まだ発光状態を維持している。消灯遅延タイマのタイマカウント値が特定値(即ち予め設定された時間帯)に達するまで、4つのインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットは、自動的にそれぞれ対応するLEDランプを消灯させ、消灯遅延タイマがタイマカウントを継続する。消灯遅延タイマのタイマカウント値が第2遅延閾値に達し、且つ、その期間に新たな発光制御コマンドを受信していないときに、4つのインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットは、再びそれぞれ対応するLEDランプを消灯させる。即ち、4つのLEDランプがすべて消灯状態を維持する。このとき、BKインクカートリッジの正
対検出段階は既に完了している。このように類推すると、プリンタが逐次に表2に示された各制御コマンドを発信するときに、インクカートリッジは、それぞれ上記方法に基づいた処理を実行する。
【0070】
また、実施形態1と同様に、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマは、第1遅延閾値又は第2遅延閾値に達する際に、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマを停止するか、或いは、点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマをリセットする。インクカートリッジ制御ユニットによって、発光ユニットの発光又は消灯
が制御される。しかしながら、上述した点灯遅延タイマ又は消灯遅延タイマのタイマカウント期間において、新たな発光制御コマンドを受信した場合でも、インクカートリッジ制御ユニットは、予め設定されたタイマカウント値に達するまで、新たな発光制御コマンドを実行せず、タイマカウントを停止し且つリセットし又はゼロ消去する必要がない。例えば、第1遅延閾値及び第2遅延閾値に達した後に、タイマカウントを停止するか、或いは、直接にリセットし又はゼロ消去する。
【0071】
<実施形態4>
図8は、本発明に係るインクカートリッジの発光制御方法のもう1つの実施形態のフロー概略図である。本実施形態におけるインクカートリッジ制御ユニットは、光消灯コマンドをタイマカウントの始点とする方式を採用する。
図8に示すように、当該方法は、以下のステップ801〜805を含む。
【0072】
ステップ801は、インクカートリッジ制御ユニットが、イメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信するステップである。
【0073】
ステップ802は、インクカートリッジ制御ユニットが、受信したコマンドが光点灯コマンド又は光消灯コマンドであることを識別するステップである。
【0074】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドにおける光線制御情報に基づいて、当該コマンドが光点灯コマンド又は光消灯コマンドであることを識別する。
【0075】
インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光点灯コマンドであると識別した場合、ステップ803を実行し続ける。インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光消灯コマンドであると識別した場合、ステップ804〜805を実行し続ける。
【0076】
ステップ803は、インクカートリッジ制御ユニットが、発光制御コマンドを受信する回数に基づいて、実行するか否かについて確定するステップである。
【0077】
光点灯コマンドの出現回数が1である場合、発光ユニットの発光を制御する。光点灯コマンドの出現回数が1より大きい場合、光点灯コマンドを実行しない。
【0078】
ステップ804は、インクカートリッジ制御ユニットが、発光ユニットの消灯を制御し、同時にタイマカウントを
開始するステップである。
【0079】
ステップ805は、インクカートリッジ制御ユニットが、観測されたタイマカウント値が予め設定された閾値に達したときに、タイマカウント期間内において、受信した最後の発光制御コマンドを実行するステップである。
【0080】
具体的には、予め設定された閾値は、第2時間帯と第3時間帯との和より大きく且つ第1時間帯と第3時間帯の和より小さい。
【0081】
1つのプリンタには、複数のインクカートリッジが搭載されるため、互いに異なるインクカートリッジにおいて、検出待
ちカートリッジと
される際
の第1時間帯は、互いに同一又は互いに異なる場合があり
、第2時間帯も、互いに同一又は互いに異なる場合があり
、第3時間帯も、互いに同一又は互いに異なる場合がある。互いに異なる場合、各インクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された閾値は、イメージング装置における最大の第2時間帯と最大の第3時間帯の和より大きく且つ最小の第1時間帯と最小の第3時間帯の和より小さいことが好ましい。互いに同一の場合は、各インクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された閾値が上記の「第2時間帯と第3時間帯との和より大きく且つ第1時間帯と第3時間帯との和より小さい」という規定を満たせばよい。さらに、互いに異なるインクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された閾値は、互いに同一であってもよく、互いに異なってもよい。
【0082】
表2における各制御コマンドの間の時間間隔からわかるように、各インクカートリッジの第1時間帯は、互いに異なるが、いずれも300msより大きい。各インクカートリッジの第2時間帯も、互いに異なるが、いずれも100msより小さい。OFFコマンドをノードとし、各OFFコマンドから次のONコマンドまでの間の時間間隔(即ち第3時間帯)も互いに異なり、おおよそ7ms〜90.2msであるため、実施形態4において、上記の値の規定に基づいて、閾値tを195msに予め設定することが好ましい。
【0083】
また、インクカートリッジ制御ユニットがプリンタから発信された光消灯コマンドを受信した場合は、タイマカウントがゼロ消去又は初期状態に戻った後に改めてタイマカウントする。プリンタから発信された光点灯コマンドを受信する場合は、上記コマンドを実行せず、タイマカウントを停止しない。
【0084】
実施形態4によれば、上記の技術的解決手段を採用することにより、隣
接検出の過程において
、インクカートリッジ制御ユニットが遅延操作を行い、
隣接カートリッジの発光ユニットが
発光しない。その結果、隣
接検出段階の光量が、0となり、正
対検出段階の光量より小さくなる。従って、各インクカートリッジの上記位置検出過程が順調に行われることが保証される。
【0085】
図9a−
図9dは、本発明に係るインクカートリッジの発光制御方法のもう1つの実施形態におけるBK/C/M/Yインクカートリッジの位置検出の概略図である。以下、
図9a−
図9dを参照しつつ上記の制御方法について解析する。図中Aで示す矢印方向は、インクカートリッジが検出過程における移動方向(以下の説明において、インクジェット
プリンタをイメージング装置の一例とする。)を示す。
【0086】
図9aに示すように、プリンタが初回「BK ON」の制御コマンドを発信し、インクカートリッジ制御ユニットが当該BK ONコマンドを受信した際に、まず光線制御情報のONに基づいて、当該コマンドが光点灯コマンドあると識別する。光点灯コマンドの出現回数が1であるため、このとき、インクカートリッジ制御ユニットはBK ONの制御コマンドを直接に実行する。即ち、4つのインクカートリッジのカートリッジ制御ユニットは、それぞれ対応するLEDランプの発光を制御する。次に、4つのインクカートリッジのLEDランプが一定時間発光を維持した後、プリンタがBK OFFのコマンドを発信し、インクカートリッジ制御ユニットが当該コマンドを受信した際に、当該コマンドを光消灯コマンドであると判断すると、4つのインクカートリッジの制御ユニットは、LEDランプを直接的に消灯させ、タイマカウントを
開始する。
【0087】
図9bに示すように、前述したように、タイマカウント閾値が195msである。従って、表2から分かるように、タイマカウントの過程において、インクカートリッジ制御ユニットは、プリンタが発信したC ONコマンドを受信した後、当該コマンドを光点灯コマンドであると識別し、光点灯コマンドの出現回数が2>1であると統計される。従って、上記の制御コマンドを実行せず、タイマカウントが継続される。インクカートリッジ制御ユニットは、上記のタイマカウント値が予め設定された閾値、つまり195msに達したことを観測した際に、タイマカウントを停止させ、タイマカウントの期間において最後に受信したコマンド(言い換えれば、予め設定された閾値に最も近い、受信した前のコマンド、つまりC ONコマンド)を実行する。このとき、LEDランプが駆動されて発光し、Cインクカートリッジの正対
検出が行われる。一方、Cインクカートリッジは、BKインクカートリッジの隣
接検出段階
で、遅延期間において消灯してしまう。同様に、インクカートリッジ制御ユニットは、C OFFのコマンドを受信した後にLEDランプを消灯させ、タイマカウントを開始し、さらに、タイマカウントの過程において受信したBK
ONコマンドを実行しない。BK OFFコマンドを受信した際に、タイマカウントを停止し且つゼロ消去又は初期状態に戻し、タイマが再びカウントし始める。
【0088】
図9c及び
図9d
では、上述と同様の原理
で、BK OFFの後のタイマカウントの過程において、同様に受信したM ONコマンドを実行しない。タイマカウント値が予め設定された閾値に達した際に、その前に受信したM ONコマンドを実行する。即ち、LEDランプを発光させる
。残りのインクカートリッジの検出方法
は、上記と同様であり、説明を省略する。
【0089】
上記説明から分かるように、実施形態4
では
、「OFFコマンド」をノードとして、タイマカウントの操作を介して隣
接検出段階の発光制御コマンドを実行しない。発光ユニットが隣
接検出段階において発光しないことで、インクカートリッジ正
対検出段階の発光量が隣
