特許第6286887号(P6286887)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6286887プレゼンスサービス方法、プレゼンスサーバ、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6286887
(24)【登録日】2018年2月16日
(45)【発行日】2018年3月7日
(54)【発明の名称】プレゼンスサービス方法、プレゼンスサーバ、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20180226BHJP
   H04M 3/42 20060101ALI20180226BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
   H04M3/42 U
【請求項の数】5
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2013-127910(P2013-127910)
(22)【出願日】2013年6月18日
(65)【公開番号】特開2015-2544(P2015-2544A)
(43)【公開日】2015年1月5日
【審査請求日】2015年12月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000134707
【氏名又は名称】株式会社ナカヨ
(74)【代理人】
【識別番号】100104570
【弁理士】
【氏名又は名称】大関 光弘
(72)【発明者】
【氏名】永野 秀和
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 昌樹
(72)【発明者】
【氏名】黒飛 孝治
(72)【発明者】
【氏名】押之見 章彦
【審査官】 永田 義仁
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−343889(JP,A)
【文献】 特開2012−083924(JP,A)
【文献】 国際公開第2006/098014(WO,A1)
【文献】 特開2011−250338(JP,A)
【文献】 特開2011−254237(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
H04B 7/24− 7/26
H04L 12/00−12/26
H04L 12/50−12/955
H04M 1/00
H04M 1/23− 3/00
H04M 3/16− 3/20
H04M 3/38− 3/58
H04M 7/00− 7/16
H04M 11/00−11/10
H04M 99/00
H04W 4/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレゼンスサーバを用いてプレゼンスサービスを提供するプレゼンスサービス方法であって、
前記プレゼンスサーバと同じネットワークに所属する第一の端末は、
自端末のユーザのプレゼンスが記述された通知プレゼンス情報と、プレゼンス取得対象者のユーザ情報を含み、送信元情報を当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報とするプレゼンス取得要求と、をそれぞれ所定のメッセージを用いて前記プレゼンスサーバに送信するとともに、前記所定のメッセージより前記プレゼンスサーバから自端末宛に送信された前記配信プレゼンス情報を受信し、
前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する第二の端末は、
自端末のユーザのプレゼンスが記述された通知プレゼンス情報と、プレゼンス取得対象者のユーザ情報および当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報を含むプレゼンス取得要求と、をそれぞれ電子メールを用いて前記プレゼンスサーバに送信するとともに、電子メールにより前記プレゼンスサーバから自端末宛に送信された前記配信プレゼンス情報を受信し、
前記プレゼンスサーバは、
前記所定のメッセージあるいは電子メールにより受信した前記通知プレゼンス情報に従い、自プレゼンスサーバが管理している当該通知プレゼンス情報の送信元端末のユーザのプレゼンスを更新し、
前記所定のメッセージあるいは電子メールにより受信した前記プレゼンス取得要求に従い、当該プレゼンス取得要求で指定されている前記プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された前記配信プレゼンス情報を生成し、当該配信プレゼンス情報を、当該プレゼンス取得要求に含まれている前記配信先情報により特定できる配信先端末に、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバと同じネットワークに所属する端末ならば前記所定のメッセージを用いて送信し、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する端末ならば電子メールを用いて送信する
ことを特徴とするプレゼンスサービス方法。
【請求項2】
プレゼンスサービスを提供するプレゼンスサーバであって、
前記プレゼンスサービスを利用する第一および第二の端末のユーザのプレゼンスを記憶するプレゼンス記憶手段と、
前記第一の端末と所定のメッセージを送受信するメッセージ送受信手段と、
前記第二の端末と電子メールを送受信するメール送受信手段と、
前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージを解析して、当該所定のメッセージが前記第一の端末のユーザのプレゼンスを前記プレゼンスサーバに通知するためのプレゼンス通知、あるいはプレゼンス取得対象者のユーザ情報を含み、送信元情報を当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報とするプレゼンス取得要求であるか否かを判断するメッセージ解析手段と、
前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールを解析して、当該電子メールが前記第二の端末のユーザのプレゼンスを前記プレゼンスサーバに通知するためのプレゼンス通知あるいはプレゼンス取得対象者のユーザ情報および当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報を含むプレゼンス取得要求であるか否かを判断するメール解析手段と、
前記メッセージ解析手段により前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージが前記プレゼンス通知であると判断された場合、あるいは前記メール解析手段により前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールが前記プレゼンス通知であると判断された場合に、当該所定のメッセージあるいは電子メールの送信元端末のユーザに対応付けられて前記プレゼンス記憶手段に記憶されているプレゼンスを、当該プレゼンス通知に記述されているプレゼンスに更新するプレゼンス更新手段と、
前記メッセージ解析手段により前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージが前記プレゼンス取得要求であると判断された場合、あるいは前記メール解析手段により前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールが前記プレゼンス取得要求であると判断された場合に、当該プレゼンス取得要求で指定されている前記プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された前記配信プレゼンス情報を生成し、当該配信プレゼンス情報を、当該プレゼンス取得要求に含まれている前記配信先情報により特定できる配信先端末に、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバと同じネットワークに所属する端末ならば前記所定のメッセージを用いて前記メッセージ送受信手段から送信し、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する端末ならば電子メールを用いて前記メール送受信手段から送信するプレゼンス配信手段と、を有する
ことを特徴とするプレゼンスサーバ。
【請求項3】
請求項2に記載のプレゼンスサーバであって、
前記メール解析手段は、
前記メール送受信手段が受信した電子メールのタイトルに記述されている文字列に基づいて、当該電子メールが前記プレゼンス通知あるいは前記プレゼンス取得要求であるか否かを判断し、当該電子メールが前記プレゼンス通知あるいは前記プレゼンス取得要求であると判断したならば、当該電子メールのメール本文から前記プレゼンス通知あるいは前記プレゼンス取得要求の内容を抽出する
