(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示制御部は、生成した前記設定入力画面生成用信号を無線映像転送技術により前記通信部を介して前記表示装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
前記表示制御部は、生成した前記設定入力画面生成用信号をMiracast規格により前記通信部を介して前記表示装置に送信することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
他の装置との間で無線によりデータの送受信を行う第1の通信部を有する情報処理装置、及び、表示画面生成用信号に基づいて所定の表示画面を表示する表示部と、他の装置との間で無線によりデータの送受信を行う第2の通信部とを有する表示装置からなる画面表示システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記情報処理装置に対する設定信号を入力するための設定入力画面を表す設定入力画面画像データを描画し、当該描画した設定入力画面画像データを、静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式に変換して、前記表示装置に表示させるための設定入力画面生成用信号を生成する第1の表示制御部と、
前記表示制御部が生成した前記設定入力画面生成用信号を前記第1の通信部を介して前記表示装置に送出する第1の通信制御部と、
前記第1の表示制御部が前記設定入力画面生成用信号を生成している際に、前記設定信号の入力を受け付ける入力部とを
を備えることを特徴とする画面表示システム。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した従来のNASにおいては、NAS設定画面を表示して各種設定情報を入力するために、HTMLデータに基づいてNAS設定画面を生成しうるPC等が必要であった。従って、PC等を所有しないユーザにとって、NASの設定動作を行うことが困難であった。
【0007】
また、いわゆるスマートフォンと呼ばれる通信端末や、タブレット端末などには、インターネット上に存在するHTMLデータが閲覧可能なWebブラウザを搭載しているものもあるが、従来のNASのWebサーバ部が生成するNAS設定画面生成用のHTMLデータはPC等において表示することを前提にしているので、このようなNAS設定画面生成用のHTMLデータをスマートフォン、タブレット端末等に搭載されたWebブラウザで閲覧した場合、ブラウザの仕様の相違やスマートフォン等の表示画面が小さいこと等の理由から、スマートフォン、タブレット端末等のブラウザにおけるNAS設定画面の表示が崩れる可能性があった。
【0008】
なお、ルータの初期設定等において、USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介してルータにディスプレイ装置を接続し、このディスプレイ装置に設定画面を表示する技術が提案されているが(特許文献1参照)、この技術においては、ルータにおける通信設定を行うための設定画面をディスプレイに表示するので、USBケーブル等の有線通信により設定画面データをディスプレイ装置に送信する必要があった。従って、この技術をNAS設定画面に適用した場合、NASの近傍にディスプレイ装置を設置し、このディスプレイ装置を見ながら設定動作を行う制約が生じる可能性があった。
【0009】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、情報処理装置の設定を多様な機器において確認することの可能な情報処理装置、画面表示システム、情報処理装置における信号生成方法及びプログラムの実現をその目的の一つとしている。
また、本発明は、情報処理装置の設定動作を行う場所の制約を緩和することの可能な情報処理装置、画面表示システム、情報処理装置における信号生成方法及びプログラムの実現もその目的の一つとしている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、表示装置との間で無線によりデータの送受信を行う通信部を有する情報処理装置に適用される。そして、情報処理装置に対する設定信号を入力するための設定入力画面を表示装置に表示させるための設定入力画面生成用信号を静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式で生成する表示制御部と、表示制御部が生成した設定入力画面生成用信号を通信部を介して表示装置に送出する通信制御部とを設けることにより、上述の課題の少なくとも一つを解決している。
【0011】
ここで、表示制御部が設定入力画面生成用信号を生成している際に、設定信号の入力を受け付ける入力部を設けることが好ましい。
【0012】
また、通信部は、無線LANにより表示装置との間でデータの送受信を行うことが好ましく、さらに、通信部は、WiFi Direct規格により表示装置との間でデータの送受信を行うことが好ましい。この場合、表示制御部は、生成した設定入力画面生成用信号を無線映像転送技術により、より好ましくはMiracast規格により通信部を介して表示装置に送信することが好ましい。
【0013】