接検出段階の発光量より常に大きいことが保証され、インクカートリッジの位置検出が順調に行われることが保証され、「インクカートリッジが正しい位置に搭載されていることが誤った位置に搭載されていると誤認される」状況を回避することができる。
【0090】
以下、この状況をさらに説明する。各インクカートリッジの発光ユニットの発光量に誤差があるため、位置検出の過程においてインクカートリッジの正
対検出段階における発光量が不足し、検出を順調に行うことができない問題が生じ得る。しかし、正
対検出段階において、複数のインクカートリッジの発光ユニットを同時に発光又は消灯させることで、各インクカートリッジが正
対検出段階(前の実施形態においてもこのような複数のインクカートリッジが同時に発光又は消灯する状況が説明されている。)を順調に行うことが確保される。
【0091】
具体的には、イメージング装置本体の発光制御コマンドには、カートリッジ識別情報と光線制御情報とが含まれている。実施形態
4は、インクカートリッジの発光ユニットに対して発光制御し、光線制御情報のみに基づいてインクカートリッジの発光ユニットの発光又は消灯を制御することを設計してよい。
【0092】
実施形態
4において、複数のインクカートリッジは共通の線で接続されている。そのため、各インクカートリッジは、イメージング装置本体が発信したいず
れの発光制御コマンドを
も受信することができる。1つの制御コマンドを受信するごとに、各インクカートリッジは、上記のインクカートリッジの発光制御方法基づいて、発光ユニットに対して1回の制御を行う。このように、複数の発光ユニットが同時に点灯又は消灯されることが確保され、各インクカートリッジの正
対検出段階が順調に行われることが保障される。即ち、実施形態4におけるインクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドの光線制御情報のみに基づいて発光ユニットを制御し、制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報を無視する。
【0093】
代替方式として、実施形態4における各インクカートリッジは、位置検出の過程において、インクカートリッジの正
対検出段階が順調に行われることが確保される限り、少なくとも2つのインクカートリッジが当該インクカートリッジと同時に点灯又は消灯する。また、実施形態4において、各インクカートリッジ
間の接続は、バス接続の方式を採用してもよく、単線接続を採用してもよく、
特に限定されない。
【0094】
例えば、表1に示すように、発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報は、少なくとも2ビットの論理値を有することが好ましい。従って、実施形態4において、以下の方式を用いて少なくとも2つのインクカートリッジの発光ユニットを制御して同時に発光させる。インクカートリッジ制御ユニットは、インクカートリッジの識別情報における一部分又はすべての論理値を廃棄し、残りのビットの論理値と、位置するインクカートリッジの識別情報において対応するビットの論理値とを比較することを介して、受信されたインクカートリッジの識別情報が、位置するインクカートリッジのカートリッジ識別情報であることを確定する。これにより、2つ以上のインクカートリッジが同時に点灯されることが確保される。全てのビットの論理値を廃棄すれば、残りのビットの論理値が存在しない。そのときは、発光制御コマンドが全てのインクカートリッジに送信されると考えられる。この状況において、複数のインクカートリッジ制御ユニットに用いられる第1遅延閾値及び第2遅延閾値が同じである場合、複数のインクカートリッジの発光ユニットが同時に点灯又は消灯する。
【0095】
例えば、イメージング装置において各インクカートリッジの識別情報は、それぞれBK−000、C−100、M−010及びY−110であるとする。各インクカートリッジの識別情報における最後の2ビットの論理値を廃棄する場合、つまり一部の論理値を廃棄する場合は、BK−0、C−1、M−0、Y−1に変更し、この時のBkとMとの残りのビット又は対応するビットの論理値は、発光制御コマンドBK ONに含まれるものと同じく0である(例えば受信したBK ONコマンドにおける「BK−000」の第1ビットが「0」であり、 BK−0と同一であり、M−0とも同一である)。その時は、BK
ONコマンドにおけるインクカートリッジの識別情報がBK−0及びM−0であると識別される。即ち、当該コマンドは、BK及びMを制御するために用いられ、BK及びMインクカートリッジが同時に点灯し、残りのインクカートリッジは点灯しない。全ての論理値を廃棄する場合、つまり発光制御コマンドのインクカートリッジの識別情報を無視する場合は、発光制御情報のみに基づいて発光ユニットの発光を制御する。
【0096】
また、実施形態4において、インクカートリッジにおけるインタフェースユニットは、プリンタのコンタクトピンと接触して情報交換を行う電気接点であるため、上記の論理値
は、電気接点を介して送受信することができる。さらに、上記の論理値の廃棄の有無は、電気接点のスイッチ切り替え又は遮断する方式によって実現することが好ましい。例えば、遮断する際に当該論理値の廃棄を実現し、又は、当該ビットの論理値の破棄について予め設定することも可能である。
【0097】
タイマカウントが
開始された後、インクカートリッジ制御ユニットは、もう1つの発光制御コマンドを受信し、もう1つの発光制御コマンドが光消灯コマンドであると識別した際に、タイマカウントを停止させ又はタイマカウントを初期状態に戻す。例えば、プリンタが発信したコマンドの順番がBK ON/OFF、C ON/OFF、BK ON/OFFである場合、インクカートリッジ制御ユニットは、一番目のBK OFFのコマンドを受信したとき、タイマカウントを
開始し、二番目のBK OFFコマンドを受信したとき、タイマを停止又はリセットし、タイマカウントを再
開する。
【0098】
<実施形態5>
図10は、本発明に係るインクカートリッジ制御ユニットの1つの実施形態の構成概略図である。当該インクカートリッジ制御ユニットは、インクカートリッジに対して発光制御を行うために用いられ、本発明のいずれの実施形態におけるインクカートリッジの発光制御方法をも実行可能である。実施形態5は、当該ユニットの構成だけについて簡単に説明し、具体的な動作原理については、方法の実施形態を参照可能である。また、具体的な実施において、インクカートリッジ制御ユニットのユニット構造の分割は、以下の説明に限定されるものではない。
【0099】
インクカートリッジ制御ユニットは、イメージング装置本体に脱着可能に取り付けられたインクカートリッジに設けられている。イメージング装置本体には、光受信機が設けられている。インクカートリッジは、イメージング装置本体が発信した信号を受信するインタフェースユニットと、インクカートリッジの識別情報を記憶する記憶ユニットとをさらに備えている。インクカートリッジ制御ユニットは、光受信機に向けて発光する発光ユニットの発光又は消灯を制御するために、発光ユニットと接続されている。イメージング装置本体には、少なくとも2つのインクカートリッジが設けられている。
【0100】
図10に示すように、当該インクカートリッジ制御ユニットは、コマンド識別ユニット1001とコマンド処理ユニット1002とを含む。
【0101】
コマンド識別ユニット1001は、イメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信し且つ識別を行うためのものである。
【0102】
コマンド処理ユニット1002は、発光ユニットが隣
接検出段階において発光せず、正
対検出段階において発光するように、識別した発光制御コマンドと予め設定された発光制御コマンドに対応する制御情報とに基づいて、インクカートリッジの発光ユニットに対して発光制御を行うために用いられる。
【0103】
図11は、本発明に係るインクカートリッジ制御ユニットのもう1つの実施形態の構成概略図である。当該構造のインクカートリッジ制御ユニットは、ONコマンド及びOFFコマンドの実行が遅延する方式に用いられる。コマンド処理ユニット1002は、具体的には、点灯遅延タイマサブユニット1101と、光点灯サブユニット1102と、消灯遅延タイマサブユニット1103と光消灯サブユニット1104とを含む。
【0104】
点灯遅延タイマサブユニット1101は、コマンド識別ユニット1001が、発光制御コマンドが光点灯コマンドであると識別した際に、点灯遅延タイマを起動するために用いられる。
【0105】
光点灯サブユニット1102は、点灯遅延タイマサブユニットが、点灯遅延タイマのタイマカウント値が予め設定された第1遅延閾値に達したことを観測した際に、発光ユニットの発光を制御するために用いられる。第1遅延閾値は、第1時間帯より小さく且つ第2時間帯より大きい。
【0106】
消灯遅延タイマサブユニット1103は、コマンド識別ユニットが、発光制御コマンドが光消灯コマンドであると識別した際に、消灯遅延タイマを起動するために用いられる。
【0107】
光消灯サブユニット1104は、消灯遅延タイマサブユニットが、消灯遅延タイマのタイマカウント値が予め設定された時間帯に達したときに、発光ユニットの消灯を制御するために用いられる。予め定められた時間帯は、第3時間帯より小さい。第1時間帯は、正
対検出段階の時間間隔である。第2時間帯は、隣
接検出段階の時間間隔である。第3時間帯は、正
対検出段階と隣
接検出段階との間の時間間隔である。
【0108】
図12は、本発明に係るインクカートリッジ制御ユニットのもう1つの実施形態の構成概略図である。当該構造におけるインクカートリッジ制御ユニットは、OFFコマンドをタイマカウントの始点とする方式を実行するために用いられる。コマンド処理ユニット1002は、光点灯サブユニット1201と、光消灯サブユニット1202と、タイマカウントサブユニット1203とを含む。
【0109】
光点灯サブユニット1201は、コマンド識別ユニットが、発光制御コマンドが光点灯コマンドであると識別した際に、光点灯コマンドの出現回数が1である場合、発光ユニットの発光を制御し、光点灯コマンドの出現回数が1より大きい場合、光点灯コマンドを実行しない。
【0110】
光消灯サブユニット1202は、コマンド識別ユニットが、発光制御コマンドが光消灯コマンドであると識別した際に、発光ユニットの消灯を制御するために用いられる。
【0111】
タイマカウントサブユニット1203は、光消灯サブユニットが、発光ユニットの消灯を制御すると同時にタイマカウントを