ことを特徴とするプレゼンスサーバ。
【請求項4】
請求項2または3に記載のプレゼンスサーバであって、
前記プレゼンス配信手段は、
前記メッセージ解析手段あるいは前記メール解析手段により判断された前記プレゼンス取得要求に含まれている配信先情報により特定できる配信先端末が、前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する端末である場合に、プレゼンス配信を示す所定の文字列がタイトルに記述され、当該プレゼンス取得要求で指定されている前記プレゼンス取得対象者に対応付けられて前記プレゼンス記憶手段に記憶されているプレゼンスがメール本文に記述された電子メールを、前記配信プレゼンス情報として前記メール送受信手段から当該配信先端末に送信する
ことを特徴とするプレゼンスサーバ。
【請求項5】
コンピュータを、
前記プレゼンスサービスを利用する、第一および第二の端末のユーザのプレゼンスを記憶するプレゼンス記憶手段、
前記第一の端末と所定のメッセージを送受信するメッセージ送受信手段、
前記第二の端末と電子メールを送受信するメール送受信手段、
前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージを解析して、当該所定のメッセージが前記第一の端末のユーザのプレゼンスをプレゼンスサーバに通知するためのプレゼンス通知、あるいはプレゼンス取得対象者のユーザ情報を含み、送信元情報を当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報とするプレゼンス取得要求であるか否かを判断するメッセージ解析手段、
前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールを解析して、当該電子メールが前記第二の端末のユーザのプレゼンスを前記プレゼンスサーバに通知するためのプレゼンス通知あるいはプレゼンス取得対象者のユーザ情報および当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報を含むプレゼンス取得要求であるか否かを判断するメール解析手段、
前記メッセージ解析手段により前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージが前記プレゼンス通知であると判断された場合、あるいは前記メール解析手段により前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールが前記プレゼンス通知であると判断された場合に、当該所定のメッセージあるいは電子メールの送信元端末のユーザに対応付けられて前記プレゼンス記憶手段に記憶されているプレゼンスを、当該プレゼンス通知に記述されているプレゼンスに更新するプレゼンス更新手段、および
前記メッセージ解析手段により前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージが前記プレゼンス取得要求であると判断された場合、あるいは前記メール解析手段により前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールが前記プレゼンス取得要求であると判断された場合に、当該プレゼンス取得要求で指定されている前記プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された前記配信プレゼンス情報を生成し、当該配信プレゼンス情報を、当該プレゼンス取得要求に含まれている前記配信先情報により特定できる配信先端末に、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバと同じネットワークに所属する端末ならば前記所定のメッセージを用いて前記メッセージ送受信手段から送信し、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する端末ならば電子メールを用いて前記メール送受信手段から送信するプレゼンス配信手段、として機能させる
ことを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレゼンスサービス技術に関し、特に、異種ネットワークに接続された端末間で互いのプレゼンスを確認する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
SIP(Session Initiation Protocol)を用いて、相手のプレゼンス(状態)を知らせるプレゼンスサービスがある。
【0003】
このSIPを用いたプレゼンスサービスを提供するプレゼンスサービスシステムにおいて、端末は、ユーザのプレゼンスを通知するためのSIPメッセージであるPublishメッセージをプレゼンスサーバに送信する。これを受けて、プレゼンスサーバは、受信したPublishメッセージに基づいて、自身が管理している、このPublishメッセージの送信元端末のユーザのプレゼンスを更新する。また、端末は、所望の相手のプレゼンスを要求するためのSIPメッセージであるSubscribeメッセージをプレゼンスサーバに送信する。これを受けて、プレゼンスサーバは、自身が管理しているプレゼンスのなかから、このSubscribeメッセージで指定されている相手のプレゼンスを特定し、このプレゼンスを配信するためのSIPメッセージであるNotifyメッセージをSubscribeメッセージの送信元端末に送信する。端末は、プレゼンスサーバからNotifyメッセージを受信したならば、このNotifyメッセージに記述されている所望の相手のプレゼンスを表示する。
【0004】
ところで、SIPを用いたプレゼンスサービスを提供するプレゼンスサービスシステムでは、プレゼンスサービスを利用するすべての端末が、プレゼンスサーバと同じSIPネットワークに所属するSIP端末であることを前提としている。このため、SIPをサポートしていない端末は、プレゼンスサービスを利用することができない。そこで、この問題を解決するために特許文献1に記載のプレゼンスサービスシステムが提案されている。
【0005】
特許文献1に記載のプレゼンスサービスシステムでは、プレゼンスサーバが、同じSIPネットワークに所属するSIP端末のプレゼンス情報を、このSIPネットワークとは別のネットワーク(例えばSIPをサポートしていないIPネットワーク)に所属する端末において処理可能な形式に変換して、この別のネットワークに所属する端末に送信する。これにより、プレゼンスサーバと同じSIPネットワークに所属するSIP端末のプレゼンスを、このSIPネットワークとは別のネットワークに所属する端末において確認できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−267437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、特許文献1に記載のプレゼンスサービスシステムにおいては、プレゼンスサーバが所属するSIPネットワークとは別のネットワークに所属する端末から、このSIPネットワークに所属するSIP端末のプレゼンスを確認することができる。しかしながら、このSIPネットワークに所属するSIP端末から、このSIPネットワークとは別のネットワークに所属する端末のプレゼンスを確認することについては、何ら考慮されていない。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、異種ネットワークに接続された端末間で互いのプレゼンスを確認可能とする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明において、プレゼンスサーバは、自身と同じネットワークに所属する端末に対しては、所定のメッセージを用いてプレゼンスを送受信し、このネットワークとは別のネットワークに所属する端末に対しては、電子メールを用いてプレゼンスを送受信する。
【0010】
例えば、本発明のプレゼンスサービス方法は、プレゼンスサーバを用いてプレゼンスサービスを提供するプレゼンスサービス方法であって、
前記プレゼンスサーバと同じネットワークに所属する第一の端末は、
自端末のユーザのプレゼンスが記述された通知プレゼンス情報と、プレゼンス取得対象者のユーザ情報を含み、送信元情報を当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報とするプレゼンス取得要求と、をそれぞれ所定のメッセージを用いて前記プレゼンスサーバに送信するとともに、前記所定のメッセージより前記プレゼンスサーバから自端末宛に送信された前記配信プレゼンス情報を受信し、
前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する第二の端末は、