また、本発明は、他の装置との間で無線によりデータの送受信を行う第1の通信部を有する情報処理装置、及び、表示画面生成用信号に基づいて所定の表示画面を表示する表示部と、他の装置との間で無線によりデータの送受信を行う第2の通信部とを有する表示装置からなる画面表示システムに適用される。そして、情報処理装置に、情報処理装置に対する設定信号を入力するための設定入力画面を表示装置に表示させるための設定入力画面生成用信号を静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式で生成する第1の表示制御部と、表示制御部が生成した設定入力画面生成用信号を第1の通信部を介して表示装置に送出する第1の通信制御部とを設けることにより、上述の課題の少なくとも一つを解決している。
【0014】
ここで、表示装置に、設定入力画面生成用信号に基づいて表示画面に設定入力画面を表示している際に、設定信号を入力するための設定信号入力画面を設定入力画面に重畳して表示させるための設定信号入力画面生成用信号を生成する第2の表示制御部を設け、第2の通信部が、第2の表示制御部が生成した設定信号入力画面生成用信号を情報処理装置に送信することが好ましい。
【0015】
さらに、本発明は、表示装置との間で無線によりデータの送受信を行う通信部を有する情報処理装置における信号生成方法に適用される。そして、情報処理装置に対する設定信号を入力するための設定入力画面を表示装置に表示させるための設定入力画面生成用信号を静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式で生成し、生成した設定入力画面生成用信号を通信部を介して表示装置に送出することにより、上述の課題の少なくとも一つを解決している。
【0016】
そして、本発明は、表示装置との間で無線によりデータの送受信を行う通信部を有するコンピュータにより実行されるプログラムに適用される。そして、このプログラムがコンピュータにより実行されると、このコンピュータを、コンピュータに対する設定信号を入力するための設定入力画面を表示装置に表示させるための設定入力画面生成用信号を静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式で生成する表示制御部と、表示制御部が生成した設定入力画面生成用信号を通信部を介して表示装置に送出する通信制御部として機能させることにより、上述の課題の少なくとも一つを解決している。
【発明の効果】
【0017】
本発明では、情報処理装置の表示制御部が、設定入力画面を表示装置に表示するための設定入力画面生成用信号を静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式で生成しているので、PC等、HTMLデータに基づく表示が可能な機器に限らず、多様な機器において設定入力画面を表示することが可能となる。従って、本発明によれば、情報処理装置の設定を多様な機器において確認することの可能な情報処理装置、画面表示システム、情報処理装置における信号生成方法及びプログラムを実現することができる。
【0018】
さらに、設定入力画面生成用信号を無線により表示装置に送出しているので、情報処理装置と表示装置との間の配置の自由度を高めた状態で、情報処理装置に対する設定動作を行うことが可能になる。従って、本発明によれば、情報処理装置の設定動作を行う場所の制約を緩和することの可能な情報処理装置、画面表示システム、情報処理装置における信号生成方法及びプログラムを実現することができる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の情報処理装置の実施形態について説明する。
(一実施形態)
図1は、本発明の一実施形態である画面表示システムの概略構成を示す図である。
図1において、一実施形態の画面表示システムSは、情報処理装置1及び表示装置2を備える。
【0021】
情報処理装置1は、詳細を後述するように、データが格納された記憶部と他の装置との間でデータの送受信を行う通信部とを備え、他の装置からデータの送信の指示があると、この指示を通信部を介して受信し、この指示に基づいて記憶部内のデータの読出を行い、通信部を介してデータを他の装置に送信する。また、情報処理装置1は、他の装置からデータの受信の指示があると、この指示と受信すべきデータとを通信部を介して受信し、この指示に基づいて記憶部内にデータを書き込む。情報処理装置1は、例えばNAS、PCである。情報処理装置1の詳細については後述する。
【0022】
表示装置2は、一例として、無線LAN、移動体通信網等との無線通信により通信部が受信した画像生成用信号に基づいて、その表示画面2aに画像を表示する。表示装置2は、例えばスマートフォンやタブレット端末である。表示装置2の詳細についても後述する。
【0023】
そして、情報処理装置1はスイッチングハブ等の中継機器4を介して、表示装置2は無線アクセスポイント3を介して、それぞれLAN5に接続されている。LAN5は、ルータ6を介してインターネット等のWAN7(Wide Area Network)に接続されている。これにより、情報処理装置1及び表示装置2は、WAN7上に存在する外部サーバ8との間でデータの送受信が可能である。
【0024】
(一実施形態の情報処理装置の構成)
図2は、本発明の一実施形態である画面表示システムSを構成する情報処理装置1の概略構成を示すブロック図である。
図2において、本実施形態の情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、入出力デバイス13、ネットワークインタフェース(I/F)14、HDD部15及び無線LANインタフェース16を備えており、これらはバスにより互いに接続されている。