開始する際に用いられ、タイマカウント値が予め設定された閾値に達したことを観測する際に、光点灯サブユニット又は光消灯サブユニットがタイマカウント期間において、受信した最後の発光制御コマンドを実行することを指示するために用いられる。
【0112】
第1時間帯は、正
対検出段階の時間間隔である。第2時間帯は、隣
接検出段階の時間間隔である。第3時間帯は、正
対検出段階と隣
接検出段階との間の時間間隔である。予め設定された閾値は、第2時間帯と第3時間帯との和より大きく且つ第1時間帯と第3時間帯との和より小さい。
【0113】
<実施形態6>
実施形態6に係るイメージング装置は、イメージング装置本体と、少なくとも2つのインクカートリッジとを備えている。イメージング装置本体は、少なくとも、光受信機と、キャリッジと、位置検出モジュールとを含む。少なくとも2つのインクカートリッジが、キャリッジに固定されている。キャリッジは、光受信機に対応して移動可能に配置されている。
【0114】
イメージング装置において、各インクカートリッジのインタフェースユニットは、イメージング装置本体のコマンド出力端子に共通の線で接続されている。位置検出モジュールは、移動制御ユニットと、発光制御ユニットと、発光量検出ユニットとを備えている。
【0115】
移動制御ユニットは、キャリッジを、検出待
ちカートリッジと光受信機との正対する位置に移動させるために用いられる。発光制御ユニットは、インクカートリッジに発光制御コマンドを送信することを介して、インクカートリッジの発光ユニットが、
正対検出の第1時間帯及び隣
接検出の第2時間帯において発光を制御するために用いられる。発光量検出ユニットは、光受信機が第1時間帯に受信した第1発光量が第1発光量より大きく且つ光受信機が第2時間帯内に受信した第2発光量が第1発光量より小さいことを識別した際に、検出待
ちカートリッジの正確的な位置を確定するために用いられる。
【0116】
代替方式として、発光量検出ユニットは、第1時間帯に受信した第1発光量が第1発光量より大きく且つ第2時間帯に受信した第2発光量が第1発光量及び第2発光量より小さいことを識別した際に、検出待
ちカートリッジの正確的な位置を確定するために用いられる。
【0117】
代替方式として、イメージング装置に含まれる2つ以上のインクカートリッジは、それぞれ検出待
ちカートリッジと
される際の第1時間帯が互いに異なり
、第2時間帯及び第3時間帯もそれぞれ互いに異なる。各インクカートリッジにおけるインクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された第1遅延閾値は、イメージング装置における最大の第2時間帯より大きく且つ最小の第1時間帯より小さい。一方、各インクカートリッジ制御ユニットにおいて予め設定された時間帯は、最小の第3時間帯より小さい。
【0118】
代替方式として、互いに異なるインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットにおいて設定された第1遅延閾値及び予め設定された時間帯は、互いに同一又は異なる。
【0119】
代替方式として、発光ユニットは、光受信機と正対する位置に配置されている。
【0120】
又は、発光ユニットは、光受信機とずれた位置に配置され、発光ユニットと光受信機との間に、光学ガイド部材が配置されている。光学ガイド部材は、発光ユニットが発光する際に、発光した光線を各インクカートリッジと光受信機との相対する位置までガイドするために用いられる。
【0121】
代替方式として、当該イメージング装置は、アダプタプレートをさらに含む。アダプタプレートは、イメージング装置本体に取り付けられている。インクカートリッジは、アダプタプレートに配置されている。
【0122】
少なくとも2つの発光ユニットは、アダプタプレートに設けられ、アダプタプレートに配置された各インクカートリッジとそれぞれ対応している。
【0123】
具体的には、当業者が理解するように、実施形態6に係るインクカートリッジの発光ユニットは、光受信機と直接に対向する位置に設けられてもよく、ずれた位置に設けられてもよい。光学ガイド部材を利用して、光線を光受信機までガイドすることができる。
【0124】
当業者が理解するように、実施形態6において、1つのインクカートリッジ制御ユニットで複数の発光ユニットを制御する方式を採用してもよい。具体的には、
図13は、本発明の実施形態に応用されるイメージング装置の構成概略図である。
図13に示すように、インクカートリッジ制御ユニット及び複数の発光ユニット3100は、1つのアダプタプレート3000に配置可能である(インクカートリッジ制御ユニットは、図に示されていないが、アダプタプレート3000上に配置されるか、インクカートリッジのいずれかに配置される方式であってもよい。当該インクカートリッジ制御ユニットは、複数の発光ユニット3100と接続されている)。一方、アダプタプレート3000は、インクカート
リッジとイメージング装置本体との間に配置されている。アダプタプレート3000には、複数のインクカートリッジが収納されるスペース3200が設けられている。即ち、まずアダプタプレート3000がイメージング装置本体に配置され、次に複数のインクカートリッジがアダプタプレート3000に配置される。このとき、各発光ユニット3100は、配置された複数のインクカートリッジとそれぞれ対応している。このように、インクカートリッジには、インクカートリッジ制御ユニット及び発光ユニットを設ける必要がなく、1つのインクカートリッジの関連情報を記憶する記憶ユニットのみを設け、イメージング装置本体との間においてデータの転送又は読み書き操作を行えばよい。また、当業者が理解するように、上記の技術的解決手段において、複数の発光ユニットは、それぞれ複数のインクカートリッジに設けられてもよい。このとき、アダプタプレートに配置されたインクカートリッジ制御ユニットと複数のインクカートリッジとは、インクカートリッジにおけるインタフェースユニットのみを介して相互接続される。イメージング装置本体から発信された発光制御コマンドに基づいて、発光ユニットを制御することができる。
【0125】
当業者が理解するように、実施形態6において、イメージング装置本体に取り付けられた複数のインクカートリッジの中で、1つのインクカートリッジにだけ、インクカートリッジ制御ユニット及び発光ユニットを取り付ければよく、残りのインクカートリッジにはインクカートリッジ制御ユニット及び発光ユニットを取り付けない。このとき、光送信機3300を設けることによって、発光ユニットが発光する際に光線を各インクカートリッジと光受信機との対応する位置までガイドする。
図14は、本発明の実施形態に応用されるイメージング装置の構成概略
図2である。
【0126】
<実施形態7>
図15は、本発明におけるインクカートリッジの発光制御方法のもう1つの実施形態のフロー概略図である。実施形態6におけるインクカートリッジ制御ユニットは、光点灯コマンドをカウントの始点として、光点灯コマンドのカウントと合わせる方式を用いる。
図15に示すように、当該制御方法は、以下のステップ901〜906を含む。
【0127】
ステップ901は、インクカートリッジ制御ユニットが、イメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信するステップである。
【0128】
ステップ902は、インクカートリッジ制御ユニットが、受信したコマンドが光点灯コマンド又は光消灯コマンドであることを識別するステップである。
【0129】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドにおける光線制御情報に基づいて、当該コマンドが光点灯コマンド又は光消灯コマンドであることを識別する。
【0130】
インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光点灯コマンドであると識別した場合、ステップ903を実行し続ける。インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドが光消灯コマンドであると識別した場合、ステップ906を実行し続ける。
【0131】
ステップ903は、インクカートリッジ制御ユニットが、発光制御コマンドが所定値に等しいか否かに基づいて、実行するか否かについて判断するステップである。
【0132】
光点灯コマンドの出現回数の合計が所定値である場合、光点灯コマンドを実行しない。光点灯コマンドの出現回数の合計が所定値と異なる場合、ステップ904〜905を実行する。
【0133】
ステップ904は、インクカートリッジ制御ユニットが遅延タイマを起動するステップ
である。
【0134】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットは、光点灯コマンドの累計回数が所定値と異なることを識別した際に、発光ユニットの発光を即座に制御せず、逆に、発光ユニットの発光を遅延させる。従って、遅延タイマカウントを
開始する。
【0135】
ステップ905は、インクカートリッジ制御ユニットが、遅延タイマのタイマカウント値が予め設定された遅延閾値に達したことを観測した際に、発光ユニットの発光を制御するステップである。
【0136】
ステップ906は、インクカートリッジ制御ユニットが、遅延タイマが起動されたか否か、或いは、タイマカウントが完了したか否かについて確定し、遅延タイマが既に起動され及び/又はタイマカウントが完了していない場合、受信した光消灯コマンドを実行せず、遅延タイマが起動されていない及び/又はカウントが完了した場合、光消灯コマンドを実行するステップである。
【0137】
実施形態7において、インクカートリッジ制御ユニットは、遅延タイマのタイマカウント値が遅延閾値に達した後に発光ユニットの発光を制御することになる。遅延タイマが既に起動され且つ遅延時間が予め設定された遅延閾値に達していないときは、光消灯コマンドを受信するが、受信した光消灯コマンドを無視して、当該コマンドを実行しない。遅延時間が予め設定された遅延閾値に達し、発光ユニットの発光を制御した後に、光消灯コマンドを受信する場合、このときに受信した光消灯コマンドを直接に実行する。即ち、発光ユニットの消灯を制御する。遅延時間が予め設定された遅延閾値に達していないときに、光点灯コマンドを受信した場合、タイマカウントが停止又はリセットされ、制御原則に基づいて該光点灯コマンドを遅れて実行するか、或いは実行しない。