自端末のユーザのプレゼンスが記述された通知プレゼンス情報と、プレゼンス取得対象者のユーザ情報および当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報を含むプレゼンス取得要求と、をそれぞれ電子メールを用いて前記プレゼンスサーバに送信するとともに、電子メールにより前記プレゼンスサーバから自端末宛に送信された前記配信プレゼンス情報を受信し、
前記プレゼンスサーバは、
前記所定のメッセージあるいは電子メールにより受信した前記通知プレゼンス情報に従い、自プレゼンスサーバが管理している当該通知プレゼンス情報の送信元端末のユーザのプレゼンスを更新し、
前記所定のメッセージあるいは電子メールにより受信した前記プレゼンス取得要求に従い、当該プレゼンス取得要求で指定されている前記プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された前記配信プレゼンス情報を生成し、当該配信プレゼンス情報を、当該プレゼンス取得要求に含まれている前記配信先情報により特定できる配信先端末に、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバと同じネットワークに所属する端末ならば前記所定のメッセージを用いて送信し、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する端末ならば電子メールを用いて送信する。
【0011】
また、本発明のプレゼンスサーバは、プレゼンスサービスを提供するプレゼンスサーバであって、
前記プレゼンスサービスを利用する第一および第二の端末のユーザのプレゼンスを記憶するプレゼンス記憶手段と、
前記第一の端末と所定のメッセージを送受信するメッセージ送受信手段と、
前記第二の端末と電子メールを送受信するメール送受信手段と、
前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージを解析して、当該所定のメッセージが前記第一の端末のユーザのプレゼンスを前記プレゼンスサーバに通知するためのプレゼンス通知、あるいはプレゼンス取得対象者のユーザ情報を含み、送信元情報を当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報とするプレゼンス取得要求であるか否かを判断するメッセージ解析手段と、
前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールを解析して、当該電子メールが前記第二の端末のユーザのプレゼンスを前記プレゼンスサーバに通知するためのプレゼンス通知あるいはプレゼンス取得対象者のユーザ情報および当該プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された配信プレゼンス情報の配信先情報を含むプレゼンス取得要求であるか否かを判断するメール解析手段と、
前記メッセージ解析手段により前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージが前記プレゼンス通知であると判断された場合、あるいは前記メール解析手段により前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールが前記プレゼンス通知であると判断された場合に、当該所定のメッセージあるいは電子メールの送信元端末のユーザに対応付けられて前記プレゼンス記憶手段に記憶されているプレゼンスを、当該プレゼンス通知に記述されているプレゼンスに更新するプレゼンス更新手段と、
前記メッセージ解析手段により前記メッセージ送受信手段を介して前記第一の端末から受信した前記所定のメッセージが前記プレゼンス取得要求であると判断された場合、あるいは前記メール解析手段により前記メール送受信手段を介して前記第二の端末から受信した電子メールが前記プレゼンス取得要求であると判断された場合に、当該プレゼンス取得要求で指定されている前記プレゼンス取得対象者のプレゼンスが記述された前記配信プレゼンス情報を生成し、当該配信プレゼンス情報を、当該プレゼンス取得要求に含まれている前記配信先情報により特定できる配信先端末に、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバと同じネットワークに所属する端末ならば前記所定のメッセージを用いて前記メッセージ送受信手段から送信し、当該配信先端末が前記プレゼンスサーバとは別のネットワークに所属する端末ならば電子メールを用いて前記メール送受信手段から送信するプレゼンス配信手段と、を有する。
【発明の効果】
【0013】
本発明において、プレゼンスサーバは、自身と同じネットワークに所属する端末に対しては、所定のメッセージを用いてプレゼンスを送受信し、このネットワークとは別のネットワークに所属する端末に対しては、電子メールを用いてプレゼンスを送受信する。このため、本発明によれば、異種ネットワークに接続された端末間で互いのプレゼンスを確認可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、本発明の一実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムの概略構成図である。
図2図2は、本発明の一実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムにおいて、メール端末3のユーザのプレゼンスをSIP端末2によって確認する場合の動作例を示すシーケンス図である。
図3図3は、本発明の一実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムにおいて、SIP端末2のユーザのプレゼンスをメール端末3によって確認する場合の動作例を示すシーケンス図である。
図4図4は、プレゼンスサーバ1の概略機能構成図である。
図5図5は、プレゼンスサーバ1のプレゼンス情報記憶部105の登録内容例を模式的に表した図である。
図6図6は、プレゼンスサーバ1のプレゼンス取得要求記憶部106の登録内容例を模式的に表した図である。
図7図7は、プレゼンスサーバ1の動作を説明するためのフロー図である。
図8図8は、メール端末3の概略機能構成図である。
図9図9は、メール端末3のプレゼンス情報記憶部306の登録内容例を模式的に表した図である。
図10図10は、メール端末3の動作を説明するためのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に、本発明の一実施の形態について説明する。
【0016】
図1は、本実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムの概略構成図である。
【0017】
図示するように、本実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムは、プレゼンスサーバ1と、少なくとも一台のSIP端末2と、少なくとも一台のメール端末3と、を備えて構成される。プレゼンスサーバ1およびSIP端末2は、LAN6に接続されており、メール端末3は、WAN7に接続されている。LAN6は、ゲートウェイ(GW)4を介して異なるネットワークであるWAN7に接続されている。なお、図1では、WAN7にメールサーバ5が接続されているが、メールサーバ5はLAN6に接続されていてもよい。
【0018】
プレゼンスサーバ1は、SIP端末2およびメール端末3にプレゼンスサービスを提供する。プレゼンスサーバ1は、メールクライアントとしてメールサーバ5に登録され、メール端末3とメールの送受信を行う。SIP端末2は、SIPメッセージを用いてプレゼンスサーバ1のプレゼンスサービスを利用する。一方、メール端末3は、電子メールを用いてプレゼンスサーバ1のプレゼンスサービスを利用する。
【0019】
図2は、本実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムにおいて、メール端末3のユーザAのプレゼンスをSIP端末2によって確認する場合の動作例を示すシーケンス図である。
【0020】
まず、メール端末3は、通信状態、移動、各種操作の受付等により、自メール端末3のユーザAのプレゼンスが更新されると(S100)、更新後のプレゼンスをプレゼンスサーバ1に通知するためのプレゼンス通知メールを作成する(S101)。具体的には、プレゼンス通知メールとして、プレゼンス通知であることを示す文字列(例えばPublish)がタイトルに記述され、更新後のプレゼンスを含むプレゼンス通知がメール本文に記述された電子メールを作成する。そして、このプレゼンス通知メールの宛先アドレスをプレゼンスサーバ1に設定して送信する(S102)。このプレゼンス通知メールは、メールサーバ5を介してプレゼンスサーバ1に送られる。
【0021】