【0025】
CPU10は、後述するROM11内に格納されたファームウェア等のプログラムが実行されることにより、情報処理装置1全体の制御を行う。また、CPU10は、ROM11内に格納されたプログラムが実行されることにより、
図4に示すような各機能部としても動作する。
図4に示す各機能部の動作については後述する。ROM11には、上述したファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM12は情報処理装置1のワークメモリとして機能し、CPU10を含めた情報処理装置1の動作時に一時的に使用されるプログラム、データ等が格納される。
【0026】
入出力デバイス13は、入力インタフェース(I/F)130、入力指示部131及びUSBインタフェース(I/F)132を備える。
【0027】
入力インタフェース130には入力指示部131が接続され、ユーザが入力指示部131を操作することにより入力される入力信号を受信する。入力指示部131としては、例えば情報処理装置1がNASであれば、ファイル取り込み指示、外部機器の取り外し指示、本体リセット等を行うファンクションボタン等が挙げられる。
【0028】
USBインタフェース132はUSBコネクタ(図略)を備え、このUSBコネクタに直接、あるいはUSBケーブルを介して接続されたUSB機器20に対して、USB2.0またはUSB3.0規格に沿ったデータの読み出し/書き込みを行う。USB機器20としては、USBフラッシュメモリ、USBインタフェースを備えたHDD装置、キーボード等が挙げられる。
【0029】
ネットワークインタフェース14はネットワークコネクタ(図略)を備え、このネットワークコネクタにネットワークケーブル(図略)を介してルータ6が接続され、このルータ6がWAN7に接続されることで、外部ネットワークとの間でデータの送受信がされる。このネットワークインタフェース14は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3規格に基づく有線通信を行うものである。
【0030】
HDD部15は、HDD151とHDDインタフェース(I/F)150とを備える。HDD151は、記録媒体であるディスクと、このディスクの回転を行う回転部と、ディスクに対してデータの読み出し/書き込みを行うヘッド部とを備える(いずれも不図示)。HDDインタフェース150は、このHDD151に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、HDD151全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。
【0031】
無線LANインタフェース16は、例えばIEEE802.11規格、さらにはWiFi Allianceが定めたWiFi Alliance Peer−to−Peer仕様に基づくWiFi Direct方式に準拠して、他の無線LAN装置と無線通信を行う。この無線LANインタフェース16は、情報処理装置1を無線LANステーションとして動作させ、インフラストラクチャーモードまたはピア・ツー・ピア接続で他の無線LAN装置との間の無線通信を行う。WiFi Direct方式においては、互いにピア・ツー・ピア接続されている複数の無線LAN装置がグループを形成し、このグループに属する無線LAN装置のうちいずれかの無線LAN装置が無線LANアクセスポイントとして機能し、一般的な無線LANアクセスポイントが有する機能の一部を提供する。WiFi Direct仕様の詳細については、例えばWiFi Allianceが提供する仕様書(Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification v1.2<URL: http://www.wi-fi.org/wi-fi-peer-to-peer-p2p-technical-specification-v12>)に詳細に開示されているので、ここではこれ以上の説明を省略する。他の無線LAN装置としては、例えば表示装置2が挙げられる。
【0032】
(一実施形態の表示装置の構成)
図3は、一実施形態の画面表示システムSを構成する表示装置2の概略構成を示すブロック図である。
図3において、表示装置2は、CPU(Central Processing Unit)30、ROM(Read Only Memory)31、RAM(Random Access Memory)32、表示デバイス33、内部ストレージ部34、移動体通信モジュール350、音声インタフェース(I/F)351、マイクロフォン352、スピーカ353、アンテナ354、入出力デバイス36及び無線LANインタフェース37を備え、CPU30、ROM31、RAM32、表示デバイス33、内部ストレージ部34、移動体通信モジュール350、入出力デバイス36、及び無線LANインタフェース37はそれぞれ共通のバスにより接続されている。
【0033】
CPU30は、ROM31内に格納されたファームウェア等のプログラムがRAM32において展開された後で実行されることで、表示装置2全体の動作制御を行う。また、CPU30は図略の内部時計を備える。ROM31には、上述のファームウェア等のプログラムや、各種設定データが格納されている。RAM32は、表示装置2のワークメモリとして動作し、各種プログラム及びデータが一時的に格納される。