【0138】
具体的には、本実施形態におけるインクカートリッジ制御ユニットが発光ユニットを制御して発光を遅延させる遅延時間は、第1遅延閾値と称される。第1遅延閾値は、第1時間帯より小さい。第1時間帯は、
正対検出段階の時間間隔である。
【0139】
前述したように、すべてのインクカートリッジについて、正
対検出及び
隣接検出を行う必要がある。正
対検出段階及び
隣接検出段階において、イメージング装置本体が光点灯コマンド及び光消灯コマンドをそれぞれ発信する。そのため、インクカートリッジ制御ユニットは、受信した光点灯コマンドに対して統計を行う際に、所定値を、インクカートリッジ制御ユニットが受信した全ての光点灯コマンドにおいて、隣
接検出段階の光点灯コマンドが出現したときに対応する光点灯コマンドの累計数量に設定することができる。
【0140】
表3に示すように、一部の発光制御コマンドのみを例として、所定値の設定について説明する。
【0141】
例えば、所定値は、隣
接検出段階における光点灯コマンドが順番に出現する際に対応する光点灯コマンドの累計数量とすることができる。表3に示すように、発信する順番からわかるように、BK ONがCインクカートリッジの隣
接検出段階において光点灯コマンドとして発信する順番は5であるが、対応する光点灯コマンドの累計数量は3であり、このときは所定値を3に設定すればよい。インクカートリッジ制御ユニットは、受信した光点灯コマンドの統計値が3である場合、当該光点灯コマンドのBK ONを実行せず、隣
接検出段階の発光ユニットが消灯状態を保つ。一方、M ONが出現した際に対応する光点灯コマンドの累計数量は3ではなく4であり、このときに当該光点灯コマンドを実行し、発光ユニットの発光を制御する。前述したように、CインクカートリッジがBKインクカートリッジに隣接する
隣接カートリッジとしての隣
接検出の発光、及び、Cインクカー
トリッジ自身が検出待
ちカートリッジとしての正
対検出の発光は、連続する動作である。このとき、1組の光点灯コマンド及び光消灯コマンドのみを発信するため、C ON及びC OFFには、隣
接検出段階及び正
対検出段階が含まれる。直接にC ONのコマンドを実行しない場合は、Cインクカートリッジの正
対検出段階において、光受信機が十分な光量を収集できないことにつながる。従って、この場合は、通常発光ユニットの点灯を遅延する方式を用いる。
【0142】
従って、所定値を、インクカートリッジ制御ユニットが受信した全ての光点灯コマンドにおいて、発光ユニットの発光を回避しなければならない隣
接検出段階の光点灯コマンドが出現する際に、対応する光点灯コマンドの累計数量に設定することができる。インクカートリッジの数は、1又は複数の所定値であり、具体的な数は具体的な状況及びニーズに基づいて選定することができる。
【0144】
当業者が理解するように、所定値を、インクカートリッジ制御ユニットが受信した全ての光点灯コマンドにおいて、発光ユニットの発光を回避しなければならない隣
接検出段階の光点灯コマンドが出現する際に、対応する発光制御コマンドの累計数量に設定することができる。表3に示すように、Cインクカートリッジの隣
接検出段階のBK ONのコマンドとして、当該コマンドが出現する際、対応する発光制御コマンドの累計数量は5である。従って、所定値を5に設定すればよい。
【0145】
具体的には、
図16は、本発明に係るインクカートリッジ制御ユニットのもう1つの実施形態の構成概略図である。当該インクカートリッジ制御ユニットは、上記制御方法を実行することができる。当該インクカートリッジ制御ユニットは、コマンド識別ユニット1301と、コマンド処理ユニット1302とを含む。コマンド処理ユニット1302は、遅延タイマサブユニット1401と、光点灯サブユニット1402と、光消灯サブユニット1403とを含む。
【0146】
遅延タイマサブユニット1401は、コマンド識別ユニット1301が、発光制御コマンドが光点灯コマンドであると識別した際に、光点灯コマンドが出現する際に対応する光点灯コマンドの累計数量又は発光制御コマンドの累計数量が所定値と異なる場合、遅延タイマカウントを
開始するために用いられる。
【0147】
光点灯サブユニット1402は、遅延タイマサブユニット1401が、遅延タイマのタイマカウント値が予め設定された遅延閾値に達したときに、発光ユニットの発光を制御するために用いられる。光点灯コマンドが出現する際に、対応する光点灯コマンドの累計数量又は発光制御コマンドの累計数量が所定値と異なる場合、光点灯コマンドを実行しない。
【0148】
光消灯サブユニット1403は、コマンド識別ユニット1301が、発光制御コマンドが光消灯コマンドであると識別した際に、このときの遅延タイマサブユニット1401がまだタイマカウント中にある場合、光消灯コマンドを実行せず、このときの遅延タイマサブユニット1401がまだタイマを起動していない状態又はタイマカウントを完了させた場合、発光ユニットの消灯を制御するために用いられる。
【0149】
遅延タイマの遅延閾値は、第1時間帯より小さい。
【0150】
また、インクカートリッジ制御ユニットにおける光点灯サブユニット1402は、具体的には、イメージング装置本体が、少なくとも2つのインクカートリッジに発信した発光制御コマンド又は光点灯コマンドに対してカウントして、累計数量を取得するためにも用いられる。
【0151】
また、実施形態7において、インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドにおける光線制御情報のみに基づいて発光ユニットの発光を制御してもよく、発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報に基づいて関係するインクカートリッジを選定した後に、光線制御情報を利用して発光ユニットの発光を制御してもよい。
【0152】
また、各インクカートリッジ制御ユニットに設けられた遅延閾値の具体的な値は、インクカートリッジ自身が検出待ちカートリッジとされる際
の第1時間帯に基づいて設定されることが好ましい。さらに、1つのイメージング装置には、複数のインクカートリッジが搭載されるため、互いに異なるインクカートリッジにおいて、検出待
ちカートリッジと
される際
の第1時間帯は、互いに同一又は互いに異なる場合がある。互いに同一の場合、各インクカートリッジ制御ユニットにおいて予め設定された閾値は、イメージング装置における最小の第1時間帯より小さいことが好ましい。さらに、互いに異なるインクカートリッジ制御ユニットに設けられた遅延閾値は、互いに同一であってもよく、互いに異なってもよい。
【0153】
実施形態7に係るインクカートリッジ制御ユニットは、上記したようなインクカートリッジの発光制御回路基板におけるユニットであってもよい。例えば、当該回路基板は、イメージング装置本体が発信した信号を受信するインタフェースユニットと、インクカートリッジの識別情報を記憶する記憶ユニットと、実施形態7に係るインクカートリッジ制御ユニットとを含む。また、インクカートリッジ本体と、インクカートリッジ制御ユニットが配置されたインクカートリッジの発光制御回路基板とを含むインクカートリッジをさらに含む。また、所定値は、記憶ユニットに記憶可能である。記憶ユニットは、単独に設けられてもよく、インクカートリッジ制御ユニットと統合されてもよい。
【0154】
同様に、インクカートリッジ及びイメージング装置には、インクカートリッジ制御ユニットが含まれてもよい。
【0155】
当業者が理解すべきことは、「複数のインクカートリッジが同時に発光又は消灯」は、上記した発光制御コマンドにおける光線制御情報のみに基づいて発光ユニットを制御する方式を採用する以外に、各インクカートリッジの記憶ユニットに複数のインクカートリッジの識別情報を記憶することを採用することで、実現してもよい。上述したように、複数
のインクカートリッジがバス(共通の線)で接続されているため、このときのインクジェットプリンタが1つの発光制御コマンドを発信した後、各インクカートリッジの制御ユニットは、発光制御コマンドを受信した後、発光制御コマンドのインクカートリッジの識別情報及び光線制御情報を取得し、発光制御コマンドのインクカートリッジの識別情報を、記憶ユニットに予め保存された複数のインクカートリッジの識別情報と比較させる。予め保存された複数のインクカートリッジの識別情報が発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報を含む場合、各インクカートリッジの制御ユニットは、前述の光線制御情報に基づいてそれぞれの発光ユニットの発光又は消灯を制御する。
【0156】
当業者が理解すべきことは、上述した複数の実施形態において、インクカートリッジ制御ユニットは、複数のインクカートリッジを同時に点灯又は消灯を制御する方式以外に、1つの発光制御コマンドを受信するごとに、特定のインクカートリッジを選定し、発光ユニットの発光を制御する方式を採用してもよい。具体的には、インクカートリッジ制御ユニットは、発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報及び光線制御情報を取得し、インクカートリッジの識別情報と記憶ユニットに予め保存されたインクカートリッジの識別情報とを比較する。一致する場合は、当該インクカートリッジの発光ユニットの発光又は消灯を制御し、一致しない場合は、発光制御コマンドを実行しない。このように、各インクカートリッジの逐次点灯を制御することができる。
【0157】
また、インクカートリッジの位置検出の誤報については、他の原因がある可能性もあり、インクカートリッジの位置検出に基づいて実行される発光制御において、一般的に「バス制御、ID照合」という制御方式を用いることが多い。即ち、イメージング装置本体における複数のインクカートリッジが共通の線で接続され、複数のインクカートリッジが同一のバスによって接続され、プリンタから発信された、インクカートリッジの光源に対して発光制御を行うための制御コマンドは、当該バスによって伝送され、当該バスに接続された全てのインクカートリッジが受信可能である。制御コマンドには、インクカートリッジを制御しようとするインクカートリッジの識別情報が含まれている。ただし、記憶されたインクカートリッジの識別情報と制御コマンドに含まれるインクカートリッジの識別情報とが同一であるインクカートリッジ(即ち
、検出待