つぎに、プレゼンスサーバ1は、メールサーバ5を介してメール端末3から電子メールを受信すると、この電子メールを解析して、この電子メールがプレゼンスサービスに関するものであるか否かを判断する(S103)。具体的には、電子メールのタイトルに所定の文字列が記述されているか否かに基づいて、この電子メールが、プレゼンス通知メール、あるいは所望の相手のプレゼンスを要求するためのプレゼンス取得要求メールであるか否かを判断する。ここでは、この電子メールがプレゼンス通知メールであると判断される。プレゼンスサーバ1は、プレゼンス通知メールのメール本文に記述されているプレゼンス通知の内容に従って、自プレゼンスサーバ1が管理しているユーザAのプレゼンスを更新する(S104)。
【0022】
その後、SIP端末2において、SIP端末2のユーザBより、メール端末3のユーザAのプレゼンス取得要求操作がなされたものとする。SIP端末2は、このユーザAのプレゼンス取得要求操作を受け付けると(S105)、ユーザAのプレゼンスをプレゼンスサーバ1に要求するプレゼンス取得要求のためのSIPメッセージであるSubscribeメッセージを作成する(S106)。そして、このSubscribeメッセージをプレゼンスサーバ1に送信する(S107)。
【0023】
つぎに、プレゼンスサーバ1は、SIP端末2からSIPメッセージを受信すると、このSIPメッセージを解析し、このSIPメッセージがプレゼンスサービスに関するものであるか否かを判断する(S108)。具体的には、SIPメッセージがSubscribeメッセージ、あるいはプレゼンスをプレゼンスサーバ1に通知するプレゼンス通知のためのPublishメッセージであるかを判断する。ここでは、このSIPメッセージがSubscribeメッセージであると判断される。プレゼンスサーバ1は、自プレゼンスサーバ1が管理しているプレゼンスのなかから、Subscribeメッセージにプレゼンスの取得対象者として記述されているユーザAのプレゼンスを特定する(S109)。そして、ユーザAのプレゼンスをユーザBに配信するプレゼンス配信のためのSIPメッセージであるNotifyメッセージを作成する(S110)。それから、このNotifyメッセージをSIP端末2に送信する(S111)。
【0024】
さて、SIP端末2は、プレゼンスサーバ1からNotifyメッセージを受信すると、このNotifyメッセージに記述されているユーザAのプレゼンスを表示する(S112)。
【0025】
図3は、本実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムにおいて、SIP端末2のユーザBのプレゼンスをメール端末3によって確認する場合の動作例を示すシーケンス図である。
【0026】
まず、SIP端末2は、通信状態、移動、各種操作の受付等により、自SIP端末2のユーザBのプレゼンスが更新されると(S120)、更新後のプレゼンスをプレゼンスサーバ1に通知するプレゼンス通知のためのSIPメッセージであるPublishメッセージを作成する(S121)。そして、このPublishメッセージをプレゼンスサーバ1に送信する(S122)。
【0027】
つぎに、プレゼンスサーバ1は、SIP端末2からSIPメッセージを受信すると、このSIPメッセージを解析し、このSIPメッセージがプレゼンスサービスに関するものであるか否かを判断する(S123)。具体的には、SIPメッセージがSubscribeメッセージ、あるいはPublishメッセージであるかを判断する。ここでは、このSIPメッセージがPublishメッセージであると判断される。プレゼンスサーバ1は、Publishメッセージの記述内容に従って、自プレゼンスサーバ1が管理しているユーザBのプレゼンスを更新する(S124)。
【0028】
その後、メール端末3において、メール端末3のユーザAより、SIP端末2のユーザBのプレゼンス取得要求操作がなされたものとする。メール端末3は、このユーザBのプレゼンス取得要求操作を受け付けると(S125)、ユーザBのプレゼンスをプレゼンスサーバ1に要求するためのプレゼンス取得要求メールを作成する(S126)。具体的には、プレゼンス取得要求メールとして、プレゼンス取得要求であることを示す文字列(例えばSubscribe)がタイトルに記述され、プレゼンスの取得対象者であるユーザBのユーザ情報等がメール本文に記述された電子メールを作成する。そして、このプレゼンス取得要求メールの宛先アドレスをプレゼンスサーバ1に設定して送信する(S127)。このプレゼンス取得要求メールは、メールサーバ5を介してプレゼンスサーバ1に送られる。
【0029】
つぎに、プレゼンスサーバ1は、メールサーバ5を介してメール端末3から電子メールを受信すると、この電子メールを解析し、この電子メールがプレゼンスサービスに関するものであるか否かを判断する(S128)。具体的には、電子メールのタイトルに所定の文字列が記述されているか否かに基づいて、この電子メールがプレゼンス通知メールあるいはプレゼンス取得要求メールであるか否かを判断する。ここでは、この電子メールがプレゼンス取得要求メールであると判断される。プレゼンスサーバ1は、自プレゼンスサーバ1が管理しているプレゼンスのなかから、プレゼンス取得要求メールにプレゼンスの取得対象者として記述されているユーザBのプレゼンスを特定する(S129)。そして、このユーザBのプレゼンスをユーザAに配信するためのプレゼンス配信メールを作成する(S130)。具体的には、プレゼンス配信メールとして、プレゼンス配信であることを示す文字列(例えばNotify)がタイトルに記述され、ユーザBのプレゼンスを含むプレゼンス情報(配信対象のプレゼンス情報:以下、配信プレゼンス情報)がメール本文に記述された電子メールを作成する。そして、このプレゼンス配信メールの宛先アドレスをメール端末3に設定して送信する(S131)。このプレゼンス配信メールは、メールサーバ5を介してメール端末3に送られる。
【0030】
さて、メール端末3は、プレゼンスサーバ1からプレゼンス配信メールを受信すると、このプレゼンス配信メールのメール本文に記述されている配信プレゼンス情報に従い、ユーザBのプレゼンスを表示する(S132)。
【0031】
つぎに、本実施の形態に係るプレゼンスサービスシステムを構成するプレゼンスサーバ1およびメール端末3の詳細を説明する。なお、SIP端末2には、SIPを用いたプレゼンスサービスに対応した既存のSIP端末を利用することができるので、その詳細な説明を省略する。
【0032】
まず、プレゼンスサーバ1の詳細を説明する。
【0033】
図4は、プレゼンスサーバ1の概略機能構成図である。
【0034】
図示するように、プレゼンスサーバ1は、LANインターフェース部100と、SIPメッセージ送受信部101と、電子メール送受信部102と、SIPメッセージ解析部103と、電子メール解析部104と、プレゼンス情報記憶部105と、プレゼンス取得要求記憶部106と、プレゼンス更新部107と、プレゼンス配信部108と、を備えている。
【0035】
LANインターフェース部100は、LAN6に接続するためのインターフェースである。
【0036】
SIPメッセージ送受信部101は、LANインターフェース部100を介してSIP端末2とSIPメッセージを送受信する。
【0037】
電子メール送受信部102は、LANインターフェース部100を介してメールサーバ5(メール端末3)と電子メールを送受信する。
【0038】
SIPメッセージ解析部103は、SIPメッセージ送受信部101により受信したSIPメッセージを解析して、このSIPメッセージがプレゼンスサービスに関するSIPメッセージ、すなわちSubscribeメッセージあるいはPublishメッセージであるかを判断する。そして、Subscribeメッセージならば、このSubscribeメッセージにより特定されるプレゼンス取得要求をプレゼンス取得要求記憶部106に記憶する。一方、Publishメッセージならば、このPublishメッセージにより通知されたプレゼンス情報(通知対象のプレゼンス情報:以下、通知プレゼンス情報)をプレゼンス更新部107に渡す。
【0039】
電子メール解析部104は、電子メール送受信部102により受信した電子メールのタイトルを解析して、この電子メールがプレゼンスサービスに関する電子メール、すなわちプレゼンス取得要求メールあるいはプレゼンス通知メールであるかを判断する。そして、プレゼンス取得要求メールならば、このプレゼンス取得要求メールにより特定されるプレゼンス取得要求をプレゼンス取得要求記憶部106に記憶する。一方、プレゼンス通知メールならば、このプレゼンス通知メールにより通知されたプレゼンス情報(通知プレゼンス情報)をプレゼンス更新部107に渡す。
【0040】
プレゼンス情報記憶部105には、SIP端末2およびメール端末3各々のユーザのプレゼンス情報が記憶される。
【0041】