【0034】
表示デバイス33は、液晶パネル331とこの液晶パネル331を駆動させる液晶ドライバ330とを備える。液晶パネル331は、その表示面が表示装置2の表面に露出して設けられている。液晶ドライバ330は、表示画面を構成するデータがCPU30からこの液晶ドライバ330に供給されると、液晶パネル331の表示面に所望の表示画面を表示するようにこの液晶パネル331を駆動する。
【0035】
内部ストレージ部34は、内部ストレージ341と内部ストレージインタフェース(I/F)340とを備える。内部ストレージ341は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリであり、表示装置2において用いられるアプリケーションプログラム等が格納される。内部ストレージインタフェース340は、この内部ストレージ341に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、内部ストレージ341全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。なお、内部ストレージ341は、例えばmicroSDのような挿脱可能な不揮発性メモリーカードであってもよく、この場合、内部ストレージインタフェース340は、このメモリーカードが装着されるメモリカードスロットをさらに備える。
【0036】
移動体通信モジュール350は、例えばIMT(International Mobile Telecommunication)−2000規格に準拠して、アンテナ354を介して移動体通信網との間で移動体無線通信を行う。すなわち、移動体通信モジュール350は、移動体通信網の基地局から受信した電波をデコードして得られた音声信号を、音声インタフェース351を介してスピーカ353から発音させ、音声インタフェース351を介してマイクロフォン352が集音した音声をエンコードして、アンテナ354を介して電波として移動体通信網の基地局に送信する。また、移動体通信モジュール350は、パケット化されたデータを移動体通信網の基地局との間で送受信をすることで、データ通信を行う。なお、この移動体通信モジュール350が対応する規格には、3G/HSDPA(3rd Generation/High-Speed Downlink Packet Access)、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)の少なくとも一つが含まれうる。
【0037】
入出力デバイス36は、入力インタフェース(I/F)360、入力指示部361、タッチパネル362及びUSBインタフェース363を備える。
【0038】
入力インタフェース360には入力指示部361が接続され、ユーザが入力指示部361を操作することにより入力される入力信号を受信する。入力指示部361としては、例えば設定入力開始動作指示等を行うファンクションボタン等が挙げられる。
タッチパネル362は、本実施形態では液晶パネル331の表示面の上面に重畳されて設けられ、この液晶パネル331の表示面と略同一の大きさを有する。ユーザによりタッチパネル362の表面がタッチされ、すなわち、タッチパネル362の表面上の特定位置がユーザにより触れられたら、タッチパネル362の表面上の特定位置が2次元の座標位置として検出され、この座標位置は入力インタフェース360を介して出力される。
【0039】
USBインタフェース363はUSBコネクタ(図略)を備え、このUSBコネクタに直接、あるいはUSBケーブルを介して接続されたUSB機器40に対して、USB2.0またはUSB3.0規格に沿ったデータの読み出し/書き込みを行う。USB機器40としては、USBフラッシュメモリ、USBインタフェースを備えたHDD装置、キーボード等が挙げられる。
【0040】
無線LANインタフェース37は、無線LANインタフェース16と同様に、例えばIEEE802.11規格、さらにはWiFi Allianceが定めたWiFi Alliance Peer−to−Peer仕様に基づくWiFi Direct方式に準拠して、他の無線LAN装置と無線通信を行う。この無線LANインタフェース37は、表示装置2を無線LANステーションとして動作させ、インフラストラクチャーモードまたはピア・ツー・ピア接続で他の無線LAN装置との間の無線通信を行う。他の無線LAN装置としては、例えば情報処理装置1が挙げられる。
【0041】
(一実施形態の画面表示システムの機能構成)
図4は、一実施形態の画面表示システムSの機能構成を示す機能ブロック図である。
図4において、本実施形態の画面表示システムSを構成する情報処理装置1は、制御部50、第1の入力部51、記憶部52及び第1の通信部53を備える。また、本実施形態の画面表示システムSを構成する表示装置2は、制御部60、第2の入力部61、表示部62及び第2の通信部63を備える。情報処理装置1と表示装置2とは、第1の通信部53及び第2の通信部63が互いに無線LANを介して接続されている。
【0042】
制御部50は、情報処理装置1全体の制御を行う。この制御部50は、第1の表示制御部54及び第1の通信制御部55を備える。
【0043】
第1の表示制御部54は、情報処理装置1に対する設定信号を入力するための設定入力画面を表示装置2に表示させるための設定入力画面生成用信号を静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式で生成する。