ちカートリッジ)のみが、制御コマンドに基づいて光源の発光又は消灯を制御し、他のインクカートリッジは、記憶されたインクカートリッジの識別情報と制御コマンドに含まれるインクカートリッジの識別情報とが異なるため、制御コマンドに基づいて光源の発光を制御することはない。しかし、プリンタがインクカートリッジの発光ユニットを発光させるときに、大きな電圧を消耗し、信号伝送のバスにおいて干渉する回路ノイズを起こす。例えば、黒色のインクカートリッジの発光ユニットの発光駆動する際に、プリンタから黒色のインクカートリッジまでの伝送回線において、干渉が存在し、当該干渉が他の信号の受信に影響を及ぼす。なぜなら、上記したように、各インクカートリッジが共通の線で接続され、当該干渉がバスに存在するため、他の信号、例えば黄色のインクカートリッジの発光又は消灯信号でも、バスを介して伝送しなければならない。その結果、当該干渉の影響を受け、黄色のインクカートリッジが信号を受信できない状況が発生するおそれがあり、さらに、黄色のインクカートリッジが制御コマンドを正確に受信又は実行することができず、よって、正確に発光又は消灯させることができず、インクカートリッジの位置検出の誤報が発生する。
【0158】
インクカートリッジの位置検出の過程において誤報率を低下させるために、本発明は、もう1つのインクカートリッジ制御ユニット、回路基板、インクカートリッジ及びイメージング装置をさらに提供する。以下、
図1a〜
図2bに示したインクジェットプリンタ及び
図3a〜
図3bに示したインクカートリッジの位置検出の原理を例として、当該もう1つのインクカートリッジ制御ユニット、回路基板、インクカートリッジ及びイメージング装置について説明する。
【0159】
<実施形態8>
図17は、本発明に係るインクカートリッジ制御ユニットの実施形態の構成概略図である。
図17に示すように、実施形態8に係るインクカートリッジ制御ユニットは、コマンド記憶モジュール41と、コマンド識別モジュール42と、光線制御モジュール43と、統計モジュール44とを備えている。
【0160】
コマンド記憶モジュール41は、イメージング装置本体が少なくとも2つのインクカートリッジに対して発信した発光制御コマンドを記憶するために用いられる。発光制御コマンドは、イメージング装置本体が発信する順番に基づいて配列されている。発光制御コマンドは、光線制御情報とインクカートリッジの識別情報とを含む。コマンド記憶モジュール41は、発光制御コマンドが上記の順番に基づいて対応するコマンド識別情報をも記憶する。
【0161】
イメージング装置本体が少なくとも2つのインクカートリッジ(例えば、イメージング装置本体に配置された少なくとも2つのインクカートリッジが、BKインクカートリッジ、Yインクカートリッジ、Cインクカートリッジ及びMインクカートリッジ)に対して発信した発光制御コマンドが、表4に示されている。
【0163】
表4は、各インクカートリッジ
の正
対検出及隣
接検出を行う際に、イメージング装置本体が発信した各発光制御コマンドの順番及び当該検出信号に行われた検出タイプの概略図である。表4中、検出タイプにおいて、Nは隣
接検出を示し、Pは正
対検出を示し、N+Pは隣
接検出と正
対検出との合弁を含むこと(例えば、Cインクカートリッジの箇所を参照。CインクカートリッジがBKインクカートリッジに隣接する
隣接カートリッジとしての隣
接検出、及び、Cインクカートリッジ自身が検出待
ちカートリッジとしての正
対検出は、2つの連続段階であるため、当該2つの段階を併合させることで、一回の光点灯コマンド及び一回の光消灯コマンドだけを発信すればよい)を示す。発光制御コマンドは、イメージング装置本体が発信した順番に基づいて配列されている。即ち、上記の表4に示すような発信順番号配列である。
【0164】
また、本実施形態に係るコマンド記憶モジュール41は、発光制御コマンドが上記の順番に基づいて対応するコマンド識別情報をも記憶する(以下の表5を参照)。
【0166】
上記の表5に示すように、一部の発光制御指示のみを例として、コマンド識別情報について説明する。コマンド識別情報は、当該コマンドを識別するために用いられると理解してよい。コマンド識別情報を取得すれば、対応する発光制御コマンドを取得することができる。
【0167】
例えば、コマンド識別情報は、2つのコマンドの間の時間間隔値であってよく、順番号1及び2に対応するBK ON及びBK OFFがそれぞれ対応する時間間隔値は0ms及び800msである。即ち、BK ONをタイマカウントの始点とする場合は、当該BK ONが対応する時間が0msであり、タイマカウントの始点に相当する。800msを経た後はBK OFFであり、BK ONとの間隔が800msである時点を取得すれば、当該時点に対応するのはBK OFFである。従って、800msの時点に対応するのがBK OFFにあり、800msがBK OFFのコマンド識別情報である。同様に、BK OFFをタイマカウントの始点とする場合、BK OFFとの間隔が90.2msである時点に対応するのは、C ONである。つまり、BKOFFをタイマカウントの始点とした90.2msの時間位置がC ONであり、90.2msがC ONのコマンド識別情報である。代替方式として、上記の時間間隔値は、一番目の発光制御コマンドを始点として、順番号に基づいて配列されたいずれの一番目の発光制御コマンドとの間の時間間隔であってもよい。例えば、C ONとBK ONとの間の時間間隔値は、800+90.2=890.2msである。即ち、BK ONをタイマカウントの始点とする場合は、890.2msに対応する時点がC ONであり、890.2msがC ONのコマンド識別情報である。上記からわかるように、このような時間間隔値をコマンド識別情報とする方式において、コマンド識別情報の具体的な数値は、タイマカウントの始点と関係している。
【0168】
また、例えば、コマンド識別情報は、各発光制御コマンドが順番に基づいて出現する際に対応する累計数量であってもよい。例えば、発信する順番号に基づいて、C ONは第3位にあるため、対応する累計数量は3であり、M ONは第7位にあるため、対応する累計数量は7である。代替方式として、当該累計数量は、各発光制御コマンド
が属するあるタイプの制御コマンドにおいて、出現する順番に基づいて配列される際に対応する累計数量であってもよい。上記のあるタイプの制御コマンドとは、ON制御コマンド又はOF
F制御コマンドである。例えば、C ONはON制御コマンドの中で第2位にあって対応する累計数量は2であり、M OFFはOFF制御コマンドの中で第4位にあって対応する累計数量は4である。
【0169】
実施形態8に係るコマンド記憶モジュール41に記憶された発光制御コマンドは、光線制御情報とインクカートリッジの識別情報とを含む。インクカートリッジ制御ユニットは、インクカートリッジの識別情報に基づいて、発光制御コマンドを実行するか否かについて判断可能である。例えば、インクカートリッジの識別情報に基づいて、コマンド記憶モジュール41に記憶された発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報が、当該インクカートリッジ自身のインクカートリッジの識別情報と同じの場合、発光制御コマンドを実行する必要があることが確定される。また、コマンド記憶モジュール41は、実行標識を記憶することも可能である。当該実行標識は、発光制御コマンドの実行の要否を示す予め設定された指示情報であり、例えば、ビット0及び1を用いて示し、0は実行する必要がないことを示し、1は実行する必要があることを示す。表1に示した発光制御コマンドの構成を参照してわかるように、当該構成は通常の発光制御コマンドの構成でもある。
【0170】
表1に示すように、インクジェットプリンタが発信した発光制御コマンドは、主にインクカートリッジ識別情報と光線制御情報との2つの部分から構成されている。インクカートリッジの識別情報は、プリンタが互いに異なるインクカートリッジを区別するためのコードである。実施形態8において「インクカートリッジの色の情報」をインクカートリッジの識別情報とするが、インクカートリッジを区別する役割を果たすことができれば、他の情報をインクカートリッジの識別情報として選択してもよい。光線制御情報は、発光ユニットに対してスイッチ制御を行うためのコードである。即ち、点灯/消灯(ON/OFF)の動作である。表1に示すように、100はON動作を示し、つまり発光ユニットを発光させる。000はOFF動作を示し、つまり発光ユニットを消灯させる。 二つの動作を区別する役割を果たすことができれば、他のコードを採用してそれを表示してもよい。又は、光線制御情報は、発光制御コマンドが光点灯コマンド/光消灯コマンドであることを区別するための情報である。各インクカートリッジの識別情報と各光線制御情報のコードとが二つずつ組み合わさることによって、一つの異なる色のインクカートリッジの発光ユニットに発光/消灯を行う発光制御コマンドを組み合わせることができる。例えば、000100は、BKインクカートリッジの発光ユニットを発光させることを示し、100000は、Cインクカートリッジの発光ユニットを消灯させることを示す。
【0171】
コマンド識別モジュール42は、コマンド記憶モジュール及びインクカートリッジのインタフェースユニットとそれぞれ接続され、インタフェースユニットによってイメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信し、受信した一番目の発光制御コマンドを判断して、コマンド記憶ユニットに記憶される上記順番に基づいて配列される一番目の発光制御コマンドと同一であるか否かについて判断するために用いられる。
【0172】
インクカートリッジのインタフェースユニット(例えば
図2aに示すようなインクカートリッジ側の電気接点302)は、イメージング装置本体から発信された一番目の発光制御コマンドを受信した後、当該コマンドを実施形態8のインクカートリッジ制御ユニットにおけるコマンド識別モジュール42に伝送する。コマンド識別モジュール42は、該一番目の発光制御コマンドにおける光線制御情報及びインクカートリッジの識別情報が、コマンド記憶モジュール41に記憶された、上記の順番に基づいて配列された一番目の発光制御コマンドにおける光線制御情報及びインクカートリッジの識別情報と同一であるか否かについて判断する。例えば、受信した一番目の発光制御コマンドがBK ONである場合、表4に示すように、コマンド記憶モジュール41に記憶された一番目の発光制御コマンドもBK ONであり、同一であると判断される。即ち、コマンド識別モジュール42