図5は、プレゼンス情報記憶部105の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、プレゼンス情報記憶部105には、SIP端末2およびメール端末3のユーザ毎に、プレゼンス情報のレコード1050が記憶される。プレゼンス情報のレコード1050は、アカウント名等のユーザ情報を登録するフィールド1051と、ユーザの連絡先を登録するフィールド1052と、ユーザのプレゼンスを表す活動状態を登録するフィールド1053と、ユーザの所在地を登録するフィールド1054と、ユーザの今後の予定を登録するフィールド1055と、を有する。なお、ユーザ名、連絡先および活動状態は必須の情報であるが、所在地および予定は付加的な情報である。このため、フィールド1051〜1053には必ず情報が登録されるが、フィールド1054、1055は空欄(ヌルデータ)となる場合がある。
【0042】
プレゼンス取得要求記憶部106には、SIP端末2あるいはメール端末3から受け取ったプレゼンス取得要求が記憶される。
【0043】
図6は、プレゼンス取得要求記憶部106の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、プレゼンス取得要求記憶部106には、SIP端末2およびメール端末3から受け取ったプレゼンス取得要求毎に、プレゼンス取得要求のレコード1060が記憶される。プレゼンス取得要求のレコード1060は、プレゼンスの取得要求者(プレゼンス取得要求送信元のユーザ)のユーザ情報を登録するフィールド1061と、プレゼンスの取得対象者(取得要求者がプレゼンスの取得を望むユーザ)のユーザ情報を登録するフィールド1062と、プレゼンスの配信先アドレス(取得要求者がプレゼンスの配信を望む端末のアドレス)を登録するフィールド1063と、プレゼンス配信の配信媒体の種別(SIPメッセージおよび電子メールのいずれか)を登録するフィールド1064と、処理状態を登録するフィールド1065と、を有する。
【0044】
プレゼンス更新部107は、SIPメッセージ解析部103あるいは電子メール解析部104より受け取った通知プレゼンス情報に従ってプレゼンス情報記憶部105を更新する。
【0045】
プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106に記憶されている未処理のプレゼンス取得要求に従い、取得対象者のプレゼンスを含む配信プレゼンス情報を生成する。そして、プレゼンス取得要求に含まれる配信媒体の種別に従い、プレゼンス取得要求に含まれる配信先アドレスへ、配信プレゼンス情報を含むNotifyメッセージをSIPメッセージ送受信部101から送信するか、あるいは配信プレゼンス情報を含むプレゼンス配信メールを電子メール送受信部102から送信する。
【0046】
なお、図4に示すプレゼンスサーバ1の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)などの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびモデム、NIC(Network Interface Card)等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
【0047】
図7は、プレゼンスサーバ1の動作を説明するためのフロー図である。
【0048】
プレゼンスサーバ1において、電子メール送受信部102は、LANインターフェース部100を介して電子メールを受信すると(S200でYES)、この電子メールを電子メール解析部104に渡す。これを受けて、電子メール解析部104は、この電子メールのタイトルを解析し、この電子メールがプレゼンス取得要求メールあるいはプレゼンス通知メールであるかを判断する(S201)。
【0049】
受信した電子メールがプレゼンス取得要求メールである場合(S201で「プレゼンス取得要求」)、電子メール解析部104は、この電子メールのメール本文からプレゼンス取得要求を抽出する。具体的には、メール本文に含まれている監視者(Watcher)タグ、通知者(Notifier)タグ、および連絡先(Send to)タグを認識し、監視者タグからプレゼンスの取得要求者のユーザ情報を、通知者タグからプレゼンスの取得対象者のユーザ情報を、そして、連絡先タグからプレゼンスの配信先アドレスを抽出する。それから、電子メール解析部104は、プレゼンス取得要求記憶部106に新たなレコード1060を追加し、このレコード1060に、抽出したプレゼンス取得要求を登録する(S205)。具体的には、追加したレコード1060のフィールド1061〜1063に、プレゼンスの取得要求者、プレゼンスの取得対象者、およびプレゼンスの配信先アドレスを登録する。また、フィールド1064には、配信媒体の種別として、プレゼンスの配信先アドレスが電子メールアドレスならば「電子メール」を登録し、IPアドレスならば「SIPメッセージ」を登録する。また、フィールド1065には、処理状態として「未処理」を登録する。それから、S226に進む。
【0050】
一方、受信した電子メールがプレゼンス通知メールである場合(S201で「プレゼンス通知」)、電子メール解析部104は、この電子メールのメール本文から通知プレゼンス情報を抽出する。具体的には、メール本文に含まれている通知者(Publisher)タグ、連絡先(Contact)タグ、活動状況(Activity)タグ、所在地(Location)タグ、予定(Schedule)タグを認識し、通知者タグからプレゼンスの通知者のユーザ情報を、連絡先タグからプレゼンスの通知者の連絡先を、そして、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグから、プレゼンスの通知者のプレゼンスを表す活動状況、所在地、および予定を抽出する。なお、プレゼンスとして活動状況は必須の情報であるが、所在地および予定は付加的な情報であるため、メール本文には、プレゼンスとして活動状況のみが記述され、所在地、予定が記述されていない場合もある。それから、電子メール解析部104は、抽出した通知プレゼンス情報をプレゼンス更新部107に渡す。
【0051】
これを受けて、プレゼンス更新部107は、プレゼンス情報記憶部105を参照し、プレゼンスの通知者のプレゼンス情報のレコード1050、つまりフィールド1051にこの通知者のユーザ情報が登録されたレコード1050がプレゼンス情報記憶部105に存在するか否かを調べる(S202)。プレゼンスの通知者のプレゼンス情報のレコード1050がプレゼンス情報記憶部105に存在する場合(S202でYES)、このレコード1050のフィールド1052〜1055の登録内容を、通知プレゼンス情報に含まれている連絡先、活動状況、所在地、および予定に更新する(S204)。ここで、通知プレゼンス情報に所在地および予定が含まれていない場合、フィールド1054、1055は空欄とする。それから、プレゼンス更新部107は、プレゼンスが更新されたユーザのユーザ情報をプレゼンス配信部108に通知して、S206に進む。
【0052】
また、プレゼンスの通知者のプレゼンス情報のレコード1050がプレゼンス情報記憶部105に存在しない場合(S202でNO)、プレゼンス更新部107は、プレゼンス情報記憶部105にレコード1050を新たに追加し、このレコード1050のフィールド1051〜1055に、通知プレゼンス情報に含まれている通知者のユーザ情報、連絡先、活動状況、所在地、および予定を登録する(S203)。ここで、通知プレゼンス情報に所在地および予定が含まれていない場合、フィールド1054、1055は空欄とする。それから、プレゼンス更新部107は、プレゼンスが新たに登録されたユーザのユーザ情報をプレゼンス配信部108に通知して、S206に進む。
【0053】
また、SIPメッセージ送受信部101は、LANインターフェース部100を介してSIPメッセージを受信すると(S220でYES)、このSIPメッセージをSIPメッセージ解析部103に渡す。これを受けて、SIPメッセージ解析部103は、このSIPメッセージを解析し、このSIPメッセージがプレゼンス取得要求のためのSubscribeメッセージあるいはプレゼンス通知のためのPublishメッセージであるかを判断する(S221)。
【0054】
受信したSIPメッセージがSubscribeメッセージである場合(S221で「Subscribe」)、SIPメッセージ解析部103は、このSubscribeメッセージからプレゼンス取得要求を特定する。具体的には、Subscribeメッセージからプレゼンスの取得要求者および取得対象者を抽出するとともに、このSubscribeメッセージの送信元アドレスをプレゼンスの配信先アドレスに設定する。それから、SIPメッセージ解析部103は、プレゼンス取得要求記憶部106に新たなレコード1060を追加し、このレコード1060に、特定したプレゼンス取得要求を登録する(S225)。具体的には、追加したレコード1060のフィールド1061〜1063に、プレゼンスの取得要求者、取得対象者、およびプレゼンスの配信先アドレスを登録する。また、フィールド1064に、配信媒体の種別として「SIPメッセージ」を登録し、フィールド1065には、処理状態として「未処理」を登録する。それから、S226に進む。