【0044】
より詳細には、第1の表示制御部54は、記憶部52に格納されている設定入力画面データ520に基づき、設定入力画面をWebブラウザで生成するためのWebブラウザ表示用データを生成する。このWebブラウザ表示用データはマークアップ言語に基づくデータであることが好ましく、さらにはHTMLデータであることが好ましい。
【0045】
ここに、マークアップ言語とは、テキストファイル中に文書の構造や見栄えに関する指定を特定の記号(タグと呼ばれることが多い)を用いて記述した言語のことであり、マークアップ言語の一例としては、上述したHTML、及びSGML(Standard Generalized Markup Language)、XML(eXtensible Markup Language)、XHTML(eXtensible Hypertext Markup Language)などが挙げられる。本実施形態におけるWebブラウザ表示用データは、これらHTML、SGML、XML及びXHTMLそのもの、あるいは、これらの言語に対して拡張または限定を行った形式のうち、いずれかの形式の言語により記述されたものが含まれうる。このWebブラウザ表示用データは、PC等を用いて情報処理装置1に対する設定を行う場合に、このPC等に提供され、PC等のWebブラウザによって設定入力画面が表示される。
【0046】
また、第1の表示制御部54は、記憶部52に格納されている設定入力画面データ520に基づいて、設定入力画面を表示するための設定入力画面画像データを一時的に記憶部52に直接描画する。そして、第1の表示制御部54は、記憶部52に描画された設定入力画面画像データを静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式の操作入力画面生成用信号に変換(エンコード)する。
【0047】
好ましくは、この第1の表示制御部54は、生成した設定入力画面生成用信号を無線映像転送技術により、より好ましくはMiracast規格により第1の通信部53を介して表示装置2に送信する。Miracast規格はWiFi Allianceにより策定されたもので、ディスプレイ画面に表示される画像をWiFi Direct規格により他のディスプレイ画面に転送する技術である。また、このMiracast規格では、画像が転送された先において操作入力画面を重畳して表示し、選択入力信号を画像転送元に送信することが可能である。Miracast規格においては、ディスプレイ画面に表示される画像は動画形式に変換されて転送される。Miracast規格が定める動画形式はH.264/MPEG(Moving Picture Experts Group)−4 AVC(Advanced Video Coding)であり、従って、第1の表示制御部54は、設定入力画面を表示装置2に表示させるための設定入力画面生成用信号を、Miracast規格が定める動画形式で生成する。
【0048】
第1の通信制御部55は、第1の表示制御部54が生成した設定入力画面生成用信号を第1の通信部53を介して表示装置2に送出する。
【0049】
第1の入力部51は、外部入力機器または上述した入力指示部131から情報処理装置1に入力される各種データの入力を受け付け、入力された各種データを制御部50に入力し、あるいは記憶部52に格納する。好ましくは、第1の入力部51は、第1の表示制御部54が設定入力画面生成用信号を生成している際に、設定信号の入力を受け付ける。記憶部52は、情報処理装置1の各種制御、動作を行うためのデータが少なくとも一時的に格納するためのものであり、本実施形態の記憶部52には、設定入力画面を生成するための設定入力画面データ520が格納されている。
【0050】
第1の通信部53は、表示装置2を含む外部機器との間で無線によりデータの送受信を行う。より詳細には、第1の通信部53は、設定入力画面生成用信号を含む、制御部50、記憶部52内の各種データを、表示装置2を含む外部機器に無線送信し、また、表示装置2からの各種データを無線受信する。好ましくは、第1の通信部53は、第1の通信制御部55と協同して、WiFi Direct規格により表示装置2との間でデータの送受信を行う。
【0051】
一方、表示装置2の制御部60は表示装置2全体の制御を行う。この制御部60は、第2の表示制御部64及び第2の通信制御部65を備える。
【0052】
第2の表示制御部64は、情報処理装置1から送信された設定入力画面生成用信号を第2の通信部63を介して受信し、この設定入力画面生成用信号に基づいて表示部62の表示画面2aに設定入力画面を表示する。好ましくは、この第2の表示制御部64は、Miracast規格に準拠して、情報処理装置1から送信された設定入力画面生成用信号に基づいて表示部62の表示画面2aに設定入力画面を表示する。さらに好ましくは、第2の表示制御部64は、表示部62の表示画面に設定入力画面を表示している際に、設定信号を入力するための設定信号入力画面を設定入力画面に重畳して表示させるための設定信号入力画面生成用信号を生成する。かかる動作は、好ましくはMiracast規格に準拠して行われる。
【0053】
第2の通信制御部65は、第2の表示制御部64が生成した設定信号入力画面生成用信号を第2の通信部63を介して表示装置2に送出する。
【0054】