が実際判断するのは、2つの発光制御コマンドが同一であるか否かである。同一である場合は、光線制御モジュール43に処理する指示を出し、異なる場合は、当該コマンドも実行しないし、何ら処理を実行しない。
【0173】
光線制御モジュール43は、コマンド識別モジュール、コマンド記憶モジュール及び統計モジュールとそれぞれ接続され、コマンド識別モジュールの判定結果が同一である場合、統計モジュールに統計を開始することを指示するために用いられる。また、統計モジュールが統計で取得したコマンド識別情報及び発光制御コマンドが実行される必要があると確定する際に、発光制御コマンドに含まれる光線制御情報に基づいて発光ユニットの発光又は消灯を制御する。
【0174】
統計モジュール44は、コマンド識別情報を統計し、コマンド識別情報を光線制御モジュールに送信するために用いられる。
【0175】
統計モジュール44がコマンド識別情報に対する統計は、時間間隔値をカウント且つ統計すること、又は、累計数量をカウント且つ統計することである。例えば、統計モジュール44は、タイマカウントによって実行される一番目の発光制御コマンド(例えばBK ON)との間隔800msの時点を取得する。即ち、取得したコマンド識別情報は、800msであり、表4に示すように、800msは、実際にBK ONとBK OFFとの間の時間間隔値である。従って、コマンド識別情報800msが対応する発光制御コマンドは、実際にBK OFFである。統計モジュール44が取得した
コマンド識別情報800msを光線制御モジュール43に送信した後、光線制御モジュール43は、当該コマンド識別情報に対応する発光制御コマンドがBK OFFであることを取得することができる。
【0176】
光線制御モジュール43は、発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報又はコマンド記憶モジュールに記憶された実行標識に基づいて、当該コマンドの実行要否について判断する。即ち、当該コマンドにおける光線制御情報に基づいて、発光ユニットの発光又は消灯を制御する必要があるか否かについて判断する。実行標識は、予め設定した指示情報を採用して表示してよい。
【0177】
例えば、インクカートリッジの識別情報に基づいてコマンドを実行するか否かについて判断する場合、発光制御コマンドの構成は、表4に示された構成であり、光線制御情報とインクカートリッジの識別情報とを含む。光線制御モジュール43は、コマンド識別情報に基づいて対応する発光制御コマンドを取得した後、発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報が、インクカートリッジ制御ユニットが位置するインクカートリッジのカートリッジ識別情報であるか否かについて比較する。具体的には、位置するインクカートリッジの記憶ユニットに記憶されたカートリッジ識別情報と比較することができ、両者が同じという比較結果の場合、当該コマンドを実行する必要があることを示し、当該コマンドにおける光線制御情報に基づいて発光ユニットを制御する。
【0178】
例えば、実行標識に基づいてコマンドを実行するか否かについて判断する場合、光線制御モジュール43は、コマンド識別情報に基づいて対応する発光制御コマンドを取得した後、さらに、例えば0又は1のような予め設定した指示情報に基づいて、発光制御コマンドを実行するか否かについて確定する必要がある。
【0179】
上記の説明から分かるように、インクカートリッジ制御ユニットが一番目の、記憶されたコマンドと同一のコマンドを受信すれば、自らコマンド識別情報の統計を開始することができ、且つ、当該統計で取得したコマンド識別情報に基づいて、対応する発光制御コマンドを自動的に識別し、さらに、当該コマンドを実行する必要があるか否かについて判断
することができる。それによって、発光制御コマンドの自動識別及び実行判断の過程を実現し、イメージング装置本体から発信されたコマンドに頼らず、たとえ回路ノイズの影響でインクカートリッジがコマンドを正常的に受信できない場合であっても、当該インクカートリッジにおけるインクカートリッジ制御ユニットは、上記の方法に基づいて自動的にコマンドを正確に実行することができ、インクカートリッジ発光ユニットの正常な発光を確保し、さらに、インクカートリッジの位置検出の誤報率が低下する。
【0180】
インクカートリッジ制御ユニットの構成は、具体的な実施において、必要に応じて変更可能であり、例えば、コマンド記憶モジュールに記憶された情報、他のモジュールの処理等が異なってもよい。以下、いくつかの代替方式について説明する。
【0181】
1つの代替方式として、イメージング装置本体には、複数のインクカートリッジが設けられ、各インクカートリッジには、上記インクカートリッジ制御ユニットがそれぞれ設けられ、各インクカートリッジに記憶された、イメージング装置本体が少なくとも2つのインクカートリッジに対して発信した発光制御コマンドが、互いに異なってもよい。例えば、BKインクカートリッジに記憶されたコマンドは、表1に示された全てのコマンドである一方、Cインクカートリッジに記憶されたコマンドは、表1における発信順番号3が対応するコマンドのC ONから始まる全てのコマンド(つまり順番号3から順番号14までのコマンド)であってもよい。ただし、この場合、順番号3が順番号1に変更しようとする。なぜなら、当該コマンドC ONは、Cインクカートリッジにおいて、既に第1位に配列されているからである。
【0182】
対応するように、当該方式において、受信した一番目の発光制御コマンドと上記の順番に基づいて配列された一番目の発光制御コマンドとが同一であるか否かについて判断する際は、実際には、上記の順番号1に対応するコマンドを見出し、当該コマンドから統計を
開始する。例えば、BKインクカートリッジの順番号1が対応するコマンドはBK ONであり、イメージング装置本体から発信されたコマンドを受信した際に、コマンドに含まれた光線制御情報がONであるか否かについてだけでなく、コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報がBKであるか否かについても判断する必要がある。両者が一致する場合のみ、受信したのはBK ONであると確定することができ、当該受信したのは一番目の発光制御コマンドと称してもよい。同様に、Cインクカートリッジの順番号1が対応するコマンドがC ONである場合、イメージング装置本体から発信されたコマンドに含まれる光線制御情報がONであることを受信し、且つ、インクカートリッジの識別情報がCである場合、記憶された一番目の発光制御コマンドを受信したと確定することができる。さらに、当該一番目の発光制御コマンドは、必ず実行する必要がある。
【0183】
また、上記の方式からわかるように、コマンド記憶モジュールに記憶された一番目のコマンドには、光線制御情報とインクカートリッジの識別情報とが含まれる必要があり、これによって受信したのが当該コマンドであるか否かについて確定する。他の順番号が対応するコマンドについては、インクカートリッジの識別情報に基づいて実行するか否かについて表示し、又は、予め設定した指示情報に基づいて識別するなど、上述した方式を採用してよい。
【0184】
もう1つの代替方式として、イメージング装置本体に配置された複数のインクカートリッジにおけるインクカートリッジ制御ユニットにおいて、記憶された発光制御コマンドは互いに同一であってもよい。例えば、記憶されているのが表4に示されたすべてのコマンドである場合に、このような方式において、受信した一番目の発光制御コマンドと上記順番に基づいて配列された一番目の発光制御コマンドとが互いに同一であるか否かについて判断する際に、光線制御情報とインクカートリッジの識別情報とを比較する必要がある。各インクカートリッジにおけるインクカートリッジ制御ユニットは、各自が受信した一番
目のコマンドが記憶された一番目のコマンドと同じであることを確定すると、例えば時間間隔値又は累計数量を統計するなど、統計を
開始する。
【0185】
各インクカートリッジ制御ユニットは、各自記が統計した時間間隔値又は累計数量に基づいて対応したコマンドを取得した際に、インクカートリッジの識別情報又は実行標識に基づいて、コマンドを実行する必要があるか否かについて判断する。例えば、インクカートリッジ制御ユニットは、コマンドに対応するインクカートリッジの識別情報を比較する。インクカートリッジの識別情報がインクカートリッジの記憶ユニットに記憶されたカートリッジ識別情報と同一である場合、コマンドを実行する必要があることを示す。又は、予め設定した指示情報(即ち実行標識)に基づいて判断する。例えば、当該実行標識は、コマンドに対応する累計数量であってもよく、統計で取得した累計数量に基づいてコマンドを実行する必要があるか否かについて判断する。例えば、Cインクカートリッジが受信した一番目のコマンドがBK ONであり、統計で取得した累計数量が3である場合、コマンドを実行する必要があること(即ちC ON)を示し、累計数量が13である場合、コマンドを実行する必要がないこと(即ちM ON)を示す。
【0186】
もう1つの代替方式として、イメージング装置本体に配置された複数のインクカートリッジにおけるインクカートリッジ制御ユニットにおいて、記憶された発光制御コマンドが互いに同一であってもよい。例えば、記憶されているのは、表4に示されたすべてのコマンドである。しかし、同じコマンドが異なるインクカートリッジ制御ユニットにおいて対応する順番号が異なる場合例えば、BKインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットにおいて、BK ONコマンドに対応する順番号が1であり、C ONに対応する順番号が3である場合、BKインクカートリッジは、BK ONを受信したときに統計を
開始する必要がある。一方、Cインクカートリッジのインクカートリッジ制御ユニットにおいて、BK ONコマンドは記憶されるが、順番号が設けられず、つまり受信をしても何ら処理を行わず、当該コマンドを無視してよいことを示す。C ONに対応する順番が1である場合、Cインクカートリッジは、C ONを受信して初めて統計を
開始し、上記の一番目の方式に類似する。
【0187】
以下、具体的な例を介して、本発明の実施形態に係るインクカートリッジ制御ユニットの処理原理について詳細に説明する。
【0188】
<実施形態9>