【0055】
一方、受信したSIPメッセージがPublishメッセージである場合(S221で「Publish」)、SIPメッセージ解析部103は、このSIPメッセージから通知プレゼンス情報を特定する。具体的には、Publishメッセージからプレゼンスの通知者のユーザ情報、連絡先、活動状況、所在地、および予定を抽出する。なお、プレゼンスとして活動状況は必須の情報であるが、所在地および予定は付加的な情報であるため、Publishメッセージには、プレゼンスとして活動状況のみが記述され、所在地、予定が記述されていない場合もある。それから、SIPメッセージ解析部103は、特定した通知プレゼンス情報をプレゼンス更新部107に渡す。
【0056】
これを受けて、プレゼンス更新部107は、プレゼンス情報記憶部105を参照し、プレゼンスの通知者のプレゼンス情報のレコード1050、つまりフィールド1051にこの通知者のユーザ情報が登録されたレコード1050がプレゼンス情報記憶部105に存在するか否かを調べる(S222)。プレゼンスの通知者のプレゼンス情報のレコード1050がプレゼンス情報記憶部105に存在する場合(S222でYES)、このレコード1050のフィールド1052〜1055の登録内容を、通知プレゼンス情報に含まれている連絡先、活動状況、所在地、および予定に更新する(S224)。ここで、通知プレゼンス情報に所在地および予定が含まれていない場合、フィールド1054、1055は空欄とする。それから、プレゼンス更新部107は、プレゼンスが更新されたユーザのユーザ情報をプレゼンス配信部108に通知して、S206に進む。
【0057】
また、プレゼンスの通知者のプレゼンス情報のレコード1050がプレゼンス情報記憶部105に存在しない場合(S222でNO)、プレゼンス更新部107は、プレゼンス情報記憶部105にレコード1050を新たに追加し、このレコード1050のフィールド1051〜1055に、通知プレゼンス情報に含まれている通知者のユーザ情報、連絡先、活動状況、所在地、および予定を登録する(S223)。ここで、通知プレゼンス情報に所在地および予定が含まれていない場合、フィールド1054、1055は空欄とする。それから、プレゼンス更新部107は、プレゼンスが新たに登録されたユーザのユーザ情報をプレゼンス配信部108に通知して、S206に進む。
【0058】
つぎに、S206において、プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106を参照し、プレゼンス更新部107から通知されたユーザ情報がプレゼンスの取得対象者としてフィールド1062に登録され、かつフィールド1065の処理状態が「未処理」であるプレゼンス取得要求のレコード1060を検索する。該当するプレゼンス取得要求のレコード1060を検索できなかった場合は(S206でNO)、S200に戻る。
【0059】
一方、該当するプレゼンス取得要求のレコード1060を検索できた場合(S206でYES)、プレゼンス配信部108は、このプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1064に登録されている配信媒体の種別を調べる(S207)。そして、配信媒体の種別が電子メールならば(S207で「電子メール」)、このプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1063に配信先アドレスとして登録されている電子メールアドレスを宛先アドレスとする電子メールを、プレゼンス更新部107から通知されたユーザのプレゼンス配信メールとして作成する(S208)。具体的には、まず、プレゼンス更新部107から通知されたユーザ情報がフィールド1051に登録されているプレゼンスのレコード1050を配信プレゼンス情報としてプレゼンス情報記憶部105から検索し、つぎに、プレゼンス配信メールであることを示す文字列がタイトルに記述され、通知者(Notifier)タグ、連絡先(Contact)タグ、活動状況(Activity)タグ、所在地(Location)タグ、および予定(Schedule)タグがメール本文に設けられ、これらの通知者タグ、連絡先タグ、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグに、検索した配信プレゼンス情報のレコード1050のフィールド1051〜1055の登録内容が記述された電子メールを作成する。なお、検索した配信プレゼンス情報のレコード1050のフィールド1054、1055が空欄の場合は、メール本文に所在地タグおよび予定タグを設けなくてもよい。
【0060】
つぎに、プレゼンス配信部108は、このようにして作成したプレゼンス配信メールを電子メール送受信部102に渡す。これを受けて、電子メール送受信部102は、このプレゼンス配信メールをLANインターフェース部100から送信する(S209)。それから、プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106を参照し、検索したプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1065に登録されている処理状況を「未処理」から「処理済」に更新する(S210)。その後、S200に戻る。
【0061】
また、検索したプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1064に登録されている配信媒体の種別がSIPメッセージならば(S207で「SIPメッセージ」)、プレゼンス配信部108は、このプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1063に配信先アドレスとして登録されているIPアドレスを宛先アドレスとするSIPメッセージを、プレゼンス更新部107から通知されたユーザのプレゼンス配信のためのNotifyメッセージとして作成する(S211)。具体的には、まず、プレゼンス更新部107から通知されたユーザ情報がフィールド1051に登録されているプレゼンス情報のレコード1050を配信プレゼンス情報としてプレゼンス情報記憶部105から検索し、つぎに、検索した配信プレゼンス情報のレコード1050のフィールド1051〜1055に登録されている通知者のユーザ情報、連絡先、活動状況、所在地、および予定が記述されたNotifyメッセージを作成する。なお、検索した配信プレゼンス情報のレコード1050のフィールド1054、1055が空欄の場合は、Notifyメッセージに所在地および予定を含めなくてもよい。
【0062】
つぎに、プレゼンス配信部108は、このようにして作成したNotifyメッセージをSIPメッセージ送受信部101に渡す。これを受けて、SIPメッセージ送受信部101は、このNotifyメッセージをLANインターフェース部100から送信する(S212)。それから、プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106を参照し、検索したプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1065に登録されている処理状況を「未処理」から「処理済」に更新する(S213)。その後、S200に戻る。
【0063】
また、S226において、プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106に新たに追加されたプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1062に登録されているプレゼンスの取得対象者を特定する。そして、プレゼンス情報記憶部105を参照し、この取得対象者のユーザ情報がフィールド1051に登録されているプレゼンス情報のレコード1050を通知プレゼンス情報として検索する。該当するプレゼンス情報のレコード1050を検索できなかった場合は(S226でNO)、S200に戻る。
【0064】
一方、該当するプレゼンス情報のレコード1050を検索できた場合(S226でYES)、プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106に新たに追加されたプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1064に登録されている配信媒体の種別を調べる(S227)。そして、配信媒体の種別が電子メールならば(S227で「電子メール」)、このプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1063に配信先アドレスとして登録されている電子メールアドレスを宛先アドレスとする電子メールを、プレゼンスの取得対象者のプレゼンス配信メールとして作成する(S228)。具体的には、プレゼンス配信メールであることを示す文字列がタイトルに記述され、通知者(Notifier)タグ、連絡先(Contact)タグ、活動状況(Activity)タグ、所在地(Location)タグ、および予定(Schedule)タグがメール本文に設けられ、これらの通知者タグ、連絡先タグ、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグに、検索したプレゼンス情報のレコード1050のフィールド1051〜1055の登録内容が記述された電子メールを作成する。なお、検索したレコード1050のフィールド1054、1055が空欄の場合は、メール本文に所在地タグおよび予定タグを設けなくてもよい。