第2の入力部61は、外部入力機器やユーザから表示装置2に入力される各種データの入力を受け付け、入力された各種データを制御部60に入力する。表示部62は、制御部60から出力された設定信号入力画面生成用信号を含む画面表示用信号、及び情報処理装置1から送信された設定入力画面生成用信号に基づいて、表示画面2aに所定の画面を表示する。
【0055】
第2の通信部63は、情報処理装置1を含む外部機器との間で無線によりデータの送受信を行う。より詳細には、第2の通信部63は、第2の表示制御部64が生成した設定信号入力画面生成用信号を含む、制御部60内の各種データを、情報処理装置1を含む外部機器に無線送信し、また、情報処理装置1を含む外部機器からの設定入力画面生成用信号等の各種データを無線受信する。好ましくは、第2の通信部63は、第2の通信制御部65と協同して、WiFi Direct規格により情報処理装置1との間でデータの送受信を行う。
【0056】
以上の構成において、制御部50及び制御部50を構成する第1の表示制御部54及び第1の通信制御部55は主にCPU10及び無線LANインタフェース16により構成され、第1の入力部51は主に入出力デバイス13により構成され、記憶部52は主にROM11、RAM12及びHDD部15により構成され、そして第1の通信部53は主にネットワークインタフェース14及び無線LANインタフェース16により構成される。また、制御部60及び制御部60を構成する第2の表示制御部64及び第2の通信制御部65は主にCPU30により構成され、第2の入力部61は主に入出力デバイス36により構成され、表示部62は主に表示デバイス33により構成され、第2の通信部63は主に無線LANインタフェース37により構成される。
図4に示す情報処理装置1及び表示装置2の各機能部の動作については後に詳述する。
【0057】
(一実施形態の画面表示システムの動作)
次に、
図5及び
図6のシーケンス図を参照して、本実施形態の画面表示システムSの動作について説明する。
【0058】
図5は、本実施形態の画面表示システムSにおける情報処理装置1と表示装置2とのペアリング動作の概要を説明するためのシーケンス図である。
図5においては、情報処理装置1のみ動作を行っているものとする。まず、ステップS1では、情報処理装置1の第1の通信部53が、情報処理装置1の周囲にProbe Requestパケットを送信してその応答パケットが到来するのを待機することで、情報処理装置1と通信を行う他のデバイスが検出されるのを待機している。この状態で、ステップS2で表示装置2の電源スイッチ等が操作されてこの表示装置2の電源がONされる。
【0059】
あるいは、表示装置2の電源スイッチ等が操作されることを契機に、さらにあるいは、表示装置2の制御部60において特定のアプリケーションソフトが起動されることを契機に、表示装置2が、この表示装置2と通信を行う他のデバイスである情報処理装置1を検出してもよい。
【0060】
ステップS3では、上述のステップS1から引き続き、情報処理装置1の第1の通信部53がProbe Requestパケットを送信し、ステップS4では、表示装置2の第2の通信部63がこのProbe Requestパケットを受信する。
【0061】
情報処理装置1とのペアリングを希望するユーザは、ステップS5において表示装置2の入力指示部361を操作することでペアリングの指示を行う。入力指示部361の操作は、ペアリング動作開始及びWPS(Wi-Fi Protected Setup)開始の指示を行うためのものである。WPSの詳細については後述する。
【0062】
ステップS6では、表示装置2の第2の通信制御部65、第2の通信部63及び情報処理装置1の第1の通信制御部55、第1の通信部53が、これら表示装置2及び情報処理装置1によりWiFi Direct規格におけるグループを形成するためのネゴシエーション動作(Group Ownerネゴシエーション)を行う。通常、このGroup Ownerネゴシエーション動作は、Probe Requestパケットを受信した無線LANデバイス、ここでは表示装置2が、このProbe Requestパケットに対する応答としてGo Negotiation Requestフレームを送信することで開始する。このGo Negotiation RequestフレームにはWPS IE(Information Element)が含まれるが、
図5では説明を明確化するためにWPSネゴシエーションについては別ステップ(ステップS7)で行うように説明している。
【0063】
次いで、ステップS7では、表示装置2の第2の通信制御部65、第2の通信部63及び情報処理装置1の第1の通信制御部55、第1の通信部53が、これら表示装置2及び情報処理装置1が無線LANによる通信を行う際の通信設定を行うWPSネゴシエーション動作を行う。WPSは、無線LANの接続の際に必要となるSSID(Service Set Identifier)の設定、暗号キー等の設定を簡易に行うための動作である。WPSにはPIN(Personal Identification Number)コード方式とプッシュボタン方式との2種類があるが、本実施形態ではプッシュボタン方式を採用している。ステップS7におけるWPSネゴシエーションでは、情報処理装置1及び表示装置2との間での無線LANによる無線通信を行う際の認証方式、暗号化方式、暗号キー、SSID等無線設定に関する情報をやり取りして、これらの間における無線設定を決定する。
【0064】