実施形態9では、統計されたコマンド識別情報(つまり、イメージング装置本体が少なくとも2つのインクカートリッジに対して発信した発光制御コマンドの間の時間間隔値)を例として説明する。また、全体のイメージング装置本体における少なくとも2つのインクカートリッジのシステムの観点から、インクカートリッジ制御ユニットの動作原理について説明する。
【0189】
本実施形態に係るインクカートリッジ制御ユニットにおいて、各インクカートリッジにおけるインクカートリッジ制御ユニットに記憶された発光制御コマンドは互いに同一であり、すべて表4に示したコマンドである。また、実施形態9では、インクカートリッジの識別情報に基づいてコマンドを実行するか否かについて判断する。つまり、インクカートリッジ制御ユニットのコマンド記憶モジュールに記憶された発光制御コマンドは、表1に示された構成である。
図18は、本発明に係るインクカートリッジ制御ユニットの1つの実施形態における動作原理のフローチャートである。本実施形態の方法は、
図18に示すように、以下のステップ1801〜1804を含む。
【0190】
ステップ1801は、インクカートリッジ制御ユニットが、イメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信するステップである。
【0191】
具体的には、各インクカートリッジは、バス接続方式が用いられるため、イメージング装置本体がいずれかのインクカートリッジに発信した発光制御コマンドは、実際にはすべてのインクカートリッジが受信することができる。イメージング装置本体が発信した発光制御コマンドは、表1に示された形式である。
【0192】
インクカートリッジ制御ユニットは、インクカートリッジのインタフェースユニットと接続されており、インタフェースユニットによってイメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信することができ、当該コマンドをコマンド識別モジュールに伝送する。
【0193】
ステップ1802は、インクカートリッジ制御ユニットが、受信した一番目の発光制御コマンドとコマンド記憶モジュールに記憶された順番に基づいて配列された一番目の発光制御コマンドとが互いに同一であるか否かについて判断するステップである。
【0194】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットにおけるコマンド識別モジュールは、上記の発光制御コマンドを受信した後、記憶された一番目の発光制御コマンド(即ちBK ON)と同一か否かについて判断し、且つ、ONコマンドであるか否かについて判断する。インクカートリッジのコマンド識別モジュールのすべては、当該コマンドが光点灯コマンド(即ち、ONコマンドであり、記憶された一番目の発光制御コマンドと同一)であることを識別可能である。即ち、判断された両者が互いに同一である場合、ステップ1803を実行し続け、異なる場合、処理しない。
【0195】
ステップ1803は、インクカートリッジ制御ユニットが、タイマカウントの統計を開始し、時間間隔値を取得するステップである。
【0196】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットにおけるコマンド識別モジュールの判定結果が同じである場合、インクカートリッジ制御ユニットの光線制御モジュールが受信したコマンド識別モジュールの判定結果は、同じ指示であり、インクカートリッジ制御ユニットにおける統計モジュールのタイマカウントを開始することを指示し、すべてのインクカートリッジが統計モジュールのタイマカウントを
開始する。
【0197】
統計モジュールが統計するのは、発光制御コマンドにおける2つの発光制御コマンドの間の時間間隔値である。例えば、BK ONを識別した後、それを始点とし、タイマカウントが800msに達した際に対応するのは、BK OFFである。具体的な実施において、統計モジュールが統計で取得したコマンド識別情報(即ち、上記の800ms)は、インクカートリッジ制御ユニットにおける光線制御モジュールに送信される。
【0198】
ステップ1804は、インクカートリッジ制御ユニットが、統計モジュールが統計取得したコマンド識別情報とコマンド記憶モジュールに記憶されたコマンド識別情報とが互いに同じであることを確定し、コマンドの実行が必要と確定する場合、発光制御コマンドに含まれる光線制御情報に基づいて発光ユニットの発光又は消灯を制御するステップである。
【0199】
具体的には、統計モジュールが統計で取得したコマンド識別情報(即ち、上記の800ms)が、光線制御モジュールに送信された後、光線制御モジュールは、当該800msがコマンド記憶モジュールに記憶されたどのコマンドに対応するコマンド識別情報と同じかについて比較する。例えば、BK ONとBK OFFとの間の時間間隔が800msであるとすると、実際にBK OFFに対応するコマンド識別情報は800msであり、BK ONが対応するコマンド識別情報は0ms(即ちタイマカウントの始点)である。光線制御モジュールは、コマンド識別情報と同じコマンドのOFFを取得する。
【0200】
さらに、光線制御モジュールは、コマンドの実行標識に基づいて、コマンドを実行するか否かについて判断する。実施形態10では、インクカートリッジの識別情報に基づいてコマンドを実行するか否かにつ
いて判断する。例えば、BKインクカートリッジの光線制御モジュールは、コマンドのBK OFFにおけるインクカートリッジの識別情報
がBK(即ち、BKインクカートリッジ自身の記憶ユニットに記憶されたインクカートリッジの識別情報)である場合、
コマンドを実行する必要があると確定する。BKインクカートリッジの光線制御モジュールは、BK OFFに基づいて発光ユニットの消灯を直接に制御する。このとき、イメージング装置本体がBK OFFのコマンドを発信したか否かにも関わらず、又は、インクカートリッジ制御ユニットがイメージング装置本体から発信されたBK OFFコマンドを受信したか否かにも
関わらず、
受信したコマンドに対する依存から脱却して、統計モジュールが統計した情報及び実行標識に基づいて確定す
る。
【0201】
また、BKインクカートリッジは、BK ONを受信した際に、受信したコマンドにおけるインクカートリッジの識別情報がインクカートリッジの記憶ユニットにおけるインクカートリッジの識別情報と同じであることを判断し、BKインクカートリッジにおける発光ユニットの発光を直接に制御する。
【0202】
統計モジュールの統計で800msを取得した際に、各インクカートリッジの統計モジュールは、ゼロ消去又は初期状態に戻り、再びタイマカウントし始める。実施形態10では、統計モジュールによって統計した、発光制御コマンドにおける2つの発光制御コマンドの間の時間間隔値を例とする。
【0203】
さらに、時間間隔値は、コマンド記憶モジュールに記憶された一番目の発光制御コマンドを始点としてもよく、順番に基づいて配列される他の発光制御コマンドにおけるいずれかのコマンドと、一番目の発光制御コマンドとの間の時間間隔である。例えば、BK ONを始点として連続にタイマカウントをする際に、順番号3が対応するコマンドC ONとBK ONとの時間間隔は、890.2msである。この場合は、統計モジュールがゼロ消去又は初期状態に戻る必要がなく、タイマカウントが800msに達した際に、890.2msまでカウントを継続し、対応するC ONを取得する。
【0204】
<実施形態10>
実施形態10では、統計されたコマンド識別情報(つまり、イメージング装置本体が少なくとも2つのインクカートリッジに対して発信した発光制御コマンドにおける各発光制御コマンドが出現するときに対応する累計数量)を例として説明する。また、全体のイメージング装置本体における少なくとも2つのインクカートリッジのシステムの観点から、インクカートリッジ制御ユニットの動作原理について説明する。
【0205】
本実施形態に係るインクカートリッジ制御ユニットにおいて、各インクカートリッジにおけるインクカートリッジ制御ユニットに記憶された発光制御コマンドは互いに同一であり、すべて表4に示したコマンドである。また、実施形態10では、インクカートリッジの識別情報を、コマンドの実行の要否についての判断基準とする。つまり、インクカートリッジ制御ユニットのコマンド記憶モジュールに記憶された発光制御コマンドは、表1に示された構成である。
図19は、本発明に係るインクカートリッジ制御ユニットのもう1つの実施形態の動作原理のフローチャートである。以下、
図18と同様のステップについて説明を省略する。本実施形態の方法は、以下のステップ1901〜1904を含む。
【0206】
ステップ1901は、インクカートリッジ制御ユニットが、イメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信するステップである。
【0207】
具体的には、各インクカートリッジ
の接続にバス接続方式が用いられるため、イメージング装置本体がいずれかのインクカートリッジに発信した発光制御コマンドは
、すべてのインクカートリッジ
に受信
される。イメージング装置本体が発信した発光制御コマンドは、表1に示された形式である。
【0208】
インクカートリッジ制御ユニットは、インクカートリッジのインタフェースユニットと接続されており、インタフェースユニットによってイメージング装置本体からの発光制御コマンドを受信することができ、当該コマンドをコマンド識別モジュールに伝送する。
【0209】
ステップ1902は、インクカートリッジ制御ユニットが、受信した一番目の発光制御コマンドと、コマンド記憶モジュールに記憶された順番に基づいて配列された一番目の発光制御コマンドと
、が互いに同一であるか否かについて判断するステップである。
【0210】
ステップ1903は、インクカートリッジ制御ユニットが、カウントの統計を開始し、累計数量を取得するステップである。
【0211】
具体的には、インクカートリッジ制御ユニットにおけるコマンド識別モジュールの判定結果が同じである場合、インクカートリッジ制御ユニットの光線制御モジュールが受信したコマンド識別モジュールの判定結果は、同じ指示であり、インクカートリッジ制御ユニットにおける統計モジュールのカウントを開始することを指示し、すべてのインクカートリッジが統計モジュールのカウントを
開始する。
【0212】
統計モジュールが統計するのは、コマンド記憶モジュールに記憶された一番目の発光制御コマンドを始点として、順番に基づいて配列された発光制御コマンドが出現した際に対応する累計数量である。例えば、BK ONが対応する累計数量は1であり、BK OFFが対応する累計数量は2であり、C ONが対応する累計数量は3である等。具体的な実施において、統計モジュールが統計で取得したコマンド識別情報(即ち、累計数量)は、インクカートリッジ制御ユニットにおける光線制御モジュールに送信される。
【0213】
ステップ1904は、インクカートリッジ制御ユニットが、統計モジュールが統計取得したコマンド識別情報とコマンド記憶モジュールに記憶されたコマンド識別情報とが互いに同じであることを確定し、コマンドの実行が必要と確定する場合、発光制御コマンドに含まれる光線制御情報に基づいて発光ユニットの発光又は消灯を制御するステップである。
【0214】
具体的には、統計モジュールが統計で取得したコマンド識別情報(即ち、累計数量)が、光線制御モジュールに送信された後、光線制御モジュールは、当該累計数量がコマンド記憶モジュールに記憶されたどのコマンドに対応するコマンド識別情報と同じかについて比較する。例えば、BK OFFが対応する累計数量が2である場合、光線制御モジュールは、統計モジュールが伝送した統計数量に基づいて、対応するコマンドがOFFであることを取得する。
【0215】
さらに、光線制御モジュールは、コマンドのインクカートリッジの識別情報に基づいて、コマンドを実行するか否かについて判断する。例えば、BKインクカートリッジが判断する際に、当該コマンドのBK OFFにおけるインクカートリッジの識別情報はBK(即ち当該BKインクカートリッジ自身の記憶ユニットに記憶されたインクカートリッジの識別情報)である場合、実行する必要があると確定する。BKインクカートリッジの光線制御モジュールは、BK OFFに基づいて発光ユニットの消灯を直接に制御する。このとき、イメージング装置本体がBK OFFのコマンドを発信したか否かにも関わらず、又は、インクカートリッジ制御ユニットがイメージング装置本体から発信されたBK O
FFコマンドを受信したか否かにも
関わらず、
受信したコマンドに対する依存から脱却して、統計モジュールが統計した情報及び実行標識に基づいて確定す
る。
【0216】
さらに、上記の累計数量は、各発光制御コマンド
が属するあるタイプの制御コマンドにおいて、出現する順番に基づいて配列される際に対応する累計数量であってもよい。例えば、C ONがONというタイプにおける累計数量は2であり、その前方にまたBK ONが存在するため、インクカートリッジ制御ユニットは、受信したコマンドが何番目のONコマンドであるかを判断することができる。
【0217】
代替方式として、上記の
各実施形態
では、発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報を例として、各インクカートリッジは、コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報に基づいてコマンドを実行するか否かについて判断する。具体的な実施において、当該実行標識は、発光制御コマンドを実行する必要があるか否かについて示すための予め設定した指示情報であってもよい。この場合、記憶された発光制御コマンドは、インクカートリッジの識別情報と光線制御情報とを含む。ただし、この場合は、インクカートリッジの識別情報に基づくことではなく、実行標識に基づいて実行するか否かについて判断する。例えば、位置検出時のインクカートリッジ発光ユニットの発光量が十分であることを保障するために、インクカートリッジは、発光制御コマンドにおける光線制御情報のみに基づいて発光制御を行えばよい。この場合、複数のインクカートリッジが共通の線で接続されているため、複数のインクカートリッジが同時に発光又は消灯する。また、当該方式を用いて光反射ユニットのオン又はオフを制御する際、注意すべきことは、このときの記憶モジュールに記憶された予め設定された指示情報は、各発光制御コマンドを実行するか否かについて指示するために用いられる。例えば、表1に2回目出現したBK ON及びBK offのコマンドが実行される必要がない。なぜなら、この場合は隣
接検出段階にあるからである。もし複数のインクカートリッジの発光ユニットが同時に発光すれば、隣
接検出段階を行うことができない。そのため、正
対検出段階及び隣
接検出段階に基づいて、上記の予め設定した発光制御コマンドに対して分割し、互いに異なる予め設定した指示情報を設ける必要があり、選択可能に実行する。
【0218】
本発明の実施形態に係るインクカートリッジ制御ユニットにおいて、各モジュールの分割は、上記の実施形態に記載したコマンド記憶モジュール及び統計モジュール等に限定されず、他のモジュールの分割方式を採用してもよい。各モジュールが行った処理も、上記の実施形態に記載した処理に限定されず、例えば、統計モジュールが統計で取得したコマンド識別情報が、コマンド記憶モジュールに記憶された発光制御コマンドに対応するコマンド識別情報と同一であるか否かについて、判断してもよい。モジュールがどのように分割されるか、また、行われた処理がどのモジュールによるものかにかかわらず、本発明の実施形態に係るインクカートリッジ制御ユニットが行った処理を実行すれば、すべては本発明の保護範囲に属する。
【0219】
<実施形態11>
実施形態11に係るインクカートリッジの発光制御回路基板は、イメージング装置本体が発信した信号を受信するインタフェースユニットと、インクカートリッジの識別情報を記憶する記憶ユニットと、本発明のいずれかの実施形態に係るインクカートリッジ制御ユニットとを含む。当該インクカートリッジ制御ユニットの構成については、上記の実施形態を参照し、ここでは説明を省略する。
【0220】
代替方式として、インクカートリッジの発光制御回路基板は、インクカートリッジ制御ユニットと接続される発光ユニットを含んでもよい。当該発光ユニットは、インクカートリッジ制御ユニットの制御に基づいてイメージング装置本体における光受信機に向けて発光するために用いられる。
【0221】
<実施形態12>
実施形態12に係るインクカートリッジは、インクカートリッジ本体と、本発明のいずれかの実施形態に記載のインクカートリッジの発光制御回路基板とを含む。
【0222】
当業者が理解するように、当該インクカートリッジにおけるインタフェースユニットは、上記の実施形態に記載の電気接点等の有線接続方式を採用する以外に、無線接続方式を採用してもよい。
【0223】
また、インクカートリッジは、発光ユニットをさらに含む。発光ユニットは、イメージング装置本体に配置された光受信機に向けて発光可能であり、インクカートリッジ制御ユニットと接続されている。発光ユニットは、インクカートリッジ本体又は発光制御回路基板に配置されている。
【0224】
<実施形態13>
本発明の実施形態13に係るイメージング装置は、イメージング装置本体と、少なくとも2つのインクカートリッジとを備えている。当該インクカートリッジは、本発明のいずれかの実施形態に記載のインクカートリッジを用いたものである。
【0225】
当業者が理解するように、上記の各方法を実現する実施形態の全部又は一部のステップは、プログラムコマンドに関するハードウエアを介して実現することができる。プログラムは、コンピュータの読み取り可能な記憶媒体に記憶させることができる。プログラムが実行される際に、上記の各方法を含む実施形態のステップを実行する。記憶媒体は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク又はコンパクトディスク(CD)等各種のプログラムのコードを記憶可能な媒体を含む。
【0226】
当業者が理解すべきことは、「複数のインクカートリッジが同時に発光又は消灯」は、上記した発光制御コマンドにおける光線制御情報のみに基づいて発光ユニットを制御する方式を採用する以外に、各インクカートリッジの記憶ユニットに複数のインクカートリッジの識別情報を記憶することを採用してもよい。上述したように、複数のインクカートリッジがバス(共通の線)で接続されているため、インクジェットプリンタが1つの発光制御コマンドを発信した後、各インクカートリッジの制御ユニットは、発光制御コマンドを受信した後、発光制御コマンドのインクカートリッジの識別情報及び光線制御情報を取得し、発光制御コマンドのインクカートリッジの識別情報を記憶ユニットに予め保存された複数のインクカートリッジの識別情報と比較する。予め保存された複数のインクカートリッジの識別情報が発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報を含む場合、各インクカートリッジの制御ユニットは、前述の光線制御情報に基づいて、それぞれの発光ユニットの発光又は消灯を制御する。
【0227】
当業者が理解すべきは、「実行標識」を用いて発光制御コマンドを実行するか否かについて判断する際に、各インクカートリッジの発光ユニットは、インクカートリッジの識別情報に基づいてオン/オフしてもよい。具体的には、イメージング装置本体から発信された発光制御コマンドにおけるインクカートリッジの識別情報が、カートリッジにおける予め記憶されたカートリッジ識別情報と一致する場合、発光制御コマンドにおける光線制御情報に基づいて発光ユニットの発光又は消灯を制御することができ、両者が一致しない場合、当該発光制御コマンドを実行する必要がない。
【0228】
当業者が理解するように、上記の方法を実現する実施形態の全部又は一部のステップは、プログラムコマンドに関するハードウエアを介して実現してよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に保存されてよい。当該プログラムを実行する際に、上
記の方法を含む実施形態のステップを実行する。記憶媒体は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク、コンパクトディスク(CD)等各種のプログラムのコードを記憶可能な媒体を含む。
【0229】
上記の各実施形態は、本発明に係る技術的解決手段を説明するためのものであり、本発明はこれに限定されるものではない。上記の各実施形態を参照しながら本発明について詳細に説明したが、当業者は以下の点について理解すべきである。上記の各実施形態に記載した技術的解決手段は、変更可能であり、又は、そのうち一部又は全部の技術的特徴について同等置換可能である。これらの変更や置換によって、関係する技術的解決手段の本質が本発明に係る各実施形態の技術的解決手段の範囲から逸脱することはない。