【0065】
つぎに、プレゼンス配信部108は、このようにして作成したプレゼンス配信メールを電子メール送受信部102に渡す。これを受けて、電子メール送受信部102は、このプレゼンス配信メールをLANインターフェース部100から送信する(S229)。それから、プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106に新たに追加されたプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1065に登録されている処理状況を「未処理」から「処理済」に更新する(S230)。その後、S200に戻る。
【0066】
また、プレゼンス取得要求記憶部106に新たに追加されたプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1064に登録されている配信媒体の種別がSIPメッセージならば(S227で「SIPメッセージ」)、プレゼンス配信部108は、このプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1063に配信先アドレスとして登録されているIPアドレスを宛先アドレスとするSIPメッセージを、プレゼンスの取得対象者のプレゼンス配信のためのNotifyメッセージとして作成する(S231)。具体的には、通知プレゼンス情報として検索したプレゼンス情報のレコード1050のフィールド1051〜1055に登録されている取得対象者のユーザ情報、連絡先、活動状況、所在地、および予定が記述されたNotifyメッセージを作成する。なお、通知プレゼンス情報として検索したプレゼンス情報のレコード1050のフィールド1054、1055が空欄の場合は、Notifyメッセージに所在地および予定を含めなくてもよい。
【0067】
つぎに、プレゼンス配信部108は、このようにして作成したNotifyメッセージをSIPメッセージ送受信部101に渡す。これを受けて、SIPメッセージ送受信部101は、このNotifyメッセージをLANインターフェース部100から送信する(S232)。それから、プレゼンス配信部108は、プレゼンス取得要求記憶部106を参照し、検索したプレゼンス取得要求のレコード1060のフィールド1065に登録されている処理状況を「未処理」から「処理済」に更新する(S233)。その後、S200に戻る。
【0068】
つぎに、メール端末3の詳細を説明する。
【0069】
図8は、メール端末3の概略機能構成図である。
【0070】
図示するように、メール端末3は、WANインターフェース部300と、マンマシンインターフェース部301と、電子メール送受信部302と、GPSデータ受信部303と、現在地算出部304と、地図データ記憶部305と、プレゼンス情報記憶部306と、プレゼンス管理部307と、プレゼンス取得要求部308と、電子メール解析部309と、プレゼンス出力部310と、を備えている。
【0071】
WANインターフェース部300は、有線あるいは無線を用いてWAN7に接続するためのインターフェースである。
【0072】
マンマシンインターフェース部301は、ユーザに情報を表示したり、ユーザから指示を受け付けたりするためのインターフェースであり、例えばタッチセンサ付き液晶パネルで構成される。
【0073】
電子メール送受信部302は、WANインターフェース部300を介してメールサーバ5(プレゼンスサーバ1)と電子メールを送受信する。
【0074】
GPSデータ受信部303は、GPS(Global Positioning System)衛星から発信されるGPSデータを逐次受信する。
【0075】
現在地算出部304は、定期的に、GPSデータ受信部303により受信された最新のGPSデータと、地図データ記憶部305に記憶されている地図データとに基づいて、現在地の住所を算出する。
【0076】
プレゼンス情報記憶部306には、自メール端末3のユーザのプレゼンス情報が記憶される。
【0077】
図9は、プレゼンス情報記憶部306の登録内容例を模式的に表した図である。図示するように、プレゼンス情報記憶部306には、自メール端末3のユーザのプレゼンス情報のレコード3060が記憶される。プレゼンス情報のレコード3060は、アカウント名等のユーザ情報を登録するフィールド3061と、ユーザの連絡先を登録するフィールド3062と、ユーザのプレゼンスを表す活動状態を登録するフィールド3063と、ユーザの所在地を登録するフィールド3064と、ユーザの今後の予定を登録するフィールド3065と、を有する。
【0078】
プレゼンス管理部307は、マンマシンインターフェース部301を介してユーザより受け付けたプレゼンス更新操作に従い、あるいは現在地算出部304により現在地の住所が変更される毎に、プレゼンス情報記憶部306に記憶されているプレゼンス情報のレコード3060を更新する。また、プレゼンス情報記憶部306に記憶されているプレゼンス情報のレコード3060が更新される毎に、このレコード3060の登録内容を含み、プレゼンスサーバ1の電子メールアドレスを宛先アドレスとするプレゼンス通知メールを作成する。そして、電子メール送受信部302およびWANインターフェース部300を介してメールサーバ5に、このプレゼンス通知メールを送信する。
【0079】
プレゼンス取得要求部308は、マンマシンインターフェース部301を介してユーザより受け付けたプレゼンス取得要求操作に従い、プレゼンスの取得要求者である自メール端末3のユーザのユーザ情報、プレゼンスの取得対象者のユーザ情報、および取得要求者の連絡先(配信先アドレス)を含み、プレゼンスサーバ1の電子メールアドレスを宛先アドレスとするプレゼンス取得要求メールを作成する。そして、電子メール送受信部302およびWANインターフェース部300を介してメールサーバ5に、この作成したプレゼンス取得要求メールを送信する。
【0080】
電子メール解析部309は、電子メール送受信部302により受信した電子メールのタイトルを解析し、この電子メールがプレゼンスサービスに関する電子メール、すなわちプレゼンス配信メールであるか否かを判断する。そして、プレゼンス配信メールであるならば、このプレゼンス配信メールにより特定される配信プレゼンス情報の内容をプレゼンス出力部310に渡す。
【0081】
プレゼンス出力部310は、電子メール解析部309より受け取った配信プレゼンス情報の内容をマンマシンインターフェース部301に表示する。
【0082】
なお、図8に示すメール端末3の機能構成は、プレゼンスサーバ1と同様、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD、DVD−ROM等の補助記憶装置、およびモデム、NIC等の通信インターフェースを備えたPC等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現されるものでもよい。
【0083】
図10は、メール端末3の動作を説明するためのフロー図である。
【0084】
メール端末3において、電子メール送受信部302は、WANインターフェース部300を介して電子メールを受信すると(S300でYES)、この電子メールを電子メール解析部309に渡す。これを受けて、電子メール解析部309は、この電子メールのタイトルを解析して、この電子メールがプレゼンス配信メールであるかを判断する(S301)。そして、受信した電子メールがプレゼンス配信メールである場合(S301でYES)、電子メール解析部309は、この電子メールのメール本文から配信プレゼンス情報を抽出する。具体的には、メール本文に含まれている通知者タグ、連絡先タグ、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグを認識し、通知者タグから通知者のユーザ情報を、連絡先タグから通知者の連絡先を、活動状況タグから通知者の活動状況を、所在地タグから通知者の現在の所在地を、そして予定タグから通知者の予定を抽出する。ただし、所在地タグおよび予定タグはメール本文に設けられていない場合がある。それから、電子メール解析部309は、抽出した配信プレゼンス情報をプレゼンス出力部310に出力する。これを受けて、プレゼンス出力部310は、マンマシンインターフェース部301に、この配信プレゼンス情報の内容を表示する(S302)。