ステップS8では、情報処理装置1の第1の通信制御部55、第1の通信部53が、WiFi Direct規格に基づいて、表示装置2に対してマウス及びキーボードの接続要求を送信し、ステップS9では、表示装置2の第2の通信制御部65、第2の通信部63が、この接続要求を受け付けたことを送信する。以上の動作により、ステップS10及びステップS11において情報処理装置1及び表示装置2のペアリング動作が完了し、また、表示装置2のマウス及びキーボードの接続が完了する。ここに、「マウス及びキーボード」とは、実際には表示装置2の第2の入力部61に相当する。
【0065】
ステップS12では、表示装置2の第2の通信制御部65、第2の通信部63及び情報処理装置1の第1の通信制御部55、第1の通信部53が、Miracast規格に準拠して画像の送受信を行うためのネゴシエーション動作(Miracastネゴシエーション)を行う。具体的には、ステップS12では、情報処理装置1及び表示装置2のデバイス能力(画像の解像度、画像及び音声のエンコード方式など)を把握し、Miracast規格に基づく画像の送受信が可能であることを確認する。
【0066】
次いで、
図6は、Miracast規格に準拠して情報処理装置1の設定入力画面を表示装置2に表示する動作の概要を説明するためのシーケンス図である。まず、ステップS20では、情報処理装置1の第1の表示制御部54が、記憶部52内に格納されている設定入力画面データ520を読み出し、設定入力画面画像データを生成する。次いで、ステップS21では、第1の表示制御部54が、ステップS1で生成した設定入力画面画像データを、Miracast規格に準拠して送信可能な動画形式の設定入力画面生成用信号に変換(エンコード)することで、この設定入力画面生成用信号を生成する。
【0067】
ステップS22では、第1の通信制御部55及び第1の通信部53が、ステップS21において生成された設定入力画面生成用信号を表示装置2に送信する。ステップS23では、表示装置2の第2の通信部63がこの設定入力画面生成用信号を受信し、受信した設定入力画面生成用信号を制御部60の第2の表示制御部64に送出する。そして、第2の表示制御部64は、この設定入力画面生成用信号に基づいて、表示部62の表示画面2aに設定入力画面を表示する。この設定入力画面には、設定信号入力画面を表示させるためのボタンが表示されているものとする。
【0068】
ステップS24では、設定信号入力画面を表示させるためのボタンをユーザが操作するのを待ち、ユーザがこのボタンを操作したことを第2の入力部61が検出したら、第2の入力部61はその検出結果を制御部60に送出し、ステップS25に移行する。ステップS25では、第2の表示制御部64が設定信号入力画面生成用信号を生成し、この設定信号入力画面生成用信号に基づいて、表示部62の表示画面2aに、設定信号入力画面に重畳して設定信号入力画面を表示させる。なお、
図5のステップS11に示すように、表示装置2のキーボードの接続設定が既にされているので、この設定信号入力画面は、表示装置2が備えるソフトウェアキーボード等を用いることが可能である。
【0069】
ステップS26では、この設定信号入力画面が表示されている状態で、ユーザが第2の入力部61を操作して設定信号を入力するのを待ち、ユーザが設定信号を入力したことを第2の入力部61が検出したら、第2の入力部61はこの設定信号を制御部60に送出し、ステップS27に移行する。ステップS27では、第2の入力部61を介して入力された設定信号を制御部60が受け入れ、ステップS28では、第2の通信制御部65及び第2の通信部63が、第2の入力部61を介して入力された設定信号を情報処理装置1に送信する。情報処理装置1の制御部50は、第1の通信部53を介して設定信号を受信し、この設定信号に基づいて設定入力の内容を必要に応じて変更する。なお、設定入力画面が、いわゆるラジオボタンやチェックボックスのように選択入力を許容するものである場合は、
図5のステップS11に示すように、表示装置2のマウスの接続設定が既にされているので、設定信号入力画面を表示せずに、ユーザが設定入力画面上のラジオボタン等をタッチすることにより、第2の入力部61がこのタッチ動作を検出し、この第2の入力部61が選択入力信号としての設定信号を出力することも可能である。
【0070】
ステップS29では、表示装置2の電源がOFFされたか否かが判定され、電源がOFFされていない(ステップS29においてNO)場合は、プログラムはステップS24に戻り、ステップS24〜S29の動作が繰り返される。一方、電源がOFFされた(ステップS29においてYES)場合は、ステップS30において設定入力を完了し、情報処理装置1とのペアリングが解除される。一方、表示装置2の電源がOFFされたことで、この表示装置2からのパケットを情報処理装置1が受信できなくなる。情報処理装置1の制御部50は、表示装置2からのパケットが一定時間到来しない場合は表示装置2の電源がOFFされたものと判断し、ステップS30で情報処理装置1の設定を完了し、表示装置2とのペアリングを解除する。
【0071】
(一実施形態の画面表示システムの効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態の画面表示システムSでは、情報処理装置1の第1の表示制御部54が、設定入力画面を表示装置2の表示画面2aに表示するための設定入力画面生成用信号を静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式で生成しているので、PC等、HTMLデータに基づく表示が可能な機器に限らず、情報処理装置の設定を多様な機器において確認することが可能となる。加えて、スマートフォン、タブレット端末のようにHTMLデータを表示可能なブラウザを備えた機器においても、設定入力画面のレイアウト等を崩すことなく表示することができ、この面からも、情報処理装置の設定を多様な機器において確認することが可能となる。