【0085】
また、プレゼンス取得要求部308は、マンマシンインターフェース部301を介してユーザから、取得対象者の指定を伴うプレゼンス取得要求操作を受け付けると(S310でYES)、プレゼンスサーバ1の電子メールアドレスを宛先アドレスとする電子メールを、この操作で指定された取得対象者のプレゼンスを要求するプレゼンス取得要求メールとして作成する(S311)。具体的には、プレゼンス取得要求メールであることを示す文字列がタイトルに記述され、メール本文に監視者タグ、通知者タグ、および連絡先タグが設けられ、そして、この監視者タグ、通知者タグ、および連絡先タグに、プレゼンスの取得要求者である自メール端末3のユーザのユーザ情報、プレゼンスの取得対象者のユーザ情報、および自メール端末3の電子メールアドレスが記述された電子メールを作成する。それから、プレゼンス取得要求部308は、作成したプレゼンス取得要求メールを、電子メール送受信部302を介してWANインターフェース部300からメールサーバ5(プレゼンスサーバ1)に送信する(S312)。
【0086】
また、プレゼンス管理部307は、マンマシンインターフェース部301を介してユーザからプレゼンス更新操作を受け付けると(S320でYES)、この操作内容に従い、プレゼンス情報記憶部306に記憶されている自メール端末3のユーザのプレゼンス情報を更新する(S321)。つぎに、プレゼンス管理部307は、プレゼンスサーバ1のメールアドレスを宛先アドレスとし、自メール端末3のユーザのプレゼンスを通知するためのプレゼンス通知メールを作成する(S322)。具体的には、プレゼンス通知メールであることを示す文字列がタイトルに記述され、通知者タグ、連絡先タグ、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグがメール本文に設けられ、この通知者タグ、連絡先タグ、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグに、プレゼンス情報記憶部306に記憶されているプレゼンス情報のレコード3060のフィールド3061〜3065の登録内容が記述された電子メールを作成する。なお、レコード3060のフィールド3064、3065が空欄の場合は、メール本文に所在地タグおよび予定タグを設けなくてもよい。それから、プレゼンス管理部307は、作成したプレゼンス通知メールを、電子メール送受信部302を介してWANインターフェース部300からメールサーバ5(プレゼンスサーバ1)に送信する(S323)。
【0087】
また、現在地算出部304は、定期的に到来する所在地更新タイミングになると(S330でYES)、GPSデータ受信部303により受信された最新のGPSデータに基づいて現在地の座標(緯度、経度)を算出して、地図データ記憶部305に記憶されている地図データから、この現在地の座標に対応する住所を特定する(S331)。そして、現在地算出部304は、現在地の住所をプレゼンス管理部307に渡す。これを受けて、プレゼンス管理部307は、プレゼンス情報記憶部306に記憶されているプレゼンス情報のレコード3060のフィールド3064を参照し、現在地の住所が、このフィールド3064に登録されている所在地から変化しているか否かを判断する(S332)。そして、現在地の住所が所在地から変化しているならば(S332でYES)、フィールド3064の登録内容を現在地の住所に更新する(S333)。それから、プレゼンス管理部307は、プレゼンスサーバ1の電子メールアドレスを宛先アドレスとする電子メールを、自メール端末3のユーザの更新後のプレゼンス情報を通知するためのプレゼンス通知メールを作成する(S322)。具体的には、プレゼンス通知メールであることを示す文字列がタイトルに記述され、通知者タグ、連絡先タグ、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグがメール本文に設けられ、この通知者タグ、連絡先タグ、活動状況タグ、所在地タグ、および予定タグに、プレゼンス情報記憶部306に記憶されている更新後のプレゼンス情報のレコード3060のフィールド3061〜3065の登録内容が記述された電子メールを作成する。なお、レコード3060のフィールド3064、3065が空欄の場合は、メール本文に所在地タグおよび予定タグを設けなくてもよい。そして、このプレゼンス通知メールを、電子メール送受信部302を介してWANインターフェース部300からメールサーバ5(プレゼンスサーバ1)に送信する(S323)。
【0088】
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
【0089】
本実施の形態において、プレゼンスサーバ1は、自身と同じLAN(SIPネットワーク)6に所属しているSIP端末2に対しては、SIPメッセージを用いてプレゼンスを送受信し、LAN6とは別のネットワークであるWAN7に所属しているメール端末3に対しては、電子メールを用いてプレゼンスを送受信する。このため、本実施の形態によれば、SIPネットワークに所属しているSIP端末2とSIPネットワークに所属していないメール端末3との間で互いのプレゼンスを確認することができる。
【0090】
また、本実施の形態において、プレゼンスサーバ1は、メール端末3から受信した電子メールを解析し、タイトルに所定の文字列が記述されているか否かに基づいて、この電子メールがプレゼンス通知メールあるいはプレゼンス取得要求メールであるか否かを判断している。したがって、本実施の形態によれば、自身が所属するSIPネットワーク以外のネットワークに所属する端末から、独自のプロトコルを用いることなく、プレゼンスに関する情報を受信することができる。
【0091】
また、本実施の形態において、プレゼンスサーバ1は、プレゼンス配信メールであることを示す所定の文字列がタイトルに記述され、配信対象のプレゼンスを含む配信プレゼンス情報がメール本文に記述された電子メールを、プレゼンス配信メールとしてメール端末3に送信する。したがって、本実施の形態によれば、自身が所属するSIPネットワーク以外のネットワークに所属する端末に対して、独自のプロトコルを用いることなく、プレゼンスに関する情報を送信することができる。
【0092】
また、本実施の形態において、メール端末3は、プレゼンスサーバ1から受信した電子メールを解析し、タイトルに所定の文字列が記述されているか否かに基づいて、この電子メールがプレゼンス配信メールであるか否かを判断している。したがって、本実施の形態によれば、SIPメッセージを用いることなく、プレゼンスサーバ1から、プレゼンスに関する情報を受信することができる。
【0093】
また、本実施の形態において、メール端末3は、プレゼンス通知メールであることを示す所定の文字列がタイトルに記述され、自メール端末3のユーザのプレゼンスを含む通知プレゼンス情報がメール本文に記述された電子メールを、プレゼンス通知メールとしてプレゼンスサーバ1に送信するとともに、プレゼンス取得要求メールであることを示す所定の文字列がタイトルに記述され、取得対象者の指定を伴うプレゼンス取得要求の内容がメール本文に記述された電子メールを、プレゼンス取得要求メールとしてプレゼンスサーバ1に送信する。したがって、本実施の形態によれば、SIPメッセージを用いることなく、プレゼンスサーバ1に、プレゼンスに関する情報を送信することができる。
【0094】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0095】
例えば、上記の実施の形態において、プレゼンスサーバ1は、SIPメッセージを用いて、同じLAN6に所属する端末(SIP端末2)と、プレゼンスに関する情報を送受信しているが、本発明はこれに限定されない。所定のプロトコルに基づくメッセージを用いて、自プレゼンスサーバ1と同じネットワークに所属する端末と、プレゼンスに関する情報を送受信するものであればよい。
【符号の説明】
【0096】
1:プレゼンスサーバ、 2:SIP端末、 3:メール端末、Subscribeメッセージ、 5:メールサーバ、 6:LAN、 7:WAN、100:LANインターフェース部、 101:SIPメッセージ送受信部、 102:電子メール送受信部、 103:SIPメッセージ解析部、 104:電子メール解析部、 105:プレゼンス情報記憶部、 106:プレゼンス取得要求記憶部、 107:プレゼンス更新部、 108:プレゼンス配信部、 300:WANインターフェース部、 301:マンマシンインターフェース部、 302:電子メール送受信部、 303:GPSデータ受信部、 304:現在地算出部、 305:地図データ記憶部、 306:プレゼンス情報記憶部、 307:プレゼンス管理部、 308:プレゼンス取得要求部、 309:電子メール解析部、 310:プレゼンス出力部
図1
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