【0072】
また、本実施形態によれば、表示装置2の表示能力や機能によらず、共通のUI(User Interface)画面である操作入力画面を表示装置2の表示画面2aに表示することができる。これにより、表示装置2の機種を問わず、共通のUI画面をユーザに提供することができる。特に、情報処理装置1の機能向上や新規操作入力画面の提供等、情報処理装置1が提供する操作入力画面に変化があったために、従前、表示装置2において表示可能であった操作入力画面の少なくとも一部、特に新規に提供されるようになった操作入力画面が表示装置2において表示できなくなることがあり得るが、本実施形態の情報処理装置1によれば、機能向上等があっても表示装置2において操作入力画面が表示できないという事態を避けることができる。
【0073】
加えて、本実施形態では、設定入力画面生成用信号を無線により表示装置2に送出しているので、情報処理装置1と表示装置2との間の配置の自由度を高めた状態で、情報処理装置1に対する設定動作を行うことが可能になる。これにより、情報処理装置1の設定動作を行う場所の制約を緩和することが可能になる。
【0074】
特に、本実施形態では、Miracast規格に準じた手順で操作入力画面生成用信号を表示装置2に送出しているので、Miracast規格に準拠して画面表示を行う機能を有するスマートフォン、タブレット端末等によっても設定入力画面を表示することができる。近年のスマートフォン、タブレット端末はMiracast規格に準拠して画面表示を行う機能を有するものが多く、ユーザが元々所有しているスマートフォン等を用いて情報処理装置1の操作入力を行えるメリットは大きい。
【0075】
(変形例)
なお、本発明の画面表示システムSは、その詳細が上述の一実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。一例として、一実施形態では情報処理装置1の第1の表示制御部54が設定入力画面データ520に基づいて直接設定入力画面を描画することで設定入力画面画像データを生成していたが、第1の表示制御部54はHTMLデータによるWebブラウザ表示用データを生成する機能も有しているので、この第1の表示制御部54にWebブラウザ部を設けてこのWebブラウザ部により設定入力画面画像データを生成してもよい。さらに、第1の表示制御部54に、設定入力画面画像データを記憶部52に一時的に書き込むキャプチャ部及びこのキャプチャ部により書き込まれた設定入力画面画像データを静止画形式及び動画形式の少なくとも一方の形式の設定入力画面生成用信号に変換するエンコーダ部を設けてもよい。
【0076】
さらに、上述の一実施形態では、表示装置2が1台の情報処理装置1に接続される構成についてのみ説明したが、複数台の情報処理装置1が表示装置2に接続されていてもよい。
【0077】
さらに、Miracast規格では情報処理装置1及び表示装置2のデバイス能力を互いに検出しているので、表示装置2のデバイス能力に基づいて情報処理装置1の第1の表示制御部54が設定入力画面生成用信号を生成してもよい。一例として、第1の表示制御部54は、表示装置2の表示画面2aの解像度 (画素数等)に対して適切な解像度を有する設定入力画面生成用信号を生成してもよい。
【0078】
さらに、上述の一実施形態では第1の表示制御部54が生成した設定入力画面生成用信号を、第1の通信制御部55がMiracast規格に準じた手順で第1の通信部53を介して表示装置2に送出していたが、設定入力画面生成用信号を表示装置2に送出する手順はMiracast規格に限定されず、既知の無線映像転送技術が当然のように適用可能である。このような無線映像転送技術の一例としては、WHDI(Wireless Home Digital Interface)、WirelessHD、WiGig(Wireless Gigabit)、AirPlay(登録商標)等が挙げられる。
【0079】
そして、上述の各実施形態において、情報処理装置1及び表示装置2を動作させるプログラムはROM11、HDD部15等に格納されて提供されていたが、不図示の光学ディスクドライブ、USBインタフェース132、363等を用いて、プログラムが格納されたDVD(Digital Versatile Disc)、USBフラッシュメモリ装置、メモリーカード等を接続し、このDVD等からプログラムを情報処理装置1、表示装置2に読み込んで動作させてもよい。また、WAN7上の外部サーバ8内にプログラムを格納しておき、ネットワークインタフェース14を介してこのプログラムを情報処理装置1に読み込んで動作させてもよい。さらに、上述の各実施形態において、情報処理装置1、表示装置2は複数のハードウェア要素により構成されていたが、これらハードウェア要素の一部の動作をCPU10、30がプログラムの動作により実現することも可能である。加えて、上述の各実施形態ではHDD部15を用いていたが、HDD部15以外の記憶媒体、一例としてSSD(Solid State Drive)装置やメモリーカード等の周知の記憶媒体を用いることも可能